JP3043562U - 衣服用ハンガー - Google Patents

衣服用ハンガー

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JP3043562U
JP3043562U JP1997004720U JP472097U JP3043562U JP 3043562 U JP3043562 U JP 3043562U JP 1997004720 U JP1997004720 U JP 1997004720U JP 472097 U JP472097 U JP 472097U JP 3043562 U JP3043562 U JP 3043562U
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輝幸 金城
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輝幸 金城
株式会社サンローラ
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Abstract

(57)【要約】 【課題】可動部材と肩本体とが、ガタつくことがなく、
しかも、可動部材を肩本体に対して常時円滑に可動操作
し得る衣服用ハンガーを提供する。 【解決手段】吊下げ用フック部に支持されて左肩部3と
右肩部とを備え、左肩部3と右肩部との各々は、長尺状
の肩本体5と、肩本体5の長手方向に可動し得る長尺状
の可動部材6とを備えている。肩本体5は、長溝54
と、複数の係合凹部57…57を有する摺動用部56と
を備えている。可動部材6は、可動部材6と一体に形成
された可撓性を有する棒状の係止片61が備えられてい
る。又、係止片61の先端には、係合突起63、63を
有する摺動片62が備えられ、この摺動片62が長溝5
4に通されるこにより、係止片61が撓んで付勢状態で
摺動片62が摺動用部56に摺動可能に係止されるとと
もに、摺動片62の摺動に際して摺動片62の係合突起
63が摺動用部56における適宜位置の係合凹部57…
57に嵌まり込むものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本願考案は、衣服用ハンガー、詳しくは肩部の長さ調整可能な衣服用ハンガー の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、吊下げ用フック部と、この吊下げ用フック部に支持され吊下げ用フ ック部の左右両側方に配設された左肩部及び右肩部を有する衣服用ハンガーは、 広く知られている。しかし、左肩部及び右肩部が相当な長さを有するため、保管 時等に嵩張ってしまう。又、例えば大人と子供の衣服では、肩幅の寸法が異なる ために兼用できず、夫々の衣服に適合した左肩部及び右肩部の長さを有する衣服 用ハンガーを使用しなければならない。このようなことから、本考案者は、左肩 部及び右肩部を伸縮できるようにした衣服用ハンガーを開発した。 この伸縮自在な衣服用ハンガーは、左肩部及び右肩部各々を、肩本体a、aと 、下面を開口した長尺状の可動部材b、bとを設けたものである。詳しくは、図 7(A)(B)(C) に示すように肩本体a各々の上面に、長手方向に沿って穿設して長 溝cと、長溝cの下方側に長溝cに沿って設けた摺動用部d、dとを備え、又、 長溝cの前後両側面には、複数の係合凹部c1…c1を長溝c、cに沿って形成 し、一方、各可動部材bの上面の内面に、下方側に突設させた係止片fを備え、 又、この係止片fの前後両内壁面には、長溝cの溝幅L2より幅を広くした係合 突起f1を備えるとともに、下端側先端に長溝cの溝幅L2より幅を広くした摺 動部gを備えたものとする。そして、係止片f、fを、長溝cに上方側から通す ことにより、肩本体aと可動部材bとが係止し、その状態から可動部材bを押引 操作すれば摺動部gが摺動用部dを摺動して可動部材bが肩本体aに対して可動 し、これにより、左肩部及び右肩部の長さを適宜伸縮できる。又、その可動部材 bが肩本体aに対して可動するに際して、係合突起f1が適宜位置の係合凹部c 1に嵌まり込んで係合し、肩本体aに対する可動部材bの位置決めをすることが できる。
