JP5448693B2 - 電磁継電器 - Google Patents

電磁継電器 Download PDF

Info

Publication number
JP5448693B2
JP5448693B2 JP2009231689A JP2009231689A JP5448693B2 JP 5448693 B2 JP5448693 B2 JP 5448693B2 JP 2009231689 A JP2009231689 A JP 2009231689A JP 2009231689 A JP2009231689 A JP 2009231689A JP 5448693 B2 JP5448693 B2 JP 5448693B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fixed contact
plate member
movable contact
bent
contact plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009231689A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011081956A (ja
Inventor
隆治 佐々木
勇太 金丸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Component Ltd
Original Assignee
Fujitsu Component Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Component Ltd filed Critical Fujitsu Component Ltd
Priority to JP2009231689A priority Critical patent/JP5448693B2/ja
Publication of JP2011081956A publication Critical patent/JP2011081956A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5448693B2 publication Critical patent/JP5448693B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Electromagnets (AREA)

Description

本発明は、電磁継電器に関する。
コイルの装着された巻枠に鉄心を挿入してなる電磁石と、コイルに印加される電圧に応じて移動する接極子と、接極子の移動に伴って開閉動作する接点部とを備える電磁継電器において、固定接点を可動接点に対して傾斜させて設け、接点の開閉時にワイピングを発生させるようにした電磁継電器が知られている(例えば特許文献1参照)。この特許文献1記載の電磁継電器では、固定接点を有する固定接点板をベース部材に傾けた状態で取り付け、あるいは固定接点板を折り曲げ形状として固定接点を可動接点から離間する方向に傾斜させる。
特開2002−343215号公報(図15〜図17)
しかしながら、上記特許文献1記載の電磁継電器のように、固定設定板を傾けた状態でベース部材に取り付ける構成では、ベース部材の成形型を作り直す必要があり、加工コストが上昇する。また、固定接点板を折り曲げ形状として固定接点を可動接点から離間する方向に傾斜させる構成では、固定接点と可動接点との間隔が拡大するため、接極子の移動による可動接点の移動量を変更する必要が生じ、既存の電磁継電器への適用が難しい。
本発明は、コイルの装着された巻枠に鉄心が取り付けられた電磁石と、コイルに印加される電圧に応じて鉄心に吸引され、または鉄心から離間される接極子とを有する電磁石装置と、接極子の移動に伴って開閉動作する接点部であって、固定接点を有する固定接点板部材と、接極子の移動に伴い移動し、固定接点に対向する可動接点を有する可動接点板部材とを備える接点部と、電磁石装置、固定接点板部材および可動接点板部材を支持するベース部材と、接極子と可動接点板部材とに係合し、接極子の移動に伴って往復動して、可動接点を固定接点に接触および離間させるカードとを備え、固定接点板部材は、固定接点とベース部材との間の第1の折り曲げ線を介して、固定接点と可動接点とが離間または接近する方向に折り曲げられる第1の折り曲げ部と、固定接点と第1の折り曲げ線との間の第2の折り曲げ線を介して、前記第1の折り曲げ部とは反対に固定設定と可動設定とが接近または離間する方向に、かつ、固定接点と可動接点とが傾斜して対向するように折り曲げられる第2の折り曲げ部とを有し、さらに固定接点板部材は、ベース部材から固定接点にかけて延在する長手方向略同一幅の細長形状を呈し、第1の折り曲げ線は、固定接点板部材を幅方向に横断し、第2の折り曲げ線は、固定接点板部材を幅方向かつ長手方向に斜めに横断し、固定接点板部材は、第1の折り曲げ部および第2の折り曲げ部の折り曲げの前後で可動接点と固定接点との間の距離が変化しないように第1の折り曲げ線および第2の折り曲げ線を介して折り曲げられていることを特徴とする。
