WO2024090494A1 - コネクタ及びコネクタ付きワイヤハーネス - Google Patents

Abstract

ハウジング（７）は、左右方向に延在し、左右方向一方側にナット（５）を挿入するための挿入口（７８１）、（７８２）が設けられたナット収容溝（７７１）、（７７２）を有する。オス端子（６）は、先端部（６３）から挿入口（７８１）、（７８２）に向かって突出して設けられ、折り曲げてナット（５）を係止するための折り曲げ用突起（６５）を有する。

Description

コネクタ及びコネクタ付きワイヤハーネス

　本発明は、コネクタ及びコネクタ付きワイヤハーネスに関する。

　上述したコネクタとして、例えば特許文献１に記載されたバスバとナットの位置決め構造が提案されている。この従来技術においては、樹脂製の基材に基材側面に開口を有するナット収容孔を設け、側面開口からナットをナット収容孔に圧入している。このナットにバスバと端子とを重ねてボルト締結することにより、バスバと端子とを接続することができる。

日本国特開２０１９－２１５９９５号公報

　しかしながら、上述した従来技術では、ナットをナット収容孔に圧入しているため、ナットの挿入力が高く、ボルトを締結する際の調芯も困難である、という課題があった。

　本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ナットの挿入が容易であり、かつ、ボルト締結前であってもナットの脱落を抑制できるコネクタ及びコネクタ付きワイヤハーネスを提供することにある。

　前述した目的を達成するために、本発明に係るコネクタは、下記を特徴としている。
　ハウジングと、
　前記ハウジングに収容される板状の端子と、
　前記端子の先端部と前記ハウジングとの間に挟まれるナットと、を備え、
　板状の相手端子を前記端子の前記先端部に重ねてボルト締結することにより、前記相手端子と前記端子とが接続されるコネクタにおいて、
　前記ハウジングは、前記端子と前記ハウジングとによる前記ナットの挟み方向と交差する交差方向に延在し、前記交差方向一方側に前記ナットを挿入するための挿入口が設けられたナット収容溝を有し、
　前記端子は、前記先端部から前記挿入口に向かって突出して設けられ、折り曲げて前記ナットを係止するための折り曲げ用突起を有する、
　コネクタであること。

　前述した目的を達成するために、本発明に係るコネクタ付きワイヤハーネスは、下記を特徴としている。
　ハウジングと、
　前記ハウジングに収容される板状の端子と、
　前記端子の先端部と前記ハウジングとの間に挟まれるナットと、を有するコネクタと、
　前記端子の前記先端部に重ねてボルト締結される板状の相手端子と、
　端末に前記相手端子が接続された電線と、を備えたコネクタ付きワイヤハーネスにおいて、
　前記ハウジングは、前記端子と前記ハウジングとによる前記ナットの挟み方向と交差する交差方向に延在し、前記交差方向一方側に前記ナットを挿入するための挿入口が設けられたナット収容溝を有し、
　前記端子は、前記先端部から前記挿入口に向かって突出して設けられ、折り曲げて前記ナットを係止するための折り曲げ用突起を有する、
　コネクタ付きワイヤハーネスであること。

　本発明によれば、ナットの挿入が容易であり、かつ、ボルト締結前であってもナットの脱落を抑制できるコネクタ及びコネクタ付きワイヤハーネスを提供することができる。

　以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態（以下、「実施形態」という。）を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。

図１は、本発明のコネクタの一実施形態を示す斜視図である。 図２は、図１に示すコネクタを有するコネクタ付きワイヤハーネスの分解斜視図である。 図３は、図２に示すハウジングの拡大斜視図である。 図４は、ナットを挿入する前の図１に示すコネクタの部分斜視図である。 図５は、ナットを挿入した後の図１に示すコネクタの部分斜視図である。 図６は、図５に示すコネクタの部分上面図である。

　本発明に関する具体的な実施形態について、各図を参照しながら以下に説明する。本発明のコネクタ付きワイヤハーネス１は、典型的には車両に搭載されるコネクタ付きワイヤハーネスである。

