WO2022124326A1 - ヘッドマウントディスプレイ、及びその調整方法 - Google Patents

ヘッドマウントディスプレイ、及びその調整方法 Download PDF

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Abstract

本実施の形態にかかるヘッドマウントディスプレイ(100)は、表示画像を生成する本体部(110)と、本体部(110)をユーザUの頭部に固定するために設けられたベルト(120)と、ベルト(120)の締め付け強度を検出するために設けられた第1センサと、ベルト(120)の締め付け強度に関する設定を記憶する記憶部(50)と、第1センサでの検出結果と設定とに応じて、ベルト(120)を締め付ける駆動部(40)と、を備えている。

Description

ヘッドマウントディスプレイ、及びその調整方法
 本開示は、ヘッドマウントディスプレイ、及びその調整方法に関する。
 近年、VR(仮想現実)コンテンツの発展や安価な装置の普及に伴い、ヘッドマウントディスプレイ(HMD:Head Mounted Display)が身近なものとなってきている。ユーザが頭部にヘッドマウントディスプレイを装着し、コンテンツを再生する。このようにすることで、ユーザが気軽に自分が別の空間に居るかのような体験をすることができる。
特開2014-218236号公報
 しかし、ユーザがヘッドマウントディスプレイを装着する際に、自分の頭部に合うようにベルトを調整する必要があり、煩わしさを感じることがある。頭部からヘッドマウントディスプレイを取り外す際にはベルトを緩める必要がある。したがって、同じユーザが同じヘッドマウントディスプレイを繰り返し使用する場合、装着の際は毎回調整を行う必要がある。また、ゴム製のベルトなどでヘッドマントディスプレイを頭部に固定するような製品もあり、ある程度の力が装着、取り外しに要求される場合もある。
 本開示は上記の点に鑑みなされたものであり、簡便かつ適切な装着が可能なヘッドマウントディスプレイ及びその調整方法を提供することを目的とする。
 本実施形態にかかるヘッドマウントディスプレイは、表示画像を生成する本体部と、前記本体部をユーザの頭部に固定するために設けられたベルトと、前記ベルトの締め付け強度を検出するために設けられた第1センサと、前記ベルトの締め付け強度に関する設定を記憶する記憶部と、前記第1センサでの検出結果と前記設定とに応じて、前記ベルトを締め付ける駆動部と、を備えている。
 本実施形態にかかる方法は、表示画像を生成する本体部と、前記本体部をユーザの頭部に固定するために設けられたベルトと、前記ベルトを締め付ける駆動部と、を備えたヘッドマウントディスプレイの調整方法であって、前記ベルトの締め付け強度を検出するステップと、前記駆動部が、前記締め付強度と、予め記憶されている設定に応じて前記ベルトを締め付けるステップと、を備えている。
 本開示によれば、簡便かつ適切に装着可能なヘッドマウントディスプレイ、及びその調整方法を提供することを目的とする。
ユーザがヘッドマウントディスプレイを装着した状態を示す模式図である。 ヘッドマウントディスプレイの構成を示す制御ブロック図である。 ヘッドマウントディスプレイを装着時の調整方法を示すフローチャートである。 ヘッドマウントディスプレイを装着時の調整方法を示すフローチャートである。 ヘッドマウントディスプレイのメニュー画面の一例を示す図である。 衝撃を検知した場合の制御を示すフローチャートである。 ヘッドマウントディスプレイを取り外す場合の制御を示すフローチャートである。
 以下、本発明を適用した具体的な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。ただし、本開示が以下の実施形態に限定される訳ではない。また、説明を明確にするため、以下の記載および図面は、適宜、簡略化されている。
 本実施の形態にかかるヘッドマウントディスプレイ、及びその調整方法について、図を参照して説明する。図1はユーザUがヘッドマウントディスプレイ100を装着した状態を模式的に示す上面図である。
 ヘッドマウントディスプレイ100は、ゲーム用、エンターテインメント用、産業用、医療用、フライトシミュレータ用などの様々な用途に適用可能である。ヘッドマウントディスプレイ100は、例えばVR(Virtual Reality)ヘッドマウントディスプレイやAR(Augmented Reality)ヘッドマウントディスプレイやMR(Mixed Reality)ヘッドマウントディスプレイである。なお、本実施の形態では、ヘッドマウントディスプレイ100が、ARやMRに用いられるオプティカルシースルータイプのヘッドマウントディスプレイとなっているが、非透過型のヘッドマウントディスプレイであってもよい。
