WO2023112311A1 - 捜索支援装置、捜索支援システム、捜索支援方法、及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 - Google Patents

捜索支援装置、捜索支援システム、捜索支援方法、及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 Download PDF

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  • the acquisition unit 110 includes a transmission information acquisition unit 1101 and an anomaly notification information acquisition unit 1102 .
  • the transmission information acquisition unit 1101 acquires transmission information transmitted by the moving object 200 via the observation device 300 .
  • Transmission information acquisition section 1101 stores the acquired position information in storage device 190 in association with the identification information.
  • the origination information acquisition unit 1101 may update, for example, the location information item of the mobile information.
  • the anomaly notification information acquisition unit 1102 acquires anomaly notification information transmitted by the moving object 200 via the observation device 300 .
  • the calculation unit 130 includes a rule acquisition unit 1301 and a priority calculation unit 1302 .
  • the rule acquisition unit 1301 acquires rule information.
  • a priority calculation unit 1302 calculates the priority of the search target based on the rule information.
  • the rule information indicates a predetermined rule. More specifically, the rule information is information indicating the degree of priority predetermined according to the content of the attribute.
  • the rule information is stored in the storage device 190, for example. The rule information will be described with reference to FIGS. 8A, 8B, and 8C.
  • the acquisition unit 111 includes a transmission information acquisition unit 1101, an anomaly notification information acquisition unit 1102, and a captured data acquisition unit 1103.
  • a captured data acquisition unit 1103 acquires captured data transmitted from the moving body 201 .
  • the imaging data acquisition unit 1103 may sequentially acquire the imaging data from the moving object 200 .
  • the captured data acquisition unit 1103 stores captured data in the storage device 190 .
  • This operation example is an operation example when the search support device 102 that has acquired the abnormality notification information determines the search range. Also, the processing of the observation device 300 is omitted.
  • the control unit 250 controls its own device based on the shooting data. Specifically, the control unit 250 reads control information from the image captured by the imaging unit 241 .
  • the control information is information that can be read by the moving body 202 and is information for controlling the moving body 202 .
  • FIG. 17 is a diagram illustrating an example of a situation in which mobile object 202 reads control information.
  • the control information is attached to the observation device 300.
  • the imaging unit 241 of the moving body 202 starts imaging.
  • the captured image shows the surroundings of the mobile object 202 .
  • the control unit 250 reads the control information.
  • the control unit 250 controls itself based on the read control information. For example, the control unit 250 approaches the place where the read control information is attached and lands.

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Abstract

移動体の捜索を支援することが可能な捜索支援装置等を提供することを目的の一つとする。本開示の一態様にかかる捜索支援装置は、複数の移動体のうち、異常が発生した移動体から発信された異常通知情報を取得する取得手段と、記憶手段に記憶された、移動体の属性に関する属性情報に基づいて、前記異常通知情報を発信した移動体である捜索対象の属性を特定する特定手段と、予め定められた所定のルールに基づいて、前記捜索対象の属性に応じた、捜索の優先度を算出する算出手段と、を備える。

Description

捜索支援装置、捜索支援システム、捜索支援方法、及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
 本開示は、移動体の捜索を支援する技術に関する。
