WO2018066115A1 - 照明制御装置 - Google Patents
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Abstract
楽曲の再生に応じて照明機器の制御を行う照明制御装置は、照明機器の発光タイミングを検出する発光タイミング検出部(9)と、楽曲の音声出力タイミングを検出する音声出力タイミング検出部(13)と、発光タイミング検出部(9)により検出された発光タイミング、および音声出力タイミング検出部(13)により検出された音声出力タイミングのうち、少なくともいずれか一方のタイミングを、他方のタイミングに同期調整するタイミング調整部(14)と、を備えている。
Description
本発明は、楽曲の再生に応じて照明機器の制御を行う照明制御装置に関する。
コンサートやクラブシーンにおいて、音楽に対応した照明または楽曲に同期して照明を変化させることは、演出効果上重要である。
このため、従来、楽曲に対応した照明操作の自動化が提案されている。たとえば、特許文献1、特許文献2に記載の技術は、楽曲に対応した照明内容に関する照明制御データを予め作成しておき、楽曲の演奏時に楽曲と同期して、照明制御データに基づき、照明機器を制御することにより、楽曲に対応した所望の照明演出効果を実現している。
このため、従来、楽曲に対応した照明操作の自動化が提案されている。たとえば、特許文献1、特許文献2に記載の技術は、楽曲に対応した照明内容に関する照明制御データを予め作成しておき、楽曲の演奏時に楽曲と同期して、照明制御データに基づき、照明機器を制御することにより、楽曲に対応した所望の照明演出効果を実現している。
しかしながら、前記特許文献1、特許文献2に記載の技術において、楽曲の拍位置のタイミングで照明機器を発光させる制御信号を出力したとしても、制御信号を出力した後、実際に発光するまでに、遅延が生じることがあるため、拍位置と発光タイミングにズレが生じるという課題がある。
また、一律に発光タイミングの位置をずらしたとしても、照明機器の灯体ごとの発光タイミングにばらつきがあるため、全体を同期させることが難しいという課題がある。
また、一律に発光タイミングの位置をずらしたとしても、照明機器の灯体ごとの発光タイミングにばらつきがあるため、全体を同期させることが難しいという課題がある。
本発明の目的は、照明機器ごとに発光タイミングを調整することのできる照明制御装置を提供することにある。
本発明の照明制御装置は、
楽曲の再生に応じて照明機器の制御を行う照明制御装置であって、
前記照明機器の発光タイミングを検出する発光タイミング検出部と、
前記楽曲の音声出力タイミングを検出する音声出力タイミング検出部と、
前記発光タイミング検出部により検出された発光タイミング、および前記音声出力タイミング検出部により検出された音声出力タイミングのうち、少なくともいずれか一方のタイミングを、他方のタイミングに同期調整するタイミング調整部と、を備えていることを特徴とする。
楽曲の再生に応じて照明機器の制御を行う照明制御装置であって、
前記照明機器の発光タイミングを検出する発光タイミング検出部と、
前記楽曲の音声出力タイミングを検出する音声出力タイミング検出部と、
前記発光タイミング検出部により検出された発光タイミング、および前記音声出力タイミング検出部により検出された音声出力タイミングのうち、少なくともいずれか一方のタイミングを、他方のタイミングに同期調整するタイミング調整部と、を備えていることを特徴とする。
以下、本発明の実施の一形態を図面に基づいて説明する。
[第1実施形態]
[1]音響照明制御システム1の全体構成
図1には、本発明の第1実施形態に係る音響照明制御システム1が示されている。音響照明制御システム1は、DJパフォーマンスにおける音響機器制御操作と、音響機器制御とともに行われる照明機器制御を同時に行うシステムであり、DJコントローラ2、コンピュータ3、スピーカー4、および照明装置5を備える。
[第1実施形態]
[1]音響照明制御システム1の全体構成
図1には、本発明の第1実施形態に係る音響照明制御システム1が示されている。音響照明制御システム1は、DJパフォーマンスにおける音響機器制御操作と、音響機器制御とともに行われる照明機器制御を同時に行うシステムであり、DJコントローラ2、コンピュータ3、スピーカー4、および照明装置5を備える。
DJコントローラ2は、操作者が操作するDJ機器の本体部分であり、通信ケーブル6を介してコンピュータ3と接続されている。