 以下、説明の明確化のため、XYZ3次元直交座標系を用いて説明を行う。ユーザを基準として、前後方向(奥行方向)をZ方向、左右方向(水平方向)をX方向、上下方向(鉛直方向)をY方向とする。前方向を+Z方向、後ろ方向を-Z方向、右方向を+X方向、左方向を-X方向、上方向を+Y方向、下方向を-Y方向とする。
 ヘッドマウントディスプレイ100は、本体部110とベルト120とを備えている。本体部110がユーザUの顔(頭部前面)と接するようにヘッドマウントディスプレイ100が装着されている。本体部110は、ユーザUの頭部前側に配置され、ユーザUが視認する表示画像を生成する。
 具体的には、本体部110は後述する表示部と、それを収容するフレーム等を有している。例えば、本体部110は、表示部として、液晶モニタや有機EL(Electro-Luminescence)モニタなどのフラットパネルディスプレイを備えている。さらに、本体部110は、表示部が生成した表示画像を虚像としてユーザUの前方に生成するための光学素子を有していてもよい。例えば、本体部110は、ハーフミラーや凹面鏡などをフレーム内に収容している。
 本体部110は、ゴーグル形状や眼鏡形状を有しており、ベルト120によりユーザUの頭部に装着される。ヘッドマウントディスプレイ100は、両眼式のヘッドマウントディスプレイ100や、眼鏡形状を有するヘッドマウントディスプレイや、単眼式のヘッドマウントディスプレイであってもよい。ヘッドマウントディスプレイ100が半透過型などのシースルータイプの場合、ヘッドマウントディスプレイ100を装着したユーザUが前方の物体130を見ることができる。
 ベルト120は、本体部110の左右両側で本体部110に取り付けられている。ベルト120は、頭部の左側から頭部後側を通って頭部の右側まで巻き回されている。よって、ベルト120と本体部110とで囲まれる空間内に頭部が配置される。また、ベルト120は、頭部の右側から頭部後側を通って頭部の左側まで巻き回されていても良いし、頭部の左側から頭部後側と頭部の右側から頭部後側まで巻き回されていても良い。
 ベルト120はゴムや樹脂などの伸縮性を有する弾性材料により形成されている。ベルト120を締め付けることで、ユーザUがヘッドマウントディスプレイ100を確実に装着することができる。本体部110がユーザUの頭部に密着した状態でユーザUが再生コンテンツを視聴することができる。ベルト120の長さや取付位置はユーザの頭部の大きさや好みに応じて調整可能となっていてもよい。
 本実施の形態では、ベルト120の締め付け力が調整可能となっている。つまり、ベルト120の締め付け強度が可変となっている。以下、ベルト120による締め付け強度を可変とするためのヘッドマウントディスプレイ100の制御系について図2を用いて説明する。図2は、ヘッドマウントディスプレイ100の制御ブロック図である。
 ヘッドマウントディスプレイ100は、検知部10と、制御部20と、表示部30と、駆動部40と、記憶部50と、操作部60とを備えている。各部は、例えば、本体部110に収容されている。
 検知部10は、光学センサ11,圧力センサ12,モーションセンサ13等の各種センサを有している。光学センサ11は、例えば、カメラなどで有り、ヘッドマウントディスプレイ100装着時のユーザUの眼を撮像する。具体的には、カメラで撮像された撮像画像における眼の位置に応じて、ヘッドマウントディスプレイ100が適切に装着されているか否かを検知することができる。検知部10は、撮像画像内の左眼と右眼の位置に基づいて、左右対称に装着されているかを検知することができる。
 圧力センサ12は、ヘッドマウントディスプレイ100装着時のベルト120にかかる締め付け強度を検出するために設けられている。例えば、圧力センサ12は、ヘッドマウントディスプレイ100において、ユーザUの頭部との接触面に設けられている。ヘッドマウントディスプレイ100の装着時において、圧力センサ12は、ユーザUの頭部から加わる圧力を検出する。もちろん、締め付け強度を検出するためのセンサは、圧力センサ12に限られるものではない。ベルト120の引張力(締め付け力)を検出する力センサや、ベルト120に生じる歪みを検出する歪みセンサなどを用いて締め付け力を検出することができる。
