WO2014129533A1 - 撮像装置及び制御プログラム並びに露出量制御方法 - Google Patents
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Abstract
撮像装置は、画像を撮像する撮像部と、輝度取得部と、露出量制御部とを備えている。輝度取得部は、撮像部での撮像対象領域における輝度最小領域あるいは輝度最大領域の輝度を求める。露出量制御部は、輝度取得部で求められた輝度に基づいて撮像部での露出量を制御する。
Description
本発明は、画像を撮像する撮像装置に関する。
従来から撮像装置に関して様々な技術が提案されている。例えば特許文献1には、撮像画像の輝度に基づいて露光条件を決定する技術が開示されている。
さて、撮像装置では、適切な明るさで撮像できることが望まれている。
ある態様に係る撮像装置は、画像を撮像する撮像部と、前記撮像部での撮像対象領域における輝度最小領域あるいは輝度最大領域の輝度を求める輝度取得部と、前記輝度取得部で求められた輝度に基づいて前記撮像部での露出量を制御する露出量制御部とを備える。
また、ある態様に係る制御プログラムは、画像を撮像する撮像装置の動作を制御するための制御プログラムであって、前記撮像装置に、(a)前記撮像装置での撮像対象領域における輝度最小領域あるいは輝度最大領域の輝度を求める工程と、(b)前記工程(a)で求められた輝度に基づいて前記撮像装置での露出量を制御する工程とを実行させるためのものである。
また、ある態様に係る露出量制御方法は、画像を撮像する撮像装置での露出量制御方法であって、(a)前記撮像装置での撮像対象領域における輝度最小領域あるいは輝度最大領域の輝度を求める工程と、(b)前記工程(a)で求められた輝度に基づいて前記撮像装置での露出量を制御する工程とを備える。
本発明の一態様によれば、適切な明るさで撮像することができる。
この発明の目的、特徴、局面、及び利点は、以下の詳細な説明と添付図面とによって、より明白となる。
図1は本実施の形態に係る撮像装置1の構成を示す図である。本実施の形態に係る撮像装置1は、静止画像及び動画像を撮像することが可能である。撮像装置1は、例えば、携帯電話機、デジタルスチールカメラ、デジタルビデオカメラ、パーソナルコンピュータ等で使用される。
図1に示されるように、撮像装置1は、撮像部2と、絞り駆動部3と、撮像素子駆動部4と、A/Dコンバータ5と、制御部6と、表示部7と、操作検出部8と、レンズ駆動部9と、複数の操作ボタン10とを備えている。図1では、図面の煩雑さを避けるために、一つの操作ボタン10が示されている。
撮像部2は、レンズ20と、絞り21と、撮像素子22とを備えている。撮像部2は、例えばカラー画像を撮像する。以後、「撮像画像」と言えば、撮像部2で撮像される画像を意味する。
レンズ20は、レンズ駆動部9によって駆動されることによって、その位置が光軸方向に移動する。レンズ20の位置が変化することによって、撮像部2での焦点が変化する。
絞り21は、絞り駆動部3によって駆動されることによって、当該絞り21の開口の大きさが変化する。絞り21の開口の大きさが変化することによって、レンズ20を通じて撮像素子22に入射する光の量が変化する。その結果、撮像部2での露出量(露光量)が変化する。
撮像素子22は、例えばCCD(Charge Coupled Device)あるいはCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサーである。撮像素子22は、撮像素子駆動部4によって駆動されることによって、レンズ20を通じて撮像対象領域(視野範囲)を撮像する。
撮像素子駆動部4は、レンズ20を通じて撮像素子22に光が照射されることによって当該撮像素子22で生成された信号を当該撮像素子22から読み出すことによって、撮像素子22で撮像された画像を示すアナログ形式の画像信号を取得する。そして、撮像素子駆動部4は、取得した画像信号を出力する。撮像素子駆動部4が撮像素子22の露出時間(露光時間)を変化させると、それに応じて撮像部2での露出量が変化する。
このように、撮像部2での露出量は、絞り21の開口の大きさ及び撮像素子22の露出時間の少なくとも一方が調整されることによって制御される。
A/Dコンバータ5は、撮像素子駆動部4から出力されるアナログ形式の画像信号をデジタル形式の画像信号に変換して制御部6に出力する。
表示部7は、例えば、液晶表示パネルあるいは有機ELパネルを備えており、文字、記号、図形などの各種情報を示す表示領域(表示画面)100を有している。表示部7は、制御部6によって制御されることによって、各種情報を表示領域100に表示する。図2は表示領域100の表示例を示す図である。表示領域100は、撮像装置1が収納されるケースの表面に設けられており、ユーザによって視認される。撮像装置1が例えば携帯電話機で使用される際には、表示領域100は、当該携帯電話機のケースの前面に設けられる。図2の例では、表示領域100には、撮像対象領域(視野範囲)の画像が表示されている。
操作検出部8は、表示領域100に対するユーザ操作及び操作ボタン10に対するユーザ操作を検出する。操作検出部8はタッチパネル80を備えている。タッチパネル80は、例えば、投影型静電容量方式のタッチパネルである。タッチパネル80は、制御部6によって制御されることにより、表示領域100に対する指110等の操作を検出する(図2参照)。タッチパネル80は、ユーザが指110等によって表示領域100に対して操作を行うと、それに応じた信号を制御部6に入力する。制御部6は、タッチパネル80からの信号に基づいて、表示領域100に対して行われた操作の内容を特定して、その内容に応じた処理を行う。
