WO2022003985A1 - Mt型ストラドルドビークル - Google Patents
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Abstract
Description
特許文献1に記載のMT型鞍乗型車両は、遠心クラッチが設けられていない。特許文献1に記載の鞍乗型車両では、エンジンのクランク軸の右方向の端部に変速用多段クラッチが設けられ、左方向の端部に発電機が設けられる。特許文献1に記載の鞍乗型車両は、クランク軸の発電機よりも右方向にクランク軸の慣性モーメントを確保するためのウェイトを備える。
例えば、特許文献2には、MT型鞍乗型車両としての自動二輪車が示されている。特許文献2の自動二輪車は、スタータモータの機能を兼ねるACGスタータを備えている。また、特許文献2の自動二輪車は、クラッチレバーを備えておらず、クランク軸の一端部に設けられた遠心クラッチを備えている。
発電機を兼用するスタータモータは、例えば特許文献2に示すように、減速装置を介さずにクランク軸に接続される。従って、発電機を兼用するスタータモータは、エンジンの始動を短時間で行えるよう大きな出力が望まれている。また、MT型鞍乗型車両のクランク軸には、特許文献2のような遠心クラッチが設けられていない。このため、クランク軸には、回転の負荷を乗り越え回転を継続するような慣性モーメントも求められている。しかしながら、MT型鞍乗型車両は、車両がコンパクトであるため、車両の大型化およびエンジンの大型化を抑制することが求められている。本発明は、エンジンの大型化を抑制しつつ、クランク軸の慣性モーメントを確保し、かつ、発電機を兼ねるスタータモータの出力を増加することができるMT型鞍乗型車両を提供することである。
(i)の条件を達成するために、本発明者は、エンジンのクランク軸の軸線方向において、クランク軸の外方位置と内方位置との間に、ロータの外方端を配置することを考えた。なお、外方位置は、クランク軸の外方端から軸受の幅だけ外方にある位置である。また、内方位置は、クランク軸の外方端から軸受の幅だけ内方にある位置である。始動発電機のロータはクランク軸の端部に取付けられている。クランク軸を支持する複数の軸受のうちの最も外方にある軸受の外方端から、ロータの外方端までの距離が長いと、公差等に伴い回転時に回転軸のぶれが増大しやすい。つまり、磁石の径方向での位置のぶれが増大し易い。磁石の位置のぶれを見込んで、ロータの永久磁石部とステータコアの歯部との径方向の間隔を増大すると、始動発電機の出力が減少しやすくなってしまう。始動発電機のトルクは、ロータの永久磁石部から出る磁束のうち、ステータコアの外部に漏れず内部に流れる磁束の量の影響を受けやすいからである。
特に、アウターロータ型の始動発電機のロータは、一般に、有底円筒状である。例えばロータがクランク軸の軸受の方向に向けて開いた有底円筒状である場合と比べて、ロータが逆方向に開いた有底円筒状である場合、ロータの接続位置及びロータの重心がより軸受に近い位置に配置される。従って、(iii)の条件を満たすことで、ロータの回転時における回転軸のぶれが抑えられる。即ち、アウターロータ型の始動発電機のロータは、(iii)の条件を満たすことで、(i)及び(ii)双方の条件を満たすことができる。ステータコアの歯部の厚さ及び永久磁石部の大型化しても、回転軸のぶれの増加が抑えられることで、永久磁石部と歯部との間隔の増大を抑えることができるからである。
更には、動力出力部の外方端から、クランク軸のテーパ部の内方端までの距離を、軸受の幅よりも短く形成することにより、クランク軸の外方端からクランク軸のテーパ部の内方端までの距離が短くなることを抑制できる。そのため、クランク軸に取付けるロータのウェイト部分のクランク軸の軸線方向の幅が短くなることを抑制することができるため、クランク軸の慣性モーメントを確保することができる。
これにより、エンジンの大型化を抑制しつつ、クランク軸の慣性モーメントを確保し、かつ、発電機を兼ねるスタータモータの出力を増加することができる。
(1) MT型鞍乗型車両であって、
前記MT型鞍乗型車両は、
