WO2023021811A1 - 圧縮機の製造方法 - Google Patents

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貴大 今井
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大佑 平塚
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Abstract

圧縮機の製造方法では、樹脂部材(60)の外周面を第1接合面(71)とし、胴体(22)の内周面のうち第1接合面(71)に接する面を第2接合面(81)としたときに、第1接合面(71)を第2接合面(81)に接する第1工程において、第1接合面(71)のうち、互いに向かい合う第1端部(72)及び第2端部(73)の間の中間部(74)が第2接合面(81)に接すると同時に、第1接合面(71)と第2接合面(81)との間に形成される隙間部(S)が、第1端部(72)と中間部(74)との間、及び、第2端部(73)と中間部(74)との間にそれぞれ形成される。

Description

圧縮機の製造方法
 本開示は、圧縮機の製造方法に関する。
 特許文献1に記載の圧縮機では、ケーシングの胴体、電動機のステータコアとの間に非導電性材料である樹脂部材を固定している。
特開2001-289173号公報
 焼き嵌めにより、ケーシングの胴体とステータコアとの間に樹脂部材を固定する方法では、樹脂部材は、加熱されたケーシング胴体の熱によって溶融し、焼嵌め圧力によって胴体とステータコアとの接合面からはみ出してしまう可能性がある。
 このように接合面からはみ出すことで生じた樹脂部材のバリは、圧縮機の運転中に脱離して、圧縮室や冷媒配管中に混入すると、冷凍装置が故障するおそれがある。
 本開示の目的は、樹脂部材のバリの生成を抑制することである。
 第1の態様は、
 筒状の胴体(22)と、
 ステータコア(32)と、
 前記ステータコア(32)の外周面に設けられる樹脂部材(60)とを備え、
 焼き嵌めにより、前記樹脂部材(60)を介して前記ステータコア(32)を前記胴体(22)内部に固定する圧縮機(20)の製造方法であって、
 前記樹脂部材(60)の外周面を第1接合面(71)とし、前記胴体(22)の内周面のうち前記第1接合面(71)に接する面を第2接合面(81)としたときに、
 前記第1接合面(71)を第2接合面(81)に接する第1工程において、
 前記第1接合面(71)のうち、互いに向かい合う第1端部(72)及び第2端部(73)の間の中間部(74)が前記第2接合面(81)に接すると同時に、前記第1接合面(71)と前記第2接合面(81)との間に形成される隙間部(S)が、前記第1端部(72)と前記中間部(74)との間、及び、前記第2端部(73)と前記中間部(74)との間にそれぞれ形成される圧縮機の製造方法である。
 第1の態様では、第1工程において、まず第1接合面(71)の中間部(74)が第2接合面(81)に接する。この時、中間部(74)の両側に隙間部(S)が形成されることで、溶融された樹脂部材(60)は、中間部(74)から第1端部(72)及び第2端部(73)のそれぞれに向かって隙間部(S)を徐々に埋めていく。このように第1接合面(71)と第2接合面(81)とが接合されることにより、第1接合面(71)と第2接合面(81)との間から樹脂部材がはみ出ることが抑えられる。その結果、樹脂部材(60)によるバリの生成を抑制できる。
 第2の態様は、第1の態様において、
 前記第1端部(72)及び前記第2端部(73)は、前記胴体(22)の周方向に向かい合う。
 第2の態様では、隙間部(S)は胴体(22)の周方向に形成される。このことにより、第1接合面(71)及び第2接合面(81)の周方向の端におけるバリの生成を抑制できる。
 第3の態様は、第1または第2の態様において、
 前記第1端部(72)及び前記第2端部(73)は、前記胴体(22)の軸方向に向かい合う。
 第3の態様では、隙間部(S)の胴体(22)の軸方向に形成される。このことにより、第1接合面(71)及び第2接合面(81)の軸方向の端におけるバリの生成を抑制できる。
 第4の態様は、第1~3の態様のいずれか1つにおいて、
 前記第1接合面(71)は、第1曲率を有する第1曲面(71a)を有し、
 前記中間部(74)は、前記第1曲面(71a)に位置し、
 前記第1曲率は、前記第2接合面(81)の第2曲率よりも大きい。
 第4の態様では、第2接合面(81)の第2曲率は、第1曲面(71a)の第1曲率よりも大きい。そのため、第1接合面(71)と第2接合面(81)とが接するとき、まず第1接合面(71)のうち第1曲面(71a)の中間部(74)が第2接合面(81)に接する。このことで、中間部(74)の両端に隙間部(S)を形成できる。
 第5の態様は、第1~4の態様のいずれか1つにおいて、
