WO2015072434A1 - シャワーヘッド - Google Patents

Abstract

　炭酸タブレット等の作用部材を容易に入れたりまたは出したりすることができるシャワーヘッドを提供する。このシャワーヘッドは、内部が流路を構成する、第１構成体と第２構成体とを備える。第２構成体は、本体部と、その本体部から延出して第１構成体に挿入される延出部とを備える。延出部の周面には、作用部材の収容空間に対し作用部材を出し入れするための開口部が設けられる。第２構成体は、第１構成体に対し、前記開口部が第１構成体で覆われる挿入位置と、前記開口部が露出する引出し位置とに移動可能である。第１構成体と第２構成体とは、挿入位置にて、延出部が引き出されないように互いの位置関係をロック可能に構成されているとともに、引出し位置にて、延出部がそれ以上抜け出さないように互いの位置関係をロック可能に構成されている。

Description

シャワーヘッド

　この発明は、炭酸タブレットとか浄水カートリッジとかの水に作用する作用部材が収容可能なシャワーヘッドに関するものである。

　従来、シャワーヘッドに浄水カートリッジが収容された浄水機能付きシャワーヘッドがあった（例えば、特許文献１参照）。図１６に示すように、このシャワーヘッド３２は、シャワーヘッド本体３２ａが、シャワーノズル３３とグリップ部３４とから構成され、それらシャワーノズル３３とグリップ部３４とは、ネジ嵌合３５により組み付けられていた。そして、浄水カートリッジ３１は、シャワーヘッド本体３２ａ内であって、主にシャワーノズル３３内に収容されていた。そこで、この浄水カートリッジ３１の交換にあたっては、シャワーノズル３３とグリップ部３４とのネジ嵌合３５を外した上で、内部の浄水カートリッジ３１を交換していた。

特開２０００－１３５１７５号公報（段落０００３～０００６、図２）

　ところで、前記従来のシャワーヘッド３２にあっては、浄水カートリッジ３１（作用部材）を装着するには、シャワーノズル３３とグリップ部３４とのネジ嵌合３５を外して、それらシャワーノズル３３とグリップ部３４とを分離させてから行う必要があった。そのため、分離したシャワーノズル３３とグリップ部３４との一方をどこか適当な場所に置いた上で、浄水カートリッジ３１の出し入れを行わなければならず、その扱いが面倒であった。

　この発明は、上記した従来の欠点を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、作用部材を容易に入れたりまたは出したりすることができる、シャワーヘッドを提供することにある。

　第１観点に係るシャワーヘッドは、水の流路と、その水に作用する作用部材を収容可能な収容空間とを備える。ここで、このシャワーヘッドは、内部が前記流路を構成する、第１構成体と第２構成体とを備える。前記第２構成体は、本体部と、その本体部から延出して前記第１構成体に挿入される延出部とを備える。そして、前記延出部の周面には、前記収容空間に対し前記作用部材を入れたりまたは出したりすることができる開口部が設けられる。そこで、前記第２構成体は、前記第１構成体に対し、前記開口部が前記第１構成体で覆われるよう前記延出部が挿入される挿入位置と、前記開口部が露出するとともに前記延出部がその一部を残して引き出される引出し位置とに、移動可能に形成される。さらに、前記第１構成体と前記第２構成体とは、前記挿入位置にて、前記延出部が引き出されないように互いの位置関係をロック可能に構成されているとともに、前記引出し位置にて、前記延出部がそれ以上抜け出さないように互いの位置関係をロック可能に構成されている。

