WO2023139885A1 - 作業機械 - Google Patents

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賢人 熊谷
進也 井村
靖貴 釣賀
孝昭 千葉
慎二郎 山本
裕昭 天野
真司 西川
昭広 楢▲崎▼
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日立建機株式会社
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Abstract

本発明は、旋回モータとその他のアクチュエータとを同時に駆動する複合操作時に、アクチュエータの速度制御と旋回モータのトルク制御とを簡素な構成で行うことが可能な作業機械を提供することを目的とする。そのために、コントローラは、アクチュエータ目標流量と旋回目標流量とを基にポンプ目標流量を算出し、前記アクチュエータ目標流量とポンプ圧とアクチュエータメータイン圧とを基にアクチュエータ方向制御弁の目標メータイン開口面積を算出し、操作装置の入力量と姿勢センサの出力値とを基に旋回モータの目標トルクを算出し、前記目標トルクと旋回メータイン圧とを基に旋回目標メータアウト圧を算出し、前記旋回目標メータアウト圧と旋回メータアウト圧とを基に旋回方向制御弁の目標メータアウト開口面積を算出する。

Description

作業機械
 本発明は、油圧ショベル等の作業機械に関するものである。
 一般に、例えば油圧ショベル等の作業機械には種々の油圧アクチュエータが設けられるが、このような油圧アクチュエータに対する油給排制御を行うための制御回路として、従来から、一本のスプール弁で、油圧アクチュエータに対する作動油の給排方向を切り換える方向切換制御と、油圧ポンプから油圧アクチュエータへの供給流量を制御するメータイン開口制御と、油圧アクチュエータから作動油タンクへの排出流量を制御するメータアウト開口制御とを行うように構成したものが広く知られている。
 このようにメータイン開口制御とメータアウト開口制御とを一本のスプール弁で行う場合、該スプール弁の移動位置に対するメータイン側の開口面積とメータアウト側の開口面積との関係が一意的に決まってしまう。
 それゆえ、一つの油圧アクチュエータを単独で駆動させる単独動作や複数の油圧アクチュエータを同時に駆動させる複合動作、あるいは軽作業や重作業等の種々の作業内容に応じてメータイン側の開口面積とメータアウト側の開口面積との関係を変更させることができず、メータイン開口制御によりアクチュエータへの供給流量を制御する際、または、メータアウト開口制御によりアクチュエータからの排出流量を制御する際に、一方の開口制御が他方の開口制御に干渉してしまい、操作性が低下してしまう可能性がある。
 そこで、従来、油圧アクチュエータに対する油給排制御を、油圧ポンプから油圧シリンダのヘッド側油室、ロッド側油室への供給流量をそれぞれ制御するヘッド側、ロッド側供給弁(ヘッドエンド、ロッドエンド供給弁)と、ヘッド側油室、ロッド側油室から油タンクへの排出流量をそれぞれ制御するヘッド側、ロッド側排出弁(ヘッドエンド、ロッドエンドドレン弁)との4つのメータリングバルブを用いて形成したブリッジ回路により行う制御回路が知られている(例えば、特許文献1)。
 特許文献1の制御回路では、4つのメータリングバルブがコントローラからの指令に基づいて個別に作動するため、作業内容等に応じてメータイン開口とメータアウト開口との関係を容易に変更することが可能である。
 また、前述した方向切換制御とメータイン開口制御とメータアウト開口制御とを一本のスプール弁で行う方向切換弁の上流側に可変抵抗機能を有する補助弁を配し、当該補助弁により単独動作や複合動作等の作業内容等に応じて方向切換弁に対する圧油供給を補助的に行う制御回路も知られている(例えば、特許文献2)。
特許第5214450号公報 特開第3511425号公報
 しかしながら、特許文献1の制御回路においては、油圧アクチュエータに対する油給排制御を4つのメータリングバルブで行うために、4つのメータリングバルブをそれぞれ構成する4つのスプール(またはポペット)に加え、各スプールを駆動するための4つのアクチュエータ(特許文献1においてはソレノイド)が必要であり、回路の複雑化および部品点数の増加によりコストが増大するという課題がある。
 一方、特許文献2の制御回路においては、補助弁によって複合作業時における各油圧アクチュエータへの圧油配分や優先度合いを制御することはできるものの、一つの方向切換弁で油圧アクチュエータに対するメータイン開口制御とメータイン開口制御を行うことは従来通りであるため、一方の開口制御に他方の開口制御が干渉してしまうという問題は依然として解消されない。
 本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、アクチュエータと旋回モータとを同時に駆動する複合操作時に、アクチュエータの速度制御と旋回モータのトルク制御とを簡素な構成で行うことが可能な作業機械を提供することにある。
 上記目的を達成するために、本発明は、走行体と、前記走行体上に旋回可能に取り付けられた旋回体と、前記旋回体に取り付けられた作業装置と、作動油タンクと、前記作動油タンクから作動油を吸い込んで吐出する可変容量型の油圧ポンプと、前記油圧ポンプの容量を制御するレギュレータと、前記作業装置を駆動するアクチュエータと、前記旋回体を駆動する旋回モータと、前記油圧ポンプから前記アクチュエータに供給される圧油の流れを制御するアクチュエータ方向制御弁と、前記油圧ポンプから前記旋回モータに供給される圧油の流れを制御する旋回方向制御弁と、前記アクチュエータおよび前記旋回モータの動作を指示する操作装置と、前記操作装置の入力量に応じて前記レギュレータ、前記アクチュエータ方向制御弁、および前記旋回方向制御弁を制御するコントローラとを備えた作業機械において、前記油圧ポンプの吐出圧であるポンプ圧を検出する第1圧力センサと、前記アクチュエータのメータイン側の圧力であるアクチュエータメータイン圧を検出する第2圧力センサと、前記旋回モータのメータイン側の圧力である旋回メータイン圧、および前記旋回モータのメータアウト側の圧力である旋回メータアウト圧を検出する第3圧力センサと、前記旋回体および前記作業装置の姿勢を検出する姿勢センサとを備え、前記アクチュエータ方向制御弁および前記旋回方向制御弁は、それぞれ、メータイン開口とメータアウト開口とが同一弁体で形成され、前記アクチュエータ方向制御弁は、弁変位に対してメータイン開口の方がメータアウト開口よりも小さくなるように形成され、前記旋回方向制御弁は、弁変位に対してメータアウト開口の方がメータイン開口よりも小さくなるように形成され、前記コントローラは、前記操作装置の入力量を基に、前記油圧ポンプから前記アクチュエータに供給される圧油の流量の目標値であるアクチュエータ目標流量を算出し、前記操作装置の入力量を基に、前記油圧ポンプから前記旋回モータに供給される圧油の流量の目標値である旋回目標流量を算出し、前記アクチュエータ目標流量と前記旋回目標流量とを基に、前記油圧ポンプの吐出流量の目標値であるポンプ目標流量を算出し、前記アクチュエータ目標流量と前記ポンプ圧と前記アクチュエータメータイン圧とを基に、前記アクチュエータ方向制御弁のメータイン開口面積の目標値である目標メータイン開口面積を算出し、前記操作装置の入力量と前記姿勢センサの出力値とを基に、前記旋回モータへの入力トルクの目標値である目標トルクを算出し、前記目標トルクと前記旋回メータイン圧とを基に、前記旋回メータアウト圧の目標である旋回目標メータアウト圧を算出し、前記旋回目標メータアウト圧と前記旋回メータアウト圧とを基に、前記旋回方向制御弁のメータアウト開口面積の目標値である目標メータアウト開口面積を算出し、前記ポンプ目標流量に応じて前記レギュレータを制御し、前記目標メータイン開口面積に応じて前記アクチュエータ方向制御弁を制御し、前記目標メータアウト開口面積に応じて前記旋回方向制御弁を制御するものとする。
 以上のように構成した本発明によれば、旋回モータとその他のアクチュエータとを同時に駆動する複合操作時に、ブーム方向制御弁の前後差圧に応じてメータイン開口を調整して目標通りの流量をブームシリンダに供給することにより、ブームを目標速度通りに動作させることができる。また、旋回方向制御弁のメータアウト開口を調整して目標通りのトルクを旋回モータに入力することにより、旋回体の慣性による行き過ぎなどを防止することができる。さらに、油圧ポンプのポンプ目標流量はブーム目標流量と旋回目標流量との合計であり、かつ、油圧ポンプの吐出流量からブームシリンダへの供給流量を差し引いた流量が旋回モータに供給されるため、旋回体を目標速度通りに動作させることができる。これにより、同一弁体でメータイン開口制御とメータアウト開口制御を行う方向制御弁を用いた簡素な構成で、旋回モータとその他のアクチュエータとを同時に駆動する複合操作時に、アクチュエータの速度制御と旋回モータのトルク制御とを行うことが可能となる。
 本発明に係る作業機械によれば、旋回モータとその他のアクチュエータとを同時に駆動する複合操作時に、アクチュエータの速度制御と旋回モータのトルク制御とを簡素な構成で行うことが可能となる。
本発明の実施形態に係る油圧ショベルの側面図である。 図1に示す油圧ショベルに搭載される油圧駆動装置の回路図(1/2)である。 図1に示す油圧ショベルに搭載される油圧駆動装置の回路図(2/2)である。 図2Aに示す方向制御弁(旋回方向制御弁以外)の開口特性を示す図である。 図2Aに示す旋回方向制御弁の開口特性を示す図である。 図2Bに示すコントローラの機能ブロック図である。 図2Aに示すブリードオフ弁の操作レバー入力量に対する開口特性を示す図である。 図2Bに示すコントローラのポンプ流量制御に関わる処理を示すフローチャートである。 図2Bに示すコントローラのブーム方向制御弁の開口制御に関わる処理を示すフローチャートである。 図2Bに示すコントローラの旋回方向制御弁の開口制御に関わる処理を示すフローチャートである。 図2Bに示すコントローラのブリードオフ弁の開口制御に関わる処理を示すフローチャートである。
 以下、本発明の実施形態に係る作業機械として油圧ショベルを例に挙げ、図面を参照して説明する。なお、各図中、同等の部材には同一の符号を付し、重複した説明は適宜省略する。
 図1は、本実施形態に係る油圧ショベルの側面図である。図1に示すように、油圧ショベル901は、走行体201と、走行体201上に旋回可能に配置され、車体を構成する旋回体202と、旋回体202に上下方向に回動可能に取り付けられ、土砂の掘削作業等を行う作業装置203とを備えている。旋回体202は、旋回モータ211によって駆動される。
 作業装置203は、旋回体202に上下方向に回動可能に取り付けられたブーム204と、ブーム204の先端に上下方向に回動可能に取り付けられたアーム205と、アーム205の先端に上下方向に回動可能に取り付けられたバケット206と、ブーム204を駆動するアクチュエータであるブームシリンダ204aと、アーム205を駆動するアクチュエータであるアームシリンダ205aと、バケット206を駆動するアクチュエータであるバケットシリンダ206aとを有する。作業装置203には、ブーム204、アーム205、バケット206の姿勢および動作状態を検出する慣性計測装置212,213,214が設置されている。旋回体202には、旋回体202の姿勢や回転速度を検出する慣性計測装置215,216が設置されている。すなわち、本実施形態における慣性計測装置212~216は、旋回体202および作業装置203の姿勢を検出する姿勢センサを構成している。
 旋回体202上の前側位置には運転室207が設けられており、後側位置には車体の重量バランスを確保するためのカウンタウエイト209が取り付けられている。運転室207とカウンタウエイト209の間には、機械室208が設けられている。機械室208には、エンジン(図示せず)、コントロールバルブ210、旋回モータ211、油圧ポンプ1~3(図2Aに示す)等が収容されている。コントロールバルブ210は、油圧ポンプから各アクチュエータへの作動油の流れを制御する。
 図2Aおよび図2Bは、油圧ショベル901に搭載される油圧駆動装置の回路図である。
 (構成)
 油圧駆動装置902は、3つの主油圧ポンプ(例えば、可変容量形油圧ポンプからなる第1油圧ポンプ1、第2油圧ポンプ2、および第3油圧ポンプ3)と、パイロットポンプ91と、油圧ポンプ1~3およびパイロットポンプ91に油を供給する作動油タンク5とを備える。油圧ポンプ1~3およびパイロットポンプ91は、エンジン(図示せず)によって駆動される。
