WO2020026444A1 - 空気調和機 - Google Patents

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    • F24F11/81Control systems characterised by their outputs; Constructional details thereof for controlling the temperature of the supplied air by controlling the air supply to heat-exchangers or bypass channels

Abstract

室内機(2)は、吸い込み口(11)と吹き出し口(12)とが形成された筐体(2a)と、吸い込み口(11)から吹き出し口(12)に向かう空気流を生成する送風ファン(22)と、吸い込み口(11)から吸い込まれた空気と室内機(2)の内部を流れる冷媒との間で熱交換を行う室内熱交換器(21)と、を備える。また、室内機(2)は、送風ファン(22)によって生成されて吸い込み口(11)から室内熱交換器(21)を通過して送風ファン(22)に向かう空気流が通る第1風路(13)と、送風ファン(22)によって生成されて吸い込み口(11)から室内熱交換器(21)を通過せずに送風ファン(22)に向かう空気流が通る第2風路(14)とを備える。

Description

空気調和機
 本発明は、吹き出し空気の可視化が可能な空気調和機に関する。
 従来、空気調和機では、空気調和機から吹き出される空気流の風向等について設定されている空気調和条件が実際にはどのような状態であるのかを確認したいという要求がある。そこで、空気調和機から吹き出される空気流を可視化することにより、空気流の風向等を確認することが可能となる。
 特許文献1には、空気中の水から取り出した結露水を用いて、放電電極から水粒子を発生する静電霧化装置と、静電霧化装置からの水粒子が浮遊する空間に超音波を送出する超音波発生装置とを室内機に備える空気調和機が開示されている。また、静電霧化装置としてペルチェ素子を用いることが開示されている。特許文献1の空気調和機によれば、静電気力によって水が霧化された微細な水粒子が吹出し口から放出されるため、空気調和機から吹き出される空気流を可視化することが可能である。
特開2011-21861号公報
 しかしながら、上記特許文献1の空気調和機は、静電霧化装置と超音波発生装置とを備えるため構造が複雑になる、という問題があった。
 本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、吹き出す空気流を簡単な構成で可視化することが可能な空気調和機を得ることを目的とする。
 上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる空気調和機は、室内機と室内機との間で冷媒が循環される室外機とを備えた空気調和機である。室内機は、吸い込み口と吹き出し口とが形成された筐体と、吸い込み口から吹き出し口に向かう空気流を生成する送風ファンと、吸い込み口から吸い込まれた空気と室内機の内部を流れる冷媒との間で熱交換を行う室内熱交換器と、を備える。また、室内機は、送風ファンによって生成されて吸い込み口から室内熱交換器を通過して送風ファンに向かう空気流が通る第1風路と、送風ファンによって生成されて吸い込み口から室内熱交換器を通過せずに送風ファンに向かう空気流が通る第2風路と、を備える。
 本発明にかかる空気調和機は、吹き出す空気流を簡単な構成で可視化することが可能である、という効果を奏する。
本発明の実施の形態1にかかる空気調和機の構成を模式的に示す構成図 本発明の実施の形態1にかかる空気調和機における室内機の外観を示す正面図 本発明の実施の形態1にかかる空気調和機における室内機の縦断面図であり、風路開閉板が開放位置にある場合の縦断面図 本発明の実施の形態1にかかる空気調和機における室内機の縦断面図であり、風路開閉板が閉鎖位置にある場合の縦断面図 本発明の実施の形態1にかかる空気調和機のリモートコントローラを示す正面図 本発明の実施の形態1にかかる空気調和機の機能構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1にかかる処理回路のハードウェア構成の一例を示す図 本発明の実施の形態1にかかる空気調和機における風路確認モード運転時の動作の流れを説明するフローチャート