　このシャワーヘッドによると、第２構成体は、第１構成体に挿入される延出部を備えており、その延出部の周面に、流路を通る水に作用する作用部材を入れたりまたは出したりすることができる開口部が設けられている。そして、第２構成体は、第１構成体に対し、延出部が挿入される挿入位置と、延出部がその一部を残して引き出される引出し位置とに、移動可能に形成されている。ここで、挿入位置では、第１構成体と第２構成体とに設けられた挿入位置をロックするための機構により、延出部は、その挿入位置に保持される。また、引出し位置では、延出部の周面に設けられた開口部が露出し、この開口部から作用部材を入れたりまたは出したりすることができる。そして、第１構成体と第２構成体には、引出し位置をロックするための機構が設けられているため、引出し位置では、延出部は、それ以上抜け出さず、第１構成体と第２構成体とは、一体の状態が保たれ、その一体の状態で、作用部材を入れたりまたは出したりすることができる。

　また、第２観点に係るシャワーヘッドは、第１観点のシャワーヘッドにおいて、前記第１構成体と前記第２構成体とのいずれか一方の構成体に、前記延出部を前記第１構成体に対して挿入引出しする軸心の方向に延びる案内部が設けられ、他方の構成体に、前記案内部に沿って前記軸心の方向に案内される被案内部が設けられる。

　また、第３観点に係るシャワーヘッドは、第２観点のシャワーヘッドにおいて、前記挿入位置にて、前記軸心の回りに、前記第２構成体が前記第１構成体に対して回動することにより、前記第１構成体と前記第２構成体との位置関係がロックされる。こうして、挿入位置では、第２構成体を第１構成体に対して回動することで、延出部が挿入位置に保持される。

　また、第４観点に係るシャワーヘッドは、第２観点または第３観点のシャワーヘッドにおいて、前記案内部は、前記軸心の方向に延びる縦溝を含み、前記被案内部は、その縦溝に沿って前記軸心の方向に案内される突起を含む。

　また、第５観点に係るシャワーヘッドは、第４観点のシャワーヘッドにおいて、前記縦溝には、前記引出し位置にて前記突起が当接する溝壁が設けられる。そして、前記突起が前記溝壁に当接して停止することで、前記引出し位置にて、前記延出部がそれ以上抜け出さないように前記第１構成体と前記第２構成体との位置関係がロックされる。

　また、第６観点に係るシャワーヘッドは、第４観点または第５観点のシャワーヘッドにおいて、前記案内部が設けられた側の構成体には、前記挿入位置にて、前記軸心の回りに前記第２構成体を前記第１構成体に対して回動したときに前記突起が前記縦溝から進入する、横溝が設けられる。そして、前記突起が前記横溝に挿入されることで、前記挿入位置にて、前記延出部が引き出されないように前記第１構成体と前記第２構成体との位置関係がロックされる。

　また、第７観点に記載の発明に係るシャワーヘッドは、第１観点から第６観点のいずれかのシャワーヘッドにおいて、前記作用部材は、水と反応して炭酸ガスを発生するタブレットからなる。

　以上の観点に係るシャワーヘッドによれば、第１構成体と第２構成体とが一体の状態に保たれ、その一体の状態で、作用部材を入れたりまたは出したりすることができ、その作業を容易に行うことができる。

この発明の一実施の形態の、シャワーヘッドの引出し位置での断面図である。 同じく、グリップおよびパッキンを除いた引出し位置での斜視図である。 同じく、グリップおよびパッキンを除いた分解斜視図である。 同じく、引出し位置での要部拡大断面図である。 同じく、図４におけるＡ－Ａ線による断面図である。 同じく、挿入位置での要部拡大断面図である。 同じく、図６におけるＢ－Ｂ線による断面図である。 同じく、挿入位置での回動によりロック状態にある要部拡大断面図である。 同じく、ヘッドの断面図である。 同じく、図９におけるＣ－Ｃ線による断面図である。 同じく、図９におけるＤ－Ｄ線による断面図である。 同じく、図９におけるＥ－Ｅ線による断面図である。 同じく、ケースの断面図である。 同じく、図１３におけるＦ矢視図である。 同じく、図１４におけるＧ矢視図である。 従来のシャワーヘッドを示す断面図である。

