WO2015029904A1 - 水分検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像形成装置に使用される用紙の水分量を精度良く検出できると共に、画像形成装置を小型化できる水分検出装置を提供する。 【解決手段】画像形成装置に使用される記録媒体の水分量を検出する水分検出装置10であって、駆動電極11と、駆動電極11と所定の間隔を空けて対向するように配置された検出電極12と、駆動電極11と所定の間隔を空けて、検出電極12とは反対側に対向するように配置された参照電極13と、駆動電極11と検出電極12との間に存在する記録媒体の水分量を算出する制御手段14と、を備え、画像形成装置が記録媒体を搬送する際に、駆動電極11と検出電極12との間を記録媒体が通過するように配置されていることを特徴とする。

Description

水分検出装置
 本発明は、水分検出装置に関し、特に、プリンタやファクシミリや複写機等の画像形成装置に使用される記録媒体の水分量を検出する水分検出装置に関する。
 近年、プリンタやファクシミリや複写機等のような電子写真方式の画像形成装置において、ブリスタの発生を抑制する等の目的のために、画像形成装置に使用される用紙の水分量を検出する水分検出装置を搭載した画像形成装置が実用化されている。ブリスタとは、用紙を加熱して画像を定着させる際に、用紙に含まれる水分が水蒸気となり、紙中で熱膨張して用紙が膨れる現象である。通常、用紙に含まれる水分量はわずかなものであり、水分検出装置は、用紙の水分量を高精度に検出する必要があった。
 画像形成装置に搭載された水分検出装置としては、例えば、特許文献1に示す水分量検出センサ(水分検出装置)が開示されている。図9は、特許文献1に係る水分量検出センサ200の構成を示す説明図である。図9(a)は、上から見た模式図であり、図9(b)は、下から見た模式図であり、図9(c)は、横から見た模式図である。
 水分量検出センサ200は、図9に示すように、検出素子201とコイル部205を備えた基板で構成されている。検出素子201は基板の一方の板面に配設され、コイル部205は基板の他方の板面に配設されている。
 検出素子201は、発振回路部202と周波数カウント部203と通信部204とで構成されている。コイル部205は、用紙が搬送される搬送経路を挟んで、図示しない金属製の用紙搬送ガイドと所定の間隔を空けて対向するように配置され、コイル部205と用紙搬送ガイドとの間で静電容量を形成している。
 そして、水分量検出センサ200のコイル部205と用紙搬送ガイドとの間を用紙が通過する際に、用紙の水分量によってコイル部205と用紙搬送ガイドとの間の静電容量が変化する。水分量検出センサ200は、コイル部205と用紙搬送ガイドとの間の静電容量の変化を利用して、用紙の水分量を検出している。
 また、画像形成装置に応用可能な水分検出装置としては、例えば、特許文献2に示す容量式湿度センサ(水分検出装置)も開示されている。図10は、特許文献2に係る容量式湿度センサ310の構成を示す説明図である。図10(a)は、上から見た模式図であり、図10(b)は、下から見た模式図である。
 図10に示すように、容量式湿度センサ310は、半導体基板312上に形成された、検出電極321と検出電極322と感湿膜323とからなる検出部320と、参照電極331と参照電極332と透湿膜333とからなる参照容量部330と、を備えている。
 検出部320と参照容量部330とは、互いに隣接するように、横方向に並べて配置されている。参照電極331と参照電極332との電極パターンは、検出電極321と検出電極322との電極パターンと略同一のパターンとなっている。そして、第1絶縁膜311と第2絶縁膜313とが、検出電極321と検出電極322と参照電極331と参照電極332とを上下に挟み込むことによって、検出電極321と検出電極322と参照電極331と参照電極332との絶縁を保っている。
 検出電極321と検出電極322と参照電極331と参照電極332とは、パッド341とパッド342とパッド343を介して、図示しないC-V変換回路に接続されている。C-V変換回路は、検出電極321と検出電極322と間の容量と、参照電極331と参照電極332との間の容量と、の容量差を電圧信号に変換している。そして、容量式湿度センサ310は、C-V変換回路によって変換された電圧信号に基づいて湿度を検出している。容量式湿度センサ310は、このように、検出電極321と検出電極322と間の容量と、参照電極331と参照電極332との間の容量と、の容量差を利用して湿度を検出することによって、検出の精度を高めている。
