WO2019229967A1 - 車両用サンバイザー - Google Patents

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Abstract

所望の操作性能を得ることができる車両用サンバイザーを提供する。 車両用サンバイザーは、一対の芯材(20,24)を互いに向かい合わせて構成される中空構造のサンバイザー本体(2)と、サンバイザー本体(2)を車体側に支持するシャフトと、シャフトの軸回りに回転可能とされるとともにシャフトの軸方向への移動が規制された状態で、シャフトに対して取り付けられたサポート部材(6)と、を有している。この場合、サポート部材(6)及びシャフトの一部は、サンバイザー本体(2)の内側に収容されており、一方の芯材(20)は、サポート部材(6)を両側から挟持して、シャフトの軸方向におけるサポート部材(6)の移動を案内する一対のガイド部(30,31)を有している。

Description

車両用サンバイザー
 本発明は、車両用サンバイザーに関する。
 車両ルーフ部の前方には、車両室内へと入射する陽光等を遮るための車両用サンバイザーが設けられている。この類の車両用サンバイザーでは、サンバイザー本体を車体側に支持するシャフトにサポート部材を設け、このサポート部材をサンバイザー本体の中空部内に設けたガイド部に沿って摺動させる構成が知られている。サポート部材の摺動を通じて、サンバイザー本体をシャフトの軸方向に沿ってスライドさせることができる。
 例えば特許文献1には、サンバイザー本体をスライド操作する際の操作性がよい車両用サンバイザーが開示されている。この車両用サンバイザーは、二つの樹脂芯材がヒンジ部において折り重ねられた中空構造のサンバイザー本体と、サンバイザー本体の内部に設けられたサポートアッセンブリ及びシャフトとで構成されている。樹脂芯材の内面と、サポートアッセンブリとの間に生じる摺動抵抗を適当な範囲に調整する必要があることから、サポートアッセンブリに当接する樹脂芯材のそれぞれには、凸形状のリブが芯材の内面にスライド方向に沿って設けられている。
特開2010-023545号公報
 しかしながら、特許文献1に開示された手法によれば、一対の芯材のそれぞれに設けられたリブによって、サポート部材が保持される。サンバイザー本体を上下回転させる際の回転操作力の伝達機能と、サンバイザー本体をスライドさせる際の摺動抵抗の発生機能とは、個々の芯材に設けられた一組のリブによって実現される。この場合、別々の芯材(一組のリブ)がサポート部材を挟持する力によって回転操作力及び摺動抵抗が決まるため、これらを適切に調整することが難しい。このため、所望の操作性能を得ることができない可能性がある。
 本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、所望の操作性能を得ることができる車両用サンバイザーを提供することである。
 かかる課題を解決するために、本発明は、一対の芯材を互いに向かい合わせて構成される中空構造のサンバイザー本体と、サンバイザー本体を車体側に支持するシャフトと、シャフトの軸回りに回転可能とされるとともにシャフトの軸方向への移動が規制された状態で、シャフトに対して取り付けられたサポート部材と、を有する車両用サンバイザーを提供する。この場合、サポート部材及びシャフトの一部は、サンバイザー本体の内側に収容され、一方の芯材は、サポート部材を両側から挟持して、シャフトの軸方向におけるサポート部材の移動を案内する一対のガイド部を有している。
 ここで、本発明において、一対のガイド部は、シャフトの軸方向に沿って延在するレール部材と、レール部材と向かい合う位置に設けられ、サポート部材に対して当接する当接部材と、を備えることが好ましい。
 また、本発明において、サンバイザー本体は、一対の芯材にそれぞれ設けられて相互に係合する爪部と爪受け部とで構成され、レール部材に沿うように配置された複数の係合部をさらに有することが好ましい。
 また、本発明において、サポート部材は、レール部材に対して摺動可能に嵌合する溝状の嵌合部を備え、嵌合部は、レール部材の縦壁面を両側から挟み込む一対の摺動壁と、一対の摺動壁同士を連結する連結壁と、を有し、一方の摺動壁は、レール部材の縦壁面に対して傾斜した面形状を備えることが好ましい。
 また、本発明において、他方の芯材は、シャフトの軸方向に沿って端部位置まで移動したサポート部材を、当該端部位置で保持するロック部材をさらに有し、ロック部材は、両端が連結されて、中間部が凸状に湾曲した薄板状の部材から構成されることが好ましい。
 本発明の車両用サンバイザーによれば、所望の操作性能を得ることができる。