【0003】 ところが、このものにおいては、肩本体aの上面から摺動用部d、dまでの摺 動用部dの高さHと、可動部材bにおける上面c1の内面から係止片f、fの摺 動部gまでの摺動部gの高さとが同一でない場合、例えば摺動用部dの高さHよ り摺動部gの他さが高い場合には、可動部材bと肩本体aとが、ガタついた状態 になってしまい、一方、摺動用部dの高さHより摺動部gの高さが低い場合には 、摺動部gと摺動用部d、dとの抵抗が大きくなって摺動操作が困難になってし まう。そのため、摺動用部dの深さHと摺動部gの高さを同一寸法に形成してお く必要があるが、両者を同一寸法に形成するのは難しく、しかも、コスト高にな ってしまう。又、仮に同一寸法に形成できたとしても、複数回、使用した後は、 摺動部gと摺動用部d、dとの摺動面が磨耗により、擦り減ってしまい、その結 果、可動部材bと肩本体aとが、がたついた状態になってしまう。 又、肩本体aに対する可動部材bの可動に際して係合突起f1が適宜位置の係 合凹部c1に合致すると自然と嵌まり込むことができるように、係合突起f1の 幅を、長溝cの溝幅より広く形成しているため、係合突起f1を、係合凹部c1 から外す際や長溝c内を移動させる際には、長溝cの溝幅を広げながら移動させ なければならず、抵抗が大きく、肩本体aに対する可動部材bの可動操作を円滑 に行えない。又、この場合において、係合突起f1の幅を薄くして係合凹部c1 から外す際や長溝c、c内を移動させる際の抵抗を小さくすることも考えられる が、その場合は、係合突起f1が係合凹部c1に入り込まずに係合できない場合 が生じ、また、係合突起f1が係合凹部c1に入り込んだとしても簡単に外れる おそれがあるとともに、使用による磨耗によって係合できなくなってしまう。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本願考案は、以上の実情に鑑み提案されたもので、可動部材と肩本体とが、が たつくことがなく、しかも、可動部材を肩本体に対して常時円滑に可動操作し得 る衣服用ハンガーを提供することを第1の目的とする。
【0005】 本願考案は、肩本体に対する可動部材の位置決めを確実に行え、しかも、肩本 体に対する可動部材の可動操作を円滑に行い得る衣服用ハンガーを提供すること を第2の目的とする。
【0006】 本願考案は、製作容易で、低コストで製作し得る衣服用ハンガーを提供するこ とを第3の目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本願考案は、以下の特徴を有する衣服用ハンガーを提供することにより上記課 題を解決する。 本願第1の考案は、吊下げ用フック部1と、この吊下げ用フック部1に支持さ れた左肩部3及び右肩部4とを備える。 左肩部3と右肩部4との各々は、長尺状の肩本体5と、肩本体5の長手方向に 沿って可動することにより各肩部3、4を伸縮し得る長尺状の可動部材6とを備 える。 肩本体5又は可動部材6の一方側には、長手方向に沿って形成された長溝54 と、長溝54に沿う摺動用部56とが備えられ、肩本体5又は可動部材6の他方 側には、肩本体5と可動部材6とを係止するための係止片61が備えられる。 係止片61は、摺動片62と、摺動片62を付勢する付勢手段とを備える。又 、この摺動片62は、長溝54に通されることにより、摺動片62が摺動用部5 6に摺動可能に係止され得るようになされる。付勢手段は、長溝54に通された 摺動片62を常時摺動用部56側に付勢するものである。 そして、この付勢手段によって、摺動片62が常時摺動用部56に当接し得る ようになされたものである。
【0008】 本願第2の考案は、本願第1の考案に係る係止片61が、可撓性を有する棒状 体から構成される。又、この係止片61の一端側が、肩本体5又は可動部材6に 接続され、係止片61の他端側に、摺動片62が備えられる。そして、摺動片6 2が長溝54に通されるに伴って、係止片61が撓んだ状態で摺動用部56に係 止されるものである。そして、この係止片62の撓みによる弾性力によって、摺 動片62が常時摺動用部56側に付勢されるものである。
【0009】 以上のように構成された本願第1の考案においては、係止片61の摺動片62 を、付勢手段によって摺動用部56に常時当接し得るように摺動用部56側に付 勢するため、従来のように摺動片62の高さと摺動用部56の高さを同一寸法に しなくても、摺動片62を、常時摺動用部56に当接させながら円滑に摺動させ ることができ、摺動片62と摺動用部56とが、がたつくようなことを防止でき るとともに、摺動の抵抗が大き過ぎて摺動操作が困難になるようなことを防止で きる。しかも、使用によって磨耗した場合でも、摺動片62を、常時摺動用部5 6に当接させながら摺動させることができ、摺動片62と摺動用部56とが、が たつくようなことを防止できる。
