WO2017060989A1 - 可動装置の動作制御装置、動作制御システム、および可動装置の動作制御方法 - Google Patents

可動装置の動作制御装置、動作制御システム、および可動装置の動作制御方法 Download PDF

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Abstract

駆動制御装置(100)は、複数の動作領域のうち、少なくとも一の動作領域を有効化して、有効化した動作領域内でロボット(30)が動作するようにロボット(30)の動作を制限する。さらに、駆動制御装置(100)は、動作領域1および動作領域2といった複数の動作領域が有効化された場合、動作領域1および動作領域2のいずれかの動作領域の範囲内にロボット(30)が含まれると予測するとサーボアンプ(61)への電力供給を遮断しない一方で、動作領域1および動作領域2のいずれの動作領域の範囲内にもロボット(30)が含まれないと予測するとサーボアンプ(61)への電力供給を遮断する。

Description

可動装置の動作制御装置、動作制御システム、および可動装置の動作制御方法
 本発明は、可動装置の動作制御装置、動作制御システム、および可動装置の動作制御方法に関し、特に、駆動制御装置による駆動装置の制御によって動作する可動装置の動作制御装置、可動装置と駆動制御装置と動作制御装置とを備えた動作制御システム、および駆動制御装置による駆動装置の制御によって動作する可動装置の動作制御方法に関する。
 従来より、所定の動作領域内で産業用ロボットなどの可動装置を動作させる制御装置が知られている。
 たとえば、特許第5271499号公報(特許文献1)には、作業者によって設定された動作領域内でロボットを動作させるとともに、ロボットが動作領域外になる場合にロボットへの電力供給を遮断する制御装置が開示されている。この制御装置によれば、作業者によって設定された動作領域内でロボットが動作するようにロボットの動作が制限されるため、ロボットが誤作動などで暴走することがなく、作業者は動作領域外で安全に作業を進めることができる。
特許第5271499号公報
 作業内容によっては、一の動作領域に限るよりも複数の動作領域に亘ってロボットを動作させる方が作業効率が上がる場合がある。その一方で、複数の動作領域に亘ってロボットを動作させようとした場合、ロボットの動作を制限しなければならない領域が増えるため、作業者の安全性を確保することが難しくなる。しかし、特許文献1に開示された制御装置においては、一の動作領域内でロボットを動作させることについては鑑みられているが、複数の動作領域に亘ってロボットを動作させることについては何ら鑑みられていない。このため、特許文献1に開示された制御装置においては、安全性を確保しつつ可動装置による作業効率を向上させることができなかった。
 本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、安全性を確保しつつ可動装置による作業効率を向上させることができる可動装置の動作制御装置、動作制御システム、および可動装置の動作制御方法を提供することである。
 本発明は、駆動制御装置による駆動装置の制御によって動作する可動装置の動作制御装置である。動作制御装置は、有効化部と、動作制御部とを備える。有効化部は、可動装置が動作可能な複数の動作領域の中から少なくとも一の動作領域を有効化する。動作制御部は、有効化部によって有効化された動作領域である有効化領域の範囲内で可動装置が動作するように可動装置の動作を制限する。動作制御部は、有効化部によって複数の動作領域に含まれる第1動作領域および第2動作領域が有効化された場合、第1動作領域および第2動作領域のいずれかの動作領域の範囲内に可動装置が含まれると予測すると駆動装置への電力供給を遮断しない一方で、第1動作領域および第2動作領域のいずれの動作領域の範囲内にも可動装置が含まれないと予測すると駆動装置への電力供給を遮断する。
 この動作制御装置によれば、複数の動作領域のうち、少なくとも一の動作領域内で可動装置が動作するように可動装置の動作が制限される。すなわち、一の動作領域に限らず複数の動作領域内でも可動装置が動作できるため、可動装置によって効率よく作業を進めることができる。さらに、第1動作領域および第2動作領域といった複数の動作領域が有効化された場合でも、第1動作領域および第2動作領域のいずれかの動作領域の範囲内に可動装置が含まれると予測されると駆動装置への電力供給が遮断されない一方で、第1動作領域および第2動作領域のいずれの動作領域の範囲内にも可動装置が含まれないと予測されると駆動装置への電力供給が遮断される。このため、作業者は第1動作領域および第2動作領域を併せた領域の範囲外で安全に作業を進めることができる。これにより、安全性を確保しつつ可動装置による作業効率を向上させることができる。
 好ましくは、第1動作領域と第2動作領域とは一部の領域が重複する。第1動作領域および第2動作領域の少なくとも一方が有効化領域である場合、第1動作領域と第2動作領域とが重複する領域も有効化領域となる。
 この動作制御装置によれば、たとえば、第1動作領域が有効化領域であるにも関わらず、第1動作領域と重複する第2動作領域が有効化領域でないことによって、両者が重複する領域が有効化領域ではなくなって駆動装置への電力供給が遮断されてしまうといった不都合が生じない。
 好ましくは、動作制御部は、駆動装置への電力供給を遮断した場合に惰性で進行することによって可動装置が有効化領域の範囲外になると予測すると、駆動装置への電力供給を遮断する。
 この動作制御装置によれば、駆動装置への電力供給が遮断されたときに可動装置が惰性で進行した場合を考慮しても、可動装置が有効化領域の範囲外になることがない。このため、作業者は有効化領域の範囲外で安全に作業を進めることができる。
 好ましくは、動作制御装置は、警報領域設定部をさらに備える。警報領域設定部は、有効化領域の範囲内で所定の警報領域を設定する。動作制御部は、可動装置が警報領域の範囲外になる場合に、駆動制御装置に停止信号を出力することによって駆動制御装置に駆動装置を制御させて可動装置を停止させる。
 この動作制御装置によれば、可動装置が警報領域の範囲外になる場合に駆動制御装置による駆動装置の制御によって可動装置が制動停止される。このため、動作制御装置によって駆動装置への電力供給が遮断されてしまうことを事前に回避することができる。
 好ましくは、動作制御装置は、進入検出部をさらに備える。進入検出部は、有効化領域への外部からの進入を検出するように構成されている。動作制御部は、進入検出部によって有効化領域への外部からの進入が検出された場合、駆動装置への電力供給を遮断する。
 この動作制御装置によれば、有効化領域への外部からの進入があった場合に駆動装置への電力供給が遮断されるため、たとえば、作業者が有効化領域へ進入した場合でも、可動装置によって作業者が危険にさらされてしまうことを回避することができる。
 好ましくは、進入検出部は、第1動作領域と第2動作領域との境界部分に設けられている。進入検出部は、第1動作領域および第2動作領域が有効化領域であれば、外部からの進入を検出しない。
 この動作制御装置によれば、第1動作領域および第2動作領域が有効化領域であるにも関わらず、進入検出部によって一方の有効化領域から他方の有効化領域への進入が検出されることで駆動装置への電力供給が遮断されてしまうといった不都合が生じない。
 好ましくは、動作制御装置は、複数の動作領域に対応付けられた複数の進入検出部を備える。さらに、動作制御装置は、複数の進入検出部のうち、有効化領域への外部からの進入の検出を有効化する進入検出部と、有効化領域への外部からの進入の検出を無効化する進入検出部とを設定する検出有効化設定部を備える。
 この動作制御装置によれば、所望の進入検出部に対して有効化領域への外部からの進入の検出を有効化したり、あるいは無効化したりすることができる。
 好ましくは、動作制御装置は、複数のスイッチのそれぞれに対応付けられた複数の動作領域を有効化する領域有効化設定部をさらに備える。
 この動作制御装置によれば、複数のスイッチのそれぞれと有効化される複数の動作領域とが対応付けられる。このため、作業者は、作業内容に応じて操作するスイッチを変えるだけで所望の動作領域を有効化させてその動作領域内で可動装置を動作させることができる。
 好ましくは、動作制御装置は、可動装置による進入が禁止される禁止領域を設定する禁止領域設定部をさらに備える。動作制御部は、駆動装置への電力供給を遮断した場合に惰性で進行することによって可動装置が禁止領域の範囲内になると予測すると、駆動装置への電力供給を遮断する。