 前記第1接合面(71)は、前記ステータコア(32)の径方向外方に突出する第1凸部(75)を有し、
 前記中間部(74)は、前記第1凸部(75)にある。
 第5の態様では、第1接合面(71)と第2接合面(81)とが接するとき、まず第1凸部(75)が第2接合面(81)に接する。このことで第1凸部(75)の両側に隙間部(S)を形成できる。
 第6の態様は、第1~5の態様のいずれか1つにおいて、
 前記第1接合面(71)は、
  前記第1端部(72)と前記中間部(74)との間に形成される第1凹部(76a)と、
  前記第2端部(73)と前記中間部(74)との間に形成される第2凹部(76b)とを有する。
 第6の態様では、第1接合面(71)の中間部(74)と第2接合面(81)とが接した後、中間部(74)から第1端部(72)と第2端部(73)とに向かって流れる溶融した樹脂部材は隙間部(S)を埋めていくにつれて、第1凹部(76a)及び第2凹部(76b)を徐々に埋めていく。このことで、樹脂バリの生成を抑えることができる。
 第7の態様は、第1~6のいずれか1つの態様において、
 前記胴体(22)内周面は、径方向外方に向かって窪む凹溝(82)を有し、
 前記第2接合面(81)は、前記凹溝(82)の底面である。
 第7の態様では、第1接合面(71)の中間部(74)が第2接合面(81)に接するとき、隙間部(S)は、凹溝(82)内部に形成される。このため、焼き嵌め圧力をかけても、樹脂が凹溝(82)からはみ出してしまうことを抑制できる。その結果、樹脂バリの生成を抑えることができる。
 第8の態様は、第7の態様において、
 前記第2接合面(81)は、前記胴体(22)の径方向内方に向かって突出する第2凸部(83)を有し、
 前記第1接合面(71)は、
 前記第1工程において、前記中間部(74)が前記第2凸部(83)に接すると同時に、前記隙間部(S)が、前記凹溝(82)内に形成される面構造(C)を有する。
 第8の態様では、第1工程において、面構造(C)により中間部(74)が第2凸部(83)に接すると同時に、凹溝(82)内に隙間部(S)を形成できる。このことで、樹脂部材(60)が溶融しても凹溝(82)からはみ出してしまうことを抑制できる。
 第9の態様は、第8の態様において、
 前記面構造(C)は、前記第1工程において、前記第2凸部(83)に嵌合する第3凹部を含む。
 第9の態様では、第3凹部(77)が第2凸部(83)に嵌合することで、樹脂部材(60)を凹溝(82)内に固定できる。このことで、樹脂部材(60)が凹溝(82)からずれることを抑制できる。
 第10の態様は、第8の態様において、
 前記面構造(C)は、前記ステータコア(32)の外側にある点を曲率中心とする第3曲率を有する第3曲面(71c)を含む。
 第10の態様では、第1工程において、第3曲面(71c)により中間部(74)が第2凸部(83)と接したとき、第1端部(72)と第2端部(73)は凹溝(82)内に配置される。このことで、隙間部(S)を凹溝(82)内に形成できる。
図1は、実施形態に係る冷凍装置の概略の構成図である。 図2は、実施形態に係る圧縮機の縦断面図である。 図3は、電動機の横断面図である。 図4は、図3において、電動機の樹脂部材、およびその周囲を拡大した図である。 図5は、実施形態に係る圧縮機の製造方法による、インサート成形工程時のステータコアの横断面図である。 図6は、図5において、ステータコアの樹脂部材、及びその周囲を拡大した図である。 図7は、加熱工程時の胴体の横断面図である。 図8は、接合工程時のステータコアの横断面図である。 図9は、実施形態に係る圧縮機の製造方法による第1接合面と第2接合面とが、接合する過程を示した図である。 図10は、変形例1に係る圧縮機の製造方法によるインサート成形工程時のステータコアの樹脂部材及びその周辺の一部の縦断面図である。 図11は、変形例2に係る圧縮機の製造方法による第1接合面と第2接合面とが接合する過程を示した図である。 図12は、変形例3に係る圧縮機の製造方法による第1接合面と第2接合面とが接合する過程を示した図である。 図13は、変形例4に係る圧縮機の製造方法による第1接合面と第2接合面とが接合する過程を示した図である。 図14は、変形例5に係る圧縮機の製造方法による第1接合面と第2接合面とが接合する過程を示した図である。 図15は、変形例6に係る圧縮機の製造方法による第1接合面と第2接合面とが接合する過程を示した図である。
 以下、本開示の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本開示は、以下に示される実施形態に限定されるものではなく、本開示の技術的思想を逸脱しない範囲内で各種の変更が可能である。各図面は、本開示を概念的に説明するためのものであるから、理解容易のために必要に応じて寸法、比または数を誇張または簡略化して表す場合がある。