【0010】 本願第2の考案においては、係止片61を、可撓性を有する棒状体から構成し 、この係止片61の一端側を、肩本体5又は可動部材6に接続し、係止片61の 他端側に、摺動片62を備え、そして、摺動片62を長溝54に通すに伴って、 係止片61を撓んだ状態で摺動用部56に係止するものとする。こうすることに より、この係止片62の撓みによる弾性力によって、摺動片62を常時摺動用部 56側に付勢させることができる。これにより、バネ等の付勢部材を必要とせず 、簡単な構成で済ませることができ、製作容易なものにできる。
【0011】
【考案の実施の形態】
以下、図面に基づき本願考案の衣服用ハンガーの一実施形態を説明する。 図1は、本願考案の一実施形態の衣服用ハンガーの正面図である。
【0012】 この実施形態の衣服用ハンガーは、吊下げ用フック部1と、この吊下げ用フッ ク部1に支持されて左方側に伸ばされた左肩部3と、吊下げ用フック部1に支持 されて右方側に接続された右肩部4とから構成されている。
【0013】 吊下げ用フック部1は、上部に掛け部11を備え、この掛け部11を他部材に 掛けることにより、この衣服用ハンガーを他部材に吊るすことができるようにな されている。吊下げ用フック部1の下部は、左肩部3及び右肩部4に回動自在に 、且つ上下移動可能に接続され、これらを支持し得るようになされている。 左肩部3と右肩部4とは、同一のものから構成され、左右対称に配設されてい る。以下、これらの説明を左肩部3の一方について行い、右肩部4の説明を省略 する。
【0014】 左肩部3は、合成樹脂からなる長尺状の肩本体5と、合成樹脂からなる長尺状 の可動部材6とを備えている。
【0015】 肩本体5は、図2(A)(B)(C)(D)に示すように下面が開放された断面U字状のも のから構成されている。肩本体5の外周には、可動部材6を嵌合させる可動部材 嵌合部53が形成されている。この可動部材嵌合部53は、前側面、上面及び後 側面の一部を可動部材6の板厚分だけ窪ませることにより形成され、この可動部 材嵌合部53に可動部材6を嵌合させた場合、図5に示すように両者の外周面が 略面一となるようになされている。又、この可動部材嵌合部53には、上面の前 後中央に長手方向に沿って上面を貫通するように穿設された長溝54が備えられ ている。この長溝54の下方側は、図2(D) に示すように二つの延設片55、5 5によって形成されている。詳しくは、これらの延設片55、55は、肩本体5 の上面の内壁から下方側に略平行に突出するようにして長溝54の全長に渡って 延設されることにより、長溝54が延設片55、55の突出長さ分だけの深さを 有するものとされている。そして、これらの延設片55、55の下端面各々は、 後述する可動部材6における係止片61の摺動片を摺動自在に係止させる摺動用 部56、56をなしている。又、摺動用部56、56は、図4に示すように複数 の係合凹部57…57を備えている。これらの係合凹部57…57各々は、断面 略半円形状をなし、二つの延設片55、55のもの同士が対をなすようにして長 手方向に沿って等間隔毎に設けられている。尚、これらの延設片55、55の前 後方向の厚さをなす肉厚は、横方向(厚さ方向)の力に対し自在に撓める程度の 厚さとされている。尚、本実施形態では、左肩部3の肩本体5と、右肩部4の肩 本体5とは、一体的に形成されている。
【0016】 可動部材6は、図3(A)(B)(C) に示すように肩本体5と同様に下面の開放され た断面U字状のものから構成されている。この可動部材6の内幅は、肩本体5の 可動部材嵌合部53における外幅と同程度とされ、可動部材6が肩本体5の可動 部材嵌合部53に、開放された下面側から嵌合して略全面が当接するようになさ れている。又、可動部材6の右側の先端下部には、棒状の係止片61が備えられ ている。この係止片61は、肩本体5と可動部材6とを取付けるためのもので、 その前後幅L1が長溝54の溝幅L2(図2(D) に図示)より狭いものから構成 されている。本実施形態における係止片61は、可動部材6の上面における所定 間隔だけ隔てた二か所を、右端から左方側に所定の長さ範囲に渡って切り放した 形状とされ、可動部材6と一体成形されることにより、可動部材6の上面の略前 後中央に長手方向に伸びた棒状に形成されている。このようにして形成された係 止片61は、可撓性を有し、例えば係止片61の先端側が下方に押圧されると全 体が湾曲状に撓み、その押圧を止めると撓みによる弾性によって復元する。
【0017】 又、この係止片61の先端側には、四角柱状の摺動片62が備えられている。 この摺動片62の上端は、係止片61の前後両側に突出し、上端幅L3が長溝5 4の溝幅L2より広く、下端幅L4が長溝54の溝幅L2より狭く形成されるこ とにより、前後両側面が上端から下端に行くに従い漸次肉厚の薄くなるテーパー 状になされている。また、この摺動片62の上面から可動部材6における上面の 内壁面までの高さH1は、通常状態で、肩本体5における上面から延設片55、 55の摺動用部56、56までの高さH2(図2(D) に示す)より高くなるよう に設定されている。又、摺動片62の上面における前部と後部各々には、上方に 突設された係合突起63、63が備えられている。これらの係合突起63、63 は、摺動用部56、56の係合凹部57…57に嵌まり込んで係合し得るように 形成されている。
