以下、本発明のゲーム装置を添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
<第1実施形態>
1.ゲーム装置
図1は、本発明のゲーム装置の第1実施形態を示す斜視図である。図2は、図1に示すゲーム装置の分解斜視図である。図3は、図1に示すゲーム装置の平面図である。図4は、図3に示すゲーム装置の一部を切り欠いて示す平面図である。図5は、図2中のA-A線断面図である。
図1および図2に示すゲーム装置100は、装置本体1と、装置本体1に設けられたルーレット式ゲーム機(構造物)10とで構成されている。
ルーレット式ゲーム機10は、図1~図4に示すように、回転可能なルーレットホイール111を備えるゲーム機本体11と、ルーレットホイール111の外周側に設けられたLED装置(点灯装置)12と、LED装置12を覆うLEDカバー13と、ゲーム機本体11の下部(ゲーム機本体11のLED装置12より下側の部分)を収納する収納部14と、ゲーム機本体11の上部(ルーレットホイール111およびLEDカバー13)を覆うゲーム機カバー15とを有する。
ゲーム機本体11は、ボールBを排出する円筒状の排出部110と、排出部110を中心として回転する円盤状のルーレットホイール111とを備えている。
ルーレットホイール111は、ホイール本体112と、ホイール本体112上に、ホイール本体112と同心的に設けられた撹拌板113とで構成されている。なお、ホイール本体112と撹拌板113とは個別に回転可能となっている。ホイール本体112には、その外周に沿って配置された複数(本実施形態では16個)のポケット111bが形成されている。撹拌板113は、その中心部(排出部110に対応する部分)が鉛直上方に向かって突出する皿状(椀状)をなしている。また、撹拌板113の上面(湾曲凸面)に、排出部110から排出されたボールBが衝突する複数(本実施形態では3つ)の衝突部114が設けられている。
また、ゲーム機本体11は、ルーレットホイール111の下側に設けられ、ホイール本体112および撹拌板113をそれぞれ回転させる2つのモータ(図示せず)と、排出部110の下端部に接続され、ルーレットホイール111にボールBを供給する供給機構(図示せず)と、ルーレットホイール111からボールBを回収する回収機構(図示せず)とを備えている。なお、供給機構および回収機構の主要部は、収納部14内に収納されている。
かかる構成のゲーム機本体11では、供給機構によって排出部110を介して、回転する撹拌板113上に供給されたボールBは、撹拌板113との摩擦力により、あるいは衝突部114との衝突により撹拌される。そして、ボールBは、ルーレットホイール111および/またはLEDカバー13上を転がった後、16個のポケット111bのいずれかに収まる。その後、撹拌板113の回転が停止するとともに、ホイール本体112の回転も停止する。1回のルーレットゲームが終了すると、ボールBは、ルーレットホイール111の所定の箇所に形成された開閉可能な開口部を介して、回収機構により回収される。
なお、ホイール本体112および撹拌板113の回転方向は、同一方向であってもよく、反対方向であってもよい。ただし、ホイール本体112および撹拌板113の回転方向を反対方向とすることにより、ボールBが撹拌板113上に滞留する時間(ボールBがポケット111bに収まるまでの時間)を延長することができ、ルーレットゲームの演出をより高めることができる。また、ホイール本体112および撹拌板113の回転速度も、同一であってもよく、異なっていてもよい。例えば、1回のルーレットゲームの開始時において、撹拌板113の回転速度をホイール本体112の回転速度より速くするように設定することにより、ボールBを衝突部114に激しく衝突させることができる。これにより、ボールBが、ルーレットホイール111上でポケット111bに収まるまでの時間を延長することができる。さらには、ボールBが、LEDカバー13上にまで弾き飛ばされることにより、ポケット111bに収まるまでの時間を延長することができる。その結果、ルーレットゲームの演出をより高めることができる。
なお、本実施形態では、ポケット111bの数は、16個であるが、例えば、37個(ヨーロピアンスタイル)であっても、38個(アメリカンスタイル)であっても、39個(メキシカンスタイル)であってもよい。
ルーレットホイール111の外周側に、ゲーム機本体11に固定されたLED装置(発光装置)12およびLEDカバー13が設けられている。すなわち、本実施形態のルーレット式ゲーム機10は、ルーレットゲーム自体を行うゲーム機本体11(物理的機構)に加えて、ルーレットゲームを演出するLED装置12(電気的機構)を有する。
図4に示すように、LED装置12は、回路基板121と、回路基板121上に実装された複数のLED122とで構成されている。複数のLED122は、平面視において回路基板121上に、3重の円形の仮想線に沿うように配置されている。このような複数のLED122は、例えば、ルーレットホイール111の16個のポケット111bに対応する所定のエリア(16個のLED領域)ごとに異なる色で発光するように設定される。すなわち、ルーレットホイール111(ホイール本体112)の回転に連動して、ポケット111bに対応するLED領域が回転しているかのようにLED装置12の発光パターンを設定することができる。なお、LEDに替えて、有機EL素子や、電球を用いてもよい。また、LED装置12の発光パターンは、ランダムであってもよい。
