JP5923754B2 - 3次元撮像装置 - Google Patents

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Description

本願は1つの光学系と1つの撮像素子を用いて視差画像を生成する単眼の3次元撮像技術に関する。
近年、CCDやCMOS等の固体撮像素子(以下、「撮像素子」と称する場合がある。)を用いたデジタルカメラやデジタルムービーの高機能化、高性能化には目を見張るものがある。特に半導体製造技術の進歩により、固体撮像素子における画素構造の微細化が進んでいる。その結果、固体撮像素子の画素および駆動回路の高集積化が図られてきた。このため、僅かの年数で撮像素子の画素数が100万画素程度から1000万画素以上へと著しく増加している。さらに、撮像によって得られる画像の質も飛躍的に向上している。
一方、表示装置に関しては、薄型の液晶やプラズマによるディスプレイにより、場所を取らず、高解像度で高コントラストの表示が可能になり、高い性能が実現されている。このような映像の高品質化の流れは、2次元画像から3次元画像へと広がりつつある。昨今では、偏光メガネを必要とするが、高画質の3次元表示装置が開発され始めている。
3次元撮像技術に関して、単純な構成をもつ代表的な方式として、2つのカメラから構成される撮像系を用いて、右目用の画像および左目用の画像をそれぞれ取得するという方式がある。このような、いわゆる2眼撮像方式では、カメラを2つ用いるため、撮像装置が大型になり、コストも高くなり得る。そこで、1つのカメラを用いて視差を有する複数の画像(以下、「複数視点画像」と呼ぶことがある。)を取得する方式(単眼撮像方式)が研究されている。
例えば、特許文献1には、透過軸の方向が互いに直交する2枚の偏光板と回転する偏光フィルタとを用いた方式が開示されている。図11は、当該方式による撮像系の構成を示す模式図である。この撮像装置は、0度偏光の偏光板11、90度偏光の偏光板12、反射鏡13、ハーフミラー14、円形の偏光フィルタ15、円形の偏光フィルタ15を回転させる駆動装置16、光学レンズ3、光学レンズ3により結像された像を取得する撮像装置29を備えている。ここで、ハーフミラー14は、偏光板11を透過して反射鏡13で反射された光を反射し、偏光板12を透過した光を透過させる。以上の構成により、互いに離れた場所に配置された偏光板11、12をそれぞれ透過した光は、ハーフミラー14、円形の偏光フィルタ15、および光学レンズ3を経由して撮像装置29に入射し、画像が取得される。この方式における撮像の原理は、円形の偏光フィルタ15を回転させることにより、2枚の偏光板11、12のそれぞれに入射した光を別々のタイミングで捉え、視差を有する2つの画像を取得する、というものである。
しかしながら、上記方式では、円形の偏光フィルタ15を回転させながら、時間分割によって異なる位置に対応する画像を撮像するため、視差を有する2つの画像を同時に取得できないという課題がある。その上、全入射光を偏光板11、12および偏光フィルタ15で受けるため、撮像装置29が受ける光の量(受光量)が50%以上も低下するという課題もある。
上記の方式に対して、機械的駆動を用いることなく視差のある2つの画像を同時に取得する方式が特許文献2に開示されている。この方式による撮像装置は、2つの入射領域から入射する光を反射鏡によって集光し、2種類の偏光フィルタが交互に配列された撮像素子で受光することにより、機械的駆動を用いずに視差のある2つの画像を取得する。
図12は、この方式における撮像系の構成を示す模式図である。この撮像系は、透過軸の方向が互いに直交する2つの偏光板11、12と、反射鏡13と、光学レンズ3と、撮像素子2とを有する。撮像素子2は、その撮像面に、複数の画素10と、画素に1対1に対応して配置された偏光フィルタ17、18とを備える。偏光フィルタ17、18は全画素上に交互に配列されている。ここで、偏光フィルタ17、18の透過軸の向きは、それぞれ偏光板11、12の透過軸の向きと一致している。
以上の構成により、入射光は偏光板11、12を透過し、反射鏡13で反射され、光学レンズ3を通り、撮像素子1の撮像面に入射する。偏光板11、12をそれぞれ透過して撮像素子1に入射する光は、それぞれ偏光フィルタ17、18を透過してそれらに対向する画素で光電変換される。ここで、偏光板11、12をそれぞれ通って撮像素子1に入射する光によって形成される画像を、それぞれ右目用画像、左目用画像と呼ぶことにする。すると、右目用画像、左目用画像は、それぞれ偏光フィルタ17、18に対向する画素群から得られる。
このように、特許文献2に開示された方式では、特許文献1に開示された回転する円形の偏光フィルタを用いる代わりに、撮像素子の画素上に透過軸の方向が互いに直交する2種類の偏光フィルタが交互に配置される。これにより、特許文献1の方式に比べて解像度が1/2に低下するが、1つの撮像素子を用いて視差を有する右目用画像と左目用画像とを同時に得ることができる。しかしながら、この技術においても、特許文献1の技術と同様、入射光が偏光板および偏光フィルタを透過する際に光量が減少するため、撮像素子の受光量は大きく減少する。
撮像素子の受光量が低下するという問題に対して、視差を有する複数の画像と通常の画像とを1つの撮像素子で取得できる技術が特許文献3に開示されている。この技術によれば、視差を有する2つの画像の取得時と通常画像の取得時とで構成要素の一部を機械的に入れ替えることによって視差を有する2つの画像と通常画像とが1つの撮像素子によって取得される。視差を有する2つの画像を取得する際に光路上に2つの偏光フィルタが配置される点は特許文献2に開示された技術と同じである。一方、通常画像を取得する際には、偏光フィルタは機械的に光路から取り外される。このような機構を取り入れることにより、視差を有する複数の画像と光利用率の高い通常画像とを得ることができる。
