WO2022064979A1 - 無線タグ読取装置 - Google Patents

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Abstract

実施形態の無線タグ読取装置は、底面部および当該底面部から上方に立設する側面部によって形成される収容部と、前記収容部に物品を出し入れ可能な開口部と、前記開口部を介して前記収容部に収容された物品に付された無線タグと電波を送受信して当該無線タグからタグ情報を読取る読取部と、前記収容部における前記物品の位置を検出する検出部と、前記検出部の出力に基づいて、前記物品を前記収容部の所定位置へ近づけることを促す報知を行う報知部と、を備えたものである。

Description

無線タグ読取装置
 本発明の実施形態は、無線タグ読取装置に関する。
 近年、例えば、スーパーマーケットや量販店等の店舗において、店内で販売される商品に無線タグを取り付け、顧客が購入する商品に係る情報を当該無線タグから読み取る無線タグ読取装置が採用されている。顧客が購入する商品は、例えばカゴに入れられて精算所に持ち込まれる。精算所に備えられた無線タグ読取装置は、商品が入れられたカゴを収容部に収容して、アンテナが商品に付された無線タグと電波を送受信することで当該無線タグからタグ情報を読取る。
 無線タグ読取装置が読取ったタグ情報、例えば商品を特定する商品コード等の商品に係る情報は、POS端末に送信される。POS端末は、受信した商品に係る情報に基づいて、決済処理を行う。決済処理に係る操作は、顧客自身あるいは店員によってなされる。
 この種の無線タグ読取装置として、上面が開口したボックス形状の収容部を備えたものが知られている(例えば、特許文献1)。この無線タグ読取装置は、収容部の上面が開口したボックス形状であり、周囲が囲まれているので電波の漏れを防ぐことができる。結果として、収容部の外に位置する無線タグのタグ情報を不用意に読み取ってしまうことを抑制している。
 しかしながら、上記従来の技術においては、カゴを持ち上げて上面開口から収容部に収容する必要があるため、操作性の点において改善の余地がある。収容部の側面に、カゴを収容部に出し入れするための開口を設けることも検討されているが、この場合、電波が漏れやすくなり誤って収容部の外の無線タグのタグ情報を読取ってしまう(以下、誤読取ともいう)懸念がある。このため、無線タグ読取装置において、誤読取を抑えつつ、操作性を向上させることが要望されている。なお、この要望は、上述したPOS端末に接続される無線タグ読取装置に限ったものではない。
 本発明が解決しようとする課題は、誤読取を抑えつつ、操作性を向上させることが可能な無線タグ読取装置を提供することである。
 実施形態の無線タグ読取装置は、底面部および当該底面部から上方に立設する側面部によって形成される収容部と、前記収容部に物品を出し入れ可能な開口部と、前記開口部を介して前記収容部に収容された物品に付された無線タグと電波を送受信して当該無線タグからタグ情報を読取る読取部と、前記収容部における前記物品の位置を検出する検出部と、前記検出部の出力に基づいて、前記物品を前記収容部の所定位置へ近づけることを促す報知を行う報知部と、を備える。
図1は、実施形態に係る無線タグ読取装置の外観を示す斜視図である。 図2は、カゴを収容した状態の同上無線タグ読取装置の外観を示す斜視図である。 図3は、同上無線タグ読取装置に係り、カゴを収容して側面を透視した状態を示す図である。 図4は、実施形態に係る第2表示器の一部を示す平面図である。 図5は、同上無線タグ読取装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 図6は、実施形態に係るメモリ部のセンサ情報ファイル部のデータ構成を説明する図である。 図7は、同上メモリ部の表示形態ファイル部のデータ構成を説明する図である。 図8は、実施形態に係る第2表示器の表示形態1を示す図である。 図9は、同上第2表示器の表示形態2を示す図である。 図10は、同上第2表示器の表示形態3を示す図である。 図11は、同上第2表示器の表示形態4を示す図である。 図12は、同上第2表示器の表示形態5を示す図である。 図13は、実施形態に係る無線タグ読取装置の機能構成を示すブロック図である。 図14は、同上無線タグ読取装置の制御部による位置表示処理の流れを示すフローチャートである。 図15は、同上無線タグ読取装置の制御部による読取処理の流れ示すフローチャートである。
 以下、図面を参照して、実施形態の無線タグ読取装置について説明する。本実施形態においては、無線タグ読取装置を量販店等のPOS端末に接続される例について説明するが、これに限らない。無線タグ読取装置は、例えば、工場の部品管理等に用いられるものでもよく、他の分野に広く適用可能である。
