WO2014020791A1 - 偏光カラー撮像装置 - Google Patents

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    • H04N25/10Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof for transforming different wavelengths into image signals
    • H04N25/11Arrangement of colour filter arrays [CFA]; Filter mosaics

Abstract

偏光カラー撮像装置は、第1の方向に偏光した第1の波長域の光を透過させる第1の領域、第2の方向に偏光した第2の波長域の光を透過させる第2の領域、および入射する光の少なくとも一部を透過させる第3の領域を有する偏光カラーフィルタ板と、各々が第1から第3の光感知セル、および前記第1から第3の光感知セルにそれぞれ対向して配置された第1から第3の偏光フィルタを有する複数の単位ブロックが撮像面上に配列された撮像素子であって、前記第1から第3の偏光フィルタの偏光透過軸の方向が全て異なる撮像素子と、前記撮像素子の前記撮像面上に像を形成する光学レンズとを備える。

Description

偏光カラー撮像装置
 本願は1組の光学系と、各画素に対向して偏光フィルタが配置された所謂偏光撮像素子とを用いてカラー画像を取得する単板カラー撮像技術に関する。
 近年、CCDやCMOS等の固体撮像素子(以下、「撮像素子」と称する。)を用いたデジタルカメラやデジタルムービーの高機能化、高性能化には目を見張るものがある。特に半導体製造技術の進歩により、撮像素子における画素構造の微細化が進んでいる。その結果、撮像素子の画素および駆動回路の高集積化が図られてきた。このため、僅かの年数で撮像素子の画素数が100万画素程度から1000万画素以上へと著しく増加している。このような撮像素子の性能向上と共に、最近では新たな機能も追加されつつある。例えば、撮像素子の各画素上に偏光フィルタを配置し、2次元の偏光情報が得られる偏光イメージングカメラが開発されている。
 偏光イメージングカメラでは、撮像素子の前面にパターン化された偏光子のアレイが配置される。近接する複数画素の輝度値から、偏光の主軸方向、平均輝度、偏光成分の強度といった偏光情報を求めることができる。
 通常、偏光イメージングカメラは白黒画像しか得ることができない。偏光イメージングカメラでカラー画像を得るためには、撮像素子の画素上に色フィルタを配置する必要がある。例えば、特許文献1および特許文献2に開示された撮像装置では、撮像素子の複数の画素上にパターン化された複数の偏光子と、モザイク状に配列された複数の色フィルタとが重ねて配置されている。これにより、偏光情報とカラー情報とを同時に取得することを可能にしている。
国際公開2008/149489号 特開2009-290895号公報
 本願は、従来技術とは異なる光学構成および信号処理を用いて、偏光情報とカラー情報とを取得できる撮像技術を提供する。
 上記課題を解決するために、本発明の一態様に係る偏光カラー撮像装置は、第1の方向に偏光した第1の波長域の光を透過させる第1の領域、第2の方向に偏光した第2の波長域の光を透過させる第2の領域、および入射する光の少なくとも一部を透過させる第3の領域を有する偏光カラーフィルタ板と、各々が第1から第3の光感知セル、および前記第1から第3の光感知セルにそれぞれ対向して配置された第1から第3の偏光フィルタを有する複数の単位ブロックが撮像面上に配列された撮像素子であって、前記第1から第3の偏光フィルタの偏光透過軸の方向が全て異なる撮像素子と、前記撮像素子の前記撮像面上に像を形成する光学レンズと、前記撮像素子から出力される信号を処理する信号処理部とを備える。
 上述の一般的かつ特定の態様は、システム、方法、およびコンピュータプログラムを用いて実装され、または、システム、方法およびコンピュータプログラムの組み合わせを用いて実現され得る。
 本発明の一実施形態によれば、画素間の演算によりカラー情報を算出することができる。また、他の実施形態によれば、画素間の演算により偏光情報も取得できる。