DJコントローラ2は、左右のデッキD1、D2を備え、それぞれのデッキD1、D2には、ジョグダイヤル2A、ボリューム調整つまみ2B、パフォーマンスパッド2C等が設けられている。また、DJコントローラ2は、左右のデッキD1、D2の間にミキサーM1を備え、ミキサーM1は、左右のデッキD1、D2から出力される再生信号の出力を調整する。
操作者は、左右のデッキD1、D2を操作して、それぞれのデッキで再生される楽曲データの再生制御操作を行い、DJパフォーマンスを行う。
このようなDJコントローラ2は、アナログケーブル7を介してスピーカー4と接続され、操作者によるDJパフォーマンスに応じた音声をスピーカー4から出力される。
DJコントローラ2は、左右のデッキD1、D2を備え、それぞれのデッキD1、D2には、ジョグダイヤル2A、ボリューム調整つまみ2B、パフォーマンスパッド2C等が設けられている。また、DJコントローラ2は、左右のデッキD1、D2の間にミキサーM1を備え、ミキサーM1は、左右のデッキD1、D2から出力される再生信号の出力を調整する。
操作者は、左右のデッキD1、D2を操作して、それぞれのデッキで再生される楽曲データの再生制御操作を行い、DJパフォーマンスを行う。
このようなDJコントローラ2は、アナログケーブル7を介してスピーカー4と接続され、操作者によるDJパフォーマンスに応じた音声をスピーカー4から出力される。
コンピュータ3は、操作者がDJコントローラ2を操作して出力される音響機器制御操作信号に基づいて、DJコントローラ2に挿入された光ディスクに記憶された楽曲データや、コンピュータ3内に記憶されている楽曲データに、DJコントローラ2に入力された再生制御操作に応じた音響効果を施し、DJコントローラ2に出力し、アナログケーブル7を介して、スピーカー4から操作者の操作に応じた音声を出力する。
また、コンピュータ3には、通信ケーブル8を介して、照明装置5が接続されている。
また、コンピュータ3には、通信ケーブル8を介して、照明装置5が接続されている。
照明装置5は、ライブスペース内やイベントスペース内の照明を行うものであり、ライブ設備として多用される各種の照明機器5Aを備えている。
照明機器5Aは、舞台照明に多用される、例えばパーライト、ストロボライト、ムービングヘッドなどである。これらの照明機器5Aにおいては、それぞれ投光の断続、明るさのほか、機器によって照射方向、動作速度などのパラメータを指定することができる。
照明機器5Aは、舞台照明に多用される、例えばパーライト、ストロボライト、ムービングヘッドなどである。これらの照明機器5Aにおいては、それぞれ投光の断続、明るさのほか、機器によって照射方向、動作速度などのパラメータを指定することができる。
これらのパラメータを制御するために、照明装置5の照明機器5Aは、それぞれたとえば、DMX512規格に準拠するとともに、同規格に基づいて互いに接続され、同規格に準拠した照明制御信号を送信することで、各照明機器5Aに所期の照明を実行させることができる。
なお、DMX512規格は舞台照明分野で一般的な規格であるが、コンピュータ3および照明装置5の接続は、同規格によるものに限らず、他の規格に基づくものであってもよい。
なお、DMX512規格は舞台照明分野で一般的な規格であるが、コンピュータ3および照明装置5の接続は、同規格によるものに限らず、他の規格に基づくものであってもよい。
また、コンピュータ3には、発光タイミング検出部としてのCCDカメラ9が、USB等の通信ケーブル9Aを介して接続される。
CCDカメラ9は、照明装置5の点消灯の状態を時系列で撮像する。撮像された画像は、通信ケーブル9Aを介して、コンピュータ3に出力される。なお、発光タイミング検出部としては、CCDカメラ9に限られず、たとえば、CMOSセンサや、フォトダイオード等を採用してもよく、要するに、照明装置5の発光タイミングを検出することができるのであれば、種々のものを採用することができる。
CCDカメラ9は、照明装置5の点消灯の状態を時系列で撮像する。撮像された画像は、通信ケーブル9Aを介して、コンピュータ3に出力される。なお、発光タイミング検出部としては、CCDカメラ9に限られず、たとえば、CMOSセンサや、フォトダイオード等を採用してもよく、要するに、照明装置5の発光タイミングを検出することができるのであれば、種々のものを採用することができる。
[2]音響照明制御システム1の機能ブロック構成
図2には、照明制御装置としての音響照明制御システム1の機能ブロック図が示されている。コンピュータ3は、楽曲情報処理部3Aおよび照明情報処理部3Bを備える。
図2には、照明制御装置としての音響照明制御システム1の機能ブロック図が示されている。コンピュータ3は、楽曲情報処理部3Aおよび照明情報処理部3Bを備える。