 無線タグ読取装置1は、例えば、量販店の精算所に配置され、購入する商品(例えば衣料品や食料品)の登録と決済処理に係る操作を顧客が自身で行う、いわゆるセルフPOS(Point of Sales)端末(図示せず)に接続される。無線タグ読取装置1は、顧客が購入する商品に付された無線タグと電波を送受信して、当該無線タグに記憶された商品を特定する情報である商品コードを読取る装置である。商品は物品の一例であり、商品コードはタグ情報の一例である。なお、無線タグ読取装置1は、個品を特定する個品コード等のその他の情報も無線タグから読取る。
 無線タグ読取装置1は、読み取った商品コードと当該商品コードに基づいて後述するメモリ部から取得した商品名、価格などの商品に係る情報(以下、商品情報ともいう)とをセルフPOS端末に送信する。セルフPOS端末は、無線タグ読取装置1から受信した商品コードと商品情報(以下、両者を合わせて商品情報等ともいう)に基づいて、顧客が購入する商品に係る決済処理を実行する。なお、無線タグ読取装置1は、商品情報を記憶した無線タグから直接商品情報を読取ってもよい。
 図1および図2は、実施形態に係る無線タグ読取装置1の外観を示す斜視図であり、図1はカゴK(図2参照)を収容しない状態、図2はカゴKを収容した状態を示す。カゴKは、物品を収容する収容体の一例である。無線タグ読取装置1は、収容部2および第1表示器3を備える。
 収容部2は、底面部21、および底面部21の3辺から上方に立設する側面部22、上面開口23、および側面開口24を備える。収容部2は、底面部21、側面部22によって囲まれる読取空間を形成する。また、底面部21および側面部22は、内面が電波を透過する材質で形成されるとともに、外面が電波を遮断する材質で形成される。これにより、底面部21および側面部22は、電波の外部への漏れを防ぐ電波シールド部となっている。なお、以下の説明において、図1の矢印X方向を左右方向、矢印Y方向を前後方向、矢印Z方向を高さ方向と呼ぶ場合がある。また、前後方向において、側面開口24側を前側、第1表示器3側を後側と呼ぶ場合がある。
 底面部21の内面は、平面状の電波透過材で形成され、図2に示すように顧客が購入する商品を入れるカゴKを載置する載置面として機能する。底面部21の外面は、例えばアルミニウムの金属板等の電波反射体で構成されている。また、底面部21は、内面と外面との間に後述する平面状のアンテナを備えている。換言すれば、底面部21は平面状のアンテナを埋設している。 
 側面部22は、左右方向に相対向する一対の左右側面部221および後側面部222を備える。これら側面部22の高さは、カゴKの高さよりも高くなっている。そのため、カゴKの上部位置までに収納された商品は、収容部2に充分収まり、収容部2から上方に突出することはない。
 底面部21と同様に、一対の左右側面部221は、内面が平面状の電波透過材で形成されるとともに、外面が平面状の電波反射体で構成されている。また、一対の左右側面部221は、内面と外面との間に後述する平面状のアンテナを備えている。さらに、一対の左右側面部221は、上記アンテナの外側に位置する電波吸収体(図示せず)を埋設している。上記電波吸収体は、一対の左右側面部221の上下方向中心部から上端付近まで延びる面状に形成される。電波吸収体は、例えばフェライト等の平面上の板で構成される。また、一対の左右側面部221間の距離は、カゴKの左右方向の幅より若干長く形成される。一対の左右側面部221は、収容部2におけるカゴKの前後方向の移動をガイドする機能を有している。
 上面開口23は、カゴKを上方から収容部2に出し入れするための出入口として機能する。同様に、側面開口24は、カゴKを前方から収容部2に出し入れするための出入口として機能する。カゴKを上方および前方から収容部2に収容できることで、顧客の操作性を良好にすることができる。特に、側面開口24を設けることで、顧客は商品が入ったカゴKを高く持ち上げる必要がないため、操作性が向上する。側面開口24は、側面部22に形成され収容部2に物品を出し入れ可能な開口部の一例である。
 第1表示器3は、一方の左右側面部221後方に設けられたアーム31を介して収容部2に取り付けられている。アーム31は、上方や左右方向に伸縮、移動、回転が自由にできる。これにより、第1表示器3は、表示位置や表示方向を任意に設定することができる。第1表示器3は、例えば液晶表示器で構成され、無線タグ読取装置1を操作する顧客等に各種情報を表示する。第1表示器3は、例えば、無線タグから読取ったタグ情報に対応した商品情報を、購入する商品のリストとして表示する。また、第1表示器3は、無線タグ読取装置1が収容部2にある無線タグに対するタグ情報の読取動作を完了(以下、読取完了ともいう)すると、読取完了を示す表示を行う。第1表示器3は、タグ情報の読取完了を報知する読取完了報知部の一例である。
 第1表示器3の表面には、タッチパネル32が設けられている。タッチパネル32は、触れた位置に応じた情報を無線タグ読取装置1の制御部100(図5参照)に入力するもので、使用者の操作を入力する操作入力部として機能する。
 無線タグ読取装置1は、無線タグと電波を送受信するアンテナ4、カゴKの位置を検出するセンサ5、およびカゴKの移動を促す等の表示を行う第2表示器6をさらに備える。
