WO2017013846A1 - 電気式ヒータ - Google Patents
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Abstract
ホルダー14には、上側電極板12に対してPTC素子10側と反対側から係合する係合部20b、21bと、下側電極板13に対してPTC素子10側と反対側から係合する係合部20c、21cとが設けられている。ホルダー14は、上側電極板12を、係合部20b、21bと係合部20c、21cとの間において下側電極板13に接離する方向への変位を許容するように構成されている。
Description
本発明は、電力の供給によって発熱する発熱素子を備えた電気式ヒータに関する。
例えば、車両用空調装置には、空調用空気を加熱するための電気式ヒータが配設される場合がある。この種の電気式ヒータとしては、電力の供給によって発熱するPTC素子からなる発熱素子を備えたものが知られている(例えば、特許文献1、2参照)。すなわち、特許文献1、2の電気式ヒータは、複数の発熱要素と、発熱要素間に配置されるフィンからなる放熱要素と、これら発熱要素及び放熱要素を収容するハウジングとを備えており、ハウジングに形成された上流側の開口部から外部空気が流入して加熱された後、下流側の開口部から流出するようになっている。
各発熱要素は、各文献の図7に記載されているように、一対の薄板金属帯と、それら薄板金属帯の間に配置されるPTC素子と、一対の薄板金属帯及びPCT素子を保持する配置フレームとで構成されている。配置フレームは、一方の薄板金属帯に対して外面から係合する保持突起と、他方の薄板金属帯に対して外面から係合する保持突起とを有するとともに、一方の薄板金属帯と他方の薄板金属帯との間に、配置フレームの一部が介在するようになっている。
また、ハウジングの内部には、発熱要素及び放熱要素をその積層方向に押圧するためのばね要素が配設されており、このばね要素によって発熱要素及び放熱要素に圧縮力が作用するようになっている。
ところで、特許文献1、2では、発熱要素の配置フレームの一方の保持突起が一方の薄板金属帯の外面に係合し、他方の保持突起が他方の薄板金属帯の外面に係合しているので、配置フレームによって両薄板金属帯とPTC素子とを積層状態で保持することができ、発熱要素をハウジングへ組み付ける際の作業性を向上させることができるという利点がある。
ところが、一方の薄板金属帯と他方の薄板金属帯との間に配置フレームの一部が介在した状態で保持突起がそれぞれ薄板金属帯に接触しているので、一方の薄板金属帯と他方の薄板金属帯とが配置フレームに完全に拘束されて両薄板金属帯の離間距離を変化させることができない構成となっている。
ここで、ばね要素の圧縮力は一方の薄板金属帯及び他方の薄板金属帯の外面に対して両薄板金属帯の離間距離を縮める方向に作用することになるのであるが、上述のように一方の薄板金属帯と他方の薄板金属帯とが配置フレームに完全に拘束されている場合、ばね要素によって圧縮力を作用させたとしても、両薄板金属帯の離間距離が殆ど変化しない結果となる。
しかしながら、薄板金属帯やPTC素子等には製造公差の範囲内で厚みや形状のバラつきが生じるのは避けられないので、両薄板金属帯の離間距離をばね要素の圧縮力によって縮めることができない特許文献1、2にあっては、薄板金属帯とPTC素子との圧接が不十分になることが考えられ、ひいては、PTC素子の発熱量低下を招く場合がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、発熱素子と導電性部材とをホルダーに保持して一体化することによって組付作業性を良好にする場合に、導電性部材と発熱素子との圧接力を十分に確保して発熱素子の発熱量低下を抑制することにある。
上記目的を達成するために、本発明では、第1導電性部材と第2導電性部材をホルダーの係合部によって該ホルダーに保持し、この状態で第1導電性部材を第2導電性部材に接離する方向に変位可能にした。
第1の発明は、
電力の供給によって発熱する発熱素子を有する発熱部と、
上記発熱部の熱を外部空気に伝達するためのフィンと、
上記発熱部及び上記フィンが外部空気の流れ方向と交差する方向に積層配置された状態で該発熱部及び該フィンを保持するハウジングと、
上記ハウジングに組み付けられ、上記発熱部及び上記フィンに対して積層方向に圧縮力を作用させるためのばね部材とを備えた電気式ヒータにおいて、
