WO2019031558A1 - 固形物供給装置および当該固形物供給装置を備えた食品の製造装置 - Google Patents

固形物供給装置および当該固形物供給装置を備えた食品の製造装置 Download PDF

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Abstract

固形物を収容する複数の収容孔(66)を周縁部(65A)の円周(CF)上に等間隔に備えた回転盤(65)と、隣接する収容孔(66)の間隔毎に回転盤(65)を回転する駆動機構と、収容孔(66)に収容された固形物を回転盤(65)の下方へ供給する供給位置(E)を備えた固形物供給装置であって、回転盤(65)の中央に上方に突出する中央突起部(67)と、回転盤(65)の外側に周縁部(65A)より上方に延在する外壁(63B)と、外壁(63B)の内側を固形物を貯留する貯留部(83)と供給位置(E)を含む供給部(85)に区画するガイド部材(81A-81E)を備える。

Description

固形物供給装置および当該固形物供給装置を備えた食品の製造装置
 本発明は、ゆで玉子、ミニトマト等の野菜、栗等の果物、ナッツ等の固形物を饅頭などの菓子やハンバーグ等の調理食品の製造装置に供給する固形物供給装置およびその装置を備えた食品の製造装置に関する。さらに詳しくは、固形物を1個ずつ、あるいは、所定量ずつ食品の製造装置に供給することができる固形物供給装置に関する。
 固形物を内包する包被食品としてスコッチエッグなどがある。スコッチエッグは、ミンチ肉を主材料とする外皮材でゆで玉子を包んだ調理食品である。このような固形物入り包被食品を製造する装置として、固形物供給装置を備えた包被食品の製造装置がある。この製造装置は、包あん機と称されるものがある。
 特許文献1に記載の包あん機は、外筒、内筒及び中心筒を同心円状に構成した重合ノズルを備えている。重合ノズルの上部には、固形物供給装置が備えられている。また、重合ノズルの下方には、包被切断装置が備えられている。さらに、包被切断装置の下方には、搬送装置としてのベルトコンベヤが備えられている。
 この固形物供給装置は、1個の固形物を収容する収容孔が所定の間隔で形成された回転盤を回転自在に備えている。この固形物供給装置から1個の固形物が重合ノズルの中心筒に間欠的に供給される。そして、固形物と、固形物を被う内材と、内材を被う外皮材からなる三層構造の棒状食品が重合ノズルから吐出される。さらに、包被切断装置により棒状食品から1個の固形物を内包する包被食品が切断される。
 特許文献2に記載の包被食品の製造装置は、上下に配置され互いに反対方向に回転する一対の歯車体(上部歯車体、下部歯車体)と、両歯車体の対向する歯みぞに帯状の包被材(外皮材)を供給する包被材供給装置と、下歯車体の一歯ごとの回転ピッチに連動し下歯車の歯みぞに栗などの固形物を1個ずつ供給する固形物供給装置とを備えている。この製造装置は、両歯車体の回転応じて互いに接近する一対の歯先により固形物を被った帯状の包被材を切断し、固形物を内包する包被食品を製造する。
 この固形物供給装置は、中央の上面から上方に突出する円錐部を一体に形成する回転盤と、この回転盤を囲み回転盤の上面より上方へ延在する外壁と、回転盤の上方に円錐部を囲むように配置される固形物の供給筒と、一端が供給筒の側面の開口から連設され回転盤の回転方向に沿って湾曲し他端が外壁に対向する第1の案内板と、第1の案内板に対向し一端が円錐の斜面に対向し供給筒の開口を介して他端が外壁に対向する湾曲した第2の案内板と、回転盤の周縁部の上方に外壁と所要の間隔を開けて回転盤の回転方向に沿って配置される3つのローラと、3つのローラで調整された固形物を検知する光電スイッチと、光電スイッチの検知信号に基づき回転盤を間欠的に駆動する駆動モータと、光電スイッチの検知信号に基づき固形物を製造装置に掻き寄せて供給する掻寄シリンダ装置とを備えている。
 特許文献3に記載の包被食品の製造装置は、食品材料を有底立筒形に成形する押出モールド手段と、押出モールド手段に固形物を供給する固形物供給手段(固形物供給装置と同義)と、固形物を有底立筒形の食品材料の底部に押し付ける突押手段と、固形物を被覆した食品材料を絞り切る開閉ゲートを備える。
 この固形物供給手段は、固形物を収容する固形物ホッパと、固形物を1個または複数個ずつ収容する無底仕切枠(収容孔と同義)を水平放射状に等間隔に配置し間欠的に回転する計量ターンテーブル(回転盤と同義)を固形物ホッパの底部に備えている。この計量ターンテーブルは、その中央の上面から上方に突出する円錐部を一体に備えている。この円錐部は、固形物ホッパに収容された固形物を計量ターンテーブルの中央から周縁部に向かって外周方向へ移動させる。
 特許文献4に記載の食品の製造装置は、所定量の食材が配置されたシート状の外皮材の周縁部をシャッタ機構により寄せ集めて封着し、餡ぱん状の包被食品を製造する包み込み装置であり、粒状又は細断状の食材を外皮材に供給する食材供給装置(固形物供給装置と同義)を備えている。また、特許文献4には、この食材供給装置を用いてピザ生地の上面に細断状のチーズをトッピングする別の製造装置も開示されている。