　以下、説明の便宜上、図１～図６に示すように、「前（Ｆ）」、「後（Ｂ）」、「左（Ｌ）」、「右（Ｒ）」、「上（Ｕ）」及び「下（Ｄ）」を定義する。「前後方向」、「左右方向」及び「上下方向」は、互いに直交している。なお、前後方向は、本発明の「挟み方向」に対応している。また、左右方向は、本発明の「交差方向」に対応している。

　図１及び図２に示すように、コネクタ付きワイヤハーネス１は、コネクタ２と、コネクタ２に接続される相手端子としてのＬＡ端子３（図２参照）と、ＬＡ端子３が取り付けられた電線４と、を備えている。コネクタ２は、機器ケースなどに取り付けられ、後述するＯリング８が取り付けられるＯリング溝７３（図２参照）よりも前側が機器ケース外の気中環境に配置され、Ｏリング８よりも後側が機器ケース内の油中環境に配置される。ＬＡ端子３及び電線４は、機器ケース内に収容されている。

　図２に示すように、コネクタ２は、一対のナット５，５と、一対の端子としてのオス端子６，６と、ハウジング７と、Ｏリング８と、を有している。ナット５は、ナット本体５１と、ナット本体５１の後方に連なるフランジ部５２と、ナット本体５１及びフランジ部５２の前後方向に貫通し、ボルト９が螺合されるネジ孔５３と、を有する。ナット本体５１は、円柱状に設けられている。フランジ部５２は、平板状に設けられ、後方から見て略矩形状に設けられている。フランジ部５２は、ナット本体５１の外側面の全周から外側に突出して設けられている。

　オス端子６は、金属板を切り抜き、折り曲げ加工して形成される。本実施形態では、オス端子６は、左右方向に並んで一対設けられている。一対のオス端子６，６は、板厚方向が左右方向に沿うようにハウジング７内に収容される。

　左側のオス端子６は、上下方向に沿って延在し、機器ケース外に配置された図示しない相手コネクタに接続される第１接続部６１と、第１接続部６１の下端から後側に向かって延びる第１部分６２と、第１部分６２の後端から左右方向内側（右側）に向かって折り曲げられた先端部としての第２接続部６３と、第２接続部６３から突出して設けられた折り曲げ用突起６５と、を有している。

　右側のオス端子６は、上下方向に沿って延在し、機器ケース外に配置された図示しない相手コネクタに接続される第１接続部６１と、第１接続部６１の下端から後側かつ下側に向かって斜めに延びる第２部分６４と、第２部分６４の下端から後側に向かって延びる第１部分６２と、第１部分６２の後端から左右方向内側（左側）に向かって折り曲げられた第２接続部６３と、第２接続部６３から突出して設けられた折り曲げ用突起６５と、を有している。

　一対のオス端子６，６の第１接続部６１の上下方向の長さは同じである。また、一対のオス端子６，６の第１部分６２の前後方向の長さも同じである。右側のオス端子６にのみ第２部分６４を設けることにより、右側のオス端子６の第１部分６２は、左側のオス端子６の第１部分６２よりも下側に配置される。また、右側のオス端子６の第２接続部６３は、左側のオス端子６の第２接続部６３よりも後側、かつ、下側に配置される。即ち、一対のオス端子６の第２接続部６３は、前後方向及び上下方向に並べて配置される。第２接続部６３には、ボルト９を通すためのボルト通し孔６６が設けられている。

　右側のオス端子６の折り曲げ用突起６５は、第２接続部６３の先端から左側に向かって突出して設けられている。左側のオス端子６の折り曲げ用突起６５は、第２接続部６３の先端から右側に向かって突出して設けられている。折り曲げ用突起６５は、図１に示すように、折り曲げてナット５のフランジ部５２を係止する。

　ハウジング７は、樹脂製である。ハウジング７は、図３に示すように、上下方向に沿った気中部７１と、気中部７１の下端から後側に延在して設けられた油中部７２と、を有している。気中部７１は、オス端子６の第１接続部６１、第２部分６４が収容されている。気中部７１は、上方に開口した有底筒状に設けられ、その底部に充填剤を注入することにより、ハウジング７内において気中部７１と油中部７２との間の水密を図っている。