図1は、本実施形態に係る車両用サンバイザーを模式的に示す説明図である。 図2は、サンバイザー本体の構成を展開して示す説明図である。 図3は、図2に示すサンバイザー本体の要部を拡大して示す説明図である。 図4は、図1のAA線に沿うサンバイザー本体の断面を模式的に示す説明図である。 図5は、ロック部材の詳細な構造を示す説明図である。
 以下、本実施形態に係る車両用サンバイザー1について説明する。ここで、図1は、本実施形態に係る車両用サンバイザー1を模式的に示す説明図である。図2は、サンバイザー本体2の構成を展開して示す説明図である。図3は、図2に示すサンバイザー本体2の要部を拡大して示す説明図である。図4は、図1のAA線に沿うサンバイザー本体2の断面を模式的に示す説明図である。図5は、ロック部材29の詳細な構造を示す説明図である。
 車両用サンバイザー1は、サンバイザー本体2と、シャフト5と、サポート部材6とを主体に構成されている。
 サンバイザー本体2は、一対の板状の芯材20,24を互いに向かい合わせて構成されており、中空構造を備えている。以下、必要に応じて、一対の芯材20,24のそれぞれを第1芯材20及び第2芯材24という。一対の芯材20,24は、正面視で略矩形形状を備えており、合成樹脂材を用いて成形されている。個々の芯材20,24は、その主要部分が平坦状に形成される一方、周縁部20a,24aがフランジ状に湾曲されている。個々の芯材20,24には、芯材20,24の長手方向に沿う端辺(周縁部20a,24aの一部)の一方に薄肉のヒンジ部23が設けられており、一対の芯材20,24はヒンジ部23を介して連設されている。一対の芯材20,24は、ヒンジ部23を中心に2つ折りされ、互いの周縁部20a,24aが突き合うような格好で相互に連結されている。
 サンバイザー本体2は、その表面が装飾シート(図示せず)で表装されているが、装飾シートを備えない構成であってもよい。
 一対の芯材20,24は、第1係合部Cによって結合されている。第1係合部Cは、一対の芯材20,24の内面に、周縁部20a,24aに沿って複数設けられている。個々の第1係合部Cは、第1芯材20の内面に一体に設けられた第1爪部(図示せず)と、第1爪部に対応して第2芯材24の内面に一体に設けられた第1爪受け部(図示せず)とで構成されている。ヒンジ部23を中心に第1芯材20と第2芯材24とが折り重ねられると、第1爪部と第1爪受け部とが相互に係合する。これにより、一対の芯材20,24同士を連結することができる。なお、図2において、第1爪部及び第1爪受け部の記載は省略されている。
 シャフト5は、サンバイザー本体2を車両ルーフ部に取付ける丸棒状の部材であり、中実又は内部に照明用の電線や端子が配設されている。シャフト5は、中間部が屈曲されて略L字形状を呈している。シャフト5の一端には、車両ルーフ部に締結固定されるベース部70が設けられている。シャフト5の他端側は、先端から所定の長さにわたって直線範囲が確保されており、先端側にはサポート部材6が取り付けられている。サポート部材6及びシャフト5の他端側は、ヒンジ部23が設けられた芯材20,24の端辺に沿った状態で、サンバイザー本体2の内側に収容されている。
 サポート部材6は、サンバイザー本体2に対して回転操作及びスライド操作を行うための部材である。サポート部材6には、シャフト5が挿通されており、ばねクリップ7によってシャフト5とともに両側から挟持されることにより、サポート部材6はシャフト5に固定される。
 サポート部材6は、シャフト5の軸回りに回転可能に取り付けられている。サポート部材6は、サンバイザー本体2によって抱持されており、サポート部材6と一体にサンバイザー本体2を回転させることができる。これにより、車両室内のルーフ面に沿って回転(回動)させた格納位置と、この格納位置から下側に向けて回動してフロントウィンドウにほぼ沿って垂下した使用位置とに回転操作を行うことができる。この際、シャフト5とクリップ7との摩擦抵抗により、サンバイザー本体2の回転に対して所要の反力(回転トルク)が付与される。これにより、格納位置付近においては、サンバイザー本体2が車両室内のルーフ面側へと跳ね上げられ、サンバイザー本体2はルーフ面に沿った姿勢で保持される。加えて、格納位置と使用位置との間で回転操作を行う際には、適度な操作反力を得ることができる。
 また、サンバイザー本体2は、ベース部70を中心に、シャフト5と一体に略水平方向に回動することができる。これにより、フロントウィンドウに沿ったフロント使用位置と、ドアウィンドウに沿ったサイド使用位置とに回転操作を行うことができる。
