WO2019151043A1 - Dram及びその製造方法 - Google Patents

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小川 淳
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Abstract

この製造方法は、一対の側壁間の空間で規定されるトレンチを有する基板を用意する工程と、側壁の頂面及びトレンチの内側の面上を覆う第1絶縁膜、第2絶縁膜、及び、第3の絶縁膜を、この順番に形成する工程と、第3絶縁膜、第2絶縁膜、及び、第1絶縁膜における、側壁の頂面及びトレンチの底面上に位置する部分を、異方性エッチングにより、順次除去する工程と、ビットラインの材料を、側壁の頂面及びトレンチの内側の面上に形成する工程と、ビットラインの材料をエッチングし、ビットラインの材料をトレンチ内に残留させ、ビットラインを形成する工程を備えている。

Description

DRAM及びその製造方法
 本開示の例示的実施形態は、DRAM(ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ)及びその製造方法に関する。
 従来、ビットラインの周囲にスペーサを配置したDRAMが知られている(下記、特許文献1、特許文献2参照)。このようなビットラインは、従来、エッチングによって形成されていた。
米国特許出願公開2016/0276349号明細書 米国特許出願公開2015/0340281号明細書
 近年、素子の微細化に伴い、高速で低消費電力なDRAMが求められている。また、従来のDRAMは、ビットラインをエッチングして切り出しているが、このようなDRAMの性能は、十分ではなかった。DRAMの性能を向上可能なDRAM及びその製造方法が求められている。
 本願発明者らが鋭意検討した結果、DRAMのビットラインをエッチングにより切り出した場合、ビットラインにダメージが入り、ダメージによる抵抗の増加に伴って、DRAMの動作速度が低下するという旨を発見した。
 そこで、第1の例示的実施形態に係るDRAMの製造方法は、基板表面に沿って延びるビットラインと、前記ビットラインに接続された電界効果トランジスタと、前記電界効果トランジスタのゲートに接続され基板垂直方向に沿って延びたコンタクトラインと、前記コンタクトラインに接続されたワードラインとを備えたDRAMの製造方法において、(a)一対の側壁間の空間で規定されるトレンチを有する基板を用意する工程と、(b)前記側壁の頂面及び前記トレンチの内側の面上を覆う第1絶縁膜、第2絶縁膜、及び、第3の絶縁膜を、この順番に形成する工程と、(c)前記第3絶縁膜、前記第2絶縁膜、及び、前記第1絶縁膜における、前記側壁の頂面及び前記トレンチの底面上に位置する部分を、異方性エッチングにより、順次除去する工程と、(d)前記ビットラインの材料を、前記側壁の頂面及び前記トレンチの内側の面上に形成する工程と、(e)前記ビットラインの材料をエッチングし、前記ビットラインの材料を前記トレンチ内に残留させ、前記ビットラインを形成する工程とを備える。
 この製造方法によれば、ビットラインをトレンチ内に残留させることにより形成するため、ビットライン全体としては、ビットラインへ導入されるダメージが少なくなり、したがって、ダメージに伴う抵抗の増加が抑制され、DRAMの動作速度が速くなるという性能向上が達成される。
 第2の例示的実施形態に係るDRAMの製造方法は、前記第2絶縁膜を除去する工程をさらに備えることを特徴とする。第2絶縁膜を除去すると、第1絶縁膜と第3絶縁膜との間に隙間が形成される。この隙間の誘電率は、低いため、ビットラインと周囲の回路要素との間に形成される寄生容量が小さくなり、DRAMの動作速度が速くなる。