 無人で飛行する移動体を、都市部などの人口密集地域で飛行させるニーズがある。その際には、移動体を安全に運行させることが求められる。
 移動体の安全な運行に関連する技術が引用文献1に開示されている。引用文献1には、落下中の無人飛行体に対し、落下位置をずらすよう制御し、物体との衝突をさける技術が開示されている。具体的には、制御装置が、落下中の無人飛行体により撮影された画像から落下位置を推測する。そして、ユーザが、推測された落下位置に基づいて無人飛行体の制御を行うことにより落下位置をずらしている。
国際公開第2021/039387号
 移動体の充電切れや故障等により、移動体が落下する虞がある。移動体が交通及び物流等の分野に利用される場合、多数の移動体が空域を飛行する。このような場合には、複数の移動体が落下する可能性がある。
 多数の移動体が空域を飛行する場合、各移動体は自動的に制御されていたり、飛行している場所が異なっていたりすることが考えられる。すなわち、落下した移動体の状況はそれぞれ異なる。落下した移動体は迅速に捜索される必要があるが、状況によっては優先的に捜索が必要となる移動体も存在する。
 本開示は、上記課題を鑑みてなされたものであり、移動体の捜索を支援することが可能な捜索支援装置等を提供することを目的の一つとする。
 本開示の一態様にかかる捜索支援装置は、複数の移動体のうち、異常が発生した移動体から発信された異常通知情報を取得する取得手段と、記憶手段に記憶された、移動体の属性に関する属性情報に基づいて、前記異常通知情報を発信した移動体である捜索対象の属性を特定する特定手段と、予め定められた所定のルールに基づいて、前記捜索対象の属性に応じた、捜索の優先度を算出する算出手段と、を備える。
 本開示の一態様にかかる捜索支援システムは、位置情報を取得する位置情報取得手段と、異常を検知する異常検知手段と、前記異常が検知された場合に、異常通知情報を発信する発信手段と、を備える、移動体と、複数の前記移動体のうち、前記異常が発生した前記移動体から発信された前記異常通知情報を取得する取得手段と、記憶手段に記憶された、前記移動体の属性に関する属性情報に基づいて、前記移動体のうち前記異常通知情報を発信した捜索対象の属性を特定する特定手段と、予め定められた所定のルールに基づいて、前記捜索対象の属性に応じた、捜索の優先度を算出する算出手段と、を備える、捜索支援装置と、を備える。
 本開示の一態様にかかる捜索支援方法は、複数の移動体のうち、異常が発生した移動体から発信された異常通知情報を取得し、記憶手段に記憶された、移動体の属性に関する属性情報に基づいて、前記異常通知情報を発信した移動体である捜索対象の属性を特定し、予め定められた所定のルールに基づいて、前記捜索対象の属性に応じた、捜索の優先度を算出する。
 本開示の一態様にかかるコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、複数の移動体のうち、異常が発生した移動体から発信された異常通知情報を取得する処理と、記憶手段に記憶された、移動体の属性に関する属性情報に基づいて、前記異常通知情報を発信した移動体である捜索対象の属性を特定する処理と、予め定められた所定のルールに基づいて、前記捜索対象の属性に応じた、捜索の優先度を算出する処理と、をコンピュータに実行させるプログラムを格納する。
 本開示によれば、移動体の捜索を支援することができる。
本開示の第1の実施形態の捜索支援装置を含む捜索支援システムの構成の一例を模式的に示す図である。 本開示の第1の実施形態の捜索支援装置の一例を示すブロック図である。 本開示の第1の実施形態の捜索支援装置の動作の一例を説明するフローチャートである。 本開示の第2の実施形態の捜索支援システムの構成の一例を模式的に示す図である。 本開示の第2の実施形態の捜索支援システムの機能構成の一例を示すブロック図である。 本開示の第2の実施形態の移動体情報の一例を示す図である。 本開示の第2の実施形態の飛行計画の一例を示す図である。 本開示の第2の実施形態のルール情報の第1の例を示す図である。 本開示の第2の実施形態のルール情報の第2の例を示す図である。 本開示の第2の実施形態のルール情報の第3の例を示す図である。 本開示の第2の実施形態の捜索対象管理情報の一例を示す図である。 本開示の第2の実施形態の捜索支援システムの動作の一例を説明するシーケンス図である。 本開示の第2の実施形態の捜索支援システムの動作の一例を説明するシーケンス図である。 本開示の第3の実施形態の捜索支援システムの機能構成の一例を示すブロック図である。 本開示の第3の実施形態の捜索支援システムの動作の一例を説明するシーケンス図である。 本開示の第4の実施形態の捜索支援システムの機能構成の一例を示すブロック図である。 本開示の第4の実施形態の捜索支援システムの動作の一例を説明するシーケンス図である。 本開示の第5の実施形態の捜索支援システムの機能構成の一例を示すブロック図である。 本開示の第5の実施形態の移動体が制御情報を読み取る状況の一例を示す図である。 本開示の第5の実施形態の移動体の動作の一例を説明するフローチャートである。 本開示の第1、第2、第3、第4及び第5の実施形態の捜索支援システムを実現するコンピュータ装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
 以下に、本開示の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
 <第1の実施形態>
 本開示の捜索支援装置の概要について説明する。
 図1は、捜索支援装置を含む捜索支援システムの構成の一例を模式的に示す図である。図1に示すように、捜索支援システム1000は、捜索支援装置100と、移動体200-1、200-2、・・・、200-n(nは1以上の自然数)と、を含む。ここで、移動体200-1、200-2、・・・、200-nのそれぞれを区別しない場合、移動体200-1、200-2、・・・、200-nを、移動体200と称する。捜索支援装置100と移動体200とは、無線または有線のネットワークを介して通信可能に接続される。
 本開示において移動体は、例えば無人の航空機である。移動体は、例えば、飛行機、ヘリコプター、飛行船、及び、マルチコプター(マルチローターヘリコプター、またはマルチローター等とも呼ばれる)等であってよい。無人の航空機は、UAV(Unmanned Aerial Vehicle)、小型無人機またはドローンと呼ばれることもある。本開示では、移動体が無人の移動体である例を説明するが、その他の例を排除するものではない。移動体は、例えば有人の航空機であってもよいし、地上を走行する車両等であってもよい。
 移動体200は、発信情報を発信する。発信情報は、移動体200の位置情報及び識別情報を含む。発信情報は、さらに、移動体200が発信情報を発信した時刻を示す情報等、他の情報を含んでもよい。移動体200は、自機の位置情報を、移動体200に搭載される測位信号受信装置によって取得してよい。測位信号受信装置は、例えば、GPS(Global Positioning System)衛星等のGNSS(Global Navigation Satellite System)の測位衛星から送信された信号を受信し、受信した信号に基づいて自機の位置を示す位置情報を取得する。なお、位置情報には、自機の高度を示す情報が含まれてよい。高度は、例えば、移動体200に搭載される高度計によって取得される。発信情報は、例えば、移動体に搭載されるリモートID(Remote Identification)機器によって発信されてよい。移動体200は、発信情報を定期的に発信してよい。例えば、移動体200は、発信情報を1秒に1回発信してもよい。
 また、移動体200は、異常通知情報を発信する。異常通知情報は、移動体200に、バッテリーの充電切れ、故障、及び落下等の異常が発生した場合に発信される情報である。異常通知情報は、移動体200の識別情報を含む。異常通知情報は、さらに、移動体200が移動体通知情報を発信した時刻を示す情報等、他の情報を含んでもよい。
 図2は、第1の実施形態の捜索支援装置100の機能構成の一例を示すブロック図である。図2に示すように、捜索支援装置100は、取得部110と、特定部120と、算出部130と、を備える。
