以下、発明の実施の形態を通じて本開示に係る発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、システム10の一例を概略的に示す。一実施形態に係るシステム10は、無人機100及び無人機200を備える。図1では、2機の無人機200を図示しているが、システム10は、1機又3機以上の無人機200を備えてもよい。システム10は、管制システム300を備えてもよい。システム10は、ポート管理装置400を備えてもよい。
無人機100及び無人機200は、例えば、無人航空機であってよい。すなわち、無人機100及び無人機200は、例えば、いわゆるドローンであってよい。無人機100は、第1移動体の一例であってよい。無人機200は、第2移動体の一例であってよい。
無人機100は、無人機200を先導することができる。無人機100は、例えば、無人機200の飛行を制御することによって、無人機200を先導することができる。
無人機100は、自機体の移動を制御する情報(第1移動制御情報)に基づいて自機の飛行を制御することができる。無人機100は、例えば、第1移動制御情報に従って、飛行高度、飛行速度、及び飛行方向を制御することができる。すなわち、第1移動制御情報は、無人機100の飛行高度、飛行速度、及び飛行方向の情報を含む情報であってよい。無人機200は、無人機200の移動を制御する情報(第2移動制御情報)に基づいて、自機の飛行を制御することができる。無人機200は、例えば、第2移動制御情報に従って、飛行高度、飛行速度、及び飛行方向を制御することができる。すなわち、第2移動制御情報は、無人機200の飛行高度、飛行速度、及び飛行方向の情報を含む情報であってよい。無人機100は、第1移動制御情報を生成してよい。無人機200は、第2移動制御情報を生成してもよい。また、無人機100は、第1移動制御情報及び第2移動制御情報を生成してもよい。
無人機100及び無人機200は、無線通信機能を有してよい。無人機100は、例えば、無人機200と無線通信することによって、無人機200に第2移動制御情報を送信してよい。すなわち、無人機200は、無人機100から受信した第2移動制御情報により自機を制御してもよい。無人機100と無人機200との間の無線通信は、例えば、Wi-Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、及びZigBee(登録商標)等の無線通信システムに準拠してよい。無人機100は、無人機100及び無人機200が移動体通信システムのセルに在圏している場合、移動体通信接続を介して、無人機200と無線通信してもよい。
無人機100は、通信衛星60と通信する衛星通信機能を有してよい。無人機100は、通信衛星60を介して外部装置と通信してよい。無人機200は、無人機100を介して、通信衛星60と通信してもよい。すなわち、無人機200は、無人機100を介して外部装置と通信してよい。なお、外部装置は、システム10における無人機100及び無人機200の運用に関する情報を扱う装置であれば特に限定されない。また、外部装置は、一の装置であってもよいし、複数の装置を組み合わせたものであってもよい。
無人機200は、物品20を運搬することができる。無人機200は、運搬する物品20を搭載する搭載部250を有してよい。搭載部250は、例えば、物品20を搭載部250に固定する固定部を有してもよい。固定部は、例えば、ベルト、バー、及びネット等の任意の固定具であればよい。搭載部250は、例えば、物品20を把持する把持部を有してよい。また、無人機200は、通信衛星60と通信する衛星通信機能を有していなくてよい。
管制システム300は、無人機100及び無人機200を管理することができる。管制システム300は、例えば、無人機100及び無人機200の少なくともいずれかの移動に関する情報(移動関連情報)により、無人機100及び無人機200を管理してよい。管制システム300は、移動関連情報を生成してもよい。管制システム300は、外部装置の一例であってよい。
管制システム300は、通信衛星60を介して無人機100と通信してよい。管制システム300は、例えば、ネットワーク40及び衛星通信局80を介して、通信衛星60と通信してもよい。衛星通信局80は、通信衛星60と通信する衛星通信機能を有する。管制システム300は、自らが、通信衛星60と通信する衛星通信機能を有して、通信衛星60と直接通信してもよい。管制システム300は、無人機100が移動体通信システムのセルに在圏している場合、移動体通信接続を介して、無人機100と通信してもよい。すなわち、管制システム300は、例えば、移動体通信接続を介して、移動体関連情報を無人機100に送信してよい。なお、無人機200は、無人機100を介して、管制システム300と通信してもよい。すなわち、無人機200は、無人機100を介して、管制システム300から移動体関連情報を受信してもよい。
ネットワーク40は、インターネットを含んでよい。ネットワーク40は、通信事業者によって提供されるコアネットワークを含んでよい。コアネットワークは、任意の移動体通信システムに準拠していてよく、例えば、3G(3rd Generation)通信システム、LTE(Long Term Evolution)通信システム、5G(5th Generation)通信システム、及び6G(6th Generation)通信システム以降の移動体通信システムに準拠してよい。
ポート管理装置400は、無人機100及び無人機200が離着陸するポート450を管理することができる。なお、ポート管理装置400は、外部装置の一例であってよい。また、ポート管理装置400は、管制システム300に含まれてもよい。すなわち、ポート管理装置400は、管制システム300の一機能部として機能してもよい。例えば、管制システム300は、例えば、ポート管理装置400の機能を有するポート管理部を備えてよい。なお、ポート管理装置400は、複数の離着陸場のポート450を管理してもよい。また、各離着陸場は、1又は複数のポート450を有してよい。
ポート管理装置400は、例えば、ポート450に関する情報(ポート情報)を管制システム300に送信することができる。ポート管理装置400は、例えば、ネットワーク40を介して、ポート450に関する情報を管制システム300に送信してよい。管制システム300は、ポート情報に基づいて移動関連情報を生成してもよい。
ここで、図1を用いて、通信衛星と通信する衛星通信機能を有する無人機100が、物品20を搭載する搭載部を有する無人機200を制御して、物品20を目的地点まで運搬する場合を一例として説明する。
まず、管制システム300は、無人機100の飛行計画(第1飛行計画)及び無人機200の飛行計画(第2飛行計画)を生成する。そして、管制システム300は、通信衛星60を介して第1飛行計画及び第2飛行計画を無人機100に送信する。第1飛行計画は、例えば、先導する対象の無人機200、目的地点である離着陸場の位置、経由地点である離着陸場の位置、離陸地点から目的地点までの飛行経路、離陸予定時刻、経由地点の到着予定時刻、及び目的地点の到着予定時刻を含んでよい。第2飛行計画は、例えば、追従する対象の無人機100、搭載する物品20、目的地点である離着陸場の位置、経由地点である離着陸場の位置、離陸地点から目的地点までの飛行経路、離陸予定時刻、経由地点の到着予定時刻、及び目的地点の到着予定時刻を含んでよい。第1飛行計画及び第2飛行計画は、移動関連情報の一例であってよい。
管制システム300は、無人機200が待機しているポート450の離着陸場の作業員に無人機200に物品20を搭載することを指示してよい。管制システム300は、例えば、作業員が所有しているユーザ端末に搭載指示を送信してよい。ユーザ端末で搭載指示を確認した作業員は、無人機200に物品20を搭載することができる。
無人機100は、移動関連情報に基づいて第1移動制御情報及び第2移動制御情報を生成してよい。具体的には、例えば、無人機100は、管制システム300から受信した第1飛行計画及び第2飛行計画に基づいて、無人機100及び無人機200が離陸するように第1移動制御情報及び第2移動制御情報を生成してよい。また、例えば、無人機100は、無人機100及び無人機200が離陸すると、第1飛行計画及び第2飛行計画に基づいて、無人機100及び無人機200が飛行経路を飛行するように第1移動制御情報及び第2移動制御情報を生成してよい。これによれば、一実施形態に係るシステム10は、物品20の運搬状況を把握しつつ、無人機100及び無人機200を運用することができる。また、システム10は、例えば、無人機100及び無人機200が複数存在する場合に、運用効率を考慮して各無人機100及び無人機200を運用することができる。
管制システム300は、無人機100及び無人機200の飛行中に、無人機100及び無人機200の飛行経路を監視してよい。管制システム300は、例えば、離陸地点から目的地点までの気象情報を取得してよい。管制システム300は、例えば、気象情報に基づいて、無人機100及び無人機200が飛行経路中のある地点(中間地点)を通過するタイミングで飛行可能か否かを判定してよい。管制システム300は、例えば、無人機100及び無人機200が中間地点を通過するタイミングで当該地点が悪天候である場合に、無人機100及び無人機200が当該地点を飛行できないと判定してよい。
管制システム300は、無人機100及び無人機200が中間地点を飛行できないと判定したことに応じて、飛行する経路に関する情報(飛行経路情報)を生成してよい。無人機飛行経路情報は、例えば、悪天候である領域の位置情報を含んでよい。すなわち、飛行経路情報は、例えば、無人機100及び無人機200があるタイミングにおいて中間地点を飛行できないことを示す情報を含んでよい。飛行経路情報は、移動関連情報の一例であってよい。
無人機100は、管制システム300から受信した飛行経路情報に基づいて、第1移動制御情報及び第2移動制御情報を生成してよい。すなわち、無人機100及び無人機200は、例えば、飛行できない中間地点を回避して飛行してよい。つまり、無人機100及び無人機200は、飛行経路を変更してよい。具体的には、無人機100は、無人機100及び無人機200が飛行できない中間地点を回避して飛行するように、第1移動制御情報及び第2移動制御情報を生成してよい。また、無人機100及び無人機200は、例えば、飛行できないタイミングを回避して中間地点を飛行してよい。つまり、無人機100及び無人機200は、飛行速度を変更してよい。具体的には、無人機100は、例えば、無人機100及び無人機200が飛行できるタイミングで中間地点を通過するように、第1移動制御情報及び第2移動制御情報を生成してよい。なお、無人機100及び無人機200は、飛行できない中間地点が飛行できるようになるまで、他の飛行可能な中間地点で一定時間ホバリングしてもよい。また、無人機100及び無人機200は、飛行できない中間地点が飛行できるようになるまで、他の飛行可能な中間地点で一定時間旋回してもよい。
無人機100は、例えば、無人機100及び無人機200が目的地点のポート450に接近したことに応じて、第1移動制御情報及び第2移動制御情報を生成してよい。具体的には、無人機100は、例えば、第1飛行計画及び第2飛行計画に基づいて、無人機100及び無人機200が目的地点のポート450に着陸するように第1移動制御情報及び第2移動制御情報を生成してよい。無人機100は、無人機100及び無人機200のポート450への着陸が完了すると、無人機100及び無人機200の着陸完了報告を管制システム300に送信してよい。