実施形態1における撮像装置の構成図 実施形態1における撮像部の模式図 偏光カラーフィルタ移動部11の他の構成例を示す模式図 実施形態1における偏光カラーフィルタ板1の平面図 実施形態1における撮像素子2の基本構成図 偏光カラーフィルタ板1を光路上から外した状態を模式的に示す平面図 偏光カラーフィルタ板1を光路上に挿入した状態を模式的に示す平面図 被写体から入射する光が偏光特性を有する場合のカラー画像を生成する動作の流れを示すフローチャート 偏光カラーフィルタ板1の変形例を示す平面図 撮像素子2の基本画素構成の変形例を示す図
 本発明の例示的な実施形態の概要は以下のとおりである。
 (1)本発明の一態様に係る偏光カラー撮像装置は、第1の方向に偏光した第1の波長域の光を透過させる第1の領域、第2の方向に偏光した第2の波長域の光を透過させる第2の領域、および入射する光の少なくとも一部を透過させる第3の領域を有する偏光カラーフィルタ板と、各々が第1から第3の光感知セル、および前記第1から第3の光感知セルにそれぞれ対向して配置された第1から第3の偏光フィルタを有する複数の単位ブロックが撮像面上に配列された撮像素子であって、前記第1から第3の偏光フィルタの偏光透過軸の方向が全て異なる撮像素子と、前記撮像素子の前記撮像面上に像を形成する光学レンズと、前記撮像素子から出力される信号を処理する信号処理部とを備える。
 (2)項目(1)に記載の偏光カラー撮像装置のある態様において、前記第3の領域は、第3の方向に偏光した第3の波長域の光を透過させるように構成されている。
 (3)項目(1)または(2)に記載の偏光カラー撮像装置のある態様において、前記信号処理部は、各単位ブロックにおける前記第1から第3の光感知セルから出力される信号に基づいて、カラー画像を生成する画像処理部を有している。
 (4)項目(1)から(3)のいずれかに記載の偏光カラー撮像装置のある態様において、前記第1から第3の領域の偏光透過軸の方向は、それぞれ前記第1から第3の偏光フィルタの偏光透過軸の方向と一致している。
 (5)項目(1)から(4)のいずれかに記載の偏光カラー撮像装置のある態様において、前記第1から第3の領域の各々は、色フィルタおよび偏光フィルタの重ね合わせによって形成されている。
 (6)項目(1)から(5)のいずれかに記載の偏光カラー撮像装置のある態様において、前記第1から第3の領域の偏光透過軸の方向は、60度ずつ異なっている。
 (7)項目(1)から(6)のいずれかに記載の偏光カラー撮像装置のある態様において、前記第1の波長域は赤光の波長域に相当し、前記第2の波長域は緑光の波長域に相当し、前記第3の波長域は青光の波長域に相当する。
 (8)項目(1)から(7)のいずれかに記載の偏光カラー撮像装置は、ある態様において、前記偏光カラーフィルタ板を光路上に着脱することができる駆動機構をさらに備える。
 (9)項目(8)に記載の偏光カラー撮像装置は、ある態様において、前記偏光カラーフィルタ板が光路上から外された状態で第1の撮像を行い、前記偏光カラーフィルタ板が光路上に挿入された状態で第2の撮像を行うように前記駆動機構および前記撮像素子を制御する制御部をさらに備える。
 (10)項目(9)に記載の偏光カラー撮像装置のある態様において、前記信号処理部は、前記第1の撮像によって各単位ブロックにおける前記第1から第3の光感知セルから出力される信号に基づいて被写体から入射する光の偏光情報を生成し、前記第2の撮像によって各単位ブロックにおける前記第1から第3の光感知セルから出力される信号および前記偏光情報に基づいてカラー画像を生成する画像処理部を有している。
 (11)本発明の一態様に係る偏光カラーフィルタ板は、項目(1)から(10)のいずれかに記載の偏光カラー撮像装置において用いられる。前記偏光カラーフィルタ板は、第1の方向に偏光した第1の波長域の光を透過させる第1の領域、第2の方向に偏光した第2の波長域の光を透過させる第2の領域、および入射する光の少なくとも一部を透過させる第3の領域を有する。
 (12)本発明の一態様に係る画像処理装置は、項目(1)から(10)のいずれかに記載の偏光カラー撮像装置から出力される信号に基づいて画像を生成するように構成されている。前記画像処理装置は、前記撮像素子の各単位ブロックにおける前記第1から第3の光感知セルから出力される信号に基づいて、カラー画像を生成する。
