WO2014073144A1 - 電磁接触器 - Google Patents
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Abstract
固定接点(31d)、雄型端子(31b)及び被係合部(31e、31f)を一体に形成した固定接触子(31)とする。そして、端子室(20a)に、被係合部を圧入により係合させる圧入係合部(27,29)を設ける。圧入係合部(27,29)に対する被係合部(31e、31f)の圧入方向は、雄型端子(31b)に雌型端子部品が引き抜き・接続動作を行う方向に対して異なる方向とした。
Description
本発明は、電磁接触器に係わり、詳細には、筐体への固定接触子装着構造に関するものである。
電磁接触器は、第1ケース内に電磁石が収納され、この第1ケースに重なって接続する第2ケースに接点部が収納されている。
第2ケースは、電源側の複数の端子室と、負荷側の複数の端子室とを互いに背面側で対向させて設け、それら電源側及び負荷側の端子室の間の空間に、電磁石の巻線に電圧を印加することにより移動する接点部の可動接点支えを収納している。そして、各端子室には固定接触子が収納されている(例えば、特許文献1)。
第2ケースは、電源側の複数の端子室と、負荷側の複数の端子室とを互いに背面側で対向させて設け、それら電源側及び負荷側の端子室の間の空間に、電磁石の巻線に電圧を印加することにより移動する接点部の可動接点支えを収納している。そして、各端子室には固定接触子が収納されている(例えば、特許文献1)。
図8及び図9に示すものは、特許文献1に類似した構造であり、例えばタブ端子などの雄型端子と固定接点とを固定接触子に備えた従来の電磁接触器を示すものである。
図8に示す電磁接触器は、電磁石1を収納した第1ケース2と、この第1ケース2の上部に設けられ、複数の端子室3を設けた第2ケース4とを備えている。第2ケース4は、接点部を構成する可動接点支え5が移動自在に収納されており、複数の端子室3に、固定接触子8が装着されている。固定接触子8は、可動接点支え5の可動接点(不図示)に接続する接点部を構成する固定接点6と、雌型端子部品(不図示)に接続するタブ端子7とを一体化した部品である。これら固定接触子8は、下側が開口した第2ケース4の下方から挿入され、タブ端子7が端子室3を通過して上方に延在するように装着されている。
図8に示す電磁接触器は、電磁石1を収納した第1ケース2と、この第1ケース2の上部に設けられ、複数の端子室3を設けた第2ケース4とを備えている。第2ケース4は、接点部を構成する可動接点支え5が移動自在に収納されており、複数の端子室3に、固定接触子8が装着されている。固定接触子8は、可動接点支え5の可動接点(不図示)に接続する接点部を構成する固定接点6と、雌型端子部品(不図示)に接続するタブ端子7とを一体化した部品である。これら固定接触子8は、下側が開口した第2ケース4の下方から挿入され、タブ端子7が端子室3を通過して上方に延在するように装着されている。
また、図9に示す電磁接触器は、第2ケース4に設けた端子室3の端子台12上に、可動接点支えの可動接点(不図示)に対向する固定接点13aを備えた第1部品13の固定片13bと、端子室3から上方に延在するタブ端子14aを備えた第2部品14の固定片14bとが重なって配置され、これら固定片13b、14b及び端子台12が、固定ねじ15により一体に固定されている。
ところで、図8に示すように、第2ケース4の下側が開口しており、固定接触子8と電磁石1を構成するコイルとの絶縁距離を確保するために、第2ケース4の高さ寸法Hを大きく設定しなければならず、外径寸法が増大した電磁接触器となるので、小型化の面で問題がある。
また、図9に示すように、固定接触子が第1部品13及び第2部品14で構成されており、組み立て効率の面で問題がある。
また、図9に示すように、固定接触子が第1部品13及び第2部品14で構成されており、組み立て効率の面で問題がある。
さらに、図9に示すように、第2部品14のタブ端子14aには、雌型端子部品(不図示)との接続が解除されるときに、矢印で示す引き抜き荷重が作用するが、この引き抜き荷重は、第2部品14(及び第1部品13)が端子台12に固定ねじ15を介して固定されている方向と同一方向である。したがって、雌型端子部品を引き抜く動作を繰り返すと、第1部品13、第2部品14及び端子台12の固定強度に影響を与えるおそれがある。
