JP6973294B2 - 車両捜索システムおよび車両捜索方法 - Google Patents

車両捜索システムおよび車両捜索方法 Download PDF

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本発明は、車両を用いて車両の捜索を行うシステムに関する。
車両の捜索においてナンバープレート情報は有用である。特許文献1に記載されているように、車両のナンバープレートの文字情報は、車載カメラあるいは路側カメラによって撮影された画像から認識できる。
特許文献2は、ナンバープレート情報を用いて車両を捜索するシステムを開示する。具体的には、当該システムにおける各車両は、車載カメラによって周囲の車両を撮影し、画像解析によってナンバープレートの文字情報を抽出して、時刻情報および位置情報とともにサーバ装置(基地局)に送信する。そして、サーバ装置が、ナンバープレート情報を照合することで捜索対象の車両を検出する。
特開2008−108063号公報 特開平8−030892号公報 特開2006−285547号公報
特許文献2に記載のシステムによると、道路を走行する一般車両に車載されたカメラによってナンバープレート情報を収集するため、捜索対象車両の迅速な発見が期待できる。
しかし、当該システムでは、捜索対象車両を発見した場所を特定することはできるが、当該車両を追跡することはできない。また、ターゲットを一般車両に追跡させることも現実的には困難である。追跡専用の車両を設けることも考えられるが、コスト面から現実的ではない。
本発明は上記の課題を考慮してなされたものであり、捜索対象の車両を追跡可能な車両捜索システムを提供することを目的とする。
本発明に係る車両捜索システムは、複数の車両と、サーバ装置と、からなり、捜索対象車両を捜索する車両捜索システムである。
具体的には、前記複数の車両のそれぞれは、自律走行を行う第一のモードと、ユーザからの指示に基づいて半自律走行を行う第二のモードのいずれかによって走行を行う走行制御手段と、車外を撮影する撮影手段と、前記撮影手段によって得られた画像から、周囲の車両のナンバープレート情報を取得する認識手段と、前記サーバ装置から、捜索対象車両のナンバープレート情報を含む捜索依頼を取得する情報取得手段と、前記取得したナンバープレート情報と、前記捜索対象車両のナンバープレート情報が一致した場合に、前記捜索対象車両を発見した旨を前記サーバ装置に通知する通知手段と、を有する。
また、前記サーバ装置は、前記車両に対して、前記捜索依頼を送信する情報送信手段と、前記車両に対して、走行に関する所定の指令を送信する指令手段と、を有し、前記指令手段は、前記複数の車両のいずれかから前記通知を受信した場合に、前記捜索対象車両の近傍に位置し、前記第一のモードにある車両に対して、前記第二のモードへの切り替えを行わせるための前記指令を送信することを特徴とする。
車両は、自律走行および半自律走行が可能な車両である。車両は、自動運転車両であってもよい。車両は、自律走行を行う第一のモードと、半自律走行を行う第二のモードによって走行が可能に構成される。第一のモードは、通常の走行において人間の介入を必要としないモードである。また、第二のモードは、人間の指示に基づいて走行を行うモードである。例えば、右左折を行う地点や走行車線に関する指示を受け、これに従って走行するモードである。第二のモードは、半自律走行を行うモードであるとも言える。第二のモードを利用することで、例えば、遠隔地から車両を操縦することが可能になる。
車両は、サーバ装置から送信される指令に基づいて走行する。
サーバ装置から送信される指令とは、例えば、車両の進路や走行経路などを含んだ情報である。例えば、車両が第一のモードにある場合、指令によって、予め定められた経路によって道路上を巡回させることができる。また、車両が第二のモードにある場合、指令によって、右左折を行う地点や走行車線などを随時指定する。モードの切り替えも、サーバ装置から送信する指令によって行うことができる。
車両は、車外を撮影し、得られた画像から、周辺に存在する車両のナンバープレート情報を取得する機能を有している。
本発明に係るサーバ装置は、車両に対して、捜索対象車両のナンバープレート情報を含む捜索依頼を送信し、これを受信した車両が、取得したナンバープレート情報と、捜索対象車両のナンバープレート情報が一致した場合に、捜索対象車両を発見した旨をサーバ装置に通知する。
また、サーバ装置は、車両から通知を受信した場合に、近傍にある車両に対して、第一のモード(自律走行)から第二のモード(半自律走行)への切り替えを指示する指令を送信する。すなわち、自動的な走行から、人の手を介した走行へモードを変更させる。
かかる構成によると、捜索対象車両を発見した場合に、自律走行中の車両を、一時的に追跡の用途に転用することができる。
また、前記指令は、前記車両を遠隔運転するための情報を含み、前記第二のモードにある前記車両は、前記指令に従って走行することを特徴としてもよい。
かかる構成によると、捜索対象車両を発見した場合において、人の手によって車両を操縦することが可能になる。すなわち、高い精度で捜索対象車両の追跡を行うことができる。
また、前記第二のモードにある前記車両が撮影した画像を、遠隔運転を行う前記ユーザに提供する画像表示手段をさらに有することを特徴としてもよい。
かかる構成によると、リアルタイムの画像を確認しながら遠隔運転を行えるようになるため、追跡の精度が向上する。
