WO2016103387A1 - 流体混合装置 - Google Patents

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Abstract

 多くの流体を一度に混合でき、流体の混合比の設定範囲も広くとれる流体混合装置を提供する。この流体混合装置10は、外殻部材20と、流体衝突空間23と、先端内周がテーパ状をなした複数の凹部30A~30Fと、外殻部材に設けられた排出口に連通する排出路と、凹部30A~30Fに挿脱可能に挿入され、先端部が凹部の先端部に適合したテーパ状をなす複数の挿脱部材40A~40Fと、挿脱部材先端と凹部との隙間に連通する流入路47と、各挿脱部材40A~40Fの挿脱位置を調整する調整機構とを備え、流入路を通して複数種類の流体を流入させ、挿脱部材の先端部と凹部との隙間から流体衝突空間23に流出させ、流体衝突空間23にて衝突させて分散混合させ、排出路を通して流出させるように構成されている。

Description

流体混合装置
 本発明は、複数種類の流体を所望の混合比で均一に混合することができる流体混合装置に関する。
 従来より、例えば下記特許文献1、2、3に示されるように、水と油のような相互に混じり合わない複数の流体や、微細な粒子を含む液体を被処理流体として、それらを加圧して対向衝突させることにより、分散、微粒子化を行う装置が知られている。
 これらの装置を用いて、複数種類の流体を混合し、分散、微粒子化を図る場合には、予め複数種類の流体を所望の混合比となるように何らかの方法で混合しておくか、あるいはこれらの装置に導入する際に所望の混合比となるように、それぞれのポンプの圧力によって流量を調整する必要があった。
 しかしながら、予め複数種類の流体を混合する場合、水と油のような相互に混じり合わない複数の流体は、通常の方法で混合しても分離しやすいため、均一な混合液を形成することが困難であった。
 一方、分散、微粒子化する装置に導入する際に、所望の混合比となるように、ポンプの圧力によって流量を調整する場合、混合比が少ない流体は、流体の圧力が負圧となって、ポンプで設定している流量以上の流量が供給されるため、混合比を正確に制御することが難しかった。
 また、予め複数種類の流体を混合する装置として、下記特許文献4には、外殻部材と、外殻部材に基端側から挿入されている第1挿脱部材と、外殻部材に対する第1挿脱部材の挿脱位置を調整する第1調整機構と、第1挿脱部材に挿入されている第2挿脱部材と、第1挿脱部材に対する第2挿脱部材の挿脱位置を調整する第2調整機構と、外殻部材に先端側から挿入されている第3挿脱部材と、外殻部材に対する第3挿脱部材の挿脱位置を調整する第3調整機構とを有する混合装置が開示されている。
 上記装置では、外殻部材と第1挿脱部材との隙間を通して水を流入させ、第1挿脱部材と第2挿脱部材との隙間を通して乳化剤を流入させ、外殻部材と第3挿脱部材との隙間を通して燃料油を流入させ、これらを衝突混合させた後、第3挿脱部材内に形成された流出路を通って排出されるようになっている。そして、それぞれの調整機構によって、各挿脱部材の挿脱位置を調整し、上記隙間を調整することによって、混合比を調整できるようになっている。
特開平6-47264号公報 特開平10-337457号公報 特開2014-69172号公報 特開2014-213237号公報
 しかしながら、特許文献4の混合装置では、外殻部材に挿入された第1挿脱部材に、第2挿脱部材を挿入しているので、第1挿脱部材の外径や、第2挿脱部材の外径を自由に設定できず、混合比の調整範囲が限られてしまうという問題があった。また、その構造上、3種類を超える数の流体の混合には適用しにくいという問題があった。
 したがって、本発明の目的は、より多くの流体を一度に混合することができ、流体の混合比の設定範囲も広くとれる流体混合装置を提供することにある。
 上記目的を達成するため、本発明の流体混合装置は、装置本体部をなす外殻部材と、前記外殻部材の中心部に設けられた流体衝突空間と、前記外殻部材の外周から前記流体衝突空間に向けて穿設され、先端部内周がテーパ状をなして前記流体衝突空間に連通する複数の凹部と、前記流体衝突空間から前記外殻部材に設けられた排出口に連通する排出路と、前記複数の凹部にそれぞれ挿脱可能に挿入され、先端部が前記凹部の先端部に適合し得るテーパ状をなす、複数の挿脱部材と、前記各挿脱部材の内部を通って、前記挿脱部材の先端部と前記凹部との隙間に連通する流入路と、前記各挿脱部材の前記凹部に対する挿脱位置を調整する調整機構とを備え、前記各挿脱部材に設けられた流入路を通して複数種類の流体を流入させ、前記挿脱部材の先端部と前記凹部との隙間から前記流体衝突空間に流出させ、前記流体衝突空間にて衝突させて分散、混合させ、前記排出路を通して流出させるように構成されていることを特徴とする。