　以下、この発明に係るシャワーヘッドを実施するためのいくつかの形態を図面に基づいて説明する。

　図１～図１５は、本発明に係るシャワーヘッドの一実施の形態を示す。図中符号１は、水に作用する作用部材、例えば、水と反応して炭酸ガスを発生するタブレット（炭酸タブレット）とか、浄水カートリッジとかを示す。２は、シャワーヘッドを示し、このシャワーヘッド２は、水の流路２ａと、その水に作用する前記作用部材１を収容可能な収容空間２ｂとを備える。

　ここで、シャワーヘッド２は、内部が前記流路２ａを構成する、第１構成体３と第２構成体４とを備える。そして、第２構成体４は、本体部４ａと、その本体部４ａから延出して第１構成体３に挿入される延出部４ｂとを備える。そこで、この延出部４ｂの周面に、収容空間２ｂに対し作用部材１を入れたりまたは出したりすることができる開口部４ｃが設けられる。

　さらに、第２構成体４は、第１構成体３に対し、開口部４ｃが第１構成体３で覆われるよう延出部４ｂが挿入される挿入位置（図６～図８参照）と、開口部４ｃが露出するとともに延出部４ｂがその一部を残して引き出される引出し位置（図１、２、４および５参照）とに、移動可能に形成される。そこで、第１構成体３と第２構成体４とには、前記挿入位置にて、延出部４ｂが引き出されないように互いの位置関係をロックする挿入位置ロック機構５が設けられる。そして、第１構成体３と第２構成体４とには、前記引出し位置にて、延出部４ｂがそれ以上抜け出さないように互いの位置関係をロックする引出し位置ロック機構６が設けられる。

　また、第１構成体３と第２構成体４とのいずれか一方の構成体に、延出部４ｂを第１構成体３に対して挿入引出しする軸心Ｐの方向に延びる案内部７が設けられ、他方の構成体に、その案内部７に案内されて前記軸心Ｐの方向に案内される被案内部８が設けられる。詳細には、案内部７は、前記軸心Ｐの方向に延びる縦溝７ａからなり、被案内部８は、その縦溝７ａに沿って前記軸心Ｐの方向に案内される突起８ａからなる。そして、縦溝７ａには、前記引出し位置にて突起８ａが当接する溝壁９が設けられ、これら溝壁９とその溝壁９に当接して停止する突起８ａとで、前記引出し位置ロック機構６が構成される。

　また、前記挿入位置ロック機構５は、挿入位置にて、前記軸心Ｐの回りに、第２構成体４を第１構成体３に対して回動することによりロックするものとなっている（図６および７は、回動前を示し、図８は、回動後を示す）。詳細には、一方の構成体には、挿入位置にて（図６および７参照）、前記軸心Ｐの回りに第２構成体４を第１構成体３に対して回動したときに前記突起８ａが縦溝７ａから進入する、横溝１０が設けられる（図８参照）。そこで、これら横溝１０とその横溝１０に挿入される突起８ａとで、前記挿入位置ロック機構５が構成される。

　具体的には、第１構成体３は、シャワーヘッド２の流路２ａの上流側を構成するものであって、ヘッド１１とグリップ１２とが組み付けられて形成される。そして、第２構成体４は、シャワーヘッド２の流路２ａの下流側を構成するものであって、ケース１３と操作リング１４と散水板１５とが組み付けられて形成され、ヘッド１１の先端に取りつけられる。そして、第１構成体３が、前述した一方の構成体となり、第２構成体４が、前述した他方の構成体となる。

　ここで、第１構成体３におけるヘッド１１を図９～図１２に示す。このヘッド１１は、ヘッド本体１１ａと、グリップ接続口１１ｂとが、一体に形成される。ヘッド本体１１ａは、前述した軸心Ｐを中心軸とする円筒形状に形成されている。このヘッド本体１１ａは、一方端が、開口し、その開口１１ｃから第２構成体４の延出部４ｂが出し入れされる。そして、ヘッド本体１１ａは、他方端が閉じ、ヘッド本体１１ａの周面に中空状のグリップ接続口１１ｂが突出形成される。そこで、グリップ接続口１１ｂには、中空棒状のグリップ１２の一方端１２ａが接続されて、ヘッド１１とグリップ１２とで、流路２ａの上流側が形成される（図１参照）。そして、グリップ１２の他方端１２ｂには、ホース（図示せず）が接続される。

