JP2007200021A - 車両通信システム、無線通信装置、及び車両通信方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】道路の所定領域を通過した車両との無線通信を、車両の該領域への進入・退出に応じて行うことにより、道路側に設置してある通信装置の電力消費を抑制することができる車両通信システム、無線通信装置、及び車両通信方法を提供する。
【解決手段】道路を走行する車両と情報を送受信する無線通信装置3を備えた車両通信システムにおいて、所定の領域へ進入する車両が発する遠赤外線を検知する遠赤外センサ33と、該遠赤外センサ33で検知された遠赤外線に基づいて記無線通信装置3の起動・停止を制御する通信制御装置とを備える。通信制御装置は、無線通信装置3で通信可能な領域へ車両が進入したか否かを判断し、車両が通信可能な領域へ進入したと判断した場合、無線通信装置3を起動する。
【選択図】図2
【解決手段】道路を走行する車両と情報を送受信する無線通信装置3を備えた車両通信システムにおいて、所定の領域へ進入する車両が発する遠赤外線を検知する遠赤外センサ33と、該遠赤外センサ33で検知された遠赤外線に基づいて記無線通信装置3の起動・停止を制御する通信制御装置とを備える。通信制御装置は、無線通信装置3で通信可能な領域へ車両が進入したか否かを判断し、車両が通信可能な領域へ進入したと判断した場合、無線通信装置3を起動する。
【選択図】図2
Description
本発明は、道路の所定領域を通過した車両との無線通信を、車両の該領域への進入・退出を検出することにより行い、電力消費を抑制することができる車両通信システム、無線通信装置、及び車両通信方法に関する。
車両に搭載されている車載通信装置との間で情報を送受信することにより、例えば交通信号の動作を制御する等により円滑な交通を促進する交通システムが多々開発されている。このような交通システムの多くは、車両が走行する道路上方に、車両に搭載されている車載通信装置との情報の送受信を行う無線通信装置が設置されている。
例えば、車両が走行する道路上方に、車両に搭載されている光通信装置とデータ通信を行う光ビーコンを設け、光信号を用いて情報の送受信が行われている。光ビーコンは、PTPS(Public Transportation Priority System :公共車両優先システム)、MOCS(Mobile Operation Control System :車両運行管理システム)等の用途に利用されており、路線バス、ゴミ収集車等の特定の車両からのアップリンク信号に基づいて、車両ID、運行系統、行き先情報、旅行時間等を管理情報として取得している。
光ビーコンを車両に搭載した場合には、光ビーコンの電力消費が問題となる。従来は、光ビーコンによるデータ送受信による電力消費を低減すべく、間欠的にデータ送受信を行うよう光送受信動作を発停させる車両用送受信装置が多々開発されている(特許文献1、2参照)。
特開2001−143192号公報
特開2003−233895号公報
しかし、車両との通信装置を設置する場合、通信可能な領域が可能な限り広範となるよう、例えば道路の上方に恒久的に設置することが多い。また、道路を通過する車両を検出するレーダ装置等も道路の上方に恒久的に設置することが多い。したがって、充電、バッテリ交換等のメンテナンスを頻繁に行うのは困難であり、車両に搭載する通信装置だけでなく、道路側に設置する通信装置、検出装置についても電力消費を抑制する必要が有るという問題点があった。
また、光ビーコン等の通信装置は、通信可能領域が比較的狭く、従来の道路側に設置した通信装置は、車両に搭載している通信装置のアップリンク信号を受信すべく常時ダウンリンク信号を送信しておく必要が有り、無駄なダウンリンク信号を送信し続けることにより電力消費を抑制することが困難であるという問題点もあった。
同様に、レーダ装置等により車両を検出する場合、車両の通過を看過しないように常時超音波、赤外線等を発信しておく必要があり、無駄な超音波、赤外線等を発信し続けることにより電力消費を抑制することが困難であるという問題点もあった。さらにレーダ装置等を車線ごとに配置する必要があったことから、例えばアーム型支柱に該装置を取り付ける場合、全ての車線をカバーするために大型のアーム型支柱を設置する必要が有り、設置コストが増大するという問題点もあった。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであり、道路の所定の領域に存在する車両との無線通信を、車両の該領域における存在を検出しつつ行うことにより、道路側に設置してある通信装置の電力消費を抑制することができる車両通信システム、無線通信装置、及び車両通信方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために第1発明に係る車両通信システムは、道路を走行する車両と情報を送受信する無線通信装置を備えた車両通信システムにおいて、所定の領域へ進入する車両が発する遠赤外線を検知する遠赤外センサと、該遠赤外センサで検知された遠赤外線に基づいて前記無線通信装置の起動・停止を制御する通信制御装置とを備え、該通信制御装置は、所定の領域へ車両が進入したか否かを判断する手段と、該手段で車両が所定の領域へ進入したと判断した場合、前記無線通信装置を起動する手段とを備えることを特徴とする。
