WO2023238359A1

WO2023238359A1 - 数値制御装置、接続管理システム、及び記憶媒体

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Publication number: WO2023238359A1
Application number: PCT/JP2022/023380
Authority: WO
Inventors: 高史三好
Original assignee: ファナック株式会社
Priority date: 2022-06-09
Filing date: 2022-06-09
Publication date: 2023-12-14

Abstract

複数の数値制御装置と、複数の制御装置を操作する操作盤と、操作盤と数値制御装置との接続を切り替える回路切替装置と、情報処理装置とを含み、数値制御装置は、産業ネットワークと情報ネットワークに接続可能であり、産業ネットワークに存在する回路切替装置を介して操作盤と接続可能であり、情報ネットワークに存在する情報処理装置と接続可能であり、複数の数値制御装置のうちの１つの数値制御装置と、操作盤または情報処理装置との接続状態が変化すると、接続状態が変化した数値制御装置は、操作盤または情報処理装置のうち、一方の装置の接続状態の変化を他方の装置に通知し、他方の装置の接続状態を一方の装置の接続状態に同期させ、操作盤と情報処理装置との接続状態を同期させる。

Description

数値制御装置、接続管理システム、及び記憶媒体

　本発明は、数値制御装置、接続管理システム、及び記憶媒体に関する。

　近年、工場管理において、複数の装置の状態情報を収集し、工場を一括管理する技術が普及している。例えば、工場内および工場外の情報処理装置（パーソナルコンピュータ、携帯端末など）と、数値制御装置をネットワークで接続することにより、遠隔での数値制御装置の状態確認を行う。

　特許文献１では、「個々の部品実装機が連結された部品実装ラインで、接続ユニットを経て、タクト情報、および稼働率、停止時間、品種切替え時間等の設備情報を管理収集する」と記載されている。特許文献１によれば、複数の設備の情報を１つの情報処理装置で確認できる。

　従来、１つの操作盤で複数の数値制御装置を操作する技術も存在する。操作盤には、接続を切り替える回路切替装置が取り付けられており、オペレータは操作対象の数値制御装置を選択することができる。

特開２００２－１１１２９８号公報

　情報処理装置と操作盤とを同じ数値制御装置に接続すると、情報処理装置で数値制御装置の状態情報を確認しながら、操作盤で情報処理装置を操作することができる。情報処理装置と操作盤とを同じ制御装置に接続するには、情報処理装置と数値制御装置、操作盤と数値制御装置を、それぞれを個別に接続する必要がある。

　数値制御装置の分野では、操作盤と情報処理装置の接続を簡略化する技術が望まれている。

　本開示の一態様である数値制御装置は、産業ネットワークと情報ネットワークに接続可能であり、産業ネットワークに存在する回路切替装置を介して操作盤と接続可能であり、かつ、情報ネットワークに存在する情報処理装置と接続可能な、数値制御装置であって、操作盤と情報処理装置のうち、一方の装置の接続状態の変化に対応し、接続状態の変化を他方の装置に通知し、他方の装置の接続状態を一方の装置の接続状態に同期させる接続管理部を備える。
　本開示の一態様である接続管理システムは、複数の数値制御装置と、複数の数値制御装置を操作する操作盤と、操作盤と数値制御装置との接続を切り替える回路切替装置と、情報処理装置と、を含み、数値制御装置は、産業ネットワークと情報ネットワークに接続可能であり、産業ネットワークに存在する回路切替装置を介して操作盤と接続可能であり、情報ネットワークに存在する情報処理装置と接続可能であり、複数の数値制御装置のうちの１つの数値制御装置と、操作盤または情報処理装置の接続状態が変化すると、接続状態が変化した数値制御装置は、操作盤または情報処理装置のうち、一方の装置の接続状態の変化を他方の装置に通知し、他方の装置の接続状態を一方の装置の接続状態に同期させ、操作盤と情報処理装置との接続状態を同期させる。
　本開示の一態様である記憶媒体は、１つ又は複数のプロセッサが実行することにより、産業ネットワーク上の操作盤との接続、または、情報ネットワーク上の情報処理装置との接続を検知し、操作盤と情報処理装置のうち、一方の装置の接続状態の変化に対応し、接続状態の変化を他方の装置に通知し、他方の装置の接続状態を一方の装置の接続状態に同期させ、操作盤と情報処理装置の接続状態を同期させる、プロセッサが読み取り可能な命令を記憶する。