　第１構成体３（詳しくは、ヘッド本体１１ａ）の内周面には、ヘッド本体１１ａの開口１１ｃ側から奥側に進むようにして、前述した案内部７としての縦溝７ａが設けられ、その縦溝７ａの奥側からは、横に進むようにして前述した横溝１０が設けられる。そして、縦溝７ａの開口１１ｃ側には、その溝７ａから起立するようにして前述した溝壁９が設けられる。また、図示実施の形態においては、第１構成体３（詳しくは、ヘッド本体１１ａ）の内周面には、軸心Ｐの方向に延びる他の縦溝１６と、その縦溝１６の奥側から横に進むようにして他の横溝１７が設けられている。

　第２構成体４におけるケース１３を図１３～図１５に示す。このケース１３は、前記軸心Ｐを中心軸とする円筒形状に形成されるとともに、両端が開口して形成されている。そこで、このケース１３に、前述した延出部４ｂが設けられる。すなわち、ケース１３は、そのケース１３の一端側の基部１３ａと、その基部１３ａに続く延出部４ｂとから構成され、それら基部１３ａと延出部４ｂとが、前記軸心Ｐの方向に並ぶようにして形成されている。そして、基部１３ａに、操作リング１４と散水板１５とが組み付けられて一体化され、それら基部１３ａと操作リング１４と散水板１５とで、前述した本体部４ａが形成される。

　第２構成体４（詳しくは、延出部４ｂ）の外周面には、前述した被案内部８としての突起８ａが設けられる。詳細には、この突起８ａは、延出部４ｂに設けられた弾性片１８の先端部分に突出形成される。より詳細には、弾性片１８は、延出部４ｂの先端部分に形成された一対の切込み１９、１９に挟まれた部分からなり、これによって、弾性片１８は、内側に弾性変形可能となっている。

　また、図示実施の形態においては、第２構成体４（詳しくは、延出部４ｂ）の外周面には、他の突起２０が設けられている。この突起２０は、延出部４ｂにおける、基部１３ａ寄りの位置に突出形成されており、延出部４ｂをヘッド本体１１ａ（第１構成体３）に挿入していき前記挿入位置に達する少し前から、前記縦溝１６に挿入される。そして、挿入位置にて、前記軸心Ｐの回りに第２構成体４を第１構成体３に対して回動すると、突起２０が縦溝１６から横溝１７に進入する（図７および８参照）。こうして、これら横溝１７とその横溝１７に案内される突起２０によっても、前記挿入位置ロック機構５が構成される。

　また、前述の収容空間２ｂは、第２構成体４（詳しくは、ケース１３、特に延出部４ｂ）に設けられる。詳細には、この収容空間２ｂは、ケース１３内において、通孔１３ｃ、１３ｃを有する仕切り壁１３ｂによって区画されて形成される。そして、前述の開口部４ｃは、収容空間２ｂを囲む延出部４ｂの一部が除去されて形成される。

　操作リング１４は、延出部４ｂ（第２構成体４）を、第１構成体３に対して、挿入したり引き出したり、また、回動したりするときに、手で握って操作する部分である。この操作リング１４は、図３に示すように、延出部４ｂを引き出す際に指が掛かるように、その外周面１４ａは、先端ほど径大となるテーパー状に形成されている。そして、操作リング１４は、第２構成体４を回動する際に指が掛かるように、その外周面１４ａに、指掛け部１４ｂ、１４ｂが突出形成されている。

