WO2019054433A1 - 診断装置、診断方法及びプログラム記憶媒体 - Google Patents

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Abstract

センサの状態の把握を容易にするために、診断装置は、類似度算出部と、診断部とを備える。類似度算出部は、振動を計測し監視対象の状態を監視するための第1のセンサと、振動を計測し第1のセンサの状態を診断するための第2のセンサとの各々による計測値の類似度を周波数毎に求める。診断部は、類似度に基づいて、第1のセンサの状態を診断する。

Description

診断装置、診断方法及びプログラム記憶媒体
 本発明は、センサの状態を検知する技術に関する。
 配管や橋梁、建築物等を含むインフラ設備の故障や異常を早期に発見するために、センサによるインフラ設備の監視が行われる場合がある。インフラ設備を監視するセンサは、温度や湿度、埃といった環境条件が厳しい箇所に設置され、長期間使用される場合がある。そのため、これらのセンサ自体の異常を検知する技術が検討されている。
 特許文献1には、判定基準値と新しく計測された類似計測器間の計測値の差を比較して計測器の異常を検出する計測器の異常検出方法等が記載されている。
 また、特許文献2には、関係する計測器と同じ動作をすると思われる計測器の動作を考慮することにより、計測器が正常に動作しているかどうか自動的にチェックできる異常値検出装置が記載されている。
特開平9-33536号公報 特開平11-353019号公報
 上述のように、インフラ設備を監視するセンサは、屋外や地中の空間等に設置され、長期間使用される場合がある。また、これらのセンサは、インフラ設備の多くの地点に取り付けられる。そのため、各特許文献に記載の技術に対して、センサの状態や異常の有無を容易に把握できる技術が求められている。
 本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、センサの状態の把握を容易にする診断装置等を提供することを主たる目的とする。
 本発明の一態様における診断装置は、振動を計測し監視対象の状態を監視するための第1のセンサと、振動を計測し第1のセンサの状態を診断するための第2のセンサとの各々による計測値の類似度を周波数毎に求める類似度算出部と、類似度に基づいて第1のセンサの状態を診断する診断部と、を備える。
 また、本発明の一態様における診断方法は、振動を計測し監視対象の状態を監視するための第1のセンサと、振動を計測し第1のセンサの状態を診断するための第2のセンサとの各々による計測値の類似度を周波数毎に求め、類似度に基づいて第1のセンサの状態を診断する。
 また、本発明の一態様におけるプログラム記憶媒体は、振動を計測し監視対象の状態を監視するための第1のセンサと、振動を計測し第1のセンサの状態を診断するための第2のセンサとの各々による計測値の類似度を周波数毎に求める処理と、類似度に基づいて第1のセンサの状態を診断する処理と、をコンピュータに実行させるコンピュータプログラムを記憶する。
 本発明によると、センサの状態や異常の有無の把握を容易にする診断装置等を提供することができる。
本発明の第1の実施形態における診断装置の構成を示す図である。 診断装置を用いてインフラ設備を監視するセンサの状態等の診断が行われる場合の一例を示す図である。 第1の計測部及び第2の計測部の配置の一例を示す図である。 類似度算出部によって類似度としてコヒーレンスが求められる場合の一例を示す図である。 類似度算出部によって類似度としてコヒーレンスが求められる場合の別の例を示す図である。 センサによって計測される環境振動の振動強度の一例を示す図である。 環境振動の振動強度と周波数の関係例を示す図である。 環境振動の振動強度と周波数の別の関係例を示す図である。 診断部によって検知帯域が考慮される場合の振動強度及びコヒーレンスの一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態における診断装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態における診断装置の構成を示す図である。 第1のセンサによる計測値と第2のセンサによる計測値との例を示す図である。 図9Aに表される第1のセンサと第2のセンサの計測値の相互相関関数の例を示す図である。 本発明の第2の実施形態における診断装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の各実施形態における診断装置等を実現する情報処理装置の一例を示す図である。
 (第1の実施形態)
 本発明の各実施形態について、添付の図面を参照して説明する。まず、本発明の第1の実施形態について説明する。図1は、本発明の第1の実施形態における診断装置を示す図である。