 本開示の圧縮機(20)は、冷凍装置(1)に設けられる。
 (1)冷凍装置の概要
 図1に示す冷凍装置(1)は、本開示の圧縮機(20)を備える。冷凍装置(1)は、冷媒が充填された冷媒回路(1a)を有する。冷媒回路(1a)は、圧縮機(20)、放熱器(2)、減圧機構(3)、および蒸発器(4)を有する。減圧機構(3)は、膨張弁である。冷媒回路(1a)は、蒸気圧縮式の冷凍サイクルを行う。
 冷凍サイクルでは、圧縮機(20)によって圧縮された冷媒が、放熱器(2)において空気に放熱する。放熱した冷媒は、減圧機構(3)によって減圧され、蒸発器(4)において蒸発する。蒸発した冷媒は、圧縮機(20)に吸入される。
 冷凍装置(1)は、空気調和装置である。空気調和装置は、冷房専用機、暖房専用機、あるいは冷房と暖房とを切り換える空気調和装置であってもよい。この場合、空気調和装置は、冷媒の循環方向を切り換える切換機構(例えば四方切換弁)を有する。冷凍装置(1)は、給湯器、チラーユニット、庫内の空気を冷却する冷却装置などであってもよい。冷却装置は、冷蔵庫、冷凍庫、コンテナなどの内部の空気を冷却する。膨張機構は、電子膨張弁、感温式膨張弁、膨張機、またはキャピラリーチューブで構成される。
 (2)圧縮機
 図2に示すように、圧縮機(20)は、回転式流機械である。圧縮機(20)は、ケーシング(21)と、電動機(30)と、駆動軸(28)と、圧縮機構(50)とを有する。
 (2-1)ケーシング
 ケーシング(21)は、電動機(30)、駆動軸(28)、および圧縮機構(50)を収容する。ケーシング(21)は全密閉型の容器である。ケーシング(21)の内部は、圧縮機構(50)から吐出された高圧の冷媒で満たされる。
 ケーシング(21)は、金属材料で構成される。ケーシング(21)は、胴体(22)、底部(23)、および頂部(24)を有する。胴体(22)は、金属製の筒状の部材である。胴体(22)の軸方向の両端にはそれぞれ開口が形成される。本例では、胴体(22)の軸方向が鉛直方向に対応する。底部(23)は胴体(22)の下側の開口を閉塞する。頂部(24)は胴体(22)の上側の開口を閉塞する。
 (2-2)電動機
 図2および図3に示すように、電動機(30)は、圧縮機構(50)の上方に配置される。電動機(30)は、ステータ(31)と、ロータ(40)とを有する。ステータ(31)は、ケーシング(21)の胴体(22)に支持される。ステータ(31)の固定構造の詳細は後述する。
 ステータ(31)は、ステータコア(32)と、ステータコア(32)に巻回されるコイル(33)とを有する。ステータコア(32)は、電磁鋼板が軸方向に積層されて構成される。図3に示すように、ステータコア(32)は、環状のバックヨーク(34)と、バックヨーク(34)の内周面から径方向内方に延びる複数(本例では6つ)のティース(35)とを有する。
 バックヨーク(34)の外周面には、複数(本例では6つ)のコアカット(36)が形成される。コアカット(36)は、ステータコア(32)の軸方向に延びる溝である。隣り合うコアカット(36)の間には、径方向外方に突出する突出部(37)が形成される。本例のステータコア(32)には、6つの突出部(37)が形成される。突出部(37)は、径方向外方に延びる一対の側面(37a)と、一つの側面(37a)の間に形成される1つの端面(37b)とを有する。突出部(37)は、ステータコア(32)の軸方向の両端に亘って延びている。
 ロータ(40)は、ステータコア(32)の内部に配置される。ロータ(40)の軸心には駆動軸(28)が固定される。ロータ(40)には、複数(本例では4つ)のスロット(41)が形成される。スロット(41)の内部には、永久磁石が埋め込まれる。
 電動機(30)は、インバータ装置によって運転周波数が制御される。言い換えると、圧縮機(20)は、運転周波数が可変なインバータ式である。
 (2-3)駆動軸
 駆動軸(28)は、ケーシング(21)の軸心に沿って鉛直方向に延びる。駆動軸(28)は、電動機(30)によって回転駆動される。駆動軸(28)は、軸受け(29)によって回転可能に支持される。
 (2-4)圧縮機構
 圧縮機構(50)は、シリンダ(51)と、シリンダ(51)の内部に設けられるピストン(52)とを有する。シリンダ(51)の内周面とピストン(52)の外周面との間にシリンダ室(53)が形成される。シリンダ室(53)では、駆動軸(28)によって駆動されるピストン(52)により流体が圧縮する。
 (2-5)吸入管および吐出管
 圧縮機(20)は、吸入管(45)および吐出管(46)を有する。吸入管(45)は、胴体(22)を径方向に貫通し、シリンダ室(53)と連通する。冷媒回路(1a)の低圧冷媒が、吸入管(45)を介してシリンダ室(53)に吸い込まれる。吐出管(46)は、頂部(24)を軸方向に貫通し、ケーシング(21)の内部空間と連通する。圧縮機構(50)で圧縮された冷媒は、電動機(30)のコアカット(36)などを流れた後、吐出管(46)より冷媒回路(1a)へ送られる。
