WO2017022215A1 - 遊星歯車装置 - Google Patents
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Abstract
遊星歯車装置は、外歯を有するサンギヤと、外歯を有して前記サンギヤに噛み合う複数のプラネタリギヤと、内歯を有して前記プラネタリギヤに噛み合うリングギヤと、を備える。前記リングギヤは、前記リングギヤの回転軸線方向に対して傾斜する方向に前記内歯の各々が延びてなる少なくとも1つのヘリカルギヤで構成される。前記リングギヤの前記内歯の各々は、前記プラネタリギヤの前記外歯に当接する第1歯面と、前記第1歯面の反対側の第2歯面とを有し、前記第2歯面の圧力角は、前記第1歯面の圧力角よりも大きい。
Description
本発明は、ヘリカルギヤを有する遊星歯車装置に関する。
航空機等の動力伝達機構に用いられる遊星歯車装置では、プラネタリギヤとしてダブルヘリカルギヤを使用したものが知られている(特許文献1参照)。ダブルヘリカルギヤを用いれば、同時に噛み合う歯数が増えることでトルク変動が低減されると共に、一対のヘリカルギヤが回転軸線方向に対称に並設されることでスラスト力が相殺される。
ところで、航空機等のように遊星歯車装置の単位質量又は単位容積当たりの伝達トルクを高くする要求が強い場合には、単純にギヤサイズを変えずに伝達トルクを上げる方法、各ギヤ直径を小型化する方法、プラネタリギヤに噛み合うリングギヤのリムを薄肉化する方法などが考えられる。特に、リムの薄肉化は、剛性を下げることで各プラネタリギヤ間の荷重等配を図る効果もある。どの方法も、リム厚に対する伝達荷重の比率が大きくなる方向となり、リムに発生する応力が大きくなる。
一方、リングギヤの内歯の各々は、リングギヤの回転軸線方向に対して傾斜する方向に歯すじが延びるため、内歯の歯先側から見た輪郭は平行四辺形となる。そのため、内歯の歯厚方向に直交する歯幅方向の一端部においては、プラネタリギヤの外歯に当接する第1歯面及びその反対側の第2歯面の各面の歯幅方向の端部位置が互いにずれている。よって、内歯の歯幅方向の一端部では、第1歯面の幅が第2歯面の幅よりも長くなり、歯厚が端部に向かうほど薄くなり剛性が下がる構造となる。そうすると、プラネタリギヤの外歯が噛み合ってリングギヤの内歯に押圧力が作用する際に、内歯の一端部では、第1歯面に作用した押圧力により第2歯面側に内歯が倒れる局所的な変形が発生しやすくなる。よって、局所的な応力を考慮すると、単純な高トルク化、ギア直径の小型化、リングギヤのリムの薄肉化にも限界がある。このことは、航空機等のように伝達トルクが大きく且つ軽量化のために極限まで剛性を下げた薄肉構造が採用される用途において、特に考慮する必要がある。
そこで本発明は、ヘリカルギヤを有し、局所的な応力の抑制を可能とする遊星歯車装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る遊星歯車装置は、外歯を有するサンギヤと、外歯を有して前記サンギヤに噛み合う複数のプラネタリギヤと、内歯を有して前記プラネタリギヤに噛み合うリングギヤと、を備え、前記リングギヤは、前記リングギヤの回転軸線方向に対して傾斜する方向に前記内歯の各々が延びてなる少なくとも1つのヘリカルギヤで構成され、前記リングギヤの前記内歯の各々は、前記プラネタリギヤの前記外歯に当接する第1歯面と、前記第1歯面の反対側の第2歯面とを有し、前記第2歯面の圧力角は、前記第1歯面の圧力角よりも大きい。