　油中部７２は、前側の外側面にＯリング８を収容するＯリング溝７３が設けられている。また、油中部７２は、オス端子６の第１部分６２を収容するための収容孔７４が設けられている。また、油中部７２の後端部には、上下方向に並んで設けられた３つの規制壁７５１～７５３が後方に向かって立設されている。上側の規制壁７５１は、油中部７２の後端部の上端から立設し、下側の規制壁７５３は、油中部７２の後端部の下端から立設している。油中部７２の後端部は、中央の規制壁７５２よりも下側が、中央の規制壁７５２よりも上側よりも後方に突出している。

　また、油中部７２の後端部には、２つの壁部７６１、７６２が後方に向かって立設されている。壁部７６１は、上側の規制壁７５１と中央の規制壁７５２との間を連結するように設けられている。壁部７６２は、下側の規制壁７５３と中央の規制壁７５２との間を連結するように設けられている。壁部７６１は、壁部７６２よりも左側に設けられている。左側のオス端子６を収容する収容孔７４は、左側の壁部７６１に連通して設けられている。右側のオス端子６を収容する収容孔７４は、右側の壁部７６２に連通して設けられている。

　上述した油中部７２の後端部、中央の規制壁７５２、左側の壁部７６１、上側の規制壁７５１により、左側のオス端子６と接続されるナット５を収容するナット収容溝７７１が設けられている。このナット収容溝７７１は、左右方向に延在し、右側にナット５を挿入するための挿入口７８１が設けられている。即ち、ナット収容溝７７１においては、左右方向右側が本発明の「交差方向一方側」に対応している。

　また、上述した油中部７２の後端部、中央の規制壁７５２、右側の壁部７６２、下側の規制壁７５３により、右側のオス端子６と接続されるナット５を収容するナット収容溝７７２が設けられている。このナット収容溝７７２は、左右方向に延在し、左側にナット５を挿入するための挿入口７８２が設けられている。即ち、ナット収容溝７７２においては、左右方向左側が本発明の「交差方向一方側」に対応している。

　図１に示すように、上述したオス端子６の第１部分６２の後端及び第２接続部６３は、上記収容孔７４からハウジング７外部に突出している。第２接続部６３は、第１部分６２の後端から挿入口７８１，７８２に向かって折り曲げられている。第２接続部６３は、ナット収容溝７７１，７７２の底面と前後方向に隙間を空けて配置される。第２接続部６３とナット収容溝７７１，７７２の底面との間にナット５を収容すると、ナット５が第２接続部６３とハウジング７との間に挟まれる。折り曲げ用突起６５は、第２接続部６３の先端から挿入口７８１，７８２に向かって突出して設けられ、先端を前側に向けて折り曲げてナット５のフランジ部５２を係止する。

　図２に示すように、ＬＡ端子３は、オス端子６に接続される端子接続部３１と、電線４に接続される電線接続部３２と、が左右方向に連なって設けられている。端子接続部３１は、板状に設けられ、前後方向に貫通するボルト９を通すボルト通し孔３３が設けられている。

　次に、上述した構成のコネクタ付きワイヤハーネス１の組立手順について説明する。ハウジング７内にオス端子６を挿入する。次に、図４に示すように、ナット５を挿入口７８１、７８２からナット収容溝７７１，７７２内に挿入する。このとき、ナット５のフランジ部５２を後側に向けて、ナット５をナット収容溝７７１，７７２の底面とオス端子６の第２接続部６３との間に挿入する。なお、ナット５を挿入する前の時点では、折り曲げ用突起６５は、折り曲げられておらず、左右方向にまっすぐな形状に設けられている。

　ナット５のフランジ部５２が、壁部７６１，７６２に当接するまで挿入した後、図５及び図６に示すように、折り曲げ用突起６５を前側に向けて折り曲げる。これにより、折り曲げ用突起６５とナット５とが係止して、ナット５が挿入口７８１，７８２から脱落するのを抑制することができる。

