WO2016035551A1 - 送信制御システム、通信端末、通信システム、送信制御方法、及びプログラム - Google Patents

送信制御システム、通信端末、通信システム、送信制御方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

 管理システム50のセッション制御部58は、端末10でコンテンツデータを送信するためのコンテンツデータ用セッションsedにおいて、一以上の端末(10aa,10ab)のそれぞれから端末10dbへコンテンツデータが送信される一方で、端末10dbから一以上の端末(10aa,10ab)のうち少なくとも端末10aaへ、コンテンツデータが送信されないように制御する。続いて、端末10aaによる要求に基づいて、セッション制御部58は、端末10dbから端末10aaへコンテンツデータが送信されるように制御する。

Description

送信制御システム、通信端末、通信システム、送信制御方法、及びプログラム
 本発明は、通信端末間のコンテンツデータの送信を制御する発明に関する。
 近年、当事者の移動の経費や時間を削減する要請等に伴い、インターネットや専用線等の通信ネットワークを介してテレビ会議や通話等を行う通信システムが普及している。このような通信システムでは、複数の通信端末の間で通信を開始すると、画像データ及び音データ等のコンテンツデータの送受信が行われ、テレビ会議等の通話を実現することができる(特許文献1参照)。
 コールセンターにおいて通信システムを利用する場合、テレビ電話からの接続要求に応じて、コールセンター装置が、現在着信可能なオペレータ端末を選択して、選択されたオペレータ端末とテレビ電話との間に映像及び音声の通信チャネルを開設する方法が知られている(特許文献2参照)。
 これにより、オペレータ端末は、あるテレビ電話との間の通信を終えて着信可能な状態となると、新たな通信チャネルに切り換えられることにより、新たなテレビ電話端末との間で通信を開始することができる。
特開2012-191598号公報 特開2005-064860号公報
 しかしながら、通信システムを用いて通話する場合に、通話要求先は、通話を開始するまでは、通話要求元の状況を把握できないため、通話要求元の状況に応じた通話の準備をすることができないという課題が生じる。
 請求項1に係る発明の送信制御システムは、通信端末間でコンテンツデータを送信するためのセッションにおいて、一以上の通信端末のそれぞれから第1の通信端末へ前記コンテンツデータが送信される一方で、前記第1の通信端末から前記一以上の通信端末のうち少なくとも第2の通信端末へ、前記コンテンツデータが送信されないように制御されているときに、前記第2の通信端末による要求に基づいて、前記第1の通信端末から前記第2の通信端末へコンテンツデータが送信されるように制御する送信制御手段を有することを特徴とする。
 本発明の情報送信システムによると、通信システムを用いて通話する場合に、通話を開始する前から、通話要求元の状況を通話要求先の通信端末に伝達することを実現できる。これにより、通話要求先では、状況に応じた通話の準備をすることが可能になるという効果を奏する。
図1は、通信システムの概略図である。 図2は、通信端末の外観図である。 図3は、通信端末のハードウェア構成図である。 図4は、通信管理システム、中継装置、プログラム提供システム、又はメンテナンスシステムのハードウェア構成図である。 図5は、通信端末のソフトウェア構成図である。 図6は、通信システムを構成する各端末及びシステムの機能ブロック図である。 図7Aは、通信管理システムが管理する認証管理テーブルを示す概念図である。 図7Bは、通信管理システムが管理する端末管理テーブルを示す概念図である。 図7Cは、通信端末システムが管理するアプリ利用可否管理テーブルを示す概念図である。 図7Dは、通信管理システムが管理するセッション管理テーブルを示す概念図である。 図7Eは、通信管理システムが管理するグループ情報管理テーブルを示す概念図である。 図7Fは、通信管理システムが管理する待機情報管理テーブルを示す概念図である。 図8は、通信端末間で通話を開始する準備段階の処理を示したシーケンス図である。 図9は、アプリリストの画面例を示した図である。 図10は、コンテンツデータ用セッションへの参加を要求する処理を示したシーケンス図である。 図11Aは、通信システムにおける各種情報の送受信の状態を示した概念図である。 図11Bは、通信システムにおける各種情報の送受信の状態を示した概念図である。 図12は、受付画面の一例を示す図である。 図13は、コンテンツデータの送信を要求する処理を示したシーケンス図である。 図14Aは、通信システムにおける各種情報の送受信の状態を示した概念図である。 図14Bは、通信システムにおける各種情報の送受信の状態を示した概念図である。 図15Aは、テレビ会議画面の一例を示す図である。 図15Bは、テレビ会議画面の一例を示す図である。
 以下、図面を用いて、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
 <<通信システム1の全体構成>>
 図1は、本発明の一実施形態に係る通信システムの概略図である。図1に示されているように、通信システム1は、複数の通信端末(10aa,10ab,…)、各通信端末(10aa,10ab,…)用のディスプレイ(120aa,120ab,…)、複数の中継装置(30a,30b,30c,30d)、通信管理システム50、プログラム提供システム90、及びメンテナンスシステム100によって構築されている。この通信システム1によって、通話データの一例としての画像データ及び音データの通信が行われることで、遠隔地間のテレビ会議等を実現することができる。なお、複数のルータ(70a,70b,70c,70d,70ab)は、コンテンツデータの最適な経路の選択を行う。
 通信端末(10aa,10ab,10ac,・・・)、中継装置30a、及びルータ70aは、LAN2aによって通信可能に接続されている。通信端末(10ba,10bb,10bc,・・・)、中継装置30b、及びルータ70bは、LAN2bによって通信可能に接続されている。また、LAN2a及びLAN2bは、ルータ70abが含まれた専用線2abによって通信可能に接続されている。更に、LAN2a、LAN2b、及び専用線2abは、所定の地域X内で構築されている。例えば、地域Xは中国であり、LAN2aは北京の事業所内で構築されており、LAN2bは上海の事業所内で構築されている。
 通信端末(10ca,10cb,10cc,・・・)、中継装置30c、及びルータ70cは、LAN2cによって通信可能に接続されている。LAN2cは、所定の地域Y内で構築されている。例えば、地域Yは日本であり、LAN2cは東京の事業所内で構築されている。
 通信端末(10da,10db,10dc,・・・)、中継装置30d、及びルータ70dは、LAN2dによって通信可能に接続されている。LAN2dは、所定の地域Z内で構築されている。例えば、地域Zはアメリカ合衆国であり、LAN2dはワシントンD.C.の事業所内で構築されている。
 地域X、地域Y、及び地域Zは、それぞれルータ(70ab,70c,70d)からインターネット2iを介して通信可能に接続されている。なお、地域Zの事業所内には、コールセンターが設けられている。各通信端末10は、コールセンターの通信端末(10da,10db,10dc,・・・)に接続することで、レセプションサービスを受けることができる。
 なお、以下では、「通信端末」は単に「端末」として表され、「通信管理システム」は単に「管理システム」として表されている。また、複数の端末(10aa,10ab,…)のうち任意の端末は、「端末10」と表され、複数のディスプレイ(120aa,120ab,…)のうち任意のディスプレイは「ディスプレイ120」と表され、複数の中継装置(30a,30b,30c)のうち任意の中継装置は「中継装置30」と表されている。また、ルータ(70a,70b,70c,70d,70ab)のうち任意のルータは、「ルータ70」と表されている。
 また、管理システム50、プログラム提供システム90、及びメンテナンスシステム100は、インターネット2iに接続されている。なお、管理システム50、プログラム提供システム90、及びメンテナンスシステム100は、地域(X,Y,Z)に設置されていてもよいし、これら以外の地域に設置されていてもよい。
