WO2022176845A1 - 加熱調理器 - Google Patents

Abstract

加熱調理器（１００）は、加熱調理室と、スライドレール（４２１）と、スライド板（２５）と、蓋部（２１）と、回転軸部（４３）と、保持部（４５）とを備える。加熱調理室は、開口の外周に配置された板部（５０）を有する。スライドレール（４２１）は、第１所定方向（ＤＤ１）に沿って延びる。スライド板（２５）は、スライドレール（４２１）に沿って移動する。蓋部（２１）は、スライド板（２５）に取付けられ、開口を開閉する。回転軸部（４３）は、第１所定方向（ＤＤ１）と直交する第２所定方向（ＤＤ２）を回転軸線として、スライドレール（４２１）を回動させる。保持部（４５）は、加熱調理室に対して回動自在にスライドレール（４２１）を保持する。

Description

加熱調理器

　本発明は、加熱調理器に関する。

　特許文献１には、引出し式加熱調理器が開示されている。特許文献１に開示の引出し式加熱調理器は、加熱調理器本体と、引出体とを備える。加熱調理器本体は、加熱調理室を有する。

　引出体は、加熱調理室内に収容されている状態から加熱調理器本体の外方に向かって引出し可能である。引出体は、蓋部を有する。引出体が加熱調理室に引込まれた状態において、蓋部は加熱調理室の前側の開口を塞ぐ。

特開２０１１－０８９７３８号公報

　蓋部が開口を覆う位置に移動したときに、蓋部は開口の外周に配置された板部に、密接するか又は所定間隔（例えば、０．５ｍｍ）を空けて保持される。そして、近年、蓋部が開口を覆う位置に移動したときに、板部と蓋部との平行度を精度よく保持することが要望されている。

　本発明は、上記課題に鑑み、蓋部が開口を覆う位置に移動したときに、板部と蓋部との平行度を精度よく保持できる加熱調理器を提供することを目的とする。

　本発明の加熱調理器は、加熱調理室と、スライドレールと、スライド板と、蓋部と、回転軸部と、保持部とを備える。前記加熱調理室は、開口の外周に配置された板部を有する。前記スライドレールは、第１所定方向に沿って延びる。前記スライド板は、前記スライドレールに沿って移動する。前記蓋部は、前記スライド板に取付けられ、前記開口を開閉する。前記回転軸部は、前記第１所定方向と直交する第２所定方向を回転軸線として、前記スライドレールを回動させる。前記保持部は、前記加熱調理室に対して回動自在に前記スライドレールを保持する。

　本発明の加熱調理器によれば、蓋部が開口を覆う位置に移動したときに、板部と蓋部との平行度を精度よく保持できる。

本発明の実施形態に係る引出し式加熱調理器を示す斜視図である。 本実施形態に係る引出し式加熱調理器を示す右側面図である。 本実施形態に係る引出し式加熱調理器を示す上面図である。 本実施形態に係る引き出し式加熱調理器を示す正面図である。 本実施形態に係る引出体を示す分解斜視図である。 本実施形態に係る引出し式加熱調理器を示す底面図である。 本実施形態に係る引出し式加熱調理器を示す底面図である。 図７の切断線ＶＩＩＩで切断した引出し式加熱調理器を示す断面図である。 図７の切断線ＩＸで切断した引出し式加熱調理器を示す断面図である。 本実施形態に係る引出し式加熱調理器を示す底面図である。 本実施形態に係る引出し式加熱調理器を示す底面図である。 図１１の切断線ＸＩＩで切断した引出し式加熱調理器を示す断面図である。 本実施形態に係る支持部材を示す斜視図である。 本実施形態に係る引出し式加熱調理器の構成を示すブロック図である。 本実施形態に係る接続部材及び被接続部材を示す断面図である。 本実施形態に係る接続部材及び被接続部材を示す断面図である。 本実施形態に係る引出し式加熱調理器による調理方法を説明するためのフロー図である。 本実施形態に係る引出し式加熱調理器が取付けられるキャビネットの外観を示す斜視図である。

　以下、図面を参照して、本発明に係る引出し式加熱調理器の実施形態について説明する。なお、図中、同一又は相当部分については同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。

　図１～図３を参照して、本実施形態に係る引出し式加熱調理器１００について説明する。図１は、引出し式加熱調理器１００を示す斜視図である。図２は、引出し式加熱調理器１００を示す右側面図である。図３は、引出し式加熱調理器１００を示す上面図である。詳しくは、図１～図３は、引出体２を引出した状態の引出し式加熱調理器１００を示す。また、図１は、引出し式加熱調理器１００を右斜め前の上方から観た外観を示す。引出し式加熱調理器１００は、「加熱調理器」の一例である。

　図１に示すように、引出し式加熱調理器１００は、被加熱物Ｈを加熱調理する。被加熱物Ｈは、例えば、食品である。引出し式加熱調理器１００は、加熱庫１と、引出体２と、操作パネル３と、加熱調理室１００Ａとを備える。

　本実施形態において、引出し式加熱調理器１００の操作パネル３が配置される側を引出し式加熱調理器１００の前側とし、その反対側（背面側）を引出し式加熱調理器１００の後側と規定する。また、引出し式加熱調理器１００を前側から視たときの右側を引出し式加熱調理器１００の右側とし、その反対側を引出し式加熱調理器１００の左側と規定する。また、引出し式加熱調理器１００の前後方向及び左右方向と直交する方向において、操作パネル３が配置される側を引出し式加熱調理器１００の上側とし、その反対側（底側）を引出し式加熱調理器１００の下側と規定する。なお、これらの向きは、本発明の引出し式加熱調理器１００の使用時の向きを限定するものではない。

