JP5387048B2 - テレビジョンカメラシステム、テレビジョンカメラの制御方法、及びプログラム - Google Patents

テレビジョンカメラシステム、テレビジョンカメラの制御方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、テレビジョンカメラシステム、テレビジョンカメラの制御方法、及びプログラムに関する。
監視カメラなどの定点撮影されるテレビジョンカメラにおいては、屋外を撮影することが多く、天候や昼夜の明暗の変化、撮影場所の変更などにより撮影対象となる被写体の照度が変化するため、レンズのアイリスやゲイン設定などを自動的に制御することが一般的である。
本発明に関連する技術が特許文献1〜5に開示されている。
特許文献1に記載の発明は、撮像装置に関するものであり、具体的には、自動光量調整機能を有する固体撮像素子を用いて得る撮像画面を多分割し、その多分割したブロックを画面に表示させる手段と、被写体に応じてブロックを任意に選定し、測光エリアを任意に設定する手段を備えたものである。
特許文献1に記載の撮像装置によれば、測光エリアを任意に設定することによって、どのようなテレビカメラの設置条件においても、見たい被写体を最適光量条件に設定することができる。また、撮像装置を固定していても最適な被写体でホワイトバランスを合わせられるので色バランスの合った最良な映像を実現できるとしている。
特許文献2に記載の発明は、画像処理装置及び撮像装置に関する発明であり、具体的には、被写体を撮像して得られた撮像画像を表示する表示手段と、撮像画像を複数領域に分割したときの各分割領域毎の輝度レベルを検出する検出手段と、表示手段に表示された撮像画像内の基準位置が指定されたときに、指定された基準位置に応じて分割領域毎の重み付け係数を決定し、決定した重み付け係数及び検出手段で検出された輝度レベルに基づいた重み付け演算によって撮像画像全体の輝度レベルを算出する算出手段と、算出手段で算出された輝度レベルに基づいて露出制御を行う露出制御手段と、を含むものである。
特許文献2に記載の画像処理装置によれば、撮影時に簡易に基準位置を指定し、指定した基準位置に応じて適正な露出制御を行うことができるとしている。
特許文献3に記載の発明は、テレビジョンカメラ装置に関するものであり、具体的には、撮像した映像を表示するモニタと、モニタに取り付けたタッチパネルと、タッチパネルインターフェイスを具備するテレビジョンカメラ装置において、モニタに映る範囲内で測光領域や、プライバシーを守る為に撮像したくない領域等をタッチパネルで指定し、タッチパネルインターフェイスを介して認識した指定領域データを用いて、測光領域の調整やプライバシー領域のマスキング等の所定の映像信号処理を行なうと共に、指定領域を映像信号に重畳し、モニタに表示するものである。
特許文献3に記載のテレビジョンカメラによれば、モニタで映像を見ながら測光領域の調整やプライバシー領域のマスキング等をタッチパネルで行なえるため、特別な操作機器を用いずに簡単な操作で設定ができる。そのため監視者の負担を軽減でき、操作に習熟を要することも無くなるとしている。
特許文献4に記載の発明は、被写体追尾機能を有するカメラに関する発明であり、具体的には、被写界を複数領域に分割して測光し、各領域に存在する被写界の測光データをそれぞれ出力する測光手段と、被写界内の追尾すべき被写体部分を初期設定枠を用いて指定する被写体設定手段と、被写体設定手段により設定された初期設定枠の被写体部分の測光データと類似する測光データを有する領域を追尾枠として設定する追尾枠設定手段と、追尾枠設定手段によって設定された追尾枠内の測光データと類似する測光データを有する領域を順次抽出する被写体追尾手段と、を具備するものである。
特許文献4に記載の被写体追尾機能を有するカメラによれば、追尾枠が常に的確な大きさに設定されるので、被追尾被写体を追尾枠で確実に捕らえて追尾することができ、撮影に必要な情報を自動的にかつ的確に得ることができるとしている。
