WO2023026659A1 - 光電センサ、及び、受光ユニット - Google Patents

光電センサ、及び、受光ユニット Download PDF

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Abstract

受光ユニットは、所定の周期にて投光ユニットから投光されるパルス光群を受光して第1信号を出力する受光素子と、受光素子から出力された第1信号を第2信号に変換する変換回路と、変換回路から出力された第2信号にフィルタを施しフィルタ後信号を出力するフィルタ回路と、フィルタ後信号の予測周期を特定し、予測周期に基づいてパルス光群の受光周期及び受光期間を特定し、受光周期及び受光期間を変換回路に設定する周期検知回路とを備え、変換回路は、設定された受光周期及び受光期間にて第1信号を受け入れる。

Description

光電センサ、及び、受光ユニット
 本開示は、光電センサ、及び、受光ユニットに関する。
 特許文献1は、複数個のパルスよりなる高周波のバースト信号を所定周期で発生する同期発生回路と、バースト信号にて点滅制御される発光素子とで投光部を形成すると共に、投光部からの光を受光して電気信号に変換する受光素子と、受光素子から出力される受光信号からバースト信号の周波数成分を抽出するフィルタ回路と、バースト信号の発生タイミングに同期してフィルタ回路出力が所定レベル以上かどうかを検出して被検知物体の有無を判別する検知判別回路と、検知判別回路にて制御される出力回路とで受光部を形成して成る光電スイッチを開示する。
日本国特開昭59-139518号公報
 特許文献1に開示の光電センサは、バースト信号で投光制御し、受光信号から同じバースト信号の周波数成分を抽出するフィルタを備えるので、異なる周波数を持つ外乱光に関する電気信号は当該フィルタによって遮断される。しかし、特許文献1に開示の光電センサは、バースト信号と同じ周波数を持つ外乱光を遮断できず、外乱光の遮断が不十分である。
 本開示の目的は、より外乱光を遮断できる光電センサ及び受光ユニットを提供することにある。
 本開示の光電センサは、所定数のパルス光を含むパルス光群を所定の周期にて投光する投光ユニットと、前記投光ユニットから投光された前記パルス光群を受光する受光ユニットと、を備える光電センサであって、前記受光ユニットは、前記パルス光群を含む光を受光し、当該受光した光に基づく第1信号を出力する受光素子と、前記受光素子から出力された前記第1信号を第2信号に変換する変換回路と、前記変換回路から出力された前記第2信号に所定のフィルタを施しフィルタ後信号を出力するフィルタ回路と、前記フィルタ後信号の予測周期を特定し、特定した前記予測周期に基づいて前記パルス光群の受光周期及び受光期間を特定し、特定した前記受光周期及び前記受光期間を前記変換回路に設定する周期検知回路と、を備え、前記変換回路は、設定された前記受光周期及び前記受光期間にて前記第1信号を受け入れる。
 本開示の受光ユニットは、所定の周期にて投光される所定数のパルス光を含むパルス光群を含む光を受光し、当該受光した光に基づく第1信号を出力する受光素子と、前記受光素子から出力された前記第1信号を第2信号に変換する変換回路と、前記変換回路から出力された前記第2信号に所定のフィルタを施しフィルタ後信号を出力するフィルタ回路と、前記フィルタ後信号の予測周期に基づいて前記パルス光群の受光周期及び受光期間を特定し、特定した前記受光周期及び前記受光期間を前記変換回路に設定する周期検知回路と、を備え、前記変換回路は、設定された前記受光周期及び前記受光期間にて前記第1信号を受け入れる。
 本開示によれば、より外乱光を遮断できる光電センサ及び受光ユニットを提供することができる。
実施の形態1に係る光電センサの構成例を示すブロック図 パルス光群が投光される場合の受光処理の一例を説明するための図 パルス光が投光される場合の受光処理の一例を説明するための図 予測周期の算出方法を説明するための図 予測周期の初期値が設定される場合における受光期間の決定方法を説明するための図 予測周期の初期値が設定されない場合における受光期間の決定方法を説明するための図 実施の形態2に係る受光ユニットの構成例を示すブロック図 実施の形態3に係る受光ユニットの構成例を示すブロック図 実施の形態4に係る光電センサの構成例を示すブロック図