　散水板１５は、図３に示すように、吐水孔１５ｂが多数あけられた水板本体１５ａと、その水板本体１５ａの周縁部分から起立する起立壁１５ｃとを有する。そして、起立壁１５ｃの内周面には、雌ねじ１５ｄが形成されている。そこで、ケース１３の基部１３ａの外周に操作リング１４を嵌め、さらに、この散水板１５の雌ねじ１５ｄを、基部１３ａの外周に設けられた雄ねじ１３ｄにねじ込むことで、操作リング１４と散水板１５とは、ケース１３に共締めされて取り付けられる。なお、図中符号２１、２２、２３は、パッキンを示し、図２および図３においては、このパッキンを省略して示している。

　次に、以上の構成からなるシャワーヘッド２の作用効果について説明する。このシャワーヘッド２によると、第２構成体４は、第１構成体３に挿入される延出部４ｂを備えており、その延出部４ｂの周面に、流路２ａを通る水に作用する作用部材１を入れたりまたは出したりすることができる開口部４ｃが設けられている。そして、第２構成体４は、第１構成体３に対し、延出部４ｂが挿入される挿入位置（図６～図８参照）と、延出部４ｂがその一部を残して引き出される引出し位置（図１、２、４および５参照）とに、移動可能に形成されている。ここで、挿入位置では、第１構成体３と第２構成体４とに設けられた挿入位置ロック機構５（図示実施の形態においては、横溝１０と突起８ａ、そして他の横溝１７と他の突起２０）により、延出部４ｂは、その挿入位置に保持される（図８参照）。また、引出し位置では、延出部４ｂの周面に設けられた開口部４ｃが露出し、この開口部４ｃから作用部材１を入れたりまたは出したりすることができる（図５参照）。そして、第１構成体３と第２構成体４には、引出し位置ロック機構６（図示実施の形態においては、溝壁９と突起８ａ）が設けられているため、引出し位置では、延出部４ｂは、それ以上抜け出さず、第１構成体３と第２構成体４とは、一体の状態が保たれる。このため、その一体の状態で、作用部材１を入れたりまたは出したりすることができ、その作業を容易に行うことができる。

　すなわち、作用部材１を入れたりまたは出したりする際に、シャワーヘッド２の一部を取り外さなければならない場合には、その取り外した一部の部品をどこか適当な場所に置いた上で、作用部材１を入れたりまたは出したりする必要があるが、シャワーヘッド２にあっては、第１構成体３と第２構成体４とが、引出し位置ロック機構６により、その引出し位置に保持されて一体の状態が保たれるため、その一体の状態で、作用部材１を入れたりまたは出したりすることができる。このため、例えば洗髪の途中であっても、その作業を容易に行うことができる。

　また、挿入位置ロック機構５は、挿入位置にて、軸心Ｐの回りに、第２構成体４を第１構成体３に対して回動することによりロックするものである（図８参照）。このため、この挿入位置で、第２構成体４を第１構成体３に対して回動することで、延出部４ｂが挿入位置に保持される。つまり、延出部４ｂの挿入位置での保持が、回動という簡単な操作で達成できる。

　なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるわけではなく、その他種々の変更が可能である。例えば、作用部材１は、シャワーヘッド２のヘッド部分に収容されているが、グリップ部分に収容されて、そのグリップ部分の途中で、第１構成体３と第２構成体４とに分割されてもよい。

　また、作用部材１としての炭酸タブレットには、ヒアルロン酸等の成分を含有させてもよい。また、作用部材１は、炭酸タブレットとか浄水カートリッジの他に、水にミネラル成分を付与する麦飯石等、水に作用するものであればどのようなものでもよい。

　また、第１構成体３が、案内部７を有し、第２構成体４が、被案内部８を有しているが、反対に、第２構成体４に案内部７（縦溝７ａ）を設け、第１構成体３に被案内部８（突起８ａ）を設けてもよい。

