JP2009100134A - 情報処理装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】通信ネットワークを介してセッションを行うに際し、映像に変化を与えて娯楽性を高める。
【解決手段】情報送信装置110は、マイクMICa〜MICcにより収音された演奏音を表す音声情報を送信するとともに、カメラCAMa〜CAMcにより撮影された映像を表す映像情報を送信する。情報処理装置120は、音声情報と映像情報とを受信し、これらを適宜に加工してスピーカSPa〜SPc及びスクリーンSCRa〜SCRcに供給する。情報処理装置120は、映像情報を音声情報に応じて、音量の大小や音像定位に映像の態様とが一致するように加工する。
【選択図】図1

Description

本発明は、映像情報を加工する技術に関する。
通信ネットワークを介してセッションを行うための技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。このような技術を用いれば、遠隔地にいる演奏者同士でも気軽にセッションを行うことが可能となる。通信ネットワークを介してセッションを行う場合、演奏音等の音声に加えて演奏者の映像を再生すれば、より臨場感が高まり、セッションの娯楽性を高めることができる。
一方、カラオケ演奏においては、歌唱者の位置を検出し、ハーモニーコーラスの歌唱者やデュエットのパートナーに相当する擬似的な音声を歌唱者の位置に応じて発生させるとともに、この擬似的な音声に対応する擬似的な映像を表示させる技術が知られている(例えば、特許文献2参照)。また、監視制御においては、対象物の映像を撮影し、その映像に基づいて対象物に関する音量を制御する技術も知られている(例えば、特許文献3参照)。
特許第3846344号公報 特許第3577777号公報 特開平8−171413号公報
しかし、特許文献2に記載された技術をセッションに適用したとしても、遠隔地の演奏者の映像の表示位置が再生地点の歌唱者の位置に応じて変化するだけであり、その映像自体は単調に再生されるだけである。また、特許文献3に記載された技術は、映像に基づいて音声を変化させることができるが、映像自体は撮影されたままの態様で再生されるだけである。
そこで、本発明は、通信ネットワークを介してセッションを行うに際し、映像に変化を与えて娯楽性を高めることを目的としている。
本発明に係る情報処理装置は、第1の構成として、音声情報及び映像情報の組を通信ネットワークを介して1又は複数取得する取得手段と、前記取得手段により取得された映像情報を、当該映像情報と組をなす前記音声情報に応じた態様で加工する映像加工手段と、前記映像加工手段により加工された映像情報と前記取得手段により取得された音声情報とを出力する出力手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明に係る情報処理装置は、第2の構成として、音声情報、映像情報及び当該音声情報に対応付けられた位置情報の組を通信ネットワークを介して1又は複数取得する取得手段と、前記取得手段により取得された映像情報を、当該映像情報と組をなす前記位置情報に応じた態様で加工する映像加工手段と、前記映像加工手段により加工された映像情報と前記取得手段により取得された音声情報とを出力する出力手段とを備えることを特徴とする。
本発明に係る情報処理装置は、第1又は第2の構成において、前記映像加工手段が、前記映像情報が出力されることにより表示される映像の位置又は大きさを変更する加工を行う構成としてもよい。
また、前記映像加工手段は、前記映像情報が複数取得された場合に、当該複数の映像情報を合成する加工を行う構成としてもよい。
本発明に係る情報処理装置は、第1又は第2の構成において、前記映像情報に対する加工の態様を指定する指定手段を備え、前記映像加工手段が、前記音声情報又は位置情報に応じた態様又は前記指定手段により指定された態様の加工を行う構成としてもよい。
本発明に係る情報処理装置は、第1又は第2の構成において、前記取得手段により取得された音声情報と映像情報とを同期させる同期手段を備え、前記取得手段が、前記音声情報及び映像情報のそれぞれについて、各々の再生タイミングを表す時間情報を対応付けて取得し、前記同期手段が、前記映像加工手段による加工の前又は後に、前記音声情報及び映像情報のそれぞれに対応付けられた前記時間情報に基づいて当該音声情報及び映像情報を同期させる構成としてもよい。
本発明に係る情報処理装置は、第1の構成において、前記映像加工手段が、前記映像情報と組をなす前記音声情報と、当該映像情報と組をなさない前記音声情報とに基づいて当該映像情報を加工する構成としてもよい。
また、前記映像加工手段は、前記映像情報が表す映像の大きさを当該映像情報と組をなす前記音声情報が表す音声の音量に応じて変更する加工を行う構成としてもよい。
また、前記音声情報が、その表す音声の発生方向を識別可能な情報である場合においては、前記映像加工手段は、前記映像情報が表す映像の表示位置を当該映像情報と組をなす前記音声情報が表す音声の発生方向に応じて変更する加工を行う構成としてもよい。
本発明に係る情報処理装置は、第1の構成において、前記映像情報に対応付けられる位置情報を取得する位置情報取得手段を備え、前記映像加工手段が、前記音声情報又は前記位置情報取得手段により取得された位置情報に応じた態様の加工を行う構成としてもよい。
本発明に係る情報処理装置は、第1の構成において、前記音声情報に対応付けられる位置情報を取得する位置情報取得手段と、前記位置情報取得手段により取得された位置情報に応じた態様で前記音声情報を加工する音声加工手段とを備える構成としてもよい。
