JP2016034129A - 情報送信システム、通信端末、通信システム、情報送信方法、及びプログラム - Google Patents

情報送信システム、通信端末、通信システム、情報送信方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】通信端末やアカウントを共用しているような場合には、通信の開始要求時に、電話番号などの通信端末の識別情報やアカウントを着信側に通知しても、着信側では、着信前に開始要求元を特定することができなくなる。【解決手段】管理システム50’は、通信の開始要求元の通信端末10aaにおいて入力された、端末10aaの利用者の名刺情報を受信する送受信部51を有する。送受信部51は、更に、開始要求元の通信端末10aaと接続していない所定の宛先の通信端末10dbへ、名刺情報を送信する。【選択図】図19

Description

本発明は、情報送信システム、通信端末、通信システム、情報送信方法、及びプログラムに関する。
近年、当事者の移動の経費や時間を削減する要請等に伴い、インターネットや専用線等の通信ネットワークを介してテレビ会議や通話等を行う通信システムが普及している。このような通信システムでは、複数の通信端末の間で通信を開始すると、画像データ及び音データ等のコンテンツデータの送受信が行われ、テレビ会議や通話等を実現することができる(特許文献1参照)。
コールセンターにおいて通信システムを利用する場合、コールセンターを宛先とした通話要求を、交換機により、複数の通信端末の中から選択される通信端末に分配することが知られている(特許文献2参照)。
また、通信システムにおいて、電話番号や、アカウント名を用いて発信したときに、着信側に、電話番号や、アカウント名、あるいは、これらに対応付けられた宛先名を通知する機能が実現されている。これにより、着信側では、開始要求元を特定することができるので、着信前に必要な資料を用意したり、応対可能な者に応答依頼するなど、着信の準備をすることができる。
しかしながら、通信端末やアカウントを共用しているような場合には、通信の開始要求時に、電話番号などの通信端末の識別情報やアカウントを着信側に通知しても、着信側では、着信前に開始要求元を特定することができなくなるという課題が生じる。
請求項1に係る発明の情報送信システムは、通信の開始要求元の通信端末において入力された該通信端末の利用者情報を受信する利用者情報受信手段と、前記開始要求元の通信端末と接続していない所定の宛先の通信端末へ、前記利用者情報を送信する利用者情報送信手段と、を有することを特徴とする。
本発明の情報送信システムによると、通信端末やアカウントを共用しているような場合でも、着信側で、着信前に開始要求元を特定することが可能になるという効果を奏する。
図1は、一実施形態に係る通信システムの概略図である。 図2は、一実施形態に係る端末の外観図である。 図3は、一実施形態に係る端末のハードウェア構成図である。 図4は、一実施形態に係る管理システム、中継装置、プログラム提供システム、又はメンテナンスシステムのハードウェア構成図である。 図5は、一実施形態に係る端末のソフトウェア構成図である。 図6は、一実施形態に係る通信システムを構成する各端末及び管理システムの機能ブロック図である。 図7は、管理システムにおいて管理される各テーブルを示す概念図である。 図8は、管理システムにおいて管理される各テーブルを示す概念図である。 図9は、通信状態の状態遷移図である。 図10は、端末が起動してからログインするまでの処理を示したシーケンス図である。 図11は、通信の開始を要求する処理を示したシーケンス図である。 図12は、受付画面を示す図である。 図13は、待機の状況を通知する処理を示したフロー図である。 図14は、ディスプレイの表示例を示す図である。 図15は、一実施形態に係る通信システムの概略図である。 図16は、画像読取装置のハードウェア構成図である。 図17は、一実施形態に係る通信システムを構成する管理システム及び画像読取装置の機能ブロック図である。 図18は、訪問者管理テーブルを示す概念図である。 図19は、通信システムにおけるコンテンツデータ及び各種管理情報の送受信の状態を示した概念図である。 図20は、通信の開始を要求する処理を示したシーケンス図である。 図21は、受付画面を示す図である。 図22は、訪問者を管理する処理を示したフロー図である。 図23は、待機の状況を通知する処理を示したフロー図である。 図24は、ディスプレイの表示例を示す図である。 図25は、ディスプレイの表示例を示す図である。
以下、図面を用いて、本発明の一実施形態を詳細に説明する。なお、以下では、「通信端末」は単に「端末」として表され、「通信管理システム」は単に「管理システム」として表されている。
<<通信システム1の全体構成>>
図1は、本発明の一実施形態に係る通信システムの概略図である。図1に示されているように、通信システム1は、複数の端末(10aa,10ab,…)、各端末(10aa,10ab,…)用のディスプレイ(120aa,120ab,…)、複数の中継装置(30a,30b,30c,30d,30e)、管理システム50、プログラム提供システム90、及びメンテナンスシステム100によって構築されている。この通信システム1によって、コンテンツデータの一例としての画像データ及び音データの通信が行われることで、遠隔地間のテレビ会議等を実現することができる。なお、複数のルータ(70a,70b,70c,70d,70ab)は、コンテンツデータの最適な経路の選択を行う。
端末(10aa,10ab,10ac,・・・)、中継装置30a、及びルータ70aは、LAN2aによって通信可能に接続されている。端末(10ba,10bb,10bc,・・・)、中継装置30b、及びルータ70bは、LAN2bによって通信可能に接続されている。また、LAN2a及びLAN2bは、ルータ70abが含まれた専用線2abによって通信可能に接続されている。更に、LAN2a、LAN2b、及び専用線2abは、所定の地域X内で構築されている。なお、各装置は、必ずしも専用線によって接続されている必要はなく、例えば直接インターネット2iに接続されていてもよい。
端末(10ca,10cb,10cc,・・・)、中継装置30c、及びルータ70cは、LAN2cによって通信可能に接続されている。LAN2cは、所定の地域Y内で構築されている。
端末(10da,10db,10dc,・・・)、中継装置30d、及びルータ70dは、LAN2dによって通信可能に接続されている。LAN2dは、所定の地域Z内で構築されている。地域X、地域Y、及び地域Zは、同一国内であっても、異なる国であっても良い。
地域X、地域Y、及び地域Zは、それぞれルータ(70ab,70c,70d)からインターネット2iを介して通信可能に接続されている。なお、地域Zには、コールセンターが設けられている。各端末10は、コールセンターの端末(10da,10db,10dc,・・・)と接続することで、レセプションサービスを受けることができる。
なお、以下では、複数の端末(10aa,10ab,…)のうち任意の端末は、「端末10」と表され、複数のディスプレイ(120aa,120ab,…)のうち任意のディスプレイは「ディスプレイ120」と表され、複数の中継装置(30a,30b,30c,30d,30e)のうち任意の中継装置は「中継装置30」と表されている。また、ルータ(70a,70b,70c,70d,70ab)のうち任意のルータは、「ルータ70」と表されている。
また、管理システム50、プログラム提供システム90、及びメンテナンスシステム100は、インターネット2iに接続されている。なお、管理システム50、プログラム提供システム90、及びメンテナンスシステム100は、地域(X,Y,Z)に設置されていても良いし、これら以外の地域に設置されていても良い。
また、本実施形態では、LAN(2a,2b,2c,2d)、専用線2ab、及びインターネット2iによって、本実施形態の通信ネットワーク2が構築されている。この通信ネットワーク2には、有線だけでなく、WiFi(Wireless Fidelity)やBluetooth(登録商標)、携帯電話網等の無線による通信が行われる箇所があってもよい。
また、図1において、各端末10、各中継装置30、管理システム50、各ルータ70、プログラム提供システム90、及びメンテナンスシステム100の下に示されている4組の数字は、一般的なIPv4におけるIPアドレスを簡易的に示している。また、IPv4ではなく、IPv6を用いてもよいが、説明を簡略化するため、IPv4を用いて説明している。
また、各端末10は、後述のアプリケーションが起動されると、音データ又は画像データを含むコンテンツデータの送受信により、ユーザ間の通話を可能にする。更に、端末10は、所定の通信方式(通話の宛先と接続又は切断をするための呼制御方式、及び通話データをIPパケット化するための符号化方式)を利用して、通話データの送受信を行う。なお、以下、「アプリケーション」は「アプリ」と省略して説明する。