 以下、図面を適宜参照して、本開示の実施の形態について、詳細に説明する。ただし、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、すでによく知られた事項の詳細説明及び実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。なお、添付図面及び以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために提供されるのであって、これらにより特許請求の記載の主題を限定することは意図されていない。
 (実施の形態1)
 図1は、実施の形態1に係る光電センサ1の構成例を示すブロック図である。図2Aは、所定の数(例えば3つ)のパルス光を含むパルス光群が投光される場合の受光処理の一例を説明するための図である。図2Bは、パルス光が投光される場合の受光処理の一例を説明するための図である。
 光電センサ1は、投光ユニット10と、当該投光ユニット10に対向配置される受光ユニット20とを備える。すなわち、光電センサ1は、透過型の光電センサ1である。投光ユニット10及び受光ユニット20は、同期用の配線によって接続されない。光電センサ1は、投光ユニット10からパルス光を投光し、受光ユニット20にてパルス光を受光することにより、投光ユニット10と受光ユニット20との間の空間領域(以下、物体検出領域と称する)に物体が存在するか否かを検出する。
 投光ユニット10は、発振回路11、変調回路12、駆動回路13、及び、投光素子14を備える。
 発振回路11は、所定周波数のクロック信号を発生する。
 変調回路12は、投光素子14から投光されるパルス光が、図2Aの(a)に示す投光パターンとなるように、発振回路11から出力されるクロック信号を変調してパルス信号を出力する。すなわち、変調回路12は、所定の数(例えば3つ)のパルス光を含むパルス光群が所定の周期T0にて投光素子14から投光されるように、クロック信号を変調してパルス信号を出力する。以下、パルス光群に本来含まれるパルス光の数を、本来のパルス光数と称する。
 あるいは、変調回路12は、投光素子14から投光されるパルス光が、図2Bの(a)に示す投光パターンとなるように、発振回路11から出力されるクロック信号を変調してパルス信号を出力する。すなわち、変調回路12は、1つのパルス光が所定の周期T0にて投光素子14から投光されるように、クロック信号を変調してパルス信号を出力する。
 駆動回路13は、変調回路12から出力されるパルス信号に応じたパルス電流を投光素子14へ供給する。
 投光素子14は、例えばLED(Light Emitting Diode)によって構成され、駆動回路13から出力されたパルス電流に応じて発光する。これにより、投光素子14から、図2Aの(a)に示すようなパルス光群、あるいは、図2Bの(a)に示すようなパルス光が、周期T0にて投光される。
 受光ユニット20は、投光ユニット10から投光されたパルス光群(又はパルス光)を受光する。上述の通り、受光ユニット20は、投光ユニット10と同期用の配線によって接続されない。よって、受光ユニット20は、パルス光群(又はパルス光)が投光されるタイミング(以下、投光タイミングと称する)及び周期T0(以下、投光周期T0と称する)を、投光ユニット10から同期用の配線を通じて得ることができない。そのため、受光ユニット20は、投光ユニット10から投光された本来のパルス光群(又はパルス光)と、本来のパルス光群(又はパルス光)とは異なる外乱光とを識別し、外乱光を遮断することが求められる。そこで、以下では、投光ユニット10から情報を得ることなく、外乱光をできるだけ遮断することができる受光ユニット20について説明する。
 受光ユニット20は、受光素子21、IV変換回路22、増幅回路23、AD変換回路24、フィルタ回路25、比較回路26、判定回路27、及び、周期検知回路28を備える。
 受光素子21は、例えばフォトダイオードによって構成され、受光した光の受光量に応じたレベルの電気信号(電流)を出力する。受光素子21は、投光素子14から投光されたパルス光群(又はパルス光)に加えて、外乱光も受光し得る。
 IV変換回路22は、受光素子21から入力された電流を電圧に変換する。IV変換回路22は、図2Aの(b)又は図2Bの(b)に示すように、電圧に変換したパルス信号(電圧信号)を出力する。
 増幅回路23は、図2Aの(c)又は図2Bの(c)に示すように、IV変換回路22から入力されたパルス信号を増幅する。増幅回路23は、増幅したパルス信号を出力する。
