WO2022249379A1 - ロボットハンド - Google Patents

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    • B25J9/104Programme-controlled manipulators characterised by positioning means for manipulator elements with cables, chains or ribbons

Abstract

ロボットハンド(3)は、対象物(4)を把持するロボットハンドであって、把持を行う第1指部(31)及び第2指部(32)と、第1指部(31)と第2指部(32)とを合わせる方向である第1把持方向(201)において第1指部(31)と第2指部(32)とを動作させる第1駆動部(34)と、第1把持方向(201)と平行ではない第2把持方向(202)において動作させられる第3指部(33)と、第3指部(33)を駆動する第2駆動部(35)とを有する。第1指部(31)、第2指部(32)及び第3指部(33)の一部又は全部は、第2把持方向(202)において可動な受動機構部を有する。

Description

ロボットハンド
 本開示は、対象物を把持するロボットハンドに関する。
 ロボットハンドには、様々な対象物に対して把持操作を実現することが求められている。従来、二つの指部を持ち1自由度で開閉運動を行うロボットハンドは、「ピンチング把持」と呼ばれる「つまむ」動きを行う。従来のロボットハンドは、やや細長い形状の対象物及び球体の対象物を把持するピンチング動作が不得意である。これに対し、指先を対象物に倣わせる「パワーグラスプ」又は幾何的に指先から零れ落ちないようにする「ケージング」を実現する機構によって、複数種類の対象物を安定的に把持することを実現するロボットハンドが提案されている(例えば、特許文献1参照)。上記の「パワーグラスプ」は包み込み把持であり、上記の「ケージング」は囲い込み把持である。
 非特許文献1は、包み込み把持を実現するための劣駆動機構を開示している。
特開2004-181585号公報
B.Scilliano et.al、"Underactuated Robotic Hands"、Springer tracts in advanced robotics 40、P.39 Fig.3.9.、P.98 Fig.4.37.
 多品種の対象物の把持を行う場合、前述のパワーグラスプを実現するロボットハンドには次の課題がある。当該ロボットハンドは対象物に回り込むことを前提としているので、床面と対象物との間に指部を差し込むことができない場合、当該ロボットハンドが対象物を床面から拾い上げる把持を行うことは難しい。ケージングを実現する把持方法では、小さな対象物を把持する場合、ロボットハンドの指部から対象物がこぼれ出て、ロボットハンドは把持を失敗することがある。
 本開示は、上記に鑑みてなされたものであって、構成が過度に大きくなく、従来のハンド機構が把持することが苦手な対象物を把持することができるロボットハンドを得ることを目的とする。
 上述した課題を解決し、目的を達成するために、本開示に係るロボットハンドは、対象物を把持するロボットハンドであって、把持を行う第1指部及び第2指部と、第1指部と第2指部とを合わせる方向である第1把持方向において第1指部と第2指部とを動作させる第1駆動部と、第1把持方向と平行ではない第2把持方向において動作させられる第3指部と、第3指部を駆動する第2駆動部とを有する。第1指部、第2指部及び第3指部の一部又は全部は、第2把持方向において可動な受動機構部を有する。
 本開示に係るロボットハンドは、構成が過度に大きくなく、従来のハンド機構が把持することが苦手な対象物を把持することができるという効果を奏する。
実施の形態1に係るロボットハンドを有するシステムの構成を示す図 実施の形態1に係るロボットハンドの構成を示す第1図 実施の形態1に係るロボットハンドの構成を示す第2図 実施の形態1に係るロボットハンドの動作を説明するための第1図 実施の形態1に係るロボットハンドの動作を説明するための第2図 実施の形態1に係るロボットハンドの動作を説明するための第3図 実施の形態1に係るロボットハンドの動作を説明するための第4図 実施の形態1に係るロボットハンドが有する第2リンク部及び第3リンク部の姿勢が変化する様子を示す図 実施の形態1に係るロボットハンドにおいて把持の対象物を包み込む把持形態を実現する第1の機構を示す図 実施の形態1に係るロボットハンドにおいて把持の対象物を包み込む把持形態を実現する第1の機構の動作を説明するための図 非特許文献1が開示しているリンクと回転関節とによって構成された機構を示す図 非特許文献1が開示しているリンクと回転関節とによって構成された機構の動作を説明するための図 実施の形態1に係るロボットハンドが有する第1駆動部に空気圧又はモータによって回転運動を行うアクチュエータが用いられた構成を示す図 実施の形態1に係るロボットハンドが有する第2駆動部に並進方向に動作するアクチュエータが用いられた構成を示す図 実施の形態1に係るロボットハンドが有する第2駆動部に回転方向に動作するアクチュエータが用いられた構成を示す図 実施の形態1に係るロボットハンドによって得られる新しい効果を説明するための図 実施の形態2に係るロボットハンドの一部の構成を示す図 実施の形態2に係るロボットハンドによって得られる効果を説明するための図 実施の形態3に係るロボットハンドの第1指部、第2指部及び第3指部の構成を示す図 実施の形態4に係るロボットハンドの構成の一部を示す第1図 実施の形態4に係るロボットハンドの構成の一部を示す第2図 実施の形態5に係るロボットハンドの構成を示す図 実施の形態1に係るシステムが有するロボット制御装置がプロセッサによって実現される場合のプロセッサを示す図 実施の形態1に係るシステムが有するロボット制御装置が処理回路によって実現される場合の処理回路を示す図
 以下に、実施の形態に係るロボットハンドを図面に基づいて詳細に説明する。
実施の形態1.
