JP3573333B2 - 消磁コイル保持構造及び保持具 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、陰極線管(CRT)に消磁コイルを保持させる消磁コイル保持構造及び保持具に関する。
【0002】
【従来の技術】
CRTを用いた映像表示装置においては、地磁気等の外部磁界によってCRTのシャドウマスクが帯磁することを防ぐため、CRTに消磁コイルを取り付け、この消磁コイルに電流を流してシャドウマスクを消磁するようにしている。
【0003】
図10は従来の消磁コイル保持構造を示す図、図11は従来の消磁コイル保持構造で用いていた消磁コイル保持具を示す斜視図である。図10において、CRT1の4つの角部には、CRT1をキャビネット(図示せず)に固定するための固定用金具2が一体に設けられている。固定用金具2には、ねじ穴2aが形成されており、ねじ3をねじ穴2aに通し、ねじ3をキャビネットにねじ止めすることにより、CRT1を固定する。なお、CRT1は、後述する消磁コイル4をCRT1に装着した後に、キャビネットに固定する。
【0004】
CRT1の周囲部には、消磁コイル4が配置されている。固定用金具2には、例えば、ねじ穴2aを挟むように一対の小穴2bが形成されている。一方の小穴2bに消磁コイル保持具5を通すと共に、その消磁コイル保持具5を消磁コイル4に巻き付けてねじることにより、消磁コイル4をCRT1に保持させる。消磁コイル保持具5は、図11に示すように、針金5aをビニルカバー5bで覆ったものであり、例えば3mm程度の幅を有する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
以上説明した従来の消磁コイル保持構造においては、CRT1をねじ3によってキャビネットにねじ止めする際、ねじ3に装着したワッシャ3aが消磁コイル4の被覆を傷付けやすいという問題点があった。消磁コイル4の内部は1次側回路で、固定用金具2は2次側回路のアースであるため、消磁コイル4が固定用金具2に接触すると、絶縁耐圧不良となってしまう。
【0006】
そこで、消磁コイル保持具5を予め緩めておき、消磁コイル4がワッシャ3aに接触しないよう手で消磁コイル4をワッシャ3aより離した状態でねじ3を締め付け、その後、消磁コイル保持具5をねじり直して消磁コイル4を固定するという煩雑な作業が必要であった。このように、従来の消磁コイル保持構造及び保持具は、消磁コイル4をCRT1に取り付ける際の作業性が悪いという問題点があった。
【0007】
他の従来例として、特開平9−9177号公報に記載のものもあるが、この公報に記載のものは、構造が複雑でコストアップとなり、作業性もよくないという問題点があった。そこで、消磁コイル4をCRT1に取り付ける際の作業性がよく、しかも、低コストで実現できる消磁コイル保持構造及び保持具が望まれていた。
【0008】
本発明はこのような問題点に鑑みなされたものであり、消磁コイルを陰極線管に取り付ける際の作業性がよく、しかも、低コストで実現できる消磁コイル保持構造及び保持具を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上述した従来の技術の課題を解決するため、
(a)陰極線管(1)をキャビネットにねじ止めするための第1のねじ穴(2a)が形成された固定用金具(2)を有する陰極線管に消磁コイル(4)を保持させるための消磁コイル保持構造において、第2のねじ穴(50a1,51a1)を有し、前記固定用金具によって前記陰極線管を前記キャビネットにねじ止めするためのねじ(3)が前記第2のねじ穴に挿入されるねじ止め部(50a,51a)と、前記固定用金具の近傍に配置された消磁コイルを押さえる押さえ部(50b,51b)とよりなる金属製の消磁コイル保持具(50,51)を備え、前記第2のねじ穴の内径を、前記ねじのねじ山の外径より小さく、かつ、前記ねじのねじ山の頂上からねじ谷までの寸法より大きくすると共に、前記消磁コイル保持具における前記ねじ止め部の板厚を、前記ねじのねじ山のピッチより小さくし、前記押さえ部に、前記消磁コイルが傷付くことを防止する被覆(50 b1 ,51 b1 )を設けたことを特徴とする消磁コイル保持構造を提供し、