 この食材供給装置は、食材の貯留部と、食材を所定量ずつ収容する区画領域が形成された搬送コンベヤと、搬送コンベヤの上方に近接して配置されたスクリュー部材とを備えている。この食材供給装置は、スクリュー部材で食材を搬送コンベヤの搬送方向とは逆方向に移動させることで搬送コンベヤの区画領域に食材を充填する。
 特許文献1に記載の固形物供給装置では、固形物を1個ずつ回転盤の収容孔へ人手により投入して使用するものであり、作業効率が悪かった。特許文献2の固形物供給装置では、供給筒に一度に複数の固形物を投入することができる。しかし、この固形物供給装置は、固形物が回転盤の回転に応じて円周方向に沿って進行するよう備えられているが、固形物の前後の間隔が必要以上に接近し掻寄シリンダ装置により複数の固形物が製造装置に供給される場合がある。特許文献3の固形物供給装置では、固形物ホッパに一度に複数の固形物を投入することができる。しかし、この固形物供給装置では、複数の固形物が互いに押し合い無底仕切枠の上方でブリッジ状態となって無底仕切枠に投入されない場合や、固形物ホッパ内の固形物が残り少なくなり無底仕切枠に順次に供給できない場合があり、所要の個数ずつ製造装置に供給することが出来なかった。特許文献4に記載の固形物供給装置では、ゆで玉子等を1個ずつ供給することができない。したがって、食品の製造装置に所定数の固形物や所定量の固形物を安定して供給することのできる固形物供給装置が望まれていた。
日本国特開2003-88351号公報 日本国実開昭56-104381号公報 日本国特開昭63-209574号公報 日本国特許第4294725号公報
 1個または複数個の所定数の固形物や、所定量の固形物を食品の製造装置に供給する装置において、多量の固形物を一度に固形物供給装置に投入でき作業効率を向上させるとともに、所定数あるいは所定量の固形物を食品の製造装置に安定して供給することのできる固形物供給装置およびその装置を備えた食品の製造装置を提供することを目的とする。
 本発明は前述のごとき問題に鑑みてなされたもので、固形物を収容する複数の収容孔を周縁部の円周上に等間隔に備えた回転盤と、隣接する前記収容孔の間隔毎に前記回転盤を回転する駆動装置と、前記収容孔に収容された前記固形物を前記回転盤の下方へ供給する供給位置を備えた固形物供給装置であって、前記回転盤の中央に上方に突出する中央突起部と、前記回転盤の外側に前記周縁部より上方に延在する外壁と、前記外壁の内側を前記固形物を貯留する貯留部と前記供給位置を含む供給部に区画するガイド部材を備える固形物供給装置である。
 また、固形物を収容する複数の収容孔を周縁部の円周上に等間隔に備えた回転盤と、隣接する前記収容孔の間隔毎に前記回転盤を回転する駆動装置と、前記収容孔に収容された前記固形物を前記回転盤の下方へ供給する供給位置を備えた固形物供給装置であって、前記回転盤の中央に上方に突出する中央突起部と、前記回転盤の外周部に前記周縁部より上方に延在する外壁と、前記外壁の内側を前記固形物を貯留する貯留部と前記供給位置を含む供給部に区画するガイド部材を備える固形物供給装置である。
 例えば、前記ガイド部材は、湾曲形状の第1ガイド部と前記第1ガイド部に対し屈曲する第2ガイド部を備える。
 例えば、前記中央突起部は、前記回転盤の中心に向かって傾斜する側面を備える。
 例えば、前記中央突起部は、錐形状、錐台形状、球冠形状あるいは球帯形状の何れかである。
 例えば、前記収容孔は、前記回転盤の上面から下方に向かって形成されたラッパ口形状の導入部を備える。
 例えば、前記第1ガイド部は、一端が前記外壁に近接し、他端が前記中央突起部に近接し、前記回転盤の中心と前記一端との間の距離L1が前記回転盤の中心と前記他端との間の距離L2より長くなるよう配置される。
 例えば、前記第1ガイド部の前記他端部と前記中央突起部の間隔は、前記固形物の径より短い。
 例えば、前記第1ガイド部は、前記回転盤の外方向に向かって傾斜する。
 本発明は前記固形物供給装置を備えた食品の製造装置をも含む。
 本発明によれば、固形物供給装置において回転盤の中央に中央突起部と、回転盤の収容孔の外側に外壁と、当該外壁の内側にガイド部材を備えることにより、外壁の内側を貯留部と供給部に区画し、貯留部内の固形物を回転盤の収容孔に確実に収容することができ、さらに、所定の固形物のみを供給部に移動させることができるため、固形物供給装置の供給位置から所定の固形物を確実に供給することができる。
