WO2015046499A1 - 作業車両 - Google Patents

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泰平 大役寺
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Abstract

 作業車両のレイアウトに制約が生じることなく、作業車両の走行時に連結部材が 障害物に接触することを防止できる作業車両を提供する。フロントアクスルケース(30)にパワーステアリングシリンダ(50)が取り付けられる作業車両(1)であって、フロントアクスルケース(30)には、パワーステアリングシリンダ(50)が連結部材(51)によって取り付けられる支持部(30a)と、作業車両(1)の前側から見たときに、連結部材(51)を隠すように支持部(30a)から突出する突出部(30b)と、が形成される。

Description

作業車両
 本発明は、フロントアクスルケースにパワーステアリングシリンダが取り付けられる作業車両に関する。
 従来から、トラクタ等の作業車両には、一対の前輪の操舵角を変更させるためのパワーステアリングシリンダが設けられる。
 パワーステアリングシリンダ本体は、長手方向が作業車両の短手方向となるフロントアクスルケースに取り付けられる。パワーステアリングシリンダのロッドは、ナックルアームまたは伝達ロッドに取り付けられる。
 特許文献1に開示される技術では、フロントアクスルケースより後方に伸びる支持ステーに、ボールジョイントを介してパワーステアリングシリンダの固定側(本体)を固定する。
 特許文献1に開示される技術では、このようなパワーステアリングシリンダの固定部分がフロントアクスルケースの上下高さの範囲内に入るように、支持ステー等の高さ位置を調整する。
 つまり、特許文献1に開示される技術では、パワーステアリングシリンダを連結するための連結部材がフロントアクスルケースより下側に突出しないように、フロントアクスルケースの後方に連結部材を配置する。
 これにより、特許文献1に開示される技術では、走行車両の走行中に接近する地上の障害物が連結部材に接触することを防止している。
 しかし、作業車両は、フロントアクスルケースの高さ位置およびエンジンの配置位置等のレイアウトの都合上、フロントアクスルブラケットの下端部と同じ高さ位置に支持ステーが配置されてしまう場合がある。
 この場合には、ボールジョイント等の連結部材が、フロントアクスルケースよりも低い位置に配置されてしまう。従って、この場合には、作業車両の走行時に連結部材が地上の障害物と接触してしまう可能性がある。
特開平10-7009号公報
 本発明は、以上の如き状況を鑑みてなされたものであり、作業車両のレイアウトに制約が生じることなく、作業車両の走行時に連結部材が障害物に接触することを防止できる作業車両を提供するものである。
 本発明においては、フロントアクスルケースにパワーステアリングシリンダが取り付けられる作業車両であって、前記フロントアクスルケースには、前記パワーステアリングシリンダが連結部材によって取り付けられる支持部と、前記作業車両の前側から見たときに、前記連結部材を隠すように前記支持部から突出する突出部と、が形成される、ものである。
 本発明においては、前記突出部は、前記作業車両の前側に向かって湾曲または屈曲するように前記支持部に形成される、ものである。
 本発明においては、前記突出部の下端部は、側面視において後方に向かって伸びる、ものである。
 本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
 本発明によれば、作業車両のレイアウトに制約が生じることなく、作業車両の走行時に連結部材が障害物に接触することを防止できる。
 本発明によれば、作業車両の走行時に連結部材が障害物に接触することをより確実に防止できる。
 本発明によれば、作業車両の走行時に連結部材が障害物に接触することをより確実に防止できる。
本発明の一実施形態に係る作業車両の全体的な構成を示した側面図。 フロントアクスルケースの平面図。 フロントアクスルケースの側面図。 フロントアクスルケースの底面図。 突出部の拡大側面図。 突出部の拡大底面図。 突出部を示す説明図。(a)拡大正面図。(b)拡大背面図。 変形例の突出部を示す拡大底面図。(a)底面視略U字状の突出部を示す図。(b)底面視略V字状の突出部を示す図。 側面視略L字状となる変形例の突出部を示す拡大側面図。
 次に、本発明の実施の形態を説明する。
 まず、本発明の一実施形態に係る作業車両1の全体構成について説明する。
 本実施形態の作業車両1はトラクタとする。ただし、本発明に係る作業車両の適用対象は、トラクタに限定されるものでない。