 第3の例示的実施形態に係るDRAMの製造方法は、前記工程(b)と前記工程(c)の間において、前記側壁の頂面及び前記トレンチの内側の面上に、バリア膜を形成する工程と、前記工程(d)の後に、前記ビットラインの材料と実質的に同じ高さになるまで、前記バリア膜を除去する工程と、を備えることを特徴とする。バリア膜をビットラインの材料と同じ高さまで除去することで、バリア膜の周囲に形成される寄生容量を低減させることができる。
 第4の例示的実施形態に係るDRAMの製造方法においては、前記バリア膜をエッチングする工程は、ウェットエッチングにより、前記工程(e)と同時に行われることを特徴とする。この場合、簡単なプロセスでエッチングが可能となる。
 第5の例示的実施形態に係るDRAMの製造方法においては、前記ウェットエッチングのエッチング液は、硫酸と過酸化水素水との混合水溶液であることを特徴とする。この混合水溶液は、SiやSiOなどをエッチングせずに、バリア膜とビットラインの材料をエッチングすることができる。
 第6の例示的実施形態に係るDRAMは、基板表面に沿って延びるビットラインと、前記ビットラインに接続された電界効果トランジスタと、前記電界効果トランジスタのゲートに接続され基板垂直方向に沿って延びたコンタクトラインと、前記コンタクトラインに接続されたワードラインと、備えたDRAMにおいて、前記ビットラインが通る空間を提供する一対の側壁と、前記ビットラインと前記側壁との間に設けられたバリア膜と、を備え、前記ビットラインの材料は、Wからなり、前記バリア膜は、前記ビットラインと同時にウェットエッチングされる材料からなることを特徴とする。また、このビットラインの構成材料としてはCo又はRuも使う事ができる。
 この場合、ビットラインをエッチングする際には、バリア膜はエッチングされにくいので、バリア膜の下にある第3絶縁膜が保護される。
 第7の例示的実施形態に係るDRAMにおいては、前記ビットラインの頂面は、前記側壁の頂面よりも、深い位置に存在することを特徴とする。この場合、ビットラインの頂面の位置が低下することで、ビットラインの上方に位置する導電体要素との間の寄生容量を低下させることができる。
 上記DRAM及びその製造方法によれば、DRAMの性能を向上させることができる。
図1はDRAMの回路図である。 図2はDRAMの構造図である。 図3はDRAMのビットライン周囲の縦断面構造を示す図である。 図4はDRAMのビットライン周囲の縦断面構造を示す図である。 図5はDRAMのビットライン周囲の縦断面構造を示す図である。 図6はDRAMのビットライン周囲の縦断面構造を示す図である。 図7はDRAMの製造方法を実現するための製造装置である。
 以下、実施の形態に係るDRAM及びその製造方法について説明する。なお、同一要素には、同一符号を用いることとし、重複する説明は、省略する。
 図1はDRAMの回路図である。
 DRAMは、二次元状に配置されたメモリセルを有しており、1つのメモリセルには、1つのキャパシタCと1つの電界効果トランジスタFETが含まれている。キャパシタCに蓄積される電荷の有無が情報(データ)であり、キャパシタCに接続された電界効果トランジスタFETを制御することで、キャパシタCに電荷を書き込んだり、読み出すことができる。
 キャパシタCに「1」のデータを書き込む場合には、トランジスタのゲートに接続されたワードラインWLの電位をHIGHとし、ソース又はドレインに接続されたビットラインBLの電位をHIGHとする。これにより、キャパシタCに電荷が充電され、「1」の情報が保持される。キャパシタCに、「0」を書き込む場合、ワードラインWLの電位のみをHIGHとし、ビットラインBLの電位をLOWとすれば、キャパシタCから電荷が放電され、キャパシタCに「0」の情報が書き込まれる。ワードラインWLの電位をLOWとしておくと、キャパシタCに対する電荷の流入・流出経路が遮断されるので、キャパシタCには電荷が保持されることとなる。