車体と、
動力を出力するクランク軸と、前記クランク軸を収容するクランクケースと、前記クランクケースに設けられクランク軸を回転可能に支持する軸受とを備え、前記車体に取付けられたエンジンと、
前記エンジンから出力される動力を受けて前記MT型鞍乗型車両を駆動する駆動輪と、
前記クランクケースに収容され、前記クランク軸の速度と前記駆動輪の間の変速比を多段階に変更する多段変速装置と、
前記クランク軸の端部に前記クランク軸と共に回転するように取付けられるロータ、及び前記車体との相対的位置関係を維持するように前記車体に直接的又は間接的に固定されたステータを有し、前記エンジンを始動する機能と前記エンジンに駆動され発電する機能とを兼ねる始動発電機と、
を備え、
前記エンジンは、前記クランク軸の軸線方向における前記始動発電機と前記軸受との間において前記クランク軸に前記クランク軸と一体となって回転するように配置され、前記クランク軸から前記動力の一部を前記エンジンの補機に出力するように前記エンジンの補機へ前記クランク軸の回転を伝達するための動力伝達要素と係合する動力出力部を有し、
前記ステータは、周方向にスロットを空けて設けられた複数の歯部を備えるステータコアと、前記歯部に巻回される複数相の巻線とを有し、
前記ロータは、径方向における前記ステータの外方に前記ステータと空隙を空けて向かい合うように前記周方向に並ぶ永久磁石部を有し、前記クランク軸の軸線方向における前記ステータの内方を囲い、前記クランク軸に支持されるように構成され、
前記クランク軸は、前記動力出力部が設けられるストレート部と、前記ストレート部の外方端から徐々に先細りになるテーパ形状を有し且つ前記ロータが設けられるテーパ部とを有し、
前記クランク軸の軸線方向において、前記ロータの外方端が外方位置と内方位置との間に位置し且つ前記ステータコアの歯部の幅が前記軸受の幅よりも大きくなるように、前記動力出力部の外方端と前記テーパ部の内方端との間の距離が、前記軸受の幅よりも短く形成され、前記外方位置は、前記クランク軸の外方端から前記軸受の幅だけ外方にある位置であり、前記内方位置は、前記クランク軸の外方端から前記軸受の幅だけ内方にある位置である。
始動発電機は、発電する機能を兼ね、ステータとロータとを備えている。ロータは、クランク軸の軸線方向におけるステータの外方にステータと空隙を空けて向かい合うように周方向に並ぶ永久磁石部を有し、クランク軸の軸線方向におけるステータの内方を囲い、クランク軸に支持されるように構成されている。好ましい実施形態において、始動発電機は、アウターロータタイプのモータである。好ましい実施形態において、ロータは、クランク軸の軸線方向における外方に開いた有底円筒状である。
クランク軸の軸線方向における外方に開いた有底円筒状のロータは、例えばクランク軸の軸線方向における内方に開いた有底円筒状のロータを有する場合と比べ、より軸受に近い位置でクランク軸に接続されることができる。また、クランク軸の軸受から突出する部分を短くすることができる。このため例えば公差等によるロータ及びクランク軸の重心のずれに起因するクランク軸の回転時の回転軸線のぶれを抑えることができる。
また、エンジンは、動力出力部を有する。動力出力部は、クランク軸の軸線方向における始動発電機と軸受との間においてクランク軸にクランク軸と一体となって回転するように配置される。また、動力出力部は、クランク軸から動力の一部をエンジンの補機に出力するように動力伝達要素と係合する。動力伝達要素は、エンジンの補機へクランク軸の回転を伝達するための部材である。動力伝達要素としては、例えば、カム、チェーン等が挙げられる。