上記の特許文献1〜3に開示された方式では、偏光板や偏光フィルタが用いられるが、他のアプローチとして、色フィルタが用いられる方式もある。例えば、色フィルタを用いて視差を有する2つの画像を同時に取得する方式が特許文献4に開示されている。図13は、特許文献4に開示された撮像系を模式的に示す図である。撮像系は、レンズ3、レンズ絞り19、透過波長域の異なる2つの色フィルタ20a、20bが配置された光束制限板20、感光フィルム21を備える。ここで、色フィルタ20a、20bは、例えば赤系統、青系統の光をそれぞれ透過させるフィルタである。
以上の構成により、入射光は、レンズ3、レンズ絞り19、および光束制限板20を透過し、感光フィルムに結像する。その際、光束制限板20における2つの色フィルタ20a、20bでは、それぞれ赤系統、青系統の光だけが透過する。その結果、感光フィルム上にはこれらの2つの色フィルタをそれぞれ透過した光によるマゼンタ系統の色の像が形成される。ここで、色フィルタ20a、20bの位置が異なっているため、感光フィルム上に形成される像には視差が生じる。ここで、感光フィルムから写真を作り、赤色フィルムおよび青色フィルムがそれぞれ右目用および左目用として貼り付けられたメガネを使うと、奥行き感のある画像を見ることができる。このように、特許文献4に開示された技術によれば、2つの色フィルタを使って複数視点画像を作ることができる。
特許文献4に開示された技術は、感光フィルム上に結像させ、視差を有する複数の画像を作るものであるが、一方で、視差を有する画像を電気信号に変換して取得する技術が特許文献5に開示されている。図14は、この技術における光束制限版を模式的に表す図である。この技術では、撮像光学系の光軸に垂直な平面上に、赤色光を透過するR領域22R、緑色光を透過するG領域22G、青色光を透過するB領域22Bが設けられた光束制限版22が用いられる。これらの領域を透過した光を赤用のR画素、緑用のG画素、青用のB画素を有するカラー撮像素子で受けることにより、各領域を透過した光による画像が取得される。
また、特許文献6にも、特許文献5と同様の構成を用いて視差を有する複数の画像を取得する技術が開示されている。図15は、特許文献6に開示された光束制限板を模式的に示す図である。この技術でも、光束制限板23に設けられたR領域23R、G領域23G、B領域23Bを入射光が透過することにより視差のある画像を作ることができる。
特許文献7も同様に、光軸に対して対称的に配置された、互いに色の異なる一対のフィルタを用いて視差を有する複数の画像を生成する技術を開示している。一対のフィルタとして赤色のフィルタおよび青色のフィルタを利用することにより、赤色光を検知するR画素は赤フィルタを透過した光を観測し、青色光を検知するB画素は青フィルタを透過した光を観測する。赤フィルタと青フィルタとは位置が異なるため、R画素が受ける光の入射方向とB画素が受ける光の入射方向とは互いに異なる。その結果、R画素で観測される画像とB画素で観測される画像とは、互いに視点の異なる画像となる。これらの画像から画素ごとに対応点を求めることにより、視差量が算出される。算出された視差量とカメラの焦点距離情報とから、カメラから被写体までの距離が求められる。
特許文献8は、口径サイズが互いに異なる2枚の色フィルタが取り付けられた絞り、または色の異なる2枚の色フィルタが光軸に対して左右対称の位置に取り付けられた絞りを用いて取得した2つの画像から被写体の距離情報を求める技術を開示している。この技術では、口径サイズが互いに異なる赤および青の色フィルタをそれぞれ透過した光を観測する場合、色ごとに観測されるボケの程度が異なる。そのため、赤および青の色フィルタのそれぞれに対応する2つの画像は、被写体の距離によってボケの程度が異なる画像となる。これらの画像から対応点を求め、ボケの程度を比較することにより、カメラから被写体までの距離情報が得られる。一方、光軸に対して左右対称の位置に取り付けられた色の異なる2枚の色フィルタをそれぞれ透過した光を観測する場合、色ごとに観測される入射光の方向が異なる。そのため、赤および青の色フィルタのそれぞれに対応する2つの画像は、視差を有する画像となる。これらの画像から対応点を求め、対応点間の距離を求めることにより、カメラから被写体までの距離情報が得られる。
上記の特許文献4〜8に示された技術によれば、光束制限板にRGBの色フィルタを配置することによって視差のある画像を生成することができる。しかしながら、光束制限板を用いるため、入射光量が減少する。また、視差の効果を高めるにはRGBの色フィルタを互いに離れた位置に配置し、それらの面積を小さくする必要があるが、そのようにすると入射光量はさらに減少する。
以上の技術に対して、RGBの色フィルタが配置された絞りを用いて、視差を有する複数の画像と光量的に問題のない通常画像とを得ることができる技術が特許文献9に開示されている。この技術では、絞りを閉じた状態ではRGBの色フィルタを透過した光だけが受光され、絞りを開いた状態ではRGBの色フィルタ領域が光路から外されるため、入射光をすべて受けることができる。これにより、絞りを閉じた状態では視差のある画像を取得し、絞りを開いた状態では光利用率の高い通常画像を得ることができる。
特開昭62−291292号公報 特開昭62−217790号公報 特開2001−016611号公報 特開平2−171737号公報 特開2002−344999号公報 特開2009−276294号公報 特開2010−38788号公報 特開2010―79298号公報 特開2003−134533号公報
森上雄太、高木健、石井抱:視点変換アイリスによる実時間単眼ステレオシステム、第27回日本ロボット学会学術講演会講演論文集、3R2−06、2009.