 キャパシタCから電荷を読み出す場合、ワードラインWLの電位をHIGHとし、キャパシタCからビットラインBLに電荷が流出するかどうかをセンスし、ビットラインBLの電位が上昇した場合には、「1」と判定し、上昇しない場合には「0」と判定する。
 同図では、アドレス(1,1)、(1,2)、(2,1)、(2,2)の位置にメモリセルが配置されている。例えば、アドレス(1,1)のキャパシタCの電荷を操作する場合には、図中において2本示されるワードラインWLのうち上側のラインの電位と、図中において2本示されるビットラインBLのうち左側のラインの電位を制御すればよい。このようにして、所望のアドレスに位置するメモリセルを制御することができる。
 図2はDRAMの構造図である。
 ワードラインWLと、ビットラインBLは、ねじれの位置にあり、Z軸方向(高さ方向)から見た場合には、ワードラインWLとビットラインBLは直交している。ワードラインWLは、電界効果トランジスタFETのゲート電極に接続され、電界効果トランジスタFETの一方の端子(例:ソース)は、ビットラインBLに接続され、他方の端子(例:ドレイン)は、キャパシタCの一方の端子に接続されている。キャパシタCの他方の端子は、グランド電位GNDに接続されている。キャパシタCの物理的な位置は、ビットラインBLの上方であるが、同図に示すように、ビットラインBLの周囲には、電界効果トランジスタFETとキャパシタCとを接続する配線との間に、複数の寄生容量C1,C2が存在する。なお、ワードラインWLの延びている方向をX軸方向、ビットラインBLの延びている方向をY軸方向、X軸及びY軸の双方に垂直な厚み方向をZ軸方向とする。また、電界効果トランジスタFETのゲートに接続され基板垂直方向に沿って延びたコンタクトラインCLを備えており、コンタクトラインCLにはワードラインWLが接続されている。
 本形態では、ビットラインBLの形成方法を工夫することで、ビットラインBLにおけるダメージ導入量、すなわち、抵抗値を現象させ、さらに、ビットラインBLの加工をすることで、寄生容量C1,C2を低減させる。これにより、いわゆるCR定数(時定数)が小さくなり、高速で低消費電力な動作が可能となる。
 図3はDRAMのビットライン周囲の縦断面構造を示す図である。
 Siなどからなる半導体基板Sの上部に形成された絶縁層DL(SiO)は、Z軸方向に凹んだトレンチDIP1(凹部)を有しており、トレンチDIP1は、絶縁層DLの一部領域からなる左右の第1側壁SWL1及び第2側壁SW2の間の空間で規定される。絶縁層DLの内部には、電界効果トランジスタFETに接続される第1配線W1及び第2配線W2がZ軸方向に延びている。本例では、第2配線W2は、電界効果トランジスタのドレインに接続されているものとし、第2配線W2の上部に第1配線W1が位置しているものとする。第1配線W1の上部は、絶縁層DLの表面に沿うように屈曲しており、絶縁層DL上においてX軸方向に延びた配線部分を第3配線W3とする。第1配線W1と第3配線W3は連続しており、第3配線W3は、トレンチDIP1の上方に位置している。トレンチDIP1の開口端周囲には、第3配線W3の他、別のトランジスタに接続された第4配線W4が位置している。
 トレンチDIP1を規定する第1側壁SWL1及び第2側壁SWL2の内面上には、それぞれ、第1絶縁膜1(Si)、第2絶縁膜2(SiO)、及び、第3絶縁膜3(Si)が、この順番で形成されている。トレンチDIP1の底部には、両サイドの第3絶縁膜3に挟まれるように、下地層4(導電層)(W)が形成されている。下地層4上には、バリア膜(ライナー膜)LF(TiN)を介して、ビットラインBLが形成されている。下地層4は、この下部に位置するコンタクト電極(図示せず:電界効果トランジスタFETに接続されている)に接触し、電気的に接続される。