(1)のMT型鞍乗型車両では、ロータの外方端は、外方位置と内方位置との間に位置する。これにより、(i)ロータの永久磁石部とステータコアの歯部との径方向の間隔を小さくすることができる。一実施形態において、クランク軸の軸線方向において、ロータの外方端は、外方位置とクランク軸の外方端との間に位置することが好ましい。クランク軸を支持する複数の軸受のうちの最も外方にある軸受の外方端から、ロータの外方端までの距離を短くすると、公差等に伴い回転時に回転軸のぶれを抑制できる。つまり、永久磁石部の径方向での位置のぶれを抑制できる。従って、ロータの永久磁石部とステータコアの歯部との径方向の間隔において、回転軸のぶれに起因する変動見込みを小さくすることができる。その結果、ロータの永久磁石部とステータコアの歯部とを径方向で近接配置することができる。従って、始動発電機の出力を増加することができる。なお、ロータの外方端は、永久磁石部に位置していてもよく、永久磁石部を支持する部分(例えば、バックヨーク)に位置していてもよい。
従って、(1)のMT型鞍乗型車両では、(iii)の条件を満たすことで、(i)及び(ii)双方の条件を満たすことができる。ステータコアの歯部の厚さ及び永久磁石部の大型化しても、回転軸のぶれの増加が抑えられることで、永久磁石部と歯部との間隔の増大を抑えることができるからである。その結果、(1)のMT型鞍乗型車両では、エンジンの大型化を抑制しつつ、慣性モーメントを確保し、かつ、発電機を兼ねる始動発電機の出力を増加することができる。
(2) (1)のMT型鞍乗型車両であって、
前記ロータは、前記ステータと空隙を空けて向かい合うように前記周方向に並び且つ前記スロットの数の2/3より多い磁極面を有する永久磁石部を有する。
(3) (1)又は(2)のMT型鞍乗型車両であって、
前記クランクケースは、オイルで内部が潤滑されるように構成され、
前記始動発電機は、冷却のための気流を発生させるファン又はフィンを備えていないロータを備え、前記オイルと接触する位置に設けられる。
(4) (1)から(3)の何れか1つのMT型鞍乗型車両であって、
前記始動発電機は、少なくとも前記エンジンが燃焼動作している場合に動力を出力するように構成されている。
(5) (1)から(4)の何れか1つのMT型鞍乗型車両であって、
前記始動発電機のロータ位置検出装置は、前記ステータの巻線とは異なる巻線を有するピックアップである。
(6) (1)から(5)の何れか1つのMT型鞍乗型車両であって、
前記MT型鞍乗型車両は、少なくとも前記始動発電機の前記外方に向いた部分を覆うクランクケースカバーを備え、
前記クランク軸の軸線方向における前記ステータの前記外方端と前記クランクケースカバーの内壁面との間隔は、前記軸受の幅よりも大きい。
(7) (1)から(5)の何れか1つのMT型鞍乗型車両であって、
前記MT型鞍乗型車両は、少なくとも前記始動発電機の前記外方に向いた部分を覆うクランクケースカバーを備え、
前記クランク軸の軸線方向における前記ロータの前記外方端と前記クランクケースカバーの内壁面との間隔は、前記軸受の幅よりも大きい。
(8) (6)のMT型鞍乗型車両であって、
前記クランク軸の軸線方向における前記ロータの前記外方端と前記クランクケースカバーの内壁面との間隔は、前記軸受の幅よりも大きい。
(9) (1)から(5)の何れか1つのMT型鞍乗型車両であって、
前記MT型鞍乗型車両は、少なくとも前記始動発電機の外方に向いた部分を覆うクランクケースカバーを備え、
前記ロータは、筒状のバックヨーク部、バックヨーク部に続いて広がる円板状の底壁部、及び底壁部とクランク軸との間に介在する筒状のボス部を有し、
前記バックヨーク部の少なくとも一部では、前記径方向における前記クランクケースカバーの内壁面までの距離が前記軸受の前記クランク軸の軸線方向における長さより大きい。
(10) (6)又は(7)のMT型鞍乗型車両であって、
前記ロータは、筒状のバックヨーク部、バックヨーク部に続いて広がる円板状の底壁部、及び底壁部とクランク軸との間に介在する筒状のボス部を有し、
前記バックヨーク部の少なくとも一部では、前記径方向における前記クランクケースカバーの内壁面までの距離が前記軸受の前記クランク軸の軸線方向における長さより大きい。
(11) (1)から(8)の何れか1つのMT型鞍乗型車両であって、
前記ロータは、筒状のバックヨーク部、バックヨーク部に続いて広がる円板状の底壁部、及び底壁部とクランク軸との間に介在する筒状のボス部を有し、
前記クランク軸が貫通する前記ステータの穴の内周面と、前記ボス部の外周面との間隔は、前記軸受の前記クランク軸の軸線方向における長さよりも小さい。