 また、本実施形態では、LAN2a、LAN2b、専用線2ab、インターネット2i、LAN2c、及びLAN2dによって、本実施形態の通信ネットワーク2が構築されている。この通信ネットワーク2には、有線だけでなく、WiFi(Wireless Fidelity)やBluetooth(登録商標)等の無線による通信が行われる箇所があってもよい。
 また、図1において、各端末10、各中継装置30、管理システム50、各ルータ70、プログラム提供システム90、及びメンテナンスシステム100の下に示されている4組の数字は、一般的なIPv4におけるIPアドレスを簡易的に示している。例えば、端末10aaのIPアドレスは「1.2.1.3」である。また、IPv4ではなく、IPv6を用いてもよいが、説明を簡略化するため、IPv4を用いて説明している。
 また、図1に示されている各端末10は、後述のテレビ会議アプリケーション1031又はレセプションアプリケーション1032が起動されると、音データ又は画像データを含むコンテンツデータの送受信により、ユーザの通話を実現する。更に、端末10は、所定の通信方式(通話の宛先と接続又は切断をするための呼制御方式、及び通話データをIPパケット化するための符号化方式)を利用して、通話データの送受信を行う。なお、以下、「アプリケーション」は「アプリ」と省略して説明する。
 また、上述の呼制御方式としては、(1)SIP(Session Initiation Protocol)、(2)H.323、(3)SIPを拡張したプロトコル、(4)インスタントメッセンジャーのプロトコル、(5)SIPのMESSAGEメソッドを利用したプロトコル、(6)インターネットリレーチャットのプロトコル(IRC(Internet Relay Chat))、(7)インスタントメッセンジャーのプロトコルを拡張したプロトコル等が挙げられる。このうち、(4)インスタントメッセンジャーのプロトコルは、例えば、(4-1)XMPP(Extensible Messaging and Presence Protocol)、又は(4-2)ICQ(登録商標)、AIM(登録商標)、若しくはSkype(登録商標)などで利用されるプロトコルである。また、(7)インスタントメッセンジャーのプロトコルを拡張したプロトコルは、例えば、Jingleである。
 <<実施形態のハードウェア構成>>
 次に、本実施形態のハードウェア構成を説明する。図2は、本実施形態に係る通信端末10の外観図である。
 図2に示されているように、端末10は、筐体1100、アーム1200、及びカメラハウジング1300を備えている。このうち、筐体1100の前側壁面1120には、複数の吸気孔によって形成された吸気面1121が設けられており、筐体1100の後側壁面1110には、複数の排気孔が形成された不図示の排気面が設けられている。これにより、筐体1100に内蔵された冷却ファンの駆動によって、吸気面1121を介して端末10の前方の外気を取り込み、不図示の排気面を介して端末10の後方へ排気することができる。筐体1100の右側壁面1130には、収音用孔1131が形成され、後述する内蔵型のマイク114によって音、物音、雑音等の音が収音可能となっている。
 筐体1100の右側壁面1130側には、操作パネル1150が形成されている。この操作パネル1150には、後述の複数の操作ボタン(108a~108e)、後述の電源スイッチ109、及び後述のアラームランプ119が設けられていると共に、後述の内蔵型のスピーカ115からの出力音を通すための複数の音出力孔によって形成された音出面1151が形成されている。また、筐体1100の左側壁面1140側には、アーム1200及びカメラハウジング1300を収容するための凹部としての収容部1160が形成されている。筐体1100の右側壁面1130には、後述の外部機器接続I/F118に対して電気的にケーブルを接続するための複数の接続口(1132a~1132c)が設けられている。一方、筐体1100の左側壁面1140には、後述の外部機器接続I/F118に対して電気的にディスプレイ120用のケーブル120cを接続するための接続口が設けられている。
 なお、以下では、操作ボタン(108a~108e)のうち任意の操作ボタンを示す場合には「操作ボタン108」を用い、接続口(1132a~1132c)のうち任意の接続口を示す場合には「接続口1132」を用いて説明する。
 次に、アーム1200は、トルクヒンジ1210を介して筐体1100に取り付けられており、アーム1200が筐体1100に対して、135度のチルト角θ1の範囲で、上下方向に回転可能に構成されている。図2は、チルト角θ1が90度の状態を示している。
 カメラハウジング1300には、後述の内蔵型のカメラ112が設けられており、ユーザ、書類、及び部屋等を撮像することができる。また、カメラハウジング1300には、トルクヒンジ1310が形成されている。カメラハウジング1300は、トルクヒンジ1310を介して、アーム1200に取り付けられている。そして、カメラハウジング1300は、トルクヒンジ1310を介してアーム1200に取り付けられており、カメラハウジング1300がアーム1200に対して、図2で示されている状態を0度として±180度のパン角θ2の範囲で、且つ、±45度のチルト角θ3の範囲で、上下左右方向に回転可能に構成されている。
 なお、上記図2の外観図はあくまで一例であってこの外観に限定するものではない。他の例としては、端末10は、一般の汎用コンピュータあるいは携帯電話端末、プロジェクタ、電子ホワイトボード、電子看板(デジタルサイネージ)等であってもよい(図1の端末(10ac,10cc)参照)。端末10として用いるコンピュータに、マイクやカメラが備わっていない場合には、外付けのマイクおよびカメラをコンピュータに接続させることができる。また、端末10が携帯電話端末等である場合には、無線LANや携帯電話回線などによる無線通信により、端末10とインターネット2iとを接続しても良い。これにより、汎用コンピュータや携帯電話端末を、本実施の形態にかかる端末10として利用することができる。また、端末10として汎用コンピュータを用いる場合には、当該コンピュータに後述する端末10の処理を実行するためのアプリケーションをインストールしておくことができる。
 なお、管理システム50、プログラム提供システム90、及びメンテナンスシステム100は、それぞれ一般のサーバコンピュータの外観と同じであるため、外観の説明を省略する。
 図3は、本実施形態に係る端末10のハードウェア構成図である。端末10は、端末10全体の動作を制御するCPU(Central Processing Unit)101、IPL(Initial Program Loader)等のCPU101の駆動に用いられるプログラムを記憶したROM(Read Only Memory)102、CPU101のワークエリアとして使用されるRAM(Random Access Memory)103、通信端末10用のプログラム、画像データ、及び音データ等の各種データを記憶するフラッシュメモリ104、CPU101の制御にしたがってフラッシュメモリ104に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御するSSD(Solid State Drive)105、フラッシュメモリ等の記録メディア106に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御するメディアドライブ107、端末10の宛先を選択する場合などに操作される操作ボタン108、端末10の電源のON/OFFを切り換えるための電源スイッチ109、通信ネットワーク2を利用してデータ伝送をするためのネットワークI/F(Interface)111を備えている。
 また、端末10は、CPU101の制御に従って被写体を撮像して画像データを得る内蔵型のカメラ112、このカメラ112の駆動を制御する撮像素子I/F113、音を入力する内蔵型のマイク114、音を出力する内蔵型のスピーカ115、CPU101の制御に従ってマイク114及びスピーカ115との間で音信号の入出力を処理する音入出力I/F116、CPU101の制御に従って外付けのディスプレイ120に画像データを伝送するディスプレイI/F117、各種の外部機器を接続するための外部機器接続I/F118、端末10の各種機能の異常を知らせるアラームランプ119、及び上記各構成要素を図3に示されているように電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等のバスライン110を備えている。