 以下に、本発明の実施の形態にかかる空気調和機を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
 図1は、本発明の実施の形態1にかかる空気調和機1の構成を模式的に示す構成図である。図2は、本発明の実施の形態1にかかる空気調和機1における室内機2の外観を示す正面図である。図3は、本発明の実施の形態1にかかる空気調和機1における室内機2の縦断面図であり、風路開閉板26が開放位置にある場合の縦断面図である。図4は、本発明の実施の形態1にかかる空気調和機1における室内機2の縦断面図であり、風路開閉板26が閉鎖位置にある場合の縦断面図である。図5は、本発明の実施の形態1にかかる空気調和機1のリモートコントローラ4を示す正面図である。図6は、本発明の実施の形態1にかかる空気調和機1の機能構成を示すブロック図である。図3および図4における矢印は、空気の流れる方向を示している。
 図1に示すように、本実施の形態1にかかる空気調和機1は、セパレート型ルームエアコンディショナであり、室内の壁面に配置される室内機2、屋外に配置される室外機3および空気調和機1の動作を遠隔操作するリモートコントローラ4を備える。以下、リモートコントローラを、リモコンと呼ぶ場合がある。
 室内機2と室外機3とは、室内機2の内部および室外機3の内部を通る冷媒配管5、および内外通信線6で接続されており、冷媒配管5には熱交換を行うための冷媒が流れている。空気調和機1は、1つの完結した冷凍サイクルを室外機3と室内機2とで形成している。空気調和機1は、冷媒配管5を通って室外機3と室内機2との間を循環する冷媒を使用して、空調対象空間である室内の空気と室外の空気との間で熱移動を行い、室内に対する空気調和を実現している。
 室内機2は、一般的な空気調和機の室内機の機能を有し、筐体2aと、室内熱交換器21と、送風ファン22と、風向調整部23と、吸い込み温度センサ24と、吹き出し温度センサ25と、表示部27と、室内機通信部28と、室内機制御部29と、を備えている。なお、室内機2が備える構成は、これらに限定されない。
 筐体2aは、室内機2の外殻をなし、室内熱交換器21および送風ファン22などの構成部を収納する。筐体2aは、室内機2が室内に配置された状態における上部に、送風ファン22の駆動時に室内空気が吸い込まれる吸い込み口11が形成されている。また、筐体2aは、室内機2が室内に配置された状態における下部に、送風ファン22の駆動時に吸い込み口11から吸い込まれた空気が室内に吹き出される吹き出し口12が形成されている。筐体2aは、筐体aの上面および前面を覆って筐体2a一部をなす前面パネル2bを備える。吸い込み口11は、室内機2が室内に配置された状態における前面パネル2bの上面に形成されている。
 室内熱交換器21は、筐体2aの内部に配置されて、室内機2が配置された室内の空気と冷媒配管5中を流れる冷媒との熱交換を行う。すなわち、室内熱交換器21は、吸い込み口11から吸い込まれた吸い込み空気と、室内機2の内部に配置された冷媒配管5を流れる冷媒との熱交換を行う。
 送風ファン22は、筐体2aの内部に配置されて、吸い込み口11から吹き出し口12に向かう空気流を生成して、室内熱交換器21で熱交換された調和空気または後述する霧を含有する霧含有空気を室内機2から室内に送り出す。送風ファン22は、室内熱交換器21の下流側に配置されている。
 風向調整部23は、吹き出し口12に配置され、室内機2から室内に吹き出す空気の吹き出し方向を調整する。風向調整部23は、吹き出し口12から室内に吹き出される空気流の鉛直方向における風向きを変更する第1風向板23aと、吹き出し口12から室内に吹き出されるす空気流の水平方向における風向きを変更する第2風向板23bと、により構成されている。第2風向板23bは、第1風向板23aよりも内部側に設けられている。第1風向板23aと第2風向板23bとは、共に図示しない駆動用モータによって動きが制御される。