(12) (10)のMT型鞍乗型車両であって、
前記クランク軸が貫通する前記ステータの穴の内周面と、前記ボス部の外周面との間隔は、前記軸受の前記クランク軸の軸線方向における長さよりも小さい。
(13) (1)から(12)の何れか1つのMT型鞍乗型車両であって、
前記エンジンは、前記クランク軸の軸線が前記車体の左右方向に延びるように前記車体に取付けられる。
エンジンの補機は、エンジンの燃焼動作に必須の機器である。例えば、エンジンのバルブ及びバルブの動作機構は、その動作なしにエンジンが燃焼動作できないので、エンジンの補機である。例えば、オイルポンプは、その動作なしにエンジンが燃焼動作できないので、エンジンの補機である。なお、エンジンの燃焼動作に必須の機器とは、そのエンジンの機器構成又は構造のいずれもが維持されている状況下においてエンジンの燃焼動作を実現するために不可欠な機器をいう。例えば、オイルポンプを備えたエンジンにおいて、オイルポンプは、通常、「エンジンの燃焼動作に必須の機器」に該当する。従って、オイルポンプは、エンジンの補機である。これに対し、飛沫式の潤滑装置を備えるエンジンは、そのエンジンの機器構成又は構造のいずれもが維持されている状況下において、オイルポンプを用いなくても、エンジンの燃焼動作を実現できる。従って、飛沫式の潤滑装置を備えるエンジンにとっては、オイルポンプは、「エンジンの燃焼動作に必須の機器」に該当しない。従って、オイルポンプは、エンジンの補機ではない。また、エンジンの燃焼動作の結果生じる動力をエンジンの外部に伝達する機器は、その動作なしにエンジンが燃焼動作できるので、補機でない。例えば、クラッチ又は変速装置は補機ではない。エンジンの補機は、例えば、エンジン本体に設けられる。エンジン本体は、シリンダヘッド及びシリンダブロックを備える。エンジンの補機は、エンジンの内部又は外部のいずれに設けられてもよい。エンジンの補機は、動力伝達要素を介して、クランク軸の動力出力部から機械的に動力の伝達を受けることにより当該補機としての機能を実現するように構成されている。
図1は、本発明の第1実施形態に係るMT型鞍乗型車両1の構成を示す図である。
本明細書及び図面で、Fは、MT型鞍乗型車両1における前方を示す。Bは、MT型鞍乗型車両1における後方を示す。FBは、MT型鞍乗型車両1における前後方向を示す。Uは、MT型鞍乗型車両1における上方を示す。Dは、MT型鞍乗型車両1における下方を示す。UDは、MT型鞍乗型車両1における上下方向を示す。Lは、MT型鞍乗型車両1における左方を示す。Rは、MT型鞍乗型車両1における右方を示す。LRは、MT型鞍乗型車両1における左右方向を示す。LRは、MT型鞍乗型車両1におけるクランク軸の軸線方向でもある。即ち、MT型鞍乗型車両1におけるクランク軸の軸線方向LRは、MT型鞍乗型車両1における右方R、及び左方Lの双方を含んでいる。
エンジン20は、クランク軸21と、クランクケース22と、軸受23と、動力出力部24とを備える。クランク軸21は、動力を出力する。クランクケース22は、クランク軸21を収容する。軸受23は、クランクケース22に設けられクランク軸21を回転可能に支持する。エンジン20は、車体5に取付けられる。なお、図1(b)及び図(c)において、Cは、クランク軸の軸線方向を示す。また、クランク軸21の軸線方向における内方とは、クランク軸21の軸線方向において車体5の中心へ向かう方向をいう。クランク軸21の軸線が伸びる方向における外方とは、クランク軸21の軸線方向において車体5の外方へ向かう方向をいう。
動力出力部24は、クランク軸21の軸線方向における始動発電機40と軸受23との間においてクランク軸21にクランク軸21と一体となって回転するように配置される。また、動力出力部24は、クランク軸21から動力の一部をエンジン20の補機261(図2参照)に出力するように動力伝達要素241と係合する。動力伝達要素241は、エンジン20の補機261へクランク軸21の回転を伝達するための部材である。本実施形態において、動力出力部24は、カムチェーンスプロケットであり、動力伝達要素241は、カムチェーンであり、補機261は、バルブ動作機構である。