また、上述の呼制御方式としては、(1)SIP(Session Initiation Protocol)、(2)H.323、(3)SIPを拡張したプロトコル、(4)インスタントメッセンジャーのプロトコル、(5)SIPのMESSAGEメソッドを利用したプロトコル、(6)インターネットリレーチャットのプロトコル(IRC(Internet Relay Chat))、(7)インスタントメッセンジャーのプロトコルを拡張したプロトコル等が挙げられる。このうち、(4)インスタントメッセンジャーのプロトコルは、例えば、(4-1)XMPP(Extensible Messaging and Presence Protocol)、又は(4-2)ICQ(登録商標)、AIM(登録商標)、若しくはSkype(登録商標)などで利用されるプロトコルである。また、(7)インスタントメッセンジャーのプロトコルを拡張したプロトコルは、例えば、Jingleである。
<<実施形態のハードウェア構成>>
次に、本実施形態のハードウェア構成を説明する。図2は、一実施形態に係る端末10の外観図である。図2に示されているように、端末10は、筐体1100、アーム1200、及びカメラハウジング1300を備えている。このうち、筐体1100の前側壁面1110には、複数の吸気孔によって形成された吸気面が設けられており、筐体1100の後側壁面1120には、複数の排気孔が形成された排気面1121が設けられている。これにより、筐体1100に内蔵された冷却ファンの駆動によって、吸気面を介して端末10の後方の外気を取り込み、排気面1121を介して端末10の後方へ排気することができる。筐体1100の右側壁面1130に収音用孔1131が形成されていることで、後述する内蔵型のマイク114は、音声、物音、雑音等の音を収音可能となっている。
筐体1100の右側壁面1130側には、操作パネル1150が形成されている。この操作パネル1150には、後述の複数の操作ボタン(108a〜108e)、後述の電源スイッチ109、及び後述のアラームランプ119が設けられていると共に、後述の内蔵型のスピーカ115からの出力音を通すための複数の音出力孔によって形成された音出面1151が形成されている。また、筐体1100の左側壁面1140側には、アーム1200及びカメラハウジング1300を収容するための凹部としての収容部1160が形成されている。筐体1100の右側壁面1130には、後述の外部機器接続I/F118に対して電気的にケーブルを接続するための複数の接続口(1132a〜1132c)が設けられている。一方、筐体1100の左側壁面1140には、後述の外部機器接続I/F118に対して電気的にディスプレイ120用のケーブル120cを接続するための接続口が設けられている。
なお、以下では、操作ボタン(108a〜108e)のうち任意の操作ボタンを示す場合には「操作ボタン108」を用い、接続口(1132a〜1132c)のうち任意の接続口を示す場合には「接続口1132」を用いて説明する。
次に、アーム1200は、トルクヒンジ1210を介して筐体1100に取り付けられており、アーム1200が筐体1100に対して、135度のチルト角θ1の範囲で、上下方向に回転可能になっている。図2は、チルト角θ1が90度の状態を示している。カメラハウジング1300には、後述の内蔵型のカメラ112が設けられており、ユーザ、書類、及び部屋等を撮像することができる。また、カメラハウジング1300には、トルクヒンジ1310が形成されている。カメラハウジング1300は、トルクヒンジ1310を介して、アーム1200に取り付けられている。カメラハウジング1300はアーム1200に対して、図2で示されている状態を0度として±180度のパン角θ2の範囲で、且つ、±45度のチルト角θ3の範囲で、上下左右方向に回転可能になっている。
なお、上記図2の外観図はあくまで一例であってこの外観に限定するものではない。他の例としては、端末10は、一般の汎用コンピュータあるいは携帯電話端末、プロジェクタ、電子ホワイトボード、電子看板(デジタルサイネージ)等であってもよい(図1の端末(10ac,10cc)参照)。端末10として用いるコンピュータに、マイクやカメラが備わっていない場合には、外付けのマイクおよびカメラをコンピュータに接続させることができる。また、端末10が汎用コンピュータや携帯電話端末等である場合には、無線LANや携帯電話網などによる無線通信により、端末10とインターネット2iとを接続しても良い。また、端末10として汎用コンピュータを用いる場合には、当該コンピュータに後述する端末10の処理を実行するためのアプリケーションをインストールしておくことができる。
なお、管理システム50、プログラム提供システム90、及びメンテナンスシステム100は、それぞれ一般のサーバコンピュータの外観と同じであるため、外観の説明を省略する。
図3は、一実施形態に係る端末10のハードウェア構成図である。端末10は、端末10全体の動作を制御するCPU101(Central Processing Unit)、IPL(Initial Program Loader)等のCPU101の駆動に用いられるプログラムを記憶したROM102(Read Only Memory)、CPU101のワークエリアとして使用されるRAM103(Random Access Memory)、端末10用のプログラム、画像データ、及び音データ等の各種データを記憶するフラッシュメモリ104、CPU101の制御にしたがってフラッシュメモリ104に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御するSSD105(Solid State Drive)、フラッシュメモリやICカード(Integrated Circuit Card)等の記録メディア106に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御するメディアI/F107、端末10の宛先を選択する場合などに操作される操作ボタン108、端末10の電源のON/OFFを切り換えるための電源スイッチ109、通信ネットワーク2を利用してデータ伝送をするためのネットワークI/F111(Interface)を備えている。
また、端末10は、CPU101の制御に従って被写体を撮像して画像データを得る内蔵型のカメラ112、このカメラ112の駆動を制御する撮像素子I/F113、音を入力する内蔵型のマイク114、音を出力する内蔵型のスピーカ115、CPU101の制御に従ってマイク114及びスピーカ115との間で音信号の入出力を処理する音入出力I/F116、CPU101の制御に従って外付けのディスプレイ120に画像データを伝送するディスプレイI/F117、各種の外部機器を接続するための外部機器接続I/F118、端末10の各種機能の異常を知らせるアラームランプ119、及び上記各構成要素を図3に示されているように電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等のバスライン110を備えている。
ディスプレイ120は、被写体の画像等を表示する表示部である。ディスプレイ120の一例として液晶や有機EL(Organic Electroluminescence)が挙げられる。また、ディスプレイ120は、ケーブル120cによってディスプレイI/F117に接続される。このケーブル120cは、アナログRGB(VGA)信号用のケーブルであってもよいし、コンポーネントビデオ用のケーブルであってもよいし、HDMI(登録商標)(High-Definition Multimedia Interface)やDVI(Digital Video Interactive)信号用のケーブルであってもよい。
カメラ112は、レンズや、光を電荷に変換して被写体の画像(映像)を電子化する固体撮像素子を含み、固体撮像素子として、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)や、CCD(Charge Coupled Device)等が用いられる。
外部機器接続I/F118には、筐体1100の接続口1132に差し込まれたUSB(Universal Serial Bus)ケーブル等によって、外付けカメラ、外付けマイク、及び外付けスピーカ等の外部機器がそれぞれ電気的に接続可能である。外付けカメラが接続された場合には、CPU101の制御に従って、内蔵型のカメラ112に優先して、外付けカメラが駆動する。同じく、外付けマイクが接続された場合や、外付けスピーカが接続された場合には、CPU101の制御に従って、それぞれが内蔵型のマイク114や内蔵型のスピーカ115に優先して、外付けマイクや外付けスピーカが駆動する。
