JP2005305021A - 多人数参加型ゲーム装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 遊技中のいずれか一の遊技者が、遊技者に有利な条件を与える特別遊技状態(ボーナス状態)へと移行する際に、全ての遊技者に対して所定の演出を行うことにより遊技性を多様化した多人数参加型ゲーム装置を提供する。
【解決手段】 以上説明した通り本実施形態に係るルーレットゲーム機1では、BET画面31を用いたベット期間終了後に、ベットしたチップが当選した際の配当クレジット(オッズ)を通常より増加させるボーナス状態に移行するか否かの抽選を行うとともに、遊技中のサテライト4のいずれか一のサテライト4においてボーナス状態に移行することとなった場合には、全てのサテライト4においてBET画面31からボーナス抽選画面33への表示の移行を行い、ボーナス抽選画面33においてボーナスゲームへの移行に関する抽選結果をルーレット表示部45を用いてルーレット形式で報知するように構成する。
【選択図】 図4
【解決手段】 以上説明した通り本実施形態に係るルーレットゲーム機1では、BET画面31を用いたベット期間終了後に、ベットしたチップが当選した際の配当クレジット(オッズ)を通常より増加させるボーナス状態に移行するか否かの抽選を行うとともに、遊技中のサテライト4のいずれか一のサテライト4においてボーナス状態に移行することとなった場合には、全てのサテライト4においてBET画面31からボーナス抽選画面33への表示の移行を行い、ボーナス抽選画面33においてボーナスゲームへの移行に関する抽選結果をルーレット表示部45を用いてルーレット形式で報知するように構成する。
【選択図】 図4
Description
本発明は、ルーレットゲーム機、ビンゴゲーム機、競馬ゲーム機等の多人数の遊技者が一台の装置に同時に参加して遊技を行う多人数参加型ゲーム装置に関し、特に、各ベット装置の演出を用いて遊技者の期待感をより増加させることとした多人数参加型ゲーム装置に関する。
ルーレットゲーム機、ビンゴゲーム機、競馬ゲーム機等の遊技媒体としてメダルを使用する多人数参加型ゲーム装置は、遊技者がメダル貸出機で複数のメダルを購入あるいは借用し、このメダルを遊技機に投入することにより開始することができるゲームであり、遊技者がゲームに勝てば、所定の枚数のメダルが払い出されるものである。従って、多数のメダルを獲得することができた遊技者は、新たにメダルを購入あるいは借用することなく、継続してゲームを楽しむことができる。
ここで、例えば、多人数参加型ゲーム装置の一つであるルーレットゲーム機では、メダル貸出機で購入あるいは借用したメダルを当選すると思われるマークに対してベットする(賭ける)ことにより遊技が行われる。遊技者は、当回の遊技においてルーレット盤上で回転するボールが最終的に停止する数字を予想し、指定されたエリアにチップのベットを行う。そして、ベットしたエリアが当選した場合には、ベットを行ったチップの枚数と、予め決められた倍率とに従ってチップの払い出しを行っていた。
更に、これらの多人数参加型ゲーム装置の中には、各遊技者のチップが当選した際に払い出されるチップの倍率を増加させる等の一時的に遊技者に何らかの有利な条件を与えるゲーム装置も存在する。例えば、特開2001−162046号公報には、ボーナス抽選部によってフューチャー抽選と呼ばれる抽選を行い、一定の確率でオッズの増加、有効領域の数の増加等の遊技者に有利な条件を与えるビンゴゲーム装置が記載されている。
特開2001−162046号公報(第7頁〜第9頁、図7)
ここで、例えば、多人数参加型ゲーム装置の一つであるルーレットゲーム機では、メダル貸出機で購入あるいは借用したメダルを当選すると思われるマークに対してベットする(賭ける)ことにより遊技が行われる。遊技者は、当回の遊技においてルーレット盤上で回転するボールが最終的に停止する数字を予想し、指定されたエリアにチップのベットを行う。そして、ベットしたエリアが当選した場合には、ベットを行ったチップの枚数と、予め決められた倍率とに従ってチップの払い出しを行っていた。
更に、これらの多人数参加型ゲーム装置の中には、各遊技者のチップが当選した際に払い出されるチップの倍率を増加させる等の一時的に遊技者に何らかの有利な条件を与えるゲーム装置も存在する。例えば、特開2001−162046号公報には、ボーナス抽選部によってフューチャー抽選と呼ばれる抽選を行い、一定の確率でオッズの増加、有効領域の数の増加等の遊技者に有利な条件を与えるビンゴゲーム装置が記載されている。
しかしながら、前記した特許文献1に記載されたビンゴゲーム装置においては、ボーナス抽選部によって特定の遊技者に有利な条件が発生した場合であっても、その事実は発生した遊技者本人のみしか知ることができなかった。即ち、同じゲーム装置で遊技中の他の遊技者は、何ら変化することない通常と同じ遊技状態により遊技を継続して行っていた。ここで、P/O率の関係上、一の遊技者に対して有利な条件を発生させる発生確率は一定範囲に限られており、稀にしか発生しない有利な条件は、遊技を単調とし、また、遊技者の遊技意欲を減退させることとなっていた。
本発明は、前記従来の問題点を解消するためになされたものであり、少なくとも一の遊技者に対して有利な条件が発生した場合には、同一のゲーム装置で遊技中の全ての遊技者に対して、所定の演出を提供し、遊技者の遊技に対する期待をより高めるとともに、遊技者を飽きさせることのない多人数参加型ゲーム装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため請求項1に係る多人数参加型ゲーム装置は、遊技を行う遊技装置(例えば、ルーレット盤3、ボール16、ボール収容溝13)と、前記遊技装置の遊技結果を予想してチップのベットを行う複数のベット装置(例えば、サテライト4)と、前記遊技結果に応じて各ベット装置にチップを払い出すチップ払出手段(例えば、メイン制御用CPU80)とを有し、各ベット装置で通常の遊技状態より遊技者に有利な条件を与える特別遊技状態(例えば、ボーナス状態)が発生する多人数参加型ゲーム装置(例えば、ルーレットゲーム機1)において、前記各ベット装置の特別遊技状態の発生を抽選する抽選手段(例えば、メイン制御用CPU80)と、前記抽選手段によって少なくとも一のベット装置で前記特別遊技状態が発生した場合に、全てのベット装置において所定の演出(例えば、ボーナス抽選画面33)を行うことを特徴とする。
また、請求項2に係る多人数参加型ゲーム装置は、請求項1に記載の多人数参加型ゲーム装置(例えば、ルーレットゲーム機1)において、前記特別遊技状態は、各ベット装置(例えば、サテライト4)で前記チップ払出手段(例えば、メイン制御用CPU80)により払い出されるチップの量を通常の遊技状態より増加させることを特徴とする。
また、請求項3に係る多人数参加型ゲーム装置は、請求項1又は請求項2に記載の多人数参加型ゲーム装置(例えば、ルーレットゲーム機1)において、前記所定の演出(例えば、ボーナス抽選画面33)において、前記抽選手段(例えば、メイン制御用CPU80)の抽選結果を報知することを特徴とする。
また、請求項4に係る多人数参加型ゲーム装置は、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の多人数参加型ゲーム装置(例えば、ルーレットゲーム機1)において、前記ベット装置(例えば、サテライト4)は、前記特別遊技状態が発生したことを示す遊技状態表示部(例えば、WINランプ10)を有することを特徴とする。
また、請求項5に係る多人数参加型ゲーム装置は、請求項4に記載の多人数参加型ゲーム装置(例えば、ルーレットゲーム機1)において、前記遊技状態表示部(例えば、WINランプ10)は、全てのベット装置(例えば、サテライト4)から認視可能な位置に設けられていることを特徴とする。
また、請求項6に係る多人数参加型ゲーム装置は、請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の多人数参加型ゲーム装置(例えば、ルーレットゲーム機1)において、前記遊技装置(例えば、ルーレット盤3、ボール16、ボール収容溝13)は、複数の番号が配置されたルーレット盤(例えば、ルーレット盤3)と、前記ルーレット盤において前記複数の番号より当選番号を抽選する番号抽選手段(例えば、ボール16、ボール収容溝13)と、を有することを特徴とする。
請求項1に係る多人数参加型ゲーム装置では、各ベット装置において通常の遊技状態より遊技者に有利な条件を与える特別遊技状態の発生に関しての抽選を行うとともに、少なくとも一のベット装置において特別遊技状態が発生した場合に、全てのベット装置において所定の演出を行うので、遊技者は有利な条件が発生する期待感が増すとともに、遊技性が多様化するので遊技者を飽きさせることがない。