 図1に示すとおり、本発明の第1の実施形態における診断装置100は、類似度算出部110と、診断部120とを備える。類似度算出部110は、振動を計測し、監視対象の状態を監視するための第1のセンサと、振動を計測し、第1のセンサの状態を診断するための第2のセンサとの各々による計測値の類似度を周波数毎に求める。診断部120は、類似度に基づいて、第1のセンサの状態を診断する。
 図2を参照して、診断装置100を用いてインフラ設備を監視するセンサの状態等の診断が行われる場合の一例を説明する。以下の各実施形態において、インフラ設備には、一例として、上述した配管、橋梁、建築物が含まれる。ただし、インフラ設備はこれらに限られず、産業や生活の基盤となりうるその他の設備がインフラ設備に含まれてもよい。
 図2は、インフラ設備の一つである水道網500を監視するセンサの状態等が診断される場合の例である。水道網500は、一例として、複数の配管501が相互に接続されることで構成される。また、配管501の接続地点等にアクセスポイント502が設置されている。
 アクセスポイント502は、消火栓、空気弁、仕切弁等、マンホール内に配置されており、かつ、水道網500を構成する配管501と接続される設備である。すなわち、アクセスポイント502の位置は、水道網500を構成する設備にアクセス可能となる地点である。なお、図2に示す例では、アクセスポイント502は配管501の交点に設けられているが、アクセスポイント502が設けられる位置は特に限定されず、これ以外の位置に設けられてもよい。また、アクセスポイント502は、上述した設備に限られず、例えば他の弁栓類であってもよい。
 センサによる水道網500の監視が行われる場合には、第1の計測部150がアクセスポイント502等に設けられる。第1の計測部150は、例えば配管501又は配管501の内部を流れる水等の流体の振動の加速度等の指標を計測する。計測された結果は、例えば、有線又は無線の通信ネットワークを介して配管の状態を分析するサーバ等へ送信される。配管の状態を分析するサーバへ計測結果が送信されると、当該計測結果に基づいて、配管からの水等の漏洩の有無等が分析される。第1の計測部150の詳細な構成は後述する。
 また、図3は、診断装置100を用いてインフラ設備を監視するセンサの状態等の診断が行われる場合における、センサの配置の例を示す図である。
 図3に示す例では、アクセスポイント502が設けられたマンホール503の内部に、第1の計測部150及び第2の計測部160が設置されている。第1の計測部150は、インフラ設備である水道網500を監視するセンサである。第2の計測部160は、第1の計測部150の状態を診断するために用いられるセンサである。
 なお、本実施形態又は以下の各実施形態において、第1の計測部150は、水道網500等のインフラ設備に常設されることを想定する。また、第2の計測部160は、第1の計測部150の状態を診断する際に適宜設置されることを想定する。ただし、第2の計測部160は、常設又は一定の期間継続して設置されてもよい。また、第2の計測部160の各構成要素は、第1の計測部150の各構成要素の状態の診断に際して、予め正常に動作することが確認されていることを想定する。
 図3に示す例では、第1の計測部150は、第1のセンサ151及び第1の計測器152を有する。第1のセンサ151は、監視対象であるインフラ設備の状態を監視するためのセンサである。第1のセンサ151は、主に、監視対象であるインフラ設備の状態に関する物理量を計測する。以下の各実施形態においては、監視対象は水道網500である。すなわち、本実施形態では、例えば配管501やアクセスポイント502の水道網500を構成する各要素が監視対象となる。そして、図3に示す例では、第1のセンサ151は、主に、配管501又は配管501の内部の流体を伝搬する振動を計測する。この場合に、第1のセンサ151は、例えば加速度センサであるが、その他の物理量を計測するセンサであってもよい。
 第1のセンサ151は、アクセスポイント502である配管501の弁栓類に取り付けられる。図3に示すような配管501の振動を計測する場合には、第1のセンサ151は、地面に対して垂直になる方向に設置されることが好ましい。また、第1のセンサ151として、三軸検出用の加速度センサが用いられてもよい。第1のセンサ151として三軸検出用の加速度センサが用いられる場合には、設置方向は特に限定されない。
 第1の計測器152は、第1のセンサ151が計測した計測値に対する処理や、処理した結果等の外部への送信を行う。第1の計測器152には、例えばCPU(Central Processing Unit)、メモリや、データを送受信する機構等が含まれる。また、第1の計測器152には、他の計測器との間で計測した振動等の物理量についての計測時刻を同期するための構成を備えてもよい。第1の計測器152は、更に、他の要素を含んでもよい。
