WO2017150101A1

WO2017150101A1 - メンテナンス装置、動物用トイレ、および制御プログラム

Info

Publication number: WO2017150101A1
Application number: PCT/JP2017/004448
Authority: WO
Inventors: 大屋　修司
Original assignee: シャープ株式会社
Priority date: 2016-03-02
Filing date: 2017-02-07
Publication date: 2017-09-08

Abstract

適切なタイミングで、ユーザに対象装置のメンテナンス作業に関する通知を行うメンテナンス装置を実現する。ユーザによる対象装置のメンテナンス作業が必要であると消耗品利用状況監視部（１１）が判定したとき、通信制御部（１３）は、ＢＬＥ（１４）の通信可能圏内にユーザがいる場合に限り、ユーザ端末へメンテナンス作業を促す提案メッセージを送信する。

Description

メンテナンス装置、動物用トイレ、および制御プログラム

　本発明はメンテナンス装置、動物用トイレ、および制御プログラムに関する。

　特許文献１、２には、家電機器等に付属する消耗品をユーザが交換すべき時期になったら、消耗品の交換時期であることを示す通知を、ユーザの端末に送信する技術が開示されている。

日本公開特許公報「特開2015-32854号公報」日本公開特許公報「特開2015-28760号公報」

　特許文献１、２に記載の技術では、ユーザ端末が存在する位置に関わらず、消耗品の交換時期であることを示す通知を送信する。それゆえ、ユーザは、家電機器から遠く離れた位置にいる場合でも、該通知を受け取る。しかしながら、ユーザが家電機器から遠く離れた位置にいる場合、ユーザは消耗品の交換を速やかに行うことはできない。そのため、無駄な通知の送信のために、送信側では不要に電力を消費することがある。また、遠方で通知を受け取ったユーザは、速やかに消耗品の交換を行うことができないため、不満を感じるまたは交換を忘れることがある。

　本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、適切なタイミングで、ユーザに対象装置のメンテナンス作業に関する通知を行うメンテナンス装置を実現することにある。

　上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係るメンテナンス装置は、ユーザによる対象装置のメンテナンス作業が必要であるか否かを判定するメンテナンス判定部と、所定の範囲内にユーザが位置するか否かを判定する位置判定部と、上記ユーザに上記メンテナンス作業に関する通知を行う通知部とを備え、上記通知部は、上記所定の範囲内に上記ユーザが位置するとき、上記ユーザに上記通知を行い、上記所定の範囲内に上記ユーザが位置しないとき、上記ユーザに上記通知を行わない。

　本発明の一態様によれば、適切なタイミングで、ユーザに対象装置のメンテナンス作業に関する通知を行うことができる。

実施形態１に係るペット用トイレの制御モジュールの詳細な構成を示すブロック図である。実施形態１に係るペット用トイレの構成を示す概略図である。実施形態１に係る制御モジュールが実行するメンテナンス提案処理の流れを示すフローチャートである。実施形態２に係るペット用トイレの構成を示す概略図である。実施形態２に係るメンテナンス提案処理の流れを示すフローチャートである。実施形態３に係る水槽システムの構成を示す概略図である。実施形態３に係る水槽システムの制御モジュールの詳細な構成を示すブロック図である。実施形態３に係るメンテナンス提案処理の流れを示すフローチャートである。実施形態４に係る水槽システムの構成を示す概略図である。実施形態４に係る水槽システムの制御モジュールの詳細な構成を示すブロック図である。

　〔実施形態１〕
　（ペット用トイレ１）
　図２を用いて、本実施形態に係るペット用トイレ１（対象装置）（動物用トイレ）の構成を説明する。図２は、本実施形態に係るペット用トイレ１の構成を示す概略図である。図２に示すように、ペット用トイレ１は、制御モジュール１０、重量センサ２０、猫砂３０（消耗品）、吸収シート４０（消耗品）、および本体容器５０を備えている。制御モジュール１０および重量センサ２０は、本発明のメンテナンス装置を構成する。

　制御モジュール１０は、重量センサ２０が検知する重量等の情報に基づいて、ペット用トイレ１の利用状況を監視する。そして、制御モジュール１０は、ペット用トイレ１の使用に伴って消耗品の機能が低下したと判断したとき、消耗品の交換または補充をすべきであることをユーザに通知する。具体的には、制御モジュール１０は、消耗品の交換または補充をすることを提案する提案メッセージを、ユーザが所持する情報処理装置（ユーザ端末。例えば、スマートフォン）宛に送信する。なお、図２において、制御モジュール１０は、ペット用トイレ１の底面に設置されている。しかしながら、制御モジュール１０は、ペット用トイレ１のどこに設置されていてもよい。

　重量センサ２０は、その重量センサ２０の上に載置されている物体の重量を検知する。本実施形態では、重量センサ２０は、ペット用トイレ１全体の重量を検知する。重量センサ２０が検知した重量の情報は、制御モジュール１０に送信される。重量センサ２０は、例えば、ロードセルで構成されていてよい。なお、ペット用トイレ１は、重量センサ２０の代わりに、加速度センサを備えていてもよい。