このように、無人機100は、自機の飛行だけなく、無人機200の飛行を制御することができる。これにより、無人機200は、例えば、無人機100が方向変換等を急に行った場合でも、無人機100に追従することができる。したがって、追従の精度を高くすることができる。
さらに、無人機200に物品20を運搬させることによって、無人機100は、より大型で高性能な演算処理機能を搭載できる。これにより、追従の精度をより一層高くすることができる。
また、無人機100が無人機200を制御することができるため、無人機200は必ずしも他の外部装置や通信衛星60と通信する通信機能を有しなくともよい。これにより、無人機200は、最大積載量を向上させることができる。すなわち、無人機200は、より重い物品20をより遠くの目的地点にまで運搬することができる。
一実施形態に係るシステム10によれば、移動体は、動力により移動することができる装置であれば、無人機に限定されるものではない。移動体は、例えば、ヘリコプター等の有人航空機、ボート等の船舶、又は自動車等の車両であってもよい。すなわち、例えば、本開示において、無人機100及び無人機200の飛行に関する説明は、有人航空機の飛行、船舶の航行、自動車の走行など、移動体の種類に合わせて適宜読み替えてよい。
一実施形態に係るシステム10によれば、無人機200は、無人機100と異なる離着陸場のポート450で待機していてもよい。無人機200は、例えば、無人機100が途中で経由する離着陸場のポート450で待機していてもよい。すなわち、無人機100は、単独で飛行を開始して、途中で無人機200と合流してもよい。これによれば、一実施形態に係るシステム10は、例えば、無人機100が出発するポート450に物品20がなくとも、物品20があるポート450の無人機200を運用することで物品20を目的地まで運搬することができる。つまり、システム10は利便性を向上することができる。
一実施形態に係るシステム10によれば、無人機200の目的地点は、無人機100の目的地点とは異なる目的地点であってもよい。無人機200の目的地点は、例えば、無人機100が途中で経由する離着陸場のポート450であってもよい。すなわち、無人機100は、無人機200を目的地まで追従させた後に、単独で飛行してもよい。これによれば、一実施形態に係るシステム10は、無人機100を待つ他の無人機200の運用をすぐに開始することができる。つまり、システム10は、物品20の運搬効率を向上することができる。
一実施形態に係る無人機100は、物品20を運搬する搭載部を有してもよい。この場合、無人機100は、無人機200が運搬する物品20より軽い物品20を運搬すればよい。これによれば、一実施形態に係るシステム10は、さらに物品20を運搬することができる。
一実施形態に係る無人機200は、通信衛星60と通信する衛星通信機能を有していてもよい。この場合、衛星通信機能を有している無人機200は、衛星通信機能を有していない無人機200が運搬する物品20より軽い物品20を運搬すればよい。これにより、一実施形態に係るシステム10は、無人機200の追従の精度を向上させることができる。
図2は、無人機100の機能構成の一例を概略的に示す。無人機100は、格納部102、外部通信部104、通信部106、測定部108、撮像部109、決定部110、検出部111、生成部112、制御部114、判定部116、診断部118、及び監視部120を含んでよい。なお、無人機100がこれらの全ての構成を備えることは必須とは限らない。
格納部102は、各種情報を格納することができる。格納部102は、例えば、各離着陸場の位置情報を格納してもよい。すなわち、格納部102は、ポート450の位置情報を格納してもよい。なお、格納部102は、第1格納部の一例であってよい。
外部通信部104は、外部装置と無線通信することができる。外部通信部104は、例えば、通信衛星60を介して外部装置と通信してよい。これによれば、無人機100は、例えば、外部装置と直接通信することが困難なエリアを飛行している場合であっても、外部装置と情報を送受信することができる。
外部通信部104は、衛星通信用のアンテナを有してよい。また、外部通信部104は、例えば、移動体通信接続を介して外部装置と通信してもよい。すなわち、外部通信部104は、移動体通信接続用のアンテナを有してよい。なお、衛星通信用のアンテナ又は移動体通信接続用のアンテナは、無人機100が飛行している間に外部装置と無線通信が可能なものでれば、特に限定されない。また、無人機100は、通信衛星60及び移動体通信接続のいずれかを選択して外部装置と通信してもよい。これによれば、無人機100は、例えば、移動体通信のセルの圏内であれば移動体通信接続を介して外部装置と通信し、セルの圏外であれば通信衛星60を介して外部装置と通信することができる。また、無人機100は、トラフィックに応じて外部装置との通信手段を選択することができる。すなわち、一実施形態に係るシステム10は、利便性を向上させることができる。
外部通信部104は、例えば、管制システム300から各種情報を受信することができる。外部通信部104は、例えば、管制システム300から移動関連情報を受信してよい。外部通信部104は、受信した各種情報を格納部102に格納してよい。
通信部106は、無人機200と通信することができる。通信部106は、例えば、無人機200と無線通信することができる。通信部106は、無人機200と無線通信接続を確立して、無人機200と無線通信してよい。通信部106は、例えば、複数の無人機200のそれぞれと無線通信接続を確立して、複数の無人機200のそれぞれと無線通信してよい。通信部106は、第1通信部の一例であってよい。
通信部106は、無人機200と直接無線通信してよい。通信部106は、無人機100及び無人機200が移動体通信システムのセルに在圏している場合、移動体通信接続を介して、無人機200と無線通信してもよい。
通信部106は、無人機200に各種情報を送信することができる。通信部106は、例えば、第2飛行計画を送信してよい。通信部106は、例えば、第1移動制御情報を送信してよい。通信部106は、例えば、第2移動制御情報を送信してよい。
測定部108は、無人機100に関する測定を実行することができる。測定部108は、例えば、無人機100の飛行速度、飛行高度、及び飛行方向を測定してよい。測定部108は、無人機100に搭載されたバッテリの残量を測定してもよい。測定結果は、格納部102に格納されてよい。外部通信部104は、測定結果を管制システム300に送信してもよい。
撮像部109は、無人機100の外側方向を撮像することができる。なお、説明のために便宜上、無人機100の移動方向を前方として扱う。撮像部109は、例えば、無人機100の前方を撮像してよい。撮像部109は、例えば、無人機100の下方を撮像してよい。撮像部109は、同時に複数の方向を撮像してもよい。撮像部109は、撮像方向が変更可能であってよい。撮像部109が撮像した画像は、格納部102に格納されてよい。なお、撮像部109が撮像する方向は、無人機100が無人機200を追従させるために必要であれば、上記に限られない。すなわち、撮像部109は、前後左右、及び上下方向のうち任意の方向を撮像可能であればよい。
決定部110は、無人機100の位置を決定することができる。決定部110は、例えば、連続的に無人機100の位置を決定してよい。具体的には、決定部110は、例えば、常に無人機100の位置を決定する処理を実行してよい。これによれば、システム10は、無人機100の位置を捕捉し続けることができる。また、決定部110は、例えば、定期的に無人機100の位置を決定してよい。具体的には、決定部110は、例えば、一定の間隔をあけて無人機100の位置を決定してよい。一定間隔とは、例えば、5秒ごと、10秒ごと、15秒ごとなどであってよい。これによれば、無人機100は、消費電力を低減することができる。なお、決定部110は、無人機200が無人機100を追従することができれば、任意の時間間隔で無人機100の位置を決定すればよい。また、決定部110は、管制システム300による指示に従って、無人機100の位置を決定してもよい。決定部110が決定した無人機100の位置は、格納部102に格納されてよい。外部通信部104は、決定部110によって決定された無人機100の位置を、管制システム300に送信してよい。なお、決定部110は、第1決定部の一例であってよい。
決定部110は、例えば、GPS衛星等の測位衛星からの電波信号を受信することによって、無人機100の位置を決定してよい。決定部110は、例えば、いわゆる基地局測位やWi-Fi測位によって、無人機100の位置を決定してもよい。
決定部110は、無人機100の離陸地点の位置情報と、測定部108の測定結果とに基づいて、無人機100の位置を決定してもよい。例えば、決定部110は、測定部108によって測定された無人機100の飛行履歴から、無人機100の離陸地点からの飛行を追跡することによって、無人機100の位置を決定してよい。
検出部111は、障害物を検出することができる。検出部111は、例えば、飛行経路の途上にある障害物を検出してよい。検出部111は、例えば、ポート450周辺の障害物を検出してよい。障害物は、例えば、無人機100及び無人機200の飛行又は離着陸の妨げとなる物体である。障害物は、例えば、他の無人機、人、及び鳥等である。
検出部111は、例えば、撮像部109によって撮像された撮像画像に基づいて、障害物を検出することができる。検出部111は、レーザーを用いて障害物を検出してもよい。検出結果は、格納部102に格納されてよい。
生成部112は、第1移動制御情報及び第2移動制御情報を生成することができる。すなわち、生成部112は、例えば、無人機100及び無人機200の移動を制御するための制御信号を生成することができる。なお、生成部112は、例えば、第1移動制御情報に基づいて、第2移動制御情報を生成してよい。
生成部112は、例えば、連続的に第1移動制御情報及び第2移動制御情報を生成してよい。生成部112は、例えば、定期的に第1移動制御情報及び第2移動制御情報を生成してもよい。具体的には、生成部112は、例えば、常に第1移動制御情報及び第2移動制御情報を生成してよい。これによれば、無人機200は、無人機100の細かな移動に追従することができる。すなわち、システム10は、無人機200の追従の精度を向上させることができる。また、生成部112は、例えば、一定の間隔をあけて第1移動制御情報及び第2移動制御情報を生成してよい。一定間隔とは、例えば、5秒ごと、10秒ごと、15秒ごとなどであってよい。これによれば、無人機200は、無人機100の大まかな移動に追従することができる。この場合、無人機200の揺れなどを低減することができるため、無人機200は、物品20を比較的安全に運搬することができる。すなわち、システム10は、利便性を向上することができる。なお、生成部112は、生成した第1移動制御情報及び第2移動制御情報を一時的に格納部102に格納してもよい。この場合、格納部102は、メモリとして機能してもよい。生成部112は、第1生成部の一例であってよい。
生成部112は、例えば、無人機200の飛行高度、飛行速度、及び飛行方向が無人機100の飛行高度、飛行速度、及び飛行方向と同一となるように、第1移動制御情報及び第2移動制御情報を生成してよい。なお、ここでいう同一とは、完全同一に限定されるものではない。すなわち、無人機100の飛行経路に対して、無人機200の飛行経路には、多少の誤差が含まれてもよい。また、生成部112は、無人機200の飛行高度、飛行速度、及び飛行方向の少なくともいずれかが無人機100の飛行高度、飛行速度、及び飛行方向の少なくともいずれかと異なるように、第1移動制御情報及び第2移動制御情報を生成してもよい。例えば、障害物が動体であれば、障害物の動きに合わせて無人機100及び無人機200の飛行経路を適宜異なる飛行経路としてもよい。