 本発明によれば、調整機構によって各挿脱部材の先端部と凹部との隙間を調整することにより、各流入路を通って流体衝突空間に流出する流体の流量を調整し、各流体の混合比を所望の値に調整することができる。そして、外殻部材の外周から流体衝突空間に向けて複数の凹部を設け、各凹部に挿脱部材を挿入して流入路を設けるようにしたので、例えば4種類以上のような多数の流体を混合することが可能となる。また、各挿脱部材が外殻部材に設けられた個別の凹部に挿入されているので、各挿脱部材の外径や、先端部のテーパ角などを比較的自由に設定することができ、流体の混合比の設定範囲を広くとることができる。
 本発明の流体混合装置においては、前記外殻部材は多面体構造をなし、1つの面に前記排出路の排出口が設けられ、他の複数の面に、前記凹部と前記挿脱部材と前記調整機構とがそれぞれ設けられていることが好ましい。
 上記態様によれば、多面体構造をなす1つの面に排出口を設け、他の複数の面に凹部と挿脱部材と調整機構とをそれぞれ設けることにより、凹部や挿脱部材や調整機構を設けやすくなり、複数種類の流体の流入路を形成しやすくすることができる。
 また、別の態様として、前記外殻部材は球体をなし、球体表面の1箇所に前記排出路の排出口が設けられ、他の複数の箇所に、前記凹部と前記挿脱部材と前記調整機構とがそれぞれ設けられていることが好ましい。
 このように、外殻部材を球体とすることにより、排出口や、凹部、挿脱部材及び調整機構を設ける位置や数を、より自由に設定できる。
 本発明の流体混合装置においては、前記各挿脱部材は、本体部と先端部とに分かれており、前記先端部は前記本体部にネジ接続されており、該接続部の外周には環状の凹溝が形成されて、該凹溝に金属製オーリングが装着されており、該金属製オーリングによって、前記挿脱部材と前記凹部との隙間がシールされていることが好ましい。
 上記態様によれば、挿脱部材を本体部と先端部とに分けて、両者をネジ接続することにより、両者の間に金属製オーリングを装着することが可能となる。金属製オーリングを用いてシールすることにより、高温高圧条件下で流体を流入させることが可能となり、耐久性も向上する。
 本発明の流体混合装置においては、前記凹部内周には雌ネジが形成され、前記挿脱部材の外周には雄ネジが形成され、前記調整機構は、外周に前記凹部内周の雌ネジに螺合する雄ネジを有し、内周に前記挿脱部材外周の雄ネジに螺合する雌ネジを有し、前記凹部内周と前記挿脱部材の基部外周との間にねじ込まれたヘリコイドリングからなり、前記各ネジは同方向のネジからなっていて、前記凹部内周の雌ネジ及び前記ヘリコイドリング外周の雄ネジのピッチと、前記ヘリコイドリング内周の雌ネジ及び前記挿脱部材外周の雄ネジのピッチとが相違していることが好ましい。
 上記態様によれば、それぞれの挿脱部材に配管を接続して、挿脱部材が回転できない状態であっても、ヘリコイドリングを回すことによって、凹部に対して挿脱部材の挿脱位置を変化させることが可能となる。すなわち、ヘリコイドリングを凹部に対して、例えば挿入される方向に回すと、全てのネジが同方向からなるので、ヘリコイドリングに対して挿脱部材は引き出される方向に移動する。しかし、両者のネジピッチが相違しているので、大きく移動する方向から小さく移動する方向を引いた距離で、大きく移動する方向に全体として移動することになる。その結果、ヘリコイドリングの回転移動に対して、より小さい移動を行わせることができ、挿脱部材の挿脱位置をより精密に微調整することが可能となる。
 本発明の流体混合装置においては、前記流体衝突空間は、前記各凹部の先端部が集まる衝突部分と、前記排出路に連通する部分と、前記衝突部分に対して、前記排出路に連通する部分とは反対側に、所定長さで伸びる滞留部分とを有していることが好ましい。
 上記態様によれば、各挿脱部材に設けられた流入路を通って、挿脱部材の先端部と凹部との隙間に入り、流体衝突空間に流出された流体が、互いに衝突した後、その一部が滞留部分に入って乱流となり、次いで排出路から流出するので、混合作用をより効果的に付与することができる。
 本発明によれば、外殻部材の外周から流体衝突空間に向けて複数の凹部を設け、各凹部に挿脱部材を挿入して流入路を設けるようにしたので、例えば4種類以上のような多数の流体を混合することができ、また、各挿脱部材が外殻部材に設けられた個別の凹部に挿入されているので、各挿脱部材の外径や、先端部のテーパ角などを比較的自由に設定することができ、流体の混合比の設定範囲を広くとることができる。
本発明に係る流体混合装置を用いた微粒子化システムの概略構成図である。 同流体混合装置の、一実施形態が示されており、その平面断面図である。 同流体混合装置において、図2のA-A矢示線での断面図である。 同流体混合装置の、対向する2つの挿脱部材の構造を示す要部拡大断面図である。 同流体混合装置の、配管接続部の拡大断面図である。 同流体混合装置において、外殻部材の凹部の角度を変えた他の実施形態を示す側面断面図である。
