JP2009102921A - ホース収納水栓 - Google Patents

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Abstract

【課題】雄嵌合部を雌嵌合部に挿入してそれらを嵌合させるに際し、嵌合クリアランスによってハンド吐水部がガタツキを生じることがなく、また挿入感が良好で使い勝手の良いホース収納水栓を提供する。
【解決手段】先端側の引出式のハンド吐水部20をホース24とともに引出可能となしたホース収納水栓において、ハンド吐水部20の出入れ方向である雄嵌合部44及び雌嵌合部48の長手方向に亘って2個所に設けたOリング52,53を有し、Oリング52,53の弾性変形を伴って雄嵌合部44と雌嵌合部48とを弾性嵌合させる弾性嵌合機構50を、雄嵌合部44と雌嵌合部48との間に配設しておく。
【選択図】 図4

Description

この発明は可撓性のホースが接続された、吐水口を有する先端側の引出式のハンド吐水部を、基端側の支持管部によって出入れ可能に支持するようになしたホース収納水栓に関する。
従来、可撓性のホースが接続された、吐水口を有する先端側の引出式のハンド吐水部を、基端側の支持管部によって出入れ可能に支持するようになしたホース収納水栓が広く用いられている。
このホース収納水栓として、ハンド吐水部と支持管部との一方に、ハンド吐水部の出入れ方向に突出する雄嵌合部を、他方に対応する雌嵌合部を設けて、それら雄嵌合部と雌嵌合部とを嵌合させ、その嵌合部分でハンド吐水部を保持するようになしたものが公知である。
図11はその具体例を示している。
同図において200はホース収納水栓(この例ではシングルレバー式水栓)で、202は水栓本体、204はその上部に設けられたシングルレバーハンドルである。
このホース収納水栓(以下単に水栓とする)200では、シングルレバーハンドル204を左右に回動操作することで吐水の温度調節が行われ、また上下に回動操作することで吐水開始と止水及び吐水の流量調節が行われる。
206は吐水口208を有する先端側のハンド吐水部で、このハンド吐水部206には可撓性のホース210が接続されており、かかるハンド吐水部206が、ホース210とともに基端側の支持管部を成す吐水管基部212から引出可能とされている。
図11(B)に示すように吐水管基部212の前面の略中央部には、ホース210の引出口の周りに、ハンド吐水部206側に突出する円筒形状の雄嵌合部214が設けられている。
この雄嵌合部214の外周面即ち雄嵌合面には、周方向に沿って連続的な凹凸形状をなす雄セレーション部216が設けられている。
一方ハンド吐水部206の後面には、対応する位置において雌嵌合部218が設けられている。
この雌嵌合部218の内周面即ち雌嵌合面には、周方向に連続的な凹凸形状をなす雌セレーション部220が設けられている。
この水栓200では、ハンド吐水部206を手に持ってホース210とともに引出可能であり、またこれを戻す際には、ハンド吐水部206を吐水管基部212側に押し込み、そしてハンド吐水部206側の雌嵌合部218と、吐水管基部212側の雄嵌合部214とを互いに嵌合させる。
ここにおいてホース210が水栓本体202側に収納され、またハンド吐水部206が水栓本体202側の吐水管基部212にて支持される。
このときハンド吐水部206は、雄嵌合部214と雌嵌合部218との嵌合部分で保持される。
この例ではまた、雄嵌合部214と雌嵌合部218とを嵌合させたときに、雄嵌合部214の雄セレーション部216と、雌嵌合部218の雌セレーション部220とが噛み合った状態となり、ハンド吐水部206の回転方向の位置が規定される。
即ち吐水口208の向きを所望の向きとした状態に、ハンド吐水部206が回転方向に位置決めされ、吐水管基部212にて支持される。
この種の雄嵌合部と雌嵌合部との嵌合部分でハンド吐水部を保持する形式のホース収納水栓については、例えば下記特許文献1に開示されている。
ところでこの種のホース収納水栓、即ち雄嵌合部と雌嵌合部との嵌合部分でハンド吐水部を保持するようになしたホース収納水栓では、雄嵌合部と雌嵌合部との間に、それらを確実に嵌合させ得るように所定の嵌合クリアランス(嵌合隙間)を設定する。
この場合雄嵌合部と雌嵌合部との間に嵌合の遊びが生ずることとなり、このためハンド吐水部が基端側の支持管部に対してガタツキを生じてしまう。
