WO2015087803A1 - 車線制御装置、車線制御方法、および車線制御システム - Google Patents

車線制御装置、車線制御方法、および車線制御システム Download PDF

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Abstract

 実施形態の車線制御装置は、第1の車両検知器と、第2の車両検知器と、第1の路側無線装置とに接続される。第1の車両検知器は、走行する車両の有無を検知する。第2の車両検知器は、前記第1の車両検知器よりも前記車両の進行方向の後段に配置され、走行する前記車両の有無を検知する。第1の路側無線装置は、電波を照射することにより、前記車両に搭載された車載装置と通信する。また、実施形態の車線制御装置は、異常検出部と、制御部とを持つ。異常検出部は、前記第1の車両検知器の異常状態および前記第2の車両検知器の異常状態を検出する。制御部は、前記異常検出部の検出結果に応じて前記第1の路側無線装置の電波照射方式を変更することで、前記第1の路側無線装置による通信の開始および終了を制御する。

Description

車線制御装置、車線制御方法、および車線制御システム
 本発明の実施形態は、車線制御装置、車線制御方法、および車線制御システムに関する。
 複数種類の制御パターンの中から料金所の状況に適合する制御パターンを選択し、この制御パターンに応じて料金所機器を制御する、車線制御に関する技術が知られている。
特開2000-215389号公報
 有料道路料金収受システムにおいては、料金所における全ての車両検知器が異常状態となった場合でも、車線制御が停止しないという信頼性が求められている。これを解決または改善するために、車両検知器を冗長的に設けることによって全体としての故障率を下げるという方法も取り得るが、大幅なコストアップとなる。
 本発明が解決しようとする課題は、一部または全ての車両検知器の故障に対する車線制御の可用性を向上させる、車線制御装置、車線制御方法、および車線制御システムを提供する。
 実施形態の車線制御装置は、第1の車両検知器と、第2の車両検知器と、第1の路側無線装置とに接続される。第1の車両検知器は、走行する車両の有無を検知する。第2の車両検知器は、前記第1の車両検知器よりも前記車両の進行方向の後段に配置され、走行する前記車両の有無を検知する。第1の路側無線装置は、電波を照射することにより、前記車両に搭載された車載装置と通信する。また、実施形態の車線制御装置は、異常検出部と、制御部とを持つ。異常検出部は、前記第1の車両検知器の異常状態および前記第2の車両検知器の異常状態を検出する。制御部は、前記異常検出部の検出結果に応じて前記第1の路側無線装置の電波照射方式を変更することで、前記第1の路側無線装置による通信の開始および終了を制御する。
第1実施形態の車線制御システムにおける、車両検知器および路側無線装置の概略の模式的な側面図。 第1実施形態の車線制御システムにおける、車両検知器および路側無線装置の概略の模式的な上面図。 第1実施形態の車線制御システムの、概略の機能構成を示すブロック図。 第1実施形態の車線制御システムの処理手順を示すフローチャート。 第2実施形態の車線制御システムにおける、車両検知器および路側無線装置の概略の模式的な側面図。 第2実施形態の車線制御システムの、概略の機能構成を示すブロック図。 第2実施形態の車線制御システムの処理手順を示すフローチャート。 第2実施形態における異常車判定処理の処理手順を示すフローチャート。 第2実施形態における第1アンテナ電波照射終了判定処理の処理手順を示すフローチャート。
 以下、実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
 [第1の実施形態]
 図1Aおよび図1Bは、第1実施形態の車線制御システムにおける、車両検知器および路側無線装置の概略の模式的な図である。図1Aは側面図であり、図1Bは上面図である。図1Aおよび図1Bに示すように、車両1を最初に検知すべき初段の車両検知器S1(第1の車両検知器)は、車道の路側に設置される。また、車両検知器S1よりも車両の進行方向の後段に配置された車両検知器S2(第2の車両検知器)は、車両検知器S1に対して進行方向(矢印X)側において、当該車道の路側に設置される。図1Bに示すように、車両検知器S1および車両検知器S2は、それぞれ、車道を挟む両側に筐体が設けられている。つまり、車両検知器S1および車両検知器S2それぞれは、一対の筐体で構成される。一対の筐体には、図示しない光センサが設けられている。車道を走行する車両1が、車両検知器S1における一対の筐体間で送受される光線を遮断すると、車両検知器S1は、車両1を検知する。同様に、車両1が、車両検知器S2における一対の筐体間で送受される光線を遮断すると、車両検知器S2は、車両1を検知する。
 また、図1Aに示すように、車両検知器S1および車両検知器S2の上方には、路側無線装置21が図示しない支持フレームに固定されて設置される。路側無線装置21は、例えば、DSRC(Dedicated Short Range Communication)を実現する無線信号を送信および受信するアンテナを備えている。図1Aおよび図1Bに示すように、そのアンテナは、例えば、車両検知器S1および車両検知器S2における4台の筐体によって囲まれる車道の領域とほぼ同等の領域に、無線信号である電波Wを照射する指向性を有している。つまり、当該領域は、電波照射領域22である。
 このように、車両検知器S1と、車両検知器S2と、路側無線装置21とを含む1アンテナ方式のシステムが設置される。これによって、DSRC車載装置10(車載装置)を搭載した車両1が車両検知器S1によって検知された位置から車両検知器S2によって検知される位置まで移動する間において、DSRC車載装置10は、電波照射領域22内にほぼ存在することとなる。
 図2は、第1実施形態の車線制御システムの、概略の機能構成を示すブロック図である。同図において、図1Aおよび図1Bに示した構成と同一の構成については、同一の符号を付している。
図2に示すように、車線制御システム100は、車両検知器S1と、車両検知器S2と、路側無線装置21と、インターフェース装置30と、車線制御装置40とを備える。
 インターフェース装置30は、車両検知器S1、車両検知器S2、および路側無線装置21それぞれと、車線制御装置40との間の信号のやり取りを中継する。インターフェース装置30と、車両検知器S1、車両検知器S2、および路側無線装置21それぞれとは、例えば、有線または無線による専用線を介して接続される。また、インターフェース装置30と、車線制御装置40とは、例えば、有線または無線によるローカルエリアネットワーク(Local Area Network;LAN)を介して接続される。
 車両検知器S1は、何も検知していない状態において移動物体(本実施形態では車両とする。)を検知すると、車両が進入したことを示す第1の車両進入検知信号を、インターフェース装置30を介して車線制御装置40に供給する。具体的に、車両検知器S1における一対の筐体間で送受される光線が車両1により遮断されると、車両検知器S1は、車両1の進入を検知し、第1の車両進入検知信号をインターフェース装置30に送信する。
 また、車両検知器S1は、移動物体(車両)を検知している状態において何も検知しなくなると、車両が退出したことを示す第1の車両退出検知信号を、インターフェース装置30を介して車線制御装置40に供給する。具体的に、例えば、車両検知器S1における一対の筐体間の光線が車両1により遮断されていた状態から開放された状態(光線の送受が再開した状態)に変化する。この変化に応じて、車両検知器S1は、車両1の退出を検知し、第1の車両退出検知信号をインターフェース装置30に送信する。