LED装置12を覆うように、平面視で円環状のLEDカバー13がルーレットホイール111の外周側に設けられている。LEDカバー13の上面は、LEDカバー13の外周側の高さよりも内周側(ルーレットホイール111側)の高さが低くなるように、やや傾斜している。これにより、ボールBが排出部110から勢いよく排出されたり、衝突部114との衝突により弾き飛ばされ、ポケット111bを通り越して、LEDカバー13上まで移動したとしても、最終的に複数のポケット111bに確実に誘導することができる。すなわち、LEDカバー13は、ボールBが転がるフィールドの一部を構成する。かかる構成によれば、ボールBがポケット111bに収まるまでの時間を延長することができ、ルーレットゲームの演出をより高めることができる。
LEDカバー13は、光拡散性を有し、例えば、耐熱性、難燃性等を備えた熱可塑性樹脂等で構成されていることが好ましい。このような熱可塑性樹脂としては、例えば、ポリカーボネイトが挙げられる。なお、本実施形態では、LEDカバー13は、1つの部材で構成されているが、複数の分割された部材を組合せて構成されていてもよい。
このようなルーレットホイール111(ホイール本体112および撹拌板113)、LED装置12およびLEDカバー13を覆うように、ドーム状のゲーム機カバー15がLEDカバー13の外周端部に設けられている。ゲーム機カバー15は、内部の視認性を確保するために、透明性を有する材料で構成されている。ゲーム機カバー15は、プレイヤーがルーレットホイール111やボールBに触れるのを防止する機能、ボールBがゲーム機本体11から離脱するのを阻止する機能等を有している。
さらに、ゲーム機本体11は、図5に示すように、インデックスセンサー16と、ポケットセンサー17と、複数(本実施形態では8つ)のボールセンサー18と、インデックス19と、速度センサー(図示せず)とを備えている。本実施形態では、インデックスセンサー16は、回路基板121の下面に実装されている。インデックスセンサー16は、発光素子と受光素子とを備えており、これらの間をホイール本体112に一体的に形成されたインデックス19が通過するように構成されている。これにより、インデックスセンサー16は、ホイール本体112とともに回転するインデックス19が通過するのを検出することができる。なお、以下の説明では、インデックスセンサー16がインデックス19を検出することにより得られる情報を「インデックス情報」ということもある。
また、ポケットセンサー17は、ホイール本体112の外周側に位置するように、LED装置12の回路基板121の上面に実装されている。このポケットセンサー17は、発光素子と受光素子とを備えており、これらの間にホイール本体112の外周壁の下側縁部が位置するように構成されている。ホイール本体112の外周壁の16個のポケット111bに対応する位置に、それぞれスリット111cが形成されており、ポケットセンサー17は、このスリット111cが通過するのを検出することができる。なお、以下の説明では、ポケットセンサー17がスリット111cを検出することにより得られる情報を「ポケット情報」ということもある。
このように、ルーレットホイール111(ホイール本体112)の回転は、インデックス情報と、ポケット情報として検出される。以下の説明では、インデックス情報とポケット情報とを併せて、「ホイール情報」ということもある。
また、複数のボールセンサー18は、ルーレットホイール111の外周側に沿うように、ほぼ等間隔でLED装置12の回路基板121の上面に実装されている。複数のボールセンサー18は、それぞれ、発光素子と受光素子とを備えている。一方、ホイール本体112の外周壁の16個のポケット111bに対応する位置に、それぞれ16個の貫通孔111dが形成されている。
また、ボールセンサー18の発光素子および受光素子の回路基板121からの高さは、貫通孔111dの回路基板121からの高さと一致している。これにより、あるポケット111bにボールBが入っている場合、発光素子からの発光光は、貫通孔111dを通過した後、ボールBにより反射され、受光素子により受光される。したがって、ボールセンサー18は、16個のポケット111bのうちのボールBが入っているポケット111bを検出することができる。
速度センサーは、ゲーム機本体11が備えるモータ内に設けられた回転角センサーであり、ルーレットホイール111の回転速度を検出することができる。速度センサーの例としては、レゾルバが挙げられる。なお、ゲーム機本体11は、この他にも各種センサーを備えていてもよい。例えば、ゲーム機本体11は、加速度センサーや、ジャイロセンサー(角速度センサー)等を備えていてもよい。また、収納部14は、必要に応じて省略するようにしてもよい。このようなゲーム機本体11は、装置本体1の所定の箇所に設けられている。
装置本体1は、図1および図2に示すように、筺体2と、4つの表示部3と、筺体2の上端側方に設けられた8つの操作部5とを有する。
図3に示すように、筺体2は、平面視で正方形の枠状をなしており、鉛直上方に向かった開放する上部開口21を備えている。この筺体2には、上部開口21を覆うようにして、4つの表示部3が取付け部材(図示せず)を介して取り付けられている。
表示部3は、それぞれ平面視で長方形状をなしている。各表示部3は、その表示面31を鉛直上方に向け、かつ筺体2の上面とほぼ連続するように配置されている。各表示部3は、隣接する2つの表示部3のうちの一方の表示部3の長辺に、他方の表示部3の短辺が接触するように配置されている。換言すれば、表示部3の平面視(表示面31側から見たとき)において、隣接する2つの表示部3は、それらの長辺方向(長手方向)の中心線同士が、ほぼ90°(所定の角度)で交差するように配置されている。