 ビットラインBLと、第1配線W1との間には寄生容量C2が形成されており、ビットラインBLと第3配線W3との間には寄生容量C1が形成されている。ビットラインBL1は、絶縁層DLの上部露出表面からは離間した位置にあるので、寄生容量C1は低減されている。また、ビットラインBLと、第1配線W1との間の距離は、第1絶縁膜1、第2絶縁膜2、及び、第3絶縁膜3の合計厚み分だけ離間しており、寄生容量C2は低減されている。なお、第1絶縁膜1、第2絶縁膜2、第3絶縁膜3の誘電率は、小さい方が好ましい。すなわち、これらの膜のいずれかが、Low-k材料からなることとしてもよい。特に、中央の第2絶縁膜2をLow-k材料から構成したり、或いは、第2絶縁膜2をエッチングにより除去して、この領域を空気層(エアギャップ)とすることができる。
 上記の絶縁膜の材料としては、SiO(シリコン酸化物)又はSi(シリコン窒化物)などを用いることができる。絶縁膜の材料として、Low-k材料を用いる場合、SiCNなどが知られている。
 第3配線W3の上部には、キャパシタCが形成されている。キャパシタCの構造は、トレンチキャパシタであり、外側の第1電極層E1と、内側の第2電極層E2との間に、誘電材料層DMが介在している。誘電材料層DMの材料としては、SiOなどを用いることができる。外側の第1電極層E1は、第3配線W3に電気的に接続されている。なお、上記配線又は電極の材料としては、Cu又はAlを用いることができる。
 ビットラインBLの材料としては、好適には、Wを用いることができるが、Wに代えて、Co、Ruを用いることも可能である。バリア膜(ライナー膜)LFの材料としては、好適には、TiNを用いることができるが、TiNに代えて、TaNを用いることも可能である。
 図4はDRAMのビットライン周囲の縦断面構造を示す図である。
 上述の構造を製造するには、まず、半導体基板S上に絶縁層DLを形成する。絶縁層DLには、半導体基板Sに形成された電界効果トランジスタFETへの電気的接続を行うためのコンタクトホールが設けられ、コンタクトホール内には、スパッタ法又はCVD(化学的気相成長)法により、上述の金属材料が埋め込まれ、第2配線W2が形成されている。第1配線W1は、第2配線W2に連続する配線であるが、これはビットラインBLと共通の工程を用いて形成することも可能である。
 絶縁層DLを有する半導体基板Sを用意した後、絶縁層DLの表面上に、ハードマスク用の絶縁層(窒化ケイ素:Si)をCVD法により形成し、この金属層上に、Y軸方向に延びたストライプパターンを有するマスクをフォトレジストの塗布、露光及び現像処理により、形成する。このフォトレジストのマスクを用いて、ハードマスクをエッチングし、しかる後、ハードマスクを用いて、絶縁層DLにトレンチDIP1を形成する。トレンチDIP1は、深さ方向をZ軸方向とし、Y軸方向に延びた形状を有しており、Z軸方向からみた形状は、全体としてはストライプパターンを構成している。トレンチDIP1の形成後、フォトレジスト及びハードマスクを除去する。フォトレジストは、ハードマスクを用いたパターニングの前に除去することができ、除去には、アセトンなどの有機溶剤を用いる。ハードマスクの除去方法は、ウェットエッチングである。
 次に、第1絶縁膜1(Si)を、基板表面上に堆積し、これを形成する。このシリコン窒化物の堆積にあたっては、ALD法を用いることができる。キャリアガスとしてH、Si原料ガスとしてSiH、窒素原料ガスとしてNHを用い、これらのガスを温度700℃~1400℃の間で基板上に供給し、絶縁層DL及びトレンチDIP1の表面を覆う第1絶縁膜1を形成する。第1絶縁膜1の厚みは、2nmである。第1絶縁膜1の厚みの好適範囲は、1nm~5nmである。
 続いて、第2絶縁膜2(SiO)を、第1絶縁膜1上に堆積し、これを形成する。このシリコン酸化物の堆積にあたっては、CVD法を用いることができる。キャリアガスとしてH、Si原料ガスとしてTEOS(オルトケイ酸テトラエチル)、酸素原料ガスとしてOを用い、これらのガスを温度400℃~900℃の間で基板上に供給し、絶縁層DL及びトレンチDIP1に存在する第1絶縁膜1を覆う第2絶縁膜2を形成する。第2絶縁膜2の厚みは、3nmである。第2絶縁膜2の厚みの好適範囲は、1nm~6nmである。