 また、第1の計測器152の各要素を収容する筐体は、野外の雨による水没や、温度や湿度の急激な変化、野外の虫や動物、酸性雨や土壌による腐食に耐えうる構造であることが好ましい。
 図3に示す例では、第2の計測部160は、第1の計測部150と同様に、第2のセンサ161及び第2の計測器162を有する。
 第2のセンサ161は、第1のセンサ151の状態を診断するために用いられるセンサである。第1のセンサ151と同じ対象に生じる振動等の物理量を計測する。すなわち、図3に示す例では、第2のセンサ161は、主に、配管501又は配管501の内部の流体を伝搬する振動を計測する。なお、以下において、第1のセンサ151及び第2のセンサ161の各々が計測する、配管501又は配管501の内部の流体を伝搬する振動やその他の外部の振動を、環境振動と呼ぶ。
 第2のセンサ161は、第1のセンサ151が計測する、インフラ設備の状態に関する物理量と、同じ物理量を計測することが好ましい。そのため、第2のセンサ161は、第1のセンサ151と同仕様のセンサであることが好ましい。ただし、第2のセンサ161は、第1のセンサ151の状態を診断することが可能であれば、第1のセンサ151と異なる仕様のセンサであってもよい。なお、第1のセンサ151及び第2のセンサ161の自己雑音レベルは、第1の計測器152及び第2の計測器162の各々に含まれる、計測値に対する処理を行う機構の自己雑音レベルよりもそれぞれ高いことが好ましい。
 また、第2のセンサ161は、第1のセンサ151と隣接して配置されることが好ましい。第1のセンサ151及び第2のセンサ161の各々が加速度センサである場合には、第1のセンサ151及び第2のセンサ161の各々は、同じ方向の加速度が計測される必要がある。第1のセンサ151及び第2のセンサ161の各々を隣接して配置することが困難な場合には、配管501等の振動が同位相となる剛性の高い位置に取り付けられることが好ましい。また、この場合には、第1のセンサ151及び第2のセンサ161は、監視対象となるインフラ設備の同じ部品に取り付けられることが好ましい。
 第1のセンサ151及び第2のセンサ161の各々は、任意の手法にてアクセスポイント502等の監視対象に取り付けられる。例えば、第1のセンサ151及び第2のセンサ161の各々は、磁石や、グリス等の接着用材等にてアクセスポイント502等に取り付けられる。また、第1のセンサ151及び第2のセンサ161の各々は、ねじやカシメ部材等を用いて機械的に取り付けられてもよい。
 第2の計測器162は、第1の計測器152と同様の要素である。図3に示す例では、マンホール503の外部に第2の計測器162が配置されている。しかしながら、第2の計測器162は、第1のセンサ151又は第2のセンサ161による計測に影響を与えなければ、この他の場所に配置されてもよい。
 図3に示す例では、第1のセンサ151及び第1の計測器152は、分離した構成となっているが、これらは一つの筐体に収容される構成であってもよい。同様に、第2のセンサ161及び第2の計測器162は、分離した構成となっているが、これらは一つの筐体に収容される構成であってもよい。
 続いて、本実施形態における診断装置100の各構成要素について説明する。なお、本実施形態又は以下の実施形態において、診断装置の各構成要素は、機能単位のブロックを示している。診断装置の各構成要素の一部又は全部は、例えば図11に示すような情報処理装置1000とプログラムとの任意の組み合わせにより実現される。情報処理装置1000は、一例として、以下のような構成を含む。
  ・CPU1001
  ・ROM(Read Only Memory)1002
  ・RAM(Random Access Memory)1003
  ・RAM1003にロードされるプログラム1004
  ・プログラム1004を格納する記憶装置1005
  ・記録媒体1006の読み書きを行うドライブ装置1007
  ・通信ネットワーク1009と接続する通信インターフェース1008
  ・データの入出力を行う入出力インターフェース1010
  ・各構成要素を接続するバス1011
 各実施形態における各装置の各構成要素は、これらの機能を実現するプログラム1004をCPU1001が取得して実行することで実現される。各装置の各構成要素の機能を実現するプログラム1004は、例えば、予め記憶装置1005やRAM1003に格納されており、必要に応じてCPU1001が読み出す。なお、プログラム1004は、通信ネットワーク1009を介してCPU1001に供給されてもよいし、予め記録媒体1006に格納されており、ドライブ装置1007が当該プログラムを読み出してCPU1001に供給してもよい。
 各装置の実現方法には、様々な変形例がある。例えば、各装置は、構成要素毎にそれぞれ別個の情報処理装置1000とプログラムとの任意の組み合わせにより実現されてもよい。また、各装置が備える複数の構成要素が、一つの情報処理装置1000とプログラムとの任意の組み合わせにより実現されてもよい。