　猫砂３０は、ペットがその猫砂３０の上で糞便および尿をするために使用される。猫砂３０は、ペットの糞便および尿を飛び散らせないようにしたり、糞便および尿の臭いが拡散しないようにしたりする機能を有する。猫砂３０は、例えば、ベントナイト系、シリカゲル系、または生分解性物質系であってよい。猫砂３０は、ペット用トイレ１の使用に伴って上記機能が低下した場合、新しい猫砂３０に交換される必要がある。

　吸収シート４０は、ペットの尿等の液体を吸収する機能を有する。吸収シート４０は、吸水材（例えば、綿状パルプ、高分子ポリマー、ポリオレフィン不織布など）を含む。吸収シート４０は、ペット用トイレ１の使用に伴って上記機能が低下した場合、新しい吸収シート４０に交換される必要がある。

　本体容器５０は、上段トレー５０ａ、および下段トレー５０ｂを備える。ペット用トイレ１に入室したペットは、上段トレー５０ａに乗って排泄をする。

　上段トレー５０ａの底面にはメッシュ（図示せず）が形成されている。ペットが上段トレー５０ａ上で排泄した尿は、メッシュを通過して、下段トレー５０ｂの中に落ちる。一方、ペットの糞便およびその他の固形物は、メッシュを透過せずに、上段トレー５０ａ上に残る。なお、上段トレー５０ａの底部には、メッシュが形成されている代わりに、複数の小さな穴が形成されていてもよい。下段トレー５０ｂ上には、吸収シート４０が配置されている。下段トレー５０ｂ上において、吸収シート４０が覆う領域は、上段トレー５０ａのメッシュが形成された領域に対応するか、またはメッシュが形成された領域よりも広いことが望ましい。

　（制御モジュール１０）
　図１は、ペット用トイレ１の制御モジュール１０の詳細な構成を示すブロック図である。図１に示すように、制御モジュール１０は、消耗品利用状況監視部１１（メンテナンス判定部）、メッセージ生成部１２、通信制御部１３（位置判定部）、およびＢＬＥ１４（通知部）を備えている。

　本実施形態における消耗品利用状況監視部１１は、ペット用トイレ１で使用される消耗品（猫砂３０および吸収シート４０）の利用状況（すなわち、消耗品がこれまでにどれぐらい利用されてきたか）を監視するためのカウンタである。本実施形態では、消耗品利用状況監視部１１は、消耗品の利用状況を示す指標として、ペットがペット用トイレ１で何回排泄したかを示す排泄回数（利用回数）をカウントする。あるいは、消耗品利用状況監視部１１は、ペット用トイレ１上またはその近傍に配置された人感センサ（図示せず）を用いて、ペットによるペット用トイレ１の利用回数をカウントすることもできる。

　メッセージ生成部１２は、消耗品利用状況監視部１１によってカウントされるペットの排泄回数が所定回数を超えたときに、消耗品の交換または補充をすることをユーザに提案するための提案メッセージを生成する。あるいは、メッセージ生成部１２は、通知ＤＢを参照して、通知ＤＢに予め登録されている提案メッセージを取得してもよい。提案メッセージは、例えば、「吸収シート４０を交換してください」や「猫砂３０を補充（または交換）してください」といった内容であってよい。提案メッセージの内容は、交換または補充すべき消耗物の種類によって異なっていてもよい。

　通信制御部１３は、ＢＬＥ１４とユーザ端末（本実施形態では、ユーザのスマートフォン）との間の通信を制御する。通信制御部１３は、制御モジュール１０の通信相手として予め登録（ペアリング）されたユーザ端末の情報を含むペアリング情報を参照して、ＢＬＥ１４と、ペアリングされたユーザ端末との間の通信を確立させる。ＢＬＥ１４は、メッセージ生成部１２が生成した提案メッセージを、ペアリングされたユーザ端末に無線で送信する。

　ＢＬＥ１４は、ＢＬＥ（Bluetooth（登録商標） Low Energy）技術に基づいて近距離無線通信を行う無線通信デバイスである。ＢＬＥ１４は、ペット用トイレ１の近傍（具体的には、ＢＬＥ１４が送受信する電波が到達可能な範囲、例えば、ペット用トイレ１から１０ｍ程度の範囲内）に存在するユーザ端末との間で、通信接続を確立することができる。

　（第１のメンテナンス提案処理）
　図３を用いて、制御モジュール１０が実行するメンテナンス提案処理の流れを説明する。図３は、メンテナンス提案処理の流れを示すフローチャートである。

　図３に示すように、消耗品利用状況監視部１１は、重量センサ２０が検知するペット用トイレ１の重量の情報を取得する（Ｓ１）。消耗品利用状況監視部１１は、重量センサ２０から取得した重量の情報に基づいて、ペット用トイレ１の重量が増加したか否かを判定する（Ｓ２）。

　ここで、ペットがペット用トイレ１に入室したとき、ペット用トイレ１の重量が一時的に増加する。このような増加は、ペットの排泄に基づいていないので、消耗品利用状況監視部１１は、ペット用トイレ１の重量が大きく増加（例えば、１ｋｇ以上）したことを示す情報を重量センサ２０から取得した場合、その情報を破棄する。