 第1油圧ポンプ1の傾転角は、第1油圧ポンプ1に付設したレギュレータによって制御される。第1油圧ポンプ1のレギュレータは流量制御指令圧ポート1aを有し、流量制御指令圧ポート1aに作用する指令圧により駆動される。第2油圧ポンプ2の傾転角は、第2油圧ポンプ2に付設したレギュレータによって制御される。第2油圧ポンプ2のレギュレータは、流量制御指令圧ポート2aを有し、流量制御指令圧ポート2aに作用する指令圧により駆動される。第3油圧ポンプ3の傾転角は、第3油圧ポンプ3に付設したレギュレータによって制御される。第3油圧ポンプ3のレギュレータは、流量制御指令圧ポート3aを有し、流量制御指令圧ポート3aに作用する指令圧により駆動される。
 第1油圧ポンプ1のポンプライン40には、走行右方向制御弁6、バケット方向制御弁7、第2アーム方向制御弁8、および第1ブーム方向制御弁9がそれぞれ流路41,42、流路43,44、および流路45,46、流路47,48を介してパラレルに接続される。流路41,42、流路43,44、および流路45,46、流路47,48には、ポンプライン40への圧油の逆流を防止するために、チェック弁21~24がそれぞれ配置されている。走行右方向制御弁6は、第1油圧ポンプ1から、走行体201を駆動する一対の走行モータのうちの図示しない走行右モータに供給される圧油の流れを制御する。バケット方向制御弁7は、第1油圧ポンプ1からバケットシリンダ206aに供給される圧油の流れを制御する。第2アーム方向制御弁8は、第1油圧ポンプ1からアームシリンダ205aに供給される圧油の流れを制御する。第1ブーム方向制御弁9は、第1油圧ポンプ1からブームシリンダ204aに供給される圧油の流れを制御する。ポンプライン40は、過剰な圧力上昇から回路を保護するために、メインリリーフ弁18を介して作動油タンク5に接続される。ポンプライン40は、油圧ポンプ1の余剰な吐出油を排出するために、ブリードオフ弁35を介して作動油タンク5に接続される。
 第2油圧ポンプ2のポンプライン50には、第2ブーム方向制御弁10、第1アーム方向制御弁11、第1アタッチメント方向制御弁12、および走行左方向制御弁13がそれぞれ流路51,52、流路53,54、流路55,56、および流路57,58を介してパラレルに接続される。流路51,52、流路53,54、流路55,56、および流路57,58には、ポンプライン50への圧油の逆流を防止するために、チェック弁25~28がそれぞれ配置されている。第2ブーム方向制御弁10は、第2油圧ポンプ2からブームシリンダ204aに供給される圧油の流れを制御する。第1アーム方向制御弁11は、第2油圧ポンプ2からアームシリンダ205aに供給される圧油の流れを制御する。第1アタッチメント方向制御弁12は、第2油圧ポンプ2から、例えばバケット206に代えて設けられる小割機等の第1特殊アタッチメントを駆動する図示しない第1アクチュエータに供給される圧油の流れを制御する。走行左方向制御弁13は、第2油圧ポンプ2から、走行体201を駆動する一対の走行モータのうちの図示しない走行左モータに供給される圧油の流れを制御する。ポンプライン50は、過剰な圧力上昇から回路を保護するために、メインリリーフ弁19を介して作動油タンク5に接続される。ポンプライン50は、油圧ポンプ2の余剰な吐出油を排出するために、ブリードオフ弁36を介して作動油タンク5に接続される。ポンプライン50は、第1油圧ポンプ1の吐出油を合流させるために、合流弁17を介してポンプライン40に接続される。ポンプライン50のうち流路55と流路57とを接続する部分には、チェック弁32が設けられている。チェック弁32は、第1油圧ポンプ1から合流弁17を介してポンプライン50に合流する圧油が走行左方向制御弁13以外の方向制御弁10~12に流入することを防止する。
 第3油圧ポンプ3のポンプライン60には、旋回方向制御弁14、第3ブーム方向制御弁15、および第2アタッチメント方向制御弁16がそれぞれ流路61,62、流路63,64、および流路65,66を介してパラレルに接続される。流路61,62、流路63,64、および流路65,66には、ポンプライン60への圧油の逆流を防止するために、チェック弁29~31がそれぞれ配置されている。旋回方向制御弁14は、第3油圧ポンプ3から旋回モータ211に供給される圧油の流れを制御する。第3ブーム方向制御弁15は、第3油圧ポンプ3からブームシリンダ204aに供給される圧油の流れを制御する。第2アタッチメント方向制御弁16は、第1特殊アタッチメントに加えて第2アクチュエータを備えた第2特殊アタッチメントが装着された際、または、第1特殊アクチュエータに代えて第1アクチュエータと第2アクチュエータの2つのアクチュエータを備えた第2特殊アタッチメントが装着された際に、第2アクチュエータに供給される圧油の流れを制御するために使用される。ポンプライン60は、過剰な圧力上昇から回路を保護するために、メインリリーフ弁20を介して作動油タンク5に接続される。ポンプライン60は、油圧ポンプ3の余剰な吐出油を排出するために、ブリードオフ弁37を介して作動油タンク5に接続される。
 ポンプライン60には、第3油圧ポンプ3の吐出圧(ポンプ圧PPmp3)を検出する圧力センサ85が設けられている。旋回モータ211と旋回方向制御弁14とを接続する流路70,71には、旋回モータ211の供給側ポートの圧力(旋回メータイン圧PMISwg)または排出側ポートの圧力(旋回メータアウト圧PMOSwg)を検出するための圧力センサ86,87が設けられている。ブームシリンダ204aとブーム方向制御弁9,10,15とを接続する流路72,73には、ブームシリンダ204aの供給側ポートの圧力(ブームメータイン圧PMIBm)を検出するための圧力センサ88,89が設けられている。圧力センサ85~89の出力値はコントローラ94に入力される。
 旋回方向制御弁14以外の方向制御弁6~13,15,16は、図3に示す開口特性を有する。図3において、メータイン開口面積は、スプール変位に応じてゼロから最大開口面積まで増加する。メータアウト開口面積も同様に、スプール変位に応じてゼロから最大開口面まで増加するが、スプール変位に対してメータイン開口面積よりも小さい値に設定されている。これにより、アクチュエータの駆動速度をメータイン開口で制御することが可能となる。
 旋回方向制御弁14は、図4に示す開口特性を有する。図4において、メータイン開口面積は、スプール変位に応じてゼロから最大開口面まで増加する。メータアウト開口面積も同様に、スプール変位に応じてゼロから最大開口面まで増加するが、スプール変位に対してメータイン開口面積よりも小さい値に設定されている。これにより、旋回モータ211の背圧をメータアウト開口で制御することが可能となる。