 この動作制御装置によれば、設定された禁止領域内には可動装置が進入することがないため、作業者は禁止領域内で安全に作業を進めることができる。
 本発明に係る動作制御システムは、可動装置と、駆動制御装置と、上述したいずれかの動作制御装置とを備える。
 この動作制御システムによれば、可動装置と駆動制御装置と動作制御装置とを用いることで、安全性を確保しつつ可動装置による作業効率を向上させることができる。
 本発明は、駆動制御装置による駆動装置の制御によって動作する可動装置の動作制御方法である。動作制御方法は、有効化ステップと、動作制御ステップとを備える。有効化ステップは、可動装置が動作可能な複数の動作領域の中から少なくとも一の動作領域を有効化する。動作制御ステップは、有効化ステップによって有効化された動作領域である有効化領域の範囲内で可動装置が動作するように可動装置の動作を制限する。動作制御ステップは、有効化ステップによって複数の動作領域に含まれる第1動作領域および第2動作領域が有効化された場合、第1動作領域および第2動作領域のいずれかの動作領域の範囲内に可動装置が含まれると予測すると駆動装置への電力供給を遮断しない一方で、第1動作領域および前記第2動作領域のいずれの動作領域の範囲内にも可動装置が含まれないと予測すると駆動装置への電力供給を遮断するステップを含む。
 この動作制御方法によれば、複数の動作領域のうち、少なくとも一の動作領域内で可動装置が動作するように可動装置の動作が制限される。すなわち、一の動作領域に限らず複数の動作領域内でも可動装置が動作できるため、可動装置によって効率よく作業を進めることができる。さらに、第1動作領域および第2動作領域といった複数の動作領域が有効化された場合でも、第1動作領域および第2動作領域のいずれかの動作領域の範囲内に可動装置が含まれると予測されると駆動装置への電力供給が遮断されない一方で、第1動作領域および第2動作領域のいずれの動作領域の範囲内にも可動装置が含まれないと予測されると駆動装置への電力供給が遮断される。このため、作業者は第1動作領域および第2動作領域を併せた領域の範囲外で安全に作業を進めることができる。これにより、安全性を確保しつつ可動装置による作業効率を向上させることができる。
ロボットが動作する工場内のレイアウト構成の一例を示す図である。 上面および側面から見たロボットの機械構成を示す図である。 動作制御システムの全体構成を示す図である。 動作領域の設定の一例について説明するための図である。 (a)は動作領域0について説明するための図である。(b)は動作領域1について説明するための図である。(c)は動作領域2について説明するための図である。(d)は動作領域3について説明するための図である。 (a)は監視領域内でのロボットの動作について説明するための図である。(b)は警報領域を逸脱した場合のロボットの動作について説明するための図である。 (a)はロボットのアームを矩形でモデル化した図である。(b)はロボットのウェイトを矩形でモデル化した図である。(c)はロボットのエンドエフェクタを矩形でモデル化した図である。 (a)は監視領域0の範囲内でロボットが積み付け作業を行なう様子を示す図である。(b)は監視領域0および監視領域1を併せた領域の範囲内でロボットが積み付け作業を行なう様子を示す図である。(c)は監視領域0、監視領域1、および監視領域2を併せた領域の範囲内でロボットが積み付け作業を行なう様子を示す図である。 (a)は監視領域0および監視領域2を併せた領域の範囲外に作業者が進入する様子を示す図である。(b)は監視領域0および監視領域2を併せた領域の範囲内に作業者が進入する様子を示す図である。 動作制御装置が実行する動作制御処理の一例を示すフローチャートである。
 本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、参照する図面において、同一または相当する部分には同一の参照番号を付してその説明は繰り返さない。
 [工場内のレイアウト構成]
 図1は、ロボット30が動作する工場内のレイアウト構成の一例を示す図である。工場内には、コンベヤ領域がある。コンベヤ領域には、荷物を搬送するコンベヤ26が設置されている。コンベヤ領域の両隣には、第1ステーションおよび第2ステーションが設けられている。第1ステーションには、コンベヤ26で搬送された荷物がロボット30によって積み付けられる第1パレットが設置されている。第2ステーションには、コンベヤ26で搬送された荷物がロボット30によって積み付けられる第2パレットが設置されている。
 第1ステーションと外部との境界、第2ステーションと外部との境界、第1ステーションとコンベヤ領域との境界、第2ステーションとコンベヤ領域との境界、およびコンベヤ領域と外部との境界のそれぞれには、ライトカーテン21~25が設けられている。ライトカーテン21~25は、投光器および受光器を含み、投光器から受光器に向けて出射された光が作業者および搬送物などの物体によって遮られたか否かを検出する。
 このような構成により、ライトカーテン21~25は、所定領域への物体の進入または所定領域からの物体の退出を検出することが可能である。たとえば、ライトカーテン21は、作業者による外部から第1ステーションへの進入を検出する。ライトカーテン23は、作業者による第1ステーションからコンベヤ領域への進入を検出する。なお、ライトカーテン21~25は、「進入検出部」の一実施形態に対応する。
 第1ステーションの付近にはロボット制御盤10が設置されている。ロボット制御盤10には、ロボット30を制御するための複数の装置が組み込まれている。ロボット制御盤10には、起動スイッチ12と、積付開始スイッチ13,14と、積付完了ランプ15,16と、設定用のパソコン11とが結線によって接続されている(結線の図示は省略する)。
 起動スイッチ12は、作業者がロボット30を起動させる際に操作するスイッチである。積付開始スイッチ13,14は、作業者がロボット30を動作させてコンベヤで搬送された荷物をパレットに積み付けさせる際に操作するスイッチである。積付完了ランプ15,16は、ロボット30による積み付け作業が完了したことを点灯または点滅によって作業者に報知するランプである。なお、起動スイッチ12および積付開始スイッチ13,14は、「複数のスイッチ」の一実施形態に対応する。
 [ロボットの機械構成]
 図2は、上面および側面から見たロボット30の機械構成を示す図である。なお、図2に示すロボット30の機械構成は一例であり、その他の機械構成を有するロボットであってもよい。
 本実施の形態のロボット30は、設置面に固定された円筒状の設置台40と、設置台40の上面に設けられた本体部35と、本体部35に接続された下アーム33と、下アーム33とともに本体部35に接続された支持アーム41と、支持アーム41に接続されたウェイト34と、下アーム33および支持アーム41に接続された上アーム32と、上アーム32に接続されたリンク43と、リンク43に接続されたツール31と、ツール31の先端に設けられたエンドエフェクタ44とを備えている。なお、図2において、エンドエフェクタ44の形状は簡略化して示されている。
 本体部35は、設置台40に取り付けられた後述のモータ71の軸(軸45に沿ったモータ軸)に接続されている。下アーム33は、本体部35に取り付けられたモータ71の軸(軸38に沿ったモータ軸)に接続されている。上アーム32は、支持アーム41に取り付けられたモータ71の軸(軸37に沿ったモータ軸)に接続されている。ツール31は、リンク43に取り付けられたモータ71の軸(軸42に沿ったモータ軸)に接続されている。なお、各モータ71の図示は省略する。
 以下では、説明の便宜上、軸45をR軸、軸38をO軸、軸37をD軸、および軸42をT軸と称する。また、下アーム33および上アーム32を単にアームとも称する。
 本体部35は、モータ軸の回転によってR軸を中心に回転する。本体部35の回転に伴ない、アームおよびエンドエフェクタ44が設置面と平行に移動する。
 下アーム33は、モータ軸の回転によってO軸を中心に回転する。上アーム32は、モータ軸の回転によってD軸を中心に回転する。下アーム33のO軸周りの回転または上アーム32のD軸周りの回転に伴ない、エンドエフェクタ44がR軸に近づいたり遠のいたりする。たとえば、下アーム33および上アーム32が設置面と平行に近づくとR軸とエンドエフェクタ44との距離が次第に長くなり、下アーム33および上アーム32が設置面と垂直に近づくとR軸とエンドエフェクタ44との距離が次第に短くなる。
 ウェイト34は、O軸およびD軸に掛かる負荷を軽減する。ウェイト34は、支持アーム41にボルト39で固定されているが、アームの回転に応じて移動する。
 ツール31は、モータ軸の回転によってT軸を中心に回転する。ツール31のT軸周りの回転に伴ない、エンドエフェクタ44が設置面に平行に回転する。