 しかる後、第3絶縁膜3(Si)を基板表面上に堆積し、これを形成する。このシリコン窒化物の堆積にあたっては、CVD法を用いることができる。キャリアガスとしてH、Si原料ガスとしてSiH、窒素原料ガスとしてNHを用い、これらのガスを温度700℃~1400℃の間で基板上に供給し、絶縁層DL及びトレンチDIP1の表面を覆う第1絶縁膜1を形成する)。第3絶縁膜3の厚みは、4nmである。第3絶縁膜3の厚みの好適範囲は、2nm~7nmである。
 次に、絶縁層DLの露出表面(XY平面)と、トレンチDIP1の底部の面(XY平面)上に堆積されている3層の絶縁膜(上部:第3絶縁膜3、中部:第2絶縁膜2、下部:第1絶縁膜1)を異方性エッチングにより、上から順に除去する。
 このエッチングは、プラズマエッチングであり、プラズマエッチング装置の処理容器内に基板を配置することにより、処理を行う。
 第3絶縁膜3を構成するシリコン窒化物のエッチング条件としては、処理容器内の圧力を10m(Torr)~50m(Torr)、すなわち、1.3(Pa)~6.7(Pa)とする。プラズマエッチング装置としては、容量結合性プラズマ(CCP)型エッチング装置を用いる。CCP型のエッチング装置では、平行平板型の一対の電極間にプラズマ発生用の高周波電力(HF)(50~1000W)を印加する一方、プラズマと基板間の電圧を制御する低周波電力(LF)50~500W)を印加する。高周波の周波数としては27~100MHz、低周波の周波数としては0.4~13MHzを用いることができる。処理容器内に導入するガスは、CHF(30~80sccm)、CF(50~150sccm)、O(50~300sccm)である。エッチング時の基板温度は、20~60℃に設定することができる。
 第2絶縁膜2を構成するシリコン酸化物のエッチング条件としては、処理容器内の圧力を10m(Torr)~50m(Torr)、すなわち、1.3(Pa)~6.7(Pa)とする。プラズマエッチング装置としては、容量結合性プラズマ(CCP)型エッチング装置を用いる。CCP型のエッチング装置では、平行平板型の一対の電極間にプラズマ発生用の高周波電力(HF)(50~500W)を印加する一方、プラズマと基板間の電圧を制御する低周波電力(LF)(25~250W)を印加する。高周波の周波数としては27~100MHz、低周波の周波数としては0.4~13MHzを用いることができる。処理容器内に導入するガスは、C(10~50sccm)、Ar(300~1000sccm)である。エッチング時の基板温度は、20~60℃に設定することができる。
 第1絶縁膜1を構成するシリコン酸化物のエッチング条件は、第3絶縁膜3のエッチング条件と同一である。
 このようにして、図4に示すように、トレンチの側面のみに3層の絶縁膜が残留した構造が形成される。
 3層の絶縁膜の形成後、トレンチの露出した底面上に下地層4(ポリシリコン)を形成する。下地層4は、この下部に位置するコンタクト電極(図示せず)に接触し、電気的に接続される。下地層4の形成方法は、例えば、SiH系ガスを原料としたCVD法を用いることができる。下地層4を基板全面に形成後、トレンチDIP1の底部のみに下地層4が残留するように、CFガスなどを用いたエッチバックを行う。また、下部に位置するコンタクト電極とのオーミック接触特性を改善するため、熱処理(400℃~800℃)を行うことができる。
 次に、基板表面の全体上に、バリア膜LF及びビットラインBL(を構成する金属膜)を形成する。これらの金属は、トレンチの内部及び絶縁層DLの表面を被覆する。
 バリア膜LFの材料と、形成方法は、以下の通りである。
 バリア膜LFの形成方法は、よく知られた原子層堆積(ALD)法であり、具体的な形成条件は以下の通りである。
・バリア膜の材料:TiN
・形成温度:200~600℃