本発明に係る情報処理装置は、第2の構成において、前記映像加工手段が、前記映像情報と組をなす前記位置情報と、当該映像情報と組をなさない前記位置情報とに基づいて当該映像情報を加工する構成としてもよい。
また、前記位置情報が、組をなす前記音声情報が表す音声の発生方向を表す情報である場合においては、前記映像加工手段は、前記映像情報が表す映像の表示位置を当該映像情報と組をなす前記位置情報が表す音声の発生方向に応じて変更する加工を行う構成としてもよい。
また、前記位置情報が、組をなす前記音声情報が表す音声を収音した収音手段の位置を表す情報である場合においては、前記映像加工手段は、前記映像情報が表す映像の表示位置を当該映像情報と組をなす前記位置情報が表す位置に応じて変更する加工を行う構成としてもよい。
本発明に係る情報処理装置は、第2の構成において、前記音声情報及び前記映像情報が、それぞれ、対象者の音声及び映像を表し、前記位置情報が、測位手段により計測された前記対象者の位置を表し、前記映像加工手段が、前記映像情報が表す映像の表示位置を前記位置情報が表す位置に応じて変更する加工を行う構成としてもよい。
本発明に係る情報処理装置は、第2の構成において、前記映像加工手段により前記複数の映像情報に行われた加工の態様に応じて前記音声情報を加工する音声加工手段を備える構成としてもよい。
あるいは、前記取得手段により取得された位置情報に応じた態様で当該位置情報に対応付けられた前記音声情報を加工する音声加工手段を備える構成としてもよい。
なお、本発明の実施の形態は、上述した情報処理装置に限らず、コンピュータにかかる情報処理装置の機能を実現させるためのプログラムや、かかるプログラムを記憶した記録媒体であってもよい。
本発明によれば、通信ネットワークを介してセッションを行うに際し、映像に変化を与えて娯楽性を高めることが可能となる。
[第1実施形態]
図1は、本発明の一実施形態であるネットワークセッションシステムの全体構成を概略的に示す図である。同図に示すように、ネットワークセッションシステム10は、第1セッション地点と第2セッション地点とをネットワーク130を介して接続した構成を有する。ネットワーク130は、第1セッション地点と第2セッション地点との間の通信を可能にする通信ネットワークであり、例えば、インターネットである。
本実施形態において、第1セッション地点には、3人の演奏者がいるものとする。また、第2セッション地点は、第1セッション地点において記録された音声や映像を再生する地点であり、ここには1人の演奏者がいるものとする。第1セッション地点の3人の演奏者は、それぞれ、ここではキーボード、ドラム又はギターのいずれかを演奏し、第2セッション地点の演奏者は、第1セッション地点の演奏に合わせて歌唱するヴォーカリストであるとする。
第1セッション地点には、複数のマイクMICa、MICb及びMICcと、複数のカメラCAMa、CAMb及びCAMcと、情報送信装置110とが設けられている。マイクMICa、MICb及びMICcは、それぞれ、キーボードの演奏者(以下「演奏者a」という。)、ドラムの演奏者(以下「演奏者b」という。)又はギターの演奏者(以下「演奏者c」という。)のいずれかに対応するマイクロホンであり、対応する演奏者の演奏音や歌唱音を収音する。本実施形態において、マイクMICa、MICb及びMICcは、それぞれ、ステレオ収音が可能なステレオマイクロホンであり、Lチャネル(左方)及びRチャネル(右方)に対応する演奏音を収音する構成であるとする。すなわち、マイクMICa、MICb及びMICcは、その発生方向を識別可能なように演奏者の音声を収音する。カメラCAMa、CAMb及びCAMcは、それぞれ、演奏者a、b又はcのいずれかに対応するビデオカメラであり、対応する演奏者を撮影する。カメラCAMa、CAMb及びCAMcは、ここでは、撮影方向を固定されているものとする。情報送信装置110は、マイクMICa、MICb及びMICcにより収音された演奏音を表す音声情報と、カメラCAMa、CAMb及びCAMcにより撮影された映像を表す映像情報とを取得し、適当なデータ処理を施して第2セッション地点へと送信する。なお、情報送信装置110は、自動で処理を行ってもよいが、演奏者以外の操作者が操作できるように構成されている。
なお、演奏者a、b及びcの位置関係は、ここでは次のとおりであるとする。すなわち、演奏者bが演奏者aとcの中間に位置しており、演奏者aが演奏者bの左側に、演奏者cが演奏者bの右側に、それぞれ位置している。また、本実施形態において、この位置関係は、演奏者が多少の移動を行ったとしても、相対的には変わらないものとする。
本実施形態において、マイクMICa、MICb及びMICcの位置は、あらかじめ決められた位置に固定されているものとする。すなわち、マイクMICa、MICb及びMICcは、演奏者が移動する場合であっても、マイク自体は移動しない。
第2セッション地点には、情報処理装置120と、複数のスクリーンSCRa、SCRb及びSCRcと、複数のスピーカSPa、SPb及びSPcと、マイクMICdとが設けられている。情報処理装置120は、情報送信装置110から送信された音声情報及び映像情報と、マイクMICdから供給された音声情報とを取得し、適当なデータ処理を施すことによりこれらを加工して出力する。なお、情報処理装置120も、自動で処理を行ってもよいが、演奏者以外の操作者が操作できるように構成されている。