前記構成によれば、リングギヤはヘリカルギヤで構成されるため、第1歯面及び第2歯面の各面の歯幅方向の端部位置が互いにずれて、歯厚が端部に向かって薄くなる傾向にあるものの、第2歯面の圧力角は第1歯面の圧力角よりも大きく設定されている。そのため、プラネタリギヤの外歯がリングギヤの内歯の第1歯面を押圧したときに、内歯の第2歯面側の部分が荷重による変形を抑えるリブ効果を十分に得られ、内歯の歯幅方向の一端部において内歯が第2歯面側に倒れる変形を防止できる。よって、リングギヤに発生する局所的な応力を抑制することができる。
前記リングギヤは、ダブルヘリカルギヤであり、前記少なくとも1つのヘリカルギヤは、前記回転軸線方向に並設された一対のヘリカルギヤであってもよい。
前記構成によれば、ダブルヘリカルギヤでは、内歯の倒れる変形が起きやすい歯幅方向の一端部の数が倍になるため、前述した内歯の第2歯面側の部分のリブ効果による変形防止がより効果的となる。
前記ダブルヘリカルギヤにおいて、前記内歯は、前記内歯の歯幅方向の外端部が前記内歯の歯幅方向の内端部よりも前記リングギヤの周方向の前記第1歯面側に位置する向きに傾斜していてもよい。
前記構成によれば、内歯の倒れる変形が起きやすい歯幅方向の端部がダブルヘリカルギヤの回転軸線方向の両端部にそれぞれ位置することになる。リングギヤのリムの回転軸線方向の両端部は、自由端であるので回転軸線方向の中央部よりも変形を起こしやすい。そのような構成において、前述したように内歯の第2歯面側の部分のリブ効果が得られるため、変形防止に更に大きく寄与できる。
前記プラネタリギヤの前記外歯の各々は、前記リングギヤの前記内歯に当接する第1歯面と、前記第1歯面の反対側で前記サンギヤの前記外歯に当接する第2歯面とを有し、前記サンギヤの前記外歯の各々は、第1歯面と、前記第1歯面の反対側で前記プラネタリギヤの前記外歯に当接する第2歯面とを有し、前記プラネタリギヤ及び前記サンギヤの前記第2歯面の圧力角は、それぞれ前記プラネタリギヤ及び前記サンギヤの前記第1歯面の圧力角よりも大きい構成としてもよい。
前記構成によれば、リングギヤの内歯よりも噛み合い機会の多いサンギヤの外歯が、圧力角の大きい第2歯面でプラネタリギヤの外歯と当接するため、第2歯面の面圧低減による歯面疲労抑制の効果と、噛み合い時のすべり速度低減による耐焼き付き性向上の効果とを好適に発揮することができる。
本発明によれば、ヘリカルギヤを有し、局所的な応力の抑制を可能とする遊星歯車装置を提供することができる。
以下、図面を参照して実施形態を説明する。
図1は、実施形態に係る遊星歯車装置1の回転軸線X方向から見た断面図である。本実施形態の遊星歯車装置1は、例えば、航空機エンジン等の動力伝達機構(減速機構)に用いられる。図1に示すように、遊星歯車装置1は、入力軸2の外周に嵌合固定されるサンギヤ3と、サンギヤ3に噛み合う複数(例えば、5つ)のプラネタリギヤ4と、プラネタリギヤ4に噛み合うリングギヤ5とを備える。サンギヤ3は、外歯6を有する。複数のプラネタリギヤ4は、サンギヤ3の周方向に等間隔に配置されている。各プラネタリギヤ4は、外歯7を有し、プラネタリ軸8の外周に軸受(図示せず)を介して回転自在に支持されている。各プラネタリ軸8の端部は、プラネタリキャリア(図示せず)に取り付けられ、それにより各プラネタリギヤ4間の相対位置が決められている。リングギヤ5は、内歯9を有する。なお、リングギヤ5を回転不能に固定してプラネタリキャリアから動力を出力してもよいし、プラネタリキャリアを回転不能に固定してリングギヤ5から動力を出力してもよいし、リングギヤ5とプラネタリキャリアとの両方から動力を出力してもよい。また、入力軸から動力が入力される対象は、サンギヤ3に限らず、プラネタリキャリア又はリングギヤ5であってもよい。