生成部112は、例えば、無人機100及び無人機200が任意の隊列を構成して飛行するように、第1移動制御情報及び第2移動制御情報を生成してよい。すなわち、無人機100及び無人機200は、例えば、無人機100を先頭として無人機100及び無人機200が一直線となるように飛行してよい。これによれば、後続機体は空気抵抗が低減されるため電力消費量を低減することができる。また、無人機100及び無人機200は、例えば、無人機100が無人機200に対して一定距離だけ前方に位置して飛行してもよい。これによれば、先頭の無人機100が何らかの障害物に衝突した場合に、後続の無人機200は衝突を避けやすくなる。また、無人機100及び無人機200は、例えば、無人機100が無人機200に対して一定距離だけ上方に位置して飛行してもよい。これによれば、無人機200の前方に位置する障害物を発見しやすくなる。また、無人機100及び無人機200は、例えば、無人機100を先頭として無人機200が複数の縦列又は横列をなして飛行してもよい。これによれば、物品20を目的地点又は内容物等の任意の分類によって整理することができるため、運搬の利便性を向上させることができる。
生成部112は、例えば、外部通信部104が受信した移動関連情報に基づいて、第1移動制御情報及び第2移動制御情報を生成することができる。生成部112は、例えば、第1飛行計画及び第2飛行計画に基づいて、第1移動制御情報及び第2移動制御情報を生成してよい。生成部112は、例えば、無人機100が第1飛行計画に従って飛行するように、第1移動制御情報を生成してよい。生成部112は、例えば、無人機200が第2飛行計画に従って飛行するように、第2移動制御情報を生成してよい。
生成部112は、例えば、飛行経路情報に基づいて、第1移動制御情報及び第2移動制御情報を生成することができる。生成部112は、検出部111による検出結果に基づいて、第1移動制御情報及び第2移動制御情報を生成してもよい。
生成部112は、例えば、無人機100及び無人機200が飛行できない中間地点を回避して飛行するように、第1移動制御情報及び第2移動制御情報を生成してよい。つまり、生成部112は、無人機100及び無人機200が飛行経路を変更するように、第1移動制御情報及び第2移動制御情報を生成してよい。具体的には、生成部112は、無人機100及び無人機200が飛行できない中間地点を回避して飛行するように、第1移動制御情報及び第2移動制御情報を生成してよい。また、生成部112は、例えば、無人機100及び無人機200が飛行できないタイミングを回避して中間地点を飛行するように、第1移動制御情報及び第2移動制御情報を生成してよい。つまり、生成部112は、無人機100及び無人機200の飛行速度を変更するように、第1移動制御情報及び第2移動制御情報を生成してよい。具体的には、生成部112は、無人機100及び無人機200が飛行できるタイミングで中間地点を通過するように、第1移動制御情報及び第2移動制御情報を生成してよい。なお、生成部112は、飛行できない中間地点が飛行できるようになるまで、他の飛行可能な中間地点で無人機100及び無人機200が一定時間ホバリングするように、第1移動制御情報及び第2移動制御情報を生成してもよい。また、生成部112は、飛行できない中間地点が飛行できるようになるまで、他の飛行可能な中間地点で無人機100及び無人機200が一定時間旋回するように、第1移動制御情報及び第2移動制御情報を生成してもよい。
制御部114は、無人機100の飛行を制御することができる。制御部114は、生成部112によって生成された第1移動制御情報に従って、無人機100の飛行を制御してよい。なお、制御部114は、第1制御部の一例であってよい。
判定部116は、無人機100のポート450への接近を判定することができる。判定部116は、例えば、ポート450を管理するポート管理装置400の無線通信圏内に無人機100が位置する場合に、無人機100がポート450に接近していると判定してよい。この場合、通信部106は、ポート管理装置400と無線通信接続を確立してもよい。
判定部116は、決定部110によって決定された無人機100の位置と、ポート450を有する離着陸場の位置とに基づいて、無人機100のポート450への接近を判定してもよい。判定部116は、例えば、無人機100の位置とポート450を有する離着陸場の位置との間の距離が予め定められた距離より短い場合、無人機100がポート450に接近していると判定してよい。外部通信部104は、無人機100がポート450に接近していると判定部116が判定した場合、判定部116による判定結果を管制システム300に送信してよい。
診断部118は、無人機100の状態を診断することができる。診断部118は、例えば、離陸前に無人機100の状態を診断してよい。診断部118は、例えば、飛行中に無人機100の状態を診断してよい。診断部118は、例えば、断続的に無人機100の状態を診断してよい。診断部118は、例えば、定期的に無人機100の状態を診断してよい。診断部118は、管制システム300による指示に従って、無人機100の状態を診断してもよい。診断部118は、第1診断部の一例であってよい。
診断部118は、例えば、無人機100の機体、無人機100の飛行機能、及び無人機100に搭載されたバッテリの状態を診断してよい。具体的には、診断部118は、例えば、機体温度、ローターの回転数、電波受信強度、無人機200との通信品質、管制システム300との通信品質、バッテリ残量、及び電力消費量を診断してよい。診断結果は、格納部102に格納されてよい。なお、診断結果は上記の例に限られない。具体的には、診断部118は、無人機100の各部位が問題なく動作しているか否かを判断するために必要な任意の項目を診断してよい。
外部通信部104は、診断部118の診断結果を管制システム300に送信することができる。外部通信部104は、例えば、診断部118が無人機100を診断する度に、診断結果を管制システム300に送信してよい。外部通信部104は、例えば、診断結果が無人機100の異常を示す場合にのみ、診断結果を管制システム300に送信してもよい。
通信部106は、診断部118の診断結果を無人機200に送信することができる。通信部106は、例えば、診断部118が無人機100を診断する度に、診断結果を無人機200に送信してよい。通信部106は、例えば、診断結果が無人機100の異常を示す場合にのみ、診断結果を無人機200に送信してもよい。
生成部112は、例えば、診断部118の診断結果が無人機100の異常を示す場合、自機体の移動を制御する情報(第3移動制御情報)を生成してよい。第3移動制御情報は、第1移動制御情報の一例であってよい。すなわち、制御部114は、第3移動制御情報に従って、無人機100の移動を制御してよい。これによれば、システム10は、例えば、何らかのアクシデントにより、無人機100が飛行を継続することが困難又は危険な場合に、無人機100の安全性を確保しつつ、物品20の運搬を一時的に停止することができる。
生成部112は、例えば、無人機100の位置から最も近い着陸可能なポート450に着陸するように、第3移動制御情報を生成してよい。生成部112は、例えば、無人機100の位置から最も近い着陸可能なポート450が目的地点である離着陸場のポート450である場合、第1飛行計画に従って飛行を継続するように、第3移動制御情報を生成してよい。生成部112は、無人機100の位置から一定の範囲内に着陸可能なポート450が存在しない場合、不時着するように第3移動制御情報を生成してもよい。この場合、無人機100は、決定部110よって決定された無人機100の位置と検出部111の検出結果とに基づいて、不時着する場所を決定してよい。
管制システム300は、無人機100の異常を示す診断結果を受信した場合、アクシデントが生じた無人機100に代わる無人機100を手配してよい。この場合、無人機200は、代替の無人機100に追従して物品20の運搬を再開してよい。
生成部112は、例えば、診断部118の診断結果が無人機100の異常を示す場合、無人機200の移動を制御する情報(第4移動制御情報)を生成してもよい。第4移動制御情報は、第2移動制御情報の一例であってよい。通信部106は、無人機200に第4移動制御情報を送信してよい。すなわち、無人機100は、第4移動制御情報によって、無人機200の移動を制御してよい。これによれば、一実施形態に係るシステム10は、例えば、無人機100に何らかのアクシデントが生じて無人機200が無人機100を追従することが困難又は危険な場合であっても、無人機200の移動を制御することができる。すなわち、システム10は、物品20の安全性を確保しやすくなる。
生成部112は、例えば、他の無人機100が無人機200の無線通信圏内に到着するまでホバリングするように、第4移動制御情報を生成してよい。また、生成部112は、例えば、他の無人機100が無人機200の無線通信圏内に到着するまで一定範囲で旋回するように、第4移動制御情報を生成してよい。無人機200は、他の無人機100から受信する第4移動制御情報に従って他の無人機100に追従することができる。すなわち、他の無人機100に追従して物品20を目的地点まで運搬することができる。
生成部112は、例えば、無人機200の位置から最も近い着陸可能なポート450に着陸するように、第4移動制御情報を生成してよい。生成部112は、例えば、無人機200の位置から最も近い着陸可能なポート450が目的地点である離着陸場のポート450である場合、第2飛行計画に従って飛行を継続するように、第4移動制御情報を生成してよい。
監視部120は、無人機100の通信状態を監視することができる。監視部120は、例えば、無人機200との通信状態を監視してよい。監視部120は、例えば、管制システム300との通信状態を監視してよい。
監視部120は、例えば、所定の期間を超えて、無人機200との通信が途絶した場合に、無人機200との通信切断を検出してよい。監視部120は、例えば、所定期間を超えて、管制システム300との通信が途絶した場合に、管制システム300との通信切断を検出してよい。なお、所定期間は、任意の期間を設定すればよい。
外部通信部104は、例えば、無人機200との通信切断が検出された場合、無人機200との通信異常を管制システム300に通知してよい。通信部106は、無人機200との無線通信接続の再確立を試みてよい。外部通信部104は、無人機200との通信接続が再確立した場合、無人機200との通信復旧を管制システム300に通知してよい。
生成部112は、例えば、管制システム300との通信切断が検出された場合、新たに第1移動制御情報及び第2移動制御情報を生成してよい。生成部112は、例えば、第1飛行計画に従って目的地点まで飛行を継続するように第1移動制御情報を生成してよい。また、生成部112は、例えば、第2飛行計画に従って目的地点まで飛行を継続するように第2移動制御情報を生成してよい。生成部112は、例えば、無人機100の位置から最も近い経由地点まで飛行を継続するように第1移動制御情報を生成してよい。また、生成部112は、例えば、無人機200の位置から最も近い経由地点まで飛行を継続するように第2移動制御情報を生成してよい。無人機200は、経由地点に着陸した後、経由地点に待機している他の無人機100を追従してよい。すなわち、他の無人機100に追従して物品20を目的地点まで運搬してよい。生成部112は、例えば、無人機100の位置から最も近い着陸可能なポート450に着陸するように第1移動制御情報を生成してよい。また、生成部112は、例えば、無人機200の位置から最も近い着陸可能なポート450に着陸するように第2移動制御情報を生成してもよい。
