WO2015053056A1 - 反力出力装置 - Google Patents

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Abstract

 反力出力装置は、反力を作り出す駆動源であるモータと、モータの出力軸と連動して回転する反力出力軸(13)と、反力出力軸(13)に入力されたモータの出力トルクを操作ペダルに伝達する連動アーム(15)と、を備える。反力出力軸(13)と連動アーム(15)の間に、反力出力軸(13)と連動アーム(15)の間の規定値以上のトルクの伝達を制限するトルク制限機構(18)が介装される。

Description

反力出力装置
 本発明は、車両のアクセルペダル等の操作ペダルに反力を出力する反力出力装置に関する。
 本願は、2013年10月8日に出願された日本国特願2013-211110号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
 近年、車両の発進時や走行時に、必要以上にアクセルペダルが踏み込まれるのを抑制するために、踏み込み状態に応じた反力をアクセルペダルに付与するアクセルペダル装置が開発されている(例えば、特許文献1参照。)。
 特許文献1に記載のアクセルペダル装置は、ペダルアームの基端を回動可能に軸支するハウジングに、ペダルアームを初期位置に戻すためのリターンスプリングと、反力を作り出すためのモータと、そのモータの回転をペダルアームに伝達するための連動アームが内蔵されている。このアクセルペダル装置では、モータが制御装置によってアクセルペダルの踏み込み状態に応じた出力に制御され、その出力が連動アームを通してペダルアームに付与されるようになっている。
日本国特開2010-111379号公報
 しかし、特許文献1に記載のアクセルペダル装置は、モータの回転軸と連動アームが常時連動可能に連結された構造とされているため、何等かの原因によってモータの回転を阻害する大きな力が作用したときに、連動アームに入力されるペダル踏力によって連動アームとモータの間のトルク伝達機構部やモータに過大な内部応力が作用することが懸念される。
 そこで本発明に係る態様は、連動アームとモータの間のトルク伝達機構部やモータに過大な内部応力が作用するのを抑制することができる反力出力装置を提供することを目的とする。
 本発明に係る反力出力装置では、上記課題を解決するために以下の構成を採用した。
(1)本発明に係る一態様は、反力を操作ペダルに出力する反力出力装置であって、反力を作り出す駆動源であるモータと、前記モータの出力軸と連動して回転する反力出力軸と、前記反力出力軸に入力された前記モータの出力トルクを前記操作ペダルに伝達する連動アームと、前記反力出力軸と前記連動アームの間に介装され、前記反力出力軸と前記連動アームの間の規定値以上のトルクの伝達を制限するトルク制限機構と、を備えている。
 上記(1)の態様によれば、反力出力軸と連動アームの間に作用するトルクが規定値に満たない通常作動時には、トルク制限機構がトルクの伝達を制限しないため、操作ペダルの踏み込み力に抗するモータのトルクが連動アームに伝達される。また、モータの回転を阻害する何等かの大きな力が作用する等して反力出力軸と連動アームの間に作用するトルクが規定値以上になると、トルク制限機構がトルクの伝達を制限し、連動アームとモータの間のトルク伝達機構部やモータに過大な内部応力が作用するのを抑制するようになる。
(2)上記(1)の態様において、前記連動アームは、前記反力出力軸に回動可能に支持される枢支部と、前記枢支部から離間した部位に設けられたギヤ部と、を有し、前記トルク制限機構は、前記反力出力軸を介して前記連動アームに対して回転可能に連結された動作伝達レバーと、支持軸を介して前記動作伝達レバーに対して回動可能に連結されるとともに前記連動アームの前記ギヤ部と常時噛合する回転歯車と、前記動作伝達レバーと前記回転歯車との間に介装され、前記ギヤ部を通して前記回転歯車に作用するトルクが所定値以上になったときに弾性変形して、前記動作伝達レバーに対する前記回転歯車の回転を許容するばね部材と、を備える構成としても良い。