　図１～図３に示すように、加熱庫１は、箱状部材である。具体的には、加熱庫１は、右外壁１Ｇ、左外壁１Ｈ、天外壁１Ｊ、底外壁１Ｆ、及び奥外壁１Ｋを有する。そして、加熱庫１は、加熱調理室１００Ａを収容する。

　引出体２は、加熱調理室１００Ａに対して第１方向Ｄ１に引出可能である。第１方向Ｄ１は、前方向である。また、第２方向Ｄ２は、第１方向Ｄ１と交差する。本実施形態では、第２方向Ｄ２は、第１方向Ｄ１と直交する。本実施形態では、第２方向Ｄ２は、上方向である。具体的には、引出体２は、蓋部２１と、載置部２２と、支持部２３とを備える。

　加熱調理室１００Ａは、被加熱物Ｈを収容する収容空間１２０を有する。加熱調理室１００Ａの形状は、例えば、略直方体である。具体的には、加熱調理室１００Ａは、一対の側壁部１０と、奥壁１Ｅと、開口部１００Ｂとを有する。開口部１００Ｂは、「開口」の一例である。奥壁１Ｅは、第１方向Ｄ１と交差する。開口部１００Ｂは、奥壁１Ｅに対向する。開口部１００Ｂは、第１方向Ｄ１に向かって開口している。開口部１００Ｂは、加熱調理室１００Ａ外と連通する。一対の側壁部１０は、第３方向Ｄ３に互いに対向する。第３方向Ｄ３は、左方向である。具体的には、一対の側壁部１０は、右壁１Ａと左壁１Ｂとを含む。加熱調理室１００Ａは、天壁１Ｃと底壁１Ｄとを更に含む。右壁１Ａ、左壁１Ｂ、天壁１Ｃ、底壁１Ｄ、及び奥壁１Ｅの材料は、例えば、金属である。

　加熱庫１は、加熱調理室１００Ａとの間に空間Ｒを更に有する。具体的には、加熱庫１は、底壁１Ｄと底外壁１Ｆとの間に空間Ｒを更に有する。加熱庫１は、右壁１Ａと右外壁１Ｇとの間に空間Ｒを更に有する。加熱庫１は、左壁１Ｂと左外壁１Ｈとの間に空間Ｒを更に有する。加熱庫１は、天壁１Ｃと天外壁１Ｊとの間に空間Ｒを更に有する。加熱庫１は、奥壁１Ｅと奥外壁１Ｋとの間に空間Ｒを更に有する。

　図１に示すように、操作パネル３は、ユーザからの操作を受付ける。操作は、例えば、被加熱物Ｈを加熱調理する調理方法、又は、蓋部２１が閉塞位置と開放位置との間で移動する情報を含む。具体的には、操作パネル３は、表示部と、記憶部６と、制御部５とを有する。表示部は、各種の情報を表示する。具体的には、表示部は、液晶パネルを含む。

　記憶部６は、ＲＡＭ（Ｒａｎｄｏｍ　Ａｃｃｅｓｓ　Ｍｅｍｏｒｙ）、及びＲＯＭ（Ｒｅａｄ　Ｏｎｌｙ　Ｍｅｍｏｒｙ）によって構成される。記憶部６は、引出し式加熱調理器１００の各部の動作を制御するための制御プログラムを記憶する。記憶部６は、表示部が操作されて入力された設定情報を記憶する。

　制御部５は、ＣＰＵ（Ｃｅｎｔｒａｌ　Ｐｒｏｃｅｓｓｉｎｇ　Ｕｎｉｔ）のようなプロセッサーを含むハードウェア回路である。制御部５は、記憶部６に格納された制御プログラムを実行する。

　続けて図４を参照して、パネル５０について更に説明する。図４は、引出し式加熱調理器１００を示す正面図である。詳しくは、図４は、引出体２を取外した状態の引出し式加熱調理器１００を示す正面図である。図４に示すように、引出し式加熱調理器１００は、パネル５０を更に備える。パネル５０は、「板部」の一例である。

　パネル５０は、開口部１００Ｂの外周に配置される。開口部１００Ｂは、例えば、矩形状である。パネル５０は、例えば、四角環状の板状部材である。パネル５０は、第１貫通孔５１と、第２貫通孔５２と、第３貫通孔５３と、第４貫通孔５４と、第５貫通孔５５とを有する。

　第１貫通孔５１と、第２貫通孔５２と、第３貫通孔５３と、第４貫通孔５４と、第５貫通孔５５とは、開口部１００Ｂの周囲に形成される。詳しくは、第１貫通孔５１は、開口部１００Ｂより下側の位置に形成されている。第２貫通孔５２は、開口部１００Ｂより左側の位置に形成されている。第３貫通孔５３は、開口部１００Ｂより右側の位置に形成されている。第４貫通孔５４は、開口部１００Ｂより左側の位置で、かつ第２貫通孔５２より上側の位置に形成されている。第５貫通孔５５は、開口部１００Ｂより右側の位置で、かつ第３貫通孔５３より上側の位置に形成されている。

　続けて図５を参照して、引出体２について詳細に説明する。図５は、本実施形態に係る引出体２を示す分解斜視図である。図５に示すように、引出体２は、蓋部２１と、支持部材２５とを更に備える。支持部材２５は、「スライド板」の一例である。

　支持部材２５は、板状部材２５１である。板状部材２５１は、第１面２５１Ａと、第２面２５１Ｂと、第３面２５１Ｃと、第４面２５１Ｄとを有する。

　本実施形態の引出体２において、第２面２５１Ｂから第１面２５１Ａに向かう方向を「第１設定方向ＤＤＤ１」とし、第３面２５１Ｃから第４面２５１Ｄに向かう方向を「第３設定方向ＤＤＤ３」とし、「第１設定方向ＤＤＤ１」及び「第３設定方向ＤＤＤ３」と直交する上方向を「第２設定方向ＤＤＤ２」と規定する。