 取得部110は、移動体200から発信情報及び異常通知情報を取得する。例えば、取得部110は、移動体200から発信情報を随時取得する。このとき、取得部110は、例えば、識別情報と、位置情報と、を関連付けて記憶手段に格納する。そして、複数の移動体200の少なくともいずれかに異常が発生した場合、取得部110は、異常が発生した移動体200から異常通知情報を取得する。このように、取得部110は、複数の移動体のうち、異常が発生した移動体から発信された異常通知情報を取得する。取得部110は、取得手段の一例である。
 特定部120は、異常通知情報を発信した移動体の属性を特定する。ここで、異常通知情報を発信した移動体を捜索対象とも称する。特定部120は、記憶装置(図示せず)に記憶される属性情報から、捜索対象の属性を特定する。記憶装置は各種の情報を記憶する装置である。記憶装置は、捜索支援装置100に備えられてもよいし、捜索支援装置100と通信可能な外部の装置であってもよい。記憶装置は記憶手段の一例である。属性情報は、移動体200の属性に関する情報である。属性情報は、移動体200の識別情報と関連付けられている。属性には、例えば、移動体200の位置情報、移動体200の積載物に関する情報、及び、移動体200の所有者が保険に加入しているか否かを示す情報等が含まれる。移動体200の位置情報は、例えば、取得部110によって取得された発信情報に基づいて随時更新されてよい。また、移動体200の積載物に関する情報、及び、移動体200の所有者が保険に加入しているか否かを示す情報は、例えば、予め移動体200の所有者によって入力される情報である。なお、属性はこの例に限られない。属性には、例えば、移動体200の大きさ及び移動速度等の機種に関する情報や、所有者の氏名、住所、及び連絡先等の所有者に関する情報が含まれてもよい。
 特定部120は、例えば、属性情報から、捜索対象の識別情報に関連付けられた、捜索対象の属性を特定する。このように、特定部120は、記憶手段に記憶された、移動体の属性に関する属性情報に基づいて、異常通知情報を発信した移動体である捜索対象の属性を特定する。特定部120は、特定手段の一例である。
 算出部130は、異常通知情報を発信した移動体200に対して、捜索の優先度を算出する。算出部130は、特定部120によって特定された属性に応じた優先度を、所定のルールに基づいて算出する。所定のルールは、例えば、属性の内容に応じて予め定められた、優先すべき度合いを示してもよい。例えば、移動体200が市街地に落下した場合、河川に落下する場合に比べて、落下に起因する事故が発生する可能性が高い。そのため、異常が発生した移動体200が市街地(または市街地上空)に位置する場合、河川(または河川上空)に位置する場合に比べて、迅速に捜索を行うことが考えられる。そこで、所定のルールには、例えば、捜索対象の最新の位置情報が市街地を示す場合、位置情報が河川を示す場合に比べて優先度を上げるといったルールが含まれる。また、例えば、移動体200に積載物があるとする。この場合、所定のルールには、例えば、捜索対象の積載物が、災害時等における緊急支援物資である場合、当該捜索対象の優先度を上げるといったルールが含まれてもよい。この例に限らず、所定のルールには、各種の属性の内容に応じて、優先度算出のためのルールが含まれてよい。また、所定のルールは、各種属性の内容ごとに数値が定められた情報であってよい。算出部130は、例えば、捜索対象の各種の属性の内容に対応する数値を加算した値を優先度として算出してもよい。このように、算出部130は、予め定められた所定のルールに基づいて、捜索対象の属性に応じた、捜索の優先度を算出する。算出部130は、算出手段の一例である。
 次に、捜索支援装置100の動作の一例を、図3を用いて説明する。なお、本開示において、フローチャートの各ステップを「S1」のように、各ステップに付した番号を用いて表現する。
 図3は、捜索支援装置100の動作の一例を説明するフローチャートである。取得部110は、複数の移動体のうち、異常が発生した移動体から発信された異常通知情報を取得する(S1)。特定部120は、記憶手段に記憶された、移動体の属性に関する属性情報に基づいて、異常通知情報を発信した移動体である捜索対象の属性を特定する(S2)。そして、算出部130は、予め定められた所定のルールに基づいて、捜索対象の属性に応じた、捜索の優先度を算出する(S3)。
 このように、第1の実施形態の捜索支援装置100は、複数の移動体のうち、異常が発生した移動体から発信された異常通知情報を取得する。また、捜索支援装置100は、記憶手段に記憶された、移動体の属性に関する属性情報に基づいて、異常通知情報を発信した移動体である捜索対象の属性を特定する。そして、捜索支援装置100は、予め定められた所定のルールに基づいて、捜索対象の属性に応じた、捜索の優先度を算出する。これにより、捜索支援装置100は、例えば、複数の移動体に異常が発生した場合に、移動体の監視者に、捜索の優先度を提供することで、いずれの移動体を優先して捜索するべきかを提示することができる。そのため、移動体の監視者は、優先度に基づいて、移動体の捜索に迅速に着手することができる。すなわち、第1の実施形態の捜索支援装置100は、移動体の捜索を支援することができる。
 <第2の実施形態>
 次に、第2の実施形態の捜索支援装置を含む捜索支援システムについて説明する。第2の実施形態では、第1の実施形態で説明した捜索支援装置100について、より詳細に説明する。なお、第1の実施形態で説明した内容と重複する内容は、一部説明を省略する。
 図4は、捜索支援システム1000の構成の一例を模式的に示す図である。移動体200は、特定の領域を移動する。ここで、移動体200の通行のために空中に形成される特定の領域をコリドーとも称する。コリドーは、移動体200における道路の役目を担う。ここで、コリドーには、移動体200が安全に通行できるようなサービスが提供される、移動体200の通行のための専用空域が含まれてもよい。このような専用空域であって、特にドローンに特化された空域は、ドローンハイウェイと呼ばれることもある。図4の例では、河川の上空に形成されたコリドーを、移動体200-1と移動体200-2とが通行している。また、コリドー周辺には、観測装置300が配置されてよい。観測装置300は、捜索支援装置100と移動体200と通信可能な装置である。観測装置300と移動体200とは、例えば、Bluetooth(登録商標)等の通信方式で通信を行う。なお、通信方式はこの例に限らず、既知の手法であってよい。観測装置300は、コリドー、または、コリドー周辺の領域を通行する移動体200から発信される発信情報及び異常通知情報を受信する。観測装置300は、発信情報及び異常通知情報を捜索支援装置100に送信する。このようにして、捜索支援装置100は、移動体200から発信される情報を取得する。捜索支援装置100のユーザは、例えば、コリドーの管理者である。捜索支援装置100のユーザは、例えば、捜索支援装置100によって提供される情報に基づいて、捜索に着手する。
 図5は、第2の実施形態の捜索支援システム1000の機能構成の一例を示すブロック図である。図5に示すように、捜索支援システム1000は、捜索支援装置100と移動体200と観測装置300とを備える。
 [移動体200の詳細]
 移動体200は、位置情報取得部210と、異常検知部220と、発信部230と、を備える。位置情報取得部210は、自機の位置情報を取得する。位置情報取得部210は、例えば、上述した測位信号受信装置の機能を有する。位置情報取得部210は、定期的に位置情報を取得する。位置情報取得部210は、位置情報取得手段の一例である。
 異常検知部220は、異常を検知する。例えば、異常検知部220は、バッテリーの残量が所定の値未満となった場合、異常を検知する。また、異常検知部220は、自機に衝撃が加わったことを異常として検知してもよい。例えば、異常検知部220は、落下したり、建築物及び動物等の物体にぶつかったりすることによる衝撃を検知する。また、異常検知部220は、移動体200の内部が浸水したことを異常として検知してもよい。この場合、例えば、移動体200の内部に、水にぬれることにより通電する機構が設けられる。そのため、移動体200が浸水すると、当該機構が通電する。異常検知部220は、通電したことにより浸水を検知してよい。異常検知部220は、異常検知手段の一例である。