 また、車両検知器S1は、車両検知器S1の光センサに関係する機能が異常状態となったことを検出した場合、車両検知器S1自身が異常状態であることを示す第1の異常状態信号を、インターフェース装置30を介して車線制御装置40に供給する。異常状態とは、例えば、車両検知器1の光センサに関する部分の故障、破損、異物(例えば、ごみ等)の光センサ部分への付着等である。具体的に、例えば、車両検知器S1は、車両検知器S1における一対の筐体間での光線の送受が所定時間以上(例えば、5分以上)できなくなった場合、第1の異常状態信号をインターフェース装置30に送信する。この所定時間は可変である。
 車両検知器S2は、何も検知していない状態において移動物体(本実施形態では車両とする。)を検知すると、車両が進入したことを示す第2の車両進入検知信号を、インターフェース装置30を介して車線制御装置40に供給する。具体的に、車両検知器S2における一対の筐体間で送受される光線が車両1により遮断されると、車両検知器S2は、車両1の進入を検知し、第2の車両進入検知信号をインターフェース装置30に送信する。
 また、車両検知器S2は、移動物体(車両)を検知している状態において何も検知しなくなると、車両が退出したことを示す第2の車両退出検知信号を、インターフェース装置30を介して車線制御装置40に供給する。具体的に、例えば、車両検知器S2における一対の筐体間の光線が車両1により遮断されていた状態から開放された状態(光線の送受が再開した状態)に変化する。この変化に応じて、車両検知器S2は、車両1の退出を検知し、第2の車両退出検知信号をインターフェース装置30に送信する。
 また、車両検知器S2は、車両検知器S2の光センサに関係する機能が異常状態となったことを検出した場合、車両検知器S2自身が異常状態であることを示す第2の異常状態信号を、インターフェース装置30を介して車線制御装置40に供給する。具体的に、例えば、車両検知器S2は、車両検知器S2における一対の筐体間での光線の送受が所定時間以上(例えば、5分以上)できなくなった場合、第2の異常状態信号をインターフェース装置30に送信する。
 路側無線装置21は、車線制御装置40による制御に基づいて、車両1に搭載されたDSRC車載装置10との通信を行う。具体的に、路側無線装置21は、車線制御装置40が供給する通信開始要求信号を取り込むと、電波照射領域22内に存在するDSRC車載装置10との間の通信を開始する。また、路側無線装置21は、DSRC車線装置10との間の通信が完了した場合、通信の完了を示す通信完了通知信号を車線制御装置40に供給する。また、路側無線装置21は、車線制御装置40が供給する通信終了要求信号を取り込むと、DSRC車載装置10との間の通信を終了し、電波照射を終了する。
 車線制御装置40は、路側無線装置21を制御することによって、車両1に搭載されたDSRC車載装置10と路側無線装置21との間の通信の開始または終了を制御する。図2に示すように、車線制御装置40は、異常検出部41と、制御部42とを備える。
 異常検出部41は、車両検知器S1および車両検知器S2の少なくとも1つの車両検知器が異常状態となった場合に、その異常状態を検出する。具体的に、車両検知器S1が異常状態となった場合、異常検出部41は、車両検知器S1が供給する第1の異常状態信号を取り込む。また、車両検知器S2が異常状態となった場合、異常検出部41は、車両検知器S2が供給する第2の異常状態信号を取り込む。
 車両検知器S1および車両検知器S2が正常に機能している場合、つまり、異常検出部41が第1の異常状態信号および第2の異常状態信号を受信していない場合、制御部42は、ダブルセンサ方式(以下、A方式とも呼ぶ。)によりDSRC車載装置10と路側無線装置21との間の通信を行うよう、路側無線装置21を制御する。
 具体的に、ダブルセンサ方式(A方式)として、制御部42は、車両検知器S1から第1の車両進入検知信号を受信した場合、DSRCによる通信(路車間通信)を開始させるための通信開始要求信号を路側無線装置21に供給する。そして、制御部42は、路側無線装置21から通信完了通知信号を受信したのちに、車両検知器S2から第2の車両進入検知信号を受信した場合、DSRCによる通信を終了させるための通信終了要求信号を路側無線装置21に供給する。一方、制御部42は、路側無線装置21から通信完了通知信号を受信していない状態で、車両検知器S2から第2の車両進入検知信号を受信した場合、この第2の車両進入検知信号を受信したときにタイマによる計時を開始する。計時の開始後、制御部42は、路側無線装置21から通信完了通知信号を受信するまで、または所定時間(例えば、5分)が経過するまでのうちいずれか早い方まで通信を継続するよう、路側無線装置21を制御する。この所定時間は、可変である。また、制御部42は、車両検知器S2から第2の車両進入検知信号を受信したときに路側無線装置21がDSRCによる通信を行っていないと判定した場合、当該車両はDSRC車載装置を搭載していないと判定する。
 また、異常検出部41が、車両検知器S2から第2の異常状態信号を受信し、車両検知器S1からは第1の異常状態信号を受信していない場合、つまり、車両検知器S2のみ異常状態であることを検出した場合、制御部42は、車両検知器S1を用いたシングルセンサ方式(以下、B方式とも呼ぶ。)によりDSRC車載装置10と路側無線装置21との間の通信を行うよう、路側無線装置21を制御する。
 具体的に、車両検知器S1を用いたシングルセンサ方式(B方式)として、制御部42は、車両検知器S1から第1の車両進入検知信号を受信した場合、通信開始要求信号を路側無線装置21に供給する。シングルセンサ方式による路側無線装置21からの電波照射の終了トリガとして、次の二通りの方法がある。第1の方法として、制御部42は、路側無線装置21から通信完了通知信号を受信したのちに、車両検知器S1から第1の車両退出検知信号を受信した場合、通信終了要求信号を路側無線装置21に供給する。一方、制御部42は、路側無線装置21から通信完了通知信号を受信していない状態で、車両検知器S1から第1の車両退出検知信号を受信した場合、この第1の車両退出検知信号を受信したときにタイマによる計時を開始する。計時の開始後、制御部42は、所定時間(例えば、5分)が経過したときに通信を終了するよう、通信終了要求信号を路側無線装置21に供給する。また、第2の方法として、制御部42は、車両検知器S1から第1の車両進入検知信号を受信したときにタイマによる計時を開始する。計時の開始後、制御部42は、所定時間(例えば、5分)が経過したときに通信を終了するよう、通信終了要求信号を路側無線装置21に供給する。
 また、制御部42は、車両検知器S1から第1の車両退出検知信号を受信したときに路側無線装置21がDSRCによる通信を行っていないと判定した場合、当該車両はDSRC車載装置を搭載していないと判定する。
 また、異常検出部41が、車両検知器S1から第1の異常状態信号を受信している場合、つまり、車両検知器S1が異常状態であることを検出した場合、車両検知器S2の状態に関わらず、制御部42は、常時電波照射方式(以下、C方式とも呼ぶ。)によりDSRC車載装置10と路側無線装置21との間の通信を行うよう、路側無線装置21を制御する。
 具体的に、常時電波照射方式(C方式)として、例えば、路側無線装置21は、DSRCにおけるキャリアを含む電波を常に照射する。
 次に、第1実施形態の車線制御システム100の動作について説明する。
 図3は、車線制御システム100の処理手順を示すフローチャートである。
 ステップST1において、制御部42は、異常検出部41が第1の異常状態信号を受信した場合(ステップST1:YES)は、ステップST2の処理に移行させる。また、制御部42は、異常検出部41が第1の異常状態信号を受信しない場合(ステップST1:NO)は、ステップST3の処理に移行させる。
 ステップST2において、制御部42は、通信開始要求信号を路側無線装置21に供給する。次に、路側無線装置21は、通信開始要求信号を取り込んだことに応じて電波の照射を開始する。その後、制御部42は、ステップST6の処理に移行させる。