また、前記複数の車両のそれぞれは、前記捜索対象車両を発見した場合に、前記撮影手段によって得られた画像および位置情報を前記サーバ装置へ送信することを特徴としてもよい。
かかる構成によると、捜索対象のナンバープレート情報を有する車両のリアルタイム画像と位置情報をサーバ装置で把握できる。
また、前記指令手段は、前記ユーザの指示に基づいて、前記第二のモードにある第一の車両に対して、前記第一のモードへの切り替えを指示する前記指令を送信し、前記第一の車両の近傍に位置し、かつ、前記第一のモードにある第二の車両に、前記第二のモードへ
の切り替えを指示する前記指令を送信することを特徴としてもよい。
かかる構成によると、複数の車両が連携することで、追跡の引き継ぎが可能になる。すなわち、引き継ぎが可能である限り、車両の残エネルギー(バッテリ残量や燃料残量)やその他の制限にかかわらず追跡を継続できるようになる。
また、本発明の第二の形態に係る車両捜索システムは、
自律走行を行う第一のモードと、ユーザからの指示に基づいて半自律走行を行う第二のモードと、を切り替え可能な複数の車両によって、捜索対象車両を捜索する車両捜索システムであって、前記車両が有する撮影手段によって得られた画像を取得する画像取得手段と、前記画像から、周囲の車両のナンバープレート情報を取得する認識手段と、捜索対象車両のナンバープレート情報を含む捜索依頼を取得する情報取得手段と、前記車両に対して走行に関する所定の指令を送信する指令手段と、を有し、前記指令手段は、前記取得したナンバープレート情報と、前記捜索対象車両のナンバープレート情報が一致した場合に、前記捜索対象車両の近傍に位置し、前記第一のモードにある車両に対して、前記第二のモードへの切り替えを行わせるための前記指令を送信することを特徴とする。
なお、本発明は、上記手段の少なくとも一部を含む車両捜索システム、車両、サーバ装置として特定することができる。また、前記車両捜索システム、車両、サーバ装置が行う方法として特定することもできる。上記処理や手段は、技術的な矛盾が生じない限りにおいて、自由に組み合わせて実施することができる。
本発明によれば、捜索対象の車両を追跡可能な車両捜索システムを提供することができる。
実施形態に係る車両捜索システムの概要図である。 車両捜索システムが行う処理の概要図である。 第一の実施形態におけるセンターサーバの機能モジュール構成図である。 第一の実施形態におけるエッジサーバの機能モジュール構成図である。 第一の実施形態における車両の機能モジュール構成図である。 通常時において車両が行う処理のフローチャート図である。 通常時においてエッジサーバが行う処理のフローチャート図である。 捜索時においてセンターサーバが行う処理のフローチャート図である。 捜索時においてエッジサーバが行う処理のフローチャート図である。 捜索時において車両が行う処理のフローチャート図である。 捜索者に提供されるユーザインタフェースの例である。 第二の実施形態におけるセンターサーバの機能モジュール構成図である。
(第一の実施形態)
第一の実施形態に係る車両捜索システムの概要について、図1を参照しながら説明する。本実施形態に係る車両捜索システムは、センターサーバ10、複数のエッジサーバ20、車両30から構成される。エッジサーバ20は、それぞれ基地局25と関連付けられており、基地局25の配下にある車両30(基地局25の通信範囲内に位置する車両30)を管理する。ここで、車両30は、エッジサーバ20と通信可能であり、後述する機能を実行可能な車両である。なお、図1では、車両30がエッジサーバ20と通信する形態を図示しているが、車両30とセンターサーバ10は直接の通信も可能である。
車両30は、与えられた指令に基づいて自律走行を行う自律走行車両である。車両30は、例えば、個体ごとに異なる機能を持つことができる多目的車両であり、道路上を自動運転および無人運転可能な車両である。車両30は、例えば、所定のルートを走行する送迎車、利用者の要請に応じて運行されるオンデマンドタクシー、任意の移動先で営業を行うことができる移動店舗などである。車両30が、貨客の輸送を目的としたものである場合、所定のルートを運行しながら輸送を行うことができる。また、車両30が、店舗や施設、設備を移動させることを目的としたものである場合、目的地まで走行したのちに施設等を展開し、営業を行うことができる。また、車両30は、設備やインフラの監視、防犯対策等のために道路を巡回する車両であってもよい。この場合、所定の巡回経路に従って走行を行うようにしてもよい。
なお、車両30は、必ずしも無人車両である必要はない。例えば、営業要員や接客要員、保安要員などが搭乗していてもよい。また、車両30は、必ずしも完全なる自律走行が可能な車両でなくてもよい。例えば、状況に応じて人が運転ないし運転の補助を行う車両であってもよい。
車両30は、自律走行を行うモード(本発明における第一のモード。以下、自律走行モード)と、リアルタイムで人が行った指示に基づいて走行を行うモード(本発明における第二のモード。以下、半自律走行モード)に切り替えが可能である。自律走行モードは、緊急時を除いて人間が関与することなく走行が可能なモードであり、半自律走行モードは、人間の指示に基づいて走行を行うモードである。例えば、右左折を行う地点や走行車線に関する指示を受け、これに従って自律走行するモードが半自律走行モードである。半自律モードを利用することで、例えば、遠隔地から車両30を操縦することが可能になる。