特許文献5に記載の発明は、撮像装置に関する発明であり、具体的には、入射光を光電変換して撮像信号を出力する撮像素子と、撮像素子における露光量を制御する露光制御手段と、撮像素子の出力する撮像信号から映像信号を生成する信号処理手段と、映像信号から特定の被写体を抽出し、抽出した被写体領域を表わす被写体領域信号を出力する被写体抽出手段と、撮像画面を分割した複数の測光領域における該撮像信号の信号レベルを検出して出力する信号レベル検出手段と、信号レベル検出手段の出力する複数の出力信号を演算して出力する演算手段と、被写体抽出手段の出力に応じて演算手段における演算を変化させる演算制御手段と、によって構成され、演算手段の出力信号に応じて露光制御手段により露光制御を行なうものである。
特許文献5に記載の撮像装置によれば、演算制御手段は被写体領域信号を用いて被写体の存在する領域の信号レベルに対する比重が高くなるように演算手段の制御を行なう。これによって演算手段は画面上の被写体領域における平均的な信号レベルを算出することができる。この演算手段の出力がほぼ一定となるように電子シャッタのシャッタ速度や絞り値を制御すれば、常に被写体の明るさが一定レベルとなるような露光制御を行なうことができるとしている。
特開平5−130491号公報 特開2006−53250号公報 特開2004−40162号公報 特開平7−110429号公報 特開平8−331442号公報
ところで、上述した特許文献1、3に記載の発明における制御を行うため、画面内の光量を検出し制御値を算出するが、画面全体で検出を行った場合、被写体のコントラストが高いと、明るい部分と暗い部分ができ、認識したい被写体が見えづらくなってしまう。
また、テレビジョンカメラの定点撮影では、撮影したい被写体が画面内で常に同じ場所にあるとは限らず、測光エリアを用いて画面内の撮影したい被写体が最適な映像レベルになるようにするためには、被写体の画面内での位置が変わるたびに測光エリアの位置も設定しなおさなければならないという非常に煩雑な操作を行う必要があった。
また、特許文献2、4、5に記載の発明は、画面を複数に分割しているものの、テレビジョンカメラを固定した場合には被写体を特定することができず不便である。
そこで、本発明の目的は、簡単な操作で最適な映像レベルが得られるテレビジョンカメラシステム、テレビジョンカメラの制御方法、及びプログラムを提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明のテレビジョンカメラシステムは、撮像素子から得られる撮影画面を多分割し、分割したブロックを測光エリアとして任意に選定する分割選定手段、及び前記測光エリアの入射光量を検出し、自動的に映像レベルを調整する制御手段を有するテレビジョンカメラと、モニタの撮影画面内の被写体を特定するポイントを付するポイント手段、該ポイント手段により特定された画面内のポイントの位置を認識し、多分割されたブロックの位置のデータを前記テレビジョンカメラの持つ測光エリアデータに変換する変換手段、及び前記ブロックの位置を前記制御手段に伝達する情報伝達手段を有するモニタパネル手段と、レンズのズームを行うズーム手段と、を備ズームアップした分だけ前記測光エリアの領域が広げられることを特徴とする。
本発明のテレビジョンカメラの制御方法は、複数に分割されたエリアのうち、選択されポイントが付された被写体が含まれるエリアの信号、全エリアまたは設定されている測光エリア内の信号強度平均値、及び基準値に基づいて適切な映像レベルになるように処理し、前記被写体全体が画面内に位置するようにズームアップし、ズームアップした分だけ前記測光エリアの領域を広げることを特徴とする。
本発明のプログラムは、コンピュータに、選定手段が、撮像素子から得られる撮影画面を多分割し、分割したブロックを測光エリアとして任意に選定する手順、ポイント手段が、前記撮影画面内の撮影したい被写体にポイントを付する手順、変換手段が、ポイントされた画面内の位置を認識し、多分割されたブロック位置へ変換する手順、上記測光エリアの入射光量を検出し、自動的に映像レベルを調整する手順、前記被写体全体が画面内に位置するようにズームアップする手順、ズームアップした分だけ前記測光エリアの領域を広げる手順、を実行させることを特徴とする。


本発明によれば、簡単な操作で最適な映像レベルが得られるテレビジョンカメラシステム、テレビジョンカメラの制御方法、及びプログラムの提供を実現することができる。