 (3)ステータの固定構造
 ステータ(31)の固定構造について詳細に説明する。本実施形態の圧縮機(20)は、ステータコア(32)の外周面に設けられる樹脂部材(60)を有する。
 (3-1)樹脂部材
 図2~図4に示すように、圧縮機(20)は、樹脂部材(60)を有する。樹脂部材(60)は、ステータコア(32)の突出部(37)に対応する位置に設けられる。したがって、樹脂部材(60)の数と突出部(37)の数は同じである。例えばステータコア(32)の外周面に8つの突出部(37)を形成してもよい。この場合、圧縮機(20)は、これらの8つの突出部(37)に1つずつ対応する8つの樹脂部材(60)を有する。
 樹脂部材(60)は、絶縁材料で構成される。樹脂部材(60)は、電動機(30)の電磁ノイズがケーシング(21)の外部へ伝搬するのを抑制する機能を有する。樹脂部材(60)は、例えばPPS(Poly Phenylene Sulfide、ポリフェニレンサルファイド)で構成される。樹脂部材(60)は、LCP(Liquid Crystal Polymer、液晶ポリマー)であってもよい。樹脂部材(60)は、PPSにガラス繊維が含まれる複合材料であってもよい。
 樹脂部材(60)は、ステータコア(32)の外周面に固定される。樹脂部材(60)は、ステータコア(32)の軸方向の両端に亘って延びている。
 樹脂部材(60)は、ステータコア(32)の突出部(37)の表面の全域を覆っている。樹脂部材(60)は、一対の基部(61)と、一対の側壁(62)と、1つの固定部(63)とが一体となって構成される。
 一対の基部(61)は、バックヨーク(34)の外周面のうち突出部(37)の基部の両側に形成される。一対の基部(61)は、バックヨーク(34)の外周面に沿って延びる。
 一対の側壁(62)のそれぞれは、突出部(37)における対応する側面(37a)を覆う。一対の側壁(62)は、突出部(37)が突出する方向に延びる。
 固定部(63)は、一対の側壁(62)の径方向外方の端部のそれぞれと連続する。固定部(63)は、胴体(22)の軸方向に直角な断面において、胴体(22)の内周面に沿った円弧状に形成される。固定部(63)は、胴体(22)とステータコア(32)との間に位置する。
 詳細は後述するが、樹脂部材(60)は、インサート成形により、ステータコア(32)の外周面に形成される。
 (4)圧縮機の製造方法
 圧縮機(20)の製造方法について図5~図7を参照しながら詳細に説明する。本例の圧縮機(20)の製造方法は、焼き嵌めにより樹脂部材(60)を介してステータコア(32)を胴体(22)内部に固定する焼き嵌め工程を含む。焼き嵌め工程には、インサート成形工程、加熱工程、および接合工程を含む。
 (4-1)インサート成形工程
 図5に示すインサート成形工程では、インサート成形によりステータコア(32)の外周面に樹脂部材(60)を形成することで、ユニット(U)が得られる。インサート成形であれば、ステータコア(32)の外周面に樹脂部材(60)を容易に形成できる。
 ステータコア(32)の外周面に形成された樹脂部材(60)のうち、固定部(63)の外周面の形状について、図6を用いて詳細に説明する。固定部(63)の外周面は、本開示の第1接合面(71)である。第1接合面(71)は、互いに向かい合う第1端部(72)と第2端部(73)とを有する。第1端部(72)及び第2端部(73)は、ステータコア(32)の周方向に互いに向かい合う。第1端部(72)及び第2端部(73)は、固定部(63)と側壁(62)とを接続する部分である。なお、図6では、第1接合面(71)を説明するために、胴体(22)の一部を図示している。
 インサート成形において、第1接合面(71)は、ステータコア(32)の上からみて円弧状に形成される。言い換えると、第1接合面(71)は、ステータコア(32)の周方向に円弧状に形成される。具体的に、第1接合面(71)には、第1曲率1/rを有する第1曲面(71a)が形成される。本例では、第1曲面(71a)は、第1接合面(71)の全面に形成されている。第1曲面(71a)は、第1接合面(71)の一部に形成されてもよい。rは、Oを中心とする第1曲面(71a)の曲率半径である。rは、ステータコア(32)の半径よりも小さい。
 ステータコア(32)を上から見て、第1接合面(71)の第1端部(72)と第2端部(73)との中央に位置する部分を中間部(74)とする。中間部(74)は、第1接合面(71)のうちステータコア(32)の最も径方向外方に位置する。第1接合面(71)の周方向において、中間部(74)と第1端部(72)、及び中間部(74)と第2端部(73)の距離は略等しい。第1曲面(71a)が、第1接合面(71)の一部に形成される場合、第1曲面(71a)は、第1接合面(71)の中間部(74)に形成される。