　ペット用トイレ１の重量が増加していない場合（Ｓ２でＮｏ）、消耗品利用状況監視部１１は、重量センサ２０から取得した重量の情報に基づいて、ペット用トイレ１の重量が減少したか否かを判定する（Ｓ３）。ペット用トイレ１の重量が減少していない場合（Ｓ３でＮｏ）、メンテナンス提案処理はＳ１に戻る。一方、ペット用トイレ１の重量が減少している場合（Ｓ３でＹｅｓ）、ペットの排泄物を含む消耗品が新しい消耗品と交換または補充されたと考えられるので、消耗品利用状況監視部１１は、排泄回数のカウントをゼロにリセットする（Ｓ４）。その後、メンテナンス提案処理はＳ１に戻る。

　Ｓ２において、ペット用トイレ１の重量が増加している場合（Ｓ２でＹｅｓ）、消耗品利用状況監視部１１は、排泄回数のカウントを１増加する（Ｓ５）。なお、ペット用トイレ１が人感センサを備えている場合、消耗品利用状況監視部１１は、人感センサを用いて、ペットの排泄回数の代わりに、ペット用トイレ１へのペットの入室回数をカウントしてもよい。

　次に、通信制御部１３は、消耗品利用状況監視部１１によってカウントされている排泄回数を参照して、排泄回数が一定数を超過したか否かを判定する（Ｓ６）。排泄回数が一定数を超過していない場合（Ｓ６でＮｏ）、メンテナンス提案処理はＳ１に戻る。

　一方、Ｓ６において、排泄回数が一定数を超過している場合（Ｓ６でＹｅｓ）、通信制御部１３は、ＢＬＥ１４に対し、（予めペアリングされた）ユーザのスマートフォンとの間で通信接続の確立を試みるように指示する（Ｓ７）。換言すれば、通信制御部１３は、ＢＬＥ１４の通信可能圏内（例えば、ペット用トイレ１から１０ｍ程度の範囲内）にユーザがいるか確認する。なお、通信制御部１３は、ＢＬＥ１４（またはＷｉ－Ｆｉ（登録商標）技術に基づいて無線通信を行う他の無線通信デバイス）がユーザのスマートフォンから受信する無線信号の強度に基づいて、ペット用トイレ１の近傍にユーザがいるか確認してもよい。あるいは、制御モジュール１０が、ユーザのスマートフォンの位置情報を即時に取得することができる場合、通信制御部１３は、ユーザのスマートフォンの位置情報に基づいて、（予め位置情報を取得した）ユーザの家の近傍（例えば、ユーザの家の位置から１００ｍの範囲内）にユーザがいるか確認してもよい。さらに、通信制御部１３は、ペット用トイレ１に設置された人感センサを用いて、ペット用トイレ１の近傍（具体的には、ペット用トイレ１から２ｍ程度の範囲内にあり、かつ、ペット用トイレ１から視認可能な位置）にいるユーザを検知してもよい。

　Ｓ７の後、通信制御部１３は、ＢＬＥ１４とスマートフォンとの間で通信接続が確立されたか否かを判定する（Ｓ８）。ＢＬＥ１４とスマートフォンとの間で通信接続が確立されていない場合（Ｓ８でＮｏ）、一定時間が経過した後（Ｓ９）で、メンテナンス提案処理はＳ７に戻る。

　一方、ＢＬＥ１４とスマートフォンとの間で通信接続が確立されている場合（Ｓ８でＹｅｓ）、メッセージ生成部１２は、吸収シート４０を交換することをユーザに提案するための提案メッセージを生成する（Ｓ１０）。また、メンテナンス提案処理において排泄回数のカウントが所定回（例えば、４回）リセット（Ｓ４）されるごとに、メッセージ生成部１２は、猫砂３０を交換または補充をすることをユーザに提案するための提案メッセージも生成する。換言すれば、吸収シート４０が所定回交換されるごとに、メッセージ生成部１２は、猫砂３０を交換することもユーザに提案する。

　メッセージ生成部１２は、生成した提案メッセージを通信制御部１３に出力する。通信制御部１３は、ＢＬＥ１４およびアンテナ（ＡＮＴ）を用いて、メッセージ生成部１２が生成した提案メッセージをスマートフォンに送信する（Ｓ１１）。このように、制御モジュール１０は、ＢＬＥ１４の通信可能圏内にユーザがいる場合のみ、スマートフォンに提案メッセージを送信する。そのため、ユーザは、提案メッセージを確認した後、すぐに、ペット用トイレ１の消耗品を交換または補充する作業を行うことができる。なお、提案メッセージは、スマートフォンの画面に表示されてもよいし、スマートフォンのスピーカから音声等で出力されてもよい。

　Ｓ１１の後、通信制御部１３は、提案メッセージをスマートフォンに送信することに成功したか否かを確認する（Ｓ１２）。通信制御部１３が提案メッセージをスマートフォンに送信することに失敗した場合（Ｓ１２でＮｏ）、一定時間が経過した後（Ｓ９）で、メンテナンス提案処理はＳ７に戻る。なお、Ｓ１２のリトライ回数は制限されていてもよい。すなわち、通信制御部１３が提案メッセージをスマートフォンに送信することに所定回以上失敗した場合、次のＳ１２は実行されず、メンテナンス提案処理は終了してもよい。