特に吐水管がL字状をなしていて水平部分が長く形成されており、そしてその水平部分の中間位置で長手方向に分割されて、先端側がハンド吐水部とされ、基端側が支持管部とされているような水栓にあっては、ハンド吐水部をホースとともに収納状態としたときに、即ち雄嵌合部と雌嵌合部とを嵌合させたときに、そのガタツキ即ち嵌合クリアランスによって、先端側のハンド吐水部が支持管部に対して折れ曲がったような外観を呈し、吐水管の水平部分が途中で形状的に不連続となってしまって、このことが見栄えを悪化させてしまう要因となる。
一方で雄嵌合部と雌嵌合部との間の嵌合クリアランスを可及的に小さくすると、雄嵌合部と雌嵌合部とを嵌合させる際、即ち雄嵌合部を雌嵌合部の内部に挿入する際の摺動抵抗が大となって挿入性が悪化し、ハンド吐水部を支持管部に対して脱着する際の作業性が悪くなり、水栓の使い勝手が悪化する問題を生じてしまう。
尚、本発明に関連した先行技術として下記特許文献2に開示されたものがある。
この特許文献2に開示のものは、ハンド吐水部を、先端側の吐水ヘッドと握りの部分即ちグリップ部分との分割構造として、それらを結合するようになしたもので、その結合部分の新規な結合構造を提案しているものであるが、この部分はハンド吐水部と支持管部との脱着部分とは別異の部分であり、特許文献2に開示のものは本発明とは相異なるものである。
本発明に対する先行技術として、他に下記特許文献3に開示されたものがある。
しかしながらこの特許文献3に開示のものもまた、本発明とは相異なったものである。
特開2002−348923号公報 特開平8−275897号公報 特開2003−147821号公報
本発明は以上のような事情を背景とし、雄嵌合部を雌嵌合部に挿入してそれらを嵌合させるに際して、雄嵌合部と雌嵌合部との間の嵌合クリアランスによってガタツキを生じたり、その嵌合クリアランスに起因してハンド吐水部が支持管部に対し折れ曲がった形状となって、見栄えを悪化させたりする問題を解決し得るとともに、雄嵌合部を挿入する際の挿入感が良好であり、また雄嵌合部の挿入に際して大きな摺動抵抗を生ぜしめず、挿入性が良好で使い勝手の良いホース収納水栓を提供することを目的としてなされたものである。
而して請求項1のものは、可撓性のホースが接続された、吐水口を有する先端側の引出式のハンド吐水部を、基端側の支持管部によって出入れ可能に支持するとともに、該ハンド吐水部と支持管部との一方には、該ハンド吐水部の出入れ方向に突出する雄嵌合部を、他方には対応する雌嵌合部を設けて、それら雄嵌合部と雌嵌合部との嵌合部分で該ハンド吐水部を保持するようになしたホース収納水栓において、前記ハンド吐水部の出入れ方向である前記雄嵌合部及び雌嵌合部の長手方向に亘って設けた弾性体を有し、該弾性体の弾性変形を伴って前記雄嵌合部と雌嵌合部とを弾性嵌合させる弾性嵌合機構が、該雄嵌合部と雌嵌合部との間に配設してあることを特徴とする。
請求項2のものは、請求項1において、前記弾性体が、前記雄嵌合部及び雌嵌合部の軸心周りに環状を成す環状弾性体であることを特徴とする。
請求項3のものは、請求項2において、前記弾性体が弾性リングであって、前記長手方向に間隔を隔てて複数個所に設けてあることを特徴とする。
請求項4のものは、請求項3において、前記弾性体がOリングであることを特徴とする。
請求項5のものは、請求項2〜4の何れかにおいて、前記弾性体は、周方向に沿って複数個所に厚肉部が設けてあり、各厚肉部を薄肉をなす連結部で連結した形態となしてあることを特徴とする。
請求項6のものは、請求項1〜5の何れかにおいて、前記弾性体と前記雄嵌合部との間には、該弾性体を保持するホルダが介在させてあり、該ホルダの外周面上に該弾性体が保持されていることを特徴とする。
請求項7のものは、請求項6において、前記ホルダは全体として筒状をなしており、該ホルダが、前記雄嵌合部の前記雌嵌合部への挿入時に挿入案内する案内部材を成していることを特徴とする。
請求項8のものは、請求項7において、前記ホルダは拡径,縮径方向に変形可能且つ前記雄嵌合部の抜出状態の下で該雄嵌合部の外径よりも内径が小径であり、該雄嵌合部の前記雌嵌合部への挿入により拡径方向に押し拡げられて、前記弾性体を圧縮変形させるものであることを特徴とする。
請求項9のものは、請求項8において、前記ホルダは、前記弾性体を保持して圧縮変形させる保持部且つ該弾性体の径方向内側に位置する部分の一部が、肉の削られた肉削部とされていて、該肉削部では該弾性体を圧縮変形させないか又は圧縮変形量を少なくするものとなしてあることを特徴とする。
請求項10のものは、請求項8において、前記ホルダは、前記弾性体を保持する保持部以外の部分に複数の肉削部を有していることを特徴とする。