 図6に示すように、胴体(22)の内周面のうち、後述する接合工程において、第1接合面(71)に接する面を第2接合面(81)とする。第2接合面(81)は、第2曲率1/rを有する。rは、Oを中心とする第2接合面(81)の曲率半径である。Oは、胴体の軸心と一致している。そのため、rは、胴体(22)の半径と等しい。第1曲率1/rは、第2接合面(81)の第2曲率1/rよりも大きい。
 (4-2)加熱工程
 図7に示す加熱工程では、ケーシング(21)のうち、頂部(24)および底部(23)が固定されていない状態の筒状の胴体(22)を用いる。加熱工程では、ケーシング(21)の胴体(22)が加熱される。このことで、胴体(22)が熱膨張し、胴体(22)の径(内径および外径)が大きくなる。
 (4-3)接合工程
 接合工程は、本開示の第1工程である。図8に示す接合工程では、作業者が、ユニット(U)を胴体(22)の内部に挿入する。胴体(22)は、加熱工程により、その径が大きくなっているため、胴体(22)の内部にユニット(U)を容易に挿入できる。接合工程では、胴体(22)の内径が収縮することで、胴体(22)の内部にユニット(U)が嵌め込まれる。言い換えると、ユニット(U)は胴体(22)の内部に焼き嵌めにより固定される。
 第1接合面(71)が、第2接合面(81)に接合する過程について、図9を用いて説明する。胴体(22)内径の収縮過程において、まず、樹脂部材(60)の第1接合面(71)のうち中間部(74)が第2接合面(81)に接する(図9(A))。このとき、ユニット(U)と胴体(22)とを上から見ると、第1接合面(71)と第2接合面(81)との間に隙間部(S)が形成される。具体的に、隙間部(S)は、第1端部(72)と中間部(74)との間、及び、第2端部(73)と中間部(74)との間にそれぞれ形成される。
 樹脂部材(60)は、まず中間部(74)において溶融し、その後徐々に中間部(74)から第1端部(72)及び第2端部(73)に向かって周方向に溶融していく(図9(B))。その後、胴体(22)の内径が収縮していくことで、第1端部(72)及び第2端部(73)に向かって、樹脂部材(60)が徐々に溶融していく。このことで、隙間部(S)は、溶融した樹脂部材(60)により徐々に埋められていく。このように、第1接合面(71)と第2接合面(81)と接合面積が徐々に増加していき、最終的に第1接合面(71)の全面が第2接合面(81)に接合する。仮に、第1曲率が第2曲率と同じであれば、胴体(22)内径の収縮過程で、第1接合面(71)の全ての面が第2接合面(81)に同時に接してしまう。そうすると、第1接合面(71)全面の樹脂部材(60)が溶融し、第1端部(72)及び第2端部(73)付近で溶融した樹脂部材(60)が第1接合面(71)と第2接合面(81)とからはみ出し、バリが形成されてしまう。しかし、本例では、溶融した樹脂部材(60)が隙間部(S)を第1端部(72)及び第2端部(73)に向かって徐々に埋めていくように流れていくため、第1接合面(71)と第2接合面(81)とから樹脂部材(60)がはみ出ることを抑制できる(図9(C))。その結果、樹脂部材(60)のバリの生成を確実に抑えることができる。
 (5)特徴
 (5-1)
 実施形態の圧縮機(20)の製方法では、接合工程において、樹脂部材(60)の第1接合面(71)のうち、中間部(74)が、胴体(22)の内周面の第2接合面(81)に接すると同時に、第1接合面(71)と第2接合面(81)との間に隙間部(S)が形成される。隙間部(S)は、第1接合面(71)の第1端部(72)と中間部(74)との間、及び、第1接合面(71)の第2端部(73)と中間部(74)との間にそれぞれ形成される。
 中間部(74)の両側に隙間部(S)が形成されることで、溶融した樹脂部材(60)は、中間部(74)から第1端部(72)及び第2端部(73)に向かって、隙間部(S)を徐々に埋めていく。このことで、上述したように、接合工程において、第1接合面(71)の全ての面が第2接合面(81)に同時に接する場合よりも、第1端部(72)及び第2端部(73)から樹脂部材(60)がはみ出ることを抑えることができる。その結果、はみ出した樹脂部材(60)によるバリの生成を抑えることができ、圧縮機(20)及び該圧縮機(20)を備えた冷凍装置(1)の故障を抑制できる。
 (5-2)
 実施形態の圧縮機(20)の製方法では、第1接合面(71)の第1端部(72)及び第2端部(73)は、ステータコア(32)の周方向に向かい合う位置にある。このことで、接合工程において、第1接合面(71)及び第2接合面(81)の周方向への樹脂部材(60)のはみ出しを抑制できる。
 (5-3)
 実施形態の圧縮機(20)の製方法において、第1接合面(71)は、第1曲率を有する第1曲面(71a)を有する。第1曲率は、前記第2接合面(81)の第2曲率よりも大きい。このことにより、接合工程において、まず第1曲面(71a)の中間部(74)が、第2接合面(81)に接することで、隙間部(S)を形成できる。