(b)陰極線管(1)をキャビネットにねじ止めするための第1のねじ穴(2a)が形成された固定用金具(2)を有する陰極線管に消磁コイル(4)を保持させるための消磁コイル保持具において、第2のねじ穴(50a1,51a1)を有し、前記固定用金具によって前記陰極線管を前記キャビネットにねじ止めするためのねじ(3)によって前記固定用金具に固定されるねじ止め部(50a,51a)と、前記ねじ止め部に連結し、前記固定用金具の近傍に配置された消磁コイルを押さえる押さえ部(50b,51b)とよりなり、前記ねじ止め部と前記押さえ部とは金属製の一体構造であり、前記押さえ部には前記消磁コイルが傷付くことを防止するための被覆(50 b1 ,51 b1 )が設けられており、前記ねじ止め部と前記押さえ部とは前記消磁コイルを押さえる前の初期状態において略L字状とされており、前記消磁コイルを押さえるに際して前記押さえ部が前記ねじ止め部方向に折り曲げられて前記消磁コイルを押さえるよう構成したことを特徴とする消磁コイル保持具を提供するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の消磁コイル保持構造について、添付図面を参照して説明する。図1は本発明の消磁コイル保持構造による消磁コイルの取付手順を示す斜視図、図2は本発明の消磁コイル保持構造で用いる消磁コイル保持具の一実施例を示す斜視図、図3は本発明の消磁コイル保持構造で用いる陰極線管固定用ねじの一例を示す側面図、図4は本発明の消磁コイル保持構造による作用を説明するための側面図、図5は図2に示す一実施例を用いて消磁コイルを保持させる場合の動作を説明するための斜視図、図6は本発明の消磁コイル保持構造で用いる消磁コイル保持具の他の実施例を示す斜視図、図7は図6に示す他の実施例にねじを挿入した状態を示す斜視図、図8は図6に示す他の実施例と共に用いて好適なエアドライバのビットを示す平面図、図9は図8に示すエアドライバのビットを用いて図6に示す他の実施例を陰極線管に取り付ける場合の動作を説明するための図である。なお、図1〜図9において、図10と同一部分には同一符号が付してある。
【0011】
まず、図2を用いて、本発明の消磁コイル保持構造で用いる消磁コイル保持具について説明する。図2に示すように、本発明の消磁コイル保持具50は、初期状態において、略L字状の金属板よりなる。消磁コイル保持具50は、ねじ穴50a1を有するねじ止め部50aと、後述する消磁コイル4を押さえる押さえ部50bとよりなる。この押さえ部50bには、消磁コイル4が傷付くことを防止するため、傷防止用熱収縮チューブ(被覆)50b1が被せてある。本実施例では、ねじ穴50a1の内径は4.75mm、消磁コイル保持具50(ねじ止め部50a)の板厚は0.5mmである。これらの寸法は、ねじ穴50a1に通すねじ3の寸法によって決定されるものである。
【0012】
図1(C)に示すように、キャビネット(図示せず)を伏せておき、そのキャビネットに、上方よりCRT1を配置しておく。図1(A)に示すように、消磁コイル保持具50のねじ穴50a1にねじ3を通し、磁化されたエアドライバのビット6の先端にねじ3を保持させる。そして、図1(C)に示すように、消磁コイル保持具50と共にねじ3を、CRT1に設けた固定用金具2のねじ穴2aまで移送する。このとき、後に詳述する理由により、消磁コイル保持具50は、ねじ3より脱落しない。従って、消磁コイル保持具50を手で押さえておく必要はない。
【0013】
次に、図1(D)に示すように、ねじ3を締め付け、CRT1をキャビネットにねじ止めすることにより、CRT1を固定する。CRT1のねじ3によるキャビネットへのねじ止めは、従来と同様、CRT1の4つの角部でそれぞれ行う。4つの固定用金具2の全てに消磁コイル保持具50と共にねじ3がねじ止めされたら、図1(E)に示すように、CRT1の周囲部に消磁コイル4を配置し、消磁コイル保持具50の押さえ部50bを折り曲げ、消磁コイル4を押さえ付けて固定する。消磁コイル4は、消磁効果が最も効果的な固定用金具2の近傍で固定されている。