　次に、ＬＡ端子３とオス端子６とを接続する。まず、ＬＡ端子３の端子接続部３１をオス端子６の第２接続部６３に重ねる。このとき、右側のオス端子６に接続するＬＡ端子３は、端子接続部３１を右側、電線接続部３２を左側に向けて配置される。即ち、右側のオス端子６に接続するＬＡ端子３からは、左側に電線４が引き出される。左側のオス端子６に接続するＬＡ端子３は、端子接続部３１を左側、電線接続部３２を右側に向けて配置される。即ち、左側のオス端子６に接続するＬＡ端子３からは、右側に電線４が引き出される。

　上述した実施形態によれば、ナット５をナット収容溝７７１、７７２に挿入した後、折り曲げ用突起６５を折り曲げてナット５を係止することができる。このため、ナット５がナット収容溝７７１，７７２に圧入させる必要がないため、ナット５の挿入が容易であり、かつ、ボルト締結前であってもナット５の脱落を抑制することができる。また、折り曲げ用突起６５を折り曲げることにより、ナット５に密接して係止することができるため、ナット５の保持力が向上する。

　上述した実施形態によれば、折り曲げ用突起６５は、矩形状のフランジ部５２に係止される。これにより、フラットなフランジ部５２の端面に折り曲げ用突起６５を係止させることができるため、より一層、ナット５の脱落を抑制することができる。

　なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。

　上述した実施形態によれば、フランジ部５２を係止するのは必須ではない。フランジ部５２を前側に向けてナット収容溝７７１、７７２内に挿入し、ナット本体５１を折り曲げ用突起６５で係止するようにしてもよい。

　上述した実施形態によれば、フランジ部５２は矩形状に設けられていたが、これに限ったものではない。フランジ部５２は円状に設けられていてもよい。

　上述した実施形態によれば、ハウジング７には一対のナット収容溝７７１、７７２が設けられていたが、これに限ったものではない。ナット収容溝は、１つだけ設けられていてもよいし、３つ以上設けてもよい。

　ここで、上述した本発明に係るコネクタ及びコネクタ付きワイヤハーネスの実施形態の特徴をそれぞれ以下［１］～［３］に簡潔に纏めて列記する。
［１］
　ハウジング（７）と、
　前記ハウジング（７）に収容される板状の端子（６）と、
　前記端子（６）の先端部（６３）と前記ハウジング（７）との間に挟まれるナット（５）と、を備え、
　板状の相手端子を前記端子（６）の前記先端部（６３）に重ねてボルト締結することにより、前記相手端子と前記端子（６）とが接続されるコネクタにおいて、
　前記ハウジング（７）は、前記端子（６）と前記ハウジング（７）とによる前記ナット（５）の挟み方向（前後方向）と交差する交差方向（左右方向）に延在し、前記交差方向（左右方向）一方側に前記ナット（５）を挿入するための挿入口（７８１、７８２）が設けられたナット収容溝（７７１、７７２）を有し、
　前記端子（６）は、前記先端部（６３）から前記挿入口（７８１、７８２）に向かって突出して設けられ、折り曲げて前記ナット（５）を係止するための折り曲げ用突起（６５）を有する、
　コネクタ（２）。

　上記［１］の構成によれば、ナット（５）をナット収容溝（７７１、７７２）に挿入した後、折り曲げ用突起（６５）を折り曲げてナット（５）を係止することができる。このため、ナット（５）をナット収容溝（７７１、７７２）に圧入する必要がないため、ナット（５）の挿入が容易であり、かつ、ボルト締結前であってもナット（５）の脱落を抑制することができる。

［２］
　［１］に記載のコネクタ（２）において、
　前記ナット（５）は、ナット本体（５１）と、前記ナット本体（５１）の一端に設けられた矩形状のフランジ部（５２）と、を有し、
　前記折り曲げ用突起（６５）は、前記ナット（５）の前記フランジ部（５２）を係止する、
　コネクタ（２）。

　上記［２］の構成によれば、フラットなフランジ部（５２）の端面に折り曲げ用突起（６５）を係止させることができるため、より一層、ナット（５）の脱落を抑制することができる。