 アンテナ4は、底面部21に埋設された平面状の底面アンテナ41と、一対の左右側面部221にそれぞれ埋設された平面状の一対の側面アンテナ42と、からなる。
 底面アンテナ41は、矩形状に形成され、その中心部が底面部21の前後方向および左右方向の中心部に位置する。また、底面アンテナ41は、上下方向において底面部21の上面と内部に設けられた電波反射体との間に位置して設けられる。底面アンテナ41は、主に上下方向に電波を放射する。
 側面アンテナ42は、矩形状に形成され、その中心部が左右側面部221の前後方向および高さ方向の中心部に位置する。また、側面アンテナ42は、左右方向において左右側面部221の内面と内部に設けられた電波反射体および電波吸収体との間に位置して設けられる。側面アンテナ42は、主に左右方向に電波を放射する。
 これら底面アンテナ41および側面アンテナ42からなるアンテナ4は、制御部100の指示にしたがって電波を発信するとともに、アンテナ4が発信した電波(以下、搬送波ともいう)に対して無線タグが応答した電波(以下、応答波ともいう)を受信する。制御部100は、アンテナ4が受信した応答波に基づいて、商品コードを読取る。アンテナ4は、制御部100とともに読取部を構成する。
 また、底面アンテナ41および側面アンテナ42が発信する電波は指向性が高く、側面開口24から電波が漏れることを極力防いでいる。底面アンテナ41および側面アンテナ42が収容部2の外に位置する無線タグと電波を交信しないようにして、誤読取を抑制するためである。その結果として、収容部2の前端近傍および後端部近傍では充分に電波が行き届かない部分が発生してしまうおそれがある。逆の言い方をすれば、無線タグ読取装置1は、無線タグが収容部2の中央部あるいは中央部近くに位置する方がタグ情報を読取りやすいということになる。このため、収容部2に収容されたカゴKが収容部2の前後方向中央部に置かれた場合、カゴKに収容された無線タグのタグ情報の読取が確実に行われる可能性が高い。したがって、タグ情報の読取時には、商品が入れられたカゴKの中央部が収容部2の前後方向中央部に置かれることが望ましい。収容部2の前後方向中央部は、所定位置の一例である。所定位置は、収容部2においてタグ情報の読取が確実に行われる可能性が高い位置であり、アンテナ4の配置等によって定められる。
 本実施形態においては、左右方向については、一対の左右側面部221でガイドされることで、カゴKの中央部は収容部2の中央部に位置することができる。また、収容部2は、シールド部からなる後側面部222を備えているので、アンテナ4から放射される電波を、後方に対しては指向性を低くして端部まで行き届かせることが可能である。なお、収容部2の上面を覆うことによって電波の漏れをより防ぐ構成としてもよい。しかし、通常、無線タグ読取装置1の上方に商品が配置されることはなく上面開口23からの電波漏れによる誤読取の危険性は極めて低いため、本実施形態においては上面開口23を設けて操作性を向上させている。
 センサ5は、第1センサ51と第2センサ52と第3センサ53とからなる。第1センサ51~第3センサ53は、前後方向に所定間隔で設けられ、前方から第1センサ51、第2センサ52、第3センサ53の順に並んでいる。なお、第1センサ51~第3センサ53の構成は同一であるので、ここでは代表して第1センサ51について説明する。
 第1センサ51は、相対向する左右側面部221の一方に設けられる発光素子と、他方に設けられる受光素子とで構成される。受光素子と発光素子の間にカゴKが配置されて発光素子からの光が遮断されることで、第1センサ51はカゴKを検出する。
 図3は、第1センサ51~第3センサ53と、収容部2に収容されたカゴKとの位置関係を示す図である。図3に示すように、第1センサ51~第3センサ53は、発光素子および受光素子ともに底面部21から所定の高さに設けられている。所定の高さとは、収容部2に格子状のカゴKを収容した状態で、カゴKの底部が位置する高さである。カゴKの底部は前後方向に連続しているので、第1センサ51~第3センサ53を所定高さに設けることで、収容部2に位置するカゴKを確実に検出することができる。第1センサ51~第3センサ53で構成されるセンサ5は、物品(商品)の位置を検出する検出部の一例である。なお、本実施形態では、カゴKの位置を検出することで商品の位置を間接的に検出するようにしたが、カゴKを用いずに商品の位置を直接検出することも可能である。また、本実施形態では、3個のセンサによって検出部を構成したが、より多くのセンサによって検出部を構成してもよい。
 第2表示器6は、左右側面部221の上端にそれぞれ設けられた一対の表示部61で構成される。一対の表示部61は、同一の構成であるので一方についてのみ説明する。図4は、一方の表示部61の上面を示す平面図である。表示部61は、第1LED(Light Emitting Diode)群611および第2LED群612を備える。