なお、記録メディア106は、端末10に対して着脱自在となっている。また、CPU101の制御にしたがってデータの読み出し又は書き込みを行う不揮発性メモリであれば、フラッシュメモリ104に限らず、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)等を用いてもよい。
図4は、一実施形態に係る管理システム50のハードウェア構成図である。管理システム50は、管理システム50全体の動作を制御するCPU201、IPL等のCPU201の駆動に用いられるプログラムを記憶したROM202、CPU201のワークエリアとして使用されるRAM203、管理システム50用のプログラム等の各種データを記憶するHD204、CPU201の制御にしたがってHD204に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御するHDD205(Hard Disk Drive)、フラッシュメモリ等の記録メディア206に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御するメディアI/F207、カーソル、メニュー、ウィンドウ、文字、又は画像などの各種情報を表示するディスプレイ208、通信ネットワーク2を利用してデータ通信するためのネットワークI/F209、文字、数値、各種指示などの入力のための複数のキーを備えたキーボード211、各種指示の選択や実行、処理対象の選択、カーソルの移動などを行うマウス212、着脱可能な記録媒体の一例としてのCD−ROM213(Compact Disc Read Only Memory)に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御するCD−ROMドライブ214、及び、上記各構成要素を図4に示されているように電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等のバスライン210を備えている。
一方、中継装置30、プログラム提供システム90、及びメンテナンスシステム100は、上記管理システム50と同様のハードウェア構成を有しているため、その説明を省略する。
図5は、一実施形態に係る端末10のソフトウェア構成図である。図5に示されているように、OS1020、テレビ会議アプリ1031、及びレセプションアプリ1032は、RAM103の作業領域1010上で動作する。OS1020、及び、これらのアプリは、端末10にインストールされている。
また、これらのうち、OS1020は、基本的な機能を提供し、端末10全体を管理する基本ソフトウェアである。テレビ会議アプリ1031は、他の端末10と接続して、テレビ会議を行うためのアプリである。レセプションアプリ1032は、コールセンターの端末10と接続して、オペレータと通話するためのアプリである。
なお、上記アプリは、一例であって、他のアプリがインストールされていてもよい。他のアプリがインストールされる場合は、プログラム提供システム90に他のアプリを保存しておき、端末10の要求に応じて他のアプリをダウンロードしてもよい。また、複数のテレビ会議アプリがインストールされる場合は、上記(1)〜(7)のように、異なるプロトコルのテレビ会議アプリがインストールされてもよい。
<<実施形態の機能構成>>
次に、本実施形態の機能構成について説明する。図6は、一実施形態に係る通信システム1の一部を構成する端末10、及び管理システム50の機能ブロック図である。なお、図6では、端末10、及び管理システム50が、通信ネットワーク2を介してデータ通信することができるように接続されている。
<端末の機能構成>
端末10は、装置制御部1050及び通話制御部1060を有している。このうち、装置制御部1050は、OS1020が実行されることによって実現される。また、通話制御部1060は、テレビ会議アプリ1031又はレセプションアプリ1032が起動されることによって実現される。
また、装置制御部1050は、送受信部11、操作入力受付部12、表示制御部13、及び記憶・読出部19を有している。これら各部は、図3に示されている各構成要素のいずれかが、フラッシュメモリ104からRAM103上に展開された起動アプリ(プログラム)に従ったCPU101からの命令によって動作することで実現される機能である。
一方、通話制御部1060は、送受信部21、起動部22、表示制御部24、機能実行部25、及び記憶・読出部29を有している。これら各部は、図3に示されている各構成要素のいずれかが、フラッシュメモリ104からRAM103上に展開されたテレビ会議アプリ1031又はレセプションアプリ1032(プログラム)に従ったCPU101からの命令によって動作することで実現される機能である。
また、端末10は、図3に示されているROM102、RAM103、フラッシュメモリ104によって構築される記憶部1000を有している。
(装置制御部の各機能構成)
次に、端末10における装置制御部1050の各機能構成について詳細に説明する。なお、以下では、端末10における装置制御部1050の各機能構成を説明するにあたって、図3に示されている各構成要素のうち、装置制御部1050の各機能構成を実現させるための主な構成要素との関係も説明する。
送受信部11は、CPU101からの命令、及びネットワークI/F111によって実現され、通信ネットワーク2を介して、通信相手の端末、各装置又はシステム等と各種データ(または情報)の送受信を行う。
操作入力受付部12は、CPU101からの命令、並びに操作ボタン(108a,108b,108c,108d,108e)及び電源スイッチ109によって実現され、ユーザによる各種入力又は各種選択を受け付ける。
表示制御部13は、CPU101からの命令、及びディスプレイI/F117によって実現され、画像をディスプレイ120において表示するための制御を行う。
記憶・読出部19は、CPU101からの命令及びSSD105によって実現され、又はCPU101からの命令によって実現され、記憶部1000に各種データを記憶したり、記憶部1000に記憶された各種データを読み出す処理を行う。
(通話制御部の各機能構成)
次に、端末10における通話制御部1060の各機能構成について詳細に説明する。なお、以下では、端末10における通話制御部1060の各機能構成を説明するにあたって、図3に示されている各構成要素のうち、通話制御部1060の各機能構成を実現させるための主な構成要素との関係も説明する。
送受信部21は、CPU101からの命令、及びネットワークI/F111によって実現され、通信ネットワーク2を介して、通信相手の端末、各装置又はシステム等と各種データ(または情報)の送受信を行う。
起動部22は、CPU101からの命令によって実現され、装置制御部1050の操作入力受付部12がユーザによるアプリの選択を受け付けた場合に、操作入力受付部12の起動要求に基づいて通話制御部1060(テレビ会議アプリ又はレセプションアプリ)の動作を起動する。
表示制御部24は、CPU101からの命令、及びディスプレイI/F117によって実現され、画面のデータをディスプレイ120に送信するための制御を行う。
機能実行部25は、CPU101からの命令、及びカメラ112、マイク114、又はスピーカ115等によって実現され、画像又は音等による通話を実現するための制御を行う。
記憶・読出部29は、CPU101からの命令及びSSD105によって実現され、又はCPU101からの命令によって実現され、記憶部1000に各種データを記憶したり、記憶部1000に記憶された各種データを読み出す処理を行う。
<管理システムの機能構成>
管理システム50は、送受信部51、認証部52、管理部53、セッション制御部58、及び記憶・読出部59を有している。これら各部は、図4に示されている各構成要素のいずれかが、HD204からRAM203上に展開された管理システム50用のプログラムに従ったCPU201からの命令によって動作することで実現される機能である。また、管理システム50は、HD204により構築される記憶部5000を有している。この記憶部5000には、アプリID毎に、アプリアイコンのデータが記憶されている。更に、記憶部5000には、以下に示すような各テーブルによって各DBが構築される。
(認証管理テーブル)
図7(A)は、認証管理テーブルを示す概念図である。記憶部5000には、図7(A)に示されているような認証管理テーブルによって認証管理DB5001が構築されている。この認証管理テーブルでは、管理システム50によって管理される全ての端末10の各通信IDに対して、認証用のパスワードが関連付けられて管理される。なお、通信IDは、通信システム1において、通信先を特定するための情報である。通信IDとしては、特に限定されないが、例えば、端末10の識別情報、端末10のユーザのアカウント、複数の端末10によって構成されるグループの識別情報等が含まれる。以下、通信IDが、端末10の識別情報、又はグループの識別情報である場合について説明する。