 発信部230は、発信情報を発信する。発信情報は、位置情報取得部210によって取得された位置情報と自機の識別情報とを含む。発信部230は、定期的に発信情報を発信してよい。また、異常検知部220によって異常が検知された場合、発信部230は、異常通知情報を発信する。ここで、移動体200の内部に、水にぬれることにより通電する機構が設けられている場合、発信部230は、浸水により通電した際に異常通知情報を発信する機能を含んでもよい。異常通知情報には、自機の識別情報が含まれる。また、異常通知情報には、さらに、異常検知部220によって検知された異常の種類を示す情報、及び、異常が検知された際の位置情報が含まれてもよい。発信部230は、発信手段の一例である。
 [捜索支援装置100の詳細]
 捜索支援装置100は、取得部110と、特定部120と、算出部130と、を備える。また、捜索支援装置100は、設定部140をさらに備えてよい。また、捜索支援装置100は、記憶装置190を有してよい。なお、記憶装置190は、上述した記憶手段の一例である。すなわち、記憶装置190は、捜索支援装置100と通信可能な外部の装置であってもよい。
 記憶装置190には、移動体情報が含まれる。移動体情報は、移動体200の識別情報と属性情報とが関連付けられた情報である。図6は、移動体情報の一例を示す図である。図6の例では、属性情報として、「機種」、「積載物」、「飛行予定時刻」、「飛行予定ルート」、「位置情報」、「所有者名」、及び「保険の加入の有無」の項目が設定されている。例えば、一行目のレコードは、識別情報「001」の移動体は、機種が「α」であり、積載物はなく、11月15日の9時から11時の間に、地点E、地点F、地点G及び地点Hの順に飛行することが示されている。ここで、「位置情報」の項目は、識別情報「001」の移動体が現在飛行している位置を少なくとも示す。「位置情報」の項目には、現在時刻までに飛行した位置の経路を示してもよい。「位置情報」の項目は、例えば、取得部110によって位置情報が取得されることに応じて更新されてよい。また、一行目のレコードは、識別情報「001」の移動体の所有者名が「X」であり、当該所有者は、保険に「未加入」であることが示される。保険とは、例えば、移動体の捜索を優先的に行うサービスであってよい。当該保険に加入している所有者の移動体が捜索対象である場合、例えば算出部130において、優先度をあげる処理が行われる。
 移動体情報は、記憶装置190に格納される。このとき、移動体情報は、例えば、予め所有者により入力された飛行計画に応じて生成される。飛行計画は、移動体200が飛行を行う前に所有者によって提出される情報である。飛行計画は、例えば、所有者によって予め記入され、コリドーの管理者に提出される。図7は、飛行計画の一例を示す図である。飛行計画には、移動体200の識別情報に加え、移動体200が飛行する予定の場所及び時刻等の情報を含む。図7の例では、飛行計画には、出発地点、出発予定時刻、到着地点、到着予定時刻、コリドー入場地点、コリドー退場地点、及び飛行ルートが示されている。さらに、飛行計画に、所有者の保険の加入の有無や、移動体200の積載物に関する情報も含まれてよい。移動体情報は、このような飛行計画に基づいて予め生成される。このとき捜索支援装置100が、飛行計画の入力を受け付ける機能や、移動体情報を生成する機能を有していてもよい。
 取得部110は、発信情報取得部1101と異常通知情報取得部1102とを備える。発信情報取得部1101は、移動体200が発信した発信情報を、観測装置300を介して取得する。発信情報取得部1101は、取得した位置情報を、識別情報と関連付けて記憶装置190に格納する。このとき、発信情報取得部1101は、例えば、移動体情報の位置情報の項目を更新してよい。異常通知情報取得部1102は、移動体200が発信した異常通知情報を、観測装置300を介して取得する。
 特定部120は、異常通知情報を発信した移動体である捜索対象の属性を特定する。例えば、異常通知情報取得部1102によって異常通知情報が取得されると、特定部120は、異常通知情報に含まれる識別情報を参照する。そして。特定部120は、移動体情報から、参照した識別情報と同一の識別情報に関連付けられた属性を特定する。例えば、異常通知情報に示される識別情報が「002」であるとする。ここで、図6の例に示す移動体情報が記憶装置190に格納されている場合、特定部120は、移動体情報の二行目のレコードの属性情報に示される属性を特定する。このとき、特定部120は、優先度の算出に関わる属性のみ特定してもよい。例えば、後述する算出部130によって、属性のうち、積載物、位置情報、及び保険が優先度の算出に用いられる場合、特定部120は、属性情報のうち、「積載物」、「位置情報」、及び「保険」の項目に示された情報のみを特定してもよい。
 算出部130は、ルール取得部1301と、優先度算出部1302と、を備える。ルール取得部1301は、ルール情報を取得する。優先度算出部1302は、ルール情報に基づいて、捜索対象の優先度を算出する。ルール情報は、予め定められた所定のルールを示す。より具体的には、ルール情報は、属性の内容に応じて予め定められた、優先すべき度合いを示す情報である。ルール情報は、例えば、記憶装置190に格納される。図8A、図8B、及び図8Cを用いて、ルール情報について説明する。
 図8Aは、ルール情報の第1の例を示す図である。図8Aの例では、ルール情報に「位置情報」及び「優先度」の項目が設定されている。すなわち、ルール情報に、位置情報が示す場所に応じた優先度を示す値が含まれる。例えば、一行目のレコードには、捜索対象の位置情報が、線路のある場所を示している場合、優先度を5増加させることが示されている。例えば、線路上に捜索対象が落下した場合、線路を走る電車が捜索対象と衝突し、事故が発生する可能性がある。そのため、捜索対象の位置情報が、線路のある場所を示している場合、優先度算出部1302は、優先度を上げる。このように、優先度算出部1302は、捜索対象の位置情報に応じて、優先度を算出する。なお、優先度算出部1302は、例えば、捜索対象の位置情報と、地図情報と、に基づいて、捜索対象の位置情報に示される場所を特定してもよい。このとき地図情報は、記憶装置190に格納されていてもよいし、インターネットを通じて取得されてもよい。
 図8Bは、ルール情報の第2の例を示す図である。図8Bの例では、ルール情報に「積載物」及び「優先度」の項目が設定されている。すなわち、ルール情報に、積載物に応じた優先度を示す値が含まれる。例えば、一行目のレコードには、捜索対象の積載物が、緊急支援物資である場合、優先度を5増加させることが示されている。例えば、災害時に、被災地等に緊急支援物資が移動体200によって配送されるとする。緊急支援物資は、迅速に届けられる必要がある。そのため、捜索対象が緊急支援物資を積載物としていた場合、優先度算出部1302は、優先度をあげる。このように、優先度算出部1302は、捜索対象の積載物を示す情報に応じて、優先度を算出する。
 図8Cは、ルール情報の第3の例を示す図である。図8Cの例では、ルール情報に「保険」及び「優先度」の項目が設定されている。すなわち、ルール情報に、所有者が保険に加入しているか否かに応じた優先度を示す情報が含まれる。この例では、保険に加入している場合、優先度を3増加させ、保険に未加入の場合、優先度を増加させないことが示されている。このように、優先度算出部1302は、捜索対象の所有者が保険に加入しているか否かに応じて、優先度を算出する。
 なお、ルール情報には、上述した属性以外の属性に応じた優先度を示す値が含まれてもよい。また、算出部130は、複数の属性を考慮して優先度を算出してよい。例えば、ルール取得部1301は、図8A乃至図8Cのルール情報を取得する。ここで、図6に示す識別情報「002」の移動体が捜索対象であるとする。この場合、識別情報「002」の移動体は、積載物が、賞味期限が11月18日の食品であるため、優先度算出部1302は、優先度を2増加させる。また、識別情報「002」の移動体の所有者は保険に加入しているので、優先度算出部1302は、優先度を3増加させる。そして、識別情報「002」の移動体の最新の位置情報が市街地の場所を示しているとすると、優先度算出部1302は、優先度を3増加させる。すなわち、優先度算出部1302は、識別情報「002」の移動体の優先度を8と算出する。
 ここで、属性の内容と当該内容に対応する優先度の値は、図8A乃至図8Cの例に限られない。例えば、積載物が、緊急支援物資であるときより危険物であるときの方が、優先度が高くてもよい。また、図8A乃至図8Cを用いて説明したルール情報は、あくまで一例である。説明の簡単化のため、捜索対象の優先度を、属性に応じて定められた優先度を加算することにより算出する例を説明したが、ルール情報はこの例に限られない。例えば、ルール情報は、特定の属性の内容については、他の属性に関わらず優先度を高くするというルールが含まれてもよい。例えば、積載物が危険物である一の捜索対象と、積載物が危険物でない他の捜索対象と、が存在するとする。このとき優先度算出部1302は、他の捜索対象の属性の内容に関わらず、一の捜索対象の優先度を他の捜索対象に比べて高くしてもよい。
