JPS61287622A - 自動洗卵選別装置における卵の移し替え装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は複数列で軸線が水平状態にて搬送される卵を卵
の軸線を垂直にして単列で搬送するコンベアへ移し替え
る場合の卵の移し替え装置に関する。

（従来の技術） 卵の自動洗卵選別装置にあっては、通常卵は６列で鼓状
ローラーコンベアにて搬送されるが、卵の重量を計量し
た後、これらをその重量別に区分けする場合には単列で
搬送する方がその制御が容易であるため計量機で計量し
た後単列にする方式が採られている。

こうした装置は特許第９３０３１１号（特公昭５３−８
４２３号）に示されている。この装置には、配送コンベ
アから軸線を水平にして卵を受け取る複数の移し替えカ
ップを卵受丞用上昇水平位置に停留させるとともに下方
に回転させながら下方に配置された分配コンベアの大体
の速度に加速して下方に傾動させ、分配コンベアの個々
の保持ポケットに重力によって移し替える装置が示され
ている。しかし、この特許の装置は配送コンベアと分配
コンベアとの間には、移し替えカップ１つが存在するだ
けであるから、この移し替えカップの回転により卵の軸
線を水平から垂直にすると、同時にその下方の分配コン
ベアの進行速度と大体同じ速度へのカップの加速とを同
時に、かつ短時間に行う必要があるが、この１つの移し
替えカップのみで分配コンベアと同一速度に加速し、か
つ完全に卵の軸線を垂直にすることは困難であった・こ
の結果、分配コンベアのポケット、は卵が完全に垂直に
なる前に放り込むようにして移し替えるため、ポケット
の一部に卵が当ることがあって破卵の原因となっていた
。

（発明が解決しようとする問題点） 前記欠点に鑑み、本発明は卵の軸線を完全に垂直にした
後、これを搬送コンベアの速度と同一速度に加速して搬
送コンベアの個々のバケットに投入することにより、前
記欠点を解決しようと干るものである。

（問題点を解決するための手段） そこで、本発明は卵の軸線の変換と搬送コンベアのバケ
ットへの投入を別々の機構、即ち卵の軸線変換機と加速
投入機を採用することにより、卵の軸線を完全に垂直に
した後、完全に垂直になった卵を加速投入機に移し、こ
の加速投入機を搬送コンベアの速度と同一速度に加速さ
せつつ、搬送コンベアの個々のバケットに投入するよう
にしたものである。

（実施例） 本発明の実施例を図に従って説明する。

第２図に於いて、１は複数列で卵の軸線を水平にして搬
送スるローラーコンベアであり通常６列で卵を搬送して
いる。

このローラーコンベア１の前方に案内板７を介して計量
器２を各部のレーンに対応させて設け、ローラーコンベ
ア１で順次搬送されてくる卵を計量する。計量された卵
は各計量器２の上方に設けられた羽根＊３により、各々
その前方に設けられた卵の軸線変換機９の受皿１１上に
案内板８を介して運ばれ、受皿１１に乗った卵はその上
部に上下動可能に配置された保持爪１２で保持され、軸
線変換１ｆｉ９の回動によって卵の軸線が垂直方向に変
換される。　この卵の軸線変換機９はｒｊＳ１図及び第
３図に示すようにブロック状の本体１１ａの左方下部に
受皿１１を前方に突出させて設け、右方上部には鉤型金
兵２５の下端部を回動可能に設けると共に、この鉤型金
兵の先端部から前記受皿の上方に張り出すように卵保持
爪１２を設け、該鉤型金具のコーナ一部と本体左方の上
部との間に引っ張りぼね１３を設け、該本体の上方には
水平状の長孔５５を貫通させて設けたもので、この長孔
に垂直基板１４より水平状に突出させた固定ピン５４を
直交的に通すと共に、該本体の長孔の左方には本体駆動
ピン２６を回動可能に設け、この駆動ピンと本体駆動軸
５２に設けられたクランク５３の先端とを連結し、駆動
軸の９０”往復回転によりクランク５３を垂直から水平
状に往復動させ、本体を第３図ＡからＣへと回転させる
ようにしたものである。即ち、本体駆動軸５２をｐＩＳ
３図Ａの状態から右へ回転させると、クランク５３によ
り本体１１ａは長孔５５が固定ピを滑って第３図Ｂのよ
うに左下に傾き、さらにクランク５３が回転して水平状
になると、第３図Ｃのように長孔が垂直状態になり、受
皿１１に保持した卵の軸線を水平から垂直に変換する。

尚、第３図Ａの状態における保持爪１２による卵の抑圧
保持、及びｆ５３図Ｃの状態になった後における保持爪
の解放は図示しないが本体１１ａのクランク５３による
傾動に関連して行なわれるものである。