 (13)本発明の一態様に係る画像処理プログラムは、項目(1)から(10)のいずれかに記載の偏光カラー撮像装置から出力される信号に基づいて画像を生成するためのプログラムである。前記画像処理プログラムは、コンピュータに対し、前記撮像素子の各単位ブロックにおける前記第1から第3の光感知セルから出力される信号に基づいて、カラー画像を生成するステップを実行させる。
 以下、添付の図面を参照しながら、本発明のより具体的な実施形態を説明する。以下の説明において、複数の図にわたって共通または対応する要素には同一の符号を付している。
 (実施形態1)
 図1は、第1の実施形態における偏光カラー撮像装置の全体構成を示すブロック図である。本実施形態の偏光カラー撮像装置は、デジタル式の電子カメラであり、撮像部100と、撮像部100からの信号に基づいて画像を示す信号(画像信号)を生成する信号処理部200とを備えている。
 撮像部100は、撮像面上に配列された複数の光感知セルを備える撮像素子(イメージセンサ)2と、透過波長域および偏光透過軸の方向が互いに異なる3つの透光領域を有する偏光カラーフィルタ板1と、撮像素子2の撮像面上に像を形成する光学レンズ3と、赤外カットフィルタ4と、偏光カラーフィルタ板1を撮像光学系内に挿抜するように構成された駆動機構(偏光カラーフィルタ移動部)11とを備えている。撮像素子2の各光感知セル(以下、「画素」とも呼ぶ。)の上には、偏光フィルタが配置されている。本実施形態では、4つの画素と、それらに対向する4つの偏光フィルタとが、1つの単位要素を構成し、複数の単位要素が撮像面上に2次元状に配列されている。単位要素中の4つの偏光フィルタのうち、3つの偏光フィルタの偏光透過軸の方向は異なっている。
 撮像部100はまた、撮像素子2を駆動するための基本信号を発生するとともに撮像素子2から出力される信号を受けて信号処理部200に送出する信号発生/受信部5と、信号発生/受信部5によって発生された基本信号に基づいて撮像素子2を駆動する制御部6とを備えている。制御部6は、さらに、撮像素子2の動作に連動して偏光カラーフィルタ移動部11の動作を制御する。撮像素子2は、典型的にはCCDまたはCMOSセンサであり、例えば公知の半導体製造技術によって製造され得る。信号発生/受信部5および制御部6は、例えばCCDドライバなどのLSIから構成され得る。
 信号処理部200は、撮像部100から出力された信号を処理して画像信号を生成する画像処理部7と、画像信号および信号処理の過程で発生する各種のデータを格納するメモリ30と、生成した画像信号を外部に送出するインターフェース(IF)部8とを備えている。画像処理部7は、例えば公知のデジタル信号処理プロセッサ(DSP)などのハードウェアと、画像信号生成処理を実行するソフトウェアとの組合せによって好適に実現され得る。メモリ30は、例えばDRAMなどによって構成される。メモリ30は、撮像部100から得られた信号を記録すると共に、画像処理部7によって生成された画像データや、圧縮された画像データを一時的に記録する。これらの画像データは、インターフェース部8を介して不図示の記録媒体や表示部などに送出される。
 なお、本実施形態の偏光カラー撮像装置は、電子シャッタ、ビューファインダ、電源(電池)、フラッシュライトなどの公知の構成要素を備え得るが、それらの説明は本実施形態の理解に特に必要でないため省略する。また、上記の構成は一例であり、偏光カラーフィルタ板1、撮像素子2、画像処理部7以外の構成要素は、公知の要素を適宜組み合わせて用いることができる。
 以下、撮像部100の構成を詳細に説明する。以下の説明において、撮像領域の位置や方向を説明する場合は、図中に示すxy座標を用いる。
 図2は、撮像部100における光学レンズ3、赤外カットフィルタ4、偏光カラーフィルタ板1、偏光カラーフィルタ移動部11および撮像素子2の配置関係を模式的に示す図である。光学レンズ3は、複数のレンズ群から構成されたレンズユニットであり得るが、図2では簡単のため、単一のレンズとして描かれている。光学レンズ3は、公知のレンズであり、入射光を集光し、撮像素子2の撮像面2P上に結像させる。なお、図2に示す各構成要素の配置関係はあくまでも一例であって、このような例に限定されない。例えば、光学レンズ3と赤外カットフィルタ4の配置関係が入れ替わっていてもよいし、光学レンズ3と偏光カラーフィルタ板1の配置関係が入れ替わっていてもよい。あるいは、光学レンズ3と偏光カラーフィルタ版1とが一体化されていてもよい。
