JP7286620B2 - 移動体の管理システム及びその制御方法並びに管理サーバ - Google Patents

移動体の管理システム及びその制御方法並びに管理サーバ Download PDF

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Description

本発明は、複数の移動体の移動を管理する管理システム及びその制御方法並びに管理サーバに関する。
特開2016-197776号公報では、探索者自身が実際に現場に赴いて探し当てる必要性を省く事で探索者自身が逸失物の探索にかかる時間と労力をなくし、また逸失物に取り付ける装置の省電力化を図ることのできる逸失物発見システムを提供することを目的としている([0005]、要約)。当該目的を達成するため、特開2016-197776号公報(要約)の情報端末20は、対応処理部21と、受信部22と、位置情報取得部23と、送信部24とを備える。
対応処理部21は、位置検知端末10と情報端末20(第1情報端末)とを対応付け、対応関係を端末固有の識別情報と共にサーバ装置30へ送信する。受信部22は、位置検知端末10から送信された識別情報を受信する。位置情報取得部23は、識別情報を受信した際に、受信した情報端末20(第1情報端末)の現在位置を取得する。送信部24は、受信した識別情報と、取得した位置情報をサーバ装置30へ送信する。
サーバ装置30は、識別情報と位置情報とを受信すると、識別情報と対応付けられた情報端末20(第2情報端末)へ位置情報を通知する位置情報通知部32を備える。位置検知端末10が取り付けられた逸失物から所定の距離の範囲内に、他のユーザの情報端末20(第1情報端末)が位置することにより、逸失物に取り付けられた位置検知端末10と対応付けられた情報端末20(第2情報端末)に対して、位置情報が送信される。
上記のように、特開2016-197776号公報(要約)では、あるユーザに属する位置検知端末10及び情報端末20(第2情報端末)の対応付けを事前にサーバ30で行っておく。そして、位置検知端末10(又はこれが取り付けられた逸失物)から所定の距離の範囲内に、他のユーザの情報端末20(第1情報端末)が位置する。そうすると、他のユーザの情報端末20(第1情報端末)は、あるユーザの位置検知端末10との対応関係を端末固有の識別情報と共にサーバ装置30へ送信する。そして、サーバ装置30は、位置検知端末10と対応付けられた情報端末20(第2情報端末)に対して、位置情報を送信する。
このような構成の場合、他のユーザの情報端末20(第1情報端末)が、あるユーザの位置検知端末10との対応関係を、端末固有の識別情報と共にサーバ装置30へ送信するまで、逸失物を探索することができない。換言すると、サーバ装置30自らが、逸失物が存在する可能性のある場所を絞り込んで探索を行うことができない。
このような課題は、逸失物(忘れ物)に限らず、その他の探索用途(例えば迷子の探索)にも該当する。
本発明は上記のような課題を考慮してなされたものであり、より好適に探索を行うことが可能な管理システム及びその制御方法並びに管理サーバを提供することを目的とする。
本発明に係る管理システムは、
自律的に移動するための自律制御部を備える自律移動体を含む複数の移動体と通信装置を介して通信し、前記複数の移動体の移動を管理する移動管理部を備えるものであって、
前記移動管理部は、
前記複数の移動体の周辺環境に関する探索を要求する探索要求を受領し、
前記探索要求に対応する探索移動体を前記複数の移動体の中から割り当てて前記周辺環境に関する探索を前記探索移動体に行わせて探索情報を取得し、又は、前記探索要求に対応する探索対象領域について前記複数の移動体のいずれかが事前に取得した探索情報を該探索情報が格納された記憶部から読み出して取得し、
前記探索移動体が新たに取得した前記探索情報、又は、前記複数の移動体のいずれかが事前に取得した前記探索情報に基づいて、前記探索要求に対して応答する
ことを特徴とする。
本発明によれば、周辺環境に関する探索要求に対応する探索移動体を移動体の中から割り当てて周辺環境に関する探索を探索移動体に行わせて探索情報を取得する。或いは、探索要求に対応する探索対象領域について複数の移動体のいずれかが事前に取得した探索情報を探索情報が格納された記憶部から読み出して取得する。そして、探索移動体が新たに取得した探索情報、又は、複数の移動体のいずれかが事前に取得した探索情報に基づいて、探索要求に対して応答する。これにより、探索対象範囲又は探索対象地点に対して積極的に探索を行うことで、より好適な探索が可能となる。
なお、前記探索移動体は、自らが直接的に探索を行うことに加えて又はこれに代えて、探索移動体の周辺端末に対して探索を行わせることで間接的に探索を行ってもよい。換言すると、前記探索移動体は、自らが直接的な探索主体になるのみならず、別の探索主体(周辺端末)に対する仲介役としての間接的な探索主体として機能してもよい。
前記移動管理部は、前記探索要求を満たすための探索経路を生成し、前記探索移動体に前記探索経路に沿った探索を行わせてもよい。これにより、探索の要求を満たす探索を新たに行うことが可能となる。
前記移動管理部は、前記探索移動体から受信した前記探索情報に基づいて、前記探索要求に従うイベントが発生したか否かを判定すると共に、前記イベントが発生した地理的領域又は地点を特定する特定部を有してもよい。これにより、演算の多くを移動管理部が担うことで、探索移動体側では、負荷の大きな演算を行うことを避けることが可能となる。
前記移動管理部は、前記探索要求に対応する第1探索移動体及び第2探索移動体を複数の前記自律移動体の中から割り当てもよい。また、前記移動管理部は、前記第1探索移動体及び前記第2探索移動体それぞれに、重複する前記探索経路に沿った探索を行わせてもよい。これにより、第1探索移動体及び第2探索移動体それぞれの探索情報に基づいて、探索要求に対して応答することが可能となる。従って、重複する新たな探索経路について、より詳細な探索情報を得ることが可能となる。
前記管理システムは、前記探索移動体が前記探索を開始した後、前記探索よりも優先度の高いタスクが前記探索移動体に発生した場合、前記探索を制限する制限部を有してもよい。これにより、探索よりも優先度の高いタスク(例えば、緊急用途のタスク)が発生した場合、探索移動体は適切に対応可能となる。
前記探索移動体は、前記探索の補助又は前記探索に伴う処理の補助を求める補助要求を、該探索移動体の周辺端末に対して送信する補助要求部を備えてもよい。また、前記周辺端末は、前記補助要求を受信すると、前記補助要求に基づく前記探索の補助又は前記探索に伴う処理の補助を行ってもよい。さらに、前記周辺端末は、前記探索の補助又は前記探索に伴う処理の補助の結果得られた前記探索情報を含む補助探索情報を前記探索移動体に送信してもよい。さらにまた、前記移動管理部は、前記周辺端末からの前記補助探索情報に基づいて前記探索要求に対して応答してもよい。これにより、探索移動体は、別の探索主体(周辺端末)に対する仲介役として機能することが可能となる。
本発明に係る制御方法は、
自律的に移動するための自律制御部を備える自律移動体を含む複数の移動体と通信装置を介して通信し、前記複数の移動体の移動を管理する移動管理部を備える管理システムの制御方法であって、
前記移動管理部は、
前記複数の移動体の周辺環境に関する探索を要求する探索要求を受領し、
前記探索要求に対応する探索移動体を前記複数の移動体の中から割り当て、前記周辺環境に関する探索を前記探索移動体に行わせる
ことを特徴とする。
本発明によれば、周辺環境に関する探索要求に対応する探索移動体を移動体の中から割り当てて周辺環境に関する探索を探索移動体に行わせる。これにより、探索対象範囲又は探索対象地点に対して積極的に探索を行うことで、より好適な探索が可能となる。
本発明に係る管理サーバは、自律的に移動するための自律制御部を備える自律移動体を含む複数の移動体と通信し、前記複数の移動体の移動を管理するものであって、
前記管理サーバは、
前記複数の移動体の周辺環境に関する探索を要求する探索要求を受領する通信部と、
前記探索要求に対応する探索移動体を前記複数の移動体の中から割り当てて前記周辺環境に関する探索を前記探索移動体に行わせて探索情報を取得する取得部、又は、前記探索要求に対応する探索対象領域について前記複数の移動体のいずれかが事前に取得した探索情報を該探索情報が格納された記憶部から読み出す読出し部と、
前記探索移動体が新たに取得した前記探索情報、又は、前記複数の移動体のいずれかが事前に取得した前記探索情報に基づいて、前記探索要求に対して応答する応答部と
を有することを特徴とする。
本発明によれば、より好適に探索を行うことが可能となる。