なお、以下の説明において、車両30は、(車両の捜索とは直接関係の無い)所定の目的のために自律走行を行いながら、ナンバープレート情報の収集処理や車両の捜索処理を同時に行うものとする。
本実施形態に係る車両捜索システムの処理概要を、図2(A),図2(B)を参照して説明する。図2(A)は、通常時に行う処理、すなわち、ナンバープレート情報をエッジサーバ20に収集する処理を説明する図である。図2(B)は、車両捜索時の処理を説明する図である。
まず、図2(A)を参照して、通常時の処理を説明する。車両30は、車載カメラによって車外の撮影を行い、周囲の車両のナンバープレート情報を検出する。車両30は、検出したナンバープレート情報を、ブルームフィルタ(Bloom Filter)を用いて要約情報(ダイジェスト)として蓄積する。車両30は、このダイジェストを定期的に基地局25経由でエッジサーバ20に送信する。
エッジサーバ20は、複数の車両30から受信したダイジェストを統合(集約)して蓄積する。ダイジェストの蓄積は、エリアおよび時間帯ごとに行われる。本実施形態では、エッジサーバ20は、ダイジェストを中継した中継基地局25ごとに蓄積する。すなわち、基地局25の通信範囲ごとにダイジェストの蓄積が行われる。エッジサーバ20は、ダイジェストDBを照合することで、対象ナンバーが検出された領域および時間帯を把握できる。
次に、図2(B)を参照して、捜索時の処理を説明する。まず、捜索者50が、センターサーバ10に対して、捜索を行う対象である車両(以下、捜索対象車両)のナンバープレート情報(以下、対象ナンバーとも称する)と捜索対象エリアを含む捜索指令を入力する。この入力は、捜索者50がセンターサーバ10を直接操作することによって行われてもよいし、ネットワーク経由で行われてもよい。
センターサーバ10は、捜索指令に含まれる対象エリアに関連するエッジサーバ20を特定し、特定されたエッジサーバ20に対して捜索指令を送信する。対象エリアに関連するエッジサーバ20は、対象エリアを通信範囲に含む基地局25を担当するエッジサーバ20である。
エッジサーバ20は、捜索指令をセンターサーバ10から受信すると、蓄積されているダイジェストに対象ナンバーが含まれているか否かを確認する。ダイジェストに対象ナンバーが含まれている場合には、エッジサーバ20は、担当する中継基地局25を介して、当該基地局25の配下にある車両30に対して捜索指令を送信する。なお、エッジサーバ20は、捜索対象車両が存在する可能性のある領域を推定し、当該領域を受け持つ近傍の中継基地局25に対して捜索指令を中継してもよい。
車両30は、捜索指令をエッジサーバ20から受信すると、対象ナンバーを有する車両の検出処理を開始する。車両30が、対象ナンバーを有する車両を検出すると、捜索対象車両を発見した旨の通知を、車載カメラによって撮影された映像(好ましくはリアルタイム映像)と、自車両の位置情報と共にセンターサーバ10に送信する。
センターサーバ10は、車両30から捜索対象車両を発見した旨の通知を受信した場合に、受信した情報を捜索者50に対して提供するとともに、捜索者50が当該車両30を操縦して対象車両を追跡できるよう、車両30に対して、自律走行モードから半自律走行モードへの切り替えを指示する。かかる構成によると、発見した捜索対象車両を引き続き追跡することが可能になる。
次に、センターサーバ10およびエッジサーバ20の構成について説明する。
センターサーバ10およびエッジサーバ20は、中央演算装置やマイクロプロセッサ等の演算処理装置、RAM等の主記憶装置、SSDやHDD等の補助記憶装置、キーボード・マウス・タッチパネル等の入力装置、ディスプレイやスピーカー等の出力装置、有線通信や無線通信を行う通信装置を備えるコンピュータ(情報処理装置)を用いて構成される。センターサーバ10およびエッジサーバ20のそれぞれは、1台のコンピュータによって構成されてもよいし、複数台のコンピュータを連携することによって構成されてもよい。
センターサーバ10およびエッジサーバ20は、補助記憶装置に格納されているコンピュータプログラムを主記憶装置にロードし、演算処理装置が当該コンピュータプログラムを実行することによって、以下の機能を提供する。これらの機能のうちの一部または全部が、専用のハードウェア装置によって実現されてもかまわない。
センターサーバ10は、演算処理装置がプログラムを実行することで、図3に示すように、捜索依頼入力部101、捜索依頼展開部102、情報受信部103、情報出力部104、指示入力部105、走行指令送信部106を実現する。
また、エッジサーバ20は、演算処理装置がプログラムを実行することで、図4に示すように、ダイジェスト受信部201、ダイジェストDB202、照合部203、捜索指令受信部204、捜索指令展開部205を実現する。
基地局25は、携帯電話基地局であり、セルラー通信方式によって車両30等と通信可能である。基地局25は、センターサーバ10やエッジサーバ20と車両30との間の通信を中継する。
車両30は、車載カメラや位置情報センサなどのセンサと、通信機能を有する車載コンピュータを備えた車両である。
車載カメラは可視光像を取得するカメラであってもよいし、赤外線像を取得するカメラであってもよい。位置情報センサは、典型的にはGPS装置その他の衛星測位システム(GNSS:Global Navigation Satellite System)を用いた測位装置であるが、基地局測位システムを用いた測位装置や、レーンマーカ等を利用した測位装置であってもよい。