複数の操作ボタン10のそれぞれはユーザによって押下操作が行われる。複数の操作ボタン10には、撮像装置1の電源のオン/オフを行うための電源ボタン、レリーズボタン(レリーズスイッチ)等が含まれている。操作ボタン10がユーザによって押下操作されると、操作検出部8は当該押下操作に応じて制御部6に対して信号を出力する。制御部6は、操作ボタン10が押下されて操作検出部8から信号が入力されると、当該操作ボタン10に割り当てられている処理を実行する。
制御部6は、CPU(Central Processing Unit)60及び記憶部61等を備えており、撮像装置1の他の構成要素を制御して撮像装置1の動作を統括的に管理する。記憶部61は、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等の、制御部6(CPU60)が読み取り可能な非一時的な記録媒体で構成されている。記憶部61には、撮像装置1の動作を制御するための制御プログラム62等が記憶されている。制御部6の各種機能は、CPU60が記憶部61内の制御プログラム62を実行することによって実現される。制御部6には、CPU60が制御プログラム62を実行することによって、様々な機能ブロックが形成される。
なお記憶部61は、ROM及びRAM以外の、コンピュータが読み取り可能な非一時的な記録媒体を備えていても良い。記憶部61は、例えば、小型のハードディスクドライブ及びSSD(Solid State Drive)等を備えていても良い。
制御部6は、入力される画像信号に対して圧縮処理等の各種処理を行って当該画像信号を記憶部61に記憶する。制御部6は、記憶部61に記憶されている画像信号を記憶部61から読み出して表示部7に出力する。表示部7は、制御部6から入力される画像信号が示す画像を表示領域100に表示する。
また制御部6は、レンズ駆動部9を通じてレンズ20の位置を調整することによって、撮像部2での焦点を自動的に制御するAF(Auto Focus)機能を有している。制御部6は、入力される画像信号に基づいてレンズ駆動部9を制御することによってレンズ20の位置を調整する。
さらに制御部6は、絞り駆動部3及び撮像素子駆動部4を制御することによって、撮像部2での露出量を自動的に制御するAE(Auto Exposure)機能を有している。図3は、制御部6における、AE機能に関する機能ブロックを示す図である。
図3に示されるように、制御部6は、機能ブロックとして、測光処理部600、露出量決定部610及び制御信号生成部620を備えている。測光処理部600、露出量決定部610及び制御信号生成部620は、機能ブロックではなく、ハードウェア回路で構成されても良い。
測光処理部600は、被写体の明るさを求める測光処理を行う。具体的には、測光処理部600は、A/Dコンバータ5から出力される画像信号に基づいて、撮像対象領域の輝度を求める。測光処理部600は、撮像対象領域の輝度を求める輝度取得部として機能する。
露出量決定部610は、測光処理部600で取得された輝度に基づいて撮像部2での露出量を決定する。制御信号生成部620は、露出量決定部610で決定された露出量に基づいて、撮像素子22の露出時間を制御するための露出時間制御信号と、絞り21の開口の大きさを制御するための絞り制御信号とを生成する。そして、制御信号生成部620は、生成した露出時間制御信号及び絞り制御信号を、撮像素子駆動部4及び絞り駆動部3にそれぞれ出力する。
撮像素子駆動部4は、入力された露出時間制御信号に基づいて撮像素子22の露出時間を制御する。また絞り駆動部3は、入力された絞り制御信号に基づいて、絞り21の開口の大きさを制御する。これにより、撮像部2での露出量が、露出量決定部610で決定された露出量となる。
本実施の形態では、露出量決定部610、制御信号生成部620、撮像素子駆動部4及び絞り駆動部3によって、撮像部2での露出量を制御する露出量制御部15が構成されている。露出量制御部15は、測光処理部600で求められた撮像対象領域の輝度に基づいて、撮像部2での露出量を制御する。
<AE機能の詳細について>
本実施の形態では、撮像装置1は複数種類の露出量制御モードを有している。具体的には、撮像装置1は第1~第5の露出量制御モードを有している。
本実施の形態では、撮像装置1は複数種類の露出量制御モードを有している。具体的には、撮像装置1は第1~第5の露出量制御モードを有している。
第1の露出量制御モードは、分割測光(評価測光あるいはマルチパターン測光とも呼ばれる)が用いられて求められた撮像対象領域の輝度(被写体(被写界)の明るさ)に基づいて露出量を制御するモードである。分割測光では、撮像対象領域が複数のブロックに分割され、各ブロックでの輝度が求められる。露出量は、当該複数のブロックの輝度に基づいて決定される。
第2の露出量制御モードは、中央部重点測光(中央部重点平均測光とも呼ばれる)が用いられて求められた撮像対象領域の輝度に基づいて露出量を制御するモードである。中央部重点測光では、撮像対象領域の中央部とその周辺部分の輝度が求められる。露出量は、求められた輝度のうち撮像対象領域の中央部の輝度が重要視されて決定される。
第3の露出量制御モードは、スポット測光(部分測光とも呼ばれる)が用いられて求められた撮像対象領域の輝度に基づいて露出量を制御するモードである。スポット測光では、撮像対象領域の中央部の輝度だけが求められる。露出量は、撮像対象領域の中央部の輝度だけで決定される。
第4の露出量制御モードは、撮像対象領域における輝度最小領域での輝度に基づいて露出量を制御するモードである。