 図2Bにおいて、パイロットポンプ91の吐出ポートは、パイロット一次圧生成用のパイロットリリーフ弁92を介して作動油タンク5に接続されると共に、流路80を介して、電磁弁ユニット93に内蔵される電磁弁93a~93fの一方の入力ポートに接続される。電磁弁93a~93fの他方の入力ポートは、流路81を介して作動油タンク5に接続される。電磁弁93a~93fは、それぞれ、コントローラ94からの指令信号に応じてパイロット一次圧を減圧し、指令圧として出力する。
 電磁弁93aの出力ポートは、第2油圧ポンプ2のレギュレータの流量制御指令圧ポート2aに接続される。電磁弁93b,93cの出力ポートは、第2ブーム方向制御弁10のパイロットポートに接続される。電磁弁93d,93eの出力ポートは、第1アーム方向制御弁11のパイロットポートに接続される。電磁弁93fの出力ポートは、ブリードオフ弁37の指令圧ポート37aに接続される。
 なお、説明を簡略化するため、第1油圧ポンプ1および第2油圧ポンプ2のレギュレータの流量制御指令圧ポート1a,2a用の電磁弁、走行右方向制御弁6用の電磁弁、バケット方向制御弁7用の電磁弁、第2アーム方向制御弁8用の電磁弁、第1ブーム方向制御弁9用の電磁弁、第2ブーム方向制御弁10用の電磁弁、第1アーム方向制御弁11用の電磁弁、第1アタッチメント方向制御弁12用の電磁弁、走行左方向制御弁13用の電磁弁、第2アタッチメント方向制御弁16用の電磁弁、ブリードオフ弁35,36用の電磁弁については、図示を省略している。
 油圧駆動装置902は、第1ブーム方向制御弁9、第2ブーム方向制御弁10、および第3ブーム方向制御弁15を切り換え操作可能なブーム操作レバー95aと、旋回方向制御弁14を切り換え操作可能な旋回操作レバー95bとを備えている。なお、説明を簡略化するため、走行右方向制御弁6を切り換え操作する走行右操作レバー、バケット方向制御弁7切り換え操作するバケット操作レバー、第1アーム方向制御弁11および第2アーム方向制御弁8を切り換え操作可能なアーム操作レバー、第1アタッチメント方向制御弁12を切り換え操作する第1アタッチメント操作レバー、走行左方向制御弁13を切り換え操作する走行左操作レバー、旋回方向制御弁14を切り換え操作する旋回操作レバー、第2アタッチメント方向制御弁16を切り換え操作する第2アタッチメント操作レバーについては、図示を省略している。
 油圧駆動装置902はコントローラ94を備える。コントローラ94は、操作レバー95a,95bの入力量に応じて、電磁弁ユニット93が有する電磁弁93a~93f(図示しない電磁弁を含む)へ指令信号を出力する。
 図5は、コントローラ94の機能ブロック図である。図5において、コントローラ94は、ブーム目標流量演算部94aと、旋回目標流量演算部94bと、ブリードオフ弁目標開口演算部94cと、推定ブリードオフ流量演算部94dと、ポンプ目標流量演算部94eと、ポンプ制御指令出力部94fと、ブーム方向制御弁目標メータイン開口演算部94gと、ブーム方向制御弁制御指令出力部94hと、要求トルク演算部94iと、重力トルク演算部94jと、慣性トルク演算部94kと、目標トルク演算部94lと、旋回目標メータアウト圧演算部94mと、旋回方向制御弁目標メータアウト開口演算部94nと、旋回方向制御弁制御指令出力部94oと、ブリードオフ弁制御指令出力部94pとを有する。
 ブーム目標流量演算部94aは、操作レバー入力量を基に、ブームシリンダ204aに供給する流量(ブーム流量)の目標値(ブーム目標流量QTgtBm)を算出する。具体的には、予め設定された操作レバー入力量に対するブーム流量特性に従い、操作レバー入力量に応じたブーム目標流量QTgtBmを算出する。旋回目標流量演算部94bは、操作レバー入力量を基に、旋回モータ211に供給する流量(旋回流量)の目標値(旋回目標流量QTgtSwg)を算出する。具体的には、予め設定された操作レバー入力量に対する旋回流量特性に従い、操作レバー入力量に応じた旋回目標流量QTgtSwgを算出する。ブリードオフ弁目標開口演算部94cは、操作レバー入力量を基にブリードオフ弁35~37の目標開口面積(ブリードオフ弁目標開口面積)を算出する。具体的には、予め設定された操作レバー入力量に対するブリードオフ弁開口特性(図6に示す)に従い、操作レバー入力量に応じたブリードオフ弁目標開口面積を算出する。
 推定ブリードオフ流量演算部94dは、ブリードオフ弁目標開口演算部94cで算出されたブリードオフ弁目標開口面積と圧力センサ85の出力値から得られるポンプ圧PPmp3とを基にブリードオフ流量の推定値(推定ブリードオフ流量QEstBO)を算出する。ポンプ目標流量演算部94eは、ブーム目標流量演算部94aで算出されたブーム目標流量QTgtBmと旋回目標流量演算部94bで算出された旋回目標流量QTgtSwgと推定ブリードオフ流量演算部94dで算出された推定ブリードオフ流量QEstBOとを基にポンプ目標流量QTgtPmpを算出する。ポンプ制御指令出力部94fは、予め設定されたポンプ流量に対する電磁弁指令信号特性に従い、ポンプ目標流量演算部94eで算出されたポンプ目標流量QTgtPmpに応じた指令信号(ポンプ流量制御指令信号)を電磁弁93aへ出力する。
 ブーム方向制御弁目標メータイン開口演算部94gは、ブーム目標流量演算部94aで算出されたブーム目標流量QTgtBmと圧力センサ85の出力値から得られるポンプ圧PPmp3と圧力センサ88(89)の出力値から得られるブームメータイン圧PMIBmとを基にブーム方向制御弁9,10,15の目標メータイン開口面積ATgtMIBmを算出する。ブーム方向制御弁制御指令出力部94hは、予め設定されたブーム方向制御弁9,10,15のメータイン開口面積に対する電磁弁指令信号特性に従い、ブーム方向制御弁目標メータイン開口演算部94gで算出されたブーム方向制御弁9,10,15の目標メータイン開口面積ATgtMIBmに応じた指令信号(ブーム方向制御弁制御指令信号)を電磁弁93b(93c)へ出力する。
 要求トルク演算部94iは、予め設定された操作レバー入力量に対する旋回要求トルク特性に従い、操作レバー入力量に応じた旋回要求トルクを算出する。重力トルク演算部94jは、慣性計測装置212~216の出力値と車体仕様値とを基に、旋回モーメントの重力成分を重力トルクTGravityとして算出する。慣性トルク演算部94kは、重力トルク演算部94jで算出された重力トルクTGravityと慣性計測装置212~216の出力値とを基に、旋回モーメントの慣性成分を慣性トルクTInertiaとして算出する。目標トルク演算部94lは、要求トルク演算部94iで算出された旋回要求トルクと重力トルク演算部94jで算出された重力トルクTGravityと慣性トルク演算部94kで算出された慣性トルクTInertiaとを基に旋回モータ211の目標トルクTTgtSwgを算出する。