また、車両30は、自律走行を行うための他のセンサを備えている。例えば、レーザスキャナ、LIDAR、レーダ等のセンサを有していてもよい。
車載コンピュータは、演算処理装置、主記憶装置、補助記憶装置、入出力装置、無線通信装置を備えていてもよい。
車載コンピュータは、演算処理装置がプログラムを実行することで、図5に示すように、画像取得部301、ナンバープレート情報認識部302、ナンバープレート情報蓄積部303、ダイジェスト送信部304、捜索指令受信部305、捜索実行部306、情報送信部307、位置情報取得部308、走行指令受信部310、環境検出部311、走行制御部312を実現する。ナンバープレート情報蓄積部303は、複数のハッシュ関数303aと、ダイジェスト記憶部303bとを備える。なお、車両30(車載コンピュータ)のこれらの機能の一部または全部は、専用のハードウェア装置によって実現されてもかまわない。
上記の各機能部の動作については、以下の処理方法の説明の際にあわせて説明する。
ここで、車両30が自律走行を行う方法について説明する。
走行指令受信部310は、センターサーバ10から走行指令を取得する。車両30が自律走行モードにある場合、走行指令は、自車両が走行する経路と、当該経路上(ないしは目的地)にて行うべき処理を表したデータとすることができる。また、車両30が半自律走行モードにある場合、走行指令は、進路の変更、車線変更、右左折等の指示とタイミングを表したデータとすることができる。車両30は、センターサーバ10から受信する走行指令によって、自律走行モードと半自律走行モードを切り替えることができる。
環境検出部311は、車載されたセンサ(ステレオカメラ、レーザスキャナ、LIDAR、レーダ、GPSモジュール等)が取得したデータに基づいて、車両周辺の環境を検出する。検出の対象は、例えば、自車両の位置情報、車線の数や位置、自車両の周辺に存在する車両の数や位置、自車両の周辺に存在する障害物(例えば歩行者、自転車、構造物、建築物など)の数や位置、道路の構造、道路標識などであるが、これらに限られない。自律的な走行を行うために必要なものであれば、検出の対象はどのようなものであってもよい。環境検出部311が検出した、環境に関するデータ(以下、環境データ)は、走行制御部312へ送信される。
走行制御部312は、走行指令受信部310が受信した走行指令と、環境検出部311が生成した環境データに基づいて、自車両の走行を制御する。例えば、所定の経路に沿って走行し、かつ、自車両を中心とする所定の安全領域内に障害物が進入しないように自車両を走行させる。車両を自律走行させる方法については、公知の方法を採用することができる。
次に、車両の捜索を行う処理について説明する。
図6は、通常時に車両30(車載コンピュータ)が行う処理を示すフローチャートである。図6に示す処理は、定期的に繰り返し実行される。
まず、ステップS101において、前回のダイジェスト送信あるいはシステム起動開始から、所定の時間が経過したか否かを判断する。所定の時間は適宜定めればよいが、たとえば、1分、3分、10分、30分、1時間などの値を採用することができる。
ステップS101において否定判定となった場合(S101−NO)、処理はステップS102に進む。ステップS102では、画像取得部301が車載カメラから画像を取得してナンバープレート情報認識部302に送り、ナンバープレート情報認識部302がこの画像を分析する。この分析において、ナンバープレート情報認識部302は、入力画像中に車両のナンバープレートがあるか否かを判定する。ナンバープレートの検出処理は、たとえば、テンプレート画像とのマッチングによって行うことができる。
入力画像からナンバープレートが検出されない場合(S103−NO)、処理を終了する。
入力画像からナンバープレートが検出された場合(S103−YES)、ステップS104に進む。ステップS104では、ナンバープレート情報認識部302が、ナンバープレートに含まれる文字情報(ナンバープレート情報)を認識する。ナンバープレートの文字情報の認識処理は、既存の任意の手法(アルゴリズム)によって実行すればよい。
ステップS105では、ナンバープレート情報認識部302が、認識したナンバープレート情報をナンバープレート情報蓄積部303に送り、ナンバープレート情報蓄積部303が当該情報を蓄積する。本実施形態では、ナンバープレート情報蓄積部303は、ブルームフィルタを用いて、検出した全てのナンバープレート情報を固定長(mビット)のビット列(ダイジェスト)に変換する。このダイジェストは、ダイジェスト記憶部303bに記憶される。
ダイジェストの生成方法を具体的に説明する。
まず、ナンバープレート情報(xとする)に対して、k個のハッシュ関数h〜hをそれぞれ適用し、k個のハッシュ関数h(x)〜h(x)を算出する。各ハッシュ関数h〜hは、任意のナンバープレート情報を0からm−1の整数に変換する関数である。これらのハッシュ関数は、ナンバープレート情報蓄積部303が記憶しており、また、全ての車両30およびエッジサーバ20において共通のハッシュ関数が利用される。
次に、ナンバープレート情報蓄積部303は、ダイジェスト記憶部303bに含まれるダイジェスト(ビット列)のうち、ハッシュ値の位置にあるビットを1にセットする。この位置のビットがすでに1である場合には何もしない。この処理により、ダイジェストに対して、新たに検出されたナンバープレートが重畳される。