そこで、本発明は上記従来例の未解決の課題に着目してなされたものであり、小型化を図り、部品点数の減少により組み立て効率を良好とし、雌型端子部品の引き抜き動作を繰り返しても、筐体への固定接触子の固定強度が低下しない電磁接触器を提供することを目的としている。
そこで、本発明は上記従来例の未解決の課題に着目してなされたものであり、小型化を図り、部品点数の減少により組み立て効率を良好とし、雌型端子部品の引き抜き動作を繰り返しても、筐体への固定接触子の固定強度が低下しない電磁接触器を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係る電磁接触器は、電源側の端子と負荷側の端子とを背面側で対向させ、それら端子の間の空間に可動接点支えを収納し、複数の隔壁で仕切って複数の端子室を形成し、これら端子室に、前記端子として固定接点と、雌型端子部品に接続する雄型端子とを有する固定接触子が装着されている筐体を備えた電磁接触器において、前記固定接点、前記雄型端子及び被係合部を一体に形成した固定接触子とし、前記端子室に、前記被係合部を圧入により係合させる圧入係合部を設け、前記圧入係合部に対する前記被係合部の圧入方向を、前記雄型端子に雌型端子部品が引き抜き・接続動作を行う方向に対して異なる方向とした。
この一態様に係る電磁接触器によると、雄型端子及び固定接点を一体形成した部品であり、固定接触子を組み立てる手間が省かれるので、電磁接触器の組み立て効率を良好とすることができる。また、圧入係合部に対する被係合部の圧入方向を、雄型端子に雌型端子部品が引き抜き・接続動作を行う方向に対して異なる方向としたことから、固定接触子の固定強度を十分に確保することができる。
また、本発明の一態様に係る電磁接触器は、前記固定接触子に設けた前記被係合部は、前記雄型端子の近傍に形成した第1被圧入部と、前記固定接点の近傍に形成した第2被圧入部とを備え、前記端子室に設けた圧入係合部は、前記第1被圧入部が圧入される第1圧入空間と、前記第2被圧入部が圧入される第2圧入空間とを備えている。
この一態様に係る電磁接触器によると、雄型端子にこじり外力が作用する場合があるが、雄型端子から離間して配置した第2被圧入部及び第2圧入空間が、こじり外力に対して大きな反力モーメントが作用するので、こじり外力に対する固定強度も十分に確保することができる。
また、本発明の一態様に係る電磁接触器は、前記圧入係合部に前記被係合部が圧入されている前記固定接触子が圧入方向に対して逆方向に抜けるのを防止する抜け止め部を設けた。
この一態様に係る電磁接触器によると、雄型端子にこじり外力が作用する場合があるが、雄型端子から離間して配置した第2被圧入部及び第2圧入空間が、こじり外力に対して大きな反力モーメントが作用するので、こじり外力に対する固定強度も十分に確保することができる。
また、本発明の一態様に係る電磁接触器は、前記圧入係合部に前記被係合部が圧入されている前記固定接触子が圧入方向に対して逆方向に抜けるのを防止する抜け止め部を設けた。
本発明に係る電磁接触器によると、固定接点、雄型端子及び被係合部を一体に形成した固定接触子とし、端子室に、被係合部を圧入により係合させる圧入係合部を設け、圧入係合部に対する被係合部の圧入方向を、前記雄型端子に雌型端子部品が引き抜き・接続動作を行う方向に対して異なる方向としたことから、部品点数の減少により組み立て効率を良好とし、雌型端子部品の引き抜き動作を繰り返しても、筐体への固定接触子の固定強度が低下しない電磁接触器を提供することができる。
以下、本発明に係る電磁接触器を実施するための最良の形態(以下、実施形態という。)を、図面を参照しながら詳細に説明する。
本実施形態の電磁接触器は、図1及び図2に示すように、絶縁性を有する剛性樹脂材で形成した下ケース18a及び上ケース18bを備えている。上ケース18bは、複数の固定接触子31と一対のコイル端子32とを配置した装置であり、下ケース18a内に電磁石28が収納され、下ケース18aの上部開口に上ケース18bが装着されている。
本実施形態の電磁接触器は、図1及び図2に示すように、絶縁性を有する剛性樹脂材で形成した下ケース18a及び上ケース18bを備えている。上ケース18bは、複数の固定接触子31と一対のコイル端子32とを配置した装置であり、下ケース18a内に電磁石28が収納され、下ケース18aの上部開口に上ケース18bが装着されている。