　また、挿入位置ロック機構５は、横溝１０と突起８ａとの組合せ、そして他の横溝１７と他の突起２０との組合せからなるが、それら組合せの、いずれか一方のみからなっていてもよい。

　また、延出部４ｂを第１構成体３に対して挿入引出しする軸心Ｐの方向は、必ずしも流路２ａの方向と一致する必要はなく、流路２ａの方向に対し交差する方向となってもよい。

　また、このシャワーヘッド２は、洗髪台、洗髪機を始めとして、洗面台、流し台、浴室などにおいて使用する各種シャワー設備に適用可能であって、その適用場所に応じて、グリップ１２は、長短適宜長さに設定されるが、場合によっては、グリップ１２を無くして、ヘッド１１が直接ホースに接続される構造を採っても構わない。

　１　作用部材
　２　シャワーヘッド
　２ａ　流路
　２ｂ　収容空間
　３　第１構成体
　４　第２構成体
　４ａ　本体部
　４ｂ　延出部
　４ｃ　開口部
　５　挿入位置係合手段
　６　引出し位置係合手段
　７　案内部
　７ａ　縦溝
　８　被案内部
　８ａ　突起
　９　溝壁
　１０　横溝
　Ｐ　軸心

Claims (7)

1. 　水の流路と、その水に作用する作用部材を収容可能な収容空間とを備える、シャワーヘッドであって、
   　内部が前記流路を構成する、第１構成体と第２構成体とを備え、
   　前記第２構成体は、本体部と、その本体部から延出して前記第１構成体に挿入される延出部とを備え、
   　前記延出部の周面に、前記収容空間に対し前記作用部材を入れたりまたは出したりすることができる開口部が設けられ、
   　前記第２構成体は、前記第１構成体に対し、前記開口部が前記第１構成体で覆われるよう前記延出部が挿入される挿入位置と、前記開口部が露出するとともに前記延出部がその一部を残して引き出される引出し位置とに、移動可能に形成され、
   　前記第１構成体と前記第２構成体とは、前記挿入位置にて、前記延出部が引き出されないように互いの位置関係をロック可能に構成されているとともに、前記引出し位置にて、前記延出部がそれ以上抜け出さないように互いの位置関係をロック可能に構成されている、シャワーヘッド。
2. 　前記第１構成体と前記第２構成体とのいずれか一方の構成体に、前記延出部を前記第１構成体に対して挿入引出しする軸心の方向に延びる案内部が設けられ、他方の構成体に、前記案内部に沿って前記軸心の方向に案内される被案内部が設けられる、請求項１に記載のシャワーヘッド。
3. 　前記挿入位置にて、前記軸心の回りに、前記第２構成体が前記第１構成体に対して回動することにより、前記第１構成体と前記第２構成体との位置関係がロックされる、請求項２に記載のシャワーヘッド。
4. 　前記案内部は、前記軸心の方向に延びる縦溝を含み、前記被案内部は、その縦溝に沿って前記軸心の方向に案内される突起を含む、請求項２または３に記載のシャワーヘッド。
5. 　前記縦溝には、前記引出し位置にて前記突起が当接する溝壁が設けられ、
   　前記突起が前記溝壁に当接して停止することで、前記引出し位置にて、前記延出部がそれ以上抜け出さないように前記第１構成体と前記第２構成体との位置関係がロックされる、請求項４に記載のシャワーヘッド。
6. 　前記案内部が設けられた側の構成体には、前記挿入位置にて、前記軸心の回りに前記第２構成体を前記第１構成体に対して回動したときに前記突起が前記縦溝から進入する、横溝が設けられ、
   　前記突起が前記横溝に挿入されることで、前記挿入位置にて、前記延出部が引き出されないように前記第１構成体と前記第２構成体との位置関係がロックされる、請求項４または５に記載のシャワーヘッド。
7. 　前記作用部材は、水と反応して炭酸ガスを発生するタブレットからなる、請求項１から６のいずれか１項に記載のシャワーヘッド。

Images