 AD変換回路24は、増幅回路23から入力されたアナログ信号(例えば第1信号)をデジタル信号(例えば第2信号)に変換して出力する。
 フィルタ回路25は、AD変換回路24から入力されたパルス信号に、図2Aの「フィルタ」に示すように、(e)ハイパスフィルタ、(f)全波整流、及び、(g)ローパスフィルタを順に施す。あるいは、フィルタ回路25は、AD変換回路24から入力されたパルス信号に、図2Bに示すように、(g)ローパスフィルタを施す。以下、フィルタ回路25を通過した信号を、フィルタ後信号と称する。
 ハイパスフィルタの遮断周波数は、投光されるパルス光の周波数よりも低周波のノイズを取り除くために、投光されるパルス光の周波数にあわせて設定される。
 ローパスフィルタの遮断周波数は、本来のパルス信号の周波数よりも高い高周波の全波整流後の信号が遮断されるように設定されてよい。全波整流後の信号の包絡線信号の波形は、パルス数(例えばバーストの幅又は期間)によって変化する。例えば、包絡線信号の波形の幅は、周波数及びパルス数に基づいて定まる。周波数及びパルス数は独立して設定可能であってよい。ローパスフィルタは、入力された包絡線信号の波形の幅が、本来のパルス信号の周波数に対応する包絡線信号の波形の幅よりも狭い場合、入力された包絡線信号を遮断するように設定されてよい。これにより、本来のパルス光の周波数よりも高い周波数を有する外乱光を遮断することができる。
 すなわち、フィルタ回路25は、本来のパルス光の周波数の信号を通過させ、本来のパルス光の周波数よりも低い周波数又は高い周波数の信号を遮断する。これにより、受光ユニット20は、本来のパルス光の周波数と異なる周波数を有する外乱光を遮断することができる。
 また、図2Bに示すように、パルス光が投光される場合、ローパスフィルタの遮断周波数は、当該パルス光の周波数よりも高い周波数のパルス信号が遮断されるように設定されてよい。
 比較回路26は、図2Aの(h)又は図2Bの(h)に示すように、フィルタ後信号の大きさが所定の閾値Th以上である場合にオン信号を出力し(例えば所定の大きさの信号を出力し)、フィルタ後信号の大きさが所定の閾値Th未満である場合にオフ信号を出力する(例えば信号を出力しない)。
 判定回路27は、パルス光群(又はパルス光)が投光される周期ごとに、比較回路26からオン信号又はオフ信号のいずれが入力されたかを判定する。加えて、判定回路27は、図2Aの(i)又は図2Bの(i)に示すように、オン信号が所定数以上(例えば8回以上)連続して入力された場合、物体検出領域に物体が存在しないと判定し、オフ信号が所定数以上(例えば8回以上)連続して入力された場合、物体検出領域に物体が存在すると判定してよい。判定回路27は、物体検出領域に物体が存在しないと判定した場合、オン信号を出力し(例えば所定の大きさの信号を出力し)、物体検出領域に物体が存在すると判定した場合、オフ信号を出力してよい(例えば信号を出力しない)。このように、所定数以上連続して同じ種類の信号が入力された場合に、物体が存在するか否かを判定することにより、一時的な外乱光によって比較回路26から入力される信号が一時的にオン又はオフに切り替わった場合に、判定回路27が物体の検出を誤判定してしまうことを抑制できる。
 周期検知回路28は、図2Aの(d)又は図2Bの(d)に示すように、本来のパルス光群(又はパルス光)が投光される周期に合わせて、AD変換回路24に受光周期及び受光期間を設定する。AD変換回路24は、受光期間中は稼働し、受光期間以外は稼働しなくてよい。これにより、受光期間以外に受光素子21が受光した外乱光を遮断することができる。例えば、上述したフィルタ回路25による遮断が難しい本来のパルス光と同じ周波数の外乱光を、受光素子21が受光期間以外に受光したとしても、AD変換回路24は稼働していないため、当該外乱光を遮断することができる。加えて、AD変換回路24は、受光期間中は稼働し、受光期間以外は稼働しないことにより、AD変換回路24の消費電流を抑制することができる。
 上述したように、受光ユニット20と投光ユニット10は同期用の配線によって接続されないので、周期検知回路28は、本来のパルス光群(又はパルス光)が投光される周期(つまり投光周期)を自ら予測する。予測された投光周期は、受光期間の周期である受光周期とされてよい。
 次に、周期検知回路28が投光周期を予測する方法及び受光期間を決定する方法の一例について説明する。周期検知回路28は、基準検出処理41と、周期予測及びマージン制御処理42とを実行する。以下、周期検知回路28が予測した投光周期を、予測周期と称する。