 モーションセンサ13は、ヘッドマウントディスプレイ100の動きを検出する。例えば、モーションセンサ13としては、加速度センサ、磁気センサ、ジャイロスコープなどを用いることができる。ユーザUが頭部の向きを変えることで、ヘッドマウントディスプレイ100の向きが変化する。モーションセンサ13は、ユーザUの動作に基づく、ヘッドマウントディスプレイ100の動作を検出する。具体的には、ヘッドマウントディスプレイ100の向き(方向)の変化や位置の変化を検出する。モーションセンサ13で検出された動きに応じて、表示画像を変化させても良い。
 衝撃検知部14は、ヘッドマウントディスプレイ100の衝撃が加わったか否かを検知する。例えば、ヘッドマウントディスプレイ100に設けられた加速度センサで閾値よりも大きな加速度が検出された場合、衝撃検知部14は、衝撃が加わったことを検知する。なお、衝撃を検知するための加速度センサは、モーションセンサ13として用いられているものであってもよい。
 駆動部40は、ベルト120を締め付けるモータなどを有している。例えば、駆動部40がベルト120を引っ張る方向に駆動することで、ベルト120の締め付け強度を強くすることができる。あるいは、駆動部40がベルト120を緩める方向に駆動することで、ベルト120の締め付け強度を弱くすることができる。あるいは、駆動部40が、弾性体であるベルト120の長さや取付位置を変えることで、締め付け強度を調整しても良い。駆動部40がベルト120を駆動することで、ベルト120の締め付け強度を変えることができる。また、駆動部40は頭部後側の中央付近に位置していても良い。
 記憶部50は締め付け強度に関する設定を記憶している。記憶部50は、フラッシュメモリなどの不揮発性メモリである。例えば、記憶部50は、ベルト120の取付位置及び圧力センサ12の検出値を設定値として記憶する。また、記憶部50は、ベルト120の長さなどを設定として格納していてもよい。記憶部50は、ヘッドマウントディスプレイ100を使用するユーザUが複数いる場合、ユーザU毎に、設定を記憶していても良い。記憶部50は、ユーザが選択可能な複数の設定を記憶していてもよい。記憶部50は、制御プログラムや再生コンテンツなどを記憶していてもよい。
 操作部60は、ユーザUの操作を受け付ける入力デバイスを有している。操作部60は、例えば、本体ボタンや外部コントローラを有している。表示部30は、例えば、操作のためのメニュー画面、コンテンツなどの再生を行う。表示部30は、例えば、左眼用画像を生成する液晶ディスプレイと、右眼用画像を生成する液晶ディスプレイを有していても良い。
 制御部20は、各部の制御を行うプロセッサなどを有している。制御部20は、例えば、MCU(Micro Control Unit)等である。制御部20が記憶部50に格納されている制御プログラムを実行することで、後述する種々の制御が行われる。また、制御部20には、外部からの映像信号、制御信号、電源が供給されている。例えば、HDMI(登録商標)などの有線接続、又はWiFi(登録商標)やBlueTooth(登録商標)等の無線接続によって、映像信号等が制御部20に入力される。ヘッドマウントディスプレイ100は、映像信号を生成する映像生成部(図示せず)を備えていてもよく、制御部20には、映像生成部が生成した映像信号等が入力されてもよい。そして、表示部30が映像信号に応じて表示を行う。
 図3,及び図4を用いて、ヘッドマウントディスプレイ100の装着時のフローについて説明する。図3、図4は、ヘッドマウントディスプレイ100の装着状態を調整する調整方法を示すフローチャートである。
 まず、ヘッドマウントディスプレイ100がユーザUの頭に載せられる(S101)。次に、ヘッドマウントディスプレイ100の装着操作が行われる(S102)。制御部20は、メニューからの装着操作が行われたか否かを判定する(S103)。
 図5は、表示部30に表示されるメニュー画面200の一例を示す。メニュー画面200には、装着ボタン201,取り外しボタン202,登録呼び出しボタン203,現在値の登録ボタン204が表示されている。例えば、ユーザUが装着ボタン201にカーソルを合わせてクリックした場合、制御部20は、装着操作が行われたことを検知する。
 メニューから装着操作が行われた場合(S103のYES)、制御部20は、設定が記憶部50に記憶されているか否かを判定する(S104)。記憶部50に設定が記憶されている場合(S104のYES)、制御部20が、記憶されている設定が選択されたか否かを判定する(S105)。