 以下、図面を参照して、本発明に係る流体混合装置の、一実施形態について説明する。
 この流体混合装置は、例えば、水エマルジョン燃料の原料となる重油、水、乳化剤などの混合や、塗料、医薬品、食品原料の混合などに利用することができる。そして、この流体混合装置により混合された流体は、後述する微粒子化装置によって、微粒子化することができる。
 図1には、この流体混合装置を用いた微粒子化システムの概略構成図が記載されている。また、図2は、同流体混合装置の平面断面図、図3は、図2のA-A矢示線における断面図、図4は、同流体混合装置の、対向する2つの挿脱部材の構造を示す要部拡大断面図、図5は、同流体混合装置の、配管接続部の拡大断面図、図6は、同流体混合装置において、外殻部材の凹部の他形状を示す側面断面図である。
 図1に示すように、この実施形態の流体混合装置10を用いた微粒子化システム1は、第1流入ラインL1、第2流入ラインL2、第3流入ラインL3、第4流入ラインL4、第5流入ラインL5、第6流入ラインL6を有しており、各流入ラインには、それぞれ流体が流入するようになっている。ただし、全ての流入ラインを使用する必要はなく、混合すべき流体の数や混合比に応じて、選択したいくつかの流入ラインから流体を流入させるようにしてもよい。その場合、使用しない流入ラインは、図示しない弁等によって流路を閉塞することが好ましい。これらの流体は、通常は、例えば重油と水と乳化剤のように異なる種類の流体が採用されるが、例えば含有物の濃度が異なる同じ種類の流体であってもよい。
 各流入ラインL1~L6の経路途中には、流体を圧送させるためのポンプ2a,2b,2c,2d,2e,2fが設けられている。また、各ポンプ2a~2fには、圧力調整弁3a,3b,3c,3d,3e,3fが付設されている。各圧力調整弁3a~3fは、常時はバネで付勢されて閉じており、各流入ラインの流体圧が所定値よりも高くなった場合にバネ圧に抗して開いて、ポンプ上流側に流体を逃がして、各流入ラインの流体圧が調整されるようになっている。
 更に各流入ラインL1~L6の下流側には、流量計測のための流量計4a,4b,4c,4d,4e,4fが配設されている。そして、各流入ラインL1~L6は、流体混合装置10にそれぞれ接続されている。
 また、流体混合装置10の下流側からは、流体混合装置10により混合された流体を排出するための、排出ラインL7が伸びており、該排出ラインL7は微粒子化装置5に接続されている。排出ラインL7の途中には、流量計4g及び圧力計6が配設されていると共に、高圧ポンプ7が設置されている。これらは制御装置8に接続されており、流量計4gや圧力計6により計測された流体の流量や圧力に応じて、高圧ポンプ7の出力が増減して、所定圧・所定流量の混合流体が、微粒子化装置5に送られるようになっている。
 なお、微粒子化装置5としては、特に限定されないが、流体を高圧で衝突させることにより微粒子化する装置が好ましく、例えば、前述した特開平6-47264号公報や、特開2014-69172号公報に記載されたものを用いることができる。
 図2、3に示すように、この実施形態の流体混合装置10は、装置本体部をなす外殻部材20を有している。この実施形態における外殻部材20は、全体として概略六角柱状をなし、四角形状の6つの側面と、六角形状の上下面とを有する八面体構造をなしている。
 ただし、外殻部材20としては、八面体でなくとも、例えば、四角形状の3つの側面と三角形状の上下面とを有する五面体や、四角形状の4つの側面と四角形状の上下面とを有する六面体や、四角形状の5つの側面と五角形状の上下面とを有する七面体や、更には9面以上の面数を有する多面体構造であってもよい。また、例えば、円柱状や球状等としてもよく、多面体構造でなくてもよい。
 また、図3に示すように、外殻部材20の中心部には、流体衝突空間23が形成され、この衝突空間23は排出路27を介して、外殻部材20の下面中心部に形成された排出口24に連通している。排出口24は、外殻部材20外方に向けて次第に拡径するテーパ面状をなしている。また、この実施形態の場合、衝突空間23の排出路27と反対側には、所定長さで伸びる、先端が閉塞された滞留部28が形成されている。
 更に図2に示すように、外殻部材20の外周の各側面からは、前記流体衝突空間23に向けて、凹部30A,30B,30B,30C,30D,30E,30Fがそれぞれ穿設されている。
 図4を併せて参照すると、各凹部30A~30Fは、その先端部31の内周が、外殻部材中心に向けて次第に縮径する、円錐形のテーパ状をなしており、前記流体衝突空間23に連通している。また、凹部30A~30Fの基部33は、拡径した形状をなしており、その内周に雌ネジ33aが形成されている。この実施形態における雌ネジ33aは左ネジとなっている。