上記発熱部は、上記発熱素子を上記積層方向両側から挟むように、かつ、該発熱素子に接触するように配置されて該発熱素子に外部から電力を供給するための第1及び第2導電性部材と、上記発熱素子、上記第1導電性部材及び第2導電性部材を保持するホルダーとを備え、
上記ホルダーには、上記第1導電性部材に対して上記発熱素子側と反対側から係合する第1係合部と、上記第2導電性部材に対して上記発熱素子側と反対側から係合する第2係合部とが設けられ、
上記ホルダーは、上記第1導電性部材を、上記第1係合部と上記第2係合部との間において上記第2導電性部材に接離する方向への変位を許容するように構成されていることを特徴とする。
電力の供給によって発熱する発熱素子を有する発熱部と、
上記発熱部の熱を外部空気に伝達するためのフィンと、
上記発熱部及び上記フィンが外部空気の流れ方向と交差する方向に積層配置された状態で該発熱部及び該フィンを保持するハウジングと、
上記ハウジングに組み付けられ、上記発熱部及び上記フィンに対して積層方向に圧縮力を作用させるためのばね部材とを備えた電気式ヒータにおいて、
上記発熱部は、上記発熱素子を上記積層方向両側から挟むように、かつ、該発熱素子に接触するように配置されて該発熱素子に外部から電力を供給するための第1及び第2導電性部材と、上記発熱素子、上記第1導電性部材及び第2導電性部材を保持するホルダーとを備え、
上記ホルダーには、上記第1導電性部材に対して上記発熱素子側と反対側から係合する第1係合部と、上記第2導電性部材に対して上記発熱素子側と反対側から係合する第2係合部とが設けられ、
上記ホルダーは、上記第1導電性部材を、上記第1係合部と上記第2係合部との間において上記第2導電性部材に接離する方向への変位を許容するように構成されていることを特徴とする。
この構成によれば、第1導電性部材及び第2導電性部材がホルダーの第1係合部及び第2係合部によってホルダーに保持され、この状態で発熱素子が第1導電性部材及び第2導電性部材の間に配置されるので、発熱素子もホルダーに保持されることになる。よって、発熱部が一体化するので、発熱部をフィンと共にハウジングに組み付ける際に組付作業性が良好になる。
組付後には、ばね部材による圧縮力が発熱部にも作用することになる。このとき、ホルダーに保持されている第1導電性部材が、第2導電性部材に接離する方向へ変位可能となっているので、第1導電性部材、第2導電性部材及び発熱素子に厚みや形状のバラつきが生じていても、第1導電性部材と発熱素子との圧接力、及び第2導電性部材と発熱素子との圧接力を十分に確保することが可能になる。
第2の発明は、第1の発明において、
上記ホルダーは、上記第1導電性部材及び上記第2導電性部材の周縁部を囲む枠状をなしており、
上記第1係合部及び上記第2係合部は、上記ホルダーの内面から該ホルダーの内方へ向けて突出する突起で構成されていることを特徴とする。
上記ホルダーは、上記第1導電性部材及び上記第2導電性部材の周縁部を囲む枠状をなしており、
上記第1係合部及び上記第2係合部は、上記ホルダーの内面から該ホルダーの内方へ向けて突出する突起で構成されていることを特徴とする。
この構成によれば、第1係合部及び第2係合部が突起であるため、第1導電性部材及び第2導電性部材に確実に係合するようになり、係合した状態を維持することが可能になる。
第3の発明は、第2の発明において、
上記ホルダーは樹脂材で構成され、
上記ホルダーを上記積層方向から見たとき、上記第1係合部及び上記第2係合部が互いに重複しないように配置されていることを特徴とする。
上記ホルダーは樹脂材で構成され、
上記ホルダーを上記積層方向から見たとき、上記第1係合部及び上記第2係合部が互いに重複しないように配置されていることを特徴とする。
すなわち、ホルダーを積層方向から見たときに、第1係合部及び第2係合部が互いに重複していないので、ホルダーの成形時に、第1係合部及び第2係合部がアンダーカット部となることはない。よって、金型にアンダーカット部を回避するためのスライド型等を設けずに済む。
第4の発明は、第1の発明において、
上記第2導電性部材は上記ホルダーにインサート成形されていることを特徴とする。
上記第2導電性部材は上記ホルダーにインサート成形されていることを特徴とする。
この構成によれば、第2導電性部材をホルダーにインサート成形することで、第2導電性部材とホルダーとが確実に一体化される。また、組付現場における組付工数が低減される。
第5の発明は、第1の発明において、
