WO2014207896A1 - エレベータのかご - Google Patents
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Abstract
この発明は、引き戸の戸開方向の側部の下方における縦枠と下部気密材の間に形成される隙間を塞ぎ、かご室の内外に生じる気圧差に伴う風音の発生を抑制できるエレベータのかごを得る。この発明に係るエレベータのかごは、かご室と、上記かご室の出入口を開閉する引き戸(6)と、上記引き戸の下方に配置されて上記引き戸の下部を案内する敷居(8)と、上記引き戸の下部に配設され、上記出入口の閉鎖時に上記引き戸と上記敷居の間に形成される、上記引き戸の幅方向の隙間を塞ぐ下部気密材(10)と、上記引き戸の開方向の側部に配設され、上記出入口の閉鎖時に上記引き戸と上記出入口を構成する縦枠(4)との間に形成される上下方向の隙間を塞ぐ側部気密材(11)と、上記引き戸の開方向の側部の下方に配設され、上記出入口の閉鎖時に上記縦枠と上記下部気密材の間に形成される隙間を塞ぐ下端角部気密材(12)と、を備えている。
Description
この発明は、エレベータのかごに関し、特に、引き戸の横移動により開閉される出入口の気密構造に関するものである。
従来のエレベータのドア装置では、出入口の閉鎖時における縦枠と引き戸の対向面の一方に配設されて対向面間の空隙幅を減少する第1の植毛と、出入口の閉鎖時における縦枠と引き戸の対向面の一方に、植毛よりも出入口の外側に位置するように配設されて対向面間の空隙を閉鎖する第1のシール材と、出入口の幅に対応した長さを有し、引き戸の下端に配設されて、敷居の案内溝に空隙を形成して嵌合される遮蔽板と、遮蔽板の一面およびこの一面に対向した案内溝の側壁の一面の一方に配設されて両面間の空隙幅を減少する第2の植毛と、遮蔽板の他面およびこの他面に対向した案内溝の側壁の他面の一方に配設されて両面間の空隙を閉鎖する第2のシール材と、を備え、出入口の側縁部および下縁部の空隙における騒音防止作用を得ていた(例えば、特許文献1参照)。
従来のエレベータのドア装置では、引き戸の戸開方向の側部の下方における遮蔽板と縦枠の間に形成される空隙が閉鎖されていないので、出入口の前後に生じる気圧差に伴う当該空隙における風音の発生を低減できないという課題があった。
この発明は、上記課題を解決するためになされたもので、引き戸の戸開方向の側部の下方における縦枠と下部気密材の間に形成される隙間を塞ぎ、かご室の内外に生じる気圧差に伴う風音の発生を抑制できるエレベータのかごを得ることを目的とする。
この発明に係るエレベータのかごは、かご室と、上記かご室の出入口を開閉する引き戸と、上記引き戸の下方に配置されて上記引き戸の下部を案内する敷居と、上記引き戸の下部に配設され、上記出入口の閉鎖時に上記引き戸と上記敷居の間に形成される、上記引き戸の幅方向の隙間を塞ぐ下部気密材と、上記引き戸の開方向の側部に配設され、上記出入口の閉鎖時に上記引き戸と上記出入口を構成する縦枠との間に形成される上下方向の隙間を塞ぐ側部気密材と、上記引き戸の開方向の側部の下方に配設され、上記出入口の閉鎖時に上記縦枠と上記下部気密材の間に形成される隙間を塞ぐ下端角部気密材を備えている。
この発明によれば、出入口の閉鎖時に、下端角部気密材が引き戸の戸開方向の側部の下方における縦枠と下部気密材の間に形成される隙間を塞ぐので、かご室の内外に生じる気圧差に伴う風音の発生を低減できる。
以下、本発明のエレベータのかご出入口装置の好適な実施の形態について図面を用いて説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係るエレベータのかごを模式的に示す斜視図、図2はこの発明の実施の形態1に係るエレベータのかごを昇降路側から見た正面図、図3は図2のIII-III矢視断面図、図4はこの発明の実施の形態1に係るエレベータのかごの戸開状態を示す横断面図、図5はこの発明の実施の形態1に係るエレベータのかごの出入口周りを示す要部側面図、図6は図2のVI-VI矢視断面図、図7はこの発明の実施の形態1に係るエレベータのかごにおける側部気密材の取付構造を説明する要部斜視図、図8はこの発明の実施の形態1に係るエレベータのかごにおける下端角部気密材の取付構造を説明する要部斜視図である。