 この実施形態の場合、図1及び図4に示すように、凹部30A~30Fの、テーパ面状をなした先端部31のテーパ角θ(図4参照)は、各凹部によってそれぞれ異なっている。このテーパ角θは、使用する流体の混合比によって、0°超から90°未満の範囲で適宜設定することができる。
 この実施形態においては、凹部30Aの先端部31のテーパ角θは30°、凹部30Bの先端部31のテーパ角θは20°、凹部30Cの先端部31のテーパ角θは8°、凹部30Dの先端部31のテーパ角θは40°、凹部30E及び凹部30Fの先端部31のテーパ角θは10°となっている。
 また、図3に示すように、凹部30A,30Dは、外殻部材20の軸心方向(排出路27の軸心を通る方向)に対して直角となるように形成されており、図示しない他の凹部30B,30C,30E,30Fも、外殻部材20の軸心方向に直角に形成されている。
 ただし、他の実施形態である図6に示すように、各凹部30A~30Fが、外殻部材20の軸心方向に対して所定角度傾斜していてもよく、各凹部30A~30Fの先端部が、外殻部材20の中心部に形成された衝突空間23に集まる構造であればよい。なお、凹部を斜めに形成する場合は、それらの先端部が、衝突空間23の排出路27と反対側に形成された滞留部28側に向くように傾斜している方が、滞留部28における乱流効果が高められるので好ましい。
 更に図3に示すように、この実施形態における外殻部材20の下面中央には、筒状をなした配管接続部35が突設されている。この配管接続部35内は、図示しない配管を接続するための凹部36をなし、その内周には雌ネジ35aが形成されている。この実施形態における雌ネジ35aは右ネジとなっている。
 更に、各凹部30A,30B,30C,30D,30E,30Fには、略筒状をなした挿脱部材40A,40B,40C,40D,40E,40Fが挿脱可能にそれぞれ挿入されている。この実施形態においては、各挿脱部材40A~40Fは、凹部30A~30Fの内周に適合する外径で形成された円筒状の本体部41と、この本体部41の先端に、ネジ接続された先端部43とに分割された構造をなしている。
 前記本体部41の外周には、対応する凹部30A~30Fに形成された雌ネジ33aに螺合する雄ネジ41aが形成されている。この実施形態における雄ネジ41aは、雌ネジ33aと共通の左ネジとなっている。
 図4に示すように、前記先端部43の外周は、凹部30A~30Fの、テーパ状をなした先端部31に適合するように、先端に向かって次第に縮径する、略円錐台形のテーパ状をなしている。そして、挿脱部材40A~40Fの先端部43と、凹部30A~30Fの先端部31との間に、隙間Cが形成されるようになっている。
 なお、この実施形態においては、挿脱部材40Aの先端部43に対して、挿脱部材40Aに対向して配置された、挿脱部材40Dの先端部43は、より大きなテーパ角をなし、その軸方向長さが短く形成されている(図4参照)。
 また、図2に示すように、挿脱部材40B,40C,40E,40Fの先端部43は、挿脱部材40Aの先端部43に対して、より小さなテーパ角をなし、細長く縮径した形状をなしている。
 なお、これらの挿脱部材の先端部の形状は、流入すべき原料によって適宜変更することができ、上記形状に限定されるものではない。
 また、図4に示すように、本体部41と先端部43との接続部44の外周には、環状の凹溝45が形成されている。
 そして、本体部41から先端部43を外した状態で、凹溝45に環状をなした金属製オーリングRを装着し、再度本体部41に先端部43をネジ接続することで、本体部41と先端部43との間で、金属製オーリングRを抜け止めした状態で装着できるようになっている。この金属製オーリングRによって、各挿脱部材40A~40Fと、各凹部30A~30Fとの隙間がシールされるようになっている(図4参照)。
 また、各挿脱部材40A~40Fの、本体部41の軸方向基端側には、本体部41よりも拡径した筒状をなす配管接続部48が形成されており、その内周には雌ネジ48aが形成されている。なお、この実施形態における雌ネジ48aは右ネジとなっている。
 更に図3に示すように、本体部41の外周には、スリット状のスライド溝49が軸方向に沿って形成されている。このスライド溝49には、外殻部材20の外周から挿入された回転規制ピン65が入り込むようになっている。これによって、各挿脱部材40A~40Fは、回転規制されつつ、各凹部30A~30Fに対する軸方向移動が許容されるようになっている。
 また、各挿脱部材40A~40Fには、その内部を通って、先端部43と各凹部30A~30Fとの隙間Cに連通する流入路47が設けられている。