 容量式湿度センサ310は、用紙の水分量を検出するための装置ではないが、容量式湿度センサ310のような構造の水分検出装置を画像形成装置に配設することによって、用紙の水分量を精度良く検出することができる。
特開2006-242710 特開2004-279370
 特許文献1に係る水分量検出センサ200では、特許文献2に係る容量式湿度センサ310の参照容量部330のような構造を有していないので、用紙の水分量を精度良く検出できないという課題があった。
 一方、特許文献2に係る容量式湿度センサ310は、参照容量部330のような構造を有しているので、用紙の水分量を精度良く検出することができる。しかしながら、容量式湿度センサ310では、検出部320と参照容量部330とは、互いに隣接するように、横方向に並べて配置されている。そのため、容量式湿度センサ310のような構成の水分検出装置を画像形成装置に配設し、検出部320を用紙の搬送経路上に配置した場合、参照容量部330が搬送経路の横に張り出したような構造となってしまう。そして、参照容量部330が搬送経路の横に張り出すことによって、画像形成装置を小型化し難くなるという課題があった。
 本発明は、このような従来技術の実情に鑑みてなされたもので、その目的は、画像形成装置に使用される用紙の水分量を精度良く検出できると共に、画像形成装置を小型化できる水分検出装置を提供することにある。
 この課題を解決するために、請求項1に記載の水分検出装置は、画像形成装置に使用される記録媒体の水分量を検出する水分検出装置であって、駆動電極と、前記駆動電極と所定の間隔を空けて対向するように配置された検出電極と、前記駆動電極と所定の間隔を空けて、前記検出電極とは反対側に対向するように配置された参照電極と、前記駆動電極と前記検出電極との間に存在する前記記録媒体の水分量を算出する制御手段と、を備え、前記画像形成装置が前記記録媒体を搬送する際に、前記駆動電極と前記検出電極との間を前記記録媒体が通過するように配置されていることを特徴とする。
 この構成の水分検出装置は、駆動電極と検出電極と参照電極とを備えており、画像形成装置が記録媒体を搬送する際に、駆動電極と検出電極との間を記録媒体が通過するように配置されている。そして、駆動電極と検出電極とが所定の間隔を空けて対向することによって、駆動電極と検出電極との間で静電容量を形成することができる。駆動電極と検出電極との間の静電容量は、記録媒体の水分量によって変化するので、このような静電容量に対応した電気信号を用いて記録媒体の水分量を算出することができる。
 また、駆動電極と参照電極とが所定の間隔を空けて対向することによって、駆動電極と参照電極との間で静電容量を形成することができる。駆動電極と参照電極との間の静電容量は、記録媒体の水分量によって変化しないので、このような静電容量対応した電気信号を比較用の信号として用いることによって、記録媒体の水分量を算出する際の精度を高めることができる。その結果、記録媒体の水分量を精度良く検出することができる。
 しかも、この構成の水分検出装置では、参照電極は、駆動電極と所定の間隔を空けて、検出電極とは反対側に対向するように配置されている。そのため、水分検出装置を記録媒体の搬送経路の途中に配置する際に、参照電極が搬送経路の横に張り出さないように配置することができる。そして、参照電極が搬送経路の横に張り出さないので、画像形成装置を小型化し易い。
 請求項2に記載の水分検出装置では、前記制御手段は、所定の電気信号を駆動信号として前記駆動電極に印加すると共に、前記駆動電極から前記検出電極に伝達され、前記駆動電極と前記検出電極との間の静電容量に対応して変化する検出信号と、前記駆動電極から前記参照電極に伝達され、前記駆動電極と前記参照電極との間の静電容量に対応して変化する参照信号と、を検出し、前記検出信号と前記参照信号との差分に基づいて前記水分量を算出することを特徴とする。
 この構成の水分検出装置では、制御手段が、駆動電極と検出電極との間の静電容量に対応して変化する検出信号と、駆動電極と参照電極との間の静電容量に対応して変化する参照信号と、の差分に基づいて記録媒体の水分量を算出している。駆動電極と検出電極との間の静電容量は、駆動電極と検出電極との間を通過する記録媒体の水分量によって変化する。そのため、検出信号も、記録媒体の水分量によって変化する。また、駆動電極と参照電極との間の静電容量は記録媒体の水分量によって変化しない。そのため、参照信号も、記録媒体の水分量によって変化しない。また、温度や湿度等の外部環境に変化があると、検出信号と参照信号とは、外部環境の変化の影響を受けて同様の傾向の変化をする。そのため、検出信号と参照信号との差分に基づいて水分量を算出することによって、外部環境の変化の影響がキャンセル又は低減され、用紙50の水分量を検出し易くなる。その結果、記録媒体の水分量を更に精度良く検出することができる。