また、第2発明に係る車両通信システムは、第1発明において、前記通信制御装置は、前記所定の領域から車両が退出したか否かを判断する手段と、該手段で車両が所定の領域から退出したと判断した場合、前記無線通信装置を停止する手段とを備えることを特徴とする。
また、第3発明に係る車両通信システムは、第1又は第2発明において、前記無線通信装置は、車線ごとに路面上の所定の高さに設置してあり、前記遠赤外センサは、一又は複数車線の中央近傍の路面上の所定の高さに設置してあることを特徴とする。
また、第4発明に係る無線通信装置は、道路を走行する車両と情報を送受信する無線通信装置において、前記所定の領域へ進入する車両が発する遠赤外線を検知する遠赤外センサ及び該遠赤外センサで検知された遠赤外線に基づいて前記無線通信装置の起動・停止を制御する通信制御装置を内蔵しており、該通信制御装置は、所定の領域へ車両が進入したか否かを判断する手段と、該手段で車両が所定の領域へ進入したと判断した場合、前記無線通信装置を起動する手段とを備えることを特徴とする。
また、第5発明に係る無線通信装置は、第4発明において、前記通信制御装置は、前記所定の領域から車両が退出したか否かを判断する手段と、該手段で車両が所定の領域から退出したと判断した場合、前記無線通信装置を停止する手段とを備えることを特徴とする。
また、第6発明に係る無線通信装置は、第4又は第5発明において、前記無線通信装置は、光信号により情報を送受信する光ビーコンを備えることを特徴とする。
また、第7発明に係る無線通信装置は、第4乃至第6発明のいずれか1つにおいて、前記無線通信装置は、太陽電池を駆動源として備えることを特徴とする。
また、第8発明に係る車両通信方法は、道路を走行する車両と情報を送受信する無線通信装置を用いる車両通信方法において、所定の領域へ進入する車両が発する遠赤外線を検知し、検知された遠赤外線に基づいて所定の領域へ車両が進入したか否かを判断し、車両が所定の領域へ進入したと判断した場合、前記無線通信装置を起動することを特徴とする。
また、第9発明に係る無線通信装置は、複数の車線からなる道路を走行する車両と情報を送受信する無線通信装置であって、前記車両と情報を送受信する無線通信部と、前記道路の所定の領域内に存在している車両が発する遠赤外線を検知する遠赤外センサとを備えることを特徴とする。
第1発明、第4発明及び第8発明では、所定の領域へ進入する車両が発する遠赤外線を検知し、検知された遠赤外線に基づいて所定の領域へ車両が進入したか否かを判断し、車両が所定の領域へ進入したと判断した場合に無線通信装置を起動する。これにより、無線通信装置で通信可能な領域の前後の領域で車両を検知することが可能であり電力消費が少ない遠赤外センサにより車両が通信可能な領域へ進入したか否かを検知し、侵入を検知した場合にのみ無線通信装置を起動させて例えばダウンリンク信号の送信を開始する。従って、不要なダウンリンク信号の送出を未然に防止することができ、車両との通信に要する電力消費量を低く抑制することが可能となる。
第2発明及び第5発明では、車両が通信可能な領域から退出したか否かを判断し、車両が退出したと判断した場合、無線通信装置を停止する。これにより、車両が通信可能な領域から退出した場合には、無線通信装置からのダウンリンク信号の送出を停止することができ、不要なダウンリンク信号の送出を未然に防止することができ、車両との通信に要する電力消費量を低く抑制することが可能となる。
第3発明では、無線通信装置を車線ごとに路面上の所定の高さに設置し、遠赤外センサは、一又は複数の車線の中央近傍の路面上の所定の高さに設置する。これにより、遠赤外センサの数を無線通信装置の数よりも少なく設置することになり、常時稼動している遠赤外センサの数を減じることにより、より電力消費を抑制することが可能となる。
第6発明では、無線通信装置は、光信号により情報を送受信する光ビーコンを送受信することが可能な領域通信装置を備えている。これにより、狭い領域内でのみ車両とデータ通信することができ、必要な情報を必要な車両との間で送受信することが可能となる。
第7発明では、無線通信装置は、太陽電池を駆動源として備える。これにより、無線通信装置の電力消費をさらに抑制することが可能となる。
第9発明では、車両と情報を送受信する無線通信部と、複数の車線からなる道路の所定の領域内に存在している車両が発する遠赤外線を検知する遠赤外センサとを備え、遠赤外センサは複数の車線を走行する車両を検出する。これにより、電力消費が少ない遠赤外センサにより車両が所定の検出対象となる領域に存在するか否かを検出することができ、車両検出に要する電力消費量を低く抑制することが可能となる。また、遠赤外センサは検出範囲が広範であることから複数の車線を走行する車両を1つの遠赤外センサで検出することができる。したがって、例えばアーム型支柱に遠赤外センサを取り付ける場合、大型のアーム型支柱を設置する必要が無く、設置コストの低減を図ることが可能となる。