 この実施形態における流入路47は、本体部41の基端中央から先端部43の途中に至るまで、挿脱部材40A~40Fの軸方向に沿って伸びると共に、その先端から軸方向に直交して伸びる分岐路47aを有しており、該分岐路47aが前記隙間Cに連通するようになっている(図4参照)。また、流入路47の基端側には、配管接続部48に向けて次第に拡径するテーパ面状をなした流入口47bが形成されている。
 また、図5に示すように、外殻部材20の下面中央に設けた配管接続部35、及び、各挿脱部材40A~40Fの配管接続部48には、継手60を介して配管9がそれぞれ接続されるようになっている。
 継手60は、略筒状をなし基端側にフランジを設けた形状をなしており、その先端部外周には、配管接続部35の雌ネジ35a又は配管接続部48の雌ネジ48aに螺合する、雄ネジ60aが形成されている。この実施形態の雄ネジ60aは、右ネジとなっている。
 また、継手60の先端中央には、凹部61が形成されており、該凹部61には、環状をなした配管螺着部材62が配置されている。この配管螺着部材62の内周には、雌ネジ62aが形成されている。この実施形態における雌ネジ62aは左ネジとなっている。
 一方、各配管9は、その先端側外周に、上記配管螺着部材62の雌ネジ62aに螺合する、雄ネジ9aが形成されている。この実施形態における雄ネジ9aは左ネジとなっている。また、各配管9の先端外周には、先細のテーパ面9bが形成されている。
 したがって、図5に示すように、継手60を右回りに回転させて、配管螺着部材62を介して、配管9を押し込んでいくと、配管9のテーパ面9bが、外殻部材20の排出口24や、各挿脱部材40A~40Fの流入路47の流入口47bに当接する。
 その状態で、更に継手60を右回りに回転させると、継手60の凹部61内面に配管螺着部材62が強く当接し、両者が供回りすることになる。しかし、配管螺着部材62の雌ネジ62aと、配管9の雄ネジ9aとは、左ネジとなっているので、配管螺着部材62が右に回ると、配管9は先端方向に押し出されることになる。その結果、配管9のテーパ面9bが、流入口47b又は排出口24のテーパ面に強く押圧され、配管9と各流入路47又は排出路27が、シールされるようになっている。このように、高いシール性を確保することができるので、高温高圧条件下での流体混合に好適に利用することができる。
 なお、継手60の雄ネジ60a、及び配管接続部35の雌ネジ35a又は配管接続部48の雌ネジ48aに対して、配管螺着部材62の雌ネジ62aと、配管9の雄ネジ9aとが、逆ネジになっていればよく、ネジの方向は上記と逆になっていてもよい。
 また、この流体混合装置10は、各挿脱部材40A~40Fの、各凹部30A~30Fに対する挿脱位置を調整する調整機構を備えている。
 図2及び図3に示すように、この実施形態における調整機構は、ヘリコイドリング50からなる。
 このヘリコイドリング50は、略筒状をなしており、その基端側にフランジ部51が設けられている。その先端部外周には、各凹部30A~30Fの基部33の雌ネジ33aに螺合する雄ネジ53が形成されている。また、ヘリコイドリング50の先端側内周には、各挿脱部材40A~40Fの本体部41の雄ネジ41aに螺合する、雌ネジ55が形成されている。なお、この実施形態においては、これらの雄ネジ53及び雌ネジ55は、左ネジとなっている。
 そして、上記ヘリコイドリング50を左回りに回転させると、同ヘリコイドリング50が各凹部30A~30Fの先端部31側に近づく方向に移動すると共に、各挿脱部材40A~40Fの先端部43が、各凹部30A~30Fの先端部31から離れる方向にネジ移動するようになっている。
 一方、ヘリコイドリング50を右回りに回転させると、ヘリコイドリング50が各凹部30A~30Fの先端部31側から離れる方向に移動すると共に、各挿脱部材40A~40Fの先端部43が、各凹部30A~30Fの先端部31の内周に近づく方向にネジ移動するようになっている。
 そして、この実施形態においては、ヘリコイドリング50の雄ネジ53、及び、各凹部30A~30Fの雌ネジ33aのネジピッチに対して、ヘリコイドリング50の雌ネジ55、及び、各挿脱部材40A~40Fの雄ネジ41aのネジピッチが、小さくなるように形成されている。
 このため、例えば、ヘリコイドリング50の雄ネジ53及び各凹部30A~30Fの雌ネジ33aのネジピッチを1mmとし、ヘリコイドリング50の雌ネジ55及び各挿脱部材40A~40Fの雄ネジ41aのネジピッチを0.5mmとした場合、ヘリコイドリング50を右回りに1回転させると、ヘリコイドリング50は1mmだけ先端部31から離れる方向に移動するが、各挿脱部材40A~40Fは、ヘリコイドリング50に対して、0.5mmだけ先端部31に近づく方向に移動する。その結果、各挿脱部材40A~40Fは、1-0.5=0.5mmだけ、先端部31から離れる方向に移動することになる。