【0014】
ここで、本発明の特徴部分である、消磁コイル保持具50がねじ3より脱落しないための構成について説明する。図3は、ねじ3の寸法を示している。図3に示すように、ねじ3のねじ山の外径は5.0mm、ねじ谷の外径は3.7mmである。また、ねじ山のピッチは1.5mmである。ねじ3のねじ山及びねじ谷は、ねじ3の長手方向に対して斜めに螺旋状に形成されているため、ねじ3が消磁コイル保持具50のねじ穴50a1に挿入されるときの実際の寸法は、ねじ山の頂上からねじ谷までの寸法、即ち、4.35mmとなる。なお、ねじ3のねじ山もしくはねじ谷の外径とは、径が順次小さくなっていくねじ3の先端部ではなく、その先端部を除いた径が一定となっている部分の径である。
【0015】
従って、消磁コイル保持具50のねじ穴50a1の内径は、ねじ3のねじ山の頂上からねじ谷までの寸法4.35mmより大きくなければならない。消磁コイル保持具50のねじ穴50a1の内径がねじ3のねじ山の外径5.0mmより大きければ、消磁コイル保持具50は当然ねじ3より脱落する。そこで、消磁コイル保持具50のねじ穴50a1の内径は、ねじ3のねじ山の外径5.0mmより小さく、かつ、ねじ3のねじ山の頂上からねじ谷までの寸法4.35mmより大きいことが必要である。図2に示すねじ穴50a1の内径4.75mmは、以上の条件を満たしている。
【0016】
さらに、消磁コイル保持具50の板厚が、ねじ山のピッチ1.5mmより大きければ、ねじ穴50a1の内周部には、ねじ山の頂上どうし(即ち、外径5.0mm)が接触することとなり、ねじ穴50a1の内径4.75mmでは、ねじ3を挿入することができない。そこで、消磁コイル保持具50の板厚を、ねじ山のピッチ1.5mmより小さくすれば、ねじ穴50a1にねじ3を挿入することができる。図2に示す消磁コイル保持具50の板厚0.5mmは、この条件を満たしている。消磁コイル保持具50をねじ3の先端部よりワッシャ3a方向へと移動させると、ねじ穴50a1の内周部がねじ3に接触しながら、微妙に偏心を繰り返して挿通されていく。なお、ねじ穴50a1を有するねじ止め部50aの板厚が、ねじ山のピッチ1.5mmより小さければよいので、押さえ部50bの板厚は任意である。
【0017】
このように、消磁コイル保持具50のねじ穴50a1の内径を、ねじ3のねじ山の外径より小さく、かつ、ねじ3のねじ山の頂上からねじ谷までの寸法より大きくし、さらに、消磁コイル保持具50の板厚を、ねじ3のねじ山のピッチより小さくすると、図4に示すように、ねじ3に挿入した消磁コイル保持具50は手を離すと自重で矢印方向に傾き、ねじ山がねじ穴50a1に引っ掛かる。従って、消磁コイル保持具50はねじ3より脱落しない。
【0018】
以上説明した本発明の消磁コイル保持構造においては、CRT1をねじ3によってキャビネットにねじ止めする際には、消磁コイル4をCRT1に装着していないので、ねじ3に装着したワッシャ3aが消磁コイル4の被覆を傷付けることはない。しかも、押さえ部50bを折り曲げるだけで消磁コイル4を固定することができるので、消磁コイル4をCRT1に取り付ける際の作業性が極めてよい。
【0019】
さらに、消磁コイル保持具50がねじ3より脱落しないので、作業者は、消磁コイル保持具50がねじ3より脱落しないよう注意を払ったり、消磁コイル保持具50を手で押さえる必要もない。従って、本発明の消磁コイル保持構造による作業性は、従来よりも大幅に向上する。また、消磁コイル保持具50は、金属板によって容易に形成できるので、極めて低コストで実現できる。
【0020】
図5は、図1(C),(D),(E)の手順を詳細に示している。図5に示すように、消磁コイル保持具50をCRT1の固定用金具2に取り付けるには、消磁コイル保持具50の回転防止のため、消磁コイル保持具50の押さえ部50bを手で押さえておく必要がある。なお、図5においては、ワッシャ3aを省略している。
【0021】