 例えば、ベルト120の自動調整を行う場合、ユーザUがメニュー画面200の登録呼び出しボタン203をクリックする。このようにすることで、予め記憶部50に登録されている設定が呼び出される。複数の設定が登録されている場合、表示部30は、登録されている設定の一覧を表示する。具体的には、表示部30は、設定に対応するユーザ名のリストを表示する。ユーザUが操作部60を操作して、自分の設定を選択する。これにより、制御部20は、記憶されている設定が選択されたことを検知する。あるいは、スピーカやイヤホンから音声メッセージを出力して、ユーザUに設定を選択させても良い。
 記憶部50に記憶されている設定が選択された場合(S105のYES)、記憶されている設定に基づいて、駆動部40がベルト120の調整を行う(S106)。駆動部40がベルト120を締め付けることで、ベルト120の締め付け強度が設定値になる。つまり、ユーザUが自分に適した設定を選択すると、制御部20がその設定に応じて駆動部40を駆動させる。制御部20は、圧力センサ12の検出値が設定値になるように駆動部40を制御する。
 メニューから装着操作が行われていない場合(S103のNO)、センサの情報から駆動部40がベルト120の調整を行う(S107)。設定が記憶部50に記憶されていない場合(S104のNO)、センサの情報から駆動部40がベルト120の調整を行う(S107)。記憶部50に記憶されている設定が選択されない場合(S105のNO)、センサの情報から駆動部40がベルト120の調整を行う(S107)。ステップS107では、圧力センサ12等の各種センサの検出結果に基づいて、ベルト120が調整される。例えば、ベルト120の締め付け強度が初期設定となるように駆動部40がベルト120を締め付ける。あるいは、装着するユーザU以外の他者の設定を用いて、駆動部40が、締め付け強度を調整してもよい。
 次に、締め付け強度が設定になると、光学センサ11がユーザUの眼を検出する(S108)。制御部20は、眼の位置に応じて、ヘッドマウントディスプレイ100の装着状態が左右対称であるか否かを判定する(S109)。例えば、光学センサ11が、左右方向の中央に配置されたカメラであるとする。制御部20は、カメラが撮像した撮像画像において、左右の眼の位置が左右対称になっているか否かを判定する。具体的には、画像の左右端から左右の眼まで距離が等しい場合、左右対称となる。つまり、画像の左端から左眼までの距離と、画像の右端から右眼までの距離が一致している場合、制御部20は、装着状態が左右対称であると判定する。また、制御部20は、撮像画像において、左眼と右眼の水平に配置されているか否かにより、左右の対称性を判定しても良い。
 また、制御部20は、上下の対称性を判定しても良い。例えば、光学センサ11が、高さ方向における眼の位置を検出する。つまり、光学センサ11がヘッドマウントディスプレイ100に対する左右の眼の相対的な高さを検出する。そして、左右の眼の高さが所定の高さにあれば、制御部20は、上下対称であると判定する。左右の眼の高さが所定の高さから外れていれば、制御部20は、上下対称ではないと判定する。制御部20は、撮像画像の上端から眼の中心位置までの距離と、撮像画像の下端から眼の中心位置まで距離とを示す垂直方向の画素数を算出する。そして、制御部20は、これらの画素数に応じて、左右の眼の高さを検出することができる。
 ヘッドマウントディスプレイ100の装着状態が左右対称でない場合(S109のNO)、駆動部40がベルト120を緩めて、ユーザUに再装着を促す。従って、ステップS103に戻り、再度、ヘッドマウントディスプレイ100がベルト120の調整を行う。ヘッドマウントディスプレイ100の装着状態が左右対称である場合(S109のYES)、表示部30は、ヘッドマウントディスプレイ100の装着が完了したことを表示する(S110)。もちろん、ヘッドマウントディスプレイ100は、表示部30による表示に限らず、音声メッセージにより装着が完了したことを報知しても良い。なお、ユーザUはヘッドマウントディスプレイ100の装着が終了した後、手動でベルト120の長さなどを調節が出来る。あるいは、ヘッドマウントディスプレイ100の装着状態が対称である場合、駆動部40がベルトを締めるように駆動してもよい。このようにすることで、ヘッドマウントディスプレイ100を適切な装着位置で確実に保持することができる。