 上記(2)の場合、モータが駆動されると、反力出力軸の回転とともに動作伝達レバーと回転歯車が反力出力軸を中心として旋回しようとする。このとき、回転歯車は連動アームのギヤ部と噛合しているため、回転歯車には連動アームを介して操作ペダルの踏力が作用する。
 また、ギヤ部を通して回転歯車に作用する回転トルクが所定値に満たないときには、ばね部材が回転歯車を非回転状態に維持し、ギヤ部と回転歯車の噛み合い位置が一定に維持される。
 したがって、このとき連動アームと反力出力軸とは一体に回転し、連動アームとモータの間ではトルクの伝達を制限されずにそのままトルクが伝達される。一方、ギヤ部を通して回転歯車に作用する回転トルクが所定値以上になると、ばね部材が弾性変形してそれに伴って回転歯車が動作伝達レバーに対して回転し、ギヤ部と回転歯車の噛み合い位置が移動する。このとき、連動アームと反力出力軸とが相対回動し、連動アームとモータの間ではトルクの伝達を制限される。したがって、コンパクトで簡素な構造のトルク制限機構でありながら、連動アームとモータの間の過大なトルク伝達を抑制することができる。
(3)上記(2)の態様において、前記ばね部材は、ゼンマイばねによって構成されても良い。
 上記(3)の場合、ゼンマイばねはコイルばね等に比較してばね定数を容易に小さい設定することができるため、回転歯車に作用する回転トルクが所定値以上になったときにおけるトルク制限のための反力出力軸と連動アームの間の相対回動ストロークを大きく確保し易くなる。
 本発明に係る態様によれば、反力出力軸と連動アームの間に、反力出力軸と連動アームの間の規定値以上のトルクの伝達を制限するトルク制限機構が設けられているため、連動アームとモータの間のトルク伝達機構部やモータに過大な内部応力が作用するのを抑制することができる。
本発明の一実施形態の反力出力装置を用いたアクセルペダル装置の側面図である。 本発明の一実施形態の反力出力装置の側面図である。 本発明の一実施形態の反力出力装置の要部の拡大側面図である。 本発明の一実施形態の反力出力装置の図3のIV-IV断面に対応する断面図である。 本発明の一実施形態の反力出力装置の踏力付与初期の状態を示す側面図である。 本発明の一実施形態の反力出力装置の踏力付与後期の状態を示す側面図である。 本発明の一実施形態の反力出力装置の踏力付与初期の状態を示す側面図である。 本発明の一実施形態の反力出力装置の踏力付与後期の状態を示す側面図である。
 以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
 図1は、この実施形態に係る反力出力装置10を採用した車両のアクセルペダル装置1を示す図である。
 アクセルペダル装置1は、運転席の足元前方に設置されるペダル本体ユニット2と、運転席の足元前方のペダル本体ユニット2の上方位置に設置される反力出力装置10と、を備えている。
 ペダル本体ユニット2は、車体に取り付けられる保持ベース3と、保持ベース3の基端が回動可能に支持されるペダルアーム4と、ペダルアーム4の先端側の前面に設けられ、運転者によって踏力を付与されるペダル本体部5と、を備え、保持ベース3には、ペダルアーム4を初期位置に常時付勢する図示しないリターンスプリングが設けられている。ペダルアーム4には、ペダルアーム4の操作量(回動角度)に応じて内燃機関の図示しないスロットルバルブの開度を操作するための図示しないケーブルが接続されている。ただし、内燃機関が電子制御スロットルを採用する場合には、ペダル本体ユニット2にペダルアーム4の回動角度を検出するための回転センサを設け、その回転センサの検出信号を基にしてスロットルバルブの開度を制御するようにしても良い。また、ペダルアーム4の基端の近傍部には、ペダルアーム4の延出方向とほぼ相反する方向に延出する反力伝達レバー6が一体に連結されている。
 なお、この実施形態においては、ペダルアーム4とペダル本体部5とが操作ペダルを構成している。
 図2は、反力出力装置10の全体を示す図であり、図3で、反力出力装置10の要部を拡大して示す図である。