 第1LED群611は、第2LED群612の前方に位置して設けられている。第1LED群611および第2LED群612は、複数、例えば10個のLEDをそれぞれ有している。第1LED群611および第2LED群612は、例えば全てのLEDが消灯、点灯、点滅して使用者に各種情報を知らせることができる。また、第1LED群611および第2LED群612は、例えば前後方向の一方から他方に向かって順次LEDが点滅して、発光する光が流れるように見える動作(以下、流れ点滅ともいう)を行うことで、使用者に方向を示す情報を知らせることができる。これら表示部61を備えた第2表示器6は、物品を所定位置へ近づけることを促す報知を行う報知部の一例である。
 次に、ブロック図を用いて無線タグ読取装置1のハードウェア構成を説明する。図5は、無線タグ読取装置1のハードウェア構成を示すブロック図である。無線タグ読取装置1は、制御部100と、メモリ部110と、入出力コントローラ120と、通信I/F(Interface)130等を備える。制御部100、メモリ部110、入出力コントローラ120、および通信I/F130は、バス140を介して互いに接続されている。
 制御部100は、CPU(Central Processing Unit)101、ROM(Read Only Memory)102、RAM(Random Access Memory)103を備えたコンピュータである。CPU101、ROM102、RAM103は、バス140を介して互いに接続されている。
 CPU101は、無線タグ読取装置1の全体の動作を制御する。ROM102は、CPU101の駆動に用いられるプログラムなどの各種プログラムや各種データを記憶する。RAM103は、タグ情報部104を備える。タグ情報部104は、無線タグ読取装置1が読み取ったタグ情報に係る商品情報等を記憶する。具体的には、タグ情報部104は、読取った商品コード(タグ情報)と、当該商品コードに基づいて後述する商品マスタ部から取得した商品情報(商品名、商品の価格等)と、を記憶する。また、RAM103は、CPU101のワークエリアとして使用され、ROM102やメモリ部110に記憶された各種プログラムや各種データを展開する。制御部100は、CPU101がROM102やメモリ部110に記憶されRAM103に展開された制御プログラムに従って動作することによって、無線タグ読取装置1の各種制御処理を実行する。
 メモリ部110は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Memory)、フラッシュメモリ等の書換え可能な不揮発性の記憶媒体を備えた記憶装置である。メモリ部110は、制御プログラム部111、商品マスタ部112、センサ情報ファイル部113、および表示形態ファイル部114を備える。制御プログラム部111は、無線タグ読取装置1として機能するための制御プログラムの他、各種制御プログラムを記憶する。
 商品マスタ部112は、商品マスタを記憶する。商品マスタは、無線タグ読取装置1が設置される店舗で取り扱っている商品について、商品コードと商品情報(商品名、価格等)とを関連付けて記憶したマスタファイルである。店舗で取り扱う商品は日々変化するため、商品マスタは、通信I/F130を介して接続されるセルフPOS端末あるいは店舗サーバ(図示せず)によって適宜更新される。
 センサ情報ファイル部113は、センサ情報ファイルを記憶する。図6は、センサ情報ファイル部113のデータ構成を示す図である。センサ情報ファイルは、第1センサ51~第3センサ53の出力と、カゴKの位置の検出状態とを対応づけて記憶したファイルである。第1センサ51~第3センサ53の出力は、カゴKを検出したときにオンとなるものである。各検出状態A~Eについての詳細は後述する。
 表示形態ファイル部114は、表示形態ファイルを記憶する。図7は、表示形態ファイル部114のデータ構成を示す図である。表示形態ファイルは、カゴKの位置の検出状態、第2表示器6による表示形態、第1LED群611の動作、および第2LED群612の動作を対応づけて記憶したファイルである。第1LED群611の動作および第2LED群612の動作における「流れ」とは、前述した「流れ点滅」を示す。第1LED群611の動作および第2LED群612の動作についての詳細は後述する。
 図5に戻って、入出力コントローラ120は、アンテナ4、第1センサ51~第3センサ53、第1表示器3、第2表示器6、およびタッチパネル32と接続される。入出力コントローラ120は、接続されるハードウェアに対する入出力インターフェイスとしての機能とこれらハードウェアを制御するための機能とを備えている。これにより、制御部100は、入出力コントローラ120を介して、アンテナ4、第1センサ51~第3センサ53、第1表示器3、第2表示器6、およびタッチパネル32とそれぞれ情報(データ)の送受信が可能であるとともに、制御部100の指示に基づいてこれらハードウェアを制御可能となっている。通信I/F130は、セルフPOS端末と通信するためのインターフェイスである。