 ステップST3において、制御部42は、路側無線装置21が電波の照射を開始しているか否かを判定する。制御部42は、電波の照射を開始していると判定した場合(ステップST3:YES)はステップST6の処理に移行させる。また、制御部42は、電波の照射を開始していないと判定した場合(ステップST3:NO)はステップST4の処理に移行させる。
 ステップST4において、制御部42は、第1の車両進入検知信号を受信したか否かを判定する。制御部42は、第1の車両進入検知信号を受信したと判定した場合(ステップST4:YES)は、ステップST5の処理に移行させる。また、制御部42は、第1の車両進入検知信号を受信していないと判定した場合(ステップST4:NO)は、ステップST6の処理に移行させる。
 ステップST5において、制御部42は、通信開始要求信号を路側無線装置21に供給する。次に、路側無線装置21は、通信開始要求信号を取り込んだことに応じて電波の照射を開始する。その後、制御部42は、ステップST6の処理に移行させる。
 ステップST6において、制御部42は、異常検出部41が第2の異常状態信号を受信した場合(ステップST6:YES)はステップST7の処理に移行させる。また、制御部42は、異常検出部41が第2の異常状態信号を受信しない場合(ステップST6:NO)はステップST8の処理に移行させる。
 ステップST7において、制御部42は、第1の車両退出検知信号を受信したか否かを判定する。制御部42は、第1の車両退出検知信号を受信したと判定した場合(ステップST7:YES)は、ステップST9の処理に移行させる。また、制御部42は、第1の車両退出検知信号を受信していないと判定した場合(ステップST7:NO)は、ステップST15の処理に移行させる。
 ステップST8において、制御部42は、第2の車両進入検知信号を受信したか否かを判定する。制御部42は、第2の車両進入検知信号を受信したと判定した場合(ステップST8:YES)は、ステップST9の処理に移行させる。また、制御部42は、第2の車両進入検知信号を受信していないと判定した場合(ステップST8:NO)は、ステップST15の処理に移行させる。
 ステップST9において、制御部42は、路側無線装置21が電波の照射を開始しているか否かを判定する。制御部42は、電波の照射を開始していると判定した場合(ステップST9:YES)はステップST10の処理に移行させる。また、制御部42は、電波の照射を開始していないと判定した場合(ステップST9:NO)はステップST14の処理に移行させる。
 ステップST10において、制御部42は、路側無線装置21から通信完了通知信号を受信した場合(ステップST10:YES)はステップST15の処理に移行させる。また、制御部42は、路側無線装置21から通信完了通知信号を受信していない場合(ステップST10:NO)はステップST11の処理に移行させる。
 ステップST11において、制御部42は、タイマを起動させて計時を開始させる。次に、タイマが所定時間(例えば、5分)経過した場合(ステップST12:YES)、制御部42はステップST13の処理に移行させる。
 ステップST13において、制御部42は、路側無線装置21から通信完了通知信号を受信した場合(ステップST13:YES)はステップST15の処理に移行させる。また、制御部42は、路側無線装置21から通信完了通知信号を受信していない場合(ステップST13:NO)はステップST14の処理に移行させる。
 ステップST14において、制御部42は、車両がDSRC車載装置を搭載していない車両であると判定し、ステップST15の処理に移行させる。
 ステップST15において、制御部42は、異常検出部41が第1の異常状態信号を受信している場合(ステップST15:YES)はステップST3の処理に戻す。また、制御部42は、異常検出部41が第1の異常状態信号を受信していない場合(ステップST15:NO)はステップST16の処理に移行させる。
 ステップST16において、制御部42は、通信終了要求信号を路側無線装置21に供給する。次に、路側無線装置21は、通信終了要求信号を取り込んだことに応じて電波の照射を終了する。その後、制御部42は、ステップST3の処理に戻す。
 このように、車両検知器S1の異常状態が検出されている場合、ステップST16の処理へ移行しない。このため、制御部42は、路側無線装置21に対して常時電波を照射させる。しかし、車両検知器S1が異常状態から正常状態に回復した場合、ステップST16の処理へ移行する。このため、制御部42は、路側無線装置21に対して電波の照射を終了させる。
 以上説明した、車両検知器異常時の通信のトリガの方式を下記の表1にまとめる。
Figure JPOXMLDOC01-appb-T000001
 表1によれば、第1実施形態である車線制御装置40は、異常検出部41が車両検知器S1および車両検知器S2の少なくとも1つの異常状態を検出した場合に、異常検出部41の検出結果に応じて路側無線装置21の電波照射方式を変更することで、路側無線装置21による通信の開始および終了を制御する。
 したがって、第1実施形態の車線制御装置40によれば、車両検知器S1および車両検知器S2の少なくとも1つが異常状態となった場合においても、車両1に搭載されたDSRC車載装置10と路側無線装置21との間の通信の開始および終了の制御を正常に行わせることができる。つまり、第1実施形態によれば、コストを抑えて安定性が高い車線制御システムを構築することができる。
 [第2の実施形態]
 第1実施形態は、1アンテナ方式のシステムの例であったが、第2実施形態は、2アンテナ方式のシステムの例である。第2実施形態において、第1実施形態と同一の構成については同一の符号を付してその説明を省略する。
 図4は、第2実施形態の車線制御システムにおける、車両検知器および路側無線装置の概略の模式的な側面図である。同図に示すように、車両検知器S4(第3の車両検知器)は、車両検知器S2に対して進行方向(矢印X)側において、当該車道の路側に設置される。同図には示していないが、車両検知器S4は、車両検知器S1および車両検知器S2と同様の構成である。すなわち、車両検知器S4は、車道を挟む両側に筐体が設けられて構成される。一対の筐体には、図示しない光センサが設けられている。車道を走行する車両1が車両検知器S4における一対の筐体間で送受される光線を遮断すると、車両検知器S4は、車両1を検知する。なお、車両検知器S2と車両検知器S4との間の距離は、例えば、およそ10メートルである。
 また、図4に示すように、車両検知器S1および車両検知器S2の上方側には、路側無線装置21(第1の路側無線装置)が図示しない支持フレームに固定されて設置される。
路側無線装置21は、例えば、DSRCを実現する無線信号を送信および受信するアンテナ(第1のアンテナ)を備えている。このアンテナは、車両検知器S1および車両検知器S2における4台の筐体によって囲まれる車道の領域とほぼ同等の領域に、無線信号である電波W1を照射する指向性を有している。つまり、当該領域は、第1の電波照射領域22である。
 また、図4に示すように、車両検知器S4の上方には、路側無線装置22(第2の路側無線装置)が図示しない支持フレームに固定されて設置される。路側無線装置22は、例えば、DSRCを実現する無線信号を送信および受信するアンテナ(第2のアンテナ)を備えている。このアンテナは、車両検知器S4における2台の筐体を含み、且つ車両検知器S4に対して進行方向(矢印X)側の車道の領域に、無線信号である電波W2を照射する指向性を有している。つまり、当該領域は、第2の電波照射領域23である。