図2は、図1の遊星歯車装置1のリングギヤ5の斜視図である。図2に示すように、リングギヤ5は、その回転軸線X方向に並設された一対のヘリカルギヤ11,12からなるダブルヘリカルギヤである。但し、ダブルヘリカルギヤに限定されず、リングギヤ5としてシングルヘリカルギヤを用いてもよい。ヘリカルギヤ11,12は、リム13,14と、内歯9とを有する。リム13,14は、円筒状である。内歯9は、それぞれリム13,14の内周面から径方向内方に多数突出している。内歯9は、リングギヤ5の回転軸線X方向に対して傾斜する方向に延びている。
ヘリカルギヤ11,12は、フランジ15,16を更に有する。但し、フランジ15,16は省略されてもよく、例えば、リングギヤ5を構成する一対のヘリカルギヤ11,12を一体構造としてもよい。フランジ15,16は、リム13,14の互いに対向する端部の外周から径方向外方に突出している。一対のヘリカルギヤ11,12は、一対のフランジ15,16が互いに締結部材(例えば、ボルト)によって固定されることでダブルヘリカルギヤを形成する。ヘリカルギヤ11の内歯9とヘリカルギヤ12の内歯9とは、互いに逆方向に傾斜している。リム13,14の互いに対向する端部の内周面には、回転軸線X方向に並んだ内歯9の間において回転軸線X周りに環状溝17が形成されている。なお、プラネタリギヤ4は、リングギヤ5に対応したダブルヘリカルギヤであり、サンギヤ3も、プラネタリギヤ4に対応したダブルヘリカルギヤである。同様にリングギヤ5がシングルヘリカルギヤの場合、プラネタリギヤ4及びサンギヤ3は、シングルヘリカルとなる。
図3は、図1の遊星歯車装置1の要部の模式的な断面図である。なお、図3では、説明の便宜のために、多数の歯のうち一部の歯のみを図示して且つ歯を実際よりも拡大して図示している。図3に示すように、リングギヤ5の内歯9の各々は、リングギヤ5の周方向一方側の第1歯面9aと、リングギヤ5の周方向他方側(第1歯面9aの反対側)の第2歯面9bと、リングギヤ5の径方向内側において第1歯面9aと第2歯面9bとを接続する歯先面9cとを有する。第1歯面9aは、リングギヤ5がプラネタリギヤ4と噛み合う際にプラネタリギヤ4の外歯7に当接する。第1歯面9aは、回転軸線X方向から見て凹面である。第1歯面9aが外歯7により押圧されてトルク伝達している通常使用状態では、第2歯面9bは、何れのギヤとも当接しない。第2歯面9bは、回転軸線X方向から見て凸面であるが凹面でもよい。第2歯面9bの圧力角は、第1歯面9aの圧力角よりも大きい。即ち、歯先面9cは、内歯9において第1歯面9a側に偏って位置している。
プラネタリギヤ4の外歯7の各々は、リングギヤ5の内歯9に当接する第1歯面7aと、プラネタリギヤ4の周方向他方側(第1歯面7aの反対側)の第2歯面7bと、プラネタリギヤ4の径方向外側において第1歯面7aと第2歯面7bとを接続する歯先面7cとを有する。第1歯面7aは、プラネタリギヤ4がリングギヤ5と噛み合う際にリングギヤ5の内歯9の第1歯面9aに当接する。第2歯面7bは、プラネタリギヤ4がサンギヤ3と噛み合う際にサンギヤ3の外歯6に当接する。第1歯面7a及び第2歯面7bは、回転軸線X方向から見て凸面である。第2歯面7bの圧力角は、第1歯面7aの圧力角よりも大きい。即ち、歯先面7cは、外歯7において第1歯面7a側に偏って位置している。