 図3は、予測周期の算出方法を説明するための図である。図4Aは、予測周期の初期値が設定される場合における受光期間の決定方法を説明するための図である。図4Bは、予測周期の初期値が設定されない場合における受光期間の決定方法を説明するための図である。
 例えば、受光ユニット20は、次のステップS11~ステップS16の処理を行う。
 (ステップS11)周期検知回路28の基準検出処理41は、図2A又は図2Bに示すように、フィルタ後信号から振幅のピークP1を検出する。そして、周期検知回路28の基準検出処理41は、そのピークP1を検出したタイミングを予測周期の開始タイミングとして、初期値の予測周期T1と初期値の受光期間RとをAD変換回路24に設定する。
 (ステップS12)周期検知回路28の周期予測及びマージン制御処理42は、前回のタイミングから、基準検出処理41が次回のピークP1を検出するまでのタイミング(以下、次回のタイミングと称する)までの期間をカウントする。なお、前回のタイミングは、初回の場合、開始タイミングであってよい。
 (ステップS13)周期検知回路28の周期予測及びマージン制御処理42は、ステップS12でカウントした値(以下、カウント期間と称する)と、現在の予測周期T1との差Dを算出する。なお、現在の予測周期T1は、初回の場合、初期値の予測周期T1であってよい。
 (ステップS14)周期検知回路28の周期予測及びマージン制御処理42は、現在の予測周期T1とカウント期間とを平均して、次回の予測周期T1を算出する。ここで、周期検知回路28の周期予測及びマージン制御処理42は、カウント期間が予測周期T1と大きくずれている場合、当該カウント期間を平均の算出に用いないようにしてもよい。予測周期T1と大きくずれているカウント期間は、正規の信号周期ではない可能性が高いためである。
 (ステップS15)周期検知回路28の周期予測及びマージン制御処理42は、次回の予測周期T1と所定のマージン期間(±ΔT)とに基づき、受光期間Rを決定する。なお、マージン期間ΔTは、以下の(式1)によって決定されてよい。
 ΔT=差Dの絶対値+所定値      …(式1)
 すなわち、差Dの絶対値(差分)が小さくなるほど、マージン期間ΔTは短くなり、差Dの絶対値(差分)が大きくなるほど、マージン期間ΔTは長くなってよい。
 (ステップS16)周期検知回路28の周期予測及びマージン制御処理42は、決定した次回の予測周期T1(受光周期)と受光期間RをAD変換回路24に設定する。
 受光ユニット20は、上述したステップS12からステップS16の処理を繰り返し実行する。これにより、予測周期T1は投光周期T0に近づき、受光期間Rは本来のパルス群信号又はパルス信号の時間幅に近づく。
 なお、予測周期の初期値が設定されない場合、図4Bに示すように、ステップS11において、周期検知回路28は、最初のピークP1を検出した開始タイミングから、次回のピークP1を検出するタイミングまで、受光期間を設定してよい。そして、周期検知回路28は、開始タイミングから次回のタイミングまでの期間をカウントし、このカウントした値を、初回の予測周期T1としてよい。そして、周期検知回路28は、この初回の予測周期T1と初期値の受光期間RとをAD変換回路24に設定してよい。その後は、上述と同様、ステップS12からステップS14の処理が繰り返し実行されてよい。
 また、上記のステップS11からステップS16の処理において、周期検知回路28は、図2A又は図2Bに示すように、フィルタ後信号における振幅が所定の閾値Thを超えるエッジP2を検出し、上述したピークP1に代えてエッジP2を用いてもよい。
 (実施の形態2)
 実施の形態2では、実施の形態1にて説明した構成要素と同一の構成要素については、同一の参照符号を付し、説明を省略する場合がある。
 図5は、実施の形態2に係る受光ユニット20の構成例を示すブロック図である。なお、図5では、投光ユニット10の記載を省略している。
 図5に示すように、実施の形態2に係る受光ユニット20は、図1に示す構成要素に加えて、バースト検知回路30及びバンドパスフィルタ回路31を備える。
 バンドパスフィルタ回路31は、増幅回路23から入力された信号に対して、所定の周波数帯域から外れた周波数の信号を遮断する。つまり、バンドパスフィルタ回路31は、所定の周波数帯域の信号を通過させる。これにより、後述するバースト検知回路30においてバースト検知が容易になる。