楽曲情報蓄積部10は、演奏対象となる楽曲情報を蓄積するハードディスク等の記憶装置から構成される。演奏対象の決定は、操作者がDJコントローラ2を操作することにより、デッキD1で演奏する楽曲や、デッキD2で演奏する楽曲を選択し、楽曲再生処理部11に出力する。
楽曲再生処理部11は、デッキD1、D2で選択された楽曲を再生する。操作者がDJコントローラ2のジョグダイヤル2A、ボリューム調整つまみ2B、およびパフォーマンスパッド2C等を操作することにより生成される再生制御信号は、この楽曲再生処理部11に入力され、操作者が行うDJパフォーマンスに応じた楽曲再生処理がなされる。
楽曲再生処理部11は、デッキD1、D2で選択された楽曲を再生する。操作者がDJコントローラ2のジョグダイヤル2A、ボリューム調整つまみ2B、およびパフォーマンスパッド2C等を操作することにより生成される再生制御信号は、この楽曲再生処理部11に入力され、操作者が行うDJパフォーマンスに応じた楽曲再生処理がなされる。
楽曲構造解析部12は、再生対象となる楽曲構造の解析を行う。
具体的には、楽曲構造解析部12は、FFT(Fast Fourier Transform)解析等を利用して、楽曲を構成するイントロ(intro)、Aメロ(Verse)、サビ(Hook)、アウトロ(Outro)等の楽曲構造特徴区間の構造解析を行ったり、LPF(Low Pass Filter)を利用して、所定の周波数以下の音を検出して、拍位置、BPM等の解析を行ったりする。
なお、楽曲構造解析部12は、外部機器等で行ってもよく、その際は外部機器等で行った解析結果を、楽曲解析情報取得部13で取得する。
具体的には、楽曲構造解析部12は、FFT(Fast Fourier Transform)解析等を利用して、楽曲を構成するイントロ(intro)、Aメロ(Verse)、サビ(Hook)、アウトロ(Outro)等の楽曲構造特徴区間の構造解析を行ったり、LPF(Low Pass Filter)を利用して、所定の周波数以下の音を検出して、拍位置、BPM等の解析を行ったりする。
なお、楽曲構造解析部12は、外部機器等で行ってもよく、その際は外部機器等で行った解析結果を、楽曲解析情報取得部13で取得する。
照明情報処理部3Bは、照明情報の処理を行う部分であり、楽曲解析情報取得部13、タイミング調整部14、および照明制御部15を備える。
楽曲解析情報取得部13は、楽曲構造解析部12で解析された楽曲解析情報を取得し、楽曲解析情報に含まれる拍タイミング情報を取得する。取得した拍タイミング情報は、タイミング調整部14に出力される。
楽曲解析情報取得部13は、楽曲構造解析部12で解析された楽曲解析情報を取得し、楽曲解析情報に含まれる拍タイミング情報を取得する。取得した拍タイミング情報は、タイミング調整部14に出力される。
タイミング調整部14は、CCDカメラ9で撮像された照明装置5の発光タイミングと、楽曲解析情報取得部13により取得された拍タイミング情報とを同期調整させる。
具体的には、タイミング調整部14は、拍タイミング情報と同一のタイミングで、後述する照明制御部15に同じ間隔の照明制御信号を出力させる制御信号を出力する。
タイミング調整部14は、CCDカメラ9で撮像された照明装置5の発光タイミングを検出し、取得された拍タイミング情報とを比較する。比較した結果、CCDカメラ9により検出された発光タイミングに遅れを検出したら、タイミング調整部14は、照明制御部15による照明制御信号の出力の開始を、楽曲再生処理部11への制御信号よりも速め、CCDカメラ9により検出される発光タイミングと、拍タイミング情報とを一致させる。
具体的には、タイミング調整部14は、拍タイミング情報と同一のタイミングで、後述する照明制御部15に同じ間隔の照明制御信号を出力させる制御信号を出力する。
タイミング調整部14は、CCDカメラ9で撮像された照明装置5の発光タイミングを検出し、取得された拍タイミング情報とを比較する。比較した結果、CCDカメラ9により検出された発光タイミングに遅れを検出したら、タイミング調整部14は、照明制御部15による照明制御信号の出力の開始を、楽曲再生処理部11への制御信号よりも速め、CCDカメラ9により検出される発光タイミングと、拍タイミング情報とを一致させる。
なお、本実施形態では、タイミング調整部14は、楽曲解析情報取得部13により取得された拍タイミング情報に基づいて、同期調整を行っているが、本発明はこれに限られない。たとえば、タイミング調整部14は、矩形波、パルス波等の音声テスト信号を用い、音声テスト信号が所定の閾値を超えた、音声データ上の音声立ち上がりポイントを、音声出力タイミングとして、同期調整を行ってもよい。