サンギヤ3の外歯6の各々は、サンギヤ3の周方向一方側の第1歯面6aと、サンギヤ3の周方向他方側(第1歯面6aの反対側)の第2歯面6bと、サンギヤ3の径方向外側において第1歯面6aと第2歯面6bとを接続する歯先面6cとを有する。第2歯面6bは、サンギヤ3がプラネタリギヤ4と噛み合う際にプラネタリギヤ4の外歯7の第2歯面7bに当接する。第2歯面6bが外歯7により押圧されてトルク伝達している通常使用状態では、第1歯面6aは、何れのギヤとも当接しない。第1歯面6a及び第2歯面6bは、回転軸線X方向から見て凸面である。第1歯面6aの圧力角は、第2歯面6bの圧力角よりも小さい。即ち、歯先面6cは、外歯6において第1歯面6a側に偏って位置している。
図4は、図2のリングギヤ5の内歯9を歯先側から見た図面である。図4に示すように、リングギヤ5の内歯9の各々は、リングギヤ5の回転軸線方向に対して傾斜する方向に延びている。具体的には、リングギヤ5において、内歯9は、内歯9の回転軸線方向外側の外端部9dが内歯9の回転軸線方向内側の内端部9eよりもリングギヤ5の周方向の第1歯面9a側に位置するような向きに傾斜している。内歯9の各々の歯先側から見た輪郭は、平行四辺形となる。即ち、内歯9の歯厚方向に直交する外端部9dにおいては、第1歯面9a及び第2歯面9bの各面の歯幅方向の端部位置が互いにずれていることで、内歯9の外端部9dは、その歯先側から見た輪郭が三角形(図4のハッチング部分)となる。このため、内歯9の外端部9dだけに注目すると、第2歯面9bが第1歯面9aよりも幅が短くなり、歯厚が端部に向かって薄くなる傾向にある。
図3及び4に示すように、本実施形態では、第2歯面9bの圧力角が第1歯面9aの圧力角よりも大きく設定されている。そのため、内歯9を歯先側から見て、第2歯面9bの歯厚方向の長さL2が、第1歯面9aの歯厚方向の長さL1よりも長い。そうすると、外端部9dのうち第2歯面9bの領域が比較的大きく形成されることになる。よって、プラネタリギヤ4の外歯7からリングギヤ5の内歯9の第1歯面9aに押圧力が作用したときに、内歯9の第2歯面9b側の部分が荷重による変形を抑えるリブ効果を十分に得られ、内歯9の歯幅方向の外端部9dが第2歯面9b側に倒れる変形が防止される。よって、内歯9からリム13,14に伝達される動力により発生する局所的な応力を抑制することができる。その結果、リングギヤ5のリム13,14を薄肉化することも可能となる。また、内歯9が倒れることによる内歯9とプラネタリギヤ4との接触箇所の変化も防止でき、内歯9がプラネタリギヤ4から伝達される動力により発生する局所的な応力も抑制することも可能となる。
また、プラネタリギヤ4の外歯7においても、リングギヤ5と噛み合って第1歯面7aに押圧力が作用しても、外歯7の第2歯面7b側の部分が荷重による変形を抑えるリブ効果を十分に得られ、外歯7の歯幅方向の外端部が第2歯面7b側に倒れる変形が防止される。また、サンギヤ3の外歯6とプラネタリギヤ4の外歯7とは、第2歯面6b,7b同士が当接する。その際、第2歯面6b,7bは高圧力角をなすので、第2歯面6b,7bの面圧が低減され、歯面疲労を抑制できる。また、第2歯面6b,7bが高圧力角をなすことで、噛み合い時のすべり速度が低減され、耐焼き付き性が向上する。
図5は、変形例のリングギヤ105の内歯109を歯先側から見た図4相当の図面である。図5に示すように、本例のリングギヤ105において、内歯109は、内歯109の回転軸線方向外側の外端部109dが内歯109の回転軸線方向内側の内端部109eよりもリングギヤ105の周方向の第2歯面109b側に位置するような向きに傾斜している。内歯109の各々の歯先側から見た輪郭は、平行四辺形となる。そのため、内歯109の歯厚方向に直交する歯幅方向の内端部109eは、その歯先側から見た輪郭が三角形(図5のハッチング部分)となる。即ち、内歯109の内端部109eに注目すると、第2歯面109bが第1歯面109aよりも幅が短くなり、歯厚が端部に向かって薄くなる傾向にある。