偏光を用いた従来技術でも、また色フィルタを用いた従来技術でも、複数視点画像は生成できるが、偏光板あるいは色フィルタによって撮像素子に入射する光の量が大幅に減少する。入射光量を確保するために、偏光領域または色フィルタ領域を光路上から外す機構を利用して光利用率の高い通常画像を得ることもできるが、そのような構成を採用しても複数視点画像自体の光利用率は低いという課題を有する。
本発明の実施形態は、上記課題に鑑み、偏光板よりも色フィルタの方が安価に作製できるという背景のもとに、色フィルタを用いて、光利用率の高い複数視点画像を取得し得る撮像技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様による3次元撮像装置は、第1透光領域および第2透光領域を有する光透過部と、前記光透過部を透過した光を受けるように配置された撮像素子と、前記撮像素子の撮像面に像を形成する結像部と、前記撮像素子および前記光透過部を駆動する撮像駆動部とを備えている。前記第1透光領域は、青の波長域に含まれる第1波長域の光と、緑の波長域に含まれる第2波長域の光とを透過させる特性を有し、前記第2透光領域は、緑の波長域に含まれ前記第2波長域よりも波長の長い第3波長域の光と、赤の波長域に含まれる第4波長域の光とを透過させる特性を有している。前記撮像駆動部は、連続して少なくとも2回の撮像を行うように前記撮像素子を駆動するとともに、撮像ごとに前記第1透光領域の位置および前記第2透光領域の位置を入れ替えるように前記光透過部を駆動する。
上述の一般的かつ特定の態様は、システム、方法、およびコンピュータプログラムを用いて実装され、または、システム、方法およびコンピュータプログラムの組み合わせを用いて実現され得る。
本発明の実施形態によれば、従来技術と比較して、光利用率の高い複数視点画像を生成することができる。
実施形態1における撮像装置の構成を示すブロック図である。 実施形態1における透光板、光学レンズ、および撮像素子の概略構成を示す模式図である。 実施形態1における透光板の正面図である。 実施形態1における透光板の分光透過率特性を示す図である。 実施形態1における撮像素子の基本色構成を示す図である。 実施形態1における撮像素子の各色要素の分光透過率特性を示す図である。 実施形態1における透光板の回転を示す図である。 実施形態1の変形例における透光板の分光透過率特性の他の例を示す図である。 実施形態1の変形例における透光板の正面図である。 実施形態1の変形例における基本色構成を示す図である。 実施形態1の変形例における撮像素子の各色要素の分光透過率特性を示す図である。 実施形態1の変形例における透光板の構成を示す図である。 実施形態2における透光板の正面図である。 特許文献1における撮像系の構成図である。 特許文献2における撮像系の構成図である。 特許文献4における撮像系の構成図である。 特許文献5における光束制限板の外観図である。 特許文献6における光束制限板の外観図である。
(1)上記課題を解決するために、本発明の一態様による3次元撮像装置は、第1透光領域および第2透光領域を有する光透過部であって、前記第1透光領域は、青の波長域に含まれる第1波長域の光と、緑の波長域に含まれる第2波長域の光とを透過させる特性を有し、前記第2透光領域は、緑の波長域に含まれ前記第2波長域よりも波長の長い第3波長域の光と、赤の波長域に含まれる第4波長域の光とを透過させる特性を有している光透過部と、前記光透過部を透過した光を受けるように配置された撮像素子と、前記撮像素子の撮像面に像を形成する結像部と、連続して少なくとも2回の撮像を行うように前記撮像素子を駆動する撮像駆動部であって、撮像ごとに前記第1透光領域の位置および前記第2透光領域の位置を入れ替えるように前記光透過部を駆動する撮像駆動部とを備えている。
(2)項目(1)に記載の3次元撮像装置は、ある態様において、前記撮像素子から出力される画素信号に基づいて複数視点画像を生成する画像処理部をさらに備える
(3)項目(1)または(2)に記載の3次元撮像装置のある態様において、前記撮像素子は、撮像面上に2次元状に配列された複数の画素ブロックを有し、前記複数の画素ブロックの各々は、前記第1波長域の光を主に感知する第1画素と、前記第2波長域の光を主に感知する第2画素と、前記第3波長域の光を主に感知する第3画素と、前記第4波長域の光を主に感知する第4画素とを有している。
(4)項目(1)から(3)のいずれかに記載の3次元撮像装置のある態様において、前記第1透光領域および前記第2透光領域は、前記第1透光領域の分光透過率特性を示す関数と前記第2透光領域の分光透過率特性を示す関数との和が波長依存性を有しないように構成されている。
(5)項目(1)から(4)のいずれかに記載の3次元撮像装置のある態様において、前記光透過部は、さらに透明領域を有している。
(6)項目(1)から(5)のいずれかに記載の3次元撮像装置のある態様において、前記第2波長域は、500nm以上550nm以下であり、前記第3波長域は、550nm以上600nm以下である。
(7)項目(1)から(6)のいずれかに記載の3次元撮像装置のある態様において、前記撮像素子は、ベイヤー型の画素配列を有している。
(8)項目(1)から(7)のいずれかに記載の3次元撮像装置のある態様において、前記第1透光領域および前記第2透光領域は、前記光透過部の中心に対して対称に配置され、前記撮像駆動部は、前記光透過部の中心を軸として前記光透過部を180度回転させることにより、前記第1透光領域の位置および前記第2透光領域の位置を撮像ごとに入れ替える。
(9)本発明の一態様による画像処理装置は、第1透光領域および第2透光領域を有する光透過部であって、前記第1透光領域は、青の波長域に含まれる第1波長域の光と、緑の波長域に含まれる第2波長域の光とを透過させる特性を有し、前記第2透光領域は、緑の波長域に含まれ前記第2波長域よりも波長の長い第3波長域の光と、赤の波長域に含まれる第4波長域の光とを透過させる特性を有している光透過部と、前記光透過部を透過した光を受けるように配置された撮像素子と、前記撮像素子の撮像面に像を形成する結像部と、連続して少なくとも2回の撮像を行うように前記撮像素子を駆動する撮像駆動部であって、撮像ごとに前記第1透光領域の位置および前記第2透光領域の位置を入れ替えるように前記光透過部を駆動する撮像駆動部とを備えた3次元撮像装置から出力された信号に基づいて複数視点画像を生成する。
以下、添付の図面を参照しながら、本発明の具体的な実施形態を説明する。以下の説明において、複数の図にわたって共通または対応する構成要素には同一の符号を付している。以下の説明において、画像を示す情報または信号を、単に「画像」と呼ぶことがある。
(実施形態1)
図1は、本発明の第1の実施形態における撮像装置の全体構成を示すブロック図である。本実施形態の撮像装置は、デジタル式の電子カメラであり、撮像部100と、撮像部100で生成された信号に基づいて画像を示す信号(画像信号)を生成する信号処理部200とを備えている。