また、請求項2に係る多人数参加型ゲーム装置では、特別遊技状態は各ベット装置でチップ払出手段により払い出されるチップの量を通常の遊技状態より増加させるので、遊技者は通常よりチップの払い出しが増加する期待感が増すとともに、遊技性が多様化するので遊技者を飽きさせることがない。
また、請求項3に係る多人数参加型ゲーム装置では、所定の演出において、特別遊技状態の発生に関する抽選結果を報知することを特徴とするので、遊技者は特別遊技状態が発生した場合のみならず発生しなかった場合においても、その結果を容易に知ることが可能であり、また、遊技性が多様化するので遊技者を飽きさせることがない。
また、請求項4に係る多人数参加型ゲーム装置では、ベット装置は、特別遊技状態が発生したことを示す遊技状態表示部を有するので、遊技中の遊技者、並びに周囲の遊技者は当該ベット装置で特別遊技状態が発生したことを容易に知ることが可能である。
また、請求項5に係る多人数参加型ゲーム装置では、遊技状態表示部は、全てのベット装置から認視可能な位置に設けられているので、同じゲーム装置で遊技する全ての遊技者は、どのベット装置で特別遊技状態が発生したかを容易に知ることが可能である。
更に、請求項6に係る多人数参加型ゲーム装置では、遊技装置は複数の番号が配置されたルーレット盤と、ルーレット盤において当選番号を抽選する番号抽選手段とを有するので、ルーレットゲームを行うゲーム装置について遊技を多様化させ、また、遊技者の遊技に対する期待感は増加し、遊技者を飽きさせることがない。
以下、本発明に係る多人数参加型ゲーム装置をルーレットゲーム機1について具体化した実施形態に基づき図面を参照しつつ詳細に説明する。
尚、ルーレットゲーム機1とは、遊技者がルーレット盤で決定される数字等を予想し、予想した数字等に所持するメダル等の遊技媒体をベットする。そして、ベットした数字等が当選したとき、遊技者が所定枚数のメダルの払い出しを受けることができる遊技機である。
尚、ルーレットゲーム機1とは、遊技者がルーレット盤で決定される数字等を予想し、予想した数字等に所持するメダル等の遊技媒体をベットする。そして、ベットした数字等が当選したとき、遊技者が所定枚数のメダルの払い出しを受けることができる遊技機である。
先ず、本実施形態に係るルーレットゲーム機1の概略構成について図1に基づき説明する。図1は本実施形態に係るルーレットゲーム機の概略構成を示す外観斜視図である。
図1に示すように、ルーレットゲーム機1は、本体部分となる筐体2と、筐体2の上面の略中央部に設けられたルーレット盤3と、ルーレット盤3の周囲にルーレット盤3を取り囲むようにして設置された複数個(本実施形態では10個)のサテライト4とから基本的に構成されている。
ここでサテライト4とは、少なくとも、貨幣や遊技に使用するメダル等の遊技媒体を投入するメダル受付装置5と、遊技者により所定の指示が入力される複数のコントロールボタン等からなるコントロール部6と、ゲームに係る画像を表示させる画像表示装置7とを有する遊技領域である。そして、遊技者が画像表示装置7に表示される画像を見ながら、コントロール部6等を操作することにより、展開されるゲームを進行させることができる。
また、各サテライト4が設置された筐体2の側面には、メダル払出口8がそれぞれ設けられている。更に、各サテライト4の画像表示装置7の右上には音楽、効果音等を流すスピーカ9が設けられている。
図1に示すように、ルーレットゲーム機1は、本体部分となる筐体2と、筐体2の上面の略中央部に設けられたルーレット盤3と、ルーレット盤3の周囲にルーレット盤3を取り囲むようにして設置された複数個(本実施形態では10個)のサテライト4とから基本的に構成されている。
ここでサテライト4とは、少なくとも、貨幣や遊技に使用するメダル等の遊技媒体を投入するメダル受付装置5と、遊技者により所定の指示が入力される複数のコントロールボタン等からなるコントロール部6と、ゲームに係る画像を表示させる画像表示装置7とを有する遊技領域である。そして、遊技者が画像表示装置7に表示される画像を見ながら、コントロール部6等を操作することにより、展開されるゲームを進行させることができる。
また、各サテライト4が設置された筐体2の側面には、メダル払出口8がそれぞれ設けられている。更に、各サテライト4の画像表示装置7の右上には音楽、効果音等を流すスピーカ9が設けられている。
更に、各サテライト4の画像表示装置7上部には、WINランプ10がそれぞれ設けられている。WINランプ10は、後述するようにクレジットの払い出しに関する配当オッズが通常に比較して増加した状態(特別遊技状態)に移行したサテライト4に備えられたものが点灯し、周囲の遊技者に対して当該サテライト4が特別遊技状態に移行した旨を報知するものである。尚、このWINランプ10は、設置された全てのサテライト4(本実施形態では10個)から認視可能な位置に設けられており、同一のルーレットゲーム機1で遊技中の他の遊技者はその点灯を常に確認することが可能である。
次に、本実施形態に係るルーレット盤3の構成について図2を用いて説明する。図2は本実施形態に係るルーレット盤の平面図である。
図2に示すように、ルーレット盤3は筐体2に固定される枠体11と、枠体11の内側に回転可能に収納支持された回転円盤12とから基本的に構成されている。そして、回転円盤12上面には凹状のボール収容溝13が多数(本実施形態では38個)形成されている。更に、各ボール収容溝13の外方向における回転円盤12の上面には、各ボール収容溝13と対応するように図形文字としての「0」、「00」、「1」〜「36」の各数字が表示された番号表示板14が形成されている。
そして、前記枠体11内部にはボール投入口15が形成されている。ボール投入口15には図示しないボール投入装置が連結され、ボール投入装置の駆動に伴い、ボール投入口15から回転円盤12上にボール16が投入されるようになっている。また、ルーレット盤3の上方全体は、半球状の透明アクリル製のカバー部材17により覆われている。
図2に示すように、ルーレット盤3は筐体2に固定される枠体11と、枠体11の内側に回転可能に収納支持された回転円盤12とから基本的に構成されている。そして、回転円盤12上面には凹状のボール収容溝13が多数(本実施形態では38個)形成されている。更に、各ボール収容溝13の外方向における回転円盤12の上面には、各ボール収容溝13と対応するように図形文字としての「0」、「00」、「1」〜「36」の各数字が表示された番号表示板14が形成されている。
そして、前記枠体11内部にはボール投入口15が形成されている。ボール投入口15には図示しないボール投入装置が連結され、ボール投入装置の駆動に伴い、ボール投入口15から回転円盤12上にボール16が投入されるようになっている。また、ルーレット盤3の上方全体は、半球状の透明アクリル製のカバー部材17により覆われている。
ここで、枠体11は、緩やかに内側に向け傾斜されており、その中間部にはガイド壁18が形成されている。ガイド壁18は、投入されたボール16を遠心力に抗してガイドしてボール16を転動させるものである。そして、ボール16は回転速度が弱まり遠心力を失っていくと、枠体11の斜面を転がり落ちて内側へと向かい、回転する回転円盤12に至る。
そして、回転円盤12に転がって来たボール16は、更に回転する回転円盤12の外側の番号表示板14上を通っていずれかのボール収容溝13に納まり、ボール16が収容されたボール収容溝13に対応する番号表示板14に記載された数字が当選番号となる。
そして、回転円盤12に転がって来たボール16は、更に回転する回転円盤12の外側の番号表示板14上を通っていずれかのボール収容溝13に納まり、ボール16が収容されたボール収容溝13に対応する番号表示板14に記載された数字が当選番号となる。
また、ルーレット盤3の下方には当たり判定装置(図示せず)が設置されている。当たり判定装置はボール16がどの数字のボール収容溝13に収容されたかを判定するための装置である。さらに、回転円盤12の下方には図示しないボール回収装置が設置されている。このボール回収装置はゲーム終了後に回転円盤12上のボール16を回収する装置である。尚、前記ボール投入装置、当たり判定装置、ボール回収装置については既に公知であることから、ここでの詳細な説明は省略する。
次に、本実施形態に係るコントロール部6及び画像表示装置7の構成について説明する。
コントロール部6は、図1に示すようにサテライト4の画像表示装置7の側部に設けられ、遊技者により操作される各ボタンが配置されている。具体的には、サテライト4に対向する位置から見て左側から順にBET確定ボタン22、払い戻し(CASHOUT)ボタン23、ヘルプ(HELP)ボタン24が配置されている。