外部通信部104は、例えば、管制システム300との通信切断が検出された場合、緊急信号を発信してよい。これにより、無人機100は、管制システム300との通信が切断状態であることを周囲の飛行体等に通知することができる。
外部通信部104は、例えば、管制システム300との通信切断が検出された場合、通信手段を変更してよい。外部通信部104は、例えば、通信衛星60を介する通信が切断されている場合、他の通信衛星60を介する通信、移動体通信、又はHAPS(High Altitude Platform Station)間通信で管制システム300と通信してよい。
図3は、無人機200の機能構成の一例を概略的に示す。無人機200は、格納部202、通信部204、測定部206、撮像部207、決定部208、検出部209、制御部210、生成部212、判定部214、診断部216、及び監視部218を含んでよい。なお、無人機200がこれらの全ての構成を備えることは必須とは限らない。
格納部202は、各種情報を格納することができる。格納部202は、例えば、第2移動制御情報を格納してよい。なお、格納部202は、格納部102と同様の機能を有してよい。なお、格納部202は、第2格納部の一例であってよい。
通信部204は、無人機100と通信することができる。通信部204は、無人機100と無線通信してよい。通信部204は、例えば、無人機100と無線通信接続を確立して、無人機100と無線通信してよい。なお、通信部204は、無人機100の通信部106と有線接続可能であってもよい。すなわち、無人機200は、無人機100と有線通信してもよい。通信部204は、第2通信部の一例であってよい。
通信部204は、無人機200と直接無線通信してよい。通信部106は、無人機100及び無人機200が移動体通信のセルに在圏している場合、移動体通信接続を介して、無人機200と無線通信してもよい。
通信部204は、無人機100から各種情報を受信することができる。通信部204、例えば、無人機100から移動関連情報を受信してよい。すなわち、通信部204は、例えば、無人機100から第2飛行計画を受信してよい。通信部204は、受信した各種情報を格納部202に格納してよい。
測定部206は、無人機200に関する測定を実行することができる。測定部206は、例えば、無人機200の飛行速度、飛行高度、及び飛行方向を測定してよい。測定部206は、無人機200に搭載されたバッテリの残量を測定してもよい。測定結果は、格納部202に格納されてよい。
通信部204は、測定部206による測定結果を無人機100に送信してよい。外部通信部104は、通信部106によって受信された測定部206による測定結果を管制システム300に送信してもよい。
撮像部207は、無人機200の外側方向を撮像することができる。撮像部207は、例えば、無人機200の前方を撮像してよい。撮像部207は、例えば、無人機200の下方を撮像してよい。撮像部207は、同時に複数の方向を撮像してもよい。撮像部207は、撮像方向が変更可能であってよい。撮像部207が撮像した画像は、格納部202に格納されてよい。なお、撮像部207が撮像する方向は、無人機200が無人機100を追従するために必要であれば、上記に限られない。すなわち、撮像部207は、前後左右、及び上下方向のうち任意の方向を撮像可能であればよい。
決定部208は、無人機200の位置を決定することができる。決定部208は、例えば、連続的に無人機200の位置を決定してよい。具体的には、決定部208は、例えば、常に無人機200の位置を決定する処理を実行してよい。これによれば、システム10は、無人機200の位置を捕捉し続けることができる。また、決定部208は、例えば、定期的に無人機200の位置を決定してよい。具体的には、決定部208は、例えば、一定の間隔をあけて無人機200の位置を決定してよい。一定間隔とは、例えば、5秒ごと、10秒ごと、15秒ごとなどであってよい。これによれば、無人機200は、消費電力を低減することができる。なお、決定部208は、無人機200が無人機100を追従することができれば、任意の時間間隔で無人機100の位置を決定すればよい。決定部208は、無人機100による指示に従って、無人機200の位置を決定してもよい。決定部208が決定した無人機200の位置は、格納部202に格納されてよい。通信部204は、決定部208よって決定された無人機200の位置を、無人機100に送信してよい。外部通信部104は、通信部106が受信した無人機200の位置を、管制システム300に送信してよい。なお、決定部208は、第2決定部の一例であってよい。
決定部208は、例えば、GPS衛星等の測位衛星からの電波信号を受信することによって、無人機200の位置を決定してよい。決定部208は、例えば、いわゆる基地局測位やWi-Fi測位によって、無人機200の位置を決定してもよい。
決定部208は、無人機200の離陸地点の位置情報と、測定部206の測定結果とに基づいて、無人機200の位置を決定してもよい。例えば、決定部208は、測定部206によって測定された無人機200の飛行履歴から、無人機200の離陸地点からの飛行を追跡することによって、無人機200の位置を決定してよい。
検出部209は、障害物を検出することができる。検出部209は、検出部111と同様の機能を有してよい。
検出部209は、例えば、撮像部207によって撮像された撮像画像に基づいて、障害物を検出してよい。検出部209は、レーザーを用いて障害物を検出してもよい。検出結果は、格納部202に格納されてよい。
制御部210は、無人機200の飛行を制御することができる。制御部210は、例えば、通信部204が無人機100から受信した第2移動制御情報に従って、無人機200の飛行を制御してよい。制御部210は、例えば、通信部204が無人機100から受信した第4移動制御情報に従って、無人機200の飛行を制御してよい。なお、制御部210は、第2制御部の一例であってよい。
生成部212は、第2移動制御情報を生成することができる。制御部210は、生成部212によって生成された第2移動制御情報に従って、無人機200の飛行を制御してもよい。生成部212が生成した第2移動制御情報は、一時的に格納部202に格納されてもよい。この場合、格納部202は、メモリとして機能してもよい。なお、無人機100の生成部112が第2移動制御情報を生成することが可能であれば、無人機200は、生成部212を有していなくてもよい。生成部212は、第2生成部の一例であってよい。
生成部212は、例えば、通信部204によって無人機100から第1移動制御情報を受信した場合、第1移動制御情報に基づいて、第2移動制御情報を生成してよい。また、生成部212は、通信部204が無人機100から受信した診断部118の診断結果に応じて、第2移動制御情報を生成してもよい。生成部212は、例えば、診断部118の診断結果が無人機100の異常を示す場合、第2移動制御情報を生成してよい。また、生成部212は、例えば、無人機200が無人機100から移動関連情報を受信した場合、第1移動制御情報と移動関連情報とに基づいて第2移動制御情報を生成してもよい。
生成部212は、例えば、無人機200の飛行高度、飛行速度、及び飛行方向が無人機100の飛行高度、飛行速度、及び飛行方向と同一となるように、第2移動制御情報を生成してよい。なお、ここでいう同一とは、完全同一に限定されるものではない。すなわち、無人機100の飛行経路に対して、無人機200の飛行経路には、多少の誤差が含まれてもよい。また、生成部212は、無人機200の飛行高度、飛行速度、及び飛行方向の少なくともいずれかが無人機100の飛行高度、飛行速度、及び飛行方向の少なくともいずれかと異なるように、第2移動制御情報を生成してもよい。例えば、障害物が動体であれば、障害物の動きに合わせて無人機100及び無人機200の飛行経路を適宜異なる飛行経路としてもよい。
判定部214は、無人機200のポート450への接近を判定することができる。判定部214は、例えば、ポート450を管理するポート管理装置400の無線通信圏内に無人機200が位置する場合に、無人機200がポート450に接近していると判定してよい。この場合、通信部204は、ポート管理装置400と無線通信接続を確立してもよい。
判定部214は、決定部208によって決定された無人機200の位置と、ポート450を有する離着陸場の位置とに基づいて、無人機200のポート450への接近を判定してもよい。判定部214は、例えば、無人機200の位置とポート450を有する離着陸場の位置との間の距離が予め定められた距離より短い場合、無人機200がポート450に接近していると判定してよい。
通信部204は、無人機200がポート450に接近していると判定部214が判定した場合、判定部214による判定結果を無人機100に送信してよい。外部通信部104は、通信部106が受信した判定部214による判定結果を管制システム300に送信してよい。
診断部216は、無人機200の状態を診断することができる。診断部216は、例えば、離陸前に無人機200の状態を診断してよい。診断部216は、例えば、飛行中に無人機200の状態を診断してよい。診断部216は、例えば、断続的に無人機200の状態を診断してよい。診断部216は、例えば、定期的に無人機200の状態を診断してよい。診断部216は、無人機100による指示に従って、無人機200の状態を診断してもよい。診断部216は、第2診断部の一例であってよい。
診断部216は、例えば、無人機200の機体、無人機200の飛行機能、及び無人機200に搭載されたバッテリの状態を診断してよい。具体的には、診断部216は、例えば、機体温度、ローターの回転数、電波受信強度、無人機100との通信品質、管制システム300との通信品質、バッテリ残量、及び電力消費量を診断してよい。診断結果は、格納部202に格納されてよい。なお、診断結果は上記の例に限られない。具体的には、診断部216は、無人機200の各部位が問題なく動作しているか否かを判断するために必要な任意の項目を診断してよい。
通信部204は、診断部216の診断結果を無人機100に送信してよい。通信部204は、例えば、診断部216が無人機200を診断する度に、診断部216の診断結果を無人機100に送信してよい。通信部204は、診断部216の診断結果が無人機200の異常を示す場合にのみ、診断部216の診断結果を管制システム300に送信してもよい。外部通信部104は、通信部106が受信した診断部216の診断結果を管制システム300に送信してよい。
生成部112は、例えば、診断部216の診断結果が無人機200の異常を示す場合、無人機200の移動を制御する情報(第5移動制御情報)を生成してもよい。第5移動制御情報は、第2移動制御情報の一例であってよい。通信部106は、無人機200に第5移動制御情報を送信してよい。制御部210は、第5移動制御情報に従って、無人機200の移動を制御してよい。これによれば、一実施形態に係るシステム10は、例えば、何らかのアクシデントにより、無人機200が飛行を継続することが困難又は危険な場合に、無人機200の安全性を確保しつつ、物品20の運搬を一時的に停止することができる。
生成部112は、例えば、無人機200の位置から最も近い着陸可能なポート450に着陸するように、第5移動制御情報を生成してよい。生成部112は、例えば、無人機200の位置から最も近い着陸可能なポート450が目的地点である離着陸場のポート450である場合、第2飛行計画に従って飛行を継続するように、第5移動制御情報を生成してよい。生成部112は、無人機200の位置から一定の範囲内に着陸可能なポート450が存在しない場合、不時着するように第5移動制御情報を生成してもよい。この場合、無人機200は、決定部208によって決定された無人機200の位置と検出部209の検出結果とに基づいて、不時着する場所を決定してよい。