ｆｊＳ３図Ｃの状態で卵を解放し、下部の加速投入磯の
カップ１７ａ、１７ｂに落下させた後、駆動軸５２を逆
回軒させクランク５３を垂直に戻して第３図への状態に
戻される。

上記の卵の軸線変換機９から垂直状で卵を受け取った加
速投入機１０はその下方に設けられた搬送コンベア４の
移動速度と同一に加速されバケット５に投下される。

この加速投入機１０は第１図及び第３図に示すように、
左右に設けられたホルダー支持板１５ａ１５ｂに２本の
ロッド１６を平行状にかつ回転可能に設け、このロッド
１６の下部に設けたホルダー１７．１７に一対のカップ
１７ａ、１７ｂを設け、両ロッドの一端には歯車板２１
．２１を設けて噛み合わせると共に、両歯車板の間には
引つ張ばね２３を設けて前記カップの下端を常に閉じる
ように作用させ、他端のロッドの一方にはカップ開放レ
バー１８を後方に突出させ、この開放レバー１８の先端
に接するように案内ガイド２０が設けられていて、加速
投入機の左右動により開放レバー１８を案内し、カップ
の下端を前記例つ張ばね２３の力に抗して開閉するよう
になっている。

上記の卵の軸線変換機９は、前記ローラーコンベア１に
て送られてくる卵の数と同数垂直基板１４の前方に並べ
て設けられ、又、加速投入ｆｉｌＯには前記軸線変換機
の配列間隔と同ピツチでカップ１７ａ、１７ｂが６対ホ
ルダー１７に設けられているもので、このピッチはその
下部をロッドの軸線方向に１列で移動する搬送コンベア
４のバケットのピッチと同一である。

ｉ１４図は本発明の軸線変換機９と加速投入機１０の駆
動原理を示すもので、垂直基板１４の裏面を示すもので
ある。軸線変換機９の駆動軸５２は横６列に平行状に設
けられ、これらは原動軸５０に取り付けられたスプロケ
ットホイール３９に掛けられたエンドレスチェン４９を
介して同期的に一定角度可逆回転させられる。

加速投入機１０は垂直基板１４の裏面上方に揺動可能に
支持させられた２本の揺動アーム１９゜１９の下端に、
加速投入機の後部に両ホルダー支持板１５ａ、１５ｂ間
を渡すように固定された支持桟１５ｃの側面が回動可能
に連結され、この揺動アーム１９．１９はアーム原動軸
５８に取り付けられたスプロケットホイール５つにより
中間軸５８ａのスプロケットホイール６０に回転を伝え
、この中間軸に設けた偏心クランク６２の先端と連結さ
れ、この偏心クランク６２により鎖線のように揺動する
ようになっている。従って、揺動アーム１９が揺動する
と、加速投入ｆ’ｌｉ　１０も第４図実線のカップ開放
状態から鎖線にて示すように左に振られ、やや上方に位
置すると同時に、左端の力・ンプ開放レバー１８の先端
が案内ガイド２０に規制されてロッド１６及びホルダー
を介してカップ１７ａ、１７ｂの下端を閉じるようにな
っており、この位置にて上部の軸線変換機から落下させ
た卵を受け取るようになっている。

次に、本発明の作用について説明する。

ローラーコンベア１にて搬送されてきた卵は計量器２に
て計量された後、羽根ＩｆＬ３にてｆｊＳ３図Ａのよう
に卵の軸線変換機９の受皿１１の上に移される。次いで
、駆動軸５２を回転させクランク５３を作動させると、
これに連動して保持爪１２が卵の上部を押さえ第３図Ｂ
の状態を経て第３図Ｃのように卵の軸線を垂直に変換す
る。

この状態からクランクが少し下がると保持爪１２は引っ
張ばね１３の力に抗して開き卵の保持を解くので卵は垂
直状態で落下し、下部に設けられた加速投入機１０のカ
ップ１７ａ、１７ｂにて受け取られる。加速投入機が卵
を受け取る位置は第４図の鎖線の位置で、この時カップ
の下端は閉じられており、位置としては搬送コンベア４
の進行方向の上手に当たる位置である。卵はここで受け
取られた後、揺動アーム１９の揺動運動により、その下
部を移動する搬送コンベア４の進行速度と同一速度に加
速されバケットコンベアと同期して第４図右方へ移動す
る。この同期移動に伴い加速投入機のカップ開放レバー
１８は案内ガイド２０により規制され揺動アームが最右
端に達する直前にカップ１７ａ、１７ｂを開き、下部を
直線状に進行するｔｍ送コンベア４のバケット５に６個
の卵を同時に落下させ移し替えるものである。この際、
加速投入機１０はやや下方に下がるので移し替え空間は
短縮され好都合となる。