これにより、4つの表示部3により閉じた領域(開口)4が画成されている。この領域4に対応するようにルーレット式ゲーム機10が装置本体1に設けられている。具体的には、領域4の鉛直下方の空間内に、領域4を介してルーレット式ゲーム機10の一部(収納部14)が収納されている。このような領域4およびその鉛直下方の空間は、デッドスペースとなるが、本発明では、このデッドスペースを有効利用することで、ゲーム装置100全体の大型化を防止している。
ルーレット式ゲーム機10が装置本体1に取り付けられた状態で、ルーレット式ゲーム機10の上側(ルーレットホイール111、LED装置12およびLEDカバー13)の一部は、図1に示すように、表示部3上に位置する。換言すれば、ルーレット式ゲーム機10の上側の一部は、図3に示すように、平面視において、表示部3の表示面31の一部に重なる。
そのため、ルーレットホイール111と同心的に、ルーレットゲーム(ゲームの内容)に関連する画像(ゲーム画像)を4つの表示部3にわたって表示することができ、ホイール本体112の回転と、LED装置12による発光パターンの回転と、ゲーム画像の動作とを連動(同期)させることができる。これにより、インパクトのあるゲーム装置100を提供することができる。その結果、かかるゲーム装置100は、一見するだけでもプレイヤーの興味を引くことができる。なお、表示部3に表示されるゲーム画像については、後述する。
また、このようにプレイヤーの興味を引く演出が可能なゲーム装置100は、シンプルなゲーム内容であっても、プレイヤーの注目を集めることができ、従来のゲームと同様のゲーム内容であっても、プレイヤーを楽しませることができる。
なお、表示部3(表示面31)のルーレット式ゲーム機10の上側の一部が重なっている部分(部分A)にカラー画像を表示してもよい。カラー画像が、LED装置12による発光パターンに対応するパターンを有することにより、表示部3が、LED装置12による発光パターンの特性(色相、明度、彩度)を補うことができる。
また、LED装置12を省略し、部分AにLED装置12による発光パターンと同様のパターンのカラー画像、すなわち、ゲーム画像と異なる画像(円環状の画像)を表示するようにしてもよい。また、部分Aをも用いてゲーム画像を表示面31に表示するようにしてもよい。これらの場合、LEDカバー13を無色透明とすることにより、部分Aに表示されるカラー画像の外部からの視認性を高めることができる。
また、表示部3は、ゲーム画像とともに、各プレイヤーのBET情報(賭け情報)や、背景等を表示することもできる。さらに、ルーレットゲームを行っていない場合には、4つの表示部3を用いて、ゲームの操作方法や、広告等を表示面31に表示するようにしてもよい。この場合、ゲーム装置100では、表示部3が、大型の看板の替わりとなり、ゲームの説明や宣伝をすることができる。そのため、別途、大型の看板をゲーム装置100の周辺に設置する必要がなく、ゲーム装置100の大型化を防止することができる。
なお、本実施形態では、4つの表示部3を前述するように配置することにより、領域4を形成しているが、4つより多い数の表示部3を組合せて配置することにより、平面視で正方形または長方形の領域4を形成するようにしてもよい。また、3つまたは5つ以上の表示部3を組合せて配置することにより、平面視で多角形の領域4を形成してもよい。この場合、表示部3の数および配置に応じて、筐体2の全体形状を設定するようにすればよい。
また、筺体2の平面視で4つの辺に相当する縁部には、それぞれ2つの操作部5が設けられている。操作部5の本体50の上面と表示部3の表示面31とは、ほぼ平行に配置され、かつ本体50の上面が表示面31に対して若干高い位置に配置されている。これにより、各プレイヤーが4つの表示面31全体を見易くなり、他のプレイヤーのBET状況も把握し易い。
各操作部5は、BET対象を選択するための選択ダイヤル51と、BETされるメダルの枚数を変更するBETボタン52と、そのメダルの枚数を決定する決定ボタン53と、メダル投入口54と、クレジット表示部55と、払い出しボタン56とを備え、これらが本体50に設けられている。
また、出力部8は、メダル返還口81と、ゲームの効果音、警告音やメッセージを出力するスピーカー82とを備える。メダル返還口81は、筺体2の側面下部に操作部5に対応するように設けられている。また、スピーカー82は、操作部5と一体的に設けられている。
各プレイヤーの操作内容(BET情報等)を、表示部3(表示面31)の各操作部5近傍に表示するようにゲーム装置100が構成されれば、従来のように、各端末操作にそれぞれ1つの小型ディスプレイを設ける必要がなく、ゲーム装置100の大型化を防止することができる。また、操作部5の各種ボタン等(選択ダイヤル51、BETボタン52および決定ボタン53等)は、表示部3の表示面31にタッチパネルを設けることで、省略されてもよい。
次に、本発明のゲーム装置の機能ついて説明する。図6は、本発明の第1実施形態にかかるゲーム装置の構成の一部を示すブロック図である。図7は、本発明の第1実施形態にかかるゲーム装置のゲームのBETタイム開始までの表示面を示す模式図である。図8は、本発明の第1実施形態にかかるゲーム装置のゲーム機本体を示す平面模式図である。なお、図6では、ゲーム装置の機能を説明するために必要な構成のみを示している。また、図8中の左側を「左」、右側を「右」として説明する。
前述したように、ゲーム装置100は、表示部3と、操作部5と、出力部8と、ルーレット式ゲーム機(可動部、構造物)10とを有している。また、ゲーム装置100は、筺体2と表示部3とで画成される空間(領域4の鉛直下方の空間を除く)に設けられた、制御部6と、記憶部7とを有する。以下では、制御部6および記憶部7の説明とともに、本実施形態のゲームの内容について、詳細に説明する。