 吸い込み温度センサ24は、吸い込み口11と室内熱交換器21との間の領域、すなわち室内熱交換器21の上流側の領域に配置されており、吸い込み口11から吸い込まれた吸い込み空気である室内空気の温度をあらかじめ定められた周期で計測し、計測結果を室内機制御部29に送信する。
 吹き出し温度センサ25は、吹き出し口12、すなわち室内熱交換器21の下流側の領域に配置されており、吹き出し口12から室内に吹き出される吹き出し空気である調和空気の温度を定められた周期で計測し、室内機制御部29に送信する。
 風路開閉板26は、室内熱交換器21を通らずに吸い込み口11と送風ファン22とを繋ぐバイパス風路上に配置されている。室内機2内には、送風ファン22によって生成されて吸い込み口11から室内熱交換器21を通過して送風ファン22に向かう空気流が通る第1風路13と、送風ファン22によって生成されて吸い込み口11から室内熱交換器21を通過せずに送風ファン22に向かう空気流が通る第2風路14と、が形成されている。第2風路14は、バイパス風路である。そして、風路開閉板26は、第2風路14を開閉可能に設けられている。
 風路開閉板26は、水平方向に平行な回転軸26aを有し、回転軸26aを中心として室内機2に対して回転自在に配置されている。風路開閉板26の回動軸は、駆動モータによって回転される。風路開閉板26は、回転することにより、図3に示すように第2風路14を開放する開放位置と、図4に示すように第2風路14を閉鎖する閉鎖位置と、に移動可能とされている。風路開閉板26は、風路確認モードでの冷房運転時以外は、閉鎖位置に配置されている。風路開閉板26の開放位置または閉鎖位置への移動は、室内機制御部29によって制御される。
 表示部27は、筐体2aの外面に露出した状態で配置されて、空気調和機1の運転状態の表示を行う。
 室内機通信部28は、空気調和機1における各構成部との情報送受信を実施する。すなわち、室内機通信部28は、内外通信線6を介して室外機3との間で互いに情報の双方向通信が可能である。また、室内機通信部28は、無線通信または有線通信によってリモコン4との間で互いに情報の双方向通信が可能である。
 室内機制御部29は、室内機2を含む空気調和機1全体の動作を制御する制御部である。室内機制御部29は、リモコン4で受け付けたユーザからの制御指令に対応して室内機2および室外機3を制御して空気調和機1を制御する制御部である。室内機制御部29は、空気調和機1の冷房運転の制御として、一般的な冷房運転を実施する通常モードでの制御と、冷房運転時に室内機2から室内に吹き出される空気流の流路を可視化することが可能な運転モードである風路確認モードでの制御が可能である。すなわち、空気調和機1は、通常モードと風路確認モードでの冷房運転が可能である。
 室内機制御部29は、風路確認モードで運転する場合に、吸い込み口11から吸い込まれた吸い込み空気の温度と、吹き出し口12から吹き出される吹き出し空気の温度と、の温度差があらかじめ定められた温度差閾値以上である場合に、風路開閉板26を開放位置に配置する制御を行う。風路確認モードにおける室内機制御部29の制御については、後述する。また、室内機制御部29は、時計機能を有する。
 また、室内機制御部29は、例えば、図7に示したハードウェア構成の処理回路として実現される。図7は、本発明の実施の形態1にかかる処理回路のハードウェア構成の一例を示す図である。室内機制御部29が図7に示す処理回路により実現される場合、室内機制御部29は、例えば、図7に示すメモリ102に記憶されたプログラムをプロセッサ101が実行することにより、実現される。また、複数のプロセッサおよび複数のメモリが連携して上記機能を実現してもよい。また、室内機制御部29の機能のうちの一部を電子回路として実装し、他の部分をプロセッサ101およびメモリ102を用いて実現するようにしてもよい。
 また、室内機通信部28を、同様にメモリ102に記憶されたプログラムをプロセッサ101が実行することにより、実現されるように構成してもよい。また、室内機通信部28を実現するためのプロセッサおよびメモリは、室内機制御部29を実現するプロセッサおよびメモリと同一であってもよいし、別のプロセッサおよびメモリであってもよい。