 上記のように、駆動部40がベルト120の締め付け強度を調整する。さらに、その後、ユーザUが手動でベルト120を調整可能となっている。例えば、ユーザUがステップS110の後に、手動でベルト120の長さ等を調整することができる。ユーザUが手動で調整した場合、ベルト120の締め付け強度が設定からずれてしまう。そのため、制御部20は、現在の締め付け強度が記憶されている設定のいずれとも異なっているか否かを判定する(S111)。例えば、圧力センサ12の検出値が、既に登録されている設定値のいずれかと一致しているか否かを制御部20が判定する。
 現在のベルト120の締め付け強度が記憶されている設定のいずれとも異なっていない場合(S111のNO)、処理を終了する。つまり、設定値と検出値が一致しているため、ユーザUに適した設定でヘッドマウントディスプレイ100を装着できている。よって、適切な装着状態で、ヘッドマウントディスプレイ100がユーザUに対してコンテンツを再生することができる。
 現在のベルト120の締め付け強度が記憶されている設定のいずれとも異なっている場合(S111のYES)、現在の締め付け強度を記憶するかをユーザUに尋ねる(S112)。つまり、新たな設定値を記憶部50に格納するか否かをユーザUに問い合わせる。表示部30が、メッセージや「YES/NO」のボタンを表示して、現在の締め付け強度を記憶するかを問い合わせる。
 制御部20は、記憶することが選択されたか否かを判定する(S113)。例えば、ユーザUが操作部60を操作することで、記憶するか否かを選択することができる。記憶することが選択された場合(S113のYES)、現在の締め付け強度を記憶部50が記憶する(S114)。つまり、ユーザUが操作部60を操作して、図5のメニュー画面200において、現在値の登録ボタン204をクリックする。これにより、現在の圧力センサ12の検出値やベルト120の位置又は長さなどのデータが記憶部50に書き込まれる。このようにして処理が終了する。また、記憶することが選択されない場合(S113のNO)、記憶部50が現在の締め付け強度を記憶しない(S115)。このようにして処理が終了する。
 上記の調整方法によって、ユーザU毎に適した設定で、ヘッドマウントディスプレイ100を装着することが可能となる。駆動部40がベルト120を締め付けているため、煩雑な装着を回避することができる。ユーザUが、簡便かつ適切にヘッドマウントディスプレイ100を装着することができる。ユーザUが脱着を繰り返した場合でも、一定の締め付け強度で装着することが可能となる。
 このように、撮像画像に基づいて、制御部20が、ヘッドマウントディスプレイ100に対する左右の眼の左右又は上下の位置を検出する。制御部20は、ユーザUの左右の眼について、左右又は上下の少なくとも一方が対称であるか否かを判定する。対称である場合、制御部20は、ベルト120を締めるように、駆動部40を駆動する。さらに、ユーザUの左右の眼について、左右又は上下の少なくとも一方が対称であるか否かを判定する。非対称である場合、制御部20は、ベルト120を緩めるように、駆動部40を駆動する。これにより、ユーザUが適切な締め付け強度で装着することができる。すなわち、ユーザUは確実に保持状態でヘッドマウントディスプレイ100を装着することができる。ユーザUが適切な装着状態で表示された表示画像を視認することができる。なお、左右と上下の両方の対称性を判定した場合、制御部20は、左右対称かつ上下対称である場合に、対称であると判定してもよい。換言すると、左右と上下の両方の対称性を判定した場合、制御部20は、左右非対称又は上下非対称である場合に、非対称であると判定してもよい。
 さらに、ユーザUが自分に適した設定を記憶部50に登録することが可能となる。したがって、複数のユーザUがヘッドマウントディスプレイ100を使用する場合であって、それぞれのユーザUが、簡便かつ適切にヘッドマウントディスプレイ100を装着することができる。
 次に、衝撃検知部14が衝撃を検知した場合のフローについて、図6を用いて説明する。まず、衝撃検知部14が衝撃を検知する(S201)。例えば、加速度センサで検出された加速度が閾値を超えた場合、衝撃検知部14が衝撃を検知する。衝撃を検知すると、駆動部40がベルト120を緩める(S202)。このようにすることで、ヘッドマウントディスプレイ100がユーザUの頭部から外れる。
 例えば、ユーザUが転倒するなどして、衝撃が加わると、大きな加速度が生じる。よて、加速度に応じて衝撃を検知するができる。衝撃が加わった場合、ヘッドマウントディスプレイ100が速やかに取り外される。したがって、危険を回避することができる。
 次に、ユーザUがヘッドマウントディスプレイ100を取り外し時のフローについて、図7を用いて説明する。図7は、取り外し時の制御を示すフローチャートである。