 加えて、サポート部材6は、シャフト5の軸方向(図1に示すB方向)への移動が規制された状態で、シャフト5に対して取り付けられている。サポート部材6は、スライド構造により、シャフト5の軸方向に沿ってサンバイザー本体2内を摺動することができる。すなわち、サンバイザー本体2をシャフト5の軸方向に沿って相対的にスライド操作を行うことができる。これにより、陽光の入射方向、若しくは乗員の運転姿勢又は体躯に合わせて、陽光の遮蔽範囲を変更することができる。
 以下、本実施形態の特徴の一つである車両用サンバイザー1のスライド構造の詳細について説明する。
 本実施形態において、一対の芯材20,24のうち、一方の芯材20である第1芯材20は、一対のガイド部30,31を有している。一対のガイド部30,31は、サポート部材6を両側から挟持してシャフト5の軸方向におけるサポート部材6の摺動を案内する部材である。本実施形態において、一対のガイド部30,31によるサポート部材6の挟持は、サポート部材6の上下方向(芯材20,24の平坦面を基準にスライド方向Bと直交する方向E)において行われる。
 一方のガイド部30は、第1芯材20の内面側に、その平坦面と平行するように設けられたリブ状の部材であり、シャフト5の軸方向に延在している(以下「レール部材30」という)。レール部材30の長さ(延在方向の長さ)は、サンバイザー本体2のスライド範囲と対応している。また、レール部材30は、リブの先端に相当するレール面30aが、ヒンジ部23が設けられた第1芯材20の端辺(周縁部20aの一部)と向き合う状態で設けられている。
 他方のガイド部31は、レール部材30と向かい合う位置に設けられており、レール部材30に装着されたサポート部材6に対して当接する(以下「当接部31」という)。本実施形態において、当接部31は、ヒンジ部23が設けられた第1芯材20の端辺に沿って設けられており、当該端辺を含む周縁部20aの内面によって構成されている。周縁部20aのうち当接部31に対応する範囲では、当接部31の剛性を担保するために、他の領域よりも厚肉に形成されている。
 サポート部材6は、サンバイザー本体2に内包されつつ、レール部材30と当接部31とによって挟持されている。サポート部材6は、レール部材30と当接部31とによって両側から挟持された状態で、シャフト5の軸方向に沿って摺動する。
 サポート部材6は、シャフト5の軸方向を基準として両端に位置する一対の端壁部61と、一対の芯材20,24の内面と向かい合うように、一対の端壁部61を相互に連結する一対の側壁部62とで構成されている。
 端壁部61のそれぞれは、側壁部62よりも上方(芯材20,24のヒンジ部23側)に突出した形状を備えている。この突出部分には、シャフト5を挿通するための挿通部61aが設けられている。端壁部61の上端部は、各芯材20,24の周縁部20a,24aの湾曲形状と対応するように、円弧状に湾曲した形状を備えている。一方、端壁部61の下端部には、レール部材30に対して摺動可能に嵌合する溝状の嵌合部63が設けられている。
 嵌合部63は、レール部材30を両側から挟み込む一対の摺動壁63a,63bと、一対の摺動壁63a,63b同士を連結する連結壁63cと、を有している。ここで、一方の摺動壁63aは、レール部材30の縦壁面に対して傾斜した面形状を備えている。これに対して、他方の摺動壁63bは、レール部材30の縦壁面に対して平行する面形状に構成されている。
 また、一対の端壁部61のうち、一方の端壁部61の下端には、下方に向かって膨出した膨出部64が形成されている。この膨出部64は、シャフト5の軸方向に沿って端部位置まで摺動したサポート部材6を、端部位置で保持するために設けられている。
 このような構成のサポート部材6は、嵌合部63においてレール部材30と嵌合する一方、端壁部61の上端部が当接部31に当接する。サポート部材6は、レール部材30と当接部31とによって両側から挟持され、レール部材30に沿って摺動することで、シャフト5の軸方向に沿ってスライドすることができる。
 レール部材30に対して嵌合部63が嵌まり込んだ場合、他方の摺動壁63bは、レール部材30の縦壁面に対して面的に接触する。これに対して、一方の摺動壁63aは、傾斜した面形状とされているため、レール部材30のレール面30aの角部(縦壁面とレール面30aとが繋がる部位)に対して部分的に接触した状態となる。
 レール部材30は、サンバイザー本体2をスライドさせるガイド機能のみならず、シャフト5の軸回りにおけるサンバイザー本体2の回転を規制する機能を担っている。これにより、サンバイザー本体2を上下回転させる際の回転操作力をサポート部材6へと適切に伝達することができ、サンバイザー本体2を操作性よく上下回転させることができる。