 設定部140は、捜索対象管理情報に、優先度を設定する。捜索対象管理情報は、複数の移動体200のうち、捜索対象となった移動体を示す情報である。図9は、捜索対象管理情報の一例を示す図である。図9の例では、捜索対象管理情報には、「識別情報」、「異常フラグ」、及び「優先度」の項目が設定されている。異常フラグは、移動体が、異常が発生した移動体であるか、すなわち、異常通知情報を発信したか否かを示す情報である。異常フラグは、例えば、異常通知情報取得部1102が異常通知情報を取得した際に、異常通知情報取得部1102によって更新される。一行目のレコードには、識別情報「001」の移動体は、異常フラグが「0」であることが示されている。これは、識別情報「001」の移動体は、異常通知情報を発信していない、すなわち、捜索対象でないことを示す。二行目のレコードには、識別情報「002」の移動体は、異常フラグが「1」であることが示されている。これは、識別情報「002」の移動体は、異常通知情報を発信した、すなわち、捜索対象であることを示す。設定部140は、識別情報「002」の移動体に対して、例えば、優先度8を設定する。捜索対象管理情報は、例えば、捜索支援装置100と通信可能な端末(図示せず)のディスプレイに出力される。捜索支援装置100のユーザは、例えば、当該端末を介して、優先度を把握することができる。
 [捜索支援システム1000の動作例1]
 次に、捜索支援システム1000の動作の一例を、図10を用いて説明する。本動作例は、発信情報を捜索支援装置100が取得する際の動作例である。観測装置300の処理は省略される。
 図10は、捜索支援システム1000の動作の一例を説明するシーケンス図である。移動体200の位置情報取得部210は、自機の位置情報を取得する(S101)。発信部230は、位置情報と識別情報とを含む発信情報を発信する(S102)。捜索支援装置100の発信情報取得部1101は、観測装置300を介して、発信情報を取得する(S103)。そして、発信情報取得部1101は、取得した発信情報に基づいて、移動体情報を更新する(S104)。具体的には、発信情報取得部1101は、移動体情報から、発信情報に含まれる識別情報と同一の識別情報を特定する。そして、発信情報取得部1101は、特定した識別情報に関連付けられた位置情報を、発信情報に含まれる位置情報を示すよう更新する。
 本動作例は、随時繰り返し行われてよい。例えば、移動体200が位置情報を取得するたびに本動作例が行われてよい。
 [捜索支援システム1000の動作例2]
 次に、捜索支援システム1000の動作の他の例を、図11を用いて説明する。本動作例は、異常通知情報を捜索支援装置100が取得する際の動作例である。観測装置300の処理は省略される。
 図11は、捜索支援システム1000の動作の他の例を説明するシーケンス図である。移動体200の異常検知部220は、異常を検知する(S201)。発信部230は、異常通知情報を発信する(S202)。
 異常通知情報取得部1102は、観測装置300を介して、異常通知情報を取得する(S203)。特定部120は、異常通知情報を発信した移動体(すなわち捜索対象)の属性を特定する(S204)。例えば、特定部120は、異常通知情報に含まれる識別情報に基づいて、移動体情報から、捜索対象の属性を特定する。ルール取得部1301は、記憶装置190からルール情報を取得する(S205)。優先度算出部1302は、捜索対象の優先度を算出する(S206)具体的には、優先度算出部1302は、ルール情報に基づいて、特定された捜索対象の属性に応じた優先度を算出する。そして、設定部140は、捜索対象管理情報に、捜索対象に応じた優先度を設定する(S207)。
 このように、第2の実施形態の捜索支援装置100は、複数の移動体のうち、異常が発生した移動体から発信された異常通知情報を取得する。また、捜索支援装置100は、記憶手段に記憶された、移動体の属性に関する属性情報に基づいて、異常通知情報を発信した移動体である捜索対象の属性を特定する。そして、捜索支援装置100は、予め定められた所定のルールに基づいて、捜索対象の属性に応じた、捜索の優先度を算出する。これにより、捜索支援装置100は、例えば、複数の移動体に異常が発生した場合に、移動体の監視者(例えばコリドーの管理者)に、捜索の優先度を提供することで、いずれの移動体を優先して捜索するべきかを提示することができる。そのため、移動体の監視者は、優先度に基づいて、移動体の捜索に迅速に着手することができる。すなわち、第2の実施形態の捜索支援装置100は、移動体の捜索を支援することができる。
 また、第2の実施形態において、属性情報は、捜索対象が異常通知情報を発信した際の位置情報と、捜索対象の積載物を示す情報と、捜索対象の所有者が保険に加入しているか否かを示す情報と、の少なくともいずれかを含んでよい。そして捜索支援装置100は、位置情報、捜索対象の積載物を示す情報、及び捜索対象の所有者が保険に加入しているか否か等に応じて、優先度を算出してよい。このように、捜索支援装置100は、各種の属性に応じた優先度を算出することが可能である。
 また、第2の実施形態の捜索支援システム1000は、移動体と捜索支援装置とを備える。移動体は、位置情報を取得し、異常を検知し、異常が検知された場合に、異常通知情報を発信する。これにより、捜索支援システム1000は、異常を検知した移動体を特定することができる。
 [変形例1]
 位置情報は、GNSSを用いない方法で取得されてもよい。例えば、移動体200位置情報取得部210が、地上に設置された観測装置300から送信された信号を受信し、受信した信号に基づいて自機の位置を示す位置情報を取得してもよい。
 例えば、図4に示すように、移動体200が河川の上空に形成されたコリドーを通行しているとする。この場合、移動体200の位置情報取得部210は、河川の両岸に設置された複数の観測装置300から信号を受信する。そして、位置情報取得部210は、三角測量の原理を用いて自機の位置情報を算出する。
 <第3の実施形態>
 次に、第3の実施形態の捜索支援システム1001について説明する。第3の実施形態では、移動体が撮影を行う例について説明する。なお、第1及び第2の実施形態で説明した内容と重複する内容は、一部説明を省略する。
 図12は、捜索支援システム1001の機能構成の一例を示すブロック図である。図11に示すように、捜索支援システム1001は、捜索支援装置101と移動体201と観測装置300とを備える。
 [移動体201の詳細]
 移動体201は、第1及び第2の実施形態で説明した移動体200と同様の移動体である。すなわち、移動体201は、複数存在してよい。移動体201は、移動体200の処理に加え、以下の処理を行ってもよい。
 移動体201は、位置情報取得部210と異常検知部220と発信部230と撮影部240とを備える。撮影部240は、撮影を行う。例えば、撮影部240は、移動体200が飛行している間、移動体200の周辺を撮影する。また、撮影部240は、後述する、捜索支援装置101からの要求に応じて撮影を行ってもよい。
 発信部230は、撮影部240により撮影された画像に応じたデータである撮影データを発信する。撮影データには、識別情報が含まれる。また、撮影データには、撮影部240により撮影された際の時刻及び位置情報が含まれてもよい。
 [捜索支援装置101の詳細]
 捜索支援装置101は、第1及び第2の実施形態で説明した捜索支援装置100の処理に加え、以下の処理を行ってもよい。
 捜索支援装置101は、取得部111と特定部120と算出部130と、設定部140と、撮影要求部150と、を備える。また、捜索支援装置101は、記憶装置190を有する。
 撮影要求部150は、一以上の移動体201に撮影を要求する。具体的には、撮影要求部150は、捜索対象の周辺を飛行する移動体201に周囲を撮影するよう要求する。例えば、撮影要求部150は、捜索対象の位置情報を取得する。そして、撮影要求部150は、移動体情報に含まれる移動体の位置情報に基づいて、現在位置が、捜索対象から所定の距離以内である移動体を特定する。このとき特定される移動体は、捜索対象とは異なる移動体である。移動体が捜索対象であるか否かは、捜索対象管理情報の異常フラグによって把握される。撮影要求部150は、特定された移動体に対して、撮影を要求する旨を示す撮影要求を送信する。撮影要求は、観測装置300を介して、特定された移動体に送信される。