本発明の第1実施形態に係る管理システムの概要を示す全体構成図である。 第1実施形態において遺失物を探索する際の全体的な流れを示すフローチャートである。 第1実施形態においてサービス管理サーバが実行する探索管理制御のフローチャートである。 第1実施形態において移動体が実行する探索制御のフローチャートである。 第2実施形態において遺失物を探索する際の全体的な流れを示すフローチャートである。 本発明の第3実施形態に係る管理システムの概要を示す全体構成図である。 第3実施形態において遺失物を探索する際の全体的な流れを示すフローチャートである。 変形例においてサービス管理サーバが実行する探索管理制御のフローチャートである。
A.第1実施形態
<A-1.構成>
[A-1-1.全体構成]
図1は、本発明の第1実施形態に係る管理システム10の概要を示す全体構成図である。管理システム10は、複数の顧客端末20と、少なくとも1台のサービス管理サーバ22(以下「サービスサーバ22」ともいう。)と、少なくとも1台の交通管理サーバ24(以下「交通サーバ24」ともいう。)と、複数の移動体26とを有する。サービスサーバ22と交通サーバ24は、移動管理部30を構成する。移動体26は、複数のドローン32と、複数の車両34とを含む。
管理システム10では、顧客端末20(以下「発注端末20odr」ともいう。)を介して入力された商品Gの発注情報Iodrに基づいて、ドローン32又は車両34(以下「配送移動体26del」ともいう。)が商品Gを配送する。
また、配送とは関係なしに又は配送に関係して遺失物500(図1)が発生した場合、顧客端末20(以下「探索要求端末20srh」ともいう。)からサービスサーバ22に対して探索を要求することができる。サービスサーバ22は、顧客端末20からの探索要求に基づいて、ドローン32又は車両34(以下「探索移動体26srh」ともいう。)を選択して、遺失物500を探索させる。なお、図1では、多くの構成要素を含める関係で、遺失物500が交通サーバ24の右側に位置しているが、遺失物500の実際の位置を反映していないことに留意されたい。
探索移動体26srhは、サービスサーバ22からの指令に基づき、探索対象領域Rsrhを探索する。遺失物500に付加された近距離通信装置502と探索移動体26srhが通信を確立して遺失物500及び近距離通信装置502が発見されると、サービスサーバ22は、探索要求端末20srhに対して、遺失物500の場所を通知する。
顧客端末20とサービスサーバ22の間、サービスサーバ22と交通サーバ24の間は、インターネット50を介して通信可能である。また、サービスサーバ22と移動体26の間は、インターネット50及び無線中継局52を介して通信可能である。移動体26同士の間は、電波通信を介して通信可能である。移動体26と近距離通信装置502の間は、近距離電波通信を介して通信可能である。
[A-1-2.顧客端末20]
顧客端末20(発注端末20odr)は、サービスサーバ22が取り扱う商品Gについて顧客からの発注を受け付ける外部端末である。また、顧客端末20(探索要求端末20srh)は、遺失物500の探索について顧客からの要求を受け付ける端末である。発注端末20odr及び探索要求端末20srhとしての顧客端末20は、例えば、パーソナルコンピュータ又はスマートフォンから構成される。なお、顧客端末20は、発注端末20odr及び探索要求端末20srhの一方のみとして機能するものであってもよい。
[A-1-3.サービス管理サーバ22]
サービス管理サーバ22は、特定の企業が管理する管理サーバであり、当該企業の受注管理、在庫管理及び配送管理を行う。受注管理では、顧客端末20からの発注(サービスの要求)を受け付ける。在庫管理では、商品Gの在庫管理を行う。配送管理では、商品Gの配送(複数の移動体26の移動)を管理する。また、サービス管理サーバ22は、遺失物500の探索管理を行う。
図1に示すように、サービスサーバ22は、入出力部60と、通信部62と、演算部64と、記憶部66とを含む。通信部62は、インターネット50を介することで、顧客端末20、交通サーバ24、ドローン32、車両34等との通信が可能である。また、通信部62は、顧客端末20からの探索要求信号(探索要求)Ssrhreq(後述)を受信する。
演算部64は、中央処理装置(CPU)を含み、記憶部66に記憶されているプログラムを実行することにより動作する。演算部64が実行する機能の一部は、ロジックIC(Integrated Circuit)を用いて実現することもできる。演算部64は、前記プログラムの一部をハードウェア(回路部品)で構成することもできる。
演算部64は、配送管理部70と、探索管理部72とを有する。配送管理部70は、商品Gの配送を管理する。探索管理部72は、遺失物500の探索を管理する。探索管理部72は、探索要求信号Ssrhreqに対応する探索移動体26srhを複数の移動体26の中から割り当てて周辺環境に関する探索を探索移動体26srhに行わせて探索情報Isrhを取得する取得部として機能する。また、探索管理部72は、探索移動体26srhが新たに取得した探索情報Isrhに基づいて、探索要求信号Ssrhreqに対して応答する応答部としても機能する。
さらに、探索管理部72は、遺失物特定部80と、探索制限部82とを有する。遺失物特定部80は、探索移動体26srhからの探索情報Isrhに基づいて遺失物500の存在及び位置Plcurを特定する。探索制限部82は、探索移動体26srhによる探索を制限して、他の優先タスクTprを優先させる。
記憶部66は、演算部64が用いるプログラム及びデータを記憶するものであり、ランダム・アクセス・メモリ(以下「RAM」という。)を備える。RAMとしては、レジスタ等の揮発性メモリと、ハードディスク、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリとを用いることができる。また、記憶部66は、RAMに加え、リード・オンリー・メモリ(ROM)を有してもよい。
記憶部66は、注文データベース90(以下「注文DB90」という。)と、在庫データベース92(以下「在庫DB92」という。)と、移動体データベース94(以下「移動体DB94」という。)と、第1地図データベース96(以下「第1地図DB96」という。)と、配送データベース98(以下「配送DB98」という。)と、探索データベース100(以下「探索DB100」という。)とを有する。
注文DB90は、各顧客端末20を介して受け付けた注文に関する情報(発注情報Iodr)を蓄積する。在庫DB92は、在庫に関する情報(在庫情報Istk)を蓄積する。移動体DB94は、配送に用いるドローン32及び車両34に関する個体情報Iiを蓄積する。また、個体情報Iiは、例えば、移動体26の識別情報(識別ID)、種類(ドローン、車両等)、最大積載重量、積載可能な荷物の最大寸法を含む。また、個体情報Iiは、積載可能な荷物の個数、最大利用可能人数、燃費、最高速度、稼働年数、総移動距離、移動体26の現在位置Pcurのいずれか1つ又は複数を含んでもよい。
第1地図DB96は、移動体26による配送を行うための地図情報(第1地図情報Imap1)を蓄積する。第1地図情報Imap1には、交通サーバ24による進入許可を要する進入制限領域の位置情報が含まれる。
配送DB98は、注文を受けた商品Gの配送に関する情報(配送情報Idel)を蓄積する。配送情報Idelには、商品Gの配送を行う配送移動体26del(ドローン32及び車両34)に関する情報も含まれる。
探索DB100は、遺失物500の探索に関する情報(探索情報Isrh)を蓄積する。探索情報Isrhとしては、例えば、顧客コード、遺失物500の種類、探索対象領域Rsrhが含まれる。
[A-1-4.交通管理サーバ24]
交通管理サーバ24は、複数のドローン32の交通(飛行)及び複数の車両34の交通(走行)に関する情報(交通情報It)を管理する。例えば、交通サーバ24は、ドローン32の飛行許可申請をサービスサーバ22から受信した場合、当該飛行許可申請を許可するか否かを判定し、判定結果に応じて許可又は不許可をサービスサーバ22に通知する。また、交通サーバ24は、ドローン32及び車両34に関する各種の情報(例えば渋滞情報)をサービスサーバ22に通知する。
図1に示すように、交通サーバ24は、第2地図データベース110(以下「第2地図DB110」という。)と、飛行スケジュールデータベース112(以下「飛行スケジュールDB112」という。)とを有する。第2地図DB110は、ドローン32の交通(飛行)及び車両34の交通(走行)に関する地図情報(第2地図情報Imap2)を蓄積する。飛行スケジュールDB112は、各ドローン32の飛行スケジュールに関する情報(飛行スケジュール情報Isc)を蓄積する。
[A-1-5.ドローン32]
(A-1-5-1.ドローン32の概要)