本発明によれば、ベース部材を作り直すことなく、かつ、固定接点と可動接点の間隔を変更することなしに、固定接点を可動接点に対し傾斜させることができ、既存の電磁継電器にも容易に適用可能である。
本発明の第1の実施の形態に係る電磁継電器の分解斜視図である。 本発明の第1の実施の形態に係る電磁継電器の組立構造を示す斜視図である。 本発明の第1の実施の形態に係る電磁継電器の組立構造を示す平面図である。 (a)は図1のベースブロックの側面図であり、(b)、(c)はそれぞれ図4(a)のA−A断面図、B−B断面図である。 図1の固定接点板部材の斜視図である。 図1の接点部の動作を示す図である。 (a)は図5の変形例を示す斜視図であり、(b)はこの固定接点板部材を組み込んだ電磁継電器の平面図である。 (a)は図1の可動接点板部材の第1の変形例を示す斜視図であり、(b)はこの可動接点板部材を組み込んだ電磁継電器の平面図である。 (a)は図1の可動接点板部材の第2の変形例を示す斜視図であり、(b)はこの可動接点板部材を組み込んだ電磁継電器の平面図である。 (a),(b)は、それぞれ本発明の第2の実施の形態に係る電磁継電器に組み込まれる固定接点板部材の斜視図および平面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る電磁継電器の平面図である。
−第1の実施の形態−
以下、図1〜図9を参照して本発明の第1の実施の形態について説明する。図1は、第1の実施の形態に係る電磁継電器の分解斜視図であり、図2は、その組立構造を示す斜視図、図3は、組立構造を示す平面図である。なお、以下では、便宜上、図示のように前後左右方向および上下方向を定義し、これに従い各部の構成を説明する。図2,3は、電磁継電器の作動前の復帰状態を示している。
本実施の形態に係る電磁継電器は、左右方向の幅を短くした薄型の電磁継電器であり、ベースブロック1と、ベースブロック1に組み込まれる電磁石装置2と、電磁石装置2の作動に伴い、前後方向に往復動するカード3を介して開閉動作する接点部4とを備える。
図4(a)は、ベースブロック1を左側から見た側面図であり、図4(b),(c)は、それぞれ図4(a)のA−A断面図、B−B断面図である。ベースブロック1は、一体成形により形成された電気絶縁性の樹脂部品であり、ベース部11と、ベース部11上に立設された絶縁壁12とを有する。
図4(c)に示すように、絶縁壁12は、ベース部11上を左右に横断する横断部12aと、横断部12aの右端から後方に延びる右壁部12bと、横断部12aの左端から前方に延びる左壁部12cとを有し、全体が平面視略クランク形状をなしている。図1に示すように、絶縁壁12の上端部には、横断部12aの前側の上方空間を塞ぐように、横断部12aの上端から左壁部12cの上端にかけて略矩形状の蓋部12dが形成され、ベース部10と横断部12aと左壁部12cと蓋部12dとにより、前方および右方が開放された略ボックス状の収容空間SPが形成されている。
図4(a)に示すように、蓋部12dの上面右端には、右壁部12bに連なって上方に延びる上部壁13が延設されている。図4(b)に示すように、左壁部12cの下部には、右方に突出する突起部14が形成され、横断部12の後方のベース部10の後端部には、左端から右方向にかけて一対の係合溝15が設けられている。係合溝15は、前後方向に離間して互いに略平行に形成されている。
図1に示すように、電磁石装置2は、コイル21の装着された巻枠22に鉄心23を挿入してなる電磁石20と、コイル21に印加される電圧に応じて鉄心23に吸引され、または鉄心23から離間される接極子25とを有する。巻枠22は、電気絶縁性の樹脂成形品であり、中空の胴部と、胴部の前後両端にそれぞれ設けられた鍔部22a,22bと、前側の鍔部22aの右端部から前方に突出した突出部22cとを有する。突出部22cには、ベース部11を上下方向に貫通して一対のコイル端子が圧入され、このコイル端子に、コイル21を形成する巻線の両端が接続されている。
鉄心23は、巻枠22内を前後方向に貫通し、その前端部は鍔部22aの外面上に露出している。一方、鉄心23の後端部は、巻枠22の鍔部22bから突出し、その突出部に継鉄26が、例えばかしめにより結合されている。継鉄26は、例えば磁性鋼から形成される略L字形状の板状部材であり、その短尺部分は鍔部22bに沿って上下方向に延設され、長尺部分はコイル21の外側を前後方向に延設されている。継鉄26の長尺部分の前端部は、鍔部22aよりも前方に突出し、その前端部に接極子25の下端部が揺動可能に連結されている。