 このように、ロボット30は、本体部35、アーム、およびツール31を動かすことによって、エンドエフェクタ44を所望の位置に移動させるとともに所望の姿勢に維持させることができる。そして、エンドエフェクタ44は、搬送された荷物を掴んでパレットに積み付けることができる。なお、ロボット30は、「可動装置」の一実施形態に対応する。
 [動作制御システムの全体構成]
 図3は、動作制御システム1の全体構成を示す図である。ロボット30の各軸(R軸,O軸,D軸,T軸)には、モータ71と、エンコーダ70と、ブレーキ72とが設けられている。
 モータ71は、たとえばギヤードモータであり、ロボット30の各軸を回転させる。エンコーダ70は、ロボット30の各軸の回転方向および回転角度を検出する。なお、エンコーダ70は、各軸の回転角度を絶対値で検出するアブソリュートエンコーダであってもよいし、各軸の回転角度を所定位置に対する相対値で検出するインクリメンタルエンコーダであってもよい。ブレーキ72は、たとえば無励磁作動形の電磁ブレーキである。ブレーキ72が非通電中はロボット30の各軸にブレーキがかけられる。
 ロボット制御盤10は、電磁開閉器62と、サーボアンプ61と、駆動制御装置50と、動作制御装置100とを備える。
 電磁開閉器62が通電と非通電とで切り替えられることによって、外部に設置された動力電源60とサーボアンプ61との間の経路が閉成または開放される。たとえば、電磁開閉器62が通電中は動力電源60とサーボアンプ61との間の経路が閉成され、動力電源60からの電力がサーボアンプ61に供給される。一方、電磁開閉器62が非通電中は動力電源60とサーボアンプ61との間の経路が開放され、動力電源60からのサーボアンプ61への電力供給が遮断される。なお、電磁開閉器62は、後述する動作制御装置100によって通電と非通電とで切り替えられる。
 サーボアンプ61は、駆動制御装置50からの指令に基づきモータ71を駆動して各軸を回転させる。サーボアンプ61は、電磁開閉器62を介して供給された動力電源60からの電力を用いて作動する。電磁開閉器62が非通電になって動力電源60からの電力供給が遮断された場合、サーボアンプ61はモータ71を駆動することができない。この場合、ロボット30の各軸には各モータ71からの駆動力および制動力が与えられない。したがって、各軸は、いわゆるフリーラン状態で惰性で動作した後に停止する。なお、サーボアンプ61は、「駆動装置」の一実施形態に対応する。なお、サーボアンプ61が有する機能と同じ機能をモータ71が有していてもよく、この場合はモータ71が「駆動装置」の一実施形態に対応する。
 駆動制御装置50は、サーボアンプ61を制御してモータ71を駆動させる。駆動制御装置50は、作業者によって入力されたプログラムに基づきモータの回転速度などをサーボアンプ61に指令する。このように、駆動制御装置50は、サーボアンプ61を制御してモータ71を駆動することによってロボット30を動作させることができる。なお、駆動制御装置50は、「駆動制御装置」の一実施形態に対応する。
 工場内における、ロボット30と作業者との共同した作業を、図1および図2を用いて説明する。作業者が起動スイッチ12を操作すると、駆動制御装置50の制御によってロボット30のシステムが起動して準備状態となる。作業者が積付開始スイッチ13を操作すると、ロボット30がコンベヤ26で搬送された荷物を第1ステーションの第1パレットに積み付けを開始する。ロボット30が第1ステーションで動作している間、作業者は第1ステーションに立ち入らずに外部で待機する。第1パレットでの積み付けが完了すると、積付完了ランプ15が点灯または点滅する。そして、作業者は、第1ステーションに進入し、第1パレットに積み付けられた荷物を外部に運び出す。
 ロボット30は、駆動制御装置50のモータ制御によって動作するが、駆動制御装置50による制御ではロボット30の動作の安全が保障されない虞がある。たとえば、上記の例の場合、ロボット30が第1ステーションで積み付け作業をしているときに駆動制御装置50の誤作動でロボット30が第1ステーションから外部に逸脱する可能性がある。また、駆動制御装置50が取得したエンコーダ70からの検出値に誤差がある場合、駆動制御装置50による制御によってロボット30が誤作動を引き起こす虞もある。一方、既存の駆動制御装置50にセーフティPLC(programmable logic controller)のような制御システムを導入すれば、安全性の確保をより確かなものにすることはできる。しかし、既存の駆動制御装置50を改造などすれば、その分時間もコストも掛かってしまう。
 このため、本実施の形態の動作制御システム1では、駆動制御装置50とは別に安全性を確保するために動作制御装置100が設けられている。動作制御装置100は、既存の駆動制御装置50に結線によって外付けされる。動作制御装置100は、ロボット30が動作可能な領域(動作領域とも称する)のうち、監視中の動作領域(監視領域とも称する)の範囲内でロボット30が動作するようにロボット30の動作を制限する。
 動作領域は、作業者による起動スイッチ12または積付開始スイッチ13,14の操作によって有効化され、監視状態となる。すなわち、作業者は、自分の判断に基づき有効化すべき(監視すべき)動作領域を選択する。監視領域内では動作制御装置100によってロボット30の動作が許可され、監視領域外では動作制御装置100によってロボット30の動作が禁止される。このように、動作制御装置100によって監視領域内でロボット30の動作を制限すれば、作業者は監視領域外で安全に作業を進めることができる。なお、動作制御装置100は、「動作制御装置」の一実施形態に対応する。また、監視領域は、「有効化領域」の一実施形態に対応する。
 [動作領域および監視領域]
 ここで、図4を用いて、動作領域および監視領域について具体的に説明する。図4は、動作領域の設定の一例について説明するための図である。作業者は、パソコン11(図3参照)を用いて、ロボット30の動作領域を予め設定することができる。なお、作業者は、一の動作領域を設定することも、複数の動作領域を設定することもできる。
 動作領域は、ロボット30の設置面と平行方向に設定される。動作領域は、必ずロボット30のR軸を含んで設定されなければならず、最大で16点の頂点を有する多角形で設定される。
 具体的には、ロボット30のR軸の中心がX-Y座標の(0,0)に設定された上で、X-Y座標で表された各頂点が設定される。たとえば、図4に示す例では、R軸の中心がX-Y座標の(0,0)に設定された上で、P(0)がX-Y座標の(X0,Y0)に、P(1)がX-Y座標の(X1,Y1)に、P(2)がX-Y座標の(X2,Y2)に、P(3)がX-Y座標の(X3,Y3)に、P(4)がX-Y座標の(X4,Y4)に設定されている。なお、動作領域は、ロボット30のR軸に加えてその他の軸を含んで設定されてもよいし、R軸を含まずにその他の軸を含んで設定されてもよい。また、動作領域は、16点に限らずその他の数の頂点で設定されてもよいし、矩形に限らず円形などで設定されてもよい。
 このように、作業者は、動作領域を任意に設定することで、動作制御装置100の制御によって作業内容に応じた適切な監視領域内でロボット30を動作させることができる。
 ところで、作業内容によっては、一の動作領域に限るよりも複数の動作領域に亘ってロボット30を動作させる方が作業効率が上がる場合がある。たとえば、図1に示されたレイアウトのように、第1ステーションおよび第2ステーションといった複数のステーションでロボット30による荷物の積み付け作業が必要な場合がある。この場合、作業者は、第1ステーションを含んだ動作領域および第2ステーションを含んだ動作領域を設定した上で、これら複数の動作領域に亘ってロボットを動作させることができれば作業効率を上げることができる。
 そこで、本実施の形態においては、一の動作領域に限らず、複数の動作領域を作業者に設定させることができるようになっている。
 図5は、動作領域0~動作領域3といった4つの動作領域について説明するための図である。図5(a)に示すように、動作領域0はコンベヤ領域を監視するための領域である。監視状態となった動作領域0を監視領域0と称する。図5(b)に示すように、動作領域1はコンベヤ領域および第1ステーションを含む領域を監視するための領域である。監視状態となった動作領域1を監視領域1と称する。図5(c)に示すように、動作領域2はコンベヤ領域および第2ステーションを含む領域を監視するための領域である。監視状態となった動作領域2を監視領域2と称する。図5(d)に示すように、動作領域3はコンベヤ領域、第1ステーション、および第2ステーションを含む領域を監視するための領域である。監視状態となった動作領域3を監視領域3と称する。