請求項11のものは、請求項6〜10の何れかにおいて、前記ホルダには、内周面に径方向内方に突出する位置決用の突起が、前記雄嵌合部の外周面には対応した位置決用の凹部がそれぞれ設けてあり、且つそれら突起と凹部とは、前記雌嵌合部への前記雄嵌合部の挿入端で互いに弾性嵌合して位置決作用をなし且つクリック感を発生するものとなしてあることを特徴とする。
発明の作用・効果
以上のように本発明は、雄嵌合部及び雌嵌合部の長手方向に亘って設けた弾性体を有し、その弾性体の弾性変形を伴って雄嵌合部と雌嵌合部とを弾性嵌合させる弾性嵌合機構を、それら雄嵌合部と雌嵌合部との間に配設したものである。
本発明によれば、雄嵌合部を雌嵌合部に挿入してそれらを嵌合させる際、弾性体の弾性変形を伴って弾性嵌合機構が雄嵌合部と雌嵌合部とを弾性嵌合させるため、従来のように嵌合クリアランスに基づいて雄嵌合部と雌嵌合部との嵌合部分でガタツキを生じる問題を解決でき、またそのガタツキ即ち嵌合クリアランスに起因してハンド吐水部が支持管部に対し不連続に折れ曲がった形となってしまって外観上の見栄えを悪化させる問題を解決することができる。
しかも本発明では、弾性体の弾性変形を伴って雄嵌合部を雌嵌合部にしなやかに挿入でき、雄嵌合部を挿入する際の挿入感を良好となし得、ひいては水栓の品位を高め得る効果も奏する。
また嵌合状態で雄嵌合部と雌嵌合部とが弾性嵌合機構にて弾性嵌合した状態となるため、雄嵌合部即ちハンド吐水部を所望の保持力で保持することが可能となり、またハンド吐水部を所望の回転方向の位置に良好に保持することができる。
本発明では、上記弾性体としてエラストマーを用いることができる。
更にかかる弾性体として、雄嵌合部及び雌嵌合部の軸心周りに環状を成す環状弾性体を用いることができる(請求項2)。
この場合において、かかる弾性体として弾性リングを用い、これを上記の長手方向に間隔を隔てて複数個所に設けておくことができる(請求項3)。
このようにすれば、雌嵌合部による雄嵌合部の保持をより安定したものとなすことができるとともに、ここで弾性リングとしてOリングを用いることができ(請求項4)、そしてこの請求項4によれば弾性体に要するコストを安価となすことができる。
次に請求項6は、弾性体と雄嵌合部との間に弾性体を保持するホルダを介在させて、そのホルダの外周面上に弾性体を保持させるようになしたものである。
この請求項6によれば、ホルダを介して弾性体を容易に取り付けることができるとともに、雄嵌合部を雌嵌合部に挿入する際に雄嵌合部が弾性体に直接接触するのを防止でき、従って雄嵌合部が弾性体に対し摺動することにより弾性体が摩耗したり損傷したりするのを有効に防止することができる。
この効果は弾性体としてエラストマーを用いた場合に特に大である。
ここでホルダは好適には樹脂製となしておくことができる。
次に請求項7は、上記ホルダを全体として筒状となしてかかるホルダを、雄嵌合部の雌嵌合部への挿入時に挿入案内する案内部材と成したもので、この請求項7によれば、かかるホルダの案内作用の下で雄嵌合部を雌嵌合部に対し円滑に挿入することができる。
この場合においてホルダは拡径,縮径方向に変形可能且つ雄嵌合部の抜出状態の下で雄嵌合部の外径よりも内径を小径となし、雄嵌合部の雌嵌合部への挿入により拡径方向に押し拡げられて、弾性体を圧縮変形させるものとなしておくことができる(請求項8)。
次に請求項9は、上記弾性体を保持して圧縮変形させるホルダの保持部且つ弾性体の径方向内側に位置している部分の一部を、肉の削られた肉削部となして、その肉削部では弾性体を圧縮変形させないか(ホルダを貫通して肉が削られた場合)又は圧縮変形量を少なくする(非貫通で肉が削られた場合)ようになしたものである。
弾性体を全体的に圧縮変形させるようになしたとき、例えばリング状をなす弾性体を全周に亘って圧縮変形させるようになしたとき、場合によってその弾性体の変形抵抗が必要以上に大となって、雄嵌合部を雌嵌合部に挿入する際の挿入抵抗が必要以上に大きくなり、挿入作業性を悪化させてしまう場合が生ずる。
しかるに請求項9によれば、ホルダに肉削部分を設けてその肉削部では弾性体を圧縮変形させないか又は圧縮変形量を少なくできるため、弾性体の圧縮変形による挿入抵抗が必要以上に大きいときに、弾性体の変形抵抗に基づく雄嵌合部の挿入抵抗を軽減し得、雄嵌合部の良好な挿入性を確保することができる。
このホルダにおける保持部の肉削部は、ホルダ自体の剛性,変形抵抗を小さくする働きも有している。
筒状を成すホルダは、それ自身の剛性、変形抵抗をできるだけ小さくしておくことが望ましい。