 ディスプレイ120は、被写体の画像や操作用等を表示する液晶や有機EL(Organic Electroluminescence)によって構成された表示部である。また、ディスプレイ120は、ケーブル120cによってディスプレイI/F117に接続される。このケーブル120cは、アナログRGB(VGA)信号用のケーブルであってもよいし、コンポーネントビデオ用のケーブルであってもよいし、HDMI(登録商標)(High-Definition Multimedia Interface)やDVI(Digital Video Interactive)信号用のケーブルであってもよい。なお、HDMIは、登録商標である。
 カメラ112は、レンズや、光を電荷に変換して被写体の画像(映像)を電子化する固体撮像素子を含み、固体撮像素子として、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)や、CCD(Charge Coupled Device)等が用いられる。
 外部機器接続I/F118には、筐体1100の接続口1132に差し込まれたUSB(Universal Serial Bus)ケーブル等によって、外付けカメラ、外付けマイク、及び外付けスピーカ等の外部機器がそれぞれ電気的に接続可能である。外付けカメラが接続された場合には、CPU101の制御に従って、内蔵型のカメラ112に優先して、外付けカメラが駆動する。同じく、外付けマイクが接続された場合や、外付けスピーカが接続された場合には、CPU101の制御に従って、それぞれが内蔵型のマイク114や内蔵型のスピーカ115に優先して、外付けマイクや外付けスピーカが駆動する。
 なお、記録メディア106は、端末10に対して着脱自在な構成となっている。また、CPU101の制御にしたがってデータの読み出し又は書き込みを行う不揮発性メモリであれば、フラッシュメモリ104に限らず、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)等を用いてもよい。
 図4は、本発明の一実施形態に係る管理システム50のハードウェア構成図である。管理システム50は、管理システム50全体の動作を制御するCPU201、IPL等のCPU201の駆動に用いられるプログラムを記憶したROM202、CPU201のワークエリアとして使用されるRAM203、管理システム50用のプログラム等の各種データを記憶するHD204、CPU201の制御にしたがってHD204に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御するHDD(Hard Disk Drive)205、フラッシュメモリ等の記録メディア206に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御するメディアドライブ207、カーソル、メニュー、ウィンドウ、文字、又は画像などの各種情報を表示するディスプレイ208、通信ネットワーク2を利用してデータ通信するためのネットワークI/F209、文字、数値、各種指示などの入力のための複数のキーを備えたキーボード211、各種指示の選択や実行、処理対象の選択、カーソルの移動などを行うマウス212、着脱可能な記録媒体の一例としてのCD-ROM(Compact Disc Read Only Memory)213に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御するCD-ROMドライブ214、及び、上記各構成要素を図4に示されているように電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等のバスライン210を備えている。
 一方、中継装置30、プログラム提供システム90、及びメンテナンスシステム100は、上記管理システム50と同様のハードウェア構成を有しているため、その説明を省略する。
 図5は、端末10のソフトウェア構成図である。図5に示されているように、OS1020、テレビ会議アプリ1031、及びレセプションアプリ1032は、RAM103の作業領域1010上で動作する。OS1020、及び、これらのアプリ(1031,1032)は、工場出荷前から端末10にインストールされている。
 また、これらのうち、OS1020は、基本的な機能を提供し、端末10全体を管理する基本ソフトウェアである。テレビ会議アプリ1031は、他の端末10と接続して、テレビ会議を行うためのアプリである。レセプションアプリ1032は、コールセンターの端末10と接続して、オペレータと通話するためのアプリである。
 なお、上記アプリ(1031,1032)は、一例であって、他のアプリがインストールされていてもよい。他のアプリがインストールされる場合は、プログラム提供システム90に他のアプリを保存しておき、端末10の要求に応じて他のアプリをダウンロードしてもよい。また、複数のテレビ会議アプリがインストールされる場合は、上記(1)~(7)のように、異なるプロトコルのテレビ会議アプリがインストールされてもよい。
 <<実施形態の機能構成>>
 次に、本実施形態の機能構成について説明する。図6は、本実施形態の通信システム1の一部を構成する端末10、及び管理システム50の機能ブロック図である。なお、図6では、端末10、及び管理システム50が、通信ネットワーク2を介してデータ通信することができるように接続されている。また、図6では、テレビ会議アプリ1031又はレセプションアプリ1032によって実現される機能を説明している。
 <通信端末の機能構成>
 端末10は、装置制御部1050及び通話制御部1060を有している。このうち、装置制御部1050は、OS1020が実行されることによって実現される。また、通話制御部1060は、テレビ会議アプリ1031又はレセプションアプリ1032が起動されることによって実現される。
 また、装置制御部1050は、送受信部11、操作入力受付部12、表示制御部13、及び記憶・読出部19を有している。これら各部は、図3に示されている各構成要素のいずれかが、フラッシュメモリ104からRAM103上に展開された起動アプリ(プログラム)に従ったCPU101からの命令によって動作することで実現される機能である。
 一方、通話制御部1060は、送受信部21、起動部22、表示制御部24、機能実行部25、及び記憶・読出部29を有している。これら各部は、図3に示されている各構成要素のいずれかが、フラッシュメモリ104からRAM103上に展開されたテレビ会議アプリ1031又はレセプションアプリ1032(プログラム)に従ったCPU101からの命令によって動作することで実現される機能である。
 また、端末10は、図3に示されているROM102、RAM103、フラッシュメモリ104によって構築される記憶部1000を有している。
 (装置制御部の各機能構成)
 次に、端末10における装置制御部1050の各機能構成について詳細に説明する。なお、以下では、端末10における装置制御部1050の各機能構成を説明するにあたって、図3に示されている各構成要素のうち、装置制御部1050の各機能構成を実現させるための主な構成要素との関係も説明する。
 端末10の送受信部11は、CPU101が命令を実行することによって実現され、ネットワークI/F111を用いて、通信ネットワーク2を介して、相手側の端末、各装置又はシステム等と各種データ(または情報)の送受信を行う。
 操作入力受付部12は、CPU101が命令を実行することによって実現され、操作ボタン(108a、108b、108c、108d、108e)及び電源スイッチ109を用いて、ユーザによる各種入力又は各種選択を受け付ける。例えば、ユーザが、電源スイッチ109をONにすると、操作入力受付部12が電源オンを受け付けて、電源をONにする。
 表示制御部13は、CPU101が命令を実行することによって実現され、ディスプレイI/F117を用いて、通話する際に相手側から送られてきた画像データをディスプレイ120に送信するための制御を行う。