 また、各装置の各構成要素の一部又は全部は、プロセッサ等を含む汎用または専用の回路(circuitry)や、これらの組み合わせによって実現される。これらは、単一のチップ によって構成されてもよいし、バスを介して接続される複数のチップによって構成されてもよい。各装置の各構成要素の一部又は全部は、上述した回路等とプログラムとの組み合わせによって実現されてもよい。
 各装置の各構成要素の一部又は全部が複数の情報処理装置や回路等により実現される場合には、複数の情報処理装置や回路等は、集中配置されてもよいし、分散配置されてもよい。例えば、情報処理装置や回路等は、クライアントアンドサーバシステム、クラウドコンピューティングシステム等、各々が通信ネットワークを介して接続される形態として実現されてもよい。
 まず、類似度算出部110について説明する。類似度算出部110は、第1のセンサ151と第2のセンサ161との各々による計測値の類似度を周波数毎に求める。
 類似度算出部110は、類似度として、第1のセンサ151と第2のセンサ161との各々にて計測された計測値のコヒーレンスを求める。コヒーレンスは、時系列データ間の類似度を0から1までの値で周波数別に示す指標である。コヒーレンスは、公知の手法を適宜用いて求められる。なお、類似度算出部110は、第1のセンサ151と第2のセンサ161との各々にて計測された計測値のコヒーレンスを求める際に、第1の計測器152及び第2の計測器162によって処理された信号を用いてもよい。また、類似度算出部110は、第1のセンサ151と第2のセンサ161との各々にて計測された計測値の類似の程度を示す他の指標を類似度として求めてもよい。なお、類似度を求める際に、第1のセンサ151による計測値と、第2のセンサ161による計測値に関して時刻の同期がなされていることを想定する。
 図4A、図4Bは、類似度算出部110によって求められるコヒーレンスの例を示す図である。図4Aと図4Bの各々において、横軸は周波数を表し、縦軸は振動強度又はコヒーレンスを示す。振動強度は、振動の大きさを示す指標である。第1のセンサ151及び第2のセンサ161が加速度センサである場合、振動強度は、例えば加速度の大きさである。
 また、図4Aと図4Bの各々において、実線は、第1のセンサ151によって計測された計測値がフーリエ変換された周波数スペクトル、点線は、第2のセンサ161によって計測された計測値がフーリエ変換された周波数スペクトルを示す。また、これらにおいて、一点鎖線は、第1のセンサ151によって計測された計測値と第2のセンサ161によって計測された計測値とのコヒーレンスを示す。
 図4Aに示す例では、第1のセンサ151によって計測された振動強度の計測値に対する周波数スペクトルと、第2のセンサ161によって計測された振動強度の計測値に対する周波数スペクトルとは、比較的近似している。そのため、コヒーレンスとして、全ての周波数において概ね1に近い値が求められている。一方、図4Bに示す例では、第1のセンサ151による計測値に対する周波数スペクトルと、第2のセンサ161による計測値に対する周波数スペクトルとは、図4Aに示す例と比較して大きな差異がある。そのため、コヒーレンスとして、図4Aに示す例と比較して小さな値が求められている。
 なお、第1のセンサ151及び第2のセンサ161によって計測される環境振動が小さい場合には、類似度算出部110による類似度の算出に際して、各々のセンサの自己雑音同士の類似度が求められることになる。この場合には、類似度であるコヒーレンスの値は小さくなる。しかしながら、このようにして求められた類似度は、第1のセンサ151の状態を適切に表さない場合がある。すなわち、このようにして求められた類似度には、後述する診断部120によって第1のセンサ151の状態を診断するためには、適切ではない場合がある。
 図5Aと図5Bと図5Cによって、第1のセンサ151及び第2のセンサ161により計測される外部の環境振動と、類似度算出部110によって求められるコヒーレンスとの関係の一例が表される。なお、ここでは、第1のセンサ151及び第2のセンサ161の各々は、正常に動作することを想定する。
 図5Aは、第1のセンサ151及び第2のセンサ161によって計測され得る環境振動の振動強度を示す。図5Bは、図5Aの時間帯1において、第1のセンサ151及び第2のセンサ161によって計測された振動強度の計測値に対するスペクトル等を示す。図5Cは、図5Aの時間帯2において、第1のセンサ151及び第2のセンサ161によって計測された振動強度の計測値に対するスペクトル等を示す。なお、図5B及び図5Cの各々において、実線、点線及び一点鎖線のそれぞれが指し示す値は、図4A又は図4Bのそれぞれの場合と同様である。