　本発明の一態様により、操作盤と情報処理装置の接続を簡略化することができる。

第１の開示における接続管理システムの構成図である。接続管理システムを構成するネットワークを説明する図である。接続管理部の処理を説明する図である。接続管理部の処理を説明する図である。数値制御装置との接続を視覚的に表現した例を示す図である。第１の開示の数値制御装置のブロック図である。接続管理部における判定方法の例を説明する図である。接続管理部における判定方法の例を説明する図である。数値制御装置のハードウェア構成図である。

［第１の開示］
　図１は、第１の開示における接続管理システム１０００の構成図である。接続管理システム１０００は、複数の数値制御装置１００、数値制御装置１００に接続可能な情報処理装置２００、数値制御装置１００に接続可能な操作盤３００、操作盤３００と数値制御装置１００との接続を切り替える回路切替装置４００を含む。なお、操作盤３００と回路切替装置４００を一体化した制御盤も本開示に含む。

　図２に示すように、数値制御装置１００は、コントロールレベルのネットワーク（以下、情報ネットワークと呼ぶ）およびフィールドレベルのネットワーク（以下、産業ネットワーク）に接続できる。情報ネットワークでの通信はＯＳ（Ｏｐｅｒａｔｉｎｇ　Ｓｙｓｔｅｍ）が担い、産業ネットワークの通信は内蔵ＰＬＣ（Ｐｒｏｇｒａｍｍａｂｌｅ　Ｌｏｇｉｃ　Ｃｏｎｔｒｏｌｌｅｒ）１２０が担う。
　数値制御装置１００と情報処理装置２００は、情報ネットワークで接続される。数値制御装置１００のＯＳは、数値制御装置１００で動作するアプリケーションからの指令に基づいて情報処理装置２００とのデータの送受信を管理する。
　回路切替装置４００と数値制御装置１００は、産業ネットワークで接続される。数値制御装置１００の内蔵ＰＬＣ１２０は、操作盤３００との間の信号の入出力および数値制御装置１００内部および外部の装置を制御するシーケンス制御を行う。回路切替装置４００は、内蔵ＰＬＣ１２０と操作盤３００との接続を切り替える。
　なお、情報ネットワークの通信と産業ネットワークの通信が物理的に同一の配線上に実現される形態も本開示に含む。

　図３および図４を参照して接続管理部の処理を説明する。
　数値制御装置１００は、接続管理部１、情報出力部２を備える。接続管理部１は、数値制御装置１００と情報処理装置２００の接続状態と、数値制御装置１００と操作盤３００の接続状態を同期させる。
　図３の例において、接続管理部１は、情報処理装置２００と数値制御装置１００の接続状態の変化を検知し、接続状態の変化を操作盤３００に通知する。
　［１］情報処理装置２００を操作して、オペレータが複数の数値制御装置１００のうちの１つを選択すると、情報処理装置２００は、選択された数値制御装置１００との接続処理を行う。［２］接続管理部１は、数値制御装置１００と情報処理装置２００との接続状態の変化を回路切替装置４００に通知する。［３］回路切替装置４００は、接続回路を切り替えて、情報処理装置２００と同じ数値制御装置１００に操作盤３００を接続させる。

　図４の例において、接続管理部１は、操作盤３００と情報処理装置２００との接続状態の変化を検知し、接続状態の変化を情報処理装置２００に通知する。
　［１］操作盤上で、オペレータが数値制御装置１００を選択すると、回路切替装置４００は、接続回路を切り替えて、選択された数値制御装置１００と操作盤３００とを接続させる。数値制御装置１００は、操作盤３００との接続を検知する。［２］数値制御装置１００は、操作盤３００との接続を情報処理装置２００に通知する。［３］情報処理装置２００は、操作盤３００と同じ数値制御装置１００に接続する。