撮像部100は、撮像面上に配列された複数の光感知セルを備えるカラー固体撮像素子2a(以下、単に「撮像素子」と呼ぶ。)と、透過率の波長依存性(分光透過率特性)が互いに異なる2つの透光領域を有する透光板1(光透過部)と、撮像素子2aの撮像面上に像を形成するための光学レンズ3と、赤外カットフィルタ4とを備えている。撮像部100はまた、撮像素子2aを駆動するための基本信号を発生するとともに撮像素子2aからの出力信号を受信して信号処理部200に送出する信号発生/受信部5と、信号発生/受信部5によって生成された基本信号に基づいて撮像素子2aを駆動する素子駆動部6と、透光板2を回転させる回転駆動部9とを備えている。本実施形態では、信号発生/受信部5、素子駆動部6、および回転駆動部9の組み合わせが本発明における撮像駆動部として機能する。
撮像素子2aは、典型的にはCCDまたはCMOSセンサであり、公知の半導体製造技術によって製造される。信号発生/受信部5および素子駆動部6は、例えばCCDドライバなどのLSIから構成されている。回転駆動部9は、透光板2を回転させるモータを有し、素子駆動部6と連動して透光板2を、その中心を軸として回転させることができる。
信号処理部200は、撮像部100から出力された信号を処理して複数視点画像を生成する画像処理部7と、画像信号の生成に用いられる各種のデータを格納するメモリ30と、生成した画像信号を外部に送出するインターフェース(IF)部8とを備えている。画像処理部7は、公知のデジタル信号処理プロセッサ(DSP)などのハードウェアと、画像信号生成処理を含む画像処理を実行するソフトウェアとの組合せによって好適に実現され得る。メモリ30は、DRAMなどによって構成される。メモリ30は、撮像部100から得られた信号を記録するとともに、画像処理部7によって生成された画像データや、圧縮された画像データを一時的に記録する。これらの画像データは、インターフェース部8を介して不図示の記録媒体や表示部などに送出される。
なお、本実施形態の撮像装置は、電子シャッタ、ビューファインダ、電源(電池)、フラッシュライトなどの公知の構成要素を備え得るが、それらの説明は本発明の理解に特に必要でないため省略する。また、上記の構成は一例であり、本実施形態において、透光板1、撮像素子2a、画像処理部7以外の構成要素は、公知の要素を適宜組み合わせて用いることができる。
以下、撮像部100の構成をより詳細に説明する。以下の説明において、図中に示すxy座標を用いる。
図2は、撮像部100における透光板1、レンズ3、および撮像素子2aの配置関係を模式的に示す図である。図2では、透光板1、レンズ3、および撮像素子2a以外の構成要素の図示は省略されている。レンズ3は、複数のレンズ群から構成されたレンズユニットであり得るが、図2では簡単のため、単一のレンズとして描かれている。透光板1は、分光透過率特性が互いに異なる2つの透光領域1L、1Rを有し、入射光の少なくとも一部を透過させる。レンズ3は、公知のレンズであり、透光板1を透過した光を集光し、撮像素子2aの撮像面2bに結像する。なお、図2に示す各構成要素の配置関係はあくまでも一例であり、本発明はこのような例に限られるものではない。例えば、レンズ3は、撮像面2bに像を形成できれば透光板1よりも撮像素子2aから離れて配置されていてもよい。また、レンズ3と透光板1とが一体となって構成されていてもよい。
図3は、本実施形態における透光板1の正面図である。本実施形態における透光板1の形状は、レンズ3と同様、円形であるが、他の形状であってもよい。透光板1は、図の左側に位置する透光領域1Lと、図の右側に位置する透光領域1Rとに2分割されている。本実施形態では、領域1Lはシアン(Cy)の色フィルタ(以下、「Cyフィルタ」)で構成され、領域1Rは黄(Ye)の色フィルタ(以下、「Yeフィルタ」)で構成される。ただし、本実施形態におけるCyフィルタおよびYeフィルタは、通常のCyフィルタおよびYeフィルタとは異なり、緑(G)成分の光について、それぞれ長波長側または短波長側の光の透過率が低くなるように設計されている。すなわち、Cyフィルタは、青(B)および短波長側の緑(G1)の波長域の光を主に透過させ、Yeフィルタは、長波長側の緑(G2)および赤(R)の波長域の光を主に透過させるように設計されている。
図4は、透光領域1R、1Lの分光透過率特性の例を示す図である。図4において、横軸は入射光の波長λを、縦軸は光透過率を表している。ここで、約400nm〜約500nmをBの波長域、約500nm〜約600nmをGの波長域、約600nm〜約700nmをRの波長域と定義する。そして、Gの波長域のうち、約500nm〜約550nmをG1の波長域、約550nm〜約600nmをG2の波長域と定義する。なお、この定義はあくまで便宜上のものであり、どの波長域をどの色と定義するかは任意に定めてよい。図4に示すように、本実施形態におけるCyフィルタおよびYeフィルタは、ともにG成分の光を通常の約1/2しか透過させない。その結果、Cyフィルタの分光透過率特性を示す関数とYeフィルタの分光透過率特性を示す関数の和は、ほぼ透明の分光透過率特性を示す関数になる。これにより透光板1による着色を防止することができる。
図5は、撮像素子2aの撮像面2bに行列状に配列された複数の光感知セル60の一部を示している。各光感知セル60は、典型的にはフォトダイオードを含み、光電変換によって各々の受光量に応じた光電変換信号(画素信号)を出力する。光感知セル60の各々に対向して光入射側に色フィルタ(色要素)が配置されている。
本実施形態における色フィルタ配列は、図5に示すように、2行2列を基本とする配列である。1行1列目が赤要素(R)、1行2列目が第1の緑要素(G1)、2行1列目が第2の緑要素(G2)、2行2列目は青要素(B)である。この配列は、所謂ベイヤー配列であるが、2つの緑要素の分光透過率特性が通常の緑要素の分光透過率特性とは異なっている。本実施形態において、B要素およびそれに対向する光感知セルを第1画素と呼ぶことがある。同様に、G1要素およびそれに対向する光感知セルを第2画素、G2要素およびそれに対向する光感知セルを第3画素、R要素およびそれに対向する光感知セルを第4画素と呼ぶことがある。撮像素子2aは、図5に示すように、各々が第1〜第4画素を有する複数の画素ブロック40が撮像面2b上に2次元状に配列された構成を有している。
図6は、本実施形態における各色要素の分光透過率特性を示す図である。図6において、一点鎖線はR要素の透過率を、実線はG1要素およびG2要素の透過率を、二点鎖線はB要素の透過率を示している。本実施形態では、G1要素およびG2要素に特徴があり、G1要素の透過率のピークは青側(短波長側)にシフトし、G2要素の透過率のピークは赤側(長波長側)にシフトしている。また、B要素の透過率とG1要素の透過率とを加算した結果は、透光板1における透光領域1Lの分光透過率特性とほぼ同様の特性となる。同様に、R要素の透過率とG2要素の透過率とを加算した結果は、透光板1の透光領域1Rの分光透過特性とほぼ同様の特性となる。