 記憶・読出部19は、CPU101が命令を実行することによって実現され、SSD105を用いて、記憶部1000に各種データを記憶したり、記憶部1000に記憶された各種データを読み出す処理を行う。
 (通話制御部の各機能構成)
 次に、端末10における通話制御部1060の各機能構成について詳細に説明する。なお、以下では、端末10における通話制御部1060の各機能構成を説明するにあたって、図3に示されている各構成要素のうち、通話制御部1060の各機能構成を実現させるための主な構成要素との関係も説明する。
 送受信部21は、CPU101が命令を実行することによって実現され、ネットワークI/F111を用いて、通信ネットワーク2を介して、相手側の端末、各装置又はシステム等と各種データ(または情報)の送受信を行う。
 起動部22は、CPU101が命令を実行することによって実現され、装置制御部1050の操作入力受付部12がユーザによるアプリの選択を受け付けた場合に、操作入力受付部12の起動要求に基づいて通話制御部1060(テレビ会議アプリ又はレセプションアプリ)の動作を起動する。
 表示制御部24は、CPU101が命令を実行することによって実現され、ディスプレイI/F117を用いて、画面のデータをディスプレイ120に送信するための制御を行う。
 機能実行部25は、CPU101が命令を実行することによって実現され、カメラ112、マイク114、又はスピーカ115等を用いて、画像又は音等による通話を実現するための制御を行う。
 記憶・読出部29は、CPU101が命令を実行することによって実現され、SSD105を用いて、記憶部1000に各種データを記憶したり、記憶部1000に記憶された各種データを読み出す処理を行う。
 <管理システムの機能構成>
 管理システム50は、送受信部51、認証部52、管理部53、セッション制御部58、及び記憶・読出部59を有している。これら各部は、図4に示されている各構成要素のいずれかが、HD204からRAM203上に展開された管理システム50用のプログラムに従ったCPU201からの命令によって動作することで実現される機能又は手段である。また、管理システム50は、HD204により構築される記憶部5000を有している。この記憶部5000には、アプリID毎に、アプリアイコンのデータが記憶されている。更に、記憶部5000には、以下に示すような各テーブルによって構成されているDB(5001,5002,5003,5005,5010,5012)が構築される。
 (認証管理テーブル)
 図7Aは、認証管理テーブルを示す概念図である。記憶部5000には、図7Aに示されているような認証管理テーブルによって構成されている認証管理DB5001が構築されている。この認証管理テーブルでは、管理システム50によって管理される全ての端末10の各通信IDに対して、認証用のパスワードが関連付けられて管理される。なお、通信IDは、コンテンツデータ用セッションにおいて、コンテンツデータの送信先(通信先)あるいは送信元(通信元)を識別するための情報である。通信IDには、例えば、端末10を識別する情報、端末10のユーザを識別する情報、複数の端末10によって構成されるグループを識別する情報等が含まれる。以下、通信IDが、端末10を識別する情報、又はグループを識別する情報である場合について説明する。
 (端末管理テーブル)
 図7Bは、端末管理テーブルを示す概念図である。記憶部5000には、 図7Bに示されているような端末管理テーブルによって構成されている端末管理DB5002が構築されている。この端末管理テーブルでは、各端末10の通信ID毎に、各端末10を宛先とした場合の宛先名(端末名)、各端末10の稼動状態、及び各端末10のIPアドレスが関連付けられて管理される。なお、稼働状態「OFFライン」は、管理システム50と接続していない状態を示す。稼働状態「ONライン(通信可能)」は、管理システム50と接続しているが、他の端末10と通信していない状態を示す。稼働状態「ONライン(通信中)」は、管理システム50と接続して、他の端末10と通信しているが、通信相手の端末10のコンテンツデータを受信していない状態を示す。稼働状態「ONライン(通話中)」は、管理システム50と接続して、他の端末10と通信しており、通信相手の端末10のコンテンツデータを受信している状態を示す。
 (アプリ利用可否管理テーブル)
  図7Cは、アプリ利用可否管理テーブルを示す概念図である。記憶部5000には、図7Cに示されているようなアプリ利用可否管理テーブルによって構成されているアプリ利用可否管理DB5003が構築されている。このアプリ利用可否管理テーブルでは、端末10の通信ID及びこの端末10にインストールされている複数のアプリのそれぞれを識別するためのアプリID毎に、この端末10でそれぞれのアプリが利用可能(On)又は利用不可能(Off)を示す利用可否情報を関連付けて管理している。
 (セッション管理テーブル)
 図7Dは、セッション管理テーブルを示す概念図である。記憶部5000には、図7Dに示されているようなセッション管理テーブルによって構成されているセッション管理DB5005が構築されている。このセッション管理テーブルでは、端末10間でコンテンツデータが送信されるセッションを識別するためのセッションID毎に、このセッションにおいて、端末10間でコンテンツデータを中継する中継装置30の中継装置ID、このセッションに参加している端末10(参加端末)のうちコールセンター(オペレータ)側の参加端末の通信ID、オペレータ側の参加端末の通信相手となるカスタマー側の参加端末の通信IDが関連付けられて管理される。
 (グループ情報管理テーブル)
 図7Eは、グループ情報管理テーブルを示す概念図である。記憶部5000には、図7Eに示されているようなグループ情報管理テーブルによって構成されているグループ情報管理DB5010が構築されている。このグループ情報管理テーブルでは、グループを識別するための通信IDと、そのグループを通信宛先とするときの宛先名(グループ名)と、そのグループを構成する各端末10の各通信IDと、を関連付けて管理する。
 (待機情報管理テーブル)
 図7Fは、待機情報管理テーブルを示す概念図である。記憶部5000には、図7Fに示されているような待機情報管理テーブルによって構成されている待機情報管理DB5012が構築されている。この待機情報管理テーブルでは、オペレータ側の参加端末の通信IDに対して、このオペレータ側の参加端末との通信を待機しているカスタマー側の待機端末の通信ID、及びオペレータ側の参加端末との通信の開始要求を管理システム50側で受け付けた受付時刻が関連付けられて管理される。
 <管理システムの各機能構成>
 次に、管理システム50の各機能構成について詳細に説明する。なお、以下では、管理システム50の各機能構成を説明するにあたって、図4に示されている各構成要素のうち、管理システム50の各機能構成を実現させるための主な構成要素との関係も説明する。
 送受信部51は、CPU201が命令を実行することによって実現され、ネットワークI/F209を用いて、通信ネットワーク2を介して各端末、装置又はシステムと各種データ(または情報)の送受信を行う。
 認証部52は、CPU201が命令を実行することによって実現され、送受信部51で受信された通信ID及びパスワードを検索キーとして、認証管理テーブルを検索し、この認証管理テーブルに同一の通信ID及びパスワードが管理されているかを判断することによって端末の認証を行う。
 管理部53は、CPU201が命令を実行することによって実現され、端末管理テーブル(図7B参照)において、最新の稼働状態をさせるため、稼働状態を更新する処理を行う。
 セッション制御部58は、CPU201が命令を実行することによって実現され、端末10間でコンテンツデータを送信するセッションを制御する。この制御としては、セッションを確立するための制御、確立されたセッションに端末10参加させる制御、セッションを切断する制御、確立されたセッションにおけるコンテンツデータの送信の制御等が含まれる。
 記憶・読出部59は、CPU201が命令を実行することによって実現され、HDD205を用いて、記憶部5000に各種データを記憶したり、記憶部5000に記憶された各種データを抽出する処理を行う。