　一方、Ｓ１２において、通信制御部１３が提案メッセージをスマートフォンに送信することに成功した場合（Ｓ１２でＹｅｓ）、メンテナンス提案処理は終了する。なお、通信制御部１３が提案メッセージをスマートフォンに送信することに成功して、メンテナンス提案処理が終了した場合、一定時間以上経過した後で、次のメンテナンス提案処理が再開されることが望ましい。あるいは、前のメンテナンス提案処理が終了してから、次のメンテナンス提案処理がすぐに再開される場合、一定時間以上、Ｓ１～Ｓ６のみが実行される（すなわち、Ｓ７～Ｓ１２が実行されない）ことが望ましい。ユーザのスマートフォンが、提案メッセージを受信してから、ユーザが消耗品を交換する作業を完了するまでに、ある程度の時間がかかる。この構成では、ユーザが消耗品を交換する準備をしている間に、ユーザのスマートフォンが提案メッセージを何度も受信して、ユーザが提案メッセージを煩わしく感じるといった事態が発生することを回避することができる。

　〔実施形態２〕
　前記実施形態１では、ペットの排泄回数に基づいて、消耗品の利用状況が判定される構成を説明した。本実施形態では、消耗品の重量の増加に基づいて、消耗品の利用状況が判定される構成を説明する。

　（ペット用トイレ１Ａ）
　図４は、本実施形態に係るペット用トイレ１Ａ（対象装置）（動物用トイレ）の構成を示す概略図である。図４に示すように、ペット用トイレ１Ａでは、重量センサ２０の上に、吸収シート４０のみが載置されている。したがって、重量センサ２０は、吸収シート４０の重量を検知する。また、本実施形態では、消耗品利用状況監視部１１は、消耗品（吸収シート４０）の利用状況を示す指標として、吸収シート４０が吸収した尿の総量を示す総排泄量をカウントする。ペット用トイレ１Ａの他の構成は、前記実施形態１で説明したペット用トイレ１の構成と同じであるから、本実施形態では、それらの構成の説明を省略する。

　なお、ペット用トイレ１Ａは、前記実施形態１のように、ペット用トイレ１全体の重量を検知する重量センサ２０をさらに備えていてもよい。この構成では、制御モジュール１０は、吸収シート４０が吸収した尿の総量の情報とともに、猫砂３０に含まれる糞便の総量（＝“ペット用トイレ１全体の重量の増加分”－“吸収シート４０が吸収した尿の総量”）の情報も取得することができる。したがって、制御モジュール１０は、猫砂３０および吸収シート４０の各々の利用状況を監視することができる。

　（第２のメンテナンス提案処理）
　図５を用いて、本実施形態に係るメンテナンス提案処理の流れを説明する。図５は、メンテナンス提案処理の流れを示すフローチャートである。

　図５に示すように、消耗品利用状況監視部１１は、重量センサ２０が検知する吸収シート４０の重量の情報を取得する（Ｓ２０１）。消耗品利用状況監視部１１は、重量センサ２０から取得した重量の情報に基づいて、吸収シート４０の重量が増加したか否かを判定する（Ｓ２０２）。なお、本実施形態に係るペット用トイレ１Ａの構成では、ペットがペット用トイレ１に入室したとき、重量センサ２０が検知する重量が一時的に増加することはない。

　吸収シート４０の重量が増加していない場合（Ｓ２０２でＮｏ）、消耗品利用状況監視部１１は、重量センサ２０から取得した重量の情報に基づいて、吸収シート４０の重量が減少したか否かを判定する（Ｓ２０３）。吸収シート４０の重量が減少していない場合（Ｓ２０３でＮｏ）、メンテナンス提案処理はＳ２０１に戻る。一方、吸収シート４０の重量が減少している場合（Ｓ２０３でＹｅｓ）、消耗品利用状況監視部１１は、総排泄量のカウントをゼロにリセットする（Ｓ２０４）。その後、メンテナンス提案処理はＳ２０１に戻る。なお、吸収シート４０からの水分の蒸発によって、吸収シート４０は微量ながら減少すると考えられる。そこで、吸収シート４０の重量減少の有無の判定（Ｓ２０２）において、消耗品利用状況監視部１１は、蒸発による吸収シート４０の重量の減少を考慮して、吸収シート４０の重量が一定量以上減少したかどうかを判定してもよい。

　Ｓ２０２において、吸収シート４０の重量が増加している場合（Ｓ２０２でＹｅｓ）、消耗品利用状況監視部１１は、排排泄量に、吸収シート４０の重量増加分を加算する（Ｓ２０５）。次に、通信制御部１３は、消耗品利用状況監視部１１がカウントしている総排泄量を参照して、総排泄量が一定量を超過したか否かを判定する（Ｓ２０６）。排泄回量が一定量を超過していない場合（Ｓ２０６でＮｏ）、メンテナンス提案処理はＳ２０１に戻る。