 このように、車両検知器S1と、車両検知器S2と、路側無線装置21と、車両検知器S4と、路側無線装置22とを含む2アンテナ方式のシステムが設置される。これによって、DSRC車載装置10(車載装置)を搭載した車両1が車両検知器S1によって検知された位置から車両検知器S2によって検知される位置まで移動する間において、DSRC車載装置10は、第1の電波照射領域22内にほぼ存在することとなる。また、車両1が車両検知器S4によって検知された位置から所定の距離(例えば、3メートル)を移動する間において、DSRC車載装置10は、第2の電波照射領域23内にほぼ存在することとなる。
 図5は、第2実施形態の車線制御システムの、概略の機能構成を示すブロック図である。同図において、図4に示した構成と同一の構成については、同一の符号を付している。
図5に示すように、車線制御システム100aは、車両検知器S1と、車両検知器S2と、車両検知器S4と、路側無線装置21と、路側無線装置22と、インターフェース装置30aと、車線制御装置40aとを備える。
 インターフェース装置30aは、車両検知器S1、車両検知器S2、車両検知器S4、路側無線装置21、および路側無線装置22それぞれと、車線制御装置40aとの間の信号のやり取りを中継する。また、インターフェース装置30aは、路側無線装置21と路側無線装置22とを中継する。インターフェース装置30aと、車両検知器S1、車両検知器S2、車両検知器S4、路側無線装置21、および路側無線装置22それぞれとは、例えば、有線または無線による専用線を介して接続される。また、インターフェース装置30aと、車線制御装置40aとは、例えば、有線または無線によるLANを介して接続される。
 車両検知器S4は、何も検知していない状態において移動物体(車両)を検知すると、車両が進入したことを示す第3の車両進入検知信号を、インターフェース装置30aを介して車線制御装置40aに供給する。具体的に、車両検知器S4における一対の筐体間で送受される光線が車両1により遮断されると、車両検知器S4は、車両1の進入を検知し、第3の車両進入検知信号をインターフェース装置30aに送信する。
 また、車両検知器S4は、移動物体(車両)を検知している状態において何も検知しなくなると、車両が退出したことを示す第3の車両退出検知信号を、インターフェース装置30aを介して車線制御装置40aに供給する。具体的に、例えば、車両検知器S4における一対の筐体間の光線が車両1により遮断されていた状態から開放された状態(光線の送受が再開した状態)に変化する。この変化に応じて、車両検知器S4は、車両1の退出を検知し、第3の車両退出検知信号をインターフェース装置30aに送信する。
 また、車両検知器S4は、車両検知器S4の光センサに関係する機能が異常状態となったことを検出した場合、車両検知器S4自身が異常状態であることを示す第3の異常状態信号を、インターフェース装置30aを介して車線制御装置40aに供給する。具体的に、例えば、車両検知器S4は、車両検知器S4における一対の筐体間での光線の送受が所定時間以上(例えば、5分以上)できなくなった場合、第3の異常状態信号をインターフェース装置30aに送信する。
 路側無線装置21は、車線制御装置40aによる制御に基づいて、車両1に搭載されたDSRC車載装置10との通信を行う。具体的に、路側無線装置21は、車線制御装置40aが供給する第1の通信開始要求信号を取り込むと、第1の電波照射領域22内に存在するDSRC車載装置10との間の通信を開始する。また、路側無線装置21は、DSRC車線装置10との間の通信が完了した場合、通信の完了を示す第1の通信完了通知信号を車線制御装置40aに供給する。また、路側無線装置21は、車線制御装置40aが供給する第1の通信終了要求信号を取り込むと、DSRC車載装置10との間の通信を終了する。
 路側無線装置22は、車線制御装置40aによる制御に基づいて、車両1に搭載されたDSRC車載装置10との通信を行う。具体的に、路側無線装置22は、車線制御装置40aが供給する第2の通信開始要求信号を取り込むと、第2の電波照射領域23内に存在するDSRC車載装置10との間の通信を開始する。また、路側無線装置22は、DSRC車線装置10との間の通信が完了した場合、通信の完了を示す第2の通信完了通知信号を車線制御装置40aに供給する。また、路側無線装置22は、車線制御装置40aが供給する第2の通信終了要求信号を取り込むと、DSRC車載装置10との間の通信を終了する。
 車線制御装置40aは、路側無線装置21および路側無線装置22を制御することによって、車両1に搭載されたDSRC車載装置10と路側無線装置21または路側無線装置22との間の通信の開始または終了を制御する。図5に示すように、車線制御装置40は、異常検出部41aと、制御部42aとを備える。
 異常検出部41aは、車両検知器S1、車両検知器S2、および車両検知器S4の少なくとも1つの車両検知器が異常状態となった場合に、その異常状態を検出する。具体的に、車両検知器S1が異常状態となった場合、異常検出部41aは、車両検知器S1が供給する第1の異常状態信号を取り込む。また、車両検知器S2が異常状態となった場合、異常検出部41aは、車両検知器S2が供給する第2の異常状態信号を取り込む。また、車両検知器S4が異常状態となった場合、異常検出部41aは、車両検知器S4が供給する第3の異常状態信号を取り込む。
 車両検知器S1、車両検知器S2、および車両検知器S4が正常に機能している場合、つまり、異常検出部41aが第1の異常状態信号、第2の異常状態信号、および第3の異常状態信号を受信していない場合、制御部42aは、次の制御を実行する。すなわち、制御部42aは、車両検知器S1および車両検知器S2を用いたダブルセンサ方式(A方式)によりDSRC車載装置10と路側無線装置21との間の通信を行うよう路側無線装置21を制御する。次に、制御部42aは、路側無線装置21から第1の通信完了通知信号を受信したのち、車両検知器S4を用いたシングルセンサ方式(B方式)によりDSRC車載装置10と路側無線装置22との間の通信を行うよう路側無線装置22を制御する。
 具体的に、ダブルセンサ方式(A方式)として、制御部42aは、車両検知器S1から第1の車両進入検知信号を受信した場合、DSRCによる通信を開始させるための第1の通信開始要求信号を路側無線装置21に供給する。そして、制御部42aは、路側無線装置21から第1の通信完了通知信号を受信したのちに、車両検知器S2から第2の車両進入検知信号を受信した場合、DSRCによる通信を終了させるための第1の通信終了要求信号を路側無線装置21に供給する。一方、制御部42aは、路側無線装置21から第1の通信完了通知信号を受信していない状態で、車両検知器S2から第2の車両進入検知信号を受信した場合、この第2の車両進入検知信号を受信したときにタイマによる計時を開始する。計時の開始後、制御部42aは、路側無線装置21から第1の通信完了通知信号を受信するまで、または所定時間(例えば、5分)が経過するまでのうちいずれか早い方まで通信を継続するよう、路側無線装置21を制御する。また、制御部42aは、車両検知器S2から第2の車両進入検知信号を受信したときに路側無線装置21がDSRCによる通信を行っていないと判定した場合、当該車両はDSRC車載装置を搭載していないと判定する。
 具体的に、車両検知器S4を用いたシングルセンサ方式(B方式)として、制御部42aは、車両検知器S4から第3の車両進入検知信号を受信した場合、第2の通信開始要求信号を路側無線装置22に供給する。シングルセンサ方式による路側無線装置22からの電波照射の終了トリガとして、次の二通りの方法がある。第1の方法として、制御部42aは、路側無線装置22から通信完了通知信号を受信したのちに、車両検知器S4から第3の車両退出検知信号を受信した場合、通信終了要求信号を路側無線装置22に供給する。一方、制御部42aは、路側無線装置22から通信完了通知信号を受信していない状態で、車両検知器S3から第3の車両退出検知信号を受信した場合、この第3の車両退出検知信号を受信したときにタイマによる計時を開始する。計時の開始後、所定時間(例えば、5分)が経過したときに通信を終了するよう、通信終了要求信号を路側無線装置22に供給する。また、第2の方法として、制御部42aは、車両検知器S3から第3の車両進入検知信号を受信したときにタイマによる計時を開始する。計時の開始後、制御部42aは、所定時間(例えば、5分)が経過したときに通信を終了するよう、通信終了要求信号を路側無線装置22に供給する。
