WO2023210246A1 - 卵移し替え装置 - Google Patents

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Abstract

本発明は、分配コンベヤの速度を低速に抑えつつ、処理能力が向上された卵移し替え装置を提供することを目的とするものであり、卵Eの鋭端と鈍端を結ぶ長軸がY方向に沿って第1ピッチP1で複数個配置された卵EをX方向に搬送する複列の供給コンベヤ3から、長軸がZ方向に沿って配置され、Y方向に沿って第2ピッチP2で卵EをY方向に搬送する単列の分配コンベヤ4に卵Eを移し替える装置1において、複数個の卵Eを分配コンベヤ4に移し替える際、受け渡しのタイミングをずらして分配コンベヤ4に卵Eを受け渡すように構成されている。

Description

卵移し替え装置
 本発明は、卵移し替え装置に関するものである。
 複数列の供給コンベヤと、供給コンベヤの搬送終端で供給コンベヤの搬送方向と直交する方向に設けられた単列の分配コンベヤとを備え、供給コンベヤの搬送終端で、卵を分配コンベヤ上に設けられたバケットへ移す搬送装置が知られている。
 近年、卵の搬送装置は、処理能力の向上が求められている。処理能力を向上させるため、全体の速度が高速化されている。供給コンベヤが例えば6列の場合、単列の分配コンベヤの搬送速度は供給コンベヤの搬送速度に比して格段に速く(単純計算で約6倍)する必要があるが、分配コンベヤの搬送速度を高速にした場合、卵に加わる衝撃が大きくなり卵が割れやすくなるという危険性が増す。そのため、衝撃が大きくなることを防ぐために、分配コンベヤの速度を低速に抑える必要がある。
 そこで従来、図7に示すように、供給コンベヤ上の卵配置のピッチに比して分配コンベヤ上のバケット間のピッチを小さくすることによって低速化が試みられている。すなわち、従来の卵移し替え装置は、クランク駆動軸とクランクとの取り付け角度を変えて、全ての卵を同時に供給コンベヤから分配コンベヤに移し替えている。この構成により、従来の卵移し替え装置は、供給コンベヤ上の卵配置ピッチS1と分配コンベヤ上の卵配置ピッチS2との関係が「S1>S2」となるようにしている。
 例えば特公昭53-8423(特許文献1)の第(2)頁や特開平9-12135号公報(特許文献2)の段落0026には、いずれもバケット間のピッチを小さくした分配コンベヤが記載されている。
特公昭53-8423号公報 特開平9-12135号公報
 しかし、従来の技術では、複数列の卵はバケットに同時に装てんされる(例えば特許文献1の第(5)頁参照)。そのため、バケット間のピッチの縮小幅を大きくすると、移し替え装置の卵放出角度が大きくなりすぎ、移し替えることができないという限界があった。そのため、分配コンベヤの速度を低速に抑えることにも限界があった。
 本発明は、分配コンベヤの速度を低速に抑えつつ、処理能力が向上された卵移し替え装置の提供を目的とする。
 本発明の卵移し替え装置は、卵の鋭端と鈍端を結ぶ長軸がY方向に沿って第1ピッチP1で複数個配置された卵をX方向に搬送する複列の供給コンベヤから、前記長軸がZ方向に沿って配置され、Y方向に沿って第2ピッチP2で卵をY方向に搬送する単列の分配コンベヤに卵を移し替える装置において、前記複数個の卵を前記分配コンベヤに移し替える際、受け渡しのタイミングをずらして前記分配コンベヤに卵を受け渡すように構成されている。
 本発明によれば、分配コンベヤの速度を低速に抑えつつも、処理能力の向上を実現できる。
 この発明の上記および他の目的、特徴、局面および利点は、添付の図面と関連して理解されるこの発明に関する次の詳細な説明から明らかとなるであろう。
第1実施形態の卵移し替え装置を有する、卵の搬送装置の概略を示す平面図である。 第1実施形態の卵移し替え装置の正面図である。 第1実施形態の卵移し替え装置における加速受け皿の卵受け取り姿勢を示す正面図である。 第1実施形態の卵移し替え装置における加速受け皿の卵放出姿勢を示す正面図である。 第1実施形態の卵移し替え装置の背面図である。 第1実施形態における加速受け皿からバケットへの卵放出タイミングを経時的に示す動作説明図である。 従来技術の卵放出ピッチを狭めた場合の説明図である。 第2実施形態の卵移し替え装置を有する、卵の搬送装置の概略を示す平面図である。 図8に示す搬送装置の部分拡大側面図である。 第2実施形態の卵移し替え装置の正面図である。 第2実施形態の卵移し替え装置の背面図である。 グループにおける加速受け皿の卵受け取り姿勢を示す正面図である。 グループにおける加速受け皿の卵放出姿勢を示す正面図である。 第2実施形態における加速受け皿から分配コンベヤへの各グループからの卵放出タイミングを経時的に示す動作説明図である。 従来技術における卵放出ピッチと分配コンベヤのピッチとが同じ場合の説明図である。 従来技術の卵放出ピッチを狭めた場合の説明図である。 従来技術の改良を試みた時の実施困難となる説明図である。 従来技術のさらなる改良を試みた時の新たな課題が生じた説明図である。