そして、第5の露出量制御モードは、撮像対象領域における輝度最大領域での輝度に基づいて露出量を制御するモードである。
ユーザは、撮像装置1を操作することによって、例えば表示領域100を操作することによって、第1~第5の露出量制御モードから使用するモードを指定することが可能となっている。制御部6は、表示領域100に対する、第1~第5の露出量制御モードから使用モードを指定するユーザ操作をタッチパネル80が検出すると、当該ユーザ操作によって指示された露出量制御モードを使用して露出量を制御する。なお、操作ボタン10に対するユーザ操作によって、第1~第5の露出量制御モードから使用モードが指定されても良い。
本実施の形態では、ユーザは、表示領域100に表示される露出量制御モード選択画面120を利用して、第1~第5の露出量制御モードから使用モードを指定することが可能となっている。図4は露出量制御モード選択画面120の一例を示す図である。
図4に示されるように、露出量制御モード選択画面120には、「分割測光」という文字列が示された第1選択ボタン121と、「中央部重点測光」という文字列が示された第2選択ボタン122と、「スポット測光」という文字列が示された第3選択ボタン123と、「最小輝度測定」という文字列が示された第4選択ボタン124と、「最大輝度測定」という文字列が示された第5選択ボタン125とが示されている。
第1選択ボタン121、第2選択ボタン122、第3選択ボタン123、第4選択ボタン124及び第5選択ボタン125がユーザの指110等によって操作(例えばタップ操作)されると、制御部6では第1~第5の露出量制御モードがそれぞれ使用される。第1選択ボタン121に対するユーザ操作は、使用モードとして第1の露出量制御モードを指定する操作であって、第2選択ボタン122に対するユーザ操作は、使用モードとして第2の露出量制御モードを指定する操作である。また、第3選択ボタン123に対するユーザ操作は、使用モードとして第3の露出量制御モードを指定する操作であって、第4選択ボタン124に対するユーザ操作は、使用モードとして第4の露出量制御モードを指定する操作である。そして、第5選択ボタン125に対するユーザ操作は、使用モードとして第5の露出量制御モードを指定する操作である。
制御部6において第1の露出量制御モードが使用される際には、測光処理部600は、分割測光を用いて撮像対象領域の輝度を求める。具体的には、測光処理部600は、撮像対象領域を複数のブロックに分割し、当該複数のブロックでの輝度(明るさ)をA/Dコンバータ5から出力される画像信号に基づいて求める。露出量決定部610は、測光処理部600で求められた複数のブロックでの輝度に基づいて、撮像対象領域が全体的に適切な輝度(明るさ)で撮像されるように露出量を決定する。撮像部2は、露出量決定部610で決定された露出量で画像を撮像する。
制御部6において第2の露出量制御モードが使用される際には、測光処理部600は、中央部重点測光を用いて撮像対象領域の輝度を求める。具体的には、測光処理部600は、A/Dコンバータ5から出力される画像信号に基づいて、撮像対象領域における中央部とその周辺部の輝度を求める。露出量決定部610は、測光処理部600で求められた輝度に基づいて、撮像対象領域において主に中央部が適切な輝度で撮像されるように露出量を決定する。撮像部2は、露出量決定部610で決定された露出量で画像を撮像する。
制御部6において第3の露出量制御モードが使用される際には、測光処理部600は、スポット測光を用いて撮像対象領域の輝度を求める。具体的には、測光処理部600は、A/Dコンバータ5から出力される画像信号に基づいて、撮像対象領域の中央部の輝度だけを求める。撮像対象領域において、スポット測光で輝度が求められる中央部の範囲は、中央部重点測光で輝度が求められる中央部の範囲よりも狭くなっている。露出量決定部610は、測光処理部600で求められた輝度に基づいて、撮像対象領域の中央部での画像が適切な輝度で撮像されるように露出量を決定する。撮像部2は、露出量決定部610で決定された露出量で画像を撮像する。
制御部6において第4の露出量制御モードが使用される際には、測光処理部600は、A/Dコンバータ5から出力される画像信号に基づいて、撮像対象領域における輝度最小領域の輝度を求める。露出量決定部610は、測光処理部600で求められた輝度に基づいて、撮像対象領域における輝度最小領域が適切な輝度(明るさ)で撮像されるように露出量を決定する。撮像部2は、露出量決定部610で決定された露出量で画像を撮像する。これにより、撮像対象領域におけて非常に暗い部分が適切な明るさで撮像される。
制御部6において第5の露出量制御モードが使用される際には、測光処理部600は、A/Dコンバータ5から出力される画像信号に基づいて、撮像対象領域における輝度最大領域の輝度を求める。露出量決定部610は、測光処理部600で求められた輝度に基づいて、撮像対象領域における輝度最大領域が適切な輝度(明るさ)で撮像されるように露出量を決定する。撮像部2は、露出量決定部610で決定された露出量で画像を撮像する。これにより、撮像対象領域において非常に明るい部分が適切な明るさで撮像される。
<輝度最小領域及び輝度最大領域の輝度の取得方法>
次に、第4及び第5の露出量制御モードでの測光処理部600の動作について詳細に説明する。第4及び第5の露出量制御モードでは、測光処理部600は、撮像対象領域を複数のブロックに分割し、当該複数のブロックのそれぞれについての輝度を求める。図5は撮像対象領域(視野範囲)200の分割例を示す図である。図5の例では、撮像対象領域200は行列状に4つのブロック210に分割されている。