　一方、総排泄量が一定量を超過している場合（Ｓ２０６でＹｅｓ）、通信制御部１３は、ＢＬＥ１４に対し、（予めペアリングされた）ユーザのスマートフォンとの間で通信接続の確立を試みるように指示する（Ｓ７）。なお、本実施形態のメンテナンス提案処理のＳ７～Ｓ１２は、前記実施形態１のメンテナンス提案処理のＳ７～Ｓ１２と同じであるから、本実施形態では、Ｓ７～Ｓ１２の説明を省略する。

　〔実施形態３〕
　前記実施形態１および２では、本発明のペット用トイレへの適用例を説明した。本実施形態では、本発明の水槽システムへの適用例を説明する。

　（水槽システム２）
　図６を用いて、本実施形態に係る水槽システム２（対象装置）の構成を説明する。図６は、本実施形態に係る水槽システム２の構成を示す概略図である。図６に示すように、水槽システム２は、水槽本体２００、制御モジュール２１０、水質センサ２２０、フィルタ２３０（消耗品）、送出ポンプ２４０、および水路パイプ２５０を備えている。制御モジュール２１０および水質センサ２２０は、本発明のメンテナンス装置を構成する。

　水槽本体２００は水を貯留する。水槽本体２００に貯留されている水の中には、魚などの水生生物が放たれている。本実施形態では、水の汚濁度が高い（すなわち、水の透明度が低い）ことを、その水の水質が悪いと表現する。なお、水質は、フィルタ２３０の機能の低下と相関するパラメータで定義されるどのような性質であってもよい。例えば、水質は、水の特質（ｐＨなど）や、水中の有害物質（アンモニアなど）の量に基づいて定義されてもよい。

　水槽システム２では、水槽本体２００内の水が、送出ポンプ２４０によって水路パイプ２５０内へ吸引される。水は、水路パイプ２５０内を通過して、フィルタ２３０へと導かれる。フィルタ２３０は、水をろ過することによって、水の水質を改善する。フィルタ２３０を通過した水は、再び水槽本体２００内へ還流する。このようにして、水槽本体２００内の水の水質が一定に維持される。フィルタ２３０が持つ水質改善機能が所定の性能を発揮できなくなった場合、水生生物のエサやフンによって、水槽本体２００内の水の水質は悪化する。この場合、フィルタ２３０は、新しいフィルタ２３０に交換される必要がある。

　制御モジュール２１０は、水質センサ２２０を用いて、水槽本体２００内の水の水質を監視する。そして、制御モジュール２１０は、水槽本体２００内の水の水質が悪化したと判断したとき、フィルタ２３０の交換をすべきであることをユーザに通知する。具体的には、制御モジュール２１０は、フィルタ２３０の交換をすることを提案する提案メッセージを、ユーザ端末（例えば、ユーザのスマートフォン）宛に送信する。

　水質センサ２２０は、水質を示す指標（本実施形態では、水の汚濁度）を計測する。水質センサ２２０は、例えば、水を透過する光量に基づいて、水の汚濁度を計測してよい。水質センサ２２０は、計測した汚濁度の情報を、制御モジュール２１０に送信する。

　（制御モジュール２１０）
　図７は、水槽システム２の制御モジュール２１０の詳細な構成を示すブロック図である。図７に示すように、制御モジュール２１０は、水質監視部２１１、メッセージ生成部２１２、通信制御部２１３、およびＢＬＥ２１４を備えている。

　水質監視部２１１は、水槽システム２で使用される消耗品（フィルタ２３０）の利用状況を示す指標として、水槽本体２００内の水の水質を監視する。

　メッセージ生成部２１２は、水質監視部２１１によって監視される水の水質を示すパラメータが所定値を下回ったときに、消耗品の交換または補充をすることをユーザに提案するための提案メッセージを生成する。あるいは、メッセージ生成部２１２は、通知ＤＢを参照して、通知ＤＢに予め登録されている提案メッセージを取得してもよい。提案メッセージは、例えば、「フィルタ２３０を交換してください」といった内容であってよい。なお、メッセージ生成部２１２は、提案メッセージとは別に、消耗品の機能が低下したことを警告する所定の警告信号（例えば、ＬＥＤ（図示せず）を点滅させる信号）を生成してもよい。この構成では、メッセージ生成部１２が生成した警告信号は、制御モジュール２１０等に接続された出力部（例えば、ディスプレイ、ＬＥＤなど）から出力される。

　通信制御部２１３は、ＢＬＥ２１４を制御して、水槽システム２の近傍（具体的には、ＢＬＥ２１４が送受信する電波が到達可能な範囲、例えば、水槽システム２から１０ｍ程度の範囲内）に存在するユーザ端末へ提案メッセージを送信させる。

　ＢＬＥ２１４は、ＢＬＥ技術に基づいて近距離無線通信を行う無線通信デバイスである。ＢＬＥ２１４は、水槽システム２の近傍（具体的には、ＢＬＥ２１４が送受信する電波が到達可能な範囲、例えば、水槽システム２から１０ｍ程度の範囲内）に存在するユーザ端末との間で、通信接続を確立することができる。

　（第３のメンテナンス提案処理）
　図８を用いて、本実施形態に係るメンテナンス提案処理の流れを説明する。図８は、メンテナンス提案処理の流れを示すフローチャートである。