記憶部7は、CPUが実行する制御プログラムや画像、音情報等を保存するROMを備える。また、記憶部7は、CPUが実行する演算結果を一時的に記憶するRAMを備える。記憶部7は、ゲームの内容に関連するゲーム画像を記憶する。このゲーム画像は、映像ホイール(第1の回転画像)311、BET対象画像(寿司ネタ画像)312、コンベア画像(第2の回転画像)313、寿司画像316等を含む。
映像ホイール311は、ルーレットホイール111に相当する画像である。具体的には、映像ホイール311は、図7(a)に示すように、ルーレットホイール111の外観(形状)に対応するように、16分割に区切られた画像である。以下の説明では、この16分割に区切られた映像ホイール311の各領域を「映像ポケット」という。換言すると、映像ホイール311は、16個の映像ポケットを有する。また、16個の映像ポケットには、基準映像ポケットが含まれている。図7(a)では、説明の都合上、各映像ポケット上に1~16の番号を付してあり、本実施形態では、番号1が付された映像ポケットが基準映像ポケットである。なお、映像ホイール311は、16分割に限らず、8分割や38分割されていてもよい。
記憶部7が、映像ホイール311の複数のパターン(例えば、映像ポケットの数や模様により互いに区別される複数のパターン)を記憶しておけば、後述する情報取得部63が、ルーレット式ゲーム機10の種類(例えば、ポケット111bの数により互いに区別される種類)に対応した映像ホイール311を取得することができる。本実施形態では、ルーレットホイール111が16個のポケット111bを備えるので、後述する情報取得部63は、16個の映像ポケットを備える映像ホイール311を取得する。
寿司ネタ画像312は、図7(a)に示すように、「はまち」や「かに」などの寿司ネタの画像と、「はまち」や「かに」などの寿司ネタの名前とを含む。記憶部7は、寿司ネタの種類に応じた、複数の寿司ネタ画像312を記憶している。記憶部7が複数の寿司ネタ画像312を記憶しておくことで、後述する情報取得部63が、映像ポケットに表示する複数の寿司ネタ画像312の組合せを取得することができる。本実施形態では、ルーレットホイール111が16個のポケット111bを備えているので、情報取得部63は、各映像ポケット(番号1~16が付された映像ポケット)に表示するための16個の寿司ネタ画像312の組合せ(配列)を取得する。なお、寿司ネタ画像312の種類の数は限定されない。
また、記憶部7は、映像ホイール311の映像ポケットの数に対応した複数の寿司ネタ画像312の組合せ(配列)を予め記憶してもよい。すなわち、本実施形態のように映像ホイール311が16個の映像ポケットを備えている場合に対応させて、16個の寿司ネタ画像312で構成された組合せ(組合せ画像)の複数のパターンを予め記憶しておいてもよい。具体的に、組合せ画像は、例えば、図7(b)に示すように、2つの「はまち」、2つの「かに」、1つの「うに」、1つの「プリン」、4つの「たまご」、3つの「いか」および3つの「あじ」の合計16個の寿司ネタ画像312が配列(円環状に配列)した画像である。
記憶部7が複数の寿司ネタ画像312で構成される組合せ画像を記憶する場合、寿司ネタ画像312には、映像ポケットの番号に対応する番号が予め付されていてもよい。組合せ画像の構成は、寿司ネタ画像312の種類の数と、映像ポケットの数と、映像ポケットに表示する寿司ネタ画像312の数とに応じて決定される。この場合、後述する情報取得部63は、予め記憶されている組合せ画像の複数のパターン(寿司ネタ画像312の複数の配列)から1つのパターン(寿司ネタ画像312の1つの配列)を取得する。そして、後述する画像制御部62が、映像ポケットに振られた番号と各寿司ネタ画像312に付された番号とを対応させて、寿司ネタ画像312の配列を映像ホイール311(映像ポケット)に組み込めばよい。また、映像ポケットが表示部3の表示面31に表示されていない場合であっても、情報取得部63は、番号が付された寿司ネタ画像312で構成される複数の組合せ画像から1つの組合せ画像を取得して、画像制御部62が、表示部3に、選択された1つの組合せ画像を表示面31に表示させることもできる。
さらに、記憶部7は、寿司ネタ画像312が組み込まれた複数の映像ホイール311で構成される複数のパターン(ゲームの内容に関する複数の絵柄を有する複数の第1の回転画像311の複数のパターン)を記憶するようにしてもよい。すなわち、本実施形態のように映像ホイール311が16個の映像ポケットを備えている場合、かかる16個の映像ポケットに16個の寿司ネタ画像312がそれぞれ組み込まれた複数の映像ホイール311(図7(b)参照)を記憶部7が記憶してもよい。この場合、後述する情報取得部63は、寿司ネタ画像312が組み込まれた複数の映像ホイール311から1つの映像ホイール311を取得すればよい。
このように、記憶部7は、映像ホイール311の複数のパターンと、複数の寿司ネタ画像312とを別々に記憶してもよいし、予め決められた寿司ネタ画像312の配列(組合せ画像)を記憶してもよいし、複数の絵柄が組み込まれた映像ホイール311の複数のパターンを予め記憶していてもよい。
コンベア画像313は、映像ホイール311の外周側に表示される回転画像である。コンベア画像313上には、図7(b)に示すように、プレイヤーにより選択されるBET対象としての寿司画像316が表示されている。