図5の構成によれば、内歯109の倒れる変形が起きやすい内端部109eでは、内歯109の第2歯面109b側の部分のリブ効果により、内歯109の外端部9dが第2歯面9b側に倒れる変形を抑制でき、かつ、リングギヤ105の回転軸線方向の中央部にそれぞれ位置することで、一対のリングギヤの相互干渉によりリム13,14の変形を抑制できる。また、内歯109の外端部109dでは、プラネタリギヤ4の外歯7に当接する第1歯面109aがその反対側の第2歯面109bよりも短くなるので、内歯の倒れる変形を起こり難くすることができる。他の構成は前述した実施形態と同様であるため説明を省略する。
なお、本発明は前述した実施形態に限定されるものではなく、その構成を変更、追加、又は削除することができる。実施形態中の一部の構成は、その実施形態中の他の構成から分離して任意に抽出可能である。
1 遊星歯車装置
3 サンギヤ
4 プラネタリギヤ
5,105 リングギヤ
6,7 外歯
7a 第1歯面
7b 第2歯面
9,109 内歯
9a,109a 第1歯面
9b,109b 第2歯面
9d,109d 外端部
9e,109e 内端部
11,12 ヘリカルギヤ
3 サンギヤ
4 プラネタリギヤ
5,105 リングギヤ
6,7 外歯
7a 第1歯面
7b 第2歯面
9,109 内歯
9a,109a 第1歯面
9b,109b 第2歯面
9d,109d 外端部
9e,109e 内端部
11,12 ヘリカルギヤ
Claims (4)
- 外歯を有するサンギヤと、
外歯を有して前記サンギヤに噛み合う複数のプラネタリギヤと、
内歯を有して前記プラネタリギヤに噛み合うリングギヤと、を備え、
前記リングギヤは、前記リングギヤの回転軸線方向に対して傾斜する方向に前記内歯の各々が延びてなる少なくとも1つのヘリカルギヤで構成され、
前記リングギヤの前記内歯の各々は、前記プラネタリギヤの前記外歯に当接する第1歯面と、前記第1歯面の反対側の第2歯面とを有し、
前記第2歯面の圧力角は、前記第1歯面の圧力角よりも大きい、遊星歯車装置。 - 前記リングギヤは、ダブルヘリカルギヤであり、前記少なくとも1つのヘリカルギヤは、前記回転軸線方向に並設された一対のヘリカルギヤである、請求項1に記載の遊星歯車装置。
- 前記ダブルヘリカルギヤにおいて、前記内歯は、前記内歯の歯幅方向の外端部が前記内歯の歯幅方向の内端部よりも前記リングギヤの周方向の前記第1歯面側に位置する向きに傾斜している、請求項2に記載の遊星歯車装置。
- 前記プラネタリギヤの前記外歯の各々は、前記リングギヤの前記内歯に当接する第1歯面と、前記第1歯面の反対側で前記サンギヤの前記外歯に当接する第2歯面とを有し、
前記サンギヤの前記外歯の各々は、第1歯面と、前記第1歯面の反対側で前記プラネタリギヤの前記外歯に当接する第2歯面とを有し、
前記プラネタリギヤ及び前記サンギヤの前記第2歯面の圧力角は、それぞれ前記プラネタリギヤ及び前記サンギヤの前記第1歯面の圧力角よりも大きい、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の遊星歯車装置。
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