このようなダイジェストを用いることで、任意のナンバープレート情報zが検出されたか否かを判断できる。ダイジェストの生成方法から分かるように、ダイジェストのh(z),・・・,h(z)の位置にあるk個のビットが全て1であれば、ナンバープレート情報zが検出されていると判断でき、そうでなければ検出されていないと判断できる。なお、ダイジェストの生成方法から、偽陽性が発生することはあっても、偽陰性は生じないことが保証される。
ステップS101の判定において肯定判定であった場合(S101−YES)、ステップS106へ進む。ステップS106では、ダイジェスト送信部304が、記憶されているダイジェストを、基地局25による中継を介して、エッジサーバ20へ送信する。
そして、ステップS107において、ナンバープレート情報蓄積部303が、ダイジェスト記憶部303b内のダイジェストの全てのビットを0にリセットし、新たなナンバープレート情報の蓄積に備える。
なお、ダイジェストの送信は、一定の時間間隔で行ってもよいし、他の周期で行ってもよい。たとえば、車両30が一定の距離を走行するたびにダイジェストを送信してもよいし、一定の台数の車両(ナンバープレート)を検出するたびにダイジェストを送信してもよい。また、これらの条件を総合的に判断してダイジェストの送信タイミングを判断してもよい。また、車両30が、ある基地局25の通信範囲から別の基地局25の通信範囲に
移動する際には、必ずダイジェストを送信するようにしてもよい。これは、エッジサーバ20において、ダイジェストが中継される基地局ごとに集計を行うためである。
次に、図7を参照して、エッジサーバ20が行う処理について説明する。
ステップS201において、ダイジェスト受信部201が、車両30から送信されたナンバープレート情報のダイジェストを受信する。上述したように、ダイジェストは基地局25を経由して車両30から送信されるので、ダイジェスト受信部201はどの基地局25を介してダイジェストを受信したかを把握可能である。
ステップS202において、エッジサーバ20は、時間帯ごとおよび中継基地局ごとに、ダイジェストを統合(集約)して、ダイジェストDB202に格納する。時間帯はどのように決定してもよいが、たとえば、15分ごと、30分ごと、1時間ごと、3時間ごとなどを採用することができる。複数のダイジェストを統合する際の処理として、ブルームフィルタと同様にダイジェスト(ビット列)のビット論理和をとる方法を利用できる。
なお、エッジサーバ20は、ダイジェストDB202に記憶されているダイジェストのうち所定時間が経過したものを削除してもよい。
次に、図8を参照して、車両の捜索時においてセンターサーバ10が行う処理について説明する。
まず、ステップS301において、捜索依頼入力部101を介して、捜索者50から車両の捜索依頼を受け付ける。この捜索依頼には、捜索対象のナンバープレート情報と捜索対象エリアが含まれる。捜索依頼の入力は、捜索者50がセンターサーバ10を直接操作することによって行われてもよいし、ネットワーク経由で行われてもよい。
ステップS302において、捜索依頼展開部102は、対象エリアに関連するエッジサーバ20を特定し、特定されたエッジサーバ20に対して捜索指令を送信する。送信する捜索指令には、捜索対象のナンバープレート情報が少なくとも含まれる。捜索指令には捜索対象エリアが含まれてもよい。対象エリアに関連するエッジサーバ20とは、対象エリアを通信範囲に含む基地局25を担当するエッジサーバ20である。この判断を行うために、捜索依頼展開部102は、それぞれのエッジサーバ20が管理する基地局25と、基地局25の通信範囲についての情報を取得可能に構成される。
ここで、図9を参照し、捜索指令を受信したエッジサーバ20が行う処理について説明する。図9に示した処理は、エッジサーバ20が捜索指令を受信したタイミングで開始される。
まず、ステップS401で、照合部203が、対象ナンバーを含むダイジェストのエントリがダイジェストDB202に存在するか判断する。照合部203は、ダイジェストDB202内のエントリのうち、直近の所定期間内のエントリを対象として照合を行う(古いエントリを削除している場合には全エントリと照合を行う)。
この照合を行うため、照合部203は、車両30が有しているものと同じk個のハッシュ関数を有している。照合部203は、対象ナンバーにそれぞれのハッシュ関数を適用し、k個のハッシュ値を得る。そして、それぞれのハッシュ値の位置のビットが1であるダイジェストのエントリが、対象ナンバーを含むエントリであると判断する。
対象ナンバーを含むエントリがダイジェストDB202内に存在しない場合(S402−NO)には、処理を終了する。一方、対象ナンバーを含むエントリがダイジェストDB202内に存在する場合(S402−YES)は、ステップS403に進む。なお、ダイジェストのエントリは時間帯および基地局と関連付けて記憶されているので、対象ナンバ
ーを有する車両が検出された時間帯および位置が分かる。検出位置は、基地局25の通信範囲の精度で分かる。
なお、本例では、エッジサーバに対応する基地局の配下にある全ての車両30に捜索指令を送信したが、捜索対象車両が他の基地局の配下に移動していると推定される場合、他のエッジサーバに捜索指令を転送してもよい。