コントロール部6は、図1に示すようにサテライト4の画像表示装置7の側部に設けられ、遊技者により操作される各ボタンが配置されている。具体的には、サテライト4に対向する位置から見て左側から順にBET確定ボタン22、払い戻し(CASHOUT)ボタン23、ヘルプ(HELP)ボタン24が配置されている。
BET確定ボタン22は、後述する画像表示装置7によるベット操作の後にベットを確定する際に押下されるボタンである。そして、ベットが確定され、且つ、遊技中に前記ルーレット盤3においてボール16が収容されたボール収容溝13に対応する番号表示板14に記載された数字にベットしていた場合に当選となる。当選した場合には、ベットしたチップの枚数に応じたクレジットが、遊技者の現在所有するクレジットに加算される。尚、ベット操作については後に詳細に説明する。
払い戻しボタン23は、通常、ゲーム終了時に押下されるボタンであり、払い戻しボタン23が押下されると、ゲーム等によって獲得した現在遊技者が所有するクレジットに応じたメダル(通常は1クレジットに対してメダル1枚)がメダル払出口8から払い戻される。
ヘルプボタン24は、ゲームの操作方法等が不明な場合に押下されるボタンであり、ヘルプボタン24が押下されると、その直後に画像表示装置7上に各種の操作情報を示したヘルプ画面が表示される。
一方、画像表示装置7はタッチパネル28が前面に取り付けられた所謂タッチパネル方式の液晶ディスプレイであり、液晶画面29上に表示されたアイコンを指等で押圧することによりその選択が可能となっている。図3乃至図5は遊技中に画像表示装置に表示される表示画面の一例を示した図である。
図3に示すように、ルーレットゲーム機1の遊技中において画像表示装置7には、当選番号を予想してチップのベットを行うテーブル式ベッティングボード30を有するBET画面31と、遊技者によるチップのベット期間が終了した後に遊技者に有利な条件を与える特別遊技状態(以下、ボーナス状態とする)が発生するか否かの抽選の演出を行うボーナス抽選画面33との計2種類の画面が表示される。
遊技者はBET画面31を用いて、手持ちのクレジットを使用してチップをベットすることができる。また、後述するようにボーナス抽選画面33で特定の結果が出た場合で、且つBET画面31でベットしたチップが当選した場合には、そのゲームにおいて通常より多数のクレジットを遊技者は得ることができる。
遊技者はBET画面31を用いて、手持ちのクレジットを使用してチップをベットすることができる。また、後述するようにボーナス抽選画面33で特定の結果が出た場合で、且つBET画面31でベットしたチップが当選した場合には、そのゲームにおいて通常より多数のクレジットを遊技者は得ることができる。
先ず、図3に基づいてBET画面31について説明する。BET画面31に表示されるテーブル式ベッティングボード30には、前記番号表示板14に表示された数字「0」、「00」、「1」〜「36」と同じ数字がマス目状に配列表示されている。また、「奇数の数字」、「偶数の数字」、「番号表示板の色の種類(赤又は黒)」、「一定の数字範囲(例えば「1」〜「12」等)」を指定してチップをベットする為の特殊なBETエリアも同様にマス目状に配列されている。
そして、テーブル式ベッティングボード30の下方には画面左から順に、結果履歴表示部35、単位BETボタン36、払い戻し結果表示部37、クレジット数表示部38が表示されている。
結果履歴表示部35は、前回までのゲーム(ここで、1ゲームは、各サテライト4において遊技者がベットを行い、ボール16がボール収容溝13に落下し、当選番号に基づいてクレジットの払い出しが行われるまでの一連の動作をいう。)における当選番号の結果が一覧に表示される。その際、1ゲームが終了すると、新たな当選番号が上から追加して表示されていき、最大16ゲームの当選番号の履歴を確認することが可能となっている。
また、単位BETボタン36は、遊技者が指定したBETエリア42(番号及びのマークのマス目上、若しくはマス目を形成するライン上)にチップをベットする為のボタンである。単位BETボタン36は1BETボタン36A、5BETボタン36B、10BETボタン36C、100BETボタン36Dの四種類からなる。
遊技者は、先ず、ベットするBETエリア42を指等で画面を直接押すことにより、後述のカーソル40で指定する。その状態で、1BETボタン36Aを押下すると、遊技者はチップを1枚毎(1BETボタン36Aを指等で押す毎に「1」→「2」→「3」→・・・の順にベット枚数が増加)にベットする。また、5BETボタン36Bを押下すると、チップを5枚単位(5BETボタン36Bを指等で押す毎に「5」→「10」→「15」→・・・の順にベット枚数が増加)でベットする。また、10BETボタン36Cを押下すると、チップを10枚単位(10BETボタン36Cを指等で押す毎に「10」→「20」→「30」→・・・の順にベット枚数が増加)でベットする。更に、100BETボタン36Dを押下すると、チップを100枚単位(100BETボタン36Dを指等で押す毎に「100」→「200」→「300」→・・・の順にベット枚数が増加)でベットすることが可能である。
従って、多量のチップをベットする際にも、その操作を簡略化することができる。
遊技者は、先ず、ベットするBETエリア42を指等で画面を直接押すことにより、後述のカーソル40で指定する。その状態で、1BETボタン36Aを押下すると、遊技者はチップを1枚毎(1BETボタン36Aを指等で押す毎に「1」→「2」→「3」→・・・の順にベット枚数が増加)にベットする。また、5BETボタン36Bを押下すると、チップを5枚単位(5BETボタン36Bを指等で押す毎に「5」→「10」→「15」→・・・の順にベット枚数が増加)でベットする。また、10BETボタン36Cを押下すると、チップを10枚単位(10BETボタン36Cを指等で押す毎に「10」→「20」→「30」→・・・の順にベット枚数が増加)でベットする。更に、100BETボタン36Dを押下すると、チップを100枚単位(100BETボタン36Dを指等で押す毎に「100」→「200」→「300」→・・・の順にベット枚数が増加)でベットすることが可能である。
従って、多量のチップをベットする際にも、その操作を簡略化することができる。
また、払い戻し結果表示部37は、前回のゲームにおける遊技者のチップのベット枚数、及び払い戻しのクレジット数が表示される。ここで、払い戻しクレジット数よりベット枚数を引いた数が、前回のゲームにより遊技者が新たに獲得したクレジット数である。
更に、クレジット数表示部38は、現在の遊技者が所有するクレジット数が表示される。このクレジット数は、チップをベットした際にはそのベット枚数(チップ一枚につき1クレジット)に応じて減少する。また、ベットしたチップが当選し、クレジットの払い戻しがなされた場合には、払い戻し枚数分のクレジット数が増加する。尚、遊技者が所有するクレジット数が0となった場合には、遊技終了となる。
そして、テーブル式ベッティングボード30の上部には、BETタイマーグラフ39が設けられている。BETタイマーグラフ39は遊技者がベットすることが可能な残り時間を表示するグラフであり、ゲーム開始時より赤いグラフが徐々に右側に延び始める。そして、最も右側まで延びたときに現在のゲームにおけるベット可能な時間が終了する。また、各サテライト4において遊技者のベット期間が終了した場合、即ち、BETタイマーグラフ39が最も右側まで達した場合にボール投入装置85を駆動させ、ボール16をルーレット盤3内に投入する。
また、テーブル式ベッティングボード30上には、現在遊技者が選択しているBETエリア42を示すカーソル40が表示される、また、現時点までにおいてベットしたチップの枚数とBETエリア42を示すチップマーク41が表示され、チップマーク41上に表示された数字が、チップのベット枚数を示す。例えば、図3に示すように「18」のマスに置かれた「7」のチップマーク41は、番号「18」に7枚のチップをベットしていることを示している。尚、このように1つ番号のみにベットする方法は「ストレート・アップ」と呼ばれるベット方法である。
また、「5」、「6」、「8」、「9」のマス目の交点に置かれた「1」のチップマーク41は、番号「5」、「6」、「8」、「9」の4つの番号をカバーして1枚のチップをベットしていることを示している。尚、このように4つ番号をカバーしてベットする方法は「コーナー・ベット」と呼ばれるベット方法である。