 また、多量の固形物を貯留部に一度に投入することができるため作業効率を向上させることができる。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る固形物供給装置3を備えた包被食品の製造装置1を概略的に示した正面図であり、一部を断面にて示している。 図2は、本発明の第1の実施の形態に係る固形物供給装置3を備えた包被食品の製造装置1を概略的に示した側面図であり、一部を断面にて示している。 図3は、本発明の第1の実施の形態に係る固形物供給装置3を概略的に示した上面図(平面図)である。 図4は、本発明の第1の実施の形態に係る固形物供給装置3の主要部を概略的に示した図であり、(a)、(b)、(c)の各図は、図3におけるU-U矢視、V-V矢視、W-W矢視による断面図である。 図5は、本発明の第2の実施の形態に係る固形物供給装置103を備えた包被食品の製造装置101を概略的に示した正面図であり、一部を断面にて示している。 図6は、本発明の第2の実施の形態に係る固形物供給装置103を概略的に示した上面図(平面図)である。 図7は、本発明の第2の実施の形態に係る固形物供給装置103を備えた包被食品の製造装置101による包被食品の製造工程を断面図を用いて概略的に示した説明図であり、(a)、(b)、(c)の各図は、順に製造工程を示す断面図である。 図8は、本発明の第2の実施の形態に係る固形物供給装置103の主要部を概略的に示した図であり、(a)、(b)、(c)の各図は、図6におけるX-X矢視、Y-Y矢視、Z-Z矢視による断面図である。
 本発明の第1の実施の形態に係る固形物供給装置3を備えた包被食品の製造装置1について図1乃至図4を用いて説明する。包被食品の製造装置1は、いわゆる包あん機であり、架台2の上部に内包材供給装置5と外皮材供給装置9を備え、架台2の正面(図1における手前側)に重合ノズル13、包被切断装置15および搬送装置17を備えている。また、製造装置1は、各部の駆動を制御する制御装置19を備えている。
 内包材供給装置5は、食品材料としての内包材Fを重合ノズル13に供給するものであり、ホッパ6の底部にスクリュー(図示省略)を回転自在に配置し、スクリュー先端側にベーンポンプ7を備えている。また、外皮材供給装置9は、食品材料としての外皮材Dを重合ノズル13に供給するものであり、ホッパ10の底部にスクリュー(図示省略)を回転自在に配置し、スクリュー先端側にベーンポンプ11を備えている。
 重合ノズル13は、内包材供給装置5と外皮材供給装置9との間に備えられている。重合ノズル13は、内包材供給装置5に連通する接続口22A及び外皮材供給装置9に連通する接続口22Bを各々側部に備えた外筒22と、外筒22の内側に同心状に内筒25が備えられている。内筒25は、中空であり、その下端部に内包材用ノズル27が螺合されている。内筒25の内側には、固形物Sの通路Qを形成する中心筒23が同心状に備えられている。内包材Fは内筒25と中心筒との間を通過する。
 外筒22は、外皮材用ノズル33をハウジング35の下方より嵌合しナット部材37にて固定する。外皮材用ノズル33は、内包材用ノズル27を囲繞するよう配置される。したがって、外筒22と内筒25の間に外皮材Dが通過する環状空間Rが形成される。
 上部ケーシング21と下部ケーシング31の間には、撹拌回転部材39が図示されない駆動装置に連動連結され、回転可能に備えられている。撹拌回転部材39は、その内周面に撹拌部材39Aを備え環状空間Rを通過する外皮材Dを撹拌する。重合ノズル13は、固形物供給装置3から製造装置1に供給される固形物Sの外側を内包材Fにて被い、さらに、内包材Fの外側に外皮材Dを重合した三重構造の棒状生地DLを吐出する。
 包被切断装置15は、複数のシャッタ片16からなるシャッタ装置であり、重合ノズル13の下方で昇降可能に備えられている。包被切断装置15は、棒状生地DLから固形物Sを内包した包被食品Pを包被切断する。
 搬送装置17は、ベルトコンベヤであり、包被切断装置15の下方に備えられている。この搬送装置17は、無端状の平ベルトを備えている。この平ベルトは、包被食品Pを搬送するコンベヤベルト17Aであり駆動プーリ17Bなどに捲回され、間欠的に運行される。
 固形物供給装置3は、重合ノズル13の上部に着脱自在に載置されている。固形物供給装置3は、ベース部59を備えている。固形物供給装置3は、ベース部59の基端部59A(図2における右側)が止めねじ61にて製造装置1に着脱可能に固定されている。ベース部59のベースプレート60には重合ノズル13の中心筒23と同心の開口60Aが設けられている。また、ベースプレート60の上面には、たらい状のホッパ63がねじにより着脱可能に固定されている。ホッパ63の底面には、重合ノズル13の上方位置に開口60Aと同心の開口63Aが備えられている。さらに、回転盤65がホッパ63の内側に備えられている。ホッパ63の外壁63Bは、回転盤65の周縁部65Aの上面より上方まで延在するよう形成されている。
 ベースプレート60の下面には、回転盤65を間欠的に回転駆動する駆動装置68が備えられている。この駆動装置68は、公知の機構でよく、サーボモータなどの電動モータやラチェット機構などでよい。そして、回転盤65は、駆動装置68の回転軸69に着脱可能に固定されている。