このような構成により、本実施形態における第1〜第4画素は、それぞれR、G1、G2、Bの波長域の光を主に感知し、それらの波長域の光の強度に応じた光電変換信号を出力する。
透光板1における透光領域1L、1R、および撮像素子2aの各要素は、例えば公知の顔料や誘電体多層膜等を用いて作製される。透光板1におけるCyフィルタはB光およびG1光のみを、YeフィルタはR光およびG2光のみを透過させるように設計されていることが理想的であるが、図4に示すように、他の色の光の一部を透過させてもよい。同様に、R要素、B要素、G1要素、G2要素は、それぞれR光、B光、G1光、G2光のみを透過させるように設計されていることが理想的であるが、図6に示すように、他の色の光の一部を透過させてもよい。
以上の構成により、露光中に撮像装置に入射する光は、透光板1、レンズ3、赤外カットフィルタ4を通して撮像素子2aの撮像面2bに結像され、各光感知セル60によって光電変換される。各光感知セル60によって出力された光電変換信号は、信号発生/受信部5を介して信号処理部200に送出される。信号処理部200における画像処理部7は、送られてきた信号に基づいて、2つの複数視点画像を生成する。
図7は、本実施形態における撮像時の透光板1の状態を模式的に表す図である。本実施形態における撮像装置は、透光板1を図7(a)、(b)に示すように回転させて2回の撮像を行い、演算処理によって1対の複数視点画像を生成する。透光板1の回転は、例えば非特許文献1に記載されているように、透光板1にベルトを付け、モータでベルトを回転させることによって実現できる。回転駆動部9は、このような機構により、透光板1を回転させ、撮像素子2aは、図7(a)、(b)の各状態において画素信号を取得する。
このように、回転の前後で、Cyフィルタの位置とYeフィルタの位置とは入れ替わる。本明細書では、図の左側の透光領域を1Lと表し、右側の透光領域を1Rと表す。よって、図7(a)に示す状態から180度回転した図7(b)の状態では、透光領域1LにはYeフィルタが位置し、透光領域1RにはCyフィルタが位置することになる。
以下、透光板1を介して被写体を撮像したときの撮像装置の動作を説明する。ここで、撮像素子2aの各画素信号について、R要素を透過し光電変換される光の強度を示す信号をRs、G1要素を透過し光電変換される光の強度を示す信号をG1s、G2要素を透過し光電変換される光の強度を示す信号をG2s、B要素を透過し光電変換される光の強度を示す信号をBsで表す。但し、n回撮像した場合、i回目(iは1以上n以下の整数)の各信号をRs(i)、G1s(i)、G2s(i)、Bs(i)で表すことにする。なお、本実施形態ではn=2であるが、n≧3であってもよい。
まず、図7(a)に示す状態で1回目の撮像が行われる。このとき、R光およびG2光に関しては、透光板1の透光領域1Lよりも透光領域1Rの方が多くの光を透過させる。そのため、撮像素子2aのR要素およびG2要素に対向する光感知セルから出力される画素信号は、透光領域1Lを透過した光による信号成分よりも透光領域1Rを透過した光による信号成分を多く含む。一方、B光およびG1光に関しては、透光板1の透光領域1Rよりも透光領域1Lの方が多くの光を透過させる。そのため、撮像素子2aのB要素およびG1要素に対向する光感知セルから出力される画素信号は、透光領域1Rを透過した光による信号成分よりも透光領域1Lを透過した光による信号成分を多く含む。1回目の撮像で得られた画素信号は、信号発生/受信部5から画像処理部7に送られ、そこで画像信号が生成され、保持される。
次に、透光板1は、回転駆動部9によって図7(a)の状態から中心を軸として180度回転し、図7(b)に示す状態になる。この状態で2回目の撮像が行われる。このとき、透光板1は上記とは逆の状態になる。したがって、撮像素子2aのR要素およびG2要素に対向する光感知セルから出力される画素信号は、透光領域1Rを透過した光による信号成分よりも透光領域1Lを透過した光による信号成分を多く含む。一方、撮像素子2aのB要素およびG1要素に対向する光感知セルから出力される画素信号は、透光領域1Lを透過した光による信号成分よりも透光領域1Rを透過した光による信号成分を多く含む。この場合も同様に、信号発生/受信部5から画像処理部7に画素信号が送られ、そこで画像信号が生成され、保持される。
以上の2回の撮像で得られる画素信号Rs(1)、Rs(2)、G1s(1)、G1s(2)、G2s(1)、G2s(2)、Bs(1)、Bs(2)から、信号演算によって複数視点画像が生成される。ここで、透光領域1L、1R、および撮像素子2a上の各色要素が完全透明であると仮定したときに、透光領域1L、1Rをそれぞれ透過して光電変換される光の強度を示す信号をL、Rと表す。すると、画素信号Rs(1)、Rs(2)、G1s(1)、G1s(2)、G2s(1)、G2s(2)、Bs(1)、Bs(2)と、信号L、Rとの関係は、以下の式1〜4で表される。但し、信号L、RにおけるR、G1、G2、B成分を、記号L、Rにそれぞれ添え字r、g1、g2、bを付けて表すものとする。すると、R成分に関しては式1、G1成分に関しては式2、G2成分に関しては式3、B成分に関しては式4で表される。
Figure 0005923754

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ここで、式1〜式4の右辺の2行2列の行列の各要素は、透光板1の各透光領域を透過して撮像素子2aの各色要素に対向する光感知セルに入射する光が感受する透過率の波長積分値で表される比例係数である。例えば、式1におけるrM11およびrM12は、1回目の撮像に関する係数であり、それぞれ以下の式5および式6で表される。
Figure 0005923754

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ここで、Kは比例定数であり、入射光の波長をλとして、透光板1のCyフィルタ、Yeフィルタの分光透過率特性を、それぞれCy(λ)、Ye(λ)と表し、撮像素子2aのR要素の分光透過率特性をR(λ)と表し、その他のレンズ3、赤外カットフィルタ4、撮像素子2a自身を含む全ての要素の分光透過率特性をO(λ)と表している。ここで、積分記号の下に付されている記号「r」は、積分演算がRの波長域について行われることを表している。例えば上記の波長域の定義に従う場合、λ=600nm〜700nmの範囲で積分が行われる。