駆動輪15は、エンジン20から出力される動力を受けてMT型鞍乗型車両1を駆動する。多段変速装置30は、クランクケース22に収容され、クランク軸21の速度と駆動輪15の間の変速比を多段階に変更する。
本実施形態において、始動発電機40は、アウターロータタイプのモータである。本実施形態において、ロータ42は、クランク軸21の軸線方向における外方に開いた有底円筒状である。
クランク軸21は、ストレート部211とテーパ部212を有する。ストレート部211は、動力出力部24が設けられる。テーパ部212は、ストレート部211の外方端211aから徐々に先細りになるテーパ形状を有し且つロータ42が設けられる。
そのため、本実施形態のMT型鞍乗型車両1の始動発電機40では、図1(c)の比較例よりも、(i)ロータ42の永久磁石部421とステータコア411の歯部412との径方向の間隔を小さくすることができる。これにより、本実施形態のMT型鞍乗型車両1の始動発電機40は、図1(c)の比較例よりも、始動発電機40の出力を増加することができる。
始動発電機は、ステータの巻線に電流が流れることで発生する磁界が、ロータの永久磁石部と反発及び引き合うことで回転する。ステータコアの歯部の厚みを増大すると、歯部に流すことが可能な磁束を増加することができる。これにより、ロータの永久磁石部を大きくしてロータの永久磁石部からの磁束を増加させたとしても、ステータコアの歯部に流れない無駄な磁束を抑えることができる。従って、ステータコアの幅を、軸受の幅よりも大きくすると、ステータコアの歯部の厚さを大きくすることができ、始動発電機の出力を増加することができる。
従って、本実施形態のMT型鞍乗型車両1の始動発電機40では、図1(c)の比較例よりも、始動発電機40の出力を増加することができる。始動発電機40は、ステータ41の巻線413に電流が流れることで発生する磁界が、ロータ42の永久磁石と反発及び引き合うことで回転する。ステータコア411の歯部412のクランク軸21の軸線方向の厚みを増大すると、歯部412に流すことが可能な磁束を増加することができる。従って、歯部412のクランク軸21の軸線方向の厚さを大きくすると、ロータ42の永久磁石部421を大きくしてロータ42の永久磁石部421からの磁束を増加したとしても、ステータコア411の歯部412に流れない無駄な磁束を抑えることができる。
従って、MT型鞍乗型車両1では、(iii)の条件を満たすことで、(i)及び(ii)双方の条件を満たすことができる。ステータ41の厚さが増大したり永久磁石部421が大型化したりしても、回転軸のぶれの増加が抑えられることで、永久磁石部421と歯部412との間隔の増大を抑えることができるからである。その結果、MT型鞍乗型車両1では、エンジン20の大型化を抑制しつつ、慣性モーメントを確保し、且つ、発電機を兼ねる始動発電機40の出力を増加することができる。
第2実施形態に係るMT型鞍乗型車両について説明する。第2実施形態では、第1実施形態におけるエンジン20、多段変速装置30及び始動発電機40(以下、合わせてエンジンユニットEU1とも称する。)が更に以下のように構成される。図2は、本発明の第2実施形態に係るMT型鞍乗型車両2のエンジンユニットEU1を拡大して示す断面図である。なお、第2実施形態のMT型鞍乗型車両2における他の構成は、図1(a)及び(b)に示すMT型鞍乗型車両1と差異はない。
また、エンジン20は、ピストン251と、コネクティングロッド252と、点火プラグ262とを備える。ピストン251は、シリンダ25内に往復可能に設けられている。ピストン251とクランク軸21は、コネクティングロッド252を介して連結されている。補機261は、シリンダヘッド26内に配置されている。
第3実施形態に係るMT型鞍乗型車両について説明する。第2実施形態では、第1実施形態又は第2実施形態における始動発電機40のステータ41及びロータ42が更に以下のように構成される。図3は、本発明の第2実施形態に係るMT型鞍乗型車両3の始動発電機40の回転軸線に垂直な断面を示す断面図である。なお、第3実施形態のMT型鞍乗型車両3の他の構成は、図1(a)及び(b)に示すMT型鞍乗型車両1と差異はない。