次に、第4及び第5の露出量制御モードでの測光処理部600の動作について詳細に説明する。第4及び第5の露出量制御モードでは、測光処理部600は、撮像対象領域を複数のブロックに分割し、当該複数のブロックのそれぞれについての輝度を求める。図5は撮像対象領域(視野範囲)200の分割例を示す図である。図5の例では、撮像対象領域200は行列状に4つのブロック210に分割されている。
測光処理部600は、撮像対象領域200の複数のブロック210のそれぞれの輝度を求める際には、撮像対象領域200の画像である撮像画像を、撮像対象領域200と同様に複数の領域に分割する。そして、測光処理部600は、撮像画像の複数の領域のそれぞれの輝度を、A/Dコンバータ5から出力される、当該撮像画像を示す画像信号に基づいて求める。本実施の形態では、測光処理部600は、撮像画像のある領域の輝度を求める際には、当該領域を構成する複数の画素についての輝度の平均値を算出し、当該平均値を当該領域の輝度とする。
その後、測光処理部600が、撮像画像の各領域の輝度を、撮像対象領域200における、当該領域と同じ位置のブロック210の輝度とすることによって、撮像対象領域200の複数のブロック210のそれぞれの輝度が求められる。
第4の露出量制御モードでは、測光処理部600は、複数のブロック210の輝度を求めると、当該複数のブロック210のうち、輝度が最も小さい輝度最小ブロックを特定する。そして、測光処理部600は、特定した輝度最小ブロックの輝度を、撮像対象領域での輝度最小領域の輝度とする。露出量決定部610は、測光処理部600で特定された輝度最小ブロックの輝度に基づいて露出量を決定する。これにより、撮像画像に含まれる、輝度最小ブロックの画像が適切な輝度となるように露出量が制御される。例えば、輝度最小ブロックが図5の右下のブロック210であるとすると、撮像画像に含まれる、当該右下のブロック210の画像が適切な輝度となるように露出量が制御される。
一方で、第5の露出量制御モードでは、測光処理部600は、複数のブロック210の輝度を求めると、当該複数のブロック210のうち、輝度が最も大きい輝度最大ブロックを特定する。そして、測光処理部600は、特定した輝度最大ブロックの輝度を、撮像対象領域での輝度最大領域の輝度とする。露出量決定部610は、測光処理部600で特定された輝度最大ブロックの輝度に基づいて露出量を決定する。これにより、撮像画像に含まれる、輝度最大ブロックの画像が適切な輝度となるように露出量が制御される。例えば、輝度最大ブロックが図5の左上のブロック210であるとすると、撮像画像に含まれる、当該左上のブロック210の画像が適切な輝度となるように露出量が制御される。
なお、撮像対象領域の分割方法については、図5に示される方法以外の方法を採用しても良い。図6,7のそれぞれは撮像対象領域200の他の分割例を示す図である。
図6の分割例では、撮像対象領域200は、5つのブロック210に分割されている。太線で囲まれた中央部のブロック210は、他の4つのブロック210、つまり図5と同様の左上、左下、右上及び右下の4つのブロック210と重なっている。このような場合において、第4の露出量制御モードで動作する制御部6では、測光処理部600が、例えば、中央部のブロック210を輝度最小ブロックとして特定し、当該輝度最小ブロックの輝度を輝度最小領域の輝度とすると、露出量決定部610は、中央部のブロック210の輝度に基づいて露出量を決定する。
図7の分割例では、撮像対象領域200は、行列状に16個のブロック210に分割されている。このような場合において、第5の露出量制御モードで動作する制御部6では、測光処理部600が、例えば、左から2番目であって上から2番目に位置するブロック210を輝度最大ブロックとして特定すると、露出量決定部610は、当該ブロック210の輝度に基づいて露出量を決定する。
また、撮像対象領域の分割方法については、ユーザが撮像装置1を操作することによって、例えば表示領域100を操作することによって指定できるようにしても良い。例えば、ユーザが、表示領域100が表示する分割方法選択画面130を利用して、図5~7に示される3種類の分割方法から使用する分割方法を指定できるようにしても良い。
図8は分割方法選択画面130の一例を示す図である。図8の例では、第1分割方法が図5に示される分割方法を示しており、第2分割方法が図6に示される分割方法を示しており、第3分割方法が図7に示される分割方法を示している。
図8に示されるように、表示領域100に表示される分割方法選択画面130には、第1~第3分割方法にそれぞれ対応した第1選択ボタン131、第2選択ボタン132及び第3選択ボタン133が示されている。
第1選択ボタン131には、「第1分割方法」という文字列131aと、第1分割方法において撮像対象領域がどのように分割されるかを示す分割態様図形131bとが示されている。第2選択ボタン132には、「第2分割方法」という文字列132aと、第2分割方法において撮像対象領域がどのように分割されるかを示す分割態様図形132bとが示されている。第3選択ボタン133には、「第3分割方法」という文字列133aと、第3分割方法において撮像対象領域がどのように分割されるかを示す分割態様図形133bとが示されている。
第1選択ボタン131がユーザの指110等で操作(例えばタップ操作)されたことをタッチパネル80が検出すると、測光処理部600では図5に示される第1分割方法が使用される。また第2選択ボタン132がユーザの指110等で操作されたことをタッチパネル80が検出すると、測光処理部600では図6に示される第2分割方法が使用される。そして、第3選択ボタン133がユーザの指110等で操作されたことをタッチパネル80が検出すると、測光処理部600では図7に示される第3分割方法が使用される。