 赤外カットフィルタ4は、本実施形態では、およそ650nmより長波長側の光を吸収するタイプの光学フィルタである。但し、必ずしも光吸収型の光学フィルタである必要はなく、例えば屈折率の異なる多層膜から成る反射型の光学フィルタであってもよい。偏光カラーフィルタ移動部11は、モータを有し、偏光カラーフィルタ板1を撮像光学系の光軸上に挿抜することが可能な回転機構である。偏光カラーフィルタ移動部11は、被写体の偏光情報を得る場合は偏光カラーフィルタ板1を撮像光学系から外し、カラー情報を得る場合は偏光カラーフィルタ板1を撮像光学系内に入れる。なお、偏光カラーフィルタ移動部11は、光路上に偏光カラーフィルタ板1を挿抜できるように構成されていれば、必ずしも回転式機構である必要はなく、どのように構成されていてもよい。例えば、偏光カラーフィルタ移動部11は、図3に例示するように、偏光カラーフィルタ板1を単に一方向に移動させるように構成されていてもよい。
 図4は、偏光カラーフィルタ板1を模式的に示す平面図である。本実施形態では、偏光カラーフィルタ板1の透光領域は、偏光特性が異なる3つの領域1a1、1a2、1a3に三等分割されている。水平方向(x方向)を0度とすると、領域1a1、1a2、1a3の偏光透過軸の方向は、それぞれ+60度、0度、-60度に設計されている。また、領域1a1、1a2、1a3は、上記の偏光特性の他、異なる色特性(波長選択性)を有している。領域1a1は赤(R)光のみを透過させ、領域1a2は緑(G)光のみを透過させ、領域1a3は青(B)光のみを透過させるように設計されている。本実施形態では、所望の偏光透過軸をもつ偏光フィルタと所望の波長選択性をもつ色フィルタとを貼り合わせることによって上記特性が実現されている。
 図5は、撮像素子2の基本画素構成を示す図である。撮像素子2は、2行2列の画素を基本構成とする単位要素が撮像面上に2次元状に配列された構成を有している。1つの単位要素は、4つの光感知セル2PD11、2PD12、2PD21、2PD22と、それらを覆うように配置された4つの偏光フィルタ2a1、2a2、2a3、2a4とを有する。水平方向(x方向)を基準方向とし、その角度を0度とすると、1行1列目の偏光フィルタ2a1は、+60度の方向の偏光透過軸をもつ。1行2列目および2行1列目の偏光フィルタ2a2、2a3は、ともに0度の方向の偏光透過軸をもつ。2行2列目の偏光フィルタ2a4は、-60度の方向の偏光透過軸をもつ。このような偏光フィルタ2a1~2a3は、例えばフォトニック結晶によって実現され得る。
 以上の構成により、撮像時に撮像装置に入射する光は、偏光カラーフィルタ板1の各領域を透過する際に偏光成分および色成分が選択され、さらに撮像素子1の各偏光フィルタを透過する際に偏光成分がさらに選択される。また、偏光カラーフィルタ板1が透過波長域の異なる3つの領域1a、1a2、1a3を有しているため、各画素にはR、G、Bの混色の光が入射する。本実施形態では、各画素から出力される信号は、画像処理部7によって処理され、カラー画像および偏光情報が生成される。
 以下、本実施形態の偏光カラー撮像装置の動作および信号処理を説明する。まず、被写体から撮像装置に入射する光が偏光特性を有していないと仮定した場合におけるカラー情報を取得する方法を説明する。その後、偏光情報を取得する方法を説明する。
 カラー情報を取得する場合、偏光カラーフィルタ移動部11により、偏光カラーフィルタ板1が撮像光学系に挿入された状態で撮像が行われる。撮像素子2は被写体からの光を偏光カラーフィルタ板1、光学レンズ3、赤外カットフィルタ4を通して受光し、光電変換することにより、被写体像に応じた電気信号を出力する。この電気信号に基づいて、画像を表す信号(画像信号)が生成される。
 撮像素子2の各単位要素における光感知セル2PD11、2PD12、2PD21、2PD22は、それぞれが受けた光の量(強度)に応じた光電変換信号を出力する。それらの光電変換信号を、それぞれ2PD11s、2PD12s、2PD21s、および2PD22sと表すと、これらの信号は、次の式1~式4で表される。
Figure JPOXMLDOC01-appb-M000001