第1発明、第4発明及び第8発明によれば、無線通信装置で通信可能な領域の前後の領域で車両を検知することが可能であり電力消費が少ない遠赤外センサにより車両が通信可能な領域へ進入したか否かを検知し、侵入を検知した場合にのみ無線通信装置を起動させて例えばダウンリンク信号の送信を開始する。従って、不要なダウンリンク信号の送出を未然に防止することができ、車両との通信に要する電力消費量を低く抑制することが可能となる。
第2発明及び第5発明によれば、車両が通信可能な領域から退出した場合には、無線通信装置からのダウンリンク信号の送出を停止することができ、不要なダウンリンク信号の送出を未然に防止することができ、車両との通信に要する電力消費量を低く抑制することが可能となる。
第3発明によれば、遠赤外センサの数を無線通信装置の数よりも少なく設置することになり、常時稼動している遠赤外センサの数を減じることにより、より電力消費を抑制することが可能となる。
第6発明によれば、光ビーコンのような領域通信装置により、狭い領域内でのみ車両とデータ通信することができ、必要な情報を必要な車両との間で送受信することが可能となる。
第7発明によれば、無線通信装置の電力消費をさらに抑制することが可能となる。
第9発明によれば、電力消費が少ない遠赤外センサにより車両が所定の検出対象となる領域に存在するか否かを検出することができ、車両検出に要する電力消費量を低く抑制することが可能となる。また、遠赤外センサは検出範囲が広範であることから複数の車線を走行する車両を1つの遠赤外センサで検出することができる。したがって、例えばアーム型支柱に遠赤外センサを取り付ける場合、大型のアーム型支柱を設置する必要が無く、設置コストの低減を図ることが可能となる。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る車両通信システムの構成を示す模式図である。本実施の形態1に係る車両通信システムは、車両1、1、・・・が走行する車線上に、車両1に搭載している車載通信装置2とデータ通信を行うことが可能な無線通信装置3、3、・・・を設置している。無線通信装置3、3、・・・は車線ごとに設置してあり、直下の車線の通信可能領域4を走行する車両とデータ通信することが可能となっている。
図1は、本発明の実施の形態1に係る車両通信システムの構成を示す模式図である。本実施の形態1に係る車両通信システムは、車両1、1、・・・が走行する車線上に、車両1に搭載している車載通信装置2とデータ通信を行うことが可能な無線通信装置3、3、・・・を設置している。無線通信装置3、3、・・・は車線ごとに設置してあり、直下の車線の通信可能領域4を走行する車両とデータ通信することが可能となっている。
本実施の形態1では、車両1に搭載している車載通信装置2と無線通信装置3、3、・・・とは、無線通信する。本実施の形態1では、無線通信装置3は、投受光器を備えた光ビーコンとして構成されている。図2は、本発明の実施の形態1に係る車両通信システムの無線通信装置3の構成を示すブロック図である。図2での実線はデータ通信線を、破線は電力供給線を、それぞれ示している。
図2に示すように、実施の形態1に係る無線通信装置3は、発光してダウンリンク信号を送信する発光部31、受光してアップリンク信号を受信する受光部32、遠赤外を検出する遠赤外センサ33、受光部32で受信した信号及び遠赤外センサ33から受信した出力信号に対する演算処理、ダウンリンク信号の送信開始・停止指示、外部とのデータ送受信等を実行する通信制御部(通信制御装置)34、及び外部との通信を行う通信インタフェース部35で構成されている。
発光部31からのダウンリンク信号の発光間隔等は、通信制御部34からの指示に基づいて実行される。車両1に搭載されている車載通信装置2は、車両が通信可能領域4へ進入した場合、ダウンリンク信号を受信し、必要な情報をアップリンク信号として返信する。
本実施の形態1は、車両が光ビーコンと通信可能な通信可能領域4へ進入したか否か、又は通信可能領域4から退出したか否かを検出する遠赤外センサ33を、光ビーコンに内蔵している点に特徴を有する。図3は、本発明の実施の形態1に係る車両通信システムの遠赤外センサ33の構成を示すブロック図である。
遠赤外センサ33は、波長8〜12マイクロメートルの遠赤外光の透過性に優れたレンズ331を有し、レンズ331から入光した遠赤外光はサーモパイル332へ誘導される。レンズ331は、遠赤外光の透過性を有する素材、例えば粉末焼結法により安価に製造することができるZnSレンズを採用する。なお、レンズ331の素材は、これに限定されるものではない。
サーモパイル332は、受光した遠赤外の光量及びサーモパイル本体の温度に応じた電圧を出力し、オペアンプ333で増幅してCPU334へ送信する。CPU334は、増幅された出力電圧値に基づいて、車両の有無を判定する。判定結果は、出力信号として通信制御部34へ送信される。
通信制御部34はLSI基板であり、遠赤外センサ33からの出力信号に基づいて光ビーコンの動作を制御する。図4は、本発明の実施の形態1に係る車両通信システムの通信制御部(通信制御装置)34の構成を示すブロック図である。