 図5Aの時間帯1においては、環境振動の振動強度は小さく、ゼロに近い。つまり、第1のセンサ151及び第2のセンサ161によって計測される計測値には、自己雑音が相対的に多く含まれる。そのため、図5Bに示すように、第1のセンサ151及び第2のセンサ161の各々にて計測された振動強度の計測値に対する周波数スペクトルは、その形状や振動強度は比較的似ているが、求められるコヒーレンスは小さい値となる。
 一方、図5Aの時間帯2においては、環境振動の振動強度は、時間帯1と比較すると大きい。つまり、第1のセンサ151及び第2のセンサ161によって計測される計測値に含まれる自己雑音の成分は、環境振動と比較して相対的に小さくなる。そのため、図5Bに示すように、第1のセンサ151及び第2のセンサ161の各々にて計測された振動強度の計測値に対する周波数スペクトルは、その形状や振動強度は比較的似ている。また、類似度算出部110によって求められるコヒーレンスは、時間帯1の場合と比較して大きい値となる。
 そこで、類似度算出部110によって類似度が求められる場合に、第1のセンサ151及び第2のセンサ161による計測値には、各々のセンサの自己雑音レベルに対して大きな環境振動が含まれることが好ましい。例えば、類似度算出部110は、環境振動が所定の条件を満たす大きさであるかを予め判断してもよい。そして、類似度算出部110は、所定の条件を満たす環境振動が計測された場合の計測値に対して類似度を求めてもよい。
 診断部120は、類似度算出部110にて求められた類似度に基づいて、第1のセンサ151の状態を診断する。上述のように、類似度算出部110によってコヒーレンスが類似度として求められた場合には、診断部120は、コヒーレンスに基づいて、第1のセンサ151の状態を診断する。
 診断部120は、例えば、第1のセンサ151が計測する全ての周波数帯域においてコヒーレンスが所定の条件を満たす場合に、第1のセンサ151は正常であると診断する。コヒーレンスの大きさが所定の条件を満たすか否かは、例えば、コヒーレンスの大きさが所定の閾値を超えるか否か等によって判定される。この場合に、閾値は、1に近い値で設定されることが好ましいが、第1のセンサ151及び第2のセンサ161の種類や、各々のセンサの設置場所等に応じて適宜定められればよい。例えば、第2のセンサ161として、第1のセンサ151と同じ種類のセンサが用いられる場合には、異なる種類のセンサが用いられる場合と比較して、大きな閾値が設定されてもよい。また、第2のセンサ161が、第1のセンサ151と離れて設置されている場合は、隣接して設置される場合と比較して、小さな閾値が設定されてもよい。
 第1のセンサ151が計測する周波数帯域の一部においてコヒーレンスの大きさが所定の条件を満たさない場合に、診断部120は、第1のセンサ151が正常ではないと判断する。例えば、診断部120は、第1のセンサ151が計測する周波数帯域の一部においてコヒーレンスが所定の条件を満たさない場合に、単に、第1のセンサ151に異常があると診断してもよい。
 また、診断部120は、種々の基準によって、第1のセンサ151の状態を判断してもよい。一例として、診断部120は、監視対象の状態を監視する際に用いられる周波数帯域における類似度に基づいて、第1のセンサ151の状態を診断してもよい。
 例えば、図2及び図3に示すように、インフラ設備が水道網500であり、第1のセンサ151が、インフラ設備の状態として、水道網500を構成する配管501からの水の漏洩を計測する場合を想定する。この場合に、漏洩に起因して生じる振動は、特定の範囲の周波数帯域に含まれる場合がある。そして、このような場合に、第1のセンサ151による計測値は、特定の範囲の周波数帯域に関しては正常である場合が考えられる。
 図6は、上述の場合の一例を示す図である。図6に示す例において、縦軸及び横軸は、図4A又は図4Bに示す例と同様である。また、図6に示す例において、実線、点線及び一点鎖線の各々は、図4A又は図4Bに示す例と同様である。また、図6において、二点鎖線は、第1のセンサ151が正常であるか否かを診断するためのコヒーレンスに対する閾値である。検知帯域は、監視対象であるインフラ設備の状態を監視するために用いられる振動の周波数帯域である。上述のように、インフラ設備が水道網500であり、水道網500を構成する配管501からの水の漏洩の有無が監視される場合には、検知帯域は、配管501からの水の漏洩の有無を監視するための計測対象となる周波数帯域である。
 この例では、類似度算出部110によって求められるコヒーレンスは、図中の高い周波数帯域において、図示された閾値を下回っている。そのため、第1のセンサ151には、何らかの異常が生じている可能性がある。しかしながら、図示された検知帯域においては、コヒーレンスは、閾値を上回っている。すなわち、このようなコヒーレンスが求められた時点では、第1のセンサ151の計測値に基づいて、漏洩の有無の判断を正常に行うことが可能である。