スクリーンSCRa、SCRb及びSCRcは、それぞれ、情報処理装置120から出力された映像情報を投影するためのスクリーンである。ここにおいて、スクリーンSCRaは、他のスクリーンSCRb及びSCRcから見て相対的に「左」、スクリーンSCRbは相対的に「中央」、スクリーンSCRcは相対的に「右」に、それぞれ位置している。なお、スクリーンSCRa、SCRb及びSCRcは、ここでは、液晶等の表示素子により構成されたスクリーンであるとするが、別途設けられる投影装置(プロジェクタ等)により投影された映像を表示する布や幕であってもよい。この場合には、投影装置が映像情報を取得するように構成すればよい。
スピーカSPa、SPb及びSPcは、それぞれ、いわゆるマルチスピーカであり、情報処理装置120から出力された音声情報を音声として再生する。スピーカSPa、SPb及びSPcは、それぞれ、いわゆるアレイスピーカであると望ましい。ここにおいて、スピーカSPaは、他のスピーカSPb及びSPcから見て相対的に「左」、スピーカSPbは相対的に「中央」、スピーカSPcは相対的に「右」に、それぞれ位置している。マイクMICdは、ヴォーカリスト(以下「演奏者d」という。)に対応するマイクロホンであり、演奏者dの歌唱音声を収音する。なお、本実施形態においては、マイクMICdの位置は固定であり、あらかじめ決められた位置であるとする。マイクMICdの位置は、スクリーンSCRa、SCRb及びSCRcが演奏者dの背後に設けられるような任意の位置である。
図2は、情報送信装置110の構成を示すブロック図である。同図に示すように、情報送信装置110は、入力部111と、制御部112と、記憶部113と、操作部114と、通信部115とを備える。なお、情報送信装置110は、汎用のパーソナルコンピュータであってもよいし、図2の構成を備えた専用の装置であってもよい。
入力部111は、音声情報及び映像情報を入力するインタフェースである。入力部111は、マイクMICa、MICb及びMICc並びにカメラCAMa、CAMb及びCAMcと接続され、それぞれから音声情報又は映像情報を取得する。図2において、符号Aaは演奏者aに対応する音声情報を表し、符号Vaは演奏者aに対応する映像情報を表している。同様に、符号Ab、Ac、Vb及びVcは、それぞれ、添字に対応する演奏者の音声情報又は映像情報を表している。
本実施形態において、入力部111に入力される音声情報及び映像情報は、それぞれ3種類であり、それぞれが演奏者a、b又はcのいずれかに対応している。すなわち、同一の演奏者に対応する音声情報と映像情報とを1つのまとまり(組)とみなすと、入力部111には3組の情報が入力される。
制御部112は、CPU(Central Processing Unit)等の演算装置やメモリを備え、記憶部113に記憶されたプログラムを実行することにより情報送信装置110の各部の動作を制御する。制御部112は、プログラムを実行することにより、音声情報や映像情報にデータ処理を実行する。制御部112が実行するデータ処理には、音声情報や映像情報を所定のフォーマットに変換するエンコード処理と、音声情報及び映像情報に時間情報を付加する付加処理とが含まれる。
記憶部113は、ハードディスク等の書き換え可能な記憶媒体を備え、制御部112が実行するプログラムを記憶する。操作部114は、ボタンやスライダ(ツマミ)等の操作子を備え、操作者による操作を受け付ける。操作部114は、操作者による操作を受け付けると、これを表すデータを制御部112に供給する。通信部115は、ネットワーク130を介して通信を行うためのインタフェースであり、制御部112から供給された音声情報や映像情報を情報処理装置120に送信する。
図3は、情報処理装置120の構成を示すブロック図である。同図に示すように、情報処理装置120は、通信部121と、制御部122と、記憶部123と、操作部124と、音声入力部125と、音声出力部126と、映像出力部127とを備える。なお、情報処理装置120は、汎用のパーソナルコンピュータであってもよいし、図3の構成を備えた専用の装置であってもよい。
通信部121は、通信部115と同様のインタフェースであり、情報送信装置110から送信された音声情報や映像情報を受信し、制御部122に供給する。制御部122は、演算装置やメモリを備え、記憶部123に記憶されたプログラムを実行することにより情報処理装置120の各部の動作を制御する。制御部122は、プログラムを実行することにより、音声情報や映像情報にデータ処理を実行する。制御部122が実行するデータ処理には、所定のフォーマットでエンコードされた音声情報や映像情報をデコードするデコード処理と、映像情報を音声情報に基づいて加工する加工処理と、複数の音声情報をミキシングするミキシング処理とが含まれる。なお、制御部122は、音声情報と映像情報のそれぞれに対する専用のDSP(Digital Signal Processor)などによってデータ処理を行う構成であってもよい。
なお、制御部122は、組をなす音声情報と映像情報とを認識可能に構成されている。本実施形態の場合、制御部122は、音声情報Aaと映像情報Vaが組をなし、同様に、音声情報Abと映像情報Vb、音声情報Acと映像情報Vcがそれぞれ組をなすことを認識可能である。これを実現するためには、例えば、音声情報と映像情報の双方に組を識別可能な情報が含まれている態様を用いてもよいし、複数の音声情報と映像情報のそれぞれに対応したチャネルを設け、入力されたチャネルにより組を識別する態様を用いてもよい。