 図1は、実施の形態1に係るロボットハンド3を有するシステムの構成を示す図である。当該システムは、対象物4を把持するためのシステムであって、ロボット1と、ロボット1の腕の先端部に取り付けられたロボットハンド3と、ロボット1及びロボットハンド3を制御するロボット制御装置2とを有する。図1には、把持の対象物4も示されている。当該システムが対象物4を把持する場合、ロボットハンド3が対象物4を把持する。ロボットハンド3は、独立したコントローラによって駆動されてもよい。
 図2は、実施の形態1に係るロボットハンド3の構成を示す第1図である。ロボットハンド3は、把持を行う第1指部31及び第2指部32と、第1指部31と第2指部32とを合わせる方向である第1把持方向と平行ではない第2把持方向において動作させられる第3指部33とを有する。ロボットハンド3は、第1把持方向において第1指部31と第2指部32とを動作させる第1駆動部34と、第3指部33を駆動する第2駆動部35とを更に有する。
 ロボットハンド3では、特に第2把持方向に対して受動的に運動する受動機構部が第1指部31、第2指部32及び第3指部33のいずれかに設けられていることが特徴である。つまり、第1指部31、第2指部32及び第3指部33の一部又は全部は、第2把持方向において可動な受動機構部を有する。受動機構部は、受動機構部を有する指部に第2把持方向において変位を生じさせることを可能にする状態で配置されている。受動機構部は、第2把持方向に対して指部の機構に受動的な自由度を付与することで、第1把持方向における把持方法と異なる把持方法を実現させる。第1把持方向における把持方法と異なる把持方法による把持の例は、パワーグラスプである。パワーグラスプは、包み込み把持である。
 図3は、実施の形態1に係るロボットハンド3の構成を示す第2図である。図3は、第1指部31、第2指部32及び第3指部33の各々の詳細な構成を示している。第1指部31は、第1リンク部311と、第2リンク部312と、第3リンク部313と、第1リンク部311と第2リンク部312とを接続する第1受動関節部314と、第2リンク部312と第3リンク部313とを接続する第2受動関節部315とを有する。第1受動関節部314及び第2受動関節部315はいずれも、第2把持方向において可動な受動機構部の例である。図3における各矢印は、受動機構部が一点鎖線を中心軸として回転可能であることを示している。第1指部31の根本リンクである第1リンク部311は、図2に示されている第1駆動部34に接続されている。パワーグラスプや包み込み把持を実現するためには図9~図12に示すような具体的な構成がある。これについては後述するが、基本的には各受動関節の回転運動がリンクあるいはワイヤなどで連動して動作する受動機構を特徴とする。
 第2指部32の構成は、第1指部31の構成と同じである。すなわち、第2指部32は、第4リンク部321と、第5リンク部322と、第6リンク部323と、第4リンク部321と第5リンク部322とを接続する第3受動関節部324と、第5リンク部322と第6リンク部323とを接続する第4受動関節部325とを有する。第3受動関節部324及び第4受動関節部325はいずれも、第2把持方向において可動な受動機構部の例である。第2指部32の根本リンクである第4リンク部321は、図2に示されている第1駆動部34に接続されている。第1駆動部34は、第1指部31及び第2指部32を同期させて動作させる。
 図4は、実施の形態1に係るロボットハンド3の動作を説明するための第1図である。図4には、対象物4も示されている。図5は、実施の形態1に係るロボットハンド3の動作を説明するための第2図である。第1指部31と第2指部32とは、図4及び図5に示される第1把持方向201において開閉するチャック式のハンド機構を構成する。なお、図22に示されるような第1指部31のみが動作して第2指部32が固定されている構成が採用されてもよい。図22に関連する事項は、実施の形態5において説明される。
 図6は、実施の形態1に係るロボットハンド3の動作を説明するための第3図である。図6には、対象物4も示されている。図7は、実施の形態1に係るロボットハンド3の動作を説明するための第4図である。例えば、第3指部33は、1本のリンクで構成される。第3指部33は、第2駆動部35に連結されており、第2把持方向202において動作する。第2把持方向202は、第1把持方向201と異なる方向である。例えば、第2把持方向202は、第1把持方向201と直交する方向である。
 図4、図5、図6及び図7は、第1指部31、第2指部32、第3指部33、第1駆動部34及び第2駆動部35の動作及び役割を説明するための図である。図4及び図5は、第1把持方向201のロボットハンド3の動作を示している。更に言うと、図4及び図5は、第1指部31と第2指部32との2指を接近させて対象物4を把持するという第1把持方向201のロボットハンド3の把持動作を示している。図6及び図7は、第2把持方向202のロボットハンド3の動作を示している。
 図4及び図5に示される動作では、ロボットハンド3は、第1の把持方法による把持としてつまみ把持を実現する。つまみ把持は、ピンチング把持である。第1駆動部34によって同期して駆動される第1指部31と第2指部32とが対象物4を挟み込む動きが、第1把持方向201において実現される。この場合、第1指部31及び第2指部32の関節及び機構において第1把持方向201の力に対して受動的な変形又は変位が生じることは無い。このため、第1把持方向201において第1駆動部34によって生じる力は、指先部をほとんど変形させることなく、対象物4を把持する力として第1指部31及び第2指部32に直接伝達される。