 <<通信システム1の処理・動作>>
 以上が、通信システム1の構成及び機能(又は手段)の説明であり、続いて、通信システム1における処理方法を説明する。
 まずは、図8を用いて、端末10aaが起動してからアプリリストを表示させるまでの処理を説明する。図8は、端末10が起動してからアプリリストを表示させるまでの処理を示したシーケンス図である。
 まず、ユーザが、電源スイッチ109をONにすると、操作入力受付部12が電源ONを受け付けて、端末10aaを起動させる(ステップS1)。送受信部11は、上記電源ONの受け付けを契機とし、通信ネットワーク2を介して管理システム50に、ログイン要求を行う(ステップS2)。これにより、管理システム50の送受信部51は、ログイン要求を受け付ける。このログイン要求には、ログイン要求元である自端末10aaを識別するための通信ID及びパスワードが含まれている。これら通信ID及びパスワードは、記憶・読出部19を介して記憶部1000から読み出されて、送受信部11に送られたデータである。なお、これら通信ID及びパスワードは、要求元端末のユーザによって入力されてもよい。端末10aaから管理システム50へログイン要求が送信されることで、受信側である管理システム50は、送信側である端末10aaのIPアドレスを取得することができる。
 次に、管理システム50の認証部52は、ログイン要求に含まれている通信ID及びパスワードを検索キーとして、記憶部5000の認証管理テーブル(図7A参照)を検索し、この認証管理テーブルに同一の通信ID及びパスワードが管理されているかを判断することによって認証を行う(ステップS3)。認証部52によって、正当な利用権限を有する端末10からのログイン要求であると認証された場合には、管理部53は、端末管理テーブル(図7B参照)に、端末10aaの通信ID「01aa」、稼動状態「ONライン(通信可能)」、及び端末10aaのIPアドレスを関連付けて記憶する(ステップS4)。
 そして、管理システム50の送受信部51は、上記認証部52によって得られた認証結果が示された認証結果情報を、通信ネットワーク2を介して、上記ログイン要求元の端末10aaに送信する(ステップS5)。これにより、端末10aaの送受信部11は、認証結果情報を受信する。
 認証部52によって正当な利用権限を有する端末であると判断された場合、端末10aaの送受信部11は、通信ネットワーク2を介して管理システム50に、端末10aaにインストールされているアプリの利用可否を示す利用可否情報を要求する(ステップS6)。この要求には、利用可否情報要求元の端末10aaの通信IDが含まれている。これにより、管理システム50の送受信部51は、利用可否情報の要求を受け付ける。
 次に、管理システム50の記憶・読出部59は、利用可否情報要求元の端末10aaの通信IDを検索キーとしてアプリ利用可否管理テーブル(図7Cを参照)を検索することにより、対応する利用可否情報を読み出す(ステップS7)。この場合の利用可否情報は、アプリID「a001」が「On」、アプリID「a002」が「On」を示している。
 次に、送受信部11は、通信ネットワーク2を介して利用可否情報要求元の端末10aaに、上記ステップS7によって読み出された利用可否情報を送信する(ステップS8)。これにより、端末10aaの送受信部11は、利用可否情報を受信する。
 次に、表示制御部13は、ディスプレイ120aa上に、図9に示されているようなアプリリストの画面140を表示させる(ステップS9)。なお、図9は、アプリリストの画面例を示した図である。この画面140には、利用可否情報が利用可能(On)として表されている全てのアプリID(a001,a002,…)毎に、対応するアプリアイコン(141,142,…)が表示される。
 続いて、端末10aaのユーザによって、アプリアイコンのうちアプリアイコン142が選択された場合について、図10を用いて説明する。図10は、コンテンツデータ用セッションへの参加を要求する処理を示したシーケンス図である。
 端末10aaのユーザが操作ボタン(108a~108e)を操作して、図9に示されている複数のアプリアイコンのうち、レセプションアプリ1032を示すアプリアイコン142を選択すると、端末10aaの操作入力受付部12は、ユーザによるアプリアイコンの選択を受け付ける(ステップS61)。
 続いて、装置制御部1050の操作入力受付部12は、レセプションアプリ1032によって実現される起動部22に対して、起動を命令することで、レセプションアプリ1032に対応する通話制御部1060を起動させる(ステップS62)。なお、これよりも前は、装置制御部1050による処理であったが、これ以降は、レセプションアプリ1032が起動することによって実現される通話制御部1060による処理となる。
 続いて、端末10aaの送受信部21は、参加要求元の端末10aaの通信ID「01aa」、宛先候補の通信ID「01xx」を含む参加要求情報を、参加要求元の端末10のIPアドレスとともに管理システム50へ送信する(ステップS72)。なお、宛先候補の通信ID「01xx」は、宛先としてのコールセンターを示す通信IDであって、レセプションアプリ1032に基づく送受信部21の処理によって自動的に選択されたものである。また、参加要求情報は、コールセンターを構成する端末10が参加しているコンテンツデータ用セッションに自端末10が参加する参加要求を示す情報である。
 続いて、管理システム50のセッション制御部58は、通信ID「01xx」で識別されるグループを構成する端末10の中から、端末10aaとの通信の相手として呼び出す端末10(呼出端末)を決定する(ステップS75)。呼出端末を決定する方法は、特に限定されないが、例えば、セッション制御部58がセッション管理テーブル(図7D参照)を参照して、カスタマー側の参加端末の数が最も少ない、オペレータ側の参加端末を選択する方法が挙げられる。以下、呼出端末が端末10dbに決定された場合について説明する。また、呼出端末が決定された時点で、呼出端末である端末10dbは、中継装置30を介して、他の端末10との間でコンテンツデータを送信するためのコンテンツデータ用セッションsedに参加しているものとして説明を続ける。
 続いて、管理部53は、端末管理テーブルにおいて、開始要求元の端末10aaおよび宛先の呼出端末の各通信IDに関連付けられている稼働状態を、それぞれ「ONライン(通信中)」に変更する(ステップS76)。
 続いて、セッション制御部58は、セッション管理テーブル(図7D参照)において、呼出端末(端末10db)の通信ID「01db」が参加端末(オペレータ)の通信IDとして記録されているレコードにおける、対応する参加端末(カスタマー)のフィールドに、参加要求元の端末10aaの通信ID「01aa」を追加する(ステップS78)。また、ステップS78の処理の一環として、セッション制御部58は、呼出端末(端末10db)の通信ID「01db」を検索キーとして、セッション管理テーブルを検索し、対応するセッションID、及び中継装置IDを読み出す。
 続いて、送受信部51は、参加要求元の端末10aaへ、ステップS78で読み出された中継装置IDにより識別される中継装置30へ接続するための中継装置接続情報を送信する(ステップS81)。この中継装置接続情報には、中継装置30のIPアドレス、認証情報、ポート番号、ステップS78で読み出されたセッションID等を含めることができる。
 続いて、送受信部51は、参加要求元の端末10aaの通信ID「01aa」、ステップS78で読み出されたセッションIDを含む参加要求情報を呼出端末(端末10db)へ送信する(ステップS82)。
 参加要求元の端末10aaは、管理システム50から送信された中継装置接続情報を用いて、中継装置30と接続する。これにより、端末10aaは、呼出端末(端末10db)が参加しているコンテンツデータ用セッションsedに参加する(ステップS83)。このセッションに参加している各端末(10aa,10db)は、自端末10において生成されたコンテンツデータ(画像データ及び音データ)を中継装置30へ送信することができる。