通信制御部34は、少なくともLSI341、ROM342、RAM343、及び通信インタフェース部344で構成されており、LSI341は、ROM342に記憶されている処理プログラムに従って、後述する種々の処理を実行する。RAM343は、SRAM、フラッシュメモリ等であり、演算処理の途上で生成したデータを記憶する。通信インタフェース部344は、遠赤外センサ33からの出力信号の受信、発光部31への発光開始・停止指示、受光部32からアップリンク信号の受信を行う。
無線通信装置3の通信インタフェース部35は、例えば交通管制センタ等のサーバコンピュータ(図示せず)へ、アップリンク信号の受信により取得した情報を送信する。また、車両へ提供する情報等をサーバコンピュータから受信する。
電力供給部36は、長期間継続して電力を供給することが可能な電源であれば、特に限定されるものではない。本実施の形態1では、特に電力消費量の少ない遠赤外センサ33を採用していることから、ソーラパネルとバッテリとを組み合わせた太陽電池を用いる。電力供給部36は、無線通信装置3の各構成装置へ電力を供給する(図2の破線)。
本実施の形態1では、遠赤外センサ33での検知領域を、光ビーコンでの通信可能領域4の前後に設定し、走行する車両1の通信可能領域4への進入及び通信可能領域4からの退出を検出する。図5は、通信可能領域4と車両検出領域41、42との関係を示す模式図である。図5(a)は通信可能領域4と車両検出領域41、42との前後関係を示しており、図5(b)は上方からの通信可能領域4と車両検出領域41、42との関係を示している。
本実施の形態1では、1車線ごとに1個の無線通信装置3を設置している。光ビーコンによる通信可能領域4が、前後方向に略5mで横方向が車線幅である領域となるよう、無線通信装置3の指向性及び取り付け角度が調整されている。通信可能領域4の車両進行方向側には、車両の進入を検出するための車両検出領域41が、通信可能領域4の車両通過方向側には、車両の退出を検出するための車両検出領域42が、それぞれ設けられており、該領域において遠赤外センサ33で車両の進入・退出を検出する。
遠赤外光に基づいて車両が車両検出領域41、42へ進入したか否か、退出したか否かを判定する手段は、特に限定されるものではない。例えば、遠赤外センサ33からの出力電圧値が所定のサンプリング時間だけ所定値より大きくなった場合には車両が該領域へ進入したものと判定し、遠赤外センサ33からの出力電圧値の減少量が所定値以下となった場合には車両が該領域から退出したものと判定する方法であっても良い。
より検出精度を高めるべく、例えば天候に応じた車両進入時の検出温度パターン、車両退出時の検出温度パターンを通信制御部34のRAM343に記憶しておき、パターンマッチングすることにより車両の進入・退出を検出する方法を採用しても良い。
以下、本実施の形態1に係る車両通信システムの無線通信装置(光ビーコン)3の動作制御処理について説明する。図6は、本発明の実施の形態1に係る車両通信システムの通信制御部34のLSI341の処理手順を示すフローチャートである。
通信制御部(通信制御装置)34のLSI341は、遠赤外センサ33から出力信号を取得する(ステップS601)。LSI341は、車両検出領域41に車両が進入したか否かを判断し(ステップS602)、LSI341が、車両が進入していないと判断した場合(ステップS602:NO)、LSI341は処理をステップS601へ戻し、上述の処理を繰り返す。
LSI341が、車両が進入したと判断した場合(ステップS602:YES)、LSI341は、発光部31へ発光の開始指示を出し(ステップS603)、ダウンリンク信号の送信を開始する。LSI341は、車両1に搭載してある車載通信装置2からのアップリンク信号を受信し(ステップS604)、外部に設けてある他のコンピュータとの情報の送受信を行う(ステップS605)。
LSI341は、遠赤外センサ33から出力信号を取得し(ステップS606)、車両検出領域42から車両が退出したか否かを判断する(ステップS607)。LSI341が、車両が退出していないと判断した場合(ステップS607:NO)、LSI341は処理をステップS604へ戻し、上述の処理を繰り返す。
LSI341が、車両が退出したと判断した場合(ステップS607:YES)、LSI341は、発光部31へ発光の停止指示を出し(ステップS608)、ダウンリンク信号の送信を停止する。
なお、本実施の形態1では、無線通信装置3を光ビーコンに遠赤外センサ33を組み込んだ装置として説明しているが、車両1に搭載されている車載通信装置2との通信方法は、光信号に限定されるものではなく、例えば準マイクロ波帯の電波(2.497GHz帯)を利用して通信しても良いし、ETC等で用いられているDSRC(Dedicated Short Range Communications)を利用しても良い。この場合、無線通信装置3は、光ビーコンの代わりに電波ビーコンを用い、電波ビーコンに遠赤外センサ33を組み込んだ装置となる。
図7は、無線通信装置として電波ビーコンを採用した場合の無線通信装置3の構成を示すブロック図である。図7においても実線はデータ通信線を、破線は電力供給線を、それぞれ示している。