寿司画像316は、寿司ネタ画像312に含まれる寿司ネタを組合せることにより主に構成されている。例えば、図7(b)に示すように、「かに」の寿司ネタ画像312と「うに」の寿司ネタ画像312とに含まれる寿司ネタの組合せからなる寿司画像316や、「たまご」の寿司ネタ画像312に含まれる寿司ネタを4つ組合せた寿司画像316等がコンベア画像313上に表示される。なお、寿司画像316は、映像ホイール311に表示される寿司ネタ画像312と同じ種類の画像である。また、寿司画像316は、寿司ネタ画像312に含まれる寿司ネタ1つのみで構成されていてもよく、例えば、図7(b)に示すように、「プリン」の寿司ネタ画像312に含まれる寿司ネタのみで構成されてもよい。
制御部6は、CPUを備え、CPUがプログラムを実行することで、ゲーム装置100全体(ルーレットホイール111の回転等)を制御する。このような制御部6は、動作制御部61と、画像制御部62と、情報取得部63とを含む。
情報取得部63は、インデックスセンサー16(第1の検出部)およびポケットセンサー17(第2の検出部)から、ポケットの位置情報(インデックス情報およびポケット情報)を取得する。
ここで、ポケット位置情報の取得方法を図8に基づいて具体的に説明する。なお、図8中の各ポケット111bには、説明の都合上、1~16の番号を付してある。また、インデックスセンサー16、ポケットセンサー17およびインデックス19の配置は、説明の都合上、図5で示した配置と異なっている。
ルーレットホイール111が回転方向Aに回転している場合、インデックスセンサー16がインデックス19を検出する。これにより、情報取得部63は、図8に示すインデックス19が隣接する2つのポケットのうちの番号1が付されたポケット(図8において、左側のポケット)が基準ポケットであるという情報を取得する。このように、16個のポケット111bのうちの1つのポケット111bが基準ポケットであるという情報をインデックス情報ということもできる。なお、ルーレットホイール111が回転方向Aとは反対に回転している場合、情報取得部63は、番号16が付されたポケット(図8において、右側のポケット)が基準ポケットであるという情報を取得する。
次に、ポケットセンサー17は、基準ポケットから順番にポケットセンサー17を通過していく各ポケット111bのスリット111cを検出する。これにより、情報取得部63は、16個のポケット111bの位置情報を取得することができる。換言すると、情報取得部63は、基準ポケットに番号1が付されていると情報を取得し、基準ポケットから左に向かって順番に、各ポケット111bに番号2~16がそれぞれ付されているという番号情報を取得することができる。このように、情報取得部63は、ポケットセンサー17が各ポケット111bを検出することにより得られる位置情報および番号情報をポケット情報として取得する。
速度センサー(第3の検出部)は、ホイール本体112のモータ内に設けられた回転角センサーであり、ルーレットホイール111の回転速度を回転速度情報として検出する。これにより、情報取得部63は、回転速度情報を取得する。
また、情報取得部63は、記憶部7から映像ホイール311と、寿司ネタ画像312とを取得して、下記表1に示すように、映像ホイール311の各映像ポケットに付された番号とルーレットホイール111の各ポケット111bに付された番号とを対応させることができる。
動作制御部61は、前述するルーレット式ゲーム機10の動作(ルーレットホイール111の回転)を制御するとともに、LED装置12を制御する。
動作制御部61は、ルーレットホイール111を所定の速度で回転するよう制御する。換言すると、動作制御部61は、ルーレットホイール111を、高速、中速、低速等で回転するよう制御することができる。すなわち、動作制御部61は、回転体の回転速度を自在に変更することができる。
動作制御部61は、図7および表1に示すように、番号1および番号2の映像ポケットに「はまち」の寿司ネタ画像312が表示されている場合、番号1および番号2のポケット111bに対応するLED領域(ポケット111bに対応する所定のエリア)が、イエローに発光するように、LED122の点灯を制御する。同様に、動作制御部61は、番号3および番号4の映像ポケットに「かに」の寿司ネタ画像312が表示されている場合、番号3および番号4のポケット111bに対応するLED領域がオレンジに発光するように、LED122の点灯を制御する。また、動作制御部61は、番号5の映像ポケットに「うに」の寿司ネタ画像312が表示されている場合、番号5のポケット111bに対応するLED領域が、レッドに発光するように、LED122の点灯を制御する。
すなわち、動作制御部61は、映像ホイール311の各映像ポケットに表示される寿司ネタ画像312の種類(絵柄の色)に対応するように、各ポケット111bを介して、LED領域のLED122の発光を制御する。換言すると、動作制御部61は、ルーレットホイール111の回転と連動し、かつ複数の絵柄(寿司ネタ画像312)に対応した発光色を点灯するように、複数のLED122の発光を制御する。この他にも、動作制御部61は、RAMを用いて、記憶部7(ROM)に記憶されている情報に基づいて、ルーレット式ゲーム機10やLED装置12を制御することができる。
画像制御部62は、情報取得部63が取得したポケットの位置情報に主に基づいて、映像ホイール311の回転を制御する。また、画像制御部62は、映像ホイール311の各映像ポケット上に表示される寿司ネタ画像312(組合せ画像)の回転を制御する。