図1はこの発明の実施の形態1に係るエレベータのかごを模式的に示す斜視図、図2はこの発明の実施の形態1に係るエレベータのかごを昇降路側から見た正面図、図3は図2のIII-III矢視断面図、図4はこの発明の実施の形態1に係るエレベータのかごの戸開状態を示す横断面図、図5はこの発明の実施の形態1に係るエレベータのかごの出入口周りを示す要部側面図、図6は図2のVI-VI矢視断面図、図7はこの発明の実施の形態1に係るエレベータのかごにおける側部気密材の取付構造を説明する要部斜視図、図8はこの発明の実施の形態1に係るエレベータのかごにおける下端角部気密材の取付構造を説明する要部斜視図である。
図1および図2において、エレベータのかご1は、かご室2と、かご室2の出入口3を開閉する引き戸6と、エレベータの運行にともなってかご室2の内部の気圧を制御する気圧制御装置9と、を備えている。
出入口3は、かご室2の壁の前方側に設置された一対の縦枠4および上枠5により構成される。引き戸6は、2枚中央開きの戸であり、上枠5に設けられたガイドレール(図示せず)にドアハンガー7を介して吊られ、下部に設けられた戸の脚(図示せず)を敷居8の溝8aに係合されている。そして、引き戸6は、開閉機構(図示せず)により、敷居8に案内されて、縦枠4および上枠5に近接して横移動し、出入口3を開閉する。
引き戸6の下部には、出入口3の閉鎖時に、引き戸6と敷居8の間に引き戸6の幅方向に形成される隙間を塞ぐ下部気密材10が配設されている。この下部気密材10は、弾性材料を用いて引き戸6の幅と略等しい長さを有する薄板状に作製され、図2、図3および図6に示されるように、ボルト14を昇降路側から引き戸6に締着して、引き戸6から下方に突出するように、引き戸6の下端に取り付けられる。そして、下部気密材10は、引き戸6との間にスペーサ13を配置して、引き戸6から突出する部分が敷居8の溝8aのかご側の内側面に接するように位置調整される。
引き戸6の戸開側の側部には、出入口3の閉鎖時に、引き戸6と縦枠4の間に上下方向に形成される隙間を塞ぐ側部気密材11が配設されている。さらに、引き戸6の戸開側の側部の下方には、出入口3の閉鎖時に、縦枠4と下部気密材10の間に形成される隙間を塞ぐ下端角部気密材12が配設されている。
取付金15は、図7に示されるように、鋼板をL字状に曲げ成形して作製され、L字状の一片に取付穴15aが形成される。側部気密材11は、弾性材料を用いて取付金15と同等の長さを有する板状に作製され、L字状の他片に接着剤などにより固着されている。取付金15は、他片を引き戸6の戸開側の側面に接して、一片を引き戸6の背面(昇降路側)に押し付け、ボルト14を昇降路側から取付穴15aに通して引き戸6に締着して、引き戸6の戸開側の側部に取り付けられる。
このように取り付けられた側部気密材11は、図2、図5および図6に示されるように、引き戸6の戸開側の側部に、引き戸6の上下方向の全域に渡って、かつ引き戸6からかご室2側に突出して、配設される。そこで、出入口3の閉鎖時には、側部気密材11が、図6に示されるように、縦枠4に当接し、引き戸6と縦枠4の間に上下方向に形成される隙間が塞がれる。ここで、後述する取付金16が引き戸6の戸開側の側部下端に取り付けられるように、取付金15の下端側が切り欠かれている。
取付金16は、図8に示されるように、鋼板をL字状に曲げ成形して作製された取付部17と、鋼板を略矩形平板状に作製され、その表面を取付部17のL字状の側端面に垂直に溶接などにより固着された植毛台18と、を備える。取付部17のL字状の一片に取付穴17aが形成される。下端角部気密材12は、例えばナイロン、ポリプロピレン、ポリエステルなどで作製されたプラスチック線材を植毛台18の裏面に開けられた多数の穴に打ち込み植毛して形成された植毛体である。
取付金16は、図2および図5に示されるように、取付部17の他片を引き戸6の戸開側の側面の下端側に接して、一片を引き戸6の背面の下端側に押し付けて取付金15の切り欠き部に配置され、ボルト14を昇降路側から取付穴17aに通して引き戸6に締着し、引き戸6の戸開側の下部に取り付けられる。このように取り付けられた取付金16の植毛台18が、その表面を側部気密材11および引き戸6の下端面に接するように配設され、下端角部気密材12が、引き戸6の下方に、側部気密材11の真下位置から下部気密材10の戸開側に至るように配設される。