 室外機3は、一般的な空気調和機の室外機の機能を有し、室外の空気と冷媒回路中を流れる冷媒との熱交換を行うための室外熱交換器31と、室外に風を送り出すファン32と、冷媒回路において冷媒圧縮を行うコンプレッサ33と、圧力および各種温度をあらかじめ決められた周期で測定するための各種センサ34と、室内機2との情報送受信を実施するための室外機通信部35と、室内機2との情報送受信を実施するための室外機通信部35と、室外機3の動作を制御する室外機制御部36と、を備えている。
 各種センサ34は、検出した温度または圧力を室外機通信部35を介して既定の周期で室内機2の室内機制御部29に送信する。各種センサ34には、サーミスタを用いて構成されて外気温度を検出する外気温度センサ、コンプレッサ33の吐出温度を検出する吐出温度センサ、コンプレッサ33の吐出圧を検出する吐出圧センサ、コンプレッサ33の吸入圧を検出する吸入圧センサなどが挙げられる。
 室外機制御部36は、室内機制御部29からの制御命令に対応して室外機3を制御する制御部である。室外機制御部36は、室外機3が備える各種センサ34と接続されており、各種センサ34で検出された検出値を取得する。
 リモコン4は、設定操作を受け付けるリモートコントローラ操作部41と、各種情報を表示する表示部であるリモートコントローラ表示部42と、空気調和機1における空調処理に必要な各種の情報を記憶するリモートコントローラ記憶部43と、室内機2の室内機通信部28との間で情報の通信を行うリモートコントローラ通信部44と、リモコン4の処理を制御するリモートコントローラ制御部45と、を備える。
 リモコン操作部41は、ユーザからの操作を受け付けると、ユーザの操作に応じた情報を操作信号としてリモコン制御部45に出力する。
 リモコン表示部42は、空気調和機1の設定温度および運転モードといった空気調和機1による空気調和において必要となる情報および状態の表示を行い、リモコン操作部41での操作に対応した画面を切り替えて表示する。リモコン表示部42は、文字、記号、異常コード、画像などを表示することが可能である。
 リモコン記憶部43は、リモコン表示部42に表示するための設定内容、設定内容に関する画像データを一時的または長期的に記憶する。
 リモコン通信部44は、室内機2の室内機通信部28との間で無線通信によって互いに情報の双方向通信が可能である。なお、リモコン通信部44と室内機2の室内機通信部28との接続は、ワイヤレス接続またはワイヤード接続のいずれでもよい。すなわち、リモコン通信部44は、室内機2の室内機通信部28との間で有線通信により互いに情報の双方向通信を行ってもよい。
 リモコン制御部45は、リモコン操作部41から出力される操作信号に基づいて、リモコン4の制御を行う。
 リモコン制御部45は、例えば、図7に示したハードウェア構成の処理回路として実現される。リモコン制御部45を構成する各構成要素が図7に示す処理回路により実現される場合、リモコン制御部45を構成する各構成要素は、プロセッサ101がメモリ102に記憶されたプログラムを実行することにより、実現される。また、複数のプロセッサおよび複数のメモリが連携して上記機能を実現してもよい。また、リモコン制御部45の機能のうちの一部を電子回路として実装し、他の部分をプロセッサ101およびメモリ102を用いて実現するようにしてもよい。
 また、リモコン通信部44を、同様にプロセッサ101がメモリ102に記憶されたプログラムを実行することにより、実現されるように構成してもよい。また、リモコン通信部44を実現するためのプロセッサおよびメモリは、リモコン制御部45を実現するプロセッサおよびメモリと同一であってもよいし、別のプロセッサおよびメモリであってもよい。
 つぎに、本実施の形態1にかかる空気調和機1が風路確認モードで運転する場合の処理について説明する。図8は、本発明の実施の形態1にかかる空気調和機1における風路確認モード運転時の動作の流れを説明するフローチャートである。