また、式1におけるrM21およびrM22は、2回目の撮像に関する係数であり、rM21=rM12、rM22=rM11である。本実施形態では、2回の撮像は短時間の間に連続して行われることから、2回の撮像の間に生じ得る入射光量の変化は無視している。そのため、上記の2つの等式が成立する。
式2〜式4の右辺の2行2列の行列要素についても、式5、6におけるR(λ)を、各色要素の分光透過率特性に置き換え、積分範囲をその色の波長域に変更するだけで、同様の計算により求めることができる。すなわち、g1M11、g1M12、g2M11、g2M12、bM11、bM12は、それぞれ以下の式7〜12で表される。ここで、G1要素の分光透過率特性をG1(λ)、G2要素の分光透過率特性をG2(λ)、B要素の分光透過率特性をB(λ)とする。
Figure 0005923754

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ここで式7〜式12における積分記号の下に付されている記号g1、g2、bは、積分演算がそれぞれG1、G2、Bの波長域について行われることを表している。例えば上記の波長域の定義に従う場合、式7、式8については、λ=500nm〜550nmの範囲で、式9、式10については、λ=550nm〜600nmの範囲で、式11、式12については、λ=400nm〜500nmの範囲で積分が行われる。
また、2回目の撮像に関する係数については、R成分と同様、g1M21=g1M12、g1M22=g1M11、g2M21=g2M12、g2M22=g2M11、bM21=bM12、bM22=bM11が成立する。
なお、上記の説明では、各行列要素を求めるために、各色成分の波長域に限定した積分演算を行うこととしたが、このような方法に限定されるものではない。例えば、色フィルタ以外の構成要素の光透過率を表す関数O(λ)を、B、G1、G2、Rの色成分ごとに異なる関数とし、可視光の全波長域(例えば400nm〜700nm)について積分演算を行ってもよい。また、積分の中の関数O(λ)を除外して可視光の全波長域について積分演算を行った結果に、O(λ)による効果を考慮して定められた定数を掛けることによって各行列要素を求めてもよい。
画像処理部7は、式1〜式4における2行2列の行列の逆行列を各式の両辺に左から掛ける処理を行うことにより、透光板1の左側領域1Lを透過した光によって形成される画像を示す信号Lの各色成分と、右側領域1Rを透過した光によって形成される画像を示す信号Rの各色成分とを求める。信号Lの各色成分Lr、Lg1、Lg2、Lb、および信号Rの各色成分Rr、Rg1、Rg2、Rbは、以下の式13〜式16に示す演算によって求められる。
Figure 0005923754

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画像処理部7は、さらに、以下の式17および式18に示す計算により、それらの輝度画像を構成する信号L、Rを生成する。
Figure 0005923754

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画像処理部7は、以上の信号演算処理を、図5に示す画素ブロック40ごとに実行する。このようにして画素ブロック40ごとに生成された信号L、Rの集合は、1対の複数視点画像として、画像インターフェース部8から出力される。
以上のように、本実施形態によれば、水平方向(x方向)にCyフィルタ、Yeフィルタを並べて配置した透光板1、および透過率が互いに異なる2種類のG要素が配置されたBayer配列の撮像素子2aを用いて、透光板1を180度回転させる前後で2回撮像が行われる。各色の信号に対して2×2の行列を用いた演算を行うことにより、複数視点画像を得ることができる。透光板1は補色光(Cy、Ye)を透過させるように設計されているので、従来技術による場合よりも光利用率が高く、感度的に良好なカラー複数視点画像を得ることができる。
なお、本実施形態における透光板1のCyフィルタおよびYeフィルタは、図4に示すように、分光透過率特性は異なるが、可視光の全波長域にわたる透過率の積分値がほぼ等しくなるように設計されている。しかし、CyフィルタおよびYeフィルタは、このように設計されている必要はなく、一方のフィルタの透過率の積分値が他方のものよりも大きくなっていてもよい。例えば、図8Aに示すように、緑光の透過率について、Cyフィルタは約70%の緑光を透過させ、Yeフィルタは約30%の緑光を透過させるように構成されていてもよい。CyフィルタおよびYeフィルタの分光透過率特性がどのようなものであっても、その関数形が既知であれば、上記の信号処理によって複数視点画像を生成することができる。
また、本実施形態では、透光板1における透光領域1L、1Rには、CyフィルタおよびYeフィルタが用いられるが、他の異なる色フィルタを用いてもよい。それらの色フィルタの分光透過率特性を加算した結果が透明に近い特性を有していれば、本実施形態と同様の効果を得ることができる。なお、本明細書において「透明」とは、可視光の任意の波長の光について、概ね80%以上の透過率を有する特性を意味するものとする。また、ある態様では、2つの透光領域1L、1Rは、それらの分光透過率特性を示す関数の和が波長依存性を有しないように構成され得る。ここで、「波長依存性を有しない」とは、分光透過率特性を示す関数の可視光の波長域における最大値と最小値との比が、概ね0.8〜1.0の範囲に納まっている場合を意味するものとする。
さらに、透光板1における2つの透光領域1L、1Rは、透光板1を2分割するように構成されている必要はない。例えば、図8Bに示すように、透光板1の左側領域の一部を透光領域1Lとし、右側領域の一部を透光領域1Rとし、その他の領域は遮光性の部材で形成されていてもよい。このような構成を採用した場合、図3に示す構成に比べ、入射光量は低下するが、より顕著な視差情報を得ることができる。このような構成を採用する場合であっても、透光領域1L、1Rは、透光板1の中心に対して対称に配置され得る。また、2つの透光領域1L、1Rのサイズは必ずしも等しく設計されている必要はない。両者のサイズに差異があったとしても、その差異を信号処理によって補償することが可能である。
また、撮像素子2aの色配置に関しても、本実施形態ではベイヤー型の配列が用いられるが、これに限定するものではない。例えば、図8Cに示すように2行目のB要素とG2要素とが入れ替わった配置であっても問題ない。また、撮像素子2aの画素配列は図5に示す正方配列に限らず、x軸およびy軸に対して斜め方向に画素が配列された斜交型の配列を採用してもよい。