 図6及び図7は、第1把持方向201と直交する第2把持方向202においてロボットハンド3が把持を行うことを説明するための図である。図6及び図7に示されるように、第3指部33が第2把持方向202において動作する場合、第1受動関節部314、第2受動関節部315、第3受動関節部324及び第4受動関節部325は、対象物4を把持する力によって、回転して変位を生じ、第2リンク部312、第3リンク部313、第5リンク部322及び第6リンク部323の姿勢が変化する。
 図8は、実施の形態1に係るロボットハンド3が有する第2リンク部312及び第3リンク部313の姿勢が変化する様子を示す図である。図8は、ばね要素で予張力を掛けた第1受動関節部314及び第2受動関節部315を有する機構を示している。図8には、第3指部33の動作によって生じる作用力及び対象物4も示されている。
 第1指部31及び第2指部32の各々は同様の受動関節部314,315,324,325を有しており、第3指部33が対象物4を挟み込む方向すなわち第2把持方向202に駆動される。結果として、第1受動関節部314、第2受動関節部315、第3受動関節部324及び第4受動関節部325が回転し、第2リンク部312、第3リンク部313、第5リンク部322及び第6リンク部323が変位し、ロボットハンド3は対象物4を複数のリンクで囲いこむ状態を作りだす。この状態は、包み込み把持状態と呼ばれる。包み込み把持状態になると、ロボットハンド3が複数の方向から対象物4と接触した状態が生じ、ロボットハンド3は大きな力を必要とすることなく対象物4を安定して把持することができる。
 ここで、受動機構部の構成について説明する。受動機構部については、図8に示されるように回転する関節にばね部316,317が追加された構成が例示される。回転する関節にばね要素が追加されることで、回転する関節に外力が加わると、受動機構部は回転軸のまわりに回転する。外力が除荷されると、受動機構部は、ばねの作用によってつり合いの位置に戻る。受動機構部により、回転軸に直交する方向から回転軸のまわりのリンクへの押し当ての力により、回転軸が受動的に変位し、結果として指の形状が変化する。
 つまり、第2駆動部35が第3指部33を動かすことによって受動機構部が変位し、指の形状が変化する。受動機構部が変位した結果、対象物4と指部との接触面が増加する。また、ロボットハンド3が対象物4の外周から適当な力で対象物4を包み込み、対象物4を動かないように把持する状況となる。この状況がパワーグラスプと呼ばれる状態である。
 受動機構部の動作では、図8に示されるように、先端側のリンクである第3リンク部313及び第6リンク部323が屈曲して対象物4を囲い込む動きを行うことが包み込み把持を実現する上では望ましい。包み込み把持を実現する受動機構部の具体的な構成として、非特許文献1で示されているような劣駆動機構が例示される。劣駆動機構は、受動機構の1種である。パワーグラスプや包み込み把持を実現するためには図9~図12に示すような具体的な構成がある。これについては後述するが、基本的には各受動関節の回転運動がリンクあるいはワイヤなどで連動して動作する受動機構を特徴とする。
 指機構の中に把持の対象物がある場合、把持の対象物を包み込む把持形態を実現するために、次の構成がある。図9は、実施の形態1に係るロボットハンド3において把持の対象物を包み込む把持形態を実現する第1の機構を示す図である。第1の機構は、図9に示されるように、第1リンク401と、第2リンク402と、第1リンク401の二つの端部のうちの第2リンク402から遠い側の端部に位置する第1プーリ403と、第1リンク401と第2リンク402とを接続する第2プーリ404と、ハンド基部に取り付けられたばね405と、ばね405に取り付けられたワイヤ406とを有する。第1プーリ403及び第2プーリ404の各々は、関節の機能を有する。
 ワイヤ406は、第1プーリ403の回りを1回転した状態で第1プーリ403に接続され、更に第2プーリ404に接続されている。第2プーリ404には二つのワイヤガイドが設けられ、第1ワイヤガイドはワイヤ406を第1プーリ403に接続させ、第2ワイヤガイドはワイヤ406を第2リンク402に接続させる。ワイヤ406は、弾性を有する素材によって形成されていてもよい。
 図10は、実施の形態1に係るロボットハンド3において把持の対象物4を包み込む把持形態を実現する第1の機構の動作を説明するための図である。図10には、対象物4も示されている。図10に示されるように、ワイヤ406の接続関係によって、第1リンク401に外力が作用すると、第1プーリ403及び第2プーリ404の各々が回転し、第2リンク402が屈曲する。結果として、外力を作用させている対象物4が第1リンク401と第2リンク402とによって囲まれた状態が生じる。図10には、第1プーリ403及び第2プーリ404の各々が回転することを示す矢印も示されている。図10には、ばね405の張力も示されている。
 同様の作用は、非特許文献1が開示しているリンクと関節とによって構成された機構によっても実現される。図11は、非特許文献1が開示しているリンク441と回転関節442とによって構成された機構を示す図である。図12は、非特許文献1が開示しているリンク441と回転関節442とによって構成された機構の動作を説明するための図である。図12には、外力と、外力を作用させる対象物4も示されている。
