JP2016072970A - 伝送管理装置、通信端末、通信システム、伝送方法、及びプログラム - Google Patents

伝送管理装置、通信端末、通信システム、伝送方法、及びプログラム Download PDF

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Takuya Imai
拓也 今井
健一郎 森田
Kenichiro Morita
健一郎 森田
翔 永峯
Sho Nagamine
翔 永峯
英樹 城
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英樹 城
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Abstract

【課題】 個々の通信端末が個々のサービスを利用して通信する場合、サービス毎に機能をカスタマイズすることが可能となるので、通信端末間のコンテンツデータの伝送を管理することが困難になる。
【解決手段】 伝送管理DB5007は、一方の端末10側のサービスID、及び他方の端末10側のサービスIDに関連付けて、一方の端末10へ伝送するコンテンツデータを示すコンテンツ情報を管理する。セッション制御部58は、セッションが確立されてから、一方の端末10側のサービスID、及び他方の端末10側のサービスIDに関連付けられて伝送管理DB5007において管理されているコンテンツ情報によって示されるコンテンツデータが、他方の端末10から一方の端末10へ伝送されるように制御する。
【選択図】図6

Description

本発明は、伝送管理装置、通信端末、通信システム、伝送方法、及びプログラムに関する。
近年、当事者の移動の経費や時間を削減する要請等に伴い、インターネットや専用線等の通信ネットワークを介して通信するための通信システムが普及している。このような通信システムでは、複数の通信端末の間で通信を開始すると、画像データ及び音データ等のコンテンツデータの送受信が行われる(特許文献1参照)。これにより、通信システムは、通話、テレビ会議、講演、受付、お客様サポート、遠隔医療、或いは遠隔監視等の様々なビジュアルコミュニケーション(Visual Communication, VC)サービスを提供できる。
また、例えば、遠隔監視カメラ用のサービスや、モニタ用のサービス等の目的に応じたサービスを利用することで、通信端末を様々な目的で使用することもできる。
この場合、通信端末のそれぞれが、例えば、提供元の異なるサービスを利用しても通信端末間のコミュニケーションが可能になる等、サービスの選択の自由度は高まっている。
しかしながら、個々の通信端末が個々のサービスを利用して通信する場合、サービス毎に機能をカスタマイズすることが可能となるので、通信端末間のコンテンツデータの伝送を管理することが困難になるという課題が生じる。
請求項1に係る発明の伝送管理装置は、複数の通信端末間のコンテンツデータの伝送を管理する伝送管理装置であって、前記複数の通信端末のうち、一方の通信端末が利用するサービスの識別情報、及び他方の通信端末が利用するサービスの識別情報に関連付けて、前記一方の通信端末へ伝送するコンテンツデータを特定するための特定情報を管理する伝送管理手段と、前記複数の通信端末間で、前記コンテンツデータを伝送するためのセッションが確立されてから、前記複数の通信端末のうち、前記一方の通信端末が利用するサービスの識別情報、及び前記他方の通信端末が利用するサービスの識別情報に関連付けられて前記伝送管理手段において管理されている特定情報によって特定されるコンテンツデータが、前記他方の通信端末から前記一方の通信端末へ伝送されるように制御する伝送制御手段と、を有することを特徴とする。
本発明の伝送管理装置によると、個々の通信端末が個々のサービスを利用して通信する場合に、サービス毎に機能を任意にカスタマイズすることが可能であっても、通信端末間のコンテンツデータの伝送を管理することが容易になるという効果を奏する。
図1は、一実施形態に係る通信システムの概略図である。 図2は、一実施形態に係る端末の外観図である。 図3は、一実施形態に係る端末のハードウェア構成図である。 図4は、一実施形態に係る管理システム、中継装置、プログラム提供システム、又はメンテナンスシステムのハードウェア構成図である。 図5は、一実施形態に係る端末のソフトウェア構成図である。 図6は、一実施形態に係る通信システムを構成する各端末及び管理システムの機能ブロック図である。 図7は、管理システムにおいて管理される各テーブルを示す概念図である。 図8は、管理システムにおいて管理される各テーブルを示す概念図である。 図9は、端末間で通話を開始する準備段階の処理を示したシーケンス図である。 図10は、アプリリストの画面例を示した図である。 図11は、サービス利用申請処理を示したシーケンス図である。 図12は、サービス利用申請処理を示したシーケンス図である。 図13は、コンテンツデータの取得を要求する処理を示したシーケンス図である。 図14は、コンテンツデータの伝送の可否を判断する処理を示したフロー図である。 図15は、通信システムを構成する各端末の機能ブロック図である。 図16は、コンテンツデータの取得を要求する処理を示したシーケンス図である。 図17は、コンテンツデータの伝送の可否を判断する処理を示したフロー図である。 図18は、通信システムを構成する各端末の機能ブロック図である。 図19は、コンテンツデータの取得を要求する処理を示したシーケンス図である。
以下、図面を用いて、本発明の一実施形態を詳細に説明する。なお、以下では、「通信端末」は単に「端末」として表され、「通信管理システム」は単に「管理システム」として表されている。
<<通信システム1の全体構成>>
図1は、本発明の一実施形態に係る通信システムの概略図である。図1に示されているように、通信システム1は、複数の端末(10aa,10ab,…)、各端末(10aa,10ab,…)用のディスプレイ(120aa,120ab,…)、複数の中継装置(30a,30b,30c,30d,30e)、管理システム50、プログラム提供システム90、及びメンテナンスシステム100によって構築されている。この通信システム1によって、コンテンツデータの一例としての画像データ及び音データの通信が行われることで、遠隔地間のテレビ会議等を実現することができる。なお、複数のルータ(70a,70b,70c,70d,70ab)は、コンテンツデータの最適な経路の選択を行う。
端末(10aa,10ab,10ac,・・・)、中継装置30a、及びルータ70aは、LAN2aによって通信可能に接続されている。端末(10ba,10bb,10bc,・・・)、中継装置30b、及びルータ70bは、LAN2bによって通信可能に接続されている。また、LAN2a及びLAN2bは、ルータ70abが含まれた専用線2abによって通信可能に接続されている。更に、LAN2a、LAN2b、及び専用線2abは、所定の地域X内で構築されている。なお、各装置は、必ずしも専用線によって接続されている必要はなく、例えば直接インターネット2iに接続されていてもよい。
端末(10ca,10cb,10cc,・・・)、中継装置30c、及びルータ70cは、LAN2cによって通信可能に接続されている。LAN2cは、所定の地域Y内で構築されている。
端末(10da,10db,10dc,・・・)、中継装置30d、及びルータ70dは、LAN2dによって通信可能に接続されている。LAN2dは、所定の地域Z内で構築されている。地域X、地域Y、及び地域Zは、同一国内であっても、異なる国であっても良い。
地域X、地域Y、及び地域Zは、それぞれルータ(70ab,70c,70d)からインターネット2iを介して通信可能に接続されている。なお、地域Zには、コールセンターが設けられている。各端末10は、コールセンターの端末(10da,10db,10dc,・・・)と接続することで、レセプションサービスを受けることができる。
なお、以下では、複数の端末(10aa,10ab,…)のうち任意の端末は、「端末10」と表され、複数のディスプレイ(120aa,120ab,…)のうち任意のディスプレイは「ディスプレイ120」と表され、複数の中継装置(30a,30b,30c,30d,30e)のうち任意の中継装置は「中継装置30」と表されている。また、ルータ(70a,70b,70c,70d,70ab)のうち任意のルータは、「ルータ70」と表されている。
また、管理システム50、プログラム提供システム90、及びメンテナンスシステム100は、インターネット2iに接続されている。なお、管理システム50、プログラム提供システム90、及びメンテナンスシステム100は、地域(X,Y,Z)に設置されていても良いし、これら以外の地域に設置されていても良い。
また、本実施形態では、LAN(2a,2b,2c,2d)、専用線2ab、及びインターネット2iによって、本実施形態の通信ネットワーク2が構築されている。この通信ネットワーク2には、有線だけでなく、WiFi(Wireless Fidelity)やBluetooth(登録商標)、携帯電話網等の無線による通信が行われる箇所があってもよい。
また、図1において、各端末10、各中継装置30、管理システム50、各ルータ70、プログラム提供システム90、及びメンテナンスシステム100の下に示されている4組の数字は、一般的なIPv4におけるIPアドレスを簡易的に示している。また、IPv4ではなく、IPv6を用いてもよいが、説明を簡略化するため、IPv4を用いて説明している。