 旋回目標メータアウト圧演算部94mは、目標トルク演算部94lで算出された旋回モータ211の目標トルクTTgtSwgと圧力センサ86(87)の出力値から得られる旋回メータイン圧PMISwgとを基に旋回目標メータアウト圧PMOTgtSwgを算出する。旋回方向制御弁目標メータアウト開口演算部94nは、旋回目標メータアウト圧演算部94mで算出された旋回目標メータアウト圧PMOTgtSwgと圧力センサ86(87)の出力値から得られる旋回メータアウト圧PMOSwgとを基に旋回方向制御弁14の目標メータアウト開口面積ATgtMOSwgを算出する。旋回方向制御弁制御指令出力部94oは、予め設定された旋回方向制御弁14のメータアウト開口面積に対する電磁弁指令信号特性に従い、旋回方向制御弁目標メータアウト開口演算部94nで算出された旋回方向制御弁14の目標メータアウト開口面積ATgtMOSwgに応じた指令信号(旋回方向制御弁制御指令信号)を電磁弁93d(93e)へ出力する。
 ブリードオフ弁制御指令出力部94pは、予め設定されたブリードオフ弁35~37の開口面積に対する電磁弁指令信号特性に従い、ブリードオフ弁目標開口演算部94cで算出されたブリードオフ弁目標開口面積に応じた指令信号(ブリードオフ弁制御指令信号)を電磁弁93fへ出力する。
 図7は、コントローラ94のポンプ流量制御に関わる処理を示すフローチャートである。以下では、第3油圧ポンプ3の流量制御に関わる処理のみを説明する。なお、その他の油圧ポンプの流量制御に関わる処理はこれと同様であるため、説明は省略する。
 コントローラ94は、まず、操作レバー入力が無いか否かを判定する(ステップS101)。ここでいう操作レバー入力は、第3油圧ポンプ3のポンプライン60に接続されたアクチュエータ204a,211に対する操作レバー入力である。ステップS101で操作レバー入力が無い(YES)と判定した場合は、当該フローを終了する。
 ステップS101で操作レバー入力が有る(NO)と判定した場合は、ブーム目標流量演算部94aは、予め設定された操作レバー入力量に対するブーム目標流量特性に従い、操作レバー入力量に応じたブーム目標流量QTgtBmを算出する(ステップS102A)。
 ステップS102Aと並行して、旋回目標流量演算部94bは、予め設定された操作レバー入力量に対する旋回目標流量特性に従い、操作レバー入力量に応じた旋回目標流量QTgtSwgを算出する(ステップS102B)。なお、図示は省略しているが、第3油圧ポンプ3のポンプライン60に接続されているその他のアクチュエータについても同様に目標流量を算出する。
 ステップS102A,S102Bと並行して、推定ブリードオフ流量演算部94dは、ブリードオフ弁目標開口演算部94cで算出されたブリードオフ弁37の目標開口面積ATgtBOと圧力センサ85の出力値から得られるポンプ圧PPmp3とを用いて、以下の式より推定ブリードオフ流量QEstBOを算出する(ステップS103)。
Figure JPOXMLDOC01-appb-M000001
ここで、Cは流量係数、PTankはタンク圧、ρは作動油密度である。
 ステップS102A,S102B,S103に続き、ポンプ目標流量演算部94eは、ブーム目標流量QTgtBmと旋回目標流量QTgtSwgと推定ブリードオフ流量QEstBOとを用いて、以下の式よりポンプ目標流量QTgtPmpを算出する(ステップS104)。
Figure JPOXMLDOC01-appb-M000002
 ステップS104に続き、ポンプ制御指令出力部94fは、予め設定されたポンプ流量に対する電磁弁指令信号特性に従い、ポンプ目標流量演算部94eで算出されたポンプ目標流量QTgtPmpに応じた指令信号(ポンプ流量制御指令信号)を第3油圧ポンプ3のポンプ流量制御用の電磁弁93aへ出力する(ステップS105)。
 ステップS105に続き、第3油圧ポンプ3のポンプ流量制御用の電磁弁93aに指令圧を生成させ(ステップS106)、当該指令圧に応じて第3油圧ポンプ3の傾転を変化させ(ステップS107)、当該フローを終了する。
 図8は、コントローラ94のブーム方向制御弁9,10,15の開口制御に関わる処理を示すフローチャートである。以下では、第3ブーム方向制御弁15の開口制御に関わる処理のみを説明する。旋回方向制御弁14を除くその他の方向制御弁の開口制御に関わる処理はこれと同様であるため、説明は省略する。
 コントローラ94は、まず、操作レバー入力が無いか否かを判定する(ステップS201)。ステップS201で操作レバー入力が無い(YES)と判定した場合は、当該フローを終了する。
 ステップS201で操作レバー入力が有る(NO)と判定した場合は、ブーム目標流量演算部94aは、予め設定された操作レバー入力量に対するブーム目標流量特性に従い、操作レバー入力量に応じたブーム目標流量QTgtBmを算出する(ステップS202)。
 ステップS202に続き、ブーム方向制御弁目標メータイン開口演算部94gは、ブーム目標流量演算部94aで算出されたブーム目標流量QTgtBmと圧力センサ85の出力値から得られる第3油圧ポンプ3のポンプ圧PPmp3と圧力センサ88(89)の出力値から得られるブームメータイン圧PMIBmとを基に、以下の式を用いて第3ブーム方向制御弁15の目標メータイン開口面積ATgtMIBmを算出する(ステップS203)。
Figure JPOXMLDOC01-appb-M000003
ここで、Cは流量係数、ρは作動油密度である。
 ステップS203に続き、ブーム方向制御弁制御指令出力部94hは、予め設定された第3ブーム方向制御弁15のメータイン開口面積に対する電磁弁指令信号特性に従い、ブーム方向制御弁目標メータイン開口演算部94gで算出された目標メータイン開口面積ATgtMIBmに応じた指令信号を第3ブーム方向制御弁15用の電磁弁93b(93c)へ出力する(ステップS204)。
 ステップS204に続き、第3ブーム方向制御弁15用の電磁弁93b,93cに指令圧を生成させ(ステップS205)、当該指令圧に応じて第3ブーム方向制御弁15を開口させ(ステップS206)、当該フローを終了する。
 図9は、コントローラ94の旋回方向制御弁14の開口制御に関わる処理を示すフローチャートである。