 実施の形態1では、第1駆動部34及び第2駆動部35の各々の駆動方式は、並進運動による駆動方式であってもよいし、回転運動による駆動方式であってもよいし、限定されない。言い換えるならば、第1駆動部34は、図2に示される構成、すなわち一般にチャック式のハンドで用いられる並進運動を行うアクチュエータを有する構成に限定されない。第1駆動部34は、回転する機構を有してもよい。
 図13は、実施の形態1に係るロボットハンド3が有する第1駆動部34に空気圧又はモータによって回転運動を行うアクチュエータが用いられた構成を示す図である。このように、第1駆動部34は、回転運動を行うアクチュエータを有してもよい。図13の例では、ロボットハンド3は、回転運動を行う第1駆動部34に接続されている第1伝達機構部121と、第1伝達機構部121に接続されている第2伝達機構部122及び第3伝達機構部123とを有する。第2伝達機構部122及び第3伝達機構部123は、第1伝達機構部121を介して第1駆動部34から駆動力を得る。
 第2伝達機構部122は第1指部31にも接続されており、第3伝達機構部123は第2指部32にも接続されている。第1伝達機構部121は、減速機である。第1指部31は第2伝達機構部122を介して回転動作を行い、第2指部32は第3伝達機構部123を介して回転動作を行う。このように、第1指部31及び第2指部32の各々は、回転運動を行う構成要素であってもよい。図13には、第1指部31及び第2指部32の各々が回転運動を行うことを示す矢印と、第1把持方向201も示されている。
 図14は、実施の形態1に係るロボットハンド3が有する第2駆動部35に並進方向に動作するアクチュエータが用いられた構成を示す図である。図14の例では、第2駆動部35は、並進方向に動作するアクチュエータによって構成されている。例えば、第2駆動部35は、モータ又は空気圧によって駆動されるリニアスライダである。
 図14に示されるように、第3指部33は、第7リンク部331と、第8リンク部332と、第7リンク部331と第8リンク部332とを接続する受動関節部333とを有してもよい。受動関節部333は、第2把持方向202において可動な受動機構部の例である。図14のロボットハンド3は、先に示された包み込み把持を実現しやすくすることができる。
 図15は、実施の形態1に係るロボットハンド3が有する第2駆動部35に回転方向に動作するアクチュエータが用いられた構成を示す図である。このように、第2駆動部35は、回転運動を行うアクチュエータを有してもよい。具体的には、図15の第2駆動部35は、モータ又は空気圧によって駆動され、必要に応じて伝達機構を介して回転運動を行う構成要素であってもよい。図15のロボットハンド3では、指先が到達することができる範囲に対して、根本側の機構をコンパクトに構成することができる。
 図15のロボットハンド3が有する第3指部33は、第7リンク部331と、第8リンク部332と、第7リンク部331と第8リンク部332とを接続する受動関節部333とを有する。そのため、図15のロボットハンド3は、先に示された包み込み把持を実現しやすくすることができる。
 実施の形態1によれば、小型のロボットハンド3で形状が違う複数の対象物4の各々を把持することができるという格別の効果を得ることができる。特に、ピンチング把持とグラスピング把持といった異なる把持方法を、ひとつのロボットハンド3を用いて実現することができる。実施の形態1に係るロボットハンド3によれば、従来のグラスピング把持で把持可能な対象物に加え、床面と対象物との間に指部を差し込むことができない対象物の把持、及び小さい対象物の把持を、機構を大きくすることなく実現することができる、といった従来にない顕著な効果が得られる。床面と対象物との間に指部を差し込むことができない対象物の例は、床面に対して鉛直に立った面を持つ対象物である。すなわち、実施の形態1に係るロボットハンド3は、構成が過度に大きくなく、従来のハンド機構が把持することが苦手な対象物を把持することができる。
 受動機構部は、受動機構部を有する指部に第2把持方向202において変位を生じさせることを可能にする状態で配置されている。そのため、ロボットハンド3は、第1把持方向201において対象物を把持しようとする場合、第1受動関節部314、第2受動関節部315、第3受動関節部324及び第4受動関節部325が回転して把持を失敗することを抑制することができる。
 図16は、実施の形態1に係るロボットハンド3によって得られる新しい効果を説明するための図である。ロボットハンド3は、パワーグラスプを実現する場合、第1指部31及び第2指部32の配置を変更することができる。
 第2把持方向202の把持を行う前に、第1指部31及び第2指部32の配置を対象物4によって変更可能とすることで、図16に示される通り、第1指部31と第2指部32との間隔を大きくとった場合、ロボットハンド3は、大きな対象物4を安定的に把持することができる。他方、第1指部31と第2指部32との間隔を小さくとった場合、ロボットハンド3は、小さな対象物4に対して安定的にパワーグラスプを実現することができる。従来のパワーグラスプを実現する機構には、指の隙間から対象物がこぼれ落ちるような問題があるが、ロボットハンド3は、対象物4の大きさに対応して第1指部31と第2指部32との間隔を変更することができるので、把持成功率を向上させることができるという格別の効果を得る。図16には、第1指部31及び第2指部32の位置が調節されることを示す矢印60も示されている。
実施の形態2.