具体的には、画像制御部62は、ポケットの位置情報に基づいて、ルーレットホイール111の各ポケット111bと、映像ホイール311の各映像ポケットとを一致させるように、映像ホイール311の回転を制御する。すなわち、画像制御部62は、インデックスセンサー16によって検出された基準ポケットが、基準映像ポケットと一致し、かつポケットセンサー17によって検出された基準ポケット以外の15個のポケット111bが、それぞれ、基準映像ポケット以外の15個の映像ポケットと一致するように、停止状態で表示されている映像ホイール311の回転を始動させる。これにより、画像制御部62は、表1に示す対応関係で、ルーレットホイール111の回転および複数のLED122の発光パターンの回転と、回転画像の回転とを連動(同期)させることができる。
なお、画像制御部62は、表示部3に、停止状態で表示されている映像ホイール311の表示を一旦消させた後に、基準ポケットの位置と基準映像ポケットの位置とを一致させた映像ホイール311を表示させて、映像ホイール311の回転を制御することもできる。また、画像制御部62は、基準ポケットと、基準映像ポケットとを一致させることのみで、ルーレットホイール111の各ポケット111bと、映像ホイール311の各映像ポケットとを一致させるように、映像ホイール311の回転を制御することもできる。
本実施形態では、後述するように、ゲームがスタートすると、寿司ネタ画像312が表示されていない映像ホイール311が、表示面31に表示される。その後、画像制御部62は、表示部3に、情報取得部63により取得された寿司ネタ画像312を、16個の映像ポケットに表示させるようにする。この際、画像制御部62は、表示部3に、基準映像ポケット(番号1が付された映像ポケット)から番号16が付された映像ポケットまで、順番に寿司ネタ画像312を表示面31に表示させるようにすればよい。
なお、画像制御部62は、基準ポケットの位置と、基準映像ポケットの位置とを一致させた後、表示部3に、寿司ネタ画像312を表示させるようにしてもよい。また、画像制御部62は、表示部3に、寿司ネタ画像312を各映像ポケットにランダムに(順番通りではなく)表示させるようにしてもよく、16個の寿司ネタ画像312(組合せ画像)を表示させるようにしてもよい。また、画像制御部62は、表示部3に、映像ホイール311と寿司ネタ画像312とを別々に表示させるのではなく、16個の寿司ネタ画像312を有する映像ホイール311を一度に表示させるようにしてもよい。
また、画像制御部62は、各ポケット111bの位置と、各映像ポケットの位置とを一致するように映像ホイール311の回転を制御するとともに、映像ポケットに表示される寿司ネタ画像312をランダムに変更してもよい。この場合、画像制御部62は、16個の映像ポケットにそれぞれ表示される寿司ネタ画像312を1つずつ変更してもよく、16個の寿司ネタ画像312の組合せ画像を変更してもよい。また、画像制御部62は、16個の寿司ネタ画像312が組み込まれた映像ホイール311全部を変更してもよい。
さらに、画像制御部62は、映像ホイール311およびコンベア画像313(複数の回転画像)が、ルーレット式ゲーム機10と同心的に回転するよう制御する。映像ホイール311およびコンベア画像313の回転方向は、同一方向であってもよく、反対方向であってもよい。また、映像ホイール311およびコンベア画像313の回転速度は、異なっていてもよいし、同じであってもよい。このように、画像制御部62は、複数の回転画像を、これらの回転方向および回転速度を自在に制御しながら、ルーレット式ゲーム機10と同心的に回転するように制御することができる。
以上に説明した以外にも、画像制御部62は、RAMを用いて、記憶部7(ROM)に記憶されている種々の情報に基づいて、映像ホイール311等の各種ゲーム画像を制御することができる。
2.ゲーム装置の動作方法
次に、本発明のゲーム装置の動作方法について詳細に説明する。図9は、本発明の第1実施形態にかかるゲーム装置のゲーム全体の流れを示すフローチャートである。図10は、本発明の第1実施形態にかかるゲーム装置のルーレットホイールの回転とLEDの点灯と映像ホイールの回転とが同期する処理例を示すフローチャートである。図11は、ボール抽選中における表示面を示す模式図である。
図7(a)および図9に示すように、ゲームがスタートすると、表示部3は、情報取得部63により取得された映像ホイール311と、コンベア画像313とを表示する(S901)。その際、情報取得部63は、16個の映像ポケット上に表示される寿司ネタ画像312の組合せ(配列)を取得する。そして、表示部3は、図7(a)に示すように、映像ホイール311の各映像ポケット上に、情報取得部63により取得された寿司ネタ画像312をBET対象画像として基準映像ポケットから順番に表示していく(S902)。
これにより、図7(a)に示すように、番号1が付された映像ポケット(基準映像ポケット)および番号2が付された映像ポケットには、「はまち」の寿司ネタ画像312が表示される。また、番号3が付された映像ポケットおよび番号4が付された映像ポケットには、「かに」の寿司ネタ画像312が表示される。また、番号5が付された映像ポケットには、「うに」の寿司ネタ画像312が表示される。このように情報取得部63により取得された寿司ネタ画像312を表示部3はその他すべての映像ポケット上に表示する。その結果、映像ホイール311は、最終的に、図7(b)に示すように、情報取得部63により取得された寿司ネタ画像312が組み込まれた形態となる。
表示部3が、すべての映像ポケット上に寿司ネタ画像312を表示した後、動作制御部61がルーレット式ゲーム機10を可動させ、ルーレットホイール111が回転する(S903)。次に、ルーレットホイール111の回転とLED装置12の点灯と映像ホイール311の回転とが同期する(S904)。