 続いて、センサ情報ファイル部113および表示形態ファイル部114に基づく、カゴKの位置検出状態および第2表示器6の表示動作について説明する。
 図8は、カゴKが収容部2に位置しない状態と、そのときの表示部61による表示形態を示す図である。カゴKが収容部2に位置していないので、第1センサ51~第3センサ53はいずれもオフであり、制御部100は検出状態Aを検出する。表示部61は、図7に示す表示形態ファイル部114に定められた表示形態で表示を行う。具体的には、検出状態Aに対応する表示形態1による表示動作、すなわち、第1LED群611および第2LED群612の全てのLEDを点灯する。これにより、表示部61は、顧客に対して無線タグ読取装置1が使用可能であることを知らせることができる。
 図9は、例えばカゴKを側面開口24から収容部2に入れる操作の初期段階で、カゴKの一部が収容部2内に位置した状態と、そのときの表示部61による表示形態を示す図である。なお、カゴKを上面開口23から収容部2に入れる場合にカゴKがこの位置に置かれることもある。このとき、第1センサ51はオン、第2センサ52および第3センサ53はオフであり、制御部100は検出状態Bを検出する。表示部61は、検出状態Bに対応する表示形態2による表示動作を行う。具体的には、第1LED群611および第2LED群612は、前方から後方に向かう流れ点滅を行う。これにより、表示部61は、顧客に対して所定位置に向けてカゴKを後方に移動させることを促す表示を行う。表示部61を備えた第2表示器は、物品を移動させる方向を表示する表示器の一例である。
 図10は、図9に示す状態よりもカゴKが後方に位置した状態と、そのときの表示部61による表示形態を示す図である。このとき、第1センサ51および第2センサ52はオン、第3センサ53はオフであり、制御部100は検出状態Cを検出する。表示部61は、検出状態Cに対応する表示形態3による表示動作を行う。具体的には、第1LED群611は全てのLEDを点灯し、第2LED群612は前方から後方に向かう流れ点滅を行う。これにより、表示部61は、顧客に対してカゴKを後方に移動させることを促す表示を行う。しかも、表示部61は、第2LED群612のみ流れ点滅するので、図9に示す表示形態2よりも所定位置までの移動量が少ないことを、感覚的に顧客に知らせることができる。表示部61を備えた第2表示器は、物品を移動させる移動量に応じて表示形態を異ならせる表示器の一例でもある。
 図11は、カゴKが収容部2の中央部(所定位置)に位置した状態と、そのときの表示部61による表示形態を示す図である。このとき、第1センサ51~第3センサ53はオンであり、制御部100は検出状態Dを検出する。表示部61は、検出状態Dに対応する表示形態4による表示動作を行う。具体的には、第1LED群611および第2LED群612の全てのLEDは点滅を行う。これにより、表示部61は、顧客に対してカゴKがタグ情報の読取に最適な所定位置に位置したことを知らせることができる。
 図12は、所定位置よりも後方に位置した状態と、そのときの表示部61による表示形態を示す図である。本実施形態で説明する収容部2とカゴKにおいては、後側面部222によってカゴKの後方への移動が規制されるため、カゴKが所定位置よりも後方に位置することはない。しかしながら、小さいカゴKを採用する店舗では、カゴKが所定位置よりも後方に位置することが生じ得る。また、収容部2が後側面部222を備えないものである場合、カゴKが所定位置よりも後方に位置することが生じ得る。そして、カゴKが所定位置よりも後方に位置した状態では、第1センサ51はオフ、第2センサ52および第3センサ53はオンであり、制御部100は検出状態Eを検出する。表示部61は、検出状態Eに対応する表示形態5による表示動作を行う。具体的には、第1LED群611は後方から前方に向かう流れ点滅を行い、第2LED群612は全てのLEDを点灯する。これにより、表示部61は、顧客に対してカゴKを前方に移動させることを促す表示を行う。
 このように、第2表示器6は、カゴKを収容部2の中心部(所定位置)に移動させることを促す表示を行うことによって、カゴKに収容された商品を収容部2の中心部に近づけることを促す表示を行う。なお、上述の表示例はあくまで一例であり、移動を促すための報知方法は適宜設定できる。例えば、単にカゴKの位置を表示するようにしてもよいし、音声により報知してもよい。
 次に、上記表示操作を実現するための機能構成を含む、無線タグ読取装置1の機能構成について説明する。図13は、無線タグ読取装置1の機能構成を示すブロック図である。
 制御部100は、CPU101がROM102やメモリ部110の制御プログラム部111に記憶された制御プログラムにしたがって動作することで、操作受付部1001、センサ情報受付部1002、表示制御部1003、アンテナ制御部1004、電波情報取得部1005、タグ情報読取部1006、および出力部1007、として機能する。なお、これら各機能構成をハードウェアで構成してもよい。