　蓋部２１は、板状部材２５１に取付けられる。換言すれば、板状部材２５１は、蓋部２１を支持する。具体的には、板状部材２５１の一端部は、蓋部２１の第３設定方向ＤＤＤ３の中央部で、かつ載置部２２よりも下側に取付けられている。板状部材２５１は、蓋部２１から第１設定方向ＤＤＤ１の反対方向に延びる。

　蓋部２１は、板状部材２１１を有する。板状部材２１１は、第１面２１１Ａと、第２面２１１Ｂとを有する。第１面２１１Ａは、第１設定方向ＤＤＤ１側に配置される。第２面２１１Ｂは、第１設定方向ＤＤＤ１の反対方向側に配置される。

　板状部材２１１は、加熱調理室１００Ａの開口部１００Ｂを開閉する。具体的には、板状部材２１１は、閉塞位置と開放位置との間を移動する。閉塞位置は、板状部材２１１が開口部１００Ｂを閉塞する位置を示す。具体的には、閉塞位置は、パネル５０と第２面２１１Ｂとは対向する位置を示す。更に詳細には、閉塞位置は、パネル５０と第２面２１１Ｂとの間の距離は、所定距離である位置、又は、パネル５０と第２面２１１Ｂとが接触する位置を示す。所定距離は、例えば、０．５ｍｍである。パネル５０と第２面２１１Ｂとが接触する位置は、例えば、パネル５０と第２面２１１Ｂとが密接する位置である。一方、開放位置は、閉塞位置より第１方向Ｄ１に位置し、板状部材２１１が開口部１００Ｂを開放する位置を示す。

　載置部２２は、被加熱物Ｈを載置可能である。具体的には、載置部２２は、被加熱物Ｈが載置される載置面を有する。載置部２２の材料は、非金属製であり、例えば、セラミックス製又はガラス製であることが好ましい。

　支持部２３は、蓋部２１の第２面２１１Ｂに取付けられ、載置部２２が水平に維持されるように、載置部２２の周縁部を支持する。具体的には、支持部２３は、底板部２３Ａと、一対の壁部２０とを有する。支持部２３の材料は、例えば、金属である。

　底板部２３Ａは、矩形状の開口部２３Ａ１を有する。矩形状の開口部２３Ａ１は、底板部２３Ａの略中央部に位置する。

　一対の壁部２０の一方の壁部は、右側板部２３Ｃを含み、一対の壁部２０の他方の壁部は、左側板部２３Ｄを含む。右側板部２３Ｃと、左側板部２３Ｄとの各々は、略第１設定方向ＤＤＤ１に沿って延びる。右側板部２３Ｃと、左側板部２３Ｄとは、略第３設定方向ＤＤＤ３において対向する。詳細には、右側板部２３Ｃと左側板部２３Ｄとは、底板部２３Ａの周縁部から上方に延びている。そして、載置部２２は、蓋部２１と右側板部２３Ｃと左側板部２３Ｄとの間に嵌合する。載置部２２の周縁部は、底板部２３Ａの周縁部の上面に固定される。

　支持部２３は、一対のローラ２３Ｅ及び一対のローラ２３Ｆを更に有する。一対のローラ２３Ｅ及び一対のローラ２３Ｆは、引出体２の移動に伴って回転する。具体的には、一対のローラ２３Ｅの一方のローラは、右側ローラ２３Ｅ１を含み、一対のローラ２３Ｅの他方のローラは、左側ローラ２３Ｅ２を含む。右側ローラ２３Ｅ１及び左側ローラ２３Ｅ２は、略第３設定方向ＤＤＤ３に沿った回転軸線で回転する。そして、右側ローラ２３Ｅ１は、右側板部２３Ｃの後側（略第１設定方向ＤＤＤ１の反対方向側）の端部に取付けられている。左側ローラ２３Ｅ２は、左側板部２３Ｄの後側の端部に取付けられている。右側ローラ２３Ｅ１及び左側ローラ２３Ｅ２は、底壁１Ｄと接触する。

　また、一対のローラ２３Ｆの一方のローラは、右側ローラ２３Ｆ１を含み、一対のローラ２３Ｆの他方のローラは、左側ローラ２３Ｆ２を含む。右側ローラ２３Ｆ１及び左側ローラ２３Ｆ２は、略第２設定方向ＤＤＤ２に沿った回転軸線で回転する。そして、右側ローラ２３Ｆ１は、右側板部２３Ｃの後側の端部に取付けられている。左側ローラ２３Ｆ２は、左側板部２３Ｄの後側の端部に取付けられている。右側ローラ２３Ｆ１は、右壁１Ａと接触する。左側ローラ２３Ｆ２は、左壁１Ｂと接触する。

　そして、板状部材２１１が閉塞位置に位置する場合において、載置部２２及び支持部２３は加熱調理室１００Ａ内に収容される。一方、板状部材２１１が開放位置に位置する場合において、一対のローラ２３Ｅ及び一対のローラ２３Ｆは加熱調理室１００Ａ内に収容された状態で、載置部２２及び支持部２３は加熱調理室１００Ａ内から外へ引出される。

　再び図２及び図３を参照して、一対のレール部材１１について説明する。図２及び図３に示すように、引出し式加熱調理器１００は、一対のレール部材１１を更に備える。具体的には、一対のレール部材１１の一方のレール部材は、右側レール部材１１１を含み、一対のレール部材１１の他方のレール部材は、左側レール部材１１２を含む。右側レール部材１１１と、左側レール部材１１２とは、第３方向Ｄ３において対向する。