ロータ42の永久磁石部421は、ステータ41に対し空隙を介して対向する。永久磁石部421は、ロータ本体部427の内周面に設けられている。永久磁石部421は、複数の磁極面422を構成する。但し、永久磁石部421は、複数の磁極対を有するように着磁された1つの永久磁石によって構成することも可能である。
第4実施形態に係るMT型鞍乗型車両について説明する。第4実施形態では、第1実施形態から第3実施形態の何れかにおけるエンジンユニットが更に以下のように構成される。図4は、本発明の第4実施形態に係るMT型鞍乗型車両4のエンジンユニットEU4を拡大して示す左側面図である。なお、第4実施形態のMT型鞍乗型車両4の他の構成は、図1(a)及び(b)に示すMT型鞍乗型車両1と差異はない。
オイルOLは、図示しないオイルポンプによって圧送されて、エンジンユニットEU4内を循環する。より詳細には、オイルOLは、クランクケース22の下部に設けられたオイルパン221に溜まる。オイルパン221に溜ったオイルOLは、図示しないオイルポンプによって加圧される。加圧されたオイルOLは、図示しないオイル供給通路を介して、エンジン20に供給される。
本実施形態によれば、始動発電機40のオイルOLによる放熱が可能となる。従って、本実施形態のMT型鞍乗型車両1によれば、始動発電機40は、冷却機構の大型化を抑制乃至回避しつつ出力を増加することができる。そのため、本実施形態のMT型鞍乗型車両4では、エンジン20の大型化を抑制しつつ、慣性モーメントを確保し、かつ、始動発電機40の出力を増加することができる。
第5実施形態に係るMT型鞍乗型車両について説明する。第5実施形態では、第3実施形態又は第4実施形態における始動発電機40が、少なくともエンジン20が燃焼動作している場合に動力を出力するように構成されている。即ち、始動発電機40は、エンジン20の始動後も電力の供給を受け、クランク軸21を駆動する。この場合、始動発電機40は、MT型鞍乗型車両1のエンジン出力のアシスト機能を有する。
本実施形態によれば、始動発電機40が高温となるのを抑制することができるため(第3実施形態及び第4実施形態を参照)、始動発電機40をエンジン出力のアシストに使用する構成としたことにより、例えば、MT型鞍乗型車両の駆動力をアシストする別のモータを追加して設ける必要がない。そのため、本実施形態のMT型鞍乗型車両では、エンジン20の大型化を抑制しつつ、慣性モーメントを確保し、かつ、始動発電機40の出力を増加することができる。従って、本実施形態のMT型鞍乗型車両は、駆動力をアシストするアシスト機能を追加しても、MT型鞍乗型車両の大型化を抑制できる。なお、始動発電機40は、エンジン20が燃焼動作していない時に動力を出力してもよい。また、第5実施形態のMT型鞍乗型車両の他の構成は、図1(a)及び(b)に示すMT型鞍乗型車両1と差異はない。
第6実施形態に係るMT型鞍乗型車両について説明する。第6実施形態では、第1実施形態から第5実施形態の何れかの実施形態におけるエンジンユニットが更に以下のように構成される。図5は、本発明の第6実施形態に係るMT型鞍乗型車両6のエンジンユニットEU6の始動発電機40を拡大して示す断面図である。なお、第6実施形態のMT型鞍乗型車両6の他の構成は、図1(a)に示すMT型鞍乗型車両1と差異はない。
第7実施形態に係るMT型鞍乗型車両について説明する。第7実施形態では、第1実施形態から第6実施形態の何れかの実施形態におけるエンジンユニットが更に以下のように構成される。図6は、本発明の第7実施形態に係るMT型鞍乗型車両7のエンジンユニットEU7の始動発電機40を拡大して示す断面図である。なお、第7実施形態のMT型鞍乗型車両7の他の構成は、図1(a)に示すMT型鞍乗型車両1と差異はない。
第8実施形態に係るMT型鞍乗型車両について説明する。第8実施形態では、第1実施形態から第7実施形態の何れかの実施形態におけるエンジンユニットが更に以下のように構成される。図7は、本発明の第8実施形態に係るMT型鞍乗型車両8のエンジンユニットEU8の始動発電機40を拡大して示す断面図である。なお、第8実施形態のMT型鞍乗型車両8の他の構成は、図1(a)に示すMT型鞍乗型車両1と差異はない。