 反力出力装置10は、反力を作り出すための駆動源であるモータ12と、ハウジング11に回動可能に軸支される反力出力軸13と、モータ12の回転軸12aの回転を減速しトルクを増大させて反力出力軸13に伝達する減速機構14と、を備えている。反力出力軸13の軸方向の一端部は、ハウジング11の側面から外側に突出し、その突出した端部に連動アーム15が回動可能に連結されている。連動アーム15は、反力出力軸13の端部に回動可能に支持される枢支部15aと、枢支部15aから反力出力軸13の径方向外側方向に延出するアーム本体部15bと、枢支部15aからアーム本体部15bと逆側に延出するトルク伝達片15cと、を備えている。アーム本体部15bの先端部は、図1に示すように、ペダル本体ユニット2の反力伝達レバー6に回動方向で当接可能とされている。アーム本体部15bと反力伝達レバー6とは、ペダル本体部5が運転者によって踏み込まれたときに相互に当接する。また、トルク伝達片15cの延出端は、枢支部15aの回転中心を中心とする円弧状に形成され、その円弧部分に複数の噛合歯が形成されてギヤ部17とされている。なお、図1,図2中符号16は、モータ12を駆動するための制御回路を実装した回路基板である。
 図4は、図3のIV-IV断面に対応する反力出力装置10の断面を示す図である。
 図3,図4に示すように、反力出力軸13と連動アーム15の間には、反力出力軸13と連動アーム15の間の規定値以上のトルクの伝達を制限するトルク制限機構18が介装されている。反力出力軸13と連動アーム15とはトルク制限機構18を介してトルク伝達可能に連係されている。トルク制限機構18は、反力出力軸13と連動アーム15の間に作用するトルクが規定値に達するまでは両者間でのトルクの伝達を許容し、反力出力軸13と連動アーム15の間に作用するトルクが規定値以上になると、両者間での規定値以上のトルクの伝達を制限する。
 反力出力軸13の軸方向の一端部の近傍部には、反力出力軸13から径方向外側に延出する動作伝達レバー19が一体に連結されている。この実施形態の動作伝達レバー19は、金属板によって形成され、基端部が反力出力軸13の外面の二面幅部13aに嵌合固定されるとともに、先端側の縁部に非円形のピン固定孔19aが形成されている。動作伝達レバー19の先端側の縁部の連動アーム15に臨む側の面には、有底円筒状の回転体20が、開口側を動作伝達レバー19側に向けるようにして回動可能に取り付けられている。
 回転体20の底壁の外面には、連動アーム15のギヤ部17と常時噛合する回転歯車21が同軸に取り付けられている。回転体20と回転歯車21は、動作伝達レバー19の先端側の縁部に取り付けられた支持ピン(支持軸)22に回転可能に支持されている。支持ピン22は、動作伝達レバー19のピン固定孔19aに回転不能に取り付けられている。なお、この実施形態の回転歯車21は外周面の全域に噛合歯が形成されているが、噛合歯は回転歯車21の外周面の一部にのみ形成するようにしても良い。
 また、有底円筒状の回転体20の内部には、動作伝達レバー19に対する回転歯車21の回転を拘束するためのゼンマイばね23(ばね部材)が収容されている。ゼンマイばね23の内周側の端部は支持ピン22に結合され、ゼンマイばね23の外周側の端部は回転体20に結合されている。ゼンマイばね23は、支持ピン22と回転体20の間に作用する回転トルクが所定値に満たない間は、そのばね剛性によって支持ピン22に対する回転体20(回転歯車21)の回転を規制し、支持ピン22と回転体20の間に作用する回転トルクが所定値を超えると、巻き方向に弾性変形を開始することによって支持ピン22に対する回転体20(回転歯車21)の回転を許容する。
 ここで、回転歯車21は支持ピン22によって動作伝達レバー19の先端側の縁部に支持されているため、反力出力軸13が回転すると、その回転に伴って動作伝達レバー19と一体になって旋回する。一方、回転歯車21は、連動アーム15のギヤ部17と常時噛合状態とされているため、自身が支持ピン22回りに回転しなければ、連動アーム15のギヤ部17と一体になって旋回する。したがって、回転歯車21が回転しなければ、反力出力軸13と連動アーム15が一体になって回動する。ゼンマイばね23のばね剛性は、反力出力軸13と連動アーム15の間に作用するトルクが規定値に満たない通常作動時には弾性変形せずに回転歯車21の回転を拘束し、反力出力軸13と連動アーム15の間に作用するトルクが規定値以上になったときに弾性変形して回転歯車21の回転を許容するように設定されている。