 図17は、実施の形態2に係るロボットハンド3Aの一部の構成を示す図である。図17は、ロボットハンド3Aのうちの第3指部33を含む一部を示している。ロボットハンド3Aは、実施の形態1に係るロボットハンド3が有するすべての構成要素を有する。ロボットハンド3Aは、第3指部33を構成する第1リンク部511の近傍に配置されたストッパ機構部501及びストッパ駆動部502を更に有する。実施の形態2では、第2駆動部35は、回転運動を行う構成要素である。ストッパ機構部501は、第2把持方向202における第2駆動部35の回転を止める機能を有する。ストッパ駆動部502は、ストッパ機構部501を駆動する。図17におけるストッパ機構部501に最も近い矢印は、ストッパ機構部501がスライド可能であることを示している。図17は、ストッパ無効状態及びストッパ有効状態を示している。
 一般に、第2駆動部35がエアーにより駆動される場合、応答が早く安価であるという効果が得られる一方、第2駆動部35がモータによって駆動される場合のように第3指部33の位置を自由に制御することができないという課題がある。結果として、第3指部33を使わない、第1把持方向201に対する把持を行っている間も、第3指部33が邪魔になることがある。
 ロボットハンド3Aは、ストッパ機構部501及びストッパ駆動部502を有するので、第2駆動部35がエアーにより駆動される場合、指を開いている状態において指先を二つの位置で止めることができる。第2駆動部35に用いられるアクチュエータとして、例えば二つの空気圧ポートを持つエアベーンモータを使用することによって、ロボットハンド3Aが一番開いている状態、圧力をかけていない状態、及び一番閉じている状態を実現することができる。圧力をかけていない状態は、ばねと重力とが釣り合う状態である。この場合、ロボットハンド3Aが開いている状態のポジションについて、通常は可動範囲いっぱいまで開くが、ストッパ機構部501とストッパ駆動部502とを使うことによって途中で開きを止めることができるようになる。
 図18は、実施の形態2に係るロボットハンド3Aによって得られる効果を説明するための図である。ロボットハンド3Aの構成によって、図18に示されるように、ストッパ無効状態で第2駆動部35が第3指部33の指先を対象物から離れた方向に駆動している場合、ロボットハンド3Aは、第1駆動部34を使ってつまみ把持を行うとき、第3指部33が対象物に干渉せず、把持成功率が向上するという格別な効果を得ることができる。つまみ把持は、ピンチング把持である。図18は、ストッパ有効状態の動作も示している。
 ロボットハンド3Aは、第1指部31及び第2指部32を動作させる場合、第3指部33を跳ね上げることにより、対象物と第3指部33との不要な干渉を抑制することができる。そのため、ロボットハンド3Aは、対象物を把持することができる領域を広げることができ、生産効率を向上させることができる。
実施の形態3.
 図19は、実施の形態3に係るロボットハンド3Bの第1指部31、第2指部32及び第3指部33の構成を示す図である。実施の形態3では、第1指部31、第2指部32及び第3指部33の各々は、2個の受動関節部を有する。具体的には、第1指部31は第1受動関節部314及び第2受動関節部315を有し、第2指部32は第3受動関節部324及び第4受動関節部325を有し、第3指部33は第5受動関節部334及び第6受動関節部335を有する。例えば、受動関節部の具体的な構成は、図9に示されているプーリとワイヤとが用いられる構成である。
 実施の形態3に係るロボットハンド3Bにおける把持状態の遷移とその効果について説明する。実施の形態1では、初期の状態から対象物4がスライドして包み込み把持状態に遷移する過程で、第1指部31、第2指部32及び第3指部33で構成される三角形の領域から対象物4が逸脱してロボットハンド3が対象物4を把持することができなくなることがある。他方、実施の形態3に係るロボットハンド3Bの構成では、対象物が逸脱しにくくなる。
 具体的に、第2把持方向の把持の状態遷移について説明する。第2把持方向についての把持操作については、第3指部33が対象物に接近するため、初めに第3指部33が対象物に接触する。実施の形態3では、第3指部33が第5受動関節部334及び第6受動関節部335を有するので、対象物をスライドさせる初期の状態からロボットハンド3Bは対象物と多点で接触した状態を取ることができる。結果として、第3指部33が第5受動関節部334及び第6受動関節部335を有することで、把持成功率が上がるという、格別の効果が得られる。
 実施の形態3では、第1指部31及び第2指部32の各々も受動関節部を有する。しかしながら、第1指部31は、受動関節部を有さず、剛体リンク1本で構成されてもよい。第2指部32も、受動関節部を有さず、剛体リンク1本で構成されてもよい。それらの場合においても、実施の形態3に係るロボットハンド3Bによって得られる効果は得られる。
実施の形態4.