(端末管理テーブル)
図7(B)は、端末管理テーブルを示す概念図である。記憶部5000には、図7(B)に示されているような端末管理テーブルによって端末管理DB5002が構築されている。この端末管理テーブルでは、各端末10の通信ID毎に、各端末10を宛先とした場合の宛先名(端末名)、各端末10の稼動状態、各端末10の他の端末10との通信の状態を示す通信状態、及び各端末10のIPアドレスが関連付けられて管理される。
(状態変更管理テーブル)
図8(A)及び図8(B)は、状態変更管理テーブルを示す概念図である。記憶部5000には、図8(A)及び図8(B)に示されているような状態変更管理テーブルによって状態変更管理DB5009が構築されている。図8(A)の状態変更管理テーブルでは、端末10間のセッションの制御に用いられる管理情報と、管理情報に基づいた制御を実行する前の通信状態を示す変更前状態情報と、管理情報に基づいた制御によって変更された後の通信状態を示す変更後状態情報とが関連付けられて管理される。また、図8(B)の状態変更管理テーブルでは、管理情報と、端末10が開始要求元であるか、あるいは宛先であるかを識別するための端末情報と、変更前状態情報と、変更後状態情報とが関連付けられて管理される。
図9(A)および図9(B)は、上記の状態変更管理テーブルに記録された状態変更の規則よって実現される通信状態の遷移を示した状態遷移図である。図9(A)又は図9(B)に示されているように、後述の管理部53は、例えば、管理情報「Private Invite」に基づいて、通信の開始要求元の端末10の通信状態を「None」から「Private Calling」に変更して、端末管理テーブルに記録する。同様に、管理部53は、管理情報「Private Invite」に基づいて、宛先端末の通信状態を「None」から「Private Ringing」に変更する。
なお、「Invite」は、通信の開始要求に伴う管理情報である。「Accept」は、開始要求に対する許可の応答に伴う管理情報である。「Join」は、コンテンツデータの中継要求に伴う管理情報である。「Call」は、確立中のセッションへの参加要求に伴う管理情報である。「Leave」は、セッションの終了要求に伴う管理情報である。
(グループ情報管理テーブル)
図8(C)は、グループ情報管理テーブルを示す概念図である。記憶部5000には、図8(C)に示されているようなグループ情報管理テーブルによってグループ情報管理DB5010が構築されている。このグループ情報管理テーブルでは、グループを識別するための通信IDと、そのグループを通信の宛先とするときの宛先名(グループ名)と、そのグループを構成する各端末10の各通信IDと、を関連付けて管理する。
(待機情報管理テーブル)
図8(D)は、待機情報管理テーブルを示す概念図である。記憶部5000には、図8(D)に示されているような待機情報管理テーブルによって待機情報管理DB5012が構築されている。この待機情報管理テーブルでは、グループを識別するための通信IDに対して、このグループを構成する端末10との通信を待機している待機端末の通信ID、及びグループを構成する端末10との通信の開始要求を管理システム50側で受け付けた受付時刻が関連付けられて管理される。
<管理システムの各機能構成>
次に、管理システム50の各機能構成について詳細に説明する。なお、以下では、管理システム50の各機能構成を説明するにあたって、図4に示されている各構成要素のうち、管理システム50の各機能構成を実現させるための主な構成要素との関係も説明する。
送受信部51は、CPU201からの命令、及びネットワークI/F209によって実行され、通信ネットワーク2を介して各端末、装置又はシステムと各種データ(または情報)の送受信を行う。
認証部52は、CPU201からの命令によって実現され、送受信部51で受信された通信ID及びパスワードを検索キーとして、認証管理テーブルを検索し、この認証管理テーブルに同一の通信ID及びパスワードが管理されているかを判断することによって端末10の認証を行う。
管理部53は、CPU201からの命令によって実現され、端末管理テーブル(図7(B)参照)において、最新の稼働状態、通信状態等を管理させるため、稼働状態、通信状態等を更新する処理を行う。
セッション制御部58は、CPU201からの命令によって、端末10間でコンテンツデータを送信するセッションを制御する。この制御としては、セッションを確立するための制御、確立されたセッションに端末10参加させる制御、セッションを切断する制御等が含まれる。
記憶・読出部59は、CPU201からの命令及びHDD205によって実行され、又はCPU201からの命令によって実現され、記憶部5000に各種データを記憶したり、記憶部5000に記憶された各種データを抽出する処理を行う。
<<通信システム1の処理・動作>>
続いて、通信システム1における処理方法を説明する。まずは、図10を用いて、端末10aaが起動してからログインするまでの処理を説明する。図10は、端末10が起動してからログインするまでの処理を示したシーケンス図である。
まず、ユーザが、電源スイッチ109をONにすると、操作入力受付部12が電源ONを受け付けて、端末10aaを起動させる(ステップS1)。送受信部11は、上記電源ONの受け付けを契機とし、通信ネットワーク2を介して管理システム50に、ログイン要求を行う(ステップS2)。これにより、管理システム50の送受信部51は、ログイン要求を受け付ける。このログイン要求には、ログイン要求元である端末10aaを識別するための通信ID及びパスワードが含まれている。これら通信ID及びパスワードは、記憶・読出部19を介して記憶部1000から読み出されて、送受信部11に送られたデータである。なお、これら通信ID及びパスワードは、ユーザによって入力されてもよい。端末10aaから管理システム50へログイン要求が送信されることで、受信側である管理システム50は、送信側である端末10aaのIPアドレスを取得することができる。
次に、管理システム50の認証部52は、ログイン要求に含まれている通信ID及びパスワードを検索キーとして、記憶部5000の認証管理テーブル(図7(A)参照)を検索し、この認証管理テーブルに同一の通信ID及びパスワードが管理されているかを判断することによって認証を行う(ステップS3)。認証部52によって、正当な利用権限を有する端末10からのログイン要求であると認証された場合には、管理部53は、端末管理テーブル(図7(B)参照)に、端末10aaの通信ID「01aa」、稼動状態「ONライン(通信可能)」、通信状態「None」、及び端末10aaのIPアドレスを関連付けて記憶する(ステップS4)。
そして、管理システム50の送受信部51は、上記認証部52によって得られた認証結果が示された認証結果情報を、通信ネットワーク2を介して、ログイン要求元の端末10aaに送信する(ステップS5)。これにより、端末10aaの送受信部11は、認証結果情報を受信する。
続いて、端末10aaにおいてレセプションアプリ1032を起動する場合について、図11を用いて説明する。図11は、通信の開始を要求する処理を示したシーケンス図である。
端末10aaへのユーザによる操作ボタン(108a〜108e)の操作に応じて、端末10aaの操作入力受付部12は、レセプションアプリ1032の起動要求を受け付ける(ステップS61)。
続いて、装置制御部1050の操作入力受付部12は、レセプションアプリ1032によって実現される起動部22に対して、起動を命令することで、レセプションアプリ1032に対応する通話制御部1060を起動させる(ステップS62)。なお、これよりも前は、装置制御部1050による処理であったが、これ以降は、レセプションアプリ1032が起動することによって実現される通話制御部1060による処理となる。
続いて、通話制御部1060の表示制御部24は、コールセンターとの通信の開始を受け付けるための受け付け画面をディスプレイ120aaに表示させる。図12は受付画面を示す図である。この画面140には、コールセンターの端末10との通信の開始を促すメッセージ143、及び、通信の開始を受け付けるためのボタン144が表示されている。本実施形態において、各アプリに対応する各表示制御部24は、目的に応じたメッセージやユーザインタフェースを表示させる(図12参照)。
続いて、端末10aaのユーザが、図12の受付画面におけるボタン144を押下すると、機能実行部25は、通信の開始要求を受け付ける(ステップS71)。続いて、端末10aaの送受信部21は、開始要求元の端末10aaの通信ID「01aa」、宛先候補の通信ID「01xx」、および、管理情報「Private Invite」が含まれる開始要求情報を、開始要求元の端末10のIPアドレスとともに管理システム50へ送信する(ステップS72)。なお、宛先候補の通信ID「01xx」は、宛先としてのコールセンターを示す通信IDであって、レセプションアプリ1032に基づく送受信部21の処理によって自動的に選択されたものである。また、管理情報「Private Invite」は、参加制限を伴う通信の開始要求を示す情報であって、レセプションアプリ1032に基づく送受信部21の処理によって自動的に選択されたものである。