具体的には、図10に示すように、インデックスセンサー16およびポケットセンサー17が、ポケットの位置情報を検出する(S1001)。これにより、情報取得部63がポケットの位置情報を取得する。
次に、表1および図10に示すように、動作制御部61は、情報取得部63により取得されたポケットの位置情報と、情報取得部63により取得された映像ホイール311のパターンとに基づいて、LED122の点灯を制御する(S1002)。すなわち、動作制御部61は、各ポケット111bを介して、各映像ポケットに表示される寿司ネタ画像312の種類(色)に対応するように、16個のLED領域のLED122を発光させる(S1002)。この時、映像ホイール311は、まだ停止状態である。
次に、画像制御部62は、ポケットの位置情報(ホイール情報)に基づいて、ルーレットホイール111の各ポケット111bと、映像ホイール311の各映像ポケットとを一致させるように、映像ホイール311の回転を制御する(S1003)。すなわち、画像制御部62は、インデックスセンサー16によって検出された基準ポケットが、基準映像ポケットと一致し、かつポケットセンサー17によって検出された基準ポケット以外の15個のポケット111bが、それぞれ、基準映像ポケット以外の15個の映像ポケットと一致するように、停止状態で表示されている映像ホイール311の回転を始動させる。これにより、画像制御部62は、表1に示す対応関係で、ルーレットホイール111の回転および複数のLED122の発光パターンの回転と、映像ホイール311の回転とを連動(同期)させることができる。
さらに、画像制御部62は、かかる同期を確実に実施するために、映像ホイール311の回転速度の補正を行う(S1004~S1006)。具体的に、速度センサーは、ルーレットホイール111の回転速度情報を検出する(S1004)。これにより、情報取得部63は、ルーレットホイール111の回転速度情報を取得することができ、画像制御部62が、ルーレットホイール111の回転速度と映像ホイールの回転速度とを比較することができる。次に、処理はステップS1005に移行する。
画像制御部62は、映像ホイール311の回転速度がルーレットホイール111の回転速度と一致しているかどうかを判断する(S1005)。映像ホイール311の回転速度がルーレットホイール111の回転速度と一致していない場合(S1005のNo)、処理はステップS1006に移行し、画像制御部62は、回転速度情報に基づいて映像ホイール311の回転速度を補正する(S1006)。すなわち、画像制御部62は、回転速度情報に基づいて、映像ホイール311の回転速度をルーレットホイール111の回転速度に一致させる。これにより、ルーレットホイール111の回転および複数のLED122の発光パターンの回転と、映像ホイール311の回転との連動(同期)を確実に継続させることができ、同期方法の処理が終了する。
一方、映像ホイール311の回転速度がルーレットホイール111の回転速度と一致している場合は(S1005のYes)、画像制御部62は、映像ホイール311の回転速度を補正せず、同期方法の処理が終了する。
次に、処理はステップS905に移行する(図9参照)。同期方法の処理が終了した後、コンベア画像313が回転し(S905)、BETタイムがスタートする(S906)。
次に、制御部6は、BETタイムが終了したか否か判断する(S907)。BETタイムが終了していない場合は(S907のNo)、BETタイムが継続する。この時、映像ホイール311の回転と、ルーレットホイール111の回転およびLED装置12の発光パターンの回転との同期(連動)は継続している。
一方、BETタイムが終了すると(S907のYes)、表示部3は、コンベア画像313およびその上に表示されていた寿司画像316を表示面31から消去し(S908)、ボール抽選がスタートする(S909)。具体的には、ボール抽選の開始に併せて、動作制御部61は、ルーレットホイール111の回転速度を上昇させる。画像制御部62は、表1に示す対応関係で、ルーレットホイール111の回転および複数のLED122の発光パターンの回転と、映像ホイール311の回転とを連動(同期)させているので、回転速度が上昇しているルーレットホイール111の回転に同期するように、映像ホイール311の回転速度および、LED装置12の発光パターンの回転速度も上昇させる。この状態で、5つのボールBが排出部110から順次排出される。これにより、ボールBがいずれかのポケット111bに入り、そのポケット111bに対応する映像ポケットに映像ボールIBが表示される(図11参照)。
次に、制御部6は、すべてのボールがいずれかのポケット111bに入ったか否かを判断する(S910)。すべてのボールBがポケット111bに入っていない場合(S910のNo)、制御部6は、すべてのボールBがポケットに入ったか否か判断を繰り返す(S910)。一方、すべてのボールBがポケット111bに入ると(S910のYes)、動作制御部61が、ルーレットホイール111の回転およびLED122の点灯を停止し、画像制御部62が、映像ホイール311の回転を停止する(S911)。その後、抽選結果が発表され(S912)、ゲームが終了する。
以上説明したゲームの内容は、回転寿司とルーレットゲームとを組合せた画期的なゲームであり、さらに、本実施形態では、ルーレットホイール111の回転と、LED122の点灯(LED装置12の発光パターンの回転)と、映像ホイール311の回転とが同期する。これにより、プレイヤーの興味を引きつけることができる。