　数値制御装置１００は情報出力部２を備える。情報出力部２は、数値制御装置１００の状態情報を情報処理装置２００に出力する。情報処理装置２００は、表示部２０１を備え、数値制御装置１００の状態情報を表示する。
　状態情報の一例として、数値制御装置１００の表示画面がある。情報処理装置２００は、表示部２０１に表示される表示画面を切り替えることにより、どの数値制御装置１００が選択されているかを示唆する。

　また、図５に示すように、複数の数値制御装置１００の表示画面を表示する表示部２０１を複数設け、現在どの数値制御装置１００が操作盤３００と接続されているかを視覚的に表現してもよい。図５の例では、画面の下側に「接続中」の文字を表示している。
　操作盤３００の接続状態と情報処理装置２００の画面表示とを連動させることで、数値制御装置１００の状態を情報処理装置２００で確認しながら操作盤３００を操作することができる。なお、情報処理装置２００での視覚表現の方法は特に限定しない。選択中の数値制御装置１００の表示画面を強調表示したり、表示画面にランプを点灯させてもよい。

　以上説明したように、本開示の接続管理システム１０００では、情報処理装置２００と数値制御装置１００の接続と、操作盤３００と数値制御装置１００との接続を同期することにより、接続切替を自動化し、接続の不適合を防止する。
　また、本開示の接続管理システム１０００では、情報処理装置２００に数値制御装置１００の状態情報を出力する。これにより、どの数値制御装置１００が選択されているかを視覚的に確認でき、数値制御装置１００の状態を確認しながら操作盤を操作することができる。

［第１の開示の数値制御装置の具体例］
　本具体例における数値制御装置１００は、図６に示すように、接続管理部１、情報出力部２、接続状態記憶部３、第１の接続状態検知部４、第１の接続状態通知部５、第２の接続状態検知部６、第２の接続状態通知部７を備える。

　情報出力部２は選択された数値制御装置１００の状態情報を情報処理装置２００に出力し、情報処理装置２００は取得した状態情報を表示部２０１に表示する。オペレータは、情報処理装置２００に表示された数値制御装置１００の状態情報を確認しながら、操作盤３００を操作することができる。

　接続状態記憶部３は、情報処理装置２００と操作盤３００と数値制御装置１００との接続状態を記憶する。接続状態の記憶方法には、情報処理装置２００または操作盤３００いずれか一方の接続状態の変化をビットで表現する方法、情報処理装置２００の接続状態と操作盤の接続状態をそれぞれ個別に記憶する方法などがある。接続状態を記憶することにより、接続状態の変化を表現することができる。

　第１の接続状態検知部４は、操作盤３００との接続状態の変化を検知し、接続状態記憶部３に記憶する。操作盤３００の接続状態は、回路で切り替える。オペレータが操作盤３００を操作して数値制御装置１００を選択すると、回路切替装置４００は、産業ネットワークを介して、数値制御装置１００に選択情報を出力する。第１の接続状態検知部４は、操作盤３００から選択されたことを検知する。
　回路切替装置４００は、接続回路を切り替え、選択された数値制御装置１００と操作盤３００を接続させる。操作盤３００と数値制御装置１００は、産業ネットワークを介して信号の送受信を行う。第１の接続状態検知部４の機能は、数値制御装置１００の内蔵ＰＬＣ１２０に実装されている。

　情報処理装置２００は、定期的または不定期に接続状態の問合せを行う。第１の接続状態通知部５は、情報処理装置２００からの問合せに応答し、数値制御装置１００の接続状態を接続状態記憶部３から接続状態を読み出し、情報ネットワークを介して情報処理装置２００に通知する。第１の接続状態通知部５の機能は、数値制御装置１００の内蔵ＰＬＣ１２０に実装されている。
　情報処理装置２００は、第１の接続状態通知部５が出力した接続状態を取得し、操作盤３００の接続状態が「接続」から「切断」に変化していれば、操作盤３００に同期して、情報処理装置２００と数値制御装置１００の接続を切断する。また、操作盤３００の接続状態が「切断」から「接続」に変化していれば、操作盤３００に同期して、情報処理装置２００の接続状態を「切断」から「接続」に変化させる。接続管理部１は、接続状態記憶部３に記憶する接続状態の変化を更新する。