 サポート部材6は、一対の芯材20,24に内包され、当該芯材20,24によって両側から覆われている。第2芯材24の内面には、第1芯材20に向かって膨出する突条部26が設けられている。突条部26は、サポート部材6と対応する位置に設けられ、本実施形態では、2箇所に設定されている。個々の突条部26は、レール部材30に沿って延在し、サポート部材6の摺動範囲をカバーするように設定されている。サポート部材6が一対の芯材20,24に内包された状態において、突条部26はサポート部材6に対して接触する。
 レール部材30の縦壁面には、第2爪部22がレール部材30に沿って複数設けられている。一方、第2芯材24には、第2爪部22のそれぞれと対応する位置に、第2爪受け部27が複数設けられている。複数の第2爪受け部27は、レール部材30に沿って第2芯材24を凹状に陥没させた溝部28の底面に形成されている。個々の第2爪受け部27は、所要の形状を備える開口として構成されている。
 ヒンジ部23を中心に第1芯材20と第2芯材24とが折り重ねられると、第2爪部22と第2爪受け部27とが相互に係合する。これにより、レール部材30が存在するサンバイザー本体2の中間部で、一対の芯材20,24同士を結合することができる。第2爪部22及び第2爪受け部27は、一対の芯材20,24同士を結合する第2係合部Dに相当する。
 なお、複数の第2爪受け部27が設けられる溝部28は、係合状態にある第2爪部22が溝部28の底面から突き出した長さよりも大きな深さに設定されている。これにより、第1芯材20と第2芯材24とを組み合わせた際に、第2爪部22が第2芯材24の表面から飛び出すことを抑制している。
 また、上述したサポート部材6の膨出部64に対応して、第2芯材24にはロック部材29が設けられている。ロック部材29は、第2芯材24の内面側において、溝部28を構成する部位に配置されている。ロック部材29は、薄板状の部材から構成されており、両端が第2芯材24に連結されて、中間部29aが凸状に突き出した形状を備えている。中間部29aの突き出し量は、サポート部材6の膨出部64と係合するように設定されており、ロック部材29と膨出部64とが係合することで、サポート部材6を端部位置で保持することができる。
 このような構成の車両用サンバイザー1は、サンバイザー本体2が滑らかにスライドすることで、優れた操作性を得ることができる。この操作性を得るためには、一対の芯材20,24と、サポート部材6との間に生じる摺動抵抗を適切に調整する必要がある。このためには、一対の芯材20,24によってサポート部材6を適当な力で挟持しなければならない。
 本実施形態において、サポート部材6は、ガイド部30,31(レール部材30及び当接部31)によって挟持されているが、ガイド部30,31のそれぞれは、第1芯材20側に設けられている。サポート部材6を挟持する部材が、第1芯材20と第2芯材24とにそれぞれ設けられている場合、サポート部材6を挟持する力は、第1芯材20及び第2芯材24の組付け精度の影響を受けることとなる。この場合においては、サポート部材6を同一条件で挟持することが困難となり、摺動抵抗を安定させることができない。
 この点、本実施形態によれば、第1芯材20側にガイド部30,31を集約して設けているので、第1芯材20及び第2芯材24の組付け精度による影響を受け難い。これにより、サポート部材6を同一条件で挟持することができ、摺動抵抗を安定させることができる。したがって、所望の操作性能を得ることができる。
 また、本実施形態において、第1芯材20に設けられたガイド部30,31は、サンバイザー本体2を上下回転させる際の回転操作力の伝達機能と、サンバイザー本体2をスライドさせる際の摺動抵抗の発生機能との双方を実現している。したがって、第2芯材24との組付け状態を考慮せずに、第1芯材20の要因のみで回転操作力及び摺動抵抗を調整することができる。これにより、複雑な製品設計が不要となるとともに、製造ばらつきを抑制し、所望の製品性を備える車両用サンバイザー1を提供することができる。
 また、本実施形態において、サポート部材6の嵌合部63を構成する一方の摺動壁63aは、レール部材30の縦壁面に対して傾斜した面形状となっている。このため、一方の摺動壁63aは、レール部材30のレール面30aの角部に部分的に接触した格好となる。一方の摺動壁63aが、他方の摺動壁63bと同様に、レール部材30の縦壁面に対して平行に対面する構成の場合、摺動壁63a,63b同士の間隔、及びレール部材30のレール幅の寸法ばらつき、或いは使用に伴う経年劣化等によって、摺動抵抗にばらつきが生じ得る。しかしながら、本実施形態によれば、寸法ばらつきや経年劣化があったとしても、一方の摺動壁63aがレール部材30(レール面30aの角部)に部分的に当接しながら摺動する一定の動作環境を作出することができる。これにより、摺動抵抗のばらつきを抑制することができるので、所望の操作性能を得ることができる。