 請求項3に記載の水分検出装置では、前記駆動電極と前記検出電極と前記参照電極とは、前記記録媒体の搬送方向と直交する幅方向の全域に渡って延びていることを特徴とする。
 この構成の水分検出装置では、駆動電極と検出電極と参照電極とは、記録媒体の搬送方向と直交する幅方向の全域に渡って延びているので、記録媒体の幅方向の全域に渡って水分量を検出することができる。そのため、記録媒体の幅方向に沿って水分量の分布に偏りがあった場合でも、水分量の検出漏れを防止することができる。また、この構成の水分検出装置では、駆動電極と検出電極と参照電極とが記録媒体の幅方向の全域に渡って延びていない場合と比較して、駆動電極と検出電極との間の静電容量と、駆動電極と参照電極との間の静電容量と、を大きくすることができる。そして、駆動電極と検出電極との間の静電容量に対応する検出信号と、駆動電極と参照電極との間の静電容量に対応する参照信号と、を安定して検出することができる。その結果、記録媒体の水分量を更に精度良く検出することができる。
 請求項4に記載の水分検出装置では、前記検出電極と前記駆動電極との対向方向から見て、前記検出電極は、前記駆動電極よりも面積が大きく、且つ、前記駆動電極の輪郭線を囲むように配置され、前記参照電極は、前記駆動電極よりも面積が大きく、且つ、前記駆動電極の輪郭線を囲むように配置されていることを特徴とする。
 この構成の水分検出装置では、検出電極と駆動電極との対向方向から見て、検出電極は、駆動電極よりも面積が大きく、且つ、駆動電極の輪郭線を囲むように配置されている。そのため、検出電極の位置が駆動電極との対向方向に対して直交する方向にずれても、駆動電極と検出電極との対向面積は変化し難い。また、参照電極は、駆動電極よりも面積が大きく、且つ、駆動電極の輪郭線を囲むように配置されている。そのため、参照電極の位置が駆動電極との対向方向に対して直交する方向にずれても、駆動電極と参照電極との対向面積は変化し難い。その結果、駆動電極と検出電極との間の静電容量や、駆動電極と参照電極との間の静電容量の、位置ずれに対するバラツキを抑制することができ、記録媒体の水分量を更に精度良く検出することができる。
 請求項5に記載の水分検出装置では、前記検出電極と前記駆動電極との対向方向から見て、前記検出電極は、前記駆動電極よりも面積が小さく、且つ、前記駆動電極の輪郭線に囲まれるように配置され、前記参照電極は、前記駆動電極よりも面積が小さく、且つ、前記駆動電極の輪郭線に囲まれるように配置されていることを特徴とする。
 この構成の水分検出装置では、検出電極と駆動電極との対向方向から見て、検出電極は、駆動電極よりも面積が小さく、且つ、駆動電極の輪郭線に囲まれるように配置されている。そのため、検出電極の位置が駆動電極との対向方向に対して直交する方向にずれても、駆動電極と検出電極との対向面積は変化し難い。また、参照電極は、駆動電極よりも面積が小さく、且つ、駆動電極の輪郭線に囲まれるように配置されている。そのため、参照電極の位置が駆動電極との対向方向に対して直交する方向にずれても、駆動電極と参照電極との対向面積は変化し難い。その結果、駆動電極と検出電極との間の静電容量や、駆動電極と参照電極との間の静電容量の、位置ずれに対するバラツキを抑制することができ、記録媒体の水分量を更に精度良く検出することができる。
 本発明によれば、画像形成装置に使用される用紙の水分量を精度良く検出できると共に、画像形成装置を小型化できる水分検出装置を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る画像形成装置1の構成を示す第1の説明図である。 本発明の第1実施形態に係る画像形成装置1の構成を示す第2の説明図である。 本発明の第1実施形態に係る水分検出装置10の構成を示す説明図である。 図3に示す駆動電極11と検出電極12と参照電極13との構造を示す説明図である。 図3に示す駆動電極11と検出電極12と参照電極13との配置に関する説明図である。 本発明の第2実施形態に係る駆動電極11と検出電極12と参照電極13との構造を示す説明図である。 本発明の第3実施形態に係る駆動電極11と検出電極12と参照電極13との構造を示す説明図である。 本発明の第4実施形態に係る駆動電極111と検出電極112と参照電極113との構造を示す説明図である。 特許文献1に係る水分量検出センサ200の構成を示す説明図である。 特許文献2に係る容量式湿度センサ310の構成を示す説明図である。
 [第1実施形態]