 バースト検知回路30は、AD変換回路24から入力された信号から、本来のパルス群信号を検知するための回路である。例えば、バースト検知回路30は、入力された信号から、本来の数のパルス信号を含むパルス群信号を検知した場合、有効パルス信号を、判定回路27、及び、周期検知回路28の周期予測及びマージン制御処理42に出力する。別言すると、バースト検知回路30は、入力された信号から、本来のパルス数とは異なる数のパルス信号を含むパルス群信号(つまり外乱光に対応する信号)を検知した場合、有効パルス信号を出力しない。
 判定回路27は、有効パルス信号が入力された場合、AD変換回路24を稼働させる。そして、周期検知回路28の周期予測及びマージン制御処理42は、有効パルス信号が入力された場合、上記ステップS12からS16の処理を行ってよい。別言すると、周期検知回路28の周期予測及びマージン制御処理42は、有効パルス信号が入力されない場合、上記ステップS12からS16の処理を行わなくてよい。有効パルス信号が入力されない場合、外乱光に関する信号である可能性が高く、予測周期T1とマージン期間ΔTの算出に用いるには不適当であるためである。これにより、図1に示す光電センサ1と同様、より外乱光を遮断することができる。
 なお、投光ユニット10は、パルス光群に含めるパルス光の数(つまりバースト回数)とパルス光群の投光周期とのうちの少なくとも1つを任意に設定可能であってよい。この場合、周期検知回路28の周期予測及びマージン制御処理42は、投光ユニット10に設定された投光周期を予め設定できるよう構成されてよい。また、フィルタ回路25は、投光ユニット10に設定されたパルス光群の周波数に応じた周波数フィルタを予め設定できるよう構成されてよい。また、バースト検知回路30は、投光ユニット10に設定されたバースト回数を予め設定できるように構成されてよい。
 これにより、2つの光電センサ1のそれぞれに異なるバースト回数を設定し、2つの光電センサ1のそれぞれにパルス光群を区別させることができる。例えば、第1のペアである投光ユニット10及び受光ユニット20にバースト回数「3」のパルス光群を投光及び検出する設定を行い、第2のペアである投光ユニット10及び受光ユニット20にバースト回数「5」のパルス光群を投光及び検出する設定を行う。この場合、第1のペアの受光ユニット20は、バースト回数「3」のパルス光群を検出し、バースト回数「5」のパルス光群を検出せず、第2のペアの受光ユニット20は、バースト回数「5」のパルス光群を検出し、バースト回数「3」のパルス光群を検出しない。これにより、2つの光電センサ1を近接配置しても、各受光ユニット20はペアとなっている投光ユニット10から投光されたパルス光群を正しく検出できる。また、バースト回数に代えて、又は、バースト回数と共に、上述した投光周期を互いに異なる設定とすることにより、同様に、各受光ユニット20はペアとなっている投光ユニット10から投光されたパルス光群を正しく検出できる。
 (実施の形態3)
 実施の形態3では、実施の形態1にて説明した構成要素と同一の構成要素については、同一の参照符号を付し、説明を省略する場合がある。
 図6は、実施の形態3に係る受光ユニット20の構成例を示すブロック図である。なお、図6では、投光ユニット10の記載を省略している。
 図6に示すように、実施の形態3に係る受光ユニット20は、図1に示す構成要素に加えて、簡易AD変換回路29、及び、切替スイッチ32を備える。
 簡易AD変換回路29は、AD変換回路24と同様、増幅回路23から入力されたアナログ信号をデジタル信号に変換して出力する。簡易AD変換回路29の分解能は、AD変換回路24の分解能よりも低い。例えば、簡易AD変換回路29の分解能は4bit、AD変換回路24の分解能は12bitである。これにより、簡易AD変換回路29の消費電流は、AD変換回路24の消費電流よりも低くなる。AD変換回路24は第1AD変換回路と、簡易AD変換回路29は第2AD変換回路と読み替えられてよい。
 切替スイッチ32は、増幅回路23から提供される信号の出力先を、AD変換回路24又は簡易AD変換回路29にいずれかに切り替える。
 受光ユニット20は、実施の形態1にて説明したステップS11に代えて、次のステップS11aの処理を実行する。なお、ステップS11aの処理が実行される時点において、切替スイッチ32は、増幅回路23から提供される信号が簡易AD変換回路29に出力されるよう切り替えられている。