また、各端末10は、後述のアプリケーションが起動されると、音データ又は画像データを含むコンテンツデータの送受信により、ユーザ間の通話を可能にする。更に、端末10は、所定の通信方式(通話の宛先と接続又は切断をするための呼制御方式、及び通話データをIPパケット化するための符号化方式)を利用して、通話データの送受信を行う。なお、以下、「アプリケーション」は「アプリ」と省略して説明する。
また、上述の呼制御方式としては、(1)SIP(Session Initiation Protocol)、(2)H.323、(3)SIPを拡張したプロトコル、(4)インスタントメッセンジャーのプロトコル、(5)SIPのMESSAGEメソッドを利用したプロトコル、(6)インターネットリレーチャットのプロトコル(IRC(Internet Relay Chat))、(7)インスタントメッセンジャーのプロトコルを拡張したプロトコル等が挙げられる。このうち、(4)インスタントメッセンジャーのプロトコルは、例えば、(4-1)XMPP(Extensible Messaging and Presence Protocol)、又は(4-2)ICQ(登録商標)、AIM(登録商標)、若しくはSkype(登録商標)などで利用されるプロトコルである。また、(7)インスタントメッセンジャーのプロトコルを拡張したプロトコルは、例えば、Jingleである。
<<実施形態のハードウェア構成>>
次に、本実施形態のハードウェア構成を説明する。図2は、一実施形態に係る端末10の外観図である。
図2に示されているように、端末10は、筐体1100、アーム1200、及びカメラハウジング1300を備えている。このうち、筐体1100の前側壁面1110には、複数の吸気孔によって形成された吸気面が設けられており、筐体1100の後側壁面1120には、複数の排気孔が形成された排気面1121が設けられている。これにより、筐体1100に内蔵された冷却ファンの駆動によって、吸気面を介して端末10の後方の外気を取り込み、排気面1121を介して端末10の後方へ排気することができる。筐体1100の右側壁面1130に収音用孔1131が形成されていることで、後述する内蔵型のマイク114は、音声、物音、雑音等の音を収音可能となっている。
筐体1100の右側壁面1130側には、操作パネル1150が形成されている。この操作パネル1150には、後述の複数の操作ボタン(108a〜108e)、後述の電源スイッチ109、及び後述のアラームランプ119が設けられていると共に、後述の内蔵型のスピーカ115からの出力音を通すための複数の音出力孔によって形成された音出面1151が形成されている。また、筐体1100の左側壁面1140側には、アーム1200及びカメラハウジング1300を収容するための凹部としての収容部1160が形成されている。筐体1100の右側壁面1130には、後述の外部機器接続I/F118に対して電気的にケーブルを接続するための複数の接続口(1132a〜1132c)が設けられている。一方、筐体1100の左側壁面1140には、後述の外部機器接続I/F118に対して電気的にディスプレイ120用のケーブル120cを接続するための接続口が設けられている。
なお、以下では、操作ボタン(108a〜108e)のうち任意の操作ボタンを示す場合には「操作ボタン108」を用い、接続口(1132a〜1132c)のうち任意の接続口を示す場合には「接続口1132」を用いて説明する。
次に、アーム1200は、トルクヒンジ1210を介して筐体1100に取り付けられており、アーム1200が筐体1100に対して、135度のチルト角θ1の範囲で、上下方向に回転可能になっている。図2は、チルト角θ1が90度の状態を示している。
カメラハウジング1300には、後述の内蔵型のカメラ112が設けられており、ユーザ、書類、及び部屋等を撮像することができる。また、カメラハウジング1300には、トルクヒンジ1310が形成されている。カメラハウジング1300は、トルクヒンジ1310を介して、アーム1200に取り付けられている。カメラハウジング1300はアーム1200に対して、図2で示されている状態を0度として±180度のパン角θ2の範囲で、且つ、±45度のチルト角θ3の範囲で、上下左右方向に回転可能になっている。
なお、上記図2の外観図はあくまで一例であってこの外観に限定するものではない。他の例としては、端末10は、一般の汎用コンピュータあるいは携帯電話端末、プロジェクタ、電子ホワイトボード、電子看板(デジタルサイネージ)等であってもよい(図1の端末(10ac,10cc)参照)。端末10として用いるコンピュータに、マイクやカメラが備わっていない場合には、外付けのマイクおよびカメラをコンピュータに接続させることができる。また、端末10が汎用コンピュータや携帯電話端末等である場合には、無線LANや携帯電話網などによる無線通信により、端末10とインターネット2iとを接続しても良い。また、端末10として汎用コンピュータを用いる場合には、当該コンピュータに後述する端末10の処理を実行するためのアプリケーションをインストールしておくことができる。
なお、管理システム50、プログラム提供システム90、及びメンテナンスシステム100は、それぞれ一般のサーバコンピュータの外観と同じであるため、外観の説明を省略する。
図3は、一実施形態に係る端末10のハードウェア構成図である。端末10は、端末10全体の動作を制御するCPU101(Central Processing Unit)、IPL(Initial Program Loader)等のCPU101の駆動に用いられるプログラムを記憶したROM102(Read Only Memory)、CPU101のワークエリアとして使用されるRAM103(Random Access Memory)、端末10用のプログラム、画像データ、及び音データ等の各種データを記憶するフラッシュメモリ104、CPU101の制御にしたがってフラッシュメモリ104に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御するSSD105(Solid State Drive)、フラッシュメモリやICカード(Integrated Circuit Card)等の記録メディア106に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御するメディアI/F107、端末10の宛先を選択する場合などに操作される操作ボタン108、端末10の電源のON/OFFを切り換えるための電源スイッチ109、通信ネットワーク2を利用してデータ伝送をするためのネットワークI/F111(Interface)を備えている。
また、端末10は、CPU101の制御に従って被写体を撮像して画像データを得る内蔵型のカメラ112、このカメラ112の駆動を制御する撮像素子I/F113、音を入力する内蔵型のマイク114、音を出力する内蔵型のスピーカ115、CPU101の制御に従ってマイク114及びスピーカ115との間で音信号の入出力を処理する音入出力I/F116、CPU101の制御に従って外付けのディスプレイ120に画像データを伝送するディスプレイI/F117、各種の外部機器を接続するための外部機器接続I/F118、端末10の各種機能の異常を知らせるアラームランプ119、及び上記各構成要素を図3に示されているように電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等のバスライン110を備えている。
ディスプレイ120は、被写体の画像等を表示する表示部である。ディスプレイ120の一例として液晶や有機EL(Organic Electroluminescence)が挙げられる。また、ディスプレイ120は、ケーブル120cによってディスプレイI/F117に接続される。このケーブル120cは、アナログRGB(VGA)信号用のケーブルであってもよいし、コンポーネントビデオ用のケーブルであってもよいし、HDMI(登録商標)(High-Definition Multimedia Interface)やDVI(Digital Video Interactive)信号用のケーブルであってもよい。
カメラ112は、レンズや、光を電荷に変換して被写体の画像(映像)を電子化する固体撮像素子を含み、固体撮像素子として、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)や、CCD(Charge Coupled Device)等が用いられる。
外部機器接続I/F118には、筐体1100の接続口1132に差し込まれたUSB(Universal Serial Bus)ケーブル等によって、外付けカメラ、外付けマイク、及び外付けスピーカ等の外部機器がそれぞれ電気的に接続可能である。外付けカメラが接続された場合には、CPU101の制御に従って、内蔵型のカメラ112に優先して、外付けカメラが駆動する。同じく、外付けマイクが接続された場合や、外付けスピーカが接続された場合には、CPU101の制御に従って、それぞれが内蔵型のマイク114や内蔵型のスピーカ115に優先して、外付けマイクや外付けスピーカが駆動する。
なお、記録メディア106は、端末10に対して着脱自在となっている。また、CPU101の制御にしたがってデータの読み出し又は書き込みを行う不揮発性メモリであれば、フラッシュメモリ104に限らず、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)等を用いてもよい。