例えば、対象ナンバーが検出された基地局の通信範囲および対象ナンバーが最後に検出されてからの経過時間を元に、捜索対象車両が存在しうる地理的領域(存在可能領域)を推定してもよい。例えば、想定最大移動速度と最後に検出されてからの経過時間とに基づいて最大移動距離dを推定し、基地局の通信範囲の外周から距離d以内の領域を存在可能領域とすることができる。この他にも、テレマティクスシステム等により車両から収集される位置情報の履歴を元に、車両の推定移動経路を求め、この推定移動経路に基づいて存在可能領域をより細かい粒度で予測してもよい。
捜索指令が他のエッジサーバから転送された場合、転送先のエッジサーバは、対応する基地局25を介して、その配下の車両30に対して捜索指令を送信する。
ステップS403において、捜索指令展開部205は、基地局25を介して、その配下にある車両30に対して捜索指令を送信する。
ここで、図10を参照し、捜索指令を受信した車両30(車載コンピュータ)が行う処理について説明する。図10に示した処理は、車両30が捜索指令を受信したタイミングで開始される。
ステップS501において、捜索指令受信部305がエッジサーバ20から捜索指令を受信する。捜索指令を受信すると、車両30は、車両捜索モードに移行してステップS502以降の処理を実施する。車両捜索モードでは、通常時よりも頻繁にナンバープレートの検出を実施してもよい。
ステップS502では、画像取得部301が車載カメラから画像を取得してナンバープレート情報認識部302に送り、ナンバープレート情報認識部302がこの画像を分析する。この分析において、ナンバープレート情報認識部302は、入力画像中に車両のナンバープレートがあるか否かを判定する。入力画像からナンバープレートが検出された場合(S503−YES)、ステップS504に進み、ナンバープレート情報認識部302が、ナンバープレートに含まれる文字情報(ナンバープレート情報)を認識する。
ステップS505において、捜索実行部306は、認識されたナンバープレート情報が捜索対象のナンバープレート情報と一致するかどうか判断し、一致する場合(S505−YES)、ステップS506に進む。ステップS506では、情報送信部307が、捜索対象車両を発見した旨の情報(発見報告)と、車載カメラから取得したリアルタイム映像と、位置情報センサから取得した位置情報をセンターサーバ10へ送信する。
図8に戻り、センターサーバ10の処理について説明を続ける。
センターサーバ10は、捜索依頼をエッジサーバ20へ送信した後、車両30から、捜索対象車両の発見報告が送信されるのを待つ。情報受信部103が、車両30から発見報告を受信すると(S303−YES)、ステップS304にて、情報出力部104がその旨を捜索者50に通知する。ステップS304では、捜索対象車両を発見した旨の通知と、車両30によって撮影された画像、および、車両30の位置情報が出力される。これらは、例えば、表示装置を介して出力してもよいし、ネットワーク経由で出力してもよい。
捜索対象車両を発見すると、情報出力部104が、捜索者50に対して、追跡を開始し
てよいかを確認するメッセージを出力する。捜索者50が、指示入力部105を介してこれに承諾する旨の応答を入力すると、走行指令送信部106が、車両30に対して半自律走行モードへの切り替えを指示する旨の走行指令を送信する(ステップS305)。
半自律走行モードに切り替わると、センターサーバ10は、情報出力部104を介して、車両30から取得したリアルタイム画像を捜索者50に提供し、捜索者50が、当該画像を見ながら車両30の進路を指定する。図11は、捜索者50に提供されるユーザインタフェース画面の例である。本例では、上段(符号1101)に、車両30が捉えたリアルタイム画像が表示され、下段(符号1102)に、地図および車両30の位置情報が表示される。
捜索者50は、例えば、走行車線を指定する情報や、交差点や分岐点において車両30の進路を指定する情報を、指示入力部105を介してリアルタイムで入力し、走行指令送信部106がこれに応じた走行指令を生成し、車両30に送信する。なお、車両30を制御するための情報や、当該情報を入力する方法は、例示したものに限られない。
車両30(走行指令受信部310)が、半自律走行モードへの切り替えを指示する旨の走行指令を受信すると、走行制御部312が半自律走行モードへの切り替えを行い、以降、センターサーバ10から送信された走行指令に従って走行を行う。なお、半自律走行モードにおいては、速度の調整や障害物の回避、車間距離の維持などについては、環境検出部311から得た情報に基づいて自動的に行い、走行車線や進路の決定については、センターサーバ10から送信された走行指令に基づいて行う。
なお、捜索対象車両を見失った等の理由により、半自律走行モードを終了する場合、捜索者50が、その旨を指示入力部105に入力する。これにより、自律走行モードヘの切り替えを指示する旨の走行指令が生成され、車両30に送信される。これにより、車両30は、従前行っていた自律走行モードに復帰する。この他にも、捜索対象車両のナンバープレートが認識できなくなってから所定の時間が経過した際に、自律走行モードへの切り替えを促すようにしてもよい。
以上説明したように、本実施形態に係る車両捜索システムによると、自律走行を行う車両に捜索対象車両の捜索を行わせることができるとともに、捜索対象車両を発見した場合に、人の手を介した追跡を行うモードに切り替えることができる。かかる構成によると、対象車両の迅速な発見と、精度の高い追跡を両立させることができる。
(第二の実施形態)