第1実施形態のドローン32(自律移動体)は、商品配送用であり、インターネット50及び無線中継局52を介してサービスサーバ22から受信した配送指令(飛行指令)に応じて出発地Pst(倉庫等)から配送目的地Pdtarまで商品Gを配送する。また、ドローン32は、遺失物500の探索にも用いられる。後述するように、ドローン32はその他の用途で用いてもよい。
図1に示すように、ドローン32は、ドローンセンサ群130と、通信装置132と、ドローン制御装置134と、プロペラ駆動部136とを有する。
(A-1-5-2.ドローンセンサ群130)
ドローンセンサ群130は、第1カメラ150、第1グローバル・ポジショニング・システム・センサ152(以下「第1GPSセンサ152」という。)、速度計154、高度計(図示せず)、ジャイロセンサ(図示せず)等を有する。
第1カメラ150は、ドローン32の本体の下部に配置され、ドローン32の周辺を撮像した周辺画像に関する画像情報Iimage1を出力する。第1カメラ150は、動画を撮影するビデオカメラである。或いは、第1カメラ150は、動画及び静止画の両方又は静止画のみを撮影可能としてもよい。第1カメラ150は、図示しないカメラアクチュエータにより向き(ドローン32の本体に対する第1カメラ150の姿勢)を調整可能である。或いは、第1カメラ150は、ドローン32の本体に対する位置が固定されてもよい。
第1GPSセンサ152は、ドローン32の現在位置Pdcurに関する位置情報Ipdcurを出力する。速度計154は、ドローン32の飛行速度Vd[km/h]を検出する。高度計は、ドローン32下方の地面に対する距離としての対地高度H(以下「高度H」ともいう。)[m]を検出する。ジャイロセンサは、ドローン32の角速度ω[rad/sec]を検出する。角速度ωは、上下軸に対する角速度Y(ヨーY)と、左右軸に対する角速度P(ピッチP)と、前後軸に対する角速度R(ロールR)とを含む。
(A-1-5-3.通信装置132)
通信装置132は、無線中継局52等との電波通信が可能であり、例えば、電波通信モジュールを含む。通信装置132は、無線中継局52及びインターネット50を介することでサービスサーバ22等との通信が可能である。
(A-1-5-4.ドローン制御装置134)
ドローン制御装置134(自律制御部)は、ドローン32の飛行、撮影等、ドローン32全体を制御する。ドローン制御装置134は、ドローン32を出発地Pstから目的地Ptarまで自律的に移動(飛行)させる。ドローン制御装置134は、図示しない入出力部、演算部及び記憶部を含む。
(A-1-5-5.プロペラ駆動部136)
プロペラ駆動部136は、複数のプロペラと、複数のプロペラアクチュエータとを有する。プロペラアクチュエータは、例えば電動モータを有する。
[A-1-6.車両34]
(A-1-6-1.車両34の概要)
第1実施形態の車両34(移動体、自律移動体)は、商品配送用であり、インターネット50及び無線中継局52を介してサービスサーバ22から受信した配送指令(走行指令)に応じて出発地Pst(倉庫等)から配送目的地Pdtarまで商品Gを配送する。また、車両34は、遺失物500の探索にも用いられる。後述するように、車両34はその他の用途で用いてもよい。
図1に示すように、車両34は、車両センサ群160と、通信装置162と、車両制御装置164と、駆動装置166、制動装置168と、操舵装置170とを有する。
(A-1-6-2.車両センサ群160)
車両センサ群160は、第2カメラ180と、第2グローバル・ポジショニング・システム・センサ182(以下「第2GPSセンサ182」という。)と、車速センサ184と、レーダ(図示せず)と、LIDAR(Light Detection And Ranging)(図示せず)とを有する。
複数の第2カメラ180は、車両34の周辺(前方、側方及び後方)を撮像した周辺画像に関する画像情報Iimage2を出力する。第2GPSセンサ182は、車両34の現在位置Pvcurに関する位置情報Ipvcurを出力する。車速センサ184は、車両34の車速Vv[km/h]を検出する。
複数のレーダは、車両34の周辺(前方、側方及び後方)に送信した電磁波に対する反射波を示すレーダ情報Iradarを出力する。LIDARは、車両34の全方位にレーザを連続的に発射し、その反射波に基づいて反射点の三次元位置を測定して三次元情報Ilidarとして出力する。
(A-1-6-3.通信装置162)
通信装置162は、無線中継局52等との電波通信が可能であり、例えば、電波通信モジュールを含む。通信装置162は、無線中継局52及びインターネット50を介することでサービスサーバ22等との通信が可能である。
(A-1-6-4.車両制御装置164)
車両制御装置164は、車両34の加減速、操舵等、車両34全体を制御する。車両制御装置164は、車両34を出発地Pstから目的地Ptarまで自律的に移動(走行)させる。車両制御装置164は、図示しない入出力部、演算部及び記憶部を含む。
車両制御装置164は、運転者による運転操作(加速、減速及び操舵)を要さずに目的地Ptarまで車両34を運転する自動運転制御を実行するものであり、例えば、中央処理装置(CPU)を含む。
(A-1-6-5.駆動装置166)
駆動装置166は、図示しない走行駆動源(エンジン、走行モータ等)及び駆動電子制御装置(以下「駆動ECU」という。)を有する。駆動ECUは、アクセルペダルの操作量又は車両制御装置164からの指令に基づいて走行駆動源を制御して車両34の走行駆動力を調整する。
(A-1-6-6.制動装置168)
制動装置168は、図示しないブレーキモータ(又は油圧機構)、ブレーキ部材及び制動電子制御装置(以下「制動ECU」という。)を有する。制動装置168は、エンジンによるエンジンブレーキ及び/又は走行モータによる回生ブレーキを制御するものであってもよい。制動ECUは、ブレーキペダルの操作量又は車両制御装置164からの指令に基づいてブレーキモータ等を作動させて車両34の制動力を制御する。
(A-1-6-7.操舵装置170)
操舵装置170は、図示しない電動パワーステアリング(EPS)モータ、及びEPS電子制御装置(以下「EPS ECU」という。)を有する。EPS ECUは、運転者によるステアリングホイールの操作又は車両制御装置164からの指令に応じてEPSモータを制御して、車両34の舵角を制御する。
[A-1-7.遺失物500及び近距離通信装置502]
遺失物500は、大小様々な物が含まれ得る。管理システム10において探索するためには、遺失物500は、近距離通信装置502が付加されていることが条件となる。
近距離通信装置502は、近距離通信(数十~100m程度)が可能な通信端末であり、例えば、Bluetooth端末又はアクティブ型のRFID(Radio Frequency IDentification)を用いることができる。
<A-2.第1実施形態の制御>
[A-2-1.発注及び配送時]
以下では、商品Gの発注及び配送時の流れの概要を説明する。顧客端末20は、顧客の操作に応じて発注画面を表示部(図示せず)に表示する。発注画面のデータは、サービス管理サーバ22から取得したものである。また、発注画面を表示させるに当たり、サービスサーバ22は、発注対象の商品Gの在庫数を確認する。在庫切れの場合、サービスサーバ22は、その旨を併せて表示させる。発注があった場合、顧客端末20は、顧客からの発注を受け付けてサービス管理サーバ22に送信する。
サービスサーバ22は、顧客端末20を介して顧客から受注したか否かを監視する。受注があった場合、サービスサーバ22は、商品Gを配送する移動体26(配送移動体26del)を移動体DB94から選択する。そして、サービスサーバ22は、選択した配送移動体26delについて、出発地Pst(倉庫等)から配送目的地Pdtar(発注者の住所等)までと、配送目的地Pdtarから帰還目的地Prtar(通常は倉庫)までの予定配送経路RTdelを算出する。
なお、配送移動体26delとして選択される移動体26は、配送を終了して帰還途中のものであってもよい。帰還途中の移動体26の場合、予定配送経路RTdelは、配送移動体26delの現在位置Pcurから集荷目的地Pptarまでの経路とすることができる。また、ドローン32の飛行に際して交通サーバ24の飛行許可を要する場合、サービスサーバ22は、予定配送経路RTdelについての飛行許可申請を、交通サーバ24に対して送信し、交通サーバ24から許可を得る。さらに、配送移動体26del及び予定配送経路RTdelの算出は、発注前に行っておき、発注時に確定してもよい。
サービスサーバ22は、商品G、予定配送経路RTdel(配送目的地Pdtar、帰還目的地Prtarを含む。)等の配送情報Idelを配送移動体26delに送信する。配送移動体26delは、サービスサーバ22から受信した配送情報Idelに基づいて商品Gを配送する。
[A-2-2.探索時]
(A-2-2-1.探索時の全体的な流れ)
図2は、第1実施形態において遺失物500を探索する際の全体的な流れを示すフローチャートである。図2では、大まかな流れのみを示していることに留意されたい。