ホルダの剛性,変形抵抗が大きいと、雄嵌合部を雌嵌合部に挿入したときにホルダによる大きな変形抵抗が、雄嵌合部の挿入に対し大きな挿入抵抗となって働く。
この場合雄嵌合部の挿入によりホルダが拡径形状に長い期間保持されていると、応力による不可逆的な永久変形に経年変化による劣化も加わって、ホルダが拡径形状に形状変化してしまい、新品当時における雄嵌合部の挿入時の挿入抵抗と、長期経過した後における雄嵌合部の挿入時の挿入抵抗とが異なったものとなってしまう。即ち雄嵌合部を挿入する際の挿入感が経時的に変化してしまう。
これを可能な限り防止するためには、ホルダ自身の有する剛性,変形抵抗をできるだけ小さくしておくことが望ましい。
そこでホルダの保持部に上記の肉削部を設けておけばホルダの剛性,変形抵抗を小さくでき、雄嵌合部の挿入時における挿入感を長期に亘りより一定に保持することが可能となる。
この意味においてホルダにおける上記保持部の肉削部はホルダを肉厚方向に貫通したものとなしておくことが望ましい。
このようにすれば、肉削部を設けた部分において弾性体の弾性変形量をより小さくして、弾性体の変形抵抗による雄嵌合部の挿入時の挿入抵抗をより小さくすることができるのに加えて、ホルダ自体の変形抵抗も効果的に小さくできる効果が得られる。
尚、弾性体の圧縮変形時の変形抵抗を小さくすることによって、雄嵌合部の挿入時の挿入抵抗を小さくできる効果は、弾性体を請求項5に従って構成することによっても得ることができる。
請求項10は、上記ホルダの、弾性体を保持する保持部以外の部分を肉削するようになしたもので、この請求項10によれば、ホルダ自体の剛性,変形抵抗を小さくすることができる。
尚、筒状を成すホルダは、周方向の所定個所で全長に亘って切れ目ないし切欠きを有する、周方向に分断された形状となしておくことが望ましい。
このようにすることで、ホルダが拡径変形する際の変形抵抗をより効果的に小となすことができる。
請求項11は、上記ホルダの内周面に径方向内方に突出する位置決用の突起を設け、また雄嵌合部の外周面に、対応した位置決用の凹部を設け、且つそれら突起と凹部とを、雌嵌合部への雄嵌合部の挿入端で互いに弾性嵌合して位置決作用なし且つクリック感を発生するものとしたもので、この請求項11によれば、雄嵌合部を雌嵌合部に挿入したときに、それら位置決用の突起と凹部との嵌合により、雄嵌合部の挿入端を位置決めすることができるとともに、その際に発生するクリック感によって、雄嵌合部が設定した深さまで雌嵌合部内に挿入されたことを使用者に知らしめることができる。
次に本発明の実施形態を図面に基づいて詳しく説明する。
図1において、10はホース収納水栓(ここではシングルレバー水栓。以下単に水栓とする)で、12は図示を省略するカウンターから起立する水栓本体であり、湯水の混合部14を有している。
この水栓本体12からは吐水管16が延び出している。
本実施形態において、吐水管16は吐水口18を有する先端側の引出式のハンド吐水部20と、その支持管部となる基端側の吐水管基部22とを有している。
ハンド吐水部20には可撓性のホース24が吐水管基部22を挿通して接続されており、かかるハンド吐水部20が、ホース24とともに吐水管基部22から引出可能とされている。即ちハンド吐水部20が、ホース24とともに引出可能に吐水管基部22にて支持されている。
ここでホース24はゴム等の弾性材から成る内側のチューブと、これを外側から被覆する蛇腹状の可撓性を有する金属管との2重管構造を成している。
本実施形態において、吐水管16は全体としてL字状をなしていて、上向きに起立する起立部16-1と、その上端で折れ曲がって水平方向且つ使用者に向けて前方に横向きに延出する水平部16-2とから成っている。
水平部16-2はその中間で図中左右に2分割されており、その先端側の部分が、上記ハンド吐水部20として構成されている。
25は水,湯を水栓本体12の混合部14に供給するサプライ管で、それぞれの上端部が混合部14に接続され、それらサプライ管25を通じて湯,水が混合部14へと供給される。
供給された水と湯とは混合部14で所定比率で混合され、その混合水が流出管26を通じて混合部14から流出する。
流出管26の下端部には上記のホース24が接続されており、流出管26を通じて流出した混合水が、ホース24を通じて上記のハンド吐水部20へと導かれる。
混合部14には、シングルレバーハンドル28が備えられている。
シングルレバーハンドル28は、正面形状が円形で逆カップ状をなすハンドル基部30と、これから延び出したレバー部32とを有している。