本発明に係るテレビジョンカメラシステムの一実施形態を示したブロック図である。 画面を多分割した測光エリアを示す図である。 (a)〜(f)は、多分割した画面上の被写体の様子を示す説明図である。 静止した被写体を撮影する場合のフローチャートの一例である。 移動する被写体を手動追尾する場合のフローチャートの一例である。 移動する被写体を自動追尾する場合のフローチャートの一例である。 本発明に係るテレビジョンカメラシステムを適用したハンディカメラの一例を示すブロック図である。
図1は、本発明に係るテレビジョンカメラシステムの一実施形態を示したブロック図である。
本実施の形態では、防犯カメラ等の監視システムに利用した場合で説明する。
同図において、テレビジョンカメラシステム1は、テレビジョンカメラ2と、テレビジョンカメラ2に情報伝達手段としての外部通信回路を介して接続されるモニタパネル手段としてのモニタパネル装置3とを備えている。
テレビジョンカメラ2は、レンズ10、アイリス(絞り機構)11、撮像素子13、ゲイン回路14、A/D(アナログデジタル変換器)15、信号処理回路16、アイリス制御回路12、中央処理装置18、映像レベル検出回路17、外部通信回路A19、ズーム機構27、ズーム制御回路28、旋回装置29、及び旋回制御回路30を備えている。
モニタパネル装置3は、モニタ21に装着されたタッチパネル22、タッチパネル22からの信号を受ける座標/測光ブロック変換回路23、及び座標/測光ブロック変換回路23からの信号をテレビジョンカメラ2に送るための外部通信回路B24を備え、図示しない筐体内に配置されている。
レンズ10は、入射した光を透過し、アイリス11を介して撮像素子13へ伝える。
アイリス11は、入射光量を調節する公知の絞り機構である。
アイリス制御回路12は、アイリス11の開口度を制御する。
ズーム手段としてのズーム機構27は、レンズ10を撮像素子13の光軸上に移動させる機構であり、例えば、図示しないモータ、ギヤ、及び鏡胴で構成される(例えば、特開2005−10521号公報参照。)。
ズーム制御回路28は、ズーム機構27の拡大縮小を制御する。
旋回手段としての旋回装置29は、テレビジョンカメラ2の撮影方向を前後左右に旋回させる装置であり、例えば、モータ、ギヤ、及び旋回台で構成される(例えば、特開2000−217096号公報、特開2006−211012号公報参照)。
旋回制御装置30は、旋回装置の俯角(もしくは仰角)、及び方位角を制御する。
撮像素子(例えば、CCD(電荷結合素子))13は、入射した光を信号に電荷に変換し、さらに電圧に変換して時系列の信号として出力する。
ゲイン回路14は、入力した信号を電気的増幅する。
A/D15は、入力したアナログ信号をデジタル信号に変換する。
信号処理回路16は、入力したデジタル信号を処理するものであり、撮像素子から得られる撮影画面を多分割し、分割したブロックを測光エリアとして任意に選定する分割選定手段としての機能を有する。
映像レベル検出回路17は、信号処理回路16から入力した信号に測光エリア領域のみを通過させるゲート回路を有し、通過した信号の平均値データを算出する。
中央処理装置18は、制御手段としての機能を有しており、映像レベル検出回路17へ測光エリア領域を伝達し、映像レベル検出回路17にて算出された平均値データを受け取る。平均値データと中央処理装置18の持つ基準値データを比較し、アイリス制御回路12およびゲイン回路14を制御する。
外部通信回路A19は、測光ブロックデータを受け取り、中央処理装置18へ測光ブロックデータのデータを伝える。
モニタ(例えば、液晶表示素子)21は、信号処理回路16からの信号を入力し、映像を表示する。
選定手段としてのタッチパネル22は、モニタ21の前に取り付けられており、座標データを出力する。タッチパネル22のエリアに操作者がタッチすることにより、モニタ21にポイントが出現するようになっている。
ポイント手段は、このポイントをモニタ21に表示する手段であり、例えば中央処理装置18からの指示によりROM25からデータを呼び出し、モニタ21に表示するようになっている。