　第２の接続状態検知部６は、情報処理装置２００と数値制御装置１００の接続状態の変化を検知する。情報処理装置２００と数値制御装置１００との接続は、それぞれのＯＳ（ドライバ）が実行する。オペレータが情報処理装置２００を操作して接続対象の数値制御装置１００を選択すると、情報処理装置２００は、所定のプロトコルに従い、数値制御装置１００との接続を確立する。第２の接続状態検知部６は、情報処理装置２００と数値制御装置１００との接続状態の変化を検知し、接続状態記憶部３に記憶する。

　回路切替装置４００は、定期的または不定期に接続の問合せを行う。第２の接続状態通知部７は、回路切替装置４００からの問合せに応答し、数値制御装置１００の接続状態を接続状態記憶部３から読み出し、産業ネットワークを介して回路切替装置４００に通知する。
　回路切替装置４００は、第２の接続状態通知部７が出力した接続状態を取得し、情報処理装置２００の接続状態が「接続」から「切断」に変化していれば、情報処理装置２００に同期して情報処理装置２００の接続状態が「接続」から「切断」に変化していれば、産業ネットワークを介して操作盤３００に通知する。
　回路切替装置４００は、第２の接続状態通知部７が出力した接続状態を取得し、情報処理装置２００の接続状態が「接続」から「切断」に変化していれば、情報処理装置２００に同期して、操作盤３００と数値制御装置１００の接続を切断する。また、情報処理装置２００の接続状態が「切断」から「接続」に変化していれば、回路切替装置４００は、情報処理装置２００に同期して、操作盤３００の接続状態を「切断」から「接続」に変化させる。接続管理部１は、接続状態記憶部３に記憶する接続状態の変化を更新する。

　本具体例では、数値制御装置１００に接続状態記憶部３を設ける。情報処理装置２００と回路切替装置４００は、数値制御装置１００に接続状態の問合せを行い、接続状態の同期をとる。接続状態記憶部３は、情報処理装置２００または回路切替装置４００に設けてもよい。また、接続状態記憶部３は、外部のサーバなどに設けてもよい。

　以上説明したように、第１の開示の接続管理システム１０００では、操作盤３００と数値制御装置１００の接続状態と、情報処理装置２００と数値制御装置１００の接続状態を同期させることにより、操作盤３００または情報処理装置２００のいずれか一方から接続対象の数値制御装置１００を選択するだけで、情報処理装置２００および操作盤３００の両方を、数値制御装置１００に接続することができる。オペレータの操作が簡略化され、接続ミスが発生する可能性が軽減し、操作盤と情報処理装置の接続が簡略化される。

［第２の開示］
　第２の開示の接続管理システム１０００では、操作盤３００と情報処理装置２００の組み合わせが複数ある。数値制御装置１００の接続管理部１は、接続要求取得部８、接続状態記憶部３、切断要求取得部９を備える。

　接続要求取得部８は、操作盤３００または情報処理装置２００から接続要求を取得する。操作盤３００からの接続要求には、操作盤３００の識別情報が含まれる。情報処理装置２００からの接続要求には、情報処理装置２００の識別情報が含まれる。操作盤３００の接続要求は産業ネットワークを介して取得し、情報処理装置２００からの接続要求は情報ネットワークを介して取得する。

　接続状態記憶部３は、数値制御装置１００の接続状態を記憶する。第２の開示では、数値制御装置１００に接続可能な操作盤３００と情報処理装置２００の組み合わせが複数存在する。第２の開示では、操作盤３００と情報処理装置２００の識別情報を接続状態記憶部３に記憶し、複数の操作盤３００と情報処理装置２００を判別する。