このように取り付けられた下端角部気密材12は、線材が植毛台18の裏面に垂直に植毛され、植毛台18からの突出長さが引き戸6の下部に取り付けられた植毛台18と敷居8の間の隙間より長くなっている。そこで、下端角部気密材12は、図2、図3および図5に示されるように、弾性変形してかご床2aの上面および敷居8の上面に接している。そして、下端角部気密材12の昇降路側の部分が敷居8の溝8a内に挿入され、溝8aのかご側の内側面に接するとともに、下部気密材10の戸開側の側部に接している。さらに、出入口3の閉鎖時には、下端角部気密材12の戸閉側が縦枠4に接する。そこで、出入口3の閉鎖時には、引き戸6の戸開側の側部より下方に、縦枠4と下部気密材10の間に形成される隙間が塞がれる。なお、出入口3の開放時には、下端角部気密材12の戸閉側が、図4に示されるように、下部気密材10との接触状態を維持して、縦枠4から離間する。
なお、図示されていないが、上枠5の昇降路側には、引き戸6と上枠5の間に水平方向に形成された隙間を塞ぐ上部気密材が設けられている。
この実施の形態1では、出入口3の閉鎖時に、引き戸6と敷居8の間に引き戸6の幅方向に形成される隙間を塞ぐ下部気密材10と、引き戸6と縦枠4の間に上下方向に形成される隙間を塞ぐ側部気密材11と、を備えている。そこで、かご室2の内外の気圧差に伴う、引き戸6と敷居8の間に引き戸6の幅方向に形成される隙間、および引き戸6と縦枠4の間に上下方向に形成される隙間における風音の発生を抑制できる。
この実施の形態1によれば、引き戸6の開方向の側部の下方における縦枠4と下部気密材10の間に形成される隙間を塞ぐ下端角部気密材12をさらに備えている。そこで、かご室2の内外の気圧差に伴う縦枠4と下部気密材10の間に形成される隙間における風音の発生を抑制できる。このように、本かご出入口装置は、引き戸6の周縁部に形成される隙間を確実に塞ぐことができるので、エレベータの運行にともなってかご室2の内外の気圧差が大きくなる気圧制御装置9を備えたかご1における風音発生の抑制に特に有効である。
側部気密材11と敷居8の間に形成される隙間を塞ぐ下端角部気密材12が線材を植毛して構成された植毛体であるので、空気がかご室2の内外の気圧差に伴って植毛体(下端角部気密材12)を通る際に整流される。その結果、空気の乱流運動が縮小され、風音の発生が低減される。
下端角部気密材12が植毛体であるので、ゴムなどで板状に作製された気密材を用いる場合に比べ、かご床2aおよび敷居8との接触面積が小さくなる。その結果、下端角部気密材12がかご床2aおよび敷居8の上を摺動する時の摩擦力が小さくなり、引き戸6の走行抵抗の増加を抑えることができるので、引き戸6の開閉動作を円滑化、静粛化することができる。
下端角部気密材12が弾性変形してかご床2aおよび敷居8を押圧する長さに形成されている。そこで、かご室2の積載重量が増加し、引き戸6に対して敷居8がかご床2aとともに沈下しても、下端角部気密材12が敷居8の沈下に追従して復元し、敷居8との接触が維持されるので、風音発生の抑制効果が維持される。
下端角部気密材12が、ボルト14を用いて昇降路側から取付金16を引き戸6の裏面に締着固定して引き戸6に取り付けられているので、乗場出入口から下端角部気密材12の取り替えができ、経年劣化に伴う下端角部気密材12の交換作業性が高められる。
側部気密材11が、ボルト14を用いて昇降路側から取付金15を引き戸6の裏面に締着固定して引き戸6に取り付けられているので、乗場出入口から側部気密材11の取り替えができ、経年劣化に伴う側部気密材11の交換作業性が高められる。
側部気密材11が、ボルト14を用いて昇降路側から取付金15を引き戸6の裏面に締着固定して引き戸6に取り付けられているので、乗場出入口から側部気密材11の取り替えができ、経年劣化に伴う側部気密材11の交換作業性が高められる。
なお、下部気密材10および側部気密材11の材料としては、弾性を有する材料であればよく、例えばシリコーンゴム、フッ素ゴム、ウレタンゴム、アクリルゴム、ニトリルゴムなどの合成ゴムや、天然ゴムを用いることができる。
また、下端角部気密材12の材料としては、弾性を有する材料であればよいが、引き戸6の開閉時における敷居との間の摺動抵抗を小さくする観点から、線材を植毛して構成された植毛体を用いていることが望ましい。
また、下端角部気密材12は、線材を植毛台18の裏面に開けられた多数の穴に打ち込み植毛して形成されているが、線材を静電植毛して形成してもよい。
また、下端角部気密材12は、線材を植毛台18の裏面に開けられた多数の穴に打ち込み植毛して形成されているが、線材を静電植毛して形成してもよい。
実施の形態2.