 (ステップS11a)周期検知回路28の基準検出処理41は、簡易AD変換回路29及びフィルタ回路25を通過して提供されるフィルタ後信号から振幅のピークP1(又はエッジP2)を検出する。そして、基準検出処理41は、増幅回路23から提供される信号がAD変換回路24に出力されるよう切替スイッチ32を切り替える。そして、基準検出処理41は、そのピークP1(又はエッジP2)を検出したタイミングを予測周期の開始タイミングとして、初期値の予測周期T1と初期値の受光期間RとをAD変換回路24に設定する。
 その後、受光ユニット20は、実施の形態1にて説明したステップS12からステップS16の処理を繰り返し実行してよい。
 このように、初期のピークP1(又はエッジP2)を検出するまで簡易AD変換回路29を用いる構成とすることにより、受光ユニット20における消費電流を低減することができる。
 なお、遮光が所定期間以上続いた場合、つまり、周期検知回路28の基準検出処理41が所定期間以上ピークP1(又はエッジP2)を検出できない場合、次の(A1)又は(A2)のいずれかが行われてよい。
 (A1)周期検知回路28の基準検出処理41は、増幅回路23から提供される信号が簡易AD変換回路29に出力されるよう切替スイッチ32を切り替える。すなわち、受光ユニット20は、改めて上記のステップS11aから処理を行う。これにより、遮光中に生じ得る予測周期と投光周期とのずれをリセットできる。
 (A2)受光ユニット20は、実施の形態1にて説明したステップS12からステップS16の処理を繰り返し実行すると共に、ステップS15においてマージン期間ΔTを長くする。例えば、周期検知回路28の周期予測及びマージン制御処理42は、上述した(式1)の「所定値」を、遮光が所定期間以上続く前の所定値よりも大きくする。これにより、遮光中に生じ得る予測周期と投光周期とのずれを、受光期間Rの拡張によって吸収することができる。
 (実施の形態4)
 実施の形態4では、実施の形態1にて説明した構成要素と同一の構成要素については、同一の参照符号を付し、説明を省略する場合がある。
 図7は、実施の形態4に係る光電センサ1の構成例を示すブロック図である。
 図7に示す光電センサ1は、図1に示すAD変換回路24に代えて、可変分解能AD変換回路33を備える。
 可変分解能AD変換回路33は、入力されたアナログ信号をデジタル信号に変換して出力する際の分解能を切り替えることができる。例えば、外部からの信号に基づいて、第3の実施形態と同様に、分解能を4bitと12bitとの間で切り替えてAD変換を行う。
 受光ユニット20は、実施の形態1にて説明したステップS11に代えて、下記のステップS11bの処理を実行する。なお、ステップS11bの処理が実行される時点において、可変分解能AD変換回路33の分解能は4bitに設定されている。
 (ステップS11b)周期検知回路28の基準検出処理41は、可変分解能AD変換回路33及びフィルタ回路25を通過して提供されるフィルタ後信号から振幅のピークP1(又はエッジP2)を検出する。そして、基準検出処理41は、可変分解能AD変換回路33に信号を送って、その分解能を12bitに切り替える。そして、基準検出処理41は、そのピークP1(又はエッジP2)を検出したタイミングを予測周期の開始タイミングとして、初期値の予測周期T1と初期値の受光期間Rとを可変分解能AD変換回路33に設定する。
 以上、添付図面を参照しながら実施の形態について説明したが、本開示はかかる例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例、修正例、置換例、付加例、削除例、均等例に想到し得ることは明らかであり、それらについても本開示の技術的範囲に属すると了解される。また、発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述した実施の形態における各構成要素を任意に組み合わせてもよい。
 なお、本出願は、2021年8月25日出願の日本特許出願(特願2021-137550)に基づくものであり、その内容は本出願の中に参照として援用される。
 本開示の技術は、光電センサ又は受光ユニットに適用可能であり、例えば光パルスを用いた物体検出装置に利用可能である。
 1 光電センサ
 10 投光ユニット
 11 発振回路
 12 変調回路
 13 駆動回路
 14 投光素子
 20 受光ユニット
 21 受光素子
 22 IV変換回路
 23 増幅回路
 24 AD変換回路
 25 フィルタ回路
 26 比較回路
 27 判定回路