 以下、本発明の第1実施形態について図面を参照しながら説明する。尚、各図において、X1方向を左方向、X2方向を右方向、Y1方向を前方、Y2方向を後方、Z1方向を上方、Z2方向を下方として、説明を進める。
 まず、本実施形態に係る水分検出装置10が搭載される画像形成装置1の構成について、図1及び図2を用いて説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置1の構成を示す第1の説明図である。図2は、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置1の構成を示す第2の説明図である。図1は、画像形成装置1を横から見た場合の模式図であり、図2は、画像形成装置1を上から見た場合の模式図である。
 図1又は図2に示すように、水分検出装置10は、画像形成装置1に配設されて使用される。画像形成装置1は、レーザープリンタと呼ばれる電子写真方式の画像形成装置である。画像形成装置1は、図示しないパーソナルコンピュータ等の電子機器に接続され、電子機器を用いて作成した文書や画像等を印刷するために使用される。以下、電子機器を用いて作成した文書や画像等を印刷することを、画像を形成すると略称する。
 画像形成装置1は、水分検出装置10の他に、用紙搬送手段20と画像形成手段30と画像定着手段40とを備えている。
 用紙搬送手段20は、供給された用紙50を前方から後方に向かって移動させ、水分検出装置10や画像形成手段30や画像定着手段40に搬送している。用紙搬送手段20としては、用紙50の搬送経路の上方及び下方に配設された搬送用ローラ21が使用される。
 以下、用紙50の方向に関しては、用紙50が搬送される方向(前後方向)を、用紙50の搬送方向と略称する。また、用紙50の搬送方向と直交する方向(左右方向)を、用紙50の幅方向と略称する。
 画像形成手段30は、感光ドラム31と、感光ドラム31を帯電させる帯電部32と、感光ドラム31にレーザー光を照射する露光部33と、トナーと呼ばれる画像形成用の粉体を感光ドラムに付着させる現像部34と、トナーを用紙50に転写する転写ローラ35と、を有している。そして、画像形成手段30は、感光ドラム31と帯電部32と露光部33と現像部34と転写ローラ35とを利用して、用紙50に所定の画像を形成している。電子写真方式の画像形成方法は公知なので、詳細な説明は省略する。尚、画像が形成された用紙50は、画像定着手段40に搬送される。
 画像定着手段40は、加熱用ローラ41と加圧用ローラ42とを有している。そして、画像定着手段40は、加熱用ローラ41と加圧用ローラ42とを利用して、用紙50が画像定着手段40を通過する際に用紙50に熱と圧力とを加え、用紙50に画像を定着させている。
 水分検出装置10は、画像形成装置1に使用される用紙50の水分量を検出している。そして、画像形成装置1は、水分検出装置10が検出した用紙50の水分量に基づいて、用紙50に画像を定着させる際の定着条件を制御している。そして、例えば、用紙50の水分量が多い場合に、用紙50を通常よりも低い温度で加熱することによって、ブリスタの発生を抑制している。ブリスタとは、用紙50を加熱して画像を定着させる際に、用紙50に含まれる水分が水蒸気となり、紙中で熱膨張して用紙50が膨れる現象である。
 次に、本実施形態に係る水分検出装置10の構成について、図3ないし図5を用いて説明する。図3は、本発明の第1実施形態に係る水分検出装置10の構成を示す説明図である。図4は、図3に示す駆動電極11と検出電極12と参照電極13との構造を示す説明図である。図4(a)は、駆動電極11と検出電極12と参照電極13とを上から見た模式図であり、図4(b)は、駆動電極11と検出電極12と参照電極13とを横から見た模式図である。図5は、図3に示す駆動電極11と検出電極12と参照電極13との配置に関する説明図である。図5(a)は、用紙50が水分検出装置10を通過する前の模式図であり、図5(b)は、用紙50が水分検出装置10を通過する際の模式図である。
 図3に示すように、水分検出装置10は、駆動電極11と検出電極12と参照電極13と制御回路14(制御手段)とを備えている。
 駆動電極11は、図5に示すように、用紙50の搬送経路の上方に配置されている。駆動電極11は、左右方向に延びる略直方体の外形をした棒状の金属である。また、駆動電極11は、図4に示すように、下面11aと上面11bとを有している。尚、図示しないが、駆動電極11は用紙50の幅方向の全域に渡って延びている。