　切断要求取得部９は、操作盤３００からの切断要求または情報処理装置２００からの切断要求を取得する。操作盤３００からの切断要求は、操作盤３００の識別情報を含む。情報処理装置２００からの切断要求は情報処理装置２００の識別情報を含む。操作盤３００の切断要求は産業ネットワークを介して取得し、情報処理装置２００からの接続要求は情報ネットワークを介して取得する。

　接続管理部１は、接続要求を取得すると、接続状態記憶部３から数値制御装置１００の現在の接続状態を読み出し、接続要求及び切断要求に含まれる装置の識別情報を元に、接続または切断の可否を判定する。

　図７および図８を参照して、接続管理部１による接続または切断の判定方法の例を説明する。
　以下、図７を参照して操作盤３００から数値制御装置１００に接続要求を出力する例を説明する。なお、情報処理装置２００からの接続要求でも同様の処理を行う。
　［１］接続管理部１は、操作盤３００から接続要求を取得すると、接続管理部１は、接続状態記憶部３を参照し、数値制御装置１００と現在接続している操作盤３００の情報を読み出す。数値制御装置１００がいずれの操作盤３００とも接続していない場合、接続管理部１は、新しい操作盤３００が「接続可能」と判定する。

　［２］新たな操作盤３００と数値制御装置１００の接続により、数値制御装置１００と操作盤３００の接続状態が変化する。接続管理部１は、接続状態の変化を操作盤３００と同じ組み合わせの情報処理装置２００に通知する。操作盤３００と同じ組み合わせの情報処理装置２００は、所定のプロトコルに従い、数値制御装置１００との接続を確立する。
　［３］すでに別の操作盤３００と数値制御装置１００が接続している場合には、新しい操作盤３００が「接続不可」と判定する。
　なお、別の操作盤３００が接続されていたとしても、別の操作盤３００（実際には回路切替装置）に切断を要求し、現在接続している操作盤３００および情報処理装置２００を切断したのち、新たな操作盤３００と接続してもよい。

　図８は、既に数値制御装置１００に接続した状態で、別の数値制御装置１００に切り替える例である。
　数値制御装置１００は、操作盤３００と情報処理装置２００の組み合わせの１つと既に接続されているものとする。
　［１］ある数値制御装置１００と接続した状態で、オペレータが操作盤３００を操作し、別の数値制御装置１００を選択すると、操作盤３００の回路切替装置４００は、操作盤３００の接続先を新しい数値制御装置１００に切り替える。先の数値制御装置１００の接続管理部１は、接続状態記憶部３に記憶した操作盤３００の接続状態を「切断」に更新し、同じ組み合わせの情報処理装置２００に接続状態の変化を通知する。
　［２］新たに操作盤３００と接続した数値制御装置１００の接続管理部１は、接続状態に記憶した操作盤３００の接続状態を「接続」に更新し、情報処理装置２００に接続状態の変化を通知する。
　［３］情報処理装置２００は、操作盤３００の接続状態の変化に同期して先の数値制御装置１００との接続を「切断」する。
　［４］情報処理装置２００は、操作盤３００の接続状態の変化に同期して新たな数値制御装置１００と「接続」する。

　以上説明したように、第２の開示の接続管理システム１０００では、複数の数値制御装置１００と接続可能な、操作盤３００と情報処理装置２００の組み合わせが複数ある場合に、操作盤３００と情報処理装置２００の識別情報を接続状態情報として記憶することにより、多数の装置の接続を管理することができる。なお、管理の方法は限定しない。

　図９は、数値制御装置１００のハードウェア構成図である。数値制御装置１００が備えるＣＰＵ１１１は、数値制御装置１００を全体的に制御するプロセッサである。ＣＰＵ１１１は、バスを介してＲＯＭ１１２に加工されたシステム・プログラムを読み出し、該システム・プログラムに従って数値制御装置１００の全体を制御する。ＲＡＭ１１３には、一時的な計算データや表示データ、入力部７１を介してユーザが入力した各種データ等が一時的に格納される。