 回転盤65は、円周CF上に24個の収容孔66を等間隔に備えている。本実施例では、収容孔66が形成される管状の装着部材64を回転盤65の装着孔65Bに着脱交換可能に取り付けている。収容孔66は,回転盤65の上面から下方に向かって曲面状に形成されたラッパ口形状の導入部66Aと、導入部66Aの下端に連続し回転盤65の下面に向かって円筒状に形成された円筒部66Bとを備えている。なお、ここでは、回転盤65の上面に位置する導入部66Aの円周を収容孔66の最大外周縁66Cと称す。また、各収容孔66の最大外周縁66Cに外接する円周を収容孔66の外接円CC、内接する円周を収容孔66の内接円ICと称す。
 回転盤65の中央部の上面で収容孔66の内接円ICの内側には、円錐形状の中央突起部67が回転盤65に着脱交換可能に一体的に備えられている。中央突起部67は、下方から上方に行くにしたがい回転盤65の中心に向かって傾斜する側面67Aと底面67Bを備えている。ここでは、底面67Bの外周を中央突起部67の最大外周縁67Cと称す。また、回転盤65と中央突起部67を別個の部材として説明したが一体に形成してもよい。回転盤65において、中央突起部67より外側の部分を回転盤65の周縁部65Aと称す。また、固形物供給装置3において、重合ノズル13の中心筒23の上方に位置する収容孔66の位置を固形物Sの供給位置Eと称す。このように構成された回転盤65を回転軸69の回転により15度ずつ間欠的に一方向(矢印Tの方向、図3においては左回転方向)に回転することにより、供給位置Eに移動した収容孔66に収容された固形物Sが重合ノズル13内に間欠的に供給される。
 また、固形物供給装置3は、回転盤65及び重合ノズル13の上方に押込装置71を備えている。押込装置71は、重合ノズル13内に供給された固形物Sを重合ノズル13の下方位置まで押し込むための装置である。押込装置71は、スタンド73を備えている。スタンド73は、ホッパ63と前記止めねじ61の間においてその長手方向を鉛直方向に沿ってベース部59に取り付けられている。さらに、直動するアクチュエータとしてのロッドレスシリンダ75は、スタンド73の一側面に固定されている。ロッドレスシリンダ75のスライダ75Aには、ホルダー75Bを介してロッド77が備えられている。ロッド77は、その長手方向が鉛直方向に沿うよう配置されている。ロッド77の下端部には、ピストン78が螺合されている。ピストン78は、回転を停止した回転盤65の収容孔66を挿通し、重合ノズル13の中心筒23の内部を昇降する。
 また、ロッド77及びピストン78は、中空状に形成されており、ロッド77の上端部は、図示されない吸引装置に連通されている。
 固形物供給装置3は、ガイド部材81を備えている(図3参照)。ガイド部材81は、ホッパ63の外壁63Bの内側で回転盤65と接しない程度の僅かな隙間を開けて回転盤65の周縁部65Aの上方に配置され、ホッパ63に取り付けられている。ガイド部材81は、板状の部材であり、平面視において湾曲する第1ガイド部81Aと第1ガイド部81Aに対し屈曲した直線状の第2ガイド部81Dを備えている。
 第1ガイド部81Aは、その一端(始端)81Bが回転盤65の外周に位置し、その他端81Cが中央突起部67の底面67Bにおける最大外周縁67Cと収容孔66の内接円ICの間に位置している。なお、第1ガイド部81Aの一端81Bをガイド部材81の始端、他端81Cをガイド部材81の中央縁と称す。
 回転盤65の回転中心Cと一端81Bとの距離L1は、回転盤65の回転中心Cと他端81Cとの距離L2より長くなっている。第1ガイド部81Aは、一端81Bから他端81Cに向かって回転盤65の回転中心Cとの距離が徐々に短くなるように湾曲している。
 第1ガイド部81Aの他端81Cと中央突起部67の最大外周縁67Cの距離は、固形物Sの径より短く、また、他端81Cと収容孔66の内接円ICの距離は固形物Sの半径より短いほうが好ましい。
 第2ガイド部81Dは、その一端が第1ガイド部81Aの他端81Cに位置し、その他端(終端)81Eが回転盤65の外周に位置する。第2ガイド部81Dの他端81Eをガイド部材81の終端と称す。第2ガイド部81Dは、回転を停止した回転盤65の互いに隣接する収容孔66の間に位置することが好ましい。本実施例では、第2ガイド部81Dは、回転盤65の半径方向に対し他端81E側が回転方向Tの下流側に傾くようにしたが、これに限るものではない。
 ガイド部材81は、第1ガイド部81Aの一端81B(ガイド部材81の始端)を外壁63Bの内周に近接し、第1ガイド部81Aの他端81C(ガイド部材81の中央縁)を中央突起部の最大外周縁67Cに近接し、さらに第2ガイド部の他端81E(ガイド部材81の終端)を外壁63Bの内周に近接して配置され、回転盤65とホッパ63の外壁63Bで形成される空間を貯留部83と供給部85に区画する。貯留部83には、多数の固形物Sが一度に投入され一時的に貯留される。供給部85には、供給位置Eが含まれる。
 次に、本発明の第1の実施の形態に基づく固形物供給装置3を備えた包被食品の製造装置1の製造工程について説明する。ここでの包被食品Pは、外皮材Dに調理されたミンチ肉、内包材Fにチーズクリーム、固形物Sにうずらのゆで玉子を用いた三重構造の食品である。