この混合部14では、レバー部32を混合部14の軸方向に回動操作することで吐止水と吐水の流量調節とが行われ、またレバー部32を軸周りに回動操作することで、混合水即ち吐水の温度調節が行われる。
尚、図1において34は水栓10をカウンターに固定するための馬蹄形金具で、36はその下側で、水栓本体12から下向きに延び出したホースガイド管38の外周面に螺合した締付ナットであり、ここでは締付ナット36は円筒状に構成されている。
この実施形態では、締付ナット36を上向きにねじ込んで行くことで、馬蹄形金具34がカウンターの裏面に押し付けられ、水栓本体12から下向きに延び出したホースガイド管38がカウンターに固定される。そしてこのホースガイド管38を介して、水栓10がカウンターに取付固定される。
即ちこの実施形態では、ホースガイド管38が水栓10固定のための固定用軸体として用いられており、そのホースガイド管38がカウンターに固定されることで、水栓10がカウンターに取付固定される。
ここでホースガイド管38は、内部空間にホース24を挿通させ、ホース移動時の案内を成す部材である。
ハンド吐水部20は、これを手に持って支持管部としての吐水管基部22からホース24とともに引き出し、吐水口18から吐水を行うもので、図2及び図4に示しているようにこのハンド吐水部20は、内部に流路39を有するコア部材40と、これを外側から覆うカバー部材42とで構成してあり、そのコア部材40に対して、上記のホース24が流路39に連通する状態で水密に接続されている。
図2〜図5に示しているように、吐水管基部22の前端部(図中左端部)には、ハンド吐水部20の出入れ方向に突出する円筒形状の雄嵌合部44が設けられている。図5に詳しく示しているようにこの雄嵌合部44の内側の空間は、ホース24の挿通部46とされている。
一方、ハンド吐水部20の後端部(図中右端部)には、雄嵌合部44に対応した円筒形状を成す雌嵌合部48が設けられており、そしてこの雌嵌合部48の内側に、雄嵌合部44と雌嵌合部48とを弾性嵌合させるための弾性嵌合機構50が装着されている。
ここで弾性嵌合機構50は、雌嵌合部48の長手方向に間隔を隔てて2個所に設けられたゴム弾性体から成るOリング52,53と、Oリング52,53の内周側に位置してこれを保持する樹脂製のホルダ54とを含んで構成してある。
ホルダ54は全体として略円筒状をなしており、図5に示しているように軸方向の一端(図中左端)を、上記のコア部材40の段付部56に当接させる状態に、図6に示すU字状の止め具58にて雌嵌合部48に取り付けられている。
ここでU字状の止め具58は、一対の脚部60を雌嵌合部48に形成した開口62を通じて雌嵌合部48内部に挿入させ、これをホルダ54に係合させることによって、ホルダ54を雌嵌合部48から図中右方向に抜け止めしている。
図7にホルダ54の具体的構成が示してある。
図示のように略円筒状を成す樹脂製のホルダ54は、周方向所定個所に切欠き64(図7(C)参照)を有する断面Cリング状のもので、その切欠き64において周方向に分断され、拡径方向に抵抗少なく容易に弾性変形し得るものとなしてある。
同図に示しているようにホルダ54には、肉厚方向に貫通の多数の肉削部76,78,80が設けられていて、ホルダ54全体が概略円筒格子状の部材とされている。
このホルダ54は、長手方向に間隔を隔てて設けられた一対のリング状部66,68と、それらリング状部66と68とを周方向に所定間隔ごとに連結する連結片70と、一方のリング状部66から図中左向きに延び出した複数のアーム72と、他方のリング状部68から、アーム72とは逆向きに延び出した多数のアーム74とを有している。
そして隣接する連結片70と70との間の部分が上記の肉削部76とされている。
図中左向きに延び出した各アーム72の先端には、径方向外向きに起立する鍔部82が同一円周上に一体に形成されており、それら鍔部82とリング状部66との間に、環状の保持溝84を形成していて、その保持溝84において上記のOリング52を嵌込状態に保持している。
ここで各アーム72と72との間の部分は上記の肉削部78とされている。
一方リング状部68から図中右向きに延び出した各アーム74にも、長手方向中間部に径方向外向きに起立する鍔部86が同一円周上に一体に形成されており、それら鍔部86とリング状部68との間に環状の保持溝88が形成されていて、その保持溝88に他方のOリング53が保持されている。
これらアーム74と74との間の部分は上記の肉削部80とされている。
各アーム74にはまた、その先端にも鍔部90が同一円周上に設けられており、この先端の鍔部90と上記の中間の鍔部86との間に環状の係止溝92が形成されている。そしてこの係止溝92に上記のU字状を成す止め具58の各脚部60が挿入され、係止されている。