 検出電極12は、図4に示すように、駆動電極11と所定の間隔を空けて、駆動電極11の下方に配置されている。検出電極12は、駆動電極11と同様に、左右方向に延びる略直方体の外形をした棒状の金属である。また、検出電極12は、上面12aを有している。検出電極12の上面12aは、駆動電極11の下面11aと対向している。そして、駆動電極11の下面11aと検出電極12の上面12aとの間で静電容量C1を形成している。
 また、検出電極12は、図5に示すように、用紙50の搬送経路の下方に配置され、用紙50が搬送される際に、駆動電極11と検出電極12との間を用紙50が通過するようになっている。そして、静電容量C1は、駆動電極11と検出電極12との間を通過する用紙50の水分量によって変化する。尚、図示しないが、検出電極12は用紙50の幅方向の全域に渡って延びている。
 参照電極13は、図4に示すように、駆動電極11と所定の間隔を空けて、検出電極12とは反対側に(駆動電極11の上方に)配置されている。参照電極13も、駆動電極11と同様に、左右方向に延びる略直方体の外形をした棒状の金属である。参照電極13は下面13aを有している。参照電極13の下面13aは、駆動電極11の上面11bと対向している。そして、駆動電極11の上面11bと参照電極13の下面13aとの間で静電容量C2を形成している。
 また、参照電極13は、図5に示すように、駆動電極11と共に用紙50の搬送経路の上方に配置され、用紙50が搬送されても、駆動電極11と参照電極13との間を用紙50は通過しないようになっている。そのため、静電容量C2は用紙50の水分量によって変化しない。尚、図示しないが、参照電極13も、検出電極12と同様に用紙50の幅方向の全域に渡って延びている。
 制御回路14は、所定の電気信号を駆動信号として駆動電極11に印加している。また、制御回路14は、駆動電極11から検出電極12に伝達され、静電容量C1に対応して変化する電気信号を検出信号として検出している。また、制御回路14は、駆動電極11から参照電極13に伝達され、静電容量C2に対応して変化する電気信号を参照信号として検出している。そして、制御回路14は、駆動電極11と検出電極12との間を用紙50が通過する際に、検出信号と参照信号とを検出し、検出信号と参照信号とを用いて用紙50の水分量を算出している。
 次に、検出信号と参照信号とを用いた用紙50の水分量の算出方法について説明する。前述したように、静電容量C1は用紙50の水分量によって変化するので、静電容量C1に対応した検出信号を用いて用紙50の水分量を算出することができる。また、静電容量C2は用紙50の水分量によって変化しないので、静電容量C2に対応した参照信号を比較用の信号として用いることによって、用紙50の水分量の算出する際の精度を高めることができる。
 尚、本実施形態では、制御回路14が、検出信号と参照信号との差分に基づいて用紙50の水分量を算出している。静電容量C1は用紙50の水分量によって変化するので、検出信号も用紙50の水分量によって変化する。また、静電容量C2は用紙50の水分量によって変化しないので、参照信号も用紙50の水分量によって変化しない。また、温度や湿度等の外部環境に変化があると、検出信号と参照信号とは、外部環境の変化の影響を受けて同様の傾向の変化をする。
 そのため、検出信号と参照信号との差分に基づいて用紙50の水分量を算出することによって、外部環境の変化の影響がキャンセル又は低減され、用紙50の水分量を検出し易くなる。本実施形態では、このようにして、検出信号と参照信号との差分に基づいて用紙50の水分量を算出し、用紙50の水分量の検出精度を高めている。
 次に、本実施形態の効果について説明する。本実施形態の水分検出装置10は、駆動電極11と検出電極12と参照電極13とを備えており、画像形成装置1が用紙50を搬送する際に、駆動電極11と検出電極12との間を用紙50が通過するように配置されている。そして、駆動電極11と検出電極12とが所定の間隔を空けて対向することによって、駆動電極11と検出電極12との間で静電容量C1を形成している。静電容量C1は、用紙50の水分量によって変化するので、このような静電容量C1に対応した検出信号を用いて用紙50の水分量を算出することができる。
 また、駆動電極11と参照電極13とが所定の間隔を空けて対向することによって、駆動電極11と参照電極13との間で静電容量C2を形成している。静電容量C2は、用紙50の水分量によって変化しないので、このような静電容量C2に対応した参照信号を比較用の信号として用いることによって、用紙50の水分量を算出する際の精度を高めることができる。その結果、用紙50の水分量を精度良く検出することができる。