<第1実施形態>
 以下、本発明に係る第1実施形態の卵移し替え装置について、図面を参照して説明する。
 図1は、本発明に係る卵移し替え装置1を備えた卵Eの搬送装置2の概略を示す平面図である。
 卵の搬送装置2は、X方向を卵の搬送方向としY方向に複列を有する供給コンベヤ3と、Y方向に単列に卵を搬送する分配コンベヤ4と、これらの両コンベヤ間に設けられた卵移し替え装置1を有する。なお分配コンベヤ4の搬送方向Yの下流には、搬送された卵を包装する包装装置(図示せず)が接続されている。
 供給コンベヤ3は、卵Eの鋭端と鈍端とを結ぶ長軸がY方向に沿って第1ピッチP1で複数個配置された卵EをX方向に搬送する複列のコンベヤである。
 本実施の形態では、供給コンベヤ3は、6個の卵Eをその長軸が同一方向を向くよう、かつ第1ピッチP1になるよう整列されて搬送する6列の複列コンベヤとして例示されている。ここで第1ピッチP1は、76.2mmとされている。
 供給コンベヤ3の搬送終端部には計量装置(図示せず)が設けられている。計量装置は、卵Eの重量を測定する。計量装置の上方に、羽根車5が設けられている。卵Eは、計量後、羽根車5の回転により、供給コンベヤ3から押し出されて卵移し替え装置1に移動する。羽根車5の回転速度は、供給コンベヤ3の搬送速度に連動している。
 分配コンベヤ4は、卵Eの長軸がZ方向(鉛直方向)に沿って配置され、Y方向に沿って卵Eを搬送する単列のコンベヤである。本実施形態においては、分配コンベヤ4は無端チェーンで構成されている。
 バケット4aは、分配コンベヤ4上に第2ピッチP2で単列に設けられており、上方に開口して卵Eを上方から受け取るよう構成されている。分配コンベヤ4は、その搬送下流側に設けられた包装装置において、サイズごとに放出するよう構成されている。本実施形態では、第2ピッチP2は、63.5mmとされている。
 本実施形態に係る卵移し替え装置1は、供給コンベヤ3と分配コンベヤ4との間に設けられ、供給コンベヤ3から供給される複数列の卵Eを、単列の分配コンベヤ4に移し替える装置である。
 卵移し替え装置1は、複数個の卵Eを分配コンベヤ4に移し替える際、受け渡しのタイミングを個別にずらして分配コンベヤ4のバケット4aに卵Eを受け渡すように構成されている。なお、以降の図においては、分配コンベヤ4を構成する無端チェーンの詳細については図示を省略している。
 図2に示すように、卵移し替え装置1は、機枠6と、加速受け皿7と、加速受け皿7を駆動する駆動系8とを有する。
 加速受け皿7は、機枠6の正面側に、供給コンベヤ3に設けられた列数に合わせて複数個設けられている。加速受け皿7はピッチP1=76.2の間隔で配置され、Y軸方向の同一線上に配置されている。
 複数個の加速受け皿7には、それぞれ加速受け皿7を加速させる加速機構9が設けられている。加速機構9は、加速受け皿駆動軸10と、第1クランクアーム11と、ブラケット13と、カム14と、卵抑え部材15とを有する。
 加速受け皿駆動軸10は、機枠6に回転自在に設けられている。加速受け皿駆動軸10の端部には、第1クランクアーム11の一端が固定されている。複数の第1クランクアーム11はそれぞれ互いに異なる角度となるよう加速受け皿駆動軸10の端部に固定されている。第1クランクアーム11の他端には、第1枢支軸12が固定されている。
 第1枢支軸12には、加速受け皿7が取り付けられるブラケット13が回動自在に設けられており、さらにその端部にはカム14が固定されている。
 複数の第1クランクアーム11は、加速受け皿駆動軸10に対してそれぞれ互いに異なる角度で設けられているため、加速受け皿駆動軸10の回転により第1クランクアーム11が回転すると、それぞれの第1クランクアーム11の第1枢支軸12に設けられた複数のブラケット13は、それぞれ互いに異なる位相で回転する。
 また、複数の第1クランクアーム11は、それぞれ互いに異なる半径に設けられている。そのため、加速受け皿駆動軸10に対して互いに異なる角度で設けられているにもかかわらず、加速受け皿7の卵受け取り状態において、それぞれの第1クランクアーム11の第1枢支軸12の水平位置は互いに一致している。
 ブラケット13には、加速受け皿7と、第2枢支軸16と、第3枢支軸17とが設けられている。加速受け皿7は、供給コンベヤ側に突出するようブラケット13に設けられている。