上記ホルダーは、上記第2導電性部材を、上記第1係合部と上記第2係合部との間において上記第1導電性部材に接離する方向への変位を許容するように構成されていることを特徴とする。
上記ホルダーは、上記第2導電性部材を、上記第1係合部と上記第2係合部との間において上記第1導電性部材に接離する方向への変位を許容するように構成されていることを特徴とする。
この構成によれば、ホルダーに保持されている第2導電性部材が、第1導電性部材に接離する方向へ変位可能となっているので、第1導電性部材と発熱素子との圧接力、及び第2導電性部材と発熱素子との圧接力を十分に確保することが可能になる。
第6の発明は、第2の発明において、
上記ホルダーの内面には、上記第1係合部と上記第2係合部との間から該ホルダーの内方へ突出する突出部が設けられ、
上記突出部における上記積層方向の寸法は、上記発熱素子における上記積層方向の寸法よりも短く設定されていることを特徴とする。
上記ホルダーの内面には、上記第1係合部と上記第2係合部との間から該ホルダーの内方へ突出する突出部が設けられ、
上記突出部における上記積層方向の寸法は、上記発熱素子における上記積層方向の寸法よりも短く設定されていることを特徴とする。
この構成によれば、ホルダーの内面の突出部によって発熱素子の位置決めがなされる。そして、この突出部における上記積層方向の寸法が発熱素子における上記積層方向の寸法よりも短いので、第1導電性部材が第2導電性部材に接離する方向への変位を、突出部が阻害することはない。
第1の発明によれば、第1導電性部材と第2導電性部材をホルダーの係合部によって該ホルダーに保持し、この状態で第1導電性部材を第2導電性部材に接離する方向に変位可能にしたので、発熱部の組付作業性を良好にしながら、第1及び第2導電性部材と発熱素子との圧接力を十分に確保して発熱素子の発熱量低下を抑制することができる。
第2の発明によれば、第1係合部及び第2係合部をホルダーの内面から突出する突起で構成したので、第1導電性部材及び第2導電性部材がホルダーから脱落するのを未然に防止することができる。
第3の発明によれば、ホルダーを積層方向から見たとき、第1係合部及び第2係合部が互いに重複しないように配置されているので、第1係合部及び第2係合部がアンダーカット部となることはない。よって、金型費を低減することができる。
第4の発明によれば、第2導電性部材をホルダーにインサート成形したので、第2導電性部材とホルダーとを確実に一体化できる。また、組付現場における組付工数を低減できる。
第5の発明によれば、第2導電性部材を第1導電性部材に接離する方向に変位可能にしたので、第1及び第2導電性部材と発熱素子との圧接力を十分に確保できる。
第6の発明によれば、ホルダーの内面に設けた突出部によって発熱素子を位置決めすることができる。そして、突出部における上記積層方向の寸法を発熱素子における上記積層方向の寸法よりも短く設定したので、第1導電性部材が第2導電性部材に接離する方向への変位を突出部が阻害することはなく、第1及び第2導電性部材と発熱素子との圧接力を十分に確保できる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
図1は、本発明の実施形態に係る電気式ヒータ1の斜視図である。電気式ヒータ1は、例えば、図示しないが自動車に搭載される車両用空調装置に配設され、空調用空気を加熱する空気加熱器として使用されるものであり、いわゆるPTCヒータである。この電気式ヒータ1は、補助空気加熱器として使用することもできるし、加熱量を大きくしてメインの空気加熱器として使用することもできる。電気式ヒータ1には、車両に搭載されたバッテリ(図示せず)から電力が供給されるようになっている。尚、図示しないが、電気式ヒータ1は、空調装置の空気加熱器以外にも各種空気を加熱する場合に使用することができる。
図1及び図2では、外部空気の流れ方向を基準として下流側から電気式ヒータ1を見た場合について記載しているが、電気式ヒータ1は、図1及び図2において下流側と定義している側を上流側として使用してもよい。また、電気式ヒータ1の左右方向については、外部空気の流れ方向下流側から見たときに右となる側を「右」といい、左になる側を「左」というものとする。