 同様に、ヘリコイドリング50の雄ネジ53及び各凹部30A~30Fの雌ネジ33aのネジピッチを1mmとし、ヘリコイドリング50の雌ネジ55及び各挿脱部材40A~40Fの雄ネジ41aのネジピッチを0.75mmとした場合、ヘリコイドリング50を右回りに1回転させると、各挿脱部材40A~40Fは、1-0.75=0.25mmだけ、先端部31から離れる方向に移動することになる。
 このようにヘリコイドリング50の回転による移動量に対して、各挿脱部材40A~40Fの移動量を小さくして、各挿脱部材40A~40Fの移動位置を精密に調整することが可能となる。
 なお、リコイドリング50の雄ネジ53及び各凹部30A~30Fの雌ネジ33aのネジ方向と、ヘリコイドリング50の雌ネジ55及び各挿脱部材40A~40Fの雄ネジ41aのネジ方向とは同じであればよく、両者が右ネジであっても同様な効果が得られる。
 上記のように、ヘリコイドリング50を回転させることで、各挿脱部材40A~40Fの先端部43を、各凹部30A~30Fの先端部31に対して近接・離反させて、挿脱部材の先端部43と凹部の先端部31との隙間Cの間隔を調整できるようになっている。なお、ヘリコイドリング50は、図示しない駆動機構によって任意の角度で回転できるように構成されており、図1に示した制御装置8が、流量計4a,4b,4c,4d,4e,4fで計測された流量に基づいて、ヘリコイドリング50に回転信号を送り、予め設定された混合比となるように、隙間Cの間隔を調整するようになっている。
 そして、この流体混合装置10においては、図2~4に示すように、各挿脱部材40A~40Fに設けられた流入路47を通して、複数種類の流体を流入させ、各挿脱部材40A~40Fの先端部43と、各凹部30A~30Fとの隙間Cから、流体衝突空間23に流出させ、該流体衝突空間23にて衝突させて分散、混合させ、排出路27を通して流出させるように構成されている。
 ところで、凹部30A~30Fの先端部31と、挿脱部材40A~40Fの先端部43との隙間Cは、それらのテーパ角によっても変化する。
 図4の部分拡大図に示すように、各挿脱部材40A~40Fの先端部43が移動したときの上記隙間Cの変化量変化量Yは、以下の式により求められる。すなわち、各凹部の先端部31と、各挿脱部材の先端部43との、各凹部の軸心S(延出方向の中心)に沿った移動量Xとし、上記軸心Sに対する各凹部の先端部31のなす角度をα(前記テーパ角θの1/2)としたときに、Y=sinα・Xで求めることができる。
 例えば、(1)凹部30Aの先端部31の角度αが15°(θ=30°)、(2)凹部30Bの先端部31の角度αが10°(θ=20°)、(3)凹部30Cの先端部31の角度αが4°(θ=8°)°、(4)凹部30Dの先端部31の角度αが20°(θ=40°)、(5)凹部30E及び凹部30Fの先端部31の角度αが5°(θ=10°)である場合、各挿脱部材40A~40Fが各凹部の軸心Sに沿って1mm移動したとき(X=1mm)は、次のようになる。
 すなわち、(1)凹部30Aでの隙間Cの変化量Yは0.259mm、(2)凹部30Bでの隙間Cの変化量Yは0.173mm、(3)凹部30Cでの隙間Cの変化量Yは0.0698mm、(4)凹部30Dでの隙間Cの変化量Yは0.342mm、(5)凹部30E及び凹部30Fでの隙間Cの変化量Yは0.0872mmとなる。
 したがって、各挿脱部材40A~40Fの先端部43の移動量を、隙間Cの変化量Yで割った値を、隙間Cの微調整可能な指標として微動化倍率とすると、上記の例においては、(1)凹部Aでは3.86倍(1mm/0.259mm)、(2)凹部Bでは5.78倍(1mm/0.173mm)、(3)凹部Cでは14.3倍(1mm/0.0698mm)、(4)凹部Dでは2.92倍(1mm/0.342mm)、(5)凹部E及び凹部Fでは11.5倍(1mm/0.0872mm)となる。
 次に、上記構造からなる流体混合装置10の作用効果について説明する。
 まず、外殻部材20に設けた凹部30A~30Fの基部33に、調整機構をなすヘリコイドリング50をそれぞれ螺着させる。その後、各ヘリコイドリング50内に、挿脱部材40A~40Fをそれぞれ螺着させて、各挿脱部材40A~40Fを、凹部30A~30F内に挿入すると共に、各挿脱部材の先端部43を各凹部の先端部31内に挿入する。
 このとき、この実施形態においては、図4に示すように、本体部41から先端部43を取外して、凹溝45に金属製オーリングRを装着した後、本体部41に先端部43をネジ接続することで、本体部41と先端部43との間に金属製オーリングRを抜け止めした状態で装着でき、この金属製オーリングRによって、各挿脱部材40A~40Fと、各凹部30A~30Fとの隙間がシールされるようになっている(図4参照)。このように、金属製オーリングRを用いてシールすることにより、高温高圧条件下で流体を流入させることが可能となり、耐久性も向上させることができる。