第一の実施形態では、捜索対象車両を発見した車両30が当該車両の追跡を行う例を挙げた。しかし、追跡を行う車両は、捜索対象車両を発見した車両30でなくてもよい。第二の実施形態は、捜索対象車両を発見した地点の近傍を走行している他の車両30を利用して追跡を行う実施形態である。
図12は、第二の実施形態に係るセンターサーバ10のモジュール構成図である。第二の実施形態に係るセンターサーバ10は、車両管理部107をさらに有して構成される。
第二の実施形態では、車両30は、図6に示した処理と平行して、自車両の位置情報および走行モードをセンターサーバ10に周期的に送信する。センターサーバ10は、取得した各車両の位置情報および走行モードを車両管理部107に送信し、車両管理部107がこれらの情報を記憶する。なお、各車両は、走行方向に関する情報を同時に送信してもよい。
第二の実施形態では、ステップS305で、車両管理部107が、捜索対象車両を発見した地点の近傍を走行しており、かつ、自律走行モードにある他の車両30を抽出し、いずれの車両30によって追跡を行うかを捜索者50に選択させる。本実施形態では、選択された車両30に対して、半自律走行を行うための走行指令が送信される。
この際、捜索対象車両を発見した地点と、他の車両30の走行地点との位置関係、または、各車両の進行方向を捜索者50に提示するようにしてもよい。例えば、捜索対象車両を発見した車両30が、捜索対象車両と反対方向に走行している場合、順方向に走行している別の車両30を追跡用の車両として選択してもよい。車両の位置関係や進行方向は、地図上に重畳表示するようにしてもよい。また、当該地図に、車載カメラの視野に関する情報や、捜索対象車両が存在すると推定される位置を重畳してもよい。
第二の実施形態によると、捜索対象車両の追跡により好適な車両30を選択することができるため、より安全に追跡を行うことが可能になる。
(第三の実施形態)
第一および第二の実施形態では、一台の車両30が捜索対象車両を追跡する例を挙げた。しかし、一台の車両が継続して捜索対象車両を追跡できるとは限らない。例えば、車両30を本来の業務に復帰させなければならない場合や、バッテリ残量の低下によって追跡が困難になる場合などが考えられる。
第三の実施形態は、これに対応するため、追跡中において、遠隔操縦を行う車両を、他の車両30に変更できる実施形態である。第三の実施形態に係るセンターサーバ10のモジュール構成は、第二の実施形態と同様である。
第三の実施形態では、車両管理部107は、捜索者50の要請に応じて、遠隔操縦を行っている車両の近傍にあり、かつ、自律走行モードにある他の車両30を抽出し、その置を捜索者50に提示する。
図11の例では、黒塗りで示した車両(符号1103)が現在操縦している車両を表し、白抜きで示した車両が、引き継ぎが可能な車両を表す。捜索者50は、引き継ぎが可能な車両を(例えばクリックによって)選択することで、遠隔操縦の対象を他の車両に変更することができる。遠隔操縦の対象が変更された場合、新しく指定された車両が、自律走行モードから半自律走行モードに変更される。また、捜索者50には、新しく指定された車両から送信された画像が提供される。なお、今まで遠隔操縦を行っていた車両30は、自動的に自律走行モードに復帰し、従前の運行を継続する。
かかる構成によると、複数の車両30によって対象を追跡することができるため、引き継ぎが可能である限り、バッテリ残量などの理由によって追跡が中断されることがない。すなわち、長時間にわたって対象の追跡を行うことができる。
(変形例)
上記の実施形態はあくまでも一例であって、本発明はその要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施しうる。
例えば、車両30の操縦を行える者が複数人いる場合、複数の車両30を追跡用の車両として選択し、各人に個別に操縦を行わせるようにしてもよい。
また、実施形態の説明では、エッジサーバを利用したが、エッジサーバは必須構成ではない。例えば、各車両がセンターサーバと直接通信をしてもよい。また、実施形態で例示したエッジサーバの機能をセンターサーバに持たせてもよい。
また、実施形態の説明では、車両とセンターサーバがそれぞれ別の処理を行ったが、ク
ラウドコンピューティング等の技術を用いて仮想的なコンピュータを構成し、当該コンピュータ上で処理を行うようにしてもよい。
また、実施形態の説明では、センターサーバ10との通信機能を持つ車両30が車両の捜索を行ったが、センターサーバ10と直接の通信が不可能な車両(以下、汎用車両)を捜索に参加させてもよい。例えば、車々間通信によって、車両30から汎用車両に捜索依頼を転送してもよい。汎用車両が捜索対象車両を発見した際に、その旨をどのようにセンターサーバ10に通知するかは限定されない。捜索依頼を送信した車両を経由してセンターサーバ10に通知してもよいし、その他の車両を経由してセンターサーバ10に通知してもよい。また、上記以外の基地局を経由してセンターサーバ10に通知してもよい。また、汎用車両は、捜索対象車両が検出された旨を示すメッセージのみを送信してもよいし、リアルタイム画像を送信してもよい。
10・・・センターサーバ
20・・・エッジサーバ
25・・・基地局
30・・・車両
50・・・捜索者

Claims (7)

  1. 複数の車両と、サーバ装置と、からなり、捜索対象車両を捜索する車両捜索システムであって、
    前記複数の車両のそれぞれは、
    自律走行を行う第一のモードと、ユーザからの指示に基づいて半自律走行を行う第二のモードのいずれかによって走行を行う走行制御手段と、