 ステップS10において、リモコン4のリモコン操作部41において冷房運転開始の指令を受け付ける。すなわち、空気調和機1のユーザがリモコン4のリモコン操作部41において運転ボタンおよび運転条件入力ボタンを操作して、運転開始の指令および通常モードでの冷房運転の空気調和条件を設定すると、リモコン操作部41がこれらの指令を冷房運転開始の指令として受け付ける。リモコン操作部41は、冷房運転開始の指令をリモコン制御部45に送信する。リモコン制御部45は、冷房運転開始の指令を、リモコン通信部44および室内機2の室内機通信部28を介して室内機制御部29に送信する。
 ステップS20において室内機制御部29は、冷房運転開始の指令を受信すると、ユーザによって設定された空気調和条件になるよう、室内機2および室外機3の各機器に運転制御情報を送信して空気調和機1の冷房運転を開始させる。
 空気調和機1の冷房運転の開始後、ステップS30においてリモコン制御部45は、表示指令を受信すると、風路確認モードボタンをリモコン表示部42に表示させる。室内機制御部29は、リモコン4のリモコン表示部42に風路確認モードボタンを表示させる制御を行う。すなわち、室内機制御部29は、風路確認モードボタンを表示させる表示指令をリモコン制御部45に送信する。風路確認モードボタンは、ユーザが風路確認モードの開始の指令をリモコン操作部41において設定するための操作ボタンである。リモコン制御部45は、表示指令を受信すると、風路確認モードボタンをリモコン表示部42に表示させる。
 リモコン操作部41は、ユーザによって風路確認モードボタンが選択された場合に、風路確認モード開始の指令を室内機制御部29に送信する。
 つぎに、ステップS40において室内機制御部29は、風路確認モード開始の指令を受信したか否かを判定する。風路確認モード開始の指令を受信していない場合には、ステップS40においてNoとなり、室内機制御部29はステップS40を繰り返す。風路確認モード開始の指令を受信した場合には、ステップS40においてYesとなり、ステップS50に進む。
 ステップS50において室内機制御部29は、吸い込み口11から吸い込まれた吸い込み空気である室内空気の温度の計測を開始させる制御を吸い込み温度センサ24に行う。吸い込み温度センサ24は、吸い込み口11から吸い込まれた吸い込み空気の温度をあらかじめ定められた周期で計測し、計測結果を室内機制御部29に送信する。
 つぎに、ステップS60において室内機制御部29は、室内機2から室内に吹き出される吹き出し空気である調和空気の温度の計測を開始させる制御を吹き出し温度センサ25に行う。吹き出し温度センサ25は、吹き出し口12から室内に吹き出される調和空気の温度をあらかじめ定められた周期で計測し、計測結果を室内機制御部29に送信する。ステップS60において計測される調和空気の温度は、吸い込み口11から吸い込まれた後に室内熱交換器21を通過して熱交換されて、吹き出し口12から室内に吹き出される吹き出し空気の温度である。このように吸い込み口11から吸い込まれた後に室内熱交換器21を通過して室内機2から室内に吹き出される熱交換吹き出し空気は、室内熱交換器21において熱交換されている。
 つぎに、ステップS70において室内機制御部29は、吸い込み空気の温度と吹き出し空気の温度とに、あらかじめ定められた温度差閾値以上の温度差があるか否かを判定する。すなわち、室内機制御部29は、ステップS50において計測された吸い込み空気の温度と、ステップS60において計測された吹き出し空気の温度と、を比較し、吸い込み空気の温度と吹き出し空気の温度との温度差があらかじめ定められた温度差閾値以上であるか否かを判定する。
 温度差閾値は、後述するように風路開閉板26を開放するか否かを判定するための閾値である。温度差閾値は、後述するように、相対的に低温の空気である熱交換吹き出し空気と相対的に高温の空気である非熱交換吹き出し空気とが混合されることによって極小の水滴である霧を含んだ霧含有空気を生成可能な値にあらかじめ定められて室内機制御部29に記憶される。温度差閾値は、たとえば熱交換吹き出し空気の温度によって異なる値であってもよい。なお、温度差閾値は、空気調和機1において、室内機制御部29以外の構成部に記憶されてもよい。