このように、測光処理部600は、常に固定の分割方法を用いて撮像対象領域を複数のブロックに分割するのではなく、操作検出部8が検出したユーザ操作によって指定される分割方法を用いて撮像対象領域を複数のブロックに分割しても良い。
図8に示されるような分割方法選択画面130は、例えば、上述の図4に示される露出量制御モード選択画面120が表示領域100に表示されている場合に第4選択ボタン124あるいは第5選択ボタン125が操作された後に、表示領域100に表示される。ユーザは、第4選択ボタン124が操作された後に表示される分割方法選択画面130に示される第1選択ボタン131、第2選択ボタン132及び第3選択ボタン133を操作することによって、第4の露出量制御モードにおいて測光処理部600で使用される、撮像対象領域の分割方法を指定することが可能である。またユーザは、第5選択ボタン125が操作された後に表示される分割方法選択画面130に示される第1選択ボタン131、第2選択ボタン132及び第3選択ボタン133を操作することによって、第5の露出量制御モードにおいて測光処理部600で使用される、撮像対象領域の分割方法を指定することが可能である。
同じ撮像環境であっても測光処理部600での撮像対象領域の分割方法が変化すれば、撮像画像での輝度(明るさ)の様子は変化する。したがって、このように、ユーザが、複数種類の分割方法から使用する分割方法を指定できるようにすることによって、ユーザの好みに応じた撮像画像を得ることができる。
なお、本実施の形態では、撮像対象領域を複数のブロックに分割して撮像対象領域での輝度最小領域及び輝度最大領域の輝度を求めているが、他の方法を用いて撮像対象領域での輝度最小領域及び輝度最大領域の輝度を求めても良い。
<撮像装置の撮像動作>
次に、撮像装置1が画像を撮像する際の当該撮像装置1の一連の動作について説明する。図9は撮像装置1が例えば静止画像を撮像する際の当該撮像装置1の一連の動作を示すフローチャートである。
次に、撮像装置1が画像を撮像する際の当該撮像装置1の一連の動作について説明する。図9は撮像装置1が例えば静止画像を撮像する際の当該撮像装置1の一連の動作を示すフローチャートである。
図9に示されるように、ステップs1において、制御部6は、撮像装置1の動作モードを撮像モードに設定すると、撮像部2は撮像対象領域の撮像を開始し、撮像対象領域の画像を示す画像信号が制御部6に入力される。制御部6は、操作検出部8が表示領域100に対する所定の操作を検出すると、あるいは所定の操作ボタン10に対する操作を検出すると、撮像装置1の動作モードを撮像モードに設定する。
制御部6は、画像信号が入力されると、ステップs2において、入力される画像信号に基づいて表示部7を制御して、撮像対象領域の画像を示すスルー画像を表示部7に表示させる。これにより、表示領域100にはスルー画像が表示され、ユーザは、表示領域100を見ることによって、撮像対象領域の様子を確認することができる。
その後、ステップs3において、操作検出部8が、複数の操作ボタン10に含まれるレリーズボタンに対する半押し操作を検出すると、制御部6は、レンズ駆動部9を通じてレンズ20の位置を調整することによって撮像部2での焦点を制御する。さらに、制御部6は、ユーザによって既に指定されている露出量制御モードを用いて撮像部2での露出量を制御する。このとき、ユーザによって指定されている露出量制御モードが第4の露出量制御モードあるいは第5の露出量制御モードである場合には、測光処理部600は、ユーザによって指定されている分割方法を用いて撮像対象領域を複数のブロックに分割して、撮像対象領域の輝度最小領域あるいは輝度最大領域の輝度を求める。
ステップs4の後に、ステップs5において操作検出部8がレリーズボタンに対する全押し操作を検出すると、撮像部2は、保存対象(記録対象)の画像を撮像し、当該画像を示す画像信号が制御部6に入力される。制御部6は、保存対象の画像を示す画像信号が入力されると、ステップs7において、当該画像信号に対して圧縮処理等を行った後に当該画像信号を記憶部61に記録して保存する。また制御部6は、当該画像信号が示す画像を表示部7に表示させる。これにより、表示領域100には撮像対象領域の様子を示す静止画像が表示される。
なお、レリーズボタンに対して半押し操作が行われることなく、レリーズボタンに対して全押し操作が行われると、ステップs4が実行され、その後ステップs6,s7が実行されても良い。このように、ステップs4,s6,s7が連続して実行される場合には、レリーズボタンは、表示領域100に表示される操作ボタンであっても良い。この場合には、当該操作ボタンに対して例えばタップ操作が行われると、ステップs4,s6,s7が連続的に実行される。
また撮像装置1は、第1~第3の露出量制御モードの少なくとも一つを備えていなくても良い。また撮像装置1は、第4及び第5の露出量制御モードの一方を備えていなくても良い。
以上のように、本実施の形態では、輝度取得部として機能する測光処理部600は、撮像対象領域における輝度最小領域あるいは輝度最大領域の輝度を求めている。そして、露出量制御部15は、測光処理部600で求められた、撮像対象領域における輝度最小領域あるいは輝度最大領域の輝度に基づいて撮像部2での露出量を制御している。したがって、本実施の形態に係る撮像装置1では、撮像対象領域における暗い部分あるいは明るい部分が自動的に適切な明るさで撮像される。