 続いて、管理システム50のセッション制御部58は、送受信部51を介して、参加端末間のコンテンツデータの送信を制御するための命令が含まれた制御情報を中継装置30へ送信する(ステップS84)。この制御情報には、カスタマー側の端末10aaからオペレータ側の端末10dbへの画像データの送信を開始する命令、カスタマー側の端末10aaから送信された音データをオペレータ側の端末10dbへ送信することを禁止する命令、及び、オペレータ側の端末10dbから送信された画像データ及び音データをカスタマー側の端末10aaへ送信することを禁止する命令が含まれている。
 図11Aは、通信システムにおける各種情報の送受信の状態を示した概念図である。図11Aに示されているように、中継装置30は、制御情報に含まれる命令に従い、端末10aaが送信した画像データを受信して、オペレータ側の端末10dbへ送信する。一方で、中継装置30は、オペレータ側の端末10dbが送信した画像データ及び音データを、カスタマー側の端末10aaへ送信しない。
 この状態で、オペレータ側の端末10dbから、カスタマー側の端末10aaへコンテンツデータを送信していないため、オペレータとカスタマーは通話を開始することはできない。そこで、カスタマー側の端末10aaの表示制御部24は、オペレータとの通話の開始の要求を受け付けるための通話開始要求受付画面を、ディスプレイ120aaへ出力する(ステップS85)。図12は、受付画面の一例を示す図である。この画面140には、コールセンターのオペレータとの通話の開始の要求を受け付けるためのボタン144が表示されている。
 以上が通話の開始の要求を受け付けるまでの処理である。
 なお、管理システム50は、カスタマー側の他の端末10の参加要求を受け付けると、ステップS75乃至S84と同様の処理を実行する。これにより、3つ以上の端末10が共通のコンテンツデータ用セッションsedに参加することもできる。
 図11Bは、端末(10aa,10ab,10db)が共通のコンテンツデータ用セッションsedに参加したときの、通信システム1における各種情報の送受信の状態を示した概念図である。この場合、オペレータ側の端末10dbは、中継装置30を介して、カスタマー側の端末(10aa,10ab)が送信した画像データを受信する。一方、カスタマー側の端末(10aa,10ab)は、ステップS84の制御により、端末10dbが送信した画像データを受信することはできない。
 続いて、図13を用いて、カスタマー側の端末10aaが、オペレータ側の端末10dbから、自端末へのコンテンツデータの送信を要求する処理について説明する。図13は、コンテンツデータの送信を要求する処理を示したシーケンス図である。
 端末10aaのユーザであるカスタマーが、図12の受付画面におけるボタン144を押下すると、機能実行部25は、通話の開始要求を受け付ける(ステップS101)。続いて、端末10aaの送受信部21は、通話の開始要求元の端末10aaの通信ID「01aa」、及び通信相手であるオペレータの端末10dbの通信IDが含まれる開始要求情報を、管理システム50へ送信する(ステップS102)。
 管理システム50の送受信部51が開始要求情報を受信すると、セッション制御部58は、要求に基づく通話を開始することが可能であるか否かを判断する(ステップS103)。この場合、セッション制御部58は、端末管理テーブル(図11B参照)において、オペレータの端末10dbの通信ID「01db」に関連付けられている稼働状態を参照し、稼働状態が「ONライン(通信中)」であれば、通話を開始することができると判断する。一方、セッション制御部58は、端末管理テーブルにおいて、オペレータの端末10dbの通信ID「01db」に関連付けられている稼働状態を参照し、稼働状態が「ONライン(通話中)」であれば、通話を開始することができないと判断する。
 ステップS103でYESと判断された場合には、後述のステップS104乃至S114の処理が実行されず、ステップS115に進むことになる。
 以下、端末(10ab,10db)の各ユーザ間で通話中であり、ステップS103でNOと判断された場合について説明を続ける。
 図11Aは、通信システムにおける各種情報の送受信の状態を示した概念図である。端末(10ab,10db)の各ユーザ間の通話は、中継装置30が、管理システム50のセッション制御部58による制御に基づいて、端末(10ab,10db)の一方から送信された画像データ及び音データを、他方の端末(10db,10ab)へ送信することにより実現することができる。なお、中継装置30は、ステップS84による制御に基づいて、端末10aaから送信された画像データを、端末10dbへ送信している。すなわち、端末10dbのユーザであるオペレータは、端末10abのユーザであるカスタマーと通話している間、端末10aaから送信された画像データに基づく画像を確認することができる。
 ステップS104においてNOと判断されると、送受信部51は、開始要求元の端末10aaへ、通話の開始の待機を要求するメッセージを送信する(ステップS104)。端末10aaの送受信部21がメッセージを受信すると、表示制御部24は、ディスプレイ120aaへメッセージを出力する(ステップS105)。
 続いて、管理システム50の記憶・読出部59は、待機情報管理テーブル(図7(F)参照)において、オペレータの端末10dbの通信ID「01db」に関連付けて、オペレータの端末10dbとの通話の開始を待機する端末10aaの通信ID「01aa」、及び、通話の開始の要求を受け付けた受付時刻を記憶する(ステップS106)。
 一方、端末(10ab,10db)の各ユーザ間の通話が完了すると、端末10dbの操作入力受付部12は、通話の終了要求の入力を受け付ける(ステップS111)。続いて、端末10dbの送受信部21は、通話の終了の要求を示す終了要求情報を管理システム50へ送信する(ステップS112)。終了要求情報には、自端末10dbの通信ID、及び現在の通話相手側の端末10abの通信IDが含まれている。
 管理システム50の送受信部51が終了要求情報を受信すると、記憶・読出部59は終了要求情報に含まれている端末10dbの通信IDを検索キーとして、待機情報管理テーブルの参加端末(オペレータ)のフィールドを検索し、対応する待機端末の通信ID及び受付時刻を読み出す(ステップS113)。続いて、セッション制御部58は、ステップS113で読み出された待機端末の通信ID及び受付時刻に基づいて、通話の切り換え先として、端末10dbの次の通話相手側の端末10を決定する(ステップS114)。なお、ステップS113で複数の待機端末の通信IDが読み出された場合、受付時刻の最も早い待機端末を切り換え先の端末10に決定する。以下、切り換え先が端末10aaに決定された場合について説明を続ける。
 管理システム50のセッション制御部58は、送受信部51を介して、参加端末間のコンテンツデータの送信を制御するための命令が含まれた制御情報を中継装置30へ送信する(ステップS115)。この制御情報には、上記の終了要求情報及び切り換え先に基づいて、少なくとも4つの命令が含まれている。第1の命令は、オペレータ側の端末10dbから送信された画像データ及び音データを、端末10dbの現在の通話相手側の端末10abへ送信することを禁止する命令である。第2の命令は、端末10abから送信された音データを端末10dbへ送信することを禁止する命令である。第3の命令は、第1の命令及び第2の命令に基づく処理を実行した後、オペレータ側の端末10dbから送信された画像データ及び音データを、切り換え先の端末10aaへ送信することを開始する命令である。第4の命令は、第1の命令及び第2の命令に基づく処理を実行した後、端末10aaから送信された音データを端末10dbへ送信することを開始する命令である。
 中継装置30は、制御情報に含まれる第1の命令に従い、オペレータ側の端末10dbから送信された画像データ及び音データを、端末10abへ送信する処理を停止する(ステップS116)。続いて、中継装置30は、制御情報に含まれる第2の命令に従い、端末10abから送信された音データを、端末10dbへ送信する処理を停止する(ステップS117)。
 オペレータの端末10dbからの画像データ及び音データの送信が停止されたカスタマー側の端末10abでは、表示制御部24が、オペレータとの新たな通話の開始の要求を受け付けるための通話開始要求受付画面を、ディスプレイ120abへ出力する(ステップS118)。通話開始要求受付画面は、図12と同様である。