 吸い込み空気の温度と吹き出し空気の温度との温度差が温度差閾値未満である場合は、ステップS70においてNoとなり、室内機制御部29は、新たに受信する吸い込み空気の温度と吹き出し空気の温度とに対してステップS70を繰り返す。この場合、風路開閉板26は、第2風路14を閉鎖する状態を維持する。吸い込み空気の温度と吹き出し空気の温度との温度差が温度差閾値以上である場合は、ステップS70においてYesとなり、ステップS80に進む。
 つぎに、ステップS80において室内機制御部29は、風路開閉板26を開放する制御、すなわち風路開閉板26を開放位置に移動させる制御を行う。風路開閉板26は、室内機制御部29の制御により開放位置に移動する。風路開閉板26が開放位置に移動することにより、室内熱交換器21を通らずに吸い込み口11と送風ファン22とを繋ぐ第2風路14が開放される。
 これにより、ステップS90において、室内機2は、吸い込み口11から吸い込まれた吸い込み空気の一部を、室内熱交換器21を通さずに室内機2から室内に送風する。すなわち、吸い込み口11から吸い込まれた吸い込み空気の一部は、第2風路14を通って送風ファン22に到達し、室内熱交換器21を通過せずに、室内機2から室内に吹き出される。このように吸い込み口11から吸い込まれた後に室内熱交換器21を通過せずに吹き出し口12から室内に吹き出される非熱交換吹き出し空気は、室内熱交換器21において熱交換されていない。
 ここで、熱交換吹き出し空気の温度と非熱交換吹き出し空気の温度とを比較すると、熱交換吹き出し空気の温度は、非熱交換吹き出し空気の温度に比べて、相対的に低温である。すなわち、非熱交換吹き出し空気の温度は、熱交換吹き出し空気の温度に比べて、相対的に高温である。また、熱交換吹き出し空気の温度に比べて相対的に高温である非熱交換吹き出し空気は、熱交換吹き出し空気の温度に比べて、相対的に高湿である。したがって、非熱交換吹き出し空気は、熱交換吹き出し空気の温度に比べて、相対的に高温高湿な状態にある。
 そして、ステップS100において、相対的に低温の空気である熱交換吹き出し空気と相対的に高温高湿の空気である非熱交換吹き出し空気とが、送風ファン22によって撹拌され、混合される。相対的に高温である非熱交換吹き出し空気は、相対的に低温である熱交換吹き出し空気と比べてより多くの水蒸気が含まれているため、熱交換吹き出し空気と混ざり合う過程で水滴が生じ、極小の水滴である霧を含んだ霧含有空気が生成される。
 そして、ステップS110において、室内機2は、送風ファン22の生成する空気流によって、霧を含んだ霧含有空気を吹き出し口12から室内に吹き出す。ここで、吹き出し口12から吹き出された霧含有空気は、霧を含んだ状態であるため可視化されており、ユーザが霧含有空気の空気流を視認することが可能となる。
 風路確認モードを長時間運転し続ける場合には、室内に露を飛ばし続けることになり、室内を濡らしてしまう。このため、ステップS120において室内機制御部29は、風路確認モードを開始してから、既定の運転時間が経過したか否かを判定する。既定の運転時間が経過したと判定された場合には、ステップS120においてYesとなり、ステップS140に進む。既定の運転時間が経過していないと判定された場合には、ステップS120においてNoとなり、ステップS130に進む。
 ステップS130において室内機制御部29は、風路確認モード終了の指令を受信したか否かを判定する。リモコン操作部41は、ユーザによって風路確認モード終了のボタンを選択された場合に、風路確認モード終了の指令を室内機制御部29に送信する。風路確認モード終了の指令を受信していないと判定された場合には、ステップS130においてNoとなり、室内機制御部29はステップS70に戻る。風路確認モード終了の指令を受信したと判定された場合には、ステップS130においてYesとなり、ステップS140に進む。
 ステップS140において室内機制御部29は、風路確認モードを終了させる制御を行う。すなわち風路開閉板26を閉鎖位置に移動させる制御を行う。風路開閉板26は、室内機制御部29の制御により閉鎖位置に移動する。風路開閉板26が閉鎖位置に移動することにより、第3風路が閉鎖される。