 また、異常検出部41aが、車両検知器S1のみから第1の異常状態信号を受信している場合、つまり、車両検知器S1のみが異常状態であることを検出した場合、制御部42aは、常時電波照射方式(C方式)によりDSRC車載装置10と路側無線装置21との間の通信を行うよう、路側無線装置21を制御する。
 次に、制御部42aは、路側無線装置21から第1の通信完了通知信号を受信したのち、制御部42aは、車両検知器S4を用いたシングルセンサ方式(B方式)によりDSRC車載装置10と路側無線装置22との間の通信を行うよう、路側無線装置22を制御する。
 また、異常検出部41aが、車両検知器S2のみから第2の異常状態信号を受信している場合、つまり、車両検知器S2のみが異常状態であることを検出した場合、制御部42aは、車両検知器S1を用いたシングルセンサ方式(B方式)によりDSRC車載装置10と路側無線装置21との間の通信を行うよう、路側無線装置21を制御する。
 具体的に、このシングルセンサ方式(B方式)として、制御部42aは、車両検知器S1から第1の車両進入検知信号を受信した場合、第1の通信開始要求信号を路側無線装置21に供給する。そして、制御部42aは、路側無線装置21から第1の通信完了通知信号を受信したのちに、車両検知器S1から第1の車両退出検知信号を受信した場合、第1の通信終了要求信号を路側無線装置21に供給する。一方、制御部42aは、路側無線装置21から第1の通信完了通知信号を受信していない状態で、車両検知器S1から第1の車両退出検知信号を受信した場合、この第1の車両退出検知信号を受信したときにタイマによる計時を開始する。計時の開始後、制御部42aは、路側無線装置21から第1の通信完了通知信号を受信するまで、または所定時間(例えば、5分)が経過するまでのうちいずれか早い方まで通信を継続するよう、路側無線装置21を制御する。また、制御部42aは、車両検知器S1から第1の車両退出検知信号を受信したときに路側無線装置21がDSRCによる通信を行っていないと判定した場合、当該車両はDSRC車載装置を搭載していないと判定する。
 次に、制御部42aは、路側無線装置21から第1の通信完了通知信号を受信したのち、制御部42aは、車両検知器S4を用いたシングルセンサ方式(B方式)によりDSRC車載装置10と路側無線装置22との間の通信を行うよう、路側無線装置22を制御する。
 なお、制御部42aは、車両検知器S1から第1の車両退出検知信号を受信する前に、車両検知器S4から第3の車両進入検知信号を受信した場合は、第1の通信終了要求信号を路側無線装置21に供給する。これにより、車両検知器S1と車両検知器S4の間の距離よりも長い車長を有する車両についても、適切に検知して通信を行わせることができる。
 また、異常検出部41aが、車両検知器S4のみから第3の異常状態信号を受信している場合、つまり、車両検知器S4のみが異常状態であることを検出した場合、制御部42aは、車両検知器S1および車両検知器S2を用いたダブルセンサ方式(A方式)によりDSRC車載装置10と路側無線装置21との間の通信を行うよう路側無線装置21を制御する。
 次に、制御部42aは、路側無線装置21から第1の通信完了通知信号を受信したのち、制御部42aは、車両検知器S2を用いたシングルセンサ方式(B方式)によりDSRC車載装置10と路側無線装置22との間の通信を行うよう、路側無線装置22を制御する。
 具体的に、シングルセンサ方式(B方式)として、制御部42aは、車両検知器S2から第2の車両進入検知信号を受信した場合、第2の通信開始要求信号を路側無線装置22に供給する。シングルセンサ方式による路側無線装置22からの電波照射の終了トリガとして、次の二通りの方法がある。第1の方法として、制御部42aは、路側無線装置22から通信完了通知信号を受信したのちに、車両検知器S2から第2の車両退出検知信号を受信した場合、通信終了要求信号を路側無線装置22に供給する。一方、制御部42aは、路側無線装置22から通信完了通知信号を受信していない状態で、車両検知器S2から第2の車両退出検知信号を受信した場合、この第2の車両退出検知信号を受信したときにタイマによる計時を開始する。計時の開始後、制御部42aは、所定時間(例えば、5分)が経過したときに通信を終了するよう、通信終了要求信号を路側無線装置22に供給する。また、第2の方法として、制御部42aは、車両検知器S2から第2の車両進入検知信号を受信したときにタイマによる計時を開始する。計時の開始後、制御部42aは、所定時間(例えば、5分)が経過したときに通信を終了するよう、通信終了要求信号を路側無線装置22に供給する。
 また、異常検出部41aが、車両検知器S1から第1の異常状態信号、車両検知器S2から第2の異常状態信号を受信している場合、つまり、車両検知器S1および車両検知器S2のみが異常状態であることを検出した場合、制御部42aは、常時電波照射方式(C方式)によりDSRC車載装置10と路側無線装置21との間の通信を行うよう、路側無線装置21を制御する。
 次に、制御部42aは、路側無線装置21から第1の通信完了通知信号を受信したのち、制御部42aは、車両検知器S4を用いたシングルセンサ方式(B方式)によりDSRC車載装置10と路側無線装置22との間の通信を行うよう、路側無線装置22を制御する。
 また、異常検出部41aが、車両検知器S1から第1の異常状態信号、車両検知器S4から第3の異常状態信号を受信している場合、つまり、車両検知器S1および車両検知器S4のみが異常状態であることを検出した場合、制御部42aは、常時電波照射方式(C方式)によりDSRC車載装置10と路側無線装置21との間の通信を行うよう、路側無線装置21を制御する。
 次に、制御部42aは、路側無線装置21から第1の通信完了通知信号を受信したのち、制御部42aは、車両検知器S2を用いたシングルセンサ方式(B方式)によりDSRC車載装置10と路側無線装置22との間の通信を行うよう、路側無線装置22を制御する。
 また、異常検出部41aが、車両検知器S2から第2の異常状態信号、車両検知器S4から第3の異常状態信号を受信している場合、つまり、車両検知器S2および車両検知器S4のみが異常状態であることを検出した場合、制御部42aは、車両検知器S1を用いたシングルセンサ方式(B方式)によりDSRC車載装置10と路側無線装置21との間の通信を行うよう、路側無線装置21を制御する。
 次に、制御部42aは、路側無線装置21から第1の通信完了通知信号を受信したのち、制御部42aは、常時電波照射方式(C方式)によりDSRC車載装置10と路側無線装置22との間の通信を行うよう、路側無線装置22を制御する。
 また、異常検出部41aが、車両検知器S1、車両検知器S2、および車両検知器S4から、それぞれ、第1の異常状態信号、第2の異常状態信号、および第3の異常状態信号を受信している場合、つまり、車両検知器S1、車両検知器S2、および車両検知器S4が異常状態であることを検出した場合、制御部42aは、常時電波照射方式(C方式)によりDSRC車載装置10と路側無線装置21との間の通信を行うよう、路側無線装置21を制御する。
 次に、制御部42aは、路側無線装置21から第1の通信完了通知信号を受信したのち、制御部42aは、常時電波照射方式(C方式)によりDSRC車載装置10と路側無線装置22との間の通信を行うよう、路側無線装置22を制御する。
 次に、第2実施形態の車線制御システム100aの動作について説明する。