記憶部123は、書き換え可能な記憶媒体を備え、制御部122が実行するプログラムを記憶する。操作部124は、操作者による操作を操作子により受け付け、これを表すデータを制御部122に供給する。音声入力部125は、マイクMICdと接続され、マイクMICdから音声情報を取得する。音声出力部126は、制御部122によりミックス処理が実行された音声情報を取得し、これをスピーカSPa、SPb及びSPcに出力する。映像出力部127は、制御部122により加工処理が実行された映像情報を取得し、これをスクリーンSCRa、SCRb及びSCRcに出力する。
以上の構成のもと、本実施形態のネットワークセッションシステム10においては、情報送信装置110が音声情報及び映像情報を送信し、情報処理装置120が再生地点での再生に適した態様となるようにこれらを加工して出力する。情報処理装置120は、複数の映像情報を加工するに際し、当該映像情報と組をなす音声情報を参照し、音声情報に応じた態様で映像が変化するように映像情報を加工する。これを実現するための情報送信装置110及び情報処理装置120の動作は、以下のとおりである。
図4は、情報送信装置110の動作を示すフローチャートである。同図に示すように、情報送信装置110の制御部112は、まず、入力部111を介して演奏者a、b及びcに対応する音声情報と映像情報とを取得する(ステップS111)。このとき取得される音声情報(Aa、Ab及びAc)は、それぞれ、Lチャネルの情報とRチャネルの情報を含んでいる。続いて、制御部112は、音声情報と映像情報のそれぞれに時間情報を付加する処理を実行する(ステップS112)。ここにおいて、時間情報とは、複数の音声情報及び映像情報を同期して再生できるようにするための情報をいう。時間情報は、例えば、音声情報及び映像情報の再生タイミングを示す情報であり、情報処理装置120は、この時間情報が示すタイミングで複数の音声情報及び映像情報を読み出すことによって、時間的なずれを生じさせることなくこれらを再生することができる。
音声情報及び映像情報に時間情報を付加したら、制御部112は、音声情報及び映像情報を所定のフォーマットで符号化するエンコード処理を実行し(ステップS113)、エンコードされた音声情報及び映像情報を通信部115に出力し、通信部115を介して情報処理装置120に送信する(ステップS114)。
図5は、情報処理装置120の動作を示すフローチャートである。情報処理装置120は、情報送信装置110から以上のように音声情報及び映像情報が送信されると、同図に示す処理を実行する。まず、情報処理装置120の制御部122は、音声情報及び映像情報を受信すると、通信部121を介してこれらを取得する(ステップS121)。また、制御部122は、第1セッション地点の音声情報及び映像情報を取得しつつ、音声入力部125を介してマイクMICdからの音声情報、すなわち第2セッション地点の演奏者(演奏者d)の音声情報を取得する(ステップS122)。
次に、制御部122は、通信部121を介して取得した音声情報及び映像情報を同期させる処理を実行する(ステップS123)。制御部122は、音声情報及び映像情報に付加された時間情報を参照し、これらが時間的なずれを生じることなく再生されるように各音声情報及び映像情報の再生タイミングを調整する。
制御部122は、映像情報を同期させたら、これを加工する加工処理を実行する(ステップS124)。制御部122は、この加工処理を音声情報に基づいて行うが、音声情報の利用の方法は2通りある。第1の方法は、各々の映像情報と組をなす音声情報に応じた態様で加工するものであり、第2の方法は、各々の映像情報と組をなす音声情報と組をなさない音声情報とに基づいて加工するものである。すなわち、制御部122は、いずれの方法で映像情報を加工する場合であっても、少なくとも、当該映像情報と組をなす音声情報を参照して解析する。
第1の方法は、例えば、組をなす音声情報に含まれるLチャネルの情報とRチャネルの情報の変化に基づく。例えば、演奏者の演奏音に相当する成分がLチャネルにおいて徐々に大きくなり、Rチャネルにおいて徐々に小さくなる場合、第1セッション地点の演奏者は、右方から左方へと移動しながら演奏を行っているとみなせる。そこで、このような場合、制御部122は、スクリーンに表示される演奏者の位置が対応する演奏音の音像の移動に伴って移動するように映像情報を加工する。すなわち、この例の場合、制御部122は、演奏者が(当該演奏者から見て)右方から左方へと移動するようにスクリーン上で視認されるように、映像を左方から右方へと移動させる加工を行う。
なお、第1の方法は、この例に限らず、例えば、組をなす音声情報が表す演奏音の音量の増加(又は減少)に応じて対応する映像を拡大(又は縮小)させるものであってもよい。
第2の方法は、例えば、組をなす音声情報と組をなさない音声情報との音量の比較に基づく。例えば、演奏のあるパートにおいて、ある映像情報と組をなす音声情報が表す音量が相対的に大きく、当該映像情報と組をなさない音声情報が表す音量が相対的に小さい場合、当該映像情報に対応する演奏者は、そのパートを主導する、いわば当該パートのメインの演奏者であるといえる。そこで、このような場合、制御部122は、スクリーンに表示される当該演奏者の映像が他の演奏者の映像よりも大きく表示されるように映像情報を加工する。
また、制御部122は、音声情報を同期させたら、これにミキシング処理を実行する(ステップS125)。このとき、制御部122は、マイクMICa〜MICdのそれぞれから取得した音声情報を、スピーカSPa〜SPcにおいて適当なバランスで再生されるように分配する比率を決定し、ミキシングを行う。本実施形態においては、マイクMICaからの音声情報は主にスピーカSPaから出力され、マイクMICbからの音声情報は主にスピーカSPbから出力される、といったように、第2セッション地点において、第1セッション地点における演奏者の相対的な位置関係と一致する態様で音声情報が再生される。なお、マイクMICdからの音声情報については、スピーカSPa〜SPcに配分する比率を特に問わない。