ステップS11において、顧客端末20は、顧客の操作に応じて探索要求を受け付ける。具体的には、顧客端末20は、顧客の操作に応じて探索要求画面を表示部(図示せず)に表示する。探索要求画面は、サービス管理サーバ22から取得したものである。また、探索要求画面は、遺失物500に付加された近距離通信装置502の識別情報(識別ID)、探索必要領域Rsn、遺失物500の重要度等の入力欄を含む。これらの入力欄に入力された情報を、探索要求情報Isrhreqという。探索要求があった場合、顧客端末20は、顧客からの探索要求を受け付けて、探索要求情報Isrhreqを含む探索要求信号Ssrhreqをサービス管理サーバ22に送信する。
サービスサーバ22の処理に移る。ステップS21において、サービスサーバ22は、顧客端末20が受け付けた探索要求情報Isrhreqに応じて、予定移動経路RTmvp及び探索移動体26srhを算出する。なお、予定探索経路RTsrhpの算出に際し、サービスサーバ22は、交通サーバ24の飛行許可を取得してもよい。ステップS21及び後述するステップS22~S26の詳細は、図3を参照して後述する。
ステップS22において、サービスサーバ22は、探索移動体26srhに対して探索開始指令を出す。具体的には、サービスサーバ22は、探索移動体26srhに対して探索開始信号Ssrhstを送信する。探索開始信号Ssrhstは、予定移動経路RTmvpの情報を含む。予定移動経路RTmvpは、探索のための予定探索経路RTsrhpと、探索前の移動のための探索前経路RTbfと、探索後の移動のための探索後経路RTafとを含む。
探索開始信号Ssrhstの送信後、ステップS23において、サービスサーバ22は、探索移動体26srhの探索を監視する。その際、サービスサーバ22は、探索移動体26srhからの探索情報Isrhに基づいて、遺失物500の有無を判定する遺失物判定処理を行う。
ステップS24において、サービスサーバ22は、探索を終了するか否かを判定する。ステップS23の結果、遺失物500が見つかった場合、サービスサーバ22は、探索を終了すると判定する。また、遺失物500が見つからない場合でも、全ての探索対象領域Rsrhの探索が終了した場合、サービスサーバ22は、探索を終了すると判定する。探索を終了すると判定した場合(S24:TRUE)、ステップS25に進む。探索を終了しないと判定した場合(S24:FALSE)、ステップS23に戻る。
ステップS25において、サービスサーバ22は、探索移動体26srhに対して探索終了指令を出す。具体的には、サービスサーバ22は、探索移動体26srhに対して探索終了信号Ssrhfを送信する。ステップS26において、サービスサーバ22は、探索の結果を顧客端末20(探索要求端末20srh)に送信する。探索の結果を受信した顧客端末20は、ステップS12において、探索の結果を表示部に表示する。
移動体26の処理に移る。サービスサーバ22からの探索開始信号Ssrhstを受信した移動体26(探索移動体26srh)は、ステップS31において、遺失物500の探索を行うための探索制御を行う。探索制御において、探索移動体26srhは、探索情報Isrhをサービスサーバ22に送信する。探索情報Isrhは、通信装置132、162が取得した通信情報Idcom、Ivcomと、カメラ150、180が取得した画像情報Iimage1、Iimage2と、GPSセンサ152、182が取得した位置情報Ipdcur、Ipvcurとを含む。ステップS31の詳細は、図4を参照して後述する。
ステップS32において、探索移動体26srhは、探索を終了するか否かを判定する。サービスサーバ22から探索終了信号Ssrhfを受信したとき(S32:TRUE)、探索移動体26srhは、探索を終了する。そして、ステップS33において、探索移動体26srhは、帰還目的地Prtarに帰還する。サービスサーバ22から探索終了信号Ssrhfを受信しなければ(S32:FALSE)、探索移動体26srhは、探索(S31)を継続する。
(A-2-2-2.サービス管理サーバ22による探索管理制御)
(A-2-2-2-1.探索管理制御の全体的な流れ)
図3は、第1実施形態においてサービス管理サーバ22が実行する探索管理制御のフローチャートである。探索管理制御は、図2のステップS21~S26の詳細である。図3のステップS51において、サービスサーバ22は、顧客端末20からの要求に応じて、顧客端末20に探索要求画面を表示させる。換言すると、サービスサーバ22は、顧客端末20からの要求に応じて、探索要求画面のデータを顧客端末20に送信する。
ステップS52において、サービスサーバ22は、顧客端末20から探索要求信号Ssrhreqを受信したか否かを判定する。探索要求信号Ssrhreqを受信した場合(S52:TRUE)、ステップS53に進む。探索要求信号Ssrhreqを受信していない場合(S52:FALSE)、ステップS51に戻る。
ステップS53において、サービスサーバ22は、探索要求情報Isrhreqに基づいて探索対象領域Rsrhを特定する。例えば、探索要求情報Isrhreqに探索要求領域Rrsrhが含まれる場合、サービスサーバ22は、所定規則により探索要求領域Rrsrhを補正して探索対象領域Rsrhとして用いる。所定規則は、例えば、探索要求領域Rrsrhの外縁を所定距離伸ばして探索対象領域Rsrhとすることを用いることができる。
或いは、探索要求情報Isrhreqに探索要求領域Rrsrh又は探索要求経路RTsrhrが含まれる場合、探索要求領域Rrsrh又は探索要求経路RTsrhrを探索対象領域Rsrh又は予定探索経路RTsrhpとしてそのまま用いることで、ステップS53を省略してもよい。なお、探索対象領域Rsrhとすべき範囲が、ドローン32及び車両34のいずれでも探索できない範囲である場合、サービスサーバ22は、探索不可である旨を顧客端末20に対して通知してもよい。
ステップS54において、サービスサーバ22は、予定移動経路RTmvpを算出する。上記のように、予定移動経路RTmvpは、探索のための予定探索経路RTsrhpと、探索前の移動のための探索前経路RTbfと、探索後の移動のための探索後経路RTafとを含む。具体的には、サービスサーバ22は、ステップS53で特定した探索対象領域Rsrhの全体を探索移動体26srhが探索可能であるように予定探索経路RTsrhpを算出する。或いは、探索要求情報Isrhreqに予定探索経路RTsrhpが含まれる場合、予定探索経路RTsrhpをそのまま用いることで、ステップS53を省略してもよい。
なお、予定探索経路RTsrhpを設定した段階で、探索移動体26srhの種類(ドローン32又は車両34のいずれか)も決まる。また、探索移動体26srhが、配送のために既に移動中の配送移動体26delである場合、サービスサーバ22は、配送のための予定配送経路RTdelに、予定探索経路RTsrhpを追加するように予定移動経路RTmvpを算出する。
ステップS55において、サービスサーバ22は、探索移動体26srhを選択する。具体的には、サービスサーバ22は、予定探索経路RTsrhpに対応する種類の移動体26のうち、予定探索経路RTsrhpの周辺に存在する移動体26(以下「候補移動体26opt」ともいう。)を配送DB98から抽出する。例えば、遺失物500が道路上にあることがわかっている場合、車両34を候補移動体26optとしてもよい。候補移動体26optは、現在配送中の移動体26であってもよい。
候補移動体26optが存在する場合、サービスサーバ22は、候補移動体26optが予定探索経路RTsrhpの探索を可能であるか否かを判定する。例えば、予定探索経路RTsrhpを移動している時間的余裕及びエネルギ的余裕があるか否かを判定する。時間的余裕は、予定探索経路RTsrhpを移動しても、配送予定時刻に間に合うか否かで判定する。エネルギ的余裕は、予定探索経路RTsrhpを移動する十分なエネルギ(バッテリSOC、燃料等)があるか否かで判定する。
候補移動体26optが予定探索経路RTsrhpの探索を可能である場合、サービスサーバ22は、候補移動体26optを探索移動体26srhとして選択する。予定探索経路RTsrhpの探索が可能な候補移動体26optが複数存在する場合、サービスサーバ22は、予定探索経路RTsrhpを移動するのに適した候補移動体26optを探索移動体26srhとして選択する。
ステップS56において、サービスサーバ22は、探索移動体26srhに対して探索開始信号Ssrhstを送信する。なお、図3では図示していないが、探索移動体26srhの移動中、サービスサーバ22は、探索移動体26srhの現在位置Pmcurを所定周期で取得して、探索移動体26srhの状況を監視する。