すなわち、ポイント手段は、モニタ21及びタッチパネル22で構成される。
変換手段としての座標/測光ブロック変換回路23は、タッチパネル22からの座標データをテレビジョンカメラ1の持つ測光エリアデータに変換する。
外部通信回路B24は、座標/測光ブロック変換回路23からの測光エリアデータをテレビジョンカメラ1の外部通信回路A19へ伝える。これら外部通信回路A19、B24は、情報伝達手段としての機能を有する。
自動追尾手段は、例えば、信号処理回路16から移動体検出回路(図示せず)で移動体の座標位置を特定し、その座標を座標/測光ブロック変換回路23へ伝えることによって移動体のある場所が最も適正なレベルになるように制御することができる。尚、ROM25に予め記憶された、ソフトウェアからなる公知の手段により、移動する被写体の座標を検知するようにしてもよい。
尚、図1においては、テレビジョンカメラ2の台数が1台であるが、複数のテレビジョンカメラをモニタパネル装置3に分配器もしくは切替器を介して接続し複数のテレビジョンカメラで被写体を監視してもよい。
<動作の説明>
以下、本発明に係るテレビジョンカメラシステムの動作について、図2、図3(a)〜(f)を用いて説明する。
図2は、画面を多分割した測光エリアを示す図である。ここでは、画面を16分割にした測光エリアで説明する。
図3(a)〜(f)は、多分割した画面上の被写体の様子を示す説明図である。
レンズ11から入った光は、撮像素子13で電気信号に変換され、ゲイン回路14で適正な映像レベルに増幅されてA/D15でデジタル信号に変換される。デジタル信号は、信号処理回路16で映像処理を施した後、モニタ21に表示するとともに、映像レベル検出回路17に入力される。
例えば、図3(a)に示すように、被写体(図では自動車であるが限定されない。)がブロック31-7に存在する場合、タッチパネル22で図3(b)のように被写体をポイントすると、座標データが座標/測光ブロック変換回路23へ伝わり、座標/測光ブロック変換回路23でその座標位置を含む測光ブロックが図3(c)のように測光エリアとして認識され、外部通信回路B24と外部通信回路A19とを通して中央処理装置18へ伝わる。中央処理装置18は、測光エリアデータを映像レベル検出回路17へ出力する。
映像レベル検出回路17では、入力された測光エリアデータを基に、信号処理回路16からの入力信号を、測光エリア内の信号であれば取り込み、非測光エリアの信号であれば廃棄する。測光エリア内の取り込まれた信号全ての加算平均値を算出し、中央処理装置18へ出力する。
中央処理装置18では、映像レベル検出回路17から入力された信号加算平均値と、内部に持っている基準値とを比較し、アイリスおよびゲインの制御値を決定し、アイリス制御回路12およびゲイン回路4へ出力する。制御値に従って、アイリス制御回路12はレンズ1のアイリスを、ゲイン回路4は信号の増幅を行う。
ここで、アイリス、及びゲインは両方とも動作させるよう制御しても良く、また、どちらか一方のみを制御しても良い。この制御によって、映像レベルが変化し、適正な映像レベルに近づく。引き続き、映像レベル検出回路17で信号レベルの加算平均値算出を行い、中央処理装置18でアイリスやゲインの制御を行うことを繰り返すことによって、適正な映像レベルとなる。
ここで、被写体の座標位置を特定した後、測光エリアに変換するが、モニタでの視覚的な認識度を上げるため、被写体が画面中心になるように旋回装置でテレビジョンカメラを上下左右に旋回させ、ズーム装置でさらにズームアップ(ズームインとも言う。)することで被写体の大きさを最大限にする。
ズームアップする割合は、例えば、タッチパネルに触れる回数で決めても良く、タッチパネルに触れる時間に応じて決めても良い。このとき、ズームアップした分だけ測光エリアの領域も広げ、被写体全部が測光エリアとしてカバーされるようにする。この機能を用いることにより、移動する被写体を常に画面中央で認識しやすくすることができる。
また、本願発明に最も近い特許文献5に記載の発明は、移動する被写体を抽出するために信号を一回り大きくしてゲートをかけることによって動く被写体を抽出しているが、被写体が画面外に移動した場合には被写体を抽出することはできず、被写体の大きさを変えることもできないので、被写体の視認度を高くすることはできない。