Figure JPOXMLDOC01-appb-M000002

Figure JPOXMLDOC01-appb-M000003

Figure JPOXMLDOC01-appb-M000004
 ここで、Rs、Gs、Bsは、偏光カラーフィルタ板1および撮像素子2の各偏光フィルタが偏光特性を持たないと仮定した場合に、偏光カラーフィルタ板1の領域1a1、1a2、1a3をそれぞれ透過して1つの画素に入射する光の強度を示す信号である。すなわち、Rs、Gs、Bsは、被写体の赤、緑、青の成分をそれぞれ示す信号である。また、式1~式4では、簡単のため、偏光透過軸の方向が同一である2枚の偏光フィルタが重なった場合の透過率を100%とし、偏光方向が90度異なる2枚の偏光フィルタが重なった場合の透過率を0%としている。なお、実際にはこれらは完全には100%または0%にならないため、偏光フィルタの透過率に応じて式1~式4の各項に補正係数を付した式が用いられ得る。
 撮像素子2は、単位要素ごとに上記式1~式4で示される信号(以下、「画素信号」と呼ぶことがある。)を出力する。これらの画素信号は、制御部6および信号発生/受信部5によって撮像素子2から読み出される。読み出された画素信号は、信号処理部200に送られる。信号処理部200では、受信した画素信号はメモリ30に記録され、記録された信号は画像処理部7によって処理される。
 ここで、画素信号2PD11s、2PD12s、2PD21s、2PD22sと、色信号Rs、Gs、Bsとの関係を説明する。上記式1~式4から、画素信号2PD11s、2PD12s(2PD21sと同一)、2PD22sと、色信号Rs、Gs、Bsとは、次の式5で表される関係にある。
Figure JPOXMLDOC01-appb-M000005
 式5に示す関係から、Rs、Gs、Bsは、2PD11s、2PD12s(または2PD21s)、2PD22sを用いて、以下の式6で表すことができる。
Figure JPOXMLDOC01-appb-M000006
 画像処理部7は、単位要素ごとに式6に基づく演算を行うことにより、色信号Rs、Gs、Bsを求める。そして、これらの色信号からカラー画像を生成し、インターフェース(IF)部8を介して外部に出力する。
 以上の信号処理により、撮像素子2の各画素に色フィルタを設けることなく、画像のカラー化が可能である。上記構成によれば、偏光カラーフィルタ板1の色フィルタ部分を取り替えることにより、異なる色フィルタ構成によるカラー化を実現することもできる。異なる3色の色フィルタが用いられていれば、信号処理によってカラー化が可能であるため、色フィルタの組み合わせは上記の例に限定されない。例えば、補色系のマゼンタ(Mg)、シアン(Cy)、黄(Ye)の色フィルタを使うことにより、光の利用率を高めることができるため、カラー画像の感度をさらに高めることも簡単にできる。このような色フィルタの取り替えは従来技術では容易にできず、実現するには異なる色フィルタを撮像素子にパターンニングするしか方法がない。そのためのコストは非常に高い。これに対し、本実施形態によれば、異なる色フィルタ構成によるカラー化を低コストで実現することができる。
 次に、被写体からの光が偏光特性を有するとして、その偏光情報を取得する方法を説明する。図6Aは、偏光情報を取得する際の偏光カラーフィルタ板1および撮像素子2の配置関係を模式的に示す平面図である。図6Aでは、光学レンズ3および赤外カットフィルタ4などの記載は省略されている。偏光情報を取得する場合、図6Aに示すように、偏光カラーフィルタ移動部11によって偏光カラーフィルタ板1を撮像光学系から外した状態で撮像が行われる。このとき、撮像素子2は、被写体からの光を光学レンズ3、赤外カットフィルタ4を通して受光し、光電変換する。各光感知セルから出力される信号値は、その光感知セルに対向して配置された偏光フィルタの特性および被写体からの光の偏光特性によって決まる。すなわち、被写体からの偏光輝度の振幅をA、撮像素子における偏光フィルタの偏光透過軸の方向の角度をω、被写体からの偏光輝度が最大になる方向の角度をφ、被写体からの偏光輝度の平均値をMとすると、画素信号値PDsは、一般に以下の式7で表される。
Figure JPOXMLDOC01-appb-M000007
 式7を用いると、撮像素子2の各画素信号2PD11s、2PD12s、2PD21sおよび2PD22sは、それぞれ以下の式8~式11で表される。
Figure JPOXMLDOC01-appb-M000008

Figure JPOXMLDOC01-appb-M000009

Figure JPOXMLDOC01-appb-M000010

Figure JPOXMLDOC01-appb-M000011
 式8~式11において、A、φ、Mは未知数であり、被写体の位置ごとに決まる。未知数は3つなので、それらを含む関係式が3つあれば、それらの未知数を求めることができる。したがって、A、φ、Mは、式8、式9(または式10)、および式11を用いて求めることができる。すなわち、被写体の偏光情報は、2行2列を基本構成とする4つの画素からの信号のうち、3つを用いてA、φ、Mを算出し、それらを式7に代入することによって求められる。
 次に、被写体から偏光特性を有する光が入射する場合におけるカラー情報の取得方法を説明する。図6Bは、カラー情報を取得するための偏光カラーフィルタ板1および撮像素子2の配置関係を模式的に示す平面図である。カラー情報を取得する場合、まず図6Aに示すように、偏光カラーフィルタ板1を撮像光学系から外した状態で撮像が行われる。続いて、図6Bに示すように、偏光カラーフィルタ板1を撮像光学系に入れた状態で撮像が行われる。すなわち、撮像装置は、被写体を2度撮像し、取得した2つの画像情報を利用してカラー情報を生成する。
 以下、図7を参照しながら、カラー情報を取得する場合の処理の流れを説明する。撮像装置は、まず偏光カラーフィルタ板1を被写体から入射する光の光路上から外した第1の状態で撮像する(ステップS601)。この際、制御部6は、偏光カラーフィルタ移動部11に制御信号を送り、偏光カラーフィルタ板1を光路外に移動させる。
 次に、画像処理部7は、第1の状態で取得した画素信号から、式7に示すA、φ、Mを画像全体にわたって求める(ステップS602)。A、φ、Mは画像上の位置に依存する数値であるが、以下の説明では、画像上の位置に関わらず同一の記号A、φ、Mを用いて表現する。画像処理部7は、求めたA、φ、Mを用いて以下の式12~式14で示される係数k1、k2、k3を、画像全体にわたって算出する(ステップS603)。
Figure JPOXMLDOC01-appb-M000012