 なお、以下では、図1に示す矢印F方向を前方向として作業車両1の前後方向を規定する。
 また、以下では、図1に示す矢印U方向を上方向として作業車両1の上下方向を規定する。
 そして、以下では、図2に示す矢印L方向を左方向として作業車両1の左右方向を規定する。
 図1に示すように、作業車両1においては、長手方向を前後方向として機体フレーム10が配置される。
 機体フレーム10は、前後方向を長手方向とするとともに左右方向に所定の間隔をあけて配置される一対のビーム11に、一対の補強板を介してフロントアクスルブラケット12が溶接されること等によって構成される。
 機体フレーム10は、その前部でエンジンブラケットを介してエンジン2を支持する。エンジン2等は、ボンネット3によって覆われている。
 機体フレーム10の前部は、フロントアクスルケース30を介して一対の前輪4に支持される。機体フレーム10の後部は、ミッションケース60およびリアアクスルケース61を介して一対の後輪5に支持される。
 機体フレーム10の上部には、運転操作部6が配置される。運転操作部6は、操向ハンドル6aおよび座席6b等を備える。
 操向ハンドル6aは、その回転方向に応じてロッド50bが伸縮するパワーステアリングシリンダ50によって、一対の前輪4の操舵角を変更し、作業車両1を操舵することができるように構成される(図2参照)。座席6bは、一対の後輪5の上方に運転者が着座可能に配置される。
 運転操作部6の後部には、作業機装着装置7が設けられる。作業機装着装置7は、トップリンク7aの後端と、ロアリンク7bの後端とに、ロータリ耕耘装置等の作業機が連結されることで、作業車両1の後端部に前記作業機を装着する。
 作業車両1は、ウエイトが装着されるフロントヒッチ20を機体フレーム10の前端部に取り付けることにより、前記作業機が装着されることによる前後方向の重量バランスのくずれを補正している。
 図1および図2に示すように、フロントヒッチ20は、平面視略U字状に形成される板状部材であり、内側にフロントアクスルブラケット21が溶接される。
 機体フレーム10の前部には、二つのフロントアクスルブラケット12・21を介してフロントアクスルケース30が取り付けられる。
 フロントアクスルケース30の左右両側面には、一対のフロントアクスル33を介して一対の前輪4が取り付けられる。
 このようなフロントアクスルケース30の後部には、連結部材51・52を介してパワーステアリングシリンダ50が取り付けられる。
 フロントアクスルケース30およびパワーステアリングシリンダ50の構成については、後で詳述する。
 図1に示すように、機体フレーム10の後部には、変速装置を内装するミッションケース60が取り付けられる。
 ミッションケース60の後部には、作業機装着装置7のトップリンク7aが回転可能に連結される。
 ミッションケース60は、左右両側面で一対のリアアクスルケース61をそれぞれ支持する。
 一対のリアアクスルケース61には、一対のリアアクスル62を介して一対の後輪5が取り付けられる。
 ミッションケース60または一対のリアアクスルケース61には、作業機装着装置7のロアリンク7bが回転可能に連結される。
 作業車両1は、エンジン2の動力を前記変速装置で変速した後で、当該変速したエンジン2の動力を、一対のフロントアクスル33を介して一対の前輪4に伝達可能に構成されるとともに、一対のリアアクスル62を介して一対の後輪5に伝達可能に構成される。
 作業車両1は、一対の前輪4および一対の後輪5にエンジン2の動力を伝達することにより、一対の前輪4および一対の後輪5を回転駆動して走行を行う。
 作業車両1は、前記変速装置で変速したエンジン2の動力を前記作業機にも伝達可能に構成される。これにより、作業車両1は、前記作業機を駆動する。
 次に、フロントアクスルケース30の構成について説明する。
 図2および図3に示すように、フロントアクスルケース30は、左右方向を長手方向とする略筒状の部材である。フロントアクスルケース30には、エンジン2からの動力が伝達されることで回転駆動する車軸等が収納される。
 フロントアクスルケース30は、左右方向中央部における上端部より前後方向に突出する軸部が、二つのフロントアクスルブラケット12・21に形成される孔部に挿入される。これにより、フロントアクスルケース30は、二つのフロントアクスルブラケット12・21に支持される。
 このようなフロントアクスルケース30には、一対のギアケース31、一対のギアボックス32、および一対のフロントアクスル33が取り付けられる。
 一対のギアケース31は、上下方向に対してやや傾斜する方向を長手方向とする中空の部材である。一対のギアケース31には、フロントアクスルケース30内の車軸に連結されるキングピン等が収納される。