その後、制御部122は、ミキシングされた音声情報と加工された映像情報とを出力し、音声出力部126及び映像出力部127を介してスピーカSPa〜SPc及びスクリーンSCRa〜SCRcに供給する(ステップS126)。これにより、第2セッション地点においては、演奏者a〜dの演奏音や歌唱音がミキシングされて再生され、演奏者a〜cの加工された映像が演奏者dの背後に再生される。なお、制御部122は、映像情報Vaに応じた映像がスクリーンSCRaに表示され、同様に、映像情報Vbに応じた映像がスクリーンSCRb、映像情報Vcに応じた映像がスクリーンSCRcに、それぞれ表示されるようにこれらの情報を出力する。
本実施形態のネットワークセッションシステム10は、以上のように動作することによって、複数の音声情報及び映像情報の再生タイミングを同期させるとともに、加工した映像情報により表示される映像の位置や大きさを適宜に変更することを可能にする。ゆえに、本実施形態のネットワークセッションシステム10によれば、遠隔地から取得される音声情報に基づいて、遠隔地の演奏者の動きやその演奏態様に応じた演出を映像に施すことができ、この映像を見る者にとっての娯楽性を向上させることが可能となる。
また、本実施形態のネットワークセッションシステム10においては、音声情報に基づいて映像情報が加工されるため、映像の変化が遠隔地の演奏者の演奏に応じて異なってくる。そのため、本実施形態のネットワークセッションシステム10によれば、映像の変化が単調とならず、見る者を飽きさせない面白味のある映像再生が可能となる。
[第2実施形態]
本実施形態は、映像情報の加工の基礎として用いる情報が音声情報と異なる情報である点が、上述した第1実施形態との主たる相違点である。そこで、ここでは、第1実施形態との相違点の説明を中心に行い、重複する説明は適宜省略する。なお、本実施形態において、第1実施形態と共通する符号を付して説明される構成要素は、第1実施形態のそれと同様のものであることを意味している。
また、図示は省略するが、説明の便宜上、本実施形態のネットワークセッションシステムを「ネットワークセッションシステム20」という。ネットワークセッションシステム20は、第1セッション地点と第2セッション地点とをネットワーク130により接続した構成であり、図1の情報送信装置110に代えて情報送信装置210を備え、図1の情報処理装置120に代えて情報処理装置220を備える。
図6は、情報送信装置210の構成を示すブロック図である。同図に示すように、情報送信装置210は、入力部211と、制御部212と、記憶部213と、操作部214と、通信部215とを備える。なお、記憶部213、操作部214及び通信部215の構成は、それぞれ、第1実施形態の記憶部113、操作部114及び通信部115の構成と同様である。
入力部211は、音声情報Aa、Ab及びAc並びに映像情報Va、Vb及びVcに加えて、これらの音声情報のいずれかに対応付けられた位置情報Pa、Pb及びPcを取得する。ここにおいて、位置情報Pa、Pb及びPcは、それぞれ、演奏者a、b又はcの位置、すなわち、主たる音声が発生する位置を表す情報である。位置情報は、例えば、第2セッション地点の演奏者の位置をある地点(例えば、演奏者dがいると仮定される地点)を基準に表した情報であり、演奏者の位置の時間的な変化を特定可能な情報である。かかる位置情報は、例えば、受信機と発信機とからなる図示せぬ測位手段を用いて、演奏者が発信機を携帯し、受信機が発信機からの情報(電波等)を受信してこれを位置情報として供給することにより実現される。かかる測位手段を実現する技術としては、例えば、UWB(Ultra Wide Band)などが挙げられる。なお、本実施形態において、マイクMICa、MICb及びMICcが演奏者と共に移動可能に構成される場合は、マイクMICa、MICb及びMICcのそれぞれに発信機を設けるようにしてもよい。
なお、位置情報は、必要に応じて、操作者が変更することも可能である。
制御部212は、制御部112と同様に、情報送信装置110の各部の動作を制御する。制御部212が実行するデータ処理には、音声情報や映像情報を所定のフォーマットに変換するエンコード処理と、映像情報に時間情報を付加するとともに、音声情報に時間情報と位置情報とを付加する付加処理とが含まれる。本実施形態の付加処理の内容は、音声情報に位置情報を付加する点において第1実施形態と異なる。
図7は、情報処理装置220の構成を示すブロック図である。同図に示すように、情報処理装置220は、通信部221と、制御部222と、記憶部223と、操作部224と、音声入力部225と、音声出力部226と、映像出力部227とを備える。通信部221、記憶部223、操作部224、音声入力部225、音声出力部226及び映像出力部227の構成は、それぞれ、第1実施形態の通信部121、記憶部123、操作部124、音声入力部125、音声出力部126及び映像出力部127の構成と同様である。制御部222は、映像情報を加工するに際し、音声情報に付加された位置情報を参照する点が第1実施形態の制御部122と異なる。