続いて、管理システム50のセッション制御部58は、通信ID「01xx」で識別されるグループを構成する端末10(図8(C)参照)の中から、稼働状態が「ONライン(通信可能)」である端末10(図7(B))を端末10aaの通信相手として呼び出す端末10(呼出端末)に決定する(ステップS75)。
続いて、管理部53は、端末管理テーブル(図7(B)参照)において、開始要求元の端末10aaの通信ID「01aa」、及び宛先としての呼出端末の通信IDに対応する通信状態を変更する(ステップS76)。この場合、管理部53は、開始要求元の端末10aaから送信された管理情報「Private Invite」を検索キーとして、状態変更管理テーブル(図8(B)参照)を検索し、端末情報毎に、対応する変更前状態情報および変更後状態情報を読み出す。管理部53は、読み出された端末情報、変更前状態情報、変更後状態情報に基づいて、各端末10の通信状態を更新する(ステップS76)。この場合、管理部53は、開始要求元の端末10aaの通信状態を、変更前状態情報によって示される「None」から、変更後状態情報によって示される「Private Calling」に変更する。同様に、管理部53は、呼出端末の端末10の通信状態を、変更前状態情報によって示される「None」から、変更後状態情報によって示される「Private Ringing」に変更する。また、ステップS76の処理の一環として、管理部53は、端末管理テーブルにおいて、開始要求元の端末10aaおよび宛先の呼出端末の各通信IDに関連付けられている稼働状態を、それぞれ「ONライン(通信中)」に変更する。
続いて、管理システム50のセッション制御部58は、開始要求元の端末10aaと、宛先の端末10との間でコンテンツデータを中継する中継装置30を選択する(ステップS79)。本実施形態では、セッション制御部58によって中継装置30aが選択された場合について説明する。
続いて、送受信部51は、通信ネットワーク2を介して、開始要求元の端末10aaへ、中継装置30aに接続するために用いられる中継装置接続情報を送信する(ステップS81)。この中継装置接続情報には、中継装置30aのIPアドレス「1.2.1.2」、認証情報、ポート番号等を含めることができる。
続いて、送受信部51は、開始要求元の端末10aaの通信ID「01aa」、参加制限を伴う通信の開始要求を示す管理情報「Private Invite」と、開始要求情報と、中継装置30aに接続するために用いられる上記の中継装置接続情報と、を宛先の端末10へ送信する(ステップS82)。
開始要求情報を受信した宛先の端末10は、開始の許可を示す管理情報「Accept」を、管理システム50を介して開始要求元の端末10aaへ送信する。開始の許可が受け付けられた後、開始要求元および宛先の各端末10は、コンテンツデータの中継を要求するための管理情報「Join」を管理システム50へ送信する。管理システム50の送受信部51で管理情報「Join」が受信されると、セッション制御部58は、開始要求元及び宛先の各端末10の間のコンテンツデータ用セッションsedを確立させるための制御を行う。
管理システム50の管理部53は、端末10から管理情報が受信される度に、受信された管理情報に基づいて、端末管理テーブル(図7(B)参照)で管理されている開始要求元及び宛先の各端末10の通信状態を更新する。上記の端末10の稼働状態及び通信状態を管理する方法は、ステップS76の処理と同様であるので説明を省略する。なお、図9(B)の状態遷移規則に従って、管理部53が通信状態を更新することで、コンテンツデータ用セッションsedが確立されたときに、端末管理テーブルにおいて、開始要求元及び宛先の各端末10の各通信状態として、「Private Busy」が管理されることになる。
続いて、端末10aaが、レセプションアプリ1032を用いて、コールセンターとの通信の開始要求をしたときに、コールセンターを構成するすべての端末10が通信中であって、通信を開始できない場合について図13を用いて説明する。図13は、待機の状況を通知する処理を示したフロー図である。
コールセンターを構成するすべての端末10が通信中である場合、管理システム50の記憶・読出部59は、待機情報管理テーブル(図8(D)参照)において、宛先の通信ID「01xx」、開始要求元の端末10aaの通信ID「01aa」、及び、管理システム50が開始要求を受け付けた受付時刻を関連付けたレコードを追加する(ステップS101)。
レコードが追加された後、記憶・読出部59は、待機情報管理テーブル(図8(D)参照)において、宛先の通信ID「01xx」に関連付けられている各待機端末の通信ID及び受付時刻を読み出す(ステップS102)。また、記憶・読出部59は、ステップS102で読み出された各待機端末の通信IDを検索キーとして、端末管理テーブル(図7(B)参照)を検索し、対応する各宛先名(端末名)を読み出す(ステップS103)。更に、記憶・読出部59は、宛先の通信ID「01xx」を検索キーとして、グループ情報管理テーブル(図8(C)参照)を検索し、対応する構成端末の通信IDを読み出す(ステップS104)。
続いて、送受信部51は、ステップS104で読み出された通信IDに対応する各構成端末へ、ステップS102で読み出された待機端末毎に、待機端末の通信ID、管理システム50が開始要求を受け付けた受付時刻、ステップS103で読み出された待機端末の宛先名を含む待機情報を送信する(ステップS105−1,2,…)。構成端末(端末10)の送受信部11が待機情報を受信すると、表示制御部24は、ディスプレイ120の会議画面に、待機情報に含まれる待機端末の宛先名を、受付時刻の順番に表示する(ステップS106)。なお、図14は、ステップS106におけるディスプレイ120dbの表示例を示す図である。構成端末の端末10の表示制御部24は、現在の通話相手側の端末10が撮像した映像500に加えて、待機情報に基づいて待機端末を示すメッセージ511を出力する。これにより、コールセンターの構成端末(端末10)側では、待機の状況を把握することができる。
続いて、構成端末の一つである端末10dbが通信を終了する場合、端末10dbの送受信部21は、通信の終了を示す管理情報「Leave」を管理システム50へ送信する(ステップS107)。管理情報「Leave」を受信した管理システム50では、セッション制御部58が、端末10dbと現在の通信相手の端末10との間のコンテンツデータ用セッションsedを終了させる制御を実行する。また、管理部53は、端末管理テーブルにおいて管理されている、端末10dbの稼働状態を「ONライン(通信中)」から「ONライン(通信可能)」に、通信状態を、「Private Busy」から「None」に更新する(図9(B)参照)(ステップS108)。稼働状態の更新に応じて、端末10dbは、待機端末に対する新たな呼出端末としてセッション制御部58によって決定される。呼出端末が決定すると、管理システム50のセッション制御部58は、待機端末(端末10)と呼出端末(端末10db)との間のコンテンツデータ用セッションを確立するための制御を行う(ステップS76〜S82参照)。
待機端末(端末10)と呼出端末(端末10db)との間のコンテンツデータ用セッションsedが確立されると、記憶・読出部59は、待機情報管理テーブル(図8(D)参照)において、呼出端末(端末10db)との間の通信を開始した待機端末(端末10)の通信IDが含まれているレコードを削除する(ステップS109)。ステップS109の処理が完了した後、管理システム50は、ステップS102以降の処理を繰り返し実行しても良い。これにより、管理システム50は更新された待機情報を構成端末(端末10)へ通知することができる。
<<実施形態の補足>>
上記各実施の形態における管理システム50、及びプログラム提供システム90は、単一のコンピュータによって構築されてもよいし、各部(機能又は手段)を分割して任意に割り当てられた複数のコンピュータによって構築されていてもよい。また、プログラム提供システム90が単一のコンピュータによって構築されている場合には、プログラム提供システム90によって送信されるプログラムは、複数のモジュールに分けて送信されるようにしてもよいし、分けないで送信されるようにしてもよい。更に、プログラム提供システム90が複数のコンピュータによって構築されている場合には、複数のモジュールが分けられた状態で、各コンピュータから送信されるようにしてもよい。