 一対のギアケース31は、フロントアクスルケース30の左右両端部に取り付けられる。
 一対のギアボックス32は、ギアケース31の長手方向、すなわち、上下方向に対してやや傾斜する方向を長手方向とする中空の部材である。
 一対のギアボックス32は、一対のギアケース31の左右両端部の下側にそれぞれ取り付けられる。
 一対のギアボックス32は、前記キングピン等を介して、ギアケース31に対して相対的に回転可能に支持される。
 このような一対のギアボックス32には、ナックルアーム32aが一体的に形成される。
 ナックルアーム32aは、一対のギアボックス32の上側に形成され、一対のギアボックス32の前後両側より作業車両1の内側に突出する。
 一対のギアボックス32のナックルアーム32aの前側には、ボールジョイント等を介して伝達ロッド40が取り付けられる。伝達ロッド40は、左右中途部が一直線状に伸びるとともに、左右両側が左右方向に対して傾斜する方向に滑らかに伸びる形状に形成され、一対のギアボックス32を連結する。
 一対のフロントアクスル33は、一対のギアボックス32の外側にそれぞれ取り付けられ、一対のギアボックス32の外側で一対の前輪4を支持する。
 次に、パワーステアリングシリンダ50の構成について説明する。
 パワーステアリングシリンダ50は、本体50aの右側(ロッド50bを伸ばす側)または左側(ロッド50bを縮める側)に圧油が供給されることによって、ロッド50bを伸縮させる油圧式のシリンダである。
 パワーステアリングシリンダ50の本体50aには、左右両側に二つの配管53が連結される。各配管53は、その中途部に設けられる切替弁を介して、パワーステアリングシリンダ50の本体50aと油圧ポンプとを連通する。
 油圧ポンプは、エンジン2からの動力によって駆動され、パワーステアリングシリンダ50に圧油を供給する。このとき、操向ハンドル6aの回転方向に応じて切替弁が切り替えられ、油圧ポンプより供給される圧油は、パワーステアリングシリンダ50の本体50aの左側または右側に供給される。
 これにより、パワーステアリングシリンダ50は、操向ハンドル6aの回転方向に応じてロッド50bを伸縮させる。
 このようなパワーステアリングシリンダ50の本体50aは、連結部材51を介してフロントアクスルケース30に取り付けられる。
 パワーステアリングシリンダ50のロッド50bは、連結部材52を介して左側のギアボックス32のナックルアーム32aの後側に取り付けられる。
 従って、パワーステアリングシリンダ50は、ロッド50bを伸ばすことによって、左側のギアボックス32のナックルアーム32aの後側を左方向に向けて押圧することとなる。つまり、パワーステアリングシリンダ50は、左側のギアボックス32を図2における時計回り方向に回転させる。
 このとき、右側のギアボックス32は、伝達ロッド40およびナックルアーム32aを介して右方向に押圧される。
 これにより、パワーステアリングシリンダ50は、一対のギアボックス32を図2における時計回り方向に回転させて、一対の前輪4を図2における時計回り方向に回転させる。
 また、パワーステアリングシリンダ50は、ロッド50bを縮めることによって、左側のギアボックス32のナックルアーム32aの後側を右方向に向けて引っ張ることとなる。つまり、パワーステアリングシリンダ50は、左側のギアボックス32を図2における反時計回り方向に回転させる。
 このとき、右側のギアボックス32は、伝達ロッド40およびナックルアーム32aを介して左方向に引っ張られる。
 これにより、パワーステアリングシリンダ50は、一対のギアボックス32を図2における反時計回り方向に回転させて、一対の前輪4を図2における反時計回り方向に回転させる。
 作業車両1は、このようにして一対の前輪4の操舵角を変更し、作業車両1を操舵することができるように構成されている。
 次に、フロントアクスルケース30にパワーステアリングシリンダ50を取り付ける部分の構成について説明する。
 図3および図4に示すように、フロントアクスルケース30には、パワーステアリングシリンダ50の本体50aを取り付けるための部位として、支持部30aが形成される。
 支持部30aは、フロントアクスルケース30の左右中央部よりもやや右側に形成され、フロントアクスルケース30から後方向に突出する。本実施形態の支持部30aは、フロントアクスルケース30の下端部に形成され、下面がフロントアクスルケース30の下面よりも下側に配置される。
 支持部30aは、後側に向かうにつれて左右方向の幅が短くなり、後端部が平面視略半円状に形成される。図4および図5に示すように、支持部30aの下面は、後端部が他の部分よりもやや上側に配置される。
 支持部30aの後側には、突出部30bが形成される。