 取得部111は、発信情報取得部1101と異常通知情報取得部1102と撮影データ取得部1103とを備える。撮影データ取得部1103は、移動体201から発信された撮影データを取得する。このとき、撮影データ取得部1103は、撮影データを順次、移動体200から取得してよい。撮影データ取得部1103は、撮影データを記憶装置190に格納する。
 設定部141は、捜索対象管理情報に、撮影データを関連付けてよい。例えば、移動体201-1が捜索対象であるとする。そして、移動体201-1付近を移動体200-2が飛行しているとする。この場合、撮影データ取得部1103は、移動体200-2から撮影データを取得する。そして、設定部141は、移動体201-2から取得した撮影データを、移動体201-1の識別情報に関連付ける。すなわち、設定部141は、捜索対象でない移動体201から取得した撮影データを、捜索対象の識別情報に関連付ける。
 [捜索支援システム1001の動作例]
 次に、捜索支援システム1001の動作例を、図13を用いて説明する。本動作例は、異常通知情報を取得した捜索支援装置101が、撮影要求を送信する際の動作例である。観測装置300の処理は省略される。
 S301乃至S304の処理は、図11のS201乃至S204の処理と同様であるため記載を省略する。撮影要求部150は、捜索対象と所定の距離内に存在する移動体に撮影要求を送信する(S305)。例えば、撮影要求部150は、捜索対象の最新の位置情報と、移動体情報に含まれる移動体の最新の位置情報と、の距離を算出する。撮影要求部150は、当該距離が所定の値以内である移動体に対して撮影要求を送信する。
 S306乃至S308の処理は、図11のS205乃至S207の処理と同様であるため記載を省略する。撮影データ取得部1103は、撮影データを取得する(S309)。そして、設定部141は、取得された撮影データを、捜索対象の識別情報と関連付けて記憶する(S310)。
 このように、第3の実施形態の捜索支援装置101は、捜索対象と、所定の距離以内に存在する移動体に対して撮影要求を送信してよい。そして、捜索支援装置101は、所定の距離以内に存在する移動体から、撮影要求に応じて生成された撮影データを取得する。これにより、捜索支援装置101は、捜索対象周辺が撮影された撮影データを提供することができる。すなわち、捜索支援装置101は、移動体の捜索を支援することができる。
 [変形例2]
 上記の実施形態では、移動体201が、撮影要求の受信に応じて撮影を行う例について説明した。移動体201は、常時撮影を行っていてよい。例えば、撮影部240は、移動体201が飛行している間、撮影を行う。発信部230は、随時撮影データを発信する。このとき、撮影データには位置情報と撮影時刻とが含まれる。撮影データ取得部1103は、取得した撮影データを記憶装置190に格納する。設定部141は、捜索対象から所定の距離以内であり、異常通知情報が発信された時刻から所定時間以内に撮影された撮影データを特定する。そして、設定部141は、特定された撮影データを、捜索対象の識別情報に関連付ける。
 [変形例3]
 捜索支援装置101は、撮影データを送信した移動体の所有者に対して、後述する価値データを付与してよい。
 例えば、撮影要求部150が、捜索対象とは異なる移動体200に撮影要求を送信する。そして、撮影データ取得部1103が、撮影要求が送信された移動体200から撮影データを取得する。設定部141は、このように、撮影要求に応じて撮影データを送信した移動体200の所有者に価値データを付与する。
 価値データは、経済的な価値を示すデータである。価値データは、例えば、貨幣を示すデータであるが、この例に限られない。価値データは、商品またはサービスと交換可能な、貨幣と同様の価値を示すデータであってよい。例えば、価値データは、ポイント、電子マネー、暗号資産、及び電子クーポン等であってよい。設定部141は、例えば、所有者の識別情報、所有者名、及び連絡先などが関連付けられた所有者情報に、価値データをさらに関連付ける。
 <第4の実施形態>
 次に、第4の実施形態の捜索支援システム1002について説明する。第4の実施形態では、捜索範囲を決定する例について説明する。なお、第1、第2及び第3の実施形態で説明した内容と重複する内容は、一部説明を省略する。
 図14は、捜索支援システム1002の機能構成の一例を示すブロック図である。図14に示すように、捜索支援システム1002は、捜索支援装置102と移動体201と観測装置300とを備える。
 [捜索支援装置102の詳細]
 捜索支援装置102は、第1及び第2の実施形態で説明した捜索支援装置100の処理、または、第3の実施形態で説明した捜索支援装置101の処理に加え、以下の処理を行ってもよい。
 捜索支援装置102は、取得部111と特定部120と算出部130と、設定部140と、撮影要求部150と、決定部160と、回収機制御部170と、を備える。また、捜索支援装置102は、記憶装置190を有する。
 決定部160は、捜索範囲を決定する。決定部160は、決定手段の一例である。例えば、決定部160は、移動体情報に含まれる位置情報を含む範囲を捜索範囲とする。すなわち、決定部160は、捜索対象の最新の位置情報を含む範囲を捜索範囲とする。決定部160は、移動体201の識別情報と、捜索範囲を示す情報と、を関連付けて記憶装置190に格納する。
 回収機制御部170は、回収機(図示せず)を制御する。回収機とは、捜索対象を回収する移動体である。回収機は、例えば、回収機が有する捕獲用のアームや網等を用いて、自動または回収機のユーザの操作により、捜索対象を回収する。回収機制御部170は、少なくとも、回収機が捜索範囲に移動するよう制御する。
 また、回収機制御部170は、優先度に基づいて、回収機を制御する。例えば、移動体201-1と移動体201-2とが捜索対象であるとする。また、移動体201-1の優先度が5であり、移動体201-2の優先度が10であるとする。この場合、回収機制御部170は、優先度が高い移動体201-2に対応する捜索範囲に移動するよう、回収機を制御する。このように、回収機制御部170は、複数の捜索対象のうち優先度が最も高い捜索対象の捜索範囲に移動するよう、回収機を制御する。
 [捜索支援システム1002の動作例]
 次に、捜索支援システム1002の動作例を、図15を用いて説明する。本動作例は、異常通知情報を取得した捜索支援装置102が、捜索範囲を決定する際の動作例である。また、観測装置300の処理は省略される。
 S401乃至S407の処理は、図11のS201乃至S207の処理と同様であるため記載を省略する。決定部408は、捜索対象の捜索範囲を決定する(S408)。回収機制御部170は、回収機を制御する(S409)。例えば、回収機制御部170は、複数の捜索対象のうち、優先度の高い捜索対象の捜索範囲に、回収機を移動させる。
 なお、本動作例では、図13で説明した撮影要求の送信、及び、撮影データの取得等に関連する処理は省略した。しかしながら、図13で説明した撮影要求の送信、及び、撮影データの取得等に関連する処理が、本動作例の中で行われてもよい。
 このように、第4の実施形態の捜索支援装置102は、捜索対象の最新の位置情報を、当該捜索対象の捜索範囲として決定する。そして、捜索支援装置102は、複数の捜索対象のうち、優先度の高い捜索対象に対応する捜索範囲に、回収機を移動させる。これにより、捜索支援装置102は、複数の捜索対象のうち、優先度の高い順に、捜索対象を捜索させることができる。
 [変形例4]
 移動体は、異常が発生して落下した場合、発信情報が発信できない可能性がある。すなわち、捜索対象が異常通知情報を発信してから、当該捜索対象の位置情報が更新されない場合がある。この場合、決定部160は、捜索範囲を推測してもよい。
 例えば、決定部160は、移動体情報から、捜索対象が異常通知情報を発信した際の位置情報を特定する。そして、決定部160は、特定された位置情報に対応する地形に関する情報を取得する。地形に関する情報は、標高や傾斜の情報が含まれる地図情報である。例えば、山の斜面や坂道等、傾斜のある場所に捜索対象が落下した場合、捜索対象は傾斜に沿って転がる可能性がある。また、例えば、捜索対象が河川に落下した場合、捜索対象は河川に流される可能性がある。このように、捜索対象は、落下した場所の地形に起因して移動する可能性がある。決定部160は、地形に関する情報に基づいて、特定された位置情報から、捜索対象が地形に起因して移動する範囲を推測する。そして、決定部160は、捜索対象が地形に起因して移動する範囲を捜索範囲として決定する。