　右側レール部材１１１及び左側レール部材１１２の各々は、加熱庫１に配置される。具体的には、右側レール部材１１１及び左側レール部材１１２の各々は、加熱庫１と加熱調理室１００Ａとの間に配置される。更に具体的には、右側レール部材１１１は、右壁１Ａと右外壁１Ｇとの間の空間Ｒ内で右壁１Ａに固定されている。左側レール部材１１２は、左壁１Ｂと左外壁１Ｈとの間の空間Ｒ内で左壁１Ｂに固定されている。詳細には、右側レール部材１１１及び左側レール部材１１２の各々は、第１方向Ｄ１に延びる。

　続けて図４及び図５を参照して、一対のスライド部材２４について説明する。図４及び図５に示すように、引出し式加熱調理器１００は、一対のスライド部材２４を更に備える。具体的には、一対のスライド部材２４の一方のスライド部材は、右側スライド部材２４１を含み、一対のスライド部材２４の他方のスライド部材は、左側スライド部材２４２を含む。右側スライド部材２４１と、左側スライド部材２４２とは、略第３設定方向ＤＤＤ３において対向する。

　右側スライド部材２４１及び左側スライド部材２４２の各々は、蓋部２１に配置される。具体的には、右側スライド部材２４１の一端部は、蓋部２１の右側（第３設定方向ＤＤＤ３の反対側）の縁部に取付けられている。左側スライド部材２４２の一端部は、蓋部２１の左側（第３設定方向ＤＤＤ３側）の縁部に取付けられている。詳細には、右側スライド部材２４１及び左側スライド部材２４２の各々は、蓋部２１から略第１設定方向ＤＤＤ１の反対方向に延びる。

　右側スライド部材２４１は、第３貫通孔５３に挿入されている。右側スライド部材２４１は、右側レール部材１１１にスライド可能に支持される。また、左側スライド部材２４２は、第２貫通孔５２に挿入されている。左側スライド部材２４２は、左側レール部材１１２にスライド可能に支持される。

　続けて図６から図８を参照して、駆動レール４２について詳細に説明する。図６及び図７は、底外壁１Ｆを取外した状態の引出し式加熱調理器１００を示す底面図である。詳しくは、図６は、引出体２を引出した状態の引出し式加熱調理器１００を示す。一方、図７は、引出体２を収容した状態の引出し式加熱調理器１００を示す。図８は、図７の切断線ＶＩＩＩで切断した引出し式加熱調理器１００を示す断面図である。

　図６から図８に示すように、引出し式加熱調理器１００は、駆動レール４２を更に備える。駆動レール４２は、「スライドレール」の一例である。駆動レール４２は、板状部材４２１を有する。板状部材４２１は、第１面４２１Ａと、第２面４２１Ｂと、第３面４２１Ｃと、第４面４２１Ｄとを有する。本実施形態の駆動レール４２において、第２面４２１Ｂから第１面４２１Ａに向かう方向を「第１所定方向ＤＤ１」とし、第３面４２１Ｃから第４面４２１Ｄに向かう方向を「第３所定方向ＤＤ３」とし、「第１所定方向ＤＤ１」及び「第３所定方向ＤＤ３」と直交する上方向を「第２所定方向ＤＤ２」と規定する。

　駆動レール４２は、第１所定方向ＤＤ１に沿って延びる。そして、駆動レール４２は、加熱調理室１００Ａより下方に位置する。具体的には、駆動レール４２は、底壁１Ｄと底外壁１Ｆとの間の空間Ｒ内に収容されている。

　支持部材２５は、駆動レール４２に沿って移動する。つまり、支持部材２５は、第１所定方向ＤＤ１に沿って移動する。具体的には、支持部材２５は、第１貫通孔５１に挿入されている。支持部材２５は、駆動レール４２にスライド可能に支持される。具体的には、支持部材２５は、上面に突出部２５Ｂを有する。一方、駆動レール４２は、下面に把持部４２９を有する。把持部４２９は、突出部２５Ｂを把持する。

　駆動レール４２は、回転軸孔４２２と、第１保持孔４２３と、第２保持孔４２４とを有する。第１保持孔４２３と第２保持孔４２４との各々は、「貫通孔」の一例である。回転軸孔４２２と第１保持孔４２３と第２保持孔４２４との各々は、第２所定方向ＤＤ２に沿って板状部材４２１を貫通する。回転軸孔４２２の形状は、略円柱形状である。

　第１保持孔４２３と第２保持孔４２４との各々は、第３所定方向ＤＤ３に延びる。具体的には、第１保持孔４２３と第２保持孔４２４との各々の形状は、略楕円柱形状である。
そして、第１所定方向ＤＤ１において、回転軸孔４２２と、第１保持孔４２３及び第２保持孔４２４とは離間する。具体的には、第１保持孔４２３は、回転軸孔４２２から第１所定方向ＤＤ１の反対方向に第１距離の位置に配置される。また、第２保持孔４２４は、回転軸孔４２２から第１所定方向ＤＤ１の反対方向に第２距離の位置に配置される。第２距離は、第１距離より大きい。

　続けて、回転軸部４３について詳細に説明する。引出し式加熱調理器１００は、回転軸部４３を更に備える。

　回転軸部４３は、第２所定方向ＤＤ２を回転軸線として、駆動レール４２を回動させる。詳細には、回転軸部４３は、第２所定方向ＤＤ２を回転軸線として、駆動レール４２が回動方向ＲＲに回動するように、駆動レール４２を保持する。具体的には、回転軸部４３は、例えば、円柱状体４３ａと、板状体４３ｂとを有する。板状体４３ｂは、円柱状体４３ａの下端部に配置される。