　図８に示すように、水質監視部２１１は、水質センサ２２０が検知する水質の情報を取得する（Ｓ３０１）。本実施形態では、水質センサ２２０は、水の汚濁度を計測する。水質監視部２１１は、水質センサ２２０が計測した水の汚濁度が基準値以上であるか否かを判定する（Ｓ３０２）。

　水の汚濁度が基準値以上でない場合（Ｓ３０２でＮｏ）、一定時間（例えば、１時間または２時間）が経過した後（Ｓ３０３）で、メンテナンス提案処理はＳ３０１に戻る。ここで、Ｓ３０３は必須ではないが、制御モジュール２１０の電力消費量を削減するために、メンテナンス提案処理はＳ３０３を含むことが望ましい。水質は徐々に悪化するかもしくは改善するので、制御モジュール２１０は水質を常に監視していなくてよい。

　一方、水の汚濁度が基準値以上である場合（Ｓ３０２でＹｅｓ）、通信制御部２１３は、ＢＬＥ２１４に対し、（予めペアリングされた）ユーザのスマートフォンとの間で通信接続の確立を試みるように指示する（Ｓ７）。なお、本実施形態のメンテナンス提案処理のＳ７～Ｓ１２は、前記実施形態１のメンテナンス提案処理のＳ７～Ｓ１２と同じであるから、本実施形態では、Ｓ７～Ｓ１２の説明を省略する。

　〔実施形態４〕
　前記実施形態１～３では、ユーザ端末において提案メッセージが提示される構成を説明した。本実施形態では、消耗品を備えた対象装置自体が、警告メッセージを出力する構成を説明する。

　（水槽システム２Ａ）
　図９を用いて、本実施形態に係る水槽システム２Ａ（対象装置）の構成を説明する。図９は、本実施形態に係る水槽システム２Ａの構成を示す概略図である。図９に示すように、水槽システム２Ａは、前記実施形態３の水槽システム２の構成に加えて、人感センサ２６０および出力部２７０（通知部）をさらに備えている。また、水槽システム２Ａの制御モジュール２１０Ａの構成は、水槽システム２の制御モジュール２１０の構成と異なる。制御モジュール２１０Ａの構成を後述する。制御モジュール２１０Ａ、水質センサ２２０、人感センサ２６０、および出力部２７０は、本発明のメンテナンス装置を構成する。

　人感センサ２６０は、水槽システム２Ａの近傍（例えば、水槽システム２Ａから２ｍ程度の範囲内にあり、かつ、水槽システム２から視認可能な位置）にいるユーザを検知する。人感センサ２６０は、例えば、水槽本体２００に設置されていてよい。

　出力部２７０は、メンテナンス作業に関する通知を出力する。出力部２７０は、ＬＥＤおよびスピーカを含んでいてよい。

　（制御モジュール２１０Ａ）
　図１０は、本実施形態に係る制御モジュール２１０Ａの構成を示す概略図である。図１０に示すように、制御モジュール２１０Ａは、前記実施形態３の制御モジュール２１０の構成に加えて、位置判定部２１５をさらに含んでいる。なお、制御モジュール２１０Ａは、ユーザ端末に対し、提案メッセージを送信しなくてもよい。この場合、制御モジュール２１０Ａは、通信制御部２１３、ＢＬＥ２１４、およびアンテナ（ＡＮＴ）を備えていなくてもよい。

　本実施形態では、メッセージ生成部２１２は、消耗品の機能が低下したことを警告する所定の警告信号（例えば、ＬＥＤを点滅させる信号や、または、警告音声をスピーカから出力させる信号）を生成する。位置判定部２１５は、人感センサ２６０がユーザを検知したとき、ユーザが水槽システム２Ａの近傍にいると判定する。そして、ユーザが水槽システム２Ａの近傍にいると位置判定部２１５が判定した場合、メッセージ生成部１２は警告信号を生成する。メッセージ生成部１２が生成した警告信号は、出力部２７０から出力される。

　本実施形態の構成によれば、ユーザは、ユーザ端末で提案メッセージを確認できない状況である場合であっても、警告信号の出力によって、消耗品を交換または補充するべきであることを知ることができる。

　〔実施形態５〕
　本発明は、メンテナンス作業が必要な消耗品を備えた他の対象装置にも適用可能である。消耗品には、有形物（前記実施形態１～２の猫砂３０および吸収シート４０、前記実施形態３～４のフィルタ２３０）だけでなく、無形物（エネルギー、気体、液体など）も含まれる。

　本実施形態では、メンテナンス装置の制御モジュールは、電子機器（対象装置）のバッテリ（消耗品）に蓄電された電力（消耗品）の残量を監視する。そして、電子機器のバッテリの電圧が閾値未満となったときに、バッテリの交換または電力の補充をすることを提案する提案メッセージを、ユーザ端末（例えば、スマートフォン）宛に送信する。本実施形態においても、制御モジュールは、ユーザの現在位置を判定して、ユーザが電子機器の近傍にいる場合のみ、提案メッセージを送信する。

　〔ソフトウェアによる実現例〕
　制御モジュール１０、１０Ａ、２１０の制御ブロック（特に消耗品利用状況監視部１１、メッセージ生成部１２、２１２、通信制御部１３、２１３、および水質監視部２１１）は、集積回路（ＩＣチップ）等に形成された論理回路（ハードウェア）によって実現してもよいし、ＣＰＵ（Central Processing Unit）を用いてソフトウェアによって実現してもよい。