 続いて中継装置30は、制御情報に含まれる第3の命令に従い、オペレータ側の端末10dbから送信された画像データ及び音データを、切り換え先の端末10aaへ送信する処理を開始する(ステップS119)。更に、中継装置30は、第4の命令に従い、端末10aaから送信された音データを、端末10dbへ送信する処理を開始する(ステップS120)。
 図14Bは、通信システムにおける各種情報の送受信の状態を示した概念図である。図14Bに示したように、ステップS120の処理が完了した時点で、中継装置30は、端末(10aa,10db)の一方から送信された画像データ及び音データを、他方の端末(10db,10aa)へ送信している。また、中継装置30は、端末10abから送信された画像データを、端末10dbへ送信する。これにより、端末(10aa,10db)の各ユーザ間で通話を開始することができる。また、端末10abの撮像範囲に新たなカスタマーが現れたときに、端末10dbのユーザであるオペレータは、端末10aaのユーザと通話中であっても、新たなカスタマーの状況を把握することができる。
 続いて、管理システム50の管理部53は、端末管理テーブル(図7B参照)において、終了要求情報に含まれているカスタマー側の端末10abの通信IDに関連付けて、稼働状態として「オンライン(通信中)」を管理する(ステップS121)。また、ステップS121の処理の一環として、管理部53は、端末管理テーブル(図7B参照)において、切り換え先の端末10aaの通信IDに関連付けて、稼働状態として「オンライン(通話中)」を管理する。 また、記憶・読出部59は、端末管理テーブル(図7F)において、切換先の端末10aaの通信IDが記録されているレコードを削除する(ステップS122)。
 カスタマー側の端末10aaでは、送受信部21が、オペレータ側の端末10dbから送信された画像データ及び音データを受信する。端末10aaの表示制御部24は、受信された画像データに基づく画像をディスプレイ120aaへ出力する(ステップS123)。また、スピーカ115は、受信された音データに基づく音を出力する。図15Aは、端末10aaのテレビ会議画面の一例を示す図である。画面500aには、端末10dbから送信されたた画像データに基づいて、端末10dbのユーザであるオペレータが表示されている。
 オペレータ側の端末10dbでは、送受信部21が、カスタマー側の端末10aaから送信された画像データ及び音データを受信する。更に、オペレータ側の端末10dbでは、送受信部21が、カスタマー側の端末10abから送信された画像データを受信する。端末10dbの表示制御部24は、受信された各画像データに基づく画像をディスプレイ120dbへ出力する。また、スピーカ115は、受信された音データに基づく音を出力する。
 図15Bは、端末10dbのテレビ会議画面の一例を示す図である。画面500bには、端末10aaが送信した画像データに基づいて、端末10aaのユーザであるカスタマーが表示されている。また、画面500bには、端末10abが送信した画像データに基づいて、端末10abのカメラ112が撮像した画像が表示されている。
 これにより、オペレータは、端末10aaのユーザであるカスタマーと通話することができる一方で、端末10abのカメラ112の撮像範囲に次の通話を希望するカスタマーが現れた時に、次の通話を希望するカスタマーの様子を確認することができる。ここで、例えば、端末10ab側の画面に待ち行列が映っていた場合に、オペレータは、通話待ちが発生している状況を把握することができる。また、端末10ab側の画面に、地図を所有している人物が映っていた場合に、オペレータは、次の通話では目的地への行き方を尋ねられることを予想することができる。また、端末10ab側の画面に、ある言語のパンフレットを所有している人物が映っていた場合に、オペレータは、次の通話ではある言語で質問を受けることを予想することができる。
 オペレータは、端末10ab側の画面から把握できる状況に応じて、現在の通話を早めに終えたり、他のオペレータに変ってもらうなど、次の通話の準備ができるようになる。
 <<実施形態の効果>>
 管理システム50(送信制御システムの一例)のセッション制御部58(送信制御手段の一例)は、端末10間でコンテンツデータを送信するためのコンテンツデータ用セッションsedにおいて、一以上の端末(10aa,10ab)のそれぞれから端末10db(第1の通信端末の一例)へコンテンツデータが送信される一方で、端末10dbから一以上の端末(10aa,10ab)のうち少なくとも端末10aa(第2の通信端末の一例)へ、コンテンツデータが送信されないように制御する。続いて、端末10aaによる要求に基づいて、セッション制御部58は、端末10dbから端末10aaへコンテンツデータが送信されるように制御する。これにより、端末(10aa,10db)間で双方向にコンテンツデータが送信されるので、端末(10aa,10db)の各ユーザ間で通話を開始できる。また、上記のように、通話を開始する前から、端末10aaから送信されるコンテンツデータを端末10dbに送信することで、端末10aa側の状況が端末10db側へ伝達されるようになる。これにより、端末10db側では通話の要求元の状況に応じた通話の準備をすることが可能になる。
 セッション制御部58は、コンテンツデータ用セッションsedにおいて、端末10dbから、一以上の端末(10aa,10ab)のうち端末10ab(第3の通信端末の一例)へコンテンツデータが送信されるように制御する。続いて、セッション制御部58は、端末10dbから端末10abへコンテンツデータが送信されないように制御してから、端末10dbから端末10aaへコンテンツデータが送信されるように制御する。これにより、端末(10aa,10db)の各ユーザ間の通話内容が、コンテンツデータ用セッションsedを介して、端末10abへ送信されることを防ぐことができる。
 端末10dbの操作入力受付部12(入力受付手段の一例)は、端末10dbから端末10abへのコンテンツデータの送信の停止の要求の入力を受け付ける。端末10dbの送受信部11(停止要求送信手段の一例)、上記の入力が受け付けられてから、コンテンツデータの送信の停止の要求を、管理システム50へ送信する。
 管理システム50の送受信部51(停止要求受付手段の一例)は、端末10dbから、端末10abへのコンテンツデータの送信の停止の要求を受け付ける。また、セッション制御部58は、この停止の要求が受け付けられてから、端末10dbから端末10abへコンテンツデータが送信されないように制御する。これにより、停止の要求を契機として、端末10dbから端末10abへのコンテンツデータの送信を停止する処理と、端末10dbから端末10aaへのコンテンツデータの送信を開始する処理と、を実行できるようになる。
 管理システム50の送受信部51(送信要求受付手段の一例)は、端末10dbから端末10へ、コンテンツデータを送信する要求を受け付ける。管理システム50の待機情報管理DB5012(受付管理手段の一例)は、要求元の端末10の通信ID毎に、受付時刻を関連付けることにより、受付順を管理する。これにより、セッション制御部58は、待機情報管理DB5012で管理されている受付順に基づいて、受付順の早い端末10へコンテンツデータが送信されるように制御することができる。
 セッション制御部58は、コンテンツデータ用セッションsedにおいて、一以上の端末(10aa,10ab)のうち、一の端末10aaから、端末10dbへ音データが送信されるように制御する。これにより、他の端末10側から送信された音データに基づく音によって、通話しにくくなることを防ぐことができる。
 <<実施形態の補足>>
 上記各実施の形態における管理システム50、及びプログラム提供システム90は、単一のコンピュータによって構築されてもよいし、各部(機能又は手段)を分割して任意に割り当てられた複数のコンピュータによって構築されていてもよい。また、プログラム提供システム90が単一のコンピュータによって構築されている場合には、プログラム提供システム90によって送信されるプログラムは、複数のモジュールに分けて送信されるようにしてもよいし、分けないで送信されるようにしてもよい。更に、プログラム提供システム90が複数のコンピュータによって構築されている場合には、複数のモジュールが分けられた状態で、各コンピュータから送信されるようにしてもよい。