 第2枢支軸16は、機枠6側に突出するようブラケット13に設けられている。第2枢支軸16には、ローラ18が回転自在に設けられている。ローラ18は、機枠6に設けられた上レール19と下レール20の間隙に嵌合し、Y方向に沿って往復移動自在とされている。
 第3枢支軸17は、供給コンベヤ3側に突出するようブラケット13に設けられている。この第3枢支軸17には、卵抑え部材15が回動自在に枢支されている。卵抑え部材15は、カムフォロアー21と卵抑え羽22とを有する。
 カムフォロアー21がカム14に接触するよう、ブラケット13と卵抑え部材15との間には付勢手段(図示せず)が設けられている。付勢手段は例えば引っ張りスプリングで構成されている。カム14が回転すると、カムフォロアー21はカム14の形状に合わせて動くため、卵抑え部材15もカム14の形状に合わせて動く。
 図3、図4は、加速受け皿7の姿勢を示す図である。図3は、卵受け取り状態を示し、図4は、卵放出状態を示している。以下に加速受け皿7の動作を説明する。
 第2枢支軸16のローラ18は、加速受け皿駆動軸10よりも上方の位置において、水平方向(Y方向)に往復移動する。加速受け皿駆動軸10が矢印方向に回転することにより第1クランクアーム11が回転し、第1クランクアーム11に固定された第1枢支軸12に枢支されたブラケット13が第2枢支軸16回りに揺動する。ブラケット13が揺動することにより、ブラケット13に固定された加速受け皿7の載置面23は、加速受け皿駆動軸10の上方の卵受け取り状態位置から下方の卵放出状態位置に位置変更する。
 図3に示すように、卵受け取り状態では、加速受け皿7は、卵Eを受け取る載置面23を上方に向けてほぼ加速受け皿駆動軸10の上方において待機状態である。卵抑え部材15の卵抑え羽22は、カム14により加速受け皿7の上方で卵受け取り状態に保持されている。この状態で卵Eは加速受け皿7の載置面23上に受け渡される。
 その後、加速受け皿駆動軸10が矢印方向に回転すると、第1クランクアーム11の第1枢支軸12に枢支されているブラケット13は、第2枢支軸16が水平移動することに連れて移動し、加速受け皿7の姿勢を変更する。このとき、卵抑え羽22は付勢手段により、卵Eを加速受け皿7の載置面23に押し付けている。
 図4に示すように、さらに加速受け皿駆動軸10が回転すると、加速受け皿7は、卵Eの長軸がZ軸方向を向くように回転される。そして、加速受け皿7は、Y方向に加速されて、分配コンベヤ4に卵を放出する。この時、卵抑え羽22は、カム14により付勢手段に抗して卵Eの押さえ付けを解除し、卵Eは加速受け皿7より下方の分配コンベヤ4のバケット4aに放出される。卵Eが放出された後、加速受け皿駆動軸10の回転により、加速受け皿7の載置面23は、図4に示す状態から、図3に示す状態に戻る。以上を繰り返すことにより、卵の移し替え動作を繰り返し続けることができる。
 次に、図2、図5により、加速受け皿7の駆動系8の説明をする。駆動系8は、機枠6の正面側と背面側に設けられ、加速機構9を駆動する。
 図2に示すように、機枠6の正面側には、主駆動軸24と、従駆動軸25とが回転自在に設けられている。
 主駆動軸24は、分配コンベヤ4の搬送速度に同期して駆動されている。主駆動軸24には主スプロケット26が設けられ、従駆動軸25には従スプロケット27が設けられている。また機枠6には、揺動自在な正面側揺動アーム28の端部に正面側テンションスプロケット29が設けられている。正面側揺動アーム28には、主チェーン30のゆるみを吸収する付勢手段(図示せず)が設けられている。これら主スプロケット26、従スプロケット27、正面側テンションスプロケット29間に主チェーン30が掛けまわされている。そのため、主駆動軸24が駆動されると主チェーン30により従駆動軸25が駆動される。従駆動軸25の他端は機枠6の背面側に突出している。
 図5に示すように、機枠6の背面側には、従駆動軸25と、加速受け皿駆動軸10とが回転自在に設けられている。
 機枠6の正面側から背面側に突出した従駆動軸25の端部には第2クランクアーム31が固定されている。第2クランクアーム31には、2連スプロケット32が設けられている。2連スプロケット32は、偏心スプロケットとして機能する。加速受け皿駆動軸10の一端には加速受け皿スプロケット33が固定されている。
 また、機枠6の背面側には、従駆動軸25に固定された第2クランクアーム31の2連スプロケット32と、背面側揺動アーム34と、複数の加速受け皿駆動軸10に固定された複数の加速受け皿スプロケット33とが設けられている。