 コントローラ94は、まず、旋回操作レバー入力が無いか否かを判定する(ステップS301)。ステップS201で旋回操作レバー入力が無い(YES)と判定した場合は、当該フローを終了する。
 ステップS301で旋回操作レバー入力が有る(NO)と判定した場合は、要求トルク演算部94iは、予め設定された旋回操作レバー入力量に対する旋回要求トルク特性に従い、操作レバー入力量に応じた旋回要求トルクTReqSwgを算出する(ステップS302)。
 ステップS302と並行して、重力トルク演算部94jは、慣性計測装置212~216の出力値と車体仕様値(主に構造物の寸法など)とを基に、旋回モーメントの重力成分を重力トルクTGravityとして算出する(ステップS303)。
 ステップS303に続き、慣性トルク演算部94kは、重力トルク演算部94jが算出した重力トルクTGravityと慣性計測装置212~216の出力値とを基に、旋回モーメントの慣性成分を慣性トルクTInertiaとして算出する(ステップS304)。
 ステップS302,S304に続き、目標トルク演算部94lは、要求トルク演算部94iで算出された旋回要求トルクTReqSwgと、重力トルク演算部94jで算出された重力トルクTGravityと、慣性トルク演算部94kで算出された慣性トルクTInertiaとを用いて、以下の式より旋回モータ211の目標トルクTTgtSwgを算出する(ステップS305)。
Figure JPOXMLDOC01-appb-M000004
ここで、旋回要求トルクTReqSwgと同一回転方向のトルクを正とする。
 ステップS305に続き、旋回目標メータアウト圧演算部94mは、目標トルク演算部94lで算出された旋回モータ211の目標トルクTTgtSwgと圧力センサ86(87)の出力値から得られる旋回メータイン圧PMISwgとを用いて、以下の式より旋回目標メータアウト圧PMOTgtSwgを算出する(ステップS306)。
Figure JPOXMLDOC01-appb-M000005
ここで、qはモータ容量、ηは伝達効率である。
 ステップS306に続き、旋回方向制御弁目標メータアウト開口演算部94nは、旋回目標メータアウト圧演算部94mで算出された旋回目標メータアウト圧PTgtMOSwgと圧力センサ86(87)の出力値から得られる旋回メータアウト圧PMOSwgとの差分が小さくなるように旋回方向制御弁14の目標メータアウト開口面積ATgtMOSwgを算出する(ステップS307)。
 ステップS307に続き、旋回方向制御弁制御指令出力部94oは、予め設定された旋回方向制御弁14のメータアウト開口面積に対する電磁弁指令信号特性に従い、旋回方向制御弁目標メータアウト開口演算部94nで算出された目標メータアウト開口面積ATgtMOSwgに応じた指令信号(旋回方向制御弁制御指令信号)を旋回方向制御弁14用の電磁弁93d(93e)へ出力する(ステップS308)。
 ステップS308に続き、電磁弁93d(93e)に旋回方向制御弁14の指令圧を生成させ(ステップS309)、当該指令圧に応じて旋回方向制御弁14を開口させ(ステップS310)、当該フローを終了する。
 図10は、コントローラ94のブリードオフ弁35~37の制御制御に関わる処理を示すフローチャートである。以下では、第3油圧ポンプ3のポンプライン60に設けられたブリードオフ弁37の開口制御に関わる処理のみを説明する。その他のブリードオフ弁の開口制御に関わる処理はこれと同様であるため、説明は省略する。
 コントローラ94は、まず、操作レバー入力が無いか否かを判定する(ステップS401)。ここでいう操作レバー入力は、第3油圧ポンプ3のポンプライン60に接続されたアクチュエータ204a,211に対する操作レバー入力である。ステップS401で操作レバー入力が無い(YES)と判定した場合は、当該フローを終了する。
 ステップS401で操作レバー入力が有る(NO)と判定した場合は、ブリードオフ弁目標開口演算部94cは、予め設定された操作量レバー入力量に対するブリードオフ弁開口特性(図6に示す)に従い、操作レバー入力量に応じたブリードオフ弁37の目標開口面積ATgtBOを算出する(ステップS402)。なお、ここでいう操作レバー入力量は、同一のポンプラインに接続されている複数のアクチュエータに対する各操作レバー入力量の最大値に相当する。
 ステップS402に続き、ブリードオフ弁制御指令出力部94pは、予め設定されたブリードオフ弁37の開口面積に対する電磁弁指令信号特性に従い、ブリードオフ弁37の目標開口面積ATgtBOに応じた指令信号をブリードオフ弁37用の電磁弁93fへ出力する(ステップS403)。
 ステップS403に続き、電磁弁93fにブリードオフ弁37の指令圧を生成させ(ステップS404)、当該指令圧に応じてブリードオフ弁36を開口させ(ステップS405)、当該フローを終了する。
 (動作)
 ブームシリンダ204aと旋回モータ211とを同時に駆動する複合操作が行われた場合の油圧駆動装置902の動作として、第3油圧ポンプ3、第3ブーム方向制御弁15、旋回方向制御弁14、およびブリードオフ弁37の動作を説明する。
 「第3油圧ポンプ」
 コントローラ94は、ブーム操作レバー95aおよび旋回操作レバー95bの入力量を基に第3油圧ポンプ3のポンプ目標流量QTgtPmpを算出し、ポンプ目標流量QTgtPmpに応じた指令信号を電磁弁93aへ出力する。電磁弁93aは、指令信号に応じた指令圧を生成し、第3油圧ポンプ3の吐出流量を駆動する。
 「第3ブーム方向制御弁」
 コントローラ94は、ブーム操作レバー95aの入力量を基に算出されるブーム目標流量QTgtBmと、圧力センサ85によって検出されるポンプ圧PPmp3と、圧力センサ88(89)によって検出されるブームメータイン圧PMIBmとを基に目標メータイン開口面積ATgtMIBmを算出し、目標メータイン開口面積ATgtMIBmに応じた指令信号を電磁弁93b(93c)へ出力する。電磁弁93b(93c)は、指令信号に応じた指令圧を生成し、第3ブーム方向制御弁15のメータイン開口面積を制御する。
 「旋回方向制御弁」
 コントローラ94は、旋回操作レバー95bの入力量および車体の重力トルクTGravityや慣性トルクTInertiaから算出される目標トルクTTgtSwgと、圧力センサ86,87によって検出される旋回メータイン圧PMISwgおよび旋回メータアウト圧PMOSwgとを基に目標メータアウト開口面積ATgtMOSwgを算出し、目標メータアウト開口面積ATgtMOSwgに応じた指令信号を電磁弁93d(93e)へ出力する。電磁弁93d(93e)は、指令信号に応じた指令圧を生成し、旋回方向制御弁14のメータアウト開口面積を制御する。