【0018】 次に、この衣服用ハンガーの使用方法について説明する。 まず、肩本体5に可動部材6を取り付けるには、可動部材6を、肩本体5の可 動部材嵌合部53に上方側から嵌め入れながら、係止片61の摺動片62を下方 側に押圧する。これにより、係止片61が湾曲状に撓み、摺動片62を肩本体5 の長溝54に押し込むことができる。又、この摺動片62の長溝54への押し込 みに際しては、摺動片62の下端幅が長溝54の溝幅より狭く、且つ、前後両側 面がテーパー状に形成されており、しかも、長溝54の下部を形成した延設片5 5、55が摺動片62の押し込みに伴い撓んでその溝幅を広げるため、容易に押 し入れることができる。そして、摺動片62が長溝54を通り抜けた後は、可動 部材6の押圧を止めれば、湾曲状に撓んだ係止片61の弾性によって摺動片62 が上方側に付勢されているため、摺動片62の上面側が肩本体5における延設片 55、55の摺動用部56、56に弾性力のかかった状態で当接する。これによ り、可動部材6が、肩本体5の可動部材嵌合部53に完全に嵌まり込むとともに 、摺動片62によって肩本体5から外れ止めされた状態になる。又、この状態で は、摺動片62と摺動用部56、56とが係止片61の弾性力によって常時当接 状態を維持する。従って、可動部材6と肩本体5とが、がたつくようなことを防 止できるとともに、可動部材6を押引操作しなくても自重等で肩本体5から勝手 に動いてしまうようなことを防止できる。以上により、肩本体5の長手方向と可 動部材6の長手方向とを合わせた状態で両者を取り付けることができ、肩本体5 と可動部材6とで左肩部3、右肩部4各々の長さを構成する。
【0019】 左肩部3や右肩部4の長さを長くする場合、例えば左肩部3の長さを長くする 場合には、図1に示す状態から肩本体5に対して可動部材6を、係止片61の弾 性に抗して左方側に引っ張る。これにより、可動部材6の摺動片62が、肩本体 5の摺動用部56、56を滑り動き、左肩部3の長さを伸ばすことができる。そ して、適宜位置の摺動用部56、56の係合凹部57…57に、摺動片62の係 合突起63、63が嵌まり込んで係合した状態にしておく。その際、摺動片62 が係止片61の弾性によって常時上方側に付勢されているため、摺動片62の係 合突起63、63と摺動用部56、56の係合凹部57…57とが合致すると、 自然に、確実に嵌まり込んで係合する。これにより、可動部材6を、肩本体5に その位置で確実に係止しておくことができ、その状態に維持しておくことができ る。従って、肩本体5に対する可動部材6に位置決めとして適したものにできる 。
【0020】 以上のように構成することにより、可撓性を有する係止片61を、可動部材6 の一部から構成でき、最も簡単な構成で良く、製作を容易且つ低コストなものに できる。
【0021】 尚、係止片61は、可動部材6の一部から構成する形態のものに限らず、別体 のものから構成し、可動部材6に取り付けるようにしても良い。又、本実施形態 では、可撓性を有する係止片61を使用して、係止片61の撓みによる弾性力を 付勢手段としているが、例えば可撓性を有しない係止片61を使用し、バネ等の 付勢部材を用いて係止片61の摺動片62を付勢するようにしても良く、適宜変 更し得る。
【0022】 又、本実施形態では、肩本体5に長溝54及び摺動用部56、56を設け、可 動部材6に摺動片62を有する係止片61を設けているが、この形態のものに限 らず、可動部材6に長溝54及び摺動用部56、56を設け、肩本体5に摺動片 62を有する係止片61を設けるようにしても良く、適宜変更し得る。
【0023】 更に、長溝54及び摺動用部56、56と、係止片61とは、肩本体5、可動 部材6各々の上面に一つだけ設けるものに限らず、例えば図6(A)(B)に示すよう に肩本体5の前後両側面又は一方の側面に長溝54及び摺動用部56、56を設 け、可動部材6の前後両側面又は一方の側面における対応する位置に係止片61 を設けるようにしても良く、適宜変更し得る。