 このように、捜索支援装置102は、捜索対象が異常通知情報を発信した際の位置情報と、当該位置情報に対応する地形に関する情報とに基づいて、捜索対象の捜索範囲を決定してよい。これにより、捜索対象が、異常通知情報を発信してから、位置情報を含む発信情報を発信しない場合であっても、捜索支援装置102は、捜索範囲を提供することができる。
 <第5の実施形態>
 次に、第5の実施形態の捜索支援システム1003について説明する。第5の実施形態では、異常を検知した場合の移動体の処理について説明する。なお、第1、第2、第3、及び第4の実施形態で説明した内容と重複する内容は、一部説明を省略する。
 図16は、捜索支援システム1003の機能構成の一例を示すブロック図である。図16に示すように、捜索支援システム1003は、捜索支援装置102と移動体202と観測装置300とを備える。なお、捜索支援システム1003は、捜索支援装置102に代えて、捜索支援装置100、または捜索支援装置101を備えていてもよい。
 [移動体202の詳細]
 移動体202は、第1及び第2の実施形態で説明した捜索支援装置100の処理、または、第3の実施形態で説明した捜索支援装置101の処理に加え、以下の処理を行ってもよい。
 移動体202は、位置情報取得部210と、異常検知部220と、発信部230と、撮影部241と、制御部250と、を備える。
 撮影部241は、異常が検知された場合に撮影を行ってよい。例えば、撮影部241は、異常検知部220によって異常が検知された場合に、撮影を開始する。
 制御部250は、撮影データに基づいて自機を制御する。具体的には、制御部250は、撮影部241により撮影された画像から制御情報を読み取る。ここで、制御情報は、移動体202が読み取り可能な情報であって、移動体202を制御するための情報である。図17は、移動体202が制御情報を読み取る状況の一例を示す図である。図17の例において、制御情報は、観測装置300に貼付されている。ここで、移動体202において異常が検知されたとする。この場合、移動体202の撮影部241は、撮影を開始する。撮影された画像には、移動体202の周囲が映る。撮影された画像に制御情報が映ると、制御部250は、当該制御情報を読み取る。そして、制御部250は、読み取った制御情報に基づいて、自機を制御する。例えば、制御部250は、読み取った制御情報が貼付された場所に近づき、着陸させる。
 制御情報は、各種の情報が記録される、二次元コードまたは一次元コードであってもよい。この場合、制御情報には、地点を示す情報が含まれてもよい。制御部250は、制御情報を読み取ることにより、制御情報に含まれる地点に着陸するよう、自機を制御してもよい。また、この例に限らず、制御情報は、記号やマーク等であってよい。この場合、制御部250は、読み取った制御情報に近づき、自機を着陸させてよい。また、制御情報は、観測装置300に貼付されなくともよい。例えば、制御情報は、着陸可能な箇所に貼付または描画されてよい。例えば、地面に制御情報が存在する場合、制御部250は、読み取った制御情報の上に着陸するよう自機を制御してもよい。
 このように制御部250は、撮影部241により撮影された画像に含まれる制御情報を読み取り、当該制御情報に基づいて、自機を着陸させる。制御部250は、制御手段の一例である。
 [捜索支援システム1003の動作例]
 次に、捜索支援システム1003の動作例を、図18を用いて説明する。本動作例は、異常が検知された移動体202の動作例である。
 図18は、移動体の動作の一例を説明するフローチャートである。異常検知部220は、異常を検知する(S601)。そして、発信部230は、異常通知情報を発信する(S602)。撮影部241は、周囲を撮影する(S603)。制御部250は、撮影された画像から制御情報を読み取る(S604)。制御部250は、読み取った制御情報に応じて自機を制御する(S605)。例えば、制御部250は、読み取った制御情報に近づき、自機を着陸させる。
 このように、第5の実施形態の捜索支援システム1003は、異常が検知された場合に、撮影を開始し、撮影手段により撮影された画像に含まれる制御情報を読み取り、当該制御情報に基づいて、自機を着陸させる。これにより、捜索支援システム1003は、異常が発生した移動体を特定の場所に着陸させることができる。そのため、捜索支援システム1003は、異常が発生した移動体の捜索を容易にすることができる。
 <捜索支援システムのハードウェアの構成例>
 上述した第1、第2、第3、第4及び第5の実施形態の捜索支援装置または移動体を構成するハードウェアについて説明する。図19は、各実施形態における捜索支援システムを実現するコンピュータ装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。コンピュータ装置90において、各実施形態及び各変形例で説明した、捜索支援装置、移動体、及び捜索支援方法が実現される。
 図19に示すように、コンピュータ装置90は、プロセッサ91、RAM(Random Access Memory)92、ROM(Read Only Memory)93、記憶装置94、入出力インタフェース95、バス96、及びドライブ装置97を備える。なお、捜索支援装置及び移動体は、複数の電気回路によって実現されてもよい。
 記憶装置94は、プログラム(コンピュータプログラム)98を格納する。プロセッサ91は、RAM92を用いて本捜索支援装置のプログラム98を実行する。具体的には、例えば、プログラム98は、図3、図10、図11、図13、図15及び図18に示す処理をコンピュータに実行させるプログラムを含む。プロセッサ91が、プログラム98を実行することに応じて、本捜索支援装置及び本移動体の各構成要素の機能が実現される。プログラム98は、ROM93に記憶されていてもよい。また、プログラム98は、記憶媒体80に記録され、ドライブ装置97を用いて読み出されてもよいし、図示しない外部装置から図示しないネットワークを介してコンピュータ装置90に送信されてもよい。
 入出力インタフェース95は、周辺機器(キーボード、マウス、表示装置など)99とデータをやり取りする。入出力インタフェース95は、データを取得または出力する手段として機能する。バス96は、各構成要素を接続する。
 なお、捜索支援装置及び移動体の実現方法には様々な変形例がある。例えば、捜索支援装置は、専用の装置として実現することができる。また、捜索支援装置は、複数の装置の組み合わせに基づいて実現することができる。
 各実施形態の機能における各構成要素を実現するためのプログラムを記憶媒体に記録させ、該記憶媒体に記録されたプログラムをコードとして読み出し、コンピュータにおいて実行する処理方法も各実施形態の範疇に含まれる。すなわち、コンピュータ読取可能な記憶媒体も各実施形態の範囲に含まれる。また、上述のプログラムが記録された記憶媒体、及びそのプログラム自体も各実施形態に含まれる。
 該記憶媒体は、例えばフロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD(Compact Disc)-ROM、磁気テープ、不揮発性メモリカード、またはROMであるが、この例に限られない。また該記憶媒体に記録されたプログラムは、単体で処理を実行しているプログラムに限らず、他のソフトウェア、拡張ボードの機能と共同して、OS(Operating System)上で動作して処理を実行するプログラムも各実施形態の範疇に含まれる。
 以上、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解しうる様々な変更をすることができる。
 上記実施形態及び変形例は、適宜組み合わせることが可能である。
 上記の実施形態の一部または全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
 <付記>
 [付記1]
 複数の移動体のうち、異常が発生した移動体から発信された異常通知情報を取得する取得手段と、
 記憶手段に記憶された、移動体の属性に関する属性情報に基づいて、前記異常通知情報を発信した移動体である捜索対象の属性を特定する特定手段と、