接極子25は、例えば磁性鋼から形成される細長の平板状部材であり、鉄心23の前端面に対向して配置され、板ばね27を介して継鉄26に弾性的相対移動可能に連結されている。板ばね27は、接極子25の前面から継鉄26の底面にかけて延在する略L字形状をなし、接極子25と板ばね27および板ばね27と継鉄26は、例えば図示しない係合突起部を介してかしめにより固定されている。板ばね27は、継鉄26と接極子25との間で弾性ヒンジとして機能し、それ自体のばね作用により、接極子25を鉄心23の前端面から離れる方向(前方)に付勢する。
継鉄26の左側端面には、ベースブロック1の突起部14(図4)に対応して凹部26aが設けられている。電磁石装置2は、図1の矢印に示すように、ベースブロック1の右方から収容空間SP内に挿入される。この際、継鉄26の凹部26aにベースブロック1の突起部14が係合され、ベースブロック1に電磁石装置2が係止される。なお、電磁石装置2を収容空間SPに挿入した際、電磁石装置2の鍔部22aよりも前側は収容空間SPから突出する。
接点部4は、固定接点板部材41と、可動接点板部材42とを有する。固定接点板部材41は、例えば銅板から所定形状に打ち抜いた導電板部材によって構成され、可動接点板部材42は、例えばばね用燐青銅の薄板から所定形状に打ち抜いた導電板部材により構成される。
固定接点部材41および可動接点板部材42は、図1の矢印に示すように、ベースブロック1の係合溝15に左方から圧入され、固定接点部材41と可動接点部材42が互いに対向して配置される。このとき電磁石装置2と接点部4は、ベースブロック1の絶縁壁12および上部壁13を介して配置されるため、電磁石装置2と接点部4の間の電気的絶縁が確保される。
固定接点板部材41は、係合溝15に圧入される左右方向に幅広の圧入部41aと、圧入部41aの上方に延在する略矩形状の細長の平板部41bと、圧入部41aの下方に延在する細長の端子部41cとを有し、平板部41bの上端部前面に固定接点43が固設されている。可動接点板部材42は、係合溝15に圧入される左右方向に幅広の圧入部42aと、圧入部42aの上方に延在する略矩形状の細長の平板部42bと、圧入部42aから前方に延在し、さらに下方に延在する細長の端子部42cとを有し、平板部42bの上部後面に、固定接点43に対向して可動接点44が固設されている。
可動接点板部材42の上端部、すなわち可動接点44の上方には貫通穴42dが開口され、圧入部42aの上方には折り曲げ部42eが設けられている。折り曲げ部42eを設けることにより、固定接点板部材42の圧入部42aを支点にした前後方向への弾性曲げ変形が容易となり、この弾性曲げ変形により可動接点44を固定接点43に接触および離間させることができる。なお、本実施の形態では、固定接点板部材41が特徴的な構成を有するが、この点については後述する。
カード3は、前後方向に細長に形成された電気絶縁性の樹脂部品であり、ベースブロック1の上方に配置される。カード3の前端部には係合穴31が開口され、この係合穴31に、ベースブロック1に収容された電磁石装置2の接極子25の上端部が嵌合し、カード3と接極子25とが一体に連結される。係合穴31の後方には、前後方向に長穴32が開口され、長穴32に、ベースブロック1の上壁部12dの上面に突設された突起部12eが嵌合される。さらに、カード3の後端面には連結部32が突設され、連結部32は、可動接点板部材42の貫通穴42dに前方から挿入され、接極子25の動きが可動接点板部材42に伝達される。
すなわち、電磁石20のコイル21に作動電圧が印加されると、電磁石装置2が作動し、その磁気吸引力により接極子25は、その下端部と継鉄26の前端部との係合部位を中心に、板ばね27のばね力に抗して鉄心23の前端面に接近する方向(後方)へ揺動し、カード3が後方に移動する。これにより可動接点板部材42の上端部が後方に押動され、可動接点板部材42は圧入部42aを支点に後方に弾性変形し、可動接点44が固定接点43に接触する。
一方、コイル21への作動電圧が解除されると、電磁石装置2は非作動となり、接極子25は板ばね27のばね力により鉄心23の前端面から離間する方向(前方)へ揺動し、カード3が前方に移動する。これにより可動接点板部材42は、後方への押付力から解放されて初期位置に復帰し、可動接点44が固定接点43から離間する。このとき、図3に示すようにベースブロック上端面の突起部12eが嵌合穴32の後端面に当接し、カード3の前方への移動が制限される。これにより可動接点44が固定接点43から所定距離離れた初期位置に静止保持される。