また、「5」、「6」、「8」、「9」のマス目の交点に置かれた「1」のチップマーク41は、番号「5」、「6」、「8」、「9」の4つの番号をカバーして1枚のチップをベットしていることを示している。尚、このように4つ番号をカバーしてベットする方法は「コーナー・ベット」と呼ばれるベット方法である。
他にベット方法としては、2つの番号の間のライン上に2つの番号をカバーしてベットする「スプリット・ベット」、番号の横一列(図3中、縦方向の一列)の端に3つの番号(例えば、「13」、「14」、「15」)をカバーしてベットする「ストリート・ベット」、番号「00」と「3」の間のライン上に「0」、「00」、「1」、「2」、「3」の5つの番号をカバーしてベットする「ファイブ・ベット」、番号の横二列(図3中、縦方向の二列)の番号の間に6つの番号(例えば、「13」、「14」、「15」、「16」、「17」、「18」)をカバーしてベットする「ライン・ベット」、「2to1」と書かれたマス目上で12個の番号をカバーしてベットする「コラム・ベット」、「1st12」、「2nd12」、「3rd12」と書かれたマス目上でそれぞれ12個の番号をカバーしてベットする「ダズン・ベット」がある。更に、テーブル式ベッティングボード30の最下段に設けられた6つのマス目を用いて、番号表示板の色(「赤」又は「黒」)、番号の奇数偶数、番号が18以下か19以上かによって18個の番号をカバーしてベットする方法がある。ここで、これら複数のベット方法は、ベットしたチップが当選した際のチップ一枚あたりのクレジットの配当(オッズ)がそれぞれ異なっている。
前記のように構成されたBET画面31で遊技者がベットする際には、先ず、ベットを行うBETエリア42(番号及びのマークのマス目上、若しくはマス目を形成するライン上)を画面上で指定して直接指により押圧する。その結果、カーソル40が指定したBETエリア42に移動する。
その後、単位BETボタン36の各単位ボタン(1BETボタン36A、5BETボタン36B、10BETボタン36C、100BETボタン36D)を押下することにより、その単位数分のチップが指定されたBETエリア42にベットされる。例えば、10BETボタン36Cを4回、5BETボタン36Bを1回、1BETボタン36Aを3回押下すれば、合計48枚のチップをベットすることができる。
その後、単位BETボタン36の各単位ボタン(1BETボタン36A、5BETボタン36B、10BETボタン36C、100BETボタン36D)を押下することにより、その単位数分のチップが指定されたBETエリア42にベットされる。例えば、10BETボタン36Cを4回、5BETボタン36Bを1回、1BETボタン36Aを3回押下すれば、合計48枚のチップをベットすることができる。
次に、図4及び図5に基づいてボーナス抽選画面33について説明する。ここで、ボーナス抽選画面33は、前記BET画面31によるベット期間が終了した後、即ち、BETタイマーグラフ39が最も右側まで達した場合にBET画面31から一定確率で移行する。具体的には、ベット期間が終了した後の適宜のタイミングで乱数サンプリング回路78(図8参照)を介してサンプリングされた乱数値、及びROM81内に格納されているボーナス抽選パターンテーブル50に基づいてサテライト4ごとの抽選を行い、遊技者が遊技中のいずれか一のサテライト4においてボーナス状態(通常の遊技状態よりクレジットの配当オッズが増した状態)が発生することとなった場合に、全てのサテライト4のBET画面31がボーナス抽選画面33へと移行する。
図4及び図5に示すように、ボーナス抽選画面33は、BET画面31に対してルーレット表示部45が重複した状態で表示されることにより構成されている。ルーレット表示部45は、円周上に設けられた倍率表示部46に「1」、「2」、「3」、「5」、「10」、「20」、「30」、「50」、「100」の9種類の数字が、合計16箇所表示されている。そして、倍率表示部46上には抽選カーソル47が表示され、倍率表示部46に表示されたいずれか一つの数字を指し示している。
ここで、抽選カーソル47は、BET画面31からボーナス抽選画面33に移行した直後においては倍率表示部46上を時計回り方向に回転して移動している。例えば、図4では、「100」→「1」→「5」→「2」→「30」→・・・の順に移動する。
そして、一定時間(本実施形態では10秒)が経過した後に特定の数字上で停止する。その際に停止する数字は、ベット期間が終了した後に、メイン制御部83でサテライト4ごとに行われた抽選の結果に基づいて決定される。その抽選方法については後述する。図4はボーナス抽選画面の特に抽選カーソル移動中の状態を示したものであり、図5はボーナス抽選画面の特に抽選カーソル停止後の状態を示したものである。
そして、一定時間(本実施形態では10秒)が経過した後に特定の数字上で停止する。その際に停止する数字は、ベット期間が終了した後に、メイン制御部83でサテライト4ごとに行われた抽選の結果に基づいて決定される。その抽選方法については後述する。図4はボーナス抽選画面の特に抽選カーソル移動中の状態を示したものであり、図5はボーナス抽選画面の特に抽選カーソル停止後の状態を示したものである。
また、ルーレット表示部45の略中央部には抽選結果表示部48が設けられており、抽選カーソル47が停止した後には、停止した倍率表示部46の数字に対応する倍率が表示される。例えば、倍率表示部46の数字「2」に停止した場合には「×2」と表示される(図5参照)。一方、抽選カーソル47が移動中の際には「×?」が表示される(図4参照)。
そして、倍率表示部46に表示された倍率(抽選カーソル47が停止した数字の倍率)に従って、前記BET画面31でベットしたチップが当選した場合の配当オッズ(当選チップ一枚当たりに払い出されるクレジット数)が変化する。例えば、「×2」が表示された場合には、通常の配当オッズの2倍のオッズに従ってクレジットが払い出される。「×3」が表示された場合には、通常の配当オッズの3倍のオッズに従ってクレジットが払い出される。「×5」が表示された場合には、通常の配当オッズの5倍のオッズに従ってクレジットが払い出される。「×10」が表示された場合には、通常の配当オッズの10倍のオッズに従ってクレジットが払い出される。「×20」が表示された場合には、通常の配当オッズの20倍のオッズに従ってクレジットが払い出される。「×30」が表示された場合には、通常の配当オッズの30倍のオッズに従ってクレジットが払い出される。「×50」が表示された場合には、通常の配当オッズの50倍のオッズに従ってクレジットが払い出される。「×100」が表示された場合には、通常の配当オッズの100倍のオッズに従ってクレジットが払い出される。
一方、「×1」が表示された場合には通常と同じ配当オッズに従ってクレジットが払い出される。
一方、「×1」が表示された場合には通常と同じ配当オッズに従ってクレジットが払い出される。
ここで、通常の配当オッズは、既に説明したBET画面31を用いた複数のベット方法ごとにそれぞれ異なっている。例えば、「ストレート・アップ」によるベット方法で当選した場合には、ベットしたチップの36倍のクレジット数が払い出される。また、「コーナー・ベット」によるベット方法で当選した場合には、ベットしたチップの8倍のクレジット数が払い出される。
従って、ボーナス抽選画面33に移行し、且つ倍率表示部46に「×2」が表示された場合で、BET画面31においてベットしたチップが「ストレート・アップ」で当選した場合には、ベットしたチップの枚数の72倍のクレジット数が遊技者に対して払い出されることとなる。
従って、ボーナス抽選画面33に移行し、且つ倍率表示部46に「×2」が表示された場合で、BET画面31においてベットしたチップが「ストレート・アップ」で当選した場合には、ベットしたチップの枚数の72倍のクレジット数が遊技者に対して払い出されることとなる。
次に、ベット期間終了後において、ボーナス状態への移行の際の抽選に用いられるボーナス抽選パターンテーブル50について図6に基づいて説明する。図6はボーナス抽選パターンテーブルを示す説明図である。
図8において、ボーナス抽選パターンテーブル50で使用される乱数値の範囲は、0〜335であり、その乱数値はベット期間が終了した際に乱数サンプリング回路78によって各サテライト4に対応した数値がそれぞれサンプリングされる。
図8において、ボーナス抽選パターンテーブル50で使用される乱数値の範囲は、0〜335であり、その乱数値はベット期間が終了した際に乱数サンプリング回路78によって各サテライト4に対応した数値がそれぞれサンプリングされる。