また、上記通信システム1の端末用プログラム、中継装置用プログラム、及び通信管理用プログラムが記憶された記録媒体、並びに、これらプログラムが記憶されたHD204、及びこのHD204を備えたプログラム提供システム90は、いずれもプログラム製品(Program Product)として、国内又は国外へ、上記端末用プログラム、中継装置用プログラム、及び通信管理用プログラムがユーザ等に提供される場合に用いられる。
更に、上記通信システム1では、図7(B)に示されている端末管理テーブルにおいて端末のIPアドレスを管理することとしたが、これに限るものではなく、通信ネットワーク2上で端末10を特定するための端末特定情報であれば、それぞれのFQDN(Fully Qualified Domain Name)を管理してもよい。この場合、周知のDNS(Domain Name System)サーバによって、FQDNに対応するIPアドレスが取得されることになる。
通信システム1において、「テレビ会議」は、「ビデオ会議」と置き換え可能な用語として用いられている。
また、上記通信システム1では、通信システム1の一例として、テレビ会議システムの場合について説明したが、これに限るものではなく、カーナビゲーションシステムであってもよい。この場合、例えば、端末10の一方が自動車に搭載されたカーナビゲーション装置に相当し、端末10の他方が、カーナビゲーションを管理する管理センターの管理端末若しくは管理サーバ、又は他の自動車に搭載されているカーナビゲーション装置に相当する。
更に、通信システム1は、音会議システム、又はPC(Personal Computer)画面共有システムであっても良い。また、通信システム1は、IP(Internet Protocol)電話や、インターネット電話、携帯電話の通信システムであってもよい。この場合、例えば、端末10は携帯電話機などの電話機に相当する。
また、コンテンツデータは、脈拍音、鼓動等の体内で発生する音データ、心電図の波形、体温の変化を示す画像データあるいは座標データ等の体内の情報を示すデータであっても良い。これにより、上記実施形態の通信システム1を遠隔医療システムとして用いることもできる。
また、上記実施形態では、コンテンツデータの一例として、画像データ及び音データについて説明したが、これに限るものではなく、触覚(touch)データであってもよい。この場合、一方の端末側でユーザが接触した感覚が、他方の端末側に伝達される。更に、コンテンツデータは、嗅覚(smell)データであってもよい。この場合、一方の端末側の匂い(臭い)が、他の端末側に伝達される。また、コンテンツデータは、画像データ、音データ、触覚データ、及び嗅覚データのうち、少なくとも1つのデータであればよい。
なお、各端末10は、複数の事業所間での通話や、同じ事業所内の異なる部屋間での通話だけでなく、同じ部屋内での通話や、屋外と屋内又は屋外と屋外での通話で使われてもよい。各端末10が屋外で使われる場合には、携帯電話通信網等の無線による通信が行われる。また、上記実施形態では、通信システム1によってテレビ会議をする場合について説明したが、これに限るものではなく、打ち合わせ、家族間や友人間等の一般的な会話、又は、一方向での情報の提示に使用されても構わない。
<<<応用例>>>
続いて、本発明の他の一実施形態に係る通信システム1’について、通信システム1と異なる点を説明する。
<<通信システム1’の全体構成>>
まず、図15を用いて、通信システム1’の全体構成について説明する。図15は、一実施形態に係る通信システム1’の概略図である。通信システム1’において、地域X及び地域Yの各端末(10aa,10ab,…,10ba,10bb,…,10ca,10cb,…)は、それぞれ、画像読取装置(80’aa,80’ab,…,80’ba,80’bb,…,80’ca,80’cb,…)に接続されている。以下では、複数の画像読取装置(80’aa,80’ab,…,80’ba,80’bb,…,80’ca,80’cb,…)のうち任意の画像読取装置は「画像読取装置80’」と表されている。
<<実施形態のハードウェア構成>>
続いて、画像読取装置80’のハードウェア構成について説明する。図16は、画像読取装置80’のハードウェア構成図である。図16に示すように、画像読取装置80’は、CPU801、ROM802、RAM803、画像処理回路804、スキャナ部805、バスライン810、および、外部機器接続I/F818を備えている。
CPU801は、画像読取装置80’全体の動作を制御するプロセッサである。ROM802は、CPU801の駆動に用いられるプログラムを記憶する。RAM803は、CPU101のワークエリアとして使用される。画像処理回路804は、スキャナ部805によって読み取られた画像データに対する画像処理を実現する回路である。スキャナ部805は、入力される原稿を光学的に走査して画像データを生成することにより、原稿の画像データを読み取る。具体的には、スキャナ部805は、移動する原稿に読取光を照射し、その反射光をCCD(Charge Coupled Device)などの光電変換素子で光電変換することによって、当該原稿の画像を読み取る。バスライン810は、CPU801、ROM802、RAM803、画像処理回路804、スキャナ部805、及び、外部機器接続I/F818を接続し、画像データ等を転送するものである。外部機器接続I/F818は、ケーブル通信あるいは無線通信により、端末10との間で画像データ等の情報を入出力するためのインターフェースである。
<<実施形態の機能構成>>
続いて、通信システム1’の管理システム50’の機能構成について説明する。図17(A)は、一実施形態に係る通信システム1’を構成する管理システム50’の機能ブロック図である。コールセンターに対する通信の開始要求元の各端末10は会社の受付に設置されていることを想定し、以下、開始要求元の端末10のユーザを「訪問者」と記載する。
(認証管理テーブル)
管理システム50’の記憶部5000には、認証管理テーブル及び訪問者管理テーブルによって、認証管理DB5001が構築されている。認証管理テーブルは、管理システム50における認証管理テーブルと同様であるので説明を省略する。
図18は、訪問者管理テーブルを示す概念図である。訪問者管理テーブルでは、訪問者の訪問者ID毎に、名刺情報、会社名、訪問者名、補足情報が関連付けられて管理されている。なお、訪問者IDは、訪問者を識別するための識別情報である。名刺情報は、訪問者の名刺の画像情報である。会社名は、訪問者の名刺から読み取られた訪問者の属する会社名である。訪問者名は、訪問者の名刺から読み取られた訪問者の名前である。補足情報は、訪問者に関連する関連情報である。
<管理システムの機能構成>
図17(A)に示されているように、管理システム50’は、解析部60を有している点で、管理システム50と異なる。解析部60は、CPU201からの命令によって実行され、名刺の画像情報を解析する。これにより、解析部60は、名刺の画像情報から、会社名、訪問者名等を抽出することができる。
<画像読取装置の機能構成>
続いて、画像読取装置80’の機能構成について説明する。図17(B)は、一実施形態に係る通信システム1’を構成する画像読取装置80’の機能ブロック図である。画像読取装置80’は、送受信部81、情報読取部82、制御部83、及び、記憶・読出部89を備えている。また、画像読取装置80’は、ROM802、RAM803によって構築される記憶部8000を有している。
送受信部81は、CPU801からの命令、及び外部機器接続I/F818によって実現され、ケーブル通信あるいは無線通信により、端末10と各種データ(または情報)の送受信を行う。
情報読取部82は、CPU801からの命令に基づいてスキャナ部805が動作することにより実現され、スキャナ部805の読取部に置かれた原稿(名刺)を読み取ることにより、画像データを出力する。
制御部83は、CPU801及び画像処理回路804によって実現され、画像読取装置80’全体の動作を制御する。
<<<実施形態の処理及び動作>>>
続いて、図19を用いて、通信システム1’の処理及び動作の概要について説明する。図19は、通信システムにおけるコンテンツデータ及び各種管理情報の送受信の状態を示した概念図である。
通信の開始要求元の端末10aaには、画像読取装置80’aaが接続されている。画像読取装置80’aaは、端末10aaのユーザである訪問者の名刺の画像を読み取り、名刺の画像データを出力する。出力された名刺の画像データ(通信端末の利用者情報の一例)は、端末10aaの送受信部21(入力手段の一例)に入力される。端末10aaの送受信部21(利用者情報送信手段の一例)は、名刺の画像データを含む名刺情報を、管理システム50’へ送信する。管理システム50’(情報送信システムの一例)の送受信部51(利用者情報受信手段)は、通信の開始要求元の端末10aaにおいて入力された名刺の画像データを含む名刺情報を受信する。また、管理システム50’の送受信部51(利用者情報送信手段の一例)は、開始要求元の端末10aaが、コールセンターの端末(10da,10db…)(所定の宛先の通信端末の一例)に接続する前に、コールセンターの端末10へ、名刺情報を送信する。これにより、着信側では、名刺情報に基づいて着信前に、開始要求元のユーザを特定することができるので、必要な資料を準備したり、応答可能な担当者に応答を依頼するなど、着信の準備をすることができるようになる。