図7に示すように、無線通信装置3は、準マイクロ波帯の電波(2.497GHz帯)、又はETC等で用いられているDSRC帯の電波を発信し、応答信号を受信する電波送受信部71、遠赤外を検出する遠赤外センサ33、受光部32で受信した信号及び遠赤外センサ33から受信した出力信号に対する演算処理、ダウンリンク信号の送信開始・停止指示、外部とのデータ送受信等を実行する通信制御部(通信制御装置)34、及び外部との通信を行う通信インタフェース部35で構成されている。
電波送受信部71の電波発信間隔等は、信号処理部34からの指示に基づいて実行される。車両1に搭載されている車載通信装置2は、車両が通信可能領域4へ進入した場合、電波信号を受信し、必要な情報を電波信号として返信する。
以上のように本実施の形態1によれば、無線通信装置3で通信可能な通信可能領域4の前後の車両検出領域41、42で車両を検知することが可能であり電力消費が少ない遠赤外センサ33により車両1が通信可能領域4へ進入したか否かを検知し、侵入を検知した場合にのみ無線通信装置3の発光部31に発光指示を出しダウンリンク信号の送信を開始する。従って、不要なダウンリンク信号の送出を未然に防止することができ、車両1との通信に要する電力消費量を低く抑制することが可能となる。
なお、実施の形態1において、車両検出領域41、42を用いて車両の退出を検出する場合について説明しているが、車両1に搭載している車載通信装置2との間でデータの送受信が完了した後に検出する必要はないことから、例えば送受信するデータの最後を示す信号(例えばEOD)を検出した場合にダウンリンク信号の発信を停止するようにしても良い。この場合、車両の通信可能領域4への進入のみを検出すれば足りる。
(実施の形態2)
図8は、本発明の実施の形態2に係る車両通信システムの構成を示す模式図である。本実施の形態2に係る車両通信システムの構成は、実施の形態1とほぼ同一であるが、無線通信装置3と通信制御装置5とを別個独立に設置してある点で実施の形態1と相違する。なお、実施の形態1と同様の構成要素については、同一の符号を付することにより、詳細な説明は省略する。
図8は、本発明の実施の形態2に係る車両通信システムの構成を示す模式図である。本実施の形態2に係る車両通信システムの構成は、実施の形態1とほぼ同一であるが、無線通信装置3と通信制御装置5とを別個独立に設置してある点で実施の形態1と相違する。なお、実施の形態1と同様の構成要素については、同一の符号を付することにより、詳細な説明は省略する。
本実施の形態2では、無線通信装置3は、通信制御装置5を内蔵しておらず、例えば無線通信装置3、3、・・・を設置してある支柱部分に配置されている。通信制御装置5と無線通信装置3、3、・・・とは、通信線でデータ通信可能に接続されており、無線通信装置3、3、・・・へ電力を供給する構成であっても良い。以下、無線通信装置3が光ビーコンに遠赤外センサ33を組み込んだ装置である場合について説明するが、実施の形態1と同様、電波ビーコン、DSRC等を用いる構成であっても良い。
図9は、本発明の実施の形態2に係る車両通信システムの通信制御装置5の構成を示すブロック図である。通信制御装置5は、少なくともMPU51、ROM52、RAM53、及び通信インタフェース部54で構成されており、MPU51は、ROM52に記憶されている処理プログラムに従って、後述する種々の処理を実行する。RAM53は、SRAM、フラッシュメモリ等であり、演算処理の途上で生成したデータを記憶する。通信インタフェース部54は、遠赤外センサ33からの出力信号の受信、無線通信装置3への発光開始・停止指示、無線通信装置3からアップリンク信号の受信を行う。
以下、本実施の形態2に係る車両通信システムの無線通信装置3の動作制御処理について説明する。図10は、本発明の実施の形態2に係る車両通信システムの通信制御装置5のMPU51の処理手順を示すフローチャートである。
通信制御装置5のMPU51は、遠赤外センサ33から出力信号を取得する(ステップS1001)。MPU51は、車両検出領域41に車両が進入したか否かを判断し(ステップS1002)、MPU51が、車両が進入していないと判断した場合(ステップS1002:NO)、MPU51は処理をステップS1001へ戻し、上述の処理を繰り返す。
MPU51が、車両が進入したと判断した場合(ステップS1002:YES)、MPU51は、無線通信装置3へ発光の開始指示を送信し(ステップS1003)、ダウンリンク信号の送信を開始する。MPU51は、車両1に搭載してある車載通信装置2からのアップリンク信号を受信し(ステップS1004)、外部に設けてある他のコンピュータとの情報の送受信を行う(ステップS1005)。
MPU51は、遠赤外センサ33から出力信号を取得し(ステップS1006)、車両検出領域42から車両が退出したか否かを判断する(ステップS1007)。MPU51が、車両が退出していないと判断した場合(ステップS1007:NO)、MPU51は処理をステップS1004へ戻し、上述の処理を繰り返す。
MPU51が、車両が退出したと判断した場合(ステップS1007:YES)、MPU51は、無線通信装置3へ発光の停止指示を送信し(ステップS1008)、ダウンリンク信号の送信を停止する。