また、撮像対象領域を複数のブロックに分割して輝度最小領域及び輝度最大領域の輝度を求める際には、図8を用いて説明したように、撮像対象領域の分割方法をユーザが指定できるようにすることによって、撮像装置1では、ユーザの好みに応じた撮像画像を得ることができる。
<変形例:第6の露出量制御モード>
撮像装置1には、ユーザが、撮像対象領域のうち、適切な明るさで画像が撮像される領域を指定することができる第6の露出量制御モードを設けても良い。以下に、当該第6の露出量制御モードを備える変形例に係る撮像装置1について説明する。
撮像装置1には、ユーザが、撮像対象領域のうち、適切な明るさで画像が撮像される領域を指定することができる第6の露出量制御モードを設けても良い。以下に、当該第6の露出量制御モードを備える変形例に係る撮像装置1について説明する。
図10は変形例に係る撮像装置1で表示される露出量制御モード選択画面120の一例を示す図である。図10に示されるように、表示領域100に表示される露出量制御モード選択画面120には、上述の第1選択ボタン121、第2選択ボタン122、第3選択ボタン123、第4選択ボタン124及び第5選択ボタン125以外にも、「ユーザ指定」という文字列が示された第6選択ボタン126が示されている。第6選択ボタン126がユーザの指110等によって操作(例えばタップ操作)されると、制御部6では第6の露出量制御モードが使用される。制御部6において第6の露出量制御モードが使用される際には、ユーザは、表示領域100に表示される撮像対象領域の輝度分布を参照しながら、撮像対象領域のうち、適切な明るさで撮像される部分を指定することが可能となっている。
図11は、第6の露出量制御モードが使用される場合での本変形例に係る撮像装置1の撮像動作を示すフローチャートである。図11に示されるように、上述のステップs1,s2が実行されてスルー画像が表示領域100に表示されている状態で、ステップs11において操作検出部8が所定のユーザ操作、例えば表示領域100に対するタップ操作を検出すると、ステップs12が実行される。
ステップs12において、測光処理部600が、第4及び第5の露出量制御モードと同様にして、撮像対象領域を複数のブロックに分割し、当該複数のブロックのそれぞれについての輝度を求める。これにより、測光処理部600において撮像対象領域の輝度分布が得られる。測光処理部600は、撮像対象領域の輝度分布を求める輝度分布取得部として機能する。
ステップs12が実行されると、ステップs13において、制御部6は、測光処理部600で求められた撮像対象領域の輝度分布を表示部7に表示させる。これにより、表示部7の表示領域100には、撮像対象領域の複数のブロックのそれぞれの輝度を示す、撮像対象領域の輝度分布が表示される。図12は、撮像対象領域の輝度分布の表示例を示す図である。なお、図12には、撮像対象領域が上述の図6のように5つのブロック210に分割される場合での撮像対象領域の輝度分布が示されている。
表示部7は、制御部6の制御によって、撮像対象領域の輝度分布を表示領域100に表示する際には、図12に示されるように、測光処理部600が撮像対象領域を複数のブロック210に分割したときと同じように(図6参照)、表示領域100を複数の部分領域101に分割する。そして、表示部7は、当該複数の部分領域101のそれぞれにおいて、撮像対象領域を構成する複数のブロック210における当該部分領域101に対応するブロック210での輝度を表示する。図12の例では、撮像対象領域の複数のブロック210の輝度とともに、複数の部分領域101の境界を示す境界線102も表示されている。
図12の例では、左上の部分領域101には、当該部分領域101に対応する撮像対象領域の左上のブロック210での輝度の値“150”が表示されている。また、右上の部分領域101には、当該部分領域101に対応する撮像対象領域の右上のブロック210での輝度の値“20”が表示されている。また、左下の部分領域101には、当該部分領域101に対応する撮像対象領域の左下のブロック210での輝度の値“300”が表示されている。また、右下の部分領域101には、当該部分領域101に対応する撮像対象領域の右下のブロック210での輝度の値“200”が表示されている。そして、中央の部分領域101には、当該部分領域101に対応する撮像対象領域の中央のブロック210での輝度の値“100”が表示されている。なお、複数の部分領域101に表示される輝度については、当該輝度の大きさの相対的な関係が理解できれば良いことから、当該輝度の単位についてはどのような単位を採用しても良い。
表示領域100に撮像対象領域の輝度分布が表示された状態で、ステップs14において、操作検出部8が、撮像対象領域において露出量の制御で使用される使用領域を指定するユーザ操作を検出すると、露出量制御部15は、露出量の制御を行う際に(ステップs4)、撮像対象領域における、当該ユーザ操作によって指定された使用領域での輝度を使用する。操作検出部8が、撮像対象領域において露出量の制御で使用される使用領域を指定するユーザ操作を検出すると、ステップs15において、表示部7は、制御部6による制御によって、表示領域100に再度スルー画像を表示する。