 突出部30bは、支持部30aより下側に突出する部分であり、左右方向を長手方向とした底面視略矩形状に形成される。
 つまり、突出部30bは、フロントアクスルケース30より下側に部分的に突出し、正面視において、すなわち、作業車両1の前側から見たときに、視認可能な部位である。
 パワーステアリングシリンダ50の本体50aは、このような支持部30aの後端部に連結部材51を介して取り付けられる。
 図5および図6に示すように、連結部材51は、ボールジョイント51a、ロックナット51b、および割りピン51cを備える。
 ボールジョイント51aは、上端部が球状に形成されるとともに下端部の外周面に雄ネジ部が形成される軸状のボールスタッドと、ボールスタッドの球状部分を覆うソケット等とによって構成される。
 ボールジョイント51aは、ソケットの側面に一体的に形成される軸部が、パワーステアリングシリンダ50の本体50aに連結される。ボールジョイント51aは、フロントアクスルケース30の支持部30aの後端部に形成される孔部に、ボールスタッドの下端部が上側から挿入される。
 ボールジョイント51aは、下端部がフロントアクスルケース30の支持部30aよりも下側に配置され、フロントアクスルケース30の支持部30aよりも下側に突出した状態となる。
 ロックナット51bは、ナットの下側に等間隔に位相をずらして複数の切欠部を形成したような部材である。ロックナット51bは、ボールジョイント51aの下端部に取り付けられる。
 従って、ロックナット51bは、フロントアクスルケース30の支持部30aの下側に配置される。
 割りピン51cは、前端部がロックナット51bの切欠部よりロックナット51bの内側に挿入されるとともに、ボールジョイント51aの下端部に形成される孔部に挿入される。
 割りピン51cは、前端部がボールジョイント51aおよびロックナット51bよりも前側に突出する。割りピン51cは、前端部が折り曲げられてボールジョイント51aを固定する。
 従って、割りピン51cは、フロントアクスルケース30の支持部30aの下側に配置される。
 支持部30aには、このようにしてパワーステアリングシリンダ50の本体50aが連結部材51によって取り付けられる。
 フロントアクスルケース30の突出部30bは、このような連結部材51のボールジョイント51aの下端部、ロックナット51b、および割りピン51c、すなわち、連結部材51の支持部30aよりも下側に配置される部分よりも前側に配置される。
 このような連結部材51の支持部30aよりも下側に配置される部分は、正面視において、支持部30aより下側に突出した状態となる。
 以下では、連結部材51の支持部30aよりも下側に配置される部分を「連結部材51の突出部分」と表記する。
 図7に示すように、突出部30bの下端部は、連結部材51の突出部分よりも下側に配置される。
 突出部30bの左端部は、連結部材51の突出部分よりも左側に配置される。
 突出部30bの右端部は、連結部材51の突出部分よりも右側に配置される。
 従って、連結部材51の突出部分は、正面視において、突出部30bと重なって見えない状態となる(図7(a)に点線で示す連結部材51参照)。
 図2および図4に示すように、パワーステアリングシリンダ50のロッド50bは、連結部材52を介して、左側のギアボックス32のナックルアーム32aの後側に取り付けられる。
 連結部材52は、ボールジョイント52a、ロックナット52b、および割りピン52cを備える。
 ボールジョイント52a、ロックナット52b、および割りピン52cは、連結部材51のボールジョイント51a、ロックナット51b、および割りピン51cと同じ要領で、パワーステアリングシリンダ50のロッド50bとナックルアーム32aとに取り付けられる。
 このとき、連結部材52は、ギアケース31およびギアボックス32の後側に配置される。
 これにより、パワーステアリングシリンダ50は、左右方向に対してやや傾斜する方向を長手方向として、フロントアクスルケース30の後方に配置される。
 作業車両1には、このようにしてフロントアクスルケース30に、パワーステアリングシリンダ50が取り付けられる。
 このような作業車両1は、例えば、走行中に一対の前輪4の操舵角を変更して障害物と一対の前輪4との衝突を回避したとき等において、フロントアクスルケース30の下面に障害物が接触する場合がある。
 図7に示すように、連結部材51の突出部分(ボールジョイント51aの下端部、ロックナット51b、および割りピン51c)は、支持部30aよりも下側に突出している。
 このため、作業車両1は、走行時に連結部材51の突出部分に障害物が接触してしまう可能性がある。
 そこで、本実施形態の作業車両1は、連結部材51の突出部分よりも前側に突出部30bを形成し、障害物が連結部材51の突出部分に接触する前に突出部30bに障害物を接触させ、連結部材51の突出部分を障害物から保護しているのである。