卵を落下させた加速投入１ｆｉｌｏは揺φｈアーム１９
の往復動により左端の元の位置に戻る際、カップ開放レ
バー１８が案内ガイド２０の規制から開放されるので引
つ張ばね２３の作用ｌこより力、２７゜１７ｎ、１７ｂ
を閉じ、再び卵を受け取って同じ動作を繰り返すことに
より搬送コンベアに連続して卵を移し替えるものである
。加速投入機の一往復に要する時間は搬送コンベアのバ
ケ・７１６個が進行する時間と等しく設計されており、
バケットには同時に６個の卵が漏れなく投入されるもの
である。　前記軸線変換機９についても、クランク５３
の約９０°の範囲での往復動により、前記加速投入機１
０の往復動に合わせて卵を水平から垂直に変換し一斉に
加速投入機のカップに投入されることは言うまでもない
。

尚、本発明における卵の軸線変換８！９の構成は上記し
た構成に限定するものではなく、吸盤を使って角度を変
換する手段その他各種の方法や手段が考えられるもので
ある。

（発明の効果） 本発明は上述のように複数列で軸線を水平にして搬送さ
れてきた卵を軸線変換機９により完全に垂直にした後、
下部に設けられた加速投入Ｐ；！１ｉ。

のカップに落下させ、この加速投入機を搬送コンベアの
速度と同一速度に加速して複数の卵を／＜ケ・／１・に
移し替えるものであるから卵の移し替えは完全かつ確実
なものとなる。又、加速投入機の動きを上部の軸線変換
機９から受け取る場合は少し上方に上がって近接した状
態で受け取り、これを下部のバケットに移す時は少し下
がってバケットに近接した状態で落下させるので卵の空
間滞留時間が少なく、移し替え作業はより安全かつ確実
に行える利点がある。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示すもので第１図は軸線変換
機と加速投入機の斜視図 第２図は本発明の配置関係を示す側面図第３図は軸線変
換機の動きを示忙正面図第４図は駆動機構を示す背面図 １、ローラーコンベア　２．計量器 ３、羽根車　４．搬送コンベア ５、バケット　９．軸線変換機 １０、加速投入機　１１．受皿 １２、保持爪　　１３．引っ張ばね　１６．ロッド　　
１７．ホルダー　１．７ａ、１７ｂ、カップ１８、開放
レバー　１９．揺動アーム ２０、案内がイド　２１．歯車板　　２３．ばね　　２
５、鉤型金兵　２６、駆動ビン５０、原動軸　５２．駆
動軸　５３．クランク５４、固定ビン　５５．！ｊｃ孔
　５８、アーム原動軸　５８゛、中間軸　６０．スプロ
ケ、２トロ２、偏心クランク

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）複数列で卵の軸線を水平にして搬送するローラーコ
   ンベアから、該ローラーコンベアより低い位置で軸線が
   垂直な状態にて卵が受け取れる個々のバケットを備えた
   搬送コンベアへ卵を移し替える装置であって、 前記ローラーコンベアから送られてきた卵をその軸線を
   水平にして受け取った後、各卵の軸線を垂直方向に変換
   する軸線変換機９と、 該軸線変換機の下方に、下端が開閉可能なカップを備え
   、前記搬送コンベアの速度と同期して往復揺動する加速
   投入機１０を設け、前記軸線変換機から軸線が垂直にな
   った卵を落下により加速投入機に受け取り、同期移動中
   に前記カップの下端を開いて、前記搬送コンベアのバケ
   ットへ卵を落下投入するようにしたことを特徴とする自
   動洗卵選別装置における卵の移し替え装置。 ２）複数列で卵の軸線を水平にして搬送するローラーコ
   ンベアから、該ローラーコンベアより低い位置で軸線が
   垂直な状態にて卵が受け取れる個々のバケットを備えた
   搬送コンベアへ卵を移し替える装置であって、 前記ローラーコンベアの前方に、受皿と保持爪により軸
   線を水平にして受け取った卵を保持しながら卵の軸線を
   垂直に変換した後下方に落下させる軸線変換機９を設け
   、該軸線変換機の下方に下端が開閉可能なカップを備え
   、前記搬送コンベアの速度と同期して往復揺動する加速
   投入機１０を設け、該軸線変換機から軸線が垂直になっ
   た卵を落下により加速投入機に受け取り、同期移動中に
   カップの下端を開いて前記搬送コンベアのバケットへ落
   下投入するようにしたことを特徴とする自動洗卵選別装
   置における卵の移し替え装置。