 操作受付部1001は、タッチパネル32から操作信号を受付ける。操作受付部1001は、例えば、読取開始指示を示す信号や読取ったタグ情報に基づく決済の指示を示す信号をタッチパネル32から受付ける。
 センサ情報受付部1002は、第1センサ51、第2センサ52、および第3センサ53からセンサ情報(オン・オフ情報)を受付ける。センサ情報受付部1002は、第1センサ51~第3センサ53からカゴKの検出の有無を示すセンサ情報を受付ける。
 表示制御部1003は、第1表示器3および第2表示器6を制御する。表示制御部1003は、例えば、タグ情報読取部1006が読取ったタグ情報に基づく商品情報を第1表示器3に表示させ、さらにタグ情報の読取動作が完了したことを示す情報を第1表示器3に表示させる。また、表示制御部1003は、例えば、センサ情報受付部1002が受付けたセンサ情報に基づいてカゴKを所定位置へ移動させることを促す表示等を第2表示器6に表示させる。
 アンテナ制御部1004は、アンテナ4を制御する。アンテナ制御部1004は、例えば、センサ情報受付部1002がカゴKを検知したことを示すセンサ情報を受付けると、アンテナ4を制御して搬送波を発信させる。また、アンテナ制御部1004は、タグ情報の読取動作が完了すると、アンテナ4を制御して搬送波の発信を停止させる。なお、アンテナ制御部1004は、底面アンテナ41および一対の側面アンテナ42に対して同じ制御を行う。
 電波情報取得部1005は、アンテナ4から電波情報を取得する。具体的には、電波情報取得部1005は、アンテナ4が無線タグから受信した応答波の波形情報を取得する。
 タグ情報読取部1006は、電波情報取得部1005が取得した波形情報からタグ情報を読取る。具体的には、タグ情報読取部1006は、電波情報取得部1005が取得した波形情報を解析し、当該波形情報に含まれる商品コードを示す情報を読取る。また、タグ情報読取部1006は、電波情報取得部1005が取得した波形情報から個品を特定する個品コードも読取る。個品コードもタグ情報の一例である。
 出力部1007は、タグ情報読取部1006が読取ったタグ情報に基づく商品情報をセルフPOS端末に出力する。具体的には、出力部1007は、商品マスタ部112を参照して、タグ情報読取部1006が読取った商品コードに対応する商品情報を読出し、商品情報等をセルフPOS端末に出力する。セルフPOS端末は、入力された商品情報等に基づいて決済処理を行う。
 次に、図8~図12に示す第2表示器6の表示動作を実行するための制御部100の処理(以下、位置表示処理ともいう)について説明する。図14は、位置表示処理の流れを示すフローチャートである。
 制御部100は、操作受付部1001がタッチパネル32から読取開始指示を受付けたか否か判断し(S1)、受付けなければ(S1のN)、待機する。操作受付部1001が読取開始指示を受付けると(S1のY)、制御部100は、センサ情報受付部1002が第1センサ51~第3センサ53の少なくとも1つからカゴKを検出したことを示すセンサ情報を受付けたか否か判断し(S2)、受付けなければ(S2のN)、S2の処理に戻って待機する。なお、第2表示器6は、操作受付部1001が読取開始指示を受付けた後、顧客に対して無線タグ読取装置1が使用可能であることを知らせるための表示形態1による表示を行ってもよい。
 センサ情報受付部1002がセンサ情報を受付けると(S2のY)、表示制御部1003は、センサ情報受付部1002が受付けた第1センサ51~第3センサ53のセンサ情報に対応する検出状態を読出し、その検出状態がDであるか否か判断する(S3)。検出状態がDであると(S3のY)、表示制御部1003は、カゴKが所定位置に置かれていると判断して、第2表示器6に表示形態4(図11参照)を表示させる(S4)。
 続いて、制御部100は、カゴK内の無線タグのタグ情報の読取動作が完了したか否か判断し(S5)、完了していれば(S5のY)、位置表示処理を終了する。完了していなければ(S5のN)、制御部100は、S3の処理に戻る。
 S3の処理において、検出状態がDでない場合(S3のN)、表示制御部1003は、検出状態がAであるか否か判断し(S6)、検出状態がAであれば第2表示器6に表示形態1(図8参照)を表示させる(S7)。次いで、制御部100は、S3の処理に戻る。
 検出状態がAでない場合(S6のN)、表示制御部1003は、検出状態がBであるか否か判断し(S8)、検出状態がBであれば第2表示器6に表示形態2(図9参照)を表示させる(S9)。次いで、制御部100は、S3の処理に戻る。
 検出状態がBでない場合(S8のN)、表示制御部1003は、検出状態がCであるか否か判断し(S10)、検出状態がCであれば第2表示器6に表示形態3(図10参照)を表示させる(S11)。次いで、制御部100は、S3の処理に戻る。