 その後、各挿脱部材40A~40Fの配管接続部48に、図5に示した態様で、継手60を介して配管9を接続すると共に、外殻部材20の配管接続部35にも、継手60を介して配管9を接続する。各挿脱部材40A~40Fの配管接続部48に接続された配管9は、図1に示した各流入ラインL1~L6に接続され、外殻部材20の配管接続部35に接続された配管9は、図1に示した排出ラインL7に接続される。
 そして、図1に示した各流入ラインL1~L6を通して、各挿脱部材40A~40Fの流入路47に、重油、水、乳化剤などの異なる種類の流体を流入させると、各挿脱部材の先端部43側の流入路47を通って、分岐路47aを通過して、各挿脱部材の先端部43と各凹部の先端部31との隙間Cに流入する(図4の矢印参照)。
 そして、各挿脱部材から流入した各流体は、流体衝突空間23に流出して(図4参照)、流体衝突空間23において互いに衝突して、分散、混合される。このとき、一部の流体は、滞留部分28に入って乱流となり、分散、混合効果が高められる(図3参照)。その後、混合された流体は、排出路27、排出口24及び配管9を通って、外殻部材20内から排出されて、排出ラインL7を通過して下流側の微粒子化装置5へと送られる(図1参照)。
 このように、この流体混合装置10においては、外殻部材20の外周から流体衝突空間23に向けて、複数の凹部30A~30Fを設け、各凹部に挿脱部材40A~40Fを挿入して流入路を設けるようにしたので、例えば、4種類以上のような多数の流体を混合することができる。この実施形態では、外殻部材20が八面体をなし、その外周側面の六面に凹部30A~30Fを設けると共に、挿脱部材40A~40Fが挿入されるように構成されているので、最大六種類の流体を混合することができる。
 また、この流体混合装置10では、ヘリコイドリング50からなる調整機構によって、挿脱部材40A~40Fの先端部43と、凹部30A~30Fの先端部31凹部との隙間C(図4参照)を調整することにより、各流入路47を通って流体衝突空間23に流出する流体の流量を調整することができるので、各流体の混合比を所望の値に調整することができる。
 すなわち、図1に示した各流入ラインL1~L6を通して、各挿脱部材40A~40Fの流入路47に流入する流体の流量を、流量計4a,4b,4c,4d,4e,4fで計測して、その値が制御装置8に送られる。そして、制御装置8は、予め設定された混合比となるように、それぞれの挿脱部材40A~40Fに設けられたヘリコイドリング50を図示しない駆動機構により回転させ、挿脱部材40A~40Fの先端部43と、凹部30A~30Fの先端部31凹部との隙間C(図4参照)を調整する。これによって、常に設定された混合比で、それぞれの流体を混合することができる。
 更に、各挿脱部材40A~40Fが、外殻部材20に設けられた個別の凹部30A~30Fに挿入されているので、各挿脱部材40A~40Fの外径や、各挿脱部材の先端部43のテーパ角度や、各凹部30A~30Fの先端部31のテーパ角θなどを、比較的自由に設定することができ、流体の混合比の設定範囲を広くとることができる。
 例えば、1時間当たり1500L程度の流量を流通させる場合には、各挿脱部材の外径は10mm前後で済むので、コンパクトにすることができ、また、各挿脱部材に付与される圧力を小さくすることができる。
 また、この実施形態においては、外殻部材20は多面体構造(ここでは八面体)をなし、多面体構造をなす1つの面(下面側)に排出口を設け、他の複数の面(外周の六面)に凹部30A~30Fと、挿脱部材40A~40Fと、ヘリコイドリング50である調整機構とを、それぞれ設けることによって、凹部や挿脱部材や調整機構を設けやすくなり、複数種類の流体の流入路を形成しやすくすることができる。
 更にこの実施形態においては、それぞれの挿脱部材40A~40Fに配管9を接続して、挿脱部材40A~40Fが回転できない状態であっても、調整機構をなすヘリコイドリング50を回すことによって、各凹部に対して各挿脱部材の挿脱位置を変化させることが可能となる。
 この実施形態においては、ヘリコイドリング50の雄ネジ53及び雌ネジ55、各凹部30A~30Fの雌ネジ33a、各挿脱部材40A~40Fの雄ネジ41aが、全て同一方向(前記実施形態では左ネジ)となっているので、ヘリコイドリング50を凹部に対して、例えば挿入される方向に回すと(ここでは左回り)、ヘリコイドリング50に対して、各挿脱部材は引き出される方向に移動して、各挿脱部材40A~40Fの先端部43と、各凹部30A~30Fの先端部31との隙間Cが大きくなる。