図4は、一実施形態に係る管理システム50のハードウェア構成図である。管理システム50は、管理システム50全体の動作を制御するCPU201、IPL等のCPU201の駆動に用いられるプログラムを記憶したROM202、CPU201のワークエリアとして使用されるRAM203、管理システム50用のプログラム等の各種データを記憶するHD204、CPU201の制御にしたがってHD204に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御するHDD205(Hard Disk Drive)、フラッシュメモリ等の記録メディア206に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御するメディアI/F207、カーソル、メニュー、ウィンドウ、文字、又は画像などの各種情報を表示するディスプレイ208、通信ネットワーク2を利用してデータ通信するためのネットワークI/F209、文字、数値、各種指示などの入力のための複数のキーを備えたキーボード211、各種指示の選択や実行、処理対象の選択、カーソルの移動などを行うマウス212、着脱可能な記録媒体の一例としてのCD−ROM213(Compact Disc Read Only Memory)に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御するCD−ROMドライブ214、及び、上記各構成要素を図4に示されているように電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等のバスライン210を備えている。
一方、中継装置30、プログラム提供システム90、及びメンテナンスシステム100は、上記管理システム50と同様のハードウェア構成を有しているため、その説明を省略する。
図5は、一実施形態に係る端末10のソフトウェア構成図である。図5に示されているように、OS1020、テレビ会議アプリ1031、及びレセプションアプリ1032は、RAM103の作業領域1010上で動作する。OS1020、及び、これらのアプリは、端末10にインストールされている。
また、これらのうち、OS1020は、基本的な機能を提供し、端末10全体を管理する基本ソフトウェアである。テレビ会議アプリ1031は、他の端末10と接続して、テレビ会議を行うためのアプリである。レセプションアプリ1032は、コールセンターの端末10と接続して、オペレータと通話するためのアプリである。
なお、上記アプリは、一例であって、他のアプリがインストールされていてもよい。他のアプリがインストールされる場合は、プログラム提供システム90に他のアプリを保存しておき、端末10の要求に応じて他のアプリをダウンロードしてもよい。また、複数のテレビ会議アプリがインストールされる場合は、上記(1)〜(7)のように、異なるプロトコルのテレビ会議アプリがインストールされてもよい。
<<実施形態の機能構成>>
次に、本実施形態の機能構成について説明する。図6は、一実施形態に係る通信システム1の一部を構成する端末10、及び管理システム50の機能ブロック図である。なお、図6では、端末10、及び管理システム50が、通信ネットワーク2を介してデータ通信することができるように接続されている。
<端末の機能構成>
端末10は、装置制御部1050及び通話制御部1060を有している。このうち、装置制御部1050は、OS1020が実行されることによって実現される。また、通話制御部1060は、テレビ会議アプリ1031又はレセプションアプリ1032が起動されることによって実現される。
また、装置制御部1050は、送受信部11、操作入力受付部12、表示制御部13、及び記憶・読出部19を有している。これら各部は、図3に示されている各構成要素のいずれかが、フラッシュメモリ104からRAM103上に展開された起動アプリ(プログラム)に従ったCPU101からの命令によって動作することで実現される機能である。
一方、通話制御部1060は、送受信部21、起動部22、表示制御部24、機能実行部25、及び記憶・読出部29を有している。これら各部は、図3に示されている各構成要素のいずれかが、フラッシュメモリ104からRAM103上に展開されたテレビ会議アプリ1031又はレセプションアプリ1032(プログラム)に従ったCPU101からの命令によって動作することで実現される機能である。
また、端末10は、図3に示されているROM102、RAM103、フラッシュメモリ104によって構築される記憶部1000を有している。
(装置制御部の各機能構成)
次に、端末10における装置制御部1050の各機能構成について詳細に説明する。なお、以下では、端末10における装置制御部1050の各機能構成を説明するにあたって、図3に示されている各構成要素のうち、装置制御部1050の各機能構成を実現させるための主な構成要素との関係も説明する。
送受信部11は、CPU101からの命令、及びネットワークI/F111によって実現され、通信ネットワーク2を介して、通信相手の端末、各装置又はシステム等と各種データ(または情報)の送受信を行う。
操作入力受付部12は、CPU101からの命令、並びに操作ボタン(108a,108b,108c,108d,108e)及び電源スイッチ109によって実現され、ユーザによる各種入力又は各種選択を受け付ける。
表示制御部13は、CPU101からの命令、及びディスプレイI/F117によって実現され、画像をディスプレイ120において表示するための制御を行う。
記憶・読出部19は、CPU101からの命令及びSSD105によって実現され、又はCPU101からの命令によって実現され、記憶部1000に各種データを記憶したり、記憶部1000に記憶された各種データを読み出す処理を行う。
(通話制御部の各機能構成)
次に、端末10における通話制御部1060の各機能構成について詳細に説明する。なお、以下では、端末10における通話制御部1060の各機能構成を説明するにあたって、図3に示されている各構成要素のうち、通話制御部1060の各機能構成を実現させるための主な構成要素との関係も説明する。
送受信部21は、CPU101からの命令、及びネットワークI/F111によって実現され、通信ネットワーク2を介して、通信相手の端末、各装置又はシステム等と各種データ(または情報)の送受信を行う。
起動部22は、CPU101からの命令によって実現され、装置制御部1050の操作入力受付部12がユーザによるアプリの選択を受け付けた場合に、操作入力受付部12の起動要求に基づいて通話制御部1060(テレビ会議アプリ又はレセプションアプリ)の動作を起動する。
表示制御部24は、CPU101からの命令、及びディスプレイI/F117によって実現され、画面のデータをディスプレイ120に送信するための制御を行う。
機能実行部25は、CPU101からの命令、及びカメラ112、マイク114、又はスピーカ115等によって実現され、画像又は音等による通話を実現するための制御を行う。
記憶・読出部29は、CPU101からの命令及びSSD105によって実現され、又はCPU101からの命令によって実現され、記憶部1000に各種データを記憶したり、記憶部1000に記憶された各種データを読み出す処理を行う。
<管理システムの機能構成>
管理システム50は、送受信部51、認証部52、管理部53、セッション制御部58、及び記憶・読出部59を有している。これら各部は、図4に示されている各構成要素のいずれかが、HD204からRAM203上に展開された管理システム50用のプログラムに従ったCPU201からの命令によって動作することで実現される機能である。また、管理システム50は、HD204により構築される記憶部5000を有している。この記憶部5000には、アプリID毎に、アプリアイコンのデータが記憶されている。更に、記憶部5000には、以下に示すような各テーブルによって各DBが構築される。
(認証管理テーブル)
図7(A)は、認証管理テーブルを示す概念図である。記憶部5000には、図7(A)に示されているような認証管理テーブルによって認証管理DB5001が構築されている。この認証管理テーブルでは、管理システム50によって管理される全ての端末10の各通信IDに対して、認証用のパスワード、及び、端末10において利用可能なサービスを識別するためのサービスIDが関連付けられて管理される。なお、通信IDは、コンテンツデータ用セッションにおいて、通信先を特定するための情報である。通信IDとしては、特に限定されないが、例えば、端末10の識別情報、端末10のユーザのアカウント等が含まれる。以下、端末10aaの通信IDは「01aa」、端末10dbの通信IDは「01db」であるものとして説明を続ける。
(端末管理テーブル)
図7(B)は、端末管理テーブルを示す概念図である。記憶部5000には、図7(B)に示されているような端末管理テーブルによって端末管理DB5002が構築されている。この端末管理テーブルでは、各端末10の通信ID毎に、各端末10を宛先とした場合の宛先名(端末名)、各端末10の稼働状態、及び各端末10のIPアドレス、及び端末10が利用しているサービスのサービスIDが関連付けられて管理される。なお、稼働状態「OFFライン」は、管理システム50と接続していない状態を示す。稼働状態「ONライン(通信可能)」は、管理システム50と接続しているが、他の端末10と通信していない状態を示す。稼働状態「ONライン(通信中)」は、管理システム50と接続して、他の端末10と通信している状態を示す。
(アプリ利用可否管理テーブル)
図7(C)は、アプリ利用可否管理テーブルを示す概念図である。記憶部5000には、図7(C)に示されているようなアプリ利用可否管理テーブルによってアプリ利用可否管理DB5003が構築されている。このアプリ利用可否管理テーブルでは、端末10の通信ID及びこの端末10にインストールされている複数のアプリのそれぞれを識別するためのアプリID毎に、この端末10でそれぞれのアプリが利用可能(On)又は利用不可能(Off)を示す利用可否情報を関連付けて管理している。