電気式ヒータ1は、第1~第4発熱部A1~A4と、フィン2と、第1~第4発熱部A1~A4及びフィン2を収容した状態で保持するハウジング3と、ばね部材4と、左側キャップ5及び右側キャップ6とを備えており、全体として左右方向に長い略長方形状をなしている。第1~第4発熱部A1~A4は全て同じものであり、図4に示すように電気式ヒータ1の左右方向に長い形状となっている。また、図2に示すように、第1発熱部A1が最も上に位置し、第4発熱部A4が最も下に位置しており、また、第2発熱部A2は第1発熱部A1の下方に位置し、第3発熱部A3は、第2発熱部A2と第4発熱部A4との間に位置している。フィン2は、第1発熱部A1の上面及び下面に配置されるとともに、第2発熱部A2の上面及び下面、第3発熱部A3の上面及び下面、第4発熱部A4の上面及び下面にも配置されている。つまり、第1~第4発熱部A1~A4とフィン2は、外部空気の流れ方向に交差する方向である上下方向に積層配置されている。
フィン2は、例えばアルミニウム合金製の薄板材からなるコルゲートフィンであり、第1~第4発熱部A1~A4の熱を外部空気に伝達するための伝熱部材である。フィン2における波形の連続する方向は電気式ヒータ1の左右方向となっている。フィン2は、ハウジング3の内部において該ハウジング3の左端部から右端部に亘って連続している。外部空気はフィン2を通過して流れるようになっている。また、第1~第4発熱部A1~A4に対して個別に電力を供給するように制御してもよいし、全てに電力を供給するようにしてもよい。
第1発熱部A1は、図5に示すように、複数のPTC素子10、10、…と、上側電極板(第1導電性部材)12と、下側電極板(第2導電性部材)13と、ホルダー14とを備えている。各PTC素子10は、電力の供給によって発熱する発熱素子であり、電気式ヒータ1の左右方向に長い板状に形成されている。この実施形態では、PTC素子10の数を4つとして左右方向に互いに間隔をあけて配置するようにしているが、PTC素子10の数や配置はこれに限られるものではない。
上側電極板12及び下側電極板13は、導電性を有する金属製の板材を成形してなるものであり、各PTC素子10に接触した状態で電気的に接続される。上側電極板12は左右方向に延びている。上側電極板12の右端部には、上下方向(上側電極板12の厚み方向)に貫通する貫通孔12aが形成されている。上側電極板12の左端部は、上方へ屈曲した後、左側へ延びるように形成された接続部12bである。この接続部12bには、車両に搭載されているバッテリの電力が供給されるハーネス(図示せず)を接続することができるようになっている。
下側電極板13も左右方向に延びている。下側電極板13の右端部には、上下方向(下側電極板13の厚み方向)に貫通する貫通孔13aが形成されている。下側電極板13の左端部は、左側へ延びるように形成された接続部13bである。図4に示すように、下側電極板13の接続部13bと、上側電極板12の接続部12bとは互いに上下方向に離れている。下側電極板13の接続部13bもハーネス(図示せず)を接続することができるようになっている。
図3及び図10に示すように、上側電極板12及び下側電極板13の間にPTC素子10、10、…が配置されている。つまり、上側電極板12及び下側電極板13は、第1~第4発熱部A1~A4及びフィン2の積層方向両側からPTC素子10、10、…を挟むように、かつ、PTC素子10、10、…に接触するように配置されて当該PTC素子10、10、…に外部から電力を供給するためのものである。
ホルダー14は、耐熱性及び電気絶縁性を有する樹脂材で構成されており、PTC素子10、10、…、上側電極板12及び下側電極板13を保持して一体化するためものである。図5に示すように、ホルダー14は、PTC素子10、10、…、上側電極板12及び下側電極板13の周縁部を囲む枠状をなしている。すなわち、ホルダー14は、上側電極板12及び下側電極板13の外部空気流れ方向下流側の縁部に沿って延びる下流側壁部20と、上側電極板12及び下側電極板13の外部空気流れ方向上流側の縁部に沿って延びる上流側壁部21と、下流側壁部20及び上流側壁部21の左端部同士を連結するように延びる左壁部22と、下流側壁部20及び上流側壁部21の右端部同士を連結するように延びる右壁部23とを有している。左壁部22の上部は下流側壁部20及び上流側壁部21の上部よりも上方へ突出している。この左壁部22の上部に、上側電極板12の接続部12bが上方から嵌合するようになっている。また、左壁部22の下部に、下側電極板13の接続部13bが下方から嵌合するようになっている。