 固形物供給装置3に備えられたホッパ63の貯留部83に多数の固形物Sを投入する。投入された固形物Sは、回転盤65の中央突起部67の側面67Aの傾斜で外方向に向かって転動し貯留部83内の各収容孔66に1個ずつ収容される。その他の固形物Sは、ホッパ63の外壁63Bに保持され回転盤65の上面に重なるように堆積する。製造装置1を起動すると、制御装置19により固形物供給装置3は連動する。
 固形物供給装置3の回転盤65は、矢印Tの方向に15度回転し一時的に停止する。貯留部83においてガイド部材81の一端81Bに最も近い収容孔66は、第1ガイド部81Aの下方を通過して供給部85側へ移動する。また、供給部85においてガイド部材81の他端81Eに最も近い収容孔66は、第2ガイド部81Dの下方を通過して貯留部83に移動する。
 ガイド部材81の第1ガイド部81A付近で回転盤65の上面に堆積する固形物Sは、回転盤65が回転する際、第1ガイド部81Aにせき止められ供給部85へ移動することがなく、収容孔66に収容された1個の固形物Sのみが供給部85に移動する。このとき、収容孔66の導入部66Aが曲面に形成されていることにより収容孔66に収容された固形物Sの上に重なった別の固形物Sは、供給部85側へ移動する収容孔66と第1ガイド部81Aの間に挟まることなく、収容孔66の導入部66Aから離脱できる。
 また、第1ガイド部81A付近で堆積する固形物Sは、回転盤65の回転に伴い第1ガイド部81Aに案内されて一端81B側から他端81C側へ移動する。貯留部83に多量の固形物Sが貯留されている間は、第1ガイド部81Aと中央突起部67との間に堆積する固形物Sは上下に幾重にも重なり隆起した状態となる。第1ガイド部81Aの他端81C付近で第1ガイド部81Aと中央突起部67との間で支持される複数個の固形物Sは、回転盤65の回転に伴って矢印Tの方向へ移動し第1ガイド部81Aの支持から解放され、また、中央突起部67の傾斜する側面67Aから転落して回転盤65の外方向へ転動し、複数個の内の1個の固形物Sが新たに貯留部83に移動してきた収容孔66に落下し収容される。
 さらに、図4を用いてガイド部材81と中央突起部67による固形物Sへの作用について説明する。回転盤65の周縁部65Aの上面に載った固形物Sは、回転盤65の回転により第1ガイド部81Aに押し付けられ、回転盤65の複数回の回転により第1ガイド部81Aの曲面に沿って他端81C側へ徐々に移動する。このとき、固形物Sは中央突起部67に徐々に近づく(図4(a)参照)。固形物Sは、やがて中央突起部67の側面67Aに接し、さらに、中央突起部67側へ押され傾斜する側面67Aへ乗り上がる。固形物Sは第1ガイド部81Aと中央突起部67の間に支持された状態となる(図4(b)参照)。
 さらに、回転盤65が回転すると、固形物Sは第1ガイド部81Aの他端81Cを通過し、第1ガイド部81Aの支持から開放され、傾斜する側面67Aから回転盤65の外周方向へ転落する(図4(c)参照)。回転盤65の回転にともない供給部85から貯留部83に空の収容孔66が移動する。固形物Sは、供給部85から新たに移動した収容孔66へ向かって移動する。この収容孔66の上方の周囲には、第2ガイド部81Dとホッパ63の外壁63Bが立設されており固形物Sを収容孔66へ案内する。さらに、収容孔66の上部にはラッパ口形状の導入部66Aが形成されており固形物Sが収容孔66へ容易に落下するよう案内している。
 回転盤65の間欠的な回転により複数の固形物Sが他端81Cから開放される場合には、貯留部83に新たに移動した収容孔66に1個の固形物Sが収容され、その他の固形物Sは回転盤65の周縁部65A上に貯留される。第1ガイド部81Aは、再びその他の固形物Sを一端81B側から他端81C側へ案内し、中央突起部67の側面67Aとの間で一時的に支持した後に開放する。この支持と開放を繰り返すことにより、回転盤65の上面に固形物Sが残留することなく固形物Sは貯留部83内の収容孔66に確実に収容される。また、1個の固形物Sを収容した収容孔66が供給部85側へ移動することができる。
 供給部85では、回転盤65の間欠的な回転により、1個の固形物Sを収容した収容孔66が供給位置Eで停止する。固形物Sは、ホッパ63の底部の支持がなくなり開口63Aと開口60Aを介して重合ノズル13の中心筒23の内部(通路Q内)を落下する。また、押込装置71のピストン78が通路Qを下降し、重合ノズル13から押し出された袋状の棒状生地DLの底部に固形物Sを押し付け、固形物Sの下方部分を内包材Fに密着させる。
 下降位置まで下降したピストン78は、再び上昇する。ピストン78が上昇する前後、あるいは、上昇する際に、吸引装置を作動させ、中空状のピストン78の先端から袋状の内包材F内の空気を吸引する。この吸引動作と連動して包被切断装置15が動作し、固形物Sが内在した三重構造の棒状生地DLから固形物Sを内包した包被食品Pが製造される。なお、包あん機1は、外皮材Dを用いることなく内包材Fのみで固形物Sを被覆する二重構造の包被食品を製造することもできる。