以上のように本実施の形態2によれば、無線通信装置3で通信可能な通信可能領域4の前後の車両検出領域41、42で車両を検知することが可能であり電力消費が少ない遠赤外センサ33により車両1が通信可能領域4へ進入したか否かを検知し、侵入を検知した場合にのみ無線通信装置3の発光部31に発光指示を出しダウンリンク信号の送信を開始する。従って、不要なダウンリンク信号の送出を未然に防止することができ、車両1との通信に要する電力消費量を低く抑制することが可能となる。
なお、実施の形態2においても、実施の形態1と同様、車両検出領域41、42を用いて車両の退出を検出する場合について説明しているが、車両1に搭載している車載通信装置2との間でデータの送受信が完了した後に検出する必要はないことから、例えば送受信するデータの最後を示す信号(例えばEOD)を検出した場合にダウンリンク信号の発信を停止するようにしても良い。この場合、車両の通信可能領域4への進入のみを検出すれば足りる。
(実施の形態3)
図11は、本発明の実施の形態3に係る車両通信システムの構成を示す模式図である。本実施の形態3に係る車両通信システムの構成は、実施の形態1とほぼ同一であるが、無線通信装置3内に遠赤外センサ6を内蔵せず、一又は複数の車線の中央近傍となるよう、別個独立に設置してある点で実施の形態1と相違する。なお、実施の形態1と同様の構成要素については、同一の符号を付することにより、詳細な説明は省略する。
図11は、本発明の実施の形態3に係る車両通信システムの構成を示す模式図である。本実施の形態3に係る車両通信システムの構成は、実施の形態1とほぼ同一であるが、無線通信装置3内に遠赤外センサ6を内蔵せず、一又は複数の車線の中央近傍となるよう、別個独立に設置してある点で実施の形態1と相違する。なお、実施の形態1と同様の構成要素については、同一の符号を付することにより、詳細な説明は省略する。
本実施の形態1では、無線通信装置3は、投受光器を備えた光ビーコンとして構成されている。図12は、本発明の実施の形態3に係る車両通信システムの無線通信装置3の構成を示すブロック図である。実施の形態1及び2と同様、図12での実線はデータ通信線を、破線は電力供給線を、それぞれ示している。
図12に示すように、実施の形態3に係る無線通信装置3は、発光してダウンリンク信号を送信する発光部31、受光してアップリンク信号を受信する受光部32、受光部32で受信した信号及び外部の遠赤外センサ6から受信した出力信号に対する演算処理、ダウンリンク信号の送信開始・停止指示、外部とのデータ送受信等を実行する通信制御部(通信制御装置)34、及び外部との通信を行う通信インタフェース部35で構成されている。
発光部31からのダウンリンク信号の発光間隔等は、信号処理部34からの指示に基づいて実行される。車両1に搭載されている車載通信装置2は、車両が通信可能領域4へ進入した場合、ダウンリンク信号を受信し、必要な情報をアップリンク信号として返信する。
本実施の形態3は、車両が光ビーコンと通信可能な通信可能領域4へ進入したか否か、又は通信可能領域4から退出したか否かを検出する遠赤外センサ6を、光ビーコンとは別個に配置する点に特徴を有する。これにより、本実施の形態3によれば、遠赤外センサ6の数を無線通信装置3の数よりも少なく設置することになり、常時稼動している遠赤外センサ6の数を減じることにより、より電力消費を抑制することが可能となる。
(実施の形態4)
図13は、本発明の実施の形態4に係る車両通信システムの構成を示す模式図である。本実施の形態4に係る車両通信システムは、車両1、1、・・・が走行する車線上に設置してある無線通信装置3、3、・・・に、車両1が車両検出領域7に存在するか否かを検出する遠赤外センサ6、6、・・・を組み込んである。遠赤外センサ6、6、・・・を組み込んだ無線通信装置3、3、・・・は車線ごとに設置してあり、直下の車線を走行する車両を検出することができ、直下の車線の通信可能領域4を走行する車両1とデータ通信することが可能となっている。
図13は、本発明の実施の形態4に係る車両通信システムの構成を示す模式図である。本実施の形態4に係る車両通信システムは、車両1、1、・・・が走行する車線上に設置してある無線通信装置3、3、・・・に、車両1が車両検出領域7に存在するか否かを検出する遠赤外センサ6、6、・・・を組み込んである。遠赤外センサ6、6、・・・を組み込んだ無線通信装置3、3、・・・は車線ごとに設置してあり、直下の車線を走行する車両を検出することができ、直下の車線の通信可能領域4を走行する車両1とデータ通信することが可能となっている。
本実施の形態4では、実施の形態1と同様、車両1に搭載している車載通信装置2と無線通信装置3、3、・・・とが無線通信する。本実施の形態4でも、無線通信装置3は、投受光器を備えた光ビーコンとして構成されている。
本実施の形態4では、遠赤外センサ6、6、・・・で検出した情報は、遠赤外センサ6、6、・・・を設置してある支柱部分に備えている、外部のコンピュータと通信可能な通信装置8へ集約される。通信装置8と遠赤外センサ6、6、・・・とは、通信線でデータ通信可能に接続されており、遠赤外センサ6、6、・・・へ電力を供給する構成であっても良い。以下、通信装置8が遠赤外センサ6、6、・・・で検出された情報を外部に設けてある他のコンピュータへ送信する場合について説明するが、遠赤外センサ6ごとに通信装置8を備える構成であっても良い。