第9実施形態に係るMT型鞍乗型車両について説明する。第9実施形態では、第1実施形態から第8実施形態の何れかの実施形態におけるエンジンユニットが更に以下のように構成される。図8は、本発明の第7実施形態に係るMT型鞍乗型車両9のエンジンユニットEU9の始動発電機40を拡大して示す断面図である。なお、第7実施形態のMT型鞍乗型車両9の他の構成は、図1(a)に示すMT型鞍乗型車両1と差異はない。
第10実施形態に係るMT型鞍乗型車両について説明する。第10実施形態では、第1実施形態から第9実施形態の何れかの実施形態におけるエンジンユニットが更に以下のように構成される。図9は、本発明の第10実施形態に係るMT型鞍乗型車両10のエンジンユニットEU10の始動発電機40を拡大して示す断面図である。なお、第10実施形態のMT型鞍乗型車両の他の構成は、図1(a)に示すMT型鞍乗型車両1と差異はない。
第11実施形態に係るMT型鞍乗型車両について説明する。第11実施形態では、第1実施形態から第3実施形態及び第5実施形態から第10実施形態の何れかの実施形態におけるエンジンユニットが更に以下のように構成される。図10は、本発明の第11実施形態に係るMT型鞍乗型車両11のエンジンユニットEU11の始動発電機40を拡大して示す断面図である。なお、第4実施形態のMT型鞍乗型車両11の他の構成は、図1(a)に示すMT型鞍乗型車両1と差異はない。
始動発電機40のロータ42は、冷却のための気流を発生させるフィン426を有する。ロータ42は、オイルOLと接触しない。
第12実施形態に係るMT型鞍乗型車両について説明する。第12実施形態では、第1実施形態から第10実施形態の何れかの実施形態における車体5が以下のように構成される。図11は、本発明の第12実施形態に係るMT型鞍乗型車両12を示す左側面図である。なお、第4実施形態のMT型鞍乗型車両1の他の構成は、図1(b)に示すMT型鞍乗型車両1と差異はない。
5 車体
15 駆動輪
20 エンジン
21 クランク軸
22 クランクケース
23 軸受
24 動力出力部
30 多段変速装置
40 始動発電機
41 ステータ
42 ロータ
Claims (13)
- MT型鞍乗型車両であって、
前記MT型鞍乗型車両は、
車体と、
動力を出力するクランク軸と、前記クランク軸を収容するクランクケースと、前記クランクケースに設けられクランク軸を回転可能に支持する軸受とを備え、前記車体に取付けられたエンジンと、
前記エンジンから出力される動力を受けて前記MT型鞍乗型車両を駆動する駆動輪と、
前記クランクケースに収容され、前記クランク軸の速度と前記駆動輪の間の変速比を多段階に変更する多段変速装置と、
前記クランク軸の端部に前記クランク軸と共に回転するように取付けられるロータ、及び前記車体との相対的位置関係を維持するように前記車体に直接的又は間接的に固定されたステータを有し、前記エンジンを始動する機能と前記エンジンに駆動され発電する機能とを兼ねる始動発電機と、
を備え、
前記エンジンは、前記クランク軸の軸線方向における前記始動発電機と前記軸受との間において前記クランク軸に前記クランク軸と一体となって回転するように配置され、前記クランク軸から前記動力の一部を前記エンジンの補機に出力するように前記エンジンの補機へ前記クランク軸の回転を伝達するための動力伝達要素と係合する動力出力部を有し、
前記ステータは、周方向にスロットを空けて設けられた複数の歯部を備えるステータコアと、前記歯部に巻回される複数相の巻線とを有し、
前記ロータは、径方向における前記ステータの外方に前記ステータと空隙を空けて向かい合うように前記周方向に並ぶ永久磁石部を有し、前記クランク軸の軸線方向における前記ステータの内方を囲い、前記クランク軸に支持されるように構成され、
前記クランク軸は、前記動力出力部が設けられるストレート部と、前記ストレート部の外方端から徐々に先細りになるテーパ形状を有し且つ前記ロータが設けられるテーパ部とを有し、