監視部218は、無人機200の通信状態を監視することができる。監視部218は、例えば、無人機100との通信状態を監視してよい。監視部218は、例えば、所定期間を超えて、無人機100との通信が途絶した場合に、無人機200との通信切断を検出してよい。なお、所定期間は、任意の期間を設定すればよい。
制御部210は、例えば、無人機100との通信切断が検出された場合、無人機200の飛行を制御することができる。制御部210は、例えば、無人機200の飛行計画に従って飛行を継続するように、無人機200の飛行を制御してよい。制御部210は、例えば、無人機200の位置から最も近い経由地点まで飛行を継続するように、無人機200の飛行を制御してよい。制御部210は、無人機200の位置から最も近い着陸可能なポート450に着陸するように、無人機200の飛行を制御してもよい。
生成部212は、例えば、無人機100との通信切断が検出された場合、新たに第2移動制御情報を生成してよい。生成部212は、例えば、第2飛行計画に従って飛行を継続するように、第2移動制御情報を生成してよい。生成部212は、例えば、無人機200の位置から最も近い経由地点まで飛行を継続するように、第2移動制御情報を生成してよい。生成部212は、例えば、無人機200の位置から最も近い着陸可能なポート450に着陸するように、第2移動制御情報を生成してよい。
無人機200は、例えば、監視部218が無人機100との通信切断が検出された場合、緊急信号を発信してよい。これにより、無人機200は、無人機100との通信が切断状態であることを周囲の飛行体等に通知することができる。この場合、周囲の飛行体は、例えば、無人機200と合流してもよい。また、周囲の飛行体は、例えば、管制システム300に無人機200の回収が必要な旨を通知してもよい。
図4は、管制システム300の機能構成の一例を概略的に示す。管制システム300は、格納部302、受信部304、受信部306、受信部308、生成部310、送信部312、監視部313、判定部314、送信部316、及び監視部318を含んでよい。なお、管制システム300がこれらの全ての構成を備えることは必須とは限らない。また、受信部304、受信部306、受信部308、送信部312、及び送信部316は、情報の送受信が可能な一の通信部として構成されてもよい。
格納部302は、各種情報を格納することができる。格納部302は、例えば、各離着陸場の位置情報を格納してよい。格納部302は、例えば、運搬予定の物品20に関する情報を格納してよい。
受信部304は、無人機100から各種情報を受信することができる。受信部304は、通信衛星60を介して、無人機100から各種情報を受信してよい。無人機100から受信する情報の例として、無人機100の識別子、無人機100の先導対象である無人機200の識別子、無人機100の位置、無人機200の位置、診断部118による無人機100の診断結果、及び診断部216による無人機200の診断結果等が挙げられる。受信部304は、受信した各種情報を格納部302に格納してよい。
受信部306は、移動経路に関する情報を受信することができる。受信部306は、例えば、飛行経路に関する情報を受信してよい。飛行経路に関する情報は、例えば、飛行経路周辺の天候、飛行経路を飛行する無人機、飛行経路を飛行する鳥群、飛行禁止領域、及び飛行経路で発生した災害等の情報であってよい。受信部306は、受信した移動経路に関する情報を格納部302に格納してよい。
受信部306は、例えば、天候の情報を管理している天候管理サーバから、飛行経路周辺の天候の情報を受信してよい。受信部306は、例えば、飛行経路の情報を管理している飛行経路管理サーバから、飛行経路を飛行する無人機、飛行経路を飛行する鳥群、飛行禁止領域、及び飛行経路で発生した災害の情報を受信してよい。
受信部308は、ポート管理装置400からポート情報を受信することができる。受信部308は、例えば、ネットワーク40を介して、ポート管理装置400からポート情報を受信してよい。ポート情報は、例えば、ポート450の利用状況に関する情報であってよい。ポート情報は、例えば、利用可能なポート450、ポート450が利用可能になる時間、及びポート450が利用不可能になる時間等の情報であってよい。受信部308は、受信したポート情報を格納部302に格納してよい。
生成部310は、移動関連情報を生成することができる。生成部310は、例えば、無人機100及び無人機200の少なくともいずれかの移動関連情報を生成してよい。生成部310は、生成した移動関連情報を格納部302に格納してよい。
生成部310は、例えば、第1飛行計画を生成してよい。生成部310は、例えば、無人機100が先導する対象の無人機200の離陸地点及び目的地点に基づいて、無人機100の経由地点及び目的地点を決定してよい。生成部310は、無人機100のバッテリ容量にさらに基づいて、離陸地点から目的地点までの飛行経路を決定してよい。生成部310は、例えば、無人機100の連続で飛行可能な距離が、離陸地点から目的地点までの距離よりも長くなるように、離陸地点から目的地点までの飛行経路を決定してよい。生成部310は、決定した各種の情報を含む第1飛行計画を生成してよい。
生成部310は、例えば、第2飛行計画を生成してよい。生成部310は、例えば、物品20の重さに基づいて、無人機200に搭載する物品20を決定してよい。生成部310は、例えば、物品20の重さが無人機200の最大積載量より軽くなるように、無人機200に搭載する物品20を決定してよい。また、生成部310は、物品20の大きさに基づいて、無人機200に搭載する物品20を決定してよい。生成部310は、例えば、物品20の大きさが無人機200に搭載可能な最大体積より小さくなるように、無人機200に搭載する物品20を決定してよい。生成部310は、決定した各種の情報を含む第2飛行計画を生成してよい。
生成部310は、例えば、ポート情報に基づいて、移動関連情報を生成してよい。生成部310は、例えば、着陸可能なポート450を含む移動関連情報を生成してよい。
送信部312は、生成部310が生成した移動関連情報を送信することができる。送信部312は、通信衛星60を介して、無人機100に移動関連情報を送信してよい。送信部312は、ポート管理装置400に移動関連情報を送信してもよい。
監視部313は、移動経路を監視することができる。監視部313は、例えば、無人機100の飛行経路及び無人機200の飛行経路を監視してよい。
監視部313は、例えば、飛行経路に関する情報に基づいて、無人機100の飛行経路及び無人機200の飛行経路を監視してよい。監視部313は、例えば、無人機100及び無人機200が中間地点を通過するタイミングで当該地点が悪天候である場合に、無人機100及び無人機200が当該地点を飛行できないと判定してよい。監視部313は、例えば、無人機100及び無人機200が中間地点を通過するタイミングで他の無人機が当該地点を通過する場合に、無人機100及び無人機200が当該地点を飛行できないと判定してよい。
監視部313は、例えば、無人機100及び無人機200が中間地点を通過するタイミングで鳥群が当該地点を通過する場合に、無人機100及び無人機200が当該地点を飛行できないと判定してよい。監視部313は、例えば、無人機100及び無人機200が飛行経路中のある地点を通過するタイミングで当該地点が飛行禁止領域である場合に、無人機100及び無人機200が当該地点を飛行できないと判定してよい。監視部313は、例えば、無人機100及び無人機200が飛行経路中のある地点を通過するタイミングで当該地点に災害が発生している場合に、無人機100及び無人機200が当該地点を飛行できないと判定してよい。
生成部310は、無人機100及び無人機200が飛行経路中のある地点を飛行できないと監視部313判定したことに応じて、飛行経路情報を生成してもよい。飛行経路情報は、例えば、飛行できない領域の位置を含む。飛行経路情報は、飛行できない領域の移動速度、及び移動方向を含んでもよい。飛行経路情報は、飛行経路を飛行できない時間帯を含んでもよい。
判定部314は、無人機のポート450への接近を判定することができる。判定部314は、例えば、無人機100のポート450への接近を判定してよい。判定部314は、例えば、無人機200のポート450への接近を判定してよい。
判定部314は、例えば、受信部304によって受信された無人機100の位置と、ポート450の位置とに基づいて、無人機100のポート450への接近を判定してよい。判定部314は、例えば、無人機100の位置とポート450との間の距離が所定の距離より短い場合、無人機100がポート450に接近していると判定してよい。判定部314は、受信部304が無人機100から判定部116による判定結果を受信した場合、無人機100がポート450に接近していると判定してもよい。
判定部314は、例えば、受信部304によって受信された無人機200の位置と、ポート450の位置とに基づいて、無人機200のポート450への接近を判定してよい。判定部314は、例えば、無人機200の位置とポート450の位置との間の距離が所定の距離より短い場合、無人機200がポート450に接近していると判定してよい。判定部314は、受信部304が無人機100から判定部214による判定結果を受信した場合、無人機100がポート450に接近していると判定してもよい。
なお、所定の距離は、特に限定されるものではない。例えば、ポート450が使用中である場合に、次に使用可能になるまでに必要な時間と、無人機100又は無人機200の飛行速度から、無人機100又は無人機200の着陸待ちが生じない距離を算出してもよい。
送信部316は、無人機100及び無人機200の少なくともいずれかがポート450に接近していることを示す接近通知を、当該ポート450を管理するポート管理装置400に送信することができる。送信部316は、例えば、判定部314の判定結果に基づいて、接近通知をポート管理装置400に送信してよい。
監視部318は、移動体を監視することができる。監視部318は、例えば、無人機100及び無人機200を監視してよい。監視部318は、監視結果を格納部302に格納してよい。
監視部318は、例えば、無人機100及び無人機200の位置を監視してよい。監視部318は、例えば、受信部304が無人機100から受信した無人機100及び無人機200の位置に基づいて、無人機100及び無人機200の位置を監視してよい。
監視部318は、例えば、無人機100及び無人機200の飛行を監視してよい。監視部318は、例えば、受信部304が無人機100から受信した無人機100及び無人機200の飛行速度、飛行高度、及び飛行方向に基づいて、無人機100及び無人機200の飛行を監視してよい。
監視部318は、例えば、無人機100及び無人機200の状態を監視してよい。監視部318は、例えば、受信部304が無人機100から受信した診断部118による無人機100の診断結果と診断部216による無人機200の診断結果とに基づいて、無人機100及び無人機200の状態を監視してよい。
監視部318は、例えば、無人機100との通信状態を監視してよい。監視部318は、例えば、所定期間、無人機100との通信が途絶した場合に、無人機100との通信切断を検出してよい。監視部318は、無人機100との通信切断を検出した場合、無人機100を捜索する無人機を派遣してもよい。