このように構成された電磁継電器では、可動接点板部材41の上端部に前後方向の押し付け力が作用するため、可動接点44は単に前後方向に移動するだけでなく、上下方向(縦方向)にも移動し、接点開閉時に可動接点44は固定接点43上を縦方向にスライドする。しかし、接点43,44の表面に付着した汚れなどを除去するため、および大電流が流れた際の接点溶着を抑制するためには、可動接点44が固定接点43に対し縦方向だけでなく横方向(左右方向)にもスライド可能に構成することが好ましい。この点を考慮し、本実施の形態では、以下のように接点部4を構成する。
図5は、第1の実施の形態に係る固定接点板部材41の構成を示す斜視図である。平板部41bは、左右方向に延在する折り曲げ線411を介して後方(可動接点44から離間する方向)に折り曲げられた後方折り曲げ部412と、折り曲げ線411の上方において左上方から右下方に延在する斜め方向の折り曲げ線413を介して前方斜め左側(可動接点44に接近する方向)に折り曲げられた斜め折り曲げ部414とを有する。水平線に対する折り曲げ線411のなす角は0°であり、水平線に対する折り曲げ線413のなす角は例えば45°である。
これにより、図3に示すように固定接点43の前面は、右側が前方、左側が後方に位置し、固定接点43は左右方向に傾斜して配設される。このため、電磁石装置2の作動時には、図6(a)に示すように可動接点44は固定接点43の右角部に当接した後、可動接点44が固定接点43に対し左右方向に相対的に摺動し、最終的には、図6(b)に示すように両者は全面で接触する。電磁石装置2の非作動時には、これとは逆の動きにより可動接点44が固定接点43に対し摺動しつつ、離間する。これにより接点43,44の表面に付着した汚れなどが除去され、電気的接続の信頼性を向上できる。また、接点43,44に作用する負荷が分散されるため、大電流が流れた際の接点溶着を抑制することができ、電磁継電器の高寿命化が可能となる。なお、図6は、固定接点43が変形するように描かれているが、固定接点43と可動接点44のどちらが変形するかはそれらの材質や形状等に応じて定まり、可動接点44が変形することもある。
本実施の形態では、平板部41bを後方に折り曲げるとともに前方に折り曲げることにより、固定接点43の前後方向の位置を折り曲げの前後で変わらないようにしている。このため、接極子25の移動に対する可動接点44の移動量を変更する必要がなく、既存の電磁継電器にも容易に適用可能である。これに対し、例えば固定接点板41を単なる折り曲げ形状として固定接点43を可動接点44に対し傾斜させるようにしたのでは、固定接点43と可動接点44の間隔が変化するため、接極子25の移動に対する可動接点44の移動量を変更する必要が生じる。
また、本実施の形態では、固定接点43の下方に折り曲げ線411,413を介して折り曲げ部412,414を設けているので、平板部41bの左右方向の幅を拡大する必要がなく、薄型の電磁継電器にも容易に適用可能である。これに対し、例えば固定接点43の左右側方に上下方向の折り曲げ線を介して折り曲げ部を設けると、平板部41bの幅が拡大し、薄型の電磁継電器への適用が困難となる。
固定接点板部材41の形状は、上述したものに限らない。図7(a)は、図5の変形例を示す斜視図であり、図7(b)は、この固定接点板部材41を組み込んだ電磁継電器の平面図である。ここでは、図5と異なり、平板部41bの折り曲げ線413は右上方から左下方へ延在しており、斜め折り曲げ部414は前方斜め右側に折り曲げられている。これにより図7(b)に示すように、固定接点43の前面は、右側が後方、左側が前方に位置し、固定接点43は左右方向に傾斜して配設される。
固定接点板部材41の代わりに可動接点板部材42を折り曲げて構成することもできる。図8(a),図9(a)は、それぞれその一例を示す斜視図であり、図8(b),図9(b)は、それぞれこの可動接点板部材42を組み込んだ電磁継電器の平面図である。
図8では、平板部42bは、左右方向に延在する折り曲げ線421を介して後方(固定接点43に接近する方向)に折り曲げられた後方折り曲げ部422と、折り曲げ線421の上方の左右方向に延在する折り曲げ線423を介して前方(固定接点43から離間する方向)に折り曲げられた前方折り曲げ部424と、折り曲げ線423の上方において右上方から左下方へ延在する斜め方向の折り曲げ線425を介して後方斜め右側(固定接点43に接近する方向)に折り曲げられた斜め折り曲げ部426とを有する。なお、折り曲げ部422は、弾性変形を容易にするための折り曲げ部42e(図1)に相当する。これにより図8(b)に示すように可動接点44の後面は、右側が前方、左側が後方に位置し、可動接点44は左右方向に傾斜して配設される。