Figure JPOXMLDOC01-appb-M000013

Figure JPOXMLDOC01-appb-M000014
 続いて、撮像装置は、偏光カラーフィルタ板1を光路上に挿入した第2の状態で撮像する(ステップS604)。この際、制御部6は、偏光カラーフィルタ移動部11に制御信号を送り、偏光カラーフィルタ板1を撮像素子2の撮像面2Pを覆う位置に移動させる。
 次に、画像処理部7は、第2の状態で取得した画像から、上記式12~式14を用いてカラー画像を生成する(ステップS605)。具体的には、式1~式4にそれぞれ相当する以下の式15~18を用いてカラー画像を生成する。
Figure JPOXMLDOC01-appb-M000015

Figure JPOXMLDOC01-appb-M000016

Figure JPOXMLDOC01-appb-M000017

Figure JPOXMLDOC01-appb-M000018
 式15~式18は、式1~式4におけるRs、Gs、Bsにそれぞれk1、k2、k3を乗じたものであり、被写体から入射する光の偏光特性を考慮した関係式である。もし被写体からの光が非偏光であれば、k1~k3に含まれる係数Aが0となり、式15~式18は式1~式4と同じになる。式15~式18より、色信号Rs、Gs、Bsと、画素信号2PD11s、2PD12s(または2PD21s)、2PD22sとの関係は、次の式19で表される。
Figure JPOXMLDOC01-appb-M000019
 さらに、式19から、Rs、Gs、Bsは、2PD11s、2PD12s(または2PD21s)、2PD22sを用いて以下の式20で表される。
Figure JPOXMLDOC01-appb-M000020
 画像処理部7は、ステップS605において、式20に基づく演算によってカラー画像を生成する。生成されたカラー画像は、インターフェース(IF)部8を介して外部に出力される。
 このように、偏光カラーフィルタ板1を撮像光学系から出し入れして2度撮像することにより、被写体に偏光特性がある場合でも、取得した2つの画像を利用して、カラー情報を生成することができる。
 以上のように、本実施形態によれば、3種類の偏光フィルタが画素上に配置された撮像素子2と、撮像光学系において上記3種類の偏光フィルタと同じ偏光特性を有する等面積の3つの領域1a1、1a2、1a3を有する偏光カラーフィルタ板1が用いられる。3つの領域1a1、1a2、1a3が、R、G、Bの色フィルタとしての機能を有していることにより、撮像素子2から出力される信号間の演算によってRGBのカラー情報が得られる。また、偏光カラーフィルタ板1を光路上から外して撮像することにより、被写体の偏光情報を取得できる。そして、偏光カラーフィルタ板1を介して取得した画像と偏光カラーフィルタ板1を介さずに取得した画像とを利用することにより、偏光特性を有する被写体に対してもカラー情報を取得できるという優れた効果を有する。
 なお、本実施形態では、偏光カラーフィルタ板1における領域1a1、1a2、1a3における偏光透過軸の方向、および撮像素子2の偏光フィルタ2a1、2a2(または2a3)、2a4における偏光透過軸の方向を、それぞれ60度、0度、-60度としたが、このような例に限定するものではない。これらの偏光透過軸の方向は、異なる3方向であれば問題ない。また、偏光カラーフィルタ板1の領域1a1、1a2、1a3の透過波長域を、それぞれ赤(R)、緑(G)、青(B)の光の波長域と同一であるものとしたが、このような例に限定するものではない。これらの領域の透過波長域は、異なる3色の光に対応する波長域であれば、演算によってRGBのカラー情報を算出することができる。
 また、本実施形態における偏光カラーフィルタ板1は円形であるが、楕円、多角形等の他の形状を有していてもよい。さらに、偏光カラーフィルタ板1は、4つ以上の領域に分割されていてもよいし、異なる領域間に遮光部が設けられていてもよい。また、偏光カラーフィルタ板1における各領域の面積は必ずしも同一である必要はない。これらの領域の面積が異なっている場合、それらの面積比に応じて式1~4における各項に必要な係数を付した演算式を用いるようにすればよい。
 以下、図8、9を参照しながら、実施形態1をより一般化した構成例を説明する。
 図8は、偏光カラーフィルタ板1の他の構成例を示す図である。この構成例では、偏光カラーフィルタ板1は、2つの異なる偏光カラー領域1a1、1a2と、透明領域1bとを有している。ここで、偏光カラー領域1a1、1a2、透明領域1bの面積はすべて等しく、透明領域1bはx方向に分割された2つの領域から構成されている。偏光カラー領域1a、1a2における偏光透過軸の方向は、x方向を基準として、それぞれ角度α1、α2をなす方向である。また、偏光カラー領域1a1は、シアン(Cy)の波長域(緑および青の波長域)の光を透過させ、赤の波長域の光は吸収または反射するように構成されている。一方、偏光カラー領域1a2は、黄(Ye)の波長域(赤および緑の波長域)の光を透過させ、青の波長域の光は吸収または反射するように構成されている。なお、偏光カラー領域1a1、1a2は、それぞれ図8における上部および下部に位置しているが、これらの配置は任意である。
 図9は、撮像素子2の単位要素の他の構成例を示す図である。この例では、1つの単位要素は、3つの光感知セル2PD1、2PD2、2PD3と、それらに対向して配置された3つの偏光フィルタ2a1、2a2、2a3とを有している。ここで、偏光フィルタ2a1、2a2、2a3の偏光透過軸の方向は、それぞれx方向に対して角度ω1、ω2、ω3をなしている。なお、この例では光感知セル2PD1、2PD2がy方向に並び、光感知セル2PD2、2PD3がx方向に並んでいるが、画素配列はこの例に限定されない。
 ここで、偏光フィルタ2a1~2a3に非偏光の光が入射するときの透過率をT(T<1)とする。図8、9に示す構成例では、3つの光感知セル2PD1、2PD2、2PD3からそれぞれ出力される画素信号2PD1s、2PD2s、2PD3sは、それぞれ以下の式21~式23で表される。
Figure JPOXMLDOC01-appb-M000021