ホルダ54は、この係止溝92への止め具58の一対の脚部60の係止によって、ハンド吐水部20の雌嵌合部48から抜け止めされている。
この実施形態において樹脂製のホルダ54は、図7(C)に示す切欠き64、及びホルダ54に分散して多数形成された貫通の肉削部76,78,80によって、拡径方向の剛性、変形抵抗が極めて小さいものとされている。
言わばホルダ54は拡径方向に保形力の極めて小さい部材とされている。
このホルダ54にあってはまた、Oリング52,53を保持する環状溝の溝底部分、つまりOリング52,53に対して径方向内側に位置する部分が、周方向に沿って所定間隔ごとに貫通の肉削部78とされていることによって、上記の雄嵌合部44を雌嵌合部48に対し、Oリング52,53の圧縮変形を伴って挿入したとき、Oリング52,53を全周に亘って均等に圧縮変形させず、肉削部78,80においてはOリング52,53に対して圧縮力を加えず、同部分においてはOリング52,53を圧縮変形させない特徴を有している。
図8はこれを具体的に表している。
同図に示しているように、Oリング52,53はアーム72,74の間の部分の肉削部78,80の個所においては圧縮変形しておらず、そのことによってOリング52,53の圧縮変形させる際の変形抵抗が適正な変形抵抗とされている。
この実施形態において、ホルダ54は各対応する連結片70及び一方のアーム72と他方のアーム74とが、一直線状をなすように形成され、そして図7(B)に示しているようにその内面に、連結片70,アーム72,74に沿って長手方向に延びる突条94が形成されている。
ホルダ54は、雄嵌合部44を雌嵌合部48に挿入する際に、これら突条94において雄嵌合部44の外周面に線状に接触し、雄嵌合部44の挿入案内をなす。
尚、ホルダ54の内面且つ図中右端部、詳しくはアーム74の端部内面には、雄嵌合部44を差込案内する傾斜形状のガイド面96が形成されている。
一方、アーム72の付根からリング状部66にかけての部分の内面には、複数の位置決用の突起98が周方向に所定間隔ごとに且つ同一円周上に、径方向内向きに突出する形状で設けられている。
これに対応して、図4及び図5に示しているように雄嵌合部44の外周面には、円環状の位置決用の凹部100が形成されており、この凹部100に対し、上記突起98が弾性的に嵌合するようになっている。
ここで突起98と凹部100とは、雄嵌合部44を雌嵌合部48に挿入したときに、雄嵌合部44の挿入端で突起98と凹部100とが互いに弾性嵌合するように、それらの位置が予め定めてある。
次に本実施形態の作用を以下に説明する。
図4及び図5は、ハンド吐水部20を吐水管基部22から引き出した状態を表しており、この状態からハンド吐水部20を吐水管基部22側に押し込み、ハンド吐水部20の雌嵌合部48と吐水管基部22の雄嵌合部44とを嵌合させることによって、ホース24を吐水管基部22内部に全体的に収納し、ハンド吐水部20を吐水管基部22にて支持した状態とすることができる。
その際、詳しくは雄嵌合部44を雌嵌合部48に挿入する際、雄嵌合部44を雌嵌合部48から抜き出した状態の下で、その内径が雄嵌合部44の外径よりも小径をなす樹脂製のホルダ54がOリング52,53を圧縮変形させつつ拡径方向に押し拡げられ、雄嵌合部44をホルダ54の内部に挿入せしめる。
このときホルダ54は雄嵌合部44の挿入の案内部材として働き、雄嵌合部44を円滑に雌嵌合部48内に挿入せしめる。
その際に雄嵌合部44は、ホルダ54のガイド面96の嵌込案内作用により、更にはホルダ54の内周面に長手方向に線状に形成された突条94による線状接触によって、摺動抵抗少なくホルダ54の内部に挿入される。
またホルダ54は拡径方向に殆んど変形抵抗を有しない部材であるため、雄嵌合部44をホルダ54を介して雌嵌合部48内に挿入する際、その挿入抵抗は主としてOリング52,53の弾性変形の抵抗力によって決定される。
またそのOリング52,53の変形抵抗は、この実施形態ではそれらを全周に亘って均等に圧縮変形させた場合に比べて小さくなっている。
ホルダ54に設けた肉削部78,80の個所においてはOリング52,53が実質的に圧縮変形しないからである。
このため雄嵌合部44を雌嵌合部48に挿入する際に、適正な挿入抵抗の下で、雄嵌合部44を雌嵌合部48に挿入し、雌嵌合部48に対して嵌合させることができる。