図9では、図8と異なり、平板部42bの折り曲げ線425は左上方から右下方に延在しており、斜め折り曲げ部426は後方斜め左側に折り曲げられている。これにより図9(b)に示すように可動接点44の後面は、右側が後方、左側が前方に位置し、可動接点44は左右方向に傾斜して配設される。なお、以上では、固定接点板部材41および可動接点板部材42のいずれか一方を斜めに折り曲げるようにしたが、これら両方を斜めに折り曲げて、固定接点43に対し可動接点44を傾斜して対向させるようにしてもよい。
−第2の実施の形態−
図10、図11を参照して本発明の第2の実施の形態について説明する。第1の実施の形態では、固定接点板部材41または可動接点板部材42を斜めに折り曲げることにより、固定接点43を可動接点44に対し傾斜して対向させるようにしたが、第2の実施の形態では、固定接点43または可動接点44の端面を傾斜して形成することにより、固定接点43を可動接点44に対し傾斜して対向させる。なお、図1〜図9と同一の箇所には同一の符号を付し、以下では第1の実施の形態との相違点を主に説明する。
図10(a),(b)は、第2の実施の形態に係る固定接点板部材41の斜視図および平面図であり、図11は、この固定接点板部材41を組み込んだ電磁継電器の平面図である。図10に示すように、固定接点板部材41の平板部41bは、第1の実施の形態と異なり平坦に形成されている。一方、固定接点43の前端面43aは、固定接点43の取付面43bに対し左右方向に傾斜して形成されている。固定接点43は、その前端面43aを加工した後に、固定接点板部材41に取り付けてもよく、取付後に前端面43aを加工してもよい。
これにより、図11に示すように固定接点43の前端面43aが、可動接点44の後端面に対向して左右方向に傾斜して配設される。したがって、可動接点44が固定接点43に接触および離間する際に、可動接点44と固定接点43とが互いに左右方向に摺動し、十分なワイピング効果を得ることができる。可動接点44と固定接点43の間隔を考慮して固定接点43を加工すれば、接極子25の移動に対する可動接点44の移動量を変更する必要もない。
なお、固定接点43の前端面43aを左右方向に傾斜して形成する代わりに、可動接点44の後端面を左右方向に傾斜して形成することもできる。固定接点43の前端面43aと可動接点44の後端面の両方を互いに異なる傾斜角で左右方向に傾斜して形成し、固定接点43に対し可動接点44を傾斜して対向させるようにしてもよい。固定接点43の前端面43aを固定接点板部材41の幅方向に傾斜して形成するようにしたが、幅方向だけでなく長手方向に傾斜させてもよい。
なお、上記実施の形態(図5、図7)では、固定接点板部材41に、幅方向に延在する折り曲げ線411を介して可動接点44から離間する方向に折り曲げられた折り曲げ部412と、幅方向かつ長手方向に斜めに延在する折り曲げ線413を介して可動接点44に接近する方向に折り曲げられた折り曲げ部414とを設けた。また、上記実施の形態(図8,図9)では、可動接点板部材42に、幅方向に延在する折り曲げ線423を介して固定接点43から離間する方向に折り曲げられた折り曲げ部424と、幅方向かつ長手方向に斜めに延在する折り曲げ線425を介して固定接点43に接近する方向に折り曲げられた折り曲げ部426とを設けた。
しかし、固定接点43または可動接点44とベースブロック1(ベース部材)との間の折り曲げ線411,423(第1の折り曲げ線)を介して固定接点43と可動接点44とが離間または接近する方向に折り曲げられた折り曲げ部412,424(第1の折り曲げ部)と、固定接点43または可動接点44と折り曲げ線411,423との間の折り曲げ線413,425(第2の折り曲げ線)を介して固定設定43と可動設定44とが接近または離間する方向に、かつ、固定接点43と可動接点44とが傾斜して対向するように折り曲げられた折り曲げ部414,426(第2の折り曲げ部)とを有するのであれば、固定接点板部材41および可動接点板部材42の構成は、上述したものに限らない。例えば第1の折り曲げ線を斜め方向に、第2の折り曲げ線を幅方向に形成してもよい。第1の折り曲げ線と第2の折り曲げ線の双方を、互いに異なる傾斜角で斜めに形成してもよい。第1の折り曲げ線とベースブロック1との間に一または複数の折り曲げ線があってもよい。すなわち、本発明の特徴、機能を実現できる限り、本発明は実施の形態の電磁継電器に限定されない。
1 ベースブロック
2 電磁石装置
4 接点部
20 電磁石
25 接極子
41 固定接点板部材
42 可動接点板部材
43 固定接点
43a 前端面
43b 取付面
44 可動接点
411,413,423,425 折り曲げ線
412 後方折り曲げ部
414,426 斜め折り曲げ部
424 前方折り曲げ部