照明制御部15は、楽曲再生処理部11の再生位置を取得するとともに、楽曲構造解析部12で解析された楽曲構造特徴区間に応じて、照明制御信号を生成し、照明装置5に出力する。この際、照明制御部15は、タイミング調整部14により同期調整された制御信号の出力開始のタイミングを加味して、照明装置5を構成する照明機器5Aの発光タイミングを調整した照明制御信号を出力する。なお、一般には、拍タイミング情報に、発光タイミングが一致するように調整するが、これに限らず、拍タイミング情報の出力を遅らせて、発光タイミングと一致させるようにしてもよい。
[3]実施形態の作用および効果
このような本実施形態によれば、音響照明制御システム1が、CCDカメラ9、楽曲解析情報取得部13、およびタイミング調整部14を備えていることにより、CCDカメラ9で実際の照明装置5による発光タイミングを検出でき、実際の検出結果に基づいて、拍タイミング情報とのズレを調整することができる。
また、ハードウェアとしてCCDカメラ9のみを付加するだけで、音響照明制御システム1を構築できるので、簡素化を図ることができる。
このような本実施形態によれば、音響照明制御システム1が、CCDカメラ9、楽曲解析情報取得部13、およびタイミング調整部14を備えていることにより、CCDカメラ9で実際の照明装置5による発光タイミングを検出でき、実際の検出結果に基づいて、拍タイミング情報とのズレを調整することができる。
また、ハードウェアとしてCCDカメラ9のみを付加するだけで、音響照明制御システム1を構築できるので、簡素化を図ることができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について説明する。なお、以下の説明では、既に説明した部分と同一の部分等については、同一符号を付して説明を省略する。
前述した第1実施形態では、CCDカメラ9を用いて、照明装置5の実際の発光タイミングを検出し、これを楽曲解析情報取得部13により取得された拍タイミング情報に同期調整することにより、楽曲再生処理における拍タイミングと、照明装置5の発光タイミングとの同期調整を行っていた。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。なお、以下の説明では、既に説明した部分と同一の部分等については、同一符号を付して説明を省略する。
前述した第1実施形態では、CCDカメラ9を用いて、照明装置5の実際の発光タイミングを検出し、これを楽曲解析情報取得部13により取得された拍タイミング情報に同期調整することにより、楽曲再生処理における拍タイミングと、照明装置5の発光タイミングとの同期調整を行っていた。
これに対して、本実施形態では、図3に示されるように、音響照明制御システム20が、CCDカメラ9に加え、マイク21を備えている点が相違する。
音声出力タイミング検出部としてのマイク21は、USB等の通信ケーブル21Aを介して、コンピュータ3に接続されている。マイク21は、有線ケーブルにより接続される必要はなく、たとえば、無線LAN等の無線により接続されていてもよい。マイク21が、無線により接続されていれば、音響照明制御システム20が、設置されるコンサートホール等の任意の位置で音声出力の検出を行うことができるため、より好ましい。
音声出力タイミング検出部としてのマイク21は、USB等の通信ケーブル21Aを介して、コンピュータ3に接続されている。マイク21は、有線ケーブルにより接続される必要はなく、たとえば、無線LAN等の無線により接続されていてもよい。マイク21が、無線により接続されていれば、音響照明制御システム20が、設置されるコンサートホール等の任意の位置で音声出力の検出を行うことができるため、より好ましい。
図4には、本実施形態における音響照明制御システム20の機能ブロック構成が示されている。コンピュータ3は、第1実施形態と同様に、楽曲情報処理部3Aおよび照明情報処理部20Bを備える。
照明情報処理部20Bは、タイミング調整部22および照明制御部15を備え、タイミング調整部22には、マイク21で検出された音声出力タイミングと、CCDカメラ9で撮像された発光タイミングが入力される。
照明情報処理部20Bは、タイミング調整部22および照明制御部15を備え、タイミング調整部22には、マイク21で検出された音声出力タイミングと、CCDカメラ9で撮像された発光タイミングが入力される。
タイミング調整部22は、マイク21で検出された音声出力タイミングと、CCDカメラ9で撮像された発光タイミングとを同期調整する。