 図20は、実施の形態4に係るロボットハンド3Cの構成の一部を示す第1図である。図21は、実施の形態4に係るロボットハンド3Cの構成の一部を示す第2図である。実施の形態4では、第1指部、第2指部及び第3指部の各々は、複数存在する。具体的には、図20に示されるように、ロボットハンド3Cは、第1駆動部34Cと、第1指集合部1001と、第2指集合部1002とを有する。第1駆動部34Cは、第1把持方向201において第1指集合部1001と第2指集合部1002とを動作させ、それによりロボットハンド3Cは把持操作を行う。
 第1指集合部1001は、実施の形態1から実施の形態3までの第1指部31と同じように第1駆動部34Cによって駆動されるが、実施の形態1から実施の形態3までの各実施の形態と実施の形態4との違いは、第1指集合部1001が複数の指部を有することである。図20に示されるように、第1指集合部1001は第1A指部31A及び第1B指部31Bを有する。第1A指部31Aは、実施の形態1の第1指部31に相当する。第1指集合部1001は、三つ以上の指部を有してもよい。第1A指部31A及び第1B指部31Bの各々は、受動関節部を有する。例えば、受動関節部の構成は、図9に示されているプーリとワイヤとが用いられる構成である。
 第2指集合部1002は、実施の形態1から実施の形態3までの第2指部32と同じように第1駆動部34Cによって駆動されるが、実施の形態1から実施の形態3までの各実施の形態と実施の形態4との違いは、第2指集合部1002が複数の指部を有することである。図20に示されるように、第2指集合部1002は第2A指部32A及び第2B指部32Bを有する。第2A指部32Aは、実施の形態1の第2指部32に相当する。第2指集合部1002は、三つ以上の指部を有してもよい。第2A指部32A及び第2B指部32Bの各々は、受動関節部を有する。例えば、受動関節部の構成は、図9に示されているプーリとワイヤとが用いられる構成である。
 図21に示されるように、ロボットハンド3Cは、第2駆動部35Cと、第2把持方向202の方向において動作するリンク機構としての第3指集合部1003とを有する。第3指集合部1003は、第2駆動部35Cに接続されている。第2駆動部35Cは、第2把持方向202において第3指集合部1003を動作させる。第3指集合部1003は、第3A指部33A、第3B指部33B及び第3C指部33Cの三つの指部を有する。第3A指部33Aは、実施の形態1の第3指部33に相当する。第3指集合部1003は、四つ以上の指部を有してもよい。
 ロボットハンド3Cは、第1指集合部1001、第2指集合部1002及び第3指集合部1003を有するので、対象物を把持する場合、比較的小さな力で落とすことなく対象物を把持することができ、把持成功率を格段に向上させるという、格別な効果を得ることができる。
実施の形態5.
 図22は、実施の形態5に係るロボットハンド3Dの構成を示す図である。ロボットハンド3Dは、対象物を把持するロボットハンドであって、把持を行う第1指部31及び第2指部32を有する。実施の形態5では、第2指部32は固定されている。つまり、実施の形態5では、第1指部31及び第2指部32については、第1指部31のみが動作する。ロボットハンド3Dは、第1指部31と第2指部32とを合わせる方向である第1把持方向201において第1指部31を動作させるための駆動部50と、第1把持方向201と平行ではない第2把持方向202において動作させられる第3指部33とを更に有する。
 ロボットハンド3Dは、駆動部50に接続されている第1伝達機構部51と、駆動力を伝達する第2伝達機構部52と、駆動力を伝達する第3伝達機構部53とを更に有する。第2伝達機構部52は、伝達機構部52A及び伝達機構部52Bを有する。第3伝達機構部53は、伝達機構部53A及び伝達機構部53Bを有する。ロボットハンド3Dは、第2伝達機構部52を動作させて第1伝達機構部51に接触させる第1ソレノイド部54と、第3伝達機構部53を動作させて第1伝達機構部51に接触させる第2ソレノイド部55とを更に有する。第2伝達機構部52が第1伝達機構部51に接触する場合、伝達機構部52Aが第1伝達機構部51に接触する。第3伝達機構部53が第1伝達機構部51に接触する場合、伝達機構部53Aが第1伝達機構部51に接触する。
 第1指部31は、第2伝達機構部52に接続されている。具体的には、第1指部31は、第2伝達機構部52が有する伝達機構部52Bに接続されている。駆動部50は、第3指部33を動作させるための機能を有しており、駆動力を発生する。第3指部33は、第3伝達機構部53に接続されている。具体的には、第3指部33は、第3伝達機構部53が有する伝達機構部53Bに接続されている。
 第2伝達機構部52が第1伝達機構部51に接続される場合、第1指部31が第1把持方向201において動作する。第3伝達機構部53が第1伝達機構部51に接続される場合、第3指部33が第2把持方向202において動作する。ロボットハンド3Dでは、駆動部50及び第1ソレノイド部54が第1把持方向201において第1指部31を動作させ、駆動部50及び第2ソレノイド部55が第2把持方向202において第3指部33を動作させる。
 駆動部50が第1把持方向201において第1指部31を動作させる場合、ロボットハンド3Dは、第1ソレノイド部54を上昇させて第2伝達機構部52が有する伝達機構部52Aを第1伝達機構部51に接触させ、駆動部50の駆動力を第1指部31に伝達することができる状態にする。例えば、第1伝達機構部51はかさば歯車を有する。例えば、伝達機構部52Aはかさば歯車と平歯車とを軸で接続した構成要素を有し、伝達機構部52Bはラック及びピニオン機構を有する。