生成部310は、監視部318による監視結果に基づいて、移動関連情報を生成してもよい。生成部310は、例えば、監視部318よる離陸前の監視結果が無人機100の状態の異常を示す場合、離陸予定時刻を遅らせた第1飛行計画及び第2飛行計画を生成してよい。生成部310は、監視部318よる監視結果が無人機100の状態の異常を示す場合、無人機100を他の無人機100に変更した第1飛行計画及び第2飛行計画を生成してもよい。
生成部310は、例えば、監視部318よる離陸前の監視結果が無人機200の状態の異常を示す場合、状態が異常である無人機200の第2飛行計画を延期した第2飛行計画を生成してよい。生成部310は、監視部318よる監視結果が無人機200の状態の異常を示す場合、状態が異常である無人機200を他の無人機200に変更した第2飛行計画を生成してもよい。
生成部310は、無人機100の第1移動制御情報及び無人機200の第2移動制御情報を生成してもよい。この場合、無人機100は、外部通信部104によって受信された第1移動制御情報及び第2移動制御情報に従って、自機及び無人機200の飛行を制御してよい。
図5は、ポート管理装置400の機能構成の一例を概略的に示す。ポート管理装置400は、格納部402、通信部404、通信部406、取得部408、ポート管理部410、判定部414、及び生成部416を含んでよい。なお、ポート管理装置400がこれらの全ての構成を備えることは必須とは限らない。
格納部402は、各種情報を格納することができる。格納部402は、例えば、管理するポート450に関する情報を格納してよい。
通信部404は、無人機と無線通信することができる。通信部404は、例えば、無人機100及び無人機200の少なくともいずれかと無線通信接続を確立して、無人機100及び無人機200の少なくともいずれかと無線通信してよい。通信部404は、離着陸場のポート450に待機している無人機100及び無人機200の少なくともいずれかと無線通信してもよい。
通信部406は、管制システム300と通信することができる。通信部406は、ネットワーク40を介して、管制システム300と通信してよい。
通信部406は、管制システム300から各種情報を受信することができる。通信部406は、例えば、ポート管理装置400が管理するポート450から離陸予定の無人機100及び無人機200の少なくともいずれかに関する情報を管制システム300から受信してよい。通信部406は、例えば、ポート管理装置400が管理するポート450の離着陸場を目的地点とする無人機100及び無人機200の少なくともいずれかに関する情報を受信してよい。通信部406は、受信した各種情報を格納部402に格納してよい。
取得部408は、ポート450周辺の環境に関する情報を取得することができる。取得部408は、例えば、ポート450周辺の風況及び気温等の情報を取得してよい。取得部408は、例えば、ポート450に設置された温度計及び風速計を用いて、ポート450周辺の風況及び気温等の情報を取得してよい。取得部408は、取得したポート450周辺の環境に関する情報を格納部402に格納してよい。通信部406は、ポート450周辺の環境に関する情報を管制システム300に送信してもよい。
ポート管理部410は、ポート450を管理することができる。ポート管理部410は、例えば、ポート450の利用状況を管理してよい。ポート管理部410は、ポート450の利用状況を利用状況情報として格納部402に格納してよい。通信部406は、利用状況情報を管制システム300に送信してもよい。
ポート管理部410は、ポート450の安全状況を管理してもよい。ポート管理部410は、例えば、無人機の離着陸の妨げとなる障害物がポート450内に存在する場合、当該ポート450の離着陸場の作業員に障害物の移動を指示することによって、ポート450の安全状況を管理してよい。ポート管理部410は、例えば、ポート450に設置されたカメラを用いて、障害物を検出してよい。ポート管理部410は、ポート450の安全状況を安全状況情報として格納部402に格納してよい。通信部406は、安全状況情報を管制システム300に送信してもよい。
判定部414は、ポート450における離着陸の可否を判定することができる。判定部414は、例えば、通信部404が無人機100及び無人機200の少なくともいずれかと無線通信接続を確立したタイミングで、ポート450における離着陸の可否を判定してよい。判定部414は、通信部406が管制システム300から接近通知を受信したタイミングで、ポート450の離着陸の可否を判定してもよい。
判定部414は、例えば、取得部408によって取得されたポート450周辺の環境に関する情報に基づいて、ポート450の離着陸の可否を判定してよい。判定部414は、例えば、ポート450周辺の風速が予め定められた風速より速い場合、ポート450の離着陸は不可能であると判定してよい。
判定部414は、格納部102に格納されている利用状況情報に基づいて、ポート450の離着陸の可否を判定してよい。判定部414は、例えば、離陸に利用可能なポート450の数が離陸予定の無人機の機数より少ない場合、ポート450からの離陸は不可能であると判定してよい。判定部414は、例えば、着陸に利用可能なポート450の数が着陸予定の無人機の機数より少ない場合、ポート450への着陸は不可能であると判定してよい。
通信部406は、例えば、管制システム300に判定部414による判定結果を送信することができる。通信部404は、例えば、離陸予定の無人機100及び無人機200の少なくともいずれかに判定部414による判定結果を送信してよい。通信部404は、例えば、着陸予定の無人機100及び無人機200の少なくともいずれかに判定部414による判定結果を送信してよい。
生成部416は、離陸制御情報及び着陸制御情報を生成することができる。生成部416は、例えば、ポート450からの離陸が可能であると判定部414によって判定された場合に、離陸予定の無人機100及び無人機200の少なくともいずれかの離陸制御情報を生成してよい。生成部416は、例えば、ポート450への着陸が可能であると判定部414によって判定された場合に、着陸予定の無人機100及び無人機200の少なくともいずれかの着陸制御情報を生成してよい。
通信部404は、生成部416によって生成された離陸制御情報を離陸予定の無人機100及び無人機200の少なくともいずれかに送信してよい。通信部404は、生成部416によって生成された着陸制御情報を着陸予定の無人機100及び無人機200の少なくともいずれかに送信してよい。
図6は、無人機200の着陸処理の一例を説明するための説明図である。図6は、無人機100及び無人機100の先導対象である無人機200が飛行している状態を開始状態として、説明する。
ステップ(ステップをSと省略して記載する場合がある。)102では、外部通信部104が、無人機200の現在位置を管制システム300に送信してよい。
S104では、判定部314が、S102において受信部304が受信した無人機200の現在位置に基づいて、無人機200が着陸予定のポート450に接近しているか否かを判定してよい。ここでは、無人機200が着陸予定のポート450に接近しているものとして説明を続ける。S106では、送信部316は、S104において無人機200が着陸予定のポート450に接近していると判定部314によって判定されたことに応じて、無人機200が着陸予定のポート450に接近していることを示す接近通知をポート管理装置400に送信してよい。
S108では、判定部414が、S106において通信部404が管制システム300から接近通知を受信したことに応じて、無人機200のポート450への着陸の可否を判定してよい。ここでは、着陸可と判定したものとして説明を続ける。S110では、通信部406は、S108において無人機200のポート450への着陸が可能であると判定部414によって判定されたことに応じて、管制システム300に着陸可通知を送信してよい。
S112では、管制システム300は、S110において受信部308がポート管理装置400から受信した着陸可通知を受信したことに応じて、無人機200をポート450に着陸させるべく、移動関連情報を無人機100に送信してよい。移動関連情報は、例えば、着陸可通知を含んでよい。
S114では、生成部112は、S112において外部通信部104が管制システム300から受信した移動関連情報に基づいて、無人機200の第2移動制御情報を生成してよい。すなわち、生成部112は、例えば、ポート450の状況に応じて第2移動制御情報を生成してよい。具体的には、生成部112は、例えば、無人機200が、無人機100及び無人機200の出発時刻にポート450へ到着するように、第2移動制御情報を生成してよい。これによれば、一実施形態に係るシステム10は、無人機200を目的地点付近で待機させる可能性を低減できる。すなわち、システム10は、無人機200の運用効率を向上させることができる。つまり、システム10は、物品20の運搬効率を向上させることができる。なお、通信部106は、生成部112によって生成された第2移動制御情報を無人機200に送信してよい。
S116では、制御部210が、S114において通信部204が無人機100から受信した第2移動制御情報に従って、ポート450に向かって飛行するように無人機200の飛行を制御してよい。通信部204は、無人機200がポート管理装置400の無線通信圏内まで飛行したことに応じて、ポート管理装置400と無線通信接続を確立してよい。
S118では、通信部204は、S116においてポート管理装置400と無線通信接続を確立したことに応じて、ポート管理装置400に着陸要求を送信してよい。S120では、ポート管理部410は、S116において通信部404が無人機200から着陸要求を受信したことに応じて、無人機200が着陸するポート450を決定してよい。
S122では、生成部416は、S120においてポート管理部410が決定したポート450に無人機200が着陸するように制御する着陸制御情報を生成してよい。これによれば、一実施形態に係るシステム10は、ポート450の利用効率を向上させることができる。すなわち、一実施形態に係るシステム10は、物品20の運搬効率を向上させることができる。なお、通信部404は、生成部416によって生成された着陸制御情報を無人機200に送信してよい。
制御部210は、通信部204がポート管理装置400から受信した着陸制御情報に従って、無人機200がポート450に着陸するように、無人機200の飛行を制御してよい。ポート管理装置400は、無人機200のポート450への着陸が完了すると、無人機200のポート450への着陸が完了したことを管制システム300に報告してよい。
通信部406は、S108において判定部414が無人機200のポート450への着陸が不可能であると判定した場合、着陸不可通知を送信してよい。生成部310は、受信部308がポート管理装置400から着陸不可通知を受信したことに応じて、無人機200を待機させるべく、移動関連情報を生成してよい。移動関連情報は、例えば、ポート450への着陸が可能となる時刻を含んでよい。送信部312は、生成部310によって生成された移動関連情報を無人機100に送信してよい。
図7は、無人機200の着陸処理の他の一例を説明するための説明図である。ここでは、管制システム300を介さない着陸処理について説明する。図7は、無人機100及び無人機100の先導対象である無人機200が飛行している状態を開始状態として、説明する。
S202では、無人機200がポート管理装置400の無線通信圏内まで飛行したことに応じて、通信部204が、ポート管理装置400と無線通信接続を確立してよい。S204では、通信部204が、S202においてポート管理装置400と無線通信接続を確立したことに応じて、ポート管理装置400に接近通知を送信してよい。