Claims (1)

  1. コイルの装着された巻枠に鉄心が取り付けられた電磁石と、前記コイルに印加される電圧に応じて前記鉄心に吸引され、または前記鉄心から離間される接極子とを有する電磁石装置と、
    前記接極子の移動に伴って開閉動作する接点部であって、固定接点を有する固定接点板部材と、前記接極子の移動に伴い移動し、前記固定接点に対向する可動接点を有する可動接点板部材とを備える接点部と、
    前記電磁石装置、前記固定接点板部材および前記可動接点板部材を支持するベース部材と
    前記接極子と前記可動接点板部材とに係合し、前記接極子の移動に伴って往復動して、前記可動接点を前記固定接点に接触および離間させるカードとを備え
    記固定接点板部材は
    前記固定接点と前記ベース部材との間の第1の折り曲げ線を介して、前記固定接点と前記可動接点とが離間または接近する方向に折り曲げられる第1の折り曲げ部と、
    前記固定接点と前記第1の折り曲げ線との間の第2の折り曲げ線を介して、前記第1の折り曲げ部とは反対に前記固定設定と前記可動設定とが接近または離間する方向に、かつ、前記固定接点と前記可動接点とが傾斜して対向するように折り曲げられる第2の折り曲げ部とを有し、
    さらに前記固定接点板部材は、前記ベース部材から前記固定接点にかけて延在する長手方向略同一幅の細長形状を呈し、
    前記第1の折り曲げ線は、前記固定接点板部材を幅方向に横断し、前記第2の折り曲げ線は、前記固定接点板部材を幅方向かつ長手方向に斜めに横断し、
    前記固定接点板部材は、前記第1の折り曲げ部および前記第2の折り曲げ部の折り曲げの前後で前記可動接点と前記固定接点との間の距離が変化しないように前記第1の折り曲げ線および前記第2の折り曲げ線を介して折り曲げられていることを特徴とする電磁継電器。
JP2009231689A 2009-10-05 2009-10-05 電磁継電器 Active JP5448693B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009231689A JP5448693B2 (ja) 2009-10-05 2009-10-05 電磁継電器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009231689A JP5448693B2 (ja) 2009-10-05 2009-10-05 電磁継電器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011081956A JP2011081956A (ja) 2011-04-21
JP5448693B2 true JP5448693B2 (ja) 2014-03-19