そして雄嵌合部44が挿入端に到ったところで、図9に示しているようにホルダ54に形成した位置決用の突起98が、雄嵌合部44の外周面の凹部100に弾性的に嵌り込んで、そこで雄嵌合部44の挿入量が規定され、また同時にその際に突起98と凹部100との弾性嵌合によるクリック感が生ぜしめられる。
以上のような本実施形態によれば、雄嵌合部44を雌嵌合部48に挿入してそれらを嵌合させる際、Oリング52,53の弾性変形を伴って弾性嵌合機構50が、雄嵌合部44と雌嵌合部48とを弾性嵌合させるため、従来のように嵌合クリアランスに基づいて雄嵌合部44と雌嵌合部48との嵌合部分でガタツキを生じず、また嵌合クリアランスを生ぜしめないためにハンド吐水部20が支持管部としての吐水管基部22に対し不連続に折れ曲がった形となるのを防止でき、吐水管16即ち水栓10の外観上の見栄えを良好となすことができる。
しかも本実施形態ではOリング52,53の弾性変形を伴って、雄嵌合部44を雌嵌合部48にしなやかに挿入でき、雄嵌合部44の挿入時の挿入感を良好となし得、ひいては水栓の品位を高めることができる。
また雄嵌合部44と雌嵌合部48とが弾性嵌合機構50を介して弾性嵌合状態となるため、雄嵌合部44即ちハンド吐水部20を所望の保持力で保持することが可能となり、またハンド吐水部20を所望の回転方向の位置に良好に保持することができる。
また弾性体としてOリング52,53を用い、これを長手方向に間隔を隔てた2箇所に配置しているために雄嵌合部44を安定的に保持できるとともに、弾性体に要するコストを安価となすことができる。
更に本実施形態では、Oリング52,53と雄嵌合部44との間にホルダ54を介在させて、そのホルダ54の外周面上にOリング52,53を保持させるようになしているため、ホルダ54を介してOリング52,53を容易に取り付けることができるとともに、雄嵌合部44を雌嵌合部48に挿入する際に、雄嵌合部44がOリング52,53に直接接触するのを防止でき、従って雄嵌合部44がOリング52,53に対し摺動することによりOリング52,53が摩耗したり損傷したりするのを有効に防止することができる。
また本実施形態ではホルダ54を全体として筒状となして、かかるホルダ54を、雄嵌合部44の雌嵌合部48への挿入時に挿入案内する案内部材と成していることから、雄嵌合部44を雌嵌合部48に対し円滑に挿入することができる。
更に本実施形態では、上記Oリング52,53を保持して圧縮変形させるホルダ54の保持溝84,88の溝底を部分的に肉削部78,80となしているため、Oリング52,53の変形抵抗に基づく雄嵌合部44の挿入抵抗を軽減し得、雄嵌合部44の良好な挿入性を確保することができる。
また本実施形態ではホルダ54に設けた肉削部76,78,80によって、更には周方向の所定個所に設けた切欠き64によってホルダ54の剛性,変形抵抗を可及的に小さくしてあるため、雄嵌合部44の挿入時における挿入感を長期に亘り一定に保持することができる。
その他本実施形態では、ホルダ54の内周面に径方向内方に突出する位置決用の突起98を、また雄嵌合部44の外周面に、対応した位置決用の凹部100を設けてあるため、雄嵌合部44を雌嵌合部48に挿入したときに、それら位置決用の突起98と凹部100との嵌合により、雄嵌合部44の挿入端を位置決めすることができるとともに、その際に発生するクリック感によって、雄嵌合部44が設定した深さまで雌嵌合部48内に挿入されたことを使用者に知らしめることができる。
図10は本発明の他の実施形態を示している。
この例は、弾性体102をリング状となすとともに、周方向に一定間隔ごとにブロック状の厚肉を成す厚肉部104を配置して、それらを細径の連結部106で連結したものである。
このようなリング状の弾性体102を用いることで、ホルダ54に上記のような肉削部78や80を設けなくても、弾性体102を弾性圧縮変形させる際の変形抵抗力を小さくすることができる。
但しコスト的にはOリング52,53を用いて、ホルダ54の肉削部78,80によってOリングを部分的に圧縮弾性変形させるようになすのが安価である。
以上本発明の実施形態を詳述したがこれはあくまで一例示である。
例えば本発明では弾性体として上記のようなOリングに代えて、円筒状を成すゴム等の単一の弾性体を用い、その圧縮変形に基づいて雄嵌合部44と雌嵌合部48とを弾性嵌合させるようになすことも可能である。
また上記実施形態では雄嵌合部44を吐水管基部22の側に、また雌嵌合部48をハンド吐水部20の側に設けているが、これとは逆に雄嵌合部44をハンド吐水部20の側に、また雌嵌合部48を吐水管基部22の側に設けることも可能である。