　後者の場合、制御モジュール１０、１０Ａ、２１０は、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するＣＰＵ、上記プログラムおよび各種データがコンピュータ（またはＣＰＵ）で読み取り可能に記録されたＲＯＭ（Read Only Memory）または記憶装置（これらを「記録媒体」と称する）、上記プログラムを展開するＲＡＭ（Random Access Memory）などを備えている。そして、コンピュータ（またはＣＰＵ）が上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体（通信ネットワークや放送波等）を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。

　〔まとめ〕
　本発明の態様１に係るメンテナンス装置（制御モジュール１０および重量センサ２０）（制御モジュール２１０および水質センサ２２０）（制御モジュール２１０Ａ、人感センサ２６０、および出力部２７０）は、ユーザによる対象装置（ペット用トイレ１、１Ａ、水槽システム２）のメンテナンス作業が必要であるか否かを判定するメンテナンス判定部と、所定の範囲内にユーザが位置するか否かを判定する位置判定部と、上記ユーザに上記メンテナンス作業に関する通知を行う通知部とを備え、上記通知部は、上記所定の範囲内に上記ユーザが位置するとき、上記ユーザに上記通知を行い、上記所定の範囲内に上記ユーザが位置しないとき、上記ユーザに上記通知を行わない。

　上記の構成によれば、ユーザが所定の範囲内にいる場合のみ、ユーザに対象装置のメンテナンス作業に関する通知を行う。そのため、例えば、ユーザが所定の範囲内にいる場合にはユーザが対象装置のメンテナンス作業をすぐに実施可能であるように、所定の範囲を設定することができる。

　本発明の態様２に係るメンテナンス装置は、上記態様１において、上記位置判定部は、上記所定の範囲内にユーザ端末が位置するかによって、上記所定の範囲内に上記ユーザが位置するか否かを判定し、上記通知部は、上記所定の範囲内に上記ユーザ端末が位置するとき、上記ユーザ端末に上記通知を送信し、上記所定の範囲内に上記ユーザ端末が位置しないとき、上記ユーザ端末に上記通知を送信しなくてもよい。

　上記の構成によれば、ユーザは、ユーザ端末が受信した通知を確認して、対象装置のメンテナンス作業を実施することができる。

　本発明の態様３では、上記態様１または２において、上記メンテナンス作業は、上記対象装置の消耗品の交換または補充の作業であってよい。

　上記の構成によれば、ユーザは、通知に基づいて、対象装置の消耗品の交換または補充の作業を行うことができる。

　本発明の態様４では、上記態様１から３のいずれかにおいて、上記所定の範囲は、上記対象装置を含む範囲であってよい。

　上記の構成によれば、ユーザが対象装置の近傍にいる場合に、ユーザに通知が行われる。そのため、通知を受けたユーザは、すぐに、メンテナンス作業を実施することができる。

　本発明の態様５に係るメンテナンス装置では、上記態様１から４のいずれかにおいて、上記位置判定部は、ユーザ端末と近距離無線通信可能であれば、上記所定の範囲内に上記ユーザが位置すると判定してもよい。

　上記の構成によれば、ユーザがユーザ端末を伴っている限り、ユーザ端末の位置に基づいて、ユーザの位置を正しく判定することができる。

　本発明の態様６に係るメンテナンス装置では、上記態様１から５のいずれかにおいて、上記通知が上記ユーザに行われた後、上記メンテナンス作業が行われずに上記対象装置が利用されると、上記通知部は、上記通知を上記ユーザに再び行ってもよい。

　上記の構成によれば、ユーザに繰り返し通知を行うことができる。

　本発明の態様７に係るメンテナンス装置では、上記態様１から５のいずれかにおいて、上記ユーザに上記通知が行われた後、所定の期間上記メンテナンス作業が行われなかった場合、上記通知部は、上記所定の範囲内に上記ユーザが入ったとき、上記通知を上記ユーザに再び行ってもよい。

　上記の構成によれば、所定の期間をおいて、ユーザに繰り返し通知を行うことができる。

　本発明の態様８に係るメンテナンス装置では、上記態様３において、上記対象装置には複数種類の消耗品が用いられ、上記メンテナンス判定部は、上記消耗品毎に交換または補充が必要かを判定し、上記通知部は、上記消耗品毎に異なる内容の通知を上記ユーザに行ってもよい。

　上記の構成によれば、対象装置の複数の消耗品のメンテナンス作業に関する通知をユーザに行うことができる。

　本発明の態様９に係るメンテナンス装置では、上記態様３において、上記メンテナンス判定部は、上記消耗品の利用回数に基づいて上記メンテナンス作業が必要であるか否かを判定し、上記メンテナンス判定部は、上記消耗品の交換または補充が行われると、上記利用回数をリセットしてもよい。

　上記の構成によれば、消耗品の交換または補充が行われた場合に、再度、消耗品の利用回数のカウントを開始することができる。

　本発明の態様１０に係るメンテナンス装置は、上記態様１から９のいずれかにおいて、水質センサを備え、上記メンテナンス判定部は、上記対象装置の水質に基づいて上記メンテナンス作業が必要であるか否かを判定してもよい。