［３］
　ハウジング（７）と、
　前記ハウジング（７）に収容される板状の端子（６）と、
　前記端子（６）の先端部（６３）と前記ハウジング（７）との間に挟まれるナット（５）と、を有するコネクタ（２）と、
　前記端子（６）の前記先端部（６３）に重ねてボルト締結される板状の相手端子（３）と、
　端末に前記相手端子（３）が接続された電線（４）と、を備えたコネクタ付きワイヤハーネス（１）において、
　前記ハウジング（７）は、前記端子（６）と前記ハウジング（７）とによる前記ナット（５）の挟み方向（前後方向）と交差する交差方向（左右方向）に延在し、前記交差方向（左右方向）一方側に前記ナット（５）を挿入するための挿入口（７８１、７８２）が設けられたナット収容溝（７７１、７７２）を有し、
　前記端子（６）は、前記先端部（６３）から前記挿入口（７８１、７８２）に向かって突出して設けられ、折り曲げて前記ナット（５）を係止するための折り曲げ用突起（６５）を有する、
　コネクタ付きワイヤハーネス（１）。

　上記［３］の構成によれば、ナット（５）をナット収容溝（７７１、７７２）に挿入した後、折り曲げ用突起（６５）を折り曲げてナット（５）を係止することができる。このため、ナット（５）をナット収容溝（７７１、７７２）に圧入する必要がないため、ナット（５）の挿入が容易であり、かつ、ボルト締結前であってもナット（５）の脱落を抑制することができる。

　本出願は、2022年10月26日出願の日本特許出願（特願2022-171794）に基づくものであり、その内容はここに参照として取り込まれる。

　本発明によれば、ナットの挿入が容易であり、かつ、ボルト締結前であってもナットの脱落を抑制できるコネクタ及びコネクタ付きワイヤハーネスを提供することができる。この効果を奏する本発明は、コネクタ及びコネクタ付きワイヤハーネスに関して有用である。

　１　コネクタ付きワイヤハーネス
　２　コネクタ
　３　ＬＡ端子（相手端子）
　５　ナット
　６　オス端子（端子）
　７　ハウジング
　５１　ナット本体
　５２　フランジ部
　６３　第２接続部（先端部）
　６５　折り曲げ用突起
　７７１、７７２　ナット収容溝
　７８１、７８２　挿入口

Claims (3)

1. 　ハウジングと、
   　前記ハウジングに収容される板状の端子と、
   　前記端子の先端部と前記ハウジングとの間に挟まれるナットと、を備え、
   　板状の相手端子を前記端子の前記先端部に重ねてボルト締結することにより、前記相手端子と前記端子とが接続されるコネクタにおいて、
   　前記ハウジングは、前記端子と前記ハウジングとによる前記ナットの挟み方向と交差する交差方向に延在し、前記交差方向一方側に前記ナットを挿入するための挿入口が設けられたナット収容溝を有し、
   　前記端子は、前記先端部から前記挿入口に向かって突出して設けられ、折り曲げて前記ナットを係止するための折り曲げ用突起を有する、
   　コネクタ。
2. 　請求項１に記載のコネクタにおいて、
   　前記ナットは、ナット本体と、前記ナット本体の一端に設けられた矩形状のフランジ部と、を有し、
   　前記折り曲げ用突起は、前記ナットの前記フランジ部を係止する、
   　コネクタ。
3. 　ハウジングと、
   　前記ハウジングに収容される板状の端子と、
   　前記端子の先端部と前記ハウジングとの間に挟まれるナットと、を有するコネクタと、
   　前記端子の前記先端部に重ねてボルト締結される板状の相手端子と、
   　端末に前記相手端子が接続された電線と、を備えたコネクタ付きワイヤハーネスにおいて、
   　前記ハウジングは、前記端子と前記ハウジングとによる前記ナットの挟み方向と交差する交差方向に延在し、前記交差方向一方側に前記ナットを挿入するための挿入口が設けられたナット収容溝を有し、
   　前記端子は、前記先端部から前記挿入口に向かって突出して設けられ、折り曲げて前記ナットを係止するための折り曲げ用突起を有する、
   　コネクタ付きワイヤハーネス。

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