また上記実施形態で示したホルダ54はあくまで一例示であり、本発明においては他の様々な形態のホルダを用いることが可能であるし、また支持管部を上記吐水管基部22とは異なった形態で構成して、その支持管部によりハンド吐水部20を支持するようになすことも可能である等、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲において種々変更を加えた形態で構成可能である。
本発明の一実施形態であるホース収納水栓の全体斜視図である。 同実施形態における吐水管の内部構造を示す断面図である。 図2の要部を拡大して示す断面図である。 図2のハンド吐水部を引き出した状態で示した図である。 図4の要部を拡大して示した断面図である。 同実施形態における弾性嵌合機構を各部品に分解して周辺部とともに示した図である。 同実施形態におけるホルダを示した図である。 同実施形態における弾性嵌合機構のホルダの要部の作用説明図である。 同実施形態における位置決機構の作用説明図である。 本発明の他の実施形態を示した図である。 従来のホース収納水栓の一例を示した図である。
符号の説明
10 ホース収納水栓
18 吐水口
20 ハンド吐水部
22 吐水管基部(支持管部)
24 ホース
44 雄嵌合部
48 雌嵌合部
50 弾性嵌合機構
52,53 Oリング(弾性体)
54 ホルダ
64 切欠き
76,78,80 肉削部
98 突起
100 凹部

Claims (11)

  1. 可撓性のホースが接続された、吐水口を有する先端側の引出式のハンド吐水部を、基端側の支持管部によって出入れ可能に支持するとともに、該ハンド吐水部と支持管部との一方には、該ハンド吐水部の出入れ方向に突出する雄嵌合部を、他方には対応する雌嵌合部を設けて、それら雄嵌合部と雌嵌合部との嵌合部分で該ハンド吐水部を保持するようになしたホース収納水栓において
    前記ハンド吐水部の出入れ方向である前記雄嵌合部及び雌嵌合部の長手方向に亘って設けた弾性体を有し、該弾性体の弾性変形を伴って前記雄嵌合部と雌嵌合部とを弾性嵌合させる弾性嵌合機構が、該雄嵌合部と雌嵌合部との間に配設してあることを特徴とするホース収納水栓。
  2. 請求項1において、前記弾性体が、前記雄嵌合部及び雌嵌合部の軸心周りに環状を成す環状弾性体であることを特徴とするホース収納水栓。
  3. 請求項2において、前記弾性体が弾性リングであって、前記長手方向に間隔を隔てて複数個所に設けてあることを特徴とするホース収納水栓。
  4. 請求項3において、前記弾性体がOリングであることを特徴とするホース収納水栓。
  5. 請求項2〜4の何れかにおいて、前記弾性体は、周方向に沿って複数個所に厚肉部が設けてあり、各厚肉部を薄肉をなす連結部で連結した形態となしてあることを特徴とするホース収納水栓。
  6. 請求項1〜5の何れかにおいて、前記弾性体と前記雄嵌合部との間には、該弾性体を保持するホルダが介在させてあり、該ホルダの外周面上に該弾性体が保持されていることを特徴とするホース収納水栓。
  7. 請求項6において、前記ホルダは全体として筒状をなしており、該ホルダが、前記雄嵌合部の前記雌嵌合部への挿入時に挿入案内する案内部材を成していることを特徴とするホース収納水栓。
  8. 請求項7において、前記ホルダは拡径,縮径方向に変形可能且つ前記雄嵌合部の抜出状態の下で該雄嵌合部の外径よりも内径が小径であり、該雄嵌合部の前記雌嵌合部への挿入により拡径方向に押し拡げられて、前記弾性体を圧縮変形させるものであることを特徴とするホース収納水栓。
  9. 請求項8において、前記ホルダは、前記弾性体を保持して圧縮変形させる保持部且つ該弾性体の径方向内側に位置する部分の一部が、肉の削られた肉削部とされていて、該肉削部では該弾性体を圧縮変形させないか又は圧縮変形量を少なくするものとなしてあることを特徴とするホース収納水栓。
  10. 請求項8において、前記ホルダは、前記弾性体を保持する保持部以外の部分に複数の肉削部を有していることを特徴とするホース収納水栓。
  11. 請求項6〜10の何れかにおいて、前記ホルダには、内周面に径方向内方に突出する位置決用の突起が、前記雄嵌合部の外周面には対応した位置決用の凹部がそれぞれ設けてあり、且つそれら突起と凹部とは、前記雌嵌合部への前記雄嵌合部の挿入端で互いに弾性嵌合して位置決作用をなし且つクリック感を発生するものとなしてあることを特徴とするホース収納水栓。
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