・厚み:0.5nm~2.0nm
・原料ガス:TDMAT(テトラキスジメチルアミノチタン)/NH(基板表面上に交互供給)
 バリア膜LFの材料として、TiNに代えて、TaNを用いることもでき、ALD法に代えて、化学的気相成長(CVD)法を用いることもできる。
 ビットラインBLの材料と、形成方法は、以下の通りである。
 ビットラインBLの形成方法は、よく知られたCVD法であり、具体的な形成条件は、以下の通りである。
・ビットラインBLの材料:W(タングステン)
・形成温度:300~600℃
・厚み:20nm~50nm
・原料ガス:WF、SiH、Ar
 ビットラインBLの材料としてWの他にRu又はCoを用いる事もでき、CVD法に代えてALD法を用いることもできる。また、原料ガスについてもWF、SiH以外にWCl、H、CHを用いることもできる。
 図5はDRAMのビットライン周囲の縦断面構造を示す図である。
 次に、ビットラインBLを、ウェットエッチングにより、所望の高さまでエッチングする。これにより、ビットラインBLは、絶縁層DLの露出表面よりも下方に位置することになる。ビットラインBLの位置が深いため、寄生容量が低減されることとなる。また、この時ドライエッチングを用いる事もできる。ビットラインBLを構成するW(タングステン)と、バリア膜LFを構成するTiNとを、同時にウェットエッチングによりエッチバックする。すなわち、バリア膜は、ビットラインと同時にウェットエッチングされる材料からなる。
 この時のエッチング液としては硫酸と過酸化水素水との混合水溶液を用いることができる。この混合水溶液(エッチング液)は、少なくとも硫酸及び過酸化水素を含んでおり、硫酸のモル濃度と、過酸化水素のモル濃度の好ましい比率は、硫酸:過酸化水素水=15:1から3:1であり、より好ましくは硫酸:過酸化水素水=13:1から5:1であり、エッチングにおけるエッチング液の温度は70℃から120℃が好ましい。これらエッチング液の組成、温度において、ビットラインのWとバリア膜のTiNを適切な位置まで同時にエッチングできる。また、これらのエッチング液と組成、および温度の範囲においてバリア膜の下地であるトレンチの側面に位置するSi、トレンチが形成された絶縁層DLを構成するSiOなどをエッチングせずに処理することが可能となる。なお、エッチングに用いる溶液は、硫酸(HSO)と過酸化水素(H)の混合物であり、基材から有機残渣を除去するために用いられる。この混合物は強力な酸化剤であり、ほとんどの有機物を除去することができる。すなわち、バリア膜の材料は、ビットラインと同時にエッチングされる材料からなるが、従来から知られる各種の有機物もエッチングされうる。
 図6はDRAMのビットライン周囲の縦断面構造を示す図である。
 続いて、図3に示したキャップ絶縁膜CAP(SiN)を基板表面全体に形成した後、露出表面を化学機械研磨(CMP)することで、図4に示す状態まで絶縁膜CAPをトレンチDIP1内に残留させる。
 図7はDRAMの製造方法を実現するための製造装置である。
 上述の工程のうち、プラズマエッチングを行う場合には、プラズマエッチング装置100を用いる。また、成膜を行う場合には、堆積装置102を用いる。プラズマエッチング装置100の処理容器と、堆積装置102の処理容器とは、搬送モジュール101によって接続されており、搬送モジュール101内には、ロードロック室103を介して、基板の出し入れが可能である。また、上述の制御工程は、コントローラ104により行う。
 すなわち、ロードロック室103から搬送モジュール101内に導入された基板は、シリコン酸化物や、シリコン窒化物の堆積時には、搬送モジュール101によって、堆積装置102の処理容器内に転送され、膜堆積処理が終了した後、エッチングを行う際には、搬送モジュール101によって、プラズマエッチング装置100の処理容器内に搬送される。いずれの処理装置においても、処理容器の内部は真空ポンプに減圧されている。