そしてサンプリングされた乱数値が、200〜249の範囲にある場合にはボーナスの当選倍率は「×2」に当選する。従って、ボーナス抽選画面33において抽選カーソル47は倍率表示部46の数字「2」に停止する。また、250〜279の範囲にある場合にはボーナスの当選倍率は「×3」に当選する。従って、ボーナス抽選画面33において抽選カーソル47は倍率表示部46の数字「3」に停止する。また、280〜299の範囲にある場合にはボーナスの当選倍率は「×5」に当選する。従って、ボーナス抽選画面33において抽選カーソル47は倍率表示部46の数字「5」に停止する。また、300〜314の範囲にある場合にはボーナスの当選倍率は「×10」に当選する。従って、ボーナス抽選画面33において抽選カーソル47は倍率表示部46の数字「10」に停止する。また、315〜324の範囲にある場合にはボーナスの当選倍率は「×20」に当選する。従って、ボーナス抽選画面33において抽選カーソル47は倍率表示部46の数字「20」に停止する。また、325〜329の範囲にある場合にはボーナスの当選倍率は「×30」に当選する。従って、ボーナス抽選画面33において抽選カーソル47は倍率表示部46の数字「30」に停止する。また、330〜333の範囲にある場合にはボーナスの当選倍率は「×50」に当選する。従って、ボーナス抽選画面33において抽選カーソル47は倍率表示部46の数字「50」に停止する。また、334〜335の範囲にある場合にはボーナスの当選倍率は「×100」に当選する。従って、ボーナス抽選画面33において抽選カーソル47は倍率表示部46の数字「100」に停止する。また、0〜199の範囲にある場合にはボーナスの当選倍率は「×1」であり、外れとなる。従って、ボーナス抽選画面33において抽選カーソル47は倍率表示部46の数字「1」に停止する。更に、遊技中の全てのサテライト4において外れとなった場合には、BET画面31からボーナス抽選画面33には移行しない。
また、当選倍率が「×2」以上となったサテライト4のWINランプ10は、ボーナス抽選画面33の抽選カーソル47停止後に点灯する。ここで、WINランプ10は前記したように全てのサテライト4の位置より認視可能となっており、また、ボーナス抽選画面33に移行した際には、少なくとも一以上のサテライト4で当選倍率が「×2」以上(ボーナス状態へ移行)となるので、当選倍率が「×1」(外れ)となったサテライト4で遊技する遊技者が、今回のゲームではどの遊技者のサテライト4がボーナス状態へと移行したかを容易に確認することができる。
以上より、サテライト4におけるベット期間終了後に、ベットしたチップが当選した際の配当クレジット(オッズ)を通常より増加させるボーナス状態を発生させるか否かの抽選を行うとともに、遊技中のサテライト4のいずれか一のサテライト4においてボーナス状態が発生することとなった場合には、全てのサテライト4においてBET画面31からボーナス抽選画面33への表示の移行を行うので、遊技者はボーナス状態へ移行する期待感が増すとともに、遊技性が多様化し、遊技者を飽きさせることがない。
更に、ボーナス抽選画面33において、抽選結果を抽選カーソル47と抽選結果表示部48を用いて遊技者に対して報知し、ボーナス状態に移行した遊技者の遊技するサテライト4はWINランプ10を点灯させるので、抽選結果の演出によって遊技者の期待感は増加し、外れた場合であっても、今回のゲームではどの遊技者のサテライト4がボーナス状態へと移行したかを容易に確認することができる。
更に、ボーナス抽選画面33において、抽選結果を抽選カーソル47と抽選結果表示部48を用いて遊技者に対して報知し、ボーナス状態に移行した遊技者の遊技するサテライト4はWINランプ10を点灯させるので、抽選結果の演出によって遊技者の期待感は増加し、外れた場合であっても、今回のゲームではどの遊技者のサテライト4がボーナス状態へと移行したかを容易に確認することができる。
次に、本実施形態に係るメダル受付装置5の構成について図7を用いて説明する。図7は本実施形態に係るメダル受付装置を示した斜視図である。
図7に示すように、メダル受付装置5は略直方体形状を有し、貨幣やメダル等の遊技媒体が投入され、受け付けを行う装置である。そして、受け付けた遊技媒体に応じたクレジット数を、遊技者の手持ちのクレジット数として追加し、クレジット数表示部38を更新して表示する。
図7に示すように、メダル受付装置5は略直方体形状を有し、貨幣やメダル等の遊技媒体が投入され、受け付けを行う装置である。そして、受け付けた遊技媒体に応じたクレジット数を、遊技者の手持ちのクレジット数として追加し、クレジット数表示部38を更新して表示する。
また、メダル受付装置5には、貨幣又はメダル等が投入されるメダル投入口70と、投入されたメダル等を遊技者に対して返却するメダル返却口71と、メダル受付装置5の内部を開閉する際に使用するキー挿入口72が設けられている。
ここで、キー挿入口72は、メダル受付装置5に設けられた開閉扉(図示せず)を開閉させるためのキー(図示せず)の挿入口である。所定のキーを挿入して所定方向に回すと、施錠装置のロック状態が解除されて、開閉扉がオープンされる。メダル受付装置5の内部には投入されたメダルが収容されるメダル収容部73が設置されている。そして、開閉扉をオープンすることによってメダル収容部73内のメダルの回収を行うことができる。更に、内部のメンテナンス等も可能となる。
次に、ルーレットゲーム機1の制御系に係る構成について図8に基づき説明する。図8はルーレットゲーム機の制御系を模式的に示すブロック図である。
図8に示すように、ルーレットゲーム機1は、メイン制御用CPU80、ROM81、及びRAM82を含むメイン制御部83と、メイン制御部83に接続されたルーレット盤3、及び10台のサテライト4(図1参照)とから構成されている。尚、サテライト4の制御系に関しては後に詳細に説明する。
図8に示すように、ルーレットゲーム機1は、メイン制御用CPU80、ROM81、及びRAM82を含むメイン制御部83と、メイン制御部83に接続されたルーレット盤3、及び10台のサテライト4(図1参照)とから構成されている。尚、サテライト4の制御系に関しては後に詳細に説明する。
メイン制御用CPU80は、各サテライト4から供給される入力信号等、並びに、ROM81、及びRAM82に記憶されたデータやプログラムに基づいて、各種の処理を行い、その結果に基づいてサテライト4に命令信号を送信することにより、各サテライト4を主導的に制御し、遊技を進行させる。更に、ルーレット盤3に設けられた当たり判定装置84、ボール投入装置85、ボール回収装置86を制御し、ルーレット盤3へのボール16の投入、及びルーレット盤3からの回収、並びにボール16が落下したボール収容溝13の当選番号の判定を行う。そして、得られた当選番号と、各サテライト4から送信されたベット情報とに基づいて、ベットされたチップの当選判定を行い、各サテライト4において払い出されるクレジット数を計算する。尚、ボーナス状態が発生した場合には、ボーナス状態において当選した倍率(「×2」〜「×100」)に従って払い出すクレジット数を増加させる。
ROM81は、例えば、半導体メモリ等により構成され、ルーレットゲーム機1の基本的な機能を実現させるためのプログラムや、ルーレット盤3内の各装置を制御するプログラム、BET画面31を用いたルーレットゲームに対するオッズ(チップ一枚あたりの当選に対するクレジットの払い出し数)、ボーナス抽選パターンテーブル50(図6参照)、各サテライト4を主導的に制御するためのプログラム等を記憶する。
一方、RAM82は、各サテライト4から供給されるチップのベット情報、当たり判定装置84により判定されたルーレット盤3の当選番号、及びメイン制御用CPU80により実行された処理の結果に関するデータ等を一時的に記憶する。
また、メイン制御用CPU80には、ルーレット盤3に設けられた当たり判定装置84、ボール投入装置85、ボール回収装置86が接続されている。そして、各サテライト4において遊技者のベット時間が終了した場合、即ち、前記BET画面31のBETタイマーグラフ39が最も右側まで達した場合にボール投入装置85を駆動させ、ボール16をルーレット盤3内に投入する。
更に、ボール16の回転速度が徐々に弱まり遠心力を失って枠体11の斜面を転がり落ち、ボール収容溝13に納まると、ボール16が納まったボール収容溝13に対応する番号表示板14に記載された番号を駆動した当たり判定装置84が判定し、その判定結果をメイン制御用CPU80に対して送信する。その後、ボール回収装置86を駆動させ、ボール16をルーレット盤3上から回収する。
更に、ボール16の回転速度が徐々に弱まり遠心力を失って枠体11の斜面を転がり落ち、ボール収容溝13に納まると、ボール16が納まったボール収容溝13に対応する番号表示板14に記載された番号を駆動した当たり判定装置84が判定し、その判定結果をメイン制御用CPU80に対して送信する。その後、ボール回収装置86を駆動させ、ボール16をルーレット盤3上から回収する。