    車外を撮影する撮影手段と、
    前記撮影手段によって得られた画像から、周囲の車両のナンバープレート情報を取得する認識手段と、
    前記サーバ装置から、捜索対象車両のナンバープレート情報を含む捜索依頼を取得する情報取得手段と、
    前記取得したナンバープレート情報と、前記捜索対象車両のナンバープレート情報が一致した場合に、前記捜索対象車両を発見した旨と、前記画像と、を含む通知を前記サーバ装置に送信する通知手段と、
    自車両の走行モードおよび位置情報を前記サーバ装置に送信する情報送信手段と、
    を有し、
    前記サーバ装置は、
    複数の前記車両に対して、前記捜索依頼を送信する情報送信手段と、
    前記複数の車両に対して、走行に関する所定の指令を送信する指令手段と、
    前記車両を遠隔運転するためのユーザインタフェースを提供する入出力手段と、
    を有し、
    前記複数の車両のいずれかから前記通知を受信した場合に、
    前記入出力手段は、前記捜索対象車両を発見した地点の近傍に位置し、前記第一のモードにある一台以上の車両の位置関係を表示して、前記第二のモードに切り替える車両の指定を受け付け、
    前記指令手段は、前記指定された車両に対して、前記第二のモードへの切り替えを行わせるための前記指令を送信する、
    車両捜索システム。
  2. 前記指令は、前記車両を遠隔運転するための情報を含み、
    前記第二のモードにある前記車両は、前記指令に従って走行する、
    請求項1に記載の車両捜索システム。
  3. 前記入出力手段は、前記第二のモードにある前記車両が撮影した画像を、前記遠隔運転を行う前記ユーザに提供する
    請求項2に記載の車両捜索システム。
  4. 前記車両は、前記第二のモードへの切り替えを指示する前記指令を受信した場合に、前記第一のモードによって行っていたタスクを一時的に中断し、前記遠隔運転が終了した場合に、前記中断したタスクを再開する、
    請求項2または3に記載の車両捜索システム。
  5. 前記指令手段は、前記ユーザの指示に基づいて、
    前記第二のモードにある第一の車両に対して、前記第一のモードへの切り替えを指示する前記指令を送信し、
    前記第一の車両の近傍に位置し、かつ、前記第一のモードにある第二の車両に、前記第二のモードへの切り替えを指示する前記指令を送信する、
    請求項1から4のいずれかに記載の車両捜索システム。
  6. 自律走行を行う第一のモードと、ユーザからの指示に基づいて半自律走行を行う第二のモードと、を切り替え可能な複数の車両によって、捜索対象車両を捜索する車両捜索システムであって、
    前記複数の車両に対して、走行に関する所定の指令を送信する指令手段と、
    前記複数の車両に対して、捜索対象車両のナンバープレート情報を含む捜索依頼を送信する情報送信手段と、
    前記複数の車両から、走行モードおよび位置情報を受信する情報受信手段と、
    前記車両を遠隔運転するためのユーザインタフェースを提供する入出力手段と、
    を有し、
    前記複数の車両のいずれかから、前記捜索対象車両を発見した旨の通知を受信した場合に、
    前記入出力手段は、前記捜索対象車両を発見した地点の近傍に位置し、前記第一のモードにある一台以上の車両の位置関係を表示して、前記第二のモードに切り替える車両の指定を受け付け、
    前記指令手段は、前記指定された車両に対して、前記第二のモードへの切り替えを行わせるための前記指令を送信する、
    車両捜索システム。
  7. 複数の車両と、サーバ装置と、によって、捜索対象車両を捜索する車両捜索方法であって、
    前記複数の車両のそれぞれが、
    自律走行を行う第一のモードと、ユーザからの指示に基づいて半自律走行を行う第二のモードのいずれかによって走行を行う走行制御ステップと、
    撮影手段によって車外を撮影する撮影ステップと、
    前記撮影手段によって得られた画像から、周囲の車両のナンバープレート情報を取得する認識ステップと、
    前記サーバ装置から、捜索対象車両のナンバープレート情報を含む捜索依頼を取得する情報取得ステップと、
    前記取得したナンバープレート情報と、前記捜索対象車両のナンバープレート情報が一致した場合に、前記捜索対象車両を発見した旨と、前記画像と、を含む通知を前記サーバ装置に送信する通知ステップと、
    自車両の走行モードおよび位置情報を前記サーバ装置に送信する情報送信ステップと、
    を含み、
    前記サーバ装置は、
    複数の前記車両に対して、前記捜索依頼を送信する情報送信ステップと、
    前記複数の車両に対して、走行に関する所定の指令を送信する指令ステップと、
    前記車両を遠隔運転するためのユーザインタフェースを提供する入出力ステップと、
    を含み、
    前記複数の車両のいずれかから前記通知を受信した場合に、
    前記捜索対象車両を発見した地点の近傍に位置し、前記第一のモードにある一台以上の車両の位置関係を表示して、前記第二のモードに切り替える車両の指定を受け付け、
    前記指定された車両に対して、前記第二のモードへの切り替えを行わせるための前記指令を送信する、
    車両捜索方法。
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