 図5に示すように、複数の動作領域は互いに一部の領域で重複している。たとえば、動作領域0と動作領域1とはコンベヤ領域が重複している。動作領域0と動作領域2とはコンベヤ領域が重複している。動作領域0と動作領域3とはコンベヤ領域が重複している。動作領域1と動作領域2とはコンベヤ領域が重複している。動作領域1と動作領域3とはコンベヤ領域および第1ステーションを含む領域が重複している。動作領域2と動作領域3とはコンベヤ領域および第2ステーションを含む領域が重複している。なお、いずれの動作領域においてもコンベヤ領域を含む理由は、本実施の形態の場合、コンベヤ領域にロボット30が設置され、かつ動作領域が必ずロボット30のR軸を含んで設定されるためである。
 このように、一の動作領域に限らず複数の動作領域の範囲内でもロボット30が動作できるため、ロボット30の動作によって効率よく作業を進めることができる。
 [監視領域内でのロボットの動作制限]
 次に、監視領域内でのロボット30の動作制限について、図6(a)および図7を参照しながら説明する。図6(a)は、監視領域内でのロボットの動作について説明するための図であり、図7は、ロボットの各構成を矩形でモデル化した図である。
 図7に示すように、動作制御装置100は、駆動制御装置50の制御によりロボット30が動作している間、ロボット30の各要素を矩形でモデル化して各要素の動作を予測する。たとえば、図7(a)に示すように、動作制御装置100は、ロボット30のアームを矩形でモデル化して、右に旋回するアームの動作を予測する。図7(b)に示すように、動作制御装置100は、ウェイト34を矩形でモデル化して、アームの右旋回に伴なって動くウェイト34の動作を予測する。図7(c)に示すように、動作制御装置100は、エンドエフェクタ44を矩形でモデル化して、アームの右旋回および伸縮に伴なって動くエンドエフェクタ44の動作を予測する。なお、各要素の動作の予測は、各要素の移動範囲および通過経路などの予測を含む。
 動作制御装置100は、駆動制御装置50により制御されてロボット30(正確にはロボット30のアーム、ウェイト34、エンドエフェクタ44)が動作している間、所定周期間隔(たとえば、10msec間隔)ごとにエンコーダ70からの検出値を用いてロボット30の各軸の回転方向および回転角度を算出する。また、動作制御装置100は、仮に電磁開閉器62を非通電にしてサーボアンプ61への電力供給を遮断した場合を所定周期間隔ごとに想定する。
 サーボアンプ61への電力供給が遮断されると、ロボット30の各軸に対するモータの駆動力および制動力がなくなるため、いわゆるフリーラン状態で各軸が惰性で回転する。つまり、サーボアンプ61への電力供給を遮断したとしても、各軸が惰性で回転することによって、ロボット30が電力供給の遮断位置から少し進行することになる。
 そこで、動作制御装置100は、ロボット30の各軸が惰性で回転することによって進行し得るロボット30の停止位置を予測する。ロボット30が停止する予測位置は、サーボアンプ61への電力供給が遮断された時点での各軸の回転角度、回転方向、および回転速度から求められる。
 動作制御装置100は、現在位置でのロボット30のモデル化された矩形の各頂点と、予測位置でのロボット30のモデル化された矩形の各頂点とをそれぞれ繋ぐ線分を割り出す。動作制御装置100は、割り出した各線分と、監視領域の境界線とで、ベクトルの外積計算を用いた交差判定を行なう。動作制御装置100は、線分の交差判定において、割り出したいずれかの線分が監視領域の境界線を交差していないと判定した場合、ロボット30の予測位置が監視領域内の位置であると判定する。一方、動作制御装置100は、線分の交差判定において、割り出したいずれかの線分が監視領域の境界線を交差していると判定した場合、ロボット30の予測位置が監視領域外の位置であると判定する。なお、線分の交差判定は周知の技術であるため詳細な説明は割愛する。
 このように、動作制御装置100は、ロボット30が動作している間、現在位置でサーボアンプ61への電力供給を遮断したときに惰性で進行することによってロボット30が到達する位置を所定周期間隔ごとに予測し、予測した位置が監視領域外になるか否かを判定する。そして、動作制御装置100は、惰性で進行することによってロボット30が監視領域外になると予測するとサーボアンプ61への電力供給を遮断する。
 たとえば、図6(a)に示すように、ロボット30のアームが監視領域内の位置Aから右旋回する場合を想定する。この例において、動作制御装置100は、アームの位置が位置Bであるときの判定で、サーボアンプ61への電力供給を遮断した場合に惰性で進行することによってロボット30が監視領域外になる間際である位置Cまで惰性で進行すると予測する。仮にアームの位置が位置Bを通り過ぎた後にサーボアンプ61への電力供給が遮断されると、惰性で進行することによってロボット30は監視領域外になる可能性が高い。このため、動作制御装置100は、アームが位置Bに達したときにサーボアンプ61への電力供給を遮断する。これにより、アームが惰性で進行しても、監視領域外になる間際である位置Cで停止することになる。
 [警報領域]
 次に、警報領域について説明する。図6(b)は、警報領域を逸脱した場合のロボット30の動作について説明するための図である。作業者は、パソコン11を用いて、監視領域内で警報領域を予め設定することができる。なお、警報領域は、図4を用いて説明した動作領域の設定と同様の方法で設定される。
 前述したように、動作制御装置100は、ロボット30が監視領域外になる手前でサーボアンプ61への電力供給を遮断する。しかし、一旦サーボアンプ61への電力供給が遮断されてしまうと、復旧作業に時間が掛かって作業者の手間になり、また、駆動制御装置50によるロボット30の自動運転が中断されて生産性が下がってしまう。そこで、動作制御装置100は、ロボット30が警報領域外になると、駆動制御装置50にロボット30を制動停止させるための停止信号を出力する。
 たとえば、図6(b)に示すように、ロボット30のアームが監視領域内の位置aから右旋回する場合を想定する。この例において、動作制御装置100は、アームが警報領域外になる間際である位置bに達したときに停止信号を駆動制御装置50に出力する。これにより、駆動制御装置50は、動作制御装置100から停止信号が入力されたときにロボット30を制動停止させることができ、サーボアンプ61への電力供給を遮断することなく監視領域内である位置cでロボット30を制動停止させることができる。
 [動作制御装置の内部構成]
 次に、再び図3を参照しながら動作制御装置100の内部構成について説明する。動作制御装置100は、設定用通信部101によってパソコン11と通信可能である。作業者は、パソコン11で設定ツールのアプリケーションを起動して、設定ツールを介して各種設定を行なうことができる。
 たとえば、作業者によってパソコン11で動作領域を設定するデータ(たとえば、図4に示す各頂点のXおよびYの値)が入力された場合、設定用通信部101は、設定された動作領域を示す信号をパソコン11から受ける。設定用通信部101は、パソコン11から受けた信号を動作領域設定部116に出力する。動作領域設定部116は、設定用通信部101から受けた信号に基づき検出した動作領域を監視対象の動作領域として設定する。そして、動作領域設定部116は、監視対象の動作領域を示す信号を有効化部112に出力する。有効化部112は、動作領域設定部116から受けた信号に基づき、監視対象の動作領域を検出する。
 作業者によってパソコン11で警報領域を設定するデータが入力された場合、設定用通信部101は、設定された警報領域を示す信号をパソコン11から受ける。設定用通信部101は、パソコン11から受けた信号を警報領域設定部113に出力する。警報領域設定部113は、設定用通信部101から受けた信号に基づき検出した警報領域を監視対象の警報領域として設定する。そして、警報領域設定部113は、監視対象の警報領域を示す信号を有効化部112に出力する。有効化部112は、警報領域設定部113から受けた信号に基づき、監視対象の警報領域を検出する。なお、警報領域設定部113は、「警報領域設定部」の一実施形態に対応する。
 また、作業者は、起動スイッチ12および積付開始スイッチ13,14といった各スイッチと監視対象になる動作領域とを対応付けることができる。たとえば、本実施の形態においては、起動スイッチ12が動作領域0に対応し、積付開始スイッチ13が動作領域1に対応し、積付開始スイッチ14が動作領域2に対応する。