 なお、堆積装置102は、プラズマCVD装置などであり、膜形成に必要な原料ガスと、プラズマの発生に必要な高周波電力が供給される。また、プラズマエッチング装置100は、エッチングに必要なエッチングガスと、プラズマの発生に必要な高周波電力が供給される。
 なお、エッチング装置としては、CCP型のエッチング装置の他、電子サイクロトロン共鳴プラズマ(ECRプラズマ)型、ヘリコン波プラズマ(HWP)型、誘導結合プラズマ(ICP)型、表面波プラズマ(SWP)型を採用することもできる。
 以上、説明したように、上述のDRAMの製造方法は、基板表面に沿って延びるビットラインBLと、ビットラインBLに接続された電界効果トランジスタFETと、電界効果トランジスタFETのゲートに接続され基板垂直方向に沿って延びたコンタクトラインCL(図2参照)と、コンタクトラインCLに接続されたワードラインWLとを備えたDRAMの製造方法において、(a)一対の側壁間(第1側壁SWL1、第2側壁SWL2)の空間で規定されるトレンチDIP1を有する基板を用意する工程と、(b)側壁の頂面及びトレンチDIP1の内側の面上を覆う第1絶縁膜1、第2絶縁膜2、及び、第3絶縁膜3を、この順番に形成する工程と、(c)第3絶縁膜3、第2絶縁膜2、及び、第1絶縁膜1における、側壁の頂面及びトレンチDIP1の底面上に位置する部分を、異方性エッチングにより、順次除去する工程(図4)と、(d)ビットラインBLの材料を、側壁の頂面及びトレンチDIP1の内側の面上に形成する工程(図4)と、(e)ビットラインBLの材料をエッチングし、ビットラインBLの材料をトレンチDIP1内に残留させ、ビットラインBLを形成する工程(図5)を備えている。
 この製造方法によれば、ビットラインBLをトレンチ内に残留させることにより形成するため、ビットライン全体としては、ビットラインへ導入されるダメージが少なくなり、したがって、ダメージに伴う抵抗の増加が抑制され、DRAMの動作速度が速くなるという性能向上が達成される。
 また、上記のDRAMの製造方法は、第2絶縁膜2(SiO)を除去する工程をさらに備えることができる。第2絶縁膜2(SiO)は、図6における処理が終了した後に、除去することができる。第2絶縁膜2(SiO)の除去方法は、以下の通りである。
 このエッチング方法は、ドライエッチングであり、エッチング装置としては、ケミカルエッチングを採用することができる。
 この時のエッチングの具体的な条件は以下の通りである。
・エッチングガス:HN3、HF(トリートメントN
・エッチング温度:150~400℃
・エッチング時間:20sec~240sec
 第2絶縁膜を除去すると、第1絶縁膜1と第3絶縁膜3との間に隙間が形成される。この隙間の誘電率は、低いため、ビットラインと周囲の回路要素との間に形成される寄生容量が小さくなり、DRAMの動作速度が速くなる。
 また、DRAMの製造方法は、工程(b)と工程(c)の間において、側壁の頂面及びトレンチDIP1の内側の面上に、バリア膜LFを形成する工程(図4)と、工程(d)の後に、ビットラインBLの材料と実質的に同じ高さになるまで、バリア膜LFを除去する工程(図6)とを備えている。バリア膜LFをビットラインBLの材料と同じ高さまで除去することで、バリア膜LFの周囲に形成される寄生容量を低減させることができる。実質的に同じとは、高さが0~+3nm以内の差で同一という意味である。
 また、上述のDRAMは、基板表面に沿って延びるビットラインBLと、ビットラインBLに接続された電界効果トランジスタFETと、電界効果トランジスタFETのゲートに接続され基板垂直方向に沿って延びたコンタクトラインCLと、コンタクトラインCLに接続されたワードラインWLと備えたDRAMにおいて、ビットラインBLが通る空間を提供する一対の側壁と、ビットラインBLと側壁との間に設けられたバリア膜LFと、を備え、ビットラインBLの材料は、Wからなり、バリア膜LFは、TiNからなることを特徴とする。