電磁石28は、図2に示すように、電磁コイル28aを巻装した合成樹脂製のコイル枠28bと、このコイル枠28bの空洞部に挿入され、下ケース18aの側壁に固定されている固定鉄芯28cと、この固定鉄芯28cに接離自在に対向し、コイル枠28bの空洞部に挿入されている可動鉄芯28dと、この可動鉄芯28dを配置したコイル枠28bの一端側に一体形成されている互いに離間した一対のコイル端子台(不図示)とを備え、一対のコイル端子台に、それぞれ一対のコイル端子32が装着されている。
上ケース18bには、前述した固定接触子31をそれぞれ装着した負荷側の複数の端子室20a~20eと、固定接触子31をそれぞれ装着した電源側の複数の端子室21a~21eとが互いに背面側で対向して設けられており、これら端子室20a~20e、端子室21a~21eの間に設けた収納空間Sに接点部22が収納され、接点部22を覆う消弧カバー23aと、固定接触子31の基部を覆う接触子カバー23bとが上ケース18bに装着されている。
接点部22は、図2及び図3に示すように、合成樹脂製の可動接点支え22aと、復帰ばね22bと、複数の可動接点22c及び複数の接点ばね22dを備えている。可動接点支え22aは、電磁石28の可動鉄芯28dの移動方向と平行に移動するように配置され、移動方向の一側に設けた駆動レバー22a1が可動鉄芯28dに連動可能に係合する。
復帰ばね22bは、可動接点支え22aの一側に向けてばね付勢力を作用して上ケース18b内に配置されている。複数の可動接点22cは、可動接点支え22aと同一方向に移動可能となるように、各々が接点ばね22dに支持されて可動接点支え22a内に配置されている。また、複数の接点ばね22dは、復帰ばね22bがばね付勢力を作用する方向に対して逆方向に、各々の可動接点22cにばね付勢力を作用して配置されている。
復帰ばね22bは、可動接点支え22aの一側に向けてばね付勢力を作用して上ケース18b内に配置されている。複数の可動接点22cは、可動接点支え22aと同一方向に移動可能となるように、各々が接点ばね22dに支持されて可動接点支え22a内に配置されている。また、複数の接点ばね22dは、復帰ばね22bがばね付勢力を作用する方向に対して逆方向に、各々の可動接点22cにばね付勢力を作用して配置されている。
負荷側の端子室20a~20eは、図1に示すように、互いに平行に離間配置した複数の第1隔壁24a~24eで仕切ることで形成されている。
端子室20aは、図4に示すように、互いに平行に対向している第1隔壁24a,24bと、接点部22を配置した収納空間Sとの間を仕切って形成した第2隔壁25により前記収納空間Sとは異なる空間として設けられている。
また、端子室20aには、端子室20aの底面から立ち上がる立上がり板部19bと、端子室20aの高さ方向中央部の立上がり板部19bの頂部から横方向に延在する座板部19cとが、第2隔壁25から前方に突出して形成されている。
そして、端子室20aには、固定接点挿入空間26が形成されているとともに(図4参照)、第1圧入空間27(図5(a)参照)と、第2圧入空間29(図5(b))が形成されている。
端子室20aは、図4に示すように、互いに平行に対向している第1隔壁24a,24bと、接点部22を配置した収納空間Sとの間を仕切って形成した第2隔壁25により前記収納空間Sとは異なる空間として設けられている。
また、端子室20aには、端子室20aの底面から立ち上がる立上がり板部19bと、端子室20aの高さ方向中央部の立上がり板部19bの頂部から横方向に延在する座板部19cとが、第2隔壁25から前方に突出して形成されている。
そして、端子室20aには、固定接点挿入空間26が形成されているとともに(図4参照)、第1圧入空間27(図5(a)参照)と、第2圧入空間29(図5(b))が形成されている。
すなわち、固定接点挿入空間26は、図4に示すように、第1隔壁24a,24b、第2隔壁25で囲まれた空間であるとともに、立上がり板部19bに沿って第2隔壁25に形成した挿入スリット25aを介して接点部22を配置した収納空間Sに連通している。
また、第1圧入空間27は、図5(a)に示すように、座板部19cの上方において座板部19cと平行に第2隔壁25から前方に突出している第1突出部27aの間の空間である。