本変形例では、ユーザは、例えば、表示領域100に対して指110等でタップ操作を行うことによって、撮像対象領域において露出量の制御で使用される使用領域を指定することができる。本変形例では、操作検出部8のタッチパネル80が、表示領域100を構成する複数の部分領域101のいずれか一つの部分領域101に対するタップ操作を検出すると、タップ操作された当該部分領域101に対応する撮像対象領域のブロック210が使用領域とされて、露出量制御部15では当該使用領域の輝度が用いられる。例えば、図12に示されるように、タッチパネル80が、表示領域100の右下の部分領域101に対する指110等によるタップ操作を検出すると、当該右下の部分領域101に対応する撮像対象領域の右下のブロック210が使用領域とされて、露出量制御部15では当該右下のブロック210の輝度(図12の例では“200”)が用いられる。
このように、本変形例では、表示領域100に含まれる部分領域101に対する操作が、当該部分領域101を露出量の制御で使用する使用領域として指定するユーザ操作となっている。
ステップs15の後に、ステップs3が実行されて操作検出部8がレリーズボタンに対する半押し操作を検出すると、ステップs4において、制御部6は、撮像部2の焦点及び露出量を制御する。このとき、制御部6の露出量制御部15は、ステップs14で検出されたユーザ操作によって指定された使用領域での輝度に基づいて露出量を制御する。これにより、撮像対象領域のうち、ユーザによって指定された領域での輝度に基づいて露出量が制御される。よって、本変形例に係る撮像装置1では、撮像対象領域における、ユーザによって指定された部分が適切な明るさで撮像される。
ステップs4の後、上記と同様にして、ステップs5,s6,s7が順次実行されて、保存対象の撮像画像(より正確には当該撮像画像を示す画像信号)が記憶部61に記憶されるとともに、当該撮像画像が表示領域100に表示される。
このように、本変形例では、表示領域100において撮像対象領域の輝度分布が表示された状態で、操作検出部8が、撮像対象領域において露出量の制御で使用される使用領域を指定するユーザ操作を検出している。したがって、ユーザは、撮像対象領域の輝度分布を参照しながら、撮像対象領域において露出量の制御で使用される使用領域、つまり露出量制御において基準となる領域を指定することができる。よって、ユーザは、撮像対象領域の輝度分布から撮像装置1においてどのような撮像画像が得られるのか想像しながら、露出量の制御において基準となる領域を指定することができる。その結果、撮像装置1では、ユーザ好みの撮像画像が得られやすくなる。
また、第4の露出量制御モードでは、撮像対象領域の輝度最小領域が露出量制御での基準とされることから、第4の露出量制御モードが使用されて露出量が制御されると、露出オーバとなって、撮像対象領域のうち比較的輝度が大きい領域の画像が白っぽくなり、撮像画像において白飛びが発生する可能性が高くなる。これに対して、第6の露出量制御モードでは、ユーザは、撮像対象領域の輝度分布を参照しながら、撮像対象領域において露出量制御で使用される使用領域を指定することができることから、撮像対象領域のうち輝度があまり小さくない領域を使用領域として指定することができる。よって、撮像画像において白飛びが発生することを抑制することができる。
また、第5の露出量制御モードでは、撮像対象領域の輝度最大領域が露出量制御での基準とされることから、第5の露出量制御モードが使用されて露出量が制御されると、露出アンダーとなって、撮像対象領域のうち比較的輝度が小さい領域の画像が黒っぽくなり、撮像画像において黒潰れが発生する可能性が高くなる。これに対して、第6の露出量制御モードでは、ユーザは、撮像対象領域の輝度分布を参照しながら、撮像対象領域において露出量制御で使用される使用領域を指定することができることから、撮像対象領域のうち輝度があまり大きくない領域を使用領域として指定することができる。よって、撮像画像において黒飛びが発生することを抑制することができる。
また上記の例では、表示部7は、測光処理部600が撮像対象領域を複数のブロック210に分割する場合と同じように表示領域100を複数の部分領域101に分割し、当該複数の部分領域101のそれぞれにおいて、当該部分領域101に対応するブロック210での輝度を表示している。そして、操作検出部8が、表示領域100を構成する複数の部分領域101のいずれか一つの部分領域101に対する操作を検出すると、露出量制御部15では、操作された当該部分領域101に対応する撮像対象領域のブロック210が使用領域とされる。よって、ユーザは、表示領域100を操作して露出量制御での使用領域を指定しようとする場合において、指定しようとする使用領域についての輝度を直感的に認識しやすくなる。その結果、撮像装置1の操作性が向上する。
なお、撮像対象領域の輝度分布については、表示領域100においてスルー画像と重ねて表示しても良い。図13は、表示領域100において、撮像対象領域の輝度分布がスルー画像に重ねて表示されている様子の一例を示す図である。図13の例では、表示領域100の各部分領域101には、当該部分領域101に対応する撮像対象領域のブロック210の輝度と画像が表示されている。
図13に示されるように、撮像対象領域の画像と、撮像対象領域の輝度分布とを重ねて表示することによって、ユーザは、撮像対象領域の輝度分布から撮像装置1においてどのような撮像画像が得られるのか想像しやすくなる。よって、撮像装置1では、ユーザ好みの撮像画像がさらに得られやすくなる。
また、本変形例に係る撮像装置1は、第1~第6の露出量制御モードを有しているが、第1~第5の露出量制御モードの少なくとも一つを有していなくても良い。
以上のように、撮像装置1は詳細に説明されたが、上記した説明は、全ての局面において例示であって、この発明がそれに限定されるものではない。また、上述した各種変形例は、相互に矛盾しない限り組み合わせて適用可能である。そして、例示されていない無数の変形例が、この発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。