 作業者によってパソコン11で各スイッチに対応付ける動作領域を設定するデータが入力された場合、設定用通信部101は、各スイッチに対応付けられた動作領域を示す信号をパソコン11から受ける。設定用通信部101は、パソコン11から受けた信号を監視設定部111に出力する。監視設定部111は、設定用通信部101から受けた信号に基づき、各スイッチに対応付けられた動作領域を設定する。そして、監視設定部111は、設定内容を示す信号を有効化部112に出力する。有効化部112は、監視設定部111から受けた信号に基づき、各スイッチに対応付けられた動作領域を検出する。なお、監視設定部111は、「領域有効化設定部」の一実施形態に対応する。
 さらに、作業者は、複数の動作領域のうち、有効化された動作領域に応じて、ライトカーテン21~25のうち、有効化するライトカーテンおよび無効化するライトカーテンを設定することができる。
 たとえば、本実施の形態においては、動作領域0が有効化されて監視領域0になる場合、ライトカーテン21およびライトカーテン22が無効化される一方で、ライトカーテン23、ライトカーテン24、およびライトカーテン25が有効化される。動作領域1が有効化されて監視領域1になる場合、ライトカーテン22およびライトカーテン23が無効化される一方で、ライトカーテン21、ライトカーテン24、およびライトカーテン25が有効化される。動作領域2が有効化されて監視領域2になる場合、ライトカーテン21およびライトカーテン24が無効化される一方で、ライトカーテン22、ライトカーテン23、およびライトカーテン25が有効化される。動作領域3が有効化されて監視領域3になる場合、ライトカーテン23およびライトカーテン24が無効化される一方でライトカーテン21、ライトカーテン22、およびライトカーテン25が有効化される。
 作業者によってパソコン11で有効化または無効化するライトカーテンを設定するデータが入力された場合、設定用通信部101は、各ライトカーテン21~25について有効化または無効化の設定を示す信号をパソコン11から受信する。設定用通信部101は、パソコン11から受けた信号を監視設定部111に出力する。監視設定部111は、設定用通信部101から受けた信号に基づき、動作領域に対応付けて各ライトカーテン21~25の有効化または無効化を設定する。そして、監視設定部111は、設定内容を示す信号を有効化部112に出力する。有効化部112は、監視設定部111から受けた信号に基づき、各ライトカーテン21~25の有効化または無効化の設定状態を検出する。なお、監視設定部111は、「検出有効化設定部」の一実施形態に対応する。
 各ライトカーテン21~25は、保護停止信号入力部102に接続されている。各ライトカーテン21~25によって作業者などによる外部からの進入が検出された場合、保護停止信号入力部102は、作業者などによる遮光を示す信号を保護停止信号としてライトカーテンから受ける。保護停止信号入力部102は、各ライトカーテン21~25から受けた保護停止信号を動作制御部110に出力する。動作制御部110は、保護停止信号入力部102から受けた保護停止信号に基づき、外部からの進入が検出されたライトカーテンを検出する。動作制御部110は、外部からの進入が検出されたライトカーテンを検出すると、後述のサーボオン出力部108を介して電磁開閉器62を非通電にする信号を電磁開閉器62に出力する。なお、動作制御部110は、「動作制御部」の一実施形態に対応する。
 リセット信号入力部103は、起動スイッチ12に接続されている。作業者によって起動スイッチ12が操作された場合、リセット信号入力部103は、起動スイッチ12が操作されたことによって生成された信号をリセット信号として起動スイッチ12から受ける。リセット信号入力部103は、起動スイッチ12から受けたリセット信号を有効化部112に出力する。有効化部112は、リセット信号入力部103から受けたリセット信号に基づき起動スイッチ12が操作されたことを検出する。そして、有効化部112は、操作された起動スイッチ12に対応付けられた動作領域を検出する。そして、有効化部112は、検出した動作領域を有効化して監視領域とする。本実施の形態において、有効化部112は、リセット信号が入力された場合、動作領域0を有効化して監視領域0とする。
 監視起動信号入力部104は、積付開始スイッチ13,14に接続されている。作業者によって積付開始スイッチ13,14が操作された場合、監視起動信号入力部104は、積付開始スイッチ13,14が操作されたことによって生成された信号を監視起動信号として積付開始スイッチ13,14から受ける。監視起動信号入力部104は、積付開始スイッチ13,14から受けた監視起動信号を有効化部112に出力する。有効化部112は、監視起動信号入力部104から受けた監視起動信号に基づき積付開始スイッチ13,14が操作されたことを検出する。そして、有効化部112は、操作された積付開始スイッチ13,14に対応付けられた動作領域を検出する。さらに、有効化部112は、検出した動作領域を有効化して監視領域とする。本実施の形態において、有効化部112は、積付開始スイッチ13が操作されたことを示す監視起動信号が入力された場合、動作領域1を有効化して監視領域1とする。また、有効化部112は、積付開始スイッチ14が操作されたことを示す監視起動信号が入力された場合、動作領域2を有効化して監視領域2とする。
 有効化部112は、動作領域を有効化して監視領域とした場合、監視領域を示す信号を動作制御部110に出力する。なお、有効化部112は、「有効化部」の一実施形態に対応する。動作制御部110は、有効化部112から受けた信号に基づき監視領域となった動作領域を検出し、検出した監視領域内でロボット30の動作を制限する。
 位置信号入力部105は、ロボット30の各軸に設けられたエンコーダ70に接続されている。位置信号入力部105は、エンコーダ70から駆動制御装置50に対して送信された信号を位置信号として受ける。位置信号入力部105は、エンコーダ70から受けた位置信号を動作制御部110に出力する。動作制御部110は、位置信号入力部105から受けた位置信号に基づき各軸の回転方向および回転角度を算出し、算出した各軸の回転方向および回転角度に基づきロボット30の動作を制限する。
 監視解除信号入力部106は、駆動制御装置50に接続されている。駆動制御装置50の制御によってロボット30の積み付け作業が完了すると、監視解除信号入力部106は、監視領域内での作業が完了したことを示す信号を監視解除信号として駆動制御装置50から受ける。監視解除信号入力部106は、駆動制御装置50から受けた監視解除信号を無効化部115に出力する。無効化部115は、監視解除信号に基づき積み付け作業が完了したことを検出するとともに、作業が完了した監視領域を検出する。そして、無効化部115は、検出した監視領域を無効化して監視状態を解除する。さらに、無効化部115は、監視状態を解除した動作領域を示す信号を動作制御部110に出力する。動作制御部110は、無効化部115から受けた信号に基づき監視状態が解除された動作領域を検出する。
 なお、駆動制御装置50は、ロボット30の積み付け作業が完了すると、積付完了ランプ15,16を点灯または点滅させる。たとえば、駆動制御装置50は、監視領域1の範囲内で第1パレットへの積み付け作業が完了した場合には、積付完了ランプ15を点灯または点滅させ、監視領域2の範囲内で第2パレットへの積み付け作業が完了した場合には、積付完了ランプ16を点灯または点滅させる。
 ステータス通信部107は、駆動制御装置50に接続されている。ステータス通信部107は、動作制御部110の制御に関する状態(たとえば、監視領域および警報領域の設定など)を示す信号を動作制御部110から受ける。ステータス通信部107は、動作制御部110から受けた信号に基づき設定されている監視領域および警報領域を検出し、検出した監視領域および警報領域を示す信号を駆動制御装置50に出力する。駆動制御装置50は、ステータス通信部107から受けた信号に基づき、監視領域および警報領域の範囲内でロボット30を動作させる。たとえば、駆動制御装置50は、監視領域1が設定されている場合、監視領域1の範囲内で積み付け作業を行なう。
 また、ステータス通信部107は、ロボット30が警報領域外になる場合に、駆動制御装置50にロボット30を制動停止させるための停止信号を動作制御部110から受ける。ステータス通信部107は、動作制御部110から受けた停止信号を駆動制御装置50に出力する。駆動制御装置50は、ステータス通信部107から停止信号を受けると、サーボアンプ61を制御してモータ71を制動停止する。これにより、ロボット30は、サーボアンプ61への電力供給が遮断されることなく監視領域内で制動停止される。