 2連スプロケット32と、複数の加速受け皿スプロケット33の間には、従チェーン36が掛けまわされている。従チェーン36は、機枠6に設けられた複数の遊転スプロケット37にも掛けまわされている。また、従チェーン36は、揺動自在な背面側揺動アーム34の端部に設けられた背面側テンションスプロケット35にも掛けまわされており、従チェーン36のゆるみが吸収されている。
 従駆動軸25が回転することにより、2連スプロケット32と加速受け皿スプロケット33が回転する。
 ここで、2連スプロケット32が偏心スプロケットとして機能するため、2連スプロケット32に掛けまわされている従チェーン36の走行速度は、従駆動軸25の軸心から遠ざかるときに引っ張られて加速され、近づくときに減速される。
 したがって、従チェーン36により駆動される加速受け皿スプロケット33の回転速度は、加速、減速を繰り返す。
 複数の加速受け皿7については、それぞれの動作のタイミングを個別にずらすことができる。
 このタイミングのずれは、図3に示すように、それぞれの第1クランクアーム11の角度に位相差を設けることにより達成されている。
 また複数の卵抑え部材15の動作についても、それぞれのタイミングを個別にずらすことができる。
 このタイミングのずれは、卵押さえ部材15が開放状態となるタイミングと、開放状態が維持される時間とについて、卵抑え部材15のそれぞれに個別に設定されていることによる。これらの設定差は、それぞれのカム14の形状を互いに異ならせることにより達成されている。
 さらに加速受け皿7のそれぞれは、第1クランクアーム11の角度に位相差が設けられているにもかかわらず、卵受け取り状態における水平位置を一致させることができる。これは、第1クランクアーム11のそれぞれの半径を、第1クランクアーム11の角度に相関させて互いに異なる大きさに設定することにより達成されている。
 図6を用いて、卵移し替え装置1による卵の移し替え動作を説明する。
 複数の加速受け皿7の卵放出のタイミングを個別にずらすことにより、同図(a)および(b)に示すように、第1ピッチP1=76.2mmで配置されている卵Eは、分配コンベヤ4上で第2ピッチP2=63.5mmで配置されたバケット4aに収納される。
 すなわち、同図において加速受け皿7は、左端から第1~第6加速受け皿とする。同図(a)および(b)は第1~第6加速受け皿の卵Eの放出タイミングを経時的に示す図である。第1~第6加速受け皿は、右端の第6加速受け皿から第1加速受け皿までの順番で、タイミングをずらして卵Eの放出を行う。これにより、第1~第6加速受け皿の卵Eは、同図(b)に示すように、同図右側から順にタイミングを個別にずらして放出され、連続してバケット4aに移し替えられる。
 しかして供給コンベヤ3の第1ピッチP1の複数個の卵Eは、卵移し替え装置1により、分配コンベヤ4の第2ピッチP2のバケット4aに連続状態で的確に収納される。本実施形態に係る卵移し替え装置1によれば、図7に示した従来技術を適用したものに比べピッチの縮小幅を大きくできるため、分配コンベヤ4の速度を低速に抑えることができる。その結果、搬送装置2全体の速度を高速化しても、供給コンベヤ3から分配コンベヤ4へ卵Eを移し替える際に卵に加わる衝撃が大きくなることを防止することができ、搬送装置2の処理能力を向上することができる。
 今回開示された実施の形態は例示であってこれに制限されるものではない。例えば、供給コンベヤの複数列は、6列に限定されない。
 また、加速受け皿駆動軸10の駆動は、チェーン駆動に限らず、例えば、特開2011-173714号公報に記載の図7に示される駆動部によるものであってもよい。
<第2実施形態>
 本発明に係る第2実施形態の卵移し替え装置について、図面を参照して説明する。なお、図8~図18において、第1実施形態に対応する部材であっても異なる符号を付している場合や、第1実施形態とは異なる部材であっても同じ符号を付している場合がある。
 まず、従来技術を図面により説明する。図15は、特許文献1の図4に対応するものである。6列の供給コンベヤで供給される卵Eの配列ピッチS1と、単列の分配コンベヤの各バケットB間のピッチS2とが同じ(S1=S2)であれば、分配コンベヤの搬送速度V2は、供給コンベヤの搬送速度V1より格段高く(約6倍に)しなければならないが、分配コンベヤの速度を高速にすれば、移し替え装置から分配コンベヤのバケットBに入れるときの衝撃が大きくなり、卵Eが割れやすくなるという危険性が増す。
 そこで、前記従来の技術は、図16に示すように、分配コンベヤのバケットBのピッチを狭めることで、分配コンベヤの搬送速度V2′を低速化(V2′<V2)して、移し替え装置から分配コンベヤへの卵Eの円滑な移し替えを図ったものであった。