また、メイン制御用CPU80には、基準クロックパルスを発生するクロックパルス発生回路75及び分周器76が接続されている。更に、乱数を発生する乱数発生器77及び乱数サンプリング回路78が接続されている。乱数サンプリング回路78を介してサンプリングされた乱数は、ボーナス状態の発生に関する抽選に用いられる。具体的には、ベット期間が終了した後に、サンプリング回路78でサンプリングされた乱数値と、ボーナス抽選パターンテーブル50に基づいてボーナス状態の発生に関する抽選を行い、その結果を各サテライトに送信する。
また、図10に示すように、ROM81にはBET画面31を用いたルーレットゲームに関するオッズが記憶された配当クレジット記憶エリア81A、並びに、ベット期間が終了した後にボーナス状態へと移行する為のボーナス抽選パターンテーブル50が記憶されたボーナス抽選パターンテーブル記憶エリア81Bが設けられている。尚、配当クレジット記憶エリア81Aに記憶されたBET画面31の各BETエリア42に対するオッズは、そのベット方法(「ストレート・アップ」、「コーナー・ベット」、「スプリット・ベット」等)によって「×2」〜「×36」の配当が予め決定され記憶されている。一方、ボーナス抽選パターンテーブル記憶エリア81Bに記憶されたボーナス抽選パターンテーブル50は、前記した各BETエリア42に対するオッズを「×2」〜「×100」の倍率で増加させる。
RAM82には、現在遊技中の遊技者のベット情報が記憶されるベット情報記憶エリア82A、並びに、当たり判定装置84により判定されたルーレット盤3の当選番号を記憶した当選番号記憶エリア82Bが設けられている。ベット情報とは、具体的には、BET画面31において指定したBETエリア42、並びにベットしたチップの枚数である。
RAM82には、現在遊技中の遊技者のベット情報が記憶されるベット情報記憶エリア82A、並びに、当たり判定装置84により判定されたルーレット盤3の当選番号を記憶した当選番号記憶エリア82Bが設けられている。ベット情報とは、具体的には、BET画面31において指定したBETエリア42、並びにベットしたチップの枚数である。
次に、メイン制御部83のCPU80に接続されたサテライト4の制御系に係る構成について図9に基づき説明する。図9は本実施形態に係るサテライトの制御系を模式的に示すブロック図である。尚、10台設けられたサテライト4は基本的に同じ構成を有しており、以下には1台のサテライト4を例にして説明する。
サテライト4は、図9に示すように、画像表示装置7等が設けられた本体部89と、本体部89に取り付けられたメダル受付装置5とから基本的に構成されている。更に本体部89は、サテライト制御部90、及びいくつかの周辺装置機器により構成されている。サテライト制御部90は、サテライト制御用CPU91と、ROM92と、RAM93とからなっている。ROM92は、例えば、半導体メモリ等により構成され、サテライト4の基本的な機能を実現させるためのプログラム、その他サテライト4の制御上必要な各種のプログラム、データテーブル等が格納されている。また、RAM93は、サテライト制御用CPU91で演算された各種データ、遊技者の現在所有するクレジット数、遊技者によるチップのベット状況等を一時的に記憶しておくメモリである。
また、サテライト制御用CPU91には、コントロール部6(図1参照)に設けられたBET確定ボタン22、払い戻しボタン23、ヘルプボタン24がそれぞれ接続されている。そして、サテライト制御用CPU91は各ボタンの押下等により出力される操作信号に基づき、対応する各種の動作を実行すべく制御を行う。具体的には、遊技者の操作が入力されたことを受けてコントロール部6から供給される入力信号、並びに、ROM92、RAM93に記憶されたデータやプログラムに基づいて、各種の処理を実行し、その結果を上述したメイン制御部83のメイン制御用CPU80に送信する。
一方、サテライト制御用CPU91は、メイン制御用CPU80からの命令信号を受信し、サテライト4を構成する周辺機器を制御し、サテライト4においてルーレットゲームを進行させる。また、サテライト制御用CPU91は、処理の内容によっては、遊技者の操作が入力されたことを受けてコントロール部6から供給される入力信号、及び、ROM92とRAM93とに記憶されたデータやプログラムに基づいて、各種の処理を実行し、その結果に基づいて、サテライト4を構成する周辺機器を制御し、サテライト4においてルーレットゲームを進行させる。なお、どちらの方法で処理を行うかについては、その処理の内容に応じて、処理ごとに設定される。例えば、当選番号に対するメダルの払い出し処理は前者であり、遊技者によるBET画面31のベット操作処理は後者の処理に該当する。
一方、サテライト制御用CPU91は、メイン制御用CPU80からの命令信号を受信し、サテライト4を構成する周辺機器を制御し、サテライト4においてルーレットゲームを進行させる。また、サテライト制御用CPU91は、処理の内容によっては、遊技者の操作が入力されたことを受けてコントロール部6から供給される入力信号、及び、ROM92とRAM93とに記憶されたデータやプログラムに基づいて、各種の処理を実行し、その結果に基づいて、サテライト4を構成する周辺機器を制御し、サテライト4においてルーレットゲームを進行させる。なお、どちらの方法で処理を行うかについては、その処理の内容に応じて、処理ごとに設定される。例えば、当選番号に対するメダルの払い出し処理は前者であり、遊技者によるBET画面31のベット操作処理は後者の処理に該当する。
また、サテライト制御用CPU91には、ホッパー94が接続されている。サテライト制御用CPU91からの命令信号により、ホッパー94は、所定枚数のメダルをメダル払出口8(図1参照)から払い出す。
更に、サテライト制御用CPU91には、液晶駆動回路95を介して画像表示装置7が接続されている。この点、液晶駆動回路95は、プログラムROM、画像ROM、画像制御CPU、ワークRAM、VDP(ビデオ・ディスプレイ・プロセッサ)及びビデオRAMなどで構成されている。そして、プログラムROMには、画像表示装置7での表示に関する画像制御用プログラムや各種選択テーブルが格納されている。また、画像ROMには、例えば、画像表示装置7で表示される画像を形成するためのドットデータが格納されている。また、画像制御CPUは、サテライト制御用CPU91で設定されたパラメータに基づき、プログラムROM内に予め記憶された画像制御プログラムに従い、画像ROM内に予め記憶されたドットデータの中から画像表示装置7に表示する画像の決定を行うものである。また、ワークRAMは、前記画像制御プログラムを画像制御CPUで実行するときの一時記憶手段として構成される。また、VDPは、画像制御CPUで決定された表示内容に応じた画像を形成し、画像表示装置7に出力するものである。尚、ビデオRAMは、VDPで画像を形成するときの一時記憶手段として構成される。
更に、サテライト制御用CPU91には、液晶駆動回路95を介して画像表示装置7が接続されている。この点、液晶駆動回路95は、プログラムROM、画像ROM、画像制御CPU、ワークRAM、VDP(ビデオ・ディスプレイ・プロセッサ)及びビデオRAMなどで構成されている。そして、プログラムROMには、画像表示装置7での表示に関する画像制御用プログラムや各種選択テーブルが格納されている。また、画像ROMには、例えば、画像表示装置7で表示される画像を形成するためのドットデータが格納されている。また、画像制御CPUは、サテライト制御用CPU91で設定されたパラメータに基づき、プログラムROM内に予め記憶された画像制御プログラムに従い、画像ROM内に予め記憶されたドットデータの中から画像表示装置7に表示する画像の決定を行うものである。また、ワークRAMは、前記画像制御プログラムを画像制御CPUで実行するときの一時記憶手段として構成される。また、VDPは、画像制御CPUで決定された表示内容に応じた画像を形成し、画像表示装置7に出力するものである。尚、ビデオRAMは、VDPで画像を形成するときの一時記憶手段として構成される。
また、画像表示装置7の前面には、前記したようにタッチパネル28が取り付けられており、タッチパネル28の操作情報はサテライト制御用CPU91に対して送信される。タッチパネル28では、BET画面31において遊技者のチップのベット操作が行われる。具体的には、BETエリア42の選択、画面切り換えボタン34、単位BETボタン36の操作等においてタッチパネル28の操作が行われ、その情報がサテライト制御用CPU91に送信される。そして、その情報に基づいてRAM93に現在の遊技者のベット情報(指定したBETエリア42、並びにベットしたチップの枚数)が随時記憶される。更に、そのベット情報はメイン制御用CPU80に対して送信され、RAM82のベット情報記憶エリア82Aに記憶される。