 また、上記通信システム1の端末用プログラム、中継装置用プログラム、及び通信管理用プログラムが記憶された記録媒体、並びに、これらプログラムが記憶されたHD204、及びこのHD204を備えたプログラム提供システム90は、いずれもプログラム製品(Program Product)として、国内又は国外へ、上記端末用プログラム、中継装置用プログラム、及び通信管理用プログラムがユーザ等に提供される場合に用いられる。
 更に、上記通信システム1では、図7Bに示されている端末管理テーブルにおいて端末のIPアドレスを管理することとしたが、これに限るものではなく、通信ネットワーク2上で端末10を特定するための端末特定情報であれば、それぞれのFQDN(Fully Qualified Domain Name)を管理してもよい。この場合、周知のDNS(Domain Name System)サーバによって、FQDNに対応するIPアドレスが取得されることになる。
 通信システム1において、「テレビ会議」は、「ビデオ会議」と置き換え可能な用語として用いられている。
 また、上記通信システム1では、通信システム1の一例として、テレビ会議システムの場合について説明したが、これに限るものではなく、カーナビゲーションシステムであってもよい。この場合、例えば、端末10の一方が自動車に搭載されたカーナビゲーション装置に相当し、端末10の他方が、カーナビゲーションを管理する管理センターの管理端末若しくは管理サーバ、又は他の自動車に搭載されているカーナビゲーション装置に相当する。
 更に、通信システム1は、音会議システム、又はPC(Personal Computer)画面共有システムであっても良い。また、通信システム1は、IP(Internet Protocol)電話や、インターネット電話、携帯電話の通信システムであってもよい。この場合、例えば、端末10は携帯電話機などの電話機に相当する。
 また、コンテンツデータは、脈拍音、鼓動等の体内で発生する音データ、心電図の波形、体温の変化を示す画像データあるいは座標データ等の体内の情報を示すデータであっても良い。これにより、上記実施形態の通信システム1を遠隔医療システムとして用いることもできる。
 また、上記実施形態では、コンテンツデータの一例として、画像データ及び音データについて説明したが、これに限るものではなく、触覚(touch)データであってもよい。この場合、一方の端末側でユーザが接触した感覚が、他方の端末側に伝達される。更に、コンテンツデータは、嗅覚(smell)データであってもよい。この場合、一方の端末側の匂い(臭い)が、他の端末側に伝達される。また、コンテンツデータは、画像データ、音データ、触覚データ、及び嗅覚データのうち、少なくとも1つのデータであればよい。
 なお、各端末10は、複数の事業所間での通話や、同じ事業所内の異なる部屋間での通話だけでなく、同じ部屋内での通話や、屋外と屋内又は屋外と屋外での通話で使われてもよい。各端末10が屋外で使われる場合には、携帯電話通信網等の無線による通信が行われる。また、上記実施形態では、通信システム1によってテレビ会議をする場合について説明したが、これに限るものではなく、打ち合わせ、家族間や友人間等の一般的な会話、又は、一方向での情報の提示に使用されても構わない。
 本国際特許出願は2014年9月4日に出願した日本国特許出願第2014-179971号に基づきその優先権を主張するものであり、日本国特許出願第2014-179971号の全内容を本願に援用する。
10 通信端末
11 送受信部
12 操作入力受付部
13 表示制御部
19 記憶・読出部
21 送受信部
22 起動部
24 表示制御部
25 機能実行部
29 記憶・読出部
30 中継装置
50 通信管理システム
51 送受信部
52 認証部
53 管理部
58 セッション制御部
59 記憶・読出部
5000 記憶部
5001 認証管理DB
5002 端末管理DB
5003 アプリ利用可否管理DB
5005 セッション管理DB
5010 グループ情報管理DB
5012 待機情報管理DB

Claims (10)

  1.  通信端末間でコンテンツデータを送信するためのセッションにおいて、一以上の通信端末のそれぞれから第1の通信端末へ前記コンテンツデータが送信される一方で、前記第1の通信端末から前記一以上の通信端末のうち少なくとも第2の通信端末へ、前記コンテンツデータが送信されないように制御されているときに、前記第2の通信端末による要求に基づいて、前記第1の通信端末から前記第2の通信端末へコンテンツデータが送信されるように制御する送信制御手段
     を有することを特徴とする送信制御システム。
  2.  前記セッションにおいて、前記第1の通信端末から、前記一以上の通信端末のうち第3の通信端末へコンテンツデータが送信されるように制御されているときに、前記送信制御手段は、前記第1の通信端末から前記第3の通信端末へコンテンツデータが送信されないように制御してから、前記第1の通信端末から前記第2の通信端末へコンテンツデータが送信されるように制御することを特徴とする請求項1に記載の送信制御システム。
  3.  前記第1の通信端末から前記第3の通信端末へのコンテンツデータの送信の停止の要求を受け付ける停止要求受付手段を有しており、
     前記送信制御手段は、前記停止の要求が受け付けられてから、前記第1の通信端末から前記第3の通信端末へコンテンツデータが送信されないように制御することを特徴とする請求項2に記載の送信制御システム。
  4.  前記第1の通信端末から、前記一以上の通信端末のうちいずれかの通信端末へコンテンツデータを送信する要求を受け付ける送信要求受付手段と、
     前記要求の要求元の通信端末毎に、前記要求の受付順を管理する受付管理手段と、を有しており、
     前記送信制御手段は、前記受付管理手段で管理されている受付順に基づいて、受付順の早い通信端末へ前記コンテンツデータが送信されるように制御することを特徴とする請求項2又は3に記載の送信制御システム。
  5.  前記送信制御手段は、前記一以上の通信端末のうち、一の通信端末から前記第1の通信端末へ音データが送信されるように制御することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の送信制御システム。
  6.  前記第1の通信端末から前記第3の通信端末へのコンテンツデータの送信の停止の要求の入力を受け付ける入力受付手段と、
     前記入力が受け付けられてから、前記コンテンツデータの送信の停止の要求を請求項3に記載の送信制御システムへ送信する停止要求送信手段と、
     を有することを特徴とする通信端末。
  7.  請求項1乃至5のいずれか一項に記載の送信制御システムと、
     前記通信端末と、
     を有することを特徴とする通信システム。
  8.  通信端末間のコンテンツデータの送信を制御する送信制御システムに、
     前記コンテンツデータを送信するセッションにおいて、一以上の通信端末のそれぞれから第1の通信端末へ前記コンテンツデータが送信される一方で、前記第1の通信端末から前記一以上の通信端末のうち少なくとも第2の通信端末へ、前記コンテンツデータが送信されないように制御されているときに、前記第2の通信端末による要求に基づいて、前記第1の通信端末から前記第2の通信端末へコンテンツデータが送信されるように制御させることを特徴とする送信制御方法。
  9.  前記第1の通信端末に、
     前記第1の通信端末から前記一以上の通信端末のうち第3の通信端末へのコンテンツデータの送信の停止の要求を前記送信制御システムへ送信する処理を実行させ、
     前記送信制御システムに、
     前記送信の停止の要求に基づいて、前記第1の通信端末から前記第3の通信端末へコンテンツデータが送信されないように制御させることを特徴とする請求項8に記載の送信制御方法。
  10.  前記送信制御システムに、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の各手段を実現させることを特徴とするプログラム。
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