図6は、消磁コイル保持具50をCRT1の固定用金具2に装着する際に、消磁コイル保持具50が回転しないようにするのに好適な他の実施例を示すものである。なお、図6に示す他の実施例を消磁コイル保持具51と称することとする。図6において、本発明の消磁コイル保持具51は、初期状態において、略L字状の金属板よりなる。消磁コイル保持具51は、ねじ穴51a1を有するねじ止め部51aと、消磁コイル4を押さえる押さえ部51bとよりなる。この押さえ部51bには、消磁コイル4が傷付くことを防止するため、傷防止用熱収縮チューブ(被覆)51b1が被せてある。
【0022】
消磁コイル保持具51のねじ穴51a1の内径やねじ止め部51aの板厚は、消磁コイル保持具50と同様に設定している。即ち、消磁コイル保持具51のねじ穴51a1の内径を、ねじ3のねじ山の外径より小さく、かつ、ねじ3のねじ山の頂上からねじ谷までの寸法より大きくし、さらに、ねじ止め部51aの板厚を、ねじ3のねじ山のピッチより小さくしている。これにより、図7に示すように、ねじ3に挿入した消磁コイル保持具51は手を離してもねじ3より脱落せず、ねじ3に保持される。
【0023】
消磁コイル保持具51が消磁コイル保持具50と異なるところは、ねじ止め部51aである。消磁コイル保持具51のねじ止め部51aの幅は、消磁コイル保持具50のねじ止め部50aの幅よりも広くなっている。消磁コイル保持具51のねじ止め部51aの幅は、固定用金具2の幅と略同一としている。ねじ止め部51aの幅を固定用金具2の幅と略同一とすることにより、次のようにして消磁コイル保持具51の回転を防止することができる。
【0024】
図8は、ねじ3を締め付けるためのエアドライバのビット6を示している。ここでは、消磁コイル保持具51の回転を防止するため、ビット6の先端部に略コ字状のホールド部7を装着している。ホールド部7は、ビット6の軸の回転方向(実線矢印方向)にフリーで回転自在となっており、ビット6の長手方向(破線矢印方向)には固定されている。
【0025】
図9に示すように、キャビネット(図示せず)を伏せておき、そのキャビネットに、上方よりCRT1を配置しておく。消磁コイル保持具51のねじ穴51a1にねじ3を通し、磁化されたビット6の先端にねじ3を保持させる。ホールド部7は、ねじ止め部51aの幅よりも幅の狭い第1の部分7aと、第1の部分7aより突出した爪状の第2の部分7bとよりなり、第2の部分7bの幅はねじ止め部51aの幅よりわずかに大きい程度となっている。第2の部分7bの先端にはテーパ7cが形成されている。このようにすると、第1の部分7aはねじ止め部51aの上面に当接し、第2の部分7bはねじ止め部51aの幅方向の端面ア(図7参照)に当接する。
【0026】
そして、消磁コイル保持具51と共にねじ3を、CRT1に設けた固定用金具2のねじ穴2aまで移送して、ねじ3をねじ穴2aに挿入させてねじ3を締め付ける工程へと移ると、第2の部分7bは固定用金具2の幅方向の端面イに当接しながら、矢印方向へと移動していくことになる。テーパ7cは、第2の部分7bの固定用金具2への係合を容易にする。ねじ止め部51aの幅と固定用金具2の幅とが略同一であるから、第2の部分7bの内面には端面ア,イが略当接し、ビット6が回転してもホールド部7は回転せず、消磁コイル保持具51の回転を規制する。
【0027】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明の消磁コイル保持構造は、ねじ穴を有し、固定用金具によって陰極線管をキャビネットにねじ止めするためのねじがそのねじ穴に挿入されるねじ止め部と、固定用金具の近傍に配置された消磁コイルを押さえる押さえ部とよりなる消磁コイル保持具を備え、ねじ穴の内径を、ねじのねじ山の外径より小さく、かつ、ねじのねじ山の頂上からねじ谷までの寸法より大きくすると共に、ねじ止め部の板厚を、ねじのねじ山のピッチより小さくしたので、消磁コイルを陰極線管に取り付ける際の作業性がよく、しかも、低コストで実現できる。
【0028】