ステップS57において、サービスサーバ22は、探索移動体26srhからの探索情報Isrhを受信して記憶部66の探索DB100に記憶する。ステップS58において、サービスサーバ22は、探索移動体26srhからの探索情報Isrhに基づいて遺失物500の有無を判定する遺失物判定処理を実行する。遺失物判定処理では、探索情報Isrhに含まれる通信情報Idcom、Ivcomに近距離通信装置502の識別IDが含まれる場合、当該識別IDが遺失物500に付加された近距離通信装置502のものであるか否かを判定する。また、探索情報Isrhに含まれる画像情報Iimage1、Iimage2において、遺失物500の画像を抽出する。
ステップS59において、サービスサーバ22は、遺失物判定処理の結果、遺失物500を発見したか否かを判定する。遺失物500を発見した場合(S59:TRUE)、ステップS60に進む。
ステップS60において、サービスサーバ22は、遺失物500の位置Plcurを絞り込む位置絞り込み処理を行う。位置絞り込み処理の詳細は後述する。ステップS61において、サービスサーバ22は、探索の終了(ここでは完了)を指令する探索終了信号Ssrhfを探索移動体26srhに対して送信する。
ステップS62において、サービスサーバ22は、探索結果を探索要求端末20srhに送信する。遺失物500が発見された場合の探索結果としては、遺失物500の位置Plcur、位置Plcurに対応する画像情報Iimage1、Iimage2(静止画又は動画)を含む。
ステップS59に戻り、遺失物500を発見していない場合(S59:FALSE)、ステップS63に進む。ステップS63において、サービスサーバ22は、探索移動体26srhによる予定探索経路RTsrhpの探索が完了間近であるか否かを判定する。例えば、予定探索経路RTsrhpの探索完了までの予定残り時間Trが時間閾値THtr以下になったか否かを判定する。予定探索経路RTsrhpの探索が完了間近である場合(S63:TRUE)、ステップS64に進む。
ステップS64において、サービスサーバ22は、予定探索経路RTsrhpの延長が必要であるか否かを判定する。例えば、探索移動体26srhの残りエネルギに余裕があるか否かを判定する。予定探索経路RTsrhpの延長が必要である場合(S64:TRUE)、ステップS65において、サービスサーバ22は、予定探索経路RTsrhpを延長する。具体的には、サービスサーバ22は、新たな予定探索経路RTsrhp及び探索後経路RTafを通知する経路変更信号Srtcを、探索移動体26srhに対して送信する。
予定探索経路RTsrhpの延長が必要でない場合(S64:FALSE)、遺失物500が発見されないが探索を終了する。その場合、ステップS61において、サービスサーバ22は、探索の終了(ここでは中止)を指令する探索終了信号Ssrhfを探索移動体26srhに対して送信する。
ステップS62において、サービスサーバ22は、探索結果を探索要求端末20srhに送信する。遺失物500が発見されない場合の探索結果としては、遺失物500が発見されなかった旨のメッセージ、探索した経路(探索経路RTsrh)の情報を含む。
ステップS63において予定探索経路RTsrhpの探索終了が間近でない場合(S63:FALSE)又はステップS65の後、ステップS66に進む。ステップS66において、サービスサーバ22は、探索移動体26srhに探索以外の優先タスクTprが発生したか否かを判定する。探索以外の優先タスクTprとしては、例えば、災害対応、救命、犯罪対応等の緊急用途がある。
優先タスクTprが発生した場合(S66:TRUE)、ステップS67において、サービスサーバ22は、タスクの変更を指令するタスク変更信号Stcを探索移動体26srhに対して送信する。タスク変更信号Stcでは、優先タスクTprに関する情報が含まれる。優先タスクTprが発生していない場合(S66:FALSE)、ステップS57に戻る。
(A-2-2-2-2.位置絞り込み処理)
上記のように、位置絞り込み処理(図3のS60)は、遺失物500の位置Plcurを絞り込む処理である。第1実施形態において、移動体26としてのドローン32及び車両34は、それぞれGPSセンサ152、182を有しており、探索情報IsrhにはGPSセンサ152、182の位置情報Ipdcur、Ipvcurが含まれている。そこで、サービスサーバ22は、画像情報Iimage1、Iimage2と位置情報Ipdcur、Ipvcurを関連付けることで、画像情報Iimage1、Iimage2において、遺失物500が発見されたフレームに対応する位置Plcurを特定する。
或いは、サービスサーバ22は、探索移動体26srhから画像情報Iimage1、Iimage2と位置情報Ipdcur、Ipvcurを受信した時点で両者の対応関係を記憶しておき、遺失物500が発見された画像フレームに対応する位置Ipdcur、Ipvcurを読み出してもよい。また、GPSセンサ152、182の検出精度が低い場合、サービスサーバ22は、画像情報Iimage1、Iimage2を地図情報Imap1(3次元地図情報)と比較することで、遺失物500の位置Plcurをより高い精度で算出してもよい。
(A-2-2-3.移動体26による探索制御)
図4は、第1実施形態において移動体26が実行する探索制御のフローチャートである。探索制御は、図2のステップS31の詳細である。図4のステップS81において、移動体26は、サービスサーバ22から探索開始信号Ssrhst(図3のS56)を受信したか否かを判定する。探索開始信号Ssrhstを受信した場合(S81:TRUE)、ステップS82に進む。なお、探索開始信号Ssrhstを受信した移動体26は、探索移動体26srhとなる。探索開始信号Ssrhstを受信しない場合(S81:FALSE)、ステップS81を繰り返す。
ステップS82において、探索移動体26srhは、探索開始信号Ssrhstに含まれる予定移動経路RTmvp(ここでは探索前経路RTbf)に沿った移動を開始する。ステップS83において、探索移動体26srhは、探索対象領域Rsrhに到達したか否かを判定する。換言すると、探索移動体26srhは、探索前経路RTbfの移動を終了し、予定探索経路RTsrhpに入ったか否かを判定する。探索対象領域Rsrhに到達した場合(S83:TRUE)、ステップS84に進む。探索対象領域Rsrhに到達していない場合(S83:FALSE)、探索前経路RTbfの移動を継続するために、ステップS83に戻る。
ステップS84において、探索移動体26srhは、探索情報Isrhを取得し、サービスサーバ22に送信する。探索情報Isrhは、通信装置132、162が取得した通信情報Idcom、Ivcomと、カメラ150、180が取得した画像情報Iimage1、Iimage2と、GPSセンサ152、182が取得した位置情報Ipdcur、Ipvcurとを含む。
ステップS85において、探索移動体26srhは、サービスサーバ22から探索終了信号Ssrhf(図3のS61)を受信したか否かを判定する。探索終了信号Ssrhfを受信した場合(S85:TRUE)、ステップS86において、探索移動体26srhは、探索後経路RTafに沿って帰還する。探索終了信号Ssrhfを受信しない場合(S85:FALSE)、ステップS87に進む。
ステップS87において、探索移動体26srhは、予定探索経路RTsrhpの延長が行われたか否かを判定する。具体的には、探索移動体26srhは、サービスサーバ22から経路変更信号Srtc(図3のS65)を受信したか否かを判定する。予定探索経路RTsrhpの延長が行われた場合(S87:TRUE)、ステップS88において、探索移動体26srhは、予定探索経路RTsrhpを延長する(予定探索経路RTsrhp及び探索後経路RTafを変更する)。予定探索経路RTsrhpの延長が行われない場合(S87:FALSE)又はステップS88の後、ステップS89に進む。
ステップS89において、探索移動体26srhは、サービスサーバ22からタスク変更信号Stc(図3のS67)を受信したか否かを判定する。タスク変更信号Stcを受信した場合(S89:TRUE)、ステップS90において、探索移動体26srhは、タスクを探索から優先タスクTprに変更する。そして、優先タスクTprに沿って移動する。タスク変更信号Stcを受信しない場合(S89:FALSE)、ステップS84に戻る。
<A-3.第1実施形態の効果>
第1実施形態によれば、周辺環境に関する探索要求信号Ssrhreqに対応する探索移動体26srhを複数の自律移動体の中から割り当てて周辺環境に関する探索を探索移動体26srhに行わせて探索情報Isrhを取得する(図2~図4)。そして、探索移動体26srhが新たに取得した探索情報Isrhに基づいて、探索要求信号Ssrhreqに対して応答する(図2のS26、図3のS62)。これにより、探索対象領域Rsrhに対して積極的に探索を行うことで、より好適な探索が可能となる。また、探索の要求を満たす探索を新たに行うことが可能となる。