図8は、情報送信装置210の動作を示すフローチャートである。同図に示すように、情報送信装置210の制御部212は、まず、入力部211を介して演奏者a、b及びcに対応する音声情報と映像情報とに加え、各演奏者の音声情報に対応する位置情報を取得する(ステップS211)。次に、制御部212は、音声情報に付加される位置情報を変更(すなわち編集)するか否かを判断する(ステップS212)。制御部212は、この判断を操作部214からのデータがあるか否かにより行う。すなわち、ここにおいて位置情報を変更するか否かは、操作者の任意である。操作者は、映像の演出効果を強調したい場合などに、必要に応じて、操作部214を操作することにより位置情報を変更することができる。よって、制御部212は、操作者から位置情報を入力された場合に、位置情報を変更する(ステップS213)。そして、制御部212は、位置情報を音声情報に付加する(ステップS214)。
なお、ステップS215〜S217の処理は、第1実施形態のステップS112〜S114の処理(図4参照)と同様であるため、その説明を省略する。
図9は、情報処理装置220の動作を示すフローチャートである。同図に示す処理のうち、第1実施形態の処理(図5参照)と大きく異なるのは、ステップS224の加工処理のみである。ステップS224において、情報処理装置220の制御部222は、音声情報に付加された位置情報を参照し、この位置情報に基づいて映像情報を加工する。制御部222は、ある映像情報について、当該映像情報と組をなす音声情報を参照し、その音声情報に付加された位置情報に応じた態様で映像情報を加工する。より具体的には、制御部222は、再生される映像の位置や大きさが位置情報の変化に応じて変化するように映像情報を加工する。例えば、制御部222は、演奏者が左方から右方へと移動するように位置情報が変化する場合には、表示される映像がこの移動に追従するように映像情報を加工し、演奏者が基準となる地点から遠ざかるように位置情報が変化する場合には、表示される映像がこの移動に追従して縮小されるように映像情報を加工する。
また、制御部222は、ある映像情報について、組をなす位置情報を組をなさない位置情報の双方に基づいて加工を行ってもよい。例えば、制御部222は、ある映像情報について、組をなす位置情報に変化がなく、組をなさない位置情報が基準となる地点から遠ざかるように変化している場合、当該映像情報に対応する映像を拡大して表示させ、その他の映像情報に対応する映像を拡大せずに(又は縮小して)表示させるようにしてもよい。
本実施形態のネットワークセッションシステム20によれば、上述したネットワークセッションシステム10と同様に、複数の音声情報及び映像情報の再生タイミングを同期させるとともに、加工した映像情報により表示される映像の位置や大きさを適宜に変更することが可能となる。本実施形態の場合、第1実施形態のように音声情報が表す演奏音を解析せずに、音声情報に付加された位置情報に基づいて映像情報を加工するため、かかる解析のための処理や時間が不要となる。
[変形例]
本発明は、上述した実施形態に限らず、その他の形態でも実施し得る。本発明に対しては、例えば、以下のような変形を適用することが可能である。なお、以下に示す変形例は、各々を適宜に組み合わせてもよい。
(1)変形例1
本発明に係る情報処理装置は、映像情報の加工を操作者の指定に基づいて行ってもよい。例えば、操作者は、上述した操作部124(又は224)を介して加工の態様を指定し、制御部122(又は222)は、操作者により指定された態様の加工を行うようにすることができる。このとき、操作者は、演奏の内容に応じて音声情報や映像情報の加工の態様を決定する。例えば、ギターの演奏者cが楽曲のあるパートをソロで演奏する場合、操作者は、演奏者cに対応する映像を右側のスクリーンSCRcではなく中央のスクリーンSCRbに表示させるよう指定してもよい。また、この場合、操作者は、演奏者cに対応する映像が拡大されるよう指定を行ってもよい。すなわち、操作者は、映像情報について、映像の拡大又は縮小や表示位置の変更などを指定することが可能である。
なお、本発明に係る情報処理装置は、映像情報の加工に際し、音声情報(又は位置情報)に応じた態様の加工と操作者の指定に応じた態様の加工の双方を行ってもよいが、音声情報(又は位置情報)に応じた態様の加工に代えて操作者の指定に応じた態様の加工を行うようにしてもよい。
また、上述した実施形態においては、映像情報の加工が同期処理(ステップS123又はS223)の後に行われたが、本発明に係る情報処理装置は、音声情報や映像情報の加工を同期処理の前に行ってもよい。
(2)変形例2
本発明に係る情報処理装置は、映像情報の出力の態様を、当該映像情報と組をなす音声情報の音量に応じて決定してもよい。例えば、音量が最大である音声情報と組をなす映像情報が目立つように、この映像情報の出力先を中央のスクリーンSCRbにしてもよい。すなわち、第2セッション地点における映像の並びは、第1セッション地点における演奏者の並びと一致していなくてもよい。
また、本発明に係る情報処理装置は、音量が一定の閾値以下となる音声情報と組をなす映像情報を、スクリーンに表示しないように制御してもよい。このようにした場合も、ソロ演奏の場合などに注目すべき演奏者を目立たせることが可能となる。
(3)変形例3
本発明に係る情報処理装置は、複数の映像情報を合成する加工を行ってもよい。例えば、スクリーンに表示される複数の映像の隣り合う辺の部分を合成し、複数の映像が1つの映像になるように映像情報を加工してもよい。このようにすれば、1つのスクリーンで映像を再生することが可能となる。