 すなわち、特許文献1の図4に示されるように、従来の移し替え装置は、供給コンベヤの卵配置ピッチS1と、分配コンベヤの卵配置ピッチS2と、移し替え装置のクランク駆動軸の配置ピッチS3との関係を「S1>S3>S2」とし、クランク駆動軸とクランクとの取り付け角度を変えて、供給コンベヤからの6つの全ての卵を停留位置で同時に受け取れるようにして、卵を受け取った後、卵の姿勢を変更すると共に加速して、放出位置で同時に分配コンベヤに移し替えるものであった。
 前記従来の供給コンベヤは6列の卵を搬送するものが一般であり、1時間あたり4万個の卵を処理できるものであった。
 近年、処理能力の向上が求められており、従来の1.5倍の1時間当たり6万個の処理が要望されており、この要望を満たすためには、供給コンベヤと分配コンベヤを共に、搬送速度を1.5倍に増速する必要がある。
 しかし、供給コンベヤが1.5倍の速度で動作すると、移し替え直前の計量皿上で停止させる時間が短くなってしまうので正確な計量が行えない。また、計量後に加速受け皿へ卵を移動させる時間も短くしなければならないので、卵に働く慣性によって卵の動きが安定せず、加速受け皿への乗り移りに失敗する卵が増えるという問題がある。
 そこで、供給コンベヤを6列から12列に増やして供給コンベヤの搬送速度を0.75倍の低速にして、1時間当たり6万個の処理をしようと試みた。しかし、図17に示すように、前記従来技術を用いて、供給コンベヤの12列のピッチP1を、分配コンベヤの単列のピッチP2に狭めると、移し替え装置の卵放出角度(図示の矢印の傾き角度)が大きくなるため、移し替え装置の構造上、実現不可能であった。
 そこでさらに、図18に示すように、12個の卵を3個ずつの4グループに分けて、それぞれのグループごとに、従来技術を用いて放出角度の変化を小さくして、卵間のピッチを縮めるよう改良を試みた。しかし、すべてのグループを従来技術と同じように「同時」に動作させると、分配コンベヤのバケットに、グループ間毎に、空きが生じて、分配コンベヤの搬送効率が下がってしまうという新たな問題が生じた。
 本発明は、前記従来技術の課題を解決することができる移し替え装置を提供することを目的とする。
 前記目的を達成するため、本発明は、次の手段を講じた。すなわち、本発明は、卵の鋭端と鈍端を結ぶ長軸がY方向に沿って第1ピッチP1で複数個配置された卵をX方向に搬送する複列の供給コンベヤから、前記長軸がZ方向に沿って配置され、Y方向に沿って第2ピッチP2で卵をY方向に搬送する単列の分配コンベヤに卵を移し替える装置において、前記複数個の卵を前記分配コンベヤに移し替える際、受け渡しのタイミングをずらして前記分配コンベヤに卵を受け渡すように構成されている。
 前記卵の長軸をY方向からZ方向に方向変換するとともに、Y方向に加速して、前記分配コンベヤに卵を放出する加速受け皿が、前記複数個備えられ、前記タイミングは、前記加速受け皿の卵放出タイミングであるのが好ましい。
 前記供給コンベヤからの卵を受け取って、前記加速受け皿に卵を放出する中継受け皿が、前記複数個備えられ、前記タイミングは、前記中継受け皿の卵放出タイミングと同期しているのが好ましい。
 前記複数個の中継受け皿及び加速受け皿はグループ分けされており、各グループ間で前記タイミングがずれているのが好ましい。
 前記複数個は12個であり、前記グループは3個ずつに分けられた第1~第4グループであるのが好ましい。なお、前記X、Y、Z方向は、図8、図9に示す直交座標をいう。
 本発明は、複数個の卵を分配コンベヤに移し替える際、受け渡しのタイミングをずらして分配コンベヤに卵を受け渡すように構成されているので、従来技術の同時に受け渡すものに比べて、分配コンベヤに空きが生じないようにでき、従来技術に比べて、分配コンベヤの搬送効率の低下が防がれる。
 以下に、本発明に係る第2実施形態の卵移し替え装置について、図面を参照して説明する。
 図8には、本発明の卵移し替え装置1を備えた卵Eの搬送装置2が示されている。
 卵の搬送装置2は、複列の供給コンベヤ3と、単列の分配コンベヤ4と、これらの両コンベヤ3,4間に設けられた卵移し替え装置1を有する。分配コンベヤ4の搬送方向Yの下流に、図示省略の卵の包装装置が接続されている。
 供給コンベヤ3は、卵Eの鋭端と鈍端を結ぶ長軸がY方向に沿って第1ピッチP1で複数個配置された卵EをX方向に搬送する複列のコンベヤである。
 分配コンベヤ4は、卵Eの長軸がZ方向(図9参照)に沿って配置され、Y方向に沿って第2ピッチP2(図14参照)で卵EをY方向に搬送するバケット4aを備えた単列のコンベヤである。