 そこで、このような場合に、診断部120は、第1のセンサ151に異常が生じていると診断することに代えて、異常が生じる可能性があると診断してもよい。このように診断されることで、インフラ設備の監視を行う管理者は、第1のセンサ151に対する点検の頻度を高め、第1のセンサ151が完全に故障する場合に備えるといった措置を講じることが可能となる。この結果として、第1のセンサ151の交換頻度を下げ、インフラ設備の監視を効率化することが可能となる。
 また、上述のように、配管501からの漏洩の有無を監視する場合、診断部120は、漏洩に起因する振動に関連する周波数帯域についてのコヒーレンスに基づいて、第1のセンサ151の状態を診断してもよい。つまり、診断部120は、図6に示す検知帯域におけるコヒーレンスに基づいて、第1のセンサ151の状態を診断してもよい。この場合には、類似度算出部110は、第1のセンサ151が計測する計測値の周波数帯域を区切り、当該周波数帯域に対する類似度を求めてもよい。このようにすることで、処理速度の高速化が可能となる。
 また、処理速度と診断の精度との双方を考慮し、診断部120は、漏洩に起因する振動に関連する周波数帯域及びその前後の所定の周波数帯域についてのコヒーレンスに基づいて、第1のセンサ151の状態を診断してもよい。この場合においても、類似度算出部110は、第1のセンサ151にて計測される全ての周波数帯域のうち、診断部120において第1のセンサ151の状態の診断に用いられる周波数帯域における類似度を求めてもよい。
 診断部120による診断結果は、任意の出力手段を介して適宜出力される。第1のセンサ151による計測結果に基づいてインフラ設備の監視を行う管理者は、診断結果に基づいて必要な措置を講じることが可能となる。例えば、第1のセンサ151に異常が生じていると診断された場合には、第1のセンサ151や、第1の計測器152が適宜交換される。また、上述した検知帯域以外の周波数帯域においてコヒーレンスが所定の条件を満たさない場合等には、第1のセンサ151に対する点検の頻度を高める等の措置がとられてもよい。診断部120によって、第1のセンサ151が正常であると診断される場合には、第1のセンサ151は継続してそのまま監視に用いられてもよい。
 また、上述のように、第2のセンサ161を含む第2の計測部160は、診断に際して予め正常に動作することを確認されていることが想定されている。そのため、また、第1のセンサ151に異常があると判断され、第1のセンサ151等の交換が必要と診断された場合に、第2のセンサ161が、第1のセンサとして用いられるように交換されてもよい。
 続いて、図7に示すフローチャートを参照して、診断装置100の動作例を説明する。
 最初に、第1のセンサ151及び第2のセンサ161の各々による計測値が取得される(ステップS101)。取得された計測値は、通信ネットワーク等を介して診断装置100へ送信される。
 次に、類似度算出部110は、ステップS101にて取得された計測値に対する類似度を周波数毎に求める(ステップS102)。上述のように、類似度算出部110は、類似度の例として、第1のセンサ151と第2のセンサ161との各々にて計測された計測値のコヒーレンスを求める。類似度算出部110は、診断部120による診断内容に応じて、第1のセンサ151が計測する周波数帯域の全てに関してコヒーレンスを求めてもよいし、一部の周波数帯域に関してコヒーレンスを求めてもよい。
 次に、診断部120は、ステップS102にて求められた類似度に基づいて、第1のセンサ151の状態を診断する(ステップS103)。診断部120は、第1のセンサ151が計測する周波数帯域の全てに関して求められたコヒーレンスに基づいて第1のセンサ151の状態を診断してもよい。また、診断部120は、一部の周波数帯域に関して求められたコヒーレンスに基づいて、第1のセンサ151の状態を診断してもよい。また、診断部120は、第1のセンサ151が正常又は異常であることを診断してもよいし、上述のように、異常が生じる可能性がある旨を診断してもよい。
 以上のとおり、本実施形態における診断装置100は、周波数毎に求めた、第1のセンサと第2のセンサとの各々による計測値の類似度に基づいて、インフラ設備の状態を監視するために用いられる第1のセンサの状態を診断する。上述したコヒーレンスのように、周波数毎に求めた類似度が診断に用いられることで、第1のセンサの異常の有無に限らず、診断時点における第1のセンサの状態を詳細に把握することが可能となる。したがって、診断装置100は、センサの状態の把握を容易にする。
 (第2の実施形態)
 続いて、本発明の第2の実施形態について説明する。図8は、本発明の第2の実施形態における診断装置を示す図である。