 本発明の第2の実施の形態に係る固形物供給装置103を備えた包被食品の製造装置101について図5乃至図8を用いて説明する。なお、第1の実施の形態に係る製造装置1と同様な構成には同じ符号を付し詳細な説明は省略する。包被食品の製造装置101は、シート状の外皮材DDで所定量の固形物Sを包むものであり、包み込み装置と称す。包み込み装置101は、架台102の上部に固形物供給装置103を昇降可能に備え、架台102の正面(図5における手前側)に摺動コンベヤ112、封着装置115及び搬送装置117を備えている。また、包み込み装置101は、各部の駆動を制御する制御装置19を備えている。
 固形物供給装置103は、ベースプレート160の下面に4本の昇降シャフト161を取り付け、包み込み装置101に対し昇降可能に備えられている。ベースプレート160は、供給位置Eに位置する開口の下面に中空の管部材123を備えている。管部材123はベースプレート160の昇降動作にともなって封着装置115に接近離反する。
 固形物供給装置103の回転盤165は、収容孔66の外接円CCの外側の外周部に外壁165Cを一体に備えている。外壁165Cは、回転盤165の周縁部165Aの上面から上方に延在して立設されている。中央突起部167は、円錐台形状であり中心Cに向かって傾斜する側面167Aを備える。中央突起部167の底面167Bの外周を最大外周縁167Cと称す。
 ガイド部材181は、回転盤165の外壁165Cに形成される空間を貯留部83と供給部85に区画する。ガイド部材181は、板状の部材であり、平面視において湾曲する第1ガイド部181Aと第1ガイド部181Aに対し屈曲した直線状の第2ガイド部181Dを備えている。
 第1ガイド部181Aおよび第2ガイド部181Dは、それぞれの底面から上面に向かって外方向に傾斜している。ガイド部材181の一端(始端)181Bと他端(終端)181Eは、供給位置Eを挟むようにその両側に位置し、それぞれが回転盤165の外壁165Cの内周面に近接して備えられている。第1ガイド部181Aと第2ガイド部181Dが交差する他端181Cは、中央突起部167の最大外周縁167Cと収容孔66の内接円ICの間に位置している。回転盤165の回転中心Cと一端181Bとの距離L1は、回転盤165の回転中心Cと他端181Cとの距離L2より長くなっている。第1ガイド部181Aは、その一端181B(ガイド部材181の始端)からその他端181C(ガイド部材181の中央縁)に向かって回転盤165の回転中心Cとの距離が徐々に短くなるように湾曲している。
 固形物供給装置103は、供給位置Eに位置する収容孔66の上方に押込装置171を備えている。押込装置171は、シート状の外皮材DDに供給された所定量の固形物Sを押込み、外皮材DDの中央部を椀状に形成するための装置である。押込装置171は、鉛直方向に昇降するロッド177の下端部にピストン178を備えている。ピストン178は、回転を停止した回転盤165の収容孔66を挿通し、管部材123の内部の通路Qを昇降する。
 包み込み装置101の摺動コンベヤ112は、シート状の外皮材DDを封着装置115に供給するベルトコンベヤであり、その下流端部を搬送方向に沿って往復動可能に備えている。
 封着装置115は、載置部材41、シャッタ装置43、生地押さえ部材45及び支持コンベヤ47を備えている。載置部材41は、その中央に円形の孔41Aを備えている。シャッタ装置43は、載置部材41の上方に複数のシャッタ片44を備え、複数のシャッタ片44に囲まれたシャッタ開口44Aを開閉可能に備えている。生地押さえ部材45は、環状の部材であり、シャッタ装置43の上方で管部材123の外側を囲むように配置され、管部材123とは別個に昇降可能に備えられている。
 支持コンベヤ47は、シャッタ装置43の下方に配置され、昇降可能に備えられている。支持コンベヤ47は、椀状に成形される外皮材DDの底部を支持し、さらに、包被食品Pを支持して搬送装置117に搬送する。搬送装置117は、支持コンベヤ47から搬送される包被食品Pを下流側に搬送するベルトコンベヤである。
 次に、本発明の第2の実施の形態に基づく固形物供給装置103を備えた包被食品の製造装置(包み込み装置)101の製造工程について図7を用いて説明する。ここでの包被食品Pは、外皮材DDに小麦粉を主原料とする混練生地、固形物Sに煮豆を用い、所定量の固形物Sを内包する二重構造の食品である。
 固形物供給装置103に備えられた回転盤165の貯留部83に多数の固形物Sを投入する。投入された固形物Sは、各収容孔66に収容され、さらに、回転盤165の上面に重なるように堆積する。製造装置101を起動すると、制御装置19により固形物供給装置103は連動する。