なお、このような加工を行う場合、第1セッション地点においては、演奏者をいわゆるブルーバック(ブルースクリーン)を用いて撮影するのが望ましい。このようにすれば、映像情報から演奏者の映像を抽出することが容易となるからである。この場合、演奏者の映像情報の他に演奏者の背景を構成する映像情報を別途取得し、これらを合成するようにしてもよい。なお、背景部分に相当する映像情報は、情報処理装置がこれを記憶していてもよいし、通信ネットワークを介して外部装置から取得してもよい。
(4)変形例4
本発明に係る情報処理装置は、映像情報に加え、音声情報を加工してもよい。例えば、上述した第1実施形態の場合は、第2実施形態の位置情報に相当する情報を取得し、この情報に基づいて音量や音像定位の制御を行うとよい。また、第2実施形態の場合は、組をなす映像情報に行われた加工の態様に応じた加工を音声情報にも行ったり、映像情報に対して行う処理と同様に、対応する位置情報に応じた態様で音声情報を加工したりすることができる。このようにすれば、音声と映像とが同様の変化をするため、より違和感のない再生を行うことが可能となる。
(5)変形例5
本発明に係る情報処理装置は、上述した第1実施形態において、映像情報に対応付けられた位置情報を取得可能な構成としてもよい。この場合における位置情報としては、例えば、被写体である演奏者までの距離を示す情報を用いることができる。このような情報は、例えば、オートフォーカス機構を有するビデオカメラであればフォーカス時の測距により求めることができる。また、第2実施形態と同様に、測位手段により演奏者の位置を計測し、計測した位置を示す情報を位置情報として用いてもよい。
また、かかる位置情報を取得可能な構成とした場合、本発明に係る情報処理装置は、位置情報及び音声情報の双方に応じて映像情報を加工してもよいが、音声情報に代えて位置情報に応じた加工を行ってもよい。すなわち、本発明に係る情報処理装置は、上述した第1実施形態に本変形例を適用した場合において、音声情報又は位置情報のいずれかに応じた態様で映像情報を加工する構成としてもよい。
(6)変形例6
本発明において、位置情報の対応付けの態様は、上述したものに限らない。例えば、位置情報は、いわゆるメタデータのようにして音声情報に含まれていてもよいし、位置情報又は音声情報のいずれか一方又は両方に、対応付けの対象となる情報を特定可能な識別情報が含まれていてもよい。要するに、本発明における位置情報は、組をなす音声情報と何らかの方法で対応付けがなされていればよく、その対応付けの態様は任意である。
(7)変形例7
第2セッション地点には、演奏者dが他の演奏者の映像を確認するための表示装置が設けられてもよい。この表示装置は、いわゆるカラオケ装置の表示部のように、演奏者dが歌唱する楽曲の歌詞を表示してもよい。また、この表示装置は、スクリーンに表示される映像と同様の映像を表示してもよい。
(8)変形例8
第2セッション地点には、演奏者dの映像を撮影するビデオカメラと、この映像を再生する表示装置とが設けられてもよい。この場合においては、演奏者dとともに背後のスクリーンSCRa〜SCRcを撮影してもよいし、第1セッション地点の映像をスクリーンSCRa〜SCRcに表示させずに、第1セッション地点の映像と演奏者dの映像とを合成して表示装置に表示させてもよい。後者の場合は、変形例3に示したような合成を行うと、より望ましい。
第1セッション地点の映像と第2セッション地点の映像とを合わせて表示する場合、演奏者dの位置を計測する測位手段を更に設け、この測位手段により得られる位置情報を更に用いて、音声や映像の加工を行ってもよい。例えば、演奏者dが左右に歩きながら歌唱するとき、表示される演奏者dの映像と他の演奏者の映像とが重ならないようにそれぞれの映像の表示位置を変更したり、さらに、映像の表示位置の変更に応じて音声の定位を変更したりしてもよい。
また、演奏者dがソロで歌唱する場合には、演奏者dの映像のみがアップで表示されるようにしてもよい。
(9)変形例9
第2セッション地点には、光の照射方向が映像に応じて変化する照明装置が設けられてもよい。この照明装置は、いわゆるスポットライトのように、局所的な照明であると望ましい。このようにすれば、映像上の演奏者があたかもその場にいるような演出効果を行うことができる。また、照明装置の照射方向を制御するために、音声情報に対応付けられた位置情報を用いてもよい。
なお、この照明装置は、操作者により点灯及び消灯を制御される構成でもよい。また、第2セッション地点の演奏者dを照明する照明装置を設けてもよい。
(10)変形例10
本発明において、取得する音声情報及び映像情報の数は、上述した実施形態に限定されない。上述した実施形態においては、第1セッション地点から3人の演奏者に対応する音声情報及び映像情報が送信されたが、演奏者をより多数としてもよいし、2人としてもよい。
また、第2セッション地点の演奏者の人数も、変更可能である。例えば、第2セッション地点に複数の演奏者がおり、それぞれの演奏音を複数のマイクで収音してもよい。あるいは、第2セッション地点には演奏者がおらず、第1セッション地点の演奏音と映像を再生するのみであってもよい。
また、第2セッション地点における出力先(スクリーン及びスピーカ)の数も、変更可能である。
さらに、セッション地点は、3箇所以上あってもよい。本発明に係る情報処理装置は、このような場合であっても、時間情報を参照することによって複数の音声情報及び映像情報を同期させることが可能である。
(11)変形例11
本発明におけるセッションは、歌唱や演奏を目的としたものに限らず、複数の対象者が集団で行う種々の活動を含み得る。例えば、通信ネットワークを介した会議において本発明を適用してもよいし、学校での授業等に本発明を適用してもよい。すなわち、本発明において収音や撮影の対象となる者は、演奏者に限らない。
(12)変形例12