1 撮像装置
2 撮像部
7 表示部
8 操作検出部
15 露出量制御部
62 制御プログラム
100 表示領域
600 測光処理部
2 撮像部
7 表示部
8 操作検出部
15 露出量制御部
62 制御プログラム
100 表示領域
600 測光処理部
Claims (8)
- 画像を撮像する撮像部と、
前記撮像部での撮像対象領域における輝度最小領域あるいは輝度最大領域の輝度を求める輝度取得部と、
前記輝度取得部で求められた輝度に基づいて前記撮像部での露出量を制御する露出量制御部と
を備える、撮像装置。 - 請求項1に記載の撮像装置であって、
前記輝度取得部は、前記撮像対象領域を複数のブロックに分割し、当該複数のブロックにおける輝度最小ブロックあるいは輝度最大ブロックの輝度を、前記輝度最小領域あるいは前記輝度最大領域の輝度とする、撮像装置。 - 請求項2に記載の撮像装置であって、
前記撮像装置においては、前記輝度取得部が前記撮像対象領域を複数のブロックに分割する際に使用することが可能な互いに異なる複数種類の分割方法が定められており、
前記複数種類の分割方法のうち前記輝度取得部が使用する分割方法を指定するユーザ操作を検出する操作検出部をさらに備える、撮像装置。 - 請求項1に記載の撮像装置であって、
前記撮像対象領域の輝度分布を求める輝度分布取得部と、
表示領域に前記輝度分布を表示する表示部と、
前記表示部が前記表示領域に前記輝度分布を表示している状態で、前記撮像対象領域において前記露出量の制御で使用される使用領域を指定する第1ユーザ操作を検出する操作検出部と
をさらに備え、
前記撮像装置は、第1及び第2の露出量制御モードを有し、
前記操作検出部は、前記第1及び第2の露出量制御モードから使用モードを指定する第2ユーザ操作を検出し、
前記操作検出部が検出した前記第2ユーザ操作によって指定される使用モードが前記第1の露出量決定モードである場合には、前記輝度取得部が前記撮像対象領域における前記輝度最小領域あるいは前記輝度最大領域の輝度を求めて、前記露出量制御部が前記輝度取得部で求められた輝度に基づいて前記露出量を制御し、
前記操作検出部が検出した前記第2ユーザ操作によって指定される使用モードが前記第2の露出量制御モードである場合には、前記輝度分布取得部が前記輝度分布を求め、前記表示部が前記表示領域に前記輝度分布を表示し、前記表示部が前記表示領域に前記輝度分布を表示している状態で前記操作検出部が検出した前記第2ユーザ操作によって指定される前記使用領域での輝度に基づいて前記露出量制御部が前記露出量を制御する、撮像装置。 - 請求項4に記載の撮像装置であって、
前記輝度分布取得部は、前記撮像対象領域を複数のブロックに分割し、当該複数のブロックのそれぞれの輝度を示す前記輝度分布を求め、
前記第1ユーザ操作では、前記複数のブロックに含まれる一つのブロックが前記使用領域として指定される、撮像装置。 - 請求項5に記載の撮像装置であって、
前記表示部は、前記表示領域に前記輝度分布を表示する際には、前記輝度分布取得部が前記撮像対象領域を前記複数のブロックに分割する場合と同じように前記表示領域を複数の部分領域に分割し、当該複数の部分領域のそれぞれにおいて、前記複数のブロックにおける当該部分領域に対応するブロックでの輝度を表示し、
前記操作検出部は、前記表示領域に対する前記第1ユーザ操作を検出し、
前記複数の部分領域のうち、前記第1ユーザ操作によって操作された一つの部分領域に対応する、前記複数のブロックに含まれる一つのブロックが、前記使用領域として指定される、撮像装置。 - 画像を撮像する撮像装置の動作を制御するための制御プログラムであって、
前記撮像装置に、
(a)前記撮像装置での撮像対象領域における輝度最小領域あるいは輝度最大領域の輝度を求める工程と、
(b)前記工程(a)で求められた輝度に基づいて前記撮像装置での露出量を制御する工程と
を実行させるための制御プログラム。 - 画像を撮像する撮像装置での露出量制御方法であって、
(a)前記撮像装置での撮像対象領域における輝度最小領域あるいは輝度最大領域の輝度を求める工程と、
(b)前記工程(a)で求められた輝度に基づいて前記撮像装置での露出量を制御する工程と
を備える、露出量制御方法。
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Legal Events
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121 | Ep: the epo has been informed by wipo that ep was designated in this application |
Ref document number: 14754117 Country of ref document: EP Kind code of ref document: A1 |
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NENP | Non-entry into the national phase |
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122 | Ep: pct application non-entry in european phase |
Ref document number: 14754117 Country of ref document: EP Kind code of ref document: A1 |