 この実施形態のトルク制限機構18は、連動アーム15のギヤ部17と、反力出力軸13に固定された動作伝達レバー19と、動作伝達レバー19に突設された支持ピン22に回転可能に軸支されてギヤ部17と常時噛合する回転歯車21と、支持ピン22と回転歯車21を連結するゼンマイばね23と、によって構成されている。
 つづいて、この実施形態の反力出力装置10の作動を、図5Aおよび5A,図6Aおよび6Bを参照して説明する。図5A,5Bは、反力出力軸13と連動アーム15の間に作用するトルクが規定値に満たない通常作動時における踏力付与初期の状態と踏力付与後期の状態をそれぞれ示す図であり、図6A,6Bは、反力出力軸13と連動アーム15の間に作用するトルクが規定値以上になったときにおける踏力付与初期の状態と踏力付与後期の状態をそれぞれ示す図である。
 図5A,5Bに示すように、ペダル本体ユニット2(図1参照)から連動アーム15に踏力が入力されると、その踏力によって連動アーム15が反力出力軸13を中心として回動し、連動アーム15のギヤ部17と噛合している回転歯車21が動作伝達レバー19とともに連動アーム15と同方向に旋回し、それに伴って反力出力軸13が連動アーム15と一体になって回転する。このとき、反力出力軸13には、運転者によるペダル本体部5の踏み込み状態や車両の運転速度等に応じたトルクがモータ12から入力される。
 このトルクは、動作伝達レバー19とともに支持ピン22、回転体20及び回転歯車21を図5A中の矢印で示すように旋回させようとし、踏力の入力方向と逆向きのトルクとして連動アーム15に伝達される。この結果、乗員の足裏にはペダル本体部5を通してモータ12による反力が伝達される。
 こうして運転者によるペダル本体部5の踏み込みが継続される間、通常作動時であれば、反力出力軸13と連動アーム15の間に作用するトルクは規定値に満たないため、回転歯車21は、ゼンマイばね23のばね剛性によって非回転の状態に保持される。これにより、連動アーム15のギヤ部17と回転歯車21の噛み合い位置は、図5Bに示すように一定に維持され、連動アーム15と反力出力軸13は相対回動せずに一体に回転する。この結果、反力出力軸13と連動アーム15の間では、トルクを制限されずにそのままトルクが伝達される。
 一方、図6A,6Bに示すように、運転者によるペダル本体部5(図1参照)の踏み込み時に、何等かの原因によってモータ12の回転を阻害する大きな力が作用して、反力出力軸13と連動アーム15の間に作用するトルクが規定値以上になると、回転歯車21を保持するゼンマイばね23が巻き方向の弾性変形を開始し、回転歯車21が図6A中の矢印で示すように回転しようとする。これにより、図6Bに示すように、連動アーム15のギヤ部17と回転歯車21の噛み合い位置が次第に移動し、連動アーム15と反力出力軸13は相対回転するようになる。この結果、反力出力軸13と連動アーム15の間でトルクの伝達が制限される。
 したがって、このとき運転者は反力出力装置10による過大な反力を受けることなく、ペダル本体部5を踏み込むことができる。
 また、反力出力装置10のモータ12による反力制御が行われているときに、モータ12の出力に抗して運転者による大きな踏力が加えられた場合にも、反力出力軸13と連動アーム15の間に作用するトルクが規定値以上になることがある。この場合も、上述と同様に反力出力軸13と連動アーム15の間でトルク制限機構18によってトルクの伝達が制限される。
 したがって、このとき運転者は過大な反力を受けることなく、自分の踏み込み意思に応じて内燃機関の出力を高めることができる。
 以上のように、この実施形態の反力出力装置10は、反力出力軸13と連動アーム15の間に、反力出力軸13と連動アーム15の間の規定値以上のトルクの伝達を制限するトルク制限機構18が設けられているため、連動アーム15とモータ12の間の減速機構14やモータ12に過大な内部応力が作用するのを抑制することができる。
 特に、この実施形態の反力出力装置10の場合、トルク制限機構18が、連動アーム15のギヤ部17と、反力出力軸13に固定された動作伝達レバー19と、動作伝達レバー19に突設された支持ピン22に回転可能に軸支されてギヤ部17と常時噛合する回転歯車21と、支持ピン22と回転歯車21を連結するゼンマイばね23と、を備えた構成とされ、ギヤ部17を通して回転歯車21に作用するトルクが所定値以上になったときに、ゼンマイばね23が弾性変形して回転歯車21の回転を許容するようになっている。