管理システム50’の認証管理DB5001(関連情報管理手段の一例)の訪問者管理テーブルは、端末10aaのユーザである訪問者名(通信端末の利用者の一例)毎に、訪問者に関連する補足情報(関連情報の一例)を管理する。管理システム50’の解析部60(特定手段の一例)は、上記の名刺情報に含まれる画像データを解析することにより、訪問者名を特定する。送受信部51は、解析部60によって特定された訪問者名に関連付けられて、訪問者管理テーブルにおいて管理されている補足情報を、コールセンターの端末10へ送信する。これにより、着信側では、着信前に、訪問者の補足情報を把握できるので、着信の準備をし易くなる。
管理システム50’の送受信部51(関連情報受付手段の一例)は、端末10aaとコールセンターの端末10との間の通信が開始されてから、端末10aaのユーザである訪問者の補足情報を受信することにより受け付ける。認証管理DB5001の訪問者管理テーブルは、端末10aaのユーザ名、すなわち訪問者名に関連付けて、送受信部51によって受け付けられた補足情報を管理する。これにより、訪問者管理テーブルでは、端末10aaのユーザとコールセンターのオペレータとの間の通話内容に基づく補足情報を管理できるようになる。また、このユーザが再びコールセンターに対して通話要求するときに、コールセンター側では、先の通話内容に基づく補足情報を着信前に確認できるようになる。
端末10aaが通信の開始要求をするときに、コールセンターの端末10は、他の端末10との間で通信中であっても良い。この場合、着信側では、他の端末10との通信中に新たな通信の開始要求元を特定できるようになるので、他の端末10との間の通信を継続するか、或いは、中断するかの判断材料が得られる。
コールセンターの端末10の送受信部11(利用者情報受信手段の一例)は、管理システム50’によって送信された名刺情報を受信する。端末10の表示制御部24(表示制御手段の一例)は、名刺情報に基づく画像の表示を制御する。端末10の操作入力受付部12(選択受付手段の一例)は、表示された画像に基づいて、新たな通信相手の選択を受け付ける。端末10の送受信部11(送信手段の一例)は、選択された通信相手を示す情報を管理システム50’へ送信する。これにより、コールセンターの端末10では、管理システム50’から送信された名刺情報に基づいて、新たな通信相手を選択できるようになる。
続いて、通信システム1’を構成する各システム、端末、及び装置の処理及び動作について詳細に説明する。まず、図20を用いて、端末10aaが、通信の開始を要求する処理について説明する。図20は、通信の開始を要求する処理を示したシーケンス図である。
端末10aaのユーザによる操作ボタン(108a〜108e)の操作に応じて、端末10aaの操作入力受付部12は、レセプションアプリ1032の起動要求を受け付ける(ステップS61)。
続いて、装置制御部1050の操作入力受付部12は、レセプションアプリ1032によって実現される起動部22に対して、起動を命令することで、レセプションアプリ1032に対応する通話制御部1060を起動させる(ステップS62)。なお、これよりも前は、装置制御部1050による処理であったが、これ以降は、レセプションアプリ1032が起動することによって実現される通話制御部1060による処理となる。
続いて、通話制御部1060の表示制御部24は、コールセンターとの通信の開始を受け付けるための受け付け画面をディスプレイ120aaに表示させる。図21は受付画面を示す図である。この画面140には、訪問者の名刺を画像読取装置80’の読取部に置くことを促すメッセージ143’、及び、通信の開始を受け付けるためのボタン144が表示されている。
端末10aaのユーザが、名刺を読取部に置いてから、画面140におけるボタン144を押下すると、機能実行部25は、通信の開始要求を受け付ける(ステップS71’−1)。続いて、端末10aaの送受信部21は、画像読取装置80’aaへ、画像読取要求を送信する(ステップS71’−2)。画像読取要求が画像読取装置80’aaの送受信部81で受信されると、情報読取部82は、読取部に置かれた名刺の画像を読み取る(ステップS71’−3)。読み取られた画像の画像データは、送受信部81によって端末10aaへ送信される(ステップS71’−4)。送信された画像データは、端末10aaの送受信部21によって受信されることにより、端末10aaに入力される。
続いて、端末10aaの送受信部21は、開始要求元の端末10aaの通信ID「01aa」、宛先候補の通信ID「01xx」、ステップS71’−4において入力された画像データを含む名刺情報、および、管理情報「Private Invite」が含まれる開始要求情報を、開始要求元の端末10aaのIPアドレスとともに管理システム50’へ送信する(ステップS72’)。なお、宛先候補の通信ID「01xx」は、宛先としてのコールセンターを示す通信IDであって、レセプションアプリ1032に基づく送受信部21の処理によって自動的に選択されたものである。また、管理情報「Private Invite」は、参加制限を伴う通信の開始要求を示す情報であって、レセプションアプリ1032に基づく送受信部21の処理によって自動的に選択されたものである。
開始要求情報を受信した管理システム50’では、開始要求情報に含まれる名刺情報に基づいて訪問者を管理する(ステップS73’)。ステップS73’の処理について、図22を用いて詳細に説明する。図22は、訪問者を管理する処理を示したフロー図である。
まず、解析部60は、名刺情報に含まれる画像データを解析して、名刺に記載されている訪問者名、会社名等の文字情報、及び、顔写真等の画像情報を抽出する(ステップS73’−1)。画像データを解析する方法としては、特に限定されないが、OCR(Optical Character Reader)において用いられる公知の画像解析方法が挙げられる。続いて、記憶・読出部59は、抽出された訪問者名を検索キーとして、認証管理DB5001の訪問者管理テーブル(図18参照)を検索する(ステップS73’−2)。
続いて、管理部53は、ステップS73’−2の検索結果に基づいて、名刺情報から抽出された訪問者名が、訪問者管理テーブルにおいて管理されているか否かを判断する(ステップS73’−3)。ステップS73’−3において訪問者名が管理されていると判断された場合(ステップS73’−3のYES)、記憶・読出部59は、名刺情報から抽出された訪問者名を検索キーとして訪問者管理テーブルを検索し、対応する補足情報を読み出す(ステップS73’−4)。
一方、ステップS73’−3において訪問者名が管理されていないと判断された場合(ステップS73’−3のNO)、管理部53は、訪問者を識別する訪問者IDを生成する。続いて、記憶・読出部59は、生成された訪問者ID、名刺情報から抽出された顔写真の画像情報、会社名、訪問者名が関連付けられたレコードを訪問者管理テーブルに追加する(ステップS73’−5)。
上記の処理が完了してから、管理システム50’は、管理システム50によるステップS75乃至S82と同様の処理により、開始要求元の端末10aaとコールセンターの呼出端末との間のコンテンツデータ用セッションを確立させる。ただし、管理システム50’は、開始要求情報を送信するときに、端末10aaのユーザである訪問者の訪問者IDを呼出端末へ送信する(ステップS82’)。この訪問者IDは、後述の処理で、コールセンターの端末10から管理システム50’へ訪問者の補足情報を送信するときに用いられる。
続いて、端末10aaが、レセプションアプリ1032を用いて、コールセンターとの通信の開始要求をしたときに、コールセンターを構成するすべての端末10が通信中であって、通信を開始できない場合の処理について、図23を用いて説明する。図23は、待機の状況を通知する処理を示したフロー図である。
コールセンターを構成するすべての端末10が通信中である場合、通信の開始を待機する待機端末としての端末10aaの通信IDを検索キーとして、端末管理テーブル(図7(B)参照)を検索し、対応する各宛先名(端末名)を読み出す(ステップS103’)。更に、記憶・読出部59は、宛先の通信ID「01xx」を検索キーとして、グループ情報管理テーブル(図8(C)参照)を検索し、対応する構成端末の通信IDを読み出す(ステップS104’)。