 このとき、ヘリコイドリング50の雄ネジ53、及び、各凹部30A~30Fの雌ネジ33aのネジピッチに対して、ヘリコイドリング50の雌ネジ55、及び、各挿脱部材40A~40Fの雄ネジ41aのネジピッチが、小さくなるように形成されていて、両者のネジピッチが相違しているので、大きく移動する方向から小さく移動する方向を引いた距離で、大きく移動する方向に全体として移動することになる。
 その結果、ヘリコイドリング50の回転移動に対して、挿脱部材40A~40Fをより小さく移動させることができるので、凹部30A~30Fに対する挿脱部材40A~40Fの挿脱位置を、より精密に微調整することができる。
1 微粒子化システム
2a,2b,2c,2d,2e,2f ポンプ
3a,3b,3c,3d,3e,3f 圧力調整弁
4a,4b,4c,4d,4e,4f,4g 流量計
5 微粒子化装置
6 圧力計
7 高圧ポンプ
8 制御装置
9 配管
9a 雄ネジ
9b テーパ面
10 流体混合装置
20 外殻部材
23 流体衝突空間
24 排出口
27 排出路
28 滞留部分
30A,30B,30B,30C,30D,30E,30F 凹部
31 先端部
33 基部
33a 雌ネジ
35 配管接続部
35a 雌ネジ
36 凹部
40A,40B,40C,40D,40E,40F 挿脱部材
41 本体部
41a 雄ネジ
43 先端部
44 接続部
45 凹溝
47 流入路
47a 分岐路
47b シール面
48 配管接続部
48a 雌ネジ
49 スライド溝
50 ヘリコイドリング
51 フランジ部
53 雄ネジ
55 雌ネジ
60 継手
60a 雄ネジ
61 凹部
62 配管螺着部材
62a 雌ネジ
65 回転規制ピン
L1 第1流入ライン
L2 第2流入ライン
L3 第3流入ライン
L4 第4流入ライン
L5 第5流入ライン
L6 第6流入ライン
L7 排出ライン
R 金属製オーリング

Claims (6)

  1.  装置本体部をなす外殻部材と、
     前記外殻部材の中心部に設けられた流体衝突空間と、
     前記外殻部材の外周から前記流体衝突空間に向けて穿設され、先端部内周がテーパ状をなして前記流体衝突空間に連通する複数の凹部と、
     前記流体衝突空間から前記外殻部材に設けられた排出口に連通する排出路と、
     前記複数の凹部にそれぞれ挿脱可能に挿入され、先端部が前記凹部の先端部に適合し得るテーパ状をなす、複数の挿脱部材と、
     前記各挿脱部材の内部を通って、前記挿脱部材の先端部と前記凹部との隙間に連通する流入路と、
     前記各挿脱部材の前記凹部に対する挿脱位置を調整する調整機構とを備え、
     前記各挿脱部材に設けられた流入路を通して複数種類の流体を流入させ、前記挿脱部材の先端部と前記凹部との隙間から前記流体衝突空間に流出させ、前記流体衝突空間にて衝突させて分散、混合させ、前記排出路を通して流出させるように構成されていることを特徴とする流体混合装置。
  2.  前記外殻部材は多面体構造をなし、1つの面に前記排出路の排出口が設けられ、他の複数の面に、前記凹部と前記挿脱部材と前記調整機構とがそれぞれ設けられている、請求項1記載の流体混合装置。
  3.  前記外殻部材は球体をなし、球体表面の1箇所に前記排出路の排出口が設けられ、他の複数の箇所に、前記凹部と前記挿脱部材と前記調整機構とがそれぞれ設けられている、請求項1記載の流体混合装置。
  4.  前記各挿脱部材は、本体部と先端部とに分かれており、前記先端部は前記本体部にネジ接続されており、該接続部の外周には環状の凹溝が形成されて、該凹溝に金属製オーリングが装着されており、該金属製オーリングによって、前記挿脱部材と前記凹部との隙間がシールされている、請求項1~3のいずれか1つに記載の流体混合装置。
  5.  前記凹部内周には雌ネジが形成され、前記挿脱部材の外周には雄ネジが形成され、前記調整機構は、外周に前記凹部内周の雌ネジに螺合する雄ネジを有し、内周に前記挿脱部材外周の雄ネジに螺合する雌ネジを有し、前記凹部内周と前記挿脱部材の基部外周との間にねじ込まれたヘリコイドリングからなり、前記各ネジは同方向のネジからなっていて、前記凹部内周の雌ネジ及び前記ヘリコイドリング外周の雄ネジのピッチと、前記ヘリコイドリング内周の雌ネジ及び前記挿脱部材外周の雄ネジのピッチとが相違している、請求項1~4のいずれか1つに記載の流体混合装置。
  6.  前記流体衝突空間は、前記各凹部の先端部が集まる衝突部分と、前記排出路に連通する部分と、前記衝突部分に対して、前記排出路に連通する部分とは反対側に、所定長さで伸びる滞留部分とを有している、請求項1~5のいずれか1つに記載の流体混合装置。
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