JP3233820B2 - 線材保持具 - Google Patents

線材保持具

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JP3233820B2
JP3233820B2 JP16148195A JP16148195A JP3233820B2 JP 3233820 B2 JP3233820 B2 JP 3233820B2 JP 16148195 A JP16148195 A JP 16148195A JP 16148195 A JP16148195 A JP 16148195A JP 3233820 B2 JP3233820 B2 JP 3233820B2
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康生 久藤
孝彦 稲荷
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Nifco Inc
Panasonic Holdings Corp
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Panasonic Corp
Nifco Inc
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、線材保持具に関し、特
にCRTの背面に沿わせる消磁コイルを保持するのに適
した線材保持具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】テレビジョン受像器のCRT(Cath
ord Ray Tube:所謂ブラウン管)は、電子
放射による磁気を消去するための消磁コイルを背面の適
所に沿わせる必要がある。
【0003】テレビジョン受像器は、外形寸法低減の要
望が近時ますます高まる傾向にあり、いきおいCRTと
キャビネットとの隙間が小さくなり、キャビネットに収
めた状態でCRTの所定の位置に消磁コイルを止めるこ
とは困難である。そのため、この消磁コイルは、キャビ
ネットに収容する前に粘着テープなどを用いてCRTの
背面に予め止め付けられることが一般的であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、この従来法
は、作業性を高め難い上、アース線との間隔にばらつき
が生じ易く、所期の消磁効果を安定的に得ることが困難
であった。
【0005】本発明は、このような従来技術の不都合を
解消するべく案出されたものであり、その主な目的は、
比較的容易に、且つばらつき無く消磁コイルを止め付け
ることのできる線材保持具を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的は、本発
明によれば、線材を抱持する湾曲した保持部が一端に設
けられ且つCRTの外周部に当接し得る舌片が他端に設
けられた帯板状部と、キャビネット内に於けるCRTの
外周部に隣接する位置に固定される基部とを有すると共
に、帯板状部の中間部と基部の遊端とを薄肉のヒンジ部
を介して一体的に連結した形状に、弾性に富む合成樹脂
材にて一体成形してなることを特徴とする線材保持具を
提供することによって達成される。
【0007】
【作用】このような構成によれば、キャビネット内の所
定の位置に線材保持具の基部を予め固定した状態では、
線材の保持部はキャビネットの壁面に近接した位置にあ
ってCRTの進入を妨げず、キャビネット内にCRTを
収める際には舌片がCRTに押されてヒンジ部を支点と
した帯板状部が材料自体の弾性をもって反転回動し、最
終的にはキャビネット内に収容された状態のCRTの背
面に線材の保持部が当接する。これにより、CRT背面
の正しい位置に消磁コイルなどの線材を保持することが
可能となる。
【0008】
【実施例】以下に添付の図面に示された具体的な実施例
に基づいて本発明の構成を詳細に説明する。
【0009】図1は、本発明に基づき構成された線材保
持具1を示している。この線材保持具1は、緩やかな円
弧状をなす幅の狭い帯板状部2と、キャビネット内に設
置されるCRTの外周部に隣接する位置に固定される基
部3とからなっており、帯板状部2の中間部と基部3の
遊端とを薄肉のヒンジ部4を介して一体的に連結した形
状に、弾性に富む合成樹脂材にて一体成形されている。
そしてヒンジ部4を支点として帯板状部2が傾動し得る
ようになっている。
【0010】帯板状部2の一端側には、太い線材として
の消磁コイルを抱持する湾曲した第1保持部5と、更に
その外側に細い線材としてのアース線を抱持する同じく
湾曲した第2保持部6とが設けられている。そして他端
側には、キャビネット内に設置した状態のCRTの外周
部に当接し得る舌片7が設けられている。
【0011】図2に想像線で示したように、キャビネッ
ト8内の所定の位置に線材保持具1の基部3を固定した
状態では、第1・第2両保持部5・6がキャビネット8
の側壁内面に近接する位置にあり、両保持部5・6はC
RT9の外面に干渉しないようになっている。
【0012】キャビネット8内にCRT9を進入させる
と、舌片7がCRT9に押されてヒンジ部4を支点とし
た帯板状部2が材料自体の弾性をもって反転回動し、最
終的には、キャビネット8内に収容された状態のCRT
9の背面に、帯板状部2の保持部5・6側の遊端が弾発
力を伴って当接する(図2の実線の状態)。
【0013】ここで帯板状部2と基部3とのヒンジ部4
の近傍には、互いに対向する位置に突起10・11がそ
れぞれ突設されており、帯板状部2が反転回動すると、
基部3の突起11のヒンジ部4側の面に帯板状部2の突
起10が係止し、舌片7がCRT9に強く押されても、
ヒンジ部4に過大なせん断応力が生じないようになって
いる。
【0014】キャビネット8内にCRT9を設置した後
に、線材としての消磁コイル12並びにアース線13を
各保持部5・6にそれぞれ押し込むと、湾曲した保持部
5・6の開口部が線材12・13にて押し広げられる。
そして各保持部5・6内に各線材12・13が完全に入
り込むと、開口部が弾性的に復帰して線材12・13を
脱落しないように保持する。
【0015】このようにして、消磁コイル12とアース
線13とが、CRT9の背面に対して正しい位置に保持
されることとなる。
【0016】
【発明の効果】このように本発明によれば、線材の保持
を簡単かつ確実に行うことができる。本保持具を例えば
CRTの消磁コイルの保持に用いれば、帯板状部が弾性
変形してCRTの背面に線材保持部が自然に近接するた
め、消磁コイルとCRTとの間隔精度を高めることがで
きることから、所期の消磁効果をばらつきなく得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による線材保持具の斜視図。
【図2】本発明による線材保持具をテレビジョン受像器
に適用した状態を示す要部断面図。
【符号の説明】
1 線材保持具 2 帯板状部 3 基部 4 ヒンジ部 5 第1保持部 6 第2保持部 7 舌片 8 キャビネット 9 CRT 10・11 突起 12 消磁コイル 13 アース線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平4−27687(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01J 29/00 H04N 9/29

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 線材を抱持する湾曲した保持部が一端に
    設けられ且つCRTの外周部に当接し得る舌片が他端に
    設けられた帯板状部と、キャビネット内に於けるCRT
    の外周部に隣接する位置に固定される基部とを有すると
    共に、前記帯板状部の中間部と前記基部の遊端とを薄肉
    のヒンジ部を介して一体的に連結した形状に、弾性に富
    む合成樹脂材にて一体成形してなることを特徴とする線
    材保持具。
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