 「ブリードオフ弁」
 コントローラ94は、ブーム操作レバー95aおよび旋回操作レバー95bの入力量を基にブリードオフ弁37の目標開口面積ATgtBOを算出し、目標開口面積ATgtBOに応じた指令信号を電磁弁93fへ出力する。電磁弁93fは、指令信号に応じた指令圧を生成し、ブリードオフ弁37の開口面積を制御する。
 (まとめ)
 本実施形態では、走行体201と、走行体201上に旋回可能に取り付けられた旋回体202と、旋回体202に取り付けられた作業装置203と、作動油タンク5と、作動油タンク5から作動油を吸い込んで吐出する可変容量型の油圧ポンプ3と、油圧ポンプ3の容量を制御するレギュレータ3aと、作業装置203を駆動するアクチュエータ204aと、旋回体202を駆動する旋回モータ211と、油圧ポンプ3からアクチュエータ204aに供給される圧油の流れを制御するアクチュエータ方向制御弁15と、油圧ポンプ3から旋回モータ211に供給される圧油の流れを制御する旋回方向制御弁14と、アクチュエータ204aおよび旋回モータ211の動作を指示する操作装置95a,95bと、操作装置95a,95bの入力量に応じてレギュレータ3a、アクチュエータ方向制御弁15、および旋回方向制御弁14を制御するコントローラ94とを備えた作業機械901において、油圧ポンプ3の吐出圧であるポンプ圧PPmp3を検出する第1圧力センサ85と、アクチュエータ204aのメータイン側の圧力であるアクチュエータメータイン圧PMIBmを検出する第2圧力センサ86,87と、旋回モータ211のメータイン側の圧力である旋回メータイン圧PMISwg、および旋回モータ211のメータアウト側の圧力である旋回メータアウト圧を検出する第3圧力センサ88,89と、旋回体202および作業装置203の姿勢を検出する姿勢センサ212~216とを備え、アクチュエータ方向制御弁15および旋回方向制御弁14は、それぞれ、メータイン開口とメータアウト開口とが同一弁体で形成され、アクチュエータ方向制御弁15は、弁変位に対してメータイン開口の方がメータアウト開口よりも小さくなるように形成され、旋回方向制御弁14は、弁変位に対してメータアウト開口の方がメータイン開口よりも小さくなるように形成され、コントローラ94は、操作装置95a,95bの入力量を基に、油圧ポンプ3からアクチュエータ204aに供給される圧油の流量の目標値であるアクチュエータ目標流量QTgtBmを算出し、操作装置95a,95bの入力量を基に、油圧ポンプ3から旋回モータ211に供給される圧油の流量の目標値である旋回目標流量QTgtSwgを算出し、アクチュエータ目標流量QTgtBmと旋回目標流量QTgtSwgとを基に、油圧ポンプ3の吐出流量の目標値であるポンプ目標流量QTgtPmpを算出し、アクチュエータ目標流量QTgtBmとポンプ圧PPmp3とアクチュエータメータイン圧PMIBmとを基に、アクチュエータ方向制御弁15のメータイン開口面積の目標値である目標メータイン開口面積ATgtMIBmを算出し、操作装置95a,95bの入力量と姿勢センサ212~216の出力値とを基に、旋回モータ211への入力トルクの目標値である目標トルクTTgtSwgを算出し、目標トルクTTgtSwgと旋回メータイン圧PMISwgとを基に、旋回メータアウト圧PMOSwgの目標である旋回目標メータアウト圧PMOTgtSwgを算出し、旋回目標メータアウト圧PMOTgtSwgと旋回メータアウト圧PMOSwgとを基に、旋回方向制御弁14のメータアウト開口面積の目標値である目標メータアウト開口面積ATgtMOSwgを算出し、ポンプ目標流量QTgtPmpに応じてレギュレータ3aを制御し、目標メータイン開口面積ATgtMIBmに応じてアクチュエータ方向制御弁15を制御し、目標メータアウト開口面積ATgtMOSwgに応じて旋回方向制御弁14を制御する。
 以上のように構成された本実施形態によれば、旋回モータ211とその他のアクチュエータ204aとを同時に駆動する複合操作時に、ブーム方向制御弁9,10,15の前後差圧に応じてメータイン開口を調整して目標通りの流量をブームシリンダ204aに供給することにより、ブーム204を目標速度通りに動作させることができる。また、旋回方向制御弁14のメータアウト開口を調整して目標通りのトルクを旋回モータ211に入力することにより、旋回体202の慣性による行き過ぎなどを防止することができる。さらに、油圧ポンプ3のポンプ目標流量QTgtPmpはブーム目標流量QTgtBmと旋回目標流量QTgtSwgとの合計に等しく、かつ、油圧ポンプ3の吐出流量からブームシリンダ204aへの供給流量を差し引いた流量が旋回モータ211に供給されるため、旋回体202を目標速度通りに動作させることができる。これにより、同一弁体でメータイン開口制御とメータアウト開口制御を行う方向制御弁を用いた簡素な構成で、旋回モータ211とその他のアクチュエータ204aとを同時に駆動する複合操作時に、アクチュエータ204aの速度制御と旋回モータ211のトルク制御とを行うことが可能となる。
 また、本実施形態における作業機械901は、油圧ポンプ3から吐出された作動油を作動油タンク5へ排出するブリードオフ弁37を備え、コントローラ94は、操作装置95a,95bの入力量を基に、ブリードオフ弁37の開口面積の目標値であるブリードオフ弁目標開口面積ATgtBOを算出し、ブリードオフ弁目標開口面積ATgtBOとポンプ圧PPmp3とを基に、ブリードオフ弁37の通過流量の推定値である推定ブリードオフ流量QEstBOを算出し、アクチュエータ目標流量QTgtBmと旋回目標流量QTgtSwgと推定ブリードオフ流量QEstBOとの合計をポンプ目標流量QTgtPmpとして算出する。これにより、アクチュエータ204aの操作開始時に、油圧ポンプ3の吐出油の余剰分が作動油タンク5へ排出されるため、アクチュエータ204aの飛び出しを防ぐことが可能となる。
 以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は、本発明を分かり易く説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。