 検出状態がCでない場合(S10のN)、表示制御部1003は、検出状態がEであるか否か判断し(S12)、検出状態がEであれば第2表示器6に表示形態5(図12参照)を表示させる(S13)。次いで、制御部100は、S3の処理に戻る。以上の処理により、顧客に対して所定位置にカゴKを移動させることを促す表示がなされる。第1センサ51~第3センサ53を含む各種電子部品の動作速度が充分に速いので、第2表示器6は顧客によるカゴKの移動に追従して表示を切り換えることができる。
 次に、無線タグ読取装置1によるタグ情報の読取を実行するための制御部100の処理(以下、読取処理ともいう)について説明する。図15は、読取処理処理の流れを示すフローチャートである。
 制御部100は、操作受付部1001がタッチパネル32から読取開始指示を受付けたか否か判断し(S21)、受付けなければ(S21のN)、待機する。操作受付部1001が読取開始指示を受付けると(S1のY)、制御部100は、センサ情報受付部1002が第1センサ51~第3センサ53の少なくとも1つからカゴKを検出したことを示すセンサ情報を受付けたか否か判断し(S2)、受付けなければ(S2のN)、S2の処理に戻って待機する。
 センサ情報受付部1002がセンサ情報を受付けると(S22のY)、アンテナ制御部1004は、アンテナ4を制御して搬送波の発信を開始させる(S23)。次いで、制御部100は、タグ情報読取部1006がタグ情報を読取ったか否かを判断する(S24)。詳細には、制御部100は、電波情報取得部1005がアンテナ4から取得した応答波の波形情報に基づいてタグ情報読取部1006が商品コードを読取ったか否かを判断する。
 タグ情報読取部1006が商品コードを読取ると(S24のY)、タグ情報読取部1006は、商品マスタ部112を参照して、読取った商品コードに対応する商品情報(商品名、商品の価格等)を読出し、商品情報等をタグ情報部104に記憶する。次いで、制御部100は、アンテナ制御部1004によってアンテナ4が搬送波の発信を開始してから所定時間経過したか否かを判断し(S26)、経過していなければ(S26のN)、S24の処理に戻る。なお、所定時間は、アンテナ4がカゴK内の全ての商品に付された無線タグと交信するに充分な時間であり、実験等により予め設定される。上記所定時間が経過すると、タグ情報の読取動作が完了する。
 S24の処理において、タグ情報読取部1006がタグ情報を読取っていない場合(S24のN)、制御部100は、S25の処理をスキップしてS26の処理に移行する。S26の処理において、所定時間経過すると(S26のY)、アンテナ制御部1004は、アンテナ4を制御して搬送波の発信を停止する(S27)。
 続いて、表示制御部1003は、センサ情報受付部1002が受付けたセンサ情報に基づいて検出状態がDであるか否か判断し(S28)、検出状態でDであると(S28のY)、第1表示器3にタグ情報の読取が完了した旨を表示させ(S29)、読取処理を終了する。検出状態がDでない場合(S28のN)、制御部100はS28の処理に戻る。
 このように、無線タグ読取装置1は、第1センサ51~第3センサ53の何れかがカゴKを検出すると、言い換えれば、カゴKが収容部2内に位置すると、タグ情報の読取を開始する。そして、読取開始から所定時間経過してタグ情報読取部1006によるタグ情報の読取動作が完了した場合であっても、表示制御部1003は、検出状態がDでないと第1表示器3に読取完了の表示をさせない。すなわち、第1表示器3は第2表示器6が案内した所定位置にカゴKが配置されたことを条件に、読取完了の表示を行う。これは、第2表示器6によって、カゴKを所定位置に案内しているにも拘わらず、所定位置にない状態で読取完了を表示すると顧客に違和感、不信感を与えてしまうためである。なお、通常は、第2表示器6の表示にしたがって収容部2内でカゴKを移動させていれば、所定時間内にカゴK内の無線タグからタグ情報の読取は行えるので、カゴKが所定位置に配置される前に読取動作を完了させても問題はない。しかし、アンテナ制御部1004は、センサ情報受付部1002が受付けたセンサ情報に基づく検出状態がDであること、すなわち、カゴKが所定位置に配置されたことを条件にアンテナ4の搬送波の出力を停止させてもよい。
 以上説明したとおり、本実施形態の無線タグ読取装置1は、底面部21および底面部21から上方に立設する側面部22によって形成される収容部2と、側面部22に形成され収容部2にカゴKを出し入れ可能な側面開口24と、側面開口24を介して収容部2に収容されたカゴK内の商品に付された無線タグと電波を送受信して当該無線タグから商品コードを読取るアンテナ4およびタグ情報読取部1006と、収容部2におけるカゴKの位置を検出する第1センサ51~第3センサ53と、これら第1センサ51~第3センサ53の出力に基づいて、カゴK内の商品を所定位置へ近づけることを促す表示を行う第2表示器6と、を備える。このため、顧客はカゴKを高く持ち上げずに側面開口24からカゴKを収容部2内に出し入れすることができる。しかも、側面開口24から電波が漏れることを抑えるために、収容部2内に電波が行き届きにくい箇所が設定されたとしても、顧客はカゴKをタグ情報が読取やすい位置に移動させることが可能となる。したがって、本実施形態の無線タグ読取装置1によれば、誤読取を抑えつつ、操作性を向上させることが可能となる。