 まず、ユーザUによる取り外し操作が行われる(S301)。例えば、取り外し操作を行うため、ユーザUは、図5に示すメニュー画面において、取り外しボタン202をクリックする。すると、制御部20が、取り外し確認を行う(S302)。例えば、表示部30がメッセージや「YES/NO」のボタンを表示して、ユーザUにヘッドマウントディスプレイ100を取り外すか否かを問い合わせる。
 そして、制御部20は、取り外しが決定されたか否かを判定する(S303)。ユーザUが取り外しを決定した場合(S303のYES)、取り外しを行う(S304)。つまり、ユーザUがYESボタンをクリックすると、駆動部40がベルト120を緩める。このようにすることで、ヘッドマウントディスプレイ100が取り外し可能となる。ユーザUが取り外しを決定しない場合(S303のNO)、元の動作に戻る(S305)。ユーザUがNOボタンをクリックすると、駆動部40が設定を維持する。駆動部40が締め付け強度を維持したまま、コンテンツの再生などが行われる。このようにすることで、ユーザUが取り外しを決定するまでの間、締め付け強度を一定にすることができる。よって、適切な装着状態を維持することができる。
 以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。上記の実施の形態の2つ以上を適宜組み合わせることも可能である。
 この出願は、2020年12月11日に出願された日本出願特願2020-205656を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
 100 ヘッドマウントディスプレイ
 110 本体部
 120 ベルト
 10 検知部
 11 光学センサ
 12 圧力センサ
 13 モーションセンサ
 14 衝撃検知部
 20 制御部
 30 表示部
 40 駆動部
 50 記憶部
 60 操作部

Claims (7)

  1.  表示画像を生成する本体部と、
     前記本体部をユーザの頭部に固定するために設けられたベルトと、
     前記ベルトの締め付け強度を検出するために設けられた第1センサと、
     前記ベルトの締め付け強度に関する設定を記憶する記憶部と、
     前記第1センサでの検出結果と前記設定とに応じて、前記ベルトを締め付ける駆動部と、を備えたヘッドマウントディスプレイ。
  2.  前記記憶部には、前記ユーザが選択可能な複数の設定が記憶されており、
     前記第1センサで検出された締め付け強度が、前記ユーザによって選択された設定になるように、前記駆動部が前記ベルトを締め付ける請求項1に記載のヘッドマウントディスプレイ。
  3.  前記ユーザの眼を検出する第2センサをさらに備え、
     前記第2センサで検出された左右の眼の位置に応じて、前記駆動部を制御する制御部と、をさらに備えた請求項1,又は2に記載のヘッドマウントディスプレイ。
  4.  前記ユーザが前記締め付け強度に関する前記設定をして、前記駆動部が前記ベルトを締め付けた後、
     前記制御部は、前記ユーザの左右の眼の位置について、左右または上下の少なくとも一方に対して対称か否かを判定し、対称でない場合に前記ベルトを緩めるように前記駆動部を駆動させる、請求項3に記載のヘッドマウントディスプレイ。
  5.  前記ユーザが前記締め付け強度に関する前記設定をした後、
     前記制御部は、前記ユーザの左右の眼の位置について、左右または上下の少なくとも一方に対して対称か否かを判定し、対称である場合に前記ベルトを締めるように前記駆動部を駆動させる、請求項3,又は4に記載のヘッドマウントディスプレイ。
  6.  前記ヘッドマウントディスプレイに加わる衝撃を検出する衝撃検出部をさらに備え、
     前記衝撃が加えられた場合に、前記駆動部が前記ベルトを緩める請求項1~5のいずれか1項に記載のヘッドマウントディスプレイ。
  7.  表示画像を生成する本体部と、
     前記本体部をユーザの頭部に固定するために設けられたベルトと、
     前記ベルトを締め付ける駆動部と、を備えたヘッドマウントディスプレイの調整方法であって、
     前記ベルトの締め付け強度を検出するステップと、
     前記駆動部が、前記締め付強度と、予め記憶されている設定に応じて前記ベルトを締め付けるステップと、を備えたヘッドマウントディスプレイの調整方法。
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