　円柱状体４３ａの上端部は、加熱調理室１００Ａの底壁１Ｄに取付けられている。詳細には、円柱状体４３ａは、底壁１Ｄから第２方向Ｄ２に沿って延びる。そして、円柱状体４３ａは、駆動レール４２の回転軸孔４２２内に配置される。また、板状体４３ｂは、駆動レール４２より下方に配置される。その結果、駆動レール４２を保持できる。

　更に続けて図６から図９を参照して、第２保持部４５について詳細に説明する。図９は、図７の切断線ＩＸで切断した引出し式加熱調理器１００を示す断面図である。図６から図９に示すように、引出し式加熱調理器１００は、第１保持部４４と、第２保持部４５とを更に備える。第１保持部４４と第２保持部４５との各々は、「保持部」の一例である。なお、第１保持部４４は、第２保持部４５と同様の構成を有する。

　具体的には、第２保持部４５は、円柱状体４５ａと、板状体４５ｂとを有する。板状体４５ｂは、円柱状体４５ａの下端部に配置される。円柱状体４５ａの上端部は、加熱調理室１００Ａの底壁１Ｄに取付けられている。そして、第１所定方向ＤＤ１において、回転軸部４３と、第１保持部４４及び第２保持部４５とは離間する。

　詳細には、円柱状体４５ａは、底壁１Ｄから第２方向Ｄ２に沿って延びる。そして、円柱状体４５ａは、駆動レール４２の第２保持孔４２４内の中央部に配置される。また、板状体４５ｂは、駆動レール４２より下方に配置される。その結果、駆動レール４２を保持できる。

　ここで、板状部材２１１とパネル５０との平行度がくずれている場合がある。図１０を参照して、板状部材２１１とパネル５０との平行度がくずれている場合について説明する。図１０は、底外壁１Ｆを取外した状態の引出し式加熱調理器１００を示す底面図である。詳しくは、図１０は、引出体２を引出した状態の引出し式加熱調理器１００を示す。

　図１０に示すように、駆動レール４２は、第１方向Ｄ１と略平行に配置されている。換言すれば、第１所定方向ＤＤ１は、第１方向Ｄ１と略平行に配置されている。また、支持部材２５は、駆動レール４２と略平行に配置されている。換言すれば、第１設定方向ＤＤＤ１は、第１方向Ｄ１と略平行に配置されている。一方、板状部材２１１に対する第１設定方向ＤＤＤ１の角度は、角度αである。よって、板状部材２１１は、第１方向Ｄ１と直交していない。

　続けて図１１を参照して、板状部材２１１が閉塞位置に位置する状態の引出し式加熱調理器１００について詳細に説明する。図１１は、底外壁１Ｆを取外した状態の引出し式加熱調理器１００を示す底面図である。詳しくは、図１１は、引出体２を収容した状態の引出し式加熱調理器１００を示す。

　図１１に示すように、駆動レール４２と第１方向Ｄ１との間の角度が角度αである。換言すれば、第１所定方向ＤＤ１と第１方向Ｄ１との間の角度が角度αである。また、支持部材２５は、駆動レール４２と略平行に配置されている。換言すれば、第１設定方向ＤＤＤ１と第１方向Ｄ１との間の角度が角度αである。一方、板状部材２１１に対する第１設定方向ＤＤＤ１の角度は、角度αである。よって、蓋部２１は、第１方向Ｄ１と直交する。

　更に続けて図１２を参照して、第２保持部４５について詳細に説明する。図１２は、図１１の切断線ＸＩＩで切断した引出し式加熱調理器１００を示す断面図である。図１２に示すように、第２保持部４５は、加熱調理室１００Ａに対して回動自在に駆動レール４２を保持する。具体的には、第２保持部４５は、駆動レール４２が加熱調理室１００Ａに対して所定回動範囲で回動するように、駆動レール４２を保持する。

　詳細には、回転軸孔４２２と第２保持孔４２４とは離間するため、駆動レール４２が回動すると、第２保持孔４２４は、加熱調理室１００Ａの底壁１Ｄに対して移動する。その結果、円柱状体４５ａは、駆動レール４２の第２保持孔４２４内の左部に配置される。具体的には、円柱状体４５ａは、第２保持孔４２４内の中央部から左部に移動する。

　以上のように、回転軸部４３は、第２所定方向ＤＤ２を回転軸線として、駆動レール４２を回動させるため、板状部材２１１とパネル５０との平行度がくずれていても、蓋部２１が開口部１００Ｂを覆う位置に移動したときに、板状部材２１１とパネル５０との平行度を精度よく保持できる。

　また、回転軸部４３と、第１保持部４４及び第２保持部４５とは離間するため、駆動レール４２を、安定して保持できる。

　更に、第２保持部４５は、円柱状体４５ａと、板状体４５ｂとを有するため、簡易な構成で、板状部材２１１とパネル５０との平行度を精度よく保持できる。

　続けて図６から図１３を参照して、板状部材２１１が開放位置から閉塞位置に移動する移動方法について詳細に説明する。図１３は、支持部材２５を示す斜視図である。図６から図１３に示すように、支持部材２５は、ラック２５Ａを有する。ラック２５Ａは複数の歯を有する。

　一方、引出し式加熱調理器１００は、駆動モータ４１を更に備える。駆動モータ４１は、「モータ」の一例である。駆動モータ４１は、ピニオン４１ａを有する。駆動モータ４１は、ピニオン４１ａを回転する。

　駆動モータ４１は、加熱調理室１００Ａより下方に位置する。具体的には、駆動モータ４１は、底壁１Ｄと底外壁１Ｆとの間の空間Ｒ内に収容されている。ピニオン４１ａは、支持部材２５のラック２５Ａと噛み合う。そして、ピニオン４１ａが回転することにより、支持部材２５が移動する。