前記クランク軸の軸線方向において、前記ロータの外方端が外方位置と内方位置との間に位置し且つ前記ステータコアの歯部の幅が前記軸受の幅よりも大きくなるように、前記動力出力部の外方端と前記テーパ部の内方端との間の距離が、前記軸受の幅よりも短く形成され、前記外方位置は、前記クランク軸の外方端から前記軸受の幅だけ外方にある位置であり、前記内方位置は、前記クランク軸の外方端から前記軸受の幅だけ内方にある位置である。 - 請求項1に記載のMT型鞍乗型車両であって、
前記ロータは、前記ステータと空隙を空けて向かい合うように前記周方向に並び且つ前記スロットの数の2/3より多い磁極面を有する永久磁石部を有する。 - 請求項1又は2に記載のMT型鞍乗型車両であって、
前記クランクケースは、オイルで内部が潤滑されるように構成され、
前記始動発電機は、冷却のための気流を発生させるファン又はフィンを備えていないロータを備え、前記オイルと接触する位置に設けられる。 - 請求項1から3の何れか1項に記載のMT型鞍乗型車両であって、
前記始動発電機は、少なくとも前記エンジンが燃焼動作している場合に動力を出力するように構成されている。 - 請求項1から4の何れか1項に記載のMT型鞍乗型車両であって、
前記始動発電機のロータ位置検出装置は、前記ステータの巻線とは異なる巻線を有するピックアップである。 - 請求項1から5の何れか1項に記載のMT型鞍乗型車両であって、
前記MT型鞍乗型車両は、少なくとも前記始動発電機の前記外方に向いた部分を覆うクランクケースカバーを備え、
前記クランク軸の軸線方向における前記ステータの前記外方端と前記クランクケースカバーの内壁面との間隔は、前記軸受の幅よりも大きい。 - 請求項1から5の何れか1項に記載のMT型鞍乗型車両であって、
前記MT型鞍乗型車両は、少なくとも前記始動発電機の前記外方に向いた部分を覆うクランクケースカバーを備え、
前記クランク軸の軸線方向における前記ロータの前記外方端と前記クランクケースカバーの内壁面との間隔は、前記軸受の幅よりも大きい。 - 請求項6に記載のMT型鞍乗型車両であって、
前記クランク軸の軸線方向における前記ロータの前記外方端と前記クランクケースカバーの内壁面との間隔は、前記軸受の幅よりも大きい。 - 請求項1から5の何れか1項に記載のMT型鞍乗型車両であって、
前記MT型鞍乗型車両は、少なくとも前記始動発電機の外方に向いた部分を覆うクランクケースカバーを備え、
前記ロータは、筒状のバックヨーク部、バックヨーク部に続いて広がる円板状の底壁部、及び底壁部とクランク軸との間に介在する筒状のボス部を有し、
前記バックヨーク部の少なくとも一部では、前記径方向における前記クランクケースカバーの内壁面までの距離が前記軸受の前記クランク軸の軸線方向における長さより大きい。 - 請求項6又は7に記載のMT型鞍乗型車両であって、
前記ロータは、筒状のバックヨーク部、バックヨーク部に続いて広がる円板状の底壁部、及び底壁部とクランク軸との間に介在する筒状のボス部を有し、
前記バックヨーク部の少なくとも一部では、前記径方向における前記クランクケースカバーの内壁面までの距離が前記軸受の前記クランク軸の軸線方向における長さより大きい。 - 請求項1から8の何れか1項に記載のMT型鞍乗型車両であって、
前記ロータは、筒状のバックヨーク部、バックヨーク部に続いて広がる円板状の底壁部、及び底壁部とクランク軸との間に介在する筒状のボス部を有し、
前記クランク軸が貫通する前記ステータの穴の内周面と、前記ボス部の外周面との間隔は、前記軸受の前記クランク軸の軸線方向における長さよりも小さい。 - 請求項10に記載のMT型鞍乗型車両であって、
前記クランク軸が貫通する前記ステータの穴の内周面と、前記ボス部の外周面との間隔は、前記軸受の前記クランク軸の軸線方向における長さよりも小さい。 - 請求項1から12の何れか1項に記載のMT型鞍乗型車両であって、
前記エンジンは、前記クランク軸の軸線が前記車体の左右方向に延びるように前記車体に取付けられる。
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