本発明は、コンピュータに上述した制御部122の機能を実現させるためのプログラムとしても提供され得る。かかるプログラムは、これを記憶させた光ディスク等の記録媒体としても提供可能であり、また、インターネット等の通信ネットワークを介して所定のサーバ装置からコンピュータにダウンロードされ、これをインストールして利用可能にするなどの形態でも提供され得る。
本発明のネットワークセッションシステムの構成を示す図である。 情報送信装置の構成を示すブロック図である。 情報処理装置の構成を示すブロック図である。 情報送信装置の動作を示すフローチャートである。 情報処理装置の動作を示すフローチャートである。 情報送信装置の構成を示すブロック図である。 情報処理装置の構成を示すブロック図である。 情報送信装置の動作を示すフローチャートである。 情報処理装置の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
10、20…ネットワークセッションシステム、110、210…情報送信装置、111、211…入力部、112、212…制御部、113、213…記憶部、114、214…操作部、115、215…通信部、120、220…情報処理装置、121、221…通信部、122、222…制御部、123、223…記憶部、124、224…操作部、125、225…音声入力部、126、226…音声出力部、127、227…映像出力部、130…ネットワーク

Claims (9)

  1. 音声情報及び映像情報の組を通信ネットワークを介して1又は複数取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された映像情報を、当該映像情報と組をなす前記音声情報に応じた態様で加工する映像加工手段と、
    前記映像加工手段により加工された映像情報と前記取得手段により取得された音声情報とを出力する出力手段と
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 音声情報、映像情報及び当該音声情報に対応付けられた位置情報の組を通信ネットワークを介して1又は複数取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された映像情報を、当該映像情報と組をなす前記位置情報に応じた態様で加工する映像加工手段と、
    前記映像加工手段により加工された映像情報と前記取得手段により取得された音声情報とを出力する出力手段と
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  3. 前記映像加工手段は、前記映像情報が出力されることにより表示される映像の位置又は大きさを変更する加工を行う
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記映像加工手段は、前記映像情報が複数取得された場合に、当該複数の映像情報を合成する加工を行う
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  5. 前記映像情報に対する加工の態様を指定する指定手段を備え、
    前記映像加工手段は、前記音声情報又は位置情報に応じた態様又は前記指定手段により指定された態様の加工を行う
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  6. 前記取得手段により取得された音声情報と映像情報とを同期させる同期手段を備え、
    前記取得手段は、前記音声情報及び映像情報のそれぞれについて、各々の再生タイミングを表す時間情報を対応付けて取得し、
    前記同期手段は、前記映像加工手段による加工の前又は後に、前記音声情報及び映像情報のそれぞれに対応付けられた前記時間情報に基づいて当該音声情報及び映像情報を同期させる
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  7. 前記音声情報及び前記映像情報は、それぞれ、対象者の音声及び映像を表し、
    前記位置情報は、測位手段により計測された前記対象者の位置を表し、
    前記映像加工手段は、前記映像情報が表す映像の表示位置を前記位置情報が表す位置に応じて変更する加工を行う
    ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  8. コンピュータを、
    音声情報及び映像情報の組を通信ネットワークを介して1又は複数取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された映像情報を、当該映像情報と組をなす前記音声情報に応じた態様で加工する映像加工手段と、
    前記映像加工手段により加工された映像情報と前記取得手段により取得された音声情報とを出力する出力手段
    として機能させるためのプログラム。
  9. コンピュータを、
    音声情報、映像情報及び当該音声情報に対応付けられた位置情報の組を通信ネットワークを介して1又は複数取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された映像情報を、当該映像情報と組をなす前記位置情報に応じた態様で加工する映像加工手段と、
    前記映像加工手段により加工された映像情報と前記取得手段により取得された音声情報とを出力する出力手段
    として機能させるためのプログラム。
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