Family

ID=44075822

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009231689A Active JP5448693B2 (ja) 2009-10-05 2009-10-05 電磁継電器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5448693B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102103082B1 (ko) * 2018-10-29 2020-04-22 송 추안 프레시션 컴퍼니 리미티드 릴레이의 전기자

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6060631B2 (ja) * 2012-11-08 2017-01-18 富士電機機器制御株式会社 電磁接触器
JP2014165152A (ja) * 2013-02-27 2014-09-08 Fujitsu Component Ltd 電磁継電器
JP6076306B2 (ja) * 2014-09-30 2017-02-08 大光電気株式会社 リードスイッチを使用した押しボタンスイッチ

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5734942U (ja) * 1980-08-06 1982-02-24
US4937544A (en) * 1988-01-29 1990-06-26 Siemens Aktiengesellschaft "Contact arrangement for a relay"
US7859372B2 (en) * 2007-10-24 2010-12-28 Tyco Electronics Corporation Methods and apparatus for reducing bounce between relay contacts

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102103082B1 (ko) * 2018-10-29 2020-04-22 송 추안 프레시션 컴퍼니 리미티드 릴레이의 전기자

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011081956A (ja) 2011-04-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9007155B2 (en) Electromagnetic relay
JP5241375B2 (ja) 電磁継電器
EP1592036B1 (en) Electromagnetic relay
JP4116022B2 (ja) 電磁リレー
US9064665B2 (en) Electromagnetic relay
US10636603B2 (en) Electromagnetic relay
JP5448693B2 (ja) 電磁継電器
JP2019096460A (ja) 電磁継電器
JP4826616B2 (ja) 電磁継電器
JP5409219B2 (ja) 電磁継電器
JP7380029B2 (ja) リレー
JP7068929B2 (ja) 電磁継電器
JP4352633B2 (ja) 電磁リレー
US6674348B2 (en) Switch relay with switching status display
KR101677928B1 (ko) 릴레이 장치
JP7434769B2 (ja) 電磁継電器
JP2014154496A (ja) 電磁継電器
JP7380028B2 (ja) リレー
CN212365865U (zh) 触点装置、电磁继电器和具备电磁继电器的装置
JP6319684B2 (ja) 電磁継電器
JP4363462B2 (ja) 高周波リレー
JP6994672B2 (ja) 電磁リレー
JP5701110B2 (ja) 電磁継電器
JP5116526B2 (ja) 電磁リレー
JP2010062042A (ja) リレー

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120911

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130823

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130903

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131029

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131126

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131224

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5448693

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250