 突出部30bの下端部は、連結部材51の突出部分よりも下側に配置されているため、突出部30bは、連結部材51を障害物から確実に保護できる。
 また、本実施形態の突出部30bは、左端部が連結部材51の突出部分よりも左側に配置されるとともに、右端部が連結部材51の突出部分よりも右側に配置される。
 このため、突出部30bは、作業車両1の旋回中に障害物を通過する場合等においても、連結部材51を障害物から確実に保護できる。
 つまり、作業車両1は、レイアウトの都合上、フロントアクスルケース30の下端部に支持部30aが形成され、連結部材51の一部がフロントアクスルケース30よりも下側に突出してしまった場合でも、走行時に連結部材51が障害物に接触してしまうことを防止できる。
 つまり、作業車両1は、レイアウトに制約が生じることなく、走行時に連結部材51が障害物に接触することを防止できる。
 このように、作業車両1のフロントアクスルケース30には、作業車両1の前側から見たときに(正面視において)、連結部材51を隠すように支持部30aから突出する突出部30bが形成される。
 ここで、連結部材51を隠す形状とは、図7(a)に示すような、正面視において、連結部材51の突出部分が全て突出部30bに重なって見えないような形状であることを指す。
 つまり、連結部材51を隠す形状とは、本実施形態の突出部30bのように、下端部が連結部材51の突出部分よりも下側まで伸び、左端部が連結部材51の突出部分よりも左側まで伸び、右端部が連結部材51の突出部分よりも右側まで伸びる形状である。
 なお、突出部の形状は、本実施形態に限定されるものでない。
 突出部は、図8(a)に示す突出部130bのような底面視略U字状、または、図8(b)に示す突出部230bのような底面視略V字状であっても構わない。
 このような突出部130b・230bは、その左右中央部が左右両端部よりも前側に配置される。つまり、突出部130b・230bは、後側に向かうにつれて左右方向の幅が広がるような、底面視略U字状または底面視略V字状に形成される。
 これによれば、作業車両1は、突出部130b・230bに衝突した障害物を連結部材51の突出部分から逃がす方向にガイドできる。
 このため、作業車両1は、連結部材51の突出部分を障害物からより確実に保護できるため、走行時に連結部材51が障害物に接触することをより確実に防止できる。
 このように、突出部130bは、作業車両1の前側に向かって湾曲するように支持部30aに形成される。
 また、突出部230bは、作業車両1の前側に向かって屈曲するように支持部30aに形成される。
 さらに、突出部は、図9に示す突出部330bのように、下端部が後方に伸びるような側面視略L字状に形成されていても構わない。
 これによれば、突出部330bは、側面視において連結部材51の突出部分を覆うような形状となる。
 このため、作業車両1は、連結部材51の突出部分を障害物からより確実に保護できるため、走行時に連結部材51が障害物に接触することをより確実に防止できる。
 本発明は、フロントアクスルケースにパワーステアリングシリンダが取り付けられる作業車両に利用することができる。
 1   作業車両
 30  フロントアクスルケース
 30a 支持部
 30b 突出部
 50  パワーステアリングシリンダ
 51  連結部材

Claims (4)

  1.  フロントアクスルケースにパワーステアリングシリンダが取り付けられる作業車両であって、
     前記フロントアクスルケースには、
     前記パワーステアリングシリンダが連結部材によって取り付けられる支持部と、
     前記作業車両の前側から見たときに、前記連結部材を隠すように前記支持部から突出する突出部と、
     が形成される、
     作業車両。
  2.  前記突出部は、
     前記作業車両の前側に向かって湾曲または屈曲するように前記支持部に形成される、
     請求項1に記載の作業車両。
  3.  前記突出部の下端部は、
     側面視において後方に向かって伸びる、
     請求項1に記載の作業車両。
  4.  前記突出部の下端部は、
     側面視において後方に向かって伸びる、
     請求項2に記載の作業車両。
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JPH107009A (ja) 1996-06-19 1998-01-13 Kanzaki Kokyukoki Mfg Co Ltd パワーステアリングシリンダーの取付構造
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