 第1ソレノイド部54により移動した伝達機構部52Aは、駆動部50の駆動力を伝達機構部52Bに伝達する。伝達機構部52Bは第1指部31に連結されており、伝達機構部52Bの並進移動によって、第1指部31は並進移動する。なお、ラック及びピニオンの例として、第1指部31だけを駆動する例が説明されたが、一般のチャックハンドに見られるように、第2指部32の側にも第2伝達機構部52と同様の伝達機構部が設けられて、第1指部31と第2指部32とを互い違いに動かす構成が採用されてもよい。
 駆動部50が第2把持方向202において第3指部33を動作させる場合、ロボットハンド3Dは、第2ソレノイド部55を駆動させ、伝達機構部53Aを第1伝達機構部51に接触させることで、駆動部50の駆動力を第3指部33に伝達する。これにより、第3指部33の第2把持方向202における動作が実現する。例えば、伝達機構部53Aはかさば歯車とプーリとを同軸で連結させた構成要素を有し、伝達機構部53Bはプーリを有する。各指部への力の伝達以外の動作は、実施の形態1又は実施の形態3に係る動作と同様である。
 上述の通り、実施の形態5に係るロボットハンド3Dは、大きなアクチュエータとしては駆動部50だけを有し、力の伝達の切り替え手段としては第1ソレノイド部54及び第2ソレノイド部55を有する。これにより、ロボットハンド3Dが消費エネルギを抑えることができるという、格別の効果を得ることができる。
 図23は、実施の形態1に係るシステムが有するロボット制御装置2がプロセッサ91によって実現される場合のプロセッサ91を示す図である。つまり、ロボット制御装置2の機能は、メモリ92に格納されるプログラムを実行するプロセッサ91によって実現されてもよい。プロセッサ91は、CPU(Central Processing Unit)、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、又はDSP(Digital Signal Processor)である。図23には、メモリ92も示されている。
 ロボット制御装置2の機能がプロセッサ91によって実現される場合、当該機能は、プロセッサ91と、ソフトウェア、ファームウェア、又は、ソフトウェアとファームウェアとの組み合わせとによって実現される。ソフトウェア又はファームウェアは、プログラムとして記述され、メモリ92に格納される。プロセッサ91は、メモリ92に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、ロボット制御装置2の機能を実現する。
 ロボット制御装置2の機能がプロセッサ91によって実現される場合、実施の形態1に係るシステムは、ロボット制御装置2によって実行されるステップが結果的に実行されることになるプログラムを格納するためのメモリ92を有する。メモリ92に格納されるプログラムは、ロボット制御装置2をコンピュータに実行させるものであるともいえる。
 メモリ92は、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(登録商標)(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)等の不揮発性若しくは揮発性の半導体メモリ、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク又はDVD(Digital Versatile Disk)等である。
 図24は、実施の形態1に係るシステムが有するロボット制御装置2が処理回路93によって実現される場合の処理回路93を示す図である。つまり、ロボット制御装置2は、処理回路93によって実現されてもよい。処理回路93は、専用のハードウェアである。処理回路93は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化されたプロセッサ、並列プログラム化されたプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、又はこれらを組み合わせたものである。ロボット制御装置2の一部は、残部と別個の専用のハードウェアによって実現されてもよい。
 ロボット制御装置2の複数の機能について、当該複数の機能の一部がソフトウェア又はファームウェアで実現され、当該複数の機能の残部が専用のハードウェアで実現されてもよい。このように、ロボット制御装置2の複数の機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、又はこれらの組み合わせによって実現することができる。
 以上の実施の形態に示した構成は、一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、実施の形態同士を組み合わせることも可能であるし、要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略又は変更することも可能である。