具体的には、タイミング調整部22は、一定の間隔で音声出力をさせる制御信号を楽曲再生処理部11に出力すると同時に、同一の間隔とタイミングで照明制御信号を出力させる制御信号を照明制御部15に出力する。その後、タイミング調整部22は、CCDカメラ9から入力される発光タイミングと、マイク21から入力される音声出力タイミングを比較する。比較した結果、音声出力タイミングに遅れて発光タイミングが検出された場合、タイミング調整部22は、照明制御部15による照明制御信号の出力の開始を速め、音声出力タイミングとの同期調整を行う。一方、音声出力タイミングが発光タイミングよりも遅れている場合、タイミング調整部22は、照明制御部15による照明制御信号の出力の開始を遅らせて、音声出力タイミングとの同期調整を行う。
具体的には、タイミング調整部22は、一定の間隔で音声出力をさせる制御信号を楽曲再生処理部11に出力すると同時に、同一の間隔とタイミングで照明制御信号を出力させる制御信号を照明制御部15に出力する。その後、タイミング調整部22は、CCDカメラ9から入力される発光タイミングと、マイク21から入力される音声出力タイミングを比較する。比較した結果、音声出力タイミングに遅れて発光タイミングが検出された場合、タイミング調整部22は、照明制御部15による照明制御信号の出力の開始を速め、音声出力タイミングとの同期調整を行う。一方、音声出力タイミングが発光タイミングよりも遅れている場合、タイミング調整部22は、照明制御部15による照明制御信号の出力の開始を遅らせて、音声出力タイミングとの同期調整を行う。
このような本実施形態によれば、前述の第1実施形態で延べた作用および効果と同一の作用効果を享受できる上、音声出力タイミングおよび発光タイミングを、マイク21およびCCDカメラ9により実際に検出しながら、同期調整を行っているので、高精度な音声出力および発光タイミングの同期調整を行うことができる。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態について説明する。
前述した第1実施形態では、CCDカメラ9により照明装置5の発光タイミングを検出し、楽曲解析情報に含まれる拍タイミング情報に、照明装置5の発光タイミングを同期させる調整を行っていた。
これに対して、本実施形態の音響照明制御システム30は、図5に示すように、コンピュータ3から出力される照明制御信号が、インターフェースを切り替える処理ブロックとなるI/Fボックス31を経由して、照明装置5に出力される場合に、I/Fボックス31の出力を、ケーブル31Bを介してコンピュータ3に戻し、I/Fボックス31の照明制御信号の出力の時間差に基づいて、発光タイミングの同期調整を行っている点が相違する。
次に、本発明の第3実施形態について説明する。
前述した第1実施形態では、CCDカメラ9により照明装置5の発光タイミングを検出し、楽曲解析情報に含まれる拍タイミング情報に、照明装置5の発光タイミングを同期させる調整を行っていた。
これに対して、本実施形態の音響照明制御システム30は、図5に示すように、コンピュータ3から出力される照明制御信号が、インターフェースを切り替える処理ブロックとなるI/Fボックス31を経由して、照明装置5に出力される場合に、I/Fボックス31の出力を、ケーブル31Bを介してコンピュータ3に戻し、I/Fボックス31の照明制御信号の出力の時間差に基づいて、発光タイミングの同期調整を行っている点が相違する。
I/Fボックス31は、たとえば、コンピュータ3から通信ケーブル8を介して出力されるUSB規格の照明制御信号を、DXM512規格の照明制御信号に変換し、DXM512規格のケーブル31Aを介して照明装置5に出力する。本実施形態では、このインターフェース規格の変換による遅延を解消して同期調整を行うものである。
図6には、本実施形態に係る音響照明制御システム30の機能ブロック構成が示されている。コンピュータ3は、第1実施形態と同様に、楽曲情報処理部3Aおよび照明情報処理部30Bを備える。
図6には、本実施形態に係る音響照明制御システム30の機能ブロック構成が示されている。コンピュータ3は、第1実施形態と同様に、楽曲情報処理部3Aおよび照明情報処理部30Bを備える。
照明情報処理部30Bは、第1制御信号取得部32、第2制御信号取得部33、タイミング比較部34、タイミング調整部35、および照明制御部15を備える。
第1制御信号取得部32は、照明制御部15から出力される照明制御信号を取得し、取得したタイミングを、タイミング比較部34に出力する。