 バケット4aは、上方に開口して卵Eを上方から受け入れるよう構成され、受け取るときに、その衝撃を吸収するように、天秤アーム4bの端部に設けられ、上下方向にも移動する。分配コンベヤ4は、その搬送下流側において、バケット4aの卵Eを上方から保持して単列で搬送するコンベヤに接続されて、包装装置においてサイズごとに放出されるよう構成されている。
 卵移し替え装置1は、供給コンベヤ3からの複数個の卵Eを、単列の分配コンベヤ4に移し替えるものである。この移し替え装置1は、複数個の卵Eを分配コンベヤ4に移し替える際、受け渡しのタイミングをずらして分配コンベヤ4のバケット4aに卵Eを受け渡すように構成されているが、その動作(作用)については後述する。
 この実施の形態では、供給コンベヤ3は、12個の卵Eをその長軸が同一方向を向くよう、かつ第1ピッチP1になるよう整列されて搬送する12列の複列コンベヤとして例示されている。第1ピッチP1は、76.2mmとされている。
 供給コンベヤ3の搬送終端部に計量装置5が設けられている。供給コンベヤ3で搬送されてきた卵Eは、搬送終端において12個が同時に計量装置5の受け皿6に受け止められる。
 計量装置5は、受け皿6上の卵Eの重量を測定する。計量装置5の受け皿6の上方に、羽根車7が設けられている。受け皿6上の卵Eは、計量後、羽根車7の回転により、押し出されて卵移し替え装置1に移動する。羽根車7の回転速度は、供給コンベヤ3の搬送速度に連動している。
 図9に示すように、卵移し替え装置1は、中継受け皿8を有する。中継受け皿8は、羽根車7により押し出された卵Eを受け取り、傾動することにより、加速受け皿9に受け渡すものである。中継受け皿8と計量装置5の受け皿6との間にガイド10が設けられている。卵Eは、このガイド10上を転動して、長軸をY軸方向に沿った姿勢を維持して、中継受け皿8に載置される。
 中継受け皿8は、Y軸方向に沿った回動軸11に、第1ピッチP1=76.2mmで、12個設けられている。12個の中継受け皿8は、3個ずつ第1~第4グループの4つのグループに分けられている。各グループの回動軸11は、独立して回動可能に設けられている。
 各回動軸11の偏心位置にロッド12が下垂状に設けられている。ロッド12の下端に、クランクアーム13の一端が枢支されている。クランクアーム13の他端に、カムフォロアー14が設けられている。クランクアーム13の中間点が回動自在に枢支されているので、ロッド12が上下動自在とされている。カムフォロアー14は、一方向に連続回転するカム15のカム溝に係合している。カム溝は、円周の一部に凸部を有する環状に形成されている。カム15の回転数は、羽根車7の回転と同期している。
 カム15が1回転することにより、カム溝に係合するクランクアーム13が1往復回動し、クランクアーム13に連結されたロッド12が上下動して、中継受け皿8の回動軸11が往復回動するので、中継受け皿8が傾動して、卵Eを後述する加速受け皿9に放出落下させる。
 第1~第4グループの4つのグループの4つのカムのカム溝形状は同じであるが、凸部の位置が異なるように、グループ間で30度の位相差が設けられている。この位相差により、卵Eの放出のタイミングがグループ間でずらされている。すなわち、第1~第4グループが順次時間差をもって3個ずつ、卵Eを加速受け皿9に放出する。
 図10、図11に示すように、卵移し替え装置1は、機枠16を有する。この機枠16に、加速受け皿9が設けられている。加速受け皿9は、機枠16に回転自在に設けられた加速受け皿駆動軸17に設けられている。
 図10に示すように、加速受け皿駆動軸17は、12本設けられており、3本ずつピッチP3の間隔で配置されて、第1~第4グループに分けられ、各グループ間はピッチP4の間隔とされ、Y軸方向同一線上に配置されている。このグループ分けは中継受け皿8のグループ分けと同じである。なお、分配コンベヤ4のバケット4aのピッチはP2である。
 この実施の形態では、P2=57.15mm、P3=66.675mm、P4=95.25mmとされている。
 加速受け皿駆動軸17には、加速受け皿9の加速機構18が設けられている。加速機構18は、駆動軸17の端部に固定されたクランクアーム19を有する。クランクアーム19の他端に第1枢支軸20が固定されている。第1枢支軸20に、加速受け皿取付ブラケット21が回動自在に設けられている。このブラケット21に加速受け皿9が、供給コンベヤ側に突出するよう固定されている。
 ブラケット21には、第2枢支軸22が機枠16側に突出するよう設けられている。この第2枢支軸22にローラ23が回転自在に設けられている(図12、図13参照)。ローラ23は、機枠16に設けられた上レール24と下レール25の間隙に嵌合し、Y方向に沿って往復移動自在とされている。