また、第2圧入空間29は、図5(b)に示すように、端子室20aの底部に設けた平坦な底面29aと、底面29aの上部において底面29aに平行に延在し、前述した挿入スリット25aに向けて前方に突出している第2突出部29aとの間の空間である。そして、第2突出部29aの奥側には、上下方向の高さが異なる段差部29cが形成されている。
また、第1圧入空間27は、図5(a)に示すように、座板部19cの上方において座板部19cと平行に第2隔壁25から前方に突出している第1突出部27aの間の空間である。
また、第2圧入空間29は、図5(b)に示すように、端子室20aの底部に設けた平坦な底面29aと、底面29aの上部において底面29aに平行に延在し、前述した挿入スリット25aに向けて前方に突出している第2突出部29aとの間の空間である。そして、第2突出部29aの奥側には、上下方向の高さが異なる段差部29cが形成されている。
一方、端子室20aに装着される固定接触子31は、図7に示すように、端子室20aの座板部19cの上部に当接する平面視長方形状の当接板31aと、この当接板31aの長手方向の一方において幅方向の一側から略直角に折曲されて延在するタブ端子31bと、当接板31aの長手方向の他方において幅方向の他側からタブ端子31bとは逆側に略直角に折曲されて延在する折曲板31cと、この折曲板31cの長手方向の中央部から当接板31aに対して離間する方向に延在する固定接点31dと、当接板31aの長手方向の他方において幅方向の一側から突出して設けた第1被圧入板31eと、折曲板31cの先端部において当接板31aに対して離間する方向に突出して設けた第2被圧入板31fと、折曲板31cの先端側に近接する固定接点31dの端部に形成した係合歯31gと、を備えている。
そして、上記構成の固定接触子31を、上ケース18bの側方から端子室20a内に挿入し、固定接点31dを、固定接点挿入空間26を介して収納空間Sに配置するとともに、図5(a)に示すように、第1被圧入板31eを第1圧入空間27に圧入し、図5(b)に示すように第2被圧入板31fを第2圧入空間29に圧入して端子室20a内に装着する。この際、固定接触子31の係合歯31gは、第2圧入空間29の奥側に設けた段差部28cに乗り上げた後に段差部29cに係合する。
固定接点挿入空間26に挿入した固定接触子31の固定接点31dは、接点部22の複数の可動接点22cの移動方向に接離可能に配置される。
また、他の負荷側の端子室20b~20e及び固定接触子31も、上述した端子室20a及び固定接触子31と同一形状で形成されているので同一構造により配置される。さらに、電源側の複数の端子室21a~21eも、上述した端子室20a及び固定接触子31と同一形状で形成され、同一構造で配置される。
また、他の負荷側の端子室20b~20e及び固定接触子31も、上述した端子室20a及び固定接触子31と同一形状で形成されているので同一構造により配置される。さらに、電源側の複数の端子室21a~21eも、上述した端子室20a及び固定接触子31と同一形状で形成され、同一構造で配置される。
なお、本発明の筐体が上ケース18bに対応し、本発明の端子が、固定接触子31に対応し、本発明の隔壁が第1隔壁24a~24e、第2隔壁25に対応し、本発明の固定接点が固定接点31dに対応し、本発明の雄型端子がタブ端子31bに対応し、本発明の第1被圧入部が第1被圧入板31eに対応し、本発明の第2被圧入部が第2被圧入板31fに対応し、本発明の圧入係合部が第1圧入空間27、第2圧入空間29に対応し、本発明の抜け止め部が固定接触子31の係合歯31g及び第2圧入空間29の奥側に設けた段差部29cに対応している。
したがって、本実施形態の固定接触子31は、タブ端子31b及び固定接点31dを一体形成した部品であり、固定接触子31を組み立てる手間が省かれるので、電磁接触器の組み立て効率を良好とすることができる。
また、本実施形態の固定接触子31は、タブ端子31b及び固定接点31dを一体形成した部品であっても、上ケース18bの側方から端子室20a~20e、21a~21e内に装着されるものであり、従来装置のような下側が開口した外径寸法が増大したケースを使用しないので、装置の小型化を図ることができる。