 しかも、本実施形態の水分検出装置10では、参照電極13は、駆動電極11と所定の間隔を空けて、検出電極12とは反対側に対向するように配置されている。そのため、用紙50の搬送経路の上方に駆動電極11を配置し、用紙50の搬送経路の下方に検出電極12を配置すれば、参照電極13は、駆動電極11と共に用紙50の搬送経路の上方に配置されることになり、用紙50の搬送経路の横に張り出すことはない。そして、参照電極13が用紙50の搬送経路の横に張り出さないので、画像形成装置1を小型化し易い。
 尚、本実施形態では、用紙搬送手段20の搬送用ローラ21や、画像形成手段30の感光ドラム31や、画像定着手段40の加熱用ローラ41等も用紙50の搬送経路の上方に配設されている。そして、これらの部材は、通常、水分検出装置10の参照電極13と比較して上下方向の寸法が大きい。そのため、参照電極13が用紙50の搬送経路の上方に配設されていても、画像形成装置1を小型化する際の阻害要因にはなり難い。
 また、本実施形態の水分検出装置10では、制御回路14は、静電容量C1に対応して変化する検出信号と、静電容量C2に対応して変化する参照信号と、の差分に基づいて用紙50の水分量を算出している。静電容量C1は用紙50の水分量によって変化するので、検出信号も用紙50の水分量によって変化する。また、静電容量C2は用紙50の水分量によって変化しないので、参照信号も用紙50の水分量によって変化しない。また、温度や湿度等の外部環境に変化があると、検出信号と参照信号とは、外部環境の変化の影響を受けて同様の傾向の変化をする。そのため、検出信号と参照信号との差分に基づいて用紙50の水分量を算出することによって、外部環境の変化の影響がキャンセル又は低減され、用紙50の水分量を検出し易くなる。その結果、用紙50の水分量を更に精度良く検出することができる。
 また、本実施形態の水分検出装置10では、駆動電極11と検出電極12と参照電極13とは、用紙50の幅方向の全域に渡って延びているので、用紙50の幅方向の全域に渡って水分量を検出することができる。そのため、用紙50の幅方向に沿って水分量の分布に偏りがあった場合でも、水分量の検出漏れを防止することができる。また、本実施形態の水分検出装置10では、駆動電極11と検出電極12と参照電極13とが用紙50の幅方向の全域に渡って延びていない場合と比較して、駆動電極11と検出電極12との間の静電容量C1と、駆動電極11と参照電極13との間の静電容量C2と、を大きくすることができる。そして、静電容量C1に対応する検出信号と、静電容量C2に対応する参照信号と、を安定して検出することができる。その結果、用紙50の水分量を更に精度良く検出することができる。
 [第2実施形態]
 以下、本発明の第2実施形態について図面を参照しながら説明する。尚、本実施形態において、前述した第1実施形態と同一の構成である場合、同一符号を付して詳細な説明は省略する。また、各図において、X1方向を左方向、X2方向を右方向、Y1方向を前方、Y2方向を後方、Z1方向を上方、Z2方向を下方として、説明を進める。
 まず、本実施形態に係る水分検出装置10の構成について、図6を用いて説明する。図6は、本発明の第2実施形態に係る駆動電極11と検出電極12と参照電極13との構造を示す説明図である。図6(a)は、駆動電極11と検出電極12と参照電極13とを上から見た模式図であり、図6(b)は、駆動電極11と検出電極12と参照電極13とを横から見た模式図である。
 本実施形態に係る水分検出装置10の構成は、第1実施形態に係る水分検出装置10の構成と同じである。但し、図6に示すように、検出電極12は、上から見て、駆動電極11よりも面積が大きく、且つ、駆動電極11の輪郭線を囲むように配置されている。また、参照電極13は、上から見て、駆動電極11よりも面積が大きく、且つ、駆動電極11の輪郭線を囲むように配置されている。
 次に、本実施形態の効果について説明する。本実施形態の水分検出装置10では、上から見て、検出電極12は、駆動電極11よりも面積が大きく、且つ、駆動電極11の輪郭線を囲むように配置されている。そのため、検出電極12の位置が駆動電極11との対向方向(上下方向)に対して直交する方向にずれても、駆動電極11と検出電極12との対向面積が変化し難い。また、上から見て、参照電極13は、駆動電極11よりも面積が大きく、且つ、駆動電極11の輪郭線を囲むように配置されている。そのため、参照電極13の位置が駆動電極11との対向方向(上下方向)に対して直交する方向にずれても、駆動電極11と参照電極13との対向面積が変化し難い。その結果、駆動電極11と検出電極12との間の静電容量C1や、駆動電極11と参照電極13との間の静電容量C2の、位置ずれに対するバラツキを抑制することができ、用紙50の水分量を更に精度良く検出することができる。