　駆動レール４２が加熱調理室１００Ａに対して回動しても、ラック２５Ａとピニオン４１ａとがかみ合うように、回転軸部４３と駆動モータ４１とが取付られている。その結果、支持部材２５が自動で移動できる。

　例えば、回転軸部４３とピニオン４１ａとを結ぶ仮想線ＬＡが、パネル５０と略平行となるように、回転軸部４３と駆動モータ４１とは、加熱調理室１００Ａに取付けられている。

　詳細には、板状部材２１１が開放位置に位置するときに、駆動レール４２は、第１方向Ｄ１と略平行に配置されている。円柱状体４５ａは、駆動レール４２の第２保持孔４２４内の中央部に配置されている。回転軸部４３と駆動モータ４１との間の距離は所定距離ＬＢである。

　支持部材２５が駆動レール４２に沿って移動すると、板状部材２１１とパネル５０との間の距離は、小さくなっていく。板状部材２１１とパネル５０との間の距離が小さくなっていくと、板状部材２１１の一部とパネル５０の一部とが接触する。

　板状部材２１１の一部とパネル５０の一部とが接触すると、回転軸部４３は、第２所定方向ＤＤ２を回転軸線として、駆動レール４２を回動方向ＲＲに回動する。駆動レール４２と第１方向Ｄ１との間の角度が角度αである。円柱状体４５ａは、駆動レール４２の第２保持孔４２４内の左部に配置されるが、回転軸部４３と駆動モータ４１との間の距離は所定距離ＬＢである。その結果、駆動レール４２が加熱調理室１００Ａに対して回動しても、ラック２５Ａとピニオン４１ａとがかみ合うことができる。

　図１４を参照して、引出し式加熱調理器１００の構成について詳細に説明する。図１４は、本実施形態に係る引出し式加熱調理器１００の構成を示すブロック図である。

　図１４に示すように、引出し式加熱調理器１００は、マイクロ波供給部１５を更に備える。マイクロ波供給部１５は、マイクロ波を加熱調理室１００Ａ内に供給する。具体的には、マイクロ波供給部１５は、放射室と、マグネトロン１５１と、導波管と、回転アンテナ１５３と、アンテナモータ１５４とを有する。マグネトロン１５１はマイクロ波を発生する。導波管は、マグネトロン１５１で発生したマイクロ波を放射室に伝播する。回転アンテナ１５３は、放射室内に収容されている。アンテナモータ１５４は、回転アンテナ１５３を駆動する。回転アンテナ１５３は、マイクロ波を撹拌し、加熱調理室１００Ａ内にマイクロ波を供給する。

　制御部５は、記憶部６に格納された制御プログラムを実行することにより、マグネトロン１５１、アンテナモータ１５４、駆動モータ４１、操作パネル３、及び記憶部６を制御する。

　再び図４、図５、図１５及び図１６を参照して、引出体２について詳細に説明する。図１５及び図１６は、本実施形態に係る第１接続部材６０及び第１被接続部材７０を示す断面図である。図４及び図５に示すように、引出し式加熱調理器１００は、第１接続部材６０と、第２接続部材１６０とを更に備える。

　第１接続部材６０と第２接続部材１６０との各々は、蓋部２１が閉塞位置に位置したときに、加熱庫１と蓋部２１とを接続する。

　第１接続部材６０と第２接続部材１６０とは、蓋部２１に取付けられる。第１接続部材６０と第２接続部材１６０とは、略第３設定方向ＤＤＤ３において対向する。第１接続部材６０は、蓋部２１の第２面２１１Ｂの右側の縁部で、かつ載置部２２よりも上側に取付けられている。また、第２接続部材１６０は、蓋部２１の第２面２１１Ｂの左側の縁部で、かつ載置部２２よりも上側に取付けられている。

　具体的には、第１接続部材６０と第２接続部材１６０との各々は、引掛部材６１と、弾性部材６２とを有する。

　引掛部材６１は、前後方向（略第１設定方向ＤＤＤ１）を長手方向とする板状部材である。引掛部材６１は、爪部６１ａと、回転ピン部６１ｂとを有する。回転ピン部６１ｂは、引掛部材６１の一端部に位置する。回転ピン部６１ｂは、略第３設定方向ＤＤＤ３に沿って延びる回転軸線を中心として回動する。一方、爪部６１ａは、下方に突出する突出部を有する。爪部６１ａは、引掛部材６１の他端部に位置する。その結果、爪部６１ａは、回転ピン部６１ｂの周りに回動可能である。

　弾性部材６２は、爪部６１ａが第２面２１１Ｂに対して所定位置に位置するように、引掛部材６１に作用する。弾性部材６２は、例えば、コイルバネである。コイルバネの一端部は、引掛部材６１に取付けられ、コイルバネの他端部は、第２面２１１Ｂに取付けられる。

　更に続けて、第１接続部材６０が接続される第１被接続部材７０について詳細に説明する。加熱庫１は、第１被接続部材７０と、第２被接続部材１７０とを更に有する。

　第１被接続部材７０と第２被接続部材１７０とは、加熱庫１に取付けられる。第１被接続部材７０は、パネル５０の右側の縁部で、かつ載置部２２よりも上側に取付けられている。詳細には、第１被接続部材７０は、第５貫通孔５５に取付けられている。また、第２被接続部材１７０は、パネル５０の左側の縁部で、かつ載置部２２よりも上側に取付けられている。詳細には、第２被接続部材１７０は、第４貫通孔５４に取付けられている。