第1実施形態において、サービスサーバ22(移動管理部30)は、探索移動体26srhから受信した探索情報Isrhに基づいて、遺失物500の発見(探索要求信号Ssrhreqに従うイベント)が発生したか否かを判定する(図3のS59)と共に、遺失物500の位置Plcur(地理的領域又は地点)を特定する(図3のS58、S60)遺失物特定部80(特定部)を有する(図1)。これにより、演算の多くをサービスサーバ22が担うことで、探索移動体26srh側では、負荷の大きな演算を行うことを避けることが可能となる。
第1実施形態において、管理システム10は、探索移動体26srhが探索を開始した後、探索よりも優先度の高い優先タスクTprが探索移動体26srhに発生した場合(図3のS66:TRUE)、タスク変更信号Stcを送信すること(S67)で探索を制限する探索制限部82(制限部)を有する(図1)。これにより、探索よりも優先度の高いタスク(例えば、災害対応、救命、犯罪対応等の緊急用途)が発生した場合、探索移動体26srhは適切に対応可能となる。
B.第2実施形態
<B-1.構成(第1実施形態との相違)>
第2実施形態の構成は、基本的に第1実施形態(図1)と同様である。以下では、同様の構成要素には同一の参照符号を付して詳細な説明を省略する。第1実施形態では、探索移動体26srhは1台であることが前提であった(図2~図4)。これに対し、第2実施形態では、1つの遺失物500に対し、複数の探索移動体26srhにより探索を行う。
<B-2.第2実施形態の制御(第1実施形態との相違)>
[B-2-1.探索時の全体的な流れ]
図5は、第2実施形態において遺失物500を探索する際の全体的な流れを示すフローチャートである。図5では、大まかな流れのみを示していることに留意されたい。図5のステップS111、S112、S121、S122、S123、S124、S125、S126、S131、S132、S133は、図2のステップS11、S12、S21、S22、S23、S24、S25、S26、S31、S32、S33と同様である。図5のステップS141、S142、S143は、図5のステップS131、S132、S133と同様である。
図5のステップS121では、複数の予定移動経路RTmvp及び複数の探索移動体26srhを算出することができる。単一の探索移動体26srhを用いるか又は複数の探索移動体26srhを用いるかは、例えば、顧客端末20からの探索要求情報Isrhreqに基づいて判定する。ここでの探索要求情報Isrhreqは、遺失物500の重要度(及びこれに関連した探索費用)を用いることができる。或いは、探索移動体26srhの台数を探索要求情報Isrhreqに含ませることも可能である。
また、ステップS122において、サービスサーバ22は、複数の探索移動体26srh(第1移動体及び第2移動体)に対して、探索開始指令を行う、又は探索開始信号Ssrhstを送信する。探索開始信号Ssrhstを受信した複数の探索移動体26srhは、それぞれが図2のステップS31~S33と同様に作動する。従って、ステップS123において、サービスサーバ22は、複数の探索移動体26srhそれぞれについて探索の監視(遺失物判定処理を含む)を行う。
[B-2-2.サービス管理サーバ22による探索管理制御]
サービス管理サーバ22による探索管理制御(図3)に関し、第2実施形態においても、基本的には第1実施形態と同様の制御となる。但し、複数の探索移動体26srhを用いる場合、第1の探索移動体26srh(以下「第1探索移動体26srh-1」ともいう。)と、第2の探索移動体26srh(以下「第2探索移動体26srh-2」ともいう。)とで重複する予定探索経路RTsrhpを設定する。重複する予定探索経路RTsrhpについては、時間差が生じるように移動させる。後述するように、予定探索経路RTsrhpが重複しないように予定探索経路RTsrhpを算出してもよい。
また、図3のステップS56~S67については、第1探索移動体26srh-1及び第2探索移動体26srh-2それぞれについて行う。さらに、一方の探索移動体26srhの探索情報Isrhに基づいて遺失物500が発見された場合(図3のS59:TRUE)、他方の探索移動体26srhにも探索終了信号Ssrhfを送信する(S61)。
[B-2-3.移動体26による探索制御]
第1実施形態の探索制御(図4)は、第2実施形態の第1探索移動体26srh-1及び第2探索移動体26srh-2それぞれに適用される。
<B-3.第2実施形態の効果>
以上のような第2実施形態によれば、第1実施形態の効果に加えて又はこれに代えて、以下の効果を奏することができる。
すなわち、第2実施形態によれば、サービスサーバ22(移動管理部30)は、探索要求信号Ssrhreqに対応する第1探索移動体26srh-1及び第2探索移動体26srh-2を複数の自律移動体の中から割り当てる(図5のS121)。また、サービスサーバ22は、第1探索移動体26srh-1及び第2探索移動体26srh-2それぞれに、重複する予定探索経路RTsrhp(新たな探索経路)に沿った探索を行わせる(図5のS131、S141)。
これにより、第1探索移動体26srh-1及び第2探索移動体26srh-2それぞれの探索情報Isrhに基づいて、探索要求信号Ssrhreqに対して応答することが可能となる。従って、重複する予定探索経路RTsrhpについて、より詳細な探索情報Isrhを得ることが可能となる。
C.第3実施形態
<C-1.構成(第1・第2実施形態との相違)>
図6は、本発明の第3実施形態に係る管理システム10Aの概要を示す全体構成図である。第3実施形態の構成は、基本的に第1・第2実施形態(図1)と同様である。以下では、同様の構成要素には同一の参照符号を付して詳細な説明を省略する。
第1・第2実施形態の管理システム10は、複数の顧客端末20と、少なくとも1台のサービス管理サーバ22と、少なくとも1台の交通管理サーバ24と、複数の移動体26とを有していた(図1)。これに対し、第3実施形態の管理システム10Aは、これらの構成要素に加えて、複数の周辺端末200を有する。
周辺端末200は、例えば、個々人が有するスマートフォン、又は道路周辺に設置されたビーコンが含まれる。サービスサーバ22が選択した探索移動体26srhとは別の移動体26(探索移動体26srhの周辺に存在するもの)を周辺端末200としてもよい。これらの周辺端末200は、探索移動体26srh及び近距離通信装置502と無線通信する通信装置202を有する。
第3実施形態では、サービスサーバ22が選択した探索移動体26srhは、自らが探索を行うと共に、探索移動体26srhから周辺端末200に対して探索要求(補助要求)を行う。図6に示すように、ドローン制御装置134及び車両制御装置164は、前記補助要求を行う補助要求部210、220を有する。
<C-2.第3実施形態の制御(第1・第2実施形態との相違)>
上記のように、第3実施形態では、サービスサーバ22が選択した探索移動体26srh自らが探索を行うと共に、探索移動体26srhから補助要求を受けた周辺端末200も探索(補助探索)を行う。
図7は、第3実施形態において遺失物500を探索する際の全体的な流れを示すフローチャートである。図7では、大まかな流れのみを示していることに留意されたい。図7のステップS211、S212、S221、S222、S223、S224、S225、S226、S232、S233、S234は、図2のステップS11、S12、S21、S22、S23、S24、S25、S26、S31、S32、S33と同様である。
図7のステップS222において、サービスサーバ22は、探索移動体26srhに対して、探索開始指令を行う、又は探索開始信号Ssrhstを送信する。探索開始信号Ssrhstには、周辺端末200に対して補助要求を行うべき旨のコードも含まれている。
ステップS231において、探索移動体26srhは、自己の周辺に存在する周辺端末200に対して補助要求を行う。具体的には、探索移動体26srhは、自己の周辺(近距離)に対して補助要求信号Sarをブロードキャストする。補助要求信号Sarは、周辺端末200に対して補助探索情報Iasを要求する信号である。従って、補助要求信号Sarを処理するプログラムを実装した周辺端末200が探索移動体26srhの周辺に存在する場合、それらの周辺端末200に補助探索情報Iasが到達する。
ステップS242において、補助要求を受けた周辺端末200は、自らの周辺に遺失物500(近距離通信装置502)が存在する場合、遺失物500が存在することを示す補助探索信号Sasを探索移動体26srhに返信する。遺失物500が存在することを示す補助探索信号Sasは、近距離通信装置502から受信した近距離通信装置502の識別IDと周辺端末200の位置情報Ipsとを補助探索情報Iasとして含む。また、補助要求を受けた周辺端末200は、自らの周辺に遺失物500(近距離通信装置502)が存在しない場合、遺失物500が存在しないことを示す補助探索信号Sasを探索移動体26srhに返信する。遺失物500が存在しないことを示す補助探索信号Sasは、近距離通信装置502の識別IDを受信していない旨のコードと周辺端末200の位置情報Ipsとを補助探索情報Iasとして含む。