　数値制御装置１００は、インターフェース１１５を介して情報ネットワークに接続され、内蔵ＰＬＣ１２０を介して産業ネットワークに接続されている。

　表示部７０は、数値制御装置１００に付属のモニタなどである。表示部７０は、数値制御装置１００の操作画面や設定画面などを表示する。

　入力部７１は、表示部７０と一体、又は、表示部７０とは別のキーボード、タッチパネルなどである。ユーザは入力部７１を操作して、表示部７０に表示された画面への入力などを行う。なお、表示部７０及び入力部７１は、携帯端末でもよい。

　　１０００　接続管理システム
　　１００　　数値制御装置
　　２００　　情報処理装置
　　３００　　操作盤
　　４００　　回路切替装置
　　１　　　　接続管理部
　　２　　　　情報出力部
　　３　　　　接続状態記憶部
　　４　　　　第１の接続状態検知部
　　５　　　　第１の接続状態通知部
　　６　　　　第２の接続状態検知部
　　７　　　　第２の接続状態通知部
　　８　　　　接続要求取得部
　　９　　　　切断要求取得部
　　１１１　　ＣＰＵ
　　１１２　　ＲＯＭ
　　１１３　　ＲＡＭ
　　１１４　　不揮発性メモリ

Claims

　産業ネットワークと情報ネットワークに接続可能であり、
　前記産業ネットワークに存在する回路切替装置を介して操作盤と接続可能であり、かつ、
　前記情報ネットワークに存在する情報処理装置と接続可能な、数値制御装置であって、
　前記操作盤と前記情報処理装置のうち、一方の装置の接続状態の変化に対応し、前記接続状態の変化を他方の装置に通知し、前記他方の装置の接続状態を前記一方の装置の接続状態に同期させる接続管理部を備える数値制御装置。
　当該数値制御装置の状態情報を前記情報処理装置に出力する情報出力部を備え、
　当該数値制御装置と接続した情報処理装置に状態情報を表示させる、請求項１記載の数値制御装置。
　前記情報出力部は、当該数値制御装置の表示画面を前記状態情報として前記情報処理装置に出力し、
　前記表示画面を前記情報処理装置に表示させる、請求項２記載の数値制御装置。
　前記接続管理部は、
　前記回路切替装置の切替による前記操作盤との接続状態の変化を検知する第１の接続状態検知部と、
　前記操作盤との接続状態を前記情報処理装置に出力し、前記情報処理装置の接続を当該数値制御装置に切り替えさせる第１の接続状態通知部を備える、請求項１記載の数値制御装置。
　前記接続管理部は、
　前記情報処理装置との接続状態の変化を検知する第２の接続状態検知部と、
　前記情報処理装置との接続状態を前記回路切替装置に出力し、前記操作盤の接続を当該数値制御装置に切り替えさせる第２の接続状態通知部を備える、請求項１記載の数値制御装置。
　前記接続管理部は、
　前記回路切替装置の切替による前記操作盤との接続を検知する第１の接続状態検知部と、
　前記情報処理装置からの接続要求を検知する第２の接続状態検知部と、
　当該数値制御装置と前記操作盤との接続状態および当該数値制御装置と前記情報処理装置との接続状態の少なくとも１つを記憶する接続状態記憶部を備え、
　前記回路切替装置からの問合せに対応して前記情報処理装置との接続状態を通知し、
　前記情報処理装置からの問合せに対応して前記操作盤との接続状態を通知し、
　前記接続状態の変化を検知した前記情報処理装置または前記操作盤に、接続状態を同期させる、請求項１記載の数値制御装置。
　当該数値制御装置と接続可能な、操作盤と情報処理装置の組み合わせは複数あり、
　当該数値制御装置と前記操作盤との接続状態および当該数値制御装置と前記情報処理装置との接続状態の少なくとも１つを記憶する接続状態記憶部を備え、前記操作盤との接続状態は前記操作盤の識別情報を含み、前記情報処理装置との接続状態は前記情報処理装置の識別情報を含み、