　具体的には、第１被接続部材７０は、斜面部７１と、穴部７２と、２個のセンサ７３とを有する。２個のセンサ７３の各々は、「検知部」の一例である。斜面部７１は、所定高さから徐々に高くなる斜面を有する。穴部７２は、所定高さに位置し、斜面部７１の後側に位置する。穴部７２の形状は、爪部６１ａの形状に対応する。２個のセンサ７３は、穴部７２内に爪部６１ａが位置したときに、信号を制御部５に出力する。一方、２個のセンサ７３は、穴部７２内に爪部６１ａが位置しないときに、信号を制御部５に出力しない。

　また、第２被接続部材１７０は、斜面部７１と、穴部７２とを有する。斜面部７１は、所定高さから徐々に高くなる斜面を有する。穴部７２は、所定高さに位置し、斜面部７１の後側に位置する。穴部７２の形状は、爪部６１ａの形状に対応する。

　制御部５は、マイクロ波供給部１５の駆動を制御する。詳細には、制御部５は、２個のセンサ７３から信号を受信した後に、マグネトロン１５１及びアンテナモータ１５４を駆動する。

　続けて、加熱庫１と蓋部２１とを接続する接続方法について詳細に説明する。まず、蓋部２１が開放位置から閉塞位置に移動する。つまり、パネル５０と第２面２１１Ｂとの間の距離は、小さくなっていく。

　次に、パネル５０と第２面２１１Ｂとの間の距離は、小さくなっていくと、爪部６１ａが第１被接続部材７０の斜面部７１に接触する。

　次に、パネル５０と第２面２１１Ｂとの間の距離は、更に小さくなっていくと、爪部６１ａが第１被接続部材７０の斜面部７１と接触することにより、爪部６１ａが弾性部材６２の作用に対抗して、所定位置から押し上げられる。

　次に、パネル５０と第２面２１１Ｂとの間の距離は、更に小さくなっていくと、爪部６１ａが弾性部材６２の作用によって所定位置に引き下げられる。

　その結果、穴部７２内に爪部６１ａが位置する。パネル５０と第２面２１１Ｂとの間の距離は、所定距離である。また、２個のセンサ７３は、穴部７２内に爪部６１ａが位置したときに、信号を制御部５に出力する。

　以上のように、蓋部２１の後側の第２面２１１Ｂと、加熱庫１の前側のパネル５０との間が所定距離であるように、蓋部２１の後側の第２面２１１Ｂと、加熱庫１の前側のパネル５０との間を保持できる。

　また、蓋部２１の後側の第２面２１１Ｂと、加熱庫１の前側のパネル５０との平行度がくずれている場合がある。例えば、第１接続部材６０が位置する第２面２１１Ｂとパネル５０との間の距離が、第２接続部材１６０が位置する第２面２１１Ｂとパネル５０との間の距離より短い場合がある。

　具体的には、蓋部２１が閉塞位置に移動したときに、第１接続部材６０が、加熱庫１と蓋部２１とを接続する。一方、第２接続部材１６０は、加熱庫１と蓋部２１とを接続していない。制御部５は、２個のセンサ７３が検知した後、所定期間、駆動モータ４１を駆動する。所定期間は、例えば、１００ミリ秒間である。その結果、駆動レール４２は、回転軸部４３を回転軸線として、回動する。第２接続部材１６０が、加熱庫１と蓋部２１とを接続する。

　以上のように、蓋部２１の後側の第２面２１１Ｂと、加熱庫１の前側のパネル５０との平行度がくずれている場合に、制御部５は、２個のセンサ７３が検知した後、所定期間、駆動モータ４１を駆動するため、蓋部２１の後側の第２面２１１Ｂと、加熱庫１の前側のパネル５０との平行度を精度よく保持できる。その結果、マイクロ波が加熱調理室１００Ａ内から漏れることを抑制できる。また、第１接続部材６０が位置する第２面２１１Ｂとパネル５０との間の距離が、第２接続部材１６０が位置する第２面２１１Ｂとパネル５０との間の距離より長い場合には、２個のセンサ７３が検知する前に、駆動レール４２は回動するため、蓋部２１の後側の第２面２１１Ｂと、加熱庫１の前側のパネル５０との平行度を精度よく保持できる。

　続けて図１７を参照して、本実施形態の引出し式加熱調理器１００による調理方法を説明する。図１７は、引出し式加熱調理器１００による調理方法を説明するためのフロー図である。

　図１７に示すように、ステップＳ１０１において、制御部５は、蓋部２１が閉塞位置に移動するときに、駆動モータ４１を駆動する。

　次に、ステップＳ１０２において、制御部５は、２個のセンサ７３から信号を受信したか否かを判定する。ステップＳ１０２で制御部５は、２個のセンサ７３から信号を受信していないと判定した場合には、処理は、ステップＳ１０２に戻る。

　一方、ステップＳ１０２で制御部５は、２個のセンサ７３から信号を受信したと判定した場合には、処理は、ステップＳ１０３に進む。ステップＳ１０３において、制御部５は、所定期間以上であるか否かを判定する。

　ステップＳ１０３で制御部５は、所定期間以上でないと判定した場合には、処理は、ステップＳ１０３に戻る。一方、ステップＳ１０３で制御部５は、所定期間以上であると判定した場合には、処理は、ステップＳ１０４に進む。

　次に、ステップＳ１０４において、制御部５は、駆動モータ４１の駆動を停止する。

　次に、ステップＳ１０５において、制御部５は、調理処理を実行するか否かを判定する。ステップＳ１０５で制御部５は、調理処理を実行しないと判定した場合には、処理は、ステップＳ１０５に戻る。一方、ステップＳ１０５で制御部５は、調理処理を実行すると判定した場合には、処理は、ステップＳ１０６に進む。