周辺端末200から補助探索信号Sasを受信すると、探索移動体26srhは、自らが取得した探索情報Isrhと、周辺端末200の補助探索情報Iasとをサービスサーバ22に送信する。
ステップS223において、サービスサーバ22は、探索移動体26srhからの探索情報Isrhと、周辺端末200からの補助探索情報Iasとを用いて遺失物判定処理を行う。
<C-3.第3実施形態の効果>
以上のような第3実施形態によれば、第1・第2実施形態の効果に加えて又はこれに代えて、以下の効果を奏することができる。
すなわち、第3実施形態によれば、探索移動体26srhは、探索の補助を求める補助要求信号Sarを、探索移動体26srhの周辺端末200に対して送信する補助要求部210、220を備える(図6)。周辺端末200は、補助要求信号Sarを受信すると、補助要求信号Sarに基づく探索の補助を行い、探索の補助の結果得られた補助探索情報Iasを含む補助探索信号Sasを探索移動体26srhに送信する(図7のS242)。そして、サービスサーバ22(移動管理部30)は、周辺端末200からの補助探索信号Sasに含まれる補助探索情報Iasに基づいて探索要求信号Ssrhreqに対して応答する(S226)。これにより、探索移動体26srhは、別の探索主体(周辺端末200)に対する仲介役として機能することが可能となる。
D.変形例
なお、本発明は、上記各実施形態に限らず、本明細書の記載内容に基づき、種々の構成を採り得ることはもちろんである。例えば、以下の構成を採用することができる。
<D-1.自律移動体>
第1実施形態のドローン32は、配送用及び探索用であった(図1及び図2)。しかしながら、例えば、探索要求信号Ssrhreqに対応する探索移動体26srhを複数の自律移動体の中から割り当てて周辺環境に関する探索を探索移動体26srhに行わせる観点からすれば、これに限らない。例えば、ドローン32は、人の運送、緊急用途、撮影、広告、セキュリティ監視、測量、エンターテインメント、個人趣味等の用途で用いることも可能である。或いは、ドローン32は、遺失物500の探索のみに用いられるものであってもよい。車両34も同様である。第2・第3実施形態も同様である。
第1実施形態では、ドローン32及び車両34に本発明を適用した(図1及び図2)。しかしながら、例えば、探索要求信号Ssrhreqに対応する探索移動体26srhを複数の自律移動体の中から割り当てて周辺環境に関する探索を探索移動体26srhに行わせる観点からすれば、別種類の飛行体又は自律移動体に本発明を適用してもよい。例えば、ドローン32又は車両34の一方のみを用いることも可能である。或いは、ドローン32又は車両34の代わりに、ヘリコプタ又は船舶に本発明を適用することも可能である。第2・第3実施形態も同様である。
第1実施形態では、ドローン32及び車両34の両方が自律移動可能であった。しかしながら、例えば、探索要求信号Ssrhreqに対応する探索移動体26srhを複数の自律移動体の中から割り当てて周辺環境に関する探索を探索移動体26srhに行わせる観点からすれば、これに限らない。例えば、ドローン32又は車両34の一方を自律移動できないものとしてもよい。第2・第3実施形態も同様である。
<D-2.移動管理部30>
第1実施形態の移動管理部30は、サービスサーバ22及び交通管理サーバ24を含んだ(図1)。しかしながら、例えば、複数のドローン32若しくは車両34(又は自律移動体)の移動を管理する観点からすれば、これに限らない。例えば、サービスサーバ22のみから移動管理部30を構成してもよい。或いは、サービスサーバ22及び交通管理サーバ24に加えて、所定区域毎に複数配置されて、ドローン32の飛行又は車両34の走行を管理するローカル管制サーバを設けることも可能である。そして、サービスサーバ22からドローン32又は車両34に対する配送指令は、ローカル管制サーバを介して送信されてもよい。第2・第3実施形態も同様である。
第1実施形態のサービスサーバ22は、遺失物500の探索に加えて、商品Gの配送を管理した(図1)。しかしながら、例えば、探索要求信号Ssrhreqに対応する探索移動体26srhを複数の自律移動体の中から割り当てて周辺環境に関する探索を探索移動体26srhに行わせる観点からすれば、これに限らない。例えば、サービスサーバ22は、人の運送、緊急用途、撮影、広告、セキュリティ監視、測量、エンターテインメント、個人趣味等の用途を管理するものであってもよい。或いは、サービスサーバ22は、遺失物500の探索のみに用いられるものであってもよい。第2・第3実施形態も同様である。
<D-3.遺失物500の探索>
第1実施形態では、顧客端末20から探索要求があったときに遺失物500の探索を行った(図2)。しかしながら、例えば、探索要求信号Ssrhreqに対応する探索移動体26srhを複数の自律移動体の中から割り当てて周辺環境に関する探索を探索移動体26srhに行わせる観点からすれば、これに限らない。例えば、配送移動体26del(特にドローン32)が商品Gを落としたときに、遺失物500の探索を行うことも可能である。例えば、商品Gが支持されているか否かを判定する商品センサを配送移動体26delに設ける。そして、意図せずに商品Gが落下した場合、配送移動体26delは、サービスサーバ22に対して探索要求信号Ssrhreqを送信する。
その後の流れは、図2で説明したのと同様である。但し、商品Gが落下した配送移動体26delに対して探索結果を送信する必要はない。代わりに、サービスサーバ22は、落下した商品Gの回収を指示するメッセージ等を、図示しない企業端末に対して表示させることができる。第2・第3実施形態も同様である。
第1実施形態では、遺失物500が停止していること(移動していないこと)を前提としていたが(図3のS58、S59)、遺失物500が移動している場合を考慮してもよい。例えば、遺失物判定処理(S58)において、近距離通信装置502の移動が検出されると、サービスサーバ22は、遺失物500(近距離通信装置502)が移動中である旨を探索結果として報告してもよい(S62)。第2・第3実施形態も同様である。
第1実施形態では、遺失物500の有無の判定(遺失物判定処理)をサービスサーバ22が行った(図3のS58、S59)。しかしながら、例えば、遺失物500の有無を判定する観点からすれば、これに限らない。例えば、サービスサーバ22における遺失物判定処理の一部又は全部を探索移動体26srhが行うことも可能である。第2・第3実施形態も同様である。
第2実施形態では、複数の探索移動体26srh(第1探索移動体26srh-1及び第2探索移動体26srh-2)の予定探索経路RTsrhpが重複するようにした(図5のS121)。しかしながら、例えば、複数の探索移動体26srhにより探索する観点からすれば、これに限らない。例えば、探索要求情報Isrhreqに基づく探索対象領域Rsrhを分割して、第1探索移動体26srh-1及び第2探索移動体26srh-2に割り当ててもよい。
第3実施形態では、周辺端末200は、近距離通信装置502と通信すること(近距離通信装置502から識別IDを取得すること)を目的とした探索の補助を行った(図7のS242)。しかしながら、例えば、周辺端末200が探索移動体26srhの補助を行う観点からすれば、これに限らない。例えば、周辺端末200のカメラ(図示せず)が画像情報Iimage3を取得し、この画像情報Iimage3を周辺端末200から探索移動体26srhに送信してもよい。或いは、サービスサーバ22による遺失物判定処理の一部又は全部を、周辺端末200が行うこと(探索に伴う処理の補助を行うこと)も可能である。
第1実施形態では、顧客端末20からの探索要求に基づいて新たに予定探索経路RTsrhpを算出した(図2のS11、S21)。しかしながら、例えば、探索移動体26srhが新たに又は事前に取得した探索情報Isrhに基づいて、探索要求信号Ssrhreqに対応する応答を行う観点からすれば、これに限らない。
図8は、変形例においてサービス管理サーバ22が実行する探索管理制御のフローチャートである。本変形例では、サービスサーバ22は、移動体26(将来、探索移動体26srhとして指定されるもの)が事前に取得した探索情報Isrhに基づいて、探索要求信号Ssrhreqに対して応答する。換言すると、本変形例では、サービスサーバ22は、顧客端末20からの探索要求を受信する前に、全ての又は複数の移動体26を、将来的な探索移動体26srhとして取り扱う。なお、図8の探索管理制御は、図3の探索管理制御と組み合わせてもよい。