ホルダー14の右壁部23の上部は、下流側壁部20及び上流側壁部21の上部よりも上方へ突出し、ホルダー14の右壁部23の下部は、下流側壁部20及び上流側壁部21の下部よりも下方へ突出している。従って、下流側壁部20、上流側壁部21、左壁部22及び右壁部23の上下方向の寸法を比べたとき、下流側壁部20及び上流側壁部21が最も短くなっている。図3及び図10に示すように、下流側壁部20及び上流側壁部21の上下方向の寸法は、PTC素子10の上下方向の寸法、上側電極板12の上下方向の寸法及び下側電極板13の上下方向の寸法を加えた長さよりも長く設定されている。
図5に示すように、下流側壁部20には、4つの平坦部20a、20a、…が左右方向に互いに間隔をあけて設けられている。各平坦部20aは、上下方向に延びている。図3及び図10に示すように、下流側壁部20の各平坦部20aの内面(ホルダー14の内面)には、上側電極板12に対してPTC素子10側とは反対側(上側)から係合する下流側上部係合部(第1係合部)20bと、下側電極板13に対してPTC素子10側とは反対側(下側)から係合する下流側下部係合部(第2係合部)20cと、下流側上部係合部20b及び下流側下部係合部20cの間からホルダー14の内方へ突出する下流側突出部20dとが設けられている。下流側上部係合部20b及び下流側下部係合部20cは、それぞれホルダー14の内方へ向けて突出する突起で構成されている。
下流側上部係合部20bは、平坦部20aの右寄りの部位に形成される一方、下流側下部係合部20cは、平坦部20aの左寄りの部位に形成されている。そして、第1~第4発熱部A1~A4及びフィン2の積層方向からホルダー14を見たとき、下流側上部係合部20bと下流側下部係合部20cとが互いに重複しないように配置されている。これにより、ホルダー14の成形時に、下流側上部係合部20bと下流側下部係合部20cがアンダーカット部となることはない。よって、金型にアンダーカット部を回避するためのスライド型等を設けずに済むので、金型費を低減することができる。
下流側上部係合部20b及び下流側下部係合部20cの上下方向の離間寸法は、PTC素子10の上下方向の寸法、上側電極板12の上下方向の寸法及び下側電極板13の上下方向の寸法を加えた長さよりも長く設定されている。また、下流側突出部20dにおける上記積層方向(上下方向)の寸法は、PTC素子10における上記積層方向の寸法よりも短く設定されている。
また、図5に示すように、上流側壁部21にも4つの平坦部21a、21a、…が左右方向に互いに間隔をあけて設けられている。各平坦部21aは、下流側壁部20の各平坦部20aと対向するように配置されており、上下方向に延びている。図3及び図10に示すように、上流側壁部21の各平坦部21aの内面(ホルダー14の内面)には、上側電極板12に対してPTC素子10側とは反対側(上側)から係合する上流側上部係合部(第1係合部)21bと、下側電極板13に対してPTC素子10側とは反対側(下側)から係合する上流側下部係合部(第2係合部)21cと、上流側上部係合部21b及び上流側下部係合部21cの間からホルダー14の内方へ突出する上流側突出部21dとが設けられている。上流側上部係合部21b及び上流側下部係合部21cは、それぞれホルダー14の内方へ向けて突出する突起で構成されている。
上流側上部係合部21bは、平坦部21aの左寄りの部位に形成される一方、上流側下部係合部21cは、平坦部20aの右寄りの部位に形成されている。そして、第1~第4発熱部A1~A4及びフィン2の積層方向からホルダー14を見たとき、上流側上部係合部21bと上流側下部係合部21cとが互いに重複しないように配置されている。これにより、ホルダー14の成形時に、上流側上部係合部21bと上流側下部係合部21cがアンダーカット部となることはないので、金型費を低減することができる。
上流側上部係合部21b及び上流側下部係合部21cの上下方向の離間寸法は、PTC素子10の上下方向の寸法、上側電極板12の上下方向の寸法及び下側電極板13の上下方向の寸法を加えた長さよりも長く設定されている。また、上流側突出部21dにおける上記積層方向(上下方向)の寸法は、PTC素子10における上記積層方向の寸法よりも短く設定されている。
下流側上部係合部20bと下流側下部係合部20cとの離間寸法を上述のように設定し、上流側上部係合部21bと上流側下部係合部21cとの離間寸法を上述のように設定することで、上側電極板12及び下側電極板13を、PTC素子10と共に、ホルダー14の内部において上下方向に移動することが可能になる。すなわち、上側電極板12を、下流側上部係合部20bと下流側下部係合部20cとの間、上流側上部係合部21bと上流側下部係合部21cとの間において、上下方向に移動させることができ、このことで、下側電極板13に接離する方向への変位を許容できる。また、同様に、下側電極板13を、下流側上部係合部20bと下流側下部係合部20cとの間、上流側上部係合部21bと上流側下部係合部21cとの間において、上下方向に移動させることもでき、このことで、上側電極板12に接離する方向への変位を許容できる。