 サーボオン出力部108は、電磁開閉器62に接続されている。サーボオン出力部108は、電磁開閉器62を通電または非通電にするための信号を動作制御部110から受ける。サーボオン出力部108は、動作制御部110から受けた信号を電磁開閉器62に出力する。たとえば、動作制御部110は、ロボット30が動作している間、サーボアンプ61への電力供給を遮断した場合に惰性で進行し得るロボット30の位置を所定周期間隔ごとに予測する。そして、動作制御部110は、惰性で進行することによってロボット30が監視領域外になるか否かを予測する。動作制御部110は、惰性で進行することによってロボット30が監視領域外になると予測した場合に、サーボオン出力部108を介して電磁開閉器62を非通電にする信号を電磁開閉器62に出力する。これにより、動力電源60からの電力がサーボアンプ61に供給されず、ロボット30の動作が次第に停止する。
 ブレーキ信号出力部109は、ブレーキ72に接続されている。ブレーキ信号出力部109は、ブレーキ72を通電または非通電にする信号を動作制御部110から受ける。ブレーキ信号出力部109は、動作制御部110から受けた信号をブレーキ信号としてブレーキ72に出力する。たとえば、動作制御部110は、ロボット30の各軸の回転が停止した場合、ブレーキ信号出力部109を介してブレーキ72を非通電にするブレーキ信号をブレーキ72に出力する。これにより、モータ71が停止中はブレーキ72によって各軸にブレーキがかけられる。
 [積み付け作業]
 次に、上記の構成を有する動作制御システム1を用いた積み付け作業の一例について図8および図9を参照しながら説明する。なお、ロボット30の運転モードには、ロボット30が積み付け作業を自動で行なうオートモードと、作業者が手動でロボット30を動かして積み付け作業を行なうマニュアルモードと、ロボット30が積み付け作業を自動で行なうためにロボット30に動作を教え込むティーチモードとがある。図8および図9では、オートモードによるロボット30の動作を示す。
 まず、動作制御装置100の電源が投入されると、駆動制御装置50の制御によってロボット30が動作領域0内のエンコーダ確認位置に移動する。ロボット30はエンコーダ確認位置で各エンコーダ70が有する検出用のディスクの位置を原点補正する。
 図8(a)に示すように、作業者が起動スイッチ12を操作すると、動作領域0のみが有効化されて監視領域0となる。また、監視領域0が設定されたため、ライトカーテン21およびライトカーテン22が無効化される一方で、ライトカーテン23、ライトカーテン24、およびライトカーテン25が有効化される。動作制御装置100は、ライトカーテン23、ライトカーテン24、およびライトカーテン25のいずれかで作業者などの監視領域0への進入が検出されると、サーボアンプ61への電力供給を遮断する。
 図8(b)に示すように、作業者が積付開始スイッチ13を操作すると、新たに動作領域1が有効化されて監視領域1となる。すなわち、監視領域0および監視領域1が動作制御装置100の監視対象となる。駆動制御装置50は、監視領域0および監視領域1を併せた領域の範囲内で第1パレットへの積み付け作業を行なう。そして、動作制御装置100は、監視領域0および監視領域1を併せた領域の範囲内でロボット30が動作するようにロボット30の動作を制限する。具体的に、動作制御装置100は、サーボアンプ61への電力供給を遮断させたときに惰性で進行することによって、監視領域0および監視領域1のいずれかの領域内にロボット30の動作範囲が含まれると予測するとサーボアンプ61への電力供給を遮断しない一方で、監視領域0および監視領域1のいずれの領域内にもロボット30の動作範囲が含まれないと予測するとサーボアンプ61への電力供給を遮断してロボット30の動作を停止させる。
 たとえば、図8(a)に示すように監視領域0のみが設定されている場合、動作制御装置100は、ロボット30が監視領域0の範囲内で動作する間はサーボアンプ61への電力供給を遮断しない。一方、動作制御装置100は、ロボット30が監視領域0の範囲外になると予測した場合、サーボアンプ61への電力供給を遮断する。しかし、動作制御装置100は、ロボット30が監視領域0の範囲外になると予測した場合であっても、図8(b)に示すように監視領域1が設定されている場合、ロボット30の動作範囲は監視領域1に含まれる。この場合、動作制御装置100は、サーボアンプ61への電力供給を遮断しない。
 また、監視領域0に加えて監視領域1が設定されたため、新たにライトカーテン23が無効化されるとともにライトカーテン21が有効化される。動作制御装置100は、ライトカーテン21、ライトカーテン24、およびライトカーテン25のいずれかで作業者などの監視領域への進入が検出された場合、サーボアンプ61への電力供給を遮断する。一方、ライトカーテン23は無効化されているため、動作制御装置100は、ロボット30がライトカーテン23を通過してもサーボアンプ61への電力供給を遮断しない。
 図8(c)に示すように、作業者が積付開始スイッチ14を操作すると、新たに動作領域2が有効化されて監視領域2となる。すなわち、監視領域0、監視領域1、および監視領域2が動作制御装置100の監視対象となる。駆動制御装置50は、監視領域0、監視領域1、および監視領域2を併せた領域の範囲内で第1パレットおよび第2パレットへの積み付け作業を行なう。そして、動作制御装置100は、監視領域0、監視領域1、および監視領域2を併せた領域の範囲内でロボット30が動作するようにロボット30の動作を制限する。具体的に、動作制御装置100は、サーボアンプ61への電力供給を遮断させたときに惰性で進行することによって、監視領域0、監視領域1、および監視領域2のいずれかの領域内にロボット30の動作範囲が含まれると予測するとサーボアンプ61への電力供給を遮断しない一方で、監視領域0、監視領域1、および監視領域2のいずれの領域内にもロボット30の動作範囲が含まれないと予測するとサーボアンプ61への電力供給を遮断してロボット30の動作を停止させる。
 また、監視領域0および監視領域1に加えて監視領域2が設定されたため、新たにライトカーテン24が無効化されるとともにライトカーテン22が有効化される。動作制御装置100は、ライトカーテン21、ライトカーテン22、およびライトカーテン25のいずれかで作業者などの監視領域への進入が検出された場合、サーボアンプ61への電力供給を遮断する。一方、ライトカーテン23およびライトカーテン24は無効化されているため、動作制御装置100は、ロボット30がライトカーテン23およびライトカーテン24を通過してもサーボアンプ61への電力供給を遮断しない。
 図9(a)に示すように、第1パレットへの積み付け作業が完了すると、駆動制御装置50は、積付完了ランプ15を点灯または点滅させる。そして、動作制御装置100は、監視領域1を無効化して監視状態を解除する。監視領域1が無効化されたため、ライトカーテン21が無効化される。このため、作業者はライトカーテン21を通って第1ステーション内に進入することができ、積み付け作業が完了した第1パレットを外部に搬出することができる。
 一方、図9(b)に示すように、監視領域1が無効化されたため、ライトカーテン23が有効化される。このため、作業者が不意にライトカーテン23を通過してしまうと、動作制御装置100によってサーボアンプ61への電力供給が遮断される。
 このように、複数の動作領域のうち、作業内容に応じて所定の動作領域が有効化され、さらに、いずれの動作領域が有効化されたかに応じて有効化されるライトカーテンと無効化されるライトカーテンとに分けられる。さらに、動作制御装置100によって、監視領域内でロボットの動作が制限されるため、作業者は監視領域外で安全に作業を進めることができる。すなわち、駆動制御装置50に外付けて動作制御装置100を加えることによって、ロボット30と作業者とのインターロックが確立される。
 [動作制御装置の処理]
 次に、動作制御装置100の具体的な処理について図10のフローを参照しながら説明する。図10は、動作制御装置100が実行する動作制御処理の一例を示すフローチャートである。なお、図10に示す動作制御処理は、動作制御装置100が有する各処理部によって所定周期間隔(たとえば、10msec間隔)で実行される。
 動作制御装置100は、作業者によって積付開始スイッチ13,14が操作されることで監視起動信号が入力されたか否かを判定する(S10)。動作制御装置100は、監視起動信号が入力された場合(S10でYES)、操作された積付開始スイッチ13,14に対応付けられた動作領域を検出する(S11)。動作制御装置100は、検出した動作領域を有効化して監視領域とする(S12)。なお、このとき、動作制御装置100は、監視領域に応じてライトカーテンを有効化または無効化する。その後、動作制御装置100は、本ルーチンを終了する。