　上記の構成によれば、ユーザは、メンテナンス装置からの通知に基づいて、水槽等のメンテナンス作業を行うことができる。

　本発明の態様１１に係る動物用トイレは、上記態様１から９のいずれかのメンテナンス装置を備え、上記対象装置は動物用トイレであってよい。

　上記の構成によれば、ユーザは、メンテナンス装置からの通知に基づいて、動物用トイレのメンテナンス作業を行うことができる。

　本発明の態様１２に係る制御プログラムは、上記態様１から９のいずれかのメンテナンス装置としてコンピュータを機能させるための制御プログラムであって、上記メンテナンス判定部、上記位置判定部、および上記通知部としてコンピュータを機能させるための制御プログラムであってよい。

　上記の構成によれば、上記態様１から９のいずれかのメンテナンス装置と同様の効果を奏することができる。

　本発明の各態様に係るメンテナンス装置は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記メンテナンス装置が備える各部（ソフトウェア要素）として動作させることにより上記メンテナンス装置をコンピュータにて実現させるメンテナンス装置の制御プログラム、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。

　本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。

　１、１Ａ　ペット用トイレ（対象装置）（動物用トイレ）
　２、２Ａ　水槽システム（対象装置）
　１０、２１０、２１０Ａ　制御モジュール
　　　１１　消耗品利用状況監視部（メンテナンス判定部）
　　　１３　通信制御部（位置判定部）
　　　１４　ＢＬＥ（通知部）
　　　２０　重量センサ
　　　３０　猫砂（消耗品）
　　　４０　吸収シート（消耗品）
　　２１５　位置判定部
　　２２０　水質センサ
　　２３０　フィルタ（消耗品）
　　２６０　人感センサ
　　２７０　出力部（通知部）

Claims

　ユーザによる対象装置のメンテナンス作業が必要であるか否かを判定するメンテナンス判定部と、
　所定の範囲内にユーザが位置するか否かを判定する位置判定部と、
　上記ユーザに上記メンテナンス作業に関する通知を行う通知部とを備え、
　上記通知部は、
　　上記所定の範囲内に上記ユーザが位置するとき、上記ユーザに上記通知を行い、
　　上記所定の範囲内に上記ユーザが位置しないとき、上記ユーザに上記通知を行わないことを特徴とするメンテナンス装置。
　上記位置判定部は、上記所定の範囲内にユーザ端末が位置するかによって、上記所定の範囲内に上記ユーザが位置するか否かを判定し、
　上記通知部は、
　　上記所定の範囲内に上記ユーザ端末が位置するとき、上記ユーザ端末に上記通知を送信し、
　　上記所定の範囲内に上記ユーザ端末が位置しないとき、上記ユーザ端末に上記通知を送信しないことを特徴とする請求項１に記載のメンテナンス装置。
　上記メンテナンス作業は、上記対象装置の消耗品の交換または補充の作業であることを特徴とする請求項１または２に記載のメンテナンス装置。
　上記所定の範囲は、上記対象装置を含む範囲であることを特徴とする請求項１から３のいずれか１項に記載のメンテナンス装置。
　上記位置判定部は、ユーザ端末と近距離無線通信可能であれば、上記所定の範囲内に上記ユーザが位置すると判定することを特徴とする請求項１から４のいずれか一項に記載のメンテナンス装置。
　上記通知が上記ユーザに行われた後、上記メンテナンス作業が行われずに上記対象装置が利用されると、上記通知部は、上記通知を上記ユーザに再び行うことを特徴とする請求項１から５のいずれか一項に記載のメンテナンス装置。
　上記ユーザに上記通知が行われた後、所定の期間上記メンテナンス作業が行われなかった場合、上記通知部は、上記所定の範囲内に上記ユーザが入ったとき、上記通知を上記ユーザに再び行うことを特徴とする請求項１から５のいずれか一項に記載のメンテナンス装置。
　上記対象装置には複数種類の消耗品が用いられ、
　上記メンテナンス判定部は、上記消耗品毎に交換または補充が必要かを判定し、
　上記通知部は、上記消耗品毎に異なる内容の通知を上記ユーザに行うことを特徴とする請求項３に記載のメンテナンス装置。
　上記メンテナンス判定部は、上記消耗品の利用回数に基づいて上記メンテナンス作業が必要であるか否かを判定し、
　上記メンテナンス判定部は、上記消耗品の交換または補充が行われると、上記利用回数をリセットすることを特徴とする請求項３に記載のメンテナンス装置。
　水質センサを備え、
　上記メンテナンス判定部は、上記対象装置の水質に基づいて上記メンテナンス作業が必要であるか否かを判定することを特徴とする請求項１から９のいずれか一項に記載のメンテナンス装置。
　請求項１から９のいずれか一項に記載のメンテナンス装置を備え、
　上記対象装置は動物用トイレであることを特徴とする動物用トイレ。
　請求項１から９のいずれか一項に記載のメンテナンス装置としてコンピュータを機能させるための制御プログラムであって、上記メンテナンス判定部、上記位置判定部、および上記通知部としてコンピュータを機能させるための制御プログラム。