図14は、本発明の実施の形態4に係る車両通信システムの無線通信装置3に組み込んである遠赤外センサ6の構成を示すブロック図である。遠赤外センサ6は、波長8〜12マイクロメートルの遠赤外光の透過性に優れたレンズ61を有し、レンズ61から入光した遠赤外光はサーモパイル62へ誘導される。レンズ61は、遠赤外光の透過性を有する素材、例えば粉末焼結法により安価に製造することができるZnSレンズを採用する。なお、レンズ61の素材は、これに限定されるものではない。
サーモパイル62は、受光した遠赤外の光量及びサーモパイル本体の温度に応じた電圧を出力し、オペアンプ63で増幅してCPU64へ送信する。CPU64は、増幅された出力電圧値に基づいて、車両検出領域7における車両1の有無を判定する。判定結果は、出力信号として通信装置8へ送信される。
図15は、本発明の実施の形態4に係る車両通信システムの通信装置8の構成を示すブロック図である。通信装置8は、少なくともLSI81、ROM82、RAM83、及び通信インタフェース部84で構成されており、LSI81は、ROM82に記憶されている処理プログラムに従って、後述する種々の処理を実行する。RAM83は、SRAM、フラッシュメモリ等であり、演算処理の途上で生成したデータを記憶する。通信インタフェース部84は、遠赤外センサ6、6、・・・からの出力信号の受信、受信した出力信号の外部のコンピュータへの転送等を行う。
以下、本実施の形態4に係る車両通信システムにおける車両検出動作について説明する。図16は、本発明の実施の形態4に係る車両通信システムの遠赤外センサ6のCPU64の車両検出処理の手順を示すフローチャートである。
遠赤外センサ6のCPU64は、背景電圧値を、車両が存在しない状態でのオペアンプ63で増幅された出力電圧値に基づいて算出する(ステップS1601)。背景電圧値は、例えば車両検出領域7に車両が存在しない場合の出力電圧の平均値である。車両が存在している場合には、例えば一定時間内の出力電圧値の最頻値である。
CPU64は、オペアンプ63で増幅された出力電圧値を取得して(ステップS1602)、出力電圧値と背景電圧値との差分(以下、背景差分電圧という)を算出する(ステップS1603)。CPU64は、算出した背景差分電圧が所定の閾値より大きいか否かを判断する(ステップS1604)。
CPU64が、背景差分電圧が所定の閾値以下であると判断した場合(ステップS1604:NO)、CPU64は、車両が車両検出領域7に存在していない旨を示す信号を通信装置8へ送信する(ステップS1605)。CPU64が、背景差分電圧が所定の閾値より大きいと判断した場合(ステップS1604:YES)、CPU64は、車両が車両検出領域7に存在する旨を示す信号を通信装置8へ送信する(ステップS1606)。
CPU64は、車両検出処理を終了するか否かを判断し(ステップS1607)、CPU64が処理を終了しないと判断した場合(ステップS1607:NO)、処理をステップS1601へ戻して、上述の処理を繰り返す。CPU64が処理を終了すると判断した場合(ステップS1607:YES)、処理を終了する。
以上のように本実施の形態4によれば、電力消費が少ない遠赤外センサ6、6、・・・の下方を通過する車両が車両検出領域7に存在するか否かを検出することが可能であり、従来の光ビーコンのように光信号を常時発信することなく、電力消費を抑制しつつ車両を検出することが可能となる。
なお、遠赤外センサ6、6、・・・は従来の光ビーコン等に比べて検出可能範囲が広範であることから、複数の車線を通過する車両を1つの遠赤外センサ6で検出するようにしても良い。図17は、複数の車線を通過する車両を1つの遠赤外センサで検出する場合の車両通信システムの構成を示す模式図である。
図17に示すように、車線ごとの通信用光ビーコンと、すべての車線をカバーすることが可能な遠赤外センサを一体化した無線通信装置10を中央線近傍の上方に設置してある。通信用光ビーコンは、対応する車線の上方に、発光LEDと受光するフォトダイオードとを、車線ごとに設ける形態であっても良いし、1つの筐体の中に、対応する車線ごとの発光LEDと受光するフォトダイオードとを設ける形態であっても良い。1つの筐体に収納することにより、遠赤外センサ及び光ビーコンの設置数量を減ずることができる。なお、遠赤外センサは1つであるが、内部のサーモパイルは車線ごとに備える。どの車線に車両が存在するのかを区別するためである。
このようにすることで、遠赤外センサ6の設置数量を減ずることができ、さらなるコスト低減及び電力消費量の低減を図ることが可能となる。また、複数車線を一体型の無線通信装置10で複数の車線をカバーすることにより、例えばアーム型支柱に無線通信装置10を取り付ける場合、大型のアーム型支柱を設置する必要が無く、アーム長さを短くすることができるので、設置コストの低減を図ることも可能となる。
1 車両
2 車載通信装置
3、10 無線通信装置
4 通信可能領域
5 通信制御装置
6、33 遠赤外センサ
7 車両検出領域
8 通信装置
31 発光部
32 受光部
34 通信制御部
36 電力供給部
2 車載通信装置