(固定被写体)
次に、被写体が移動した場合を考える。
例えば、図3(c)でブロック31-7に存在していた被写体が、ブロック31-10に移動したとき、測光エリアはブロック31-7に設定されているため、ブロック31-7が適正な映像レベルとなるように制御されており、被写体の存在するブロック31-10は適正な映像レベルではなくなってしまう。
図3(e)で示すように、被写体の存在するブロック31-10をタッチパネル22でポイントすることによって、図3(f)のようにそのブロックが測光エリアとして設定され、適正な映像レベルに収束することとなる。
ここで、図4〜図6を参照して、図1に示したテレビジョンカメラの動作について説明する。
図4は、静止した被写体を撮影する場合のフローチャートの一例である。
まず、テレビジョンカメラ2の中央処理装置18は、タッチパネル22のエリア内にポイントがあるか否かを判断する(ステップS1)。
中央処理装置18は、エリア内にポイントが有ると判断した場合(ステップS1/Y)、ポイントを含むエリアからの入力信号か否かを判断し(ステップS2)、エリア内にポイントが無いと判断した場合(ステップS1/N)、全エリア又は設定されている測光エリア内の信号強度の平均値を算出し、ステップS6に進む(ステップS3)。
中央処理装置18は、ポイントを含むエリアからの入力信号であると判断した場合(ステップS2/Y)、入力信号を取り込み(ステップS4)、ポイントを含むエリアからの入力信号でないと判断した場合(ステップS2/N)、入力信号を破棄する(ステップS5)。
中央処理装置18は、入力信号を取り込み、破棄、もしくは全エリア又は設定されている測光エリア内の信号強度の平均値を算出した後、信号強度の平均値及び基準値に基づくゲイン制御値により制御する(ステップS6)。
中央処理装置18は、撮影を終了するか否かを判断し(ステップS7)、撮影を終了する場合(例えば、操作者が図示しない終了ボタン若しくは電源ボタンを押した場合ステップS7/Y)、終了し、撮影を続行する場合(ステップS7/N)、ステップS1に戻る。
この図4に示したフローチャートは、エリア内にポイントが無かったとしても、ゲインやアイリス制御を行い、画面全体もしくは予め測光エリアに指定されている領域の映像レベルが最適になるように常時制御されている。
これは、もしそうでないと、被写体の明るさが変わった場合に映像レベルを最適にできなくなるためである。
(移動被写体手動追尾)
図5は、移動する被写体を手動追尾する場合のフローチャートの一例である。
中央処理装置18は、全エリアの信号強度の平均値を算出する(ステップS10)。
ステップS10〜ステップS15は、図4に示したフローチャートのステップS1〜ステップS6と同様のため、説明を省略する。
中央処理装置18は、ステップS15で信号強度の平均値及び基準値に基づくゲイン制御値により制御した後、ポイント移動が有るか否かを判断し(ステップS16)、被写体の移動が無いと判断した場合(ステップS16/N)、ステップS11に戻る。
中央処理装置18は、ポイントの移動が無いと判断した場合(ステップS16/N)、撮影を終了するか否かを判断し(ステップS17)、撮影を終了する場合(ステップS17/Y)、終了し、撮影を続行する場合(ステップS17/N)、ステップS10に戻る。
(移動被写体自動追尾)
図6は、移動する被写体を自動追尾する場合のフローチャートの一例である。
ステップS20〜ステップS25は、図5のステップS10〜ステップS15と同様のため、説明を省略する。
中央処理装置18は、ステップS15で信号強度の平均値及び基準値に基づくゲイン制御値により制御した後、被写体の移動が有るか否かを判断し(ステップS26)、被写体の移動が有ると判断した場合(ステップS26/Y)、測光エリアを再設定し(ステップS27)、ステップS28に進む。
中央処理装置18は、被写体移動が無いと判断した場合(ステップS26/N)、ステップS20に戻り、ステップS28では撮影を終了するか否かを判断し(ステップS28)、撮影を終了する場合(ステップS28/Y)、終了し、撮影を続行する場合(ステップS28/N)、ステップS20に戻る。