 また、本実施形態の第1センサ51~第3センサ53は、底面部21から所定高さの位置に設けられ、商品を収容したカゴKの位置を検出する。このため、第1センサ51~第3センサ53は、カゴKの底部に対応する位置に設けることによって、格子状のカゴKであっても確実に検出することができる。
 さらに、本実施形態の第2表示器6は、LEDを用いて流れ点滅によってカゴKを移動させる方向を表示する。このため、顧客は、カゴKを移動させる方向を感覚的に理解することができ、カゴKを所定位置に容易に配置することができる。
 加えて、本実施形態の第2表示器6は、カゴKを移動させる移動量に応じて異なる表示を行う。具体的には、カゴKを移動させるべき量(距離)が大きい場合は第1LED群611および第2LED群612のいずれも流れ点滅による表示を行い、カゴKを移動させるべき量が小さい場合は一方のLED群のみ流れ点滅による表示を行う。このため、顧客はカゴKを移動させる方向のみならず移動させる量も感覚的に理解することができる。したがって、顧客は、より容易にカゴKを所定位置に配置することが可能となる。
 しかも、本実施形態においては、第1センサ51~第3センサ53の何れかがカゴKを検出すると、カゴKが所定位置に配置されていない状態であっても、アンテナ4は搬送波の発信を開始し、タグ情報読取部1006はタグ情報の読取を開始する。このため、タグ情報読取部1006は、カゴKが所定位置に移動している最中にカゴK内の無線タグからタグ情報を読取ることが可能となる。カゴKの移動中はアンテナ4とカゴK内の無線タグとの位置関係が変動する。これによって、アンテナ4から電波を受けづらい位置にあった無線タグのタグ情報も読取やすくなる。したがって、本実施形態の無線タグ読取装置1は、タグ情報の読取性能を向上することができる。
 また、本実施形態の第1表示器3は、カゴKが所定位置に配置されたことを第1センサ51~第3センサ53が検出したことを条件として、タグ情報の読取完了を示す情報を表示する。このため、第1表示器3は、第2表示器6によって案内される所定位置にカゴKが位置しない状態では読取完了を示す情報を表示しないので、顧客に違和感や不信感を抱かせることを抑制することができる。
 なお、上記実施形態において、無線タグ読取装置1で実行される制御プログラムは、CD-ROM等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。また、上記実施形態の無線タグ読取装置1で実行される制御プログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良く、さらには、インターネット等のネットワーク経由で提供するように構成しても良い。
 以上、本発明の実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。この実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
特開2018-190255号公報

Claims (6)

  1.  底面部および当該底面部から上方に立設する側面部によって形成される収容部と、
     前記収容部に物品を出し入れ可能な開口部と、
     前記開口部を介して前記収容部に収容された物品に付された無線タグと電波を送受信して当該無線タグからタグ情報を読取る読取部と、
     前記収容部における前記物品の位置を検出する検出部と、
     前記検出部の出力に基づいて、前記物品を前記収容部の所定位置へ近づけることを促す報知を行う報知部と、
     を備える無線タグ読取装置。
  2.  前記検出部は、前記底面部から所定高さの位置に設けられ、前記物品を収容した収容体の位置を検出する、
     請求項1に記載の無線タグ読取装置。
  3.  前記報知部は、前記物品を移動させる方向を表示する表示器である、
     請求項1または2に記載の無線タグ読取装置。
  4.  前記表示器は、前記物品を移動させる移動量に応じて表示形態を異ならせる、
     請求項3に記載の無線タグ読取装置。
  5.  前記読取部は、前記検出部が前記物品の位置を検出すると、前記物品が前記所定位置に配置されていない状態であっても読取を開始する、
     請求項1ないし4のいずれか1つに記載の無線タグ読取装置。
  6.  前記読取部による前記タグ情報の読取動作完了を報知する読取完了報知部をさらに備え、
     前記読取完了報知部は、前記物品が前記所定位置に配置されたことを前記検出部が検出したことを条件として、前記タグ情報の読取完了を報知する、
     請求項1ないし5のいずれか1つに記載の無線タグ読取装置。
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