 28 周期検知回路
 29 簡易AD変換回路
 30 バースト検知回路
 31 バンドパスフィルタ回路
 32 切替スイッチ
 33 可変分解能AD変換回路

Claims (11)

  1.  所定数のパルス光を含むパルス光群を所定の周期にて投光する投光ユニットと、前記投光ユニットから投光された前記パルス光群を受光する受光ユニットと、を備える光電センサであって、
     前記受光ユニットは、
     前記パルス光群を含む光を受光し、当該受光した光に基づく第1信号を出力する受光素子と、
     前記受光素子から出力された前記第1信号を第2信号に変換する変換回路と、
     前記変換回路から出力された前記第2信号に所定のフィルタを施しフィルタ後信号を出力するフィルタ回路と、
     前記フィルタ後信号の予測周期を特定し、特定した前記予測周期に基づいて前記パルス光群の受光周期及び受光期間を特定し、特定した前記受光周期及び前記受光期間を前記変換回路に設定する周期検知回路と、を備え、
     前記変換回路は、設定された前記受光周期及び前記受光期間にて前記第1信号を受け入れる、
     光電センサ。
  2.  前記周期検知回路は、前記フィルタ後信号の振幅のピークの間隔に基づいて前記予測周期を特定する、
     請求項1に記載の光電センサ。
  3.  前記周期検知回路は、前記フィルタ後信号の振幅が所定の閾値を超えたタイミングの間隔に基づいて前記予測周期を特定する、
     請求項1に記載の光電センサ。
  4.  前記周期検知回路は、複数の前記予測周期を平均して前記受光周期を特定する、
     請求項1から3のいずれか1項に記載の光電センサ。
  5.  前記周期検知回路は、所定の閾値以上である予測周期を前記平均の要素に含めない、
     請求項4に記載の光電センサ。
  6.  前記周期検知回路は、前記予測周期と前記受光周期との差分に基づいて、前記受光期間を決定する、
     請求項1から5のいずれか1項に記載の光電センサ。
  7.  前記受光ユニットは、前記パルス光群に対応する前記第2信号を検知するバースト検知回路をさらに備え、
     前記周期検知回路は、前記バースト検知回路にて前記パルス光群に対応すると検知された前記第2信号に対応する前記フィルタ後信号を、前記予測周期の特定に用いる、
     請求項1から6のいずれか1項に記載の光電センサ。
  8.  前記所定のフィルタは、ローパスフィルタを含む、
     請求項1から7のいずれか1項に記載の光電センサ。
  9.  前記第1信号はアナログ信号であり、
     前記第2信号はデジタル信号であり、
     前記変換回路はアナログ信号をデジタル信号に変換するAD変換回路であり、
     前記AD変換回路は、最初の前記受光周期及び前記受光期間が特定される以前の分解能が、最初の前記受光周期及び前記受光期間が特定された以後の分解のより低く設定されている、
     請求項1から8のいずれか1項に記載の光電センサ。
  10.  前記受光ユニットは、
     前記AD変換回路よりも低い分解能にてアナログ信号をデジタル信号に変換する簡易AD変換回路と、
     前記受光素子から出力された前記アナログ信号の出力先を、前記AD変換回路及び前記簡易AD変換回路のいずれかに切り替える切替スイッチと、をさらに備え、
     前記切替スイッチは、最初の前記受光周期及び前記受光期間が特定される以前、前記簡易AD変換回路を出力先とし、最初の前記受光周期及び前記受光期間が特定された以後、
    前記AD変換回路を出力先とする、
     請求項9に記載の光電センサ。
  11.  所定の周期にて投光される所定数のパルス光を含むパルス光群を含む光を受光し、当該受光した光に基づく第1信号を出力する受光素子と、
     前記受光素子から出力された前記第1信号を第2信号に変換する変換回路と、
     前記変換回路から出力された前記第2信号に所定のフィルタを施しフィルタ後信号を出力するフィルタ回路と、
     前記フィルタ後信号の予測周期に基づいて前記パルス光群の受光周期及び受光期間を特定し、特定した前記受光周期及び前記受光期間を前記変換回路に設定する周期検知回路と、を備え、
     前記変換回路は、設定された前記受光周期及び前記受光期間にて前記第1信号を受け入れる、
     受光ユニット。
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