S206では、判定部414が、S204において通信部404が無人機200から接近通知を受信したことに応じて、無人機200のポート450への着陸の可否を判定してよい。ここでは、ポート450への着陸が可能な状況であるものとして説明を続ける。S208では、通信部404が、S206において判定部414が無人機200のポート450への着陸が可能であると判定したことに応じて、無人機200に着陸可通知を送信してよい。S210では、通信部204が、S208においてポート管理装置400から着陸可通知したことに応じて、ポート管理装置400に着陸要求を送信してよい。
S212では、ポート管理部410が、S210において通信部404が無人機200から着陸要求を受信したことに応じて、無人機200が着陸するポート450を決定してよい。S214では、生成部416が、S212においてポート管理部410が決定したポート450に無人機200が着陸するように着陸制御情報を生成してよい。通信部404は、生成部416によって生成された着陸制御情報を無人機200に送信してよい。制御部210は、通信部204がポート管理装置400から受信した着陸制御情報に従って、無人機200がポート450に着陸するように、無人機200の飛行を制御してよい。
制御部210は、通信部204がポート管理装置400から受信した着陸制御情報に従って、無人機200がポート450に着陸するように、無人機200の飛行を制御してよい。ポート管理装置400は、無人機200のポート450への着陸が完了すると、無人機200のポート450への着陸が完了したことを管制システム300に報告してよい。
通信部404は、S206において判定部414が無人機200のポート450への着陸が不可能であると判定した場合、無人機200に着陸不可通知を送信してよい。さらに、生成部416は、ポート450への着陸が可能となる時刻まで無人機200を待機させるべく、着陸制御情報を生成してよい。無人機200は、ポート管理装置400から受信した着陸制御情報に従って、ホバリングして待機してよい。
図8は、無人機200の離陸処理の一例を説明するための説明図である。図8は、無人機100が飛行しており、かつ、無人機100の先導対象である無人機200がポート450に待機している状態を開始状態として、説明する。
S302では、外部通信部104が、無人機100の現在位置を管制システム300に送信してよい。S304では、判定部314が、S302において受信部304が受信した無人機100の現在位置に基づいて、無人機100がポート450に待機している無人機200に接近しているか否かを判定してよい。判定部314は、例えば、無人機100の現在位置と無人機200が待機しているポート450を有する離着陸場の位置との間の距離が予め定められた距離より短い場合、無人機100がポート450に待機している無人機200に接近していると判定してよい。
S306では、送信部316が、無人機100がポート450に接近していることを示す接近通知をポート管理装置400に送信してよい。例えば、S304において無人機100が無人機200に接近していると判定された場合、送信部316は、無人機100がポート450に接近していることを示す接近通知をポート管理装置400に送信してよい。接近通知には、無人機100の現在位置が含まれてよい。
S308では、判定部414が、S306において通信部404が管制システム300から接近通知を受信したことに応じて、無人機200のポート450からの離陸の可否を判定してよい。ここでは、ポート450からの離陸が可能な状況であるものとして説明を続ける。S310では、通信部406が、S308において無人機200のポート450からの離陸が可能であると判定部414によって判定されたことに応じて、管制システム300に離陸可通知を送信してよい。
S312では、管制システム300が、S310において受信部308がポート管理装置400から受信した離陸可通知を無人機100に送信してよい。S314では、生成部310が、S310において管制システム300がポート管理装置400から離陸可通知を受信したことに応じて、無人機200の離陸に関する情報(離陸関連情報)を生成してよい。離陸関連情報は、例えば、第2飛行計画を含んでよい。離陸関連情報は、移動関連情報の一例であってよい。送信部312は、生成部310によって生成された移動関連情報をポート管理装置400に送信してよい。
S316では、生成部416が、S314において通信部404が受信した離陸関連情報に基づいて、無人機200が無人機100に向かって飛行するように無人機200の離陸を制御する情報(離陸制御情報)を生成してよい。これによれば、一実施形態に係るシステム10は、無人機100と無人機200を比較的スムーズに合流させることができる。すなわち、システム10は、無人機100と無人機200の運用効率を向上させることができる。なお、通信部404は、無人機200との無線通信接続を介して、無人機200に離陸制御情報を送信してよい。
S318では、制御部210が、S316において通信部204がポート管理装置400から受信した離陸制御情報に従って、合流対象の無人機100に向かって飛行するように無人機200の飛行を制御してよい。通信部204は、無人機200が合流対象の無人機100の無線通信圏内まで飛行したことに応じて、無人機100と無線通信接続を確立してよい。S320では、通信部204が、S318において無人機100と無線通信接続を確立したことに応じて、無人機100に合流要求を送信してよい。そして、S322では、生成部112が、S320において通信部106が無人機200から合流要求を受信したことに応じて、無人機200が無人機100に合流するように無人機200を制御する第2移動制御情報を生成してよい。通信部106は、生成部112によって生成された第2移動制御情報を無人機200に送信してよい。これによれば、通信部204は、無人機200が合流対象でない無人機100の無線通信圏内に位置する場合は、無人機100との無線通信接続の確立を避けることができる。すなわち、一実施形態に係るシステム10は、無人機200が合流対象でない無人機100と合流する可能性を低減することができる。
制御部210は、通信部204が無人機100から受信した第2移動制御情報に従って、無人機200が無人機100に合流するように無人機200の飛行を制御してよい。無人機100は、無人機200の合流が完了すると、無人機200の合流が完了したことを管制システム300に報告してよい。
通信部406は、S308において判定部414が無人機200のポート450からの離陸が不可能であると判定した場合、離陸不可通知を管制システム300送信してよい。生成部310は、受信部308がポート管理装置400から離陸不可通知を受信したことに応じて、無人機100を待機させるべく、移動関連情報を生成してよい。移動関連情報は、例えば、ポート450への着陸が可能となる時刻を含んでよい。送信部312は、生成部310によって生成された移動関連情報を無人機100に送信してよい。
生成部310は、無人機200の離陸を延期することを無人機100に通知すべく、移動関連情報を生成してもよい。この場合、移動関連情報を受信した無人機100は、無人機200と合流することなく、飛行してよい。
なお、図示しないが、S304とS306の間において、判定部314は、格納部302に格納されている第1飛行計画及び第2飛行計画に基づいて、無人機100がポート450に着陸するか否かをさらに判定してもよい。この場合、送信部316は、無人機100が無人機200に接近し、かつ、ポート450に着陸しない場合に、接近通知をポート管理装置400に送信してもよい。この場合、システム10は、無人機200が無駄に離陸する可能性を低減することができる。
図9は、無人機200の離陸処理の他の一例を説明するための説明図である。ここでは、管制システム300を介さない離陸処理について説明する。図9は、無人機100が飛行しており、かつ、無人機100の先導対象である無人機200がポート450に待機している状態を開始状態として、説明する。
S402では、通信部106が、無人機100がポート管理装置400の無線通信圏内まで飛行したことに応じて、ポート管理装置400と無線通信接続を確立してよい。S404では、通信部106が、S402においてポート管理装置400と無線通信接続を確立したことに応じて、ポート管理装置400に接近通知を送信してよい。
S406では、判定部414が、S404において通信部404が無人機100から接近通知を受信したことに応じて、無人機200のポート450からの離陸の可否を判定してよい。ここでは、ポート450からの離陸が可能な状況であるものとして説明を続ける。S408では、通信部404が、S406において判定部414が無人機200のポート450からの離陸が可能であると判定したことに応じて、無人機100に離陸可通知を送信してよい。
S410では、生成部416が、S406において判定部414が無人機200のポート450からの離陸が可能であると判定したことに応じて、第2飛行計画に基づいて、無人機200が無人機100に向かって飛行するように無人機200の離陸を制御する離陸制御情報を生成してよい。この場合、ポート管理装置400は、第2飛行計画を予め管制システム300から受信して格納部402に格納してよい。通信部404は、無人機200との無線通信接続を介して、無人機200に離陸制御情報を送信してよい。
S412では、制御部210が、S410において通信部204がポート管理装置400から受信した離陸制御情報に従って、合流対象の無人機100に向かって飛行するように無人機200の飛行を制御してよい。通信部204は、無人機200が合流対象の無人機100の無線通信圏内まで飛行したことに応じて、無人機100と無線通信接続を確立してよい。S414では、通信部204は、S412において無人機100と無線通信接続を確立したことに応じて、無人機100に合流要求を送信してよい。そして、S416では、生成部112が、S414において通信部106が無人機200から合流要求を受信したことに応じて、無人機200が無人機100に合流するように無人機200を制御する第2移動制御情報を生成してよい。通信部106は、生成部112によって生成された第2移動制御情報を無人機200に送信してよい。これによれば、通信部204は、無人機200が合流対象でない無人機100の無線通信圏内に位置する場合は、無人機100との無線通信接続の確立を避けることができる。すなわち、一実施形態に係るシステム10は、無人機200が合流対象でない無人機100と合流する可能性を低減することができる。
制御部210は、通信部204が無人機100から受信した第2移動制御情報に従って、無人機200が無人機100に合流するように無人機200の飛行を制御してよい。無人機100は、無人機200の合流が完了すると、無人機200の合流が完了したことを管制システム300に報告してよい。
通信部406は、S306において判定部414が無人機200のポート450からの離陸が不可能であると判定した場合、離陸不可通知を無人機100に送信してよい。この場合、無人機100は、例えば、ホバリングして待機してよい。無人機100は、無人機200と合流することなく飛行してもよい。