 (6)変形例
 上記実施形態においては、以下のような変形例の構成としてもよい。なお、以下では、原則として上記実施形態と異なる点について説明する。
 (6-1)変形例1:第1接合面の変形例1
 図10に示すように、本例のインサート成形された樹脂部材(60)は、第1接合面(71)の縦断面が円弧状になるように形成される。言い換えると、本例の第1接合面(71)は、胴体(22)の軸方向に円弧状に形成される。第1端部(72)及び第2端部(73)は、ステータコア(32)の軸方向に互いに向かい合う。具体的に、第1端部(72)は、第1接合面(71)の上端に位置し、第2端部(73)は、第2接合面(81)の下端に位置する。この場合、中間部(74)は、第1端部(72)と第2端部(73)との間の中央に位置する。中間部(74)は、第1接合面(71)の周方向に位置する。
 接合工程において、中間部(74)が第2接合面(81)に接すると、隙間部(S)は中間部(74)を挟んで上下方向に形成される。第1接合面(71)と第2接合面(81)が近づくにつれて、溶融した樹脂部材(60)は、隙間部(S)を上下方向に向かって埋めていく。このことで、第1端部(72)及び第2端部(73)から溶融した樹脂部材(60)がはみ出ることを抑制できる。第1端部(72)及び第2端部(73)は、第1接合面(71)の上下端に位置するため、本例の第1接合面(71)により、樹脂部材(60)がステータコア(32)の上下端からはみ出ることが抑制される。その結果、ステータコア(32)の上下端においてバリの発生を抑制できる。
 本変形例において、第1端部(72)及び第2端部(73)は、第1接合面(71)の上下方向に加え、周方向にも位置していてもよい。この場合、中間部(74)は、第1接合面(71)の中央に位置する。このことで、接合工程において、中間部(74)が第2接合面(81)に接すると、隙間部(S)は、中間部(74)を挟んで上下方向、及び周方向に形成される。その結果、第1接合面(71)の上下方向のみならず周方向からも溶融した樹脂部材(60)がはみ出すことが抑制され、第1接合面(71)の上下及び周方向からバリが生じることを抑制できる。
 (6-2)変形例2:第1接合面の変形例2
 図11(A)に示すように、本例の第1接合面(71)は、ステータコア(32)の径方向外方に突出する第1凸部(75)を有する。第1凸部(75)は、第1接合面(71)の周方向の中央に位置し、かつ、第1接合面(71)の上下方向に延びるように形成される。中間部(74)は、第1凸部(75)の先端に位置する。本例の第1接合面(71)は、上記実施形態と同様に第2曲率1/rより大きい第1曲率1/rを有する。
 接合工程において、第1凸部(75)の先端(中間部(74))が第2接合面(81)に接すると、隙間部(S)は、第1凸部(75)を挟んで周方向に1つずつ形成される(図11(B))。このように本例においても、第1接合面(71)と第2接合面(81)が近づくにつれて、溶融した樹脂部材(60)は、第1端部(72)及び第2端部(73)に向かって隙間部(S)を埋めていく(図11(B))。このことで、第1端部(72)及び第2端部(73)から溶融した樹脂部材(60)がはみ出ることが抑制され、バリが生じることを抑制できる(図11(C))。
 (6-3)変形例3:第1接合面の変形例3
 図12(A)に示すように、本例の第1接合面(71)は、第1凹部(76a)と第2凹部(76b)とを有する。第1凹部(76a)は、第1端部(72)と中間部(74)との間に形成される。第2凹部(76b)は、第2端部(73)と中間部(74)との間に形成される。第1凹部(76a)及び第2凹部(76b)は、第1接合面(71)の上下方向に延びるように形成される。本例の第1接合面(71)は、上記実施形態と同様に第2曲率1/rより大きい第1曲率1/rを有する。
 接合工程において、中間部(74)が第2接合面(81)に接すると、隙間部(S)は、中間部(74)を挟んで周方向に1つずつ形成される。胴体(22)の内径が収縮するにつれて、溶融した樹脂部材(60)は、第1端部(72)及び第2端部(73)に向かって隙間部(S)を埋めていく。この過程で、溶融した樹脂部材(60)は、第1凹部(76a)及び第2凹部(76b)に流れ込む(図12(B))。このことで、第1端部(72)及び第2端部(73)から溶融した樹脂部材(60)がはみ出ることを確実に抑制できる。その結果、樹脂部材(60)のバリの発生を抑えることができる(図12(C))。
 (6-4)変形例4:第2接合面の変形例1
 図13(A)に示すように、本例の胴体(22)の内周面は、径方向外方に向かって窪む凹溝(82)を有する。本例の第2接合面(81)は、凹溝(82)の底面である。凹溝(82)は、胴体(22)の軸方向(上下方向)に延びるように形成される。第1接合面(71)は、上記実施形態と同様に第2曲率1/rより大きい第1曲率1/rを有する。