 動作制御装置100は、監視起動信号が入力されていない場合(S10でNO)、有効化されているライトカーテンによって作業者などによる外部からの進入を検出したか否かを判定する(S13)。動作制御装置100は、ライトカーテンによって作業者などによる外部からの進入を検出した場合(S13でYES)、サーボアンプ61への電力供給を遮断してロボット30の動作を停止させる(S14)。その後、動作制御装置100は、本ルーチンを終了する。
 動作制御装置100は、ライトカーテンによって外部からの進入を検出していない場合(S13でNO)、エンコーダ70によって検出された各軸の回転方向および回転角度に基づきロボット30の現在位置を検出する(S15)。
 動作制御装置100は、警報領域が設定されているか否かを判定する(S16)。動作制御装置100は、警報領域が設定されていない場合(S16でNO)、S19の処理に移行する。一方、動作制御装置100は、警報領域が設定されている場合(S16でYES)、S15の処理で検出したロボット30の現在位置に基づいて、ロボット30が警報領域外であるか否かを判定する(S17)。
 動作制御装置100は、ロボット30が警報領域内であると判定した場合(S17でNO)、S19の処理に移行する。一方、ロボット30が警報領域外であると判定した場合(S17でYES)、駆動制御装置50に停止信号を出力する(S18)。
 S19の処理において、動作制御装置100は、サーボアンプ61への電力供給を遮断した場合に各軸の惰性回転によって進行し得るロボット30の停止位置を予測する(S19)。
 動作制御装置100は、ロボット30の予測位置が一の監視領域の範囲内の位置であるか否かを判定する(S20)。ロボット30の予測位置が一の監視領域の範囲内の位置でない、すなわち惰性で進行することによって、ロボット30が一の監視領域の範囲外になる場合(S20でNO)、ロボット30の予測位置が他の監視領域の範囲内の位置であるか否かを判定する(S21)。動作制御装置100は、ロボット30の予測位置が他の監視領域の範囲内の位置でない、すなわち惰性で進行することによって、ロボット30が他の監視領域の範囲外になる場合(S21でNO)、サーボアンプ61への電力供給を遮断してロボット30の動作を停止させる(S22)。その後、動作制御装置100は、本ルーチンを終了する。
 一方、動作制御装置100は、ロボット30の予測位置がいずれかの監視領域の範囲内の位置である場合(S20でYESまたはS21でYES)、サーボアンプ61への電力供給を遮断することなく本ルーチンを終了する。
 以上のように、複数の動作領域のうち、少なくとも一の動作領域内でロボット30が動作するようにロボット30の動作が制限される。たとえば、図8(a)に示すように動作領域0のみに限らず、図8(c)に示すように動作領域0、動作領域1、および動作領域2といった複数の動作領域内でもロボット30が動作できる。このため、ロボット30によって効率よく作業を進めることができる。さらに、図8(b)に示すように、動作領域0および動作領域1といった複数の動作領域が有効化されて監視領域となった場合でも、動作領域1および動作領域2のいずれかの領域内にロボット30の動作範囲が含まれると予測されるとサーボアンプ61への電力供給が遮断されない一方で、動作領域1および動作領域2のいずれの領域内にもロボット30の動作範囲が含まれないと予測されるとサーボアンプ61への電力供給が遮断される。このため、作業者は監視領域0および監視領域1を併せた領域の範囲外で安全に作業を進めることができる。これにより、安全性を確保しつつロボット30による作業効率を向上させることができる。
 複数の動作領域のうちの少なくとも一方が監視領域である場合、複数の動作領域が互いに重複する領域も監視領域となる。たとえば、動作領域1と動作領域2とが重複するコンベヤ領域では、動作領域1および動作領域2の少なくとも一方が監視領域であれば、コンベヤ領域も監視領域となり、サーボアンプ61への電力供給が遮断されない。このため、たとえば、動作領域1が監視状態であるにも関わらず、動作領域1と重複する動作領域2が監視状態でないことによって、両者が重複する領域が監視領域ではなくなってサーボアンプ61への電力供給が遮断されてしまうといった不都合が生じない。
 サーボアンプ61への電力供給が遮断された場合に惰性で進行することによってロボット30が監視領域外になると予測されると、サーボアンプ61への電力供給が遮断される。このため、サーボアンプ61への電力供給が遮断されたときにロボット30が惰性で進行した場合を考慮しても、ロボット30が監視領域外になることがない。このため、作業者は監視領域外で安全に作業を進めることができる。
 また、ロボット30の予測位置が監視領域外の位置であるか否かの判定は、線分の交差判定で行なわれる。このため、カメラを用いた画像処理のような複雑な処理で判定する場合に比べて、高速で判定結果を得ることができる。
 ロボット30が警報領域外になる場合に動作制御装置100から駆動制御装置50に停止信号が出力される。これにより、動作制御装置100によってサーボアンプ61への電力供給が遮断される前に駆動制御装置50によるサーボアンプ61の制御によってロボット30が制動停止される。このため、動作制御装置100によってサーボアンプ61への電力供給が遮断されてしまうことを事前に回避することができる。
 有効化されたライトカーテンによって監視領域への作業者などによる外部からの進入があった場合、動作制御装置100によってサーボアンプ61への電力供給が遮断される。このため、たとえば、作業者が監視領域へ進入した場合でも、ロボット30によって作業者が危険にさらされてしまうことを回避することができる。
 図8に示すように、ライトカーテン23は、動作領域0と動作領域1との境界部分、および動作領域1と動作領域2との境界部分に設けられている。また、ライトカーテン24は、動作領域0と動作領域2との境界部分、および動作領域1と動作領域2との境界部分に設けられている。このように、ライトカーテン23,24は複数の動作領域が重なる境界部分に設けられている。そして、ライトカーテン23,24は、複数の動作領域の両方が監視領域であれば、アームなどによる外部からの進入を検出しない。これにより、複数の動作領域の両方が監視領域であるにも関わらず、ライトカーテン23,24によって一方の監視領域から他方の監視領域へのアームなどによる進入が検出されることでサーボアンプ61への電力供給が遮断されてしまうといった不都合が生じない。
 複数の動作領域に対応付けられた複数のライトカーテンがあり、作業者はパソコン11を用いて、有効化するライトカーテンおよび無効化するライトカーテンを設定することができる。このように、所望のライトカーテンに対して監視領域への外部からの進入の検出を有効化したり、あるいは無効化したりすることができる。
 起動スイッチ12および積付開始スイッチ13,14は、作業者がパソコン11を用いていずれかの動作領域に対応付けることができる。このように、各スイッチのそれぞれと有効化される複数の動作領域とが対応付けられるため、作業者は、作業内容に応じて操作するスイッチを変えるだけで所望の動作領域を有効化させてその動作領域内でロボット30を動作させることができる。
 また、各スイッチと有効化される動作領域とを対応付けること、スイッチが操作されたときにスイッチに対応する動作領域が有効化されること、監視領域に応じてライトカーテンを有効化または無効化すること、および積み付け作業が完了したときに監視領域が無効化されることなど、これら全てを作業者はパソコンを用いて予め設定することができる。このため、セーフティPLCのような特別な制御装置を用いてプログラムを組む必要がない。
 [変形例]
 以上、本発明における主な実施の形態を説明してきたが、本発明は、上記の実施の形態に限られない。
 本実施の形態においては、複数の動作領域が互いに一部の領域で重複するものであったが、これに限らない。たとえば、複数の動作領域が互いに重複する領域を含むことなく隣接するものであってもよい。仮に、複数の動作領域が互いに重複する領域を含むことなく隣接する場合、動作制御装置100は、以下のように動作してもよい。すなわち、動作制御装置100は、隣り合う複数の動作領域のうちのいずれかの動作領域の範囲内にロボット30の動作範囲が含まれると予測するとサーボアンプ61への電力供給を遮断しない一方で、隣り合う複数の動作領域のうちのいずれの動作領域の範囲内にもロボット30の動作範囲が含まれないと予測するとサーボアンプ61への電力供給を遮断する。たとえば、図8(b)に示す監視領域1と監視領域2とが重複せずに隣接する場合を想定する。動作制御装置100は、ロボット30が監視領域0の範囲外になって監視領域1に移動すると予測した場合、監視領域1が設定されていても、ロボット30の動作範囲が監視領域0の範囲内に含まれないため、サーボアンプ61への電力供給を遮断するものであってもよい。