 [第3実施形態]
 以下、本発明の第3実施形態について図面を参照しながら説明する。尚、本実施形態において、前述した第1実施形態と同一の構成である場合、同一符号を付して詳細な説明は省略する。また、各図において、X1方向を左方向、X2方向を右方向、Y1方向を前方、Y2方向を後方、Z1方向を上方、Z2方向を下方として、説明を進める。
 まず、本実施形態に係る水分検出装置10の構成について、図7を用いて説明する。図7は、本発明の第3実施形態に係る駆動電極11と検出電極12と参照電極13との構造を示す説明図である。図7(a)は、駆動電極11と検出電極12と参照電極13とを上から見た模式図であり、図7(b)は、駆動電極11と検出電極12と参照電極13とを横から見た模式図である。
 本実施形態に係る水分検出装置10の構成は、第1実施形態に係る水分検出装置10の構成と同じである。但し、図7に示すように、検出電極12は、上から見て、駆動電極11よりも面積が小さく、且つ、駆動電極11の輪郭線に囲まれるように配置されている。また、参照電極13は、上から見て、駆動電極11よりも面積が小さく、且つ、駆動電極11の輪郭線に囲まれるように配置されている。
 次に、本実施形態の効果について説明する。本実施形態の水分検出装置10では、上から見て、検出電極12は、駆動電極11よりも面積が小さく、且つ、駆動電極11の輪郭線に囲まれるように配置されている。そのため、検出電極12の位置が駆動電極11との対向方向(上下方向)に対して直交する方向にずれても、駆動電極11と検出電極12との対向面積が変化し難い。また、上から見て、参照電極13は、駆動電極11よりも面積が小さく、且つ、駆動電極11の輪郭線に囲まれるように配置されている。そのため、参照電極13の位置が駆動電極11との対向方向(上下方向)に対して直交する方向にずれても、駆動電極11と参照電極13との対向面積が変化し難い。その結果、駆動電極11と検出電極12との間の静電容量C1や、駆動電極11と参照電極13との間の静電容量C2の、位置ずれに対するバラツキを抑制することができ、用紙50の水分量を更に精度良く検出することができる。
 [第4実施形態]
 以下、本発明の第4実施形態について図面を参照しながら説明する。尚、本実施形態において、前述した第1実施形態と同一の構成である場合、同一符号を付して詳細な説明は省略する。また、各図において、X1方向を左方向、X2方向を右方向、Y1方向を前方、Y2方向を後方、Z1方向を上方、Z2方向を下方として、説明を進める。
 まず、本実施形態に係る水分検出装置110の構成について、図8を用いて説明する。図8は、本発明の第4実施形態に係る駆動電極111と検出電極112と参照電極113との構造を示す説明図である。図8(a)は、駆動電極111と検出電極112と参照電極113とを上から見た模式図であり、図8(b)は、駆動電極111と検出電極112と参照電極113とを横から見た模式図である。
 本実施形態に係る水分検出装置110は、第1実施形態に係る水分検出装置10の駆動電極11と検出電極12と参照電極13とが、駆動電極111と検出電極112と参照電極113とに置き換わったものである。
 図8に示すように、駆動電極111と検出電極112と参照電極113とは、それぞれ、左右方向に延びる略円柱の外形をした棒状の金属である。駆動電極111と検出電極112と参照電極113とが、このような形状であっても、駆動電極111と検出電極112との間で静電容量C1を形成することができる。また、駆動電極111と参照電極113との間で静電容量C2を形成することができる。
 その結果、本実施形態に係る水分検出装置110は、第1実施形態に係る水分検出装置10と同様に、用紙50の水分量を精度良く検出できると共に、画像形成装置1を小型化することができる。
 以上、本発明の実施形態について説明してきたが、本発明は上記の実施形態に限定されず、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更することができる。
 例えば、本発明の実施形態において、画像形成装置1は、レーザープリンタ以外のプリンタ装置であっても構わない。また、画像形成装置1は、ファクシミリや複写機等の装置であっても構わない。また、画像形成装置1は、プリンタ装置やファクシミリや複写機等の複数の装置の機能を同時に備えた装置であっても構わない。
 また、本発明の実施形態において、水分検出装置10と画像形成手段30と画像定着手段40との配置や向きは、画像形成装置1の規格に対応して適宜変更しても構わない。そして、水分検出装置10(又は水分検出装置110)と画像形成手段30と画像定着手段40との配置や向きに合わせて、用紙50の搬送方向を適宜変更しても構わない。