また、本実施形態の固定接触子31は、タブ端子31b及び固定接点31dを一体形成した部品であっても、上ケース18bの側方から端子室20a~20e、21a~21e内に装着されるものであり、従来装置のような下側が開口した外径寸法が増大したケースを使用しないので、装置の小型化を図ることができる。
また、本実施形態の固定接触子31は、タブ端子31bに対して雌型端子部品の接続・引き抜き動作を行うと、図5(a)に示す矢印方向の外力がタブ端子31bに作用するが、本実施形態の固定接触子31の第1被圧入板31e、第2被圧入板31fは、前述した外力に直交する方向(上ケース18bの側方)から第1圧入空間27、第2圧入空間29に圧入により保持されているので、雌型端子部品の接続・引き抜き動作を繰り返しても、固定接触子31の固定強度を十分に確保することができる。
そして、図5(b)に示すように、雌型端子部品の接続・引き抜き動作を行う際に、タブ端子31bにこじり外力が作用する場合がある。本実施形態では、タブ端子31bから離間した折曲板31cの先端部に第2被圧入板31fが設けられ第2圧入空間29で圧入保持されており、タブ端子31bに作用するこじり外力に対して第2被圧入板31fから大きな反力モーメントが作用するので、こじり外力に対する固定強度も十分に確保することができる。
さらに、固定接触子31の係合歯31gは、第2圧入空間29の奥側に設けた段差部29cに乗り上げた後に段差部29cに係合しているので、第1圧入空間27、第2圧入空間29に対して第1被圧入板31e、第2被圧入板31fが引き抜かれるのを確実に防止することができる。
なお、本実施形態では、タブ端子31bを設けた固定接触子31について説明したが、図7に示すように、プリント基板用端子31hを備えた固定接触子31を使用しても、同様の効果を奏することができる。
なお、本実施形態では、タブ端子31bを設けた固定接触子31について説明したが、図7に示すように、プリント基板用端子31hを備えた固定接触子31を使用しても、同様の効果を奏することができる。
以上のように、本発明に係る電磁接触器は、小型化を図り、部品点数の減少により組み立て効率を良好とし、雌型端子部品の引き抜き動作を繰り返しても、筐体への固定接触子の固定強度が低下するのを防止するのに有用である。
18a…下ケース、18b…上ケース、19b…立上がり板部、19c…座板部、20a~20e…端子室、21a~21e…端子室、22…接点部、22a1…駆動レバー、22c…可動接点、23a…消弧カバー、23b…接触子カバー、24a~24e…第1隔壁、25…第2隔壁、25a…挿入スリット、26…固定接点挿入空間、27…第1圧入空間、27a…突出部、28a…電磁コイル、28b…コイル枠、28c…固定鉄芯、28d…可動鉄芯、29…第2圧入空間、29a…底面、29a…突出部、29c…段差部、28…電磁石、31…固定接触子、31a…当接板、31b…タブ端子、31c…折曲板、31d…固定接点、31e…第1被圧入板、31f…第2被圧入板、31g…係合歯、31h…プリント基板用端子、S…収納空間、32…コイル端子
Claims (3)
- 電源側の端子と負荷側の端子とを背面側で対向させ、それら端子の間の空間に可動接点支えを収納し、複数の隔壁で仕切って複数の端子室を形成し、これら端子室に、前記端子として固定接点と、雌型端子部品に接続する雄型端子とを有する固定接触子が装着されている筐体を備えた電磁接触器において、
前記固定接点、前記雄型端子及び被係合部を一体に形成した固定接触子とし、
前記端子室に、前記被係合部を圧入により係合させる圧入係合部を設け、
前記圧入係合部に対する前記被係合部の圧入方向を、前記雄型端子に雌型端子部品が引き抜き・接続動作を行う方向に対して異なる方向としたことを特徴とする電磁接触器。 - 前記固定接触子に設けた前記被係合部は、前記雄型端子の近傍に形成した第1被圧入部と、前記固定接点の近傍に形成した第2被圧入部とを備え、
前記端子室に設けた圧入係合部は、前記第1被圧入部が圧入される第1圧入空間と、前記第2被圧入部が圧入される第2圧入空間とを備えていることを特徴とする請求項1記載の電磁接触器。 - 前記圧入係合部に前記被係合部が圧入されている前記固定接触子が圧入方向に対して逆方向に抜けるのを防止する抜け止め部を設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の電磁接触器。
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