尚、第2~第4発熱部A2~A4は第1発熱部A1と同じ構造であるため、説明を省略する。
次に、ハウジング3の構造について説明する。図1~図3に示すように、ハウジング3は、外部空気の流れ方向に分割された上流側ハウジング構成部材30と下流側ハウジング構成部材31とを組み合わせてなるものである。上流側ハウジング構成部材30及び下流側ハウジング構成部材31は、耐熱性及び電気絶縁性を有する樹脂材で構成されている。図3に示すように、上流側ハウジング構成部材30には、外部空気が流通する上流側開口部30aが形成されている。また、下流側ハウジング構成部材31にも、外部空気が流通する下流側開口部31aが形成されている。上流側開口部30aと下流側開口部31aとは略同じ形状で同じ大きさとされている。下流側ハウジング構成部材31の下流側開口部31aは、詳細は後述するが、ばね部材4をハウジング3の外部から内部に挿入するための挿入部である。
図3に示すように、下流側ハウジング構成部材31には、上流側へ向けて突出する嵌合凸部31bが形成されている。一方、上流側ハウジング構成部材30には、下流側ハウジング構成部材31の嵌合凸部31bが嵌合する嵌合凹部30bが形成されている。上流側ハウジング構成部材30と下流側ハウジング構成部材31とを組み合わせた状態で、嵌合凸部31bが嵌合凹部30bに挿入された状態で嵌合するようになっている。
図1及び図2に示すように、下流側ハウジング構成部材31には、下流側開口部31aを上下方向に横切るように延びる複数の補強部31cが左右方向に並ぶように設けられている。この実施形態では、補強部31cが傾斜して延びる棒状をなしているが、これに限らず、例えば鉛直方向に延びていてもよい。
補強部31cの上端部は、下流側ハウジング構成部材31の上壁部の下面に連続している。補強部31cの下端部は、下流側ハウジング構成部材31の下壁部の上面に連続している。また、隣り合う2つの補強部31cの上端部同士または下端部同士は一体化している。
尚、図3に示すように、上流側ハウジング構成部材30にも、下流側ハウジング構成部材31と同様な補強部30cが設けられている。
図3に示すように、下流側ハウジング構成部材31の補強部31cと、第1発熱部A1のホルダー14との間、及び、上流側ハウジング構成部材30の補強部30cと、第1発熱部A1のホルダー14との間には、それぞれ、所定の隙間が形成されている。すなわち、ホルダー14の上流側壁部21の外面は、上流側ハウジング構成部材30の補強部30cの内面から離れており、また、ホルダー14の下流側壁部20の外面は、下流側ハウジング構成部材31の補強部31cの内面から離れている。これにより、第1~第4発熱部A1~A4が補強部30c、31cに強く接触することはなく、ハウジング3の内部でばね部材4による圧縮力が作用した際に、その力に応じて第1~第4発熱部A1~A4が上下方向に移動することが可能になる。
次に、ばね部材4について説明する。ばね部材4は、ハウジング3の内部に組み付けられ、第1~第4発熱部A1~A4及びフィン2に対してこれらの積層方向に圧縮力を作用させるためのものである。ばね部材4は、例えば弾性を有する金属製の板材を成形してなるものであり、ハウジング3の左端部から右端部に亘って延びている。図7~図9に示すように、ばね部材4は、左右方向に延びる板部40と、該板部40における外部空気の流れ方向上流側の縁部から上方へ屈曲した後、下流側へ延びる複数の上流側付勢部41と、該板部40における外部空気の流れ方向下流側の縁部から上方へ屈曲した後、上流側へ延びる複数の下流側付勢部42とを有している。上流側付勢部41は互いに左右方向に間隔をあけて設けられ、また、下流側付勢部42も同様に設けられている。
ばね部材4の板部40の下面は、上端部に配設されるフィン2の上面に当接するようになっている。上流側付勢部41及び下流側付勢部42の上端部は、ハウジング3の上壁部の内面に当接するようになっている。上端部のフィン2とハウジング3の上壁部の内面との間で、上流側付勢部41及び下流側付勢部42が主に弾性変形することにより、第1~第4発熱部A1~A4及びフィン2に対して積層方向に圧縮力を作用させるように構成されている。