 外皮材DDは、摺動コンベヤ112でシャッタ装置43の上方に搬送され、摺動コンベヤ112の先端部が上流側(図7において右側)に移動することにより開状態のシャッタ装置43のシャッタ開口44A内を落下し載置部材41の上面に載置される(図7(a)参照)。
 固形物供給装置103が下降し、管部材123の下端が外皮材DDに接近する。また、生地押さえ部材45が下降し載置部材41との間で外皮材DDの周縁部を押さえる。固形物供給装置103の回転盤165が15度回転し、所定量の固形物Sを収容した収容孔66が供給位置Eに停止する。収容孔66の容積に応じた所定量の固形物Sは、管部材123の内部を落下し外皮材DDの中央部に供給される。押込装置171のピストン178が管部材123の内部を下降し固形物Sを下方に押込む。周縁部を押えられた外皮材DDは、孔41Aから下方に椀状に成形され、外皮材DDの底部は、上昇位置で待機する支持コンベヤ47に支持される(図7(b)参照)。
 生地押さえ部材45及び管部材123が上昇する。シャッタ片44が閉動作し外皮材DDの周縁部を内包材である固形物Sの上方の中央に集め封着し二重構造の包被食品Pを製造する(図7(c)参照)。包被食品Pは、支持コンベヤ47及び搬送装置117により下流側へ搬送される。
 さらに、図8を用いて、ガイド部材181と中央突起部167による固形物Sへの作用について説明する。回転盤165の周縁部165Aの上面に載った固形物Sは、回転盤165の回転により第1ガイド部181Aに押し付けられ、回転盤165の複数回の回転により第1ガイド部181Aの曲面に沿って他端181C側へ徐々に移動する。このとき、固形物Sは中央突起部167に徐々に近づく。固形物Sは、中心C側に傾斜する側面167Aと外方向に傾斜する第1ガイド部181Aに挟まれ、さらに、対向する側面167Aと第1ガイド部181Aとの間隔が狭くなることで上下に重なり隆起する。
 さらに、回転盤165が回転すると、複数の固形物Sは第1ガイド部181Aの他端181Cを通過し、第1ガイド部181Aの支持から開放され、傾斜する側面167Aから回転盤165の外周方向へ転落する。固形物Sは、供給部85から貯留部83に移動する空の収容孔66へ向かって転動する。また、一部の固形物Sは、傾斜する第2ガイド部181D上を転落し、また、収容孔66の外側に立設された外壁165Cに跳ね返され、ラッパ口形状の導入部66Aから収容孔66へ案内される。収容孔66は、複数の固形物Sで満たされる。
 第2の実施例では、中央突起部167の側面167Aを中央突起部67の側面67Aより急な傾斜とし、さらに、第1ガイド部181Aを外方向に傾斜して備え、対向する斜辺が略V字形状となるようにし、他端181Cと中央突起部167の最大外周縁167Cとの間の距離を固形物Sの径より小さく設けるよう例示した。対向する側面167Aと第1ガイド部181Aの間に挟まれた固形物Sは、回転盤165の回転に伴って徐々に積み重なり、固形物Sが回転盤165の周縁部165Aから離れて第1ガイド部181Aと中央突起部167に支持され、第1ガイド部181Aから解放されることで一気に崩落する。このことにより、固形物Sが外側へ勢いよく移動し収容孔66内へ収容される確実性を向上させている。
 収容孔66の上方に堆積する固形物Sは、収容孔66が貯留部83から供給部85へ移動する際に、ガイド部材181の第1ガイド部181Aの底面で摺り切られる。収容孔66には、所定量の固形物Sが計量される。また、収容孔66の導入部66Aが曲面に形成されていることにより収容孔66から溢れた固形物Sは、供給部85側へ移動する収容孔66と第1ガイド部181Aの間に挟まることなく、固形物Sが損傷することを抑制できる。
 供給部85に移動することなく第1ガイド部181Aで摺り切られたその他の固形物Sは、再び第1ガイド部181Aに案内され、中央突起部167との間で一時的に支持され、第1ガイド部181Aの他端181Cを通過したときにその間から開放され回転盤165の外方向へ移動する。この支持と開放を繰り返すことにより、回転盤165の上面(周縁部165A)の固形物Sが収容孔66に案内され収容孔66に確実に収容される。また、所定量の固形物Sを収容した収容孔66が供給部85側へ移動することができる。
 本発明の実施の形態に基づく固形物供給装置及びその装置を備えた食品の製造装置の説明は概ね上記の通りであるが、これに限ることなく、特許請求の範囲において種々の変更が可能である。例えば、上記説明では、傾斜する側面67A、167Aを備えた中央突起部67、167に対し、鉛直に立設された第1ガイド部81Aまたは外方向に傾斜する第1ガイド部181Aを備えたが、中央突起部を円柱状に設け鉛直に立設された側面と外方向に傾斜する第1ガイド部181Aを組み合わせることも可能である。回転盤の回転にともない、鉛直状の側面と傾斜する第1ガイド部181Aの間で固形物Sを一時的に挟み、第1ガイド部181Aが固形物Sを下方から支持し、第1ガイド部181Aの他端181Cから固形物Sを開放することができる。