　前記接続管理部は、
　前記操作盤からの接続要求または前記情報処理装置からの接続要求を取得する接続要求取得部を備え、前記操作盤からの接続要求は前記操作盤の識別情報を含み、前記情報処理装置からの接続要求は前記情報処理装置の識別情報を含み、
　当該数値制御装置がいずれの操作盤または情報処理装置とも接続されていない場合、前記接続要求に含まれる識別情報が示す操作盤または情報処理装置と当該数値制御装置を接続させ、
　前記操作盤と前記情報処理装置のうち、一方の装置の接続状態の変化に対応し、前記一方の装置の接続状態の変化を他方の装置に通知し、前記他方の装置の接続状態を前記一方の装置の接続状態に同期させ、
　前記接続状態記憶部に記憶する接続状態を更新する、請求項１記載の数値制御装置。
　当該数値制御装置と接続可能な、操作盤と情報処理装置の組み合わせは複数あり、
　当該数値制御装置と前記操作盤との接続状態および当該数値制御装置と前記情報処理装置との接続状態の少なくとも１つを記憶する接続状態記憶部を備え、前記操作盤との接続状態は前記操作盤の識別情報を含み、前記情報処理装置との接続状態は前記情報処理装置の識別情報を含み、
　前記接続管理部は、
　前記操作盤からの接続要求または前記情報処理装置からの接続要求を取得する接続要求取得部を備え、前記操作盤からの接続要求は前記操作盤の識別情報を含み、前記情報処理装置からの接続要求は前記情報処理装置の識別情報を含み、
　前記接続状態記憶部を参照し、前記接続要求を行った操作盤または情報処理装置とは異なる、操作盤または情報処理装置が既に接続されている場合、前記接続要求を無効にする、請求項１記載の数値制御装置。
　当該数値制御装置と接続可能な、操作盤と情報処理装置の組み合わせは複数あり、
　前記接続管理部は、
　前記操作盤の識別情報からの切断要求または前記情報処理装置からの切断要求を取得する切断要求取得部を備え、前記操作盤からの切断要求は前記操作盤の識別情報を含み、前記情報処理装置からの切断要求は前記情報処理装置の識別情報を含み、
　当該数値制御装置と接続された操作盤の識別情報または情報処理装置の識別情報の少なくとも１つを記憶する接続状態記憶部を備え、
　前記切断要求に含まれる操作盤または情報処理装置ならびに組み合わせが同じ操作盤および情報処理装置の、前記接続状態記憶部における接続状態を切断に更新する、請求項１記載の数値制御装置。
　複数の数値制御装置と、
　前記複数の数値制御装置を操作する操作盤と、
　前記操作盤と前記数値制御装置との接続を切り替える回路切替装置と、
　情報処理装置と、を含み、
　前記数値制御装置は、
　産業ネットワークと情報ネットワークに接続可能であり、
　前記産業ネットワークに存在する回路切替装置を介して前記操作盤と接続可能であり、
　前記情報ネットワークに存在する情報処理装置と接続可能であり、
　前記複数の数値制御装置のうちの１つの数値制御装置と、前記操作盤または前記情報処理装置との接続状態が変化すると、
　前記接続状態が変化した数値制御装置は、操作盤または情報処理装置のうち、一方の装置の接続状態の変化を他方の装置に通知し、前記他方の装置の接続状態を前記一方の装置の接続状態に同期させ、前記操作盤と前記情報処理装置との接続状態を同期させる、接続管理システム。
　１つ又は複数のプロセッサが実行することにより、
　産業ネットワーク上の操作盤との接続、または、情報ネットワーク上の情報処理装置との接続を検知し、
　前記操作盤と前記情報処理装置のうち、一方の装置の接続状態の変化に対応し、前記接続状態の変化を他方の装置に通知し、
　前記他方の装置の接続状態を前記一方の装置の接続状態に同期させ、前記操作盤と前記情報処理装置の接続状態を同期させる、
　前記プロセッサが読み取り可能な命令を記憶する記憶媒体。