さらに、撮像素子2aの色要素に関して、第1のG要素および第2のG要素以外にR要素およびB要素を用いたが、これらに限定されるものではない。例えば、R要素の代わりにR光の透過率の高いマゼンタ要素を用い、B要素の代わりにB光の透過率の高いマゼンタ要素を用いても問題はない。むしろこれらの要素を用いた場合は光利用率をさらに高めることができるという効果を有する。また、G1要素およびG2要素の可視光の全波長域にわたる透過率の積分値が互いに異なっていてもよい。例えば、図8Dに示すように、G1要素の緑光に関する透過率を約70%に設計し、G2要素の緑光に関する透過率を約30%に設計してもよい。各要素の分光透過率特性が本実施形態におけるものとは異なっていたとしても、それらの関数形が既知であれば、上記と同様の信号処理が適用できる。
さらに、本実施形態では、撮像素子2aの各画素ブロックにおける緑要素として、G1およびG2の2種類のフィルタが用いられるが、これらの代わりに、緑光の大部分を透過させる通常の緑要素を用いてもよい。その場合、通常のBayer配列と全く同じ色要素の組み合わせとなり、式2および式3は、1つの式に集約される。
以上の実施形態では、回転駆動部9が透光板1を回転させることにより、2つの透光領域に配置された色フィルタの位置を互いに入れ替えるが、両色フィルタの入れ替えは、回転動作によらなくてもよい。例えば、図9に示すように、色フィルタを一方向にスライドさせることによって両色フィルタの位置を入れ替えてもよい。図9に示す透光板1には、3つの色フィルタが配置されたスライド板1aが取り付けられ、スライド板1aをスライドさせることによって透光領域1L、1Rの分光透過率特性を入れ替えることができる。図示される例では、スライド板1aには、中央にCyフィルタ、両端にYeフィルタが配置されている。図9(a)に示すように、スライド板1aがない状態では透光領域1L、1Rは透明である。図9(b)に示すように、透光領域1Lの位置にCyフィルタが位置し、透光領域1Rの位置にYeフィルタが位置する状態で1回目の撮像が行われる。続いて、図9(c)に示すように、透光領域1Lの位置にYeフィルタが位置し、透光領域1Rの位置にCyフィルタが位置する状態で2回目の撮像が行われる。このような構成を採用しても、本実施形態と同様の効果を得ることができる。
(実施形態2)
次に本発明の第2の実施形態を説明する。本実施形態と実施形態1との主な相違点は、透光板1の構成および画像処理部7の処理にある。以下、実施形態1との相違点を中心に説明し、共通する事項についての説明は省略する。
図10は本実施形態における透光板1の正面図である。透光板1は円形であり、透光領域1L、1Rと、2つの透明領域Wとを有している。透光領域1L、1Rは、y軸に対して対称的に配置されている。2つの透明領域Wは、x軸に対して対称的に配置されている。透光領域1L、1R、および2つの透明領域Wの各々は、扇形の形状を有している。実施形態1と同様、透光領域1L、1Rには、それぞれCyフィルタ、Yeフィルタが配置される。それらのフィルタの特性は、実施形態1のものと同一である。透明領域Wは、入射光(可視光)の大部分を波長によらず透過させる部材(例えばガラス、空気等)から構成される。透明領域Wの光透過率は、光利用率の観点から、高い値に設定され得る。透光領域1L、1Rの面積は、等しくなるように設計されている。
本実施形態では、透光板1以外の機器の構成、および2度撮影するという動作制御に関しては、実施形態1と同じであるが、画像処理部4における演算処理は異なる。
以下、本実施形態における演算処理の流れを説明する。まず、透光板1の透光領域1L、1R、および透明領域Wの各々を透過した光によって形成される被写体画像を、2種類の方法で表す。具体的には、画像信号をR成分、G1成分、B成分で表す第1の表式、およびR成分、G2成分、B成分で表す第2の表式の2種類の表式で表す。次に各々の表式について、透光板1の各領域に入射した光による画像を、各色成分の信号を用いて算出する。最後に、各色成分の信号同士を合成することによってカラーの複数視点画像を生成する。実際の各領域に入射する光による信号と色成分の信号との関係は、3×3の行列を用いた式で表される。ここで、透光板1の領域1L、1R、W、および撮像素子2aの各色要素の全てが完全透明であると仮定した場合に透光領域1L、1R、および透明領域Wを透過する光によって形成される画像を示す信号を、それぞれL、R、Cで表す。また、それらの画像について、i回目(i=1,2)の撮像に関する信号をそれぞれの記号に括弧書きの添え字iを付加して表す。すると、画素信号Rs(1)、Rs(2)、G1s(1)、G1s(2)、G2s(1)、G2s(2)、Bs(1)、Bs(2)と、画像信号L、R、Cとの関係は、第1回目の撮像については式19、式20で表され、第2回目の撮像については式21、式22で表される。
Figure 0005923754

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ここで、式19〜22における3行3列の行列の各要素は、透光板1の各領域を透過して撮像素子2aの各色要素に対向する光感知セルに入射する光が感受する透過率の波長積分で表される比例係数である。例えば、式19における3行3列の行列の各要素は、以下の式23〜式31に示す計算によって求められる。但し、これらの式におけるK’は比例係数で、W(λ)は透光板1のW領域の分光透過率特性を示す関数である。
Figure 0005923754

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式19と式20あるいは式21と式22では、G1成分とG2成分に関係するパラメータのみ異なり、その他の色成分に関係するパラメータは同じである。式19〜22の各式において、右辺の3×3行列の逆行列を両辺に左から掛けると、以下の式32〜式35に示すように、各領域を透過した光による画像を得ることができる。但し、これらの式において右辺の3×3の行列は、式19〜式22における3×3行列の逆行列である。
Figure 0005923754

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画像処理部7は、式32〜式35に示す演算によって求めた2組のL1、R1、C1、L2、R2、C2に基づく演算により、複数視点画像を生成する。具体的には、例えば以下の手順により、複数視点画像を構成する輝度信号L、R、Cが生成される。まず、式32におけるL1、式33におけるL1、式34におけるL2、式34におけるL2の平均値をLの輝度信号とする。同様に、R、Cについても、それぞれの信号の平均値を輝度信号とする。
・Lの輝度:{(式32のL1)+(式33のL1)+(式34のL2)+(式35のL2)}/4
・Rの輝度:{(式32のR1)+(式33のR1)+(式34のR2)+(式35のR2)}/4
・Cの輝度:{(式32のC1)+(式33のC1)+(式34のC2)+(式35のC2)}/4
次に、色信号については、L、R、Cとも共通の信号を利用する。例えば、以下のようにR値、G値、B値を求める。
・R値:(Rs(1)+Rs(2))/2
・G値:(G1s(1)+G2s(1)+G1s(2)+G2s(2))/4