図8のステップS501において、サービスサーバ22は、移動体26(探索移動体26srh)からの探索情報Isrhを受信して記憶部66の探索DB100に記憶する。上記のように、ステップS501の時点では、サービスサーバ22は、顧客端末20からの探索要求信号Ssrhreqを受信していない。探索情報Isrhを取得させる移動体26の選択は、例えば、全ての配送移動体26delとすることができる。或いは、各配送移動体26delの配送経路RTdelのうち重複部分が生じないように探索情報Isrhを取得する移動体26を選択してもよい。或いは、その他の方法で探索情報Isrhを取得する移動体26を選択してもよい。
探索情報Isrhの取得方法及びその内容については、図3のステップS57と同様である。すなわち、探索情報Isrhとしては、通信装置132、162が取得した通信情報Idcom、Ivcomと、カメラ150、180が取得した画像情報Iimage1、Iimage2と、GPSセンサ152、182が取得した位置情報Ipdcur、Ipvcurとを含む。
ステップS502において、サービスサーバ22は、顧客端末20から探索要求信号Ssrhreqを受信したか否かを判定する。当該判定は、図3のステップS52と同様である。探索要求信号Ssrhreqを受信した場合(S502:TRUE)、ステップS503に進む。探索要求信号Ssrhreqを受信していない場合(S502:FALSE)、ステップS501に戻る。
ステップS503において、サービスサーバ22は、探索要求情報Isrhreqに基づいて探索対象領域Rsrhを特定する。特定の方法は、図3のステップS53と同様である。この際、サービスサーバ22の探索管理部72は、探索要求信号Ssrhreqに対応する探索対象領域Rsrhについて探索移動体26srhが事前に取得した探索情報Isrhが格納された記憶部66(又は探索DB100)から読み出す読出し部として機能する。
ステップS504において、サービスサーバ22は、探索対象領域Rsrhに対応する探索情報Isrhについて遺失物判定処理を実行する。ステップS505において、サービスサーバ22は、探索結果を探索要求端末20srhに送信する。
図8の変形例によれば、探索要求情報Isrhreqの受信前に探索情報Isrhを取得しておく(図8のS501)。そして、探索要求情報Isrhreqの受信後に遺失物判定処理を行う(S504)。従って、探索要求情報Isrhreqの受信後に速やかに探索結果を送信可能となる。
<D-4.その他>
第1実施形態では、図2~図4に示すフローで遺失物500の探索を行った。しかしながら、例えば、本発明の効果を得られる場合、フローの内容(各ステップの順番)は、これに限らない。例えば、図3のステップS61とS62の順番を入れ替えることが可能である。第2・第3実施形態も同様である。
上記実施形態では、サービス管理サーバ22に備えられた通信部62が、顧客端末20からの探索要求信号を受信する場合を例に説明したが、これに限定されるものではない。例えば、管理者によって入力される探索要求が、移動管理部30によって受け付けられるようにしてもよい。
10、10A…管理システム 20…顧客端末(外部機器)
26…移動体 26srh…探索移動体
26srh-1…第1探索移動体 26srh-2…第2探索移動体
30…移動管理部 32…ドローン(自律移動体)
34…車両(自律移動体) 62…通信部(通信装置)
66…記憶部
72…探索管理部(取得部、読出し部、応答部)
80…遺失物特定部(特定部) 82…探索制限部(制限部)
100…探索DB(データベース)
134…ドローン制御装置(自律制御部)
164…車両制御装置(自律制御部) 200…周辺端末
210、220…補助要求部
Ias…補助探索情報(探索情報)
Isrh…探索情報 Pst…出発地
Ptar…目的地
RTsrhp…予定探索経路(新たな探索経路)
Rsrh…探索対象領域 Sar…補助要求信号
Sas…補助探索信号 Ssrhreq…探索要求信号

Claims (8)

  1. 自律的に移動するための自律制御部を備える自律移動体を含む複数の移動体と通信装置を介して通信し、前記複数の移動体の移動を管理する移動管理部を備える管理システムであって、
    前記移動管理部は、
    前記複数の移動体の周辺環境に関する探索を要求する探索要求を受領し、
    前記探索要求に対応する探索移動体を前記複数の移動体の中から割り当てて前記周辺環境に関する探索を前記探索移動体に行わせて探索情報を取得し、
    前記探索移動体が新たに取得した前記探索情報に基づいて、前記探索要求に対して応答するもので、
    前記探索要求に対して応答するための前記探索情報を取得するための探索経路を生成し、前記探索移動体に前記探索経路に沿った探索を行わせ
    ことを特徴とする管理システム。
  2. 請求項に記載の管理システムにおいて、
    前記移動管理部は、前記探索移動体から受信した前記探索情報に基づいて、前記探索要求に従うイベントが発生したか否かを判定すると共に、前記イベントが発生した地理的領域又は地点を特定する特定部を有する
    ことを特徴とする管理システム。
  3. 請求項又はに記載の管理システムにおいて、
    前記移動管理部は、
    前記探索要求に対応する第1探索移動体及び第2探索移動体を複数の前記自律移動体の中から割り当て、
    前記第1探索移動体及び前記第2探索移動体それぞれに、重複する前記探索経路に沿った探索を行わせる
    ことを特徴とする管理システム。
  4. 請求項のいずれか1項に記載の管理システムにおいて、
    前記管理システムは、前記探索移動体が前記探索を開始した後、前記探索よりも優先度の高いタスクが前記探索移動体に発生した場合、前記探索を制限する制限部を有する
    ことを特徴とする管理システム。
  5. 請求項のいずれか1項に記載の管理システムにおいて、
    前記探索移動体は、前記探索の補助又は前記探索に伴う処理の補助を求める補助要求を、該探索移動体の周辺端末に対して送信する補助要求部を備え、
    前記周辺端末は、
    前記補助要求を受信すると、前記補助要求に基づく前記探索の補助又は前記探索に伴う処理の補助を行い、
    前記探索の補助又は前記探索に伴う処理の補助の結果得られた前記探索情報を含む補助探索情報を前記探索移動体に送信し、
    前記移動管理部は、前記周辺端末からの前記補助探索情報に基づいて前記探索要求に対して応答する
    ことを特徴とする管理システム。
  6. 自律的に移動するための自律制御部を備える自律移動体を含む複数の移動体と通信装置を介して通信し、前記複数の移動体の移動を管理する移動管理部を備える管理システムであって、
    前記移動管理部は、
    前記複数の移動体の周辺環境に関する探索を要求する探索要求を受領し、
    前記探索要求に対応する探索対象領域について前記複数の移動体のいずれかが事前に取得した探索情報を該探索情報が格納された記憶部から読み出して取得し、
    前記複数の移動体のいずれかが事前に取得した前記探索情報に基づいて、前記探索要求に対して応答する
    ことを特徴とする管理システム。
  7. 自律的に移動するための自律制御部を備える自律移動体を含む複数の移動体と通信装置を介して通信し、前記複数の移動体の移動を管理する移動管理部を備える管理システムの制御方法であって、
    前記移動管理部は、
    前記複数の移動体の周辺環境に関する探索を要求する探索要求を受領し、
    前記探索要求に対応する探索移動体を前記複数の移動体の中から割り当て、前記周辺環境に関する探索を前記探索移動体に行わせるもので、
    前記探索要求に対して応答するための探索情報を取得するための探索経路を生成し、前記探索移動体に前記探索経路に沿った探索を行わせ
    ことを特徴とする管理システムの制御方法。
  8. 自律的に移動するための自律制御部を備える自律移動体を含む複数の移動体と通信し、前記複数の移動体の移動を管理する管理サーバであって、
    前記管理サーバは、
    前記複数の移動体の周辺環境に関する探索を要求する探索要求を受領する通信部と、
    前記探索要求に対応する探索移動体を前記複数の移動体の中から割り当てて前記周辺環境に関する探索を前記探索移動体に行わせて探索情報を取得する取得部と
    前記探索移動体が新たに取得した前記探索情報に基づいて、前記探索要求に対して応答する応答部と
    を有し
    前記探索要求に対して応答するための前記探索情報を取得するための探索経路を生成し、前記探索移動体に前記探索経路に沿った探索を行わせることを特徴とする管理サーバ。
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