　次に、ステップＳ１０６において、制御部５は、駆動モータ４１を駆動する。そして、調理方法が終了する。

　以上のように、制御部５は、調理中に駆動モータ４１を駆動するため、蓋部２１の後側の第２面２１１Ｂと、加熱庫１の前側のパネル５０との平行度を精度よく保持できる。その結果、マイクロ波が加熱調理室１００Ａ内から漏れることを抑制できる。また、ラック２５Ａとピニオン４１ａとのかみ合い負荷を低減するために、バックラッシュ分逆転する構成であっても、マイクロ波が加熱調理室１００Ａ内から漏れることを抑制できる。

　続いて図１８を参照して、引出し式加熱調理器１００が取付けられるキャビネット２００について説明する。図１８は、本実施形態に係る引出し式加熱調理器１００が取付けられるキャビネット２００の外観を示す図である。

　引出し式加熱調理器１００は、キャビネット２００内に取付けられて設置される。図１０に示すように、キャビネット２００は、上壁２００Ａ、下壁２００Ｂ、右壁２００Ｃ、左壁２００Ｄ、及び後壁２００Ｅを有する。上壁２００Ａ、下壁２００Ｂ、右壁２００Ｃ、左壁２００Ｄ及び後壁２００Ｅは、収容部２００Ｆを形成する。収容部２００Ｆは、引出し式加熱調理器１００が嵌め込まれる直方体状の空間である。

　以上、図面を参照しながら本発明の実施形態を説明した。但し、本発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能である。図面は、理解しやすくするために、それぞれの構成要素を主体に模式的に示しており、図示された各構成要素の厚み、長さ、個数等は、図面作成の都合上から実際とは異なる。また、上記の実施形態で示す各構成要素の材質や形状、寸法等は一例であって、特に限定されるものではなく、本発明の効果から実質的に逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。

　（１）図１～図１８を参照して説明したように、引出し式加熱調理器１００は、マイクロ波供給部１５を備えるが、本発明はこれに限定されない。例えば、引出し式加熱調理器１００は、加熱調理室１００Ａ内に熱風を送風する送風部を更に備えてもよい。その結果、熱気が加熱調理室１００Ａ内から漏れることを抑制できる。

　（２）引出し式加熱調理器１００は、グリルヒータを更に備えてもよい。その結果、熱気が加熱調理室１００Ａ内から漏れることを抑制できる。

　（３）図１～図１８を参照して説明したように、引出し式加熱調理器１００は、駆動モータ４１を備えるが、本発明はこれに限定されない。例えば、引出し式加熱調理器１００は、駆動モータ４１を備えなくて、手動で支持部材２５を移動させてもよい。

　本発明は、加熱調理器を提供するものであり、産業上の利用可能性を有する。

　２１　　　蓋部
　２５　　　支持部材（スライド板）
　４１　　　駆動モータ
　４３　　　回転軸部
　４４、４５　保持部
　５０　　　パネル（板部）
　１００　　引出し式加熱調理器
　１００Ｂ　開口
　４２１　　駆動レール（スライドレール）
　ＤＤ１　　第１所定方向
　ＤＤ２　　第２所定方向

Claims (8)

1. 　開口の外周に配置された板部を有する加熱調理室と、
   　第１所定方向に沿って延びるスライドレールと、
   　前記スライドレールに沿って移動するスライド板と、
   　前記スライド板に取付けられ、前記開口を開閉する蓋部と、
   　前記第１所定方向と直交する第２所定方向を回転軸線として、前記スライドレールを回動させる回転軸部と、
   　前記加熱調理室に対して回動自在に前記スライドレールを保持する保持部と
   を備える、加熱調理器。
2. 　前記回転軸部及び前記保持部は、前記加熱調理室の底壁に取付けられ、
   　前記第１所定方向において、前記保持部と前記回転軸部とは離間する、請求項１に記載の加熱調理器。
3. 　前記保持部は、
   　前記第２所定方向に沿って延び、上端部が前記加熱調理室の前記底壁に取付けられた柱状体と、
   　前記柱状体の下端部に配置された板状体と
   を有し、
   　前記スライドレールは、前記第２所定方向に沿って貫通する貫通孔を有し、
   　前記貫通孔は、前記第１所定方向と直交するとともに、前記第２所定方向と直交する第３所定方向に延び、
   　前記柱状体は、前記貫通孔内に配置される、請求項２に記載の加熱調理器。
4. 　ピニオンを有し、前記ピニオンを回転するモータと、
   　前記モータを駆動する制御部と
   を更に備え、
   　前記スライド板は、ラックを有し、
   　前記スライドレールが前記加熱調理室に対して回動しても、前記ラックと前記ピニオンとがかみ合う位置に、前記モータ及び前記回転軸部が取付けられている、請求項１から請求項３のいずれか１項に記載の加熱調理器。
5. 　前記回転軸部と前記ピニオンとを結ぶ仮想線が、前記板部と略平行となるように、前記モータ及び前記回転軸部が前記加熱調理室に取付けられている、請求項４に記載の加熱調理器。
6. 　前記蓋部は、
   　第１接続部材と、
   　前記第１接続部材と対向する第２接続部材と
   を有し、
   　前記第１接続部材及び前記第２接続部材は、前記蓋部が前記開口を覆う位置に移動したときに、前記加熱調理室と接続され、
   　前記加熱調理室は、前記加熱調理室と前記第１接続部材とが接続されたことを検知する検知部を更に有し、
   　前記制御部は、前記検知部が検知した後、所定期間、前記モータを駆動する、請求項４又は請求項５に記載の加熱調理器。
7. 　前記制御部は、調理中に前記モータを駆動する、請求項４から請求項６のいずれか１項に記載の加熱調理器。
8. 　前記加熱調理室内にマイクロ波を供給するマイクロ波供給部を更に備える、請求項１から請求項７のいずれか１項に記載の加熱調理器。

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