 なお、上記の例に限らず、複数の動作領域が互いに重複する領域を含むことなく隣接する場合、動作制御装置100は、以下のように動作してもよい。すなわち、動作制御装置100は、隣り合う複数の動作領域のうちのいずれかの動作領域の範囲内にロボット30が含まれると予測するとサーボアンプ61への電力供給を遮断しない一方で、隣り合う複数の動作領域のうちのいずれの動作領域の範囲内にもロボット30が含まれないと予測するとサーボアンプ61への電力供給を遮断するものであってもよい。たとえば、図8(b)に示す監視領域1と監視領域2とが重複せずに隣接する場合を想定する。動作制御装置100は、ロボット30が監視領域0の範囲外になって監視領域1に移動すると予測した場合、監視領域1が設定されており、かつ予測動作後のロボット30が監視領域1の範囲内に含まれていれば、サーボアンプ61への電力供給を遮断しない。一方、動作制御装置100は、ロボット30が監視領域0の範囲外になって監視領域1に移動すると予測した場合、監視領域1が設定されていても、予測動作後のロボット30が監視領域1の範囲内に含まれていなければ、サーボアンプ61への電力供給を遮断するものであってもよい。
 本実施の形態においては、ロボット30の動作が許可される動作領域を作業者によって設定することができるようになっていたが、ロボット30による進入が禁止される禁止領域を作業者によって設定することができるものであってもよい。たとえば、作業者は、パソコン11から禁止領域を設定するための指令を入力すると、動作制御装置100が有する禁止領域設定部(図示は省略)によって禁止領域が設定される。そして、動作制御部110は、サーボアンプ61への電力供給を遮断した場合に惰性で進行することによってロボット30が禁止領域内に進入すると予測した場合に、サーボアンプ61への電力供給を遮断するものであってもよい。
 また、禁止領域は、作業者によって設定するものではなく、動作制御装置100によって自動的に設定されるものであってもよい。たとえば、図4などに示す本実施の形態の例では、動作領域はロボット30のR軸を含んで設定されなければならなかった。仮に作業者によってロボット30のR軸を含まずに動作領域が設定された場合、設定された動作領域は動作制御装置100によって禁止領域に自動的に変更されるものであってもよい。
 このように、禁止領域を設けることにより、設定された禁止領域内には可動装置が進入することがないため、作業者は禁止領域内で安全に作業を進めることができる。
 本実施の形態においては、作業者は設置面と平行方向に動作領域を設定することができたが、これに限らない。たとえば、作業者は設置面と垂直方向に動作領域を設定することができてもよい。さらに、動作制御装置100は、サーボアンプ61への電力供給を遮断したときに惰性で進行することによって、ロボット30の各構成が所定の動作領域内であるか否かを判定するものであってもよい。
 具体的に、動作制御装置100は、ロボット30が最も高くなる位置(たとえば、図2に示す上限点)と、ロボット30のエンドエフェクタ44の底辺の位置(たとえば、図2に示す下限点)とを予測し、上限点および下限点が垂直方向の監視領域内に存在するか否かを判定する。そして、動作制御装置100は、判定の結果、上限点および下限点が垂直方向の監視領域外になると予測された場合にサーボアンプ61への電力供給を遮断するものであってもよい。
 今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
 1 動作制御システム、10 ロボット制御盤、11 パソコン、12 起動スイッチ、13,14 積付開始スイッチ、21~25 ライトカーテン、30 ロボット、50 駆動制御装置、60 動力電源、61 サーボアンプ、62 電磁開閉器、71 モータ、100 動作制御装置、110 動作制御部、112 有効化部、113 警報領域設定部。

Claims (11)

  1.  駆動制御装置による駆動装置の制御によって動作する可動装置の動作制御装置であって、
     前記可動装置が動作可能な複数の動作領域の中から少なくとも一の動作領域を有効化する有効化部と、
     前記有効化部によって有効化された動作領域である有効化領域の範囲内で前記可動装置が動作するように前記可動装置の動作を制限する動作制御部とを備え、
     前記動作制御部は、前記有効化部によって複数の動作領域に含まれる第1動作領域および第2動作領域が有効化された場合、前記第1動作領域および前記第2動作領域のいずれかの動作領域の範囲内に前記可動装置が含まれると予測すると前記駆動装置への電力供給を遮断しない一方で、前記第1動作領域および前記第2動作領域のいずれの動作領域の範囲内にも前記可動装置が含まれないと予測すると前記駆動装置への電力供給を遮断する、動作制御装置。
  2.  前記第1動作領域と前記第2動作領域とは一部の領域が重複し、
     前記第1動作領域および前記第2動作領域の少なくとも一方が前記有効化領域である場合、前記第1動作領域と前記第2動作領域とが重複する領域も前記有効化領域となる、請求項1に記載の動作制御装置。
  3.  前記動作制御部は、前記駆動装置への電力供給を遮断した場合に惰性で進行することによって前記可動装置が前記有効化領域の範囲外になると予測すると、前記駆動装置への電力供給を遮断する、請求項1または2に記載の動作制御装置。
  4.  前記有効化領域の範囲内で所定の警報領域を設定する警報領域設定部をさらに備え、
     前記動作制御部は、前記可動装置が前記警報領域の範囲外になる場合に、前記駆動制御装置に停止信号を出力することによって前記駆動制御装置に前記駆動装置を制御させて前記可動装置を停止させる、請求項1~3のいずれかに記載の動作制御装置。
  5.  前記有効化領域への外部からの進入を検出するように構成された進入検出部をさらに備え、
     前記動作制御部は、前記進入検出部によって前記進入が検出された場合、前記駆動装置への電力供給を遮断する、請求項1~4のいずれかに記載の動作制御装置。
  6.  前記進入検出部は、
     前記第1動作領域と前記第2動作領域との境界部分に設けられ、
     前記第1動作領域および前記第2動作領域が前記有効化領域であれば、前記進入を検出しない、請求項5に記載の動作制御装置。
  7.  複数の動作領域に対応付けられた複数の前記進入検出部を備え、
     複数の前記進入検出部のうち、前記有効化領域への外部からの進入の検出を有効化する前記進入検出部と、前記有効化領域への外部からの進入の検出を無効化する前記進入検出部とを設定する検出有効化設定部をさらに備える、請求項5または6に記載の動作制御装置。
  8.  複数のスイッチのそれぞれに対応付けられた複数の動作領域を有効化する領域有効化設定部をさらに備える、請求項1~7のいずれかに記載の動作制御装置。
  9.  前記可動装置による進入が禁止される禁止領域を設定する禁止領域設定部をさらに備え、
     前記動作制御部は、前記駆動装置への電力供給を遮断した場合に惰性で進行することによって前記可動装置が前記禁止領域の範囲内になると予測すると、前記駆動装置への電力供給を遮断する、請求項1~8のいずれかに記載の動作制御装置。
  10.  前記可動装置と、前記駆動制御装置と、請求項1~9のいずれかに記載の前記動作制御装置とを備える、動作制御システム。
  11.  駆動制御装置による駆動装置の制御によって動作する可動装置の動作制御方法であって、
     前記可動装置が動作可能な複数の動作領域の中から少なくとも一の動作領域を有効化する有効化ステップと、
     前記有効化ステップによって有効化された動作領域である有効化領域の範囲内で前記可動装置が動作するように前記可動装置の動作を制限する動作制御ステップとを備え、
     前記動作制御ステップは、前記有効化ステップによって複数の動作領域に含まれる第1動作領域および第2動作領域が有効化された場合、前記第1動作領域および前記第2動作領域のいずれかの動作領域の範囲内に前記可動装置が含まれると予測すると前記駆動装置への電力供給を遮断しない一方で、前記第1動作領域および前記第2動作領域のいずれの動作領域の範囲内にも前記可動装置が含まれないと予測すると前記駆動装置への電力供給を遮断するステップを含む、動作制御方法。
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