 1 ロボット、2 ロボット制御装置、3,3A,3B,3C,3D ロボットハンド、4 対象物、31 第1指部、31A 第1A指部、31B 第1B指部、32 第2指部、32A 第2A指部、32B 第2B指部、33 第3指部、33A 第3A指部、33B 第3B指部、33C 第3C指部、34,34C 第1駆動部、35,35C 第2駆動部、50 駆動部、51,121 第1伝達機構部、52,122 第2伝達機構部、52A,52B,53A,53B 伝達機構部、53,123 第3伝達機構部、54 第1ソレノイド部、55 第2ソレノイド部、91 プロセッサ、92 メモリ、93 処理回路、201 第1把持方向、202 第2把持方向、311,511 第1リンク部、312 第2リンク部、313 第3リンク部、314 第1受動関節部、315 第2受動関節部、316,317 ばね部、321 第4リンク部、322 第5リンク部、323 第6リンク部、324 第3受動関節部、325 第4受動関節部、331 第7リンク部、332 第8リンク部、333 受動関節部、334 第5受動関節部、335 第6受動関節部、401 第1リンク、402 第2リンク、403 第1プーリ、404 第2プーリ、405 ばね、406 ワイヤ、441 リンク、442 回転関節、501 ストッパ機構部、502 ストッパ駆動部、1001 第1指集合部、1002 第2指集合部、1003 第3指集合部。

Claims (8)

  1.  対象物を把持するロボットハンドであって、
     把持を行う第1指部及び第2指部と、
     前記第1指部と前記第2指部とを合わせる方向である第1把持方向において前記第1指部と前記第2指部とを動作させる第1駆動部と、
     前記第1把持方向と平行ではない第2把持方向において動作させられる第3指部と、
     前記第3指部を駆動する第2駆動部とを備え、
     前記第1指部、前記第2指部及び前記第3指部の一部又は全部は、前記第2把持方向において可動な受動機構部を有する
     ことを特徴とするロボットハンド。
  2.  前記第2把持方向は、前記第1把持方向と直交する方向であって、
     前記受動機構部は、前記受動機構部を有する指部に前記第2把持方向において変位を生じさせることを可能にする状態で配置されている
     ことを特徴とする請求項1に記載のロボットハンド。
  3.  前記第1駆動部に接続されている第1伝達機構部と、
     前記第1指部及び前記第1伝達機構部に接続されている第2伝達機構部と、
     前記第2指部及び前記第1伝達機構部に接続されている第3伝達機構部とを更に備え、
     前記第1駆動部は、回転運動を行うアクチュエータを有し、
     前記第2伝達機構部及び前記第3伝達機構部は、前記第1伝達機構部を介して前記第1駆動部から駆動力を得る
     ことを特徴とする請求項1又は2に記載のロボットハンド。
  4.  前記第2駆動部は、回転運動を行うアクチュエータを有する
     ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のロボットハンド。
  5.  ストッパ機構部と、
     前記ストッパ機構部を駆動するストッパ駆動部とを更に備え、
     前記第2駆動部は、回転運動を行う構成要素であって、
     前記ストッパ機構部は、前記第2把持方向における前記第2駆動部の回転を止める機能を有する
     ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のロボットハンド。
  6.  前記第3指部は、2個の受動関節部を有する
     ことを特徴とする請求項4に記載のロボットハンド。
  7.  2本以上の指部を有する第1指集合部、第2指集合部及び第3指集合部を備え、
     前記第1指部は、前記第1指集合部に含まれ、
     前記第2指部は、前記第2指集合部に含まれ、
     前記第3指部は、前記第3指集合部に含まれ、
     前記第1駆動部は、前記第1把持方向において前記第1指集合部及び前記第2指集合部を動作させ、
     前記第2駆動部は、前記第2把持方向において前記第3指集合部を動作させる
     ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載のロボットハンド。
  8.  対象物を把持するロボットハンドであって、
     把持を行う第1指部及び第2指部と、
     前記第1指部と前記第2指部とを合わせる方向である第1把持方向において前記第1指部を動作させるための駆動部と、
     前記第1把持方向と平行ではない第2把持方向において動作させられる第3指部と、
     前記駆動部に接続されている第1伝達機構部と、
     駆動力を伝達する第2伝達機構部と、
     駆動力を伝達する第3伝達機構部と、
     前記第2伝達機構部を動作させて前記第1伝達機構部に接触させる第1ソレノイド部と、
     前記第3伝達機構部を動作させて前記第1伝達機構部に接触させる第2ソレノイド部とを備え、
     前記第1指部は、前記第2伝達機構部に接続されており、
     前記駆動部は、前記第3指部を動作させるための機能を有しており、前記駆動力を発生し、
     前記第3指部は、前記第3伝達機構部に接続されており、
     前記第2伝達機構部が前記第1伝達機構部に接続される場合、前記第1指部が前記第1把持方向において動作し、
     前記第3伝達機構部が前記第1伝達機構部に接続される場合、前記第3指部が前記第2把持方向において動作する
     ことを特徴とするロボットハンド。
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