 また、中央突起部は円錐形状や円錐台形状に限ることなく、球冠形状や球帯形状、あるいは、多角錐形状や多角錐台形状であってもよく、その側面が回転盤の中心Cに傾斜する側面を備えるものであってもよい。多角形状にすることで側面に屈曲縁が設けられ固形物Sを回転方向Tに導く推進力を向上させることができる。
 また、収容孔は平面視において正円に限ることなく、例えば、本特許出願人が出願した特許第5473394号に記載されたような2つの収容孔を連続して形成しただるま型であってもよく、所要の形状に備えることができる。この場合であっても、収容孔には、回転盤の上面から下方に向かって曲面状、あるいは、途中に漏斗形状のような傾斜部を含むラッパ口形状の導入部を備えることが望ましい。
 また、固形物供給装置を備えた食品の製造装置として包被食品を製造する包あん機1と包み込み装置101を説明したが、これらの製造装置の各機構を組み合わせることで、例えば、包あん機1で1粒栗を餡などの食品材料で包んだ二重構造の包被食品を包被分割し、この包被食品を摺動コンベヤ112上の平板状の外皮材DDの上面に載置し、シャッタ装置43で外皮材DDを包み込み成形することで、三重構造の包被食品を製造することも可能である。
 また、製造装置は包被食品を製造するだけでなく、固形物供給装置で食品生地の上面や容器の中に固形物Sを供給する食品の製造装置であってもよい。
 本出願は、2017年8月8日出願の日本特許出願、特願2017-152880に基づくものであり、その内容はここに参照として取り込まれる。
1、101   製造装置(包あん機、包み込み装置)
2、102   架台
3、103   固形物供給装置
63      ホッパ
63B     外壁
65、165 回転盤
165C   外壁
66     収容孔
67、167 中央突起部
67A,167A 側面
69    回転軸
81、181 ガイド部材
81A、181A 第1ガイド部
81B、181B 一端
81C、181C 他端
81D、181D 第2ガイド部
81E、181E 他端
83     貯留部
85     供給部
C       (回転盤の)中心
DF     (回転盤の)円周
E      供給位置
P      (包被)食品

Claims (10)

  1.  固形物を収容する複数の収容孔を周縁部の円周上に等間隔に備えた回転盤と、
     隣接する前記収容孔の間隔毎に前記回転盤を回転する駆動装置と、
     前記収容孔に収容された前記固形物を前記回転盤の下方へ供給する供給位置を備えた固形物供給装置であって、
     前記回転盤の中央に上方に突出する中央突起部と、
     前記回転盤の外側に前記周縁部より上方に延在する外壁と、
     前記外壁の内側を前記固形物を貯留する貯留部と前記供給位置を含む供給部に区画するガイド部材と、
     を備える固形物供給装置。
  2.  固形物を収容する複数の収容孔を周縁部の円周上に等間隔に備えた回転盤と、
     隣接する前記収容孔の間隔毎に前記回転盤を回転する駆動装置と、
     前記収容孔に収容された前記固形物を前記回転盤の下方へ供給する供給位置を備えた固形物供給装置であって、
     前記回転盤の中央に上方に突出する中央突起部と、
     前記回転盤の外周部に前記周縁部より上方に延在する外壁と、
     前記外壁の内側を前記固形物を貯留する貯留部と前記供給位置を含む供給部に区画するガイド部材と、
     を備える固形物供給装置。
  3.  請求項1又は2に記載の固形物供給装置であって、
     前記ガイド部材は、湾曲形状の第1ガイド部と前記第1ガイド部に対し屈曲する第2ガイド部を備える固形物供給装置。
  4.  請求項1又は2に記載の固形物供給装置であって、
     前記中央突起部は、前記回転盤の中心に向かって傾斜する側面を備える固形物供給装置。
  5.  請求項1又は2に記載の固形物供給装置であって、
     前記中央突起部は、錐形状、錐台形状、球冠形状あるいは球帯形状の何れかである固形物供給装置。
  6.  請求項1又は2に記載の固形物供給装置であって、
     前記収容孔は、前記回転盤の上面から下方に向かって形成されたラッパ口形状の導入部を備える固形物供給装置。
  7.  請求項3に記載の固形物供給装置であって、
     前記第1ガイド部は、一端が前記外壁に近接し、他端が前記中央突起部に近接し、前記回転盤の中心と前記一端との間の距離L1が前記回転盤の中心と前記他端との間の距離L2より長くなるよう配置された固形物供給装置。
  8.  請求項7に記載の固形物供給装置であって、
     前記第1ガイド部の前記他端と前記中央突起部の間隔は、前記固形物の径より短い固形物供給装置。
  9.  請求項7に記載の固形物供給装置であって、
     前記第1ガイド部は、前記回転盤の外方向に向かって傾斜する固形物供給装置。
  10.  請求項1又は2に記載の固形物供給装置を備えた食品の製造装置。
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