Figure JPOXMLDOC01-appb-M000022

Figure JPOXMLDOC01-appb-M000023
 式21~式23の右辺のRs、Gs、Bsの各項における係数は既知の量であるため、式21~23に基づき、色信号Rs、Gs、Bsを求めることができる。したがって、図8、9に示す構成においても、上記の実施形態と同様、カラー情報を生成できる。なお、式21~式23の右辺の各項の係数で表される行列の行列式がゼロにならないように、偏光カラーフィルタ板1の各領域および撮像素子2の各偏光フィルタが設計されていることが必要である。
 このように、偏光カラーフィルタ板1は、透過波長域および偏光透過軸の異なる2つの領域と、偏光特性を有しない1つの領域とを最低限有するように構成されていればよい。偏光特性を有しない1つの領域は、透明領域に限らず、入射する光の少なくとも一部を透過させる領域であればよい。例えば、領域1a1、1a2とは異なる透過波長域をもつ色フィルタが領域1bに設けられていてもよい。ここで、透過波長域が異なる場合には、上記のCyおよびYeの例のように、一部の波長域が重なる場合も含む。また、撮像素子2の1つの単位要素は、最低限3つの光感知セルと、それらに対向して配置された偏光透過軸の方向が全て異なる3つの偏光フィルタとを有していればよい。
 なお、以上の実施形態では、撮像装置に内蔵された画像処理部が画像処理を行うものとしたが、撮像装置とは独立した他の装置に当該画像処理を実行させてもよい。例えば、上記の各実施形態における撮像部100を有する撮像装置によって取得した信号を、他の装置(画像処理装置)に読み込ませ、上記の信号演算処理を規定するプログラムを当該画像処理装置に内蔵されたコンピュータに実行させることによっても同様の効果を得ることができる。
 本発明の一態様にかかる偏光カラー撮像装置は、例えば固体撮像素子を用いた民生用のデジタルカメラ、デジタルムービーや、放送用の固体カメラ、産業用の固体監視カメラ等のあらゆるカメラに利用できる。
 1 偏光カラーフィルタ板
 1a1 R光透過性を有し、偏光透過軸方向が60度の偏光フィルタ
 1a2 G光透過性を有し、偏光透過軸方向が0度の偏光フィルタ
 1a3 B光透過性を有し、偏光透過軸方向が-60度の偏光フィルタ
 2 撮像素子
 2a1 偏光透過軸方向が60度の偏光フィルタ
 2a2 偏光透過軸方向が0度の偏光フィルタ
 2a3 偏光透過軸方向が-60度の偏光フィルタ
 2P 撮像素子の撮像面
 2PD11、2PD12、2PD21、2PD22 光感知セル
 3 光学レンズ
 4 赤外カットフィルタ
 5 信号発生/受信部
 6 制御部
 7 画像処理部
 8 インターフェース部
 11 偏光カラーフィルタ移動部(駆動機構)
 30 メモリ
 100 撮像部
 200 信号処理部