 図6は、車線制御システム100aの処理手順を示すフローチャートである。
 ステップST31において、制御部42aは、異常検出部41aが第1の異常状態信号を受信した場合(ステップST31:YES)はステップST32の処理に移行させる。また、制御部42aは、異常検出部41aが第1の異常状態信号を受信しない場合(ステップST31:NO)はステップST33の処理に移行させる。
 ステップST32において、制御部42aは、第1の通信開始要求信号を路側無線装置21に供給する。次に、路側無線装置21は、第1の通信開始要求信号を取り込んだことに応じて電波の照射を開始する。その後、制御部42aは、ステップST36の処理に移行させる。
 ステップST33において、制御部42aは、路側無線装置21が電波の照射を開始しているか否かを判定する。制御部42aは、電波の照射を開始していると判定した場合(ステップST33:YES)はステップST36の処理に移行させる。また、制御部42aは、電波の照射を開始していないと判定した場合(ステップST33:NO)はステップST34の処理に移行させる。
 ステップST34において、制御部42aは、第1の車両進入検知信号を受信したか否かを判定する。制御部42aは、第1の車両進入検知信号を受信したと判定した場合(ステップST34:YES)は、ステップST35の処理に移行させる。また、制御部42aは、第1の車両進入検知信号を受信していないと判定した場合(ステップST34:NO)は、ステップST36の処理に移行させる。
 ステップST35において、制御部42aは、第1の通信開始要求信号を路側無線装置21に供給する。次に、路側無線装置21は、第1の通信開始要求信号を取り込んだことに応じて電波の照射を開始する。その後、制御部42aは、ステップST36の処理に移行させる。
 ステップST36において、制御部42aは、異常検出部41aが第2の異常状態信号を受信した場合(ステップST36:YES)はステップST37の処理に移行させる。また、制御部42aは、第2の異常状態信号を受信しない場合(ステップST36:NO)はステップST38の処理に移行させる。
 ステップST37において、制御部42aは、第1の車両退出検知信号を受信したか否かを判定する。制御部42aは、第1の車両退出検知信号を受信したと判定した場合(ステップST37:YES)は、ステップST39の異常車判別処理に移行させる。また、制御部42aは、第1の車両退出検知信号を受信していないと判定した場合(ステップST37:NO)は、ステップST40の第1アンテナ電波照射終了判定処理に移行させる。
 ステップST38において、制御部42aは、第2の車両進入検知信号を受信したか否かを判定する。制御部42aは、第2の車両進入検知信号を受信したと判定した場合(ステップST38:YES)は、ステップST41の異常車判別処理に移行させる。また、制御部42aは、第2の車両進入検知信号を受信していないと判定した場合(ステップST38:NO)は、ステップST42の第1アンテナ電波照射終了判定処理に移行させる。
 ステップST39およびステップS41それぞれの異常車判別処理、ステップS40およびステップS42それぞれの第1アンテナ電波照射終了判定処理の詳細については、後述する。
 ステップST40の後、ステップST43において、異常検出部41aが第3の異常状態信号を受信した場合(ステップST43:YES)は、制御部42aはステップST45の処理に移行させる。また、異常検出部41aが第3の異常状態信号を受信しない場合(ステップST43:NO)は、制御部42aはステップST47の処理に移行させる。
 ステップST42の後、ステップST44において、異常検出部41aが第3の異常状態信号を受信した場合(ステップST44:YES)は、制御部42aはステップST48の処理に移行させる。また、異常検出部41aが第3の異常状態信号を受信しない場合(ステップST44:NO)は、制御部42aはステップST47の処理に移行させる。
 ステップST45において、制御部42aは、路側無線装置22が電波の照射を開始しているか否かを判定する。制御部42aは、電波の照射を開始していると判定した場合(ステップST45:YES)はステップST33の処理に戻す。また、制御部42aは、電波の照射を開始していないと判定した場合(ステップST45:NO)はステップST46の処理に移行させる。
 ステップST46において、制御部42aは、第2の通信開始要求信号を路側無線装置22に供給する。次に、路側無線装置22は、第2の通信開始要求信号を取り込んだことに応じて電波の照射を開始する。その後、制御部42aは、ステップST33の処理に戻す。
 ステップST47において、制御部42aは、第3の車両進入検知信号を受信したか否かを判定する。制御部42aは、第3の車両進入検知信号を受信したと判定した場合(ステップST47:YES)は、ステップST48の処理に移行させる。また、制御部42aは、第3の車両進入検知信号を受信していないと判定した場合(ステップST47:NO)は、ステップST33の処理に戻す。
 ステップST48において、制御部42aは、タイマによる計時を開始し、第2の通信開始要求信号を路側無線装置22に供給する。次に、路側無線装置22は、第2の通信開始要求信号を取り込んだことに応じて電波の照射を開始する。その後、制御部42aは、ステップST49の処理に移行させる。
 ステップST49において、タイマにおいて所定時間(例えば、5分)が経過したときに、制御部42aは通信を終了する。次に、制御部42aは、ステップST33の処理に戻す。
 図7は、ステップST39およびステップST41における異常車判定処理の処理手順を示すフローチャートである。
 ステップST61において、制御部42aは、路側無線装置21が電波の照射を開始しているか否かを判定する。制御部42aは、電波の照射を開始していると判定した場合(ステップST61:YES)はステップST63の処理に移行させる。また、制御部42aは、電波の照射を開始していないと判定した場合(ステップST61:NO)はステップST62の処理に移行させる。
 ステップST62において、制御部42aは、車両がDSRC車載装置を搭載していない車両であると判定し、本フローチャートの処理を終了させる。
 ステップST63において、制御部42aは、路側無線装置21から第1の通信完了通知信号を受信した場合(ステップST63:YES)は本フローチャートの処理を終了させる。また、制御部42aは、路側無線装置21から第1の通信完了通知信号を受信していない場合(ステップST63:NO)はステップST64の処理に移行させる。
 ステップST64において、制御部42aは、タイマを起動させて計時を開始させる。次に、タイマが所定時間(例えば、5分)経過した場合(ステップST65:YES)、ステップST66の処理に移行させる。
 ステップST66において、制御部42aは、路側無線装置21から第1の通信完了通知信号を受信した場合(ステップST66:YES)は本フローチャートの処理を終了させる。また、制御部42aは、路側無線装置21から第1の通信完了通知信号を受信していない場合(ステップST66:NO)はステップST62の処理に移行させる。
 図8は、ステップST40およびステップST42における第1アンテナ電波照射終了判定処理の処理手順を示すフローチャートである。
 ステップST81において、異常検出部41aが第1の異常状態信号を受信した場合(ステップST81:YES)は、制御部42aは本フローチャートの処理を終了させる。また、異常検出部41aが第1の異常状態信号を受信しない場合(ステップST81:NO)は、制御部42aはステップST82の処理に移行させる。
 ステップST82において、制御部42aは、第1の通信終了要求信号を路側無線装置21に供給する。次に、路側無線装置21は、第1の通信終了要求信号を取り込んだことに応じて電波の照射を終了する。その後、制御部42aは、本フローチャートの処理を終了させる。