 予め定められた所定のルールに基づいて、前記捜索対象の属性に応じた、捜索の優先度を算出する算出手段と、を備える、
 捜索支援装置。
 [付記2]
 前記属性情報は、前記捜索対象が前記異常通知情報を発信した際の位置情報を含み、
 前記算出手段は、前記位置情報に応じて、前記優先度を算出する、
 付記1に記載の捜索支援装置。
 [付記3]
 前記属性情報は、前記捜索対象の積載物を示す情報を含み、
 前記算出手段は、前記捜索対象の積載物を示す情報に応じて、前記優先度を算出する、
 付記1または2に記載の捜索支援装置。
 [付記4]
 前記属性情報は、前記捜索対象の所有者が保険に加入しているか否かを示す情報を含み、
 前記算出手段は、前記捜索対象の所有者が保険に加入しているか否かに応じて、前記優先度を算出する、
 付記1乃至3のいずれか一項に記載の捜索支援装置。
 [付記5]
 前記捜索対象と、所定の距離以内に存在する移動体に対して撮影要求を送信する撮影要求手段を備え、
 前記取得手段は、前記所定の距離以内に存在する移動体から、前記撮影要求に応じて生成された撮影データを取得する、
 付記1乃至4のいずれか一項に記載の捜索支援装置。
 [付記6]
 前記取得手段が前記撮影データを取得した場合、前記所定の距離以内に存在する移動体の所有者に対して価値データを付与する設定手段を備える、
 付記5に記載の捜索支援装置。
 [付記7]
 前記捜索対象が前記異常通知情報を発信した際の位置情報と、当該位置情報に対応する地形に関する情報と、に基づいて、前記捜索対象の捜索範囲を決定する決定手段をさらに備える、
 付記1乃至6のいずれか一項に記載の捜索支援装置。
 [付記8]
  位置情報を取得する位置情報取得手段と、
  異常を検知する異常検知手段と、
  前記異常が検知された場合に、異常通知情報を発信する発信手段と、を備える、
 移動体と、
  複数の前記移動体のうち、前記異常が発生した前記移動体から発信された前記異常通知情報を取得する取得手段と、
  記憶手段に記憶された、前記移動体の属性に関する属性情報に基づいて、前記移動体のうち前記異常通知情報を発信した捜索対象の属性を特定する特定手段と、
  予め定められた所定のルールに基づいて、前記捜索対象の属性に応じた、捜索の優先度を算出する算出手段と、を備える、
 捜索支援装置と、を備える
 捜索支援システム。
 [付記9]
 前記移動体は、
 撮影手段と、制御手段と、を備え、
 前記撮影手段は、前記異常が検知された場合に、撮影を開始し、
 前記制御手段は、前記撮影手段により撮影された画像に含まれる制御情報を読み取り、当該制御情報に基づいて、自機を着陸させる、
 付記8に記載の捜索支援システム。
 [付記10]
 複数の移動体のうち、異常が発生した移動体から発信された異常通知情報を取得し、
 記憶手段に記憶された、移動体の属性に関する属性情報に基づいて、前記異常通知情報を発信した移動体である捜索対象の属性を特定し、
 予め定められた所定のルールに基づいて、前記捜索対象の属性に応じた、捜索の優先度を算出する、
 捜索支援方法。
 [付記11]
 複数の移動体のうち、異常が発生した移動体から発信された異常通知情報を取得する処理と、
 記憶手段に記憶された、移動体の属性に関する属性情報に基づいて、前記異常通知情報を発信した移動体である捜索対象の属性を特定する処理と、
 予め定められた所定のルールに基づいて、前記捜索対象の属性に応じた、捜索の優先度を算出する処理と、をコンピュータに実行させるプログラムを格納する、
 コンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
 100、101、102 捜索支援装置
 110、111 取得部
 120 特定部
 130 算出部
 140、141 設定部
 150 撮影要求部
 160 決定部
 170 回収機制御部
 200、201、202 移動体
 210 位置情報取得部
 220 異常検知部
 230 発信部
 240、241 撮影部
 250 制御部
 1000、1001、1002、1003 捜索支援システム

Claims (11)

  1.  複数の移動体のうち、異常が発生した移動体から発信された異常通知情報を取得する取得手段と、
     記憶手段に記憶された、移動体の属性に関する属性情報に基づいて、前記異常通知情報を発信した移動体である捜索対象の属性を特定する特定手段と、
     予め定められた所定のルールに基づいて、前記捜索対象の属性に応じた、捜索の優先度を算出する算出手段と、を備える、
     捜索支援装置。
  2.  前記属性情報は、前記捜索対象が前記異常通知情報を発信した際の位置情報を含み、
     前記算出手段は、前記位置情報に応じて、前記優先度を算出する、
     請求項1に記載の捜索支援装置。
  3.  前記属性情報は、前記捜索対象の積載物を示す情報を含み、
     前記算出手段は、前記捜索対象の積載物を示す情報に応じて、前記優先度を算出する、
     請求項1または2に記載の捜索支援装置。
  4.  前記属性情報は、前記捜索対象の所有者が保険に加入しているか否かを示す情報を含み、
     前記算出手段は、前記捜索対象の所有者が保険に加入しているか否かに応じて、前記優先度を算出する、
     請求項1乃至3のいずれか一項に記載の捜索支援装置。
  5.  前記捜索対象と、所定の距離以内に存在する移動体に対して撮影要求を送信する撮影要求手段を備え、
     前記取得手段は、前記所定の距離以内に存在する移動体から、前記撮影要求に応じて生成された撮影データを取得する、
     請求項1乃至4のいずれか一項に記載の捜索支援装置。
  6.  前記取得手段が前記撮影データを取得した場合、前記所定の距離以内に存在する移動体の所有者に対して価値データを付与する設定手段を備える、
     請求項5に記載の捜索支援装置。
  7.  前記捜索対象が前記異常通知情報を発信した際の位置情報と、当該位置情報に対応する地形に関する情報と、に基づいて、前記捜索対象の捜索範囲を決定する決定手段をさらに備える、
     請求項1乃至6のいずれか一項に記載の捜索支援装置。
  8.   位置情報を取得する位置情報取得手段と、
      異常を検知する異常検知手段と、
      前記異常が検知された場合に、異常通知情報を発信する発信手段と、を備える、
     移動体と、
      複数の前記移動体のうち、前記異常が発生した前記移動体から発信された前記異常通知情報を取得する取得手段と、
      記憶手段に記憶された、前記移動体の属性に関する属性情報に基づいて、前記移動体のうち前記異常通知情報を発信した捜索対象の属性を特定する特定手段と、
      予め定められた所定のルールに基づいて、前記捜索対象の属性に応じた、捜索の優先度を算出する算出手段と、を備える、
     捜索支援装置と、を備える
     捜索支援システム。
  9.  前記移動体は、
     撮影手段と、制御手段と、を備え、
     前記撮影手段は、前記異常が検知された場合に、撮影を開始し、
     前記制御手段は、前記撮影手段により撮影された画像に含まれる制御情報を読み取り、当該制御情報に基づいて、自機を着陸させる、
     請求項8に記載の捜索支援システム。
  10.  複数の移動体のうち、異常が発生した移動体から発信された異常通知情報を取得し、
     記憶手段に記憶された、移動体の属性に関する属性情報に基づいて、前記異常通知情報を発信した移動体である捜索対象の属性を特定し、
     予め定められた所定のルールに基づいて、前記捜索対象の属性に応じた、捜索の優先度を算出する、
     捜索支援方法。
  11.  複数の移動体のうち、異常が発生した移動体から発信された異常通知情報を取得する処理と、
     記憶手段に記憶された、移動体の属性に関する属性情報に基づいて、前記異常通知情報を発信した移動体である捜索対象の属性を特定する処理と、
     予め定められた所定のルールに基づいて、前記捜索対象の属性に応じた、捜索の優先度を算出する処理と、をコンピュータに実行させるプログラムを格納する、
     コンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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