 図8に示すように、第2の実施形態における診断装置200は、時間差調整部230と、類似度算出部110と、診断部120とを備える。時間差調整部230は、第1のセンサ及び第2のセンサの各々の計測値に対する相互相関に基づいて、第1のセンサ及び第2のセンサの各々の計測値の時間差を調整する。また、類似度算出部110及び診断部120の各々は、診断装置100が備える同じ符号が付された要素と同様の要素である。
 なお、診断装置200は、第1の実施形態における診断装置100と同様に、インフラ設備を監視するセンサの状態を診断するために用いられる。
 類似度算出部110によって求められるコヒーレンス等の類似度は、同じ振動波形に対して求められることが好ましい。すなわち、第1のセンサ及び第2のセンサや、これらの計測値は、計測された時刻の同期がなされていることが好ましい。時刻が同期していない場合には、異なる振動波形に関する類似度が求められる可能性がある。この結果として、第1のセンサの状態が正しく診断されない可能性がある。第1のセンサ151及び第2のセンサ161、又は第1の計測器152及び第2の計測器162に内蔵された時計の時刻を同期するためには、複雑な機構や多くの工程が必要となる場合がある。
 そこで、本実施形態における診断装置200では、時間差調整部230が、第1のセンサ及び第2のセンサの各々による計測値について、時間差の調整を行う。このようにすることで、複雑な機構や多くの工程が必要とすることなく、時刻の同期を容易に行うことが可能となる。
 図9Aと図9Bを参照して、時間差調整部230による処理の例を説明する。時間差調整部230は、まず、第1のセンサ151及び第2のセンサ161の計測値に対する相互相関関数を求める。この場合に、第1のセンサ151及び第2のセンサ161の計測値が計測された時間帯が重複するように、相互相関関数の算出に用いられる計測値が取得される。
 図9Aは、第1のセンサ151及び第2のセンサ161の各々にて計測された計測値の一例を示す。図9Aにおいて、横軸は時間を表し、縦軸は信号強度を表す。また、図9Aの上側のグラフは第1のセンサ151の計測値を表し、下側のグラフは第2のセンサ161の計測値を表す。そして、図9Aに示す例では、図中の点線の枠で囲まれた計測値が相互相関関数の算出に用いられる。
 そして、時間差調整部230は、切り出された時間波形に対して、相互相関関数を求める。図9Bは、求められた相互相関関数の例を示す。図9Bにおいて、横軸は、2つのセンサに同じ振動が到達した場合の到達時間差を示し、縦軸は相互相関関数の大きさを示す。図9Bに示す例では、相互相関関数は、到達時間差のゼロから負の方向へΔt進んだ位置にて最大となっている。
 すなわち、図9Aに表される第1のセンサ151及び第2のセンサ161の各々にて計測された計測値には、図9Bに表されるようなΔtの時間差があることが示されている。言い換えると、第1のセンサ151又は第1の計測器152に内蔵された時計が表す時刻と、第2のセンサ161又は及び第2の計測器162に内蔵された時計が表す時刻とについて、Δtの時間差があることが示されている。
 相互相関関数が求められると、時間差調整部230は、相互相関関数の値が最も大きい時刻に基づいて、時間差の調整を行う。図9Bに示す例では、第1のセンサ151及び第2のセンサ161による計測値のいずれか一方について、計測値の計測時刻を時間Δt変化させることで、時間差が調整される。
 時間差が調整されると、類似度算出部110は、調整された計測値に対して類似度を求める。また、診断部120は、類似度算出部110によって求められた類似度に基づいて、第1のセンサ151の状態を診断する。類似度算出部110及び診断部120の各々は、第1の実施形態における診断装置100が備える類似度算出部110及び診断部120と同様に類似度の算出又は状態の診断を行う。時間差が調整された計測値が用いられることで、高い精度で第1のセンサの状態を診断することが可能となる。
 続いて、図10に示すフローチャートを参照して、本実施形態における診断装置200の動作例を説明する。
 最初に、第1のセンサ151及び第2のセンサ161の各々による計測値が取得される(ステップS201)。ステップS201の動作は、第1の実施形態における診断装置100のステップS101と同様に行われる。
 次に、ステップS101にて取得された計測値について、時間差調整部230は、時間差を調整する(ステップS202)。より詳しくは、時間差調整部230は、第1のセンサ151及び第2のセンサ161による計測値に対する相互相関関数を求める。そして、時間差調整部230は、求めた相互相関関数の大きさに基づいて、各々の計測値の時間差を調整する。
 次に、類似度算出部110は、ステップS202にて時間差の調整が行われた計測値に対して、類似度を周波数毎に求める(ステップS203)。
 次に、診断部120は、ステップS203にて求められた類似度に基づいて、第1のセンサ151の状態を診断する(ステップS204)。ステップS203及びS204の動作は、診断装置100のステップS102及びS103とそれぞれ同様に行われる。