 ブラケット21には、第3枢支軸26が供給コンベヤ3側に突出するよう設けられている。この第3枢支軸26に卵抑え部材27が回動自在に枢支されている。抑え部材27には、カムフォロアー28と卵抑え羽29が設けられている(図12、図13参照)。
 第1枢支軸20にカム30が固定されている。このカム30にカムフォロアー28が接触するよう、ブラケット21と抑え部材27との間に付勢手段が設けられている。付勢手段は引っ張りスプリング(図示せず)で構成されている。
 ブラケット21には、第1~第3枢支軸20,22,26と加速受け皿9が設けられている。
 図12、図13は、同一グループにおける加速受け皿9の姿勢を示す図である。図12は、卵受け入れ状態を示し、図13は、卵放出状態を示している。
 図12に示すように、第2枢支軸22のローラ23は、加速受け皿駆動軸17よりも上方の位置において、水平方向(Y方向)に往復移動する。駆動軸17が矢印方向に回転することにより、クランクアーム19の第1枢支軸20に枢支されたブラケット21が第2枢支軸22回りに揺動する。このブラケット21の揺動により、ブラケット21に設けられた加速受け皿9の載置面32は、駆動軸17の上方から下方に位置変更する。
 図12はグループにおける加速受け皿の卵受け取り姿勢を示す正面図であり、加速受け皿9は、卵Eを受け取る載置面32を上方に向けて、ほぼ駆動軸17の上方において待機状態である。抑え部材27の卵抑え羽29は、カム30により上方開放位置に保持されている。この状態で中継受け皿8からの卵が、加速受け皿9の載置面32上に受け渡される。
 その後、加速受け皿駆動軸17の矢印方向の回転により、クランクアーム19の第1枢支軸20に枢支されているブラケット21が、第2枢支軸22が水平移動することに連れて移動し、加速受け皿9の姿勢を変更する。このとき、抑え部材27のカムフォロアー28がカム30に接触していないので、卵抑え羽29は付勢手段により、卵Eを加速受け皿9の載置面32に押し付ける。
 さらに図13に示すように、駆動軸17が回転すると、加速受け皿9の姿勢を、卵Eの長軸がZ軸方向を向くようにする。そして、加速受け皿9は、Y方向に加速されて、分配コンベヤ4のバケット4aに卵を放出する。この時、卵抑え羽29は、カム30により付勢手段に抗して卵Eの押さえ付けを解除し、卵Eは加速受け皿9より下方の分配コンベヤ4のバケット4aに放出される。卵Eを放出した後、駆動軸17の回転により、加速受け皿9の載置面32は、図13に示す状態から、図12に示す状態に戻る。
 次に、図10、図11により、加速受け皿9の駆動系を説明する。
 図10に示すように、機枠16には、第1~第4グループの4本のグループ駆動軸33が設けられている。このグループ駆動軸33は、主駆動軸34からの動力により駆動されている。主駆動軸34は、分配コンベヤ4の搬送速度に同期して駆動されている。主駆動軸34には主スプロケット35が設けられ、グループ駆動軸33にはグループスプロケット36が設けられている。機枠16には、遊転スプロケット37が設けられている。これらスプロケット35,36,37間に主チェーン38が掛けまわされている。
 グループ駆動軸33は、機枠16を突出した他端にクランクアーム39が固定されている。クランクアーム39に2連のスプロケット40が固定されている。この2個のスプロケット40は、偏心スプロケットとして機能する。加速受け皿駆動軸17の端部に加速受け皿スプロケット41が設けられている。
 クランクアーム39の2連スプロケット40と、加速受け皿スプロケット41の間にグループチェーン42が掛けまわされている。チェーン42は、機枠16に設けられた複数の遊転スプロケット46にも掛けまわされている。また、グループチェーン42は、揺動自在な揺動アーム43の端部に設けられたテンションスプロケット44に掛けまわされて、チェーン42のゆるみが吸収されている。揺動アーム43にチェーン42のゆるみを吸収する付勢手段(図示せず)が設けられている。なお、図11では、左から3番目のグループのみに、掛けまわしの参考としてグループチェーン42を記載しているが、実際には第1~第4グループすべてにグループチェーン42が掛けまわされている。
 グループ駆動軸33が回転することにより、クランクアーム39が回転して、2連スプロケット40も駆動軸33回りに回転する。この2連スプロケット40は偏心スプロケットとして機能するため、2連スプロケット40に掛けまわされているグループチェーン42の走行速度は、駆動軸33の軸心から遠ざかるときに引っ張られて加速され、近づくときに減速される。
 したがって、グループチェーン42により駆動される加速受け皿スプロケット41の回転速度は、加速、減速を繰り返す。