・B値:(Bs(1)+Bs(2))/2
続いて、これらのR、G、B値から、色差信号を作る。ここでは、NTSC方式に基づき、以下の色差信号R−YおよびB−Yを作る。
・R-Y=0.7R−0.59G−0.11B
・B-Y=−0..3R−0.59G+0.89B
最後に、L、R、Cの各輝度信号をYLとして、L、R、Cそれぞれについて以下の演算により、R、G、B値を求める。
R=(R-Y)+YL
B=(B-Y)+YL
G=(YL−0.3R−0.11B)/0.59
以上の演算により、カラー複数視点画像を生成することができる。なお、上記の方法は、複数視点画像の輝度情報を中心に生成し、色情報は付加的に重畳するという方法である。その理由は、人間の視覚は、輝度情報に対して敏感であるが、色情報に対しては相対的に敏感ではないという視覚上の特性を有しているためである。
以上のように、本実施形態によれば、水平方向(x方向)にCyフィルタおよびYeフィルタを配置し、さらに透明領域Wを加えた透光板1と、透過率が互いに異なる2種類のG要素を用いたBayer配列のカラー固体撮像素子とが用いられる。透光板1を180度回転させる前後で2回撮像し、各色の信号に対して3×3行列を用いた演算を行うことにより、複数視点画像を得ることができる。本実施形態では、透光板1は補色フィルタと透明部材で構成されるので、光利用率が高く、感度的に良好な複数視点画像を得ることができるという効果を奏する。
なお、本実施形態では、透光板1において、Cyフィルタの領域、Yeフィルタの領域、透明領域のサイズを等しくしたが、これに限定されるものではなく、それらの領域のサイズが異なっていても問題はない。
以上の実施形態では、撮像装置に内蔵された画像処理部7が画像処理を行うものとしたが、撮像装置とは独立した他の装置に当該画像処理を実行させてもよい。例えば、上記の各実施形態における撮像部100を有する撮像装置によって取得した信号を、他の装置(画像処理装置)に読み込ませ、上記の信号演算処理を規定するプログラムを当該画像処理装置に内蔵されたコンピュータに実行させることによっても同様の効果を得ることができる。
本発明の実施形態にかかる3次元撮像装置は、固体撮像素子を用いたすべてのカメラに有効である。例えば、デジタルカメラやデジタルビデオカメラ等の民生用カメラや、産業用の固体監視カメラ等に利用できる。
1 透光板
1L、1R 透光領域
2 固体撮像素子
2a カラー固体撮像素子
3 光学レンズ
4 赤外カットフィルタ
5 信号発生及び画像信号受信部
6 素子駆動部
7 画像処理部
8 画像インターフェース部
9 回転駆動部
10 画素
11 0度偏光の偏光板
12 90度偏光の偏光板
13 反射鏡
14 ハーフミラー
15 円形の偏光フィルタ
16 偏光フィルタを回転させる駆動装置
17、18 偏光フィルタ
19 レンズ絞り
20、22、23 光束制限板
20a 赤系統の光を透過させる色フィルタ
20b 青系統の光を透過させる色フィルタ
21 感光フィルム
22R、23R 光束制限板のR光透過領域
22G、23G 光束制限板のG光透過領域
22B、23B 光束制限板のB光透過領域
29 撮像装置
30 メモリ
40 画素ブロック
60 光感知セル
100 撮像部
200 信号処理部

Claims (9)

  1. 第1透光領域および第2透光領域を有する光透過部であって、前記第1透光領域は、青の波長域に含まれる第1波長域の光と、緑の波長域に含まれる第2波長域の光とを透過させる特性を有する第1の色フィルタが配置され、前記第2透光領域は、緑の波長域に含まれ前記第2波長域よりも波長の長い第3波長域の光と、赤の波長域に含まれる第4波長域の光とを透過させる特性を有する第2の色フィルタが配置されている光透過部と、
    前記光透過部を透過した光を受けるように配置された撮像素子と、
    前記撮像素子の撮像面に像を形成する結像部と、
    連続して少なくとも2回の撮像を行うように前記撮像素子を駆動する撮像駆動部であって、撮像ごとに前記第1透光領域の位置および前記第2透光領域の位置を入れ替えるように前記光透過部を駆動する撮像駆動部と、
    を備えている3次元撮像装置。
  2. 前記撮像素子から出力される画素信号に基づいて複数視点画像を生成する画像処理部をさらに備える、請求項1に記載の3次元撮像装置。
  3. 前記撮像素子は、撮像面上に2次元状に配列された複数の画素ブロックを有し、
    前記複数の画素ブロックの各々は、前記第1波長域の光を主に感知する第1画素と、前記第2波長域の光を主に感知する第2画素と、前記第3波長域の光を主に感知する第3画素と、前記第4波長域の光を主に感知する第4画素とを有している、請求項1または2に記載の3次元撮像装置。
  4. 前記第1透光領域および前記第2透光領域は、前記第1透光領域の分光透過率特性を示す関数と前記第2透光領域の分光透過率特性を示す関数との和が波長依存性を有しないように構成されている、請求項1から3のいずれかに記載の3次元撮像装置。
  5. 前記光透過部は、さらに透明領域を有している、請求項1から4のいずれかに記載の3次元撮像装置。
  6. 前記第2波長域は、500nm以上550nm以下であり、前記第3波長域は、550nm以上600nm以下である、請求項1から5のいずれかに記載の3次元撮像装置。
  7. 前記撮像素子は、ベイヤー型の画素配列を有している、請求項1から6のいずれかに記載の3次元撮像装置。
  8. 前記第1透光領域および前記第2透光領域は、前記光透過部の中心に対して対称に配置され、
    前記撮像駆動部は、前記光透過部の中心を軸として前記光透過部を180度回転させることにより、前記第1透光領域の位置および前記第2透光領域の位置を撮像ごとに入れ替える、請求項1から7のいずれかに記載の3次元撮像装置。
  9. 第1透光領域および第2透光領域を有する光透過部であって、前記第1透光領域は、青の波長域に含まれる第1波長域の光と、緑の波長域に含まれる第2波長域の光とを透過させる特性を有する第1の色フィルタが配置され、前記第2透光領域は、緑の波長域に含まれ前記第2波長域よりも波長の長い第3波長域の光と、赤の波長域に含まれる第4波長域の光とを透過させる特性を有する第2の色フィルタが配置されている光透過部と、
    前記光透過部を透過した光を受けるように配置された撮像素子と、
    前記撮像素子の撮像面に像を形成する結像部と、
    連続して少なくとも2回の撮像を行うように前記撮像素子を駆動する撮像駆動部であって、撮像ごとに前記第1透光領域の位置および前記第2透光領域の位置を入れ替えるように前記光透過部を駆動する撮像駆動部と、
    を備えた3次元撮像装置から出力された信号に基づいて複数視点画像を生成する画像処理装置。
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