<効果の説明>
本発明によれば、被写体の動きに合わせて測光エリアをポイント設定することにより、煩雑な操作を行うことなく撮影したい被写体を最適な映像レベルにすることができる。
<プログラム及び記憶媒体>
以上で説明した本発明にかかるテレビジョンカメラシステムは、コンピュータで処理を実行させるプログラムによって実現されている。コンピュータとしては、例えばマイクロプロセッサなどの汎用的なものが挙げられるが、本発明はこれに限定されるものではない。よって、一例として、プログラムにより本発明を実現する場合の説明を以下で行う。
コンピュータに、
(1)選定手段が、撮像素子から得られる撮影画面を多分割し、分割したブロックを測光エリアとして任意に選定する手順、
(2)ポイント手段が、撮影画面内の撮影したい被写体をポイントする手順、
(3)変換手段が、ポイントされた画面内の位置を認識し、多分割されたブロック位置へ変換する手順、
(4)測光エリアの入射光量を検出し、自動的に映像レベルを調整する手順、
を実行させるプログラムが挙げられる。
また、上記構成に加え、
コンピュータに、
(5)旋回手段が、ポイントが含まれるエリアが画面中央に位置するようにテレビジョンカメラを旋回させる手順、
(6)ズーム手段が、被写体全体が画面内に位置するように拡大する手順、
を実行させるプログラムが挙げられる。
また、上記構成に加え、
コンピュータに、
(7)自動追尾手段が、被写体が移動した場合、ポイントを含むエリアを自動追尾する手順、
(8)移動後の被写体が適切な映像レベルになるように処理する手順、
を実行させるプログラムが挙げられる。
これにより、プログラムが実行可能なコンピュータ環境さえあれば、どこにおいても本発明にかかるテレビジョンカメラを実現することができる。
このようなプログラムは、コンピュータに読み取り可能な記憶媒体に記憶されていてもよい。
ここで、記憶媒体としては、例えば、CD-ROM(Compact Disc Read Only Memory)、フレキシブルディスク(FD)、CD-R(CD Recordable)などのコンピュータで読み取り可能な記憶媒体、フラッシュメモリ、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、FeRAM(強誘電体メモリ)等の半導体メモリやHDD(Hard Disc Drive)が挙げられる。
なお、上述した実施の形態は、本発明の好適な実施の形態の一例を示すものであり、本発明はそれに限定されることなく、その要旨を逸脱しない範囲内において、種々変形実施が可能である。
例えば、被写体を手動で選択するのではなく、被写体を自動追尾すると同時に測光エリアも自動設定されるようにしてもよい。
また、複数の被写体をポイントすることによって、任意の複数のブロックが測光エリアとなっても良い。この場合、複数ブロックの平均光量と基準値がつりあうようにアイリスやゲインが制御される。
さらに、上記実施の形態では監視システムの場合で説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、ハンディカメラに利用してもよい。この場合には図7のハンディカメラ100に示すように、外部通信回路A19、B24、旋回装置29、及び旋回制御回路30を用いずに座標/測光ブロック23と中央処理装置18とを直接接続すると共に、テレビジョンカメラ2と、モニタパネル装置3とを一体化することになる。
尚、図7は、本発明に係るテレビジョンカメラシステムを適用したハンディカメラの一例を示すブロック図である。
各部材の動作については図1に示した部材と同様であるため説明を省略する。
本発明は、監視システムやハンディカメラ等の撮影素子及びモニタを用いたシステムや装置に利用できる。
1 テレビジョンカメラシステム
2 テレビジョンカメラ
3 モニタパネル装置(モニタパネル手段)
13 撮像素子
14 ゲイン回路
15 A/D
16 信号処理回路
17 映像レベル検出回路
18 中央処理装置
19 外部通信回路A
21 モニタ
22 タッチパネル
23 座標/測光ブロック変換回路
24 外部通信回路B
25 ROM
26 RAM
27 ズーム機構
28 ズーム制御回路