 上述したように、本実施の形態1にかかる空気調和機1は、冷房運転において、吸い込み口11から吸い込まれた後に室内熱交換器21を通過して室内機2から室内に吹き出される相対的に低温である熱交換吹き出し空気と、吸い込み口11から吸い込まれた後に室内熱交換器21を通過せずに吹き出し口12から室内に吹き出される相対的に高温である非熱交換吹き出し空気とを混合させることにより、室内機2内において霧を含む霧含有空気を生成することができる。そして、霧含有空気を室内機2から吹き出すことにより、室内機2から吹き出す空気流を可視化することが可能である。
 これにより、ユーザは空気調和機1から吹き出される空気流の風向等について設定されている空気調和条件が実際にはどのような状態であるのかを目で見て確認することができ、風向等の空気調和条件の設定の効果を実感できる。また、ユーザは、室内機2から吹き出される空気流を見ることで、風向等の空気調和条件の設定を所望の条件に変更することが容易になる。
 そして、空気調和機1は、風路開閉板26を開放位置に移動させて相対的に高温である非熱交換吹き出し空気が流れる第2風路14を開放するだけで、室内機2から吹き出す空気流を可視化することが可能である。これにより、空気調和機1は、静電霧化装置および超音波発生装置などの複数の装置を備えることなく、簡単な構成で、且つ低コストで可視化することが可能である。
 したがって、本実施の形態1にかかる空気調和機1は、空気調和機1から吹き出される空気流を簡単な構成で可視化することが可能である、という効果を奏する。
 以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
 1 空気調和機、2 室内機、2a 筐体、2b 前面パネル、3 室外機、4 リモートコントローラ、5 冷媒配管、6 内外通信線、11 吸い込み口、12 吹き出し口、13 第1風路、14 第2風路、21 室内熱交換器、22 送風ファン、23 風向調整部、23a 第1風向板、23b 第2風向板、24 温度センサ、25 温度センサ、26 風路開閉板、26a 回転軸、27 表示部、28 室内機通信部、29 室内機制御部、31 室外熱交換器、32 ファン、33 コンプレッサ、34 各種センサ、35 室外機通信部、36 室外機制御部、41 リモートコントローラ操作部、42 リモートコントローラ表示部、43 リモートコントローラ記憶部、44 リモートコントローラ通信部、45 リモートコントローラ制御部、101 プロセッサ、102 メモリ。

Claims (3)

  1.  室内機と、
     前記室内機との間で冷媒が循環される室外機と、
     を備え、
     前記室内機は、
     吸い込み口と吹き出し口とが形成された筐体と、
     前記吸い込み口から前記吹き出し口に向かう空気流を生成する送風ファンと、
     前記吸い込み口から吸い込まれた空気と前記室内機の内部を流れる前記冷媒との間で熱交換を行う室内熱交換器と、
     前記送風ファンによって生成されて前記吸い込み口から前記室内熱交換器を通過して前記送風ファンに向かう空気流が通る第1風路と、
     前記送風ファンによって生成されて前記吸い込み口から前記室内熱交換器を通過せずに前記送風ファンに向かう空気流が通る第2風路と、
     を備える空気調和機。
  2.  前記第2風路を開閉可能な風路開閉板と、
     前記第2風路を開放する開放位置または前記第2風路を閉鎖する閉鎖位置に前記風路開閉板を移動させる制御を行う制御部と、
     を備え、
     前記制御部は、冷房運転時に前記風路開閉板を前記開放位置に配置する制御を行う請求項1に記載の空気調和機。
  3.  前記吸い込み口から吸い込まれた吸い込み空気の温度を計測する吸い込み温度センサと、
     前記吹き出し口から吹き出される吹き出し空気の温度を計測する吹き出し温度センサと、
     を備え、
     前記制御部は、前記吸い込み空気の温度と前記吹き出し空気の温度との温度差があらかじめ定められた温度差閾値以上である場合に前記風路開閉板を前記開放位置に配置する制御を行う請求項2に記載の空気調和機。
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