図7に示すように、ばね部材4の板部40には、隣り合う上流側付勢部41、41の間、隣り合う下流側付勢部42、42の間に、下流側ハウジング構成部材31の補強部31cが嵌まる切欠部40aが形成されている。切欠部40aは、板部40の上流側の縁部から下流側、即ち、ばね部材4を下流側開口部31aへ挿入するときの挿入方向に延びるように形成されており、該板部40の上流側の縁部において開放されている。切欠部40aの左右両縁部における上流側には、補強部31cを切欠部40a内に案内するための傾斜縁部40bが設けられている。
ばね部材4の板部40には、下流側ハウジング構成部材31の補強部31cに対してハウジング3の外側から当接する当接部43が設けられている。当接部43は、切欠部40aにおける外部空気の流れ方向下流側の縁部近傍から上方へ延びる板状に形成されている。この当接部43における外部空気の流れ方向下流側の面に、補強部31cが当接するようになっている。
次に、左側キャップ5及び右側キャップ6の構造について説明する。左側キャップ5及び右側キャップ6は、耐熱性及び電気絶縁性を有する樹脂材で構成されている。図1に示すように、左側キャップ5は、第1~第4発熱部A1~A4の接続部12b及び接続部13bを覆うとともに、上流側ハウジング構成部材30と下流側ハウジング構成部材31の左端部を覆うように形成されている。また、右側キャップ6は、上流側ハウジング構成部材30と下流側ハウジング構成部材31の右端部を覆うように形成されている。左側キャップ5及び右側キャップ6は、上流側ハウジング構成部材30と下流側ハウジング構成部材31とを組み合わせた後に、取り付けられる。
次に、上記のように構成された電気式ヒータ1の組立要領について説明する。まず、第1~第4発熱部A1~A4とフィン2とを積層し、上流側ハウジング構成部材30と下流側ハウジング構成部材31の一方の部材に載せる。このとき、図10に示すように、第1発熱部A1のホルダー14の下流側上部係合部20bと上流側上部係合部21bが、上側電極板12に上側から係合するとともに、下流側下部係合部20cと上流側下部係合部21cが、下側電極板13の下側から係合しているので、上側電極板12及び下側電極板13がホルダー14から脱落することはなく、PTC素子10と共に一体化した状態を保持できる。よって、第1~第4発熱部A1~A4をフィン2と共にハウジング3に組み付ける際に組付作業性が良好になる。尚、このときにはばね部材4は組み付けず、外しておく。
そして、上流側ハウジング構成部材30と下流側ハウジング構成部材31とを組み合わせる。このとき、嵌合凸部31bを嵌合凹部30bに挿入して嵌合させて上流側ハウジング構成部材30と下流側ハウジング構成部材31とを一体化する。上流側ハウジング構成部材30と下流側ハウジング構成部材31とを組み合わせる際、ばね部材4を外していることから、ばね部材4による反力が上流側ハウジング構成部材30や下流側ハウジング構成部材31に作用していないので、組付作業性は良好である。
その後、図8及び図9に示すように、ばね部材40をハウジング3の下流側開口部31aを介してハウジング3の内部に挿入する。ハウジング3の内部に挿入する際には、ばね部材40の反力が作用するが、既に第1~第4発熱部A1~A4及びフィン2がハウジング3の内部で保持されているので、ばね部材4のみを押圧すればよく、組付作業性は良好である。
ばね部材4の組付後には、ばね部材4による圧縮力が第1~第4発熱部A1~A4にも作用することになる。このとき、図3に示すように、ホルダー14に保持されている上側電極板12が、下側電極板13に接離する方向へ変位可能となっているので、上側電極板12、下側電極板13及びPTC素子10に厚みや形状のバラつきが生じていても、上側電極板12とPTC素子10との圧接力、及び下側電極板13とPTC素子10との圧接力を十分に確保することが可能になる。これにより、PTC素子10の発熱量低下を抑制することができる。
また、ばね部材4をハウジング3の内部に挿入する際に、ハウジング3の下流側補強部31cをばね部材4の切欠部40aに挿入した状態でばね部材4を組みつけていくことが可能になるので、組付作業性が良好になる。
また、ハウジング3の補強部30c、31cと発熱部A1~A4との間に所定の隙間を設けたので、補強部30c、31cと発熱部A1~A4とが強く接触してしまうことを抑制できる。これにより、ばね部材4による圧縮力を発熱部A1~A4及びフィン2に確実に作用させることができる。