 接合工程において、中間部(74)が第2接合面(81)に接すると同時に、隙間部(S)は中間部(74)を挟んで周方向に1つずつ形成される(図13(B))。胴体(22)の内径が収縮するにつれて、溶融した樹脂部材(60)は、第1端部(72)及び第2端部(73)に向かって隙間部(S)を埋めていく。その後、第1端部(72)及び第2端部(73)は、凹溝(82)内の第2接合面(81)に接することで、溶融した樹脂部材(60)が凹溝(82)からはみ出ることを抑制できる(図13(C))。その結果、樹脂部材(60)のバリの発生を抑えることができる。
 (6-5)変形例5:第1接合面及び第2接合面の変形例1
 図14(A)に示すように、本例の胴体(22)の内周面は、上記変形例4と同様に径方向外方に向かって窪む凹溝(82)を有する。凹溝(82)内には、胴体(22)の径方向内方に向かって突出する第2凸部(83)が形成される。本例の第2接合面(81)は、凹溝(82)の底面及び第2凸部(83)である。
 本例の第1接合面(71)は、面構造(C)を有する。面構造(C)は、インサート成形工程時に形成される。面構造(C)により、接合工程において、中間部(74)が第2凸部(83)に接すると同時に、隙間部(S)が、凹溝(82)内に形成される。本例の面構造(C)は、第3凹部(77)を含む。第3凹部(77)は、接合工程において、第2凸部(83)に嵌合するように形成される。第3凹部(77)は、上下方向に延びるように形成される。第3凹部(77)は、第1端部(72)と第2端部(73)との間に配置される。第3凹部(77)内に中間部(74)が位置する。このように、本例の第1接合面(71)は、上記実施形態の同様の第1曲率を有する曲面と第3凹部(77)とを有する。第1曲率を有する曲面及び第3凹部(77)は、インサート成形時に形成される。
 接合工程において、第1接合面(71)の第3凹部(77)が、第2接合面(81)の第2凸部(83)に嵌合する(図14(B))。本例の中間部(74)は、第3凹部(77)内面である。この時、隙間部(S)は、凹溝(82)内に形成される。胴体(22)の内径が収縮するにつれて、溶融した樹脂部材(60)は、第1端部(72)及び第2端部(73)に向かって隙間部(S)を埋めていく。隙間部(S)は、凹溝(82)内に形成されるため、溶融した樹脂部材(60)が凹溝(82)からはみ出ることを抑制できる。加えて、第3凹部(77)が第2凸部(83)に嵌合することで、接合工程において第1接合面(71)が第2接合面(81)からずれてしまうことを抑制できる。さらに、第2接合面(81)が凹溝(82)と第2凸部(83)を有することで、第2接合面(81)が平坦な面である場合よりも樹脂部材(60)に対する固定力を増大できる。その結果、ロータ(40)が駆動してもステータコア(32)が胴体(22)内でずれることを抑制できる。
 (6-6)変形例6:第1接合面及び第2接合面の変形例2
 図15(A)に示すように、本例の面構造(C)は、ステータコア(32)の上から見て、第3曲率1/rを有する第3曲面(71c)である。第3曲率1/rの曲率中心は、ステータコア(32)の外側に位置する。本例の第3曲面(71c)は、第1接合面(71)の全面に形成される。そのため、rは、本例の第1接合面(71)の曲率半径である。なお、第3曲面(71c)は、第1接合面(71)の一部に形成されてもよい。接合工程において、第1接合面(71)が第2凸部(83)に接し、かつ、第1端部(72)及び第2端部(73)が、第2接合面(81)に接するように設定される。
 接合工程において、第1接合面(71)が第2凸部(83)に接すると同時に、第1端部(72)と第2端部(73)とが第2接合面(81)に接する(図15(B))。具体的に、第1接合面(71)は、第2凸部(83)の頂部の両端に接する。この頂部の両端に接する第1接合面(71)の部分が中間部(74)である。中間部(74)と第1端部(72)、及び中間部(74)と第2端部(73)との間に隙間部(S)が形成される。
 胴体(22)の内径が収縮するにつれて、樹脂部材(60)により隙間部(S)が埋まっていく。隙間部(S)は、凹溝(82)内に形成され、かつ、第1端部(72)及び第2端部(73)は、凹溝(82)の底面(第2接合面(81))に接しているため、溶融した樹脂部材(60)が凹溝(82)からはみ出ることを抑制できる(図15(C))。
 (6)その他の実施形態
 上述した実施形態や変形例においては、以下の構成を採用してもよい
 中間部(74)は、第1端部(72)と第2端部(73)との間にあればよく、第1端部(72)と第2端部(73)との間の中央に位置していなくてもよい。
 変形例2において、接合工程において、第1接合面(71)の中間部(74)が第2接合面(81)に接した時に隙間部(S)が形成されていればよく、第1曲面(71a)が形成されていなくてもよい。例えば、第1接合面(71)は、第1曲率半径rと同じ半径を有するように形成されていてもよい。