 また、本実施形態において、サンバイザー本体2は、レール部材30に沿うように一対の芯材20,24にそれぞれ設けられ、相互に係合する第2爪部22と第2爪受け部27とで構成される複数の第2係合部Dをさらに有している。第2係合部Dによって、一対の芯材20,24同士が一定のピッチで結合されることで、レール部材30の周囲におけるサンバイザー本体2の剛性をアップさせることができる。これにより、レール部材30の直線性を確保することができるので、サポート部材6を一定の操作力でスムーズに操作することが可能となる。これにより、所望の操作性能を得ることができる。
 また、本実施形態において、サポート部材6を端部位置で保持するためのロック部材29は、両端が連結されて、中間部29aが凸状に突き出した薄板状の部材から構成されている。このため、中間部29aの高さの設定に応じて、サポート部材6に対するロック力を簡単に調整することができる。サンバイザー本体2の端部位置までスライドさせてロックさせる際、及びロックを解除する際の操作性を良好な状態に設定することができる。
 また、本実施形態において、第2芯材24の内面には、レール部材30に沿って、サポート部材6の摺動範囲をカバーするように突条部26が設けられている。この突条部26が、サポート部材6の側壁部62へと接触することで、一対の芯材20,24とサポート部材6との間に生じるクリアランスを解消することができる。これにより、サポート部材6が摺動する際に発生するがたつきを抑制することができる。その結果、所望の操作性能を得ることができる。
 以上、本実施形態に係る車両用サンバイザーについて説明したが、本発明はこの実施形態に限定されることなく、その発明の範囲において種々の変更が可能である。
  1    車両用サンバイザー
  2    サンバイザー本体
  5    シャフト
  6    サポート部材
  20   芯材(第1芯材)
  20a  周縁部
  22   第2爪部
  23   ヒンジ部
  24   芯材(第2芯材)
  24a  周縁部
  26   突条部
  27   第2爪受け部
  28   溝部
  29   ロック部材
  29a  中間部
  30   レール部材(ガイド部)
  30a  レール面
  31   当接部(ガイド部)
  61   端壁部
  61a  挿通部
  62   側壁部
  63   嵌合部
  63a  摺動壁
  63b  摺動壁
  63c  連結壁
  64   膨出部
  70   ベース部
  C    第1係合部
  D    第2係合部

Claims (5)

  1.  一対の芯材を互いに向かい合わせて構成される中空構造のサンバイザー本体と、
     前記サンバイザー本体を車体側に支持するシャフトと、
     前記シャフトの軸回りに回転可能とされるとともに前記シャフトの軸方向への移動が規制された状態で、前記シャフトに対して取り付けられたサポート部材と、を有し、
     前記サポート部材及び前記シャフトの一部は、前記サンバイザー本体の内側に収容され、
     一方の前記芯材は、前記サポート部材を両側から挟持して、前記シャフトの軸方向における前記サポート部材の移動を案内する一対のガイド部を有する
    車両用サンバイザー。
  2.  前記一対のガイド部は、
     前記シャフトの軸方向に沿って延在するレール部材と、
     前記レール部材と向かい合う位置に設けられ、前記サポート部材に対して当接する当接部材と、を備える
    請求項1記載の車両用サンバイザー。
  3.  前記サンバイザー本体は、
     前記一対の芯材にそれぞれ設けられて相互に係合する爪部と爪受け部とで構成され、前記レール部材に沿うように配置された複数の係合部をさらに有する
    請求項2記載の車両用サンバイザー。
  4.  前記サポート部材は、
     前記レール部材に対して摺動可能に嵌合する溝状の嵌合部を備え、
     前記嵌合部は、
     前記レール部材の縦壁面を両側から挟み込む一対の摺動壁と、
     前記一対の摺動壁同士を連結する連結壁と、を有し、
     一方の前記摺動壁は、
     前記レール部材の縦壁面に対して傾斜した面形状を備える
    請求項2又は3記載の車両用サンバイザー。
  5.  他方の前記芯材は、前記シャフトの軸方向に沿って端部位置まで移動した前記サポート部材を、当該端部位置で保持するロック部材をさらに有し、
     前記ロック部材は、両端が連結されて、中間部が凸状に湾曲した薄板状の部材から構成される
    請求項1から4のいずれかに記載の車両用サンバイザー。
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