 すなわち、この実施形態の反力出力装置10の場合、連動アーム15は、反力出力軸13に回動可能に支持される枢支部15aと、枢支部15aから離間した部位に設けられたギヤ部17と、を有し、トルク制限機構18は、反力出力軸13を介して連動アーム15に対して回転可能に連結された動作伝達レバー19と、支持ピン22を介して動作伝達レバー19に対して回動可能に連結されるとともに連動アーム15のギヤ部17と常時噛合する回転歯車21と、動作伝達レバー19と回転歯車21との間に介装され、前記ギヤ部を通して前記回転歯車に作用するトルクが所定値以上になったときに弾性変形して、動作伝達レバー19に対する回転歯車21の回転を許容するゼンマイばね23と、を備えている。
 このため、コンパクトで簡素な構造のトルク制限機構18でありながら、モータ12と連動アーム15の間に過大なトルクが伝達されるのを抑制することができる。
 また、この実施形態では、トルク制限機構18において、支持ピン22と回転歯車21を連結するばね部材としてゼンマイばね23を採用しているが、トルク制限機構18で用いるばね部材はゼンマイばね23に限らず、コイルばね等の他のばね部材であっても良い。ただし、この実施形態のようにばね部材としてゼンマイばね23を用いた場合には、ゼンマイばね23がコイルばね等に比較してばね定数を小さく設定し易いことから、トルク制限のための反力出力軸13と連動アーム15の相対回動ストロークを大きく確保し易くなる。即ち、ゼンマイばね23においては、回転歯車21に作用する回転トルクが所定値以上になったときに回転歯車21の回転の進行に対して荷重が急激に立ち上がらないため、トルク伝達を制限するための反力出力軸13と連動アーム15の相対回動ストロークを容易に大きくすることができる。
 なお、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。例えば、上記の実施形態においては、反力出力装置を車両のアクセルペダルに用いているが、反力出力装置は、アクセルペダル以外の車両の操作ペダルや、シミュレーション機器の操作ペダル等にも適用することができる。
 4…ペダルアーム(操作ペダル)
 5…ペダル本体部(操作ペダル)
 10…反力出力装置
 12…モータ
 12a…出力軸
 13…反力出力軸
 15…連動アーム
 17…ギヤ部
 18…トルク制限機構
 19…動作伝達レバー
 21…回転歯車
 23…ゼンマイばね(ばね部材)

Claims (3)

  1.  反力を操作ペダルに出力する反力出力装置であって、
     反力を作り出す駆動源であるモータと、
     前記モータの出力軸と連動して回転する反力出力軸と、
     前記反力出力軸に入力された前記モータの出力トルクを前記操作ペダルに伝達する連動アームと、
     前記反力出力軸と前記連動アームの間に介装され、前記反力出力軸と前記連動アームの間の規定値以上のトルクの伝達を制限するトルク制限機構と、を備えている反力出力装置。
  2.  前記連動アームは、
     前記反力出力軸に回動可能に支持される枢支部と、
     前記枢支部から離間した部位に設けられたギヤ部と、を有し、 前記トルク制限機構は、
     前記反力出力軸を介して前記連動アームに対して回転可能に連結された動作伝達レバーと、
     支持軸を介して前記動作伝達レバーに対して回動可能に連結されるとともに前記連動アームの前記ギヤ部と常時噛合する回転歯車と、
     前記動作伝達レバーと前記回転歯車との間に介装され、前記ギヤ部を通して前記回転歯車に作用するトルクが所定値以上になったときに弾性変形して、前記動作伝達レバーに対する前記回転歯車の回転を許容するばね部材と、を備えている請求項1に記載の反力出力装置。
  3.  前記ばね部材は、ゼンマイばねによって構成されている請求項2に記載の反力出力装置。
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