【0024】 また、摺動片62の係合突起63、63及び摺動用部56、56の係合凹部5 7…57の形状は、特に限定されず、肩本体5に対する可動部材6の可動に際し 、両者が係合でき、可動部材6の可動操作に際して係合が外れる形状のものであ れば良い。又、係合凹部57…57の数についても特に限定されない。更に、本 実施形態では、摺動片62に係合突起63、63を設け、摺動用部56、56に 係合凹部57…57を設けているが、例えば摺動片62に係合凹部57…57を 設け、摺動用部56、56に係合突起63、63を設けるようにしても良く、適 宜変更し得る。
【0025】
【考案の効果】
以上、本願の第1の考案は、従来のように摺動片62の高さと摺動用部56の 高さを同一寸法にしなくても、摺動片62を、常時摺動用部56に当接させなが ら円滑に摺動させることができ、摺動片62と摺動用部56とが、がたつくよう なことを防止できるとともに、摺動の抵抗が大き過ぎて摺動操作が困難になるよ うなことを防止できる。しかも、使用によって磨耗した場合でも、摺動片62を 、常時摺動用部56に当接させながら摺動させることができ、摺動片62と摺動 用部56とが、がたつくようなことを防止できる。
【0026】 本願第2の考案は、係止片62の撓みによる弾性力によって、摺動片62を常 時摺動用部56側に付勢させることができる。これにより、簡単な構成で済ませ ることができ、バネ等の付勢部材を必要とせず、製作を容易且つ低コストに行い 得る経済的なものにできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願考案の衣服用ハンガーの一実施形態の正面
図である。
【図2】(A) は、左肩部における肩本体の要部拡大正面
図、(B) は、その平面図、(C)は、その底面図、(D)
は、(A) のII−II線断面図である。
【図3】(A) は、左肩部における可動部材の要部拡大平
面図、(B) は、その右側面図、(C) は、(A) のIII −II
I 線断面図である。
【図4】肩本体と可動部材とを組み付けた状態の要部拡
大横断面図である。
【図5】肩本体と可動部材とを組み付けた状態の拡大縦
断面図である。
【図6】(A) は、他の実施形態の要部拡大正面図、(B)
は、(A) のVI−VI線断面図である。
【図7】従来例に係り、(A) は、従来例の要部正面図、
(B) は、(A) のVII −VII 線断面図、(C) は、係合凹部
と係合突起とを係合させた状態の要部拡大断面図であ
る。
【符号の説明】
1 吊下げ用フック部 3 左肩部 4 右肩部 5 肩本体 6 可動部材 54 長溝 56 摺動用部 57 係合凹部 61 係止片 62 摺動片 63 係合突起

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】吊下げ用フック部(1) と、この吊下げ用フ
    ック部(1) に支持された左肩部(3) 及び右肩部(4) とを
    備え、 左肩部(3) と右肩部(4) との各々が、長尺状の肩本体
    (5) と、肩本体(5) の長手方向に沿って可動することに
    より各肩部(3)(4)を伸縮し得る長尺状の可動部材(6) と
    を備え、 肩本体(5) 又は可動部材(6) の一方側には、長手方向に
    沿って形成された長溝(54)と、長溝(54)に沿う摺動用部
    とが備えられ、肩本体(5) 又は可動部材(6) の他方側に
    は、肩本体(5) と可動部材(6) とを係止するための係止
    片(61)が備えられ、 係止片(61)が、摺動片(62)と、摺動片(62)を付勢する付
    勢手段とを備え、この摺動片(62)が、長溝(54)に通され
    ることにより、摺動片(62)が摺動用部(56)に摺動自在に
    係止され得るようになされ、付勢手段が、長溝(54)に通
    された摺動片(62)を常時摺動用部(56)側に付勢するもの
    であり、 この付勢手段によって、摺動片(62)が常時摺動用部(56)
    に当接し得るようになされたものであることを特徴とす
    る衣服用ハンガー。
  2. 【請求項2】係止片(61)が、可撓性を有する棒状体から
    構成され、この係止片(61)の一端側が、肩本体(5) 又は
    可動部材(6) に接続され、係止片(61)の他端側に、摺動
    片(62)が備えられ、この係止片(61)の摺動片(62)が長溝
    (54)に通されて摺動用部(56)に係止されるに伴って、係
    止片(61)が撓んだ状態に配位されるものであり、この係
    止片(62)の撓みによる弾性力によって、摺動片(62)が常
    時摺動用部(56)側に付勢されるものであることを特徴と
    する請求項1の衣服用ハンガー。
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