図10は、無人機100の制御部又は無人機200の制御部として機能するコンピュータ1200のハードウェア構成の一例を概略的に示す。コンピュータ1200は、無人機の外部ハードウェアと、内部ハードウェアとを備えてよい。ここでは、コンピュータ1200の内部ハードウェアについて主に説明する。コンピュータ1200にインストールされたプログラムは、コンピュータ1200を、上記実施形態に係る装置の1又は複数の「部」として機能させ、又はコンピュータ1200に、上記実施形態に係る装置に関連付けられるオペレーション又は当該1又は複数の「部」を実行させることができ、及び/又はコンピュータ1200に、上記実施形態に係るプロセス又は当該プロセスの段階を実行させることができる。すなわち、例えば、上記実施形態に係る各機能部はソフトウェアの一機能として実現されてよい。そのようなプログラムは、コンピュータ1200に、本明細書に記載のフローチャート及びブロック図のブロックのうちのいくつか又はすべてに関連付けられた特定のオペレーションを実行させるべく、CPU1212によって実行されてよい。
一実施形態によるコンピュータ1200は、CPU1212、RAM1214、及びグラフィックコントローラ1216を含み、それらはホストコントローラ1210によって相互に接続されてよい。コンピュータ1200はまた、通信インタフェース1222、記憶装置1224、DVDドライブ1226、及びICカードドライブのような入出力ユニットを含み、それらは入出力コントローラ1220を介してホストコントローラ1210に接続されてよい。DVDドライブ1226は、DVD-ROMドライブ及びDVD-RAMドライブ等であってよい。記憶装置1224は、ハードディスクドライブ及びソリッドステートドライブ等であってよい。コンピュータ1200はまた、ROM1230及びキーボードのようなレガシの入出力ユニットを含み、それらは入出力チップ1240を介して入出力コントローラ1220に接続されてよい。
CPU1212は、ROM1230及びRAM1214内に格納されたプログラムに従い動作し、それにより各ユニットを制御してよい。グラフィックコントローラ1216は、RAM1214内に提供されるフレームバッファ等又はそれ自体の中に、CPU1212によって生成されるイメージデータを取得し、イメージデータがディスプレイデバイス1218上に表示されるようにしてよい。
通信インタフェース1222は、ネットワークを介して他の電子デバイスと通信してよい。記憶装置1224は、コンピュータ1200内のCPU1212によって使用されるプログラム及びデータを格納してよい。DVDドライブ1226は、プログラム又はデータをDVD-ROM1227等から読み取り、記憶装置1224に提供してよい。ICカードドライブは、プログラム及びデータをICカードから読み取り、及び/又はプログラム及びデータをICカードに書き込んでよい。
ROM1230はその中に、アクティブ化時にコンピュータ1200によって実行されるブートプログラム等、及び/又はコンピュータ1200のハードウェアに依存するプログラムを格納してよい。入出力チップ1240はまた、様々な入出力ユニットをUSBポート、パラレルポート、シリアルポート、キーボードポート、マウスポート等を介して、入出力コントローラ1220に接続してよい。
プログラムは、DVD-ROM1227又はICカードのようなコンピュータ可読記憶媒体によって提供されてよい。プログラムは、コンピュータ可読記憶媒体から読み取られ、コンピュータ可読記憶媒体の例でもある記憶装置1224、RAM1214、又はROM1230にインストールされ、CPU1212によって実行されてよい。これらのプログラム内に記述される情報処理は、コンピュータ1200に読み取られ、プログラムと、上記様々なタイプのハードウェアリソースとの間の連携をもたらすことができる。装置又は方法が、コンピュータ1200の使用に従い情報のオペレーション又は処理を実現することによって構成されてよい。
例えば、通信がコンピュータ1200及び外部デバイス間で実行される場合、CPU1212は、RAM1214にロードされた通信プログラムを実行してよい。そして、CPU1212は、通信プログラムに記述された処理に基づいて、通信インタフェース1222に対し、通信処理を命令してよい。通信インタフェース1222は、CPU1212の制御の下、RAM1214、記憶装置1224、DVD-ROM1227、又はICカードのような記録媒体内に提供される送信バッファ領域に格納された送信データを読み取ってよい。そして、通信インタフェース1222は、読み取られた送信データをネットワークに送信し、又はネットワークから受信した受信データを記録媒体上に提供される受信バッファ領域等に書き込んでよい。
また、CPU1212は、記憶装置1224、DVDドライブ1226(DVD-ROM1227)、ICカード等のような外部記録媒体に格納されたファイル又はデータベースの全部又は必要な部分がRAM1214に読み取られるようにしてよい。そして、CPU1212は、RAM1214上のデータに対し様々なタイプの処理を実行してよい。CPU1212は次に、処理されたデータを外部記録媒体にライトバックしてよい。
様々なタイプのプログラム、データ、テーブル、及びデータベースのような様々なタイプの情報が記録媒体に格納され、情報処理を受けてよい。CPU1212は、RAM1214から読み取られたデータに対し、本開示の随所に記載され、プログラムの命令シーケンスによって指定される様々なタイプのオペレーション、情報処理、条件判断、条件分岐、無条件分岐、情報の検索/置換等を含む、様々なタイプの処理を実行してよい。そして、CPU1212は、結果をRAM1214に対しライトバックしてよい。また、CPU1212は、記録媒体内のファイル、データベース等における情報を検索してよい。例えば、各々が第2の属性の属性値に関連付けられた第1の属性の属性値を有する複数のエントリが記録媒体内に格納される場合、CPU1212は、当該複数のエントリの中から、第1の属性の属性値が指定されている条件に一致するエントリを検索してよい。そして、CPU1212は、当該エントリ内に格納された第2の属性の属性値を読み取り、それにより予め定められた条件を満たす第1の属性に関連付けられた第2の属性の属性値を取得してよい。
上で説明したプログラム又はソフトウェアモジュールは、コンピュータ1200上又はコンピュータ1200近傍のコンピュータ可読記憶媒体に格納されてよい。また、専用通信ネットワーク又はインターネットに接続されたサーバシステム内に提供されるハードディスク又はRAMのような記録媒体は、コンピュータ可読記憶媒体として使用可能であってよい。すなわち、プログラムは、ネットワークを介してコンピュータ1200に提供されてよい。
一実施形態におけるフローチャート及びブロック図におけるブロックは、オペレーションが実行されるプロセスの段階又はオペレーションを実行する役割を持つ装置の「部」を表わしてよい。特定の段階及び「部」が、専用回路、コンピュータ可読記憶媒体上に格納されるコンピュータ可読命令と共に供給されるプログラマブル回路、及び/又はコンピュータ可読記憶媒体上に格納されるコンピュータ可読命令と共に供給されるプロセッサによって実装されてよい。専用回路は、デジタル及び/又はアナログハードウェア回路を含んでよい。専用回路は、例えば、集積回路(IC)及び/又はディスクリート回路を含んでよい。プログラマブル回路は、例えば、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、及びプログラマブルロジックアレイ(PLA)等のような、論理積、論理和、排他的論理和、否定論理積、否定論理和、及び他の論理演算、フリップフロップ、レジスタ、並びにメモリエレメントを含む、再構成可能なハードウェア回路を含んでよい。
コンピュータ可読記憶媒体は、適切なデバイスによって実行される命令を格納可能な任意の有形なデバイスを含んでよい。その結果、そこに格納される命令を有するコンピュータ可読記憶媒体は、フローチャート又はブロック図で指定されたオペレーションを実行するための手段を作成すべく実行され得る命令を含む、製品を備えてよい。コンピュータ可読記憶媒体の例としては、電子記憶媒体、磁気記憶媒体、光記憶媒体、電磁記憶媒体、半導体記憶媒体等が含まれてよい。コンピュータ可読記憶媒体のより具体的な例としては、フロッピー(登録商標)ディスク、ディスケット、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリメモリ(ROM)、消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EPROM又はフラッシュメモリ)、電気的消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EEPROM)、静的ランダムアクセスメモリ(SRAM)、コンパクトディスクリードオンリメモリ(CD-ROM)、デジタル多用途ディスク(DVD)、ブルーレイ(登録商標)ディスク、メモリスティック、集積回路カード等が含まれてよい。
コンピュータ可読命令は、アセンブラ命令、命令セットアーキテクチャ(ISA)命令、マシン命令、マシン依存命令、マイクロコード、ファームウェア命令、状態設定データ、又はSmalltalk、JAVA(登録商標)、C++等のようなオブジェクト指向プログラミング言語、及び「C」プログラミング言語又は同様のプログラミング言語のような従来の手続型プログラミング言語を含む、1又は複数のプログラミング言語の任意の組み合わせで記述されたソースコード又はオブジェクトコードのいずれかを含んでよい。
コンピュータ可読命令は、汎用コンピュータ、特殊目的のコンピュータ、若しくは他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサ、又はプログラマブル回路が、フローチャート又はブロック図で指定されたオペレーションを実行するための手段を生成するために当該コンピュータ可読命令を実行すべく、ローカルに又はローカルエリアネットワーク(LAN)、インターネット等のようなワイドエリアネットワーク(WAN)を介して、汎用コンピュータ、特殊目的のコンピュータ、若しくは他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサ、又はプログラマブル回路に提供されてよい。プロセッサは、例えば、コンピュータプロセッサ、処理ユニット、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ等であってよい。
以上、本開示に係る発明を実施の形態を用いて説明したが、本開示に係る発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。そのような変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。例えば、上記実施の形態において、無人機100の生成部112が第1移動制御情報及び第2移動制御情報を生成する例を説明したが、これに限られない。例えば、無人機200の生成部212が第2移動制御情報を生成することが可能であれば、無人機100の生成部112は、第1移動制御情報のみを生成可能であってもよい。
特許請求の範囲、明細書、及び図面中において示した装置、システム、プログラム、及び方法における動作、手順、ステップ、及び段階などの各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」などと明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、及び図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」などを用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。