図9はこの発明の実施の形態2に係るエレベータのかごを昇降路側から見た正面図、図10はこの発明の実施の形態2に係るエレベータのかごの出入口周りを示す要部側面図、図11は図9のXI-XI矢視断面図である。
図9はこの発明の実施の形態2に係るエレベータのかごを昇降路側から見た正面図、図10はこの発明の実施の形態2に係るエレベータのかごの出入口周りを示す要部側面図、図11は図9のXI-XI矢視断面図である。
図9から図11において、取付金20は、鋼板をL字状に曲げ成形して引き戸6の上下方向の長さと同じ長さに作製された取付部21と、鋼板を略矩形平板状に作製され、その表面を取付部21のL字状の側端面に垂直に溶接などにより固着された植毛台22と、を備える。取付穴(図示せず)が取付部21のL字状の一片に形成され、側部気密材11が、取付部21のL字状の他片に接着剤などにより固着されている。下端角部気密材12が、線材を植毛台22の裏面に開けられた多数の穴に打ち込み植毛して形成されている。
取付金20は、取付部21の他片を引き戸6の戸開側の側面に接して、一片を引き戸6の背面(昇降路側)に押し付け、ボルト14を昇降路側から取付穴に通して引き戸6に締着して、引き戸6の戸開側の側部に取り付けられる。
側部気密材11は、引き戸6の戸開側の側部に、引き戸6の上下方向の全域に渡って、かつ引き戸6からかご室2側に突出して、配設される。そこで、出入口3の閉鎖時には、側部気密材11が、縦枠4に当接し、引き戸6と縦枠4の間に上下方向に形成される隙間が塞がれる。また、側部気密材11の下端が植毛台22の表面に接している。
植毛台22の表面が、側部気密材11の下端および引き戸6の下端に接する。下端角部気密材12は、弾性変形してかご床2aの上面および敷居8の上面に接している。そして、下端角部気密材12の昇降路側の部分が敷居8の溝8a内に挿入され、溝8aのかご側の内側面に接するとともに、下部気密材10の戸開側側部に接している。さらに、出入口3の閉鎖時には、下端角部気密材12の戸閉側が縦枠4に接する。そこで、出入口3の閉鎖時には、引き戸6の開方向の側部の下方における縦枠4と下部気密材10の間に形成される隙間が塞がれる。
なお、他の構成は上記実施の形態1と同様に構成されている。
なお、他の構成は上記実施の形態1と同様に構成されている。
したがって、この実施の形態2においても、上記実施の形態1と同様の効果が得られる。
この実施の形態2によれば、側部気密材11と下端角部気密材12が単一の取付金20に装着されている。そこで、部品点数が削減され、かご出入口装置の低コスト化が図られる。また、側部気密材11と下端角部気密材12の交換を一度に行えるので、経年劣化に伴う側部気密材11と下端角部気密材12の交換作業性が高められる。
この実施の形態2によれば、側部気密材11と下端角部気密材12が単一の取付金20に装着されている。そこで、部品点数が削減され、かご出入口装置の低コスト化が図られる。また、側部気密材11と下端角部気密材12の交換を一度に行えるので、経年劣化に伴う側部気密材11と下端角部気密材12の交換作業性が高められる。
Claims (7)
- かご室と、
上記かご室の出入口を開閉する引き戸と、
上記引き戸の下方に配置されて上記引き戸の下部を案内する敷居と、
上記引き戸の下部に配設され、上記出入口の閉鎖時に上記引き戸と上記敷居の間に形成される、上記引き戸の幅方向の隙間を塞ぐ下部気密材と、
上記引き戸の開方向の側部に配設され、上記出入口の閉鎖時に上記引き戸と上記出入口を構成する縦枠との間に形成される上下方向の隙間を塞ぐ側部気密材と、を備えたエレベータのかごにおいて、
上記引き戸の開方向の側部の下方に配設され、上記出入口の閉鎖時に上記縦枠と上記下部気密材の間に形成される隙間を塞ぐ下端角部気密材を備えていることを特徴とするエレベータのかご。 - 上記下端角部気密材は、上記側部気密材の下方から上記下部気密材の開方向の側部に至るように延びて、上記敷居および上記下部気密材の開方向の側部に接するように配設され、上記出入口の閉鎖時に、上記縦枠に接することを特徴とする請求項1記載のエレベータのかご。
- 上記下端角部気密材は、線材を植毛して構成された植毛体であることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のエレベータのかご。
- 上記植毛体は、弾性変形して上記敷居を押圧するように構成されていることを特徴とする請求項3記載のエレベータのかご。
- 上記下端角部気密材は、上記引き戸の背面に昇降路側から締着固定された取付金に装着されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のエレベータのかご。
- 上記側部気密材が上記取付金に装着されていることを特徴とする請求項5記載のエレベータのかご。
- 上記かご室の内部の気圧を制御する気圧制御装置を備えていることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のエレベータのかご。
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- 2013-06-28 WO PCT/JP2013/067826 patent/WO2014207896A1/ja active Application Filing
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122 | Ep: pct application non-entry in european phase |
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