 この場合、ビットラインBLをエッチングする際には、バリア膜LFはエッチングされにくいので、バリア膜LFの下にある第3絶縁膜3が保護される。
 また、上述のDRAMにおいては、ビットラインBLの頂面は、側壁(第1側壁SWL1、第2側壁SWL2)の頂面よりも、深い位置に存在する。この場合、ビットラインBLの頂面の位置が低下することで、ビットラインBLの上方に位置する導電体要素との間の寄生容量を低下させることができる。なお、上述の全ての各製造条件は±15%の変更をしても、製品を製造することが可能である。
 SWL1…第1側壁、SWL2…第2側壁、DIP1…トレンチ、1…第1絶縁膜、2…第2絶縁膜、3…第3絶縁膜、BL…ビットライン。
 
 

 

Claims (7)

  1.  基板表面に沿って延びるビットラインと、前記ビットラインに接続された電界効果トランジスタと、前記電界効果トランジスタのゲートに接続され基板垂直方向に沿って延びたコンタクトラインと、前記コンタクトラインに接続されたワードラインとを備えたDRAMの製造方法において、
     (a)一対の側壁間の空間で規定されるトレンチを有する基板を用意する工程と、
     (b)前記側壁の頂面及び前記トレンチの内側の面上を覆う第1絶縁膜、第2絶縁膜、及び、第3絶縁膜を、この順番に形成する工程と、
     (c)前記第3絶縁膜、前記第2絶縁膜、及び、前記第1絶縁膜における、前記側壁の頂面及び前記トレンチの底面上に位置する部分を、異方性エッチングにより、順次除去する工程と、
     (d)前記ビットラインの材料を、前記側壁の頂面及び前記トレンチの内側の面上に形成する工程と、
     (e)前記ビットラインの材料をエッチングし、前記ビットラインの材料を前記トレンチ内に残留させ、前記ビットラインを形成する工程と、
    を備えるDRAMの製造方法。
  2.  前記第2絶縁膜を除去する工程をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のDRAMの製造方法。
  3.  前記工程(b)と前記工程(c)との間において、
     前記側壁の頂面及び前記トレンチの内側の面上に、バリア膜を形成する工程と、
     前記工程(d)の後に、前記ビットラインの材料と実質的に同じ高さになるまで、前記バリア膜をエッチングする工程と、
    を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載のDRAMの製造方法。
  4.  前記バリア膜をエッチングする工程は、ウェットエッチングにより、前記工程(e)と同時に行われる、
    ことを特徴とする請求項3に記載のDRAMの製造方法。
  5.  前記ウェットエッチングのエッチング液は、硫酸と過酸化水素水との混合水溶液である、
    ことを特徴とする請求項4に記載のDRAMの製造方法。
  6.  基板表面に沿って延びるビットラインと、前記ビットラインに接続された電界効果トランジスタと、前記電界効果トランジスタのゲートに接続され基板垂直方向に沿って延びたコンタクトラインと、前記コンタクトラインに接続されたワードラインとを備えたDRAMにおいて、
     前記ビットラインが通る空間を提供する一対の側壁と、
     前記ビットラインと前記側壁との間に設けられたバリア膜と、
    を備え、
     前記ビットラインの材料は、Wからなり、
     前記バリア膜は、前記ビットラインと同時にウェットエッチングされる材料からなる、ことを特徴とするDRAM。
  7.  前記ビットラインの頂面は、前記側壁の頂面よりも、深い位置に存在する、
    ことを特徴とする請求項6に記載のDRAM。
     

     
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