Claims (13)

  1.  第1の方向に偏光した第1の波長域の光を透過させる第1の領域、第2の方向に偏光した第2の波長域の光を透過させる第2の領域、および入射する光の少なくとも一部を透過させる第3の領域を有する偏光カラーフィルタ板と、
     各々が第1から第3の光感知セル、および前記第1から第3の光感知セルにそれぞれ対向して配置された第1から第3の偏光フィルタを有する複数の単位ブロックが撮像面上に配列された撮像素子であって、前記第1から第3の偏光フィルタの偏光透過軸の方向が全て異なる撮像素子と、
     前記撮像素子の前記撮像面上に像を形成する光学レンズと、
     前記撮像素子から出力される信号を処理する信号処理部と、
    を備える偏光カラー撮像装置。
  2.  前記第3の領域は、第3の方向に偏光した第3の波長域の光を透過させるように構成されている、請求項1に記載の偏光カラー撮像装置。
  3.  前記信号処理部は、各単位ブロックにおける前記第1から第3の光感知セルから出力される信号に基づいて、カラー画像を生成する画像処理部を有している、請求項1または2に記載の偏光カラー撮像装置。
  4.  前記第1から第3の領域の偏光透過軸の方向は、それぞれ前記第1から第3の偏光フィルタの偏光透過軸の方向と一致している、請求項1から3のいずれかに記載の偏光カラー撮像装置。
  5.  前記第1から第3の領域の各々は、色フィルタおよび偏光フィルタの重ね合わせによって形成されている、請求項1から4のいずれかに記載の偏光カラー撮像装置。
  6.  前記第1から第3の領域の偏光透過軸の方向は、60度ずつ異なっている、請求項1から5のいずれかに記載の偏光カラー撮像装置。
  7.  前記第1の波長域は赤光の波長域に相当し、前記第2の波長域は緑光の波長域に相当し、前記第3の波長域は青光の波長域に相当する、請求項1から6のいずれかに記載の偏光カラー撮像装置。
  8.  前記偏光カラーフィルタ板を光路上に着脱することができる駆動機構をさらに備える請求項1から7のいずれかに記載の偏光カラー撮像装置。
  9.  前記偏光カラーフィルタ板が光路上から外された状態で第1の撮像を行い、前記偏光カラーフィルタ板が光路上に挿入された状態で第2の撮像を行うように前記駆動機構および前記撮像素子を制御する制御部をさらに備える請求項8に記載の偏光カラー撮像装置。
  10.  前記信号処理部は、前記第1の撮像によって各単位ブロックにおける前記第1から第3の光感知セルから出力される信号に基づいて被写体から入射する光の偏光情報を生成し、前記第2の撮像によって各単位ブロックにおける前記第1から第3の光感知セルから出力される信号および前記偏光情報に基づいてカラー画像を生成する画像処理部を有している、請求項9に記載の偏光カラー撮像装置。
  11.  請求項1から10のいずれかに記載の偏光カラー撮像装置において用いられる偏光カラーフィルタ板であって、第1の方向に偏光した第1の波長域の光を透過させる第1の領域、第2の方向に偏光した第2の波長域の光を透過させる第2の領域、および入射する光の少なくとも一部を透過させる第3の領域を有する偏光カラーフィルタ板。
  12.  請求項1から10のいずれかに記載の偏光カラー撮像装置から出力される信号に基づいて画像を生成する画像処理装置であって、
     前記撮像素子の各単位ブロックにおける前記第1から第3の光感知セルから出力される信号に基づいて、カラー画像を生成する画像処理装置。
  13.  請求項1から10のいずれかに記載の偏光カラー撮像装置から出力される信号に基づいて画像を生成する画像処理プログラムであって、
     コンピュータに対し、前記撮像素子の各単位ブロックにおける前記第1から第3の光感知セルから出力される信号に基づいて、カラー画像を生成するステップを実行させる画像処理プログラム。
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