 また、本発明の実施形態において、画像形成装置1は、布等の用紙50以外の記録媒体に画像を形成しても構わない。そして、水分検出装置10(又は水分検出装置110)は、布等の用紙50以外の記録媒体の水分量を検出しても構わない。
 また、本発明の実施形態において、駆動電極11と検出電極12と参照電極13との形状(又は駆動電極111と検出電極112と参照電極113との形状)は、六角柱や八角柱等のような、直方体や円柱以外の形状であっても構わない。
 また、本発明の実施形態において、駆動電極11と検出電極12と参照電極13と(又は駆動電極111と検出電極112と参照電極113と)は、棒状の金属ではなく、樹脂基板の板面に貼り付けられた銅箔等の金属であっても構わない。駆動電極11と検出電極12と参照電極13とをこのような構造とすることにより、金属の使用量を削減することができ、装置の軽量化やコストの低減等を行い易くなる。
 また、本発明の実施形態において、用紙50の必要な領域の水分量を検出することができるのであれば、駆動電極11と検出電極12と参照電極13と(又は駆動電極111と検出電極112と参照電極113と)は、用紙50の幅方向の全域に渡って延びていなくても構わない。
 1 画像形成装置
 10 水分検出装置
 11 駆動電極
 11a 下面
 11b 上面
 12 検出電極
 12a 上面
 13 参照電極
 13a 下面
 14 制御回路(制御手段)
 20 用紙搬送手段
 21 搬送用ローラ
 30 画像形成手段
 31 感光ドラム
 32 帯電部
 33 露光部
 34 現像部
 35 転写ローラ
 40 画像定着手段
 41 加熱用ローラ
 42 加圧用ローラ
 50 用紙(記録媒体)
 110 水分検出装置
 111 駆動電極
 112 検出電極
 113 参照電極

Claims (5)

  1.  画像形成装置に使用される記録媒体の水分量を検出する水分検出装置であって、
     駆動電極と、
     前記駆動電極と所定の間隔を空けて対向するように配置された検出電極と、
     前記駆動電極と所定の間隔を空けて、前記検出電極とは反対側に対向するように配置された参照電極と、
     前記駆動電極と前記検出電極との間に存在する前記記録媒体の水分量を算出する制御手段と、を備え、
     前記画像形成装置が前記記録媒体を搬送する際に、
     前記駆動電極と前記検出電極との間を前記記録媒体が通過するように配置されていることを特徴とする水分検出装置。
  2.  前記制御手段は、
     所定の電気信号を駆動信号として前記駆動電極に印加すると共に、
     前記駆動電極から前記検出電極に伝達され、前記駆動電極と前記検出電極との間の静電容量に対応して変化する検出信号と、
     前記駆動電極から前記参照電極に伝達され、前記駆動電極と前記参照電極との間の静電容量に対応して変化する参照信号と、を検出し、
     前記検出信号と前記参照信号との差分に基づいて前記水分量を算出することを特徴とする、
     請求項1記載の水分検出装置。
  3.  前記駆動電極と前記検出電極と前記参照電極とは、
     前記記録媒体の搬送方向と直交する幅方向の全域に渡って延びていることを特徴とする、
     請求項1又は請求項2に記載の水分検出装置。
  4.  前記検出電極と前記駆動電極との対向方向から見て、
     前記検出電極は、
     前記駆動電極よりも面積が大きく、
     且つ、前記駆動電極の輪郭線を囲むように配置され、
     前記参照電極は、
     前記駆動電極よりも面積が大きく、
     且つ、前記駆動電極の輪郭線を囲むように配置されていることを特徴とする、
     請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の水分検出装置。
  5.  前記検出電極と前記駆動電極との対向方向から見て、
     前記検出電極は、
     前記駆動電極よりも面積が小さく、
     且つ、前記駆動電極の輪郭線に囲まれるように配置され、
     前記参照電極は、
     前記駆動電極よりも面積が小さく、
     且つ、前記駆動電極の輪郭線に囲まれるように配置されていることを特徴とする、
     請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の水分検出装置。
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