 以上のとおり、本実施形態における診断装置200は、第1のセンサ151及び第2のセンサ161による計測値の時間差の調整を行う。そして、時間差が調整された計測値に基づいて、類似度の算出や第1のセンサ151のセンサの状態の診断が行われる。そのため、診断装置200は、診断装置100と同様の効果を奏する。また、計測値の時間差が調整されることで、精度の高い類似度が求められる。したがって、診断装置200は、より高い精度で第1のセンサの状態を診断することを可能とする。
 更に、診断装置200は、第1のセンサ151及び第2のセンサ161による計測値に対する相互相関関数に基づいて時間差を調整する。したがって、第1のセンサ151及び第2のセンサ161、又は第1の計測器152及び第2の計測器162の各々の間において、時刻を同期するための機構が不要となる。したがって、診断装置200は、簡易な構成で第1のセンサの状態を診断することを可能とする。
 以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。また、各実施形態における構成は、本発明のスコープを逸脱しない限りにおいて、互いに組み合わせることが可能である。
 この出願は、2017年9月14日に出願された日本出願特願2017-176682を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
 100、200  診断装置
 110  類似度算出部
 120  診断部
 230  時間差調整部
 150  第1の計測部
 151  第1のセンサ
 152  第1の計測器
 160  第2の計測部
 161  第2のセンサ
 162  第2の計測器
 500  水道網
 501  配管
 502  アクセスポイント
 503  マンホール

Claims (10)

  1.  振動を計測し監視対象の状態を監視するための第1のセンサと、前記振動を計測し前記第1のセンサの状態を診断するための第2のセンサとの各々による計測値の類似度を周波数毎に求める類似度算出手段と、
     前記類似度に基づいて前記第1のセンサの状態を診断する診断手段と、
     を備える診断装置。
  2.  前記診断手段は、前記類似度が所定の条件を満たすか否かに基づいて前記第1のセンサの状態を診断する、請求項1に記載の診断装置。
  3.  前記診断手段は、前記類似度が前記第1のセンサが計測する全ての周波数帯域で所定の閾値を上回る場合に、前記第1のセンサが正常であると診断する、請求項1又は請求項2に記載の診断装置。
  4.  前記診断手段は、前記第1のセンサが前記監視対象の状態を監視する際の計測対象とする周波数帯域における前記類似度が所定の条件を満たすか否かに基づいて、前記第1のセンサの状態を診断する、請求項1又は請求項2に記載の診断装置。
  5.  前記診断手段は、前記第1のセンサが前記監視対象の状態を監視する際の前記計測対象とする前記周波数帯域における前記類似度が前記所定の条件を満たし、かつ、他の周波数帯域における前記類似度が前記所定の条件を満たさない場合に、前記第1のセンサに異常が生じる可能性があると診断する、請求項4に記載の診断装置。
  6.  前記第1のセンサ及び前記第2のセンサの各々の計測値に対する相互相関関数に基づいて、前記第1のセンサ及び前記第2のセンサの各々の計測値の時間差を調整する時間差調整手段をさらに備え、
     前記類似度算出手段は、前記時間差が調整された前記計測値の類似度を周波数毎に求める、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の診断装置。
  7.  前記時間差調整手段は、前記相互相関関数の大きさが最大となる時間差に基づいて、前記時間差を調整する、請求項6に記載の診断装置。
  8.  前記第1のセンサ及び前記第2のセンサの各々は、振動の加速度を計測する、請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の診断装置。
  9.  振動を計測し監視対象の状態を監視するための第1のセンサと、前記振動を計測し前記第1のセンサの状態を診断するための第2のセンサとの各々による計測値の類似度を周波数毎に求め、
     前記類似度に基づいて前記第1のセンサの状態を診断する
     診断方法。
  10.  振動を計測し監視対象の状態を監視するための第1のセンサと、前記振動を計測し前記第1のセンサの状態を診断するための第2のセンサとの各々による計測値の類似度を周波数毎に求める処理と、
     前記類似度に基づいて前記第1のセンサの状態を診断する処理と、
    をコンピュータに実行させるコンピュータプログラムを記憶するプログラム記憶媒体。
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