 図10に示した、グループ駆動軸33とグループスプロケット36は、位置調整自在に設けられている。スプロケット36とグループ駆動軸33の位相差を設けることにより、グループ分けされた加速受け皿9の動きのタイミングをずらすことができる。このタイミングのずれは、図11に示すように、クランクアーム39の角度が、右端から30度、60度、90度、120度とされた位相差により達成されている。なお、図10の第1~第4グループに係る加速機構18は位相差が設けられる前の状態を示している。
 図14を用いて、加速受け皿の動きを説明する。
 12個の加速受け皿9を3個ずつ、第1グループから第4グループに分け、各グループの卵放出のタイミングをずらすことにより、同図(a)~(d)に示すように、第1ピッチP1=76.2mmで配置されている卵Eは、第2ピッチP2=57.15mmの分配コンベヤ4のバケット4aに収納される。
 すなわち、同図(a)は第1グループの3個の卵Eの放出であり、この放出後、タイミングをずらして(b)に示すように第2グループの3個の卵Eの放出を行うことで、第1グループと第2グループの卵Eは、分配コンベヤ4のバケット4aに連続して受け渡される。同様に、(c)に示すように第3グループの卵Eがタイミングをずらして放出され、(d)に示すように第4グループの卵Eがタイミングをずらして放出されることにより、12個の卵Eは連続して分配コンベヤ4に移し替えられる。
 しかして、供給コンベヤ3の第1ピッチP1の12個の卵Eは、卵移し替え装置1により、分配コンベヤ4の第2ピッチP2のバケット4aに連続状態で収納され、図18に示した従来技術を適用したものに比べ分配コンベヤの搬送効率の低下が防がれる。
 今回開示された実施の形態は例示であってこれに制限されるものではない。例えば、供給コンベヤの複数列は、12列に限定されない。グループ分けは、4グループに限定されない。さらにグループ分けせずに、加速受け皿の放出タイミングをずらすことにより、同じ効果が達成される。
 また、加速受け皿駆動軸17の駆動は、チェーン駆動に限らず、例えば、特開2011-173714号公報に記載の図7に示される駆動部によるものであってもよい。
 本発明は上記で説明した範囲ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲でのすべての変更が含まれることが意図される。
 本発明は、卵の搬送に用いることが出来る。
1 卵移し替え装置
2 搬送装置
3 供給コンベヤ
4 分配コンベヤ
4a バケット
5 羽根車
6 機枠
7 加速受け皿
8 駆動系
9 加速機構
10 加速受け皿駆動軸
11 第1クランクアーム
12 第1枢支軸
13 ブラケット
14 カム
15 卵抑え部材
16 第2枢支軸
17 第3枢支軸
18 ローラ
19 上レール
20 下レール
21 カムフォロアー
22 卵抑え羽
23 載置面
24 主駆動軸
25 従駆動軸
26 主スプロケット
27 従スプロケット
28 正面側揺動アーム
29 正面側テンションスプロケット
30 主チェーン
31 第2クランクアーム
32 2連スプロケット
33 加速受け皿スプロケット
34 背面側揺動アーム
35 背面側テンションスプロケット
36 従チェーン
37 遊転スプロケット
E 卵

 

Claims (2)

  1.  卵の鋭端と鈍端を結ぶ長軸がY方向に沿って第1ピッチP1で複数個配置された卵をX方向に搬送する複列の供給コンベヤから、前記長軸がZ方向に沿って配置され、Y方向に沿って第2ピッチP2で卵をY方向に搬送する単列の分配コンベヤに卵を移し替える装置において、
     前記複数個の卵を前記分配コンベヤに移し替える際、受け渡しのタイミングをずらして前記分配コンベヤに卵を受け渡すように構成されている卵移し替え装置。
  2.  前記卵の長軸をY方向からZ方向に方向変換するとともに、Y方向に加速して、前記分配コンベヤに卵を放出する加速受け皿が、前記複数個備えられ、
     前記タイミングは、前記加速受け皿の卵放出タイミングである請求項1記載の卵移し替え装置。
PCT/JP2023/012675 2022-04-25 2023-03-28 卵移し替え装置 WO2023210246A1 (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS538423B2 (ja) * 1973-12-26 1978-03-28
JP2008179475A (ja) * 2006-12-29 2008-08-07 Naberu:Kk 卵の移載装置

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