(セッション管理テーブル)
図7(D)は、セッション管理テーブルを示す概念図である。記憶部5000には、図7(D)に示されているようなセッション管理テーブルによってセッション管理DB5005が構築されている。このセッション管理テーブルでは、端末10間でコンテンツデータが送信されるセッションを識別するためのセッションID毎に、このセッションにおいて、端末10間でコンテンツデータを中継する中継装置30の中継装置ID、このセッションに参加している端末10の通信IDが関連付けられて管理される。
(サービスリスト管理テーブル)
図8(A)は、サービスリスト管理テーブルを示す概念図である。記憶部5000には、図8(A)に示されているようなサービスリスト管理テーブルによってサービスリスト管理DB5006が構築されている。このサービスリスト管理テーブルでは、上記のサービスID、サービス名、及び、端末10側の役割が関連付けられて管理される。
(伝送管理テーブル)
図8(B)は、伝送管理テーブルを示す概念図である。記憶部5000には、図8(B)に示されているような伝送管理テーブルによって伝送管理DB5007が構築されている。この伝送管理テーブルでは、コンテンツデータの取得要求元の端末10が利用しているサービスのサービスIDと、コンテンツデータの送信元の端末10が利用しているサービスのサービスIDと、送信元から要求元への伝送が許可されるコンテンツデータを示すコンテンツ情報が関連付けられて管理される。なお、コンテンツ情報には、コンテンツデータの種類の他、例えば、画像データにおける解像度、フレームレート、ビットレート等のような条件が含まれていても良い。
<管理システムの各機能構成>
次に、管理システム50の各機能構成について詳細に説明する。なお、以下では、管理システム50の各機能構成を説明するにあたって、図4に示されている各構成要素のうち、管理システム50の各機能構成を実現させるための主な構成要素との関係も説明する。
送受信部51は、CPU201からの命令、及びネットワークI/F209によって実現され、通信ネットワーク2を介して各端末、装置又はシステムと各種データ(または情報)の送受信を行う。
認証部52は、CPU201からの命令によって実現され、送受信部51で受信された通信ID及びパスワードを検索キーとして、認証管理テーブルを検索し、この認証管理テーブルに同一の通信ID及びパスワードが管理されているかを判断することによって端末の認証を行う。
管理部53は、CPU201からの命令によって実現され、端末管理テーブル(図7(B)参照)において、最新の稼働状態を管理させるため、稼働状態を更新する処理を行う。また、管理部53は、サービス利用申請に掛かるサービスの提供可否を判断する
セッション制御部58は、CPU201からの命令によって、端末10間でコンテンツデータを送信するセッションを制御する。この制御としては、セッションを確立するための制御、確立されたセッションに端末10を参加させる制御、セッションを切断する制御、確立されたセッションにおけるコンテンツデータの伝送の制御等が含まれる。
記憶・読出部59は、CPU201からの命令及びHDD205によって実現され、又はCPU201からの命令によって実現され、記憶部5000に各種データを記憶したり、記憶部5000に記憶された各種データを読み出す処理を行う。
<<通信システム1の処理・動作>>
続いて、通信システム1における処理及び動作を説明する。
(アプリリストの表示)
まずは、図9を用いて、端末10dbが起動してからアプリリストを表示させるまでの処理を説明する。図9は、端末10が起動してからアプリリストを表示させるまでの処理を示したシーケンス図である。
まず、ユーザが、電源スイッチ109をONにすると、操作入力受付部12が電源ONを受け付けて、端末10dbを起動させる(ステップS1)。送受信部11は、上記電源ONの受け付けを契機とし、通信ネットワーク2を介して管理システム50に、ログイン要求を行う(ステップS2)。これにより、管理システム50の送受信部51は、ログイン要求を受け付ける。このログイン要求には、ログイン要求元である自端末10dbを識別するための通信ID及びパスワードが含まれている。これら通信ID及びパスワードは、記憶・読出部19を介して記憶部1000から読み出されて、送受信部11に送られたデータである。なお、これら通信ID及びパスワードは、要求元端末のユーザによって入力されてもよい。また、これら通信ID及びパスワードは、記録メディア106から読み出した情報であってもよい。端末10dbから管理システム50へログイン要求が送信されることで、受信側である管理システム50は、送信側である端末10dbのIPアドレスを取得することができる。
次に、管理システム50の認証部52は、ログイン要求に含まれている通信ID及びパスワードを検索キーとして、記憶部5000の認証管理テーブル(図7(A)参照)を検索し、この認証管理テーブルに同一の通信ID及びパスワードが管理されているかを判断することによって認証を行う(ステップS3)。認証部52によって、正当な利用権限を有する端末10からのログイン要求であると認証された場合には、管理部53は、端末管理テーブル(図7(B)参照)に、端末10dbの通信ID「01db」、稼働状態「ONライン(通信可能)」、及び端末10dbのIPアドレスを関連付けて記憶する(ステップS4)。
そして、管理システム50の送受信部51は、上記認証部52によって得られた認証結果が示された認証結果情報を、通信ネットワーク2を介して、上記ログイン要求元の端末10dbに送信する(ステップS5)。これにより、端末10dbの送受信部11は、認証結果情報を受信する。
認証部52によって正当な利用権限を有する端末であると判断された場合、端末10dbの送受信部11は、通信ネットワーク2を介して管理システム50に、端末10dbにインストールされているアプリの利用可否を示す利用可否情報を要求する(ステップS6)。この要求には、利用可否情報要求元の端末10dbの通信IDが含まれている。これにより、管理システム50の送受信部51は、利用可否情報の要求を受け付ける。
次に、管理システム50の記憶・読出部59は、利用可否情報要求元の端末10dbの通信IDを検索キーとしてアプリ利用可否管理テーブル(図7(C)を参照)を検索することにより、対応する利用可否情報を読み出す(ステップS7)。
次に、送受信部11は、通信ネットワーク2を介して利用可否情報要求元の端末10dbに、上記ステップS7によって読み出された利用可否情報を送信する(ステップS8)。これにより、端末10dbの送受信部11は、利用可否情報を受信する。
次に、表示制御部13は、ディスプレイ120db上に、図10に示されているようなアプリリストの画面140を表示させる(ステップS9)。なお、図10は、アプリリストの画面例を示した図である。この画面140には、利用可否情報が利用可能(On)として表されている全てのアプリID(a001,a002,…)毎に、対応するアプリアイコン(141,142,…)が表示される。
(端末10dbによるサービス利用申請)
続いて、端末10dbのユーザによって、アプリアイコンのうちアプリアイコン142が選択された場合について、図11を用いて説明する。図11は、サービス利用申請処理を示したシーケンス図である。
端末10dbのユーザが操作ボタン(108a〜108e)を操作して、図10に示されている複数のアプリアイコンのうち、レセプションアプリ1032を示すアプリアイコン142を選択すると、端末10dbの操作入力受付部12は、ユーザによるアプリアイコンの選択を受け付ける(ステップS21)。
続いて、装置制御部1050の操作入力受付部12は、レセプションアプリ1032によって実現される起動部22に対して、起動を命令することで、レセプションアプリ1032に対応する通話制御部1060を起動させる(ステップS22)。なお、これよりも前は、装置制御部1050による処理であったが、これ以降は、レセプションアプリ1032が起動することによって実現される通話制御部1060による処理となる。
続いて、表示制御部24は、レセプションアプリ1032に対応する端末10ab側の役割の選択肢「Operator, Guest」をディスプレイ120dbに出力させる。これにより、操作入力受付部12は、ユーザによる役割の入力を受け付ける(ステップS23)。なお、上記では、レセプションアプリ1032を起動したときの例を示したが、本実形態はこれに限定されない。表示制御部24がテレビ会議アプリ1031により実現され場合には、一例として、選択肢「Presenter, Audience, Participant」が出力される。表示制御部24が、遠隔監視アプリにより実現される場合には、一例として、選択肢「Camera, Monitor」が出力される。
以下、端末10dbの操作入力受付部12が、「Operator」の入力を受け付けた場合について説明を続ける。まず、端末10dbの送受信部21は、サービス名「Reception」及びステップS23で選択された役割「Operator」を含み、レセプションサービスをオペレータとして利用する旨のサービス利用申請を管理システム50へ送信する(ステップS24)。なお、サービス名「Reception」は、レセプションアプリ1032により実現される送受信部21が、サービス利用申請に対して、追加したものである。
端末10dbは、管理システム50に対してログイン完了しているため、管理システム50の送受信部51が、サービス利用申請を受け付けると、管理システム50側では、利用申請元が端末10dbであることを特定することができる。なお、サービス利用申請に、利用申請元の端末10dbの通信IDが含まれている場合には、管理システム50は、サービス利用申請に含まれている通信IDに基づいて利用申請元を特定しても良い。
続いて、管理部53は、サービス利用申請に掛かるサービスの提供可否を判断する(ステップS25)。この場合、記憶・読出部59は、サービス利用申請に含まれているサービス名「Reception」、及び役割「Operator」の組を検索キーとして、サービスリスト管理テーブル(図8(A)参照)を検索して、対応するサービスID「1004」を読み出す。続いて、記憶・読出部59は、利用申請元の端末10dbの通信ID「01db」を検索キーとして、認証管理テーブル(図7(A)参照)を検索し、対応するサービスID「1004」を読み出す。サービスリスト管理テーブルから読み出したサービスIDが、認証管理テーブルから読み出したサービスIDに含まれている場合には、管理部53は利用申請に掛かるサービスを提供可能であると判断する。一方、サービスリスト管理テーブルから読み出したサービスIDが、認証管理テーブルから読み出したサービスIDに含まれていない場合には、管理部53は利用申請に係るサービスを提供可能ではないと判断する。
以下、管理部53によって、利用申請に係るサービスを提供可能であると判断された場合について説明を続ける。まず、記憶・読出部59は、サービスリスト管理テーブルから読み出したサービスID「1004」を検索キーとして、伝送管理テーブル(図8(B)参照)における要求元のサービスIDのフィールドを検索することで、対応する送信元のサービスID「1005」、及びコンテンツ情報「画像データ,音データ」を読み出す(ステップS26)。続いて、記憶・読出部59は、ステップS26で読み出した送信元のサービスID「1005」を検索キーとして、サービスリスト管理テーブル(図8(A)参照)を検索し、対応するサービス名「Reception」及び役割「Guest」を読み出す(ステップS27)。
続いて、管理システム50の送受信部51は、サービス利用申請が許可された旨を示すサービス利用申請応答を、利用申請元の端末10dbへ送信する(ステップS28)。このサービス利用申請応答には、ステップS27で読み出されたサービス名「Reception」及び役割「Guest」、ステップS26で読み出されたコンテンツ情報「画像データ,音データ」が含まれている。これにより、端末10db側では、ゲストとしてレセプションサービスを利用している端末10から、自端末への、画像データ及び音データの伝送が許可されることを把握することができる。なお、管理システム50がWEBサーバ機能を有する場合、送受信部51は、利用申請を許可するときには、HTTPステータスコード「200」を端末10dbへ送信し、利用申請を拒否するときには、HTTPステータスコード「403」又は「406」を端末10dbへ送信しても良い。
続いて、管理部53は、端末管理テーブル(図7(B)参照)において、利用申請元の端末10dbの通信IDに関連付けられている稼働状態を、「ONライン(通信中)」に変更する(ステップS29)。また、ステップS29の処理の一環として、管理部53は、端末管理テーブル(図7(B)参照)において、利用申請元の端末10dbの通信IDに関連付けられているサービスIDを、ステップS25でサービスリスト管理テーブルから読み出したサービスID、すなわち端末10dbが利用するサービスのサービスID「1004」に変更する。
続いて、セッション制御部58は、サービス利用申請元の端末10dbが参加するコンテンツデータ用セッションsedを識別するためのセッションIDを生成する(ステップS30)。また、ステップS30の処理の一環として、セッション制御部58は、このコンテンツデータ用セッションsedにおいてコンテンツデータを中継する中継装置30を選択する。以下、生成されたセッションIDが「se1」、選択された中継装置30が中継装置30eである場合について説明を続ける。記憶・読出部59は、セッション管理テーブル(図7(D)参照)において、生成されたセッションID「se1」、選択された中継装置30eの中継装置ID「111e」、及びセッションに参加する端末10db(参加端末)の通信ID「01db」を関連付けて記憶する。
続いて、送受信部51は、利用申請元の端末10dbへ、ステップS30で選択された中継装置30eに接続するための中継装置接続情報を送信する(ステップS31)。この中継装置接続情報には、中継装置30eのIPアドレス、認証情報、ポート番号、ステップS30で生成したセッションID等を含めることができる。
サービス利用申請元の端末10dbは、管理システム50から送られてきた中継装置接続情報を用いて、中継装置30eと接続する。これにより、端末10dbと、中継装置30eとの間で、コンテンツデータ用セッションsedが確立される(ステップS32)。これにより、端末10dbは、自端末10において生成されたコンテンツデータ(画像データ及び音データ)を中継装置30eへ送信することができるようになる。なお、端末10dbから中継装置30eへのコンテンツデータの送信を開始するタイミングは特に限定されず、コンテンツデータ用セッションが確立されたことを契機としても、中継装置30eあるいは管理システム50からの要求を契機としても良い。
(端末10aaによるサービス利用申請)
続いて図12を用いて端末10aaが、サービス利用申請を行う場合の処理について説明する。図12は、サービス利用申請処理を示したシーケンス図である。端末10aa及び管理システム50は、上記のステップS1乃至S9と同様の処理を実行することで、端末10aaのディスプレイ120aaには、図10に示されたようなアプリリストが表示されている。
以下、端末10aaにおける操作により、レセプションアプリ1032が選択され、端末10aa側の役割として「Guest」が選択される場合について説明する。この場合、端末10aa側では、上記のステップS21乃至S23と同様の処理(ステップS41乃至S43)が実行されることで、送受信部21は、サービス名「Reception」及び役割「Guest」を含み、レセプションサービスをゲストとして利用する旨のサービス利用申請を管理システム50へ送信する(ステップS44)。
続いて、管理システム50において、上記のステップS25乃至S28と同様の処理(ステップS45乃至S47)が実行されることで、管理システム50の送受信部51は、サービス利用申請応答を、利用申請元の端末10aaへ送信する(ステップS48)。但し、このサービス利用申請応答には、ステップS47で読み出されたサービス名「Reception」及び役割「Operator」、ステップS46で読み出されたコンテンツ情報「画像データ(解像度640×360,フレームレート30,ビットレート700Kbps),音データ」が含まれている。これにより、端末10aa側では、オペレータとしてレセプションサービスを利用している端末10から、自端末への、所定の解像度等の画像データ及び音データの伝送が許可されることを把握することができる。
管理部53は、端末管理テーブル(図7(B)参照)において、サービス利用申請元の端末10aaの通信IDに関連付けられている稼働状態を、「ONライン(通信中)」に変更する(ステップS49)。また、ステップS49の処理の一環として、管理部53は、端末管理テーブル(図7(B)参照)において、利用申請元の端末10aaの通信IDに関連付けられているサービスIDを、端末10aaが利用するサービスのサービスID「1005」に変更する。
続いて、セッション制御部58は、ゲストとしてレセプションサービスを利用する端末10aaに対して、通信相手となるオペレータ側の端末10を選択する(ステップS50−1)。通信相手を選択する方法としては、特に限定されないが、セッション制御部58が、端末管理テーブル(図7(B)参照)を参照して、オペレータに対応するサービスID「1004」に関連付けられている端末10を選択する方法等が挙げられる。
以下、端末10aaの通信相手として、端末10dbが選択された場合について説明を続ける。記憶・読出部59は、通信相手の端末10dbの通信ID「01db」を検索キーとしてセッション管理テーブル(図7(D)参照)を検索し、対応するセッションID「se1」及び中継装置ID「111e」を読み出す(ステップS50−2)。さらに、ステップS50−2の処理の一環として、記憶・読出部59は、セッション管理テーブルにおいて、セッションID「se1」に関連付けて、サービス利用申請元の端末10aaの通信ID「01aa」を参加端末の通信IDとして記憶する。
続いて、送受信部51は、サービス利用申請元の端末10aaへ、ステップS50−2で読み出された中継装置IDにより識別される中継装置30eに接続するための中継装置接続情報を送信する(ステップS51)。この中継装置接続情報には、中継装置30eのIPアドレス、認証情報、ポート番号、ステップS50−2で読み出されたセッションID等を含めることができる。
サービス利用申請元の端末10aaは、管理システム50から送信された中継装置接続情報を用いて、中継装置30eと接続する。これにより、端末10aaと、中継装置30eとの間で、コンテンツデータ用セッションsedが確立される(ステップS52)。これにより、端末10aaは、自端末10において生成されたコンテンツデータ(画像データ及び音データ)を中継装置30eへ送信することができるようになる。
(端末10dbによるコンテンツデータの要求)
続いて、中継装置30eを介して、端末(10db,10aa)間のコンテンツデータ用セッションsedが確立されてから、端末10dbが、端末10aaが送信するコンテンツデータの取得を要求する処理について説明する。図13は、コンテンツデータの取得を要求する処理を示したシーケンス図である。
コンテンツデータ用セッションsedに端末10aaが参加すると、管理システム50の送受信部51は、端末10aaの通信IDを含み、端末10aaがコンテンツデータ用セッションに参加したことを示す参加通知を端末10dbへ送信する(ステップS61)。
この参加通知に応じて、端末10dbの送受信部21は、端末10aaが送信するコンテンツデータの取得要求を管理システム50へ送信する(ステップS62)。この取得要求には、取得要求元の端末10dbの通信ID「01db」、コンテンツデータの送信元の端末10aaの通信ID「01aa」が含まれている。また、取得要求には、取得するコンテンツデータの種類、コンテンツデータの解像度、フレームレート、ビットレート、サンプルレートなどの条件を示したコンテンツ情報が含まれている。なお、コンテンツ情報は、端末10dbの記憶部1000に予め記憶されていたものであっても、ユーザによる入力に基づいたものであっても、ステップS28において管理システム50から送られてきたコンテンツ情報の中から端末10dbが選択したものであっても良い。
管理システム50の送受信部51がコンテンツデータの取得要求を受信すると、セッション制御部58は、端末10aaから端末10dbへ要求に係るコンテンツデータを伝送することが可能であるか否かを判断する(ステップS63)。図14を用いてステップS63の処理を詳細に説明する。図14は、コンテンツデータの伝送の可否を判断する処理を示したフロー図である。
まず、記憶・読出部59は、取得要求元の端末10dbの通信ID「01db」を検索キーとして、端末管理テーブル(図7(B)参照)を検索し、対応するサービスID「1004」を読み出す(ステップS63−1)。続いて、記憶・読出部59は、コンテンツデータの送信元の端末10aaの通信ID「01aa」を検索キーとして、端末管理テーブル(図7(B)参照)を検索し、対応するサービスID「1005」を読み出す(ステップS63−2)。
続いて、記憶・読出部59は、ステップS63−1で読み出された取得要求元の端末10dbが利用しているサービスのサービスID「1004」を検索キーとして、伝送管理テーブル(図8(B)参照)を検索し、対応する送信元のサービスID「1005」、及び、コンテンツ情報「画像データ,音データ」を読み出す(ステップS63−3)。
セッション制御部58は、ステップS63−2で読み出した端末10aaが利用しているサービスのサービスIDが、ステップS63−3で読み出したサービスIDに含まれているか否かを判断する(ステップS63−4)。端末10aaが利用しているサービスのサービスIDが、ステップS63−3で読み出したサービスIDに含まれていないと判断された場合(ステップS63−4のNO)、セッション制御部58は、端末10aaから端末10dbへのコンテンツデータの伝送は不可であると判断する(ステップS63−5)。これは、コンテンツデータの送信元が、コンテンツデータの取得要求元が利用しているサービスへのコンテンツデータの送信が許可されるサービスを利用していないためである。
端末10aaが利用しているサービスのサービスIDが、ステップS63−3で読み出した端末10aaのサービスIDに含まれていると判断された場合(ステップS63−4のYES)、セッション制御部58は、取得要求に含まれているコンテンツ情報が、ステップS63−3で読み出されたコンテンツ情報に含まれているか否かを判断する(ステップS63−6)。取得要求に含まれているコンテンツ情報が、ステップS63−3で読み出したコンテンツ情報に含まれていないと判断された場合(ステップS63−6のNO)、セッション制御部58は、端末10aaから端末10dbへのコンテンツデータの伝送は不可であると判断する(ステップS63−7)。これは、取得要求にかかるコンテンツデータと、伝送が許可されるコンテンツデータと、が合致しないためである。
取得要求に含まれているコンテンツ情報が、ステップS63−3で読み出したコンテンツ情報に含まれていると判断された場合(ステップS63−6のYES)、セッション制御部58は、端末10aaから端末10dbへの取得要求に係るコンテンツデータの伝送は可能であると判断する(ステップS63−8)。
管理システム50の送受信部51は、ステップS63における判断結果に基づいて、伝送を許可または拒否する旨が示された応答を取得要求元の端末10dbへ送信する(ステップS64)。コンテンツデータの伝送が可能であると判断された場合には、管理システム50の送受信部51は、中継装置30eから、端末10aaが送信するコンテンツデータの解像度や、フレームレート、ビットレート、サンプルレートなどの情報を取得する。管理システム50の送受信部51は、上記の応答をする際に、あるいは、後述の中継開始要求に対する中継装置30eの応答を端末10dbへ通知する際に、中継装置30eから取得した情報を送信しても良い。なお、管理システム50がWEBサーバ機能を有する場合、送受信部51は、取得要求を許可するときには、応答としてHTTPステータスコード「200」を端末10dbへ送信し、取得要求を拒否するときには、応答としてHTTPステータスコード「403」又は「406」を端末10dbへ送信しても良い。この場合、HTTPのBODYに拒否する理由を記述することができる。
ステップS63でコンテンツデータの伝送が不可であると判断された場合には、管理システムは、処理を終了する。これにより、取得要求に係るコンテンツデータが伝送されないことになる。
ステップS63でコンテンツデータの伝送が可能であると判断された場合には、管理システム50の送受信部51は、取得要求に係るコンテンツデータの中継開始要求を中継装置30eへ送信する(ステップS65)。中継開始要求には、取得要求元の端末10dbの通信ID「01db」又はIPアドレス、送信元の端末10aaの通信ID「01aa」又はIPアドレス、取得要求に含まれるコンテンツ情報が含まれている。
中継装置30eは、中継開始要求において指定された端末(10aa,10db)と接続していない場合には、エラーメッセージを管理システム50へ送信する。一方で、中継装置30eは、中継開始要求において指定された端末(10aa,10db)と接続している場合には、中継を開始する旨の応答を管理システム50へ送信する(ステップS66)。続いて、中継装置30eは、指定された送信元の端末10aaから送られてきたコンテンツデータのうち端末10dbが取得要求したコンテンツデータを端末10dbへ送信開始する。
以上、端末10dbの要求に基づいて、端末10aaから端末10dbへコンテンツデータを伝送する処理を説明した。端末10aaの要求に基づいて、端末10dbから端末10aaへコンテンツデータを伝送する処理は、ステップS62乃至S66の処理と同様であるので説明を省略する。
<<<第2の実施形態>>>
続いて、第2の実施形態について、第1の実施形態とは異なる点について説明する。図15は、第2の実施形態の通信システム1の一部を構成する端末10の機能ブロック図である。第2の実施形態では、第1の実施形態における伝送管理テーブルが、各端末10の記憶部1000にも記憶されている。即ち、記憶部1000において、伝送管理テーブルによって伝送管理DB1007が構築される。なお、伝送管理テーブルの内容は、第1の実施形態における伝送管理テーブル(図8(B)参照)と同様であるので説明を省略する。
(端末10dbによるコンテンツデータの要求)
続いて、端末(10db,10aa)間でコンテンツデータを送信するためのセッションが確立されてから、端末10dbが、コンテンツデータの取得を要求する処理について説明する。図16は、コンテンツデータの取得を要求する処理を示したシーケンス図である。
コンテンツデータ用セッションsedに端末10aaが参加すると、管理システム50の送受信部51は、端末10aaの通信IDを含み、端末10aaがコンテンツデータ用セッションに参加したことを示す参加通知を端末10dbへ送信する(ステップS81)。
端末10dbの送受信部21は、端末10aaが送信するコンテンツデータの取得要求を管理システム50へ送信する(ステップS82)。この取得要求には、取得要求元の端末10dbの通信ID「01db」、コンテンツデータの送信元の端末10aaの通信ID「01aa」が含まれている。また、取得要求には、取得するコンテンツデータの種類、コンテンツデータの解像度、フレームレート、ビットレート、サンプルレートなどの条件を示したコンテンツ情報が含まれている。
管理システム50の送受信部51がコンテンツデータの取得要求を受信すると、記憶・読出部59は、取得要求元の端末10dbの通信ID「01db」を検索キーとして、端末管理テーブル(図7(B)参照)を検索し、対応するサービスID「1004」を読み出す(ステップS83)。また、記憶・読出部59は、ステップS83の処理の一環として、コンテンツデータの送信元の端末10aaの通信ID「01aa」を検索キーとして、端末管理テーブル(図7(B)参照)を検索し、対応するサービスID「1005」を読み出す。
続いて、管理システム50の送受信部51は、端末10dbから送られてきた取得要求に、ステップS83で読み出した、取得要求元の端末10dbが利用しているサービスのサービスID「1004」、送信元の端末10aaが利用しているサービスのサービスID「1005」を追加して、端末10aaへ送信する(ステップS84)。
取得要求およびサービスIDを端末10aaの送受信部21が受信すると、機能実行部25は、端末10aaから端末10dbへコンテンツデータを伝送することが可能であるか否かを判断する(ステップS85)。図17を用いてステップS85の処理を詳細に説明する。図17は、コンテンツデータの伝送の可否を判断する処理を示したフロー図である。
まず、記憶・読出部29は、管理システム50から送られてきた取得要求元の端末10dbのサービスID「1004」を検索キーとして、伝送管理テーブル(図8(B)参照)を検索し、対応する送信元のサービスID「1005」、及び、コンテンツ情報「画像データ,音データ」を読み出す(ステップS85−1)。
機能実行部25は、管理システム50から送られてきた端末10aaが利用しているサービスのサービスIDが、ステップS85−1で読み出したサービスIDに含まれているか否かを判断する(ステップS85−2)。端末10aaが利用しているサービスのサービスIDが、ステップS85−1で読み出したサービスIDに含まれていないと判断された場合(ステップS85−2のNO)、機能実行部25は、端末10aaから端末10dbへのコンテンツデータの伝送は不可であると判断する(ステップS85−3)。
端末10aaが利用しているサービスのサービスIDが、ステップS85−1で読み出したサービスIDに含まれていると判断された場合(ステップS85−2のYES)、機能実行部25は、取得要求に含まれているコンテンツ情報が、ステップS85−1で読み出したコンテンツ情報に含まれているか否かを判断する(ステップS85−4)。取得要求に含まれているコンテンツ情報が、ステップS85−1で読み出したコンテンツ情報に含まれていないと判断された場合(ステップS85−4のNO)、機能実行部25は、端末10aaから端末10dbへのコンテンツデータの伝送は不可であると判断する(ステップS85−5)。
取得要求に含まれているコンテンツ情報が、ステップS85−1で読み出したコンテンツ情報に含まれていると判断された場合(ステップS85−4のYES)、機能実行部25は、端末10aaから端末10dbへ取得要求に係るコンテンツデータの伝送は可能であると判断する(ステップS85−6)。
続いて、送受信部21は、ステップS85における判断結果に基づいて、伝送を許可または拒否する旨が示された、応答を管理システム50へ送信する(ステップS86)。以降のステップS87乃至S89の処理は、第1の実施形態におけるステップS64乃至S66の処理と同様であるので、説明を省略する。
<<<第3の実施形態>>>
続いて、第3の実施形態について、第2の実施形態とは異なる点について説明する。図18は、第3の実施形態の通信システム1の一部を構成する端末10の機能ブロック図である。第3の実施形態では、第2の実施形態におけるサービスリスト管理テーブルが、各端末10の記憶部1000に記憶されている。即ち、記憶部1000において、サービスリスト管理テーブルによってサービスリスト管理DB1006が構築される。なお、サービスリスト管理テーブルの内容は、第1の実施形態におけるサービスリスト管理テーブル(図8(A)参照)と同様であるので説明を省略する。なお、第3の実施形態では、端末10は、サービスの利用申請を管理システム50とは異なるシステムに申請することができる。この場合、端末10は、申請したサービス名及び役割に基づいて、自装置で管理するサービスリスト管理テーブルを参照することにより、自装置が利用しているサービスのサービスIDを管理することができる。
(端末10dbによるコンテンツデータの要求)
続いて、端末(10db,10aa)間でコンテンツデータを送信するためのセッションが確立されてから、端末10dbが、コンテンツデータの取得を要求する処理について説明する。図19は、コンテンツデータの取得を要求する処理を示したシーケンス図である。
コンテンツデータ用セッションsedに端末10aaが参加すると、管理システム50の送受信部51は、端末10aaの通信IDを含み、端末10aaがコンテンツデータ用セッションに参加したことを示す参加通知を端末10dbへ送信する(ステップS101)。
端末10dbの送受信部21は、端末10aaが送信するコンテンツデータの取得要求及び自端末(端末10db)が利用するサービスのサービスIDを管理システム50へ送信する(ステップS82)。この取得要求には、取得要求元の端末10dbの通信ID「01db」、コンテンツデータの送信元の端末10aaの通信ID「01aa」が含まれている。また、取得要求には、取得するコンテンツデータの種類、コンテンツデータの解像度、フレームレート、ビットレート、サンプルレートなどの条件を示したコンテンツ情報が含まれている。
管理システム50の送受信部51がコンテンツデータの取得要求及びサービスIDを受信すると、端末10dbから送られてきた取得要求及びサービスIDを端末10aaへ送信する(ステップS103)。
コンテンツデータ取得要求およびセッションIDを端末10aaの送受信部21が受信すると、機能実行部25が、第2の実施形態におけるステップS85の処理と同様にして、端末10aaから端末10dbへコンテンツデータを伝送することが可能であるか否かを判断する(ステップS104)。ただし、第3の実施形態では、端末10aaが利用しているサービスのサービスIDは、管理システム50から送られてこない。このため、端末10aaは、自端末(端末10aa)が利用しているサービスのサービスIDについては、自端末が管理しているサービスIDを用いて、上記の判断を行う。
ステップS105乃至S108の処理は、第2の実施形態におけるステップS86乃至89の処理と同様であるので説明を省略する。
<<実施形態の効果>>
第1の実施形態の管理システム50、若しくは、第2又は第3の実施形態の端末10(いずれも伝送管理装置の一例)は、複数の端末10間のコンテンツデータの伝送を管理する。第1の実施形態の伝送管理DB5007、若しくは、第2又は第3の実施形態の伝送管理DB1007(いずれも伝送管理手段の一例)は、複数の端末10のうち、一方の端末10が利用するサービスのサービスID(識別情報の一例)、及び他方の端末10が利用するサービスのサービスIDに関連付けて、一方の端末10へ伝送するコンテンツデータを特定するためのコンテンツ情報(特定情報の一例)を管理する。第1の実施形態のセッション制御部58、若しくは、第2又は第3の実施形態の機能実行部25(いずれも伝送制御手段の一例)は、複数の端末10間で、コンテンツデータを伝送するコンテンツデータ用セッションsedが確立されてから、複数の端末10のうち、一方の端末10が利用するサービスのサービスID、及び他方の端末10が利用するサービスのサービスIDに関連付けられて、伝送管理DB(5007、若しくは、1007)において管理されているコンテンツ情報によって特定されるコンテンツデータが、他方の端末10から一方の端末10へ伝送されるように制御する(伝送方法の一例)。これにより、個々の端末10が個々のサービスを利用して通信する場合に、サービス毎に機能を任意にカスタマイズすることが可能であっても、端末10間のコンテンツデータの伝送を管理することが容易になる。また、各端末10が、例えば、提供元の異なるサービスを利用する場合でも、サービスの組み合わせ毎に伝送可能なコンテンツデータを予め設定しておくことが可能となるので、セキュリティが向上する。
第1の実施形態の送受信部51(利用申請受付手段の一例)は、複数の端末10のそれぞれからサービスの利用申請を受け付ける。セッション制御部58は、送受信部51が、端末10から受け付けたそれぞれIDに基づいて、コンテンツデータの伝送を制御する。これにより、端末10のサービス利用申請に応じて、管理システム50側で自動的にコンテンツデータの伝送を制御できるようになる。
第1の実施形態のサービスリスト管理DB5006(サービス管理手段の一例)は、サービス名(名称情報の一例)、及び、端末10側の役割(ロール情報の一例)に関連付けて、サービスIDを管理する。送受信部51は、サービス名及び役割を指定したサービスの利用申請を受け付ける。セッション制御部58は、指定されたサービス名、及び指定された役割に関連付けられたサービスIDに基づいて、コンテンツデータの伝送を制御する。これにより、端末10側の役割に応じて、コンテンツデータの伝送を制御できるようになる。
第2の実施形態の端末10の送受信部21(受信手段の一例)は、自端末及び通信相手の端末10が利用するサービスのサービスIDを受信する(受信処理の一例)。端末10の機能実行部25は、送受信部21が受信したサービスIDに基づいて、コンテンツデータの伝送を制御する。これにより、端末10側でコンテンツデータの伝送を制御できるようになるので、システムの設計の自由度が向上する。
端末10の送受信部21(受信手段の一例)は、通信相手の端末10が利用するサービスのサービスIDを受信する。端末10の機能実行部25は、送受信部21が受信したサービスID、及び自端末が利用するサービスのサービスIDに基づいて、コンテンツデータの伝送を制御する。これにより、管理システム50側で、端末10毎のサービスIDを管理しなくても良くなるので、システムの設計の自由度が向上する。
管理システム50の送受信部(送信手段の一例)は、セッション制御部58による制御内容に基づいた中継開始要求を中継装置30へ送信する。これにより、中継装置30は、管理システム50による制御に基づいてコンテンツデータを中継できるようになる。
<<実施形態の補足>>
上記各実施の形態における端末10、管理システム50、及びプログラム提供システム90は、単一のコンピュータによって構築されてもよいし、各部(機能又は手段)を分割して任意に割り当てられた複数のコンピュータによって構築されていてもよい。また、プログラム提供システム90が単一のコンピュータによって構築されている場合には、プログラム提供システム90によって送信されるプログラムは、複数のモジュールに分けて送信されるようにしてもよいし、分けないで送信されるようにしてもよい。更に、プログラム提供システム90が複数のコンピュータによって構築されている場合には、複数のモジュールが分けられた状態で、各コンピュータから送信されるようにしてもよい。
また、上記通信システム1の端末用プログラム、中継装置用プログラム、及び通信管理用プログラムが記憶された記録媒体、並びに、これらプログラムが記憶されたHD204、及びこのHD204を備えたプログラム提供システム90は、いずれもプログラム製品(Program Product)として、国内又は国外へ、上記端末用プログラム、中継装置用プログラム、及び通信管理用プログラムがユーザ等に提供される場合に用いられる。
更に、上記通信システム1では、図7(B)に示されている端末管理テーブルにおいて端末のIPアドレスを管理することとしたが、これに限るものではなく、通信ネットワーク2上で端末10を特定するための情報であれば、それぞれのFQDN(Fully Qualified Domain Name)を管理してもよい。この場合、周知のDNS(Domain Name System)サーバによって、FQDNに対応するIPアドレスが取得されることになる。
通信システム1において、「テレビ会議」は、「ビデオ会議」と置き換え可能な用語として用いられている。
また、上記通信システム1では、通信システム1の一例として、テレビ会議システムの場合について説明したが、これに限るものではなく、カーナビゲーションシステムであってもよい。この場合、例えば、端末10の一方が自動車に搭載されたカーナビゲーション装置に相当し、端末10の他方が、カーナビゲーションを管理する管理センターの管理端末若しくは管理サーバ、又は他の自動車に搭載されているカーナビゲーション装置に相当する。
更に、通信システム1は、音会議システム、又はPC(Personal Computer)画面共有システムであっても良い。また、通信システム1は、IP(Internet Protocol)電話や、インターネット電話、携帯電話の通信システムであってもよい。この場合、例えば、端末10は携帯電話機などの電話機に相当する。
また、コンテンツデータは、脈拍音、鼓動等の体内で発生する音データ、心電図の波形、体温の変化を示す画像データあるいは座標データ等の体内の情報を示すデータであっても良い。これにより、上記実施形態の通信システム1を遠隔医療システムとして用いることもできる。
また、上記実施形態では、コンテンツデータの一例として、画像データ及び音データについて説明したが、これに限るものではない。なお、コンテンツデータは、リアルタイムなコミュニケーションを実現するためのメディアであることが好ましい。このメディアとしては、静止画及び動画などの画像データ、音データの他、画面共有データ、メッセージ、ストロークデータ、操作データ等のストリーミングデータが挙げられる。また、コンテンツデータは、触覚(touch)データであってもよい。この場合、一方の端末側でユーザが接触した感覚が、他方の端末側に伝達される。更に、コンテンツデータは、嗅覚(smell)データであってもよい。この場合、一方の端末側の匂い(臭い)が、他の端末側に伝達される。また、コンテンツデータは、画像データ、音データ、触覚データ、及び嗅覚データのうち、少なくとも1つのデータであればよい。
なお、各端末10は、複数の事業所間での通話や、同じ事業所内の異なる部屋間での通話だけでなく、同じ部屋内での通話や、屋外と屋内又は屋外と屋外での通話で使われてもよい。各端末10が屋外で使われる場合には、携帯電話通信網等の無線による通信が行われる。また、上記実施形態では、通信システム1によってテレビ会議をする場合について説明したが、これに限るものではなく、打ち合わせ、家族間や友人間等の一般的な会話、又は、一方向での情報の提示に使用されても構わない。
特開2012−191598号公報
10 端末
11 送受信部
12 操作入力受付部
13 表示制御部
19 記憶・読出部
21 送受信部
22 起動部
24 表示制御部
25 機能実行部
29 記憶・読出部
30 中継装置
50 管理システム
51 送受信部
52 認証部
53 管理部
58 セッション制御部
59 記憶・読出部
1000,5000 記憶部
5001 認証管理DB
5002 端末管理DB
5003 アプリ利用可否管理DB
5005 セッション管理DB
1006,5006 サービスリスト管理DB
1007,5007 伝送管理DB

Claims (12)

  1. 複数の通信端末間のコンテンツデータの伝送を管理する伝送管理装置であって、
    前記複数の通信端末のうち、一方の通信端末が利用するサービスの識別情報、及び他方の通信端末が利用するサービスの識別情報に関連付けて、前記一方の通信端末へ伝送するコンテンツデータを特定するための特定情報を管理する伝送管理手段と、
    前記複数の通信端末間で、前記コンテンツデータを伝送するためのセッションが確立されてから、前記複数の通信端末のうち、前記一方の通信端末が利用するサービスの識別情報、及び前記他方の通信端末が利用するサービスの識別情報に関連付けられて前記伝送管理手段において管理されている特定情報によって特定されるコンテンツデータが、前記他方の通信端末から前記一方の通信端末へ伝送されるように制御する伝送制御手段と、
    を有することを特徴とする伝送管理装置。
  2. 前記複数の通信端末のそれぞれからサービスの利用申請を受け付ける利用申請受付手段を有しており、
    前記伝送制御手段は、前記利用申請受付手段が、前記通信端末から受け付けたそれぞれのサービスの識別情報に基づいて、前記コンテンツデータの伝送を制御することを特徴とする請求項1に記載の伝送管理装置。
  3. 前記サービスの名称を示す名称情報、及び、通信端末側の役割を示すロール情報に関連付けて、前記サービスの識別情報を管理するサービス管理手段を、有しており、
    前記利用申請受付手段は、前記サービスの名称及び前記役割を指定したサービスの利用申請を受け付け、
    前記伝送制御手段は、指定された前記サービスの名称情報、及び指定された前記役割を示すロール情報に関連付けられて、前記サービス管理手段において管理されている前記サービスの識別情報に基づいて、前記コンテンツデータの伝送を制御することを特徴とする請求項2に記載の伝送管理装置。
  4. 請求項1に記載の伝送管理装置を備えており、
    通信相手の通信端末及び自通信端末が利用するサービスの識別情報を受信する受信手段を有し、
    前記伝送制御手段は、前記受信手段が受信した各サービスの識別情報に基づいて、前記コンテンツデータの伝送を制御することを特徴とする通信端末。
  5. 請求項1に記載の伝送管理装置を備えており、
    通信相手の通信端末が利用するサービスの識別情報を受信する受信手段を有し、
    前記伝送制御手段は、前記受信手段が受信したサービスの識別情報、及び自通信端末が管理するサービスの識別情報に基づいて、前記コンテンツデータの伝送を制御することを特徴とする通信端末。
  6. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の伝送管理装置と、
    前記複数の通信端末間で前記コンテンツデータを中継する中継装置と、
    を備えたことを特徴とする通信システム。
  7. 前記伝送管理装置は、
    前記伝送制御手段による制御に基づいた中継開始要求を前記中継装置へ送信する送信手段を有することを特徴とする請求項6に記載の通信システム。
  8. 請求項4又は5に記載の通信端末と、
    前記複数の通信端末間で前記コンテンツデータを中継する中継装置と、
    を備えたことを特徴とする通信システム。
  9. 複数の通信端末のうち、一方の通信端末が利用するサービスの識別情報、及び他方の通信端末が利用するサービスの識別情報に関連付けて、前記一方の通信端末へ伝送するコンテンツデータを特定するための特定情報を管理する伝送管理手段を有する伝送管理装置に、
    前記複数の通信端末間で、前記コンテンツデータを伝送するためのセッションが確立されてから、前記複数の通信端末のうち、前記一方の通信端末が利用するサービスの識別情報、及び前記他方の通信端末が利用するサービスの識別情報に関連付けられて前記伝送管理手段において管理されている特定情報によって特定されるコンテンツデータが、前記他方の通信端末から前記一方の通信端末へ伝送されるように制御させることを特徴とする伝送方法。
  10. 複数の通信端末のうち、自通信端末が利用するサービスの識別情報、及び通信相手の通信端末が利用するサービスの識別情報に関連付けて、前記自通信端末へ伝送するコンテンツデータを特定するための特定情報を管理する伝送管理手段を有する通信端末に、
    前記通信相手の通信端末及び自通信端末が利用するサービスの識別情報を受信する受信処理を実行させ、
    前記複数の通信端末間で、前記コンテンツデータを伝送するためのセッションが確立されてから、前記受信処理で受信した前記自通信端末が利用するサービスの識別情報、及び前記受信処理で受信した前記通信相手の通信端末が利用するサービスの識別情報に関連付けられて前記伝送管理手段において管理されている特定情報によって特定されるコンテンツデータが、前記通信相手の通信端末から前記自通信端末へ伝送されるように制御させることを特徴とする伝送方法。
  11. 伝送管理装置に、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の各手段を実現させることを特徴とするプログラム。
  12. 通信端末に、請求項4に記載の各手段を実現させることを特徴とするプログラム。
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