3、10 無線通信装置
4 通信可能領域
5 通信制御装置
6、33 遠赤外センサ
7 車両検出領域
8 通信装置
31 発光部
32 受光部
34 通信制御部
36 電力供給部
Claims (9)
- 道路を走行する車両と情報を送受信する無線通信装置を備えた車両通信システムにおいて、
所定の領域へ進入する車両が発する遠赤外線を検知する遠赤外センサと、
該遠赤外センサで検知された遠赤外線に基づいて前記無線通信装置の起動・停止を制御する通信制御装置と
を備え、
該通信制御装置は、
所定の領域へ車両が進入したか否かを判断する手段と、
該手段で車両が所定の領域へ進入したと判断した場合、前記無線通信装置を起動する手段と
を備えることを特徴とする車両通信システム。 - 前記通信制御装置は、
前記所定の領域から車両が退出したか否かを判断する手段と、
該手段で車両が所定の領域から退出したと判断した場合、前記無線通信装置を停止する手段と
を備えることを特徴とする請求項1記載の車両通信システム。 - 前記無線通信装置は、車線ごとに路面上の所定の高さに設置してあり、前記遠赤外センサは、一又は複数車線の中央近傍の路面上の所定の高さに設置してあることを特徴とする請求項1又は2記載の車両通信システム。
- 道路を走行する車両と情報を送受信する無線通信装置において、
前記所定の領域へ進入する車両が発する遠赤外線を検知する遠赤外センサ及び該遠赤外センサで検知された遠赤外線に基づいて前記無線通信装置の起動・停止を制御する通信制御装置を内蔵しており、
該通信制御装置は、
所定の領域へ車両が進入したか否かを判断する手段と、
該手段で車両が所定の領域へ進入したと判断した場合、前記無線通信装置を起動する手段と
を備えることを特徴とする無線通信装置。 - 前記通信制御装置は、
前記所定の領域から車両が退出したか否かを判断する手段と、
該手段で車両が所定の領域から退出したと判断した場合、前記無線通信装置を停止する手段と
を備えることを特徴とする請求項4記載の無線通信装置。 - 前記無線通信装置は、
光信号により情報を送受信する光ビーコンを備えることを特徴とする請求項4又は5記載の無線通信装置。 - 前記無線通信装置は、
太陽電池を駆動源として備えることを特徴とする請求項4乃至6のいずれか一項に記載の無線通信装置。 - 道路を走行する車両と情報を送受信する無線通信装置を用いる車両通信方法において、
所定の領域へ進入する車両が発する遠赤外線を検知し、
検知された遠赤外線に基づいて所定の領域へ車両が進入したか否かを判断し、
車両が所定の領域へ進入したと判断した場合、前記無線通信装置を起動することを特徴とする車両通信方法。 - 複数の車線からなる道路を走行する車両と情報を送受信する無線通信装置であって、
前記車両と情報を送受信する無線通信部と、
前記道路の所定の領域内に存在している車両が発する遠赤外線を検知する遠赤外センサと
を備えることを特徴とする無線通信装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006017836A JP2007200021A (ja) | 2006-01-26 | 2006-01-26 | 車両通信システム、無線通信装置、及び車両通信方法 |
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JP2007200021A true JP2007200021A (ja) | 2007-08-09 |
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ID=38454577
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2006017836A Pending JP2007200021A (ja) | 2006-01-26 | 2006-01-26 | 車両通信システム、無線通信装置、及び車両通信方法 |
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JP (1) | JP2007200021A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2009253714A (ja) * | 2008-04-08 | 2009-10-29 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 光受信回路とこれを有する光ビーコン |
JP2009272895A (ja) * | 2008-05-08 | 2009-11-19 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 光受信回路とこれを有する光ビーコン |
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-
2006
- 2006-01-26 JP JP2006017836A patent/JP2007200021A/ja active Pending
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