以上、前述の処理方法は、コンピュータで実行されるプログラムで作成可能である。このようなプログラムは、CPU(central processing unit)、マイクロプロセッサ(micro processor)、GPU(graphic processing unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)などによって実現される。
3.BET方法
次に、BET方法を説明する。図7(b)に示すように、各表示面31には、操作部5に沿って、BETエリア314が表示されている。各BETエリア314は、操作部5に隣接して、操作部5に対応している。BETエリア314は、操作部5の選択ダイヤル51に対応する映像ダイヤル315を備える。また、BETエリア314は、プレイヤーにより選択された寿司画像316と、選択された寿司画像316の皿の画像(BET枚数)を備える。
図12は、BETタイムにおける操作部の操作方法を示す模式図である。プレイヤーは、BETタイム中に、選択ダイヤル51を左右に回転することで、各プレイヤーのBETエリア314付近のコンベア画像313上に表示された寿司画像(まぐろ2貫)316を選択する(図12(a)参照)。次に、プレイヤーは、所望の寿司画像316に選択カーソルを合せて、決定ボタン53を押す。これにより、プレイヤーは、選択した寿司画像316の皿の枚数を選択することができる(図12(b)参照)。プレイヤーは、選択した寿司画像316の皿の枚数をBETボタン52で選択し(図12(c)参照)、決定ボタン53でその枚数を決定する(図12(d)参照)。その結果、BETエリア314上に、選択した枚数で積み上げられた皿の画像と寿司画像316とが表示される(図12(e)参照)。プレイヤーが、このような動作を繰り返すことで、図12(e)に示すように、複数(本実施形態では4つ)の寿司画像316が、選択された枚数の皿の画像と共にBETエリア314上に表示される。したがって、プレイヤーは、選択した寿司ネタ画像312およびBETしたメダルの枚数を把握することができる。
<第2実施形態>
次に、本発明のゲーム装置の第2実施形態を添付図面に基づいて説明する。
図13は、本発明のゲーム装置の第2実施形態を示す平面図である。
以下、第2実施形態について説明するが、前述した第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項についてはその説明を省略する。なお、前述した第1実施形態と同様の構成には、同一の符号を付してある。
図13に示すゲーム装置200では、4つの表示部3にわたって表示される映像ホイール311が、12個の映像ポケットを有し、その上にBET対象画像312(図13中ローマ数字で1~12の画像)が表示されている。
ゲーム装置200は、ルーレット式ゲーム機10と装置本体1とを有する。ルーレット式ゲーム機10は、ゲーム機本体11とLED装置12とLEDカバー13とを備える。ゲーム機本体11は、それぞれの両端に矢印部を備える2つの棒状部がほぼ直角に交わったルーレットホイール111を備える。本実施形態のルーレットホイール111は、ポケットを有しておらず、4つの矢印部が、ボールBの替わりとなり、BET対象画像312を指し示す。すなわち、本実施形態のゲーム装置200は、ゲーム機本体11および映像ホイール311の構成が異なる点で、第1実施形態のゲーム装置100と異なる。
このように、本実施形態のルーレットホイール111はポケットを有していないため、第1実施形態のように、ポケット111bの位置と映像ポケットの位置とを一致させる必要がない。したがって、動作制御部61がルーレットホイール111を回転させるとともに、画像制御部62が映像ホイール311を回転させることで、ルーレットホイール111の回転と、映像ホイール311の回転とが同期することができる。
また、LED装置12の発光パターンの回転は、インデックスセンサー16および動作制御部61によって、矢印部に連動するように、制御される。
なお、ルーレットホイール111の回転速度と映像ホイール311の回転速度とは異なっていてもよく、同じであってもよい。また、それぞれの回転方向は、同一方向であってもよく、反対方向であってもよい。また、それぞれの回転が同時に停止してもよく、同時に停止しなくてもよい。
このようなゲーム装置200では、第1実施形態のゲームの内容よりもシンプルなゲームの内容となるため、1回のゲームの時間が短くなる。これにより、気軽にプレイしたいプレイヤーの要望に応えることができる。
以上、本発明のゲーム装置を図示の実施形態について説明したが、本発明は、これに限定されない。例えば、ゲーム装置を構成する各部は、同様の機能を発揮し得る任意の構成のものと置換することができる。また、任意の構成物が付加されていてもよい。また、本発明は、前記各実施形態のうちの、任意の2以上の構成(特徴)を組み合わせてもよい。
また、構造物としては、ルーレット式ゲーム機10に限られず、どのようなゲーム機であってもよい。具体的には、マージャンゲーム機、カードゲーム機、釣りゲーム機、野球ゲーム機、人生ゲーム機、戦争ゲーム機等であってもよい。この場合、必要に応じて、領域4の位置、大きさおよび形状、LED装置12(LEDカバー13)の配設位置等や、各種センサーの種類を変更すればよい。また、構造物は、物理的機構または電気的機構のいずれか一方を備えていてもよいし、両方を備えていてもよい。また、本発明のゲーム装置は、構造物の種類に応じて、必要な部材をさらに備えていてもよい。例えば、構造物が釣りゲーム機である場合は、構造物に水が流れるように、ゲーム装置が流水機構を備えていてもよい。