 変形例4において、凹溝(82)の底面(第2接合面(81))は平坦でなくてもよい。第2接合面(81)の第2曲率が第1曲率よりも小さければよい。
 以上、実施形態および変形例を説明したが、特許請求の範囲の趣旨および範囲から逸脱することなく、形態や詳細の多様な変更が可能なことが理解されるであろう。また、以上の実施形態、変形例、その他の実施形態は、本開示の対象の機能を損なわない限り、適宜組み合わせたり、置換したりしてもよい。
 以上に述べた「第1」、「第2」、「第3」…という記載は、これらの記載が付与された語句を区別するために用いられており、その語句の数や順序までも限定するものではない。
 以上に説明したように、本開示は、圧縮機の製造方法について有用である。
   S   隙間部
   C   面構造
  20   圧縮機 
  22   胴体 
  32   ステータコア 
  60   樹脂部材 
  71   第1接合面 
  71a  第1曲面 
  71c  第3曲面 
  72   第1端部 
  73   第2端部 
  74   中間部 
  75   第1凸部 
  76a  第1凹部 
  76b  第2凹部 
  81   第2接合面 
  82   凹溝 
  83   第2凸部

Claims (10)

  1.  筒状の胴体(22)と、
     ステータコア(32)と、
     前記ステータコア(32)の外周面に設けられる樹脂部材(60)とを備え、
     焼き嵌めにより、前記樹脂部材(60)を介して前記ステータコア(32)を前記胴体(22)内部に固定する圧縮機(20)の製造方法であって、
     前記樹脂部材(60)の外周面を第1接合面(71)とし、前記胴体(22)の内周面のうち前記第1接合面(71)に接する面を第2接合面(81)としたときに、
     前記第1接合面(71)を第2接合面(81)に接する第1工程において、
     前記第1接合面(71)のうち、互いに向かい合う第1端部(72)及び第2端部(73)の間の中間部(74)が前記第2接合面(81)に接すると同時に、前記第1接合面(71)と前記第2接合面(81)との間に形成される隙間部(S)が、前記第1端部(72)と前記中間部(74)との間、及び、前記第2端部(73)と前記中間部(74)との間にそれぞれ形成される圧縮機の製造方法。
  2.  前記第1端部(72)及び前記第2端部(73)は、前記ステータコア(32)の周方向に向かい合う
     請求項1に記載の圧縮機の製造方法。
  3.  前記第1端部(72)及び前記第2端部(73)は、前記ステータコア(32)の軸方向に向かい合う
     請求項1または2に記載の圧縮機の製造方法。
  4.  前記第1接合面(71)は、第1曲率を有する第1曲面(71a)を有し、
     前記中間部(74)は、前記第1曲面(71a)に位置し、
     前記第1曲率は、前記第2接合面(81)の第2曲率よりも大きい
     請求項1~3のいずれか1つに記載の圧縮機の製造方法。
  5.  前記第1接合面(71)は、前記ステータコア(32)の径方向外方に突出する第1凸部(75)を有し、
     前記中間部(74)は、前記第1凸部(75)にある
     請求項1~4のいずれか1つに記載の圧縮機の製造方法。
  6.  前記第1接合面(71)は、
      前記第1端部(72)と前記中間部(74)との間に形成される第1凹部(76a)と、
      前記第2端部(73)と前記中間部(74)との間に形成される第2凹部(76b)とを有する
     請求項1~5のいずれか1つに記載の圧縮機の製造方法。
  7.  前記胴体(22)内周面は、径方向外方に向かって窪む凹溝(82)を有し、
     前記第2接合面(81)は、前記凹溝(82)の底面である
     請求項1~6のいずれか1つに記載の圧縮機の製造方法。
  8.  前記第2接合面(81)は、前記胴体(22)の径方向内方に向かって突出する第2凸部(83)を有し、
     前記第1接合面(71)は、
     前記第1工程において、前記中間部(74)が前記第2凸部(83)に接すると同時に、前記隙間部(S)が、前記凹溝(82)内に形成される面構造(C)を有する
     請求項7に記載の圧縮機の製造方法。
  9.  前記面構造(C)は、前記第1工程において、前記第2凸部(83)に嵌合する第3凹部を含む
     請求項8に記載の圧縮機の製造方法。
  10.  前記面構造(C)は、前記ステータコア(32)の外側にある点を曲率中心とする第3曲率を有する第3曲面(71c)を含む
     請求項8に記載の圧縮機の製造方法。
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