また、本発明の消磁コイル保持具は、ねじ穴を有し、固定用金具によって陰極線管をキャビネットにねじ止めするためのねじによって固定用金具に固定されるねじ止め部と、ねじ止め部に連結し、固定用金具の近傍に配置された消磁コイルを押さえる押さえ部とよりなり、ねじ止め部と押さえ部とは、消磁コイルを押さえる前の初期状態において略L字状とされており、消磁コイルを押さえるに際して押さえ部がねじ止め部方向に折り曲げられて消磁コイルを押さえるよう構成したので、消磁コイルを陰極線管に取り付ける際の作業性がよく、しかも、低コストで実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による消磁コイルの取付手順を示す斜視図である。
【図2】本発明の消磁コイル保持具の一実施例を示す斜視図である。
【図3】本発明で用いる陰極線管固定用ねじの一例を示す側面図である。
【図4】本発明による作用を説明するための側面図である。
【図5】図2に示す一実施例を用いて消磁コイルを保持させる場合の動作を説明するための斜視図である。
【図6】本発明の消磁コイル保持具の他の実施例を示す斜視図である。
【図7】図6に示す他の実施例にねじを挿入した状態を示す斜視図である。
【図8】図6に示す他の実施例と共に用いて好適なエアドライバのビットを示す平面図である。
【図9】図8に示すエアドライバのビットを用いて図6に示す他の実施例を陰極線管に取り付ける場合の動作を説明するための図
【図10】従来例を示す図である。
【図11】従来例で用いていた消磁コイル保持具を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 陰極線管(CRT)
2 固定用金具
2a ねじ穴
3 ねじ
3a ワッシャ
4 消磁コイル
6 ビット
7 ホールド部
50,51 消磁コイル保持具
50a,51a ねじ止め部
50a1,51a1 ねじ穴
50b,51b 押さえ部
50b1,51b1 熱収縮チューブ(被覆)
Claims (4)
- 陰極線管をキャビネットにねじ止めするための第1のねじ穴が形成された固定用金具を有する陰極線管に消磁コイルを保持させるための消磁コイル保持構造において、
第2のねじ穴を有し、前記固定用金具によって前記陰極線管を前記キャビネットにねじ止めするためのねじが前記第2のねじ穴に挿入されるねじ止め部と、前記固定用金具の近傍に配置された消磁コイルを押さえる押さえ部とよりなる金属製の消磁コイル保持具を備え、
前記第2のねじ穴の内径を、前記ねじのねじ山の外径より小さく、かつ、前記ねじのねじ山の頂上からねじ谷までの寸法より大きくすると共に、前記消磁コイル保持具における前記ねじ止め部の板厚を、前記ねじのねじ山のピッチより小さくし、
前記押さえ部に、前記消磁コイルが傷付くことを防止する被覆を設けたことを特徴とする消磁コイル保持構造。 - 陰極線管をキャビネットにねじ止めするための第1のねじ穴が形成された固定用金具を有する陰極線管に消磁コイルを保持させるための消磁コイル保持具において、
第2のねじ穴を有し、前記固定用金具によって前記陰極線管を前記キャビネットにねじ止めするためのねじによって前記固定用金具に固定されるねじ止め部と、
前記ねじ止め部に連結し、前記固定用金具の近傍に配置された消磁コイルを押さえる押さえ部とよりなり、
前記ねじ止め部と前記押さえ部とは金属製の一体構造であり、前記押さえ部には前記消磁コイルが傷付くことを防止するための被覆が設けられており、
前記ねじ止め部と前記押さえ部とは前記消磁コイルを押さえる前の初期状態において略L字状とされており、
前記消磁コイルを押さえるに際して前記押さえ部が前記ねじ止め部方向に折り曲げられて前記消磁コイルを押さえるよう構成したことを特徴とする消磁コイル保持具。 - 前記第2のねじ穴の内径を、前記ねじのねじ山の外径より小さく、かつ、前記ねじのねじ山の頂上からねじ谷までの寸法より大きくすると共に、前記ねじ止め部の板厚を、前記ねじのねじ山のピッチより小さくしたことを特徴とする請求項2記載の消磁コイル保持具。
- 前記ねじ止め部の幅を前記固定用金具の幅と略同一としたことを特徴とする請求項2または3に記載の消磁コイル保持具。
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