 1…第1油圧ポンプ、1a…流量制御指令圧ポート(レギュレータ)、2…第2油圧ポンプ、2a…流量制御指令圧ポート(レギュレータ)、3…第3油圧ポンプ、3a…流量制御指令圧ポート(レギュレータ)、5…作動油タンク、6…走行右方向制御弁、7…バケット方向制御弁、8…第2アーム方向制御弁、9…第1ブーム方向制御弁(アクチュエータ方向制御弁)、10…第2ブーム方向制御弁(アクチュエータ方向制御弁)、11…第1アーム方向制御弁、12…第1アタッチメント方向制御弁、13…走行左方向制御弁、14…旋回方向制御弁、15…第3ブーム方向制御弁(アクチュエータ方向制御弁)、16…第2アタッチメント方向制御弁、17…合流弁、18~20…メインリリーフ弁、21~32…チェック弁、35~37…ブリードオフ弁、37a…指令圧ポート、40…ポンプライン、41~48…流路、50…ポンプライン、51~58…流路、60…ポンプライン、61~68…流路、70~73…流路、80,81…流路、85…圧力センサ(第1圧力センサ)、86,87…圧力センサ(第2圧力センサ)、88,89…圧力センサ(第3圧力センサ)、91…パイロットポンプ、92…パイロットリリーフ弁、93…電磁弁ユニット、93a~93f…電磁弁、94…コントローラ、94a…ブーム目標流量演算部、94b…旋回目標流量演算部、94c…ブリードオフ弁目標開口演算部、94d…推定ブリードオフ流量演算部、94e…ポンプ目標流量演算部、94f…ポンプ制御指令出力部、94g…ブーム方向制御弁目標メータイン開口演算部、94h…ブーム方向制御弁制御指令出力部、94i…要求トルク演算部、94j…重力トルク演算部、94k…慣性トルク演算部、94l…目標トルク演算部、94m…旋回目標メータアウト圧演算部、94n…旋回方向制御弁目標メータアウト開口演算部、94o…旋回方向制御弁制御指令出力部、94p…ブリードオフ弁制御指令出力部、95a…ブーム操作レバー(操作装置)、95b…旋回操作レバー(操作装置)、201…走行体、202…旋回体、203…作業装置、204…ブーム、204a…ブームシリンダ(アクチュエータ)、205…アーム、205a…アームシリンダ(アクチュエータ)、206…バケット、206a…バケットシリンダ(アクチュエータ)、207…運転室、208…機械室、209…カウンタウエイト、210…コントロールバルブ、211…旋回モータ(アクチュエータ)、212~216…慣性計測装置(姿勢センサ)、901…油圧ショベル(作業機械)、902…油圧駆動装置。

Claims (2)

  1.  走行体と、
     前記走行体上に旋回可能に取り付けられた旋回体と、
     前記旋回体に取り付けられた作業装置と、
     作動油タンクと、
     前記作動油タンクから作動油を吸い込んで吐出する可変容量型の油圧ポンプと、
     前記油圧ポンプの容量を制御するレギュレータと、
     前記作業装置を駆動するアクチュエータと、
     前記旋回体を駆動する旋回モータと、
     前記油圧ポンプから前記アクチュエータに供給される圧油の流れを制御するアクチュエータ方向制御弁と、
     前記油圧ポンプから前記旋回モータに供給される圧油の流れを制御する旋回方向制御弁と、
     前記アクチュエータおよび前記旋回モータの動作を指示する操作装置と、
     前記操作装置の入力量に応じて前記レギュレータ、前記アクチュエータ方向制御弁、および前記旋回方向制御弁を制御するコントローラとを備えた作業機械において、
     前記油圧ポンプの吐出圧であるポンプ圧を検出する第1圧力センサと、
     前記アクチュエータのメータイン側の圧力であるアクチュエータメータイン圧を検出する第2圧力センサと、
     前記旋回モータのメータイン側の圧力である旋回メータイン圧、および前記旋回モータのメータアウト側の圧力である旋回メータアウト圧を検出する第3圧力センサと、
     前記旋回体および前記作業装置の姿勢を検出する姿勢センサとを備え、
     前記アクチュエータ方向制御弁および前記旋回方向制御弁は、それぞれ、メータイン開口とメータアウト開口とが同一弁体で形成され、
     前記アクチュエータ方向制御弁は、弁変位に対してメータイン開口の方がメータアウト開口よりも小さくなるように形成され、
     前記旋回方向制御弁は、弁変位に対してメータアウト開口の方がメータイン開口よりも小さくなるように形成され、
     前記コントローラは、
     前記操作装置の入力量を基に、前記油圧ポンプから前記アクチュエータに供給される圧油の流量の目標値であるアクチュエータ目標流量を算出し、
     前記操作装置の入力量を基に、前記油圧ポンプから前記旋回モータに供給される圧油の流量の目標値である旋回目標流量を算出し、
     前記アクチュエータ目標流量と前記旋回目標流量とを基に、前記油圧ポンプの吐出流量の目標値であるポンプ目標流量を算出し、
     前記アクチュエータ目標流量と前記ポンプ圧と前記アクチュエータメータイン圧とを基に、前記アクチュエータ方向制御弁のメータイン開口面積の目標値である目標メータイン開口面積を算出し、
     前記操作装置の入力量と前記姿勢センサの出力値とを基に、前記旋回モータへの入力トルクの目標値である目標トルクを算出し、
     前記目標トルクと前記旋回メータイン圧とを基に、前記旋回メータアウト圧の目標である旋回目標メータアウト圧を算出し、
     前記旋回目標メータアウト圧と前記旋回メータアウト圧とを基に、前記旋回方向制御弁のメータアウト開口面積の目標値である目標メータアウト開口面積を算出し、
     前記ポンプ目標流量に応じて前記レギュレータを制御し、
     前記目標メータイン開口面積に応じて前記アクチュエータ方向制御弁を制御し、
     前記目標メータアウト開口面積に応じて前記旋回方向制御弁を制御する
     ことを特徴とする作業機械。
  2.  請求項1に記載の作業機械において、
     前記油圧ポンプから吐出された作動油を前記作動油タンクへ排出するブリードオフ弁を備え、
     前記コントローラは、
     前記操作装置の入力量を基に、前記ブリードオフ弁の開口面積の目標値であるブリードオフ弁目標開口面積を算出し、
     前記ブリードオフ弁目標開口面積と前記ポンプ圧とを基に、前記ブリードオフ弁の通過流量の推定値である推定ブリードオフ流量を算出し、
     前記アクチュエータ目標流量と前記旋回目標流量と前記推定ブリードオフ流量との合計を前記ポンプ目標流量として算出する
     ことを特徴とする作業機械。
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