また、下流側補強部31cに当接する当接部43をばね部材4に設けたので、ばね部材4を所定位置まで挿入した状態で当該ばね部材4の挿入を停止させることができる。
尚、図11に示す実施形態の変形例のように、下側電極板13をホルダー14にインサート成形するようにしてもよい。この場合、下側電極板13はホルダー14に対して変位しないが、上側電極板12は下側電極板13に接離する方向への変位を許容することができるようになっている。
上述の実施形態はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。さらに、特許請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
以上説明したように、本発明に係る電気式ヒータは、例えば、車両用空調装置の空気加熱器として使用することができる。
1 電気式ヒータ
2 フィン
3 ハウジング
4 ばね部材
12 上側電極板(第1導電性部材)
13 下側電極板(第2導電性部材)
14 ホルダー
20b 下流側上部係合部(第1係合部)
20c 下流側下部係合部(第2係合部)
20d 下流側突出部
21b 上流側上部係合部(第1係合部)
21c 上流側下部係合部(第2係合部)
21d 上流側突出部
30 上流側ハウジング構成部材
31 下流側ハウジング構成部材
A1~A4 第1~第4発熱部
2 フィン
3 ハウジング
4 ばね部材
12 上側電極板(第1導電性部材)
13 下側電極板(第2導電性部材)
14 ホルダー
20b 下流側上部係合部(第1係合部)
20c 下流側下部係合部(第2係合部)
20d 下流側突出部
21b 上流側上部係合部(第1係合部)
21c 上流側下部係合部(第2係合部)
21d 上流側突出部
30 上流側ハウジング構成部材
31 下流側ハウジング構成部材
A1~A4 第1~第4発熱部
Claims (6)
- 電力の供給によって発熱する発熱素子を有する発熱部と、
上記発熱部の熱を外部空気に伝達するためのフィンと、
上記発熱部及び上記フィンが外部空気の流れ方向と交差する方向に積層配置された状態で該発熱部及び該フィンを保持するハウジングと、
上記ハウジングに組み付けられ、上記発熱部及び上記フィンに対して積層方向に圧縮力を作用させるためのばね部材とを備えた電気式ヒータにおいて、
上記発熱部は、上記発熱素子を上記積層方向両側から挟むように、かつ、該発熱素子に接触するように配置されて該発熱素子に外部から電力を供給するための第1及び第2導電性部材と、上記発熱素子、上記第1導電性部材及び第2導電性部材を保持するホルダーとを備え、
上記ホルダーには、上記第1導電性部材に対して上記発熱素子側と反対側から係合する第1係合部と、上記第2導電性部材に対して上記発熱素子側と反対側から係合する第2係合部とが設けられ、
上記ホルダーは、上記第1導電性部材を、上記第1係合部と上記第2係合部との間において上記第2導電性部材に接離する方向への変位を許容するように構成されていることを特徴とする電気式ヒータ。 - 請求項1に記載の電気式ヒータにおいて、
上記ホルダーは、上記第1導電性部材及び上記第2導電性部材の周縁部を囲む枠状をなしており、
上記第1係合部及び上記第2係合部は、上記ホルダーの内面から該ホルダーの内方へ向けて突出する突起で構成されていることを特徴とする電気式ヒータ。 - 請求項2に記載の電気式ヒータにおいて、
上記ホルダーは樹脂材で構成され、
上記ホルダーを上記積層方向から見たとき、上記第1係合部及び上記第2係合部が互いに重複しないように配置されていることを特徴とする電気式ヒータ。 - 請求項1に記載の電気式ヒータにおいて、
上記第2導電性部材は上記ホルダーにインサート成形されていることを特徴とする電気式ヒータ。 - 請求項1に記載の電気式ヒータにおいて、
上記ホルダーは、上記第2導電性部材を、上記第1係合部と上記第2係合部との間において上記第1導電性部材に接離する方向への変位を許容するように構成されていることを特徴とする電気式ヒータ。 - 請求項2に記載の電気式ヒータにおいて、
上記ホルダーの内面には、上記第1係合部と上記第2係合部との間から該ホルダーの内方へ突出する突出部が設けられ、
上記突出部における上記積層方向の寸法は、上記発熱素子における上記積層方向の寸法よりも短く設定されていることを特徴とする電気式ヒータ。
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