続いて、送受信部51は、ステップS104’で読み出された通信IDに対応する各構成端末へ、端末10aaの通信ID、管理システム50’が開始要求を受け付けた受付時刻、ステップS103’で読み出された宛先名、ステップS72’で端末10aaから送信された名刺情報、及び、ステップS73’−4で待機端末の補足情報が読み出された場合には、その補足情報を含む待機情報を送信する(ステップS105’−1,2,…)。なお、ステップS105’−1等で送信する名刺情報は、ステップS72’で端末10から送信された名刺情報、すなわち名刺の画像情報であっても、ステップS73’−1で解析部60によって抽出された、名刺に記載されている訪問者名、会社名等の文字情報、及び、顔写真等の画像情報であっても良い。
構成端末(ここでは、端末10dbとする)の送受信部11が待機情報を受信すると、表示制御部24は、ディスプレイ120の会議画面に、待機情報に含まれる待機端末の宛先名、及び、名刺情報を、受付時刻の順番に表示する(ステップS106’−1)。なお、図24は、ステップS106’−1におけるディスプレイ120dbの表示例を示す図である。構成端末の端末10の表示制御部13は、現在の通話相手の端末10が撮像した映像500に加えて、待機情報に基づいて待機端末毎にメッセージ(511aa,511ag)を出力する。待機端末を示すメッセージには、上記の名刺情報、及び、メモとして補足情報が含まれている。これにより、コールセンターの構成端末側では、待機端末の状況を把握できるだけでなく、名刺情報に基づいて訪問者を特定できるようになる。
続いて、端末10dbが現在の通信を終了して、新たに端末10aaとの通信を開始する場合、端末10dbの利用者であるオペレータは、ディスプレイ120db上の端末10aaに対応するメッセージ511aaを選択する。これにより、操作入力受付部12は、自端末10dbに対する新たな通信相手として、端末10aaの選択を受け付ける(ステップS106’−2)。なお、端末10dbのユーザであるオペレータは、新たな通信相手として、待機時間が長い待機端末を選択しても良いし、訪問者の応対が可能であるか否かに基づいて待機端末を選択しても良い。
続いて、表示制御部24は、ディスプレイ120dbに、現在の通話相手である訪問者の補足情報の入力を受け付ける画面を表示させる。図25は、ディスプレイの表示例を示す図である。例えば、端末10dbが公知の設備予約システムと連携している場合には、オペレータは、訪問者との次の面会で利用する応接室をその場で予約して、予約内容を入力欄145に入力することができる。これにより、現在の通話相手との次の面会の際に、オペレータ側では補足情報に基づいて、速やかに訪問者を応接室へ案内できるようになる。入力後、端末10dbの利用者であるオペレータが、画面140におけるボタン144を押下すると、操作入力受付部12は、補足情報の入力を受け付ける(ステップS106’−3)。
続いて、端末10dbの送受信部21は、通信の終了を示す管理情報「Leave」、及び、新たな通信相手として端末10aaの通信ID「01aa」を含む選択情報を管理システム50’へ送信する(ステップS107’)。また、ステップS107’の一環として、送受信部21は、ステップS106’−3で入力された現在の通話相手に係る補足情報、及び、ステップS82’で受信した現在の通話相手に係る訪問者IDを含む訪問者情報を、管理システム50’へ送信する。
管理情報「Leave」を受信した管理システム50’では、セッション制御部58が、端末10dbと現在の通信相手の端末10との間のコンテンツデータ用セッションsedを終了させる制御を実行する。続いて、管理部53は、端末管理テーブルにおいて管理されている、端末10dbの稼働状態を「ONライン(通信中)」から「ONライン(通信可能)」に、通信状態を、「Private Busy」から「None」に更新する(図9(B)参照)。通信状態の更新に応じて、端末10dbは、待機端末に対する新たな呼出端末となる。セッション制御部58は、上記の選択情報に基づいて、端末10dbを、待機端末(端末10aa)に対する呼出端末に決定する(ステップS75)。呼出端末が決定すると、管理システム50’のセッション制御部58は、端末10aaと呼出端末(端末10db)との間のコンテンツデータ用セッションsedを確立するための制御を行う(ステップS76〜S82)。なお、管理システム50の送受信部51は、ステップS104で読み出された各構成端末へ、ステップS107’において送られてきた選択情報を送信しても良い。これにより、各構成端末では、選択情報によって示される端末10aaに係るメッセージを会議画面から削除することができる。
続いて、記憶・読出部59は、認証管理DB5001の訪問者管理テーブル(図18参照)において、上記の訪問者情報に含まれる訪問者IDが記録されたレコードにおける補足情報のフィールドに、上記の訪問者情報に含まれる補足情報を記録する(ステップS110’)。これにより、訪問者が、次にコールセンターとの通話を開始するときに、補足情報が、着信側のオペレータに通知されることになる(ステップS105’−1等参照)。
特開2012−191598号公報 特開2005−064860号公報
10 端末
11 送受信部
12 操作入力受付部
13 表示制御部
19 記憶・読出部
21 送受信部
22 起動部
24 表示制御部
25 機能実行部
29 記憶・読出部
30 中継装置
50 管理システム
51 送受信部
52 認証部
53 管理部
58 セッション制御部
59 記憶・読出部
60 解析部
80’ 画像読取装置
5000 記憶部
5001 認証管理DB
5002 端末管理DB
5009 状態変更管理DB
5010 グループ情報管理DB
5012 待機情報管理DB

Claims (10)

  1. 通信の開始要求元の通信端末において入力された該通信端末の利用者情報を受信する利用者情報受信手段と、
    前記開始要求元の通信端末と接続していない所定の宛先の通信端末へ、前記利用者情報を送信する利用者情報送信手段と、
    を有することを特徴とする情報送信システム。
  2. 前記通信端末の利用者毎に、該利用者に関連する関連情報を管理する関連情報管理手段と、
    前記利用者情報に基づいて前記開始要求元の通信端末の利用者を特定する特定手段と、を有しており、
    前記利用者情報送信手段は、前記特定手段によって特定された前記利用者に関連付けられて、前記関連情報管理手段において管理されている前記関連情報を、前記所定の宛先の通信端末へ送信することを特徴とする請求項1に記載の情報送信システム。
  3. 前記開始要求元の通信端末及び前記所定の宛先の通信端末の間の通信が開始されてから、前記開始要求元の通信端末の利用者の関連情報を受け付ける関連情報受付手段を有しており、
    前記関連情報管理手段は、前記開始要求元の通信端末の利用者に関連付けて、前記関連情報受付手段によって受け付けられた前記関連情報を管理することを特徴とする請求項2に記載の情報送信システム。
  4. 前記所定の宛先の通信端末は、他の通信端末との間で通信中の通信端末であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の情報送信システム。
  5. 画像読取装置において読み取られた当該通信端末の利用者情報を入力する入力手段と、
    請求項1乃至4のいずれか一項に記載の情報送信システムへ、前記利用者情報を送信する利用者情報送信手段と、
    を有することを特徴とする通信端末。
  6. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の情報送信システムによって送信された前記利用者情報を受信する利用者情報受信手段と、
    前記利用者情報に基づく画像の表示を制御する表示制御手段と、
    前記表示に基づいて、新たな通信相手の選択を受け付ける選択受付手段と、
    選択された通信相手を示す情報を前記情報送信システムへ送信する送信手段と、
    を有することを特徴とする通信端末。
  7. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の情報送信システムと、
    前記通信端末と、
    を有することを特徴とする通信システム。
  8. 通信端末へ情報を送信する情報送信システムに、
    通信の開始要求元の通信端末において入力された該通信端末の利用者情報を受信する処理と、
    前記開始要求元の通信端末と接続していない所定の宛先の通信端末へ、前記利用者情報を送信する処理と、
    を、実行させることを特徴とする情報送信方法。
  9. 前記情報送信システムに、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の各手段を実現させることを特徴とするプログラム。
  10. 前記通信端末に、請求項5に記載の各手段を実現させることを特徴とするプログラム。
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