また、ベット期間が終了し、ベット情報がメイン制御用CPU80に対して送信された後、メイン制御部83よりボーナス状態の発生に関する抽選結果(「×1」〜「×100」のいずれかに当選したか)を受信する。そして、現在遊技中のサテライト4の少なくとも一のサテライト4でボーナス状態へと移行することとなった場合、即ちボーナス抽選パターンテーブル50において「×2」以上が当選した場合には、全てのサテライト4でボーナス抽選画面33を表示し、抽選結果に基づいて抽選カーソル47を停止する演出を行い、更に「×2」以上が当選したサテライト4においては接続されたWINランプ10を点灯させる。
更に、音出力回路96及びスピーカ9がサテライト制御用CPU91に接続されており、スピーカ9は、音出力回路96からの出力信号に基づき各種演出を行う際に各種の効果音を発生するものである。
また、サテライト制御用CPU91にはデータ受信部97が接続されており、更にデータ受信部にはメダル受付装置5が接続されている。メダル受付装置5は、前記したように遊技者が遊技の際に貨幣やメダル等の遊技媒体を投入する装置である。
そして、データ受信部97はメダル受付装置5から送信されたクレジット信号を受信する。クレジット信号は、メダル受付装置5に投入された貨幣やメダル等の遊技媒体に基づいた追加のクレジット数に関する情報である。サテライト制御用CPU91は、送信されたクレジット信号に基づいてRAM93に記憶された遊技者のクレジット数を増加させる。
そして、データ受信部97はメダル受付装置5から送信されたクレジット信号を受信する。クレジット信号は、メダル受付装置5に投入された貨幣やメダル等の遊技媒体に基づいた追加のクレジット数に関する情報である。サテライト制御用CPU91は、送信されたクレジット信号に基づいてRAM93に記憶された遊技者のクレジット数を増加させる。
続いて、ルーレットゲーム機1におけるメイン処理プログラムについて図12に基づき説明する。図12はルーレットゲーム機におけるメイン処理プログラムのフローチャートである。尚、これら図12にフローチャートで示される各プログラムはルーレットゲーム機1が備えているROM81やRAM82に記憶されており、メイン制御用CPU80により実行される。
先ず、ステップ(以下、Sと略記する)1において、メイン制御用CPU80は、遊技者によるメダル又は貨幣が投入されたか否かを判断する。本実施形態に係るルーレットゲーム機1では、いずれかのサテライト4でメダル受付装置5にメダル又は貨幣が投入されると、そのサテライト4のサテライト制御部90からメイン制御部83にメダル投入信号が送られる。これにより、メイン制御用CPU80は遊技者によるメダル又は貨幣の投入を判断する。メダル又は貨幣の投入がない場合(S1:NO)には、投入されるまで待機される一方、メダル又は貨幣の投入があった場合(S1:YES)には、S2へ移行する。尚、メダル又は貨幣の投入があった場合、サテライト制御部90では、投入枚数に応じた額のクレジットデータがRAM93に記録される。
また、その遊技者の使用するサテライト4の画像表示装置7には図3に示したBET画面31が表示され、遊技者はチップをベットすることが可能となる。尚、他の遊技者は、そのゲームに途中参加することが可能であり、本実施形態に係るルーレットゲーム機1では、最大10人で遊技することができる。
そして、最初に参加した遊技者がメダル又は貨幣を投入した時点より、遊技者がベット可能な受入期間であるベット期間が開始される(S2)。尚、今回のゲームが前回のゲームに引き続いて行われる場合には、前回のゲーム終了後にすぐにベット期間が開始される。そしてゲームに参加した遊技者は、このベット期間中に、タッチパネル28を操作して、自分が予想する番号に関連したBETエリア42に自分のチップをベットすることができる(図3参照)。尚、BET画面31を用いた具体的なベット方法に関しては既に説明したので、ここではその説明は省略する。
次に、S3においてベット期間が終了したか否かが判断される。ここでベット期間は、BETタイマーグラフ39によって表示されており、ベット期間開始時(S2)より赤いグラフが徐々に右側に延び始める。そして、最も右側まで延びたときに現在のゲームにおけるベット期間が終了する。
ここで、ベット期間終了前において(S3:NO)は、続けてベットの受付を行う一方、ベット期間が終了した場合(S3:YES)には、全サテライト4のサテライト制御部90に、ベット終了信号が出力され、各サテライト4の液晶画面29には、ベットが終了した旨の画像が表示され、タッチパネル28でのベット操作が禁止される。そして、各サテライト4において遊技者が行ったベット情報(指定したBETエリア42、並びに指定したBETエリア42にベットしたチップの枚数)を受信し(S4)、RAM82のベット情報記憶エリア82Aに記憶する。
次に、S5において、メイン制御用CPU80は乱数サンプリング回路78より乱数値を取得し、ボーナス抽選パターンテーブル記憶エリア81Bに格納されたボーナス抽選パターンテーブル50に基づいて、サテライト4ごとのボーナス状態の発生に関する抽選を行う。
更に、S6では、いずれかのサテライト4でボーナス状態へと移行するか否かが判断される。ここで、ボーナス状態へ移行するか否かは、少なくとも一のサテライト4で「×2」以上の倍率が当選したか否かで判断される(図6参照)。そして、少なくとも一のサテライト4でボーナス状態へと移行する場合(S6:YES)には、S6において全てのサテライト4でボーナス抽選に関する演出処理を行う(S7)。尚、各サテライト4のボーナス抽選における演出処理に関しては後述する。
一方、全てのサテライト4でボーナス状態へと移行しない場合(抽選結果で「×1」が当選した場合)には(S6:NO)、S8へと移行する。
一方、全てのサテライト4でボーナス状態へと移行しない場合(抽選結果で「×1」が当選した場合)には(S6:NO)、S8へと移行する。
次に、メイン制御装置101は、ゲーム実行プログラムに従って、ルーレット盤3による抽選処理を実行する。先ず、S8においてはボール投入装置85を駆動させ、ルーレット盤3内部にボール16を投入する。投入されたボール16は、ガイド壁18に沿ってルーレット盤3上を転動し、その後、回転速度が弱まり遠心力を失っていくと、枠体11の斜面を転がり落ちて内側へと向かい、回転する回転円盤12に至る(図2参照)。
そして、回転円盤12に転がって来たボール16は、更に回転する回転円盤12の外側の番号表示板14上を通っていずれかのボール収容溝13に納まり、ボール16が納まったボール収容溝13に対応する番号表示板14に記載された数字(「0」、「00」、「1」〜「36」のいずれか)が当選番号となる。
そして、回転円盤12に転がって来たボール16は、更に回転する回転円盤12の外側の番号表示板14上を通っていずれかのボール収容溝13に納まり、ボール16が納まったボール収容溝13に対応する番号表示板14に記載された数字(「0」、「00」、「1」〜「36」のいずれか)が当選番号となる。
続いて、ボール16がボール収容溝13に収納された後、メイン制御用CPU80は当たり判定装置84を駆動させ、ボール16がどの数字のボール収容溝13に収容されたかを判定する(S9)。
更に、前記S4において受信した各サテライト4のベット情報と、前記S9において判定された当選番号とから、各サテライト4においてベットしたチップが当選しているか否かの判定を行う(S10)。
そして、前記S10の当選判定に基づいて、少なくとも一のサテライト4においてベットしたチップが当選しているか否かが判断される(S11)。チップが当選していると判断された場合(S11:YES)には、メイン制御用CPU80は配当計算処理を実行する(S12)。配当計算処理では、当たりチップをサテライト4ごとに認識し、ROM81の配当クレジット記憶エリア81Aに記憶された各BETエリア42に対するオッズ(チップ一枚あたりに払い出されるクレジット数)を用いて、各サテライト4に払い出されるクレジットの配当額の合計を計算する。更に、ボーナス状態へと移行した場合においては、当選した倍率(「×2」〜「×100」のいずれか)に従って、払い出されるクレジット数が増加する。その後、S13へと移行する。
一方、全てのサテライト4において当選したチップがないと判断された場合(S11:NO)には、S14へと移行する。
一方、全てのサテライト4において当選したチップがないと判断された場合(S11:NO)には、S14へと移行する。