制御信号取得部としての第2制御信号取得部33は、I/Fボックス31から出力される照明制御信号を、ケーブル31Aから分岐させたケーブル31Bを介して取得し、取得したタイミングを、タイミング比較部34に出力する。
第1制御信号取得部32は、照明制御部15から出力される照明制御信号を取得し、取得したタイミングを、タイミング比較部34に出力する。
制御信号取得部としての第2制御信号取得部33は、I/Fボックス31から出力される照明制御信号を、ケーブル31Aから分岐させたケーブル31Bを介して取得し、取得したタイミングを、タイミング比較部34に出力する。
タイミング比較部34は、第1制御信号取得部32により取得された照明制御信号の出力タイミングと、第2制御信号取得部33により取得された照明制御信号の出力タイミングとを比較して、時間差を算出する。
タイミング調整部35は、タイミング比較部34で算出された照明制御信号の出力タイミングの時間差に応じて、照明制御信号の出力開始を速めたタイミングを照明制御部15に出力する。
照明制御部15は、楽曲構造解析部12から拍タイミング情報を、タイミング調整部35で調整された出力開始のタイミングを加味して、照明制御信号の出力を開始する。
このような本実施形態によっても、前述した実施形態と同様の作用および効果を享受できる。
タイミング調整部35は、タイミング比較部34で算出された照明制御信号の出力タイミングの時間差に応じて、照明制御信号の出力開始を速めたタイミングを照明制御部15に出力する。
照明制御部15は、楽曲構造解析部12から拍タイミング情報を、タイミング調整部35で調整された出力開始のタイミングを加味して、照明制御信号の出力を開始する。
このような本実施形態によっても、前述した実施形態と同様の作用および効果を享受できる。
1…音響照明制御システム、2…DJコントローラ、2A…ジョグダイヤル、2B…ボリューム調整つまみ、2C…パフォーマンスパッド、3…コンピュータ、3A…楽曲情報処理部、3B…照明情報処理部、4…スピーカー、5…照明装置、5A…照明機器、6…通信ケーブル、7…アナログケーブル、8…通信ケーブル、9…CCDカメラ、9A…通信ケーブル、10…楽曲情報蓄積部、11…楽曲再生処理部、12…楽曲構造解析部、13…楽曲解析情報取得部、14…タイミング調整部、15…照明制御部、20…音響照明制御システム、20B…照明情報処理部、21…マイク、21A…通信ケーブル、22…タイミング調整部、30…音響照明制御システム、30B…照明情報処理部、31…I/Fボックス、31A…ケーブル、31B…ケーブル、32…第1制御信号取得部、33…第2制御信号取得部、34…タイミング比較部、35…タイミング調整部、D1…デッキ、D2…デッキ、M1…ミキサー。
Claims (4)
- 楽曲の再生に応じて照明機器の制御を行う照明制御装置であって、
前記照明機器の発光タイミングを検出する発光タイミング検出部と、
前記楽曲の音声出力タイミングを検出する音声出力タイミング検出部と、
前記発光タイミング検出部により検出された発光タイミング、および前記音声出力タイミング検出部により検出された音声出力タイミングのうち、少なくともいずれか一方のタイミングを、他方のタイミングに同期調整するタイミング調整部と、を備えていることを特徴とする照明制御装置。 - 請求項1に記載の照明制御装置において、
前記タイミング調整部は、前記音声出力タイミング検出部により検出された音声出力タイミングに代わり、音声データ上の音声立ち上がりポイントを音声出力タイミングに基づいて、同期調整することを特徴とする照明制御装置。 - 請求項1に記載の照明制御装置において、
さらに前記照明機器に出力される制御信号が、前記照明機器に至る処理ブロックを経由した後における前記照明機器への制御信号を取得する制御信号取得部を備え、
前記発光タイミング検出部は、前記照明機器への制御信号を取得するタイミングを前記発光タイミングとして検出することを特徴とする照明制御装置。 - 請求項1に記載の照明制御装置において、
さらに前記楽曲の拍タイミング情報を含む楽曲解析情報を取得する楽曲解析情報取得部を備え、
前記音声出力タイミング検出部は、前記楽曲解析情報取得部により取得された拍タイミング情報を、音声出力タイミングとして検出することを特徴とする照明制御装置。
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JPWO2018066115A1 (ja) | 2019-06-24 |
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