 このように、車両検知器S1の異常状態が検出されている場合、ステップST82の処理へ移行しない。このため、制御部42aは、路側無線装置21に対して常時電波を照射させる。しかし、車両検知器S1が異常状態から正常状態に回復した場合、ステップST82の処理へ移行する。このため、制御部42aは、路側無線装置21に対して電波の照射を終了させる。
 以上説明した、車両検知器異常時の通信のトリガの方式を下記の表2にまとめる。
Figure JPOXMLDOC01-appb-T000002
 表2によれば、第2実施形態である車線制御装置40aは、異常検出部41aが車両検知器S1、車両検知器S2、および車両検知器S4の少なくとも1つの異常状態を検出した場合に、異常検出部41の検出結果に応じて路側無線装置21の電波照射方式を変更することで、路側無線装置21による通信の開始および終了を制御する。
 したがって、第2実施形態の車線制御装置40によれば、車両検知器S1、車両検知器S2、および車両検知器S4の少なくとも1つが異常状態となった場合においても、車両1に搭載されたDSRC車載装置10と路側無線装置21との間の通信の開始および終了の制御を正常に行わせることができる。つまり、第2実施形態によっても、コストを抑えて安定性が高い車線制御システムを構築することができる。
 以上述べた少なくともひとつの実施形態の車線制御装置、車線制御方法、および車線制御システムによれば、異常検出部の検出結果に応じて路側無線装置の電波照射方式を変更することで、路側無線装置による通信の開始および終了を制御する。これにより、一部または全ての車両検知器の故障に対する車線制御の可用性を向上させて、安定して車線制御を行うことができる。
 本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することを意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。

Claims (33)

  1.  走行する車両の有無を検知する第1の車両検知器と、前記第1の車両検知器よりも前記車両の進行方向の後段に配置され、走行する前記車両の有無を検知する第2の車両検知器と、電波を照射することにより、前記車両に搭載された車載装置と通信する第1の路側無線装置と、に接続可能な車線制御装置において、
     前記第1の車両検知器の異常状態および前記第2の車両検知器の異常状態を検出する異常検出部と、
     前記異常検出部の検出結果に応じて前記第1の路側無線装置の電波照射方式を変更することで、前記第1の路側無線装置による通信の開始および終了を制御する制御部と、
     を備える車線制御装置。
  2.  前記制御部は、前記電波照射方式として、
     前記第1の路側無線装置に対して前記車載装置との通信を開始させた後、前記第2の車両検知器が前記車両の進入を検知した際に、所定時間が経過後、または路車間通信の完了の早い時点で前記通信を終了させる第1の方式と、
     前記第1の路側無線装置に対して前記車載装置との通信を開始させた後、前記第1の車両検知器が前記車両の進入または退出を検知してから所定時間が経過したことに応じて前記通信を終了させる第2の方式と、
     前記第1の路側無線装置に対して常に電波を照射させる第3の方式と、
     を切り替え制御する、
     請求項1記載の車線制御装置。
  3.  前記異常検出部が前記第1の車両検知器の異常状態および前記第2の車両検知器の異常状態のいずれも検出していない場合、前記制御部は、前記第1の路側無線装置に対して前記第1の方式に従って電波を照射させる、
     請求項2記載の車線制御装置。
  4.  前記異常検出部が前記第1の車両検知器の異常状態を検出しておらず、かつ、前記第2の車両検知器の異常状態を検出している場合、前記制御部は、前記第1の路側無線装置に対して前記第2の方式に従って電波を照射させる、
     請求項2記載の車線制御装置。
  5.  前記異常検出部が前記第1の車両検知器の異常状態を検出している場合、前記制御部は、前記第1の路側無線装置に対して前記第3の方式に従って電波を照射させる、
     請求項2記載の車線制御装置。
  6.  前記第1の車両検知器が異常状態から正常状態に回復した場合、前記制御部は、前記第1の路側無線装置に対して電波の照射を終了させる、
     請求項5記載の車線制御装置。
  7.  前記車線制御装置は、
     前記第2の車両検知器よりも前記車両の進行方向の後段に配置され、走行する前記車両の有無を検知する第3の車両検知器と、
     前記第1の路側無線装置よりも前記車両の進行方向の後段に配置され、前記車両に搭載された車載装置と通信する第2の路側無線装置と、に接続される、
     請求項1記載の車線制御装置。
  8.  前記制御部は、前記電波照射方式として、
     前記第2の路側無線装置に対して前記車載装置との通信を開始させた後、前記第3の車両検知器が前記車両の進入を検知してから所定時間が経過したことに応じて前記通信を終了させる第4の方式と、
     前記第2の路側無線装置に対して前記車載装置との通信を開始させた後、前記第2の車両検知器が前記車両の進入または退出を検知してから所定時間が経過したことに応じて前記通信を終了させる第5の方式と、
     前記第2の路側無線装置に対して常に電波を照射させる第6の方式と、
     を切り替え制御する、
     請求項7記載の車線制御装置。
  9.  前記異常検出部が前記第3の車両検知器の異常状態を検出していない場合、前記制御部は、前記第2の路側無線装置に対して前記第4の方式に従って電波を照射させる、
     請求項8記載の車線制御装置。
  10.  前記異常検出部が前記第2の車両検知器の異常状態を検出しておらず、かつ、前記第3の車両検知器の異常状態を検出している場合、前記制御部は、前記第2の路側無線装置に対して前記第5の方式に従って電波を照射させる、
     請求項8記載の車線制御装置。
  11.  前記異常検出部が前記第2の車両検知器の異常状態および前記第3の車両検知器の異常状態のいずれも検出している場合、前記制御部は、前記第2の路側無線装置に対して前記第6の方式に従って電波を照射させる、
     請求項8記載の車線制御装置。
  12.  走行する車両の有無を検知する第1の車両検知器と、前記第1の車両検知器よりも前記車両の進行方向の後段に配置され、走行する前記車両の有無を検知する第2の車両検知器と、電波を照射することにより、前記車両に搭載された車載装置と通信する第1の路側無線装置と、に接続された車線制御装置を制御するための車線制御方法であって、
     第1の車両検知器によって、走行する車両の有無を検知し、
     前記第1の車両検知器よりも前記車両の進行方向の後段に配置された第2の車両検知器によって、走行する前記車両の有無を検知し、
     異常検出部によって、前記第1の車両検知器の異常状態および前記第2の車両検知器の異常状態を検出し、
     第1の路側無線装置によって電波を照射することにより、前記車両に搭載された車載装置と通信し、
     制御部によって、前記異常検出部の検出結果に応じて前記第1の路側無線装置の電波照射方式を変更することで、前記第1の路側無線装置による通信の開始および終了を制御する、
     車線制御方法。
  13.  前記電波照射方式として、
     前記第1の路側無線装置に対して前記車載装置との通信を開始させた後、前記第2の車両検知器が前記車両の進入を検知した際に、所定時間が経過後、または路車間通信の完了の早い時点で前記通信を終了させる第1の方式と、
     前記第1の路側無線装置に対して前記車載装置との通信を開始させた後、前記第1の車両検知器が前記車両の進入または退出を検知してから所定時間が経過したことに応じて前記通信を終了させる第2の方式と、