S13では、前記S12の配当計算処理に基づいてクレジットの払い出し処理を実行する。サテライト4にクレジットを払い出す際には、メイン制御部83から、当選したサテライト4のサテライト制御部90に、配当額に相当するクレジットデータが出力される。そして、このクレジットデータは、該当するサテライト4のRAM93に加算される。
S14においては、回転円盤12の下方に設けられたボール回収装置86を駆動し、回転円盤12上のボール16を回収する。回収されたボール16は次回以降のゲームにおいて再度ルーレット盤3に投入されることとなる。その後、S15へと移行する。
S15では、少なくとも一のサテライト4において継続して遊技が行われるか否かが判断される。遊技者は遊技を終了する際に通常、払い戻しボタン23を押下する。払い戻しボタン23が押下されると、ゲーム等によって獲得した現在遊技者が所有するクレジットに応じたメダル(通常は1クレジットに対してメダル1枚)がメダル払出口8から払い戻される。
いずれかのサテライト4において遊技が継続して行われる場合(S15:NO)には、S2へと戻り再度ベット期間が開始され、次回のゲームへと移行する。
一方、全てのサテナイト4において遊技が終了される場合(S15:YES)には、当該ルーレットゲーム処理を終了する。
一方、全てのサテナイト4において遊技が終了される場合(S15:YES)には、当該ルーレットゲーム処理を終了する。
次に、前記S6のボーナス抽選演出処理においてサテライト4で実行される抽選演出処理プログラムについて以下に説明する。図13はサテライトにおける演出処理プログラムのフローチャートである。尚、これら図13にフローチャートで示される各プログラムはサテライト4が備えているROM92やRAM93に記憶されており、サテライト制御用CPU91により実行される。
先ず、S21において、サテライト制御用CPU91は、表示されているBET画面31よりボーナス抽選画面33(図4参照)へと移行して表示する。そして、表示されたルーレット表示部45の抽選カーソル47が、一定時間倍率表示部46上を回転した後に、メイン制御部83による前記S5のボーナス抽選結果に基づいて「1」、「2」、「3」、「5」、「10」、「20」、「30」、「50」、「100」のいずれかの倍率表示部46に停止する(S22)。更に、抽選結果表示部48にはその当選倍率を具体的に表示する(図5参照)。
次に、S23において、ボーナス状態に移行したか否か判断される。ボーナス状態に移行するとは、即ち、ボーナス抽選結果の当選倍率が「×2」以上(図6参照)となった場合であり、ボーナス状態に移行した場合(S23:YES)には、サテライト4に設けられたWINランプ10を点灯表示させる(S24)。ここで、WINランプ10は前記したように全てのサテライト4の位置より認視可能となっており、遊技中の全ての遊技者は、今回のゲームではどの遊技者のサテライト4がボーナス状態へと移行したかを容易に確認することができる。
一方、ボーナス状態に移行しない場合(S23:NO)には、処理を終了する。
一方、ボーナス状態に移行しない場合(S23:NO)には、処理を終了する。
以上説明した通り本実施形態に係るルーレットゲーム機1では、BET画面31を用いたベット期間終了後に、ベットしたチップが当選した際の配当クレジット(オッズ)を通常より増加させる特別遊技状態(ボーナス状態)に移行するか否かの抽選を行う(S5)とともに、遊技中のサテライト4のいずれか一のサテライト4においてボーナス状態に移行することとなった場合(S6:YES)には、全てのサテライト4においてBET画面31からボーナス抽選画面33への表示の移行を行う(S21)。そして、ボーナス抽選画面33においてボーナスゲームへの移行に関する抽選結果をルーレット表示部45を用いてルーレット形式で報知する(S22)ので、遊技者はボーナス状態へ移行する期待感が増すとともに、遊技性が多様化するので遊技者を飽きさせることがない。
更に、ボーナス状態に移行した遊技者の遊技するサテライト4はWINランプ10を点灯させる(S24)ので、ボーナス状態への移行が外れた場合であっても、今回のゲームではどの遊技者のサテライト4がボーナス状態へと移行したかを容易に確認することができる。
更に、ボーナス状態に移行した遊技者の遊技するサテライト4はWINランプ10を点灯させる(S24)ので、ボーナス状態への移行が外れた場合であっても、今回のゲームではどの遊技者のサテライト4がボーナス状態へと移行したかを容易に確認することができる。
尚、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは勿論である。
例えば、本実施形態においては、ボーナス状態に移行した際に該当するサテライト4のWINランプ10を点灯させることとしているが、WINランプ10の代わりに7セグメントLEDからなる表示部を設け、ボーナス状態に移行したか否かのみならず具体的に移行したボーナス状態の当選倍率(「×2」〜「×100」のいずれか)を表示するようにしても良い。
例えば、本実施形態においては、ボーナス状態に移行した際に該当するサテライト4のWINランプ10を点灯させることとしているが、WINランプ10の代わりに7セグメントLEDからなる表示部を設け、ボーナス状態に移行したか否かのみならず具体的に移行したボーナス状態の当選倍率(「×2」〜「×100」のいずれか)を表示するようにしても良い。
また、本実施形態においてはボーナス抽選パターンテーブル50に基づいて、あらかじめ決定された当選チップに対する配当クレジットを「×1」〜「×100」の範囲で増加させることとしているが、配当クレジットそのものを抽選パターンテーブル50に基づいて決定することとしても良い。
また、本実施形態においてはボーナス抽選画面33でルーレット表示部45を用いて、ルーレット形式によりボーナス状態移行に対する抽選結果を遊技者に対して報知することとしているが、スロットマシンのように図柄を回転させて結果を報知しても良い。
1 ルーレットゲーム機
3 ルーレット盤
4 サテライト
7 画像表示装置
10 WINランプ
16 ボール
13 ボール収容溝
28 タッチパネル
29 液晶画面
30 テーブル式ベッティングボード
31 BET画面
33 ボーナス抽選画面
47 抽選カーソル
48 抽選結果表示部
50 ボーナス抽選パターンテーブル
78 乱数サンプリング回路
80 メイン制御用CPU
3 ルーレット盤
4 サテライト
7 画像表示装置
10 WINランプ
16 ボール
13 ボール収容溝
28 タッチパネル
29 液晶画面
30 テーブル式ベッティングボード
31 BET画面
33 ボーナス抽選画面
47 抽選カーソル
48 抽選結果表示部
50 ボーナス抽選パターンテーブル
78 乱数サンプリング回路
80 メイン制御用CPU
Claims (6)
- 遊技を行う遊技装置と、
前記遊技装置の遊技結果を予想してチップのベットを行う複数のベット装置と、
前記遊技結果に応じて各ベット装置にチップを払い出すチップ払出手段とを有し、
各ベット装置で通常の遊技状態より遊技者に有利な条件を与える特別遊技状態が発生する多人数参加型ゲーム装置において、
前記各ベット装置の特別遊技状態の発生を抽選する抽選手段と、
前記抽選手段によって少なくとも一のベット装置で前記特別遊技状態が発生した場合に、全てのベット装置において所定の演出を行うことを特徴とする多人数参加型ゲーム装置。 - 前記特別遊技状態は、各ベット装置で前記チップ払出手段により払い出されるチップの量を通常の遊技状態より増加させることを特徴とする請求項1に記載の多人数参加型ゲーム装置。
- 前記所定の演出において、前記抽選手段の抽選結果を報知することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の多人数参加型ゲーム装置。
- 前記ベット装置は、
前記特別遊技状態が発生したことを示す遊技状態表示部を有することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の多人数参加型ゲーム装置。 - 前記遊技状態表示部は、全てのベット装置から認視可能な位置に設けられていることを特徴とする請求項4に記載の多人数参加型ゲーム装置。
- 前記遊技装置は、
複数の番号が配置されたルーレット盤と、
前記ルーレット盤において前記複数の番号より当選番号を抽選する番号抽選手段と、
を有することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の多人数参加型ゲーム装置。
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