29 旋回装置
30 旋回制御回路

Claims (11)

  1. 撮像素子から得られる撮影画面を多分割し、分割したブロックを測光エリアとして任意に選定する分割選定手段、及び前記測光エリアの入射光量を検出し、自動的に映像レベルを調整する制御手段を有するテレビジョンカメラと、
    モニタの撮影画面内の被写体を特定するポイントを付するポイント手段、該ポイント手段により特定された画面内のポイントの位置を認識し、多分割されたブロックの位置のデータを前記テレビジョンカメラの持つ測光エリアデータに変換する変換手段、及び前記ブロックの位置を前記制御手段に伝達する情報伝達手段を有するモニタパネル手段と、
    レンズのズームを行うズーム手段と、を備え、
    ズームアップした分だけ前記測光エリアの領域が広げられる処理が、前記画面内において前記ポイントが付された位置の前記ブロックを起点に実行されることを特徴とするテレビジョンカメラシステム。
  2. 前記被写体が移動した場合、前記被写体を含むエリアを自動追尾する自動追尾手段を有し、前記制御手段は、移動後の被写体が適切な映像レベルになるように処理するようにしたことを特徴とする請求項1記載のテレビジョンカメラシステム。
  3. 撮影方向を変更する旋回手段、を備えたことを特徴とする請求項2記載のテレビジョン
    カメラシステム。
  4. 複数に分割されたエリアのうち、選択されポイントが付された被写体が含まれるエリアの信号、全エリアまたは設定されている測光エリア内の信号強度平均値、及び基準値に基づいて適切な映像レベルになるように処理し、
    前記被写体全体が画面内に位置するようにズームアップし、
    ズームアップした分だけ前記測光エリアの領域を広げる処理を、前記画面内において前記ポイントが付された位置の前記ブロックを起点に実行することを特徴とするテレビジョンカメラの制御方法。
  5. 前記ポイントが含まれるエリアが画面中央に位置するようにテレビジョンカメラを旋回させることを特徴とする請求項4記載のテレビジョンカメラの制御方法。
  6. 前記エリアのうちの被写体の選択は、前記ポイントを含むエリアが表示されるタッチパネルへのタッチもしくはポインティングデバイスの操作により行われることを特徴とする請求項4記載のテレビジョンカメラの制御方法。
  7. 前記被写体が移動した場合、前記タッチパネルへの移動後の測光エリアの再設定により再度適切な映像レベルになるように処理することを特徴とする請求項5または6記載のテレビジョンカメラの制御方法。
  8. 前記被写体が移動した場合、前記ポイントを含む測光エリアを再設定すると共に、適切な映像レベルになるように処理することを特徴とする請求項5または6記載のテレビジョンカメラの制御方法。
  9. コンピュータに、
    選定手段が、撮像素子から得られる撮影画面を多分割し、分割したブロックを測光エリアとして任意に選定する手順、
    ポイント手段が、前記撮影画面内の撮影したい被写体にポイントを付する手順、
    変換手段が、ポイントされた画面内の位置を認識し、多分割されたブロック位置へ変換する手順、
    上記測光エリアの入射光量を検出し、自動的に映像レベルを調整する手順、
    前記被写体全体が画面内に位置するようにズームアップする手順、
    ズームアップした分だけ前記測光エリアの領域を広げる処理を、前記画面内において前記ポイントが付された位置の前記ブロックを起点に実行する手順、
    を実行させることを特徴とするプログラム。
  10. 前記コンピュータに、
    旋回手段が、前記ポイントが含まれるエリアが画面中央に位置するようにテレビジョンカメラを旋回させる手順、
    を実行させることを特徴とする請求項9記載のプログラム。
  11. 前記コンピュータに、
    自動追尾手段が、前記被写体が移動した場合、前記ポイントを含むエリアを自動追尾する手順、
    移動後の被写体が適切な映像レベルになるように処理する手順、
    を実行させることを特徴とする請求項10記載のプログラム。
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