     前記第1の路側無線装置に対して常に電波を照射させる第3の方式と、
     を前記制御部によって切り替え制御する、
     請求項12記載の車線制御方法。
  14.  前記異常検出部が前記第1の車両検知器の異常状態および前記第2の車両検知器の異常状態のいずれも検出していない場合、前記制御部によって、前記第1の路側無線装置に対して前記第1の方式に従って電波を照射させる、
     請求項13記載の車線制御方法。
  15.  前記異常検出部が前記第1の車両検知器の異常状態を検出しておらず、かつ、前記第2の車両検知器の異常状態を検出している場合、前記制御部によって、前記第1の路側無線装置に対して前記第2の方式に従って電波を照射させる、
     請求項2記載の車線制御方法。
  16.  前記異常検出部が前記第1の車両検知器の異常状態を検出している場合、前記制御部によって、前記第1の路側無線装置に対して前記第3の方式に従って電波を照射させる、
     請求項13記載の車線制御方法。
  17.  前記第1の車両検知器が異常状態から正常状態に回復した場合、前記制御部によって、前記第1の路側無線装置に対して電波の照射を終了させる、
     請求項16記載の車線制御方法。
  18.  前記車線制御装置は、
     前記第2の車両検知器よりも前記車両の進行方向の後段に配置され、走行する前記車両の有無を検知する第3の車両検知器と、
     前記第1の路側無線装置よりも前記車両の進行方向の後段に配置され、前記車両に搭載された車載装置と通信する第2の路側無線装置と、に接続される、
     請求項12記載の車線制御方法。
  19.  前記電波照射方式として、
     前記第2の路側無線装置に対して前記車載装置との通信を開始させた後、前記第3の車両検知器が前記車両の進入を検知してから所定時間が経過したことに応じて前記通信を終了させる第4の方式と、
     前記第2の路側無線装置に対して前記車載装置との通信を開始させた後、前記第2の車両検知器が前記車両の進入または退出を検知してから所定時間が経過したことに応じて前記通信を終了させる第5の方式と、
     前記第2の路側無線装置に対して常に電波を照射させる第6の方式と、
     を前記制御部によって切り替え制御する、
     請求項18記載の車線制御方法。
  20.  前記異常検出部が前記第3の車両検知器の異常状態を検出していない場合、前記制御部によって、前記第2の路側無線装置に対して前記第4の方式に従って電波を照射させる、
     請求項19記載の車線制御方法。
  21.  前記異常検出部が前記第2の車両検知器の異常状態を検出しておらず、かつ、前記第3の車両検知器の異常状態を検出している場合、前記制御部によって、前記第2の路側無線装置に対して前記第5の方式に従って電波を照射させる、
     請求項19記載の車線制御方法。
  22.  前記異常検出部が前記第2の車両検知器の異常状態および前記第3の車両検知器の異常状態のいずれも検出している場合、前記制御部によって、前記第2の路側無線装置に対して前記第6の方式に従って電波を照射させる、
     請求項19記載の車線制御方法。
  23.  走行する車両の有無を検知する第1の車両検知器と、
     前記第1の車両検知器よりも前記車両の進行方向の後段に配置され、走行する前記車両の有無を検知する第2の車両検知器と、
     電波を照射することにより、前記車両に搭載された車載装置と通信する第1の路側無線装置と、
     前記第1の車両検知器、前記第2の車両検知器、および前記第1の路側無線装置と接続された車線制御装置と、を備え、
     前記車線制御装置は、
     前記第1の車両検知器の異常状態および前記第2の車両検知器の異常状態を検出する異常検出部と、
     前記異常検出部の検出結果に応じて前記第1の路側無線装置の電波照射方式を変更することで、前記第1の路側無線装置による通信の開始および終了を制御する制御部と、
     を備える車線制御システム。
  24.  前記制御部は、前記電波照射方式として、
     前記第1の路側無線装置に対して前記車載装置との通信を開始させた後、前記第2の車両検知器が前記車両の進入を検知した際に、所定時間が経過後、または路車間通信の完了の早い時点で前記通信を終了させる第1の方式と、
     前記第1の路側無線装置に対して前記車載装置との通信を開始させた後、前記第1の車両検知器が前記車両の進入または退出を検知してから所定時間が経過したことに応じて前記通信を終了させる第2の方式と、
     前記第1の路側無線装置に対して常に電波を照射させる第3の方式と、
     を切り替え制御する、
     請求項23記載の車線制御システム。
  25.  前記異常検出部が前記第1の車両検知器の異常状態および前記第2の車両検知器の異常状態のいずれも検出していない場合、前記制御部は、前記第1の路側無線装置に対して前記第1の方式に従って電波を照射させる、
     請求項24記載の車線制御システム。
  26.  前記異常検出部が前記第1の車両検知器の異常状態を検出しておらず、かつ、前記第2の車両検知器の異常状態を検出している場合、前記制御部は、前記第1の路側無線装置に対して前記第2の方式に従って電波を照射させる、
     請求項24記載の車線制御システム。
  27.  前記異常検出部が前記第1の車両検知器の異常状態を検出している場合、前記制御部は、前記第1の路側無線装置に対して前記第3の方式に従って電波を照射させる、
     請求項24記載の車線制御システム。
  28.  前記第1の車両検知器が異常状態から正常状態に回復した場合、前記制御部は、前記第1の路側無線装置に対して電波の照射を終了させる、
     請求項27記載の車線制御システム。
  29.  前記車線制御システムは、
     前記第2の車両検知器よりも前記車両の進行方向の後段に配置され、走行する前記車両の有無を検知する第3の車両検知器と、
     前記第1の路側無線装置よりも前記車両の進行方向の後段に配置され、前記車両に搭載された車載装置と通信する第2の路側無線装置と、を更に備える、
     請求項23記載の車線制御システム。
  30.  前記制御部は、前記電波照射方式として、
     前記第2の路側無線装置に対して前記車載装置との通信を開始させた後、前記第3の車両検知器が前記車両の進入を検知してから所定時間が経過したことに応じて前記通信を終了させる第4の方式と、
     前記第2の路側無線装置に対して前記車載装置との通信を開始させた後、前記第2の車両検知器が前記車両の進入または退出を検知してから所定時間が経過したことに応じて前記通信を終了させる第5の方式と、
     前記第2の路側無線装置に対して常に電波を照射させる第6の方式と、
     を切り替え制御する、
     請求項29記載の車線制御システム。
  31.  前記異常検出部が前記第3の車両検知器の異常状態を検出していない場合、前記制御部は、前記第2の路側無線装置に対して前記第4の方式に従って電波を照射させる、
     請求項30記載の車線制御システム。
  32.  前記異常検出部が前記第2の車両検知器の異常状態を検出しておらず、かつ、前記第3の車両検知器の異常状態を検出している場合、前記制御部は、前記第2の路側無線装置に対して前記第5の方式に従って電波を照射させる、
     請求項30記載の車線制御システム。
  33.  前記異常検出部が前記第2の車両検知器の異常状態および前記第3の車両検知器の異常状態のいずれも検出している場合、前記制御部は、前記